ブラジル - 木材梱包材に関する新規制

Gard Alert
ブラジル - 木材梱包材に関する新規制
こちらは、英文記事「Brazil - new regulations covering wood
packaging material」(2016 年 1 月 29 日付)の和訳です。
ブラジルの輸出入品に使用される木材梱包材のモニタリン
グおよび植物検疫証明書に関する新規制が、2016 年 2 月 1
日に発効します。
ブラジルの農牧食料供給省(MAPA)は、去る 2015 年 9 月
24 日に Instruction no. 32(以下、「IN 32/2015」)を公布
し、ブラジルの輸出入品に使用される木材梱包材のモニタリ
ングおよび植物検疫証明書に関する新たな規制を導入すると発表しました。IN 32/2015 は同国に病害虫
が持ち込まれて蔓延するリスクを減らすことを目的としていますが、MAPA は、商品引取りにかかる時間
が短縮されることで、ブラジル国境における輸出入の管理、監督の効率化も図れるとしています。
新規制は、概ね植物検疫証措置に関する国際基準(International Standards for Phytosanitary Measures)の
「国際貿易における木材梱包材の規則(Regulation of Wood Packaging Material in International Trade)」
(ISPM15)に基づいており、梱包材および木製支持物や病害虫除去のための十分な処理を施されていな
い木材に適用されます。新規制の対象となるのは、木製の箱、クレート、ケージ、ケーブルドラム、パ
レット、台などです。ただし、プライウッドなど、病害虫を入り込まないような方法で加工された木材
で作られた梱包材は除外されます。ポルトガル語版の IN 32/2015 をこちらからご覧になれます。
メンバーの皆様におかれましては、ブラジルへの寄港を予定されている場合、IN 32/2015 の発効日が
2016 年 2 月 1 日であること、同日以降に発行された船荷証券上の貨物に IN 32/2015 が適用されること
にご留意ください。また、貨物予約手続きの一環として、荷送人に対し、積荷に木材梱包材が含まれて
いないか確認するよう求めるとともに、含まれている場合には、その木材梱包材が所定の基準に従って
処理され証明されたことの確認ならびにそれを証する適切な証明書の提出を求めることをお勧めいたし
ます。
本稿はブラジル(サントス)のコレスポンデントである Representações Proinde Ltda からの情報に基づき作成したもの
です。
本情報は一般的な情報提供のみを目的としています。発行時において提供する情報の正確性および品質の保証には細心の注意を払ってい
ますが、Gard は本情報に依拠することによって生じるいかなる種類の損失または損害に対して一切の責任を負いません。
本情報は日本のメンバー、クライアントおよびその他の利害関係者に対するサービスの一環として、ガードジャパン株式会社により英文
から和文に翻訳されております。翻訳の正確性については十分な注意をしておりますが、翻訳された和文は参考上のものであり、すべて
の点において原文である英文の完全な翻訳であることを証するものではありません。したがって、ガードジャパン株式会社は、原文との
内容の不一致については、一切責任を負いません。翻訳文についてご不明な点などありましたらガードジャパン株式会社までご連絡くだ
さい。
© Gard AS
Page 1 of 1