こ ど も 子供のインターネットバイブル あんない 案内いたします ハンサムな、でも おろかな王さま ぶん 文: Edward Hughes え 絵: Janie Forest かいさくしゃ 改作者: Lyn Doerksen ほんやくしゃ 翻訳者: Yuko Kajiki 監修者: Dan Ellrick しゅっぱんしゃ 出 版 社: Bible for Children www.M1914.org BFC PO Box 3 Winnipeg, MB R3C 2G1 Canada ©2009 Bible for Children, Inc. き ょ か た に ん う かぎ 許可: 他人に売らない限り はなし また き ょ か このお 話 のコピー、又はプリントは、許可されています。 ひとびと さば ひと ただ イスラエルでリーダーであったサムエルは、人々を裁く人として、みんなに正し ただ おし とし いこと、正しくないことを教えていました。でもね、そのサムエルもだんだん年 をとってきました。そこでサムエルは、 ふたり か 2人のむすこに、かれの代わりをさせ かみ つか ることにしました。神さまに仕え、 ひとびと さば ひと イスラエルの人々を裁く人となるように ね。けれども、むすこたちは、あまりよ ひと くない人たちだったのです。かれら かね だいす は、お金が大好きなのです。 しゅ つか かれらは、主に仕えないで、 じぶん ちから かね 自分たちの 力 を、お金をご まかしてもうけるためば つか かりに使っていました。 ひとびと わる おこな イスラエルの人々は、サムエルのむすこたちがとても悪く、ひどい 行 いばかり かね かんが していたのでほんとうにたいへんです。お金をもうけることばかり 考 えている さば ただ おこな ひとびと さば かれらの裁きは、正しく 行 われませんでした。人々は、裁いてもらうたびに、 かね はら サムエルのむすこたちにお金を払わなければな りませんでした。 なん ひ このままじゃ たいへんですね。何とかしなければ・・・。そこで、ある日のこ とし なに と、お年よりたちがあつまり、何やらそうだんしてサムエルにたのみました。 ただ さば おう あた 「ぜひ、わたしたちを正しく裁くあたらしい王さまを、与えてください。」 とし なんど い お年よりたちは、サムエルに何度もつよく言いました。かれらは、 わる じぶん さば サムエルの悪いむすこたちに、自分たちを裁いてもらうのは、 もうまっぴらでした。かれらは、 くにぐに おな おう ちょうどイスラエルのまわりの国々と同じように王さまがほしかったのです。 き これを聞いたサムエ おこ ルは、怒りましたよ。 「イスラエルには、 おう もう王さま がいらっしゃる い ではないか。」と言 なん ってね。神さまは、何でも おできになって、いつまでもいら っしゃる方です。そして、わたした しはい ちをずっと支配してくださっているの むかし かみ です。その 昔 、神さまは、エジプトでどれ くる ひとびと いとなり苦しんでいたイスラエルの人々を、 じゆう 自由にし てくださり、 そこからのがれる こうかい みち ために、紅海に道をつくり、 わたらせてくださったのでしたね。 かみ それから、神さまはイスラエルに とち すばらしい土地をくださったのです。 わす みんなすっかり忘れているよう ですけれど・・・。 いの かみ こた そこで、サムエルは祈りました。すると、神さまが答えてくださいました。「サ ひとびと い ムエル、イスラエルの人々は、あなたのことをいらないと言っているのではないの かみ い だよ。わたしのことを、つまり神はもういらないと言っているのだ。わたし は、 しはい もうかれらを支配 いま しなくてもよいのだ。かれらは今、わたし かみ ではなくて、ほかの神につかえ ているのだから。さあ、サムエ い ル、かれらの言っていること き おう あた を聞いて、王を与えて やりなさい。」 かみ い いま い それから神さまは、言われました。「サムエル、わたしが今から言うことを、 し イスラエルの人々に 知らせなさ い。」そこで、サムエルは、み かみ んなに神さまからのことばを つた 伝えましたよ。「イスラエ ひとびと き ルの人々よ、よく聞きなさ よ おう い。この世での王は、あな きん と たがたから、ぜい金を取り たてるだろう。また、いち よ ち ばたけ と ばん良い地とブドウ 畑 を取 りあげてしまうだろう。む ぐん はい すこたちは、軍たいに入ら なければならないだろう。 おう そして、むすめたちは、王の つか ために仕えなければならないだろう。」 き おう ばたけ 王さまのぶどう 畑 ひとびと それを聞いても人々 は、 おう やっぱり王さまがほしい い と言いはりました。 い し きん り禁 入 立ち た 止 かみ ひとり おとこ ひと あ あるとき、神さまはサムエルを1人のわかい 男 の人に会 ひと わせられました。その人は、とてもハンサムで、とても せ たか じん はずかしがりやで、それにとても背が高い人で ほか ひと ぶん した。他のだれよりも、あたま1つ分く たか ひと らいは、高いようですよ。その人の なまえ 名前は、サウル。サムエルが、 あ しゅ い サウルに会ったとき、主は言わ れました。「このサウルが、 たみ わたしの民イスラエルを しはい 支配するだろう。」 しゅ サムエルは、主のことばにすなおに おう したがい、サウルをイスラエルの王 あぶら そそ として、かれのあたまに 油 を注ぎ ました。そして、サムエルはイスラ ひと まえ エルの人たちの前にサウルをつれて きますと、みんなはよろこびさけび ました。「ばんざい!わたしたちの おう 王さまだ!」 おう おう それからすぐのことです。サウル王は、さっそくつよい王さまかどうか、 とき じん ためされる時がやってきましたよ。イスラエルをにくんでいたアマネク人が、 まち と す ひとびと イスラエルのある町を、取りかこみ、そこに住んでいる人々をおどかして、 い こう言いました。 す おとこ みぎ め 「おい!ここに住んでいる 男 たちみんなの右の目を、くりぬいてやるぞ。」 はなし おう つた なんてひどいことでしょう! そのおそろしい 話 は、すぐサウル王のところに伝 おう ぐん ようい わりました。サウル王はすぐに軍たいをつくり、たたかう用意をしましよ。 ふた ぐん こうして2つの軍、アンモン とイスラエルがたたかいまし か た。さあ、どちらが勝ったで しょうか。そう、イスラエル ぐん おう の軍です。サウル王は、アン じん ま モン人たちをうち負かし、イ まち すく スラエルのその町を救うこと ができたのです。それはね、 おう かみ サウル王が、神さまからのつ れい ちから よい霊の 力 をいただいたから なのです。サウルは、みんな い きょう しゅ に言いました。「今日、主が わたしといっしょにいて、 すく イスラエルを救ってく ださったのだ!」 ひ かみ しょうり そうです。その日、神さまは、サウルにすばらしい勝利をくださいました。 かみ い いち けれども、サウルは、いつも神さまの言われることをだい一とし、 したがっていたわけではないのです。 じん たたか まえ ちょうどペリシテ人との 戦 いの前のことです。 ひ じぶん ある日、サウルは自分でかってに、 かみ もの 神さまにささげ物をしましたよ。 かみ じつはね、神さまへささげものをするのは、サウルではなくサムエルがするしご し とでした。そしてサウルは、そのことを、よく知っていたのです。また、 かみ き ま 神さまがもうすぐサムエルが来るのでそれまで待つようにと、 おも 思われていることもよくわかっていたのです。 でも、サウルは、 かみ 神 さまにしたがいませんでした。 さて、そこにサムエルがやってきました。かれは、サウルのしたことを し い 知って言いました。「サウル、あなたはなんておろかなのだ。なんて かみ しゅ バカなことをしてしまったんだろう。なぜ、あなたの神、主とのやく まも そくを守ることができないのだ。もうこれからは、 おうこく あなたの王国は なが 長くつづ かない であろ う。」 じぶん ちい つみ おも サウルは自分がしたことは、ほんの小さな罪だと思ったかもしれませんね。 けっ かみ でもね、決してそうではないのですよ。神にしたがわないことは、 おお おお つみ どんなときでも、大きな大きな罪なのです。 かみ ひとびと それからしばらくして、神さまはサウルにめいれいしました。「アマレクの人々 ひとり すべて1人のこらずやっつけ てしまいなさい。」ところ が、このときもサウルと ひとびと イスラエルの人々は、 かみ 神さまのめいれい にしたがわず、 アマレクのアガ おう ころ グ王を殺さない い で生かしておい たのです。 やく た かれらは、また ウシやヒツジなど役に立 よ ちそうで良さそうなものだけをのこして、 じぶん 自分たちのものにしておきましたよ。 しゅ これらのものは、主にささげるのだから と い 取っておくのだと言ってね。 い かみ サムエルは、サウルに言いました。「サウル、神さまにしたがうということは、 たいせつ ささげることよりも、もっともっと大切なことなのだ。 しゅ き しゅ あなたは、主のことばを聞かなかった。だから主も き また、あなたのことばを聞かれない。あなたは、 こくおう もうイスラエルの国王でなくなるのだ。」その じぶん とき、サウルは自分がほんとうにまちがったこ き とをしていたことに、気がつきました。でも、 もうおそすぎたのです。それからのサウル じんせい の人生は、どうなったでしょう。ちっ ともしあわせではなかったのす。 しゅ どうしてって、サウルは主にし たがおうとしなかったからで すね。 ハンサムな、でも おろかな王さま かみ み せいしょ しる 神さまの御ことば、聖書に記されているおはなしです。 きじょう サムエル記上 み ひら 8 しょう 章 - 16 ひかり しょう 章 あた あなたの御ことばが開かれると、 光 が与えられます。 し へ ん 詩篇 119:130 おわり 18 60 せいしょものがたり わたし かみ この聖書 物語 は、 私 たちをつくってくださったすばらしい神さまについて、 かみ かみ おはなししています。神さまは、あなたが、神さまのことをしってほしいと、 おも 思っていらっしゃるのです。 かみ わたし かみ 神さまは、 私 たちが、よくないことをしてしまったことを、しっていらっしゃいます。それを、神さま つみ つみ し は、罪とよばれています。その罪のむくいは、死です。 かみ あい ひとり こ けれども、神さまは、あなたをとても愛していらっしゃいますので、ただ一人のみ子イエスさまを、こ よ おく つみ じゅうじかじょう な の世に送ってくださいました。そしてあなたの罪のために、十字架上で亡くなられたのです。けれども てんごく それから、イエスさまはよみがえられ、天国のいえヘ、もどられたのですね。もし、あなたがイエスさ しん まを信じ、ゆるしてくださいとおねがいするなら、イエスさまは、ゆるしてくださいます!イエスさま いま ところ き なか す は、今、あなたの 所 へ来て、あなたのこころの中に住んでくださいます。そして、いつまでもイエスさ い まといっしょに生きることができますよ。 しん かみ い もし、あなたが、これがほんとうだと信じるなら、神さまにこう言ってください。 あい かみ わたし かみ しん ひと わたし つみ な 愛する神さま、 私 は、あなたが神さまと信じます。あなたは人となり、 私 たちの罪のために亡くなっ い てくださいました。そして、よみがえって、いま生きて わたし なか き つみ わたし いま いらっしゃいます。どうか、 私 のこころの中に来て、罪をゆるしてください。それで、 私 は今、あた いのち ところ い らしい 命 をいただけます。そして、いつか、あなたの 所 へ行き、いつまでもあなたといっしょにいる こ い ことができるのです。あなたにしたがえますよう、あなたの子として生きることができますよう、たす けてください。アーメン せいしょ かみ ふくいんしょ まいにち、聖書をよみ、神さまとおはなししましょう! ヨハネによる福音書3:16
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