福井工業高等専門学校シーズ集【地域・文化部門】 所属部門 地域・文化 専門分野 技術分野 哲学・倫理学 フランス哲学,現象学 キーワード 佐藤 勇一 メルロ=ポンティ,間文化性,キリスト教,視覚論,身 准教授 一般科目教室(人文社会科 体論 学系) 所属学協会・研究会 哲学研究室 日本現象学会,日仏哲学会,関西哲学会,関西倫理学会, [email protected] メルロ=ポンティ・サークル,日本ミシェル・アンリ哲 学会 研究テーマ 【研究テーマ1】 【研究テーマ2】 【研究テーマ3】 メ ル ロ =ポ ン ティ の 哲学を 中 心 間文化現象学という,文化 これまでにも,メルロ=ポンティ に,哲学・現代思想について研究し と文化の間で生起する間文 の芸術論を取り上げたり,ケプラー ています。これまでに,メルロ=ポ 化的な諸現象を現象学的に やデカルトの光学に関するメルロ ンティが哲学以外の領域(心理学, 解明するプロジェクトに参 =ポンティやジェイの視覚論を,間 キリスト教,芸術,人類学など)と 加しています。このプロジェ 文化現象学的に取り上げたりする の対話を通じて,古典的な哲学(と クトでは,これまでにもさま など,「視覚」を主要な研究テーマ くに17世紀)が問題にした「存在」 「自 ざ ま な 重 点 研 究 領 域 (「 言 のひとつとしてきました。今後は, 然」 「人間」の関係を,古典的な仕方 語」, 「遭遇」, 「精神」, 「共存」, ジェイの視覚に関する著作の翻訳 「視覚」 , 「制度」)に とは別の仕方で捉え直していること 「時間」, を行ったり,フランス哲学における を明らかにしてきました。今後は晩 ついて成果をあげてきまし 視覚に関する考察を現象学のみに 年の未公刊草稿も視野に入れること たが,今後は「エコノミー」, 限定せずに取り上げたりすること によって,メルロ=ポンティ研究の 「倫理」,「宗教」という新た によって,「視覚」や「技術」に対 深化を目指すとともに,後期思想の な重点研究領域に取り組み, して思想史的にアプローチする研 応用可能性について探り,メルロ= より実践的な諸問題につい 究に取り組んでいきたいと考えて ポンティ研究の拡張も目指します。 て考察します。 います。 産官学連携や地域貢献の実績と提案 2014年,15年に「公開講座 ラボール学園京都労働学校(公益社団法人京都勤労者学園)セミナー 『哲 学の名著を読む』」に講師として参加しました。今後は公開講座や出前授業などを通じて地域貢献できれ ばと思います。 - 47 ─ 47 ─
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