根室市温水プールボイラー運転業務仕様書

(資料9)
根室市温水プールボイラー運転業務仕様書
根室市温水プール(以下「温水プール」という。
)に係るボイラー運転業務に関し必要な事項は、こ
の仕様書により定めるものとする。ただし、本仕様書に記載されていない事項であっても温水プール
の安全衛生管理上必要と認めた事項は、その都度協議して処理するものとする。
(業務事項)
第1条 業務内容は、ボイラー運転管理、水質管理、空気環境測定業務及びその他温水プールの環境
衛生管理に係る業務とする。
(業務時間及び休館日)
第2条 業務時間及び年間の休館日は、次のとおりとし、遊泳時間までに各プールの清掃、全館の室
温調整、水温調整等を完了しておくこと。
(1) 夏期間(5月~11 月)
① 火曜日~土曜日
② 日曜日・祝日
8時00分~21時00分(13時間)
8時00分~17時00分( 9時間)
(2) 冬期間(4月、12月1日~14日、1月15日~3月31日)
① 火曜日~金曜日
11時00分~21時00分(10時間)
② 土曜日
8時00分~21時00分(13時間)
③ 日曜日・祝日
(3) 大会開催日
8時00分~17時00分( 9時間)
7時00分~17時00分(10時間)
(4) 整備休館期間(12月15日~30日、1月6日~14日)
① 火曜日~土曜日
② 日曜日・祝日
9時00分~16時00分(7時間)
9時00分~16時00分(7時間)
③ 業務を要しない日は、次のとおりとする。
ア 毎週月曜日。ただし、その日が休日にあたる時は、その翌々日。
イ 祝日の翌日。ただし、その日が日曜日にあたる時は、その翌々日。
(5) 年末年始休館日(12月31日~1月5日)
(6) 休館日
① 毎週月曜日。ただし、その日が休日にあたるときは、その翌々日とする。
② 祝日の翌日。ただし、その日が日曜日にあたるときは、その翌々日とする。
③ 館内整備休館期間(12月15日~30日、1月6日~14日)
④ 年末年始休館日(12月31日~1月5日)
⑤ その他の理由で、開館時間の短縮及び休館する場合もある。
(業務内容)
第3条 ボイラー安全規則並びに消防法の規定に基づき、次の管理業務に当たること。
(1) ボイラー容器の操作
保守点検、計器の記録、室内の清掃
(2) 燃料(光・熱・水)
・温度・湿度の調整と記録簿の作成
燃料(光・熱・水)の効果的消費と消費量の記録、週1回の地下埋設タンク内燃料の残量
確認、各室の温度・湿度の調整、日誌と月報の作成
(3) 濾過設備の保守・点検整備
濾過機の運転、点検整備、ポンプモーターの点検
(4) 給排水
浄化装置(濾過機)の逆洗浄を適時に行う、シャワーの温度調整・安全管理
2 定期的にボイラー及び関連機器・配管・各部屋などの巡回点検を行い、異常箇所があれば事務室
に報告し指示を受けること。軽微なものについては、整備を行うこととする。
3 指定管理者は、良心に従い最も適切な業務方法をもって、業務の遂行にあたること。
4 勤務時間中の作業は、来客者及び執務職員の事務作業等の支障にならないよう注意すること。
(経費について)
第4条 ボイラー運転業務に係る経費には、労働基準法及び消防法に定められた性能検査に必要な整
備点検と諸手続き等の一切を含むものとする。
(水質管理)
第5条 乙は、水質管理業務の執行にあたり、法令等に定める水質基準に基づき、水質の適性かつ、
安全管理に努めるものとする。
2 温水プールの水質及び室温等の管理は、毎日次の各号に定めるところにより定期的に、水質、水
温、室温、
(採暖室含む)
、管理棟内温度等の測定を行い、消毒剤を投入して水質の適正な管理を図
るとともに、利用者の健康管理に努めること。
(1) 水質及び水温測定時間
① 4月・11月~3月
② 5月~10月
8時30分~16時30分【2時間に1回】
17時30分~19時30分【1時間に1回】
8時30分~19時30分【1時間に1回】
(2) プール水は、常に塩素消毒を行うものとし、この場合の遊離残留塩素は、常時0.4mg/L
以上1.0mg/L 以下とすること。
(3) 水素イオン濃度は、PH5.8以上、PH8.6以下とすること。
(4) 足洗槽は、定期的に水を入れ替え常に清潔にし、衛生管理に努めること。
(5) 水温は、競泳用プール 27.5℃、低学年プール 28.5℃、幼児用プール29℃にそれぞれ保つこ
と。
(総トリハロメタンの測定)
第6条 総トリハロメタンの測定は、各プール年1回(6月~9月までの間)実施することとし、総
トリハロメタン暫定目標値は、1ℓにつき概ね0.2mg/L とする。
(空気環境測定)
第7条 プール室の空気環境測定の測定方法については、
「建物における衛生的環境の確保に関する法
律」施行規則第3条第1項によるものとし、測定に必要な経費は指定管理者の負担とする。
(1) 実施時期は、5月・7月・9月・11月・1月・3月の年6回とする。
(2) 測定項目は、一酸化炭素、二酸化炭素の2項目とする。
(3) 測定箇所は、プール室2箇所とする。
(4) 実施時間は、使用開始時、中間時、使用終了時の3回とする。
(報告義務)
第8条 指定管理者は、業務内容・業務に従事する従業員名・業務時間等必要な事項を業務日誌に記
入し、教育委員会に提出すること。
(物品について)
第9条 この業務に使用する燃料、オイル、その他の物品類及び、地下埋設タンク内燃料の残量確認
に必要な計量器具は、指定管理者が用意する。
2 温水プール管理に伴う消毒薬品、水質管理に伴う消毒薬品及び水質検査に要する薬品及び測定に
使用する器具等は、指定管理者が用意すること。
(1) 次亜塩素ナトリウム12%(食品添加物用) (2) プール用PH(+)調整剤
(3) ポリ塩化アルミニウム
(4) BTB液
(5) DPD粉体試薬
(7) DPD測定試験管
(6) DPD測定器
(業務担当員)
第10条 指定管理者は、ボイラー運転業務に従事する業務担当員を定め、氏名、年齢、住所、電話番
号、経歴等を遅滞なく教育委員会に報告するものとする。業務担当員に変更があった場合も同様と
する。
2 指定管理者は、ボイラー運転業務に従事する業務担当員に対して、一定の服装を着用させ、ネー
ムプレートを付ける等、
身分を明らかにさせるとともに、
身だしなみ等に充分注意し指導すること。
(業務打合せと引継ぎ)
第11条 遊泳時間前に全員による打合せを行うので、所定の場所へ集合すること。
2 勤務交代時においては、互いに引継ぎを正確に行い、必要があれば事務室に報告すること。
(業務担当員に対する指導・訓練)
第12条 指定管理者は、業務担当員に対して資質の向上を図り、臨機適切な処理ができるように、常
に指導・訓練を行うこと。
(その他の業務)
第13条 業務担当員が勤務中に、異常又は事故等を発見した場合は、臨機適切な処置を行うとともに、
速やかに事務室に報告すること。