lexis.com 一般検索ガイド 検索の基本 ライブラリとファイル 概要 LexisNexis が提供する情報は、ファイルと呼ばれる最小単位の集合と、分野別にファイルを収納するライブラリとによって構成されています。実際の検索 は各ファイルを対象としています。複数のファイル含むグループファイルも検索対象になります。 通常の検索においては、特にライブラリを意識せずにカテゴリー(トピック)を選択しながら各ファイルを選択することができます。 ・ News, All (ライブラリ名:NEWS / ファイル名:ALLNWS) ・ The New York Times (ライブラリ名:NEWS / ファイル名:NYT) 利用例 ・ US Law Reviews and Journals, Combined (ライブラリ名:LAWREV / ファイル名:ALLUS) ・ Harvard Law Review (ライブラリ名:LAWREV / ファイル名:HARV) コネクター(結合子) 複数の単語やフレーズで検索を行う場合、AND や OR などのコネクターを使用して、単語間の関係を論理的に組み合わせることができます(Boolean 検 索)。 概要 OR AND W/P W/S W/n PRE/n コネクターの一覧と、各コネクターの利用方法は、こちらまで。 http://www.lexisnexis.jp/pdf/Boolean_Searching.pdf OR は同義語、別表現、頭字語、反意語などをリンクします。OR で結合された語句のいずれかが含まれていれば検索されます。 ・ doctor OR physician - doctor または physician に該当するものを検索します。 ・ environmental protection agency OR epa - Environmental Protection Agency(環境保護局)、または EPA に該当するものを検索します。 AND は同一ドキュメント全体において、その場所や近接度とは関係なく、指定したワードやフレーズが両方とも必ず存在しているようリンクさせる結合子 です。 ・ bank AND deregulate - 同一ドキュメント内で場所を特定せず、キーワード bank と deregulate を検索します。 ・ stock OR share /10 redeem! OR redemption AND takeover OR take over OR merg! - キーワード redeem!または redemption の前後 10 文字以内に stock または share というキーワードのいずれかが存在しており、かつそのドキュメ ント内に takeover、take over、または merg!というキーワードが必ず含まれているものを検索します。 W/P では同一パラグラフ(段落)に存在する検索語を探します。互いに一般的な関係性を持つ 2 つの語を探したい場合に/p 結合子を使います。 ・ rule 11 w/p sanction - キーワード sanction と同じパラグラフにあるキーワード rule を検索します。 ・ take over OR takeover w/p poison pill - キーワード poison pill と同じパラグラフにあるキーワード take over または takeover を検索します。 W/S では同一センテンス(文章)に存在する検索語を探します。はっきりとした近似を指定せずに 2 つの検索語に緊密な関係を持たせたい場合に使用しま す。 ・ sanction w/s frivolous - キーワード frivolous と同じセンテンスにあるキーワード sanction を検索します。 W/n は検索する語や句をリンクさせてコンセプトを形成する結合子です。n 語以内に前後の語句が近接している場合検索対象になります。ここで用いられ ている文字 n は 1 から 255 までの数字を表します。w/n は語順を特定せず、近接語数のみを指定します。 ・ john w/3 doe - doe というキーワードの前後 3 語以内の場所に john というキーワードがあるドキュメントを検索します。ミドルネームやイニシャル、またラストネームがフ ァーストネームの前に記載されているような場合を考慮に入れてファーストネームとラストネームをリンクさせる際に利用します。 ・ market w/5 share - share というキーワードの前後 5 語以内の場所に market というキーワードが存在するドキュメントを検索します。2 語一組で、または 4 語以内の語を 間に介在させる 2 つの語をリンクさせます。この検索要求の結果、market share や share of the market という語句が検索されます。 PRE/n は指定した検索語が両方とも同一セグメント内のドキュメントに存在し、かつ最初の語が 2 番目の語の n 語目に位置するよう求めます。語順の変 化で意味が変わるような場合にこの結合子を用います。 ・ cable PRE/2 television OR tv OR t.v. - television cable ではなく、cable television または cable tv を検索します。 AND NOT は結合子以降に記述されているあらゆる検索語をドキュメントから除外します。 ※結合子 AND NOT を使用する際には注意が必要です。AND NOT で結合された検索語は全て除外してしまうため、結果的に他の結合子の機能に影響 AND NOT を与えることになります。 ・ trust AND NOT charitable trust - ドキュメント全体からキーワード trust を検索しますが、charitable trust を検索結果から除外します。 結合子の優先順位 結合子は下記の優先順位にしたがって機能します。 OR > w/n、PRE/n、NOT/n > w/s > w/p > AND > AND NOT 概要 また、同一結合子を複数回数利用する場合は左から右の順に機能していきます。 "数字関連"の結合子に別の数字を割り当てると、最も小さい数字から順に機能します。 w/p と w/s は、たとえば w/n のような近接結合子と組み合わせて利用することはできません。 bankrupt! w/25 dischag! AND student OR college OR education w/5 loan OR の優先順位が最も高いので、まず student OR college OR education の検索単位が作成されます。 次に、w/n 結合子同士でより小さい数が設定されている w/5 により、検索語 loan と検索単位 student OR college OR education!が組み合わされま 優先順位 す。 w/25 はその次に処理され、bankrupt! w/25 dischag!という検索単位が作成されます。 優先順位が最も低い AND が最後に処理され、各検索単位を結びつけます。 利用例 ユニバーサル・キャラクター(ワイルド・カード) LexisNexis ではアスタリスク(*)と感嘆符(!)をユニバーサル・キャラクターと呼びます。いずれも単語中の文字の代用として使用します。 ソース 感嘆符(!)はトランケーション機能を提供します。!マーク以降の語尾変化を一括して検索します。 アスタリスク(*)は文字マスク機能を提供します。*マークの部分にあらゆる文字が入る語を検索します。単語の中で用いられる場合、1マーク2文字に 対応します。語尾で用いられる場合は、*マークの個数が最大の文字数と認識されます。 ・ insur! ⇒ "insure" or "insured" or "insuring" or "insurance" : 共通の語幹を持つ関連の高い語を一括検索 利用例 ・ child! ⇒ "child" or "children" or "childlike" : あるキーワードと、当該キーワードを語幹に持つ語とを一括検索 ・ wom*n ⇒ "woman" or "women" : スペルが似ている別の語を一括検索 利用例 ・ bernst**n ⇒ "berstein" or "bernstien" : スペルが複数ある語を一括検索 ・ litiga** ⇒ "litigate" or "litigant" : 語幹が共通だが、*マークの個数以上の文字を有するものを排除(例えば、litigation は排除される) 検索語の属性 ソース ソース ソース ソース ・ 複数形と所有格 名詞はあらゆる形式 - つまり単数、複数、所有格が利用できます。検索条件に与えられた名詞が規則変化する複数形であれば自動的にすべて検索され ます。 ただし child や ox のように複数形が不規則変化する名詞の場合は、複数形や複数形の所有格が自動的に検索されません。このような場合には、ユニバ ーサル・キャラクターを使用してください。 ・ 特別記号 多くのキーボードでは法例を引用する際よく用いられる§という記号を出すことができません。お使いのキーボードでこの記号が出せない場合、@で代用で きます。たとえば法例の 305 項を検索するには@ 305 または@305 と入力します。 ・ 同義語 同義語関係にある特定の語句、または短縮形を含めて検索します。たとえば cal と指定すると、自動的に Cal、Calif.、California を検索します。但し、地 名、曜日、月、数詞など頻繁に使用される特定の語句に限られます。 その他の場合は、コネクターOR を用いて、いずれかの可能性を残して検索します。 ・ ノイズワード ある種の共通語はほとんどの箇所で検索できません。このような語句をノイズワードと言います。ノイズワードをリスト化すると非常に膨大な量になるので ここには掲載しませんが、多くの文書に繰り返し用いられる単語、たとえば the、and、of、his、my、when、is、are などがノイズワードであると思ってくだ さい。疑わしい場合はその単語を除き、代わりに w/n 結合子 を用いてください。 特殊指定(大文字・小文字指定、検索語の出現回数指定) LexisNexis では特殊な指定を行わない限り、大文字・小文字、また単数形・複数形(基本形)を識別せずに検索します。 概要 記号 利用例 特殊指定の仕方は、こちらまで。 http://www.lexisnexis.jp/pdf/Boolean_Searching.pdf 下記の機能を利用して特殊指定を行うことができます。 ・ caps 大文字指定(一文字以上) ・ allcaps 大文字指定(全文字) ・ nocaps 小文字指定(全文字) ・ singular 単数形指定 ・ plural 複数形指定 ・ caps(era) ⇒ Era, eRa, erA など ・ allcaps(era) ⇒ ERA ・ nocaps(era) ⇒ era ・ singlar(computer) ⇒ computer ・ plural(computers) ⇒ computers セグメント・サーチ セグメントはドキュメント内の特定の項目やセクションを意味します。セグメント構成はファイルによって異なりますが、同種の情報を収録するファイルには 共通のセグメントが設定されています。 概要 例えば一般のニュースファイルには、HEADLINE(タイトル), LEAD(冒頭部), BODY(本文), BYLINE(著者名), DATE(日付)などのセグメントが設定さ れています。判例ファイルには、NAME(当事者名), NUMBER(ドケット番号), COURT(裁判所)などのセグメントが設定されています。会社情報のファイ ルには COMPANY(会社名), ADDRESS(住所)などのセグメントなどがあります。 LexisNexis では、特定のセグメントを指定して、そのセグメント内のみを対象に検索することができます。全文を対象にするよりも精度の高い検索結果を 得ることが可能です。セグメント名称を入力して、その後に()で括った検索語を入力します。()内にコネクターを併用し、複数の単語を指定することも可能 です。 apple computer 社の会社情報を検索する場合、会社情報のファイルで、 COMPANY(apple computer) と入力します。 利用例 ニュースファイルでヘッドラインに"peace"と"war"を含む記事を検索する場合は、 HEADLINE(peace and war) などと入力します。 ※セグメントの構成はファイルによって異なりますので、各ソースのインフォメーション・ファイルでご確認ください。 FOCUS/絞込み機能 ソース 検索語を追加して検索結果を絞り込む機能です。FOCUS で使用した検索用語がハイライトで表示されます。無料でご利用いただけます。 FOCUS 機能を解除すると、直前の検索結果に戻ります。 Alerts 機能(検索の自動更新) ソース 検索式を保存して、一定の周期で検索を自動的に更新します。検索結果の自動 e-mail 配信も可能です。 Alert 機能使用の手順 利用方法 ソースを指定、検索式を入力し、検索を実行 検索結果画面上部の Alert のリンクを押し、画面にしたがって更新周期などの設定を行う (lexis.com では"Save As Alert", Nexis では"Create Alert"のリンクをクリックします) 日付(期間)による限定 概要 ソース 検索結果を日付(発行日)で限定する場合、date セグメントを使用します。年、月、日付の単位で指定が可能です。=, >, < の記号または is, aft, bef の文字式のどちらかを使用します。 日付の入力形式サンプル ・ 2007 年 7 月 24 日 - 7/24/07; 07/24/2007; Jul 24, 2007 など ・ 2007 年 7 月 - 7/07; 07/2007; July, 2007 など ・ 2007 年 - 2007 入力例:月/日/年の順で入力 (アメリカ方式) ・ date = 2007 または date is 2007 (2007 年発行分) 利用例 ・ date > december 31, 2006 または date aft december 31, 2006 (2007 年1月1日以降。2006 年 12 月 31 日は含まれません) ・ date < 1/1/2007 または date bef 1/1/2007 (2006 年 12 月 31 日以前。2007 年 1 月 1 日は含まれません) 収録期間の調べ方 ソース 各ソース名の横には”i”マークが付いております。こちらの Information マークをクリックすると、LexisNexis における収録期間・アップデートの頻度・収 録媒体等ソースの詳細について確認できます。
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