牡蠣殻ナノパウダー

技術資料
牡蠣殻ナノパウダー
牡蠣殻を特許技術でナノサイズまでパウダー化した新素材!
牡蠣殻ナノパウダーとは?
広島県呉広域商工会青年部有志が開発した注目の新素材!
普段は産業廃棄物として廃棄されてしまう牡蠣殻を有効活用した、まさに環境型リサイクル素材です。
特殊な瞬間高温高圧焼成法【特開 2014-33668 号】で粒子化した牡蠣殻を、さらに薬研式粉砕機で微粉末化したものです。
ナノ粒子を含み、平均粒径が 9.5 ミクロンの多孔質な粒子であるため、食品から化粧品まで幅広く応用できます。
品質規格と成分分析
原料
分析試験項目
牡蠣殻
結果
性状
白色の無味無臭の粉末
pH
9.1
平均粒径
9.5 ミクロン
酸化カルシウム
52.60%
乾燥減量
5%以下
炭酸カルシウム
93.90%
一般生菌数
50,000 個/g 以下
嵩比重
0.977
大腸菌群
陰性
ストロンチウム
110mg
重金属
10ppm 未満 (Pb として)
ナトリウム
640mg
カドミウム
0.1ppm 未満
カルシウム
43.0g
残留放射線
検出せず
マグネシウム
250mg
亜鉛
2.0mg
※
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製造工程と原料形態
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包装:1kg 賞味期限:1年
保存条件:直射日光・高温多湿を避けて保存
原材料表示例:牡蠣殻粉末
アレルギー表示:無 遺伝子組換:対象外
瞬間高温高圧焼成法(約200℃)
牡蠣殻ナノパウダーの特徴
広島県産の牡蠣剥き身の出荷量は年間2万トンあり、呉市は、その1/4弱を占める全国一の町です。
副産物である牡蠣殻は、剥き身の4倍程度から、累積も合わせると10倍以上、重量では8~20万トンになると推定されています。牡蠣殻を肥
料や飼料以外に再利用、再商品化することを目指し、呉広域商工会青年部が調査・研究に歳月をかけて完成したのが「牡蠣殻ナノパウダー」です。
特殊製法でナノサイズの粒子を含む微粉末化しているため、一般的な高温焼成加工による粉末と異なる物性を持っています。
「牡蠣殻ナノパウダー」は、カルシウムの胃でのイオン化に優れ、炭酸カルシウムの 2.23 倍、牛乳の 1.35 倍の吸収力があり、食品に添加するこ
とで、日本人に不足しているカルシウムの摂取率を高めることが可能となります。小さじ1杯の「牡蠣殻ナノパウダー」は、どんぶり1杯の煮干し
のカルシウムに相当します。(牡蠣殻に含まれる各種ミネラルも残存しています。)
また、多孔質で吸着性に優れるため、化粧品に基材として配合することで、テクスチャーを高めることができ、化粧水でのサラサラ感UP、フア
ンデーションでのUVカット作用、洗顔剤や洗浄料でのさっぱり感の向上などが期待できます。現在、広島大学歯学部との歯磨き剤開発、工学部と
のさらなるナノ化に向けた共同研究も進められている期待の素材です。
期待される機能性
用途のご提案
■カルシウム強化(食品に使用の場合)■酸性化した油分の中和(食品添加物として使用の場合)
■鮮度保持(食品に使用の場合)
■サラサラ感付与(化粧水に使用の場合)
■歯面清掃(歯磨きに使用の場合)
■UVカット(ファンデーションに使用の場合)
■さっぱり感強化(洗顔剤に使用の場合)
国産機能性素材のプラットフォーム
■カルシウム強化を目的とした
パン、麺類、調味塩等への添加
■吸収型カルシウムとしてサプリメントへの
差別化配合
■オーラルケア商品への配合
■ファンデーション、化粧水、
洗顔剤、ボデイソープ等の化粧品への配合
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