30.7% 22.4% 20.2kg 12.3kg Nさんの機能回復記録

59歳で脳梗塞を患い、完全に左半身の機能を失ったお母さんと、できるだけ良く
なるように助けたいという願いで、週に2回のトレーニングを2年間欠かさずに付 2001.3.26 2003.1.25
き添ったお嬢さんの“がんばった記録”をご紹介させていただきます。 体重
65.7kg
54.9kg
お名前
お母さん N.N さん(62)
お嬢さん M.A さん(39)
体脂肪率
30.7%
22.4%
体脂肪量
20.2kg
12.3kg
除脂肪量
45.5kg
42.6kg
Q.運動を始めたきっかけは?
BMI
27.9
23.3
(母)H11年3月に脳梗塞(運動機能野)で左半身の運動機能を完全に失い、病院でリハビリを続けてい
ました。しかし左肩に力が入らない影響から亜脱臼を起こしていたので筋力をつけようと思い、始めました。
Q.運動を始めた頃の気持ちはどうでしたか?
(母)とても元気だったのに脳梗塞を起こし、目が覚めたら体が動かなくなっていて、身体障害者の認定を
受けました。もう障害者の特殊な施設しか使えないと思っていましたが、健常者と普通に施設を使えたこと
はとても嬉しかったです。最初は元気な人たちの中でトレーニングすることにプレッシャーがありました。
病院に行って病気の人たちに会うとほっとしていました。
(娘)付き添って安全にできるように、自分ではマシンなどは黙々とトレーニングするので「面白いのかな?
続くかな?」と思っていました。
トレーニングメニュー
最初は握力がなかったため、腹背筋と脚部の
トレーニングを、徐々に上半身の種目も増や
Nさんの機能回復記録
し、現在は肩関節の可動域を広げ、筋力を向
H11.3 脳梗塞で倒れる 10日後よりリハビリ開始
上させる種目をあわせて実施
4ヵ月半の入院中から毎日リハビリを実施し、車椅子
【有酸素運動】
から杖をついて歩くまで回復
エアロバイクとニューステップで合計40分
11.7 退院 週に1回の通院でリハビリを続ける 杖は使わ
体脂肪も落ちて起きています
ずに家事とウォーキング、階段の上り降りなど1人に
なっても毎日欠かさず練習する
(朝5時に起きて人通りの少ない緑橋の駅の階段を昇った
り降りたり、手すりの近くで練習)
13.9 運動施設に通い始める チェストプレスのグリップな
ど握れず、体力測定では握力0kgで測定不能
まずはニューステップから
12 腕を後ろに振れるようになった
14.2 チェストプレスのグリップを握れるようになった
3 体力測定にて握力16kgを記録
10kg の
【現在】
減量成功!
歩幅が広がり、大きな通りの歩道も青信号の間に余裕で渡れるよう
になった ドアのノブもまわせるようになり、左手で買物カートを
引いている お皿も運べる、ワープロも左人差し指で選んで押すこ
とができる 布団の上げ下げもできる きゅうりもみもできる
お茶漬けやおつゆを持つのも左手の仕事になった
お母さんより
娘には入院当時、子供も小学生だった
のに毎日お弁当を持って看病に通っ
てもらい、洗濯やお風呂の介助など助
けてもらいました。(練習)せなあか
ん!でもやっても良くなるかわからな
いし、もういいいか、とあきらめたく
なる時もありましたが、1年単位で大
きな進歩があるのが嬉しく、これ以上
迷惑をかけたくないという気持ちを
励みにして一生リハビリ(トレーニン
グ)を続けていくつもりです。目標は
走れるようになることです。
お嬢さんより
倒れたと聞いて病院に行ったら、
当初、リハビリの先生から「車椅子は一生・手の機能回復はあきら
元気だった母がまったく動けな
めて」 といわれていたのに、今は「訓練前のビデオを撮っておけ
くなっている姿をみて本当にび
ば良かった~ こんなに回復するとは思ってなかった!」と驚かれ
っくりしました。できるだけ良く
ているそうです
なるように助けたいと思ってき
ました。母の回復に向けて努力す
る姿は“自分だったらできない”
と思うほど根気強く、一貫したも
取材スタッフより
初めてお会いした2年前、お母様の肩の高さは大きく違い、歩き方や表情から見て半身が麻痺し のでした。これからもずっと「健
ておられることが分かりました。お二人の「なんとしても回復させたい!」という強いエネルギ 康でいたい」という意志をもっ
ーで、迷いにも打ち勝って休まずに取り組まれた努力が、病院の先生を驚かすほど回復させたの て、二人でずっと続けていこうと
でしょう。誰でもできることではないですよね。
思います。
お二人は健康づくりの理想の姿だと思って見ていました。決して一方的な介助ではなく、家族が
お互いそれぞれの形で支えあうこと。
“健康”の形だって人それぞれですが、いきいきとした笑顔
は健康の証拠!それを支えあうのが友人や家族ですよね。
作成:財団法人フィットネス 21 事業団