肛門疾患(痔),内視鏡(胃腸科),そけいヘルニア(脱腸),下肢静脈瘤, 皮膚皮下腫瘤・腫瘍(いぼ),陥入爪・巻き爪,傷(擦り傷・切り傷・やけど)の治療 田中外科・肛門科クリニック 院内 NEWS(12 月号) 院内 NEWS はホームページでも閲覧できます ☎047-460-5650 2015/11/26 船橋市休日急病医院当番と年末年始臨時休診 12/29(火)は船橋市休日急病医院当番のため、9 時から 17 時まで診療を行いま す。一般の患者さんの診療も行いますが、通常の診療スケジュールとは異なり ますのでお電話でご確認ください。 年末年始臨時休診は、12/30(水)から 1/3(日)で、新年 1/4(月)から通常診療 となります。 加工肉の発がん性について 先月末、世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が、ハムやソーセージ、 ベーコンといった加工肉に高い発がん性が認められ、大腸がんを発症するリス クがあるとの調査報告を発表しました。5段階ある発がん性の評価で、たばこや アスベストと同じ最高レベルに分類し、ハムやベーコン 2~3 枚分の 50 グラム を毎日食べ続けると、発症率が 18%高まるとしています。しかし、加工肉の安全 な摂取量も示していませんし、加工肉の摂取による発がん性が高まるメカニズ ムについても非解明であり、加工や調理の過程で生成される化学物質の影響も あいまいであり、かつ、最高レベルに分類しながら、加工肉の過剰摂取が原因の がんの死亡者は世界で年約 34000 人(喫煙 100 万人・アルコール摂取 60 万人・ 大気汚染の 20 万人)とかなり少ないのです。データ抽出法にも問題点が多く、 専門家からは当初より、報告に懐疑的な見方となっています。そして、重大な影 響を受ける食肉業界が一斉に批判の声を上げたためか、WHO はすぐさま、人々に 加工肉を食べないよう要請するものではなく、こうした製品の摂取量を減らす ことによって、大腸がんのリスクを減らすことができることを示すものだとい うお粗末な強調声明を発表しました。元々、肉を多く食べる(週 500g以上)事 と大腸がんになるリスクの因果関係は言われています。ただし、肉食の利点も多 く、その他飲酒や肥満、運動不足なども大腸がんの発症リスクとなることなどか ら、肉の食べすぎに注意する事と併せ、本質的な事は生活習慣の総合的な兼ね合 いです。
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