2007 年 12 月 7 日 衆議院派遣により、「クラスター爆弾に関するウィーン会議に向けた議員間フォー ラム(Parliamentary Forum on the Eve of the Vienna Conference on Cluster Munitions)」 に日本国議員団団長として出席し、昨日帰国いたしましたので、以下、取り急ぎ、 報告申し上げます。 1.日本国派遣団の構成は以下のとおり。 団長 (衆議院議員) 同 同行 猪口邦子 (自由民主党) 山口 (民主党) 壮 (衆議院調査局) 大野雄一郎 (衆議院国際部) 大野弘之 2.渡航期間と渡航先 2007 年 12 月3日∼2007 年 12 月6日 オーストリア国首都ウィーン 3.会議の結果 プラマー(Barbara Prammer)オーストリア下院議長を議長に、オーストリア議会 内にて 26 カ国の議員団の参加を得て成功裏に執り行われ、わが国議員団も討 議に活発に参加した。 4.会議の概要 本会議の翌日から開催される会議は、クラスター爆弾に関するウィーン会議 Vienna Conference on Cluster Munitions と呼ばれ、2007 年 2 月から始まったオス ロ・プロセス(クラスター爆弾を規制ないし禁止する条約交渉と成立を目指す 政府間プロセス)の第三回目の会議である。従来の国際人道法の交渉場裏であ る CCW 条約の枠外にて始まり、条約の早期締結を目指し、今回はオーストリ ア政府が積極的な指導力を発揮して首都にて 133 カ国を結集して 12 月 5 日∼7 日の予定で開催している。その重要性に鑑み、オーストリア議会は各国議員団 による会議を開催することとし、直前の呼びかけにもかかわらず被害国も含め 26 カ国の議員団が参加し、政府間交渉の前日に議員間会議が開催される初めて の試みとなった。国民代表が各国から参加したことは本テーマの重要性を改め て広く認識させる契機となり、政府間会合の内容を強化し、補完することとな ったと思料する。 (了) クラスター爆弾に関するウィーン会議に向けた 議員間フォーラム日程 日 時 日 4日 9:00-9:30 登録 (火) 9:30-12:30 議員間フォーラム 9:30- 程 歓迎挨拶 (バーバラ・プラマー(Ms. B. Prammer)オーストリア国民評議会議長) 9:45- ワーキング・セッション1 “オスロ・プロセス:現状と展望” <議長>アンナ・エリザベス・ハーゼルバッハ(Ms. A. E. Haselbach) オーストリア連邦評議会副議長 1. 基調演説:ヴォルフガング・ペトリッチ(Mr. W. Petritsch) 墺在寿府政府代表部大使 (クラスター爆弾に関するウィーン会議 オーストリア国会議事堂 (2007 年 12 月5∼7日開催予定)議長候補) 2.討 議 11:00- ワーキング・セッション2 “オスロ・プロセスと議会の役割” <議長>アンヌ・マリー・リザン(Ms. A. M. Lizin)ベルギー上院議員 (元ベルギー上院議長) 1.基調演説:アルフレッド・ダブス(Mr. A. Dubs)英国上院議員 2.討 議 12:2014:00- 閉会の辞(プラマー(Ms. B. Prammer)オーストリア国民評議会議長) 「市民団体によるフォーラム」傍聴 Reed メッセ・ウィーン 16:30-17:30 トート(Mr. T. Toth)CTBTO 準備委員会事務局長訪問 CTBT機関 5日 9:30- 「クラスター爆弾に関する政府間ウィーン会議」傍聴 Reed メッセ・ウィーン (水) 12:00- クリスティーネ・マレック(Ms C. Marek)経済労働省閣外大臣訪問 経済労働省 クラスター爆弾に関するウィーン会議に向けた議員間フォーラム 参加議会一覧 〔欧州〕(14 議会 27 議員) 〔アフリカ〕(7 議会 11 議員) オーストリア 6議員(議長含む) アルジェリア 2議員 ベルギー 3議員 ブルキナ・ファソ 2議員 クロアチア 1議員 ブルンディ 1議員 デンマーク 1議員 コモロ諸島 1議員 ドイツ 1議員 マリ 2議員 オランダ 1議員 セネガル 2議員 ポーランド 1議員 シエラ・レオネ 1議員 ルーマニア 3議員 スロベニア 2議員 スペイン 2議員 スウェーデン 2議員 日本 2議員 トルコ 2議員 カザフスタン 2議員 英国 2議員 パラオ 1議員 欧州議会 スタッフ1名 〔アジア・大洋州〕(3 議会 〔中東〕(2 議会 4 議員) レバノン 2議員 シリア 2議員 合計26議会 5 議員) (議員47名)
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