12 青栁秀吉議員 (PDF 213KB)

平成 27 年第 411 回信濃町議会定例会 12 月会議 会議録(4 日目)
(平成 27 年 12 月 11 日 午前 11 時 00 分)
●議長(小林幸雄) 会議を再開いたします。
通告の 12 青栁秀吉議員。
1 信濃町住宅リフォーム支援事業補助金について
議席番号8番・青栁秀吉議員。
◆8番(青栁秀吉) 議席番号8番・青栁秀吉です。先に通告してあります、住宅リフォ
ームについて、質問をしていきたいと思います。
信濃町住宅リフォーム支援事業補助金について、質問いたしますけれども、この経済
対策、町の経済対策、経済対策と言うか施策になるのかな、これについて、この補助金
の制度について、現在、町長はどういうふうに評価しますか、それとも、評価しないの
か、お答えください。
●議長(小林幸雄) 横川町長。
■町長(横川正知) 青栁議員さんの質問にお答えをさせていただきます。信濃町住宅リ
フォーム支援事業補助金について、この制度について評価するかどうか、ということで
ございます。
私もちょっと資料をいただく中では、23 年度からこの助成事業、補助事業が始まった
というふうに聞いておりますが、トータル的に平成 27 年度から、今年度の 10 月末現在
で、従来の交付総件数が 444 件もある、したがって、それに対する補助額、トータル的
には 8400 万円くらいということですが、これに関連する対象工事費が6億 2000 万くら
いというふうに聞いているわけであります。そういった面では、経済的な町内での効果
というのは、非常に大きいなという意味で、そういう意味からすると、評価はするに値
するのだろうなというふうに思っています。
●議長(小林幸雄) 青栁議員。
◆8番(青栁秀吉) 確かに、この補助対象工事がかなり広げた部分もありますし、かな
り規制をかけている部分もあるんですよね、これ。で、その辺も含めて質問の中に入っ
ていくのですけれども、今年の、12 月の広報しなの、12 月号、久しぶりに私も興味深く
読んだのですけれども、
信濃町の広報は以前から、
議会だよりも出しているんですよね、
広報として出しているのは議会だよりもあるんですれども、議会だよりにも勝るとも劣
らない内容の、非常に良いものが出来ていると思います。指導が良いのか、よく分かり
ませんけれども、私も実は 10 年前にこちらに帰ってきたんですけれども、50 年近く、
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平成 27 年第 411 回信濃町議会定例会 12 月会議 会議録(4 日目)
ここの町にはいなかったんです。都会の生活と信濃町の生活を見ますと、私は、何と言
いますかね、都会の方が以外と合っているのかな、人付き合いがあまりできる方ではな
いもので。単独で、そのうち 22 年間は単身赴任ですから、50 年近くの 22 年間単身赴任
でしたので、人付き合いは非常に良くないのですけれども、広報というのはすごく大事
なもので、信濃町の広報というのは、非常に読みやすいし、理解しやすいようにできて
いると思います。
で、広報は別として、特に 12 月号の特集は「ようこそ町へ」と「移住しやすい町を目
指して」と題して、誰もが安心して暮らせる信濃町を創生するため、信濃町 まち・ひと・
しごと創生総合戦略と、それから信濃町の人口ビジョンを策定したと、分かりやすく解
説しています。非常に良いことではないかなと思います。特に、人口ビジョンの目標は、
2040 年には 7500 人を目標としていますけれども、出生率の段階でも 2.21 というふうに
引き上げるように書かれています。25 年後は、人口問題研究所の人口推計は 5297 人ま
で減少する見込みであります。そのようにも書いてあります。
そこで、このリフォーム事業そのものは、空き家を活かして移住を応援する、と記事
にもありまして、人口増に対する意気込みが非常によく理解できるんです、意外と。こ
れの要綱は、非常に、何か分かりやすいのか分かりにくいのか分からないのですけれど
も、規制もかけてありますので、その規制を取ってもらいたいというのが、私の一つの
考えでもあるのです。
この要綱は、地域経済対策の一環として、町内、いわゆる町ですね、町の産業の振興
を図るとともに、町民の居住環境の向上を支援するため、町内の施工業者に依頼して、
自己の居住する住宅のリフォームを行うものに対し、予算の範囲内で補助金を交付する
ことについて、信濃町補助金交付規則を定めるもののほか必要な事項を定めるものとす
る、と、こういうふうにあるのですけれども、この住民の期待と評判は極めて良くて、
ぜひ今後も継続してやっていただきたいという要望が強いです。
さっき町長が言われた、
1億近いのかな、予算、執行率ですけれども 8000 万くらいで、実際、工事をやるのが8
億、6億ぐらいということで、経済効果に対しても非常に貢献している。今、町はさび
れていますからね、はっきり言って。だから、これはどうしてもやっぱり残して、今後
とも続けてもらわないと困るのです。実際、若い連中が、今、年収 200 万か 200 万ちょ
いくらいの金額だというふうに私は把握をしているのですけれども、後段に出てくるの
ですが、このリフォーム事業、補助金について、28 年度以降も、町長は実施する覚悟で
いますか。
●議長(小林幸雄) 横川町長。
■町長(横川正知) 今、議員さんが言われたような、いろいろな効果等々の問題もある
のですが、要は、28 年度どうするんだと、こういうことかと思います。28 年度について
も、この制度は実施してまいりたいというふうに思っています。ひとつお願いでござい
ますが、町の広報、ひとつ是非、ご覧いただくようにお願いいたします。
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●議長(小林幸雄) 青栁議員。
◆8番(青栁秀吉) これは確認のための、議事録に残る発言として求めておりますので、
その辺もよく御理解していただきたいというふうに考えます。
それと、今言ったように、若者の定住について、かなり町もしっかりやっているので
すが、若い人たちが定住してくるということは、この規制もあって1回しか使えないと
いう部分もある、それで、まず若い連中、連中という言葉は失礼になりますが、若い人
たちが、まず、空き家を使うということになれば、1か所だけじゃなくて、2か所、3
か所出てくるんですよね。そういう場合、今度、非常に多額の予算が掛かる。
2番目は、若者は、経済的に多額の金額は持ち合わせていない場合が多いですね。そ
れで、若者の定住を「やれ、やれ」と言っても、もし仮に来ても、
「ああ、いい制度だ」
ということであっても1回で駄目だということになると、これまた、ちょっと可哀想か
なというような気がします。第7条の補助の回数について、こういうふうに書いてある
んですね。
「前条に規定する補助金の交付は、同一住宅及び同一人について、いずれも1
回に限るとする」というふうにあるのですけども、1回というのはやっぱり、ちょっと
厳しいかなと。
それともう一つは、
事務所とお店と、
住居と一緒にしている事業者も結構あるんだよ、
ペンションなんか、やっぱりあるのではないかなというふうに思うので、この規制も取
ってもらいたいなというふうに思います。
地域創生と人口ビジョンを成功させるために、補助金対象者と町内施工業者、相互に
メリットのある地域経済対策を確立していっていただきたいなというふうに考えており
ます。で、財源の問題、財政の問題と、よく口にされますけれども、他の、南の方の村
では、土木工事に関しては住民のボランティアでやって、それとか、役場職員の人を3
分の2まで減らして、
1億5千万の財源を確保している。
それをみんな子供のためとか、
村の人たちのために、その財源を使うというようなことも聞いております。それと、隣
町になるのかな、子供のために約1億くらいの資金を使うというようなこと、それから
副町長を2人にするとか、斬新的な考えでやっているところもありますけれども、一つ
目の聞きたいことは、回数を、さっき 28 年度以降も継続するというふうにお答えいただ
きましたので、回数も1回限りではなくて、町長の体型のように太っ腹で、3回くらい
とか5回くらいとか、そういうふうな考えはないでしょうか。
●議長(小林幸雄) 横川町長。
■町長(横川正知) その使用回数、使える回数を増やせないか、ということだと思いま
す。
ご存じのように、この制度の中で毎年 100 件くらいの申し込みをいただいているんで
すね。やはり毎年、100 件くらい、100 をちょっと超えるのですが、そういう希望に基づ
いてやっている。まだまだ、1回も使っていないという皆さんが大勢いらっしゃるわけ
ですね。ですから、この辺の推移を今後見ながら、この制度も含めて、どういうふうに
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平成 27 年第 411 回信濃町議会定例会 12 月会議 会議録(4 日目)
するかということを考えるべき時期には、その今言われている部分も一つのポイントに
なってくるかなというふうに思います。
したがって、新年度、その回数を増やすということについては、機会均等も含めて考
えた場合には、ちょっとまだその段階ではないなというふうに思います。
●議長(小林幸雄) 青栁議員。
◆8番(青栁秀吉) 使っていない人もいる、不公平感があるのではないかなということ
も、私は頭の中では織り込み済なのですけれども、これは少なくとも福祉政策でも何で
もないので、経済対策、経済政策ですから、やはり使ってもらって、いっぱい使っても
らえば、町民も喜ぶし、施工業者だって非常に喜ぶのではないかなということで質問さ
せてもらっています。
その回数に関しては、検討の中だということですね、今の答弁ですと。それも、それ
は行政側の答えとしては、そうかもしれませんけれども、是非とも、この回数を1回で
はなくて、せめて2回、3回くらいにすれば、もっと経済が回るのではないかなという
ふうに考えます。
住宅リフォームを継続していく以上、規制されているところについては、十分検討し
て、皆が喜んでくれるような住宅リフォーム制度に改正、規制しているものは改正して
いただきたいというふうに思います。今、回数のことを言いましたけれども、先ほど言
ったように事務所、事務所と住宅部分を併用する部分も、規制しているわけですね。こ
れについては、町長は、どう思われますか。
●議長(小林幸雄) 横川町長。
■町長(横川正知) 規制をしているというよりも、むしろ、使用する範囲を決めている
ということですので、そういう意味からすれば、それぞれの個々の思いにそぐわない部
分もあるというふうには思うんですね。私、実は商工会の懇談会と言いますかそういう
中でも、その適用範囲をもう少し、何と言いますか、家の外構工事と言いますか、土木
工事と言いますか、そんなところまで広げてほしいというような、商工会のサイドから
はそういう話もいただいているわけでありますが、とにかく全体的な、こういう、また
議員さんに叱られるかもしれませんが、財政的なひとつの予算という枠の中で、やらざ
るを得ないという状況でございますので、その辺はまた、御理解をいただきたいという
ふうに思います。
●議長(小林幸雄) 青栁議員。
◆8番(青栁秀吉) ここにはこういうふうに書いてあるんですね。店舗、事務所棟との
併用住宅では、住居部分だけと、いうふうに書いてあるんですね。だから、これを外し
てもらった方が、より使いやすいのではないかと。規制されている中で。ですから、さ
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平成 27 年第 411 回信濃町議会定例会 12 月会議 会議録(4 日目)
っき言ったように、私の今日は、リフォームの継続していくと、28 年度も、これはまた
非常に良いことだし、そんな中で回数を増やして、良く検討して回数を増やしていただ
きたい。1回ではちょっと可哀想、若い連中が来た場合には。本当に金があって来てい
るならいいですよ。金がないんですよ。それで移住してくれと言っているわけですよ。
そうであれば、やっぱり回数を増やして、空き家なんかに入るには、やっぱり、あちこ
ち出てくるんだよ。だから、そういう面で1回と言わないで、2回、3回というふうに
規制を緩めてもらいたいというふうに考えているのです。これは、絶対、長くやっぱり、
やってもらいたい経済政策だと思いますので、もう1回だけ聞きますけれども、回数を
伸ばすと、1回だけではなくて。それと、事務所と住居併用している場合は、住居のみ
というのも、ある程度外してもらいたいなというふうに考えるのですが、この二点につ
いて、もう一度お願いします。町長。
●議長(小林幸雄) 横川町長。
■町長(横川正知) 青栁議員さんの意に沿わないかもしれないですが、現行どおり、い
かざるを得ないだろうなというふうに思っています。それから、たまたま今、定住と言
いますか、移住なりで、空き家なりで、求めてやりたいと、住みたいと、こういうこと
については、私は、今の人口減少対策も含めて考えたときには、それはそれとしてのま
た制度的なものも、必要なのではないかなというふうに思っています。それを、新年度
予算にすぐ反映できるかどうか、今、一生懸命考えているところであります。
●議長(小林幸雄) 青栁議員。
◆8番(青栁秀吉) そうなると、町全体には行きわたらないという部分があるので、そ
の方が不公平が出てくるのではないかな。もし、若者だけにこういう、シフトしていく
と、そういう問題もあると思いますが、これは、行政でやっていくというのは、非常に
根が深い問題だと思うんですよね。だから、そういう問題なんですけれども、やはり、
町の皆に行きわたるような経済政策を取ってもらいたいというふうに思うんです。
今日の目的は、その三つの、28 年度以降と、それと7条の「1回」を外してもらいた
いと、それと事務所と住宅を併用している場合も、もっと規制を緩めてもらいたいなと
いうのが、私の質問なんですが。同僚議員から3分で止めろと言われていたので、それ
でもやっぱり掛かりましたね。
以上で、私の質問は達成されたというふうに思っていますもので、是非、この住宅リ
フォームの問題については、根が深いけれども、良い方に改善してもらいたいというこ
とを付け加えて、私の一般質問を終わります。
●議長(小林幸雄) 青栁議員の一般質問を終わります。
以上で、一般質問を終わりました。本日の日程は、すべて終了いたしました。
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平成 27 年第 411 回信濃町議会定例会 12 月会議 会議録(4 日目)
お諮りいたします。委員会審査のため、本日 12 月 11 日午後から 12 月 21 日までの 11
日間を休会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
(
「なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、本日 12 月 11 日午後から 12 月 21 日までの 11 日間を、休会とすることに
決定いたしました。
また最終日 12 月 22 日の本会議は、午後1時から開会いたします。
本日はこれで散会といたします。ご苦労様でした。
(午前 11 時 21 分散会)
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