改質アスファルトルーフィングシート

改質アスファルト ルーフィングシート
常温粘着工法
建築防水工法
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建設資材カンパニー 建材事業部 営業推進部
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販売取扱店
2013. 10. 2000 E
建築防水工法の特長
はじめに
背景に、
かねてより特殊ゴム化アスファルトタイプの防水材、UBE防水シート(RAシー
ト)の製造販売に取組んでまいりました。
防水層を形成します。
強靱で柔軟な
RAシートは特殊アスファルトで含浸したポリエステル長繊維不織布と特殊ゴム化アスファルト
粘着層を組み合わせた2層構造の防水シートです。耐熱性が高く、
また耐水性及び寸法安定性に
優れていますので強靱ですばらしい耐久性を発揮します。
のがありますが、防水工法においても、公害、エネルギー、労働問題等により、火や接着
ルト防水に対する認識評価が急速に高まってきております。
当社では、
このような現状に対応して、数多くの施工実績の中からここに独自のRA
分に発揮されるRAシート防水工法は、今後ともより一層皆様のお役に立てるものと確
下地追従性を発揮します。
優れた
施工仕様
各種納まり部の
の物性
UBE防水シート
施工に際しては火や接着剤を殆ど使用しない常温粘着工法なので施工は安全、無公害であり、
大幅な工期短縮が可能です。
チェックポイント
短縮をお約束します。
安全かつ工期
工事完了後の
ポリエステル長繊維不織布の無方向性と特殊ゴム化アスファルト粘着層の柔軟性の
相乗効果により下地の複雑な動きやクラックに優れた追従性があります。
防水工事に対する
工事着手前並びに
信しております。
特殊ゴム化アスファルトは通常のアスファルトに比べれば勿論のこと、従来のゴム化アスファルト
に比べても著しい改質効果を持っています。軟化点は80℃を超え、高温時でもダレ現象を
起こしませんし、
また−30℃以下の脆化温度を有していますので低温時においても
十分に柔軟性があります。
各工法の説明
シート防水工法をご紹介いたします。特殊ゴム化アスファルト防水の優れた特長が十
温度範囲が広い優れた自着層です。
適用
標準施工手順
剤を殆ど使用しないで施工する常温粘着工法、その中でも特に特殊ゴム化アスファ
RAシート防水
広い分野で既に多くの施工実績をあげております。近年、建築工法の進展は著しいも
粘着工法タイプの防水シートです。
粘着層による常温
RAシートは優れた粘着層ー特殊ゴム化アスファルト粘着層ーを持っていますので、
離型紙を剥がし下地に転圧するだけで完全に下地と接着します。またシート相互のジョイント
部分は完全に一体化し、水密性は完璧になります。
工法用副資材
っており、販売開始以来、一般建築物の屋上防水をはじめ土木用防水、地下防水など幅
材料紹介
RAシートは、当社独自の特殊ゴム化アスファルトに合成繊維不織布をはじめ各種の
基材を圧着加工した2層構造の粘着層タイプの防水シートで数多くの優れた特長を持
工法一覧表
当社では、総合化学のメーカーとして長年にわたり蓄積してきた技術力、
ノウハウを
施工物件例
2
工法一覧表
1
工法の概要
4
5
6
保護打設防水工法の標準仕様
一般歩行用屋上並びに室内(浴室・厨房など)
RC、SRC、
デッキプレート版、PCa下地
RAプライマー
RAシート
絶縁層
保護層
PC床板を用いた立体駐車場(アスコン、
保護打設)防水工法の標準仕様
PCa下地(富士車輛立体駐車場防水仕様)
RAプライマー
RAテープ
(増張り)
RAシート
絶縁層
保護層
2層防水による高級防水仕様
重歩行用屋上並びに機械室など特に重要な建築物の
歩行用屋上 RC、SRC、デッキプレート版、PCa下地
RAプライマー
RAシート
RAプライマー
RAシート
絶縁層
露出防水工法の標準仕様
非歩行用屋上
RC、SRC、PCa下地
RAプライマー
RAシート
RAコート
2層防水による高級防水仕様
非歩行用屋上
RC、SRC、PCa下地
RAプライマー
RAシート
RAプライマー
RAシート
RAコート
目地部の動きに耐えるよう絶縁処理を
織り込んだ仕様
非歩行用屋上
下地がALCパネルなどの多孔質のものや粗面な場合
RAプライマー
RAテープ
(増張り)
RAシート
RAコート
目地部の動きに耐えるよう絶縁処理を
織り込んだ2層防水による高級仕様
非歩行用屋上
下地がALCパネルなどの多孔質のものや粗面な場合
RAプライマー
RAテープ
(増張り)
RAシート
RAプライマー
脱気工法によるフクレ防止を
織り込んだ仕様
非歩行用屋上 施工後、フクレが発生し易い下地の場合
(特にデッキプレート版など水分が残り易い下地)
RA水性ボンド
通気層
UBE脱気筒
RAシート
RAコート
脱気工法によるフクレ防止を
織り込んだ2層防水による高級防水仕様
非歩行用屋上 施工後、フクレが発生し易い下地の場合
(特にデッキプレート版など水分が残り易い下地)
RA水性ボンド
通気層
UBE脱気筒
RAシート
軽歩行用防水の標準仕様
RC、SRC、PCa下地
RAプライマー
RAシート
RAトップ
2層防水による高級防水仕様
RC、SRC、PCa下地
RAプライマー
RAシート
目地部の動きに耐えるよう絶縁処理を
織り込んだ仕様
下地がALCパネルなどの多孔質のものや粗面な場合
RAプライマー
目地部の動きに耐えるよう絶縁処理を
織り込んだ2層防水による高級仕様
下地がALCパネルなどの多孔質のものや粗面な場合
脱気工法によるフクレ防止を
織り込んだ仕様
材料紹介
保護層
標準施工手順
RAシート
RAトップ
RAプライマー
RAテープ
(増張り)
RAシート
RAプライマー
施工後、
フクレが発生し易い下地の場合
(特にデッキプレート版など水分が残り易い下地)
RA水性ボンド
通気層
UBE脱気筒
RAシート
RAトップ
脱気工法によるフクレ防止を
織り込んだ2層防水による高級防水仕様
施工後、
フクレが発生し易い下地の場合
(特にデッキプレート版など水分が残り易い下地)
RA水性ボンド
通気層
UBE脱気筒
RAシート
保護打設断熱防水の標準仕様 (USD法)
一般歩行用屋上
RC、SRC、
デッキプレート版、PCa下地
RAプライマー
RAシート
露出断熱防水の標準仕様
非歩行用屋上
RC、SRC、
デッキプレート版、ALCパネ下地
RA水性ボンド
断熱材
RAシート
RAトップ
RAプライマー
RAシート
RAトップ
RA水性ボンド
断熱材
保護層
RAシート
RAトップ
施工物件例
RAテープ
(増張り)
UBE防水シート
RAトップ
の物性
RAシート
各種納まり部の
RAプライマー
施工仕様
RAコート
チェックポイント
RAシート
工事完了後の
RAプライマー
防水工事に対する
工事着手前並びに
RAコート
各工法の説明
RAシート
断熱防水工法
RA-401
RA-403
RAシート防水
工法用副資材
3
3
露出防水工法 (硅砂入保護塗料仕上げ)
RA-301
RA-301W
RA-302
RA-302W
RA-304
RA-304W
4
2
露出防水工法 (保護塗料仕上げ)
RA-201
RA-201W
RA-202
RA-202W
RA-204
RA-204W
3
1
保護防水工法
RA-101
RA-101P
RA-101W
2
適用(用途・下地)
工法一覧表
工法の特長
工 法 No.
4
材料紹介
サイズ
品 名
幅 (mm)
長さ (m)
重 量(kg)
包装形態
構 造
適 用
材料紹介
厚さ (mm)
工法一覧表
RAシート/RAテープ
特殊アスファルト含浸
ポリエステル不織布
2.0
1,000
15
35
クラフト紙包装
特殊ゴム化アスファルト
(粘着層)
建築用防水本体
50
15
1.15
ダンボール箱(24巻入)
WT110
0.9
100
15
2.3
ダンボール箱(12巻入)
WT133
0.9
330
15
6.9
ダンボール箱(2巻入)
MTS205
0.5
50
20
0.8
ダンボール箱(24巻入)
ポリエステル不織布
MTS207
0.5
75
20
1.2
ダンボール箱(12巻入)
特殊ゴム化アスファルト
(粘着層)
離型紙
目地部補強増張り用テープ
●断熱材の目地部増張り用
UBE防水シート
ダンボール箱(12巻入)
●PCa、
ALCパネルの
の物性
1.6
離型紙
各種納まり部の
20
役物廻り補強用テープ
施工仕様
100
特殊ゴム化アスファルト
(粘着層)
チェックポイント
0.5
合繊基材
工事完了後の
MTS210
特殊ゴム化アスファルト
(粘着層)
防水工事に対する
工事着手前並びに
0.9
RAテープ
片面タイプ
離型紙
WT105
各工法の説明
両面タイプ
標準施工手順
離型紙
RAシート防水
(含浸不織布タイプ)
SS20R
工法用副資材
RAシート
テープ
施工物件例
5
6
RAシート防水工法用
副資材
UBE RA副資材は、RAシートの特長を生かすために開発
された製品です。製品のほとんどがRAシートの粘着層と
同じ特殊ゴム化アスファルトを主成分としていますので、
RAシートとよくなじみ一層優れた防水効果を発揮します。
下地処理剤で下地表面の除去できないゴミやホコリを
下地面に固着させ、シートの接着力を向上させます。
また主成分はRAシートの粘着層と同じものを使用してい
ますので、乾燥後も粘着感が残り、RAシートとの一体感が
あります。
シートジョイント部及び立上り用接着剤で主成分はRA
プライマーと同様にRAシートの粘着層と同じものを使用
していますので、乾燥後も粘着感が残り、RAシートジョイ
ント部の水密性はより一体感があります。
露出防水着色仕上げ用
R Aシートの 表 層 仕 上 げに使 用 するアクリル 系 水 溶 性
タイプ の 塗 料 で 、特 に 優 れた 反 射 機 能 を 持 ち 大 幅 な
遮 熱 効 果を発 揮します。
露出防水着色仕上げ用
RA高反射コート
RAシートの表層着色仕上げに使用するアクリル系水溶
性タイプの塗料で、優れた日射反射率を持ち、防水層の
湿度上昇を大幅に抑制します。
仕 様 20kg石油缶入り
仕 様 15kg石油缶入り
主成分 特殊ゴム化アスファルト系
溶剤タイプ
主成分 特殊ゴム化アスファルト系
溶剤タイプ
主成分 特殊骨材入アクリルエマルジョン
主成分 アクリルエマルジョン
粘 度 65cps(B型粘度計)
粘 度 1,100cps(B型粘度計)
第四類 第一石油類 溶剤 トルエン 50%
吸入すると中毒をおこすおそれがありますので
換気および火気には、充分注意してください。
吸入すると中毒をおこすおそれがありますので
換気および火気には、充分注意してください。
5℃以下では使用しないでください。
保管条件は、0℃以上40℃以下としてください。
5℃以下では使用しないでください。
保管条件は、0℃以上40℃以下としてください。
RAクロス
R A 水 性ボンドは、アクリル 系 水 溶 性タイプ の 断 熱 材 、
RAクロス接着用ボンドで、乾燥後も粘着感が残り、施工
性に優れます。また、水で倍釈すれば、プライマーとして
利用できます。
軽歩行用RAシート防水の表層着色仕上げに使用する、硅
砂入りアクリル系水溶性タイプの塗料で、RAコートと同様
に耐伸性・耐候性に優れます。また、
ノンスリップ性のすば
らしい仕上りになります。
RAシートジョイント部、役物回り、端末部に使用するシーリ
ング材で、ゴムアスファルト系ですのでRAシートとの接着
性も優れ、RAシートの水密性がより向上します。
RA204・RA304工法(脱気工法)の通気層に使用する
ポリエステル系の不織布で、耐久性、通気性、強度特性
が優れます。
固型分 80%
粘 度 165,000cps
(リオンビスコテスター)
水溶性タイプなので5℃以下では使用しないで
ください。保管条件は、0℃以上40℃以下として
ください。
第二類 引火性固体
施工は、2℃以上の温度で、保管は0℃以上
40℃以下で行なってください。
RAコート (着色仕上材)
粗面下地(砂付下地・熱アス撤去下地・保護モルタル下地)
の下地調整材で、
RAシートを施工する場合の優れた調整
効果があります。また乾燥時間が短いので作業性が良く、
簡易防水の効果もあります。
RAシートの表層着色仕上げに使用するアクリル系水溶性
タイプの塗料で耐候性に優れます。特に皮膜は柔軟でRA
シートの保護化粧材として優れた性能を発揮します。
仕 様 15kg石油缶入り
吸入すると中毒をおこすおそれがありますので
換気および火気には、充分注意してください。
鉛ドレン
レッドドレン
レッドドレンは、耐候性、耐薬品性等に優れ、複雑な下地に
フイットしやすい鉛製のドレンです。
仕 様 厚さ:1.5mm
外形:φ45mm、
φ65mm、
固型分 80%
カラー シルバー・グレイ・グリーン
粘 度 35,000cps
(リオンビスコテスター)
固型分 37%(シルバー)、55%
つば:300mm×300mm
粘 度 65ku(シルバー)、
80ku(ストーマー粘度計)
高さ:150mm
第四類 第二石油類 溶剤 キシレン 15%
吸入すると中毒をおこすおそれがありますので
換気および火気には、充分注意してください。
φ95mm(3種類)
水を良く吸収しますので、保管時の水漏れに
は充分注意してください。
フクレ防止工法用
UBE 脱気筒
施工物件例
RAペースト
仕 様 20kg石油缶入り
UBE防水シート
固型分 70%
の物性
粘 度 10,000mPas
2
各種納まり部の
カラー グレイ・グリーン・エンジ
仕 様 目付量80g/m 幅105cm 長さ100m クラフト紙包装
施工仕様
固型分 52%
仕 様 330ccカートリッジ ダンボール箱(24本入り)
チェックポイント
仕 様 18kg石油缶入り
工事完了後の
RAシール
防水工事に対する
工事着手前並びに
RAトップ (硅砂入り着色仕上材)
各工法の説明
RA水性ボンド
仕 様 17kg石油缶入り
標準施工手順
第四類 第一石油類 溶剤 トルエン 70%
カラー ライトグレー
RAシート防水
仕 様 15kg石油缶入り
工法用副資材
仕 様 15kg石油缶入り
粘 度 110ku(ストーマー粘度計)
7
RA遮熱コート
材料紹介
RAボンド
工法一覧表
RAプライマー
フクレ防止工法に使用、下地の水分を外気に拡散します。
材 質 ステンレス製
仕 様 高さ:18.5cm
外径:φ25cm
筒径:φ58mm
施工は、2℃以上の温度で、保管は0℃以上
40℃以下で行なってください。
8
標準施工手順
防水施工に先立ち、以下の事項が完了している事を確認してから
開始してください。
●パラペットなどの立上り面のジャンカ、パネルの目違いなどは
モルタルで仕上げてあるか、サンダー、またはグラインダーなど
で平滑にしてあること。
●コンクリート打継部、異種下地間の接合部、デッキプレート下地
の接合部はRAテープ(片面タイプ)を増張りして絶縁します。
●ALCパネル、PCaの目地部分はRAテープ(片面タイプ)を増張
りして絶縁します。
5
RAシートの張り付け及び
ジョイント部分の処理
シート割り付けの注意
●下地の乾燥は十分であるかの確認をしてください。一般的には、
モルタル下地は打設後10日以上、コンクリート下地は打設後
1ヶ月以上が望ましい状態です。(高周波水分測定器で測定し、
含水率は10%以下が望ましい状態です。)
●シートの短辺方向のジョイント部分が同じ位置に集まらないよう
に割り付けます。
ALCパネル目地の増張り
標準施工手順
●P C a ・ A L Cパネルなどの目地 部 分とシートのジョイント部 分
が重ならないように割り付けます。
空気を押し出す
離型紙を引き剥がす
ラップの白い墨出し線にそってRAボンドを0.3kg/m 塗布します。
(RAボンドのオープンタイムは通常約20分です。)
2
UBE防水シート
●ローラー刷毛・ゴムベラなどで均一にムラなく塗布します。
(通常下地は0.2kg/m 、ALCパネル下地などは0.4kg/m )塗布
します。
の物性
プライマーの塗布
各種納まり部の
十分にコーキングを行ないます。
施工仕様
5 シートの3枚重ね部分の空隙は水みちとなるので、RAシールで
ケレンがけ
チェックポイント
トさせながら蛇行に気をつけて、1枚目と同様に貼り付けます。
3枚目以降も同様に張り付けます。
工事完了後の
4 2枚目のシートは、1枚目のシートと10cmのラップでジョイン
2
ドレーン回り
●立ち上り部分については、RAプライマーを塗布乾燥後、さらに
RAボンドを0.3kg/m 塗布します。
施工物件例
●RAプライマーのオープンタイムは通常約30分です。 なお、
乾燥する前に降雨があった時は、下地の乾燥後塗り直します。
シートの張り付け手順及び
ジョイント部分の処理
2
蛇行のないことを確
1 1枚目のシートを墨出し線に合せて仮敷し、
RAシールでコーキングする
認します。
長辺方向を半分に折り返して(残り半分
2 シートの位置が定まると、
は動かないように固定しておきます。)、折り返し部分の離型紙に
切れ目を入れ、引き剥がしながら下地に張りつけます。
その際、シートの下に空気を抱きこませないように、また、シワ
が出来ないように、シートの表面を両手で押さえながら空気を
追い出します。
プライマー塗布
9
防水工事に対する
工事着手前並びに
●出隅 ・ 入隅 ・ドレーン回り・ パイプ回りなどの役物廻りはRA
テープ(両面タイプ)で補強張りします。
2
各工法の説明
3 1枚目のシートを張り終ったら、シートの片側についている10cm
補強張り
RAシート防水
●接着を妨げるほこり、レイタンス、油じみ、突起物などは完全に
除去してから清掃を十分に行ってください。
離型紙をカットする
工法用副資材
●立ち上り部、溝部は必ず長手方向に張り、コーナー部でのジョイ
ントは避けるように割り付けます。
2
固定
●シートを張る前に必ず水上 ・ 水下を確認してから寸法 ・ 位置を決
めて墨出しを行ない、できるだけジョイント部分が少なくなる
ように割り付けます。
●水勾配が悪く、水溜まりの発生する部分は無いか。又、この部分
のレベル調整がされているか。
4
離型紙を剥がす
材料紹介
●下地表面は凹凸ができないように、金ゴテを用いて平滑に仕上げ
てあること。
3
絶縁・増張り
工法一覧表
1
下地の点検と処理
6 ジョイント部分及び立ち上り部分はハンドローラーで、平場は
大型ローラー(自重25kg程度)で、コーナー部分はステッチャー
ローラーで速やかによく転圧します。
出 隅
10
標準施工手順
各工法の説明
張り仕舞の処理
保護防水工法
工法一覧表
6
1
●シートのジョイント部分、役物廻り、端末部分はRAシールで
十分にコーキングを行ないます。
4 保護層
●必要に応じて立ち上り部分は金物で、シートの張り仕舞を固定
させます。
2 RAシート
3 絶縁層
材料紹介
1 RAプライマー
シート張り
RAシート防水
工法用副資材
RA-101
標準施工手順
工法の特長
●保護防水工法の標準仕様
RAテープ
【両面タイプ】(役物回り)
2
防水層
RAシート
RAシール
0.1本/m
1.下地の清掃
4.補強増し張り
3
絶縁層
絶縁シート
2.プライマー塗布
5.RAシート張り
4
保護層
モルタル又はコンクリート
3.ボンド塗布
6.貼り仕舞の処理
別途工事
(注):下地がPCaの場合、PCaの長辺 ・ 短辺方向の目地にRAテープ(片面タイプ)を増張りして防水
層と絶縁します。
UBE防水シート
●標準施工手順通りに施工します。
2
の物性
0.3kg/m
各種納まり部の
保護打設の注意事項
絶縁層
平場の保護層
RAシート施工後に他の工事により、シート
自体が損傷を受けることを防止するため、
及び、保護層の膨張収縮による動きが原因
でシートの損傷を防止するため、施工後直
ちにシートの上全面にアスファルトフェル
ト又はポリエチレンシートを敷きつめて、
保護層と絶縁します。
絶縁層の敷き込み
モルタル押えの場合
1 クラック分散のため、溶接金網を敷き込
みます。
2 モルタルの厚みは30mm以上とします。
3 伸縮目地は、立上り面より600mm内外
(排水溝がある場合は1,000mm内外)
とし、一般部では1,500mm内外に設け
ます。目地幅は20mmとします。
立上り面の保護層
施工物件例
11
2
RAボンド(ジョイント部塗布)
仕上げ
(保護層打設、RAコート・RAトップの塗布)
各種防水工法の説明ページをご参照ください。
転 圧
0.3kg/m
施工仕様
8
RAボンド(立上り面のみ塗布)
2
チェックポイント
●異 物によりシートが破 断した部 分がないかどうかチェックし、
もしあれば、 補 強 張りを行ないます。
0.2kg/m
施工上のチェックポイント
点 検
●ジョイント部分の接着状況のチェックを行ない、RAシールに
よるコーキング処理が完全に行なわれているかどうかを確認し
ます。もし、不十分な部分があればもう一度コーキング処理を
行ないます。
RAプライマー(全面塗布)
工事完了後の
7
プライマー
標準使用量
防水工事に対する
工事着手前並びに
三枚重ね部分のシール処理
1
●一般歩行用屋上並びに室内(浴室、厨房など)
●RC、SRC、デッキプレート版、PCa下地
押え金物取り付け
使用材料
工 程
適 用
ジョイント部分のボンド塗布
各工法の説明
ジョイント部分のシール処理
1 立上り面は保護モルタルとし(メタルラス
使用)厚さ20mm以上とします。
2 メタルラスは、上端部を躯体に直接固定
したあと200mm間隔で千鳥状にトン
ボでRAシート面に固定します。(接着剤
使用)
コンクリート押えの場合
1 厚さ60mm以上の軽最コンクリートを打
設します。
伸縮目地は、
モルタル押えの場合と基本
2
的に同じです。但し、一般部では
3,000mm内外に設けます。
12
各工法の説明
1
保護防水工法
2
露出防水工法 (保護塗料仕上げ)
工法一覧表
3 RAコート
5 保護層
2 RAシート
4 絶縁層
2 RAテープ
(片面タイプ)
工法の特長
●PCaアスコン押え仕様
工 程
使用材料
プライマー
RAプライマー(全面塗布)
2
捨張り
RAテープ(MT233)
●PCaによる立体駐車場の屋上
RAボンド(立上り面のみ塗布)
0.2kg/m
2
0.3kg/m
2
RAボンド(ジョイント部塗布)
0.3kg/m
RAシール
0.1本/m
4
絶縁層
アスファルトフェルト30kg品
5
保護層
アスファルトコンクリート50m/m以上
2
ガムテープ又は
アスファルトで
張り付け
立上り部の納まり
0.3kg/m
2
3
着色仕上材
RAシート
RAボンド(ジョイント部塗布)
0.3kg/m
RAシール
0.1本/m
RAコート(全面塗布)
0.3kg/m
(2回塗り)
2
2
金物笠木
RAシート
(注):下地がPCaの場合、PCaの長辺・短辺方向の目地にRAテープ(片面タイプ)を増張りして
防水層と絶縁します。
RAシール
施工物件例
RAシール
露出防水工法の注意事項
保護打設の注意事項
絶縁層
防水層
●標準施工手順通りに施工します。
RAテープ
RAコート
アスコン打設時
RAシート施工後、他の工事
●舗装に供するアスコン打設時の温度は
による防水シートの損傷防
160℃以下とする。
止とアスコン層の膨張収縮
●アスコン打設にあたっては、
アスコン搬
による動きから絶縁のため、
入ダンプにより既設防水層が損傷しな
アスコン打設時の温度に耐
いように、コンパネなどで養生・保護し
えるア スファルトフェルト
た専用通行路を設けてください。
(30kg品)を全面に敷きつ
● アスファルトフェルト養生シート上を直
めます。
接走行する場合は、
急ブレーキ・急発進
・旋回等をして防水層を損傷させない
よう注意してください。
2
施工上のチェックポイント
別途工事
RAボンド(立上り面のみ塗布)
2
RAテープ
【両面タイプ】(役物回り)
●非歩行用屋上
●RC、SRC、PCa下地
RAシート
0.2kg/m
UBE防水シート
●PCaの長辺方向、及び短辺方向の目地は
RAテープ(片面タイプ)を増張りして防水
層と絶縁します。
適 用
RAプライマー(全面塗布)
の物性
防水層
プライマー
標準使用量
各種納まり部の
3
1
使用材料
施工仕様
施工上のチェックポイント
工 程
チェックポイント
RAテープ
【両面タイプ】(役物回り)
●露出防水の標準仕様
●RAシート自体厚みがあるので損傷に対し
て強く、万一損傷を受けた場合にも他の
防水材に比べて修復が簡単に出来ます。
工事完了後の
1
標準使用量
できるだけ早く塗布します。(2日以内)
1 RAコートは防水層完成後、
2 RAコートは開蓋後、充分撹拌し、
ローラー刷毛で塗りむらのないよう
均一に塗布します。
RAシール
押え金物
RAシート
RAシール
3 RAコートはエマルジョンタイプ
ですから、外気温5℃以下では使
用しないようにします。また、塗
膜が充分乾燥するまでに、降雨
が予想される場合は施工を避け
てください。
RAコートの塗布
短辺方向
13
防水工事に対する
工事着手前並びに
適 用
長辺方向
各工法の説明
工法の特長
標準施工手順
1 RAプライマー
RAシート防水
RA-201
工法用副資材
RA-101P
材料紹介
1 RAプライマー
3 RAシート
14
各工法の説明
2
露出防水工法 (保護塗料仕上げ)
2
露出防水工法 (保護塗料仕上げ)
工法一覧表
5 RAコート
4 RAシート(第2層)
3 RAプライマー
4 RAコート
1 RAプライマー
3 RAシート
2 RAテープ
(片面タイプ)
工法の特長
●2層防水による高級防水仕様
使用材料
工 程
1
プライマー
標準使用量
0.2kg/m
RAボンド(立上り面のみ塗布)
0.3kg/m
2
2
RAテープ
【両面タイプ】(役物回り)
5
防水層
(第2層)
着色仕上材
0.1本/m
RAプライマー(全面塗布)
0.2kg/m
RAボンド(立上り面のみ塗布)
0.3kg/m
2
RAシート
RAボンド(ジョイント部塗布)
0.3kg/m
RAシール(3枚重ね部およびジョイント部)
0.1本/m
RAコート(全面塗布)
0.3kg/m
(2回塗り)
2
立上り面
15
RAシール
RAシール
押え金物
RAシート
RAシール
RAシート
増張り
RAテープ
【片面タイプ】
長辺・短辺方向
の目地
RAボンド(立上り面のみ塗布)
2
0.3kg/m
2
RAテープ
【両面タイプ】(役物回り)
適 用
●非歩行用屋上
●下地がALCパネルなどの多孔質のもの
や粗面な場合。
3
防水層
施工上のチェックポイント
●ALCパネルの長辺方向、及び短辺方向の
目地はRAテープ(片面タイプ)を増張りし
て防水層と絶縁します。
4
着色材
RAシート
RAボンド(ジョイント部塗布)
0.3kg/m
RAシール
0.1本/m
RAコート(全面塗布)
0.3kg/m
(2回塗り)
2
2
RAテープ
ALCパネルの目地増張り
(RAテープ)
水上
金物笠木
2
2
(注):下 地がP C a の 場 合 、P C a の 長 辺・短 辺 方 向 の目地にR Aテープ( 片 面タイプ)を増 張りして
防水層と絶縁します。
立上り部の納まり
平 場
2
0.4kg/m
(2回塗り)
施工物件例
●RAシート2層の張り方
第2層目のRAシートは水下から水上に向
けて張り付けますが、第1層目のRAシート
のジョイント部をさけて張り付けます。
●RAコート(RA201工法と同じ)
4
RAシール(3枚重ね部)
2
RAプライマー(全面塗布)
UBE防水シート
施工上のチェックポイント
プライマー
0.3kg/m
プライマー
の物性
3
RAボンド(ジョイント部塗布)
●一層張り工法なので、ALCパネルなど
の軽量下地に対して重量負担がかかりま
せん。
1
各種納まり部の
●非歩行用屋上
●RC、SRC、PCa下地
RAシート
標準使用量
施工仕様
適 用
防水層
(第1層)
使用材料
チェックポイント
2
●ALCパネルなどの動きやすい下地に対
して R A シートは 優 れ た 下 地 追 従 性 を
発揮します。
工 程
工事完了後の
RAプライマー(全面塗布)
●目地部の動きに耐えるよう、 下地処理
(絶縁処理)を織り込んだ仕様。
防水工事に対する
工事着手前並びに
●RAシート自体厚みがあるので損傷に対し
て強く、万一損傷を受けた場合にも他の
防水材に比べて修復が簡単に出来ます。
第2層目 第1層目
各工法の説明
工法の特長
標準施工手順
1 RAプライマー
RAシート防水
RA-202
工法用副資材
RA-201W
材料紹介
2 RAシート(第1層)
● 下地全面を樹脂モルタルで処理をして施工する
場合は、RA-201工法と同じ施工手順です。
樹脂モルタル
長辺方向
RAシール
水下
短辺方向
16
各工法の説明
2
露出防水工法 (保護塗料仕上げ)
3 RAシート
2 通気層
施工写真
コーナー部の納まり
材料紹介
1 RA水性ボンド
工法一覧表
各部分の納まり図
4 RAコート
RAクロスはコーナー部に突き付けて納めます。
RAシート
RAクロス
RAクロスの張り付け
標準施工手順
RA水性ボンド
各工法の説明
工法の特長
1
RA水性ボンド(平場のみ塗布)
0.2kg/m
RAプライマー(立上り面、役物廻り塗布)
0.2kg/m
2
2
RAクロス
UBE脱気筒回りは、RAテープ(両面タイプ)で
補強張りを行ない、RAシートで2重張りします。
不織布(平場のみ)
2
RAテープ(両面タイプ)
RAシート
0.3kg/m
2
RAクロス
RAシート
RAボンド(ジョイント部塗布)
0.3kg/m
RAシール
0.1本/m
RAコート(全面塗布)
0.3kg/m
(2回塗り)
RA水性ボンド
2
2
施工上のチェックポイント
(1)ローラー刷毛、ヘラなどで塗ムラのな
いよう均一に塗布します。
(2)塗布後のオープンタイムはとらずに
RAクロス(不織布)を流し張りして行
きます。
(3)RA水性ボンドはエマルジョンタイプ
なので外気温5℃以下では使用しない
ようにします。また、一度凍らせると
もとには戻りませんので、保管その他
には充分注意します。
通気層
RAクロス(不織布)
1 RAクロスは水平方向から張付けて、
突き合せジョイントとします。
2 RAクロスは浮きがないように完全に
下地へ張付けます。
UBE脱気筒の設置位置
1 片流れの場合は、水上部分に設置し
ます。
2 両流れの場合は、棟頂点の部分に設置
します。
防水層
(1)RAクロス張付後、防水層(RAシート)
を直ぐ追いかけて施工します。
R Aクロスを 露 出 さ せ てままそ の 日
の工程を終わらせないようにします。
は み 出した R Aクロ スは 切り取り、
防 水 端 部は、ガムテープで雨養生し
ておきます。
UBE脱気筒回りの補強張り
ドレーン回りの納まり
RAシール
RAシート
RAシール(両面タイプ)
RAクロス
RAボンド
RA水性ボンド
施工物件例
特殊ボンド(RA水性ボンド)
UBE防水シート
50m に1個設置
の物性
着色仕上材
UBE脱気筒の設置
RAシール
各種納まり部の
4
防水層
UBE脱気筒
施工仕様
UBE脱気筒
RAボンド(立上り面のみ塗布)
3
UBE脱気筒回りの納まり
チェックポイント
通気層
●非歩行用屋上
●施工後、フクレが発生し易い下地の場合
( 特にデッキプレート版 など水 分 が 残り
易い下地)脱気工法
標準使用量
RAテープ
【両面タイプ】(役物回り)
2
適 用
特殊ボンド
使用材料
工事完了後の
●RAクロス(不織布)を入れることにより、下
地に対する亀裂抵抗性が更に高まります。
工 程
(2)R Aシートは、 R Aクロスの 上に直接
張ります。
仕上り状態
17
防水工事に対する
工事着手前並びに
●通気層及び脱気装置を設けることにより、
完全にフクレを防止できるので、美観を損
なわない仕上りを期待できます。
RAシート防水
工法用副資材
RA-204
18
各工法の説明
3
露出防水工法 (硅砂入保護塗料仕上げ)
4
断熱防水工法
工法一覧表
5 保護層
4 断熱材
3 RA水性ボンド
2 RAシート
2 RAシート
1 RAプライマー
1 RAプライマー
工法の特長
標準施工手順
工法の特長
RAシート防水
RA-401
工法用副資材
RA-301
材料紹介
3 RAトップ
1
プライマー
0.2kg/m
RAボンド(立上り面のみ塗布)
0.3kg/m
2
2
防水層
RAトップ(全面塗布)
1.5kg/m
(2回塗り)
(1)RAトップは防水層完成後、できるだけ早く塗布し
ます。(2日以内)
(3)RAトップはエマルジョンタイプなので外気温5℃
以下では使用しないようにします。 また、塗膜が
充分乾燥するまでに降雨が予想される場合は、施
工を避けます。
RA201W工法の着色仕上げ材を、硅砂入り着色仕上げ材
に替えたもので、工程及び使用材料は同一です。
又、以下に示す工法についても、硅砂入り着色仕上げ材
を使用した工法です。
RA-301W RA-302
RA-304
RA-302W RA-304W
防水層
2
RAシート
RAボンド(ジョイント部塗布)
0.3kg/m
RAシール
0.1本/m
0.1kg/m
施工上のチェックポイント
3
特殊ボンド
RA水性ボンド(全面塗布)
断熱材(発泡ポリスチレン系)
4
断熱材
押出し成型製品(発泡ポリスチレン系)
5
保護層
モルタル又はコンクリート
(断熱ブロックでも可)
(1)断熱材は、RAシートの上にRA水性ボンドをロー
ラー刷毛 ・ ゴムベラなどで、0.1kg/m 2塗布して
から張り付けます。
2
2
別途工事
(2)断熱材の目地部は、施工時の降雨、保護層打設時
の水の浸入を防ぐためにRAテープ(片面タイプ)
増張りします。
保護打設の注意事項
絶縁層
平場の保護層
RAシート施工後に他の工事により、シート
自体が損傷を受けることを防止するため、
及び、保護層の膨張収縮による動きが原因
でシートの損傷を防止するため、施工後直
ちにシートの上全面にアスファルトフェル
ト又はポリエチレンシートを敷きつめて、
保護層と絶縁します。
絶縁層の敷き込み
19
0.3kg/m
施工物件例
(2)RAトップは開蓋後充分撹拌し、ローラー刷毛で塗
むらのないよう均一に、2回に分けて塗布します。
2
●一般歩行用屋上
●RC、SRC、
デッキプレート版、PCa下地
2
RAトップ
RAボンド(立上り面のみ塗布)
2
UBE防水シート
0.1本/m
0.2kg/m
の物性
RAシール
RAプライマー(全面塗布)
各種納まり部の
硅砂入り
着色仕上材
0.3kg/m
プライマー
標準使用量
施工仕様
3
RAボンド(ジョイント部塗布)
2
1
使用材料
RAテープ
【両面タイプ】(役物回り)
適 用
RAシート
工 程
チェックポイント
2
●保護打設断熱防水の標準仕様
●RAシートの上に断熱材を張り付けてから
保護層を設けた、歩行可能な断熱防水工法
で、防水層の耐久性をアップさせた仕様。
工事完了後の
RAプライマー(全面塗布)
RAテープ
【両面タイプ】(役物回り)
●軽歩行屋上
●下地がRC、SRC、PCaの場合
施工上のチェックポイント
標準使用量
防水工事に対する
工事着手前並びに
適 用
使用材料
工 程
各工法の説明
●軽歩行用防水の標準仕様
●防水層の耐久性をアップさせた工法です。
●シート自体厚みがあり、
しかも柔軟性があ
るので軽歩行用として優れた工法です。
立上り面の保護層
モルタル押えの場合
1 立上り面は保護モルタルとし(メタルラス
使用)厚さ20mm以上とします。
1 クラック分散のため、溶接金網を敷き込
みます。
2 メタルラスは、上端部を躯体に直接固定
したあと200mm間隔で千鳥状にトン
2 モルタルの厚みは30mm以上とします。
ボでRAシート面に固定します。(接着剤
3 伸縮目地は、立上り面より600mm内外
使用)
(排水溝がある場合は1,000mm内外)
とし、一般部では1,500mm内外に設け
ます。目地幅は20mmとします。
コンクリート押えの場合
1 厚さ60mm以上の軽最コンクリートを打
設します。
2 伸縮目地は、モルタル押えの場合と基本
的に同じです。但し、一般部では
3,000mm内外に設けます。
20
防水工事に対する
工事着手前並びに
工事完了後のチェックポイント
各工法の説明
4
断熱防水工法
3 RAシート
2 断熱材
水勾配が設計通りになっているか確認してください。
露出防水工法で1/50以上、保護防水工法で1/50∼1/100の勾配が標準です。
工 程
特殊ボンド
●非歩行用屋上
0.2kg/m
RAプライマー(役物回り、立上り面のみ塗布)
0.2kg/m
2
発泡ポリウレタン又は発泡ポリエチレン(20 m/m)
断熱材
硅砂入り
着色仕上材
RAボンド(ジョイント部塗布)
0.3kg/m
RAシール
0.1本/m
RAトップ(全面塗布)
1.5kg/m
(2回塗り)
2
2. 防水工事完了後のチェックポイント
2
ラス・金網工事
各部分の納まり図
コーナー部の納まり
ドレーン回りの納まり
パイプ回りの納まり
コーナー部は直角すみ切りとして、
断熱材を突き付けて張ります。
断熱材はドレーン部分の増し張りテープ(両
面タイプ)に突き付けて張り、更にその部分
をRAテープ(両面タイプ)で増し張りして納
めます。
パイプ回りは、断熱材をパイプに突き付けて張り、
RAテープ(両面タイプ)で増し張りして納めます。
RAシート
RAテープ(両面タイプ)
RAシール
断熱材
RAシート
断熱材
RAシール
RAテープ
(両面タイプ)
RAシート
断熱材
モルタル・
コンクリート
打設工事
左官・タイル工事
配管工事・
溶接溶断工事
21
水張り試験は、防水層完成後1両日養生してから行ないます。
ドレーンを封じ、防水層の立上がり端末部を越えない範囲まで水をため、漏水の有無を確認します。
施工物件例
(3)断熱材の目地部は、施工時の降雨による雨水の浸
入を防ぐために、RAシート(片面タイプ)を増張り
します。
水張り試験
UBE防水シート
2
RAシート
防水層
2
4
0.3kg/m
の物性
3
壁面立上り端末部は水切りを設けてあるか。
防水層の端末部は金物で固定できる納まりになっているか。
各種納まり部の
断熱材
(1)断熱材は発泡ポリウレタン又は、発泡ポリエチレン
にRA水性ボンドをローラー刷毛 ・ゴムベラなどで
0.2kg/m 塗布してから張り付けます。
(2)約30 m/m以上の発泡ポリエチレン系断熱材の張り
付けに際しては、接着剤を下地 ・ 断熱材の両方に
塗布して、張り付けてください。
ALCパネル、PCaは、部材間のムーブメントは小さく、部材接合部は平坦に仕上っているか。
施工仕様
RAボンド(立上り面のみ塗布)
ALC版・PC版
納まり
RAテープ【片面タイプ】(断熱材目地増張り)
施工上のチェックポイント
パイプなどの貫通管は、ツバまたはアンカーをとりつけた後、躯体の中に埋め込み動かない
ように堅固に固定されているか。
2
RAテープ
【両面タイプ】(役物回り)
2
貫通パイプ
チェックポイント
●下地がRC、SRC、デッキプレート版、PCa
、ALCパネル下地
RA水性ボンド
工事完了後の
1
標準使用量
防水工事に対する
工事着手前並びに
適 用
使用材料
ルーフドレーンはシート防水用ドレーンが使用されているか。
各工法の説明
●露出断熱防水の標準仕様
標準施工手順
下地の勾配
RAシート防水
下地の乾燥
下地は充分乾燥していること。(高周波水分測定器で測定し、含水率は10%以下が望ましい。)
下地はコンクリート打設後1ヶ月以上養生が必要です。
デッキプレート型枠コンクリートの場合、乾燥が悪いので養生期間を長くとります。
ルーフドレーン
工法の特長
RAシール
下地ごしらえ
下地の表面は、金ゴテで凹凸なく平滑に仕上げてあること。
PCa、ALCパネルの目地は段違いのないようにモルタルを充填し、平滑に仕上げてあること。
立上りコーナー部・入隅部・稜線部及び出隅部は面取りをしてあること。
工法用副資材
RA-403
現場打ちコンクリート(RC、SRC)、
デッキプレート型枠コンクリート、PCa構造の場合は、露出
及び保護防水工法が適用でき、ALCパネル構造の場合は、露出防水工法が適用できます。
防水施工に先だち、以下の事項が完了している事を確認してください。
材料紹介
1 RA水性ボンド
下地構造と
防水仕様
工法一覧表
1. 防水工事着手前でのチェックポイント
4 RAトップ
防水層の直ぐ上にラスや金網を置いたり立てかけて、防水層を傷つけないようにします。
ラスを直接防水層の上に敷いて踏み付けないようにします。
一輪車などでモルタルを搬入する場合、ベニヤ板で仮設通路を作ります。
ポンプ圧送する場合、木製台座(木馬)などをコンクリート用ホースの下に置きます。
左官コテ切りのないよう注意します。
水系張りのための釘打ちを防水層の上からしないようにします。
配管を動かしたり、移動させたりしてパイプ回りの水仕舞部分を損傷しないようにします。
防水工事後、防水層を貫通させて新しく配管工事をしないようにします。
22
各種納まり部の
施工仕様
以上
m
100m
ALC版、PC版の目地
異種下地間の施工
RAシート
RAテープ(両面タイプ)で図のように補強張りします。
RAシート
RAテープ
(片面タイプ)
ALCパネル
標準施工手順
鉄筋コンクリート
ALCパネル
パラペットの仕舞
ドレーン回りの施工
RAテープ(両面タイプ)で図のように補強張りします。
各工法の説明
入隅角の施工
絶縁紙
RAテープ(両面タイプ)で図のように補強張りします。
RAシート
ラス張り
モルタル
RAシール
モルタル
RAシール
RAシート
天場にラスをかけられない場合及び
300mm以上の立ち上りはレンガ
またはブロック積みとします。
エキスパンションジョイント
RAシール
施工物件例
パイプ回り
UBE防水シート
押え金物
RAシート
の物性
300mm
以下
各種納まり部の
RAシート
笠木
施工仕様
300mm
以下
RAシール
レンガ積み
チェックポイント
RAテープ
笠木
工事完了後の
笠木
押え金物
笠木
RAシール
ステンレス製既製バンド等で
締め付け、上部RAシール処理。
RAシート
RAテープ
RAシール
23
300∼600mm
RAシール
この間は接着剤は
浮かし貼り 塗布しない。
100mm
100mm
RAシート
RAシート
防水工事に対する
工事着手前並びに
RAシール
RAシール
RAシート防水
工法用副資材
RAテープ
(片面タイプ)
材料紹介
コーナーはジョイントの個所をできるだけ少なくし、
ジョイント
のラップ幅は100mm以上とします。
シートをコーナーで2つ折りにして徐々に張り、空気を内包さ
せないよう注意します。
出隅角の施工
工法一覧表
コーナー部の施工
RAシート
24
UBE防水シートの
物性
各種納まり部の施工仕様
RAシール
ラス張り
RAシート
RAシート
RAシート
比 重
1.15
JIS-K2249
軟 化 点 (℃)
91
針入度 (25℃)
125
針入度指数
8.6
引 火 点 (℃)
> 280
フラース脆化点 (℃)
<−30
JIS-K2207
600
500
SS20
400
タテ
ヨコ
152
110
300
伸 び 率 (%)
タテ
ヨコ
53
59
200
引裂強さ (N)
タテ
ヨコ
43
44
100
10
70
80
90
(単位:N/40mm)
試験方法:
公団規格に準拠
40mm幅の短冊状試験片を
被着体に貼りつけ、2kg荷重
の ロ ー ル で 2 往 復 転 圧し 、
168時間放置後試験しました。
引張速度 200mm/min
試験温度 25℃
100mm 120mm
被着体
スレート板
m
40m
プライマー塗布後シート張り付け
8mm
m
40m
亀裂発生箇所
●亀裂幅が小さい時(5mm幅の場合)、シート自体の伸び
は殆ど認められません。
施工物件例
試験片
水下
UBE防水シート
226
の物性
182
400mm
300mm
各種納まり部の
RAシート、基材面
(接着剤塗布)
施工仕様
モルタル面
(プライマー塗布)
チェックポイント
RAシート
60
工事完了後の
RAテープ
(両面タイプ)
50
●亀裂幅が大きくなっても粘着層の応力分散効果により、
シートの変形は少なく基材は破断しません。
金属板
端木
90mm
RAシート
180℃剥離試験
被着体
SS20
RAシール
水下
25
防水工事に対する
工事着手前並びに
金属製雨どい
40
試験方法: 図で示すような試験体を引張試験機で引張り、下地の亀裂
幅と荷重の関係および試験体の状況を観察しました。
引張剪断試験
SS20
30
亀裂幅 (mm)
3 接着性
水下
20
各工法の説明
引張強さ (N/cm)
被着体
SS20 (亀裂幅40mmまで異常なし)
700
試験方法:引張強さ・ 伸び率:JIS A 6013に準拠
引裂強さ:JIS A 6013に準拠
RAシート
押え金物
800
標準施工手順
RAシール
引張速度 5mm/min
900
2 引張特性
軒先仕舞
応力 (N)
(単位:N/25mm)
モルタル面
(プライマー塗布)
RAシート、基材面
(接着剤塗布)
78
110
RAシート防水
押え金物
試験方法
工法用副資材
モルタル
押え金物
数値
材料紹介
RAシール
RAシール
項目
4 耐下地亀裂抵抗性
工法一覧表
1 特殊ゴム化アスファルトの性状
側壁との取り合い
試験方法: ASTM - D903に準拠
引張速度 300mm/min (引剥速度150mm/min)
試験温度 25℃
26
UBE防水シートの物性
7 耐薬品性
SS20
漏水なし
水圧3kg/cm
漏水なし
2
2
SS20
各種薬品を所定の濃度に調整し、試験片を常温で所定期間
浸漬後測定しました。
125
41
30日
127
42
90日
123
41
30日
132
43
90日
118
42
30日
119
40
90日
116
43
ブランク
10%Nacl
10%H2SO4
加圧
過飽和Ca(OH)2
劣化後
40%伸長劣化
ブランク
227
218
245
215
水道水
226
224
70℃温水
244
214
SS20
伸長量 (mm)
0.5
変 形
なし
試験方法: JASS - 8に準拠
50℃24時間浸漬、乾燥各5回後の伸長量を測定しました。
試験片長 300mm
試験方法:公団規格に準拠
ジョイント部の処理
ジョイント幅……40mm
接着剤塗布後ハンドローラーで転圧
伸長量 (mm)
− 0.5
ヨコ
+ 0.7
試験方法: JIS - A6008に準拠
80℃、168時間加熱後の伸長量又は収縮量を求めました。
試験片長 300mm
27
132
合格
10 促進暴露試験
SS20
引張強さ (N/cm)
ブランク
500時間
照射後
耐下地亀裂抵抗性試験
1,000時間
照射後
1,500時間
照射後
2,000時間
照射後
125
伸 び 率 (%)
41
剥離接着力 (N/25cm)
78
引張強さ (N/cm)
127
伸 び 率 (%)
39
剥離接着力 (N/25cm)
75
引張強さ (N/cm)
37
剥離接着力 (N/25cm)
74
体積固有抵抗 (Ω・cm)
絶縁破壊電圧 (KV)
8.4 x 10
13
> 50
試験方法: 体積固有抵抗:JIS - C2336に準拠
印加電圧:DC500V
絶縁破壊電圧:JIS - C2110に準拠
電極:ASTM - D295規格品(1/4" )
短時間破壊試験方法(昇圧速度3KV/sec)
126
伸 び 率 (%)
34
剥離接着力 (N/25cm)
78
引張強さ (N/cm)
SS20
122
伸 び 率 (%)
引張強さ (N/cm)
13 電気的特性
37
注:伸びは最大応力時の伸びであり、破断伸びは約55%です。
試験方法:JIS-A6008に準拠
加熱温度 80℃、168時間
SS20
タテ
41
施工物件例
加熱収縮性
226
125
UBE防水シート
10%H2SO4
40%伸長加熱
試験方法: 英弘精機製HC - JD型保温材熱伝導率測定装置を使用し、
熱伝導率を測定して、これから伝熱係数を算出しました。
の物性
236
伸 び 率 (%)
0.08
各種納まり部の
245
熱伝導率 (Kcal/m・hr・℃)
施工仕様
10%Nacl
SS20
チェックポイント
90日
引張強さ (N/cm)
12 熱伝導率
工事完了後の
寸法安定性
(
加熱後
伸 び 率 (%)
試験方法: HONEYWELL社製高速度電子式水分透過率測定器を使用
して、透湿係数を算出しました。
113
伸 び 率 (%)
32
剥離接着力 (N/25cm)
76
試験方法:サンシャインウェザオメーター使用
機内温度50℃、60分照射のうち9分スプレー。
所定時間促進暴露後、シートの引張特性および接着力を測定。
引張強さ・伸び率……JASS - 8に準拠
180℃剥離接着力……ASTM-D903に準拠
モルタル面(プライマー塗布)に対する接着力
防水工事に対する
工事着手前並びに
6 寸法安定性
(
単位:N/4cm幅、
ラップ長さ4cm
30日
過飽和Ca(OH)2
450 Ø
(引張剪断強度)
合格
SS20
引張強さ (N/cm)
0.0013
39
9 加熱劣化試験
ブランク
透湿係数 (g/m・hr・mmHg)
各工法の説明
アクリル透明板
SS20ラップジョイント部の耐薬品性
伸 び 率 (%)
127
試験方法:JIS-A6008に準拠
オゾン濃度50pphm、温度40℃、168時間
試験方法:JASS - 8に準拠
RAシート
引張強さ (N/cm)
41
標準施工手順
伸び率(%)
伸 び 率 (%)
125
RAシート防水
ジョイント部の処理
ジョイント幅……100mm
接着剤塗布後ハンドローラーで転圧
引張強さ(N/cm)
引張強さ (N/cm)
SS20
工法用副資材
試験方法: 公団規格に準拠
450mmØの円筒下部のフランジに、ジョイントを有する
UBE防水シート(SS20)を取付け、水を張り1kg/cm2および
ジョイント部の漏水性を調べました。
3kg/cm2の圧力をかけ、
ブランク
(引張特性)
SS20の耐薬品性
11 水蒸気透過性
材料紹介
水圧1kg/cm
8 オゾン劣化試験
工法一覧表
5 シート接合部の漏水試験
28
施工物件例
工法一覧表
RA-201工法(改修)
ミツミ電機株式会社 厚木事業所 様
神奈川県厚木市 22,800m
2
材料紹介
2
RA-101工法
標準施工手順
第一ホテル東京ベイ 様
千葉県浦安市 12,000m
RA-101工法(浴室)
RAシート防水
工法用副資材
RA-101工法
新農業改善事業
多目的研修施設農業者
トレーニングセンター 様
愛媛県北宇和郡 2,030m
神奈川県武道館 様
神奈川県横浜市 3,300m
2
2
各工法の説明
工事完了後の
チェックポイント
施工仕様
各種納まり部の
の物性
UBE防水シート
2
防水工事に対する
工事着手前並びに
RA-204 工法
べイヒルトンホテル NKホール 様
千葉県浦安市 500m
施工物件例
RA-101工法 金属屋根
下地
千葉ポートアリーナ 様
千葉県千葉市 8,000m
2
RA-301工法
アーク森ビル 様
29
東京都港区 2,400m
2
30