真上小学校5年 外国語活動学習指導案 指導者 1. 日時 高槻市立真上小学校 本吉 薫 高槻市立第二中学校 利根 充紗 平成25年12月4日(水) 第5校時(14:00~14:45) 2.学年・組 第5学年1組(男17名 3.場所 高槻市立真上小学校 4.単元名 What do you want? 女14名 計31名) 5年1組教室 外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーショ ンを図ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませなが ら、コミュニケーション能力の素地を養う。 ・ 積極的にアルファベットの大文字を読んだり、欲しいものを尋ねたり答えたりしようとする。 ・ アルファベットを使って欲しいものを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむ。 ・ 身の回りにはアルファベットの大文字で表現されているものがあることに気づく。 7.評価規準 コミュニケーションへの 関心・意欲・態度 ◇積極的にアルファベットの 大文字を読んだり、欲しいも のを尋ねたり答えたりしよ うとしている。 外国語への慣れ親しみ 言語や文化に関する気づき ◇ 「 What do you want? 」 ◇身の回りにはアルファベッ 「A,please」等のやりとり トの大文字で表現されてい をして友達と交流してい るものがあることに気づい る。 ている。 8.単元の指導計画(評価規準)全4時間 時間 第1次(1時間) 第2次(1時間) 5.単元の位置づけ ◇児童・生徒観 外国語活動については 1 年生のときから取り組んできた。子どもたちは 5 年生から本格 的に始まった外国語の授業を毎回楽しみにしており、積極的に ALT や友達とコミュニケー ションをとろうとする態度が多く見られる。活動はゲームを中心に他者と関わる場面を多 く設定することで、まだ恥ずかしい児童や自信のない児童も自ら楽しく活動しようとする 意欲が生まれてくると考えられる。 「Hello!」 「I’m happy」では日常的なあいさつの仕方を身につけ、 「How many?」 「I like apples」では 1 から 20 の数の言い方、尋ね方を使ってインタビューゲームをしたり、自分 の好きなもの、嫌いなものをスピーチしたりして外国語の表現に親しんできた。さらに 「What do you like?」では色や形、好きなものは何か尋ねる言い方を学ぶとともに、日本 語と外国語の音の違いにも気づき、発音に耳を傾けて聞くようになってきた。 ◇教材観 3 年生でローマ字の学習をしており、アルファベットには親しんではいるがうろ覚えの 児童が多い。本単元「What do you want?」ではチャンツ、 『ABC song』などを用いて繰 り返しアルファベットを発音し、その読み方と文字を一致させたい。さらに、街の中に隠 れているアルファベットの大文字を探すことで身の回りには様々なアルファベットの表示 があり、世界がつながっていることに楽しみながら気づかせるようにする。 これまで学んできた「What do you like?」 「What’s this?」の表現と「What do you want?」 の類似点や相違点に触れ、外国語のおもしろさにも気づかせるようにする。また、カード 集めゲームや買い物ゲームを通して、主体的に自分の欲しいものや必要なものを選び、尋 ねたり答えたりする言い方を身につけられるようにしたい。さらに友達や教員との自然な やりとりの中で、伝え合う喜びや、自分を表現したり、友達のことを知る喜びを味わうこ とができるようにしたい。 ◇指導観 前時で、Hi,friends!に出てくる街の絵を使ってポインティングゲームやカード集めゲー ムをし、街の中にあるアルファベットの発音や表示を認識しておくことで、本時の中で使 用する新しい表現を少なくし、アルファベット集めゲームに積極的に取り組めるようにす る。また、T・T の形態のよさを生かしてデモンストレーションを十分に行い、買い物のし かたや気持ちを込めてコミュニケーションを図っている場面のモデルを見せたい。 児童一人ひとりが外国語活動に関われるよう、グループ活動の際にはあらかじめそれぞ れの教員が担当するグループを決めておき、児童全員に均等に支援を行えるようにする。 そしてグループで協力してものの名前を表すのに必要なアルファベットは何かを考え、教 員の元へ買いに行く活動を通して、グループの友達や教員と積極的にコミュニケーション をとれる活動にしたい。 6.単元目標 主な学習計画 指導上の留意点 評価規準 「アルファベットの大文字を知ろう」 ① あいさつ ② 何の文字かな? ③ アルファベットの発音 ④ ABC song でアルファベットを覚 えよう。 ⑤ Hi,friends! p22.23 町 の 絵 か ら A~Z のアルファベットを探そう。 ⑥ アルファベットカルタ ⑦ 振り返り ⑧ HW 身の回りの広告や雑誌など の中で見つけたアルファベットを 切り抜いて次回の授業に持ってく る。(英語だと思うものを見つけて くる。最終の授業で使用する) 「アルファベットの発音の仕方を知ろ う」 ① あいさつ ② アルファベットの発音の仕方(復 習) ③ ABC song ④ 宿題で集めてきた切り抜きを黒板 にはる。全体で交流する。ALTに 見てもらい、英語の単語が何個ある か判断してもらう。 ⑤ プリント A~Z を順番通り線で結 ぼう。 ⑥ アルファベットパズルゲーム ⑦ ビンゴゲーム ⑧ 振り返り 自分たちの住む町の 中にアルファベット で書かれている看板 や標識などがあるこ とに気づかせる。(教 員が写真を撮ってき て見せ、子どもたちに 興味を持たせる。) ペア・グループで交流 する時間を作る。 身の回りには様々な アルファベットの大 文字があり、いろいろ なことを表現してい ることについて気づ く。〔言語や文化に関 する気づき〕 アルファベットの発 音の仕方をいろんな 方法で繰り返し教え、 覚えようとしなくて も自然と歌やリズム で身につけられるよ う工夫する。 アルファベットの発 音ができ、ゲームをと おして積極的に発音 している。[外国語へ の慣れ親しみ] 子どもたちに宿題で 身近なもので、英語で 表されているものを 雑誌や広告で見つけ てそれを切り抜いて こさせる。その際英語 だと思うものをきり ぬいてこさせる。 What do you want? ○○,please.という表 現を使って友達にほ しいものを尋ねたり 答えたりする。〔外国 語への慣れ親しみ〕 身近な町の地図の中 にアルファベットが 使われていることを 知る。〔言語に関する 気づき〕 子どもたちがグルー プのメンバーと協力 し、単語集めゲームが 出来るように事前に しっかりアルファベ ットの定着をはかっ ておく。グループ活動 の場を設けることで、 英語が苦手な子ども も授業に参加出来る ようにする。 積極的にアルファベ ットの大文字を読ん だり、ほしいものを尋 ねたり答えたりしよ うとしている。〔コミ ュニケーションへの 関心・意欲・態度〕 ◇学力向上 ・学習規律の確立検討委員会・・・「学びに関する評価の観点」より学習の仕方ステップ2、 3を意識したグループワークをさせる。一人一人が自分 の力で問題解決をし、わからなければ周りに援助を求め る。このようなステップを踏ませるよう意識。 ・家庭学習のあり方検討委員会・・・授業から家庭学習へ。授業であつかったことをもとに 宿題につなげる。発達段階に合わせた宿題の提示。 10.本時の目標 ・ アルファベットを使って欲しいものを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむ。 ・ 身の回りにはアルファベットの大文字で表現されているものがあることに気づく。 まとめ 9.コラボ授業のねらい ◇教員二人の役割 小学校教員が授業を進め、英語の発音の仕方を中心に中学校教員が指導する。また英語であ るかないかの判断など、英語の教員が出来る部分は積極的に中学校の教員がおこなっていく。 本時以外にも事前に中学校教員が小学校に出向き、小学校の教員と授業を行い、子どもたちと の関係を作るようにする。 11.本時の展開 展開 第4次(1時間) What do you want? ○○,please.というフ レーズを繰り返し練 習させることで、児童 どうしの会話の中で 子どもたちが簡単に つかうことができる ようにする。チャンツ を通してリズムでフ レーズを言うことが 出来るように導く。 導入 第3次(1時間) 「何がほしいかをたずねよう」 ① あいさつ ② ABC song ③ チャンツ「What do you want?」 ④ 「What do you want?」「The “C” card , please.」の表現の確認 ⑤ Hi,friends!に出てくる英語の単語 の発音の練習 ⑥ ALTの発音を聞いてアルファベ ッ ト を 並 べ る ゲ ー ム (Hi,frfiends!p22-23 に出てくる単 語から) ⑦ 振り返り (本時) 「身近なものの名前を、アルファベッ トを表そう」 ① あいさつ ② アルファベット大文字の発音、復習 ③ ABC song ⑨ Hi,fiends! P24 Let’s listen.アルフ ァベットを聞きながら線で結ぶ。 ④ チャンツ「What do you want?」 ⑤ 単語集めゲーム 自分たちが探してきた英語をアル ファベットカードで表す。できあが ったあと足りない語を同じグルー プの代表のところに取りに行く。き ちんと完成出来た班が合格。 ⑥ 振り返り 児童・生徒の活動 教員の活動 評価の規準 あいさつ Good morning,everyone. Good morning, Ms Motoyoshi and Ms Tone. How are you? I’m not so good ,thank you and you? I’m good. めあて「身近なものの名前をアルフ ァベットで表そう。」 ① あいさつ ② アルファベット大文字の発音 復習 ③ ABC song ④ Hi,fiends! P24 Let’s listen.ア ルファベットを聞きながら線で 結ぶ。 ⑤ チャンツ「What do you want?」 ⑥ 先輩のビデオを見て、会話のポ イントを確認する。実際に会話 の練習をする。 ⑦ 単語カード集めゲーム 教科書に出てきた単語、自分た ちが探してきた英語をアルファ ベットカードで表す。できあが ったら足りない語のカードを自 分のグループの代表にもらいに 行く。早く完成させられた班が 優勝! 振り返り 挨拶をし、児童の声が出 ていることを確認する。 一方的な挨拶ではなく、 教員側にも質問をなげか けるような挨拶を意識し てさせる。 大きな声で挨拶が出 来ている。〔コミュニ ケーションへの関 心・意欲・態度〕 子どもたちがグループの メンバーと協力し、単語 集めゲームが出来るよう に事前にしっかりアルフ ァベットの定着をはかっ ておく。グループ活動の 場を設けることで、英語 が苦手な子どもも授業に 積極的に参加出来るよう にする。先輩のモデルを 見せることで、子どもた ちが会話をスムーズに進 める工夫が出来るように する。 積極的にアルファベ ットの大文字を読ん だり、欲しいものを尋 ねたり答えたりしよ うとしている。〔コミ ュニケーションへの 関心・意欲・態度〕 2人の教員が全員分をチ ェックし、その場でコメ ントを言う。また振り返 りのチェックと同時にア ルファベットの発音をさ せ、児童が言えるかどう か確認する。 本時のめあてを達成 できている。
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