用語の解説 1 海面漁業調査 過 去 1 年 間 平成14年11月1日∼平成15年10月31日の期間。 漁 業 経 営 体 過去1年間に利潤又は生活の資を得るために、生産物を販売する ことを目的として、海面において水産動植物の採捕又は養殖の事業 を行った世帯又は事業所をいう。 ただし、過去1年間における漁業の海上作業従事日数が30日未満 の個人経営体は除く。 経 営 体 階 層 海面漁業経営体の基本分類であり、漁業経営体が主として操業し た漁業種類 、使用漁船の種類及び合計トン数により区分されたもの 。 (ア)過去1年間に主として営んだ漁業種類(販売金額1位の漁業 種類)により決定した経営体階層。 大型定置網、小型定置網、地びき網及び海面養殖の各階層。 (イ) 過去1年間に使用した漁船の種類及び動力船の合計トン数に より決定した経営体階層。 上記(ア)以外の経営体は、使用漁船の種類及び使用動力船の合 計トン数により、漁船非使用、無動力船、動力1トン未満から 動力3,000トン以上の階層までの15経営体階層を決定した。 なお、船外機付船のみを使用した経営体で(ア)に該当する以外 はすべて1トン未満階層とした。 また、動力漁船の合計トン数には、専用船(遊魚のみに用い る船、買いつけ用の鮮魚運搬船等)のトン数は含んでいない。 ※全国の経営体階層の項目のうち、東京都で該当数値がなかった 項目は、統計表の表彰項目から除外した。 除外した項目は、別紙のとおりである。 漁 業 層 沿 岸 漁 業 層 経営体階層のうち、漁船非使用、無動力船、動力船10トン未満、 定置網、地びき網及び海面養殖の各階層を総称したものをいう。 中 小 漁 業 層 経営体階層のうち、動力船10トン以上1,000トン未満の各階層を 総称したものをいう。 大規模漁業層 経営体階層のうち、動力船1,000トン以上の各階層を総称したも のをいう。 主とする漁業種類 漁業経営体が過去1年間に営んだ漁業種類のうち主たる漁業種類 をいい、漁業種類を2種類以上営んだ場合、販売金額1位の漁業種 類をいう。 ※全国の漁業種類の項目のうち、東京都で該当数値がなかった項 目は、統計表の表彰項目から除外した。 除外した項目は、別紙のとおりである。 1 漁 獲 金 額 調査期日前1年間における燃料代、販売手数料などの経費を差し 引く前の漁獲物の販売金額のこと。また、自家消費分は含めず海藻 類等のように干製品で販売される場合は 、干製品の販売金額とする 。 漁 船 過去1年間に経営体が漁業生産のために使用し、調査日現在保有 しているものをいい、主船のほかに付属船(まき網における灯船、 魚群探索船、網船等)を含む。 ただし、漁船の登録を受けていても、直接漁業生産に参加しない 船(遊漁のみに用いる船、買いつけ用の鮮魚運搬船等)は除く。 動 力 船 馬 力 数 馬力数の単位は、従来の農林馬力数ps(ホースパワー)と、平成 14年4月以降の新馬力数kW(キロワット)の2つがある。 一般的には、1ps=0.7355kWであるが、漁船法馬力は、こ れにエンジン等の大きさも掛け合わせて計算するため、単純に換 算できない。 よって、統計表も農林馬力数と新馬力数を併記してある。 農林馬力数(ps) 漁船法により規定されている漁船登録に用いられる馬力数のこ とで、排気量等に基づいて算出されていた 。(平成14年3月末ま でに製造され、漁船登録を受けたものはこの標示である 。) 新馬力数(kW) 漁船法の改正により平成14年4月1日以降に新たに推進機関を 搭載、あるい換装(積替え)した船の馬力数については、出力か ら算出する仕事率であるkW( 世界基準 )を用いることとなった 。 経 営 組 織 漁業経営体を経営形態別に分類する区分をいう。 個 人 経 営 体 個人で漁業を自営する経営体をいう。 団 体 経 営 体 個人経営体以外の漁業経営体をいい、会社、漁業協同組合、漁業 生産組合、共同経営、官公庁・学校・試験場に区分している。 会 社 商法又は有限会社法に基づき設立された合名会社、合資会社、株 式会社及び有限会社をいう。 漁業協同組合 水産業協同組合法(昭和23年12月15日法律第242号)に基づき設 立された漁業協同組合及び漁業協同組合連合会をいう。 漁業生産組合 水産業協同組合法に基づき設立された漁業生産組合をいう。 共 二人以上(法人を含む)が、漁船、漁網等の主要生産手段を共有 同 経 営 し、漁業経営を共同で行ったものをいう。 官公庁・学校 ・試験場 漁業従事者世帯 官公庁・学校・試験場のうち漁獲物又は収獲物を販売したものを いう。 過去1年間に生活の資として賃金報酬を得ることを目的とし、漁 業経営体に雇われて又は共同経営に出資従事して30日以上漁業の海 上作業に従事した世帯員がいる世帯をいう。 最盛期の海上作業 従事者数 各漁業経営体において、過去1年間に営んだすべての海面漁業を 通じて最も多くの人が漁業の海上作業に従事した時期の人数をい う。したがって、最盛期の海上作業従事者数を合計したものは漁業 従事者数の実数とはならない。 2 漁業の陸上作業 漁業に係る作業のうち、漁船、漁網等の生産手段の修理・整備、 漁具、漁網、食料品の積み込み作業、出漁・帰港時の漁船の引き下 ろし、引き上げ、悪天候時の出漁待機、餌の仕入れ及び調餌作業、 真珠の核入れ作業、珠の採取作業、貝清掃作業、貝のむき身作業、 のり、わかめの干し作業、漁獲物を出荷するまでの運搬、箱詰め作 業、自家生産物を主たる原料とした水産加工品の製造・加工作業、 自営漁業の管理運営業務で海上作業以外のすべての作業をいう。 陸上作業のみ最多 従事者数 過去1年間に営んだすべての海面漁業を通じて、陸上作業のみを 行った人が最も多かった時期の人数をいう。 経営体の専兼業分類 専 業 個人経営体で、満15歳以上の世帯員の中に自営漁業以外の仕事に 従事した者がいないものをいう。 自営漁業が主 個人経営体で、満15歳以上の世帯員の中に自営漁業以外の仕事に 従事した者がいるもので、自営漁業の年間収入が自営漁業以外の年 間収入を上回るものをいう。 自営漁業が従 個人経営体で、満15歳以上の世帯員の中に自営漁業以外の仕事に 従事した者がいるもので、自営漁業以外の年間収入が自営漁業の年 間収入を上回るものをいう。 自営漁業の経営主 自営漁業の経営に責任を持っている者を言う。具体的には、経営 の意志決定を行う人、経営活動の結果として損益の帰属人である人 等。 漁 業 世 帯 漁 業 就 業 者 個人経営体及び漁業従事者世帯を総称したものをいう。 漁業世帯の世帯員のうち、満15歳以上で過去1年間に自営漁業又 は漁業雇われの海上作業に年間30日以上従事した者をいう。 3 別 紙 主 と す る 漁 遠 洋 底 以 西 底 そ 沖合底びき 1 び 網 2 そ き 縦 び 小型底びき 縦 び 網 網 横 き 回 船びき ひ 網 ひ き 寄 地 び 底 ま き 網 刺 網 敷 網 大 さ 小 そ は え 縄 釣 小 潜 採 採 そ 海 面 養 殖 業 種 類 び び き き う び う び き 1 き そ の び し せ き 経 網 網 き き 種 他 き 網 網 網 営 漁 体 船 漁 階 非 船 無 動 動 層 使 用 使 力 力 用 船 の 船 使 み 用 1 ト ン 未 満 1そ うま き遠 洋 か つ お ・ま ぐろ 大 中 型 ま き 1そ うま き近 海 か つ お ・ま ぐろ 網 1 そ う ま き そ の 他 2 そ う ま 巾 着 網 1 そ う び 中小型まき 巾 着 網 2 そ う び 網 そ の 他 の ま き さ け ・ ま す 流 し か じ き 等 流 し そ の 他 の 刺 し さ ん ま 棒 受 そ の 他 の 敷 き 型 定 置 け 定 置 型 定 置 の 他 の 網 漁 遠 洋 ま ぐ ろ は え 近 海 ま ぐ ろ は え 沿 岸 ま ぐ ろ は え そ の 他 の は え 遠 洋 か つ お 一 本 近 海 か つ お 一 本 沿 岸 か つ お 一 本 遠 洋 い か 近 海 い か 沿 岸 い か さ ば ひ き 縄 そ の 他 の 型 捕 水 器 漁 き き き 網 網 網 網 網 網 網 網 網 業 縄 縄 縄 縄 釣 釣 釣 釣 釣 釣 釣 釣 釣 鯨 業 貝 藻 の 他 の 漁 業 ぎ ん ざ け 養 殖 ぶ り 類 養 殖 魚 類 ま だ い 養 殖 養 殖 ひ ら め 養 殖 そ の 他 の 魚 類 養 殖 ほ た て が い 養 殖 か き 類 養 殖 そ の 他 の 貝 類 養 殖 く る ま え び 養 殖 ほ や 類 養 殖 そ の 他 の 水 産 動 物 類 養 殖 こ ん ぶ 類 養 殖 わ か め 類 養 殖 の り 類 養 殖 そ の 他 の 海 草 類 養 殖 真 珠 養 殖 真 珠 母 貝 養 殖 1 ∼ 3 3 ∼ 5 5 ∼ 10 10 ∼ 20 20 ∼ 30 30 ∼ 50 50 ∼ 100 100 ∼ 200 200 ∼ 500 500 ∼ 1 000 1 000 ∼ 3 000 3 000 ト ン 以 上 大 型 定 置 網 さ け 定 置 網 小 型 定 置 網 地 び き 網 海 面 養 殖 魚 類 養 殖 ぶ り 類 ま だ い ひ ら め そ の 他 の 魚 類 ほ た か て が き い 類 そ の 他 の 貝 類 養 殖 わ か の め り 類 真 真 そ 類 珠 珠 母 の 貝 他 ※全国の漁業種類及び経営体階層のうち、 東京都で該当数値がなかった項目は、 上記の網掛け部分である。 4 2 東京都の水産行政区域 東京都のデータ ○12海里 35,560 ㎢ ○水深200m 以浅漁場 5,300 ㎢ ○海岸線延長 763.9km ○200海里 約 171 万㎢ 日本のデータ ○12海里 310,000 ㎢ ○水深200m 以浅漁場 132,491 ㎢ ○海岸線延長 34,794km ○200海里 約 450 万㎢ 小笠原諸島 伊 豆 諸 島 5 資料:東京都の水産(産業労働局) 5 3 沿海市区町村・漁業地区 伊豆 (三宅村) 葛飾区 伊ヶ谷 台東区 墨田区 千代田区 港区 神着 坪田 阿古 江戸川区 三 宅 海 区 中 江東区 央 区 (御蔵島村) 御蔵島 東 京 湾 海 区 品川区 大田区 三根 (八丈町) 末吉 大賀郷 岡田 中之郷 (大島町) 泉津 元町 野増 大 島 海 区 波浮港 八 丈 海 区 (青ヶ島村) 青ヶ島 (利島村) 利島 若郷 (新島村) 新島 式根島 利 島 ・ 新 島 ・ 神 津 島 海 区 父島 (小笠原村) 母島 (神津島村) 神津島 6 小 笠 原 海 区
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