Gard Alert ベネズエラにおける船員の安全確保についてこちらは、英文記事「Crew safety in Venezuela」（2016 年 6 月 1 日付）の和訳です。ベネズエラでは現在の政治情勢に伴って市民による騒乱や抗議行動が発生しているため、船員の安全を最優先してください。ベネズエラにおける Gard のコレスポンデントである Globalpandi S.A.の報告によりますと、同国の政情不安が、船員の安全に影響を及ぼす可能性があります。ただし、2016 年 6 月 1 日現在、同国の主要港はすべて平常どおりに稼働しています。最近、ある船員 1 名が首都カラカスの空港で国際線ターミナルから国内線ターミナルへの移動中に強盗に襲われて殺害されるという事件が発生しています。こうした事態を受けて、Globalpandi S.A. は、船主や運航者に対して、同国での船員の交代や上陸の許可は絶対に必要な場合に限定するよう勧告しています。ベネズエラに航行する場合は、以下を行うようにしてください。  船舶代理店や Gard のコレスポンデントなどと密に連絡を取り、最新かつ信頼できる情報を入手する。  船員を交代する前に、それに伴うリスク評価を実施する。  ベネズエラの現状と上陸した場合の危険性について、船員に注意を喚起する。やむを得ずに船員交代を行う場合は、国際空港への到着直後から現地代理店の担当者が常に同行するよう手配してください。国内の移動が必要な場合は、現地代理店の社用車か、信頼できるタクシーを指定してそれを利用させるようにしてください。さらに詳しくは、Globalpandi 発行の 2016 年 6 月 1 日付サーキュラーをご覧ください。本アラートは、ベネズエラにおける Gard のコレスポンデントである Globalpandi S.A.からの情報に基づいて作成したものです。本情報は一般的な情報提供のみを目的としています。発行時において提供する情報の正確性および品質の保証には細心の注意を払っていますが、Gard は本情報に依拠することによって生じるいかなる種類の損失または損害に対して一切の責任を負いません。本情報は日本のメンバー、クライアントおよびその他の利害関係者に対するサービスの一環として、ガードジャパン株式会社により英文から和文に翻訳されております。翻訳の正確性については十分な注意をしておりますが、翻訳された和文は参考上のものであり、すべての点において原文である英文の完全な翻訳であることを証するものではありません。したがって、ガードジャパン株式会社は、原文との内容の不一致については、一切責任を負いません。翻訳文についてご不明な点などありましたらガードジャパン株式会社までご連絡ください。 © Gard AS Page 1 of 1