一般財団法人川崎新都心街づくり財団平成 25 年度事業報告 期間:平成 25 年 4 月 1 日~平成 26 年 3 月 31 日 Ⅰ.総合報告 当財団が一般財団に移行して3年目を迎え、地域貢献活動を主目的とした活動 は、タウンマネジメントとして対外的に発表の場を持った。このことが足掛か りとなる地域の協力団体や行政との話し合い等をおこなった。また、新百合ケ 丘地区の望ましい街づくりを着実に実施するため、当財団内に、事業本部を発 足させ、タウンマネジメント推進室を設置した。 当財団に活動内容に鑑み、公益財団への移行が望ましいとの判断のもとに、平 成26年度移行を目途に準備を進めた。 Ⅱ.事業内容 1 市民交流事業 1)街づくりに関する資料の収集・提供・援助 麻生区制30年記念として提供した電子写真等を当財団のHPで見られ るようした。これにより全国どこからでも麻生区の歴史を手軽にスピー ディに観られることになった。 2)街づくりに必要な環境整備に関する活動 a)市民団体への協力 会議室の貸出し:28 回(内有料 21 回) b)ホームページの活用(http://www.kncf.net/) UP回数:4 回 c)麻生アシストクラブ アシストクラブ主催の下記行事にスタッフとして参加する。 フロンターレ戦応援(等々力 7/13)、青玄まつり(11/24)、監督選手 激励会(2/22)、役員会 10 回。 3)新百合ヶ丘ポータルサイトの研究 サイト運営を行うためのシステムを発注する。内容は以下の通り。 TOPページ 第二階層ページ ・アクセス・サイトマップ・芸術映画情報・Map・しんゆりについ て・暮らしの情報・当財団について・関連リンク・問い合わせで構成 した。 2 調査研究事業 1)地域の歴史と文化に関する資料の収集および編纂 麻生区の発掘調査 麻生区制 30 周年記念実行委員会「麻生区 30 周年のあゆみ」 発行日:平成25年3月初版本。 麻生区の歴史を知るうえで参考にな る写真集である。同一内容のものを当財団HPで閲覧できる。 1 2)中心街地を活性化する地域運営のあり方 a)新百合ヶ丘地域活性化TM計画 目的:新百合ヶ丘地域の街づくりを推進するタウンマネジメント (TM)地域に根付いた組織の設立を目指す。 構成委員:財団役員、東京都市大平本教授、専修大学徳田教授、駒 沢女子大学太田教授、昭和音大武濤教授、日本映画大学石 坂教授、東海大学加藤教授、田園調布学園大学山崎教授、 東京都市大末繁助教、㈱PDO、㈱エリアブレイン、関連大 学生およびボランティア 活動実績:・5/19 地域住民・研究会の開催 新百合ヶ丘地区のまちづくりを進めていくにあたり、新 百合ヶ丘地域周辺に居住する方、活動をされている方々 に交流と懇親の場を提供し、TMOの推進に役立てる。 参加人数:33名+学生34名 ・7/9「新百合ヶ丘まちづくりシンポジウム」の開催 “しんゆり~未来へ~新百合ヶ丘を素敵なまちにしよ う!”を合言葉に以下の催しを行う。 ・大学のまちづくり活動発表 専修大学「地域と共に目指すまちづくり」 昭和音楽大学「芸術のまちづくりと音楽大学」 駒沢女子大学「つどうかたち」 日本映画大学「Kawasakisi しんゆり映画祭と大学」 東京都市大学「TM 社会実験&しんゆりポータルサイ ト」 ・基調講演「しんゆりの街ブランドをつくる」 東京都市大学教授 平本一雄 ・シンポジウム「しんゆりを素敵なまちにするには?」 コーディネーター 東京都市大学教授 平本一雄 パネラー 専修大学教授 徳田賢二 麻生区長 多田昭彦 松田肇 野尻麻希 東京都市大学大学院生 鰐淵久美 b)中心市街地を活性化する実践活動「しんゆりオリーブ祭り」 駅南口デッキ上に植えられたオリーブの樹木に着目し、新たな観光 資源及び当地区の活性化を図る一手段としての祭りである。 本年はペデストリアンデッキ(リリエンヌ通り)と芝生アート公園で 開催した。新百合ヶ丘駅の目貫通りを活用できたのでより注目度が上 がり区民の関心度が高まったものといえる。 期 間:平成25年10月6日~平成25年11月3日 出し物:アート市、フードフェス(地産地消費)、朝ヨガ、オリー ブ植樹、オリーブ苗木配布 c)「新百合ケ丘の望ましい街の在り方」に関する懇談会の開催 これからの新百合丘の望ましい街の在り方を検討するために、当財団 2 の理事を中心に、NPO 芸術のまちづくり役員、学識経験者を交え、 10回の懇談会を開催した。 d)「しんゆりマルシェ」の開催準備 同上の懇談会において、平成26年度に「しんゆりマルシェ」の開催 の提案があった。これを踏まえ、先進事例の視察等開催のための準備 活動を実施した。 3)麻生らくがき消し隊への参画 ・消去実績:新百合ヶ丘駅周辺 2 回、打合せ 6 回 ・根気よい活動の結果、落書きの箇所および規模が減少した。 3 イベント事業(文化活動) 1) KAWASAKI しんゆり映画祭実行委員会助成 ・開催期間 平成25年10月8日~13日 ・財団提供ドキュメンタリー映画 「陸軍登戸研究所」 監督 楠山忠之 第1次大戦直後から行われていた特殊兵器や諜報、防諜などに対応する資材、兵器 の開発研究の流れを受けた施設が1937年に生田の丘陵地に設立される。実験 場はのちの登戸研究所となり、太平洋戦争による戦乱の時期に研究所で何が行わ れていたのか、地域との関係はどのようなものであったのか、真相を探るドキュ メンタリー。 2)主催事業 シニア向けワークショップ「役を演じて非日常体験」 人前でせりふを言うことを出発として臆する気持ちを開放し、 生きがいのある生活を楽しむ。参加者35名 基礎講座:H26/1/16日 内容: 「声」声には、伝わる声と伝わらない声がある。声 の距離・方向・質感に注目する。 :H26/1/23日 内容: 「言葉」言葉を発すれば、理解させることはできる。 そこから「伝える」に発展する方法。 H26/1/30日 内容: 「身体」眼で見ることや言葉の意味に頼らず、身体 で取るコミュニケーションを体験する。 〈結果〉自分の声や話し方や身の表現について客観的な意見を 講師や受講生からアドバイスを受けたことが自分を見直すき っかけとなった意見が多くだされた。 3)共催・後援活動 a)新百合イルミネーション事業(Kirara@アートしんゆり 2013) 実行委員会組織と共同で催した 。 ・期間 平成 25 年 11 月 9 日(土)~平成 26 年 2 月 14 日(金) ・イベント 点灯、クリスマスの2回。消灯式に予定していた「し 3 んゆりウェディングは大雪の為に中止となる。 ・協賛協力金 688万円 (80 社・団・個) ・財団事業は、点灯式、クリスマスミニコンサートの提供を行った。 b)しんゆりオリーブまつり NPO しんゆり・芸術のまちフォーラムとの共催。 Ⅲ協議会、委員会などへの協力 1)川崎新都心街づくり推進協議会 ・川崎市より開催要請なし。 2)その他の協議会、委員会への参画 a)景観形成協議会関連 2 回(まちづくり局景観・まちづくり支援課) ・新百合ヶ丘駅周辺の景観維持区域の内、AB区域の広告等の在り 方について現行の条例を合理的運用について協議する。 ・当財団はCD区域についても活動に委員として引き続き参加する ことになる。 b)川崎新都心まちづくりを語る会 1 回(区役所) c)麻生まちづくり学校講座 5 回 打ち合わせ 7 回 「環境」 「緑」 「エネルギー」を主体に下記講座の開催に委員として協 力する。 第 1 回 「マスタープラン」の共通認識を図るためのワークショッ プの開催 8/24(土) 第2回 「かわさきエコ暮らし館」の視察。環境とエネルギーの観 点から近代化してきた川崎市のごみ問題の実情と「ごみ処 理」「資源の利用」「エネルギーの利用」等その先端施設を 視察した。9/20(金) 第3回 明治大学黒川農場の視察。 「自然とみどり」を特徴としてい る麻生区の「農業の未来」の実情を知るために農業の近代 化を進めている大学農場を視察した。11/15(金) 第4回 リサイクルパークあさおの視察。川崎市のごみ処理の主要 施設であるパークを視察。ごみから発生する余熱利用によ る「健康プール」や発電等エネルギー利用を視察する。1/ 31(金) 第5回 「計画と実情」のワークショップ。諸施設視察と麻生区構 想について受講者によるワークショップを行い、意見交換 を実施した。2/22(土) これらの講座内容はHP[麻生街づくり学校]で見ることがで きる。 d)麻生区暴力団等排除活動推進協議会 1 回(麻生警察) 3)アートセンタ-に関する協力 運営協議会委員として参加1回 4)しんゆり芸術祭(アルテリッカ)への参加 4 平成25年4月下旬~5月上旬に開催されたアルテリッカしんゆり 2013 に実行委員および当日運営委員として参加。 5)麻生防犯協会・暴力団等排除推進協議会 総会および研修視察に参加 Ⅳ 賛助会費活動 ・会費納入金額:28,470円 ・新百合イルミネーション等に当該費用を使用した。 Ⅴ 財団の事務報告・方針 理事会4回/評議員会1回開催した。 以上 5
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