グリーティングカードサイトの作成 03FJ053 澤田 淳 この研究では、グリーティングカードのメールがどのようにして送られているのかを、調べる と共に、web サーバー・クライアント間の通信の仕組みなどを深く理解する為に研究を進めた。 オリジナル性のあるグリーティングカードを作成した。 本研究の動機は、グリーティングカードを他のサイトで利用したところ、決まった画像しか送 れないので、自分のオリジナルのグリーティングカードを送りたいと考えた。そのためにFla shを使ってオリジナルの画像を作成しようと思った。 研究の方法は、まずグリーティングカードのサイトを作成する際に必要なものや、メールの送 受信の流れをきちんと理解して調べること。また、研究を進めていく際に知った Java Script Cook Book の第10章、Cyber Greetings:Drag and Drop Email を解析して理解すると 共に、これを出発点にしてオリジナル版に発展させることを目的とした。主な研究の経緯として、 まず CGI プログラムを動かすために、Active Perl が必要だったため、インストールした。そし てローカルでの閲覧を可能にするために、フリーソフトウェアとして無償で公開されている、 Apache を使用した。しかし閲覧に失敗したため、ウィルスバスター2006 のパーソナルファイ アーウォールを切ったことで、閲覧に成功した。尚送信に重要である httpd.conf のソースコー ドでコメントアウトしてある部分があったため解除した。 結果としては、画像付きのメールの送信が可能になった。又グリーティングカードのサイトの 仕組みが理解できた。まずグリーティングカードのメールはメッセージのみのメールとは違う。 グリーティングカードの場合、①送信者が web サーバーでグリーティングカードの構築をする ②web サーバーから送信者に、確認のメールが届く③web サーバーから mail サーバーに、グリ ーティングカードでメッセージを伝えたいというメールが届く④mail サーバーから、グリーテ ィングカードでメッセージを伝えたい人がいるという文書のメールと web サーバーのアドレス が受信者に届く⑤受信者が文書のメールを確認して、グリーティングカードを見たいと思ったら ④で手元に来た web サーバーのアドレスに閲覧をしにいって、web サーバーでグリーティング カードを閲覧する。送信者が作成したグリーティングカードは一定の期間 web サーバーで保存 され期間が過ぎれば受信者の閲覧の有無に限らず自動的に削除される。画像付きのメールの送信 が可能になった。 残された課題は、オリジナルカードの画像が不足しているため種類を増やし、画像にアニメ ーションを取り入れて向上させること。その他に考えることとして、音楽を一緒に送れるように することをサイトに取り入れ、又クライアントの要望でサーバーの在庫を増やせるように(画像 を持ち込んでカードに貼り付ける)すること。しかし問題点として、クライアントが web サー バーに画像を持ち込むとなると、セキュリティの問題が起きるため安全に実行出来るように研究 しなくてはならない。 参考文献 著者:Jerry Bradenbaugh 訳:村上 列 『JavaScript Application Cook Book』 Oreilly 社出版 2000 年 pp、304~341
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