会期全体の会議録

第 3回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 1日 目 )
1.開
会
日
時
平 成 22年 9月 3日 ( 金 ) 午 前 10時
1.議
事
日
程
( 第 1号 )
〇開
〇諸
会
般
報
〇開
日程第 1
日程第 2
日程第 3
日程第 4
日程第 5
日程第 6
告
議
会議録署名議員の指名
石
原
議長発議
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 健 全 化 判 断 比 率 及 び
資金不足比率について
報 告 第 14号
平 成 22年 度 株 式 会 社 杜 氏 の 里 笠 沙 事 業 計 画
一
括
報
告
について
報 告 第 15号
平 成 21年 度 株 式 会 社 杜 氏 の 里 笠 沙 の 決 算 に
ついて
議 案 第 69号
専決処分の承認を求めることについて・平
成 22年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
議 案 第 70号
日程第 7
井
議長指名{
会期の決定
報 告 第 13号
石
専決処分の承認を求めることについて・南
さつま市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する
条例
- 3 -
一括上程、説明
日程第 8
日程第 9
日 程 第 10
日 程 第 11
日 程 第 12
日 程 第 13
日 程 第 14
日 程 第 15
日 程 第 16
日 程 第 17
議 案 第 71号
南さつま市手数料条例の一部を改正する条
例
議 案 第 72号
南さつま市立保育所条例の一部を改正する
条例
議 案 第 73号
南さつま市へき地保育所条例を廃止する条
例
議 案 第 74号
南さつま市簡易水道事業設置条例及び南さ
つま市水道給水条例の一部を改正する条例
議 案 第 75号
あらたに生じた土地の確認について
議 案 第 76号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算
( 第 3号 )
議 案 第 77号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
議 案 第 78号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 79号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 後 期 高 齢 者 医 療 特 別
会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 80号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補
正 予 算 ( 第 2号 )
議 案 第 81号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事
日 程 第 18
業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
- 4 -
日 程 第 19
日 程 第 20
日 程 第 21
日 程 第 22
日 程 第 23
日 程 第 24
日 程 第 25
日 程 第 26
日 程 第 27
日 程 第 28
日 程 第 29
議 案 第 82号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正
予 算 ( 第 2号 )
議 案 第 83号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 歳 入 歳 出 決
算の認定について
議 案 第 84号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会
計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 85号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会
計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 86号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 後 期 高 齢 者 医 療 特 別
会計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 87号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 歳
入歳出決算の認定について
議 案 第 88号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 特 別 会
計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 89号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事
業特別会計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 90号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 農 業 集 落 排 水 事 業 特
別会計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 91号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 区 画 整 理 特 別 会
計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 92号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 歳 入
歳出決算の認定について
- 5 -
日 程 第 30
日 程 第 31
日 程 第 32
日 程 第 33
日 程 第 34
〇散
議 案 第 93号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 交 通 災 害 共 済 特 別 会
計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 94号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム
事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 95号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 水 道 事 業 会 計 決 算 の
認定について
議 案 第 96号
平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津
病院事業会計決算の認定について
請願等の付託
議長発議
会
1.本日の会議に付した事件
〇議事日程のとおり
- 6 -
1.会議に出席した議員(22名)
1番議員
林
耕
二
2番議員
古
木
健
一
3番議員
室
正
和
4番議員
鳥
居
亮
幸
5番議員
南
敏
子
6番議員
上
村
研
一
7番議員
山
下
美
岳
8番議員
今
村
建一郎
9番議員
石
井
博
美
10番議員
石
原
哲
郎
11番議員
柳
元
拓
夫
12番議員
諏
訪
昌
一
13番議員
貴
島
修
14番議員
上
園
邦
丸
15番議員
有
村
義
次
16番議員
下
釡
清
和
17番議員
清
水
春
男
18番議員
田
元
和
美
19番議員
相
星
輝
彦
20番議員
下
野
21番議員
若
松
正
伸
22番議員
大
原
俊
博
長
髙
倉
正
継
記
宮
内
雅
史
屋
認
1.会議に欠席した議員(0名)
1.会議に出席した事務局職員(4名)
事
務
局
書
長
田
中
茂
穂
議
記
井
上
喜
詞
書
事
係
1 . 法 第 121条 に よ る 会 議 に 出 席 し た 説 明 員 ( 2 0 名 )
市
長
本
坊
輝
雄
副
長
柴
田
達
朗
長
出
口
定
昭
総務企画部長
山
口
力
三
総務企画部参与
兼 企 画 課 長
本
坊
佳
彦
市民福祉部長
長
濵
一
盛
産業おこし部長
上
野
哲
郎
建
長
山
下
和
隆
教
長
染
川
勝
夫
総務企画部総務
課
長
中
山
秀
次
総務企画部秘書
広 報 課 長
松
原
哲
郎
総務企画部財政
課
長
前
畠
実
総務企画部税務
課
長
今
村
一
男
市民福祉部保健
課
長
末
永
茂
市民福祉部福祉
課
長
尾場瀬
仁
産業おこし部
商工政策課長
園
田
親
久
産業おこし部
観光交流課長
成
田
清
建設部建設維持
課
長
橋
口
一
郎
建設部都市整備
課
長
川
野
美
教育部教育総務
課
長
中
村
千
尋
教
育
育
部
重
- 7 -
市
設
部
△
〇議長(大原俊博)
開
会
午前10時00分
た だ 今 か ら 平 成 22年 第 3回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 を 開 会 し ま す 。
ここで諸般の報告を行います。まず、南さつま市監査委員から例月出納検査の結果について
報告がありましたが、その都度写しを送付してありますので、御了承願います。
次 に 、 6月 定 例 会 以 降 の 諸 般 事 項 に つ い て は 、 お 手 元 に 配 付 の プ リ ン ト の と お り で あ り ま す
が 、 こ の う ち 若 干 補 足 い た し ま す と 、 7月 29日 、 西 之 表 市 で 開 催 さ れ ま し た 鹿 児 島 県 市 議 会 議
長 会 定 期 総 会 で は 、 本 市 と 枕 崎 市 、 日 置 市 及 び い ち き 串 木 野 市 の 4市 共 同 提 出 の 「 国 道 270号
の 早 期 整 備 促 進 に つ い て 」 と 、 本 市 ほ か 4市 共 同 提 出 の 「 国 道 226号 の 早 期 整 備 促 進 に つ い て 」
な ど 22件 の 議 案 を 審 議 、 決 定 し 、 そ の 実 現 に 向 け て 運 動 を 進 め る こ と に な り ま し た 。
また、九州市議会議長会理事会への本県提出議案として「南九州地域の交通網の整備促進に
つ い て 」 と 「 口 蹄 疫 防 疫 対 策 の 強 化 と 早 急 な 畜 産 経 営 安 定 対 策 へ の 支 援 に つ い て 」 の 2件 を 決
定 し 、 残 り 20件 は 陳 情 活 動 等 で 対 応 す る こ と に な り ま し た 。
以上、議会の諸般報告について補足して説明を終わります。
△
〇議長(大原俊博)
議
これから本日の会議を開きます。
△
〇議長(大原俊博)
開
日程第 1
会議録署名議員の指名
日 程 第 1、 会 議 録 署 名 議 員 の 指 名 を 行 い ま す 。 会 議 録 署 名 議 員 に 石 井 博 美
議員と石原哲郎議員を指名します。
△
〇議長(大原俊博)
日程第 2
会期の決定
次 に 、 日 程 第 2、 会 期 の 決 定 を 議 題 と し ま す 。 本 定 例 会 の 会 期 に つ い て は 、
8月 27日 に 開 か れ た 議 会 運 営 委 員 会 で 本 日 か ら 9月 27日 ま で の 25日 間 と す る こ と に 意 見 の 一 致
をみています。そのように決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 本 定 例 会 の 会 期 は 本 日 か ら 25日 間 と
決定しました。
〇議長(大原俊博)
△
日程第 3
報 告 第 13号 か ら
△
日程第 5
報 告 第 15号 ま で
次 に 、 日 程 第 3、 報 告 第 13号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 健 全 化 判 断 比 率 及 び
資 金 不 足 比 率 に つ い て か ら 日 程 第 5、 報 告 第 15号 、 平 成 21年 度 株 式 会 社 杜 氏 の 里 笠 沙 の 決 算 に
つ い て ま で の 3件 を 一 括 議 題 と い た し ま す 。 市 長 の 報 告 を 求 め ま す 。
- 8 -
[本坊輝雄市長登壇]
〇市長(本坊輝雄)
平 成 22年 第 3回 定 例 市 議 会 の 開 会 に 当 た り 、 本 日 提 出 い た し ま し た 報 告 3
件について御説明申し上げます。
ま ず 、 報 告 第 13号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 健 全 化 判 断 比 率 及 び 資 金 不 足 比 率 に つ い て は 、 地
方 公 共 団 体 の 財 政 の 健 全 化 に 関 す る 法 律 の 規 定 に よ り 、 平 成 21年 度 決 算 に 係 る 実 質 赤 字 比 率 、
連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率並びに公営企業に係る資金不足比率につ
いて報告するものであります。
ま ず 、 実 質 赤 字 比 率 に つ い て は 、 実 質 収 支 が 5億 2,899万 8,000円 の 黒 字 決 算 と な っ た こ と
により、実質赤字比率はなしとなっております。
次に、連結実質赤字比率については、全会計が黒字決算又は資金剰余となったことにより、
連結実質赤字比率はなしとなっております。
次 に 、 実 質 公 債 費 比 率 に つ い て は 、 平 成 21年 度 の 単 年 度 比 率 は 14.4パ ー セ ン ト と な り 、 平 成
19年 度 か ら の 3年 平 均 で は 15.6パ ー セ ン ト と な り 、 前 年 度 よ り 0.4ポ イ ン ト 改 善 さ れ て お り ま
す。
次 に 、 将 来 負 担 比 率 に つ い て は 111.0パ ー セ ン ト と な り 、 前 年 度 よ り 18.8ポ イ ン ト 改 善 さ れ
ております。
次に、公営企業における資金不足比率については、すべての公営企業で資金剰余となったこ
とにより、資金不足比率はなしとなっております。
以 上 の と お り 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 の 決 算 に お い て 健 全 化 判 断 比 率 及 び 資 金 不 足 比 率 に つ
いては、いずれも法律で定められた早期健全化基準及び経営健全化基準以下の比率となってお
ります。
次 に 、 報 告 第 14号 及 び 報 告 第 15号 は 、 地 方 自 治 法 第 243条 の 3第 2項 の 規 定 に 基 づ く 株 式 会
社杜氏の里笠沙の経営状況についての報告であります。
ま ず 、 報 告 第 14号 、 平 成 22年 度 株 式 会 社 杜 氏 の 里 笠 沙 事 業 計 画 に つ い て は 、 原 料 と な る イ モ
を主に生産者から直接仕入れることにより、品質の確保を図るとともに、需要の多い「一どん」
を 製 造 ・ 販 売 の 主 体 に 置 き 、 消 費 者 の 期 待 に 応 え ら れ る 商 品 造 り に 努 め 、 総 売 上 げ 1億 1,607
万 5,000円 を 目 指 す こ と と し て お り ま す 。
報 告 第 15 号 、 平 成 21 年 度 株 式 会 社 杜 氏 の 里 笠 沙 の 決 算 に つ い て は 、 売 上 高 は 1 億 2,825 万
9,765円 で 、 前 年 度 に 比 較 し て 17.6 パ ー セ ン ト の 増 と な っ て お り ま す 。 売 上 高 か ら 売 上 原 価 、
一 般 管 理 費 等 を 差 し 引 い た 営 業 利 益 は 674万 44円 と な り 、 営 業 外 利 益 21万 1,073円 を 加 算 し た
経 常 利 益 は 695万 1,117円 と な り 、 最 終 的 な 当 期 決 算 は 586万 1,617円 の 黒 字 と な っ て お り ま
す。
以上で報告についての説明を終わります。
〇議長(大原俊博)
次に進みます。
- 9 -
〇議長(大原俊博)
△
日程第 6
議 案 第 69号 か ら
△
日 程 第 33
議 案 第 96号 ま で
次 は 、 日 程 第 6、 議 案 第 69号 、 専 決 処 分 の 承 認 を 求 め る こ と に つ い て ・ 平
成 22年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 ) か ら 日 程 第 33、 議 案 第 96号 、 平 成 21年 度 国 民
健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津 病 院 事 業 会 計 決 算 の 認 定 に つ い て ま で の 28件 を 一 括 議 題 と い た し ま
す。提案理由の説明を求めます。
[本坊輝雄市長登壇]
〇市長(本坊輝雄)
先の定例市議会以後、これまでの諸般の経過及び当面する市政の諸課題に
ついて御説明申し上げます。
今年の梅雨は前線が長期間停滞したために断続的に大雨を降らせましたが、幸いにも人的な
被害は発生しませんでした。
6月 18日 か ら 崩 落 の 危 険 が あ る た め 全 面 通 行 止 め と な っ て い ま し た 秋 目 地 区 の 国 道 226号 に
つ き ま し て は 、 県 の 応 急 対 策 に よ り 8月 6日 か ら 片 側 通 行 が で き る よ う に な っ て い ま す 。 今 後 、
市民の皆さんが安心して通行できるよう県に対して働き掛けて参りたいと考えております。
宮 崎 県 で 発 生 し た 家 畜 伝 染 病 ・ 口 蹄 疫 に 伴 い 、 6月 15日 に 南 さ つ ま 市 家 畜 伝 染 病 防 疫 対 策 本
部を立ち上げ、本市で発生することのないよう関係機関と協力して万全の態勢をとって参りま
した。
こ の よ う な 中 、 7月 27日 に は 、 宮 崎 県 で の 家 畜 の 移 動 制 限 ・ 搬 出 制 限 区 域 は 解 除 さ れ 、 休 止
されていた鹿児島中央家畜市場の子牛のせり市も再開されました。以後、口蹄疫が発生してい
な い こ と か ら 、 本 市 対 策 本 部 は 8月 20日 を も っ て 解 散 し ま し た 。 ま た 、 宮 崎 県 で は 、 ワ ク チ ン
接 種 地 域 内 を 中 心 に 家 畜 排 泄 物 等 の 堆 肥 化 が 進 め ら れ 、 8月 27日 に 最 終 的 な 終 息 宣 言 が 出 さ れ
たところであります。
今後とも口蹄疫等の家畜伝染病が発生することのないよう消毒の徹底を畜産農家にお願いし
ていくとともに、市としましても万全の体制で迅速・的確な対応をとって参りたいと考えてお
ります。
この間、イベント等の開催につきましては自粛をお願いして参りました。
竹 田 神 社 夏 祭 り に つ い て は 、 水 車 か ら く り や 日 新 公 縁 の 士 踊 り の 奉 納 行 事 の み が 7月 23日 に
行われ、そのほかはすべて中止となりました。
また、「薩摩・坊津」岬まつりや大浦及び金峰夏祭りも同様に中止となったところでありま
す。
な お 、 8月 20日 付 で 南 さ つ ま 市 家 畜 伝 染 病 防 疫 対 策 本 部 が 解 散 し た こ と に 伴 い 、 毎 年 9月 23
日に開催しているかせだまつりについては、みこしパレードや総踊りなどを実施するとともに、
市 制 5周 年 を 記 念 し て 新 た に 市 役 所 前 駐 車 場 を 開 放 し た 「 し や く し ょ マ ル シ ェ 」 と 銘 打 っ た フ
- 10 -
リーマーケットを開催し、更なる賑わい創出を図りたいと考えております。
市 内 全 小 中 学 校 に お け る 確 か な 学 力 の 定 着 を 図 る た め 、 7月 9日 に は 、 内 山 田 小 学 校 で 小 中
高学力向上委員会を開催し、音読を取り入れた確かな読みを確実にする国語科の授業の進め方
について協議しました。
ま た 、 8月 4日 に は 、 実 践 的 な 指 導 技 術 に つ い て 、 よ り よ い 指 導 法 や 技 術 を 学 ぶ た め の 指 導
技 術 錬 成 講 座 を 開 催 し ま し た 。 国 語 や 算 数 、 I C T な ど 8講 座 に 市 内 の 学 校 か ら 延 べ 140人 余
りの教員が集まり、小学校英語活動における模擬授業の実施、電子黒板の活用方法の実施研修、
文章を読む力を高める国語の授業作りなどの研修を行いました。
8月 18日 に は 「 市 制 施 行 5周 年 記 念
第 2回 南 さ つ ま 市 児 童 ・ 生 徒 会 サ ミ ッ ト 」 を 開 催 し ま
した。小中学生にできるボランティア活動をテーマに身近な清掃活動や廃品回収で得た基金の
寄附活動、未就学児や高齢者施設での交流活動等について、各学校の代表の児童生徒が真剣に
協議しました。
7月 11日 、 日 曜 日 、 午 前 7時 に 川 畑 小 学 校 に 不 審 者 が 侵 入 し て い た こ と に 教 頭 が 気 付 き ま し
た 。 金 品 は 何 も 取 ら れ て い ま せ ん で し た が 、 2階 図 工 室 内 10か 所 に ス プ レ ー に よ る 落 書 き が さ
れ 、 1階 廊 下 の 作 品 十 数 点 が 壊 さ れ て い ま し た 。
ま た 、 8月 28日 、 土 曜 日 、 午 前 9時 か ら 10時 の 間 に 再 び 川 畑 小 学 校 に 不 審 者 が 侵 入 し ま し た 。
不審者は階段踊場の図画作品展の入賞作品の写真コピーに火を点けた上で水を掛けて消火して
あ り ま し た 。 そ の 他 、 2階 廊 下 の 図 画 作 品 の ス ラ イ ド カ バ ー に 火 を 点 け 、 助 手 室 の コ ン ロ や 机
の上にも物を燃やすなどした形跡がありました。
学校は警察に通報し被害届を出すとともに、「学校支援地域本部事業」等による学校支援や
スクールガード等の学校サポーターの方々との連携を図り、土日の学校周辺の見回り強化や素
早い情報の共有化のシステムを強化し、侵入事故の再発防止に取り組んでいます。
本 年 度 第 1回 目 の 地 域 審 議 会 を 7月 12日 か ら 5地 域 に お い て 開 催 い た し ま し た 。 任 期 満 了 に
伴 い 、 新 任 37人 、 再 任 38人 、 計 75人 の 委 員 を 委 嘱 い た し ま し た が 、 今 回 委 嘱 い た し ま し た 30人
の女性委員から女性目線の多様な意見が出されることを期待しているところであります。
審議会では、本年度の施政方針の説明を行うとともに、各地域が抱えている課題や要望等が
出されました。出されました意見等につきましては、今後の市政運営に反映させて参りたいと
考えております。
7月 17日 、 内 鍋 清 掃 セ ン タ ー 延 命 改 修 に つ い て 、 南 薩 地 区 衛 生 管 理 組 合 は 、 同 施 設 に 隣 接 す
る栗野自治会の住民を対象に説明会を開催しました。
同 施 設 は 平 成 23年 を 目 処 に 廃 止 し 、 新 た に 施 設 を 建 設 す る こ と で 確 認 が さ れ て お り ま し た が 、
延 命 改 修 す る こ と に よ り 整 備 経 費 の 大 幅 削 減 が 図 ら れ る こ と な ど か ら 、 平 成 24年 度 か ら 2か 年
で 改 修 し 、 平 成 26年 度 か ら 10年 間 使 用 を 延 長 す る こ と と し て 方 針 を 見 直 し ま し た 。
隣接する栗野自治会の方々の理解を得ることが前提となりますので、今後も説明や意見交換
- 11 -
を行う予定であります。
7月 29日 、 J A さ つ ま 日 置 ・ 金 峰 ラ イ ス セ ン タ ー に お い て 、 平 成 22年 産 超 早 場 米 金 峰 コ シ ヒ
カリ出発式とかごしまの農林水産物認証授与式が行われ、「金峰コシヒカリ」が「かごしまの
農林水産物認証」を受けました。
今回の認証は安心・安全な米づくりが評価されたもので、米の認証は初めての快挙であり、
本 市 で は 今 年 5月 の 加 世 田 の か ぼ ち ゃ に 続 い て の 認 証 で あ り ま す 。
式は、九州農政局鹿児島農政事務所、県南薩地域振興局、県農業・農村振興協会等の関係者
が出席して行われましたが、今年の作柄は、初期成育時の低温障害や梅雨時の長雨による天候
不 良 の た め 、 21年 産 米 に 比 べ 、 収 量 ・ 品 質 と も に 下 回 る 見 込 み と な っ て い る よ う で す 。
今後とも安心・安全な農林水産物を生産する取組みを支援するとともに、PRに努め、農林
水産物に対する消費者の安心と信頼の確保・向上を図って参ります。
南 さ つ ま 市 制 5周 年 記 念 事 業 と し て 、 第 一 次 産 業 と 農 商 工 連 携 に よ る 短 期 海 外 派 遣 研 修 事 業
「 南 さ つ ま パ ワ ー ア ッ プ の 翼 」 を 7月 31日 か ら 8月 4日 ま で の 4泊 5日 で 実 施 し ま し た 。 南 さ
つ ま 国 際 交 流 推 進 協 議 会 加 入 の 5団 体 7人 、 一 般 公 募 6人 を 含 む 18人 が 中 華 人 民 共 和 国 の 上 海
市、泰安市、宿遷市等において視察・研修を行いました。
上海市では百貨店等における日本からの加工食品などの流通事情などを、泰安市では焼酎製
造工場と周辺の経済の発展状況の視察を、友好都市盟約を締結している宿遷市では、その歴史
や近年急成長を遂げている同市の開発状況の視察や市民との交流を行いました。
今後、活発な経済交流が図られることを期待しているところであります。
併せて、青少年を対象に「国際的視野に立って郷土づくりに貢献できる、個性豊かでたくま
しい青少年の育成」と「友好都市盟約を結んでいる宿遷市との友好関係の深化」を目指す「中
国 ふ れ あ い の 旅 」 を 7月 31日 か ら 8月 7日 ま で の 7泊 8日 で 実 施 し ま し た 。
こ の 旅 に は 、 全 中 学 校 か ら 団 員 と し て 中 学 生 21人 と 引 率 指 導 者 5人 の 計 26人 が 参 加 し 、 上 海 ・
北京・南京等を訪問しました。
特に、友好都市である宿遷市では、熱烈な歓迎に感激するとともに、中国の歌「マツリカ」
や日本の歌「ふるさと」の斉唱、卓球等のスポーツ交流などを通して交流を深めました。
全行程を安全に終了した団員は、両国の文化の違いを体感し、ふるさとや家族の良さを再認
識するとともに、団員相互の友情の輪も深めました。
感謝の心で、チーム一丸となった教育研修を終えた団員が、今後、後輩たちの手本になって
各学校や地域における社会参加活動等で大いに活躍してくれることを期待しています。
平 成 23年 7月 の 地 上 デ ジ タ ル 放 送 へ の 完 全 移 行 ま で 1年 を 切 り ま し た が 、 市 で は 、 市 報 や ホ ー
ムページ等で市民への周知に努めるとともに、国の補助制度を活用しての既存共聴施設のデジ
タル化を進めているところであります。また、市民からの地デジに関する問合せについて対応
するとともに、デジタル相談センターとの情報共有を図り対応策の検討を行っているところで
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あります。
一方、アナログ放送が受信できている地区で、地上デジタル放送の受信困難な地区である
「 新 た な 難 視 」 地 区 に 本 市 で は 21地 区 が 指 定 さ れ て お り ま す が 、 こ れ ら の 地 区 の 方 々 に は 、 共
聴施設の新設、高性能アンテナ対策等の難視対策の説明会等を行っているところであります。
今後、デジタル機器等の購入が進むことで「新たな難視」地区も増えることが懸念されます
ので、「新たな難視」地区の状況等を市民へ情報提供しながら難視解消に努めるとともに、デ
ジタル化への対応が困難な高齢者等に対しては、国・放送事業社等と連携して個別訪問による
説 明 を 実 施 す る な ど 、 平 成 23年 7月 に は 混 乱 が 生 じ な い よ う に 努 め て 参 り ま す 。
阿 多 保 育 所 及 び 赤 生 木 保 育 園 の 民 間 移 管 に つ い て は 、 昨 年 の 9月 議 会 に お け る 関 係 条 例 の 取
下げ以降、引き続き民間移管に対する御理解を得るべく保護者説明会を実施してきたところで
あります。
このうち、阿多保育所においては、保護者説明会とともに、保護者への民間移管に関する調
査、民間移管園の見学会等を実施して参りました。
また、赤生木保育園においては、今後も笠沙地区で児童数の減少が見込まれることから、笠
沙地区にある昭光保育園と統合し、現赤生木保育園において社会福祉法人宝林福祉会が保育園
を運営することを保護者に提案して参りました。
こ れ ら を 受 け 、 赤 生 木 保 育 園 に つ い て は 8月 5日 、 阿 多 保 育 所 に つ い て は 8月 10日 に そ れ ぞ
れ 保 護 者 説 明 会 を 行 い 、 9月 議 会 へ の 関 係 条 例 の 提 案 を 報 告 し た と こ ろ で あ り ま す 。
8月 26日 に シ ス テ ム 委 託 業 者 か ら 、 平 成 20年 度 及 び 21年 度 分 国 民 健 康 保 険 税 の 賦 課 に お い て 、
75歳 到 達 に 伴 い 後 期 高 齢 医 療 制 度 に 移 行 す る と き 、 特 定 同 一 世 帯 と な る 世 帯 の 保 険 税 を 軽 減 す
べ き と こ ろ を 、 月 末 生 ま れ の 方 の 軽 減 が 1か 月 分 な さ れ て い な い と の 報 告 が あ り ま し た 。
本 市 に お い て は 、 平 成 20年 度 6人 、 平 成 21年 度 5人 、 計 11人 、 税 額 に し て 7,700円 の 誤 徴 収
があることが判明しましたので、担当課が該当者の方に対しまして更正後の通知書を持参の上、
お詫びと説明をいたしました。
委託業者に対しましては、今後、このようなことが発生することのないようにシステムの検
証等を徹底するよう指導勧告を行いました。
金峰町高橋のレクの森型総合運動公園整備事業については、これまでの計画を見直し、新た
な整備計画を作成するため鹿児島森林管理署と協議を進めているところであります。
新たな計画につきましては、事業規模・事業費とも当初計画に比べ大幅な見直しを行ってい
るところであります。
なお、当公園の活用策の一つとして、区域内の一部を来年度以降吹上浜砂の祭典会場として
利活用することを前提に砂の祭典実行委員会との調整が図られたところであります。
今後、地元や関係機関との調整を図りながら事業を推進して参りたいと考えております。
加 世 田 幼 稚 園 の 存 続 に つ い て の 陳 情 が 6月 議 会 に 提 出 さ れ ま し た が 、 市 議 会 の 判 断 を 重 く 受
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け止め、その後、加世田幼稚園保護者会への説明会を行って参りました。
ま た 、 平 成 23年 度 南 さ つ ま 市 組 織 改 編 の 基 本 方 針 に 基 づ き 、 来 年 度 の 満 3歳 児 の 募 集 を 停 止
し、以後、段階的に募集停止するとともに、引き続き加世田幼稚園の民間移譲を模索して参り
ます。
学校給食センターの再編につきましては、統合再編の協議を一時中断していましたが、本年
6月 議 会 以 降 に 「 平 成 23年 度 南 さ つ ま 市 組 織 改 編 方 針 」 が 示 さ れ た こ と に 基 づ き 、 そ の 推 進 に
向け、新たに副市長を座長とする学校給食再編プロジェクトチームを立ち上げ、協議を再開し
たところであります。
平 成 23年 4月 の 再 編 に つ い て 具 体 的 方 針 を 12月 議 会 で 提 示 で き る よ う 検 討 し て 参 り ま す 。
本 市 は 本 年 11月 7日 を も っ て 市 制 施 行 5周 年 を 迎 え ま す こ と か ら 、 記 念 式 典 を 同 日 開 催 す る
こととしております。
記念式典の内容といたしましては、南さつま市民歌の披露をはじめ、平和都市宣言、市民表
彰等を予定しております。
同日には、JA南さつま加世田支所農業祭の開催も予定されているところであります。
ま た 、 5周 年 記 念 事 業 と し て 今 後 実 施 す る 事 業 と し ま し て は 、 9月 23日 の ツ ー ル ・ ド ・ 南 さ つ
ま を は じ め 、 9月 26日 の 市 民 ス ポ ー ツ 祭 、 10月 11日 の 市 民 グ ラ ウ ン ド ゴ ル フ 大 会 、 11月 5日 か
ら 11日 ま で 野 崎 耕 二 「 一 日 一 絵 」 原 画 展 等 が 予 定 さ れ て い ま す 。
なお、「一日一絵」原画展につきましては、南さつま市文化協会等のほか、同級生の方々の
協力もいただきながら準備が進められています。
市 民 の 皆 さ ん と 共 に 市 制 施 行 5周 年 に 心 か ら 祝 意 を 表 し 、 各 種 事 業 に 取 り 組 ん で 参 り た い と
考えております。
そ れ で は 、 本 日 提 案 い た し ま し た 議 案 28件 に つ い て 提 案 理 由 を 御 説 明 申 し 上 げ ま す 。
ま ず 、 議 案 第 69号 、 専 決 処 分 の 承 認 を 求 め る こ と に つ い て は 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会
計 補 正 予 算 ( 第 2号 ) を 専 決 処 分 し た の で 、 議 会 の 承 認 を 求 め る も の で あ り ま す 。
今回の補正は、歳入歳出予算及び地方債の補正であります。
ま ず 、 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で あ り ま す が 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 歳 入 歳 出 そ れ ぞ れ 6,573万
円を追加したものであります。
補 正 予 算 の 歳 出 の 内 容 に つ き ま し て は 、 6月 下 旬 の 大 雨 に よ る 公 共 施 設 等 の 災 害 復 旧 事 業 に
係る経費等を増額補正いたしました。
一方、歳入については、国県支出金、市債等の特定財源については歳出補正予算に対応する
額を計上し、一般財源としては前年度繰越金を計上いたしました。
地方債の補正については、災害復旧事業に係る地方債を追加いたしました。
次 に 、 議 案 第 70号 、 専 決 処 分 の 承 認 を 求 め る こ と に つ い て は 、 南 さ つ ま 市 消 防 団 員 等 公 務 災
害補償条例の一部を改正する条例を専決処分したので、議会の承認を求めるものであります。
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今回の改正は、児童扶養手当を父子家庭に支給することとする児童扶養手当法の改正により、
非 常 勤 消 防 団 員 等 に 係 る 損 害 補 償 の 基 準 を 定 め る 政 令 の 一 部 を 改 正 す る 政 令 が 平 成 22年 8月 1
日から施行されることに伴い、児童扶養手当法の引用条項について整備したものであります。
次 に 、 議 案 第 71号 、 南 さ つ ま 市 手 数 料 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 に つ い て は 、 地 籍 調 査 完 了
地区の図面及び座標値情報を交付する地籍維持管理システムの導入により、地籍図に地積情報
等を付記して交付することが可能となったことに伴い所要の改正をしようとするものでありま
す。
次 に 、 議 案 第 72号 、 南 さ つ ま 市 立 保 育 所 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 に つ い て は 、 清 原 保 育 所
を 特 定 非 営 利 活 動 法 人 H A S 発 達 支 援 セ ン タ ー に 療 育 施 設 と し て 貸 し 付 け る こ と に 伴 い 平 成 22
年 10月 1日 か ら 廃 止 し 、 赤 生 木 保 育 園 及 び 阿 多 保 育 所 を 民 間 移 管 す る こ と に 伴 い 平 成 23年 4月
1日 か ら 廃 止 し よ う と す る も の で あ り ま す 。
次 に 、 議 案 第 73号 、 南 さ つ ま 市 へ き 地 保 育 所 条 例 を 廃 止 す る 条 例 に つ い て は 、 野 間 池 保 育 園
を 平 成 23年 4月 1日 か ら 廃 止 し よ う と す る も の で あ り ま す 。
次 に 、 議 案 第 74号 、 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 設 置 条 例 及 び 南 さ つ ま 市 水 道 給 水 条 例 の 一 部 を
改正する条例については、野間池地区簡易水道の給水区域に谷山及び小崎地区を加えるととも
に、赤生木地区簡易水道と大浦地区簡易水道を統合し、西部地区簡易水道を設置することに伴
い所要の改正をしようとするものであります。
次 に 、 議 案 第 75号 、 あ ら た に 生 じ た 土 地 の 確 認 に つ い て は 、 鹿 児 島 県 が 施 行 し た 片 浦 漁 港 内
公有水面埋立てに関する工事のしゅん功認可により新たに土地が生じたので、その確認をする
ため議会の議決を求めるものであります。
次 に 、 議 案 第 76号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 3号 ) に つ い て 御 説 明 申 し
上げます。
今回の補正は、歳入歳出予算、継続費、債務負担行為及び地方債の補正であります。
ま ず 、 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で あ り ま す が 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 11億 7,497万 8,000円 を 追
加しようとするものであります。
補正予算の内容について歳出から主なものを申し上げます。
総務費では、地上デジタル放送の開始に伴う難視聴地域対策として地域情報基盤整備促進事
業 3,806万 1,000円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
次 に 、 民 生 費 で は 、 地 域 子 育 て 環 境 整 備 事 業 560万 円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
次 に 、 衛 生 費 で は 、 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 予 防 接 種 事 業 5,430万 8,000円 の 増 額 補 正 で あ り ま
す。
次に、農林水産業費では、農機具等を購入する生産組合や農業従事者を支援するための経営
体 育 成 交 付 金 事 業 1,333万 5,000円 、 農 道 宮 崎 線 改 良 事 業 323万 1,000円 の 増 額 補 正 で あ り ま
す。
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次 に 、 商 工 費 で は 、 来 年 春 の 九 州 新 幹 線 全 線 開 業 を 視 野 に 入 れ た 観 光 宣 伝 事 業 454万 7,000
円 、 坊 津 観 光 案 内 所 施 設 改 修 事 業 1,328万 6,000円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
次 に 、 土 木 費 で は 、 市 道 大 崎 線 改 良 事 業 3,300万 円 、 レ ク の 森 型 公 園 整 備 事 業 3億 4,031万
9,000円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
次 に 、 教 育 費 で は 、 坊 津 学 園 造 成 事 業 6,080万 円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
次に、公債費では、地方債残高や支払利子の削減を図るため、銀行等縁故資金の繰上償還費
5億 3,375万 9,000円 の 増 額 補 正 で あ り ま す 。
一方、歳入については、国県支出金、市債等の特定財源については歳出補正予算に対応する
額を計上し、一般財源としては、地方交付税、前年度繰越金等を計上いたしました。
次に、継続費については、坊津学園造成事業について、年度を越えて執行することから、経
費の総額及び年割額を定めるものであります。
次に、債務負担行為の補正については、株式会社南薩木材加工センターが実施する施設改修
事業等に係る損失補償の追加であります。
次に、地方債の補正については、観光施設整備事業に係る地方債を追加するとともに、生活
基 盤 整 備 事 業 ほ か 4事 業 に 係 る 借 入 限 度 額 の 変 更 で あ り ま す 。
次 に 、 議 案 第 77号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 ) に つ い
て御説明申し上げます。
今 回 の 補 正 は 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 351万 8,000円 を 追 加 し よ う と
するものであります。
補正予算の歳出の内容については、電子レセプト運用開始のためのシステム改修費の増額補
正であります。
一方、歳入については、前年度繰越金を計上いたしました。
次 に 、 議 案 第 78号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
て御説明申し上げます。
今 回 の 補 正 は 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 1万 9,000円 を 追 加 し よ う と す
るものであります。
補 正 予 算 の 歳 出 の 内 容 に つ い て は 、 平 成 21年 度 の 医 療 給 付 費 等 の 実 績 に よ る 精 算 金 の 増 額 補
正であります。
一方、歳入については、前年度繰越金等を計上いたしました。
次 に 、 議 案 第 79号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 後 期 高 齢 者 医 療 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ
いて御説明申し上げます。
今 回 の 補 正 は 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 48万 5,000円 を 追 加 し よ う と す
るものであります。
補 正 予 算 の 歳 出 の 内 容 に つ い て は 、 平 成 21年 度 の 保 険 料 等 の 収 納 実 績 に よ る 精 算 分 の 鹿 児 島
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県後期高齢者医療広域連合への納付金及び一般会計への繰出金の増額補正であります。
一方、歳入については、前年度繰越金を計上いたしました。
次 に 、 議 案 第 80号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 ) に つ い て 御
説明申し上げます。
今 回 の 補 正 は 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 7,439万 7,000円 を 追 加 し よ う
とするものであります。
補 正 予 算 の 歳 出 の 主 な 内 容 に つ い て は 、 高 額 医 療 合 算 介 護 サ ー ビ ス 費 3,300万 円 の ほ か 、 平
成 21年 度 保 険 給 付 費 及 び 地 域 支 援 事 業 費 の 精 算 に 伴 う 国 、 県 及 び 社 会 保 険 診 療 報 酬 支 払 基 金 へ
の償還金、一般会計への繰出金の増額補正であります。
一方、歳入については、国県支出金、支払基金交付金及び前年度繰越金等を計上いたしまし
た。
次 に 、 議 案 第 81号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
について御説明申し上げます。
今 回 の 補 正 は 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 100万 円 を 追 加 し よ う と す る も
のであります。
補正予算の歳出の内容については、野間池地区の排水管及び排水路補修費の増額補正であり
ます。
一方、歳入については、基金繰入金を計上いたしました。
次 に 、 議 案 第 82号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 ) に つ い て 御 説
明申し上げます。
今 回 の 補 正 は 歳 入 歳 出 予 算 の 補 正 で 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 138万 9,000円 を 追 加 し よ う と
するものであります。
補正予算の歳出の内容については、野間池診療所の受診者に対する血液検査委託費の増額補
正であります。
一方、歳入については、県支出金及び前年度繰越金を計上いたしました。
次 に 、 議 案 第 83号 か ら 第 96号 ま で は 、 平 成 21年 度 一 般 会 計 、 特 別 会 計 及 び 企 業 会 計 の 決 算 認
定についての案件であります。
平 成 21年 度 の 一 般 会 計 、 特 別 会 計 及 び 企 業 会 計 の 収 支 状 況 及 び 執 行 内 容 に つ き ま し て は 、 一
般会計、特別会計の歳入歳出決算書、事項別明細書及び主要な施策の成果説明書並びに企業会
計の決算書等を添えてありますので、それぞれの会計の具体的な説明は省略させていただき、
財政状況につきまして普通会計決算統計に基づき概要を御説明申し上げます。
ま ず 、 歳 入 歳 出 決 算 額 で は 、 歳 入 総 額 は 257億 6,261万 8,000円 で 、 前 年 度 と 比 較 し ま す と
34億 3,451万 円 、 率 に し て 15.4パ ー セ ン ト の 増 、 歳 出 総 額 は 251億 1,100万 2,000円 で 、 前 年
度 と 比 較 し ま す と 31億 9,444万 円 、 率 に し て 14.6パ ー セ ン ト の 増 と な り ま し た 。
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こ の 結 果 、 翌 年 度 へ 繰 り 越 す べ き 財 源 を 差 し 引 い た 実 質 収 支 は 5億 2,899万 8,000円 と な り 、
財源不足による財政調整基金の繰入れをすることなく収支の均衡を図ることができました。
ま た 、 歳 入 歳 出 の 決 算 額 が 大 幅 に 増 額 と な り ま し た 主 な 要 因 と し ま し て は 平 成 20年 度 か ら 緊
急 に 取 り 組 ん だ 経 済 対 策 事 業 に よ る も の で 、 繰 越 分 を 含 め 平 成 21年 度 に 総 額 36億 円 を 超 え る 事
業を実施しました。
歳入では、市税が減額となりましたが、経済対策に伴う国庫支出金や市債が大幅に増額とな
りました。
歳出では、人件費、公債費が減額となりましたが、経済対策事業の実施による物件費、扶助
費、普通建設事業費が大幅に増額となったほか、保育所運営、障害者福祉費等の扶助費、子ど
も応援基金の積立て、後期高齢者医療特別会計への繰出金等が増額となりました。
次 に 、 平 成 21年 度 末 に お け る 地 方 債 の 残 高 は 295億 8,534万 4,000円 と な り 、 前 年 度 末 と 比
較 し ま す と 7億 9,347万 7,000円 、 率 に し て 2.8パ ー セ ン ト の 増 と な り ま し た 。 残 高 が 増 え た
要因は経済対策事業の実施によるものと地方交付税の振替分である臨時財政対策債の増額が主
なものでありますが、今後も起債事業の厳しい選択や繰上償還の実施等により計画的に残高を
減らしていくとともに、後年度地方交付税で措置されるものを優先して借入れ、将来の財政負
担の軽減を図って参ります。
次 に 、 平 成 21年 度 末 に お け る 基 金 の 残 高 は 49億 987万 1,000円 と な り 、 前 年 度 末 と 比 較 し ま
す と 13億 7,933万 7,000円 、 率 に し て 39.1パ ー セ ン ト の 大 幅 な 増 と な り ま し た 。 残 高 が 増 え た
要 因 は 、 前 年 度 に 引 き 続 き 合 併 特 例 債 に よ る 9億 5,000万 円 の 基 金 造 成 の ほ か 、 新 た に 3億 円
の子ども応援基金を積み立てたことによるものです。今後も可能な限り基金の額を確保し、新
たな財政需要に対応できるように努めて参ります。
平 成 21年 度 の 決 算 に お け る そ の 他 の 主 な 財 政 指 標 に つ き ま し て は 、 財 政 力 指 数 が 0.31で 前 年
度 よ り 0.01ポ イ ン ト 低 下 し ま し た 。 ま た 、 財 政 の 弾 力 性 を 示 す 経 常 収 支 比 率 は 96.9パ ー セ ン ト
で 前 年 度 よ り 3.4ポ イ ン ト 改 善 し ま し た が 、 依 然 と し て 高 い 状 況 が 続 い て い る こ と か ら 、 経 常
経費のうち、特に類似団体より比率の高い人件費及び公債費の削減に努めて参ります。
平 成 21年 度 の 各 会 計 の 決 算 に お き ま し て は 、 市 民 が 安 心 し て 暮 ら せ る 社 会 資 本 の 整 備 、 少 子
高齢化に対応した保健福祉施策の充実、合併後の地域の特色を活かした分権時代にふさわしい
自主的・主体的なまちづくり等を積極的に推進していくための基盤づくりを実施する一方、緊
急経済対策により雇用の確保と地域経済の底上げに一定の成果を上げるとともに、行政改革大
綱に基づき経費全般について節減合理化に努めたことにより各会計とも概ね収支の均衡を図る
ことができました。
各会計の執行に当たりましては、議会をはじめ、各執行機関、市民各位の深い御理解と御協
力により相応の成果が得られたことに対しまして衷心から敬意と感謝を申し上げます。
以上で提案理由の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げま
- 18 -
す。
△
〇議長(大原俊博)
日 程 第 34
請願等の付託
次 は 、 日 程 第 34、 請 願 等 の 付 託 を 行 い ま す 。 去 る 6月 定 例 会 後 締 切 日 ま で
に受理した請願及び陳情については、お手元に配付の文書表のとおり所管の委員会に付託いた
します。
以上で本日の日程はすべて終了しました。
こ こ で 念 の た め 申 し 上 げ ま す 。 次 の 本 会 議 は 6日 か ら 開 き 、 一 般 質 問 を 行 い ま す 。
本日はこれで散会いたします。
散
会
午前10時49分
- 19 -
第 3回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 2日 目 )
1.開
会
日
時
平 成 22年 9月 6日 ( 月 ) 午 前 10時
1.議
事
日
程
( 第 2号 )
〇開
議
日程第 1
一般質問
日程第 2
鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙
1
貴島
通
修議員
(鳥獣害対策・保健師の配置・公共下水道
2
石原
哲郎議員
(体育施設の整備について
3
下野
等)
等)
認議員
(旧金峰町レクの森型整備事業の今後について
4
室屋
正和議員
(子宮頸がん予防の公費助成・建設事業費財源
〇散
等)
会
1.本日の会議に付した事件
〇議事日程のとおり
- 20 -
等)
告
順
1.会議に出席した議員(22名)
1番議員
林
耕
二
2番議員
古
木
健
一
3番議員
室
正
和
4番議員
鳥
居
亮
幸
5番議員
南
敏
子
6番議員
上
村
研
一
7番議員
山
下
美
岳
8番議員
今
村
建一郎
9番議員
石
井
博
美
10番議員
石
原
哲
郎
11番議員
柳
元
拓
夫
12番議員
諏
訪
昌
一
13番議員
貴
島
修
14番議員
上
園
邦
丸
15番議員
有
村
義
次
16番議員
下
釡
清
和
17番議員
清
水
春
男
18番議員
田
元
和
美
19番議員
相
星
輝
彦
20番議員
下
野
21番議員
若
松
正
伸
22番議員
大
原
俊
博
長
髙
倉
正
継
記
宮
内
雅
史
屋
認
1.会議に欠席した議員(0名)
1.会議に出席した事務局職員(4名)
事
務
局
書
長
田
中
茂
穂
議
記
井
上
喜
詞
書
事
係
1 . 法 第 121条 に よ る 会 議 に 出 席 し た 説 明 員 ( 2 4 名 )
市
長
本
坊
輝
雄
副
長
柴
田
達
朗
長
出
口
定
昭
総務企画部長
山
口
力
三
総務企画部参与
兼 企 画 課 長
本
坊
佳
彦
市民福祉部長
長
濵
一
盛
産業おこし部長
上
野
哲
郎
建
長
山
下
和
隆
教
長
染
川
勝
夫
総務企画部総務
課
長
中
山
秀
次
総務企画部秘書
広 報 課 長
松
原
哲
郎
総務企画部財政
課
長
前
畠
実
市民福祉部市民
生 活 課 長
鮫
島
一
誠
市民福祉部保健
課
長
末
永
茂
市民福祉部福祉
課
長
尾場瀬
仁
産業おこし部
農林水産課長
永
田
洋一郎
産業おこし部
観光交流課長
成
田
清
建設部建設維持
課
長
橋
口
一
郎
建設部建設整備
課
長
鮎
川
彦
建設部都市整備
課
長
川
野
重
美
教
育
育
部
敏
市
設
- 21 -
部
水
道
課
長
田良島
教育部生涯学習
課
長
小橋口
輝
久
教育部教育総務
課
長
中
村
千
尋
誠
教 育 部 生 涯
スポーツ課長
片
平
善
英
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△
〇議長(大原俊博)
開
午前10時00分
ただ今から本日の会議を開きます。
△
〇議長(大原俊博)
議
日程第 1
一般質問
日 程 第 1、 一 般 質 問 を 行 い ま す 。 発 言 通 告 者 は 10人 で あ り ま す 。 本 日 と 9
月 7日 、 9月 8日 の 3日 間 に 分 け て 行 い ま す 。 質 問 者 、 答 弁 者 と も 簡 潔 に 御 発 言 く だ さ い ま す
ようお願いいたします。通告順に発言を許可いたします。まず、貴島
修議員の発言を許可し
ます。
[貴島
〇13番議員(貴島
修)
修議員
一般質問席]
午前10時00分
昨日行われました防災訓練におきましては地震を想定した訓練とい
うことで、消防をはじめ、小湊の地区の住民の皆さんの協力もあり成功に終わったわけであり
ますが、テキパキとした行動等がありまして非常に気持ちのいい訓練であったと思っておりま
す。非常に大変御苦労さまでございました。
さて、 昨年の 9月 に政権交代 がありまし て、新政権は「コンクリートから人へ」、「生活第一」
というメッセージを国民に向けて発したわけであります。非常に抽象的な言葉でありますけど
も、私は経済的な成長よりも社会保障を大切にしますよというようなメッセージではなかった
かと受け取っております。実際当時の藤井財務相は「我々の方針は成長戦略とは違ったマクロ
経済政策であると。地域にお金が回る政策、福祉にお金が回る政策に今までと違って展開しま
すよ。」と言われました。しかし、よく考えますとそれには非常にお金が掛かるわけでありま
して、経済成長がないと社会保障は充実しませんよと私は申し上げたいんであります。
また、皆さんも御承知のように、事業仕分けという政治ショーがありました。仕分け担当の
一人である女性議員が言ったことは、びっくりしましたが、スーパーコンピュータにつきまし
て 、 ち ょ っ と も う 1年 前 の 話 で す の で 、 10か 月 ぐ ら い 前 の 話 で あ り ま す の で 、 古 く な り ま す け
ど も 、 「 な ぜ 1位 を 目 指 さ な く て は い け な い の か 。 2位 で は い け な い の か 。 」 と い う こ と を 質 問
したわけでありますが、驚きましたですね。びっくりしました。技術でも皆世界一を目指して
よ う や く 上 位 に 残 れ る の に 、 最 初 か ら 2位 狙 い で は 話 に な ら な い と 私 は 思 っ た わ け で あ り ま す 。
市民、国民の皆さんの大多数は給料が上がらない。この一言に鬱憤が現在溜まっているのでは
ないかと思うのであります。いろいろの集会がありまして飲ん方の中でもそうでありますが、
私の周りでもそうです。なぜ上がらないのか。経済が停滞しているからでありまして低成長率
であるからであります。それ以外の何物でもないと思うのであります。実際データを見てみま
す と 、 平 成 3年 か ら 平 成 20年 ま で の 18年 間 の G D P の 平 均 し た 成 長 率 は た っ た 0.8パ ー セ ン ト
で あ り ま す 。 18年 間 で 1パ ー セ ン ト に も 満 た な い 。 こ こ に 多 く の 人 た ち が 不 満 を 抱 い て い る の
で は な い で し ょ う か 。 こ れ で は 給 料 が 上 が り ま せ ん 。 お 母 さ ん か ら 月 に 1,500万 円 も の お 小 遣
いをもらっていた人が「コンクリートから人へ」となどと言っていましたから、公共事業を否
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定しているもんですから経済対策を現政権は言い出しにくい。そのような状況にあるのではな
いかと思っております。でしたら、我が国には新幹線や環境対策技術や原子力発電の技術、地
震対策や土木・建築の技術、その他多くの世界に誇れる技術があるわけですから、官民一緒に
なって世界にそれを売込み、国を豊かにし、社会保障などを国民を豊かな方向に導かれるよう
国の皆さんにはもう一踏ん張りもしていただきたいと思うわけでありますが。そこで我が市に
おいても市長をはじめ、執行部と我々市民と一緒になって我が市発展のためにもう一踏ん張り
も、二踏ん張りもしなければいけないと思うのであります。やれ、右肩上がりではもう、日本
は右肩上がりではないのではないかと、そういう時代ではないと言われておりますが、私は決
し て そ う で は な い と 思 っ て お り ま す 。 市 長 も 就 任 以 来 9か 月 、 我 が 市 成 長 戦 略 の グ ラ ウ ン ド デ
ザインもそろそろ完成の域に達しているのではないかと思いますので、今議会では市民に密着
し た こ と を 中 心 に 4点 ほ ど 質 問 い た し ま す 。
質問通告書に従い順を追って質問をいたします。我が市の基幹産業であります農業のその中
で全国的にも問題になっています、問題になっておりまして、農家の皆さんの悲痛な声が聞こ
えてくる鳥獣害対策について質問をいたします。スーパーコンピュータあたりと比べますとずっ
と答弁されやすい内容ではないかと思いますので、明確にお答えを願いたいと思います。まず
21・ 22年 度 の 鳥 獣 害 の 種 類 と 、 22年 度 は 7月 ぐ ら い ま で で も 結 構 で す の で 、 鳥 獣 害 の 種 類 と 場
所及び被害額を質問します。通告書には「鳥獣害」と書きましたので、虫が入っておりません
が、ジャンボタニシについては書いてありませんが、もし分かっていたら、お答え願いたいと
思います。
〇産業おこし部長(上野哲郎)
まず先にお断りをさしていただきますが、虫の被害については
ちょっと集計が今ここに、手元にないところでございます。御了解いただきたいと思います。
本市の農産物の鳥獣害の種類あるいは場所、被害額につきましては、農家からの報告、農業共
済 組 合 へ の 照 会 あ る い は J A か ら の 聞 き 取 り に よ り ま し て 平 成 21年 度 は 被 害 額 が 市 全 体 で 677
万 2,000円 、 ス ズ メ が 金 峰 、 大 浦 、 笠 沙 地 域 で 123万 3,000円 、 カ ラ ス が 大 浦 、 笠 沙 、 坊 津 地
域 で 52万 6,000円 、 ヒ ヨ ド リ 等 が 加 世 田 、 大 浦 、 笠 沙 、 坊 津 地 域 で 、 こ れ は 果 樹 が 主 に な り ま
す け ど も 、 112万 2,000円 、 イ ノ シ シ が 市 内 全 域 で 210万 3,000円 と な っ て お り ま す 。 そ の 他
が 178万 8,000円 と い う こ と で ご ざ い ま す 。 そ れ か ら 、 22年 度 に つ き ま し て は ま だ 全 体 的 な 把
握はできておりませんけれども、イノシシ、カラス等につきまして被害の報告を受けている状
況でございます。以上でございます。
〇13番議員(貴島
修)
21年 度 に 市 内 で 677万 2,000円 と い う こ と で あ り ま す が 、 こ れ は 多
分 調 査 が 足 り な い と 私 は 思 い ま す 。 そ ん な も ん で は な い と 思 い ま す 。 22年 度 は ま だ お 分 か り に
なってないということですから、それはそれで結構であります。私が耕作している田んぼでも
7月 に で す ね イ ノ シ シ が 運 動 会 を し て く れ ま し て 、 イ ノ シ シ も 、 お お 、 米 が 実 っ た な あ と い う
ことでうれしくてブイブイ言いながら走り回ったと思いますが、私はガックリでありました。
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しかし、イノシシの対策は方法が分かってますから、電柵張ればいいとか、こうすればいいと
か と い う 方 法 が 分 か っ て い る か ら 、 ま だ そ れ は い い わ け で あ り ま す 。 今 年 の 3月 か ら 4月 に か
け ま し て 大 浦 干 拓 の 1工 区 の 圃 場 で カ ラ ス に よ る 植 付 け 後 の 苗 が 荒 ら さ れ て 被 害 が 出 た わ け で
ありますが、その辺りの面積は把握していらっしゃいますか伺います。
〇産業おこし部長(上野哲郎)
カ ラ ス 等 の 被 害 等 々 が 4反 歩 程 度 あ っ た と い う よ う な ふ う に 、
調査もいたしましたけども、把握しているところでございます。
〇13番議員(貴島
修)
そうですね。それよりちょっと多かったのではないかと思っており
ます。カラスが遊ぶわけでありますね。カラスも苗を食べたくて引き抜くんじゃなくてですね、
遊 ん で 引 き 抜 く と い う 状 況 で あ る と 伺 っ て お り ま す 。 大 浦 干 拓 は 全 体 で 330町 歩 、 耕 作 面 積 が
280町 歩 と 聴 い て お り ま す が 、 被 害 場 所 は 人 家 に 近 く て 鉄 砲 や ガ ス 銃 が 使 用 で き な い わ け で あ
ります。農家個人の力では対策に無理があると思うわけであります。ちょうどその被害があっ
たころだったですかね、ある前、あったころ前後して市の方もジャンボタニシを取り除こうと
いうことで予算化したこと、実際実施していただきまして、その状況も私は見せていただきま
した。非常にありがたいことであると。個人ができないことを公が率先してやっていただくと。
非常にありがたいことであるとは思ったわけであります。今この場所ではカラスのその被害に
ついてだけ質問します、絞って質問しますけども、耕作者の方が個人の力では無理があるとい
うことで南薩振興局に相談に行かれたわけでありますが、ただ罠のプリントを見せられて、
「こういうのがありますよ。」と言われただけであったということを聴きましてですね、もしそ
れが事実であったら残念なことだなあと思うわけであります。よく人は、「お役所は人ごとだ
と、何か頼みに行っても人ごとである。」ということを市民の方から聴きます。もし、私がも
う 1回 繰 り 返 し ま す け ど も 、 相 談 に 行 っ た と 。 何 と か し て も ら え な い か と 。 個 人 の 力 で は で き
ないんだと。それをその振興局の農政の方のプロの人たちに、その仕事をすることによってお
金を得ているわけですからプロの仕事をしてもらわなきゃいけないわけであります。プロとし
ての仕事をしてもらわなきゃいけないわけであります。その担当の方が相談者に対してプリン
ト を 見 せ て 「 こ の よ う な 物 が あ り ま す よ 。 」 と 、 そ れ だ け だ っ た と 。 も う 1回 言 い ま す が 、 そ
れが事実であるならば情けないことであると。やはりお役所仕事というのは他人ごとなのかと、
人ごとなんだなあと強く実感したわけであります。自分のこととして考えてもらいたいわけで
あ り ま す が 、 次 年 度 か ら の 具 体 的 な 政 策 あ る い は 、 今 後 9月 か ら の 補 正 が あ る と も 聴 い て お り
ますが、今後あるいは次年度からのそのカラスの対策というのが、イノシシなどと比べて対策
が、よくまだ方法がないのではないかと思うわけでありますが、どのような対策を具体的にさ
れるのかをお聴きします。
〇産業おこし部長(上野哲郎)
カラスの対策についてのお尋ねでございますけども、カラスに
つきましては非常になかなか厳しいといいますか、カラスの方が利口なのか、人間が利口なの
かということがございまして、以前の話でございますけども、青果市場等々にも前からハトの
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被害とか出ておりまして、猟友会の方に特別お願いをして鉄砲でという形でしていただいたこ
と も ご ざ い ま す が 、 最 初 の 1羽 は 捕 れ る ん で す け ど も 、 あ と は も う 銃 を 持 っ た 方 が 来 る と 、 鳥
の方が目が利きますので、なかなか現れないというような状況でございます。大浦の干拓で限っ
て言いますと、駆除対策にしては、これは金峰の方でもやられておりますが、爆音機やカラス
の模型、あるいは音楽用のCD盤がキラキラ光りますので、そういう、あるいは防鳥ネットな
どでやっているわけでございます。保護区以外での銃の使用の可能性ですが、公道上では発砲
できないこと。個人の土地に立ち入るには土地所有者個人からの許可や、場所によって警察官
の立会いが必要、これは事故等があった経験も、ことも、この南さつま市ではないですけども、
そ う い う よ う な 制 約 が 今 現 在 ご ざ い ま す 。 昨 年 度 は 大 浦 の 方 に 檻 を ば 1基 設 置 を さ し て い た だ
き ま し た 。 実 績 に つ い て は 186羽 を 捕 獲 し た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 こ の 方 法 と し て は 捕 獲 が 一
番いいのかなという、我々もそういう判断に基づきまして今議会に鳥獣被害総合対策事業の実
践活動促進事業の補正をお願いをしているところでございます。捕獲箱につきましては、カラ
ス 用 が 2基 、 カ ラ ス だ け と い う こ と で し た け ど も 、 イ ノ シ シ 用 の 捕 獲 箱 も 10基 、 そ れ か ら タ ヌ
キ 、 ア ナ グ マ 用 の 捕 獲 箱 10基 を ば 今 予 算 に お 願 い を し て 少 し で も 捕 獲 を 進 め て 参 り た い と い う
ような考え方で予算の計上をお願いしているところでございます。
〇13番議員(貴島
修)
カ ラ ス か ら 被 害 に 遭 わ れ た 耕 作 者 の 方 が で す ね 1回 植 え た 田 ん ぼ を
も う 1回 植 え 直 す と い う こ と を で す ね 考 え る と で す ね 、 的 確 な 手 を 、 カ ラ ス よ り で す ね 、 カ ラ
スに負けてたまるかと思うわけですね。カラスより、人間がカラスより劣っているわけはない
と思うわけであります。その耕作者の気持ちをですね慮ってですね是非来年度そういう被害が
ないように対策として対策をお願いしたいわけでありますが。生産的なことで一次、二次産業
に従事する方が、方々が、個人ですね、集団が各々ではなかなかできないことを、それを親身
になって行政の各セクションの方がプロとして手伝う。それがまた個人や集団が次の段階にス
テップアップできる。そうすることによってもう一つ上の仕事ができるようになる。その繰り
返しのスパイラルが行政と市民との理想形の一つだと私は思うわけであります。ですから、今
回 、 今 年 4反 歩 の 被 害 を 受 け た わ け で あ り ま す が 、 来 年 は こ の ま ま 放 っ て お く と も っ と ひ ど い
被害が起こるかもしれません。ですから、そういうことを行政の個人の人たちがカラスの特性
とか、そういうことをですね御存じないのは、それは当たり前だと思うんですよね。ですから、
それを行政の方々が、プロとしてカラスの特性を見極めた方が、それは中にはいらっしゃるん
じゃないですかね。この農業の関係の中ではなくて、動物学的な見地でそういうプロの方々の
意見を得ながら、そしていろんな対策をとっていただく。生産者の方を助けていただく。そう
することによってもう一つ上の仕事を生産者の方がすることによってどんどん農業も発展して
いく。ほかの産業についてもそうであります。そのような行政が個人ができないことをプロと
して手伝うことによってその個人の人たちが所得が、もう一つ上の仕事ができて所得を上げて
いく。そういう正のスパイラルというのが非常に望ましい行政と個人の形ではないかと思って
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おります。これは産業だけではなく、いろんな趣味やスポーツの方でもそうではないかと思う
わけであります。農産物への鳥獣害の対策をその一つと捉えましてですねできる限りの援助を
し て い た だ き 、 こ れ か ら 22年 度 や 23年 度 が 劇 的 に 被 害 が 減 少 し ま し て 徐 々 に 、 徐 々 に 個 人 が 、
個人で対処できるような対策に全力を尽くすべきであると強く意見を申し上げまして次の質問
に移ります。
2番 目 の 保 健 師 の 配 置 に つ い て 質 問 い た し ま す 。 今 朝 ほ ど も 高 齢 者 の 対 策 と い う こ と で 、 こ
の ご ろ 100歳 以 上 の 方 々 が な か な か 、 い る と 思 っ て い た 人 が 、 い な く な っ て い る と い う 現 象 が
起きまして、包括支援センターへの協力を行政の方からして、もっとしていただきたいという
こ と が マ ス コ ミ で 流 さ れ て お り ま し た け ど も 、 我 が 市 に は 大 浦 と 坊 津 の 2か 所 に 地 域 包 括 支 援
センターがありまして、またそれ以外に、それと共にと言うんですかね、市役所本所と、支所
の市民課の中に保健福祉係が各々のあり、各々保健師の方々が勤務されていると認識しており
ます。地域包括支援センターの仕事は、現在は高齢者の相談や権利を、権利の擁護と言うんで
すかね、権利の擁護をする相談庶務係という係ですか、あるいは介護保険やケアマネジャーの
相談、地域資源の活用が仕事のケアマネジメント係、社会福祉士や主任ケアマネジャーと保健
師 が 手 を 取 り 合 っ て 要 支 援 1・ 2の プ ラ ン を 立 て た り な ど の 介 護 予 防 係 な ど が あ る わ け で あ り
ま す が 、 現 在 は 嘱 託 の 保 健 師 の 方 も 10名 ぐ ら い い ら っ し ゃ る ん で す か ね 、 立 て て 、 い ら っ し ゃ
い ま し て プ ラ ン を 立 て て い る と 聴 い て い る と こ ろ で あ り ま す 。 そ こ で 5年 前 の 合 併 前 の 各 市 町
の保健師の数をまずお聴きします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
合併前の保健師のですね正規職員数でございますが、旧加世田市
が 5名 、 旧 笠 沙 町 が 3名 、 旧 大 浦 町 が 2名 、 旧 坊 津 町 が 3名 、 旧 金 峰 町 が 4名 、 計 17名 で ご ざ
いました。以上です。
〇13番議員(貴島
修)
そ の 計 17名 の 方 は 正 職 で あ り ま し て 常 駐 さ れ て い た わ け で す よ ね 。
それは間違いないですかね。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
〇13番議員(貴島
修)
はい、正規職員で常勤の職員でございます。
そ れ で は 、 お 聴 き し ま す け ど も 、 21年 度 と 22年 度 の 今 ま で の 、 8月
までで結構でありますが、旧市町の保健師の正職の数は何名ですかね。あるいは日置市や南九
州市が、私はこの質問の中に出していないんですけれども、しかし、保健師の配置についてと
いう質問事項でありますので、お答え願いたいんですが、日置市や南九州市は人口当たりに対
しまして我が市との比較としては大体どういうもんなんですかね。このところ増員していない
か。その辺りのこともお聴きします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
ま ず 、 21年 度 の 数 か ら 申 し 上 げ ま す が 、 21年 度 の で す ね 旧 市 町 、
本 庁 、 支 所 に 配 置 さ れ て い る 職 員 と い う こ と で 理 解 し て 答 弁 申 し 上 げ ま す 。 21年 度 の 4月 1日
現 在 の 正 規 の 保 健 師 数 は で す ね 、 本 庁 に 10名 、 各 支 所 に そ れ ぞ れ 1名 の 4名 、 あ と 地 域 包 括 支
援 室 に 2名 の 16名 が 配 置 さ れ て お り ま し た が 、 育 児 休 業 等 で 一 応 3名 い ま し た の で 、 本 庁 は 実
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質 7名 の 配 置 と い う ふ う に な っ て お り ま す 。 そ れ と 今 度 は 22年 度 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 4月
1日 現 在 の 数 で 申 し 上 げ ま す と 、 正 規 の 保 健 師 に つ い て は 、 1名 が 今 年 の 3月 退 職 し ま し た の で 、
全 体 で 15名 と な っ て お り ま す 。 本 庁 に 9名 、 各 支 所 に 1名 ず つ の 4名 、 地 域 包 括 室 に 2名 が 配
置 さ れ て い る こ と に な っ て い ま し た が 、 本 庁 の 方 は 引 き 続 き 3名 が 育 休 等 で 休 ん で お り ま し た
の で 、 実 質 は 6名 で す 。 4月 1日 現 在 で す 。 そ れ で そ の 後 4月 以 降 本 庁 の 6名 の う ち ま た 産 前
産 後 育 休 が 4月 、 6月 で そ れ ぞ れ 2名 出 て き ま し て 実 質 4名 の 配 置 と な っ て お り ま す 。 そ し て
9月 1日 で 2名 今 度 は 復 帰 し ま し た の で 、 実 際 今 の と こ ろ は 6名 本 庁 の 方 は で す ね と い う 配 置
に な っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 そ れ で さ っ き 、 近 隣 の 状 況 で ご ざ い ま す が 、 今 年 の 4月 1
日 現 在 で 調 査 し た 数 字 で す 、 近 隣 の 保 健 師 で す ね 。 ま ず 、 お 尋 ね の 南 九 州 市 14人 、 そ れ か ら 日
置 市 17人 で ご ざ い ま す 。 あ と 人 口 的 に は 、 南 九 州 市 は 2,805人 に 対 し て 1人 、 日 置 市 は 2,989
人 に 対 し て 1人 、 本 市 は 2,578人 に 対 し て 1人 と い う こ と で 、 ほ か の 市 に 、 近 隣 の 指 宿 、 枕 崎 、
い ち き 串 木 野 入 れ ま し て も 、 本 市 が 1人 に 対 し て の 人 口 は 少 な い と い う こ と で 多 い と い う よ う
な結果にはなっているところでございます、他の市に比べればですね、人口比率で比べれば。
そういう内容です。以上です。
〇13番議員(貴島
修)
それはですね人口比に比べたらそうですよね。高齢率とか、そうい
うのをかき集めるとまたそうでもないんじゃないかという気がしているわけでありますが、 4
月 1日 現 在 で 大 浦 に は 1人 い ら し た と い う こ と で す ね 、 保 健 師 が で す ね 。 事 実 で す か 。 常 駐 さ
れ て い た と い う こ と は 、 そ れ 以 降 1人 必 ず い ら し た わ け で す ね 。 事 実 で す か 。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
4月 1日 現 在 に つ い て は 1人 お り ま し た け れ ど も 、 5月 か ら 8月 の
間 、 常 勤 で な く て 、 週 に 3日 勤 務 し て も ら っ て い る よ う な 状 況 で 、 今 は も う 常 駐 、 常 勤 と い う
ことにしているところでございます。
〇13番議員(貴島
修)
もうちょっとこの件に関してはですね、余り私は今まで執行部の
方々に対して憤りを感じることは、人間ですからそういうこともあるだろうと。いろんな忙し
い方、そういうこともあるだろうと私は結構思う方なんです。しかし、このことに関してはで
すね結構憤り感じているんです。高齢者というのは、中には強い方もいらっしゃいますよ。し
かし、社会的に一般的に言うと弱者だと思うんですよね。その方々に対して配慮が、その保健
師に関しては配慮が足りないんじゃないかと私は思います。地域包括支援センターの中にはそ
れはいらっしゃいます。しかし、それでは、地域包括センターの仕事というのをじゃあ高齢者
の方が理解されているかと言うと、そうでもないと思うんですね。一般の、私もいろいろ一般
の市民の方に聴いてみたんです。やはり理解されてないですよね。何なのという感じが、その
保健師の方もいらっしゃると、こっちには。そして市民課の中にもいらっしゃると。どこに行
けばいいのかということもよく分かっていらっしゃらない方が多いですよ。それを皆さんは現
状把握されてないんではないかと私は思います。確信に近いものがあります。その産休という
制度がありますからですね、それは致し方ないことだと思いますよ、それは、制度ですから。
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その制度をああじゃ、こうじゃ言うつもりは全くありません。その制度ですから権利でありま
すから自由にお使いになって結構なんです。しかし、それはそれで執行部は対処しなきゃいけ
ないと思うんですよね。嘱託の方々が能力が低いとか、そう言うつもりも、低いのではないか
と言うつもりもありません。しかし、私は正職の方と嘱託の方ではプロと、先ほどから「プロ」
という言葉を私よく使いますけども、プロとそうでないもう一つプロではないのかなと。プロ
にはプロとしての報酬がありますよね。それから見るとそうではないのかと思うわけでありま
す 。 来 年 度 は 3年 に 一 度 の 介 護 保 険 料 の 改 定 が あ り ま す け ど も 、 対 策 、 高 齢 者 の 対 策 用 の 施 設
の増床も実施されつつありますので、介護保険料も気になるところでありますが、高齢者が元
気でいらっしゃるか、いらっしゃらないかについては市の財政についても大きく左右されると
思います。高齢者の健康について、その健康の予防の面でもっともっと支援しなければならな
い と 思 う わ け で あ り ま す が 、 実 際 人 口 は こ の 間 の 調 査 で も 4万 人 を 割 っ て い る わ け で あ り ま す
が 、 高 齢 者 の 数 と い う の は 、 高 齢 者 の 比 率 と い う の は そ う で は な い で す ね 。 17名 か ら 実 際 16名
に 減 っ て い ま し て 、 そ し て 今 年 の 一 番 少 な い 時 期 は 11名 ぐ ら い だ っ た 、 12名 ぐ ら い だ っ た わ け
で す か ね 、 正 職 の 方 が で す ね 。 合 併 後 、 合 併 前 は 加 世 田 に 5、 笠 沙 に 3、 大 浦 に 2、 坊 津 3、
金 峰 4と い う 正 職 の 保 健 師 の 方 々 の 数 が 、 ほ か の 建 設 課 と か 、 そ れ は そ う 、 建 設 課 と か 、 建 設
部とか、それと同じように本所に集約されているということはいかがなもんだと私は思うわけ
であります。それは技術的なものは建設部のようにそうあって、あるいは農政の方も一部はそ
うあっていいかもしれないんです。それをですね一緒くたにしてもらっては、どこが一番大切
なのか。ファーストプライオリティというのは何なのか。そこをよく理解して人事の面は考え
ていただかなきゃならないのではないかと私は思うのです。市民福祉部の仕事は高齢者対策と
いうのが非常に大きなウェイトを占めております。その高齢者対策のファーストプライオリティ
は、高齢者の皆さんの健康をどうやってプロがお手伝いして、健康の維持をどうやってプロが
お手伝いしていくのか。そこだと思うんです。各地域で聴きますところによりますと、あの今
までいた保健師の方がいなくなったからもうがっつい行っにっかがよということで窓口まで来
てお帰りになる方も少なくないと聴いております。それは我々ずうずうしい人間はですね行き
ますよ。役所の課長さん、課長のテーブルまで行って「いけんですかね。こらこげんしもんど
が良かたちごどかい。」言いますけども、それはお年寄りの方はどうなんでしょうかね。そう
思うんであります。人材を異動させ、交流していただくことで広く視野を広げてもらって能力
の向上を図る意図は分かるんです。しかし、先ほども申し上げましたように、一番大切なこと
は高齢者の一人ひとりの現状把握であると。そしてそれに対する対処であると思うわけであり
ます。保健師さんの異動によってそれが非常にできなくなったということは残念なことであり
ま す 。 ま し て や 今 年 の 5月 か ら 大 浦 の よ う に 常 駐 さ れ て い な い と な り ま す と 保 健 師 の 本 来 す る
べき仕事を放棄しているということと同じだと私は考えます。旧大浦町は健康増進計画を作り、
それに沿って高齢者の健康対策を実施してきました。高齢者率が高かっただけに先進地であっ
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たのではないかと思いますが、そのような健康増進計画を作り、それに沿って実施してきてい
た 。 そ の よ う な こ と を ど の よ う に 思 わ れ て い る か が 1点 、 そ れ と も う 一 つ は 、 ど う も こ の と こ
ろ、この問題だけではなくて、人口の問題で、対人口比の問題でいろんなことが笠沙町と一く
くりになっているのではないかと感じるところもあるわけです。その辺りはどうなのか。保健
師の方々の配置についてその辺りのことはそうではないのか。そして今後保健師の配置につい
ての方針や方策を伺います。今のままでいいのかということであります。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
まず、保健師の配置についてのことでちょっと申し上げたいと思
います。合併になりましてほとんど市、本庁集約をしているところでございまして、各支所に
1名 と い う こ と で ご ざ い ま す 。 当 然 保 健 師 の 配 置 に つ い て は 旧 市 町 の 配 置 、 そ れ は 減 っ た わ け
なんですが、実際本庁の集約して、ほとんど本庁の方で、例えば、乳幼児健診なんかは本庁の
方でもうすべて段取り、契約をしております。それから、精神保健等についても本庁の職員が
市 内 全 域 回 る と い う よ う な 状 況 を と っ て お り ま す 。 そ れ か ら 、 1.6・ 3歳 児 に つ い て も 本 庁 の 方
でお手伝いをしに行っているというようなことでですね、旧市町でやってた保健師さんたちに
ついてはすべて段取りからいろんな契約というか、医療機関との相談調整されていたんですけ
れども、そういった基本的なことは本庁でしてもらうということである程度事務軽減をしてあ
るところであります。ただおっしゃったとおり、高齢者のそういった健康の問題、それからい
ろんな相談等の問題、それについては各支所の保健師さんたちで基本的にお願いをしていると
ころでございます。言われたように、ぐるぐる替わっては、替わるということはよくないかも
しれませんが、人事上どうしてもそうせざるを得なかった部分がありまして、今後はある一定
の期間というのは配置をしていかなければならないのかなとは考えております。人口の比率、
例えば、笠沙、大浦、高齢者が多いのでというようなことなんですけれども、そういったこと
に、多いからという、多いからできるだけ配置というようなこともあるかもしれませんが、本
庁の方からもできるだけ応援に行くようにしておりますし、相談を受けた分については本庁と
いろいろと話をしながら対高齢者等の健康については十分な配慮をしていきたいなというふう
に は 考 え て お り ま す 。 今 後 も や は り そ の よ う な 考 え 方 で 今 の 現 状 、 大 体 支 所 1名 を 置 い て 、 本
庁がいろんな段取り等は中心的にやっていくということで、支所の方については相談受付等を
中心にお願いしたいというふうに考えているところでございます。大浦の時の健康増進計画に
ついて、私もしっかりよく見ておりませんけれども、今、本市の方で健康増進計画を作ってお
りますので、基本的にはそれに則った形でしていけばいいとは思っていますけれども、ただ大
浦の 方のいろん な重点的な 位置付けと いうのがあ ったろうか と思います んで、もう その辺はち ょっ
と確認をさしていただきたいというふうに思っております。
〇13番議員(貴島
修)
保 健 師 の 方 が 各 支 所 に 1名 ず つ に な っ た わ け で あ り ま す 。 金 峰 は 実
に 4分 の 1に な っ た わ け で す よ 。 そ の 本 所 に 力 を 集 約 さ れ る こ と も 分 か り ま す け ど も 、 そ の デ
メリットはどれほどのものがあるのか把握されているのか。果たしてその今のシステムが正し
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いと思われているのか。現状を、現場を把握するにはどういう形が一番いいのか。形ではなく
てですね、実際実効が上がるような形をですねよくですね部長聴いていただきたい。形ありき
じゃないと私思うんですよ。やれ、ほかの自治体がこうだから、それに真似をしなきゃいけな
いというんでなくて、我が南さつま市が日本で一番のそのようなシステムを誇ると、現場主義
のシステムを誇るという形に持っていっていただきたいなあと思うわけであります。我が市は
全国よりも先駆けた高齢者の率の高い地域ではないですか。ひとつこれが一番素晴らしい現場
に即した、高齢者に即した形なんだよというものを是非作っていただきたい。そのぐらいの気
概を持ってですねやっていただきたいと思うわけであります。お医者さんとですね、保健師の
方というのはお医者さんと私似た所が非常に多いと思うんですよ。昔は、昔と言うか、つい 5
年前までは保健師の方が地域を回ってよく現場把握もされてた。それはできたでしょう。それ
が一人、あるいは大浦のように常勤ではなかったという状況でそういうことができるのか。よ
くですね考えていただきたいと思います。ましてや高齢者の方は核家族になりまして子どもさ
ん方は都会にいる。高齢者の方々だけ、あるいは高齢者の女性の方々が一人で住んでるという
状 況 が 非 常 に 多 い わ け で す よ ね 。 例 え ば 、 そ の ま ち の お 医 者 さ ん が 2年 に 1回 、 3年 に 1回 く
るくるくるくる替わってたらどうなるのか。今まではですね主治医に近いそのようないろんな
健康の面での相談があったと思いますよ。それが今の現状ではないと私は断言できます。それ
は私の周りだけではなくて、いろんな所を今回は聴いて回ったからなんです。調査しました。
現状はどうなのか。いや、その人たち、片一方だけの現状を捉えるといけないです。いろんな
現状を捉えた上で私はそう言います。この場ですから無責任なことは言えないんです。責任を
持って私はそれは言えます。合併時よりもそこは後退したなということが言えます。ひとつそ
のことを考えていただきまして対処していただきたいと思うわけでありますが、この件につき
まして市長一言だけお願いします。
〇市長(本坊輝雄)
合 併 い た し ま し て 5年 が 経 つ わ け で あ り ま す 。 そ う い う 中 に お き ま し て こ
れ ま で の 行 政 サ ー ビ ス 、 職 員 が 700名 近 い 職 員 で 合 併 は ス タ ー ト い た し た と 聴 い て お り ま す が 、
現 在 560名 程 度 で あ り ま す が 、 毎 年 20名 程 度 ず つ 削 減 を し て い く と い う よ う な 目 標 を 立 て て お
り ま し て 、 大 体 合 併 し ま し た 平 成 17年 か ら 平 成 27年 ま で の こ の 10年 間 で 4割 の 職 員 を 縮 減 す る 、
削 減 す る 予 定 で あ り ま す 。 そ れ で も 近 隣 の 同 等 の 市 と 比 較 し ま し て 100名 ほ ど 多 い と い う の が
現状であります、現実であります。そういう中においてやはり高いサービスを、より一層低コ
ストで高いサービスを住民の皆さん方に提供していかなきゃならないというそういう使命があ
るわけであります。今回、特に大浦支所におきまして保健師の果たしてきた役割というのは大
変大きなものがありますし、どの地域におきましても保健師の顔を見ただけで、保健師が手を
握ってくれただけで胸がスッといったと、血圧が下がったような気がしたがよというぐらい地
域の皆さん方のですね肌の色が分かる、息遣いが分かる距離で保健師の方々は、地域の特に高
齢者又は乳幼児を持つお母さん、子どもたちとも接していただいているものと、私も本当にそ
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れについてはですね自信を持ってお伝えできるんではないかと思っておりますが、ただ今回、
17名 で ス タ ー ト し た 体 制 が 、 現 在 15名 で あ り ま す が 、 大 浦 支 所 に 精 通 い た し て お り ま し た 職 員
が急きょ退職されました。そして、また、産休、育休等が重なったということでありまして急
き ょ 不 在 と い う 状 況 が 出 て 参 り ま し た の で 、 1週 間 に 飛 び 日 で 対 応 し た と い う こ と で ご ざ い ま
して苦肉の策での対応であったとは思っておりますが、大変大浦地域の皆様方に御心配を、ま
た大変不便さを与えたのではないかと思って大変申し訳なく思っております。ただ、今、職員
の皆さん方に申し上げておりますのは、職員も勤務いたしまして、初心者は別といたしまして
も 、 そ れ ぞ れ 10年 、 20年 、 課 長 級 に な り ま す と 30年 、 40年 と い う ベ テ ラ ン に な っ て き て お り ま
すけれども、「それぞれこれまでの固定観念を取っ払ってほしい。」と言っております。いわゆ
る 自 分 の 仕 事 の サ イ ド と し て 、 正 面 だ け に 飛 ん で き た ボ ー ル を 捕 る ん じ ゃ な く て 、 右 側 に 50セ
ン チ 、 左 側 に 50セ ン チ 、 そ の 両 サ イ ド の ボ ー ル も 捕 れ る ぐ ら い の フ ッ ト ワ ー ク を 持 っ て 仕 事 に
向 き 合 っ て ほ し い と 。 そ う で な け れ ば 、 合 併 し て 10年 間 4割 縮 減 し た 中 で の 体 制 の 中 で こ の 市
民生活を守るというのは非常に志を高く持っていかなければ難しいところがありますよという
ことをお話をいたしております。ますます、本来なら、「共生・協働」という言葉が今盛んに
言われておりますが、しかしながら、地域の年寄りの高齢者率が高くなっていく中で、集落の
力も弱まっていく中で、ますます行政に頼る公助、公の助けを求める部分も大きくなってきて
いるのも事実でありますが、その中で何とかやはり共に助け合う共助というものを大切にしな
がらも、我々もより一層市民の役に立つ職員としてですね志を高く持って取り組んでいかなけ
ればならないと思っておりますので、今回は大変急々的な対応で大浦地域の皆さん方に本当に
御心配をお掛けいたしましたことはお詫びを申し上げながらですね、今後より一層市民の皆さ
ん方の期待に応える保健行政をはじめとしてですねそれぞれの立場で責任を果たして参りたい
と思っております。
〇13番議員(貴島
修)
財政的な面で職員の削減も必要であるということは分かります。そ
れと 市民福祉部 ですか、そ ちらの方の 事情もよく 分かります 。分かりま す。今、市 長がおっし ゃっ
たこと。確かに共助も大切なことであります。私たちもより協力申し上げなきゃいけないと思
うわけであります。しかし、やはり一番前線で働く人たち、その数というのは、重要性の問題
から考えた場合ですね、その上は削ってでも、その一番前線は削るべきではないと。実際市役
所の方もいろんな部署統合されまして上の方も削っているわけでありますけど、そういう努力
もよく分かります。しかし、極めてですねその部分は弱者対策のためには残すべきだという意
見を強く申し上げまして次の質問に移ります。
3番 目 、 公 共 下 水 道 に つ い て で あ り ま す が 、 こ れ は 前 回 の 6月 議 会 で 前 段 の 部 分 で 私 お 話 ち ょ っ
とさしていただいたわけでありますが、同僚議員も前回の質問ではお話されておりまして、執
行部の方の意見も伺ったわけでありますけれども、下水道問題の特別委員会でもですねありま
して、現状の今の条件では、前のですよ建設をまだしようと、公共下水道を雨水、汚水ともに
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一緒に取り組もうじゃないかという時の下水道問題の特別委員会では、傍聴者は今の条件では
反対であるという方々の傍聴が多かったと思うわけであります。賛成者の傍聴はそうでもなかっ
たのかなと思っておりますが、執行部には建設促進の声は届いていないか。それを伺います。
〇建設部長(山下和隆)
反対の声、よく聴くけど、賛成の声というのはございました。これに
つ き ま し て は 、 平 成 20年 の 9月 に 公 共 下 水 道 の 早 期 着 手 に つ い て の 要 望 書 が 加 世 田 本 町 公 民 館
長並びに南さつま市商工会会長、南さつま商工会議所会頭の連名によりまして提出をされてお
ります。また、住民説明会におきましては、受益者負担金、下水道への接続のための費用等個
人負担に関することや市の財政状況等につきまして多くの反対の御意見等々が多く出されてい
るところでございますが、基本的に汚水対策の必要性については大筋では理解はされているも
のというふうには理解をしてございますし、更に事業所等の説明会におきましては、浄化槽の
設置や維持管理に多額の経費を要すること等もございまして、有効な土地利用の観点等から公
共下水道の必要性について多くの意見や推進の御要望が出されたところでございます。また、
直近開かれております「輝けふるさと本音で語ろ会」等におきましても特に人家連担の地区の
住民の皆様、更には事業所等の方々から商店街活性化等にはどうしてもこの公共下水道の整備
を進めてほしいと、このような賛成の御意見も直接お伺いをしているところでございます。
〇13番議員(貴島
修)
特別委員会では同時に実施することが予算的に有利であると聴いた
覚えがあります。それは多分今でも変わっていないと思うんですが、雨水対策を先行させて、
後 か ら 汚 水 対 策 を 実 施 し た 場 合 と 同 時 に 実 施 し た 場 合 は ど っ ち が 有 利 な の か 。 ま た 、 27年 度 ま
での合併特例債との絡みはどうなのか。以前も聴いたことがありますので、簡単でいいですか
ら、どっちが有利なのか。
〇建設部長(山下和隆)
余り簡単にいかないんで、ちょっと数字的な部分がございますので、
ちょっと説明をさしていただきます。現在汚水対策についてはある時期に判断をするというこ
とで、雨水対策を都市下水路事業で先行して、ここにこの特別に合併特例債適用期限でござい
ま す 平 成 27年 度 の 翌 年 度 、 平 成 28年 度 に な り ま す け れ ど も 、 こ こ か ら 公 共 下 水 道 事 業 に よ る 汚
水対策を実施した場合と当初から公共下水道事業により雨水対策と汚水対策を同時に実施した
場合の市の実質負担額の差につきましては、以前も御説明しましたが、都市下水路事業により
雨水対策を先行した場合の方が合併特例債を充当することによる交付税算入割合の違いにより
事 業 費 で 約 6,000万 安 価 に な る と 試 算 を し て ご ざ い ま す 。 た だ こ の 試 算 に つ き ま し て は あ く ま
で 平 成 24年 度 に 着 工 し て 平 成 28年 度 に 、 先 ほ ど 申 し 上 げ ま し た よ う に 、 公 共 下 水 道 へ 移 行 し た
という仮定の試算でございまして、公共下水道への移行が遅れれば遅れるほどこの市の実質負
担額は増大するということになります。更に合併特例債との絡みでございますけれども、都市
下水路事業で雨水対策を先行した場合、合併特例債の適用による事業推進が財政的に最も有利
な 手 法 で あ る こ と か ら 適 応 期 限 の 平 成 27年 度 ま で に 事 業 を 完 成 す る こ と が 一 番 ベ タ ー で は ご ざ
い ま す け れ ど も 、 平 成 24年 度 に 着 工 し た と い た し ま し て も 、 こ の 4年 間 の 限 ら れ た 合 併 特 例 期
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間 で は 、 こ の 4年 間 で 約 37億 の 事 業 を 行 う に は 、 今 後 こ う 見 え て お り ま す 坊 津 学 園 建 設 、 し 尿
処理場建設、更にはレクの森整備等の事業が目前に迫っていることなどから、これらの関連や、
本 事 業 で 単 純 に 37億 を 4年 で 割 り ま す と 年 間 9億 と い う よ う な 予 算 の 確 保 が 必 要 で ご ざ い ま し
て 、 加 え て 用 地 買 収 、 そ れ か ら 工 事 工 程 等 の 観 点 か ら 4年 間 で は 工 事 施 工 的 に 非 常 に こ う 無 理
が あ る と い う ふ う に 判 断 を し て い る と こ ろ で す 。 と は い え 、 雨 水 対 策 に つ き ま し て は 平 成 27年
度合併特例期限までに最大限の進捗を図ることが市が拠出する予算も最小限で済むことでござ
いますので、国や県を含めて積極的な予算確保を図って参りたいというふうに考えているとこ
ろでございます。
〇13番議員(貴島
修)
よく分かりました。なるべく早くスタートした方がいいにはいいと
いうことなんですけども、農集、漁集、公共下水道の違いはあれ、大浦にも、笠沙にも、坊津
にも下水道があるわけであります。中心である加世田の本町の辺りにはないということで、私
は住まいが大浦でありますので、大浦の人たちの意見をよく聴く機会が多いもんですから偏っ
ているかもしれません。その人たちのお話を聴きますと、その人たちの話聴きますと、「加世
田に予算が割かれると大浦に回ってこないから反対だ。」と言う人もいるんです。しかし、そ
の反面ですね、「加世田の本町が寂れると、それに伴って大浦も寂れると。やはり加世田の本
町というのは我が市の核であると思うから、その辺りのことは早期に整備された方が全市のた
めにいいんではないか。」という意見もあります。私もそう思います。また、「財政が厳しい中
で多くの資金を下水道に投入し、後世に借金を残すべきではない。」という声もあります。し
かし、果たしてそれが正しいのであろうかと思うわけであります。いわゆる公共事業がばらま
きと言われるのは地域の発展を全く考えてないような事業をやるからでありまして、やれ、ど
この国会議員の力が強いからあそこに余計な駅を造ろうとかいうバランスの悪いことを、発展
も考えてないようなことをやるから批判が起こるわけでありまして、後世の市民が恩恵を被る
ような事業は、事業であるならば、後世の方々が当然その資金の一部を支払うのは当然のこと
であると私は思います。例えば、河川が決壊する。農地が毎年毎年荒れる。であるならばそこ
に資金を投入して堤防を造って決壊しないようにして農地を保全する。後世の人たちがその恩
恵にあずかる。当然、私たちの後輩がそれを支払うのは当然のことであると。公共下水道にし
てもしかりであると私は思います。より快適な生活を求める、我々の後世の人たちがするので
あるならば、それなりの負担はあなたたちがするのは当然ですよという考えを私は持っており
ます。先ほどの、時間がないですから端折りますけども、加世田の本町を中心とする地域は我
が市の核でありまして、益山用水の、よく同僚議員もおっしゃいます益山用水の老朽化のこと
もありますが、我が市の将来を展望した場合、本町地区を中心とした下水道対策を市長はどの
ように考えられるか。今現在凍結されているわけでありますが、どう思われますか。必要であ
ると思われたら信念に基づいて反対する方々を迫力を持って説得してされればいいと思います。
それがリーダーではないかと。我々はそのような、市民はこのようなリーダーを求めているん
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ではないかと思うわけでありますが、市長いかが思われますか。
〇市長(本坊輝雄)
公共下水道のことでございますが、公共下水道、多くは話は遡りませんが、
平 成 5年 の 災 害 に よ り ま し て 加 世 田 い わ ゆ る 市 街 地 が 床 上 ・ 床 下 2,500戸 余 り 浸 水 を し 、 そ し
て内水処理問題等がクローズアップされ、災害に強いまちづくりとはどういうことかというこ
とをずっと議論をしながら合併前それぞれ旧加世田市の方で協議がなされ、計画がされたと聴
いておりますが、合併時において多額の負担が必要となるというようなこと等もございまして
休止し、そして合併を経てきた歴史がございます。そういうこと等を踏まえて私の当選前にこ
の問題につきましては議会の方でも種々論議があったということもお聴きをいたしております
が 、 6月 の 雨 水 対 策 の 事 業 費 を 補 正 予 算 と し て 計 上 す る 時 に も こ の よ う な 議 論 を さ し て い た だ
きましたが、公共下水道の必要性につきましては、中心市街地である本町地区の活性化という
ことは私ども将来の南さつま市につながるものと、そのことについては考えておりますし、ま
た汚水対策としての下水道整備の重要性は十分認識はいたしているところでございます。とり
わけまた益山用水路への環境美化の問題等も含めてですね多面的に当たっていく必要性は認め
て い る と こ ろ で あ り ま す が 、 た だ 6月 議 会 で 雨 水 対 策 に つ い て だ け 、 雨 水 対 策 を 先 行 す る と い
うことで補正を計上さしていただきましたけれども、やはり総合的に汚水対策も含めて実施す
るにはまだ住民の理解が十分に得られていない状況であるということ。そして、また、それを
整えるにはまだそれ相応の時間を必要とすること等も鑑み、また国の政策、国の政策がこうい
う事業等に対してどういう動き、どういう政策転換を図っていくのか。その辺も見極めていか
なければなりません。もちろん財政状況等あります。そういうこと等を含めてですねひとまず
合 併 特 例 債 を 1年 で も 早 く 使 え る 時 か ら 、 使 え る 時 に こ の 雨 水 対 策 か ら 、 雨 水 対 策 か ら 先 行 し
よ う と い う こ と で 6月 議 会 に お 願 い を し た 経 緯 が あ り ま す 。 そ う い う こ と で ご ざ い ま し て 、 今
後の汚水対策の事業着手につきましては、しかるべき時期に議会の皆様方や市民の御意見、関
係地域の御意見等をお聴きいたしながら慎重に検討をして判断して参りたいと思っております。
〇13番議員(貴島
修)
今の件につきまして最後に一つだけ市長にお聴きします。市長は公
共下水道は本町地区を中心とした地域には必要であると認識されているかどうか。
〇市長(本坊輝雄)
先ほど申し上げましたが、私としては公共下水道の必要性は認識をいたし
ております。しかしながら、理由につきましては先ほど申し上げたとおりでありますので、皆
さん方の御意見等聴きながら、市民の理解・協力がなくしてこの事業はなり得ないと思ってお
りますので、しかるべき時期に皆さん議会や市民の皆さん方の御意見を聴いて判断していきた
いと思っております。
〇13番議員(貴島
修)
続きまして笠沙高校の跡地問題につきまして、もう何回も質問して
いるわけでありますが、執行部はもうあきらめているのではないかと思うわけであります。以
前私はネットなどを使って全国からアイデアを求める企画が必要だと一般質問をしまして、そ
の時「検討する。」という答弁をいただいておったわけですが、その後、どうなったのか。笠
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沙高校跡地対策会議の開催実績、開催が一番最後はいつで、今後の予定はどうなっているのか
をお聴きします。
〇総務企画部参与(本坊佳彦)
旧 笠 沙 高 校 の 跡 地 利 用 の 検 討 に つ き ま し て は こ れ ま で 3回 協 議
会を開催してきております。貴島議員から全国からのアイデア募集ということで今御質問があ
りましたけれども、これについてはまだ実施はしていないというような状況でございます。今
後ですね地域の地域活性化が図られるような方策につきましては、社会情勢、経済情勢の変動
する中で様々な課題もありましてまだ具体的に具現化はされていないのが現状でありますけれ
ども、今後はこれらの諸状況の変化やいろんな要素をば見極めながら判断して、必要に応じて
開催をするとともに、県、関係機関と協議を重ねながら効果的な活用方策を探って参りたいと
考 え て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 最 後 に こ の 検 討 委 員 会 を 開 催 し た の は 平 成 19年 の 2月 21日 で
ございます。以上です。
〇13番議員(貴島
修)
ですから、私がですねあきらめてるんじゃないかと言ったわけなん
ですよ。市が抱えている問題は、問題の壁は山よりも高くて、種類も星の数ほど多いわけであ
ります。苦労されておりましたレクの森も解決の道筋がほぼ付きつつあるんではないかと思っ
ているわけでありますが、それは星の数ほど多い問題の中での優先順位が高かったから早く片
付いたと思うんですよね。笠沙高校の跡地問題は順番はどのぐらいなのか。抽象的な言葉で結
構です。早くなのか。真ん中ぐらいなのか。遅くていいのか。考えてないのか。はい。
〇市長(本坊輝雄)
笠 沙 高 校 が 58年 の 歴 史 を 閉 じ 、 そ し て そ の 後 こ の 跡 地 対 策 協 議 会 が 開 催 さ
れ 、 最 後 の 協 議 会 が 平 成 19年 2月 の 21日 で あ っ た と 承 っ て お り ま す 。 こ の 笠 沙 高 校 跡 地 の 対 策
協議会の問題は、今、貴島議員から星の数ほどある中でどれぐらいかということでありますが、
大きな課題であると受け止めておりますし、また大浦、そして笠沙地域の皆様方にとっても、
南さつま市にとっても大切な、あれだけのグラウンドと校舎跡地があるわけで、校舎があるわ
けでありますので、それをどう活用するかというのは一つの大きく地域振興のきっかけになる
ところであるということは私も受け止めているわけであります。ただ一つのこれだけの財源が
あって、さあ、ここの施設を何に使おうか。どう活かすか。どんなことを造ろうかという話で
なくして、やはり私どももいろんな方々、いろんな関係機関の相協力をいただきながら、相互
に知恵を出し合いながらやっていかなきゃならないことであります。地元から見ますと大変歯
痒い部分もあろうかと思いますし、そういうことも受け止めてはいるわけでありますが、どん
な活かし方があるのかですね。私も今就任したばかりでありますけれども、どんな活かし方が
あ る の か 。 ま た 庁 内 で も で す ね そ れ な り に 、 こ れ ま で は 協 議 会 で こ こ 19年 に 開 い て か ら や っ て
ないということでありましたけれども、庁内でもですねいろんな検討委員会を設けてこれまで
の高校の跡地を活用した地域、そしてどういう所がああいう高校跡地を活用していろんな企業
なり、福祉なり、教育なり、いろんな総合的な対応を取り組んでくれるのかですね。そういう
相手方等もございますので、その辺はアンテナを高く掲げて今後取り組んで参りたいと思って
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おります。ひとまず県の施設でありますので、グラウンドや、それから体育館、武道館につき
ましては社会体育施設としてですね活用していきたいと思っております。
〇13番議員(貴島
修)
重要な問題と認識されているということでありましたので、結構で
あります。いろんなアイデアを募る努力も是非積極的にやっていただきたいものだと思ってお
ります。
我が市は経済的にもまだまだ発展しなけりゃなりません。その方法は絶対にあります。キー
ワードは発展である、我が市のキーワードは発展である。そのぐらい思ってですね、まだまだ
我が市は右肩上がりでいくんだと、これから。そのぐらいの気概を持って老若男女、市民全員
が手を取り合ってこの難局を乗り切っていきたいものだと、先ほど市長がおっしゃいました共
助の精神で乗り切っていっていきたいものだと私も思っております。終わります。
〇議長(大原俊博)
次に、石原哲郎議員の発言を許可します。
[石原哲郎議員
〇10番議員(石原哲郎)
一般質問席]
午前11時12分
本 年 の 7月 末 か ら 8月 初 め に か け ま し て 庁 内 の 課 の 設 置 場 所 の 移 動
が行われたようでございます。窓口の一本化ということで福祉課が本庁に移り、特に転入者に
とりましては本庁内で一連の事務が終わるということで非常に良かったのではないかと思って
お り ま す 。 ま た 、 1階 の 窓 口 で 一 部 ロ ー カ ウ ン タ ー に さ れ ま し た が 、 こ れ も 高 齢 者 あ る い は 身
体に障害のある方、また妊婦さん等が腰掛けて窓口対応ができるということで、非常にこれも
良かったと思っております。できることをできる所から実践していくということが大切ではな
いかと思っております。このスタイルで是非今後も取り組んでいただきたいと思います。
発言通告に基づいて質問をいたします。まず、体育施設の整備についてでございます。本市
の体育施設の整備についてでございますが、本市は「まるごとスポーツランド」ということで
サッカーに、野球にと多くの方々が本市の施設を利用していただいているところでございます。
特にサッカーにつきましては人工芝サッカー場あるいは吹上浜海浜公園の天然芝のサッカー場
を含め素晴らしい施設が整っております。また、野球場につきましてもファール球等の被害が
出ないように防球ネットの整備あるいは野手がファールの球を補球する時に怪我をしないよう
にということでラバーを張るなど、こちらもよく整備されていると考えておりますが、今後の
体育施設の整備計画をお聴かせ願いたいと思います。
教育委員会関係ですので、次に三つ一緒にいきたいと思います。
次に、「南さつま市パワーアップの翼」及び「中国ふれあいの旅」の成果と今後の計画とい
う こ と で ご ざ い ま す 。 「 南 さ つ ま 市 パ ワ ー ア ッ プ の 翼 」 は 7月 31日 か ら 8月 4日 ま で 、 ま た 、
同 時 に 「 中 国 ふ れ あ い の 旅 」 は 中 学 生 を 中 心 に 7月 31日 か ら 8月 7日 ま で の 間 行 わ れ ま し た 。
私も大原議長さん一緒に、ほかの方々と一緒に一般の訪問団で参加をさしていただきましたが、
特に「パワーアップの翼」の方では、本市で焼酎工場を、焼酎製造をしております萬世酒造株
式会社さんが現地で製造をしておりますせい安酒業というものを見学をいたしまして、初の中国
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への焼酎工場の進出ということで県知事さんはじめ、多くの方々が私たちを歓迎してください
ました。また、宿遷市では市長さんはじめ、多くの方々が熱烈歓迎をしていただきまして、
「ふれあいの旅」に参加した中学生の方々と一緒に地元の方々とふれあうことができまして非
常に有意義だったと思っております。ただ私たちの方の「ふれあいの旅」の方は自分も行きま
したので、よく分かっておりますが、「中国ふれあいの旅」の方の状況、そして、また、今後
の、今回の成果を踏まえまして今後どのように交流をしていくか。また、何とかこう、ヒジネ
スといいますか、チャンスですかね、こういうビジネスチャンスは活かしていけないものかお
尋ねをしたいと思います。
3番 目 の 関 係 で ご ざ い ま す が 、 市 町 村 合 併 、 ま た 学 校 統 合 に 伴 う 教 職 員 住 宅 及 び 校 長 住 宅 等
の現状及び今後の活用状況について伺いたいと思います。先の一般質問でも申し上げましたけ
れども、市の財産としまして不要なものは可能な限り処分していった方がいいという観点から
の 質 問 で ご ざ い ま す 。 本 市 も 合 併 し ま し て 5年 経 つ わ け で す が 、 そ の 間 、 教 職 員 住 宅 あ る い は
教 育 長 住 宅 等 で 使 わ れ て い な い 、 1回 も 使 わ れ て い な い 物 件 が 何 軒 ぐ ら い あ る も の か 。 今 後 ど
うしていくか、いく予定か。ただ以前の答弁で教職員住宅につきましては先生方を中心に入居
をお願いしたいという希望を申し上げたようでございますが、ちょうど、地元の小学校もでし
たけれども、年度の途中で産休あるいは病休ということで、偶然でしたけれども、期限付き採
用が決まり、その方が、ちょうど津貫の場合は中学校、旧、元の中学校の校長宅にその方が入っ
たということで、そういう意味では非常に良かったのかなあと思いますが、ただそういうケー
スは非常にまれだと思っております。そういう部分も踏まえましてその辺の見解をお伺いした
いと思います。
〇市長(本坊輝雄)
それでは、私の方から「南さつまパワーアップの翼」の成果と今後の計画、
交流をどう活かしていくかということについてお答えいたしたいと思いますが、この「南さつ
ま パ ワ ー ア ッ プ の 翼 」 に つ き ま し て は 、 市 制 5周 年 記 念 事 業 の 一 環 と し て 新 た な 産 業 お こ し に
目を向けました第一次産業と農商工連携による短期海外派遣研修事業として実施をさせていた
だ き ま し た 。 7月 31日 か ら 8月 4日 に か け ま し て 本 市 の 国 際 交 流 推 進 協 議 会 の 加 盟 の 5団 体 か
ら 7名 、 そ れ か ら 石 原 議 員 も 一 般 の 応 募 と し て 御 参 加 を い た だ き ま し た が 、 含 め て 6名 、 そ し
て 議 長 と 私 と 職 員 と 合 計 18名 が 参 加 を い た し ま し た 。 大 変 発 展 著 し い 中 国 の 方 に 行 っ た わ け で
ありますが、上海市の百貨店での日本からの青果物等のいわゆる輸入状況、そして、また、そ
の販売価格の状況等、そして、また、先ほど議員からもございましたが、山東省の寧陽県でご
ざいます酒造会社せい安酒業という、いわゆる日本では初めて日本の企業が焼酎の製造権を手に
しての進出であったということで、本市の萬世酒造がその製造権を手にしてこのせい安酒業を立
ち上げていたわけでありますが、今、会社を設立し、製造ができ、今、製品ができ、これから
販売戦略を始めようという時でございました。今後の販売をどうやっていくか。いわゆる白酒
が 一 般 の 酒 と し て 50度 物 、 60度 物 が 一 般 に 「 カ ン ペ イ 、 カ ン ペ イ ( 乾 杯 、 乾 杯 ) 」 で 飲 ま れ る
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地 域 で あ り ま す が 、 そ の 中 で 25度 、 37度 の 焼 酎 を 製 造 い た し て お り ま し た け れ ど も 、 今 後 の 販
売戦略が大きな鍵を握ると会社の方でも話しておりました。もちろん当地にはこの萬世酒造、
そして親会社であります薩摩酒造の方からも社員が派遣され製造に当たって、現地の皆さんと
一緒に製造に当たっていたところでございます。そして、また、同地域の経済政策、それから
企業誘致の実情等も視察をさしていただきました。そして、また、本市と友好都市盟約を結ん
で お り ま す 江 蘇 省 の 宿 遷 市 に つ き ま し て は 、 「 中 国 ふ れ あ い の 旅 」 、 中 学 生 21名 の 訪 問 団 と 共 に
表敬訪問を行ったところでございますし、市民の皆さん方から大変心温まる歓迎を受け、交流
を行ったところであります。中学生の方も大変いろんな感動、感激の旅であったと承っており
ますが、後ほど担当部課長に答弁をいたさせたいと思っております。私ども、大変成長率の高
い中国でございますし、まさしくオリンピックを終え、そして、また、万博をやっているその
中 国 で あ り ま す の で 、 日 本 の や は り 所 得 倍 増 計 画 に 乗 っ て 昭 和 30年 代 の 東 京 オ リ ン ピ ッ ク 、 39
年 か ら 、 そ し て 、 ま た 、 大 阪 万 博 に か か る そ の 10年 間 の ま さ し く そ の 勢 い 以 上 の も の を 感 じ た
ところであります。それぞれ大きな刺激を受けたわけでありますが、今後本市と友好都市であ
る宿遷市との絆も一層深めていかなければなりませんが、やはり私どももこの地域から、南さ
つまという地域から農商工連携によって付加価値を高めた産業おこしをどのように発信、情報
発信していくかということ等お互い今後とも共有の課題として取り組んでいかなけりゃならな
いと自覚いたしたところであります。
〇教育長(出口定昭)
関連がございますので、中学生を派遣しました教育委員会としましても
お答えしたいと思います。「中国ふれあいの旅」の成果と今後の計画はどうかということでご
ざ い ま す が 、 一 昨 年 、 平 成 20年 度 で ご ざ い ま す が 、 北 京 オ リ ン ピ ッ ク 開 催 間 近 の 時 期 に 合 併 後
初 め て の 第 1回 「 ふ れ あ い の 旅 」 を 実 施 い た し ま し た 。 第 2回 と な る 今 回 は 、 宿 遷 市 と の 友 好
関 係 を 深 め る こ と は も ち ろ ん の こ と 、 6,000人 規 模 の 宿 遷 中 学 校 と 本 市 六 つ の 中 学 校 と ど の よ
うな交流がふさわしいのかを見極める課題もございました。このことについては国際交流員の
趙さんを通じて今後協議を重ねて参りたいと思っております。成果につきましては、先月末、
8月 30日 で ご ざ い ま し た が 、 派 遣 団 員 の 保 護 者 、 国 際 交 流 協 会 の 皆 さ ん 方 、 市 長 を は じ め 、 市
当局及び教育委員会同席の下、報告会を開催いたしました。今回の交流の様子、成果等につい
ては、副団長として引率しました生涯学習課長から直接お答えをさしていただきたいと思いま
す。
〇生涯学習課長(小橋口
誠)
お答えいたします。今回の「中国ふれあいの旅」は、「国際的
視野に立って郷土づくりに貢献できる、個性豊かでたくましい青少年の育成」と友好都市盟約
を結んでいる宿遷市の青少年との交流を目指したものでございます。所期の目的を達成し、全
員無事で帰着いたしました。主な成果としまして、すべての団員が上海、北京等の視察を通し
て見聞を広め、両国の文化の違いも体験しながら国際感覚を磨きました。また、宿遷中学校で
は熱烈歓迎のセレモニーに参加した後、中学生同士の交流を深める交歓大会がありました。そ
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の中で宿遷の皆さんから伝統的な楽器胡弓の演奏の後、日本の歌「さくらさくら」を日本語で
披 露 し て い た だ き ま し た 。 お 礼 に 代 え て 南 さ つ ま 市 派 遣 団 か ら は 小 学 校 5年 生 の 教 科 書 で 紹 介
されている中国の歌「マツリカ」を中国語で披露したり、元気いっぱいの「そうらん節」の集
団舞踊もプレゼントしたりしました。その後スポーツ交流としてバスケットボールや卓球の試
合にも挑戦しました。なお、宿遷市文化センターでは子どもたちによる少林寺拳法の演舞や中
国の踊りを見せていただいたお礼に「南さつまパワーアップの翼」の皆様と一緒に文部省唱歌
「ふるさと」の大合唱を発表いたしました。これらのすべての交流は国際交流員の趙
文さん
の通訳で円滑に進みました。このような活動の中ですべての団員が言葉の壁を乗り越えて心を
許し合い、素直な気持ちでコミュニケーションをしていくことの大切さや、ふるさと南さつま
市に誇りを持ち胸を張って行動することの重要性を学び取ったところでございます。今後は各
学校において国際交流員と児童生徒との交流活動を積み重ねることなどを通して本市の児童生
徒の国際理解の力を高めるとともに、生徒会活動や青少年赤十字活動等を中心にして宿遷市の
中学校との交流の促進を目指していきたいと考えているところでございます。以上でございま
す。
〇教育部長(染川勝夫)
まず、体育施設の整備についてお答えいたします。当初予算及び緊急
経済対策事業により加世田運動公園野球場、プール、体育館、草原町運動公園、高太郎公園体
育館、加世田地区運動公園広場、大浦トレーニングセンター等順次補修整備を進めているとこ
ろでありますが、今後とも財政状況を考慮し、体育協会、競技団体等の施設改修の要望をお伺
いしながら計画して参りたいと考えております。
次に、市町村合併及び学校統合に伴う教育長及び校長住宅等の現状及び今後の活用状況につ
いてでありますが、合併前の教育長住宅につきましては、旧加世田市、旧笠沙町、旧金峰町に
専用の住宅がありましたが、旧加世田市分は現在教育長住宅として使用しており、旧笠沙町分
及び旧金峰町分は、それぞれ加世田中学校校長住宅、大田小学校教頭住宅として利用しており
ま す 。 学 校 の 統 合 に 伴 い 校 長 住 宅 及 び 教 頭 住 宅 か ら 一 般 の 教 職 員 住 宅 へ 移 行 し た も の が 10戸 あ
り、そのうち旧津貫中学校の校長住宅、教頭住宅には、津貫小学校の教諭が入居しております。
教 職 員 住 宅 の 空 き 家 は 全 部 で 13戸 あ り 、 そ の う ち 2戸 は 老 朽 化 で 入 居 が 困 難 な 状 況 で 、 う ち 1
戸は既に公売中であります。空き家になっている教職員住宅につきましては教育総務課及び支
所教育課で定期的に草払いや住宅の開け閉めを行っております。現在空き家になっている教職
員住宅につきましては入居等の状況を見ながら市営住宅への移管や公売を検討すべきと考えて
おります。以上です。
〇10番議員(石原哲郎)
「パワーアップの翼」の方につきましては、それぞれ意見といいま
すか、お答えいただきました。
体育設備の関係でございますが、市営のテニスコートにつきまして質問をいたしますが、テ
ニ ス コ ー ト に つ き ま し て は 整 備 さ れ て か ら 25年 が 経 つ よ う で ご ざ い ま す 。 い ろ い ろ 、 8面 ご ざ
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い ま し て 、 4面 に は ナ イ タ ー も 付 い て お り ま す 。 い ろ い ろ 各 種 大 会 も 行 わ れ て お り ま し て 、 ま
た 県 の 大 会 が 毎 年 あ る ん で す が 、 今 年 24回 目 を 迎 え ま し た 家 族 大 会 と い う 大 き な 大 会 も こ こ で
行われておりますけれども、今年もありましたけれども、なかなか、イレギュラーといいます
か、球が変化をいたしまして、非常にそういう意味ではもうちょっとという、コートはどうに
か な ら ん の か な あ と い う こ と で 指 摘 も 私 自 身 も 受 け た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 ま た 、 7月 初 め に
行われました市民体育大会のテニス大会でも、ちょうど雨が降りまして、結果としては中止に
なりましたけれども、少々の雨、あるいは雨がパッとやみますと、オムニコートと言うのでご
ざいますとまた実施ができるようでございます。また、本市にございます鳳凰高等学校が県下
で ナ ン バ ー ワ ン の テ ニ ス の 強 豪 チ ー ム で ご ざ い ま す 。 男 子 が 11回 、 女 子 の 方 が 18回 イ ン タ ー ハ
イで優勝を重ねているというふうに聴いております。どんな競技もですが、強いチームになり
ますと練習試合の申込みがたくさんくるということで、顧問の先生にお聴きしましたところ、
長崎あるいは大分方面が多いそうですが、本市の鳳凰高校に練習試合に来ると、来たいんです
がということで希望があって鳳凰高校も練習試合を計画するんだそうですが、本市のテニスコー
トではなかなか試合がイレギュラー等があってできないということで、現在はどうしているか
ということで聴きましたところ、吹上のコートでやっていると。そして宿泊はどうしているね
えということで聴きましたところ、宿泊ももう吹上でしているということで、それを私も聴い
た時非常にショックを受けたんですが、「まるごとスポーツランド」ということで自負をして
おります本市でございますので、何とかこれはコート整備ができますと当然本市でやりたいと
い う よ う な 希 望 で も ご ざ い ま し た 。 1学 校 の 宿 泊 数 の 内 容 を 聴 き ま す と 3泊 か ら 4泊 す る ん だ
そうでございますので、今後是非、いろいろ予算も大変だとは思いますが、その辺について検
討をしていただきたいと思いますが、現段階での所見をお伺いしたいと思います。
〇教育部長(染川勝夫)
加世田運動公園内のテニスコートにつきましては、議員も言われたと
お り 、 建 設 か ら 25年 が 経 過 し 、 老 朽 化 、 排 水 不 良 に よ り コ ー ト 面 の 整 備 が 急 が れ て お り ま す 。
また、市テニス協会、ソフトテニス連盟等からこれまで数回文書による強い要望が出されてお
ります。今後改修に向け検討を進めて参りたいと考えております。
〇10番議員(石原哲郎)
是非、今のような状況でございますので、要望をしておきたいと思
います。
それから、教職員の住宅につきましては答弁をいただきましたけれども、いつも申し上げま
すが、要らないと言いますといろいろ語弊があるかもしれませんが、不要な分についてはでき
るだけ精査して可能な限り早く処分、あるいは教職員住宅は割とその校区にとってはいい場所
にあるというふうに私は思っておりますので、また民間等への払下げを含めまして検討をして
いただけたらと思います。
続 き ま し て 4番 目 の 質 問 に 移 り ま す 。 無 縁 仏 の 対 応 に つ い て で ご ざ い ま す が 、 ち ょ う ど 私 も
職員時代福祉におりました関係で今どういう状況かなあということでございますが、現在マス
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コ ミ 等 で 100歳 以 上 の 方 々 の 行 方 不 明 者 等 の 報 道 が な さ れ 、 非 常 に 悲 し い 限 り で ご ざ い ま す け
れども、また現実でもあるようでございます。本市で何件ぐらいあるものか。また無縁仏のお
骨を納めている所につきまして、現在、今、敬老園がちょっと微妙な状態ではありますが、敬
老園と本市の市営でございます和楽苑に二つ無縁仏を納める、お骨を納める所があるというふ
うに私は思っておりますが、皆さんも御存じのとおり、今度敬老園がはまゆうと一緒になりま
すと、敬老園にございます無縁仏の、敷地にございますお骨を納める納骨堂につきましてはお
そらく撤去に今後なるであろうというふうに思っておりますが、その後を、このお骨を今後ど
うしていかれるのか。また和楽苑の施設で今後も十分対応できるのかお伺いしたいと思います。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
敬 老 園 に あ る あ の 霊 園 に つ き ま し て は 昭 和 49年 6月 に 敬 老 園 が 現
在 地 に 新 築 移 転 し た 際 に 建 築 さ れ た も の で あ り ま し て 、 現 在 無 縁 仏 が 18体 の 遺 骨 が 収 納 さ れ て
お り ま す 。 敬 老 園 に つ い て は 本 年 の 4月 か ら 社 会 福 祉 法 人 の 大 笠 会 の 方 に 移 管 を 経 営 移 管 し ま
し て 、 来 年 4月 か ら は 赤 生 木 に 新 設 さ れ る 養 護 老 人 ホ ー ム は ま ゆ う に 移 転 す る 計 画 と な っ て お
ります。このため、現在の敬老園にある無縁仏については当然市において管理をしていく必要
が あ り ま す こ と か ら 、 平 成 23年 度 に で す ね 坊 津 に あ る 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム の 和 楽 苑 の 納 骨 堂 に
収納をしたいというふうに計画しているところでございます。この和楽苑の納骨堂につきまし
て は 本 体 施 設 に 隣 接 を し て お り ま し て 、 平 成 10年 に 建 築 さ れ 、 鉄 筋 コ ン ク リ ー ト 造 り で ご ざ い
ま し て 、 床 面 積 が 10.64平 方 メ ー ト ル で 3段 の 収 納 庫 を 備 え て お り ま し て 、 現 在 14体 の 遺 骨 が
収納されておりますが、もう十分これからも収納できるスペースは確保されているところでご
ざいます。
〇10番議員(石原哲郎)
無縁仏につきましてはいろんな理由でいわゆるこう無縁になったと
いうことで、大切な魂の部分でございますので、是非心を込めてお納めいただきたいと思いま
す。
続 き ま し て 5番 目 の 市 の キ ャ ッ チ フ レ ー ズ は で き な い か と い う こ と で ご ざ い ま す 。 ど う い う
表現がいいのか非常に分からずにこういうことにしたんですが、簡単に言いますと一言で本市
を言ったとき何かということでございます。通常言う枕崎はかつおのまち、いちき串木野市は
マグロのまち、阿久根は食のまちと、こういうことでほかにも、当然ですが、ほかのまちもほ
かにもいっぱいあるんでしょうけれども、代表的なものということでございます。旧加世田市
につきましては、駅伝のまち、いろは歌といぬまきのまち、サッカーのまち、自転車のまち、
はっきり言いましてもういろいろございましてもうどれがどれか分からないという状況でござ
いました。また合併しましたところ、美しい海岸線も増え、農業に、漁業に、特産品もかぼちゃ
を含めまして砂丘らっきょう、ブドウ、メロン、また早場米地帯もございます。また秋太郎の
バショウカジキ等もございます。そういう意味では非常にたくさんございます。何をしていい
か分からない状況の部分もあるとは思いますが、やはり南さつまはこれだというのがやっぱり
いろんな所に出す時もポスターも含めてですね私は必要だというふうに思っておりますが、こ
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の点についてどうお考えでしょうか。
〇市長(本坊輝雄)
市のキャッチフレーズはできないかと、これといったものはできないかと
いうお尋ねでございました。議員からございますように、地域の特産を活用して枕崎で言えば
かつおのまち、いちき串木野で言えばマグロのまちと、それぞれそのまちの特徴を一言で表現
する一般的に使われているわけでありますが、本市におきましても合併前にはそれぞれ、今ご
ざいましたように、サンドクラフトのまち加世田であったり、イルカウオッチングの町笠沙で
あったり、史と景の町坊津であったり、神話のふるさと金峰であったり、教育と福祉の町大浦
などそれぞれの地域でそのまちを特徴付けるフレーズがいろんな機会、いろんな場面で使用さ
れ て き た わ け で あ り ま す 。 合 併 後 の 平 成 18年 10月 に 本 市 の ス ポ ー ツ 観 光 活 動 を 推 進 し 、 効 果 的
なPR活動を行うためにスポーツ合宿を誘致PRする際に使用するキャッチフレーズを全国に
公 募 し た 経 緯 も ご ざ い ま す が 、 そ の 応 募 421点 の 中 か ら 選 ば れ た の が 「 ま る ご と ス ポ ー ツ ラ ン
ド南さつま」というキャッチフレーズでありまして、現在PR用のパンフレット等に使用をい
たしているわけであります。本市には市をPRする素材として多くの物がございます。かごし
まブランド産地として指定されております加世田のかぼちゃや南さつまのハウスキンカンをは
じめとして超早場米のコシヒカリ、そしてポンカン、らっきょうなどの農産物や双剣サバ、チ
リメン、ブリ、そしてクロマグロ、秋太郎などの水産物や名勝坊津やハマボウ群落の景観資源、
そしてサッカーをはじめとするいわゆるスポーツ合宿などこれからの産業おこしにつながる多
くのいわゆる産業や観光資源を有していることがまた本市の特徴でございます。裏を返すなら
ば あ る 意 味 で は エ ー ス の 4番 が い な い と い う そ う い う 産 業 構 造 で も あ ろ う か と 思 っ て お り ま す 。
全員野球での地域の力を発揮していく。そんな地域であることではないかと思っておりまして、
産 業 構 造 を 見 ま し て も で す ね 市 内 の 総 生 産 の 約 8割 は 第 三 次 産 業 で あ る サ ー ビ ス 産 業 が 占 め て
お り ま し て 、 第 二 次 産 業 が 、 い わ ゆ る 製 造 ・ 建 設 関 係 が 1.5割 、 15パ ー セ ン ト 、 そ し て 一 次 産
業 が 5パ ー セ ン ト と い う よ う な 背 景 で あ り ま す 。 本 市 の 場 合 、 食 や 文 化 や 歴 史 や 景 観 を は じ め
としてスポーツの合宿や砂の祭典など多面的な観光資源を季節や旬に合わせてよりタイムリー
に本物づくりを目指してチーム南さつまとして情報発信していくことが大切ではないかと考え
ております。南さつまが持っております数多くの魅力や素材を多面的に情報発信することが大
切であろうと思っておりますので、非常に一言でと言えば大変難しいんでありますが、様々な
場面や機会においてより効果的なその時のタイムリーな情報発信ができるよう、議員から御提
案がありましたように、一言でこれだと言えるものがあれば良いのですが、その点については
また広くいい機会にこれだというもののキャッチフレーズが生まれるような、また、お聴きす
るような機会があればと思っておりますが、現段階ではこのように多面的ないわゆる情報発信
をやっていきたいなと思っているところでございます。
〇10番議員(石原哲郎)
五つの質問をいたしましたが、それぞれ今後検討する部分いろいろ
あると思いますが、明瞭に答弁をしていただいたと思っておりますので、これで終わりたいと
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思います。
〇議長(大原俊博)
次に、下野
認議員の発言を許可します。
[下野
〇20番議員(下野
認)
認議員
一般質問席]
午前11時46分
そ れ で は 、 私 は 先 に 通 告 い た し ま し た 4項 目 に つ い て 質 問 を い た し
ます。
1番 目 の 旧 金 峰 町 レ ク の 森 型 整 備 事 業 の 今 後 に つ い て と い う こ と で す が 、 こ れ に つ い て は 8
月 の 18日 の 日 に 高 橋 地 区 で 説 明 会 が あ り 、 ま た 8月 24日 の 日 に は 全 協 で い ろ い ろ 協 議 を さ れ た
わ け で す 。 ま た 9月 の 2日 の 新 聞 に も い ろ い ろ 詳 し く 書 い て あ っ た わ け な ん で す が 、 こ の 整 備
事業についてですねこれまでの経緯やですね今後の整備計画についてですねいろいろその協議、
全協でも話がなされたんですが、それ以外のことでですね、この整備計画についてですね市長
が 去 年 の 12月 の 議 会 に お い て で す ね こ の こ と に つ い て は 検 討 委 員 会 や 作 業 部 会 等 を 開 い て 進 め
ていきたいということであって、何回開かれたものか。また、その時にですね砂の祭典会場の
変更が決まったものか。決まっておれば、その時点で高橋地区等に説明会がなされなかったも
のか。その点についてお伺いします。
〇建設部長(山下和隆)
お答え申し上げます。この検討委員会若しくは作業部会等の回数でご
ざ い ま す け れ ど も 、 副 市 長 を 委 員 長 と い た し ま す 市 職 員 に よ る 庁 内 検 討 委 員 会 は 、 平 成 19年 11
月 に 第 1回 を 開 催 し て 、 21年 10月 ま で 11回 開 催 を さ し て い た だ き ま し た 。 そ の 後 、 農 業 や 林 業
に詳しい県の職員を加えた農村文化公園的な要素や機能を取り入れた計画検討作業部会におき
ま し て は 、 平 成 20年 12月 か ら 21年 10月 ま で の 間 に 5回 開 催 を し 、 検 討 を 協 議 し た と こ ろ で ご ざ
います。これらの庁内検討委員会や計画検討作業部会での作業内容におきましては、具体的に
この砂の祭典会場の変更等についての協議はなされておりません。したがいまして、高橋地区
の 方 々 へ の 説 明 に つ い て は 、 議 員 お っ し ゃ い ま す と お り 、 8月 18日 に 第 1回 目 の 説 明 会 を 開 催
をさしていただいたという内容でございます。
〇20番議員(下野
認)
このレクの森のですね整備計画なんですが、今年に入って自治会長
会とか、地域審議会というようなものも何回か開かれたと思うんですが、話によればそれらの
自 治 会 長 会 で も こ ん な 話 は 1回 も な か っ た と 。 「 私 ら は 自 治 会 長 を し ち ょ っ て 聴 い て い な い 」
と。このような大きなものはですねするんだったら何でその自治会長やら地域審議会の会など
で出さなかったもんか。その点についてお伺いします。
〇市長(本坊輝雄)
このレクの森公園整備についてのその考え方の方針は基本的にはいつごろ
どう整理してきたのかという話でございます。私も就任いたしましたのが、御案内のとおり、
11月 の 27日 で あ り ま す の で 、 12月 に ご ざ い ま し た 議 会 で は で す ね ま だ こ う い う こ と で 検 討 し て
いくというような、検討委員会等で検討をしていくというようなことも答えたと思っておりま
す 。 今 、 そ れ ま で の 間 、 19年 か ら で す ね 、 19年 の 11月 か ら 21年 の 10月 ま で か け て そ れ ぞ れ 検 討
をし、いろんな角度からその二十数億に及ぶ計画が示されたりですね、いろいろとその農村文
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化公園のことが示されたりと、いろいろなことであったわけでありますが、就任いたしまして、
と に か く 森 林 管 理 局 に 対 し て の 再 三 の 契 約 履 行 の 問 題 で 言 わ れ て お り ま し た の で 、 何 と か 22年
度に決断しなければならないなということでございましたが、まだ、御案内のとおり、いろん
な要素が確定を、いわゆるいろんなことを調整しなければならないことばかりでございました。
そういうことで、もちろん当初議会にも、当初にも提案できる環境にございませんでしたので、
当 初 に も 提 案 す る わ け に い き ま せ ん で し た の で 、 こ う や っ て 9月 議 会 に な っ た わ け で あ り ま す
が、やはり砂の祭典を終え、また終える前からです、終える前後、前後含めてですね検討に入っ
て、何とか金峰レクの問題で公園は整備しなきゃならないと。整備するにはどの程度整備する
か。そして整備しながら今度は活用方法は何かないのかとか、そういうことをいろいろとセッ
トで協議をいたしてきました。そして、また、森林管理局の方にもこういう整備の仕方でいい
のかとか、いろいろとその辺を調整しなければお示しできる状況でございませんでした。そう
いうことで地域審議会にも、自治会長の会にもまだその時点では説明をいたす段階に入ってお
りませんでした。そういうことは御理解賜りたいと思いますが、私どもといたしましてはほぼ
こ う い う こ と で 9月 議 会 に 提 案 し 、 と に か く そ れ な り の 結 果 を 、 い わ ゆ る 行 く 末 の 結 果 を 森 林
管理局にお示ししなければならない切羽詰まった状態もございました。そういうこと等もござ
い ま し た の で 、 今 回 こ う い う こ と で 地 元 の 方 に も 公 園 を 整 備 し た い と 、 こ れ ま で 10年 間 宙 に 浮
い て き た こ の 金 峰 高 橋 地 区 の 66ヘ ク タ ー ル に つ い て 今 後 整 備 を や り た い と い う こ と を お 示 し を
させていただいたところであります。あとまだ地元の皆さん方へのいろんな工事期間中のこと
等とか、それから祭典も実施するということもお話ししてございますので、その期間中のこと
とか、いろいろ作業をするに当たって、農作業するに当たってのいわゆる動線、地域の皆さん
方にできるだけ御迷惑を掛けないようにとか、いろんなこと等がまだまだ調整は今から地元と
も協議をしていかなければならないと思っております。
〇20番議員(下野
認)
説 明 で 分 か っ た ん で す が 、 市 長 が 今 年 の で す ね 3月 議 会 で で す ね も
うその中の施政方針の中でその時も検討委員会、整備構想を基にですね地域集落や関係機関で
協議をしながら諮って参りたいと、このようなことを言っておるんですが、この問題について
は、高橋集落だけではなくてですね、やはり旧金峰町のあの一帯の集落のことでもありますの
で、今後このような会を持つ場合は、高橋集落でなく、尾下、宮崎、いわゆる池辺、塩屋堀地
区ですね、そのような所まで広げてですね説明会をやっていく考えはないかをお伺いします。
〇市長(本坊輝雄)
金峰のレクの森をどう整備するかということにつきましてはですね、機会
があれば皆様方にはいろいろ御説明をさしていただきたいと思っております。ただ、とりわけ
まず高橋地域の皆様方が最も朝夕接する所でありますので、高橋地区の皆様方に御説明するの
が一般最初ではなかったかなと思っているところであります。それぞれの地域でですね、金峰
の こ の レ ク の 森 を 平 成 11年 に 契 約 を い た し ま し た も の の 、 平 成 17年 の 3月 、 平 成 19年 の 3月 ま
で契約に対してしっかりと履行できなかった事実も含めてですね、地域の要請があれば、その
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事実を説明をし、私どもも決して財源が豊かな地域ではありませんし、限られた市民の大事な
大 事 な こ の 財 源 を で す ね こ う い う 公 園 整 備 に 活 用 す る と 、 1日 も 早 く あ そ こ の 公 園 を 整 備 し な
けりゃならないとかですね、何かそういう背景がもともとあったわけではありません。金峰レ
クの森を整備しなければならないというこの契約履行というこのことに対しての責任を果たし
たいと、そういう意味での私は今回補正予算に提案をさしていただきましたので、地域に出向
いて、要請があれば、説明責任は果たして参りたいと思っております。
〇20番議員(下野
認)
それとですね工事期間中のことですが、工事期間中砂がですね高橋
集落に飛んでくるというような考え、その時の対策の考え、以前ですね金峰町の高橋潟の方で
農 地 開 発 を 造 成 し た 時 に で す ね 砂 が 上 ノ 山 集 落 に 飛 ん で き て 消 防 自 動 車 も 10回 以 上 出 動 し て 水
を掛けた。そのような経歴もあり、その時にはですね近くに水路もあったわけなんですが、今
回のような時にはですねどのように考えているか。工事について高橋集落で説明会があった時
には造成については段階的にやると。だけど造成を段階的にやれるちゅうもんじゃないと私は
思 い ま す 。 造 成 と い う の は や っ ぱ り 一 様 に レ ベ ル に す る た め に は 、 1回 に し て そ の 造 成 し な け
れば平にはできないんじゃないかと、このように思うんですが、あの時には「段階的にする。」
と言った。できるもんか、できないもんか、それが。それと一応枡を切ってやるんですが、そ
の 時 に で す ね 期 間 が 言 え ば 11月 こ ろ か ら 2月 ご ろ ま で は で す ね 季 節 風 と 言 っ て 浜 風 が 非 常 に 強
くてですね、そういうふうにちょうどその期間に造成に入ると思うんですが、そうした場合の
対策はどのように考えているかお伺いします。
〇議長(大原俊博)
〇議長(大原俊博)
こ こ で 休 憩 い た し ま す 。 再 開 を 13時 と い た し ま す 。
休憩
午前11時59分
再開
午後
1時00分
再開いたします。
〇建設部長(山下和隆)
それでは、私の方からは工事期間中の飛砂対策について申し上げます。
そ の 前 に 、 レ ク の 森 に つ き ま し て は 、 議 員 御 承 知 の と お り 、 全 体 が 66ヘ ク タ ー ル ご ざ い ま し て 、
保 安 林 解 除 を 受 け て い る 部 分 が 16ヘ ク タ ー ル ご ざ い ま す 。 そ し て 、 全 協 で も お 示 し し ま し た 今
回 整 備 を さ し て い た だ く 面 積 が 、 芝 生 広 場 、 都 市 と 農 村 の 交 流 ゾ ー ン を 含 め て 全 体 で 7ヘ ク タ ー
ル を 予 定 を し て い る と こ ろ で ご ざ い ま し て 、 こ の 7ヘ ク タ ー ル に つ き ま し て は 、 部 分 的 な そ の
造成計画ではなくて、一体的な造成計画で工事を行っていく必要があるというふうに考えてい
るところでございます。
また、今予定をされております来年の砂の祭典の開催時期等についてでございますけれども、
正 式 な 決 定 は な い と こ ろ で ご ざ い ま す が 、 仮 に 本 年 と 同 様 に 5月 の 連 休 時 期 に 開 催 す る と い た
し ま す と 造 成 工 事 の 完 成 時 期 に つ き ま し て は 来 年 3月 を 最 終 工 期 と し な け れ ば な ら な い と い う
ふうに考えております。このようなことから本年度の残された期間を考慮いたしますと補正予
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算可決後の早い時期に工事を着手する必要があるというふうに考えております。なお、議員御
指摘のとおり、工事期間中におきましてはこのちょうど冬場に差し掛かりますので、冬場の強
い浜風が吹き付けることがあるというふうには認識をしているところでございます。飛砂対策
い た し ま し て は 、 現 在 の 市 道 上 に 林 帯 を 10か ら 20メ ー タ ー 程 度 確 保 し ま す と と も に 、 芝 生 広 場 、
それから都市と農村の交流ゾーンの間にも林帯幅をば確保し、更に都市と農村の交流ゾーンに
おきましては現存する松をでき得る限り多く残していきたいというふうに考えているところで
ございます。更には伐採した樹木をチップ化して散布するなどしてこの飛砂防止に努めて参り
たいというふうに考えているところでございます。これらの開発については、地元の方々がよ
く御承知だと思いますので、それらの御意見等も十分お聴きをしながら、また打合せをしなが
ら対処をして参りたいというふうに考えているところです。
〇20番議員(下野
認)
現 在 そ の 7ヘ ク タ ー ル そ の 整 地 す る と い う こ と で あ る ん で す が 、 そ
の 7ヘ ク タ ー ル に つ い て は 、 冬 場 だ と い う こ と で 先 ほ ど か ら 言 っ て お る ん で す が 、 風 、 浜 風 が
強いということであるので、それに対する水等を掛けなければどうしても、距離にすればです
ね 、 今 、 工 事 を す る 所 か ら と 高 橋 集 落 と の 間 を で す ね 直 線 で 結 べ ば 500メ ー ト ル も な い と 、 そ
のような状況であるので、する時には水を掛けるとしてもあの辺には水もないというような状
況ですが、ボーリングをするか、下の川の堀川橋から水を引いてきて掛けるしかないというふ
うに思うんですが、そのかん水の施設等についてはどのように考えているかお伺いします。
〇建設部長(山下和隆)
これについては予測の域を出ないところでございまして、確かにその
ような状況があろうと思いますが、この水の施設については現在草原町の所から水道管をこの
芝生広場と都市と農村の交流ゾーンの方に引いて参ります。更にそれらで不足する分につきま
しては、今、議員御指摘のとおり、堀川から汲み上げたり、また草原町の方から引いたりとい
うようなことも対処をしなければならないと思いますが、これについては量にもよりますし、
更にその季節的な部分もございますので、明確にどのように行うという部分についてはまだ現
在想定の域を逸してないという現状でございます。
〇20番議員(下野
認)
冬場で風が強くて浜風が吹いて砂が、浜風の場合ですね、こうグーッ
とくるんじゃなくて、いわゆる竜巻のように回ってきて集落から水田、田んぼの方にくるんじゃ
ないかというような話もしておるんですが、そうした場合ですね市としてですね、今までです
ね い ろ い ろ あ っ た と 思 う ん で す が 、 気 象 台 の 方 に 12月 ご ろ は 、 1月 、 2月 ご ろ ま で の 気 象 の 何 で
すか、風の強さというようなものを聴いたことがあれば、教えてほしいんですが。
〇建設部長(山下和隆)
風の強さによりますその実験的な部分は捉えておりません。ただ二、
三年前でございますけれども、海浜公園の施設、特にサッカー場等々の建設をする際にもその
ようなことが言われておりましたけれども、農作物に影響を及ぼすような飛砂は確認されなかっ
たところでございますので、それで良しとするんじゃなくて、それについては逐次その風の向
き又はその樹林帯での効果、そういうものをば見合わせながらこの飛砂対策については対応を
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して参りたいというふうに考えます。
〇20番議員(下野
認)
私が、一番初めに、現在、高橋集落だけがいろいろこう打合せ会等
をしたんですが、それ以外、尾下とか、宮崎とか、そのような地区が要請をすれば、いつでも
その会を開いてくれると、このように理解していいですかね。その点でもう一遍確認します。
〇市長(本坊輝雄)
午前中お答えいたしましたとおり、このレクの森の整備につきましては、
これまでの経過を踏まえてしっかりと説明責任は、地域が求めるならば、説明をいたしたいと
思っております。
〇20番議員(下野
認)
次 に で す ね 、 イ ベ ン ト の 期 間 が 23日 間 と い う よ う な こ と で 説 明 を さ
れておるんですが、その間の交通整理については警備保障会社に委託若しくは職員等いろいろ
対 応 は す る と い う こ と で す が 、 今 ま で は 5日 間 の が 23日 間 も な れ ば 職 員 も 大 変 じ ゃ と 、 こ の よ
うに私は思うんですが、その点の対応と言うんですか、それらについてどのように考えている
かお伺いします。
〇産業おこし部長(上野哲郎)
祭典期間中の交通整理につきましては、これまで会場へのアク
セス上の主要な交差点あるいは駐車場に警備員及び市職員を配置し交通事故防止等の防止や来
場者への会場へのスムーズな案内に努めてきたところでございます。会場が金峰のレク森に移
りましても同様の対応で取り組みたいと考えておりますけれども、どのような形で実施するか。
具体的な検討はこれから実施推進本部を立ち上げて行うこととしておりますので、その中で方
策を導き出していきたいというふうに考えております。現段階でこうしますというところまで
は今のところお答えできる状況でない状況です。
〇20番議員(下野
認)
この前の高橋の説明会でも加世田側から来る場合は第二万之瀬橋を
利用して入ってくると。吹上側から来れば木花館の前の道路を通って入るというような説明で
あってですね、そのことは分かるんですが、それ以外のですね塩屋堀とか、上ノ山とか、その
ような人はやはりこう回ってきてそこに並ばんと、直接入られるもんか。それらについてお聴
き し た い ん で す が 。 塩 屋 堀 の 場 合 も で す ね 一 々 、 1回 1回 回 る と す れ ば 、 い わ ゆ る そ ん 木 花 館
のあそこに着けてから会場に入ると。そうした場合、そのようなことはせずにしてですね、そ
の 集 落 に つ い て は 通 行 証 み た い な の を 発 行 し て 1回 1回 向 こ う に 行 か な い よ う な 方 法 は 考 え ら
れないもんかということを聴いてくれというようなことだったんで、その点お伺いします。
〇産業おこし部長(上野哲郎)
市外等からの会場周辺の関係でございますけども、道路状況を
知らない来場者の車をスムーズに会場に案内することで交通事故等の防止を図りますとともに、
地域住民の皆様の道路利用にできるだけ支障を来さないよう、鹿児島市方面からのお客様を県
道 20号 線 の 第 二 万 之 瀬 橋 手 前 か ら 市 道 工 業 団 地 線 を 経 由 し て 会 場 へ 案 内 す る ル ー ト 、 日 置 市 方
面 か ら の お 客 様 に 対 し ま し て は 国 道 270号 線 の 道 の 駅 き ん ぽ う 木 花 館 前 か ら 市 道 池 辺 高 橋 線 、
高橋塩屋堀線を経由してから会場に案内する二つのルートを基本的に考えているところでござ
います。集落内のお住まいの方々についてでございますけども、今後地域住民の皆様の御意見
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もお聴きしながら日常生活道路や農地等への道路の動線確保など、この前、高橋でも御説明さ
していただきましたが、現場で現地検討会を一緒にやりましょうというようなこと等をさして
いただくことになっております。その中で通行証がいいのか。いろいろ方策はあると思います
ので、地域の皆さんの道路利用に可能な限り影響を及ぼさないよう最善の努力を図っていきた
いというのが現在私どもの考え方でございます。
〇20番議員(下野
認)
加世田側からは第二万之瀬橋から、ほかは木花館からというような
ことですが、高橋集落にしてみればですね、その第二万之瀬橋にしろ、こっちん木花館のあの
道路にしろもうほとんどずうっと詰まってくると思うんですよ。そうした場合に、高橋集落が
生活道路として現在一番使っているのが、あの堀川橋を渡ってくるあの道路と、それから尾下
と 高 橋 を 結 ぶ 尾 下 高 橋 線 と こ の 2路 線 だ と 思 う ん で す が 、 う ち そ の 堀 川 橋 に つ い て は で す ね 、
もう現在は宮崎側、高橋側とも道路はもう改良工事がしてですね終わっているんですよ。橋だ
け が 狭 く て で す ね 1回 1回 待 っ て お ら ん な な ら ん 状 況 に あ る と 、 こ の よ う な こ と か ら 、 大 体 橋
は 50年 す れ ば 架 替 え の 時 期 だ と い う こ と に な っ て お る ん で す が 、 既 に こ の 堀 川 橋 も で す ね 大 体
も う 50年 近 く に は な る ん じ ゃ な い か と 、 こ の よ う に 思 う ん で す が 、 こ の 際 、 こ う い う 通 行 が 双
方が多いので、この堀川橋について架替えはできないものか。この点についてお伺いします。
〇建設部長(山下和隆)
これを砂の祭典にかこつけて橋りょう整備をするというようなことは
一 切 考 え て お り ま せ ん け れ ど も 、 こ の 堀 川 橋 に つ き ま し て は 、 議 員 の 言 わ れ る と お り 、 昭 和 38
年 に 建 設 を さ れ た コ ン ク リ ー ト 橋 で 、 架 設 後 47年 が 経 過 し て 、 前 後 の 道 路 が 改 良 さ れ て お り ま
し て 、 橋 り ょ う 部 分 の み 幅 員 4メ ー タ ー と 狭 く な っ て い る 現 状 に ご ざ い ま す 。 現 在 市 で は 平 成
21・ 22年 度 に 市 内 の 橋 長 15メ ー タ ー 以 上 の 58橋 に つ い て 橋 り ょ う 点 検 委 託 業 務 を 実 施 し て 橋 り ょ
うの長寿命化を図ることとしており、今後この結果や交通量等を勘案して市内の橋りょう整備
のあり方を検討していく予定でございまして、その一環として堀川橋の整備についても検討を
していきたいというふうに考えます。
〇20番議員(下野
認)
次 に 入 り た い と 思 い ま す 。 2番 目 の 市 道 の 愛 護 作 業 に つ い て 、 こ れ
は大坂地区についてですが、これについて質問をいたしたいと思います。現在、大坂地区は高
齢化で世帯数も減少しており、市道等の愛護作業については、路面の延長も長く、また法面が
多く、平坦地と比較して作業時間がかかっているのが現状であると。このようなことから市の
委託業者に委託して草刈り等はできないもんかまずお伺いします。
〇建設部長(山下和隆)
この少子高齢化に伴いまして非常にこの道路愛護に関わる部分につい
て地域の皆さん方が本当に絶大なる御協力をばいただいていることにまずもって心から御礼を
申し上げたいと思います。議員今言われますとおり、この過疎高齢化によりまして愛護作業の
実施が困難な自治会や箇所がすごく多くなっている現状でございます。これまでも議会や地域
審議会で同様の御質問や自治会からの相談が参っているところでございますけれども、当方と
しましては自治会等の実情に沿った作業内容で無理のないできる範囲内での愛護作業というこ
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とをばお願いをしているところでございます。なお、この御質問のありました大坂地区の業者
委 託 に つ き ま し て は 、 本 年 度 は 白 川 地 区 を 含 め た 13路 線 約 18キ ロ に つ い て ボ ー ト ピ ア 関 連 予 算
を 財 源 と し て 年 2回 シ ル バ ー 人 材 セ ン タ ー に 業 務 委 託 す る 計 画 で あ り 、 既 に 1回 目 を 終 了 し て
いるところでございます。しかし、限られた財源と、地域からのこの要望の多い中から地域の
方々が希望される内容、回数等の草刈りや維持管理等の実施が非常にできかねていることにつ
きましては、この財源等の関係からどうか御理解をいただきたいというふうに思っているとこ
ろでございます。
〇20番議員(下野
認)
大坂・白川地区についてはボートピアの基金を充ててやっていると
いうことですが、今後ですね年、何千万ですか、どのぐらいそのボートピアの基金を見込んで
いるか。またですね高齢化等によりね作業実施困難というようなことで、今、国・県がですね
道 路 の 法 面 を で す ね 大 体 2メ ー タ ー ず つ ず う っ と こ う コ ン ク リ ー ト で 塗 っ て 道 路 作 業 が す る 面
積が少なくなっているわけですが、市といたしましてもですねこのようなのが、過疎は大坂地
区だけでもなくてですね、ほかの所にもこんなのはあると思うんですが、今後このような所に
ついてはですね、その草刈りの面積が、そして過疎が進んでいるような所については、国・県
と同じようにですねそのコンクリートで市道は塗っていくというようなことを今後ずっと計画
していく考えはないかお伺いします。
〇建設部長(山下和隆)
この愛護作業でのこの路肩、路面などのコンクリートで覆うこのメン
テ ナ ン ス フ リ ー 工 事 で ご ざ い ま す が 、 こ れ に つ い て は 一 昨 年 か ら 、 そ の 2メ ー タ ー ま で は い か
ないわけですけれども、なるべくそういう作業が少なくなるようにということで維持作業の方
で 改 良 舗 装 時 に コ ン ク リ ー ト で 路 肩 50、 下 の 方 に 1メ ー タ ー 弱 と い う よ う な こ と で 取 り 組 ん で
い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 た だ こ の 高 齢 化 で 申 し 上 げ ま す と 、 65歳 以 上 の 割 合 が 50パ ー セ ン ト
以 上 を 占 め る 集 落 が 269の う ち 76ご ざ い ま し て 、 そ の う ち 道 路 愛 護 を し て い た だ け な い 集 落 が
12集 落 ご ざ い ま す 。 こ の よ う な 部 分 に つ き ま し て は こ の 市 の 方 で 年 間 の 維 持 予 算 を 使 い な が ら
草払いを行っていくわけですが、草払いの回数とか、こういう部分とメンテナンスフリーとの
この額的な部分、結局は予算面に跳ね返ってくるわけですんで、それらをば逐次調整しながら
対応をせざるを得ないというふうに考えているところでございます。
〇総務企画部参与(本坊佳彦)
ボートピアの環境整備基金、今後どのぐらい見込んでいるかと
いうことでございますので、私の方からお答えさせていただきます。環境整備協力費の交付料
率 に つ き ま し て は 本 年 4月 1日 か ら 改 定 が な さ れ て お り ま す 。 芦 屋 町 や 大 村 市 の 本 場 開 催 の レ ー
ス の 交 付 料 率 が 1.5パ ー セ ン ト か ら 1パ ー セ ン ト 、 そ の 他 の 場 の 開 催 レ ー ス の 交 付 料 率 が 1パ ー
セ ン ト か ら 0.8パ ー セ ン ト 変 更 さ れ て お り ま す の で 、 本 年 度 の 基 金 積 立 て に つ き ま し て は 、 昨
年 度 実 績 か ら 約 1,600万 円 程 度 を 減 額 し た 2,500万 円 を 本 年 度 は 見 込 ん で お り ま す 。 な お 、 こ
の環境整備協力費、これまで毎年減少してきておりますので、まだまだ年々売上げが減少する
ものと予想されております。次年度以降につきましては本年度以上に積立額が少なくなるだろ
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うというのが想定されております。以上です。
〇20番議員(下野
認)
次に入りたいと思います。国民年金のですね本市の納付状況につい
てですが、国民年金の納付状況についてはですね、社会保険事務所も既になくなり、今は何で
すか、年金機構事務所と何か変わっていると思うんですが、こういうふうになっている中です
ね テ レ ビ 等 で で す ね 最 近 納 付 状 況 が 全 国 で は 64パ ー セ ン ト ま で 落 ち 込 ん で お る と い う よ う な 状
況であるが、委託事務はしてないんですが、本市の納付状況が分かれば、お願いしたいと思い
ますが。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
本市の国民年金保険料の納付状況につきましては、年金機構の鹿
児 島 南 保 険 事 務 所 に 問 い 合 わ せ ま し た と こ ろ 、 平 成 20 年 度 が 76.6 パ ー セ ン ト 、 平 成 21 年 度 が
74.6パ ー セ ン ト と い う こ と で 、 21年 度 は 前 年 度 に 比 べ て 2パ ー セ ン ト 減 に な っ て い る よ う な 状
況でございます。以上です。
〇20番議員(下野
認)
国民年金事務が市町村に委託されてない関係でよく分からんわけで
すけれども、年金法等が毎年こう変わってきているわけですが、現在ですね未納をしている方、
し て い る 方 が で す ね 5年 以 上 未 納 を し て い る と 、 支 払 っ て な い と い う よ う な 人 が で す ね 一 括 納
付をやりたいというふうになった場合、これの一括納付というのは簡単にはできないというふ
う に 私 は 思 う ん で す が 、 で き る 範 囲 内 が 、 50歳 で あ れ ば 2年 か 、 5年 間 だ か ら 、 あ と の 3年 間
に つ い て は 60歳 到 達 に な っ て ま た 3年 分 を 支 払 っ て 、 そ し て そ う い う 人 た ち は 65歳 か ら 年 金 を
もらうことができるんですが、そういう人たちがそのように納めた場合に、現在普通の人が納
めているように納めた人と給付は変わらないもんか。その点についてお伺いします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
年金の保険料を納めなかった一括納付のことでございますけれど
も 、 基 本 的 に 保 険 料 は 納 付 期 限 か ら 2年 以 内 で あ れ ば 納 め る こ と が で き ま す 。 納 付 に つ い て は
1か 月 の 保 険 料 の 納 付 書 が ま と め て 送 付 さ れ ま す の で 、 毎 月 支 払 う か 、 一 括 支 払 う か と い う の
は 本 人 の 支 払 方 法 で ご ざ い ま す 。 今 5年 と 言 わ れ ま し た け れ ど も 、 5年 前 の の は も う 納 め る こ
と が で き な い と い う ふ う に 御 理 解 く だ さ い 。 2年 前 ま で と い う こ と で ご ざ い ま す 。 で す の で 、
当然そのそういった一括納付はできますから、当然年金の期間と、それから納めた額、当然こ
の年金の額に入りますので、当然支給額については何らほかの人たちと変わらないというふう
には理解はしておるところでございます。それとあとその老齢基礎年金を受けるために必要な
期間を満たすことができない方や満額の老齢基礎年金を受けることができない方についてはで
す ね 、 一 応 60歳 か ら 65歳 に 到 達 す る ま で の 間 で す ね 任 意 に 加 入 す る 制 度 が ご ざ い ま す 。 い わ ゆ
る 60歳 か ら 65歳 に 達 す る ま で に 払 う こ と も で き る と い う の が あ る ん で す ね 。 そ の ほ か に で す ね
老 齢 基 礎 年 金 を 受 け る た め に 必 要 な 期 間 を 満 た し て い な い 昭 和 40年 4月 1日 以 前 に 生 ま れ た 方
は 特 例 的 に 65歳 以 上 か ら 70歳 到 達 ま で の 間 に 任 意 加 入 を す る こ と も で き る よ う な 制 度 が ご ざ い
ます。ただ保険料の支払いについてはですね、一括納付でなくて、毎月納付ということもござ
い ま す が 、 過 去 無 年 金 者 を で す ね 減 ら す た め に 昭 和 45年 7月 か ら 47年 6月 、 そ れ と 49年 1月 か
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ら 50年 12月 、 53年 7月 か ら 55年 の 6月 の 3回 特 例 的 に こ の 間 納 付 を す れ ば 未 納 分 を 遡 っ て す る
というのもありましたけれども、今はそういう制度ございません。以上です。
〇20番議員(下野
認)
掛け方については分かったんですが、このような中ですねその年金
事務については市町村に委託してない関係で、以前はですね市報等にですね何回も、年金の納
付についてというようなことも年に二、三回は載ったり、チラシが配ったりと、このようなこ
ともあったんですが、現在はそのようなことが一切ないわけですが、そのようなときにですね
この市報等でこのようなことができるんですよと、未納の人はこのようなことも納めれば満額
もらえるんですよと、任意加入の人もできるんですよというようなですね市報で何かこう市民
にサービスで載してやる考えはないかお伺いします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
市報等についての年金の広報でございますけれども、一応毎年年
3回 市 報 に で す ね 記 事 を 掲 載 を し て お り ま す 。 そ れ で ま た 成 人 式 の 時 に で す ね 新 成 人 に 対 し て
年金を周知するためのチラシを配布しておりますが、そのチラシの中にこの特例の制度とかと
いうのが入っているかどうか私もちょっと確認をしておりませんが、とにかくこの成人式のチ
ラシというのは年金に加入しましょうというのが基本的なチラシだというふうには私は理解し
ております。あと昨年年金についてのパンフレットをですね各世帯に配布をしておりました。
た だ 22年 度 に つ い て は で す ね 年 金 機 構 と い う 組 織 に 変 わ り ま し た ん で 、 パ ン フ レ ッ ト 等 の 世 帯
はですね非常に今んところ未定となっているところでございます。それでまた「ねんきんだよ
り 」 等 に つ い て も で す ね 一 応 今 年 の 1月 年 金 機 構 に 移 っ た 関 係 で 廃 止 と い う よ う な 状 況 で ご ざ
います。以上です。
〇20番議員(下野
認)
今、本市で、テレビ等でも、新聞やら載っているんですが、現在本
市で最高年齢で年金を受給している人は何歳であるか。テレビ等でよく言う所在不明ですか、
高齢者で所在不明の人がいろいろテレビ等で報道をしているが、本市においてそのような人が
いるもんか、いないもんか、つかめない人がですね、所在を。その点についてお伺いします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
全国でも問題になっている高齢者の所在についてなんですが、あ
の 問 題 が 起 き た 時 に 100歳 以 上 を 調 査 を い た し ま し て 、 す べ て 、 100歳 に な っ た 方 を 39名 い ら っ
しゃいまして、すべて所在は確認されております。
〇20番議員(下野
認)
私が先ほどから年金の、前は社会保険事務所と、ここの場合は鹿児
島南社会保険事務所と、旧金峰町になれば北社会保険事務所じゃったんですが、その名称はで
すねその社会保険事務所から年金機構事務所というふうにただ名称が変わったことであって、
内容については全然変わらんもんか。変わった所があるもんか。この点についてお伺いします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
まず、先ほどの答弁漏れから、最高の年金受給者ということでし
た が 、 今 最 高 齢 者 は 105歳 で す の で 、 105歳 と い う ふ う に 理 解 し て よ ろ し い か と 思 い ま す 。 年
金機構については正式名称は、管轄しているのは鹿児島南年金事務所というふうになっており
ます。それで社会保険庁の業務から完全に年金だけ切り離してしていますので、いわゆる社会
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保険の業務の年金部分だけを処理しているというふうに理解していただければよろしいかと思
います。
〇20番議員(下野
認)
4番 目 の 方 に 入 っ て い き た い と 思 う ん で す が 、 4番 目 の 白 川 縦 貫 線 改
良工事等の見通しについてですが、白川縦貫線の改良工事については本年度はどの区間を改良
し、現在進捗状況はどのようになっているか。また未改良区間ですね、田んぼの所ですが、そ
れらについての用地交渉は年間何回ぐらい行っているもんかをお伺いします。
〇建設部長(山下和隆)
具体数字ですので、私の方から申し上げます。この白川縦貫線につき
ましては、本年度は昨年度工区の終点、白川取水堰からJAさつま日置白川出張所までの約
240メ ー タ ー を 施 工 す る 予 定 で ご ざ い ま し て 、 現 在 測 量 設 計 業 務 を 終 え て 拡 幅 区 間 の 用 地 交 渉
を進めながら実施設計の作成を行っているところであります。また御指摘のございました未改
良区間でございますけれども、あと橋りょうと、以前から申し上げております田面の圃場整備
区域内にございます一人の方の同意が得られておりません。ですから、これにつきましては逐
次御理解をいただけるように対処をしていかなければならないというふうには思いますが、事
業区間が本年度を最終年度としておりました関係で、これらの同意がいかない部分につきまし
ては当面休止せざるを得ないというふうに考えているところでございますので、今年度中に事
業進捗が図れるように権利者の理解を求めていきたいというふうに考えます。
〇20番議員(下野
認)
その用地交渉なんですが、その用地交渉は市の職員だけで用地交渉
をするものか。それともですね向こうのいわゆる自治会長若しくは、その一部事務組合ができ
ていれば、その人たちと一緒になった用地交渉をやっているもんか。その点についてはどのよ
うな用地交渉をやっているもんかをお伺いします。
〇建設部長(山下和隆)
事業に入ります前にそれぞれこの事業についての同意をいただいたわ
けでございますが、現在この理解をいただけない所につきましては、お父様の方は事業に最初
賛成をしていただけて、今、代が娘さんの方に替わっておられますので、その方の基本的な考
え方がここには道路は要らないというようなことでございますので、基本的にはなかなか前に
進めない状況です。内容につきましては、基本的には市の職員が積極的に交渉して参ります。
地元の方にもお願いもしながらやってるわけですが、なかなか、その執行を持たなかったり、
軋轢がかかったりということで、本人の意向をば尊重しながら、現状は市の職員だけで交渉を
やっておる現状でございます。
〇20番議員(下野
認)
この未改良区は大変だろうと思うんですが、今後ともよろしくお願
いしたいと思っております。以上で終わります。
〇議長(大原俊博)
次に、室屋正和議員の発言を許可します。
[室屋正和議員
〇3番議員(室屋正和)
一般質問席]
午後
1時38分
5点 ほ ど 質 問 を い た し た い と 思 い ま す 。 市 長 を は じ め 、 担 当 職 員 の 明
快な答弁をお願いいたします。
- 53 -
ま ず 、 1番 目 の 学 校 給 食 セ ン タ ー 施 設 事 業 等 に つ い て と い う こ と で お 聴 き し た い と 思 い ま す 。
ちょっと、この前聞き取りに来た時とですねちょっと内容も変わるかもしれませんけれども、
ち ょ う ど 3日 の 日 に 市 長 の 方 か ら 市 政 の 諸 報 告 に つ い て 、 課 題 に つ い て と い う こ と で 説 明 が あ っ
た中で学校給食センターの再編についてと、こういうことが書かれておりましたけれども、説
明ではですね統合再編の協議を中断していたが、副市長を座長にして協議を再開したと。それ
で 23年 の 4月 の 再 編 に つ い て 具 体 的 方 針 を 12月 議 会 で 提 示 す る と 、 こ う い う 説 明 で し た け れ ど
も、そういうことを踏まえまして私なりに質問をいたしますけれども、まず市長にお聴きしま
す け ど 、 来 年 の 23年 の 4月 の 再 編 に つ い て の と い う こ と は 、 そ の 再 編 を 、 再 編 と い う こ と は 、
今 、 1市 4町 に 五 つ あ る わ け で す け れ ど も 、 こ の 再 編 を し 直 す こ と な の か 、 再 編 と い う こ と は
ですね。そこをちょっとお願いいたします。
〇市長(本坊輝雄)
給食センターにつきましては、これまで枕崎市を交えてのいろいろ協議が
なされてきたというのは聴いておりますが、これが休止になっていたわけであります。行政改
革 を 今 後 進 め る 中 で 是 非 給 食 セ ン タ ー も 、 現 在 そ れ ぞ れ 、 合 併 前 の 1市 4町 に そ れ ぞ れ あ る わ
けでありますので、五つのセンターがありますので、この五つのセンターから、今できる部分、
できる分というのは、努めて経費を必要とせずにですね一つの給食のそれぞれの配送のそのよ
うな効率的な配送ができるように五つからですね四つ若しくは三つに、その辺は今検討を、こ
れ か ら 今 や っ て 、 や り 始 め た と こ ろ で あ り ま す が 、 来 年 の 3月 、 い わ ゆ る 4月 ス タ ー ト に 向 け
てですね今そういう方向での再編ということでありますので、御理解賜りたいと思います。
〇3番議員(室屋正和)
再編ということはまた編成し直すということでしょうから、今五つあ
る 箇 所 を 3か 所 、 4か 所 に と い う こ と の よ う で す け れ ど も 、 も う 市 長 も 御 存 じ の と お り で す ね 、
学校給食センターについては枕崎市と一応共同で造ろうということを計画しておったわけです
け れ ど も 、 21年 の 2月 に 枕 崎 の 方 か ら 建 設 に つ い て は 地 元 住 民 の 理 解 が 得 ら れ な い と い う こ と
で結局共同利用の施設の設置は困難であるということで申入れがあり、前市長とのあれがもう
なくなったわけです。その時にですね当時の川野市長は「残念であるけれども、改めて市独自
の候補地を検討したい。」と、こういうふうにその当時は述べておるわけですね。ちゅうこと
は ま た 独 自 の 候 補 地 を 探 し て 、 そ の 旧 今 1市 4町 の そ れ を 1か 所 に ま と め た い と い う こ と で 前
市長は当時の考えだったろうと、それで「独自の候補地を探したい。」と、こういうことを申
しておるわけですね。それで今、市長がその編成ということはもう全然ちょっと考えが違うよ
うな気がしますけれどもですね、それで既にそれからもう、枕崎市の話が御破算になってから
も う 1年 半 経 っ て い る わ け で す け れ ど も 、 そ の 1年 半 に で す ね 、 今 考 え ま す と 1年 半 が 、 前 市
長が大体半分、ほいで今ん市長になって半分ぐらいの経過になっているわけですけれども、そ
の付近をですね、今中断しているわけですけれども、中断した理由は何でしょうか。お願いい
たします。
〇教育部長(染川勝夫)
実質的には、中断ではなくて、検討は教育委員会の中ではしておった
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わけですが、今後既存の施設の有効活用のところでどれだけ既存の施設に投資するのか。また
新 し い 1セ ン タ ー を 建 設 す る ま で に 既 存 の 有 効 活 用 と い う の を ど こ ま で 図 る の か 。 あ と 平 成 27
年に合併特例債という有利な特例債もありますので、このこともポイントに置いて既存の施設
の有効活用の仕方、こういうことを今、教育委員会の方では漸次検討していたところでござい
ま し て 、 今 度 の こ と な ん で す が 、 6月 議 会 以 降 に 23年 度 南 さ つ ま 市 組 織 再 編 の 方 針 が 示 さ れ た
ことに基づいて新たに副市長を座長とする学校給食センター再編プロジェクトを立ち上げて協
議をまた再開したところでございます。
〇3番議員(室屋正和)
既存の施設を活用したいというようなことで協議会の今から進むでしょ
うけれども、今ですねこの問題について南さつまも、枕崎市もですね共同給食を進めてきたわ
けですけれども、計画を立てたのも前市長、そうすると今新しく、枕崎も新しく独自で造って
いるのも今現市長ですね、枕崎も替わりましたから。それで今わがまちも現市長がおられるわ
けですけれども、もう枕崎は、もう御存じのとおり、一応単独事業ということで、場所もグラ
ウ ン ド の テ ニ ス コ ー ト の 部 分 ち ゅ う こ と を 利 用 し て 、 総 事 業 費 も 5億 7,000万 ぐ ら い を 計 上 し
まして、もう本体工も今年の盆過ぎにですね発注されたと、こういうことのようです。それで
隣の日置市ももうそういうことで、既存の施設を利用するより、造った方がいいだろうという
ことで何かこの前もちょっと新聞に載っとったみたいな気がしますけれども、新しく造り直す
と 、 こ う い う よ う に 日 置 市 も 決 め た と 。 ほ ん で こ の 前 は ま た 南 九 州 市 も 旧 3町 の 分 を も う 一 つ
にしようと。一番の問題は頴娃町の方が一番古いということで、一つにしようということで南
九州市ももう一つにして、あそこの保健所学校の跡に、あの近くに候補地を決定したというよ
う な こ と で 進 め て い る わ け で す け れ ど も 、 う ち も で す ね 私 な ん か が 最 初 新 市 に な っ て か ら 2か
所の施設が古いと、笠沙町と坊津町の施設が古いということで給食センターを見に行ったこと
がありますけれども、その時には早く改築をせんないかんというようなことを話が出ておりま
したけれども、その共同利用の話が出てから、もうこれがまた御破算になって、また今は再編
というようなことですね。それでまちづくりの計画を見てもですね笠沙地域、それから坊津地
域ですね、まちづくり計画の中の重点事業には給食センターの改築事業と、こういう両方とも
給食センターの改築事業ということが載ってるわけですけれども、今後、今、部長の言われる
のは既存の施設を利用したいと、検討していきたいというようなことですけれども、そういう
ふうになったときですね既存の施設がですね、衛生上の問題が一番だろうと思うんですけれど
も、その衛生上の問題をいろいろ加味したですねドライシステム化とかいろいろあるわけです
よね。それがどれぐらいですね金が必要になってくるか。その付近もまた試算せんといかんわ
けですけれども、そのうちに、そのうちにその加世田にしろ、金峰にしろ、大浦にしろ、もう
それもまた古くなってまた改修していかないといかんと、そういうふうな状況になってくると
は 思 う ん で す け れ ど も 、 そ う い う こ と で 1か 所 に し た 方 が い い の か で す ね 。 そ の 付 近 は 十 分 検
討をしていただきたいわけですけれども、私の思いは、思いはちゅうことは、前の市長が候補
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地を探すと、こういうことでおったんですけれども、そういうことで質問の趣旨を思っとった
んですけれども、今最初冒頭言うたように、市長の方の報告を見れば「再編」と、こういうこ
とで書いてありましたから、ちょっと、ああ、また考えが違うんだなあということを感じ取っ
た わ け で す ね 。 違 う ん で す か 。 い や 、 い や 、 そ の 今 5か 所 あ る の を ば 3か 所 か 、 4か 所 に し た
い ち ゅ う こ と で し ょ う 。 取 り あ え ず 1か 所 に す る ん じ ゃ な く て 、 そ の 付 近 を も う 1回 お 願 い い
たします。
〇市長(本坊輝雄)
言葉不足であったと思いますが、休止していた給食センターについてプロ
ジェクトを立ち上げたということでありますので、今後、学校給食センターが今五つある施設
が、今後どんな手順で再編をしていくかというのは、再編というのは、最終的には一つの給食
セ ン タ ー に ま と め た い と い う 考 え 方 は 持 っ て お り ま す 。 そ れ は 持 っ て お り ま す 。 た だ 来 年 の 23
年 4月 を ど ん な 形 で ス タ ー ト す る か 。 そ れ か ら 一 つ の 給 食 セ ン タ ー に 向 か っ て ど ん な ス ケ ジ ュ ー
ル を す る か 。 そ う い う こ と 等 を こ れ ま で す べ て 私 が 就 任 い た し ま し て か ら 6月 議 会 ま で は ノ ー
タ ッ チ で あ り ま し た の で 、 今 、 議 会 以 降 副 市 長 を 座 長 と し て 立 ち 上 げ て 、 そ し て ま ず 23年 4月
までのスタートに向けて若しくはそれ以降に向けてということは考えております。これからの
話は詰めていきたいと思ってはおりますが、一つだけお互い、これはもう相互十分認識した上
でと思っておりますが、合併特例債を活用というのは、これはもう当然合併いたした地域とし
てはこれは当然のことでありますので、その辺を見極めながらですね、どの段階でどう事を整
理して、どう進めていけばいいか。そういうことを含めて今後プロジェクトでいろいろと協議
していくと、そういうことでありますので、御理解を賜りたいと思います。
〇3番議員(室屋正和)
はい、理解します。私はですね、「再編」というふうに報告に書いて
ありますから、再編ちゅうのはですね五つの分を編成し直すんだろうと、こういうふうに理解
したわけですね。ですから、ちょっと市長と私のその理解の仕方が違うんだろうと思うんです。
今、市長の方が申しましたように、一つに将来的にはですねやると、一つにまとめたいという
ことでしたから、是非ですねそういう早めにですねその付近を取り組んでいただきたいと。で
すから、もう枕崎がもうそういうふうに御破算になってからもう早期に取り組んでいるわけで
すから、うちもできないことはないと思うんですね。そうしないとやっぱし坊津、笠沙の給食
センターについてはやっぱり安全な食を提供できないち思うんですね。そういうことを考える
と早めに取り組んでもらいたいとお願いを、お願いじゃないですね。そういうことを申してお
きます。
次 に 、 2番 目 の 燃 や せ る ご み 又 は ご み ス テ ー シ ョ ン の 収 集 と 場 所 等 に つ い て と い う こ と で 質
問 を い た し ま す 。 ご み 処 理 に 関 す る 質 問 は 3月 議 会 で 同 僚 議 員 よ り 質 問 が あ っ た わ け で す け れ
ども、この質問は捨てていた物をいかに活かそうとする取組みでしたね。それから年間のデー
タ化すべきじゃないかということに対して経費が減る貴重な提案であっただろうと、こういう
ことになりますけれども、私はですね、それじゃなくて、特に加世田市街地のですね交通状況
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等を踏まえた場合にですねそういう設置をしている場所について質問をいたします。私どもの
子どものころ、子どものころというより、最近までですけれども、ごみは堆肥にしたり、家で
燃やしたり処分していたわけですけれども、今日の世の中、燃やすことも余りできませんけれ
ども、ごみの収集はもうなくてはならないこの時代であります。世の中にはいろいろおりまし
て、処分しないで、たまにはテレビで報道されるようにですね、ごみ屋敷にしたり、あるいは
溜めて御殿を造ったり、いろいろいるわけですけれども、これが好きなのか、趣味なのか分か
りませんけれども、テレビ等で報道されるわけですから有名になったりする方もいらっしゃい
ますけれども、当市にはいないのは喜ばしいことじゃなかろうかなあということで思っており
ま す 。 そ こ で で す ね 当 市 全 域 で 旧 1市 4町 の ご と の で す ね ご み の 収 集 場 所 の 設 置 数 、 そ し て そ
の設置場所がですね官地か、民地か。官地であれば、見掛けるところ市道上が多いわけですけ
れども、その市道上にですね何か所設置をしてあるか。お願いいたします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
まず、燃やせるごみの旧市町ごとの収集箇所数についてお答えを
い た し ま す 。 加 世 田 地 区 367か 所 、 笠 沙 地 区 51か 所 、 大 浦 地 区 39か 所 、 坊 津 地 区 58か 所 、 金 峰
地 区 90か 所 、 全 体 で 605か 所 と な っ て お り ま す 。 次 に 、 公 有 地 か 、 民 有 地 か 。 そ し て 、 ま た 、
市道上の設置の数についてですが、お答えいたしますが、一応公有地、民有地、市道上で答え
さ し て い た だ き た い と 思 い ま す 。 加 世 田 地 区 が 公 有 地 で す ね 117か 所 、 民 有 地 48か 所 、 そ れ か
ら 市 道 上 が 202で す 。 そ れ か ら 笠 沙 地 区 、 公 有 地 が 45か 所 、 民 有 地 が 3か 所 、 市 道 上 が 3か 所 、
大 浦 地 区 、 公 有 地 が 22か 所 、 民 有 地 が 4か 所 、 市 道 上 が 13か 所 で す 。 そ れ か ら 坊 津 地 区 、 公 有
地 が 30か 所 、 民 有 地 が 15か 所 、 市 道 上 が 13か 所 、 金 峰 地 区 、 公 有 地 が 44か 所 、 民 有 地 が 19か 所 、
市 道 上 が 27か 所 と な っ て お り ま す 。 全 体 で 公 有 地 が 258か 所 で す 。 民 有 地 が 89か 所 、 市 道 上 が
258か 所 と な っ て お り ま す 。 市 道 上 に つ い て は あ く ま で も 実 際 の 市 道 上 で 、 公 有 地 に つ い て は 、
県なんかはもうそっちの方に含めさしていただきましたので、そういうふうに御理解いただき
たいと思います。以上です。
〇3番議員(室屋正和)
今 こ う い う ふ う に で す ね 道 路 上 に 258か 所 全 体 で あ る わ け で す け れ ど
も、そういう市道上に置いてあるのは大体が側溝の、側溝上の蓋版の上に置いてあるのが非常
にこう多く見受けられるわけですけれども、別に側溝は物を乗せるわけじゃなくて、その側溝
の用途やら目的があるわけですけれども、物を乗せる蓋版じゃないんじゃないかなち思うわけ
です。どうでしょう。県道はもちろんもう知事が管理、それから市町村道はもう市町村長が管
理をするわけですけれども、管理者ちゅうことになっているわけですけれども、その市道が
208か 所 ぐ ら い こ う あ る ち ゅ う こ と で す け れ ど も 、 我 が 市 も で す ね 市 道 の 管 理 者 は 市 長 に な っ
ていると思うんですけれども、そこの確認と、そこでその市道にですねこういう収集の場所を
定めて鉄製のボックスを置いているわけですけれども、そういう許可をですね出しているのも
市長だろうと思うんですが、どうでしょう。
〇建設部長(山下和隆)
道路管理についての占用物件でございます。私の方から御答弁申し上
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げます。この市道上に工作物、物件又は施設を設けて継続して道路を使用とする場合につきま
しては、いわゆる道路占用と申しますけれども、道路管理者の許可を受けなければならないと
い う こ と で 、 当 然 許 可 権 者 は 市 長 と い う こ と に な り ま す 。 な お 、 ま た 、 こ れ は 道 路 法 の 32条 で
ございますけれども、その占有できる工作物や物件等についても明確に記載されているところ
でございますが、ごみステーションというこの名前自体については明記をされておりません。
いろいろ判断が各自治体で分かれているところではございますが、実情市のこの鉄柵のごみス
テ ー シ ョ ン を 見 る 限 り で は 、 昭 和 38年 に 道 路 局 長 通 達 で 「 公 衆 用 ご み 箱 は 占 用 許 可 物 件 と し て
認め、占用許可を出すべきである。」というような通達が来ておりますが、昔の流れがよく私
も掌握していないんですけれども、同じこの公益的公衆衛生の観点からと申しますか、そうい
うことで一切道路の占用許可という分については申請もなされておりませんし、許可もなされ
ていない現状にございます。
〇3番議員(室屋正和)
今 、 部 長 の 方 か ら 、 道 路 占 用 に つ い て で す ね 道 路 法 の 32条 に あ る わ け
ですけれども、私はなぜこれを言うかと言いますとですね、非常に危ないんですね。車の離合
にしても危ないし、それから歩行者ももちろんでしょうし、夜なんかは特に危ないんじゃない
かなあと、こういうときにもし事故が起きたら誰が責任とるかと、こういう問題に発展すると
思うんですね。ですから、私もこの前ちょっと離合する時にそういう問題にぶち当たったわけ
ですけれども、ですから、やはりこういう道路法の規定からいけばですねやっぱし許可を出す
べきじゃなかろうかと。ですから、やはり市長が管理者ですから、その今のあれは自治会の会
があって、その下に衛自連ちゅうのがあるみたいですけれども、その衛自連が管理をしている
ように衛自連の名前を書いてありますよ、あそこに行けば。ですから、衛自連の方が管理に、
今そのごみ箱その物の管理者になっていると思うんですよね。それにはもちろん市長が、今、
部長が言われたように、許可を出すべきだと思うんです。そうでなくては、そういうのも勝手
に、結局衛自連の方で勝手に物を置いたとしか判断がしようがない、今んところは。ですから、
申しましたように、非常に危険であるちゅうことですよ。もしもの時は誰が責任とるかちゅう
ことですよ、事故でもあった場合ですね。ですから、市道は市長の管理の下にやっぱしこうい
うことになるわけですから、それはちゃんと道路法に基づいて許可を出すべきであると。です
か ら 、 私 も こ の 32条 の 1項 か ら い け ば で す ね 、 い ろ ん な 道 路 上 に 、 道 路 上 に あ る 公 衆 電 話 と か 、
広告塔とか、それからそういう物に対する類ずる工作物だと思うんですね。やっぱい地下にし
ろ、何にしろやっぱし許可は必要なわけですから、もうこれは是非ですねその付近をよく検討
してですね、これから皆さんの地域のごみを出す問題もありますから、その付近は早めにです
ね検討してもらわなくては、これをいつまでもですね放っておいたら、そらもう今度はまた市
の方が問われるわけですから、いや、あたいなんだ許可は出しちょらんどち言えばそれまでで
すけれども、しかし、市道に関しては市長がやっぱしそういう管理者になっているわけですか
ら、その付近は十分ですね早いうちに検討していただきたいと、そういうことを思うんですが、
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市長どうでしょう。
〇市長(本坊輝雄)
今回、室屋議員の御質問によってですね私もごみステーションがどんな所
に設置されているんだろうかということで担当の方に調査をさせました。そういうことで、先
ほ ど 報 告 が ご ざ い ま し た よ う に 、 605の ス テ ー シ ョ ン の う ち に ご み 箱 設 置 数 が 558と い う こ と
で、市道上であったり、市有地であったり、市道の残地であったり、民有地であったりという
こ と 等 報 告 を 受 け 、 そ の 中 に 国 道 が 13か 所 、 県 道 も 15か 所 と い う こ と 等 も 報 告 を 受 け た わ け で
あ り ま す 。 と り わ け 市 道 に つ い て で あ り ま す が 、 市 道 に つ い て も 258か 所 設 置 さ れ て い る わ け
でありますが、ただ一つだけお互い確認しなけりゃならないのは、地域のその集落の皆さん方
が御利用されるごみステーションでありますので、そこに設置するに至っては地域の皆さん方
で利便性と安全上等十分に協議をされて設置されたものと今までも受け止めておりました。も
しそれが危険な状況であるならば、また交通の離合等によって住民の皆さん方が不安を感じる
ような、危険を感じるような所であるならば、当然その地域の皆さん方と共に協議しながら場
所の移動等も考えていかなければならないと思っておりますので、その危険性を一番感じてい
るのは地元の皆さんであろうと思っておりますので、またいい機会に、いろんな機会にですね
そういう集落内にステーションがある中で危険性があるような所につきましては、交通安全上
ですね、そういう所がありますれば、お互い協議をしていきましょうということで私ども向き
合っていかなけりゃならないと思っております。それから、ただ今御指摘がありましたように、
今後は許可をですね、許可制として地元の皆さん方の御意見等をお聴きしながら管理者として
のですね対応をしていきたいと思っているところでございます。
〇3番議員(室屋正和)
反論するわけじゃないですけれども、それはもちろん利便性、安全性
があってのこそそこに置いとるち思うんですね。しかし、一般人が車を、そこの関係ない人た
ちですね、関係ない人たちがそこを通る場合ですよ全然安全上じゃないち思うんですね。それ
は利便性は、ただ家から持ってきて、そこに入れて置くだけのことですよ。あと収集屋が来て
収集をする人がそこから道路上に車を停めて荷物出す、入れる。そういうときも全然車は通れ
ないわけですね、狭いわけですから。ひどい所を申しますと、側溝はもう特にはみ出して、側
溝 の 幅 を 飛 び 出 し て 道 路 上 に 30セ ン チ ぐ ら い 出 て い る 所 も あ る ん で す ね 。 そ う い う 所 は 全 然 危
険です。だから、これは一般の住民のその付近の、そこを利用する人たちは、それは危険性は
ないち思いますよ。我々通る人たちは、それは危険だち思いますよ、だから。その付近はやっ
ぱりよく理解してそういうことを進めていただきたいと思っております。
そ れ か ら 、 3番 目 に 入 り ま す 。 子 宮 頸 が ん 予 防 ワ ク チ ン の 件 で す け れ ど も 、 今 で す ね 全 国 的
に関心が高まっているわけで話題になっているわけですけれども、子宮頸がんの原因であるH
P V の 感 染 を 防 ぐ ワ ク チ ン の 接 種 と い う こ と が 昨 年 の 10月 に も う 国 で 承 認 さ れ た こ と は も う 御
存 じ の こ と で あ ろ う と 思 っ て お り ま す 。 ま た 来 年 度 の 概 算 要 求 に 対 し て も 厚 労 省 は 、 今 回 1兆
円 の 中 で 、 1兆 円 の 枠 の 中 に 元 気 な 日 本 復 活 特 別 枠 と い う こ と で 子 宮 頸 が ん の 強 化 事 業 、 予 防
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対 策 強 化 事 業 ち ゅ う こ と で 新 た に 150億 を 組 み 入 れ る と い う よ う な 方 針 を 出 し て お り ま す 。 そ
のために国、県、市町村一体となって取り組む姿勢を見せておるわけですけれども、そこでで
す ね 今 年 の 2月 に 子 宮 頸 が ん 征 圧 を め ざ す 専 門 家 と い う 会 が 全 国 の 1,778自 治 体 を 対 象 に 予 防
HPVワクチンのですね接種に対する公費助成の検討状況ということを調査されたわけですけ
れども、当市はですねそのアンケートにですねまず回答をされたものか。回答をされたのであ
ればですね、どのような調査内容であったか。お願いいたします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
各種アンケートの調査につきましては、いろいろとメール、郵便、
ファックス等により送付されているところでありますが、今、議員お尋ねのこの子宮頸がん征
圧をめざす専門家会議からのアンケート調査でございますけれども、我々もインターネット等
で開いてみたんですが、本市の方には記録が残っておりませんで、本市に送付されたか、回答
したかというのも、もう資料がないということで、受発にもありませんで、不明のところであ
ります。以上です。
〇3番議員(室屋正和)
この会議そのものは、アンケート調査やった会議のここはですね全国、
今 年 の 2月 で す よ ね 、 1,778自 治 体 に 対 象 し た と い う こ と を ネ ッ ト も 書 い て あ る わ け で す か ら
多分されていると思うんですね。だから、その当時そういうふうに安易に考えてもう書類を破
棄 し た か 、 そ の 付 近 は 私 も 分 か り ま せ ん け れ ど も 、 予 想 す る と こ ろ に よ れ ば 、 1,778自 治 体 に
送ったということですから、ちゃんと届いているんじゃなかろうかと、こう思うんですね。そ
れはそういうことであって全然してないわけですけれども、回答した自治体はですね、もうネッ
ト を 見 れ ば 分 か る わ け で す け れ ど も 、 747自 治 体 だ っ た と い う こ と で す よ ね 。 42パ ー セ ン ト で
す よ 。 だ か ら 、 そ の 58パ ー セ ン ト に 入 っ て い る か も し れ ま せ ん よ 、 し て な い わ け で す か ら 。 そ
れ で 回 答 の 中 で そ の 平 成 22年 度 、 今 年 で す よ ね 、 公 費 助 成 を 決 定 し て い る 自 治 体 が 1.2パ ー セ
ン ト 、 1.2パ ー セ ン ト 、 限 ら れ て お り ま す 。 そ れ か ら 行 わ な い と 、 も う 行 わ な い と 決 定 し た 所
は も う 25.5パ ー セ ン ト 、 今 年 は し な い と 。 そ れ で 今 後 、 今 か ら 検 討 す る と い う 自 治 体 は 6.2パ ー
セ ン ト で あ っ た と 、 こ う い う 2月 の 結 果 が 出 て い る わ け で す ね 。 そ れ で 2月 の ア ン ケ ー ト 調 査
後ですね全国的にはもう接種費用を公費助成する自治体が非常に増えてきたというのはもうい
ろんな新聞報道にもされているとおりであります。それで山梨県議会がですね、山梨県議会は
今 年 の 6月 の 議 会 の 最 終 日 に で す ね 補 正 予 算 を 可 決 し た と 、 県 議 会 が で す ね 。 こ れ に 合 わ せ て 、
茨 城 県 議 会 の 県 内 の 27市 町 村 あ る ら し い ん で す が 、 27市 町 村 も で す ね 独 自 の 助 成 制 度 を 設 け て
方針を固めて全県的にやるということで決定したということのようですね、茨城県は。それで
九 州 地 域 で も 公 費 助 成 を 決 め た 自 治 体 が で す ね 、 6月 議 会 前 は 二 つ の 自 治 体 し か な か っ た わ け
で す け れ ど も 、 6月 議 会 が 終 わ っ た 後 は 15に 増 え た と 。 こ れ な ん か も も う 新 聞 報 道 に 載 っ と っ
た方です。それで県内は出水と長島町が決定して公費助成をもう決定していると、こういう結
果 が 出 て い る わ け で す け れ ど も 、 額 に つ い て は 、 全 額 と か 、 2分 の 1と か 、 3分 の 1と か 、 も う
いろいろあるでしょうけれども、この接種をですね国も勧めるわけですけれども、反対意見も
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いろいろあるわけですね、一方ではですね。これは賛成ばかりじゃないわけですけれども、そ
ういう反対意見もいろいろある中でですね、やっぱい今後ですねどこの市もこういう問題に取
り組んでいくとは思うんですけれども、今のこういうことを踏まえてですね我が市はですね今
後この公費助成についてどのように捉えていくか。お願いいたします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
この子宮頸がんワクチンの公費助成につきましては、先ほど議員
言われましたとおり、県内では出水市と長島町が一部助成を行っているところでございまして、
先般の報道でもさつま町も何か補正をしたというような実態が出ているようでございます。議
員も先ほど言われましたが、国において厚生労働省の来年度予算案に係る概算要求の特別の枠
の中に子宮頸がんを予防するワクチン接種の助成事業を新たに設けるとの方針が出ておるとこ
ろでございます。国、都道府県、市町村で負担し合って助成する仕組みだろうと想定されます
ことから、助成の取組みについては今後国のそういった動向とそれから県下の状況も踏まえな
がら検討を進めて参りたいというふうに考えております。以上です。
〇3番議員(室屋正和)
国の動向やらですね県内の動向を見ながらですねもちろんやっていか
んといかんわけですけれども、あそこが自治体がしたからせんないかんというようなことじゃ
なくてですね、やっぱし取り組む時は早めに取り組んだ方がいいんじゃなかかろうかと。あひ
こがしたでここもせんないかんと、こんな調子じゃですねやっぱし時代遅れになっていくんじゃ
なかろうかと、こういうふうに思っているわけです。この問題はですね発症の原因がもう随時
分かっているちゅうことですから、ワクチンと、それからまた検診ですね、普通の検診と両輪
をやっぱいしていかないかんということのようですから、片一方ばっかいしたって駄目だとい
うことのようですから、両方を進めてですねしていただきたいと。そういうことでほかの市町
村よりもですね早く取り組む方がいいんじゃなかろうかと、こういうふうに思っておりますの
で、よく検討していただきたいと、そういうことで申しまして次の質問にいきます。
4番 目 の 鉛 製 の 水 道 管 ( 給 水 管 ) 、 給 水 管 で も 、 水 道 管 で も い い で す け れ ど も 、 鉛 製 ( な ま り
せい)でも、鉛製(えんせい)でもどちらでもいいんじゃなかろうかと思いますけれども、水
道 法 の 第 1条 に は 「 水 道 事 業 は 、 清 浄 に し て 豊 富 な 低 廉 な 水 の 供 給 を 図 り 、 も っ て 公 衆 衛 生 の
向上と生活環境の改善に寄与する。」と、こういうことで水道法にはなっとるわけですけれど
も、また我が市のですね水道事業の会計の毎年の決算のごとに意見書としてですね「経営基盤
の強化に努めるとともに、水道施設の計画的かつ着実な整備拡充を推進し、安全でおいしい水
を安定供給に向けて引き続き努力されたい。」と、こういうふうに決算の度に意見書が書かれ
て お る わ け で す け れ ど も 、 こ の 問 題 は 平 成 13年 度 に で す ね 鉛 が 、 新 聞 に 鉛 が 出 た と い う こ と で
掲載されて非常に問題になっとるわけですけれども、これもまた全国共通の課題になっている
わけですけれども、もう今、鹿児島市なんかはもう着々進めておるわけですけれども、まずで
すねこの鉛管を使うことによってですねどのようなことが問題になるのか。それと今、水質基
準が変わっていると思うんですが、水質基準が今いくらの基準になっているのか。それとこの
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水 道 水 を 利 用 し た 時 に で す ね 人 体 に ど の よ う な 影 響 を 及 ぼ す の か 。 以 上 3点 お 願 い い た し ま す 。
〇建設部長(山下和隆)
すいません。ちょっと不得意な部分を答弁をさしていただきますが、
この、今おっしゃいますとおり、この鉛製の水道管を使用することによります問題点、人体へ
の影響、それから水質基準ということで申し上げますが、この鉛という部分については比較的
軟らかい金属で、鉄のような赤錆が発生せず、過去、修繕が容易なことから以前は欧米を含め
て日本でも給水管として広く使用されてきた物でございます。水道管に鉛管が使われている場
合、通常の使用状態では問題はありません、ないということでございますが、長時間使用せず
水が滞留しますと管から鉛がわずかに溶け出して水質基準を超えることがございます。従来の
鉛 の 水 質 基 準 に つ き ま し て は 0.05ミ リ グ ラ ム パ ー リ ッ ト ル 以 下 と さ れ て き ま し た が 、 水 道 水 の
安 全 性 を 考 慮 し て 水 質 基 準 が 改 正 さ れ 、 平 成 15年 4月 1日 か ら は 0.01ミ リ グ ラ ム パ ー リ ッ タ ー
以下の基準が現在適用をされております。鉛のこの健康への影響についてでございますが、こ
れにつきましては高濃度に蓄積した場合、神経系の障害、貧血、頭痛、食欲不振、倦怠感、腹
痛などの中毒症状を起こすことというふうに示されておりまして、大人よりも乳幼児や妊婦が
健康への影響を受けやすいということから、平成元年に「給水管等に係る衛生対策の通知」が
なされ使用禁止となり、材質は硬質塩化ビニール管に変更がなされているところでございます。
〇3番議員(室屋正和)
今ですねそういうふうにいろんな問題が出てくるわけですけれども、
も う 水 源 基 準 も 0.05ミ リ グ ラ ム パ ー リ ッ ト ル が も う 0.01に な っ て る 。 も う 5倍 以 下 に な っ て い
る 。 だ か ら 相 当 な 基 準 に な っ て い る わ け で す 、 0.01で す か ら も う 相 当 な 基 準 に な っ て い る わ け
で す け れ ど も 、 そ こ で で す ね 、 こ の 問 題 が 出 た の は 平 成 13年 と い う こ と で す け れ ど も 、 今 、 当
市もですね安心・安全な水の安定供給を出すわけですけれども、これまでにですねこの問題に
ついて、多分このような鉛管は使っていただろうとは思うんですけど、もう全国使っていたわ
けですから、だからこの問題についてですねどのようにこれまで対応をしてきたか。それとこ
れが何世帯ぐらいですね当市でこういう問題の鉛管を使用していると思われるか。そういう水
道施設のそういう書類等があれば分かるんでしょうけれども、もう昔のことですから、その付
近が残っていなければもう分からないちゅうことですけど、どのように対応してきたか。それ
から分かれば、何世帯ぐらいあるものか。お願いいたします。
〇建設部長(山下和隆)
この鉛管を使用した件につきましては、非常にこの継手部分で加工が
しやすいということから使われているようでございまして、特に配水本管の分水線により取り
出した所からメーター器の間に使われているのが主でございます。本市におきましては、偶然
と申しましょうか、鉛管を給水管の指定材料としていないことと、鉛管による配水管は加工技
術が必要なことから鉛管は使用されていないところでございます。ただ坊津地区の簡水の方で
配水管の継手に使用の実績がありましたが、これまでにすべて布設替えをしておりまして、現
在 鉛 管 の 使 用 は 1世 帯 も な い と い う ふ う に 認 識 を し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。
〇3番議員(室屋正和)
当市の方は使用してないということで、私も坊津の一部でですねちょっ
- 62 -
と利用している形跡があったということを聴いているわけですけれども、それももうそういう
ふうに取り替えたということであればですねもう今そういう問題は起きてないだろうと、こう
いうふうに思っております。もしですね実際、もう何十年前のことですから、もう掘ってみら
ん な 分 か ら ん わ け で す け れ ど も 、 ち ょ う ど メ ー タ ー 器 の 前 後 で す よ ね 、 メ ー タ ー 器 の 前 後 の 50
センチ程度をつないでいるわけですけれども、もうそういうものがですねもし確認されたらで
すね、早急にその付近は替えてもらわなくちゃならないわけですけれども、それをまた仮にあっ
た と し た 場 合 に で す ね 、 こ れ を 公 費 で す る の か 。 そ の 1軒 1軒 の あ れ が 持 つ の か で す ね 。 そ の
付近もまた絡んでくるわけですけれども、鹿児島辺りは市が助成しているというようなことで
すよね。そういうことでもしあったらですねそういうふうにしていただきたいと思うんですけ
れども。この問題についてはですね厚生労働省がいろいろ指導をして行っているわけですけれ
ども、我が市のですね水道事業においてもですね、今申しましたように、ないちゅうことです
から、その調査も必要はないとは思います。そこで安心・安全な水を供給するためには、これ
からですね具体的な施策ですけれども、この今後の、老朽管も多いわけですけれども、老朽管
が で す ね 今 後 替 え て い く 、 40年 以 上 で す か ね 、 40年 以 上 の 老 朽 管 を 替 え て い か ん と い か ん わ け
ですけれども、その付近の具体的な施策をですねお願いしたいと思っております。それで老朽
管 は 40年 以 上 経 っ て い る わ け で す け れ ど も 、 40年 以 上 を 基 準 に す る わ け で す け れ ど も 、 そ れ が
ですねうちの、何キロちゅういう延長はあるわけですけれども、その大体何パーセントぐらい
をその老朽管が占めているか。その付近をちょっとお願いいたします。
〇建設部長(山下和隆)
この部分については非常に頭の痛い部分でございまして、実際は細か
い数字は言いたくございませんが、本当のことを申し上げたいと思います。この配水管の法定
耐 用 年 数 に よ る 布 設 替 え 状 況 に つ い て で ご ざ い ま す 。 配 水 管 の 耐 用 年 数 は 、 平 成 12年 度 ま で は
鋳 鉄 製 の 物 は 40年 、 そ の 他 の 物 は 25年 と 定 め ら れ て お り ま し た け れ ど も 、 平 成 13年 度 か ら は 地
方 公 営 企 業 法 施 行 規 則 の 改 正 に よ り 配 水 管 は す べ て 40年 と 定 め ら れ て お り ま す 。 加 世 田 、 金 峰
に ご ざ い ま す 上 水 道 の 総 配 水 管 は 298キ ロ メ ー ト ル 布 設 さ れ て お り ま す が 、 全 体 の 70パ ー セ ン
ト に 当 た る 209キ ロ が も う こ の 40年 を 既 に 耐 用 年 数 を 経 過 し て お り ま し て 、 現 在 の 更 新 延 長 は
90キ ロ 、 総 延 長 の 約 30パ ー セ ン ト し か 更 新 は さ れ て は い な い 現 状 で す 。 年 間 3キ ロ か ら 4キ ロ
を目標に漏水の多発する場所と基幹配水管を優先して管の耐震化を含めて行っているところで
ご ざ い ま す 。 ま た 簡 水 の 総 配 水 管 に つ き ま し て は 269キ ロ 布 設 し て お り ま す け れ ど も 、 地 区 に
よ っ て は 集 落 水 道 か ら そ の ま ま 施 設 を 引 き 取 り 運 営 し て い る も の も ご ざ い ま し て 、 全 体 の 48パ ー
セ ン ト が 老 朽 管 の 対 象 と な っ て お り ま す 。 現 在 の 更 新 延 長 は 39キ ロ で 、 総 延 長 に 対 し て 14.5パ ー
セントが更新をされているところです。これらにつきましても、先ほど申し上げましたとおり、
漏水の頻繁に発生する路線と断水が広域に影響の出る路線を優先して年次的に老朽管更新を実
施していきたいというふうに考えております。なお、加世田、金峰それぞれこれまで上水があっ
たわけですが、老朽管の布設延長としては、この考え方としては、加世田の老朽管布設につい
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て は 使 用 料 徴 収 と の 調 整 を 図 り な が ら 年 間 3キ ロ 程 度 、 1億 2,000万 程 度 を 実 施 し て き た 経 緯
が あ り 、 金 峰 上 水 道 で は 年 間 1キ ロ 、 事 業 費 を 5,000万 程 度 と し て 実 施 運 用 を し て き た 状 況 が
これまで見られているところでございます。
〇3番議員(室屋正和)
建設部長は「言いたくない。」と。私どもは聴きたくないような数字
でなかなか進んでありませんからそういうふうに思いますけど、何せですね取りあえず替えて
いかんないかんわけですよね、年数が経てばですね。そういう取組みを今後もやっぱし水道事
業としてしていかんないかんわけですから、これもですねやっぱし早めにですね取り組んでも
らいたいと。それで安定な水供給をしていただきたいということですから、これも早めに取り
組んでいただくように申しておきます。
次 に 、 5番 目 の 今 後 実 施 又 は 計 画 さ れ る 各 建 設 事 業 等 の 財 源 等 に つ い て と い う こ と で 質 問 を
い た し ま す 。 平 成 の 市 町 村 大 合 併 ち ゅ う こ と で 1市 4町 が や っ て き た わ け で す け れ ど も 、 今 で
す ね 我 が 国 で も 、 こ れ は 6月 末 の こ と で す け れ ど も 、 一 人 当 た り 700万 を 超 す 904兆 772億 円
の 借 金 を し て い る と い う こ と の よ う で す け れ ど も 、 こ れ を で す ね 消 費 税 を 30パ ー セ ン ト に し て
も で す ね 再 建 不 能 と い う よ う な こ と を 専 門 家 が 言 っ て お り ま し た 。 な お 、 30パ ー セ ン ト で も や っ
てもやってせんということですよね。だから借金な減らないというようなことでした。そこで
ですね我々が合併協議を行うころですね時の総務相は「合併をすれば地方交付税はそのままの
額 を や り ま す よ と 、 10年 間 は や り ま す よ 。 」 と い う こ と で 合 併 し て き た わ け で す け れ ど も 、 合
併しない所は減っていきますよと、こういうことですね。それで合併してきたわけですけれど
も、またその時に合併すれば合併特例の交付金とか、合併特例債とかという枠が、特例債の枠
があると思うんですが、そういう枠がですね現在ですねそん当時いくらかということと、枠が
で す ね 。 そ れ か ら 、 平 成 16年 度 は 合 併 し て な い わ け で す か ら 、 平 成 16年 度 の 1市 4町 の 時 の 交
付 税 で す ね 、 が い く ら だ っ た か 。 そ ん で 今 、 合 併 し て か ら 18、 19、 20、 21、 大 体 、 交 付 税 が 大
体百五、六億をこう推移しているわけですけれども、その付近をですねどのような額になって
いるか。お願いをいたします。
〇総務企画部長(山口力三)
それでは、数値等の具体的な内容でございますので、私の方から
御 答 弁 申 し 上 げ ま す 。 ま ず 1点 目 の 交 付 税 の 関 係 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 普 通 交 付 税 及 び 特 別
交 付 税 の 平 成 16年 度 、 こ れ は 合 併 す る 1市 4町 分 で ご ざ い ま す が 、 普 通 交 付 税 が 82億 6,900万
円 、 特 別 交 付 税 が 15億 7,500万 円 で 総 額 は 98億 4,400万 円 と な っ て お り ま す 。 合 併 後 の 平 成 21
年 度 の 決 算 に つ き ま し て は 、 普 通 交 付 税 が 91億 5,500万 円 、 特 別 交 付 税 が 14億 8,800万 円 で 総
額 106億 4,300万 円 と な り 、 約 8億 円 、 8.1パ ー セ ン ト の 増 と な っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。
次 に 、 合 併 特 例 債 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 こ れ に つ い て は 平 成 27年 度 ま で に 借 入 れ が で き ま す
け れ ど も 、 合 併 特 例 債 の 発 行 可 能 額 は 約 191億 円 で 、 そ の う ち 平 成 21年 度 ま で の 借 入 実 績 は 約
33億 4,000万 円 と な っ て お り ま す 。 今 後 の 借 入 れ の 可 能 額 と し て は 157億 6,000万 円 が 残 っ て
いるというこのようなことでございます。
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〇3番議員(室屋正和)
合 併 前 は 大 体 平 成 16年 度 で 98億 4,400万 ち ゅ う こ と で す よ ね 。 で す か
ら 、 今 は 平 成 20年 の 決 算 で 106億 、 合 計 で 106億 あ る わ け で す け ど 、 8億 程 度 増 え て る と い う
ことのようですけれども、これは増えているのは合併分の分が来ているからだろうと思うんで
すね。実際的には、実際的には減っているんじゃなかろうかなあという気がせんでもないわけ
で す ね 。 で す か ら 、 合 併 分 が 増 え た 分 が 20億 ぐ ら い あ る わ け で す か ら 、 そ の 付 近 を 加 味 す り ゃ
全 然 、 や っ ぱ し 、 時 の 総 務 相 は 「 合 併 す り ゃ 10年 間 は ち ゃ ん と や る 。 」 ち ゅ う こ と で し た け れ
ども、やってないんじゃないかなあちゅうふうに思っているんですね。ですから、ここ合併し
て か ら は も う 102億 、 平 成 19年 度 が 一 番 少 な い わ け で す ね 、 100億 ぐ ら い で す か ら 。 そ う い う
ことを踏まえれば、この百四、五億、五、六億ちゅうのは変わってきてないというように思っ
ております。私の思いはこういうふうに実際合併して減ったんじゃないかなあと。合併債が、
合 併 の 交 付 金 が 来 た か ら こ う い う ふ う に 8億 ぐ ら い 増 え て る ち ゅ う よ う に 受 け て お り ま す 。 そ
こ で で す ね 平 成 20年 の 決 算 会 計 も あ る わ け で す け れ ど も 、 ち ょ う ど 3月 議 会 に も で す ね 大 体 時
の総務部長に見通しを聴きました。その時の見通しのいろんな数値を聴きましたけれども、現
在 21年 度 の 決 算 数 値 を 見 て み ま す と 大 体 言 わ れ た と お り の 数 値 で あ り ま す 。 た だ 心 配 す る ち ゅ
えばおかしいけれども、借金の方がいつ経っても減らないと。これはもう事業をしいちょれば
そひこんこっじょち言えば、もうそひこんこっですけれども、借金だけが思うような計画の計
画したとおり減っていかないということですね。ですから、数字、数値、指標的には大分改善
され、改革もした以上改善されているんじゃなかろうかと、こういうふうに思っておりますけ
れども、まだなかなか類似団体と比較すればまだまだ厳しいと、こういうふうに思っておりま
す。そういうことでですね財政もまだ厳しいわけですけれども、これからですね、これからま
だ実施、もう大体する所は大体決まっていますけれども、それから計画されるようなですね事
業ですね、何が考えられるか。私も私なりに思っているわけですけれども、そうした場合です
ね、坊津学園なんかもう決まっているわけですけれども、坊津学園が大体事業をですねいくら
ぐらい見込んでいるか。ちょっとそういう計画される、もう決まっている事業等を述べてです
ね、その事業費を概算見込んでいるか。その付近と、それからその財源を何を財源とするか。
さ っ き 言 う た 合 併 特 例 債 の 方 が あ と 150億 ぐ ら い で し た っ け 、 150億 ぐ ら い 、 157億 あ る か ら 、
こ れ を 全 部 使 っ て い く の か 、 あ と 5年 で で す ね あ と 残 り を ば 充 て る の か 。 そ の 付 近 の 事 業 名 と
概算分かっとったら、お願いいたします。
〇総務企画部長(山口力三)
それでは、今後実施が見込まれる大型事業等について、その事業
費、財源等についてお答え申し上げます。今後実施が見込まれる大型事業についてでございま
すけれども、現時点におきましては、ある程度具体的に見込まれるもの、また今後地元住民や
関係者等と協議を行うもの、あるいは現在協議中のものなどありますけれども、その方向性に
大きく変更が生じると、こういう可能性もございます。またその結果によっては事業そのもの
の計画や整備年度、事業費、財源などに大きく変わる可能性があることから具体的な個々の事
- 65 -
業の詳細につきましては言及できるような状況ではございませんけれども、あくまでも現時点
で の 見 込 み と し て 申 し 上 げ て み た い と 思 い ま す 。 ま ず 1点 目 に ( 仮 称 ) レ ク の 森 型 公 園 整 備 事
業 に つ い て で ご ざ い ま す 。 こ れ に つ い て は 事 業 年 度 を 平 成 22年 度 か ら 平 成 25年 度 の 4年 間 と し 、
そ の 事 業 費 を 4億 5,000万 円 と し て お り ま す 。 財 源 と い た し ま し て は 過 疎 対 策 事 業 債 を 充 当 す
る 計 画 で ご ざ い ま す 。 次 に 、 平 成 25年 4月 に 開 校 予 定 の 坊 津 学 園 建 設 事 業 に つ き ま し て は 総 事
業 費 を 概 ね 約 13億 円 程 度 と 見 込 ん で お り ま す け れ ど も 、 そ の 財 源 と い た し ま し て は 、 現 在 の と
こ ろ 概 ね 約 3億 円 程 度 を 国 庫 補 助 金 、 残 り に つ い て は 合 併 特 例 債 を 充 当 す る 計 画 と し て お り ま
す 。 次 に 、 平 成 24年 度 に 着 工 が 見 込 ま れ て お り ま す 都 市 下 水 路 事 業 に つ き ま し て は 総 事 業 費 を
約 37億 円 と 見 込 ん で お り ま す 。 財 源 と い た し ま し て は 、 現 在 の と こ ろ で は 約 4割 程 度 を 国 庫 補
助 金 、 残 り に つ き ま し て は 、 平 成 27年 度 ま で に つ い て は 合 併 特 例 債 を 、 平 成 28年 度 以 降 に つ い
ては一般公共債を充当する計画としております。次に、学校給食センターでございますけれど
も、これにつきましては現在再編プロジェクトチームを設置し、今後の児童生徒数の推移ある
いは施設の状況等を見ながら検討しているところでございますけれども、新センターの事業費
を現在数億円ということで見込んでおります。その財源といたしましては、事業費の一部に国
庫補助金を充て、残りについては合併特例債を充当すると、こういう計画でおります。また、
広域事務組合に係るもので総事業費を構成市で負担する、配分して負担する事業でございます
け れ ど も 、 南 薩 地 区 衛 生 管 理 組 合 に 係 る も の で は 、 平 成 24年 度 か ら 施 設 の 延 命 改 修 を 行 う こ と
で調整を進めております枕崎市にある内鍋清掃センターについては当市の負担額は数億円程度
となる見込みでございます。その財源についても合併特例債の充当を計画しております。次に、
平 成 28年 4月 に 供 用 開 始 の 方 向 で 調 整 を 行 っ て お り ま す 南 さ つ ま 衛 生 セ ン タ ー 改 修 事 業 に つ き
ましては当初の負担額は十数億円程度が見込まれております。その財源としては現在のところ
全額を合併特例債を充当する計画でございます。その他の事業といたしまして小中学校の耐震
工事についてでございますけれども、これについては第二次診断調査が完了していないことか
ら具体的な事業費を見込むことは困難でありますけれども、その財源としては国庫補助金並び
に合併特例債等の活用を見込んでいるところでございます。以上でございます。
〇3番議員(室屋正和)
大体私もですね、こういう今後予想される金の大きめな事業というの
はこういう七つほどの事業が見込まれておるわけですけれども、いろんな補助金、補助金を使
える時は補助金、それからあとは合併債とかをこう使っていくわけですけど、こういうふうに
ざっと考えたときにですねいくらぐらい掛かるかと言えど、ざっと考えれば七、八十億掛かる
んですかね、今からですね。これはもうほんとここ近いうちに必要とする金になってくるわけ
で す ね 。 そ う い う 考 え た 場 合 に で す ね そ の 5年 間 の 合 併 債 も 利 用 せ ん な い か ん わ け で す か ら 、
5年 間 の う ち に こ ん 事 業 を や り く り せ ん な い か ん わ け で す け れ ど も 、 ざ あ っ と 80億 、 100億 ぐ ら
いになると思うんですけれども、これがですね果たしてですね、こういう事業が一気にボンち
こう出てくるわけですけれども、今後財源的にですね非常に心配するわけですけれども、もう
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ど う せ 借 金 は 借 金 で す か ら 、 ど う せ 合 併 債 に し て も 70パ ー セ ン ト ほ ど だ ろ う と 思 っ て お り ま す 。
そういうことでいずれはまた交付金で返ってくるというものの、返す金もあるわけですけれど
も、非常に市長も頭の痛いこの金のことだろうと思っておりますけれども、この市長、どうで
しょう。この七つぐらいの今から事業をやっていくということになるわけですけれども、頭の
重さはどうでしょう。
〇市長(本坊輝雄)
今、室屋議員の御質問によって総務企画部長から答弁させましたが、七、
八十億、まだこれにプラス、プラスアルファいくつかあるようであります。いわゆるその合併
い た し ま し て 特 例 債 、 27年 ま で 切 れ ま す が 、 い わ ゆ る 坊 津 学 園 で あ れ 、 給 食 セ ン タ ー で あ れ 、
それからし尿処理の施設であれ、内鍋の生ごみ問題であれですねもう次から次にやっぱりもう
喫緊の課題が切羽詰まっておりまして、今後ほんとに財源のことを思えばですね大変綱渡りの
部分もあろうかと思いますが、しかしながら、何はともあれ責任を持ってしっかりと次の世代
にこの南さつま市をですねしっかり渡していかなきゃならないと、そう思っているところであ
りますので、様々な事業等についても事業の節減に努めながらですねやはり可能な限り広く国
庫補助金等の活用を図って、また起債の充当に当たってはよりよい有利な起債を活用するなど
財源の確保に努めて参りたいと思っております。そして、また、これまで合併特例債等を活用
し て 積 み 立 て た 地 域 振 興 基 金 約 28億 5,000万 等 も ご ざ い ま す の で 、 今 後 の 財 源 と し て は 計 画 的
に活用をしていかなければなりませんし、加えて基金積立ても行っていかなければならないと
思っておりますが、やはりその一方で行政改革という、やはり市民の一部の皆さんから見ます
ととても大切なものであったとしても、広く市民の皆さん方から見て、大方の市民の皆さん方
から見て御理解いただけるものについては行政改革によって低コストで高いサービスを行って
いく。将来にわたってのそういう南さつま市をつくっていかなければならない責任がございま
すので、そういう意味での取組みも積極的にやっていかなければならないと、そういうことで
あります。避けて通れるものなら避けて通りたい事業等もあるわけでありますが、何一つ避け
て通れるものはございませんし、一つ一つをしっかり向き合っていきながらここを何とか乗り
切っていかなければ、合併して良かったなと言っていただけるような南さつま市をつくってい
くためにもですねどうか市民の皆さん方の御理解を、御協力をいただきながら適切に対応して
参りたいと思っておりますので、議会の皆様方におかれましても適切な御指導、そして、また、
御理解と御協力をよろしくお願いいたしたいと思います。
〇3番議員(室屋正和)
市長が言われるのは、それはもうもっともなことでしょうけれども、
なかなか、私も今からこういう、数年でこういう事業をですねやっていくのはほんと大変だろ
うと、こういうふうにもう財源的にですね思っております。もう何せ国・県に頼らんといかん
わけですから、たかが自分の自主財源ちゅうのは知れております。そこでですね財政健全化計
画の中にですね歳入と歳出の相反する状況を勘案すると現状で推移した場合ですね、もう四、
五年なるわけですけれども、最初、当初作ったやつでしょう。「現状で推移した場合は財政再
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建団体へ転落することは必至である。」と、こういうふうに財政健全化計画の中に書いてある
と思うんですね。ないですか。どうですか。
〇財政課長(前畠
実)
議員御指摘のとおりでございまして、一応その健全化計画の中には
「財政再建団体へ転落することは必至です。」とは書いてございますけれども、これはこの現状
のままでいった場合にはということでございまして。
〇3番議員(室屋正和)
だから、現状で推移した場合ち私も申しましたよ。だから、現状で推
移すればこういう財建団体に転落すると、こういうふうになると。だから、今は現状の、その
17年 か 、 18年 か 、 19年 か 、 そ れ は 知 り ま せ ん け れ ど も 、 そ れ 以 上 推 移 し て な い ち ゅ う こ と で し ょ
う。うん。だから、さっき言うたように、決算の結果を見てもある程度数値にすればいい結果
が出てるということですよ。だから、これは免れてもらわないかんわけですけれども、こうい
うことが第二の夕張にならんようにですねやっぱいしていかんないかんわけですよ。ですから、
こういうことを財政計画の中にはあるわけですから、こういうことのならないようにですね、
こういう事態に陥らないようにですね、もう今からの金は、言うたように、そらもうプラスア
ル フ ァ が 付 い て 100億 を 超 え る で し ょ う 。 そ う い う こ と に な る わ け で す か ら 、 そ の 付 近 を 十 分
踏まえてですね今まで以上のこの財政再建計画の取組みをしていかないとですねそういう申し
たようなことになると思いますので、そういうことを申しまして私の質問を終わります。
〇議長(大原俊博)
こ こ で お 諮 り い た し ま す 。 た だ 今 発 言 通 告 者 10人 中 4人 の 質 問 が 終 わ り ま
した。申合せにより本日の一般質問は以上で留めたいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御異議ありませんので、本日の一般質問は以上で留めることに決定しまし
た。
△
日程第 2
〇議長(大原俊博)
鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙
次 は 、 日 程 第 2、 鹿 児 島 県 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 議 会 議 員 の 選 挙 を 行 い
ます。鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員は、県内市町村の長及び議員のうちから、市
長 区 分 6人 、 市 議 会 議 員 区 分 6人 、 町 村 長 区 分 4人 、 町 村 議 会 議 員 区 分 4人 か ら 構 成 さ れ て い
ま す 。 今 回 市 議 会 議 員 区 分 に 1人 の 欠 員 が 生 じ た た め 、 候 補 者 受 付 の 告 示 を 行 い 、 届 出 を 締 め
切 っ た と こ ろ 、 2人 の 候 補 者 が あ り ま し た の で 、 広 域 連 合 規 約 第 8条 第 2項 及 び 第 9条 第 3項
の 規 定 に よ り 選 挙 を 行 い ま す 。 こ の 選 挙 は 広 域 連 合 規 約 第 8条 第 4項 の 規 定 に よ り す べ て の 市
議会の選挙における得票総数の多い順に当選人を決定することになりますので、南さつま市議
会 会 議 規 則 第 31条 の 規 定 に 基 づ く 選 挙 結 果 の 報 告 の う ち 当 選 人 の 報 告 及 び 当 選 人 の 告 知 は 行 い
ま せ ん 。 そ こ で お 諮 り い た し ま す 。 選 挙 結 果 の 報 告 に つ い て は 、 南 さ つ ま 市 議 会 会 議 規 則 第 31
条の規定にかかわらず、有効投票のうち候補者の得票数までを報告することとしたいと思いま
すが、御異議ありませんか。
- 68 -
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御異議なしと認めます。したがって、選挙結果の報告については、南さつ
ま 市 議 会 会 議 規 則 第 31条 の 規 定 に か か わ ら ず 、 有 効 得 票 の う ち 候 補 者 の 得 票 数 ま で を 報 告 す る
ことに決定しました。
選挙は投票で行います。議場の出入口を閉めます。
[議場閉鎖]
〇議長(大原俊博)
た だ 今 の 出 席 議 員 数 は 22人 で す 。
次 に 、 立 会 人 を 指 名 し ま す 。 南 さ つ ま 市 議 会 会 議 規 則 第 30条 第 2項 の 規 定 に よ り 、 立 会 人 に
石井博美議員と石原哲郎議員を指名いたします。投票用紙を配付します。
[投票用紙配付]
〇議長(大原俊博)
投票用紙の配付漏れはありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
配付漏れなしと認めます。投票箱を点検します。
[投票箱点検]
〇議長(大原俊博)
異常なしと認めます。ただ今から投票を行います。念のため申し上げます。
投票は単記無記名であります。点呼に応じて記載台で投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、
投票をお願いいたします。なお、白票は無効票として取り扱います。事務局長が議席番号と氏
名を申し上げます。
[投票]
〇議会事務局長(田中茂穂)
そ れ で は 、 議 席 番 号 と 氏 名 を 読 み 上 げ ま す 。 1番 林
番 古 木 健 一 議 員 、 3番 室 屋 正 和 議 員 、 4番 鳥 居 亮 幸 議 員 、 5番 南
耕二議員、2
敏 子 議 員 、 6番 上 村 研 一 議 員 、
7番 山 下 美 岳 議 員 、 8番 今 村 建 一 郎 議 員 、 9番 石 井 博 美 議 員 、 10番 石 原 哲 郎 議 員 、 11番 柳 元 拓 夫
議 員 、 12番 諏 訪 昌 一 議 員 、 13番 貴 島
修 議 員 、 14番 上 園 邦 丸 議 員 、 15番 有 村 義 次 議 員 、 16番 下
釡 清 和 議 員 、 17番 清 水 春 男 議 員 、 18番 田 元 和 美 議 員 、 19番 相 星 輝 彦 議 員 、 20番 下 野
認議員、
21番 若 松 正 伸 議 員 、 22番 大 原 俊 博 議 員 、 以 上 で 点 呼 は 終 わ り ま す 。
〇議長(大原俊博)
投票漏れはありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
投票漏れなしと認めます。投票を終わります。開票を行います。立会人は
開票の立会いをお願いいたします。
[開票]
〇議長(大原俊博)
選 挙 の 結 果 を 報 告 い た し ま す 。 得 票 総 数 22票 、 失 礼 い た し ま し た 。 投 票 総
数 22票 、 こ れ は 先 ほ ど の 出 席 議 員 数 と 一 致 し て い ま す 。 有 効 投 票 22票 、 無 効 投 票 0票 で す 。 有
効 投 票 中 、 徳 峰 一 成 議 員 4票 、 松 下 喜 久 雄 議 員 18票 、 以 上 の と お り で す 。 議 場 の 出 入 口 を 開 き
ます。
- 69 -
[議場開鎖]
〇議長(大原俊博)
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれで散会いたします。
散
会
午後
3時01分
- 70 -
第 3回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 3日 目 )
1.開
会
日
時
平 成 22年 9月 7日 ( 火 ) 午 前 10時
1.議
事
日
程
( 第 3号 )
〇開
議
日程第 1
一般質問
1
建一郎議員
今村
(財務(債務)状況について
2
諏訪
通
等)
昌一議員
(合併後の市のまとまり、キオビ対策
3
柳元
拓夫議員
(予算ガイドの作成について
〇散
等)
等)
会
1.本日の会議に付した事件
〇議事日程のとおり
- 71 -
告
順
1.会議に出席した議員(22名)
1番議員
林
耕
二
2番議員
古
木
健
一
3番議員
室
正
和
4番議員
鳥
居
亮
幸
5番議員
南
敏
子
6番議員
上
村
研
一
7番議員
山
下
美
岳
8番議員
今
村
建一郎
9番議員
石
井
博
美
10番議員
石
原
哲
郎
11番議員
柳
元
拓
夫
12番議員
諏
訪
昌
一
13番議員
貴
島
修
14番議員
上
園
邦
丸
15番議員
有
村
義
次
16番議員
下
釡
清
和
17番議員
清
水
春
男
18番議員
田
元
和
美
19番議員
相
星
輝
彦
20番議員
下
野
21番議員
若
松
正
伸
22番議員
大
原
俊
博
長
髙
倉
正
継
記
宮
内
雅
史
屋
認
1.会議に欠席した議員(0名)
1.会議に出席した事務局職員(4名)
事
務
局
書
長
田
中
茂
穂
議
記
井
上
喜
詞
書
事
係
1 . 法 第 121条 に よ る 会 議 に 出 席 し た 説 明 員 ( 2 0 名 )
市
長
本
坊
輝
雄
副
長
柴
田
達
朗
長
出
口
定
昭
総務企画部長
山
口
力
三
総務企画部参与
兼 企 画 課 長
本
坊
佳
彦
市民福祉部長
長
濵
一
盛
産業おこし部長
上
野
哲
郎
建
長
山
下
和
隆
教
長
染
川
勝
夫
総務企画部総務
課
長
中
山
秀
次
総務企画部秘書
広 報 課 長
松
原
哲
郎
総務企画部財政
課
長
前
畠
実
総務企画部税務
課
長
今
村
一
男
市民福祉部保健
課
長
末
永
茂
市民福祉部福祉
課
長
尾場瀬
仁
産業おこし部
農林水産課長
永
田
洋一郎
産業おこし部
観光交流課長
成
田
清
建設部都市整備
課
長
川
野
重
教育部学校教育
課
長
今
村
幸
教育部生涯学習
課
長
小橋口
教
育
育
部
徳
市
設
- 72 -
部
美
誠
△
〇議長(大原俊博)
開
午前10時00分
おはようございます。ただ今から本日の会議を開きます。
△
〇議長(大原俊博)
議
日程第 1
一般質問
日 程 第 1、 一 般 質 問 を 行 い ま す 。 ま ず 、 今 村 建 一 郎 議 員 の 発 言 を 許 可 し ま
す。
[今村建一郎議員
〇8番議員(今村建一郎)
一般質問席]
午前10時01分
おはようございます。一般質問に入る前に一言、本会議で初日の日
に市長が経過報告というようなことで川畑小学校の作品被害等の件が報告なされたわけですけ
ど、学校長、校区の公民館長はじめ、校区の役員の方々でですね防犯態勢の協議がなされまし
た 。 校 区 で で す ね 28名 の 方 々 に お 願 い し て で す ね 、 特 に 土 曜 ・ 日 曜 日 の で す ね 学 校 、 学 校 周 辺
のパトロールということでお願いをいたしてありますので、そういうことで二度とですねこう
いうことが起こらないように小学校、川畑校区努めて参りたいと思っております。
それでは、早速質問に入らさしていただきます。財務(債務)の状況についてというような
ことでですね、国、地方においても債務については大きい課題になっているところが現状です。
当市においても大きい額の債務を抱えている実態ですが、市長はですね所信表明の中で無駄を
省く。国の支援策等の有効活用による市の借金残高の削減、公共施設の民間委託、民営化の推
進、遊休市有地の売却、イベントの見直しと、それと公共施設の、すいません。市長等の報酬
削減、職員数の削減等徹底した経費の削減に努めているわけですが、市財政の安定化に向かっ
てですね今後も取り組んでいただきたいと思います。今後のですね債務残高に対する市長の考
えを伺いたいと思います。
〇市長(本坊輝雄)
ただ今の質問の答弁の前に、今村議員からもございましたが、川畑小学校
の 7月 、 8月 の 不 審 者 の 侵 入 に つ き ま し て 大 変 、 子 ど も た ち の 大 切 な 図 画 作 品 等 が 傷 つ け ら れ
たと。また学校施設内が荒らされたということ、大変残念なことでありますが、私どもも教育
委 員 会 共 々 管 理 体 制 を し っ か り や っ て い く と と も に 、 地 域 の 皆 さ ん 方 が 、 28名 の 方 々 が 又 は 校
区民こぞって学校の周辺パトロール土・日を中心に行っていただくということ、大変ありがた
いことであります。どうか今後とも地域と共に歩む川畑小学校としてお見守りを支え賜りたい
と思います。
質 問 の 件 で あ り ま す が 、 地 方 債 の 残 高 に つ き ま し て は 平 成 21年 度 末 現 在 で 約 296億 円 で あ り 、
財 政 健 全 化 計 画 で 定 め て お り ま す 平 成 22年 度 末 に お け る 残 高 を 平 成 17年 度 に お け る 残 高 318億
7,000万 か ら 3割 削 減 す る と い う 目 標 の 達 成 は 困 難 な 状 況 に あ り ま す 。 こ れ は 合 併 特 例 債 を 活
用 し て 平 成 20年 か ら 22年 度 の 3年 間 で 28億 3,500万 円 の 基 金 造 成 を 行 う こ と 。 ま た 経 済 対 策 に
よ る 地 方 債 の 増 発 が 約 19億 4,000万 円 で あ る こ と 。 更 に 実 質 的 な 普 通 交 付 税 と さ れ 、 そ の 全 額
が基準財政需要額に算入される臨時財政対策債が大きく増加していること等が主な要因であり
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ますが、地方債の発行に当たりましては可能な限り過疎対策事業債や合併特例債など元利償還
の際に高率で普通交付税の基準財政需要額に算定されるものに限定しているところであります。
とは言いましても地方債残高には普通交付税の基準財政需要額に算定されない市で負担する部
分もありますことから、当然地方債残高そのものの削減に向けて取り組んでいるところであり
ま す 。 今 回 の 9月 補 正 予 算 に お き ま し て は 約 5億 4,000万 円 の 繰 上 償 還 を 行 う こ と と し て お り
ま し て 、 平 成 22年 度 当 初 予 算 で 計 上 い た し ま し た 繰 上 償 還 額 約 1億 8,000万 円 と 合 わ せ ま し て
平 成 22年 度 中 に 約 7億 1,000万 円 の 繰 上 償 還 を 行 う 予 定 で あ り ま す 。 こ れ か ら も 引 き 続 い て 、
それぞれの事業の圧縮による地方債の発行額の縮減はもちろんのことでありますが、地方債残
高の削減に努めるとともに、将来の地方債の償還に備えた減債基金の積立てにも積極に取り組
んで参りたいと考えております。
〇8番議員(今村建一郎)
今、市長の方から現在の債務に対する取組みというようなことで報
告がなされたわけですけど、市民のためにですねいろいろな事業があるわけですけど、新規ま
た継続される事業、これは実施していかなけりゃならないわけですが、これからもですね市の
体力、すなわち財政力ですね、見極めて取り組んでいただきたいというふうに思っております。
また、ただ今も報告の中にありましたようにですね、合併特例債、また過疎対策事業債等をで
すね最大限に活用して今後の債務の圧縮、減少に努めていただきたいと思いますので、よろし
くお願いいたします。
そ れ で は で す ね 、 同 じ く 債 務 の 状 況 に つ い て の 2点 目 で す け ど 、 こ れ に つ き ま し て は で す ね
昨日室屋議員からの方からもですね質問があったわけですが、私としては割愛させていただき
ます。ただですね一言ですねお願いいたします。債務が発生するのは着手事業がほとんどなわ
けですが、継続される事業は、市民の利用度、それから市民の反響ですね等を十分聴いてです
ね継続なり、また縮小なり、思い切った休止等をですね事業の中では考えていかなければいけ
ないのじゃないかなと。これがまたですね本坊市長に対する決断の一つであろうかと思います。
市 民 の 方 々 も で す ね こ う い う と こ ろ に 期 待 も し て い る か と 思 い ま す 。 5年 後 で す ね 、 10年 後 、
将来的にですね市又は市民のために存続に負担のない事業の展開がですね図られて今後のこう
いう事業の中ではですね十分検討なり、協議をされてですね着手なり、また継続事業のですね
費用の圧縮、削減に努めていただくようお願いいたします。
次 の 2点 目 で す け ど 、 ス タ ー ト し た 自 治 会 の 担 当 職 員 制 度 に つ い て と い う こ と で 御 質 問 い た
し ま す 。 ま と め て 、 項 目 が 2点 ほ ど あ り ま す け ど 、 ま と め て 質 問 い た し ま す 。 先 月 の 市 報 に で
す ね 、 市 報 に 62の 自 治 会 、 ま た 90名 の 担 当 職 員 の 配 置 と い う こ と で で す ね 7月 1日 か ら モ デ ル
的にスタートしたということで掲載がなされました。担当されている職員の実態ですね、実施
結 果 等 が 分 か っ て い た ら 、 報 告 を い た だ き た い し 、 ま た 、 7月 か ら で す け ど 、 7月 と 8月 が 2か
月 経 過 し た わ け で す け ど 、 こ の 2か 月 間 の で す ね 実 施 結 果 等 の 報 告 が な さ れ た も の か 。 そ の 、
分かっていたら、その内容等をですねお願いいたしたいと思います。
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〇総務企画部参与(本坊佳彦)
自治会担当職員のことについてお答え申し上げます。今、議員
が お っ し ゃ い ま し た と お り 、 こ の 制 度 は 7月 か ら 実 施 い た し ま し て 今 2か 月 が 経 過 し た と こ ろ
で あ り ま す 。 お っ し ゃ い ま し た と お り 、 62自 治 会 に 90名 の 職 員 を 配 置 し て お り ま す 。 自 治 会 長
と の 面 談 を 行 い 、 7月 に つ き ま し て は 58件 の 意 見 ・ 要 望 が 自 治 会 の 方 か ら 寄 せ ら れ て お り ま す 。
その内容としましては各自治会の生活環境に関するものが多く、特に道路の改修や草払い、ハー
ド事業の意見・要望が突出をしているところでございます。なお、これらの意見・要望につき
ましては関係する所管課で対応しているところであります。
次 に で す ね 今 後 の 検 討 会 と い う こ と で ご ざ い ま し た け れ ど も 、 ま だ 7月 に ス タ ー ト し た ば か
り で ご ざ い ま し て 、 ま だ 今 7月 分 の 意 見 集 約 が な さ れ て い る と こ ろ で あ り ま す の で 、 今 後 で す
ね自治会長や担当職員それぞれ意見を聴きながらですね、また出された意見・要望に対する所
管課の様子を踏まえながら今後検討会を開催し、これからの方向について再協議をしていきた
いというふうに考えております。以上です。
〇8番議員(今村建一郎)
まだなされてないというようなことですけど、先般ですね私一般質
問でもこの件に関して質問したわけですけど、市民の期待するところは大きいというふうに考
え て お り ま す 。 職 員 に は で す ね い ろ い ろ な 要 望 、 先 ほ ど 報 告 が あ っ た と お り 、 58件 ほ ど 上 が っ
て き た と い う よ う な こ と で す け ど 、 私 は で す ね や は り 検 討 会 は で す ね 1か 月 に 1回 終 了 後 ぐ ら
いにはですねやっぱい開催した方がいいんじゃないかなというふうに考えております。前も申
し上げたとおりですね、私農協の方でこの制度をやっとったわけですけど、なかなか軌道に乗
せるのは難しいというようなことを皆さんにおっしゃったわけですけど、そういうことでです
ね ま だ な さ れ て な い と い う よ う な こ と で 報 告 が あ り ま し た け ど 、 で き れ ば 1か 月 に 1回 ぐ ら い
は実施した方がいいんじゃないかなというふうに考えております。またですね管理サイド、執
行部としましてはですね、抜打ちでも結構だと思いますけど、自治会組織の方にですね出向い
ていただきまして担当職員制をどういうふうに捉えているか、どういうふうに思っているかと
いうようなことをですね反対のサイドで意見を聴くというのも必要ではないかと思います。こ
れ か ら 今 後 で す ね こ の 制 度 に つ き ま し て は 課 題 も 山 積 す る か と 思 い ま す け ど 、 1日 も 早 く で す
ね軌道に乗してですね市民サービスに努めていただきたいというふうに思いますので、頑張っ
ていただきたいと思います。
そ れ で は 、 3点 目 で す け ど 、 農 業 の ワ ン フ ロ ア 化 に つ い て と い う よ う な こ と で 質 問 い た し ま
す。せんだってですね指宿の市議の方とお会いすることがありましてですね、ちょっと私もで
すね勉強不足でこの件に関しましてはほとんど無知の状態でしたけど、指宿行政ではですね農
業振興を図るためにどうあるべきか。またどうしたら農家への影響が少なくて済むか議論を重
ねてですね、県内でいち早くですね関係機関が一体となったワンフロア化、ワンビルディング
化 と 称 す る 所 も あ ろ う か と 思 い ま す け ど 、 今 年 で す ね 5月 か ら ス タ ー ト さ せ た と い う こ と で で
すね、初めて聴く方もいるかと思いますけど、今申されたとおりにですね県、市ですね、それ
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と 農 協 で す ね 、 の 関 係 す る 機 関 が で す ね 1か 所 に 集 ま り ま し て 農 業 、 農 業 者 へ の で す ね 業 務 ま
た業務支援を行うというような制度だと聴いております。市長の考えのですね現場主義、市民
目線、それから農業振興にはですねどうしても当市でも必要ではないかと考えられるわけです
けど、行政の前向きな取組みを今後もお願いしたいと思います。この辺をお伺いいたします。
〇産業おこし部長(上野哲郎)
農業振興におけるワンフロア化ということでございます。指宿
の今例をお話をされましたけども、指宿市とJAいぶすきが県の南薩地域振興局の指宿庁舎の
中に設置をして県あるいは市農政課、農業委員会事務局、それからJAいぶすきが、この総勢
45人 体 制 で こ の 5月 か ら 始 め た と い う こ と で ご ざ い ま す 。 県 内 に は あ と 本 年 4月 か ら さ つ ま 町 、
J A 北 さ つ ま 、 県 、 こ う い う 所 も ワ ン フ ロ ア 化 を 進 め て お り ま す 。 ま た 、 2008年 の 4月 か ら は
大崎町の農業振興センターというのがオープンをしておりまして、この中には町の農林振興課、
JAそお鹿児島大崎支所営農センター、それから町の農業委員会、それから曽於の農業共済組
合 南 薩 支 部 、 こ の 4機 関 が 入 っ て い る と い う よ う な こ と で 、 県 内 で も そ う い う 3地 区 が 現 在 ワ
ンフロア化ということでやっているところでございます。南さつま市といたしましては、本年
度組織改革の中で農林水産課、農地整備課、農業委員会、農業公社の農政部門を金峰支所の 1
か所に集約をしたところでございます。今後につきましては、県や、それからJAが南さつま
の場合はJA南さつまとJA日置ございます。この辺の関係機関・団体との意見を踏まえまし
て方向性を見出していきたいというふうに思っているところでございます。
〇8番議員(今村建一郎)
今、部長の方からですね報告があったわけですけど、当市では先の
組織改革においてですね金峰支所の方に行政サイドのですね集約は図られたような状態になっ
てるわけですけど、農業のですね担い手の育成・確保やですね農業者の多様なニーズ、また新
たな農業政策に対処するためにはですねやはり県、市、農協ですね、こういう関係機関がです
ね一体となる取組みが私は必要だと思っておりますので、農政部門のですねワンフロア化とい
うような考えでですね前向きに市長捉えていただきたいというふうにお願いしておきます。
4点 目 の 質 問 に 入 り ま す け ど 、 ジ ャ ン ボ タ ニ シ の 駆 除 に つ い て と い う こ と で で す ね 、 緊 急 雇
用 経 済 対 策 事 業 の 一 環 で で す ね 本 年 4月 か ら で す ね 6名 で 多 分 実 施 さ れ た か と 思 い ま す 。 農 林
水産課としてはですね駆除についての評価、また実施した結果をですねどう捉えているかお聴
き し た い 。 こ れ が 1点 と で す ね 。
今年度はこの事業は終わるわけですけど、ジャンボタニシにおいてはですねこう、もう皆さ
んも御存じのとおり、もう何年来もですねジャンボタニシの生息は確認されているわけですの
で、今後もですね対応をしていかなければいけないというふうに私自身考えております。そう
いうようなわけでですね今回のこのジャンボタニシの駆除につきましてはですね、私、現場の
方 から はです ね農 薬の助 成等 は、「 ジャ ンボタ ニシ の駆除 に関 する農 薬の 助成等 はで きない か。 」
というような声も聴いておりますので、この辺も含めてお伺いいたします。
〇産業おこし部長(上野哲郎)
議員もおっしゃられましたけども、国の緊急経済対策を活用し
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ま し て 5月 の 10日 か ら 7月 の 23日 ま で の 、 日 に ち と し て は 49日 間 で す け ど も 、 実 質 は 48日 間 、
市 内 に 居 住 さ れ ま す 方 を 6名 を で す ね ジ ャ ン ボ タ ニ シ 捕 獲 作 業 員 と し て 雇 用 い た し ま し て 、 二
人一組体制で早期水稲地帯を中心に個人の管理である圃場内を除いた用排水路及び圃場周辺に
つきましてジャンボタニシの成貝の駆除及び卵の除去作業を行ったわけでございます。成貝の
捕 獲 量 に つ き ま し て は 全 体 で 3,340キ ロ で ご ざ い ま し た 。 駆 除 し ま し た ジ ャ ン ボ タ ニ シ の 成 貝
につきましては全量枕崎市の内鍋清掃センターへお願いして焼却処分を行ったところでござい
ます。併せて技連会におきましても生産農業の現地指導の際あるいは収穫直後や冬場の耕種的
防除の重要性についてお願いをしてきているところでございます。こんだけの量を処理をしま
したので、来年はある程度抑えられる部分も出てきてるんじゃないかと思っております。また
卵等につきましてはかき落としをしてそのまま流すということでもう処分がされますので、そ
ういう対応をしたところでございます。
2番 目 の 御 質 問 の ジ ャ ン ボ タ ニ シ の 駆 除 の 農 薬 の こ と だ ろ う と 思 い ま す け ど も 、 こ れ に 対 す
る助成についてでございますけども、圃場内は個人で管理することを基本としてございます。
そういうことで本年度の作業といたしましても圃場内を除いた用排水路あるいは圃場周辺をし
たわけですけども、こういうような考え方から共同防除などでの生産者負担で行われている状
況等もあります。そういうことから現段階では御本人たちにしていただくということで、補助
というものは考えていないというところでございます。
〇8番議員(今村建一郎)
農薬についてはですね、個人の圃場というようなことで補助等は考
えていないというような答えがあったわけですけど、私としてはですねやはり、今回この捕獲
を実施、駆除、実施をしたわけですけど、ちょうど私もですね川畑の方にですね早期を作って
お り ま す 。 そ う い う こ と で で す ね 毎 年 の よ う に こ の 、 特 に 植 え 付 け て か ら で す ね 1か 月 間 ぐ ら
いがですね勝負です。この間にですねタニシにやられる率がほとんどです。あとは、圃場には
いるわけですけど、苗がですね成長するちゅうことで、食べられるわけですけど、被害がです
ね そ う 表 面 に 出 な い と い う よ う な こ と で で す ね 、 植 え 付 け て か ら 1か 月 ぐ ら い が 勝 負 と い う よ
うなことです。そういうことでですね今回、私も川畑早期というようなことでですね田んぼに
行ってた時に、ちょうどもう穂が出ておりました。その時にですね穂が出てですね、もう先ほ
ど言いましたように、食べられてもどうちゅうことはないというような状況ですけど、そうい
う 中 で で す ね 捕 獲 の 作 業 を や っ て お り ま し た 。 私 は そ の 6名 の ち ゅ う か 、 方 々 に で す ね 言 い ま
した、その時ですね。「おい、おいと。ここで取ったってジャンボタニシはおらんごっならせ
んどと。効果がゼロちゅうわけじゃないですけど、これよりも普通作地帯にやはり行ってです
ね、今、普通作地帯が田植えをした直後でですね被害を被っているから、そっちの方に行って
捕獲した方がいいんじゃないか。」というようなことでですね指摘をしたわけですけど、「分か
りました。」というようなことでですね、午後からは普通作地帯の田植え後の所に移行したと
いうふうに現場からは聴きましたけど、やはりですね市長が普段おっしゃっているとおり、現
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場目線、市民目線というようなこういうところをですねやはり行政サイドもですね十分に把握
しながらですね今後のこういう事業のですね結果に終わるような状態をですね努力してつくっ
ていただきたいというふうに思いますので、ひとつお願いをいたします。
5番 目 の で す ね 質 問 で 敬 老 園 跡 地 の 考 え と い う よ う な こ と で 出 し ま し た け ど 、 私 も で す ね 向
江住民の方々から子どもたちの遊び場、住民のですね、向江住民の健康と集い、憩いの場とし
てですね運動公園等のですね跡地利用は考えられないかというような相談ですね、要望を受け
て お り ま す 。 向 江 は で す ね 3集 落 、 高 城 、 平 之 馬 場 、 町 と い う よ う な 集 落 で 構 成 さ れ て い る わ
け で す け ど 、 人 口 に お い て は 1,350名 、 児 童 数 120名 と い う よ う な で す ね 実 態 な わ け で す け ど 、
跡地利用の方針としてはですね、今申されたとおりですね、前向きにですね捉えていただくよ
うお願いいたします。
ま た で す ね 、 8月 末 に で す ね 向 江 公 民 館 か ら で す ね こ の 旨 の で す ね 市 長 よ り の 回 答 が あ っ た
こと。これは私も要望を出しているということをですね確認しなかったのが勉強不足だったわ
けですけど、一般質問のですね通知書とですね前後したようなことでですね、回答、答弁は結
構かと思います。私の方にですね、こちらの方に、もし御覧になりたい方がいましたらですね、
市長の回答書がありますので、御覧になってはいいかと思いますので、そのようなことでです
ねひとつ前向きにこの件も捉えていただきたいというふうに思いますので、これをもちまして
ですね私の質問を終わりたいと思います。
〇議長(大原俊博)
次に、諏訪昌一議員の発言を許可します。
[諏訪昌一議員
〇12番議員(諏訪昌一)
一般質問席]
午前10時30分
大 き く 5点 に わ た り ま し て 質 問 を さ せ て い た だ き ま す 。
最 初 に 合 併 後 の 1市 と し て の ま と ま り を ど う 醸 成 し て い く か と 非 常 に こ う 抽 象 的 な 言 い 方 で
ご ざ い ま す が 、 市 制 5周 年 を 迎 え ま す 。 間 も な く 満 5周 年 で あ り ま す 。 市 長 は 先 の 議 会 で も 、
私の方から質しましたけれども、市民スポーツ祭を一本化して開催するほか、他の行事や団体
もできるだけ一つに統合する方向を持っているというふうに受け取っております。行事や会合
の統合は私は必要だと思います。しかし、地域に根ざした行事は、先にも申し上げましたが、
そうそう統合できるものではないというふうに思っています。ちなみにですね旧加世田市は昭
和 29年 に ス タ ー ト し て い る わ け で す け れ ど も 、 今 か ら 10年 ぐ ら い 前 に 、 こ れ は 前 に も こ の エ ピ
ソ ー ド は 申 し 上 げ た こ と が あ る ん で す が 、 市 民 体 育 大 会 に お き ま し て 小 湊 1位 、 益 山 2位 、 万
世 3位 と い う 年 が あ り ま し た 。 そ ん 時 に あ っ ち の テ ン ト か ら も 、 こ っ ち の テ ン ト か ら も 「 わ あ 、
旧 万 世 町 が 独 占 し た が 、 こ ら 。 」 と い う 声 が 聞 こ え ま し た 。 合 併 50年 近 く な っ て も 旧 万 世 町 と
いう意識が残っている。そして、また対抗意識、地元意識というものが残っている。合併とい
うのは、こら難しいもんだなあというのをこの今回の合併の前に強く感じ、改めて感じたとこ
ろ で あ り ま し た 。 そ う し た と き に 市 民 ス ポ ー ツ 祭 の 1か 所 開 催 が あ る わ け で す が 、 聴 く と こ ろ
によりますと、「文化的な行事も統合しよう。」という声が出ているやに聴いております。そこ
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で質問ですけれども、あり方検討委員会でいろんな行事・イベントの統合を進めるという基本
的 考 え 方 に は 私 は 賛 成 し ま す け れ ど も 、 そ の 際 単 に 一 つ に し て い く 、 単 に 1か 所 で 開 く と い う
方向でいいんだろうかということをひとつ考えていただきたいと思うわけです。私が推進すべ
きだと考えるのは、各市、町がここ二、三十年の間にほんとにこれでもか、これでもかという
ぐらい増やしてきた行事、つくってきた行事、前の担当者があるのを行事をつくって、次の担
当者がその行事を何とか定着さして、これはもう走り出したら、それは新たに来た担当者はま
た別な行事をつくるというような形がですねあったのではないか。そして、また同時に会合な
どはほぼ同種であるにもかかわらず、旧加世田市時代に同趣旨のものは教育委員会サイドと市
長部局と違ったものでも統合してもらったりしましたけれども、そういう目的は同一にしてい
るものは統合すべきだということであります。そこでそれと反対する、それに全然趣旨の違う
市民に根ざした行事、その地域において行われてこそ老若男女が参加できますし、そのことが
行事本来の効果を発揮して地域活性化に役立つわけであります。市としてできることは、先の
6月 定 例 会 で も 申 し 上 げ ま し た け れ ど も 、 環 境 整 備 と い う こ と が 市 の 一 体 化 の た め に は 、 そ の
ためのアクセスを良くするとかいう環境整備ということが優先されるのではないかというふう
に考えます。もっとも、聴くところでは、市長はこの辺りの基本的考えは私と一致している部
分が大であるというふうにお聴きしているわけでありますが、その辺りについて確認をさせて
いただきます。
〇市長(本坊輝雄)
ただ今の質問でそのいろんな行事などを一つにしていく方向でいいんだろ
うかというようなお尋ねでございますが、ちょっとイベント・事業あり方委員会のことについ
て触れさしていただきたいと思いますが、地域の行事に対する考え方について、御承知のとお
り、現在市が関与するイベントや行事等についての見直しを今行っているところでございまし
て 、 本 年 度 は 市 の 方 が 関 与 い た し て お り ま す 115の イ ベ ン ト に つ い て 庁 内 に お け る 内 部 検 証 を
行っておりますとともに、一部の事業・イベントにつきましては、新たに設置しましたイベン
ト・事業等あり方検討委員会において今外部の検証を行うことといたしております。あり方検
討 委 員 会 に つ き ま し て は 第 1回 目 の 会 議 を 8月 に 開 催 し ま し て 七 つ の イ ベ ン ト に つ い て 様 々 な
角 度 か ら 意 見 を い た だ い た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 今 後 も 月 に 1回 の ペ ー ス で あ と 3回 の 開 催 を
予定いたしておりますが、このあり方検討委員会で出されました意見等を参考に今後それぞれ
のイベント・事業について見直すものは見直しながら市の方向性を今整理していきたいといた
しておりますが、整理の仕方なんですが、いろんな考え方があるかと思いますが、単にそのイ
ベントを廃止をするとか、統合するとか、そういう視点だけでなくしてですね、市民の大切な
財源でありますので、経費の使われ方がどうであるとか、イベントを、いわゆるそれを運営す
る中でのですね役割の分担、役割のあり方はどうなのか。そういうところも指摘をさしていた
だきたいと思っております。今回のイベントの見直しは、今後の市政のあり方、そして、また
行政改革によって職員の削減も進められていく中で歳出の抑制を図ることも目的の一つではあ
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りますが、もっと大切なことはまちづくりの様々な分野におきましていわゆる行政と市民の役
割分担を明確にすることを目的として実施をいたしておりますので、市が丸抱えの状態にある
イベントにつきましては根本から見直しを行っていきたいと。丸抱えでいいのかどうなのか。
地域として、また団体としての関わりをもっとこう持つべきじゃないかとか、そういうこと等
も考えていきたいと思っておりますし、市が丸抱えでなくですね、これまでも市民の皆さん方
が自主的に自発的な一つの大切な我が地域の、我がふるさとの行事として取り組んできたもの
につきましては、これまでと同様にですね、そのイベントが持つ歴史的な背景や地域における
役割がそれぞれございますので、必要な見直しも行いながらもこれからも大事に育てて参りた
いと、そういう部分も持っているところであります。
それから、環境整備につきましては前回の質問でもいただきましたが、それぞれ地域におい
ては道路事情、生活道路が十分でない所等もございますし、また大切な安心で安全な生活用水、
水を飲めない地域も時としてあるようであります。そういう所につきましても今後ですね、今
回簡易水道の地域の見直し等も御提案いたしておりますが、そういうこと等も含めて今後取り
組んでいきたいと思っております。
〇12番議員(諏訪昌一)
その七つのイベント、論議されている中身を出したら、そこの検討
委員会の中での論議のいろいろな妨げになったりするといけませんから、それは結構ですが、
そのイベントは何であるのかということは出せるもんなら出していただきたいんですが。
〇秘書広報課長(松原哲郎)
第 1回 の イ ベ ン ト ・ 事 業 等 あ り 方 検 討 委 員 会 で 検 証 い た だ い た イ
ベントにつきましては、健康と福祉のつどい、それから笠沙アートフェスティバルin南さつ
ま、それから自主文化事業、それから各地域の文化祭について御協議・御検証をいただいたと
ころです。
〇12番議員(諏訪昌一)
だから、ちらっと耳にするところによりますと、そういう各地で開
かれてきているものを統合したらどうかという、例えば、今、文化祭という話が出ましたけれ
ども、それまで地域の高齢者の方が自転車でも行ける、歩いてでも行ける方もいるし、ちょっ
と遠い方は送ってもらったら行けるという形で、少なくとも、こういう話があるんですね。都
会 の 人 は で す ね か ね て 通 勤 に 1時 間 も 、 2時 間 も 使 っ て ま す か ら 、 何 か 自 分 の そ の 趣 味 の 分 野
あ る い は 生 き が い の 分 野 、 生 涯 学 習 の 分 野 を 、 興 味 の あ る 分 野 を 行 う の に 1時 間 や 1時 間 半 ぐ
ら い の 距 離 は も の と も し な い わ け で す ね 。 と こ ろ が 、 地 方 の 方 々 と い う の は ど う し て も 15分 か
か る ん で す か と い う 状 態 に な る わ け で す 。 ふ っ と 考 え る と た っ た 15分 な ん で す 。 で も そ の 人 に
と っ て は も の す ご い 15分 な ん で す 。 だ か ら 、 そ の 辺 り が で す ね 、 ま し て や で す ね こ の リ ス ト ラ
とかですね、この不況によって仕事が減った。ワークシェアリングでこうやって事業をこなし
てきた方々が、それがリストラによって減る。減ると残った職員の方々が今度は残った仕事を
や ら な く ち ゃ い け な い か ら 結 局 は ま た 7時 、 8時 、 9時 ま で 超 勤 を す る と い う 状 態 の 中 で 、 じ ゃ
あ そ れ か ら 市 民 大 学 講 座 に 行 く の か と い う よ う な こ と も 起 き て る わ け で す よ ね 。 15分 、 20分 、
- 80 -
遠いいうことになるわけです。つまり自分で運転して行くことのつらさちゅうことがあるわけ
ですね。そういった人たちが集まって自分の地域の行事、だから、これはもうこれまでも毎年
1回 の こ と だ か ら 楽 し み に し て ま し た よ と い う 行 事 は 、 や っ ぱ り そ の 行 け る 距 離 で 実 施 し て こ
そ、その地域はそれまで辛うじて保ってきた活性、活性化じゃないですね。活力が維持できる。
そ れ を 例 え ば 1か 所 開 催 し て 、 例 え ば 、 じ ゃ あ 文 化 祭 を 例 に と り ま す と 、 1か 所 開 催 し て 坊 津
からどうやって来ましょうかとか、野間池からどうやって来ましょうかという人たちたくさん
いるわけで、じゃあ回そうかという話もありました。今まで広域文化祭というのがありまして、
この川辺郡ずうっと回ってたんですが、それはもう廃止の方向は出されてるんですけども、ま
だ相変わらず声は出てますが、そういったもののように、それぞれの市、町の文化祭はそのま
ま残しながら、それぞれの市、町を、くじでも、回り番こでもいいですから、代表する人たち
を何団体か選んで、それを今回は加世田でね。今回は金峰でね。今回はどこでって回すことに
よって、ああ、ああいうのもあのまちにはあるのか。ああいうのもあの市には、旧加世田市に
はあったのかとかいうのをお互いに知ることをつくっていく。まさにお互いを知ること。それ
が先じゃないのかなあと思うわけですね。先ほど市長の答弁の中で「丸抱えの行事は根本から
見直す。」、確かに丸抱えの所はあります。それから行事によっては健康と福祉に抱き合わせる
ことによって経費を出すことができてその地域の文化祭が活力を持っていた所もあります。児
童のことだからと言ってそこに大量の補助を出していた所もあります。それから、更に、お年
寄りのための行事だから、これは全額町が負担していたという所もあります。今、自主文化事
業の中でそれらは若干のチケット代をいただきながら、しかし、ホールが小さいですから、
1,500名 も 、 2,000名 も 入 る ホ ー ル じ ゃ な い で す か ら 、 ま ず 相 当 な 金 額 を 取 ら な い と ペ イ し ま せ
ん 。 相 当 な 金 額 を 取 ら な い と ペ イ し な い 。 5,000円 も 、 1万 円 も 取 ら な い と ペ イ し な い 。 と こ ろ
が 、 こ の 地 域 の 住 民 は チ ケ ッ ト 代 が 2,000円 超 す と な か な か 払 い ま せ ん 。 行 き た い 。 払 え な い
人 も い る ん で す ね 。 こ こ で 2,000円 出 す と 、 い や 、 こ ん 前 2,000円 買 っ た ば っ か い だ か ら 、 今
度 の 2,000円 は ち 、 こ う な る わ け で す ね 。 だ か ら 、 や っ ぱ り 丸 抱 え し て い た の を 、 少 な く と も
じ ゃ あ 1,500円 は 負 担 し て い た だ く よ う に し ま し ょ う や と 。 で も た っ た 300人 し か 入 ら ん か ら 、
ペイまでは遠いから、その分は負担しなければならないという実情があるわけです。じゃあ地
方の人間は、立場は変わって文化協会だってできるだけ安く、できるだけ、鹿児島県内にいる
セミプロなり、アマチュアで安くてすごい腕前の人たちなんか来てもらう努力をしようという
論議も始めてますし、そういったことでそういう努力を一方では後押ししながら、できる所は
最大限、ここまで削るけれども、補助はしていって、そこの所、何とかそこで歩み寄りをして
いきましょうねということを関係者ともきちっと論議してやらないで、もう一律バサッとこう
切っていかれたりすると、ああ、そうですか。じゃあ、昨日体育施設という話が出ましたけれ
ども、南さつま市は体育施設はものすごく充実してますけど、文化施設は、いいホールという
交渉を前市長の時に、それから前々市長のころから相当期間にわたってやりましたけれども、
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文化施設はできずに、加世田市時代に結局中途半端な施設ができて、更にまたそれをこうして
くれ、ああしてくれと言うと、「いや、それは文化の施設ではない。これは福祉の施設だ。」と
言われ、もうぼろくそ言われながら、そんな中途半端な平土間の施設を造るんだったらもうホー
ルは要らないというところまで交渉をしても造ってきた。一度計画したものは止まらないし、
行政は、無駄だと思っても。だから、そういうことなんかもあるわけですからお互いに歩み寄
るという論議をきちっとしながら進めていただきたいな。だから、丸抱えだった所はうん十年
にわたって丸抱えだったわけですから、財政きついからバサッじゃあ融合は図れないんじゃな
いのかなと思います。その辺りちょっと、ものすごく抽象論になりましたが、でも具体的な例
もいくつも挙げましたが、市長どう考えられますか。
〇市長(本坊輝雄)
諏訪議員におかれましては特に文化協会を例に挙げて御質問されましたが、
日ごろから本市の文化事業に本当に多大なお力添えをいただいておりますことに厚くお礼を申
し上げたいと思っております。今回のイベント・事業のあり方検討委員会は、よく国がやって
いる、テレビを通して受け止めておりますこれは廃止、これは継続というそういうバッサリす
るものではございませんで、先ほど申し上げましたように、イベントを廃止をするとか、統合
するとかというだけでなくしてですね、経費の使われ方がどうなのか。それからこの役割はど
うすればいいのか。このまま市が全部やってるじゃないかと。いや、これは地域としてもやる
べきじゃないかとか、そういうこと等をひとつ御提案をいただくということでありまして、あ
くまでも地域、そして、また、これを支えてきた、その事業と共に歩んできた背景があります
ので、そのことにつきましてはそれぞれの関係の皆さん方とよく相談をしながら今後協議がな
されると思っておりますが、一つの考え方としての外部の意見等も含めてですね日ごろ私ども
が気づかない部分、当たり前のように時を過ごしてきた部分につきましてですねやっぱり指摘
を受けますと、あっ、そうだなと、こういうことも改善しなくちゃいけないなあとか、ああ、
そうだなあと。何か事業をするということが目的で、必要なことが、手段と目的を履き違えて
いることもあるんじゃないかとか、人集めのための予算を組まなきゃならないとか、何かそう
いう部分でのですね、本当にこの事業がどうあるべきなのか。地域の皆さん方とどんな関わり
を持たせるべきなのか。そういうこと等も検証する意味での大変いい機会に今なっているので
はないかと思っておりまして内部含めて外部の皆さん方の御意見を承っておりますので、今後
と も 、 今 第 一 期 の 一 つ の 仕 分 け の 御 意 見 等 を 承 っ て お り ま す 。 1期 が 健 康 ・ 福 祉 ・ 文 化 と い う
部分でございましたので、次の第二期は産業、そして、また、いろんな複合のいろいろと行事
等、そして次の第三期はスポーツ関係、その他ということで、ひとつそれぞれ仕分けをしなが
ら御意見をいただく。そして、また総合的に御意見いただくと。そういう段階的なものとして
今後それぞれの御意見聴きながらですね、やはりこれからのやっぱりあり方についてお互いが
御理解をいただきながら、この一体化されたその南さつま市の中でこのイベント・事業の役割
をですね検証するいい機会になっているのではと思っておりますので、どうか御理解賜りたい
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と思います。
〇12番議員(諏訪昌一)
分かりました。よく理解できました。是非関係者との協議を何回も
繰り返しながら進めていただきたいなあと思うわけでですね。実は先日行政調査に赴いたある
市でですね市の一本化のためにいろんなことをやったそうです。行事を一つにしようとしてみ
たり、何かもういろんなことをやったけど、全然うまくいかない。何でか。参加者が言えば義
務的に出てくるとかですね、いろんなことでうまくいかない。じゃあどうしようかとしたとき
に、心の合併推進室というのをつくったそうです。ああ、そうかと。それぞれの地域がそれぞ
れの地域でやってきたこと、それぞれの団体がそれぞれの団体でやってきたことはそのまんま
を尊重しながらまず交流してみようや。ああ、あの町にはあんな優れたことがあったのか。私
の町にはそんなことなかったよね。いや、あの町はそんなことを甘えてやってたの。じゃあ何
が足りないの。何を、我々は何かお手伝いできることはないの。それをお手伝いしたら、そん
な行政に丸抱えで頼らなくてもいいんじゃないのというようなことをですね進めていくことが
心の合併じゃないかなというふうに思うわけです。是非そういったことも含めてですね地域や
背景、まさに市長がおっしゃたように、地域や背景、関係者との協議というものを是非尊重し
ていただきたいと思います。決して抵抗勢力ではなく、ですが、車の両輪ですから、交わると
車は引っくり返りますので、交わりはしませんけれども、といって抵抗でもなくという気持ち
で論議にさしていただく。一つだけお褒めの言葉をいただきましたが、文化的な活動で積極的
にというくだりですが、ただ私は好きでやっているだけですので、仕事でいろんなストレスが
出合って悪玉コレストロールが溜まったものを、趣味で溜まった善玉コレストロールで消して
いくという作業を続けているだけですから、好きなものは皆さんそうだろうと思います。とい
うことで是非そういうストレスを発散する道を、それぞれのスポーツであれ、文化であれ、あ
るいは伝統行事であれで一生懸命自分の一つの生きがいにされている方々の思いというのを受
け止めて協議を進めていただきたいと思います。
次に進みます。万之瀬川河口の天然記念物の活かし方をどう考えているかということであり
ますが、万之瀬川河口の一帯が天然記念物に指定されて遊歩道が整備されました時、市として
も学校教育や社会教育などに活かしていこうという話を前市長がされたわけであります。私は
そのことには非常、ああ、そうでないと、せっかくそういう指定までされたことプラスに動か
ないじゃないかと、作用しないじゃないかということですねを思っていた時でしたので、大変
い い 発 想 だ と 思 っ た わ け で あ り ま す が 、 と こ ろ が 、 問 題 点 が い ろ い ろ あ り ま し て 、 そ の 1は 、
そのどう活かされているのかちゅうのは後で聴きますけれども、遊歩道の整備が行われた後は、
担 当 課 も 確 か 年 に 1回 ぐ ら い 草 払 い し て い る と 思 い ま す が 、 地 元 で も ち ょ こ ち ょ こ っ と や っ た
りしているんですが、余りにも、特に今年などは草の生えるスピードが速過ぎて追い付かない
わけですね。加えて河川改修がストップしたままなもんですから、新堤防がきて、旧堤防が残っ
ている所をですね、新堤防が進むということで、こっちの作業をしなくなったんですね、旧堤
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防の方。ですから、ここ草ぼうぼうのままなんです。草ぼうぼうのままですから小さな低木も
生える。何だかんだ倒れる。何が起きるちゅう、崩れたり、石組みが緩んだりしてですね非常
に危険な状態になっているということでですね問題があるわけです。今言いました河川改修が
ストップした時にもですね、最初ストップした時は、やあ文化課が、やあ絶滅危惧種が、やあ
何がと言ってストップしとったんですが、文化課のせいしては失礼ですが、「文化課がそう言っ
ているから止まった。」と言ってたんですが、じゃあ線引きしてそのこっち側をしたらよちゅ
う話でですね天然記念物の所まで話が進んだわけですけれども、じゃあ線引きされたから良かっ
た。堤防が進み始めたと思ったら、あそこの所で止まってしまいまして困ったもんだというふ
うに思っております。「県の財政が非常に厳しい厳しい。」と言われましたが、先日あらましの
数字を聴かしてもらいましたら、平準化されてきているじゃないのというふうに思います。大
分改善されてきていると思いますが、特にそういった中では人命に関わる部分は最優先すべき
じゃないかなあと。根占の方で大きな災害もありましたけれども、そういう緊急に必要なもの
もありますが、あれは激特で云々となっていますが、そこで質問ですが、先ほど言いました学
校教育、社会教育など実際どのように活かされているのか。自分とこの学校だけでなく、対外
的にこんな天然記念物、こんないいのがあるんですよ。是非見学に来られませんかという対外
的な広報も含めてありましたらお聴かせをいただきたいと思います。
それから、環境整備についてどういうふうに考えているのか。つまり草刈りですね。それか
ら、あそこに私ども地元の力だけでは捨て切れないような粗大ごみなどですね。地元の協力を
どう要請、若干の協議はあったということでした、地元でも。ですが、それ以上の進展がなく
てやっぱり草ぼうぼうの状態であります。それら全体をスッキリさせるためにも、河川改修が
進まないと雑然とした感じがずうっとこのまま続くわけですが、こういった問題をどういうふ
うに考えられるのか。あるいは県の方に質しているのかお尋ねをいたします。以上です。
〇教育長(出口定昭)
天然記念物の活かし方はどう考えているかということでございまして、
特に学校教育・社会教育などでの実際はどうかということでございますので、お答えいたしま
す 。 平 成 19年 2月 に 国 の 天 然 記 念 物 と し て 指 定 さ れ た 万 之 瀬 川 河 口 域 の ハ マ ボ ウ 群 落 及 び 干 潟
生物群集に係る学習活動について答弁いたします。学校教育におきましては、ふるさとや自然
に親しむ活動として南薩少年自然の家等を利用した宿泊学習でハマボウや干潟生物、野鳥の観
察学習を本市内の学校にとどまらず実施しております。また、カヌー利用による探訪活動も一
つのコースとしてプログラム化されていることから自然の家の特色ある活動となっております。
また、社会教育におきましては、市民大学講座の南さつま探訪や児童生徒を対象にした文化財
探検隊事業の見学・研修コースの一つとして位置付けており、受講した方々や参加した子ども
たちは本市のハマボウが全国でも最大規模の群落を形成していることを実感しているところで
ございます。また、本年度は福岡県の保護団体等の研修視察受入れや交流活動をはじめ、先月
末には鹿児島大学のボランティアサークルを中心とする自然交流ツアーでもカヌーを体験して
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ハマボウやハクセンシオマネキ観察するなどしております。PRの重要性のことでございます
けれども、保護団体との交流や南さつま少年自然の家や南薩振興局との連携も図っているとこ
ろでございますが、更にホームページなども一層充実させ、これまで以上に積極的なPRが必
要であるというふうに考えております。
次に、周辺環境の整備についてでございますけれども、毎年開催しております砂の祭典の前
に市民ボランティアの協力により実施しておりますクリーン作戦では、本年度も多くの皆様方
にハマボウ群落の清掃活動に積極的に取り組んでいただき成果を上げていただきました。周辺
の草払いや雑木の伐採につきましては定期的に年四、五回は行っておりますけれども、近辺の
自治会からは環境整備等に係る協力の申入れをいただき独自の活動をしていただいております
けれども、今後は、御指摘のとおり、年間を通した共同の作業が必要と思われますので、その
実現に向けて協議をいたし、連携強化を更に図って参らなければならないと痛感しているとこ
ろでございます。
〇建設部長(山下和隆)
私の方から、この河口の天然記念物の活かし方の中の河川改修という
ことでなくて、現在県で進めております河川改修の基本的な考え方を申し上げさしていただき
ます。振興局と現場も検討をしながら今後の改修計画について詳しく説明を受けたところでご
ざいます。万之瀬川の河川改修につきましては、議員御承知のとおり、厳しい財政状況の中、
計画降水量に対し河川断面の不足している所から優先的に本万之瀬川では整備を進めるという
基 本 的 な 考 え 方 を 持 っ て お り ま し て 、 20・ 21・ 22年 度 に つ い て は 花 瀬 地 区 、 23・ 24年 度 若 し く
は 25年 度 に か け て 宮 崎 地 区 、 そ し て 25年 度 以 降 、 し 尿 処 理 場 か ら 万 之 瀬 橋 ま で の 間 の 整 備 を ば
実施をしていきたいということでございまして、ただ今、議員の方から申されました箇所につ
きましては基本的には河川断面は足りているということで現段階での明確な改修時期について
は明言はできないという内容であったことを報告をさしていただきたいと思います。
〇12番議員(諏訪昌一)
はい、大変あれが、研修なんかもよくされているということ。私な
んかが捉えている以上にあったんだなということで驚いていますが、その福岡の保護団体とか、
そういう対外的なものが来れた時には、是非地元へのそのそういういろな交流還元なんかも事
前に組めるものがあったらやった方がよりやっぱり地元に対する誇り等にもつながっていくじゃ
ないのかなと。何かこう教育委員会とこう自然の家とこうその関係者、ポコッとこの穴の空い
た所に私どもは何か据え置かれているような感覚を覚えますが、そういったことも努力をして
いただけたらと思いますが、それなりにやっぱり活動としてやっておられることに敬意を表し
たいと思います。
環境整備についても前向きの答弁でしたので、それで結構ですが。ということをきちっとや
るためにも、あのままじゃあ危ないという、部長に申し上げても、部長も多分同感だというふ
う に 思 っ て お ら れ る と 思 い ま す か ら 、 25年 度 以 降 い つ に な る か 分 か ら な い と な る と 、 28年 度 ぐ
ら い か ら 、 こ の 年 数 で い く と 8年 度 ぐ ら い か ら か 、 30年 度 ぐ ら い か ら か 。 堤 防 が 持 つ の か な 。
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新堤防ができた所がですねもう既に、担当課御承知のとおり、穴が空いたりとか、それから間
知を積んである所の下が抉られたりとか、間知を積んである所の先が巻く所の水で先がまた抉
られて、そこもまたしなければならないという次から次に後追い的に事業が増えてるわけで、
ましてやその、断面不足は分かりますが、河川改修は下からするものという、そこを丈夫にし
なければ、上を広げたら、そこが大量にきたら下のあの弱くグワグワになってしまった堤防が
耐えられるのかなあと思う場所があるわけですよね、今草ぼうぼうで見えないから皆さん気づ
かれないでしょうけれども。その辺りについて市長、県に対して何か働き掛け含めて考えられ
ませんか。それが生きて地元も、さあ、定期的に堤防の草払い、地域の環境整備きちっとやり
ましょうと、積極的に日常の活動に入れましょうというところが出てきて、そしてこっから先
いじるなよと、こっから先は自然のままがいいという野鳥の会からの申入れもあるから、こっ
ちから先はそのままよというところとのきちっとその、昔の里山と集落との境目じゃないです
けれども、そうやりながらくっきりとしている中で来られたお客さん方も、ああ、いい所だね
というふうにつながっていく。そして今ある自然がまさに活かしていけるというふうに思うわ
けですが、市長その辺りの河川改修についての部分だけ、答弁がありましたら、お願いします。
〇市長(本坊輝雄)
万之瀬川の河川改修につきましてはこれまでもそれぞれ皆さん方のお力添
えをいただきながら取り組んできているわけでありますが、本当に限られた財源、特に川内川、
米ノ津川の激特がございましてからは非常にこちらの方の財源の確保が縮減いたしている現状
等もございます。しかしながら、私ども精一杯地元の課題は課題として県の方に届けて参りま
すが、やはり下流からやることが当然としつつも、また上流は上流として村原橋付近、また第
二万之瀬橋付近含めましてですねそれぞれ課題等があるわけであります。そういうことであり
ますが、総体的に事業費の確保については、これまでもですが、これからも努力をいたして参
りたいと思っております。とりわけ南薩衛生管理組合が管理いたしておりますし尿処理センター
の河川改修等もございまして、これも補償費の確保をお願いしていかなければならないという
ことでございまして、基本的には下流の方からというのが諏訪議員の御指摘のとおりでありま
すが、そういうこと等もございまして総合的に整備費の確保に、また補償費の確保にお願いを
していかなきゃならないと思っているところでございます。
〇12番議員(諏訪昌一)
過去下流域がきちっとされないままに上流域の基盤整備がどんどん
どんどん進んで降った雨が用水路、排水路を通じてどんどん下流に、河川に流れ込むようにな
り、あれを、広葉樹を大事にしない、針葉樹をばんばん植えていく。したがって、山の保水力
がなくなる。林道ができる。林道に側溝ができる。どんどんどんどん水が流れ込むために水害
の原因にもなりましたし、また、雨が降ったら、かつてはものすごう時間がかかったのに、 2
時間ぐらいで一気に下流域には水がくるわけで、そういう、そして普段は今度は流れている水
が少ないから砂の供給は海岸に足りなくなってくることも私はあの吹上浜が大きく減退した大
きな要因であるというふうに信じておるわけでありますし、その辺りも含めてですね是非いろ
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んな角度から要望を出していただきたいということを申し上げ、次にいきます。
今後の砂の祭典の考え方ですが、先の全員協議会で示された考え方を拝見しましたので、基
本的なことは分かりました。場所を移して長期間開催したいということでありますし、ただこ
れを読んだ時に次のような疑問が沸いてくるわけです。これまでも、昨日も指摘されましたけ
れども、渋滞がひどく、駐車場の容量問題も含めて改善できるのでしょうか。図面見ると、こ
こを一方通行にするとかですね、こちらからの流れはこちらへ、あちらからの流れはあちらへ
というその一つのルートを考えている部分もあったわけですが、改善できるんだろうかという
疑問、それから、木花館から真っすぐ延びております道路は農作業に従事する人がですね、こ
れも昨日出されましたですかね、障害になったり、事故の原因になったりはしないのか。砂の
祭典の時期に私も県外から、県外じゃない。市外からのお客さんを迎えるためにあそこを走っ
て行ったこと何回もあるわけですが、やっぱり農作業の車がいます。ですから、邪魔にならん
の か な と 、 事 故 に は つ な が ら な い の か な と 。 3番 目 に 、 海 浜 公 園 や ガ ン バ リ ー ナ 地 区 と の 連 携
があったわけでありますが、歩いては遠い、自転車を貸しても遠い、車ではもう馬鹿らしいか
ら、渋滞で悩んだから、もうこゆ見た時な帰ろうとならないのかなと。この問題はどうするの
か 。 そ れ か ら 23日 間 と 言 い ま す け れ ど も 、 あ の 資 料 で は で す ね 20日 ぐ ら い と い う 話 も 聴 き ま し
たが、どう来場者を確保できるのか。エージェントによるツアーの商品化というのもありまし
たが、エージェントが客を呼んでこれない理由に「会期が短いですからねえ。期間が短いです
かねえ。もっと長けりゃ呼べるんですけどねえ。」と言ったのを額面どおり受け取っているの
かなあ。額面どおり受け取って、果たしてそれでいけるのかなあという疑問もまたあります。
そして、また出店者もそんな本業を留守にするわけにいかない。これらの問題についてどう考
えておられるのかお尋ねいたします。
〇市長(本坊輝雄)
吹上浜砂の祭典についてのお尋ねでありますが、吹上浜の砂を活用したこ
の 日 本 で 初 め て の 砂 の 彫 刻 を メ イ ン と す る イ ベ ン ト が ス タ ー ト い た し て は や も う 23年 余 り に な
るわけでありますが、官民一体となってこれまで手作りの運営で開催をして参りましたが、こ
れまで全国に日本三大砂丘と言われながら、吹上浜のイメージというのは余り知られていなかっ
たのではないかと思っておりますが、その砂の祭典を通じて砂の文化の情報発信基地としての
イメージがクローズアップされてきたのではないかと思っておりますし、砂の芸術を通じて人
と人とのつながり、また郷土愛を育てて人づくりや地域づくりに大きな成果を上げてきたと思っ
て お り ま す 。 今 年 は 、 特 に 2010は 天 気 に も 恵 ま れ ま し た の で 、 県 内 外 か ら 18万 8,000人 の 御 来
場をいただき、集客力といたしましても本県のゴールデンウィークでは最もお客さんが来たイ
ベ ン ト と し て 高 い 評 価 を い た だ い た と こ ろ で あ り ま す が 、 こ の よ う な 中 、 来 年 の 3月 に 九 州 新
幹 線 が 全 線 開 業 い た し ま す し 、 全 国 都 市 緑 化 か ご し ま フ ェ ア が 、 「 花 か ご し ま 2011」 が 3月 18
日 か ら 5月 22日 ま で 66日 間 鹿 児 島 市 を 中 心 に 開 催 さ れ る こ と に な っ て お り ま す の で 、 何 と か こ
の関連としてのお客様の入りを是非南さつま市の方にも呼び込んでこの観光振興若しくは地域
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交流の絶好の機会であるのではと思って役員会の中で決定をさしていただいたところでありま
すが、それぞれ相乗効果が図られるよう今後努力をいたして参りたいと思っておりますし、特
にまたこれまでの砂像の大変成熟した技術を皆さん方にお見せしたいのもありますが、もう一
方では農商工の連携を図りながら市民が参画をして市民が主役となるような地域交流の場、経
済交流の場として新たな産業おこしにつなげることができたらと思っているところであります。
詳細につきましてはそれぞれ担当部長に答弁いたさせますが、交通アクセス等につきまして大
変渋滞を起こすのではないかとか、日常生活にいろいろと支障が出てくるのではないかという
ような地域の関係者の皆さん方からも御指摘もされております。その点につきましては、これ
までもガンバリーナかせだ地域で開催していた時、そして、また、遡れば新川海岸で開催して
いた時等も含めましてそれぞれ反省点もございます。その点も踏まえましてできるだけ地域の
皆さん方の御心配を払拭できるようにです地域の皆さん方と現地でよく説明をしながら、いわ
ゆる迂回路であったり、その時の道路事情等を想定しながらそれぞれ努力をしていきたいと思っ
ておりますが、何はともあれまだ現段階での話であります。大枠の話はできますが、今後実施
本部等を立ち上げて細かい誘導策等についても協議をしていきたいと思っておりますが、今の
時点で想定できること等につきましては地域の皆様方としっかりと協議して参りたいと思って
おります。あとは詳細につきましては担当部長に答弁をいたさせたいと思います。
〇産業おこし部長(上野哲郎)
4点 の 質 問 で あ っ た と 思 い ま す 。 お 答 え を さ し て い た だ き た い
と 思 い ま す 。 駐 車 場 に 関 し て で ご ざ い ま す け ど も 、 こ れ ま で の 祭 典 会 場 に つ き ま し て は 4か 所
の 臨 時 駐 車 場 と 県 立 吹 上 浜 海 浜 公 園 の 駐 車 場 約 2,000台 を 駐 車 ス ペ ー ス と し て 確 保 し て ご ざ い
ました。駐車場が分散しており、会場から離れた駐車場もありましたことから、来場者をシャ
トルバスで送迎する際時間を要するとともに、来場のピーク時など駐車場へのスムーズな案内
が難しい面が見られました。このことが交通渋滞の主な要因と考えております。また会場への
主 要 な 交 通 ア ク セ ス が 県 道 20号 線 の み で あ る こ と も 要 因 の 一 つ で あ っ た と 考 え て お り ま す 。 来
年度祭典会場として活用を計画しております金峰レクの森につきましては、祭典会場と同じ敷
地 に 大 型 の 駐 車 ス ペ ー ス 、 約 700台 を 想 定 し て お り ま す が 、 こ れ を 確 保 い た し ま す と と も に 、
会場近くの草原町運動公園周辺の駐車場等を活用する計画でございます。駐車場から会場への
移動については使用時間やシャトルバス運行に係る経費の削減などにより改善が図れるものと
考 え て お り ま す 。 ま た 会 場 へ の ア ク セ ス に つ い て は 、 鹿 児 島 市 方 面 か ら の お 客 様 を 県 道 20号 線
の第二万之瀬橋手前から市道工業団地線を経由して会場に案内するルート、日置市方面からの
お 客 様 を 国 道 270号 線 の 道 の 駅 き ん ぽ う 木 花 館 の 前 か ら 市 道 池 辺 高 橋 線 、 高 橋 塩 屋 堀 線 を 経 由
して会場に案内するルートを考えております。二方向からのアクセスによりスムーズな車の流
れを確保することで交通渋滞の解消緩和を図りたいと考えております。
そ れ か ら 、 3点 目 で ご ざ い ま す け ど も 、 砂 の 祭 典 の 会 場 を 金 峰 レ ク の 森 に 変 更 し た 場 合 に 、
これまでの会場周辺にあります観光施設との連携についてでございますけども、砂の祭典会場
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が移りましても、これらの施設とは十分な連携を図る必要があると考えております。県立吹上
浜海浜公園についても今後もサテライト会場として砂像の展示あるいは関連イベントを開催す
るなど相互の来場者の回遊を積極的に図りたいと考えております。また、るぴなす、さんぱる、
ゆうらく、かせだドーム、万世特攻平和祈念館などの各施設につきましても情報発信、PRの
協力など連携を図りますとともに、パンフレットや看板等により来場者への案内を十分に図り、
周遊できるコース設定をするなどお互いに相乗効果が得られるよう取り組んで参りたいと思い
ます。それに加えまして現在の会場でありますガンバリーナかせだ地区と金峰レクの森は、お
話もございましたが、吹上浜砂丘自転車道で結ばれております。自転車を活用し周辺地域を回
遊する企画なども検討をして参りたいと考えているところであります。
次に、来場者の確保でございますが、長期的開催に向けてこれまで以上にツアーの誘致に力
を入れたいと考えております。関西地方や中国地方、福岡方面などへのPRのエリアを広げ、
エージェント等へのツアーの企画制作等を働き掛けていきたいと考えております。また、飲食、
物産関係の出店でございますけども、具体的には今後実施推進本部を立ち上げて各部会におい
て検討をお願いすることになりますけれども、長期開催については初めてでございます。飲食、
物産店関係の出店に関しても課題があると思っております。業者の皆様が出店しやすい環境や
条件の整備などにより、よりよい販売態勢の検討を行って参りたいと思っておりますが、でき
るだけ早く推進本部を立ち上げてこれらについて協議を進めて参りたいというふうに思ってお
ります。以上でございます。
〇12番議員(諏訪昌一)
同種の、同種ののはないですけど、地域イベント的なそういうもの
で、例えば、期間が長いようなもの、行事というのは全国にないものでしょうか。そういった
ものを調べたりとか、実際どれだけの集客力があるのか。あるいは過去は短かったけど、長く
したものはないのかという検証とか、そういったことはされてないですか。
〇産業おこし部長(上野哲郎)
昨 年 、 鳥 取 の 方 で 約 1か 月 間 を 超 え る 長 期 開 催 が さ れ ま し て 、
私 ど も も こ っ ち に 夜 中 を 12時 ぐ ら い に 出 て 視 察 と い い ま す か 、 研 修 も さ し て い た だ い た と こ ろ
でございます。ただ鳥取の場合は関西圏に近いということもありまして入場者総数も相当数の
観客が入っているようでございますけども、若干それと一緒にという部分にはならないかと思
いますが、そういう部分等も検証しておりますので、特に出店業者の皆さん、あるいは衛生的
な基準等もあると思いますので、これらも諸々参考にしながら、これから立ち上がります本部
会議の中で御協議をさしていただきたいというふうに思っております。
〇12番議員(諏訪昌一)
鳥取はもともとが鳥取大砂丘ちゅって観光地でですねもともとがあ
るわけですよね。何と言いますかね、日本三大砂丘と言うときに鳥取、中田島、九十九里と言
うのか、鳥取、九十九里、千里ケ浜と言うのか、鳥取、吹上砂丘、中田島と言うのか、鳥取、
吹上浜、九十九里と言うのか、その地域の人は自分とこを入れてですね日本三大砂丘ちゅって
るんですね。だから、公的に認めてどれが日本三大砂丘なのかちゅうことになっていくと、も
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う鳥取砂丘はすごいですよね。もう砂漠ですよね。だから、それだけこれまでも砂丘に余計な
愛々傘の書込みがあったのがどうのちゅうのがニュースになるほどまでのですね客が日常的に
来ている所です。だから、そこを、今、参考にはならないかもしれないけれどもという話でし
たけども、そういったこともありますから、是非ですね、何か大きく変える時、大きな物事を
行 う 時 ち ゅ う の は 、 「 う ん 、 う ん 、 ち ょ っ と 待 っ て 、 そ れ も う 1回 聴 か せ て 。 」 と 言 う 人 と か 、
「うんにゃそらおかしいよ。」という意見をですね一番参考にすべきだと。「もうそらせないか
んがと。やっがと。まずやらんこてわやと。やってみっが。力を出すっが。」と言ってる人の
参考意見はあんまりその時は聴く必要、その人たちは一緒にやるわけですから。じゃなくて、
「ち ょっと待て 。」とか、 「うんにゃ そら反対だ 。」と言う 人の意見を ですね大い に参考にす べき
だと聴きますので、その辺りを今後のそのあれの中でですね是非参考にしながら進めていただ
き た い と い う ふ う に 思 っ て お り ま す 。 で 、 で す ね 本 定 例 会 で 3億 4,000万 の 会 場 予 定 地 イ コ ー
ルレクの森の整備予算が出されているわけですよね。先の全員協議会でこの森林管理局への違
約金の問題、いろんなパータンで説明してもらいました。これが先に、一般質問通告との前後
との関係でこれをもっと詳しくこの質問の所に書いたら良かったんですが、最終的にいくらな
るのかなと、この違約金がですね。ちゅうところは、部長からの説明でぐうっと書きましたけ
れども、これでもいくらなるのけえという漠としているわけです。このまま、あれはバブルの
遺産であって、経済の流れは日々変化しているということで整備しない方向で違約金を払う額
を可能な限り抑えてもらう折衝をした方が得なんじゃないかという考えもあるわけです。何し
ろ 契 約 書 の 22条 に よ る 解 約 で は 1,900万 し か 発 生 し な い わ け で 、 し か も 時 価 は 下 が っ て ま す か
ら 、 そ の 後 の 25条 の 関 係 で も 、 時 価 は 下 が っ て い る わ け で す か ら 、 当 然 下 が っ て く る ん じ ゃ な
い の か な あ と 、 1,900万 よ り は も ち ろ ん 高 く な り ま す け れ ど も 、 総 額 す る と で す ね 。 だ か ら 、
そういったことを考えるとですねどうなのかなあと思うわけですが、前市長が網揚の公園の関
係で森林管理局に俗っぽい言い方をすれば借りができたわけですよね。金峰町時代の問題とは
言いましても、レクの森が判明して管理局から「どうなっているのか。」と言われたのがもう
締 切 ん 時 で す よ ね 。 既 に 期 限 が き て い た わ け で 、 バ ブ ル の 時 の 、 平 成 4年 で し た っ け 、 3年 で
したっけ、いいですが。そういうのをばですよそのまんまずるずるずるずる引っ張ってた。そ
れ で 単 に こ う 年 限 が き て 合 併 が 近 づ い た か ら 2年 先 送 り を し た と 、 そ う い う 後 か ら 判 明 し た と
いうのは、そういう問題をですね今更やめたと言えば、もうこいで二度目だと、南さつま市と
してはと、もう森林管理局と修復不可能になる。そこで砂の祭典会場という設定で八方丸く収
まるんじゃないのかというふうにも見たくなってくるわけですね。昨日の答弁で「最終的に 4
億 5,000万 円 ほ ど が 建 設 に 掛 か る 。 」 と 言 い ま し た が 、 更 に こ れ か ら ず う っ と 維 持 管 理 費 が 掛
かります。こうしたことを総合して考えたときに、確かに市長の言われるとおり、新幹線の開
通もありますし、チャンス到来の時期、それをチャンスとして活かすのか。ただ座して待つの
かの違いは大きいと私も思いますけれども、会場移転してまで開くことの意義があるのかどう
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か。長い目で見ればそれでいいのかなということを疑問を思うわけですが、それでも市民の皆
さん、ここはチャンスだから奮闘しましょう、奮闘しましょうと前にニンジンぶら提げて馬を
走らせるがごとくするのか。その辺りについてのその思い、「もう疲れた。」と言う人もものす
ごく多いです。「もうよかが。」と言う人もたくさんいる。それでもまだそこに力を入れてもら
うように、奮闘してもらうように頭下げて、頭下げて気張っがなというふうに言っていくのか
どうか。その辺りの思いちゅうのはどんなんでしょうか。
〇市長(本坊輝雄)
レクの森の件につきましては先の全員協議会でも報告をさしていただいと
おりであります。レクの森を造って砂の祭典を移転するのかというお考え方、見方もあろうか
と思いますが、私はあくまでもレクの森という問題と真正面から向き合っていかなけりゃなら
な い 。 そ し て こ の い わ ゆ る 契 約 を 結 ん で き た 経 緯 と い う も の 、 そ し て 平 成 17年 の 合 併 前 の 10月
の 21日 確 か だ っ た と 思 い ま す が 、 平 成 17年 の 3月 31日 ま で の 契 約 が あ っ た も の を 、 事 業 実 施 い
た し ま す と い う も の を 、 17年 の 10月 に 19年 の 3月 ま で 延 ば さ れ て い た 。 そ し て 19年 の い わ ゆ る
合 併 後 こ の 問 題 が お 互 い 分 か っ て 参 り ま し て 、 こ れ を ど う す る か と い う こ と で 、 19年 の 3月 31
日以降再度延ばしていただきたいということでありましたけれども、森林管理局としてはそれ
を認めるわけにはいかないと。とにかく予定された事業を何らかの形で実施してくれと、そう
いうこと等から内部でもいろんな検討委員会を立ち上げて今日に至ったと聴いております。で
きるもんならば、諏訪議員が御指摘もありましたように、返せるもんなら返したい。そして、
また、わずかのいわゆる売買価格程度とか、その程度で済むもんならですね、そのまま、でき
るだけ市民に御迷惑掛けないようにこのまま整理したいという気持ちは十分にございますが、
やはりこれまで森林管理局から再三にわたって契約不履行のその事実を突き付けられ、そして、
また、それに対して私どもとしては受け止めていかなけりゃならない現実があります。今の世
に行政と行政がそういうことがあるもんかとか、いろんな御意見等もあるわけでありますが、
私どももこれまでそれぞれ努力をしてきた結果としての今日があるということをまず御理解を
いただきたいと思います。そして少なからず整備しなければならないとなってきますと、何を
目的に整備するのかと言われましても、実際どういうことを目的に整備していこうかと、本当
に恥ずかしい話でありますが、そういう話が前後しながらのいわゆる金峰レクの森の計画であ
りますが、しかし、向こうから言われておりますレクリエーションであれ、運動であれ、森林
を大事にしてほしいというその三つの要素をかなえるような整備計画を作ってほしいと、そう
いうこと等を受け止めながら最小限にわたっての計画をお示しをさしていただき、今回補正予
算を提案さしていただいたところであります。活用方法につきましては、せっかく整備する以
上は何らかの形で使える方法はないだろうかと、そういうこと等を考えて一月余りということ
で 、 今 回 は た ま た ま そ う い う 新 幹 線 開 業 等 も ご ざ い ま し た の で 、 せ っ か く 作 っ た 砂 像 を 5日 間
程 度 で 壊 す の は と 思 っ て お り ま す の で 、 あ と 期 間 の 時 間 等 は ど う す る か 。 こ れ ま で 朝 9時 に オ ー
プ ン し て 夜 9時 で 閉 館 ・ 閉 園 し て お り ま し た も の を 、 こ れ を ど う す る か と い う こ と 等 に つ い て
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は、また経費もできるだけ要らんようにしようということで実施本部等で協議がなされると思っ
ておりますので、少ない経費で最大の効果を出せるように今後取組みを検討していかなければ
ならないと思っているところであります。そういうこと等でございまして、いろいろリスクも
背負うこと等もありますが、本当に地域の皆さん方にも御迷惑をお掛けすること等もあります
が、やはりこれまでの砂の祭典が地域のいろんな意味での情報発信に携わってきた、役立って
きたこれまでの足跡は大事にしながら、今後来年に向けては取り組んで参りたいと思っている
ところであります。
〇12番議員(諏訪昌一)
今、市長が言われることは、これ以上森林管理局にというのは、ほ
んとにそこの部分はですね、やっぱり団体対団体ですから私もよく理解するところなんですが、
バブル時代のものを消しもせずにずるずると引っ張って、今ごろになってからポロッと出てき
てと。もうほかにはなかたろだいなあと言いたくもなってきますよね。
次にいきます。キオビエダシャク対策についてでありますが、相変わらずの状況であります
が、自治会でまとめて駆除したり、隣近所で相談して駆除したり、多くの市民が努力していた
だいているところであります。私どももやっております。しかし、空き家、空き地の駆除は地
域によってはなされていない所がもうほんとあちこちございます。そこがもうまるで蜘蛛の巣
のように垂れ下がって、糸が垂れ下がってきています。それがまた一向に収まる気配のないキ
オビエダシャクをつくってきているわけで、もう非常に周りに空き地と空き家の方が多かとい
う、多いという地域もあるわけですね、住んでいる人の家の方が少ないと。そういう所はです
ねまとまって、よく理解されてないみたいです。後から担当者に聴いたところによると、いや、
空き地が何件あって、そこの家主が分かれば、それも件数に積もって、一定の件数があれば薬
剤の支給はしてきているんですよという説明はいただいたんですが、そこ辺りがちょっとこう
い ま 一 つ き ち っ と 広 ま っ て な か っ た ん じ ゃ な い か 。 や っ ぱ り 10軒 と 、 そ こ が で す ね 、 概 ね 10軒
というそのそこが先にあってうまく広がってなかったんじゃないと思うわけで、市としては是
非その空き家対策を含めてどう今後展開していくのか。その具体的に市民にどう広めていくの
か伺わせていただきます。
〇産業おこし部長(上野哲郎)
本年もキオビエダシャク大量に発生してございます。各自治会
から共同防除による薬剤配布の申請も多く出されているところでございますし、いるところで
ございます。キオビエダシャクの場合は共同防除が一番効果があるというふうに私ども思って
お り ま す 。 居 住 世 帯 は 10戸 と い う の が 皆 さ ん 先 に 走 っ た よ う で ご ざ い ま す が 、 私 ど も が 10戸 と
い た し ま し た の は 、 容 器 が 500シ ー シ ー 入 り で ご ざ い ま す 。 こ れ を 1戸 当 た り 50シ ー シ ー で 積
算 を し て ご ざ い ま し て 、 こ う い う こ と か ら 10戸 と い う よ う な 、 概 ね 10戸 と い う よ う な こ と を 言 っ
て お る わ け で す が 、 キ オ ビ エ ダ シ ャ ク 1回 で 薬 、 1回 だ け じ ゃ 終 わ り ま せ ん の で 、 戸 数 に よ る 。
だ か ら 何 戸 で も い い と い う ふ う に 思 っ て い ま す 。 例 え ば 、 10戸 で 、 5戸 で す か 、 少 な け れ ば 少
ないなりに次回にまた薬使えるわけでございますので、そういうことで考えております。今後
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お 知 ら せ 版 や ら 市 報 等 で そ う い う 状 況 を も う 1回 お 流 し を さ し て い た だ く 。 あ る い は 嘱 託 員 さ
んの皆さんには直接そういう文書といいますか、そういうものでお知らせをして参りたいとい
うふうに思っております。個々で薬を掛けますよりも、共同防除の方が効果があるというふう
な思いは思っておりますので、是非共同防除という形を進めていただきたいというふうに思っ
ております。以上でございます。
〇12番議員(諏訪昌一)
そ の 共 同 防 除 で や っ て も 、 今 さ っ き 申 し 上 げ ま し た よ う に 、 3軒 人
が住んでて、七、八軒空き地と空き家があると。そうすると空き家はまだ表札見たり、郵便受
け見たりすると名前が分かったり、近所の人が知っていたちゅうのは、この空き地は誰んだと
いう所もあったりしているわけですね。ですから、そういった所も含めて、例えば、名前で分
からない場合は、今「少ない場合でも出す方向で」とおっしゃいましたから、それも進めなが
ら、申請の仕方として、住宅地図、はい、そちらの住宅地図ですよ。こうマーキングして、は
い、こんだけでやりますという形で積極的に共同防除を進めることによってもっと柔軟、柔軟
じゃない。もっと駆除を進めることができるというふうに思いますので、よろしくお願い申し
上げておきます。お願いじゃないですね。そういった方向で進めていただきたいと思います。
5番 目 に 進 み ま す 。 農 業 従 事 者 災 害 共 済 の 再 開 に つ い て で あ り ま す が 、 こ の 問 題 に つ き ま し
てはこれまで野下前議員を含めて相当期間にわたりまして執行部と議論を積み重ねて参ったわ
けであります。今、農地・水との関連なども含めて真剣に考える必要のある時期であるという
こともとっくに何回も申し上げて参りました。これまでの質問と答弁を踏まえて現時点での考
えを示していただきたいと思います。
〇産業おこし部長(上野哲郎)
農業従事者災害共済制度でございますけども、合併以来といい
ますか、一般質問等の答弁の中で旧大浦町の制度の実施状況あるいはほかの自治体での実施並
びにJAあるいは民間等での類似保険の種類あるいは内容、加入状況についても御答弁をして
きたわけでございます。これらを踏まえ市といたしましても引き続き検討をして参りましたけ
れども、生業として農業を営んでいる個人あるいは農地・水・環境保全向上対策などの地域活
動に取り組んでいる団体につきましては、団体や集落組織などにつきましては自発的に自前で
民間等の共済等に加入するようになっているところでございます。南さつま市が農作業に限定
する災害共済制度を立ち上げることはちょっとこうなかなか難しい状況であるというふうな判
断をしているところでございます。
〇12番議員(諏訪昌一)
そこでこれまでの議論ですが、最後の段階でですね表での議論、個
人、個人といいますか、私、野下前議員、それから担当課含めて度々いろんな形で陰に陽に議
論を重ねてきたところでですね、どういったことが今日起こっているかと言いますと、農地・
水・環境保全向上対策はもちろんですが、農地・水・環境保全向上対策はそれぞれの団体で加
入していると思うんですが、それ以外に、そこ二、三人集まったからちょっとあひこを、あひ
こん草を払ったとこうかとかですね、今増え始めているんです、徐々ですけど、急激じゃない
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ですが。それから、「今まで健康づくりのためにウオーキングをしてたと。ふっと気づいたと。
地域の青壮年部で動員があったあそこん場所を見ながら、こん前払た。こん前払たとのにわっ
ぜえか生えちょらいねえと気づいたと。よし、ただ歩くのはもったいないと。草を払おう。」
と言ってですね。それからずうっと草払いをしている人がいるんですよ。それを見とった別な
人がですね「暑い時期に草を払ったらビールがおいしい。」と言ってですねまた始めたんです
よ。こういうのは伝染さしていった方がいいと思うんです、こういう風潮は。私なんかも年に
何 回 も 、 私 の 家 の 前 、 私 の 家 の 隣 、 2軒 空 き 家 、 空 き 地 で す 。 広 大 な 空 き 地 が あ り ま す 。 そ こ
を年に四、五回草払いします。ただです。自前です。怪我をした時には補償はありません。そ
ういった所をきちっと手入れをしておくということを広げていくことが、さっき言ったような
キオビエダシャクのことも含めて、それから地域の環境も含めて、それから、例えば、社会教
育の分野で天然記念物の交流をしますよと言ったら、駐車場がなか。駐車場、道路は困る。あ
そこの空き地があったがとかですね、いろんなこうつながっていくと思うんですね、地域とい
うのは。そういったのをどんどんどんどん広めていくべきじゃないか。そうしたときに、先ほ
ど生業という話が部長からありましたが、生業の人はですね自分で保険に加入しているわけで
す。でも退職者でちょっとしたそういうちょこっと自分の家庭菜園的なものしかやってない人
は加入してません。そういった人がウオーキングで靴擦り減らすのはもったいないから、靴を
擦り減らすついでにガソリンも減らして草払いしてビールをおいしく飲もうという発想でボラ
ンティアが広がっていくような風潮というのは一つのユニークな発想として私はいいし、非常
に貢献すると思う。そういった人たちはどうしましょう。年間に高い保険をそういう人たち加
入 す る ん で し ょ う か 、 農 協 の 共 済 と か 。 作 業 す る 時 だ け 私 一 人 1日 保 険 ち 。 そ の 人 が 、 交 通 災
害 共 済 365円 、 で も 農 業 共 済 の 場 合 は 怪 我 を す る 時 は 大 き い か ら 、 交 通 災 害 共 済 は 、 相 手 が 保
険に入っておれば保険もあるから、でもこれを、例えば、私の知り合いも農機具で怪我して亡
くなった方もいますし、トラクターで引っくり、その人は生業でしたけれども、トラクターで
引っくり返って亡くなった方もいらっしゃいます。そういった方はいい、いいじゃない。保険
が入っていると言っても、そんな作業を借りてやった人、地域のボランティアでやった人が大
き な 怪 我 を す る 可 能 性 が 大 き い か ら 、 365円 じ ゃ 引 き 合 わ な い か ら 、 一 口 1,000円 と 、 切 れ の
いいところで、いう形にするとか、何かそう大きな怪我、ある程度ペイする額でもいいから、
年 間 1,000円 だ っ た ら 私 は す ご く 助 か る 。 そ う い っ た 作 業 、 だ か ら 、 最 初 は 数 百 人 し か 加 入 し
ないかもしれない。でも農地・水に参加する人たちが農地・水でも、あるいは地域のいろんな
自治会のボランティア保険が利く程度のものでも加入しているもの、あるいはボランティア保
険のものプラス自分が加入していたらもっと助かりますよねという加入の仕方、これ交通災害
と一緒ですよね。そういう発想で、まさに、農業従事者災害補償制度と言うんじゃなくて、市
民地域づくり共済、ボランティア共済制度とかですね、何かそういった形でやっぱり市民全体
に広げて、例えば、地域の公園を管理するのを、地域の公園を管理するのをその地域の自治会
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にお願いするとします、してますよね、あちこち。そこを地域が地域の自治会としてボランティ
アで草払いする時はボランティア保険利きますよね。ある人がこのごろちょっと今年は草の生
え方が激しいから、自分は暇だから自分がちょっと払っとこうかとやって怪我をしたらボラン
ティア保険利くんですか。ですから、そういう発想での新しい、農業共済じゃなくて、何ちゅ
うんですか、市民野良仕事ボランティア保険とかですね、何かこうそういう言葉の発想の得意
な市長ですから考えていただいて素晴らしい市民から喜ばれる制度にしたらどうかと思うんで
すが、いかがでしょうか。
〇総務企画部長(山口力三)
公的支援を含めた運営システム等の検討をできないかということ
だと思いますけれども、地域住民が参加するボランティア作業等の中で市が依頼して実施する
道路、河川等の愛護作業中の事故により負傷した市民に対しましては、市が加入する傷害保険、
いわゆるボランティア保険と全国市長会に加入する市民総合賠償補償保険によって補償される
こ と に な り ま す 。 実 績 と い た し ま し て は 、 平 成 19年 度 で 10件 、 20年 度 で 4件 、 21年 度 で 8件 の
方に対しましてこういう補償をさせております。議員が言われますとおり、自主的な活動とし
てグループや個人が実施するボランティアの作業など、例えば、自治公民館の草払いを個人が
自主的に行った場合などにつきましては、事前に民間の保険等に加入していない限り、原則と
して市が加入しております保険制度は適用されないということでございます。このような中で
自主的な活動に対する総合的な保険制度につきまして検討する考えはないかというこのような
御質問でございますけれども、現時点におきましては民間の保険制度を活用していただきたい
と考えております。ただし、公的支援を含めた保険制度のあり方につきましてもいろいろな面
で課題等もあるかと思われますので、現在あります交通災害共済制度等も念頭に置きながら今
後研究をさしていただきたいと思います。
〇12番議員(諏訪昌一)
「青壮年ファイトいっぱつ事業」ちゅうのがありましてですね、市
長、「ファイトいっぱつ」を、別にそれに頼らなくて私どもは青壮年部組織しました。もうこ
の 前 キ オ ビ エ ダ シ ャ ク の 駆 除 に で す ね 30人 出 て き ま し た 、 1自 治 会 で 。 一 番 早 く 済 ん だ 班 が 2
時 間 半 、 3時 間 く ら い か か っ た で す か ね 。 一 番 長 く か か っ た 班 は 4時 間 以 上 か か り ま し た の で 、
みんなお互いに協力し合って早く済んだ所は手伝いに行く。自分たちで動噴を確保しながら、
動噴確保できない所はリースから借りてきて掛けました。もうものすごい暑かったです。もの
すごう暑かったけど、やりましたですね。そういったことは何とかなるでしょうけれども。何
と言うんですかね、そういった事業をどんどんどんどん進めていくと、進めていきながら、気
張っど。気張っどと尻を叩くんじゃなくて、今ここで気張らんこて、わやと熱を持って呼び掛
けるよりも、自然発生的に最初は数人、それが数十人、数百人、数千人は無理ですから、千数
百人、二千数百人と増えていくこと。そういう活動がじわりじわり広がったものは強いです。
私は最初合併には積極的じゃなかったです。が、賛成の方に回った理由の大きな一番きっかけ
になったのは地元のある先輩がこう言われたです。「昌一、考えみれち。空き家がどんどん増
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え ち ょ っ ど 。 明 日 こ の 地 域 、 10年 後 何 人 若 者 が 残 っ と よ 。 そ ん 残 っ た し が そ ん し ば っ か い で こ
んまちをつくっていかなっとかと。大浦、笠沙、坊力を合わせてちゅう、途中から金峰が入り
ましたが、力を合わせて、同じ加世田郷のしが一緒きなって力を合わせてこの地域を良かふに
するちゅうためな、今んうち垣根を取っ払ちょった方が良かなかか。」、で賛成の方に回ったん
です。自発的に物事をこうして進めていくという気運を高めていくというためには、いろんな
仕掛けを、いろんな種まきをしておかなくちゃならないわけで、そのためにじゃあそういう活
動に対してもこういう下支えの補償も作りましたから、当然市も金がないですから、皆さんが
加入のための金を、お金を出していただかなくちゃいけませんけれども、そこんところはお互
いのこととして御協力いただけませんかという検討を今始めましたが、皆さんそれに加入され
ますかというようなことをですねあっちこっちで種まいて、それからやりましょうという方向
に持っていく、いってほしいなあと思うわけですね。研究をしましょうちゅったら、おそらく
そこで研究しただけで終わるんじゃないかなと思いますので、止まった研究じゃなくて、前に
進む研究にしていただきたいということを申し上げて質問を終わります。
〇議長(大原俊博)
次に、柳元拓夫議員の発言を許可します。
[柳元拓夫議員
〇11番議員(柳元拓夫)
一般質問席]
午前11時46分
私 は 通 告 い た し ま し た 4点 に つ い て 質 問 い た し ま す 。
ま ず 1点 目 に 建 設 工 事 請 負 契 約 に 係 る 最 低 制 限 価 格 に つ い て 質 問 い た し ま す 。 平 成 21年 3月
議会で最低制限価格の見直しについて質問したところなんですが、この最低制限価格の見直し
に つ い て は 既 に 今 年 2月 に 実 施 さ れ て い る と い う こ と が 判 明 い た し ま し た の で 、 こ の 見 直 し の
内容についてまず質問いたします。
〇副市長(柴田達朗)
最 低 制 限 価 格 の 見 直 し の 内 容 と い う こ と で ご ざ い ま す が 、 今 年 の 2月 1
日から、これにつきましては工事請負契約に係る低入札価格調査基準中央公共工事契約制度運
用連絡協議会モデルというのがございますが、このモデルに基づきまして本市におきましては
南さつま市工事請負に係る最低制限価格の設定に関する要領というものを作りました。その中
で こ の 最 低 限 価 格 の 算 出 方 法 に つ い て 申 し 上 げ ま す と 、 直 接 工 事 の 額 に つ き ま し て は 10 分 の
9.5を 乗 じ て 得 た 額 、 そ れ か ら 共 通 仮 設 費 の 額 に 10分 の 9を 乗 じ て 得 た 額 、 そ れ か ら 現 場 管 理
費 の 額 に 10分 の 7を 乗 じ て 得 た 額 、 そ れ か ら 一 般 管 理 費 の 額 に 10分 の 3を 乗 じ て 得 た 額 、 こ の
合 計 額 に 消 費 税 を 乗 じ る わ け で ご ざ い ま す が 、 こ れ を 基 本 に で す ね こ の 予 定 価 格 が 10分 の 7か
ら 10分 の 9の 範 囲 内 で こ の 契 約 担 当 者 が 定 め る 額 と い う こ と で 、 こ う い っ た 要 領 を 作 っ て 、 こ
れに基づいて今現在実施をしているところでございます。
〇11番議員(柳元拓夫)
ち ょ っ と 試 算 を し て み ま し た 。 例 え ば 、 今 ま で 4,000万 円 の こ の 予
定 価 格 の 工 事 費 の 最 低 制 限 価 格 と い う の は 最 低 限 の 70パ ー セ ン ト と い う こ と で 七 、 四 28、 2,800
万 円 で す よ ね 。 と 今 言 わ れ ま し た こ の 直 工 の 10分 の 9.5と か 、 1か ら 4ま で あ る ん で す が 、 そ
の合計額を最低制限価格とすると。先ほどのこの低入札価格調査基準中央公共工事契約制度連
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絡 協 議 会 モ デ ル と 、 こ れ を 適 用 し て 計 算 し ま す と 約 3,300万 円 と な っ て 、 通 常 の 70パ ー セ ン ト
か ら も う 500万 円 以 上 も 上 乗 せ さ れ る 、 底 上 げ さ れ る と い う 数 字 に な っ て お り ま す 。 そ こ で で
す ね こ の 建 設 工 事 請 負 契 約 に 係 る 最 低 制 限 価 格 の 運 用 を 始 め た 今 年 2月 か ら と そ れ 以 前 の 入 札
における落札率を把握されていたら、教えてほしいんですが。
〇財政課長(前畠
実)
本件要領導入前、適用前と適用後の落札率でございますけれども、適
用 前 で あ り ま す 平 成 22年 1月 31日 よ り も 前 の 落 札 率 が 95.2パ ー セ ン ト と な っ て お り ま す 。 適 用
後 の 2月 1日 以 降 に つ き ま し て は 94.9パ ー セ ン ト と な っ て お り ま す 。 特 に 2月 以 降 期 間 も 短 い
こともございますので、必ずしもその要領適用後に落札率が下がっているという状況ではござ
いません。以上でございます。
〇11番議員(柳元拓夫)
去 年 の 12月 の 10日 の 南 日 本 新 聞 だ っ た と 思 う ん で す が 、 各 市 の 入 札
状況とか、そういったのが記載されておりまして、南さつま市は最低制限価格については「検
討 中 」 と 、 そ れ で 平 均 の 落 札 率 が 89.9パ ー セ ン ト 、 約 90パ ー セ ン ト と い う こ と だ っ た ん で 、 も
うちょっとこの最低制限価格を導入したことによって率が上がるかなと思ってたんですけれど
も、上がってないということは、まずその入札の執行が少ないということも一つの原因と考え
ますか。ほかにまた何か理由がございますか。
〇財政課長(前畠
実)
確かにその件数が少ないというのもございますけれども、ただなかな
か 、 比 較 的 、 70パ ー セ ン ト に 近 い 部 分 に 張 り 付 く 件 数 と い う の は 全 体 の パ イ の 中 か ら い き ま す
と 比 較 的 件 数 的 に は 少 な か っ た も の で す か ら 、 そ の 関 係 で そ の 部 分 は 、 70パ ー セ ン ト に 張 り 付
く部分は少なくなったんでしょうけれども、全体的な面では大きくその影響を与えるまではな
かったというふうに考えております。
〇11番議員(柳元拓夫)
公共工事の減少による入札競争の激化ということで低入札傾向にあっ
て収益率の低下が企業経営にも影響を及ぼし、これが工事品質の低下や安全対策への不安等が
指摘されておりましたけれども、今回の最低制限価格の引上げにより適正な施工の確保が図ら
れ、業者の健全な育成にもつながると思いますので、今回の最低制限価格の引上げについては
評価し、歓迎いたします。
〇議長(大原俊博)
〇議長(大原俊博)
こ こ で 休 憩 い た し ま す 。 再 開 を 13時 と い た し ま す 。
休憩
午前11時52分
再開
午後
1時00分
再開します。
〇11番議員(柳元拓夫)
次 に 、 2点 目 の 校 庭 の 芝 生 化 に つ い て 質 問 に 入 り ま す 。 平 成 21年 度
3月 議 会 に お い て 校 庭 の 芝 生 化 に つ い て 一 般 質 問 し 、 教 育 長 か ら 「 校 長 会 等 で も 議 論 に 上 げ た
ことがないので、校長会等で話し合い、研究してみたい。」との回答を得たところですが、そ
の後の状況をお伺いいたします。
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〇教育部長(染川勝夫)
校 庭 の 芝 生 化 に つ き ま し て は 、 平 成 21年 3月 議 会 に お け る 柳 元 議 員 の
質 問 を 受 け ま し て 鳥 取 方 式 に つ い て イ ン タ ー ネ ッ ト で 情 報 を 入 手 し 、 平 成 21年 の 6月 の 校 長 研
修 会 で 協 議 を い た し ま し た 。 協 議 内 容 は 、 1平 方 メ ー ト ル 当 た り 4ポ ッ ト を 移 植 す る ポ ッ ト 苗
移植による芝生化、ロール芝による芝生化について資料を相互検討した後、各学校の実態を踏
まえた協議を行いました。芝生化されている学校からは利点として転倒した場合の芝のクッショ
ン効果による怪我防止や芝生の校庭に子どもが感じる親しみ、砂ぼこりの防止、気温上昇を抑
えられる。生活科で親しめるバッタなどの昆虫が増えるなどプラス面の現状が出されました。
逆にマイナス面としては、ほぼ管理職二人を中心とする教職員による芝の維持管理に伴う困難
やトラック部分を土のまま残した場合に生じる土と芝の面の段差への対応、養生期間の児童生
徒の運動の制限、また連日の部活や少年団活動による芝の剥れ、校庭の水はけ処理や芝生に生
えるコケによる雨天後の転倒防止の対策など年間を通した維持管理への困難の意見や地域の声
も含めたいろいろな受け止め方があり、賛否両論出されております。これらの意見を参考に協
議いたしましたが、鳥取方式を活用して新たに芝生化を進めようとする希望の学校はその時点
ではありませんでした。今後校庭の芝生化を新たに検討する学校があった場合には、鳥取方式
について再度紹介してみたいと考えております。
〇11番議員(柳元拓夫)
21年 の 6月 の 校 長 会 で 検 討 さ れ た と 。 芝 生 化 の メ リ ッ ト 、 デ メ リ ッ
ト 、 そ れ は 確 か に い ろ い ろ ご ざ い ま す 。 こ こ に で す ね 21年 の 10月 8日 、 南 日 本 新 聞 の 「 南 風 録 」
の記事が出てましたんで、これをちょっと読ましていただきます。「鹿児島市が初めて校庭一
面に芝を植えた皇徳寺小学校を訪ねた。風が緑のじゅうたんを吹き抜けて心地好い。学校全体
に ゆ っ た り と し た 雰 囲 気 が 漂 う 。 シ ラ ス 台 地 の 新 興 団 地 に 開 校 し て 約 20年 、 風 に 舞 い 上 が る 校
庭 の 土 ぼ こ り は 悩 み の 種 だ っ た 。 そ こ で 約 6,500平 方 メ ー ト ル の 校 庭 の 全 面 芝 生 化 を 希 望 し 、
認 め ら れ た 。 9月 に 完 成 し た ば か り で あ る 。 芝 生 の グ ラ ウ ン ド で 先 日 行 わ れ た 運 動 会 で は 滑 り
やすいのではと懸念されたが、『芝がクッションになり怪我をする子どもが減った。』と長野
進校長。訪ねた日の放課後裸足で遊んでいた女児は『土より走りにくいけど、フワフワして気
持ちいい。』と笑顔を見せた。芝生になってから青空の下で遊ぶ子が目立つようになった。砂
ぼこりで児童が健康を損ねる心配もなくなり、長野校長は『思い切ってやって良かった。』と
話 す 。 校 庭 に 芝 を 植 え る 学 校 が 増 え て い る 。 鹿 児 島 県 内 で は 全 小 中 学 校 の 約 25 パ ー セ ン ト の
215校 が 300平 方 メ ー ト ル 以 上 の 芝 生 の 校 庭 を 持 つ 。 硬 い 地 面 か ら 柔 ら か い 芝 に す る こ と で 安
全性が向上し、地表温度を下げる効果が期待される。緑の環境が児童の心にもたらす影響も計
り知れない。芝生は手入れが欠かせない。皇徳寺小では、芝刈りは業者が行うが、雑草取りは
全校で取り組む計画だ。芝生の庭は環境を自らの手で守る苦労と大切さも児童らに教えてくれ
る は ず だ 。 」 と い う 記 事 が 載 っ て お り ま し た 。 こ れ は 私 が 21年 に 一 般 質 問 し た 時 の そ の ま ま と
いうか、その気持ちが、私の気持ちを代弁するような記事でありました。そこで教育長、この
記事を今読んだんですが、感想というのはいかがなもんですか。
- 98 -
〇教育長(出口定昭)
現状について申し上げますとですね、久木野以外は何もしてないかと言
う ん じ ゃ な く て 、 全 面 芝 生 化 の 学 校 や ト ラ ッ ク 部 分 を 除 い た 芝 生 で す ね 、 そ れ が 14校 ご ざ い ま
す。一番校長さん方がですね「もう現状のままで良い。」と答えられた理由はメンテナンスで
すね。そして、また、逆に転びやすいというのも先ほど部長の方からありましたけれども、独
特のコケが生えます。ちょうどキクラゲみたいなあれですね。もうそいよっかい水はけを早く
してくいやりゃ良かたいどんというような話もございましてですねいま一この進まないという
理由があったと思います。運動会が今から始まるわけですが、子どもたちが座る所に芝生を植
えたらどうかと。それで文科省のこれは補助もありますので、その面についてはどうなのかと
い う こ と も 強 く 打 診 し た ん で す け ど 、 今 の と こ ろ 14校 以 外 か ら で す ね 申 出 が 来 て い な い と い う
ような状況であります。
〇11番議員(柳元拓夫)
芝生化を進めていない学校からの申出がないということを聴いてちょっ
と非常に残念に思うんですが、これちょっとおさらいになるんですけれども、校庭の芝生化の
効果、これは先ほど教育長も、それから部長も言われたことなんですけれども、まず一つとし
て、教育上の効果として芝生の弾力性がスポーツ活動に安全性をもたらすと。駆けっこ遊びな
どの際の転倒による打撲や擦り傷の防止ができると。二つ目に環境保全上の効果として強風時
における砂ぼこりの飛散、夏場の照り返しや気温上昇の防止が図られると。私の住んでいる校
区の小学校も、これは芝生化が全然なされてないんですけれども、運動会シーズンになります
と砂ぼこりが結構舞います。運動会の前日には、前日から消防団をちょっと活用をして校庭全
体の水まきを行っております。それから当日の朝も水まきをいたします、快晴の場合ですね。
そ れ と 競 技 途 中 砂 ぼ こ り が あ っ た と き は ま た も う 1回 ま き ま す 。 お 昼 時 に も も う 1回 ま く よ う
な 状 態 で す 。 3番 目 に 地 域 の ス ポ ー ツ 活 動 の 活 性 化 と い う こ と で 幼 児 か ら 高 齢 者 ま で の 様 々 な
スポーツを安全かつ快適に実施できる等が言われ、文部科学省も整備促進を謳っておるところ
で あ り ま す 。 そ こ で で す ね 平 成 25年 4月 に 高 太 郎 運 動 公 園 内 に 移 転 予 定 の 新 校 舎 の グ ラ ウ ン ド
についてはどのような構想をお持ちなのか。構想があられたら、お願いしたいんですが。
〇教育長(出口定昭)
ただ今学校の校舎の方に全力を注げておりましてですね、高太郎のあの
現在の運動公園のことにつきまして芝生化その他につきましてはですねまだ協議はいたしてい
ないというのが正直なところであります。
〇11番議員(柳元拓夫)
校長会でですねこの鳥取方式の検討もされてメリット、デメリット、
これはいろいろ出てるわけなんですけれども、子どもが安全に安心して遊べる校庭というのは
やはり芝生が一番じゃないかなあと思うんですよ。ただ先ほど言われたように、水はけの問題、
それから芝生とトラックの境目の整備ですね、そこら辺が一番問題になるかと思うんですけれ
ども、そこら辺が解決されれば何とかなるんじゃないかなと思うんです。まだ校庭の芝生化が
実 施 さ れ て い な い 小 学 校 6校 、 中 学 校 2校 と 聴 い て お り ま し た け れ ど も 、 ど っ か の 校 庭 が 芝 生
化されて子どもたちが安全で楽しそうな、楽しそうに走る、走り回る姿を想像しながらこの質
- 99 -
問は終わります。
3点 目 の 予 算 ガ イ ド の 質 問 に 入 り ま す 。 総 務 委 員 会 で は 8月 9日 か ら 8月 11日 ま で 兵 庫 県 及
び京都府で行政調査を行いました。兵庫県丹波市では、行政改革の現状と課題、そして行政評
価システム等を調査いたしました。いろんな資料を丹波市からいただきましたが、その中で平
成 22年 度 丹 波 市 予 算 ガ イ ド な る も の が あ り ま し た 。 A 4版 の 50ペ ー ジ に わ た る 予 算 説 明 書 で し
た 。 南 さ つ ま 市 も 市 報 4月 号 で 当 初 予 算 の 説 明 が あ り ま す が 、 6ペ ー ジ だ け の 説 明 で す 。 内 容
を二、三比較してみますと、まず今年の予算ということで南さつま市も、丹波市も円グラフを
利用して目に訴えて分かりやすく作ってありますが、丹波市はこのページに用語解説、例えば、
「 地方 交付税 とは 」、「 市債 とは」 、「 繰入金 とは 」等々 があ り、ま た市 税の推 移や 市債の 推移 な
ど棒グラフで表し解説してあります。また各事業ごとに予算額を記載し、併せて担当課の電話
番 号 も 明 記 し て ご ざ い ま す 。 行 政 改 革 の 取 組 一 覧 も 取 組 内 容 、 効 果 、 目 標 額 が 記 載 さ れ 、 22年
度 の 行 政 改 革 効 果 は 約 5億 7,000万 円 と 一 目 で そ の 効 果 を 確 認 で き る よ う に な っ て お り ま し た 。
今後の財政見通し、市債借入予定額一覧、基金の残高見込一覧、主な普通建設事業の一覧、そ
して七つの特別会計の概要等詳しく説明されております。丹波市の予算ガイドは行政改革の一
環として財政課に担当を置き作成されたと聴いております。市民に対してもっと分かりやすい
予算ガイドを作るつもりはないかお伺いいたします。
〇総務企画部長(山口力三)
ただ今、議員の方から兵庫県丹波市の予算ガイドということでお
話ございましたけれども、これにつきましては私も見さしていただきまして素晴らしい内容に
なっているというふうに感じております。そこで市民に対して情報としての予算、予算に関す
る情報等につきまして周知広報等でございますけれども、当初予算の概要を作成して市内全戸
に配布する市報みなみさつまに掲載するとともに、市のホームページ等において掲載している
ところでございます。また市政説明会など様々な機会を活用しながら広く取り組んでいるとこ
ろ で ご ざ い ま す 。 市 報 に 掲 載 す る 内 容 に つ き ま し て も 平 成 22年 度 の 当 初 予 算 か ら 文 字 を 大 き く
し、写真やイラストを多く用いるなど紙面を見やすく、分かりやすくなるように工夫したとこ
ろでございます。また市の歳入歳出の予算の内訳を示した円グラフに対応して一般家庭におけ
る収入、支出に置き換えた円グラフを作成するなどより見やすく、かつ分かりやすいものとな
るよう取り組んでいるところでございます。こういうことで市民の方々からも好評もいただい
ているところでございますけれども、今後、議員からお話のありましたとおり、丹波市のそう
いう予算ガイド等参考にしながら、積極的に取り組んでいる自治体の例などもありますので、
予算の仕組み等について市民がより簡単に、またより分かりやすく理解できるような周知広報
ができないか検討して参りたいと考えているところでございます。
〇11番議員(柳元拓夫)
丹波市ほど詳しくないこのガイドでなくてもいいと思うんですけれ
ども、もうちょっと市民に詳しく広報できたらいいなと思って質問しております。丹波市では
配 布 先 と し て は 各 自 治 体 の 長 、 299自 治 体 あ る そ う な ん で す け れ ど も 、 そ れ と 議 員 と い う こ と
- 100 -
で す ね 。 発 行 経 費 と し て は 21年 度 分 が 15万 7,500円 掛 か っ て い る そ う で す 。 22年 度 分 は 事 務 局
で必要部数を随時コピーして対応しているということで金額的にもそんなに高く掛かるもんじゃ
ないかなと。ただこういったガイドを作るとすれば多分財政課の方に負担が掛かるんじゃない
か な と は 思 う ん で す よ 。 丹 波 市 の 方 で も 財 政 課 を 中 心 に 財 政 係 6名 、 行 革 推 進 係 3名 を 中 心 に
編 集 作 業 を 実 施 し 、 内 容 の 精 査 と 作 成 に 2週 間 ほ ど か か っ て い る そ う で す 。 市 民 に 対 し て 情 報
を分かりやすく説明するということは行政としても非常に大事なことだと思います。詳しい予
算ガイドを作成することによって南さつま市の現状、それと課題、認識共有してもらって市民
に分かりやすい予算作成書の作成は必須であると考えますので、先ほど部長の方から御答弁が
ございましたけれども、前向きに検討してできるだけ詳しい資料を作成されるようお願いして
おきます。
最 後 の 4点 目 の 地 区 公 民 館 の 新 築 に つ い て お 尋 ね い た し ま す 。 南 さ つ ま 市 に お い て は 地 区 公
民 館 と し て 登 録 さ れ て い る 施 設 が 南 さ つ ま 市 中 央 公 民 館 を 含 め て 23で す か ね 、 そ の 中 で 小 学 校
の施設を借りて地区公民館として利用しているのが、久志小学校、白川小学校、大田小学校、
笠 沙 小 学 校 、 赤 生 木 小 学 校 の 5校 で あ る と 理 解 し て い ま す が 、 こ れ ら の 地 区 公 民 館 の 新 築 計 画
があるかどうかをまずお尋ねいたします。
〇教育部長(染川勝夫)
現 在 22館 の 条 例 公 民 館 が 設 置 さ れ ま し て 、 そ の 目 的 に 沿 っ て そ れ ぞ れ
その地域の拠点として事業を展開しているところでございます。現在はその活動を支援して参
りたいというふうに考えております。
〇11番議員(柳元拓夫)
活動を支援するということは、その拠点施設を前向きに造っていく
ということでよろしいですか。
〇教育部長(染川勝夫)
当 時 、 平 成 21年 度 に 市 内 の 22小 学 校 区 に そ れ ぞ れ 条 例 公 民 館 を 設 置 い
た し ま し た が 、 そ の 中 で 条 例 公 民 館 の な い 11地 区 に つ い て は 、 新 規 の 施 設 を 建 設 す る の で は な
く、既存の施設の活用を図るということにしてあります。赤生木地区公民館につきましても平
成 21年 2月 の 12日 に 笠 沙 地 区 公 民 館 で 開 催 し ま し た 笠 沙 地 域 元 気 づ く り 事 業 拠 点 施 設 等 の 経 過
報 告 会 に お い て 既 存 施 設 の 活 用 が 確 認 さ れ 、 赤 生 木 小 学 校 の 体 育 館 の 2階 を 充 て て い る と こ ろ
で あ り ま す 。 施 設 の 利 用 の 利 便 性 を 考 慮 し 、 2階 階 段 へ の 手 す り の 取 付 け や 空 調 工 事 、 フ ロ ア
工事等を実施しておりました。そういうことで、現在既存の施設を利用していくということで、
そういう新規の公民館の建設というところは計画していないところでございます。
〇11番議員(柳元拓夫)
ち ょ っ と 時 期 は は っ き り し て な い ん で す が ね 、 21年 の 多 分 2月 ご ろ
だと思うんですが、前川野市長が赤生木地区の地区公民館予定地の小学校の体育館を視察に見
え ま し た 。 そ の 時 の 説 明 に よ る と 、 こ の 場 所 は あ く ま で も 仮 の 施 設 で あ っ て 、 将 来 的 に は 500
平米ぐらいの地区公民館を新築すると。それに併設して消防車庫、消防施設、詰所、車庫を併
設 す る と 。 そ れ ま で は 不 便 を 掛 け る か も し れ な い が 、 こ の 体 育 館 の 2階 を 地 区 公 民 館 と し て 活
用してほしいということでした。このような地区公民館新築の前市長の考えというものが教育
- 101 -
長なり、市長なりに引き継がれているものかどうか。まずお伺いします。
〇市長(本坊輝雄)
平 成 21年 に 市 内 の 22小 学 校 区 に 条 例 公 民 館 を 設 置 い た し ま し て 、 そ の 中 で
条 例 公 民 館 の な い 11地 区 に つ い て は 、 新 規 の 施 設 を 建 設 す る の で は な く て 、 既 存 の 施 設 を 活 用
を図るんだということは承っておりました。なお、前市長がですね、赤生木地区の役員の皆様
方と言いますかね、現場でその話の中で触れました新館の建設構想の詳しいことにつきまして
は今回初めて伺ったところであります。
〇11番議員(柳元拓夫)
ということは前市長のリップサービスだったかなあともう捉えるし
かないわけですね。元気づくり事業推進のためには拠点施設の整備というのが、これは必須で
あ る と 考 え ま す 。 先 ほ ど 「 11の 施 設 は 新 設 し な い 。 」 と い う こ と だ っ た ん で す け れ ど も 、 地 区
民が集まりやすい拠点施設があれば、ここはもう、赤生木の場合は赤生木小学校の体育館の 2
階です。先ほど言われたみたいに手すりも付けていただいた。それから空調設備も付けていた
だいた。ただ立地的にですね赤生木小学校は校門前がかなり急な坂になっております。お年寄
り に と っ て は 下 る の も 大 変 、 上 る の も 大 変 、 地 区 公 民 館 に 着 け ば 2階 だ と 。 手 す り は あ る け れ
ども、しんどいと、そういうようなちょっと人の集まりにくいような場所なんですよ。ですか
ら、どうしても人が集まりやすいそういった施設、拠点施設が必要じゃなかろうかなと思いま
す。そうすれば地域みんなでつくるまちづくりの大いな一助にもなるんじゃないかなと考えま
す。小学校に間借りしている地区の地区公民館の新築が実現に向かうよう当局の見直しも含め
て最大限の努力をお願いして私の一般質問を終わります。
〇議長(大原俊博)
こ こ で お 諮 り い た し ま す 。 た だ 今 発 言 通 告 者 10人 中 7人 の 質 問 が 終 わ り ま
した。申合せにより本日の一般質問は以上で留めたいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御異議ありませんので、本日の一般質問は以上で留めることに決定しまし
た。
本日はこれで散会いたします。御苦労さまでございました。
散
会
午後
1時22分
- 102 -
第 3回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 4日 目 )
1.開
会
日
時
平 成 22年 9月 8日 ( 水 ) 午 前 10時
1.議
事
日
程
( 第 4号 )
〇開
議
日程第 1
一般質問
1
健一議員
古木
(第三セクター経営健全化計画
2
清水
通
等)
春男議員
(子育てが、安心して出来る南さつま市を
3
鳥居
亮幸議員
(くらしに応じた国保税軽減を行う考えは
〇散
等)
等)
会
1.本日の会議に付した事件
〇議事日程のとおり
- 103 -
告
順
1.会議に出席した議員(22名)
1番議員
林
耕
二
2番議員
古
木
健
一
3番議員
室
正
和
4番議員
鳥
居
亮
幸
5番議員
南
敏
子
6番議員
上
村
研
一
7番議員
山
下
美
岳
8番議員
今
村
建一郎
9番議員
石
井
博
美
10番議員
石
原
哲
郎
11番議員
柳
元
拓
夫
12番議員
諏
訪
昌
一
13番議員
貴
島
修
14番議員
上
園
邦
丸
15番議員
有
村
義
次
16番議員
下
釡
清
和
17番議員
清
水
春
男
18番議員
田
元
和
美
19番議員
相
星
輝
彦
20番議員
下
野
21番議員
若
松
正
伸
22番議員
大
原
俊
博
長
髙
倉
正
継
記
宮
内
雅
史
屋
認
1.会議に欠席した議員(0名)
1.会議に出席した事務局職員(4名)
事
務
局
書
長
田
中
茂
穂
議
記
井
上
喜
詞
書
事
係
1 . 法 第 121条 に よ る 会 議 に 出 席 し た 説 明 員 ( 2 3 名 )
市
長
本
坊
輝
雄
副
長
柴
田
達
朗
長
出
口
定
昭
総務企画部長
山
口
力
三
総務企画部参与
兼 企 画 課 長
本
坊
佳
彦
市民福祉部長
長
濵
一
盛
産業おこし部長
上
野
哲
郎
建
長
山
下
和
隆
教
長
染
川
勝
夫
総務企画部総務
課
長
中
山
秀
次
総務企画部秘書
広 報 課 長
松
原
哲
郎
総務企画部財政
課
長
前
畠
実
総務企画部税務
課
長
今
村
一
男
市民福祉部保健
課
長
末
永
茂
市民福祉部福祉
課
長
尾場瀬
仁
市 民 福 祉 部
子ども応援室長
阿久根
吉
彦
産業おこし部
農林水産課長
永
田
洋一郎
産業おこし部
商工政策課長
園
田
親
久
建設部建設維持
課
長
橋
口
一
建設部建築住宅
課
長
舟
越
宏
之
教
育
育
部
郎
市
設
- 104 -
部
教育部教育総務
課
長
教育部加世田
学 校 給 食
センター所長
中
村
千
尋
尾
辻
敏
文
教育部学校教育
課
長
- 105 -
今
村
徳
幸
△
〇議長(大原俊博)
開
午前10時00分
おはようございます。ただ今から本日の会議を開きます。
△
〇議長(大原俊博)
議
日程第 1
一般質問
日 程 第 1、 一 般 質 問 を 行 い ま す 。 ま ず 、 古 木 健 一 議 員 の 発 言 を 許 可 し ま す 。
[古木健一議員
〇2番議員(古木健一)
一般質問席]
午前10時01分
幼・小・中学校について、加世田幼稚園の民営化、市内各地区の小中
学校の統廃合計画はどのように進んでいるか伺います。
〇教育長(出口定昭)
加 世 田 幼 稚 園 の 民 営 化 に つ き ま し て は 、 存 続 に つ い て の 陳 情 書 が 6月 議
会に提出されましたけれども、市議会の本会議における判断を重く受け止めておるところでご
ざ い ま す 。 そ の 後 の 動 き と し ま し て は 、 6月 議 会 以 降 保 護 者 へ の 説 明 会 を 3回 ほ ど 行 っ て 参 り
ま し た 。 保 護 者 か ら は 存 続 を 希 望 す る 要 望 ・ 意 見 が 出 さ れ て お り ま す け れ ど も 、 平 成 23年 度 南
さ つ ま 市 組 織 改 編 の 基 本 方 針 に 基 づ き 来 年 度 の 満 3歳 児 の 募 集 を 停 止 し 、 以 後 段 階 的 に 募 集 を
停止するとともに、引き続き民間移譲につきましては模索して参りますということでございま
す。
〇2番議員(古木健一)
加世田幼稚園の方向につきましては旧加世田市時代からの懸案事項で
あ り ま し た 。 9月 7日 の 南 日 本 新 聞 の 「 記 者 の 目 」 に も 悩 ま し い 幼 稚 園 の 存 続 と し て 提 起 さ れ
ております。客体としての保護者の方は毎年入れ替わっていきますので、課題が常にスタート
に 返 る 堂 々 巡 り の 面 が あ り ま す 。 本 招 集 初 日 の 本 会 議 に お き ま し て も 「 平 成 23年 度 南 さ つ ま 市
組 織 改 編 の 基 本 方 針 に 基 づ き 来 年 度 の 満 3歳 児 の 募 集 を 停 止 し 、 以 後 段 階 的 に 募 集 停 止 す る と
ともに、引き続き加世田幼稚園の民間移譲を模索する。」と市長の方から報告されたところで
あります。本幼稚園に在園し、弟妹がほかの幼稚園に入園せざるを得ないケース等の支援策ま
で し っ か り と 対 応 策 を 図 り 、 こ れ か ら の 6か 月 の 間 に 計 画 的 に 進 め て い か れ る こ と を 意 見 と し
て申し上げておきます。
次 に 、 小 中 一 貫 校 の 取 組 状 況 と 今 後 の 計 画 を 伺 い ま す 。 こ の こ と に つ い て 今 年 6月 議 会 の 答
弁では「新しい学校づくり検討委員会の報告にある学校の適正規模、適正配置の方針に従って
合意のプロセスを大切にしながら、保護者や地域住民との協議を行う。小中一貫校については
学校再編の一つの選択肢として、保護者、地域の意見を踏まえ、当事者意識を持って慎重に進
めて参りたい。」とのことでありました。そこで当面主体的には学校再編の協議に関係しない
学校、例えば、加世田小学校あるいは万世小学校等においても小中一貫校の協議取組みを進め
ていく考えはないか伺います。
〇教育長(出口定昭)
お答えいたします。御承知のとおり、小中一貫教育につきましては小中
学校が同一の施設に入る施設一体型と小中学校の施設が離れている施設分離型などがございま
す 。 坊 津 学 園 は 平 成 25年 度 か ら の 施 設 一 体 型 の 小 中 一 貫 教 育 の ス タ ー ト を 目 指 し て 現 在 第 一 段
- 106 -
階 、 ス テ ッ プ ワ ン と 私 た ち は 呼 ん で お り ま す が 、 坊 津 学 園 小 学 校 と 中 学 校 の 2校 に よ る 施 設 分
離型の小中一貫教育を進めているところでございます。本市では、御指摘のとおり、繰り返し
て 言 い ま す と 、 新 し い 学 校 づ く り 検 討 委 員 会 の 報 告 に 基 づ き 、 1番 目 、 中 学 校 に お い て は 教 科
担 任 制 と 学 習 集 団 の 弾 力 的 な 編 成 等 の た め に 再 編 を 早 急 に 推 進 さ れ た い と 。 2番 目 、 小 規 模 小
学 校 に お い て も 望 ま し い 学 習 習 慣 を 確 保 す る た め に 中 学 校 と 同 様 に 再 編 を 推 進 さ れ た い 。 3番
目としまして再編しても望ましい規模が見込めない中学校においては、小学校との施設一体型
の小中一貫教育を開設することにより、より効果的な推進を図られたいとして学校再編の一つ
の選択肢として小中一貫校を捉えているところでありまして、小中一貫校の開設が第一の目的
と し て あ っ た わ け で は ご ざ い ま せ ん 。 全 国 に は 1小 1中 あ る い は 1中 学 校 を 中 心 に 複 数 の 小 学
校で構成する施設分離型の小中一貫校を目指している所もございます。小中一貫教育のことに
つきましては、議員自身県内、県外の学校について、その取組状況について視察され、よく御
存じなわけですが、施設分離型の小中一貫校では、学校目標や生活指導の決まり、家庭学習の
進 め 方 や 授 業 の 進 め 方 な ど を 統 一 し 、 中 学 校 に 進 学 し た 時 の 中 1ギ ャ ッ プ は で き る だ け 少 な く
なるように協力し合い、共通実践に努めているとの報告や研究論文等もございまして、そのよ
うなものには目を通して参考としているところでございます。ただ施設分離型の小中一貫校に
つきましては、施設一体型に比べ小中一貫教育について内なる実践意欲の形成や国や県に係る
教育条件についてクリアすべき課題が多く、実際的な研究をするための期間がもう少し必要で
あるということでございまして時間がいただきたいということを御理解くださいということで
ございます。
〇2番議員(古木健一)
子どもたちの教育にふさわしい中学校の適正規模の見地から津貫中学
校は加世田中学校と統合したところであります。このことにより部活動は、津貫中学校の時に
は、男子卓球、女子ソフトテニス、総合運動部だけでありましたが、現在津貫の生徒は、サッ
カー部、陸上部、卓球部、野球部、吹奏楽部、美術部に所属しております。一方、久志中学校
におきましても卓球部だけでありましたが、坊津学園中学校となり、野球部、バレー部、卓球
部、吹奏楽部に所属し、津貫の子どもと久志の子どもは選択の幅が広がり、人生の大きな糧を
中学時代につくっていくことになるでありましょう。このこととも関係しますけど、薩摩川内
市 は 市 内 全 域 の 45小 学 校 を 16中 学 校 区 に ブ ロ ッ ク 化 し て 連 携 型 の 小 中 一 貫 教 育 を 現 在 推 進 し て
お り ま す 。 4・ 3・ 2制 の 教 育 段 階 、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 科 の 創 設 、 小 学 校 1年 生 か ら の 英 語 教
育等が特徴であります。そこで質問ですが、公教育も住む地域によって大きな差ができる時代
になってきたと考えませんか。このことをどのように考えるかお伺いいたします。
〇教育長(出口定昭)
前段に言われたことは全くそのとおりでございまして、薩摩川内市の例
が 出 さ れ ま し た が 、 45小 学 校 を 16の 中 学 校 の ブ ロ ッ ク 化 へ と い う こ と で 4・ 3・ 2の シ フ ト を 引
いてると。薩摩川内市の小中一貫の大きな特徴は、当時総理府にですね認可を求めまして、当
時の総理大臣、多分小泉さんだったと思いますが、認可証をもらって小中一貫校を進めている
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と。ここの南さつまの場合の小中一貫ということにつきましてはちょっと薩摩川内市と趣を異
にしておりましてですね、それぞれの地域に合った言わば適正規模というのが望めないなら、
どういうような形を持ってきたらいいのかということでありまして、特区というような申請で
はなくてですね、その地域に合った、地区に合った学校のあり方というのを新しい学校づくり
検討委員会と検討した結果でございます。公教育としてどうかということで、薩摩川内の大き
な特徴は英語科でありましてですね、英検、英検というのが文科省の外郭団体がやっているわ
け で す が 、 あ れ で 、 私 の 聴 い た 記 憶 で は 毎 年 2,000万 ほ ど の 予 算 を 組 ん で 英 検 を 受 け る 生 徒 を
言わば市が全部負担しているというようなことでございます。繰り返しますけれども、公教育
で大きな差がということでございますが、いろんなやり方がありましてですね、「大きな差が」
と言われますが、著しいそのような差というのはそうないのではないかなというようなことで
ございます。南さつま市は南さつま市なりのですね懸命の努力をしておりまして、その状況に
つきましては毎年市報に掲載しております全国学力調査の問題あるいは鹿児島県の基礎・基本
定着度の状況につきましては報告しているとおりでございます。
〇2番議員(古木健一)
学力に、目に見える学力としてはですよね今大きな差はないというよ
うな答弁いただきましたけど、やはり子どもの教育というのはですね、単純な算数とか、英語
とかという学力だけの点数の問題じゃなくてですね、いわゆる知・徳・体、バランスの問題で
あります。そういった意味で、先ほど申し上げましたように、中学校の規模がですね部活動が
できるか、できないかの規模とか、あるいは小学校においてですよねいわゆるクラス替えがで
き る か 、 で き な い か 。 小 学 校 1年 生 で い じ め ら れ た ら 、 も う ず う っ と 6年 間 い じ め ら れ な く ち ゃ
いけない。こういったことを考えるとですよねいわゆる総合的な意味でのですね差というのは
明らかにですよこれは出てきていると、いわゆる人生という大きな中でですよね出てくるであ
ろうと、こういうふうに考えております。単純に、何と言うか、英語教育もですよね、それは
や っ ぱ し 小 学 校 1年 生 か ら 英 語 に 、 是 非 は と も か く と し て で す よ ね 、 触 れ る の と 触 れ な い と で
は大きな差が出てくる。それに代わる南さつま市の大きな特徴がこれだと、英語に代わって南
さつま市は国語だということがあれば、それはそれで結構かと思うんですが、やはり教育とい
うのはですね組織からいじらないとどうしても解決しない問題がありますのでですね、申し上
げたことを積極的にお考え、御一考いただきたいと思います。
次に、保育園について、保育園の民営化、統廃合計画の推進状況を伺います。
〇市長(本坊輝雄)
これまで阿多保育所及び赤生木保育園につきましては公立の保育所として
運営をしてきたわけであります。清原保育所及び野間池保育園につきましては、保護者の御理
解を得まして在園児について他の保育所に転園をしていただきまして、現在休園となっている
と こ ろ で ご ざ い ま す 。 市 と い た し ま し て は 引 き 続 い て 保 護 者 の 御 理 解 を 得 る べ く 昨 年 の 9月 議
会以降も阿多保育所及び赤生木保育園の民間移管について保護者説明会や民間移管の見学会等
を実施してきたところであります。それらを踏まえまして阿多保育所につきましては、この 8
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月 10日 に 行 わ れ ま し た 保 護 者 説 明 会 に お い て 9月 議 会 へ の 関 係 条 例 の 提 案 を 報 告 い た し た と こ
ろであります。赤生木保育園につきましても、笠沙地区の児童数の減少も見込まれることから、
笠沙地区にあります社会福祉法人宝林福祉会の昭光保育園と統合をして現在の赤生木保育園の
地 に お い て 当 福 祉 法 人 が 保 育 園 を 運 営 す る こ と と し て 、 8月 5日 に 行 わ れ ま し た 保 護 者 説 明 会
に お い て 9月 議 会 へ の 関 係 条 例 の 提 案 を 報 告 を い た し て い る と こ ろ で あ り ま す 。 な お 、 休 園 と
なっております清原保育所及び野間池保育園につきましても廃園の手続をとることから本議会
に関係条例の提案を行っているところであります。
〇2番議員(古木健一)
当初計画に則って順調に進んでおられるようでありますが、そこで阿
多保育園の公募のこれからの手順あるいは応募要件等がおありでしたら、伺います。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
阿多保育園に係るこれからの公募、もう当然議会の議決を得てか
ら の こ と に な ろ う と 思 い ま す が 、 基 本 的 に は 10月 の 中 旬 ぐ ら い 、 10月 の 1日 か ら 公 募 の 要 綱 を
配 布 を し て 、 1日 説 明 会 を 行 っ て 、 中 旬 を 締 め 切 り た い と い う ふ う に 考 え て い る と こ ろ で あ り
ます。それで公募に係る基本的な移管条件というものでございますが、大きく分けて七つほど
に提示しようかなというふうに今思っております。基本的なのはもう児童福祉法に則ったしっ
かりした保育園の運営をしてくださいというようなことやらですね、あと当施設については建
物 、 土 地 に つ い て 5年 間 の 無 償 貸 付 け 、 そ の 後 は 市 と 協 議 を し た い と い う よ う な 考 え 方 で 立 っ
ております。あと阿多保育所についても国の補助金で建設したところでありますので、そういっ
た施設の改修等については十分に市と協議をするようにということで補助金適化法に関するそ
ういった法律に従っていただきたいというような基本的なものを入れてございます。あと具体
的な条件といたしまして八つほど提示をしようかというふうに考えているんですが、基本はも
う応募できる法人については市内の保育所を経営している法人で当然保育所の設置認可を得て
い る 所 と す る と い う こ と 。 あ と 3年 以 上 の 経 営 実 績 を 有 し て い る と 。 そ れ か ら 運 転 資 金 と し て
700万 以 上 の 現 金 、 預 貯 金 を 有 し て い る と 。 そ れ か ら 職 員 に つ い て も 当 然 保 育 士 と し て の 勤 務
経験の年数をある一定の基準で定めたり、施設長についても必要な資格を有していたりという
ような内容等の職員に関する分についてもこれを公募の要件として考えております。それから
運営に関すること等につきましては、保育所の開所日、例えば、今、公立保育園につきまして
は日曜日等は休みにしておりますが、そういった同等の内容で、それから開所の時間、今の保
育所が行っているような同等の時間、そういったもので提示をしたいというふうに考えている
ところであります。あと細かい所では、基本的に今の制服とか、運動服、既存の現行の物を使
用をお願いできるように対応していただきたいというような具体的な細かいことまでお願いし
ていきたいというふうに考えております。そのほか阿多保育所については今児童クラブ等の運
営もしておりますので、児童クラブについても実際に実施をお願いしたいというようなことや
ら、児童クラブの料金についても今、公立と私立とは違うんですが、ある一定期間軽減をお願
いできないかというような条件、それから今の施設についても公民館を使っていますので、専
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用施設を建設をできるだけ移管先の方でしてもらえないかというようなことやら、それとまた
保護者との協議、いわゆる移管した後にいろんな諸問題点も生じる場合もありますんで、市と
保護者と移管の法人とちゃんとした話し合いを持つようなこととか、そういったものをですね
一 応 公 募 の 条 件 と し て 提 案 を し て 、 大 体 10月 中 に 移 管 先 を 決 定 で き た ら な と 思 っ て い る ん で す
が 、 若 干 11月 に ず れ 込 む 場 合 も 予 測 さ れ る と 思 わ れ ま す 。 以 上 で す 。
〇2番議員(古木健一)
細かく条件等を提示していただいてですよね、民営化していくわけで
すので、移管がスムーズになされてですよね園児たちにとって現在よりもよりよくなる形でで
すよね保育園が開園していくように御尽力していただきたいということの意見を申し上げてお
きます。また、いわゆる、管轄は違いますけど、こういったことはまた幼稚園等の問題にもで
すよね関係する部分もありますので、モデル的なケースになるようにお願いしておきたいと思
います。
次に、第三セクターについて、株式会社杜氏の里笠沙、株式会社笠沙恵比寿、株式会社いな
ほ館の経営健全化の進捗状況を伺います。
も う 1点 、 い な ほ 館 の あ り 方 検 討 委 員 会 は 現 在 ど の よ う に 審 議 は 進 ん で い る の か 伺 い ま す 。
〇産業おこし部長(上野哲郎)
南さつま市の第三セクターでございます株式会社杜氏の里笠沙、
株式会社笠沙恵比寿、株式会社いなほ館の経営状況についてでございます。まず、株式会社杜
氏の里笠沙につきましては、景気の回復の兆しが見えない中で焼酎業界も需要は鈍り、厳しい
環境で推移した年度でございました。目立った需要の落ち込みもなく、周年安定した状況で推
移 し 、 21年 度 に お き ま し て も 黒 字 を 計 上 し 、 利 益 剰 余 金 処 分 と し て 一 株 3パ ー セ ン ト の 配 当 を
行い、利益準備金、別途積立金への積立てを行ったところでございます。しかしながら、平成
25年 度 に は 酒 税 の 軽 減 措 置 が 完 全 撤 廃 さ れ る こ と に な っ て お り ま す こ と か ら 、 消 費 者 が 求 め る
高質で信頼される焼酎造り、より安定した経営体制を構築していくこととしてございます。
次 に 、 株 式 会 社 笠 沙 恵 比 寿 で ご ざ い ま す け ど も 、 本 年 度 開 業 10周 年 を 迎 え て お り 、 ま た 外 装
の改修も終わったところでございます。観光を取り巻く環境は、長引く厳しい経済状況により
まして消費意欲の低下や観光構造も家族を中心とした旅行の個人化・グループ化が一段と顕著
になってきております。このため、多様化に対応した体験型観光メニュープランの提供、長期
滞在型プラン、観光客への個性化への対応、サービスの質の向上、売上原価、販管費の削減な
ど を 取 り 組 ん で い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 22年 度 の 経 営 状 況 に つ き ま し て は 、 6月 が 天 候 不 順
に よ り 大 変 厳 し い 経 営 状 況 で あ り ま し た こ と か ら 、 7月 末 で は 減 価 償 却 を 約 280万 円 見 た 中 で
約 230万 円 の 赤 字 と な っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 今 後 厳 し い 経 営 で あ り ま す が 、 10月 と 1
月に結婚式も予定されておりますことから、笠沙恵比寿の特徴を活かしながら経営改善に努め
て参りたいと考えております。
次に、株式会社いなほ館でございますけれども、天候不順や口蹄疫による影響により大変厳
し い 経 営 状 況 で ご ざ い ま す 。 7月 末 に お け る 損 益 は 減 価 償 却 を 170万 円 見 た 中 で 約 900万 の 赤
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字となっているところでございます。また現在建築中の木花館でございますけれども、工事の
進捗状況や会社等とも協議をし、オープン日を決定し、準備を進めて参りたいと考えておりま
す 。 な お 、 駐 車 場 等 の 整 備 工 事 に つ き ま し て は 11月 中 旬 ま で に 完 成 予 定 と な っ て お り ま す 。 木
花館のオープンにより株式会社いなほ館の経営改善につながるものと考えております。
次 に 、 2点 目 の こ と で ご ざ い ま す が 、 い な ほ 館 の あ り 方 検 討 委 員 会 の 審 議 の 状 況 で ご ざ い ま
すけれども、あり方検討委員会では、いなほ館の経営改善、今後の運営について検討をいただ
い て お り 、 こ れ ま で 4回 の 委 員 会 を 開 催 し て お り ま す 。 10月 中 に 一 定 の 答 申 を 出 し て い た だ く
こととなっているところでございます。現在委員会では、全体、宿泊、レストラン、宴会、温
泉、プール、売店、施設、運営、経営、こういうふうに、運営、経営ですね、に区分して課題
の整理を行っている状況でございます。以上でございます。
〇2番議員(古木健一)
いなほ館につきましては、ただ今答弁もいただきましたが、食堂、宿
泊、物産、温泉、プール部門等それぞれに大きな課題があります。現在進めておられますあり
方検討委員会の審議とは並行して、例えば、プール部門はもう休止するなどのドラスティック
な改革をですねこの本年度において早急に進める考えはないか伺います。
〇市長(本坊輝雄)
いなほ館のあり方検討委員会と並行して思い切った改革を進める考えはな
いかとの御質問でございますが、御案内のとおり、いなほ館、大変市民の皆様方にも御迷惑を
お掛けをいたしているところで、御心配をお掛けいたしているところでありますが、この経営
改善に向けて現在あり方検討委員会でいろいろと協議いたしておりますが、部門ごとに先ほど
お示しいただきましたいろいろな課題が出されておりますので、この課題を整理し、方針を出
していくことにいたしておりますが、ただ今具体的にお話がございましたプールの件でござい
ますが、委員会におきましてもプールについては具体的な活用意見等も出されておりますこと
から、それぞれ活用若しくは廃止若しくは直営も含めてですね意見をまとめたいと思っており
ます。なお、プールの運営につきましては他の会社に委託してございますので、相手方との契
約の問題等がございますから、これらも整理する必要も出て参ります。このような中で対応が
できるものについてはできるだけ早く実施して参りたいと考えておりますが、あり方検討委員
会 が 10月 を 目 処 に 答 申 を 大 体 い た だ く こ と に な っ て お り ま す の で 、 検 討 委 員 会 の 意 見 等 も 踏 ま
えて判断をして参りたいと思っております。
〇2番議員(古木健一)
い な ほ 館 に つ い て は 、 こ れ ま で 施 設 整 備 関 係 の 投 資 以 外 に 、 平 成 22年
3月 現 在 、 平 た く 言 う と 2億 円 余 り の 赤 字 補 填 を 今 日 ま で し て い る こ と に な る わ け で あ り ま す
が 、 そ れ で も 7,700万 円 の 現 在 赤 字 で あ り ま す 。 国 に お い て も 第 三 セ ク タ ー あ る い は 公 社 等 の
整理を求めているように、本市においては大変大火傷を負ってまだ燃えている状態であります。
これまで、一般論でありますが、名首長であっても必ずしも名企業の社長とは違う場合もある
というようなことも一般的にはありますが、経営状況は日本航空と同様の経営内容であります。
底のないバケツにこれ以上市民の血税を注がないことが、民間出身の新しい市長本坊市長、本
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坊社長の役割であろうかと思っております。健康増進あるいは市民福祉ということであれば、
これだけの予算があればもっと直接的で効果的な市民の健康増進策、市民福祉の向上策もあろ
うかと考えております。合併前のことではありますが、第三セクターは経営が無責任になると
いうことで加世田市では第三セクターは絶対につくらないという方針で今日まで進んできたと
ころであります。ですから、具体的にはるぴなすは市の直営からJAが経営責任を持つ方法に、
にいななまる等は、最初から建物だけを市が造って、運営はすべて当事者でやるという方法を
とってきたところであります。自己責任でありますので、るぴなすの職員はパート、にいなな
まるも全員パートで、売上げの範囲で経費を賄うという家庭経済の原則に立った方法で経営さ
れていると思っております。システムとして経営責任は自己責任で帰結し、市に及ばないとい
うことであります。今日の問題、第三セクターの問題点はいわゆる、再三申し上げているよう
に、金がショートすれば市からですよね自動的に振り込まれるというところに問題があるわけ
ですが、このような観点からこの金峰システムはですね今後、合併後の市民に大きな負担を強
いておりますので、以前から提言申し上げてきましたように、市長の今答弁にありましたよう
に、「あり方検討委員会の提言をここまできたら待ちながら」という御答弁であり、また「で
きることはやっていく。」ということでありましたが、以前にも申し上げましたが、社長を公
募して資本と経営の分離をするとか、あるいは現在の資本金の減額をするとか、経営理念ある
いは経営哲学の徹底をする。それから売上げに応じた経営システムの構築をすると。これらを
検討して実行していただいて公正な市民サービスに努め、市全般に関わることですが、小さい
けど、運営上大事な補助金が、例えば、数万円カットされている現状、かといって一方はです
ね責任を負わない大きな無駄な出血が続けていく。こういった所に金が流れて、市民の税金が
流れていくことのないようにですねバランスをとっていただくことを提言申し上げて一般質問
を終わります。
〇議長(大原俊博)
次に、清水春男議員の発言を許可します。
[清水春男議員
〇17番議員(清水春男)
一般質問席]
午前10時32分
自民党の小泉政権から進められた構造改革の下で規制緩和が進み、
正規労働者が減り、非正規労働者が多くなっている今の現状です。また市町村合併で行財政改
革が強められ、国民の暮らしも、また地方自治体も三位一体改革の下で地方交付税が減らされ
るなど大変な状況であります。このような下で市民の暮らしを守っていくのが地方自治体の仕
事であると考えています。私は日本共産党の議員として、少子高齢化社会が進む中でこれ以上
若者世代の定住を減らさないために、市場原理のみ優先をするような民営化案ではなくて、地
域の実情に即した行政を進め、子育てが安心してできる南さつま市を中心に通告順に従い本坊
市長に質問をいたします。本坊市長の明快な答弁を求めます。
ま ず 1番 目 が 市 立 加 世 田 幼 稚 園 の 民 営 化 に つ い て で あ り ま す 。 南 さ つ ま 市 の 集 中 改 革 プ ラ ン
で は 「 平 成 22年 度 に 民 営 化 す る 。 」 と 計 画 さ れ て い ま す が 、 保 護 者 の 多 く が 「 公 立 の ま ま 残 し
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てほしい。」という声です。南さつま市の加世田地区は現在幼稚園は、公立、民間、また保育
所と所得に応じて親が選べる、園を選べる良い地区となっています。それを壊すことは安心し
て子育てできない環境になると考えますが、そうは思わないかまず質問します。
〇市長(本坊輝雄)
平 成 18年 度 策 定 の 行 政 改 革 大 綱 及 び 平 成 19年 度 策 定 の 集 中 改 革 プ ラ ン に 基
づきまして財政健全化計画や職員適正化計画を遂行するという観点から、また新しい学校づく
り検討委員会の報告に従いまして加世田幼稚園につきましては民間移譲等の検討をいたして参
り ま し た 。 先 の 6月 議 会 に お き ま し て 加 世 田 幼 稚 園 存 続 に つ い て の 陳 情 書 が 提 出 さ れ ま し た が 、
市議会の判断を重く受け止めた上で保護者会に市の組織改編の具体的方針等と併せて説明し、
御 理 解 を お 願 い い た し て い る と こ ろ で あ り ま す 。 具 体 的 に 平 成 23年 度 南 さ つ ま 市 組 織 改 編 の 基
本 方 針 に 基 づ き 来 年 度 の 満 3歳 児 の 募 集 を 停 止 し 、 以 後 段 階 的 に 募 集 を 停 止 す る と と も に 、 引
き続き加世田幼稚園の民間移譲を模索して参りたいと思ってあります。また御指摘のありまし
た安心して子育てができる環境にするために私立幼稚園就園奨励費補助金、乳幼児インフルエ
ン ザ 費 用 一 部 助 成 、 ヒ ブ ワ ク チ ン 一 部 助 成 、 子 ど も 手 当 、 中 学 3年 生 ま で の 医 療 費 の 無 料 化 な
ど子育てに対する様々な対応をいたしているところでございます。なお、私立幼稚園に対しま
し て は 、 保 護 者 の 経 済 的 負 担 の 軽 減 と 幼 稚 園 教 育 の 振 興 に 資 す る た め 、 私 立 幼 稚 園 に 満 3歳 児
か ら 5歳 児 が 入 園 し て お ら れ る 御 家 庭 に 対 し 、 保 育 料 を 減 免 す る た め の 私 立 幼 稚 園 就 園 奨 励 費
補助を行っております。この制度は、各幼稚園が世帯ごとに保育料を減免した分について、南
さつま市から各幼稚園に対して補助金を交付するものであります。詳細につきましては関係課
長に説明をいたさせたいと思います。
〇学校教育課長(今村徳幸)
私立幼稚園の就園奨励費補助金の制度について申し上げます。こ
の就園奨励費補助金は各世帯の市民税の課税額に応じて補助金の額が異なります。また、それ
ぞ れ の 世 帯 の 子 ど も の 構 成 に 応 じ て 、 幼 稚 園 だ け に 子 ど も を 1人 、 2人 、 あ る い は 3人 以 上 幼
稚 園 に 通 わ せ て い る 世 帯 、 ま た 小 学 校 1年 か ら 3年 生 に 兄 、 姉 を 通 わ せ 、 幼 稚 園 に も 1人 、 2
人 あ る い は 3人 以 上 通 わ せ て い る 世 帯 な ど お よ そ 20パ タ ー ン ほ ど の 補 助 金 を 設 定 し て ご ざ い ま
す。更に市民税の課税額により大きく分けまして補助対象と補助対象外の二つがあります。そ
れでは、補助対象につきまして、限定的ではありますが、小学校には子どもがいず、私立幼稚
園 だ け に 子 ど も を 1人 通 わ せ て い る ケ ー ス で 私 立 幼 稚 園 の 補 助 額 に つ い て 具 体 的 に 申 し 上 げ ま
す 。 ま ず 生 活 保 護 世 帯 の 場 合 は 年 間 22万 円 の 補 助 で あ り ま す 。 次 に 、 市 民 税 非 課 税 世 帯 の 場 合
は 年 間 19万 円 の 補 助 で す 。 市 民 税 所 得 割 課 税 額 が 1円 か ら 3万 4,500円 の 世 帯 の 場 合 は 年 間 10
万 6,000円 の 補 助 で す 。 市 民 税 所 得 割 課 税 額 3万 4,501円 か ら 18万 3,000円 の 世 帯 の 場 合 は 4
万 3,600円 の 補 助 に な っ て い ま す 。 市 町 村 民 税 所 得 割 課 税 額 が 18万 3,001円 以 上 は 補 助 対 象 外
で あ り ま す 。 こ の ほ か 私 立 幼 稚 園 だ け に 子 ど も が 2人 及 び 3人 以 上 通 う 世 帯 、 小 学 1年 か ら 3
年 生 に 兄 、 姉 が い て 私 立 幼 稚 園 に 子 ど も が 1人 通 う 世 帯 、 2人 及 び 3人 以 上 通 う 世 帯 と 補 助 額
の設定が異なってきますので、一言で説明するのは難しいところがございます。
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次に、加世田幼稚園と私立幼稚園の保護者負担額を月々の保育料及び給食費で比較してみま
すと、生活保護世帯及び市町村民税非課税世帯では、各世帯の子どもの数にかかわらず、加世
田 幼 稚 園 よ り 私 立 幼 稚 園 の 方 が 若 干 安 く な っ て い ま す 。 市 町 村 民 税 所 得 割 1円 か ら 3万 4,500
円 の 世 帯 に つ い て は 、 幼 稚 園 に 1人 通 わ せ て い る 世 帯 は 加 世 田 幼 稚 園 の 方 が 安 く 、 2人 通 わ せ
て い る 世 帯 は 加 世 田 幼 稚 園 よ り 私 立 幼 稚 園 が 安 く な っ て い ま す 。 市 町 村 民 税 所 得 割 3万 4,501
円 か ら 18万 3,000円 の 世 帯 に つ き ま し て は 、 幼 稚 園 に 1人 通 わ せ て い る 世 帯 は 加 世 田 幼 稚 園 の
方 が 安 く な っ て い ま す 。 ま た 市 町 村 民 税 所 得 割 18万 3,001円 以 上 の 補 助 対 象 外 の 世 帯 に つ き ま
しては、世帯の子どもの人数にかかわらず、いずれも加世田幼稚園が安くなっています。この
ほかに私立幼稚園就園奨励費補助金の対象外の毎月の納入金としてPTA会費や行事費、教材
費、施設費などがありますが、これらの納入金は私立幼稚園の方が高くなっています。補助金
につきましては様々な要素が絡まっており、園それぞれに運営の仕方も違いますので、一つの
パターンで言い尽くすのはできないということが実情でございます。
〇17番議員(清水春男)
今、幼稚園の、私立の幼稚園の実態、言えば補助の状況とかちゅう
のが出されたわけですけれども、市長の方はやっぱり何が何でも要は幼稚園を民営化したいん
だということになるんですよね。だから、そういう点でいけば、今、加世田幼稚園の方々はそ
れを納得をしてないと私は見てるんですね。そこで市長に対して加世田幼稚園の保護者会の方々
が、市民の皆さん、また子を持つ親の皆さんにこの加世田幼稚園の存続を求めて署名活動を一
生 懸 命 取 り 組 ん で 提 出 を さ れ た と 思 い ま す 。 そ の 数 が 4,000を 超 え た 数 に な っ て い ま す 。 4,507
筆の市民の声がですね加世田幼稚園を存続してほしいと強く求めた署名だったと思うんですが、
この署名に対して市長としてこの提出されたことに対してどういうふうにお考えしているか。
その点をお願いします。
〇市長(本坊輝雄)
今回加世田幼稚園の存続を願う方々から署名をお集めをいただいて私の所
にお届けをいただきました。加世田幼稚園の公立幼稚園としてこのまま残してほしいというそ
ういう思いを持って、本当に大変暑い中であったと思いますし、また、お聴きしますと、お祭
り等でもお願いをしておられたということでございまして、その署名をお集めになったその御
苦労に対しては大変、何と申し上げますか、署名の四千数百名と合わせてですね重く受け止め
なければならないと思いつつもですね、思いつつも、やはり将来にわたって私どもの南さつま
市が次の世代にしっかりと渡せるそういう持続可能な南さつま市をつくっていくためにはやは
り先ほどから申し上げております集中改革プランに基づいた行政改革を進めていかなければな
らないと、そういうふうに思っているところであります。
〇17番議員(清水春男)
持続可能な市政を後継にちゅうかですね、後の人たちに引き継がな
いとならないと、だから民営化は必要なんだということですけれども、私はほんとこの民営化
の問題、これだけのね多くの方が存続を求めているという点でいけばやはり十分な話し合いを
ねするべきだと。先ほど古木議員の方から一方では第三セクターに対してはやはり莫大な金が
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やっぱりこうつぎ込まれると。また、その後、言えば、この議会でもありましたレクの森にも
4億 5,000万 、 坊 津 学 園 で 13億 や っ た で す か ね 、 そ し て 都 市 下 水 路 に 37億 と 、 そ れ 以 上 の 、 約
80億 を 超 え る お 金 が ま た 言 え ば 要 る ん だ と 。 そ う い う 点 で い け ば 幼 稚 園 だ け を 言 え ば 民 営 化 し
ただけでこの問題が即解決するというふうには私はならないととるんですよね。ですから、そ
のためにはね十分やっぱりこう話し合いをしていくべきだと、まだするべきだというふうに思
うんです。
その点 でその 2番 目にいきま すが、「存 続させる検討がなされていない。」、「保育料の面でも
私立幼稚園に通わせることができない家庭もある。」と、こういった声がね市長と保護者会の
中でもありましたよね。そういうことに対しても具体的に回答がね私はあの時聴けなかったと
いうふうに思うんですよ。ですから、そういう点ではまた、まだ多くの保護者の方々がね本当
に、「民営化を即する。」と言うけれども、何も我々の理解を得てない。もうちょっとそういう
話をしてほしいというのもあるんですが、この点、今第二の質問に関しての答弁をお願いしま
す。
〇教育長(出口定昭)
存続させる検討がなされていないということでございましたけれども、
これまでも繰り返し述べておりますとおり、集中改革プラン、職員適正化計画及び財政健全化
計画並びに新しい学校づくり検討委員会の最終報告等を受けて、教育委員会はそれらを具現化
す る 立 場 に ご ざ い ま し て 、 ま た 6月 議 会 に お い て 加 世 田 幼 稚 園 の 存 続 を 願 う 会 か ら 出 さ れ た 陳
情を市議会が不採択とした判断を重く受け止めているところでございます。また経済的に私立
幼稚園や保育園に出せない家庭が出てくるといったような質問もございましたけれども、先に
学校教育課長から就園奨励費補助金の制度について、また市立幼稚園と私立幼稚園の保護者負
担額についても個別に説明がございましたとおりでございます。なかなかこの複雑なパターン
がございまして、一概にこれと言うことはできませんので、今後につきましてもですね経済的
にこのどうなのかというような御相談等につきましてはですね、募集停止に伴う保護者の支援
等を考え、相談窓口を開設しまして個別のケースについては説明や対応を図って参りたいとい
うふうに考えているところでございますので、よろしくお願いしたいというふうに思っており
ます。
〇17番議員(清水春男)
今、教育長は「その保育料の問題では先ほど説明したとおりだ。」という
ことですけれども、しかし、それは教育長自身も言われるように、各家庭によって違うんですよね。です
から、私はさっき言いましたように、家庭として私立に出される方は私立に今でも出してるわけでしょう、
私立の方にですね、ごめんなさい。そして公立を選ぶ人は公立に出していると。「そういう今選択の余地が
あるからやはり南さつまはいいねえ。」と言って若い人たちが加世田幼稚園の方に出している人がいらっし
ゃると、多いというふうに私は思うんですよ。ですから、そういう点でいけばやはり今度、言えば行財政改
革プランというのがあるからということですけれども、やはりそういう改革プランと言っても、幼稚園、幼
児教育というのは私は大事な教育であると思うしですね、今、国の方でもやっぱりそういう点でその幼児教
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育が大切だということで交付税の算定基準にもなってるんですよね。だから、今、幼稚園に対
し て 地 方 交 付 税 の 査 定 で 21、 22い く ら ぐ ら い 来 て い る も の か 。 そ の 点 お 願 い し ま す 。
〇財政課長(前畠
実)
幼 稚 園 の 交 付 税 措 置 の 21と 22と の こ と で ご ざ い ま す け れ ど も 、 ま ず 普
通交付税におきましては、基準財政需要額、それから基準財政収入額を差し引いたもの、これ
が実際に当自治体の方に来る金額となっております。ですから、必ずしもその交付税の算定に
その額が算入されたからと言って、必ずしもその額そのものが来るわけではございませんけれ
ども、基準財政需要額にどれだけ算定されたかという点でもってお答えしたいと思います。平
成 21年 度 に お き ま し て は 1,632万 円 、 平 成 22年 度 が 1,520万 4,000円 と い う ふ う に な っ て お り
ます。
〇17番議員(清水春男)
幼 稚 園 が あ る こ と で ね 、 今 出 さ れ た よ う に 、 21年 度 が 1,600万 以 上
で す ね 、 そ し て 22年 度 が 1,500万 来 て い る と い う こ と は 、 市 に と っ て も 大 き な や は り 、 財 源 が
厳しい中で私は大きな役割を果たしている一面があるというふうに認識をするんですよね。だ
から、それはもうとり方はいろいろあるでしょう。しかし、そういう点、またですねあと一つ、
これは南さつま市教育基本計画の中にね幼児教育の充実ということで基本事項、教育、基本的
生活習慣の定着と幼児教育の充実として幼稚園、保育所、小学校、中学校の連携という形で幼
稚園、保育所との地域が連携した子育て支援というような項目まで作っているんですが、これ
は私立になっても、この基本計画というのは優先をするというふうになるのか。そして今です
ね私立の学校、いや、幼稚園も、私立の幼稚園も市内にありますけれども、そことの連携とい
うのはどういう形でとっているのか。その点お願いします。
〇教育長(出口定昭)
連携につきましては、私立であろうが、公立であろうが、可能な限りとっ
ていきたいと。私立につきましては私立なりの建学の精神とか、いろんなのがございますので、
すべて教育委員会の管轄ではございませんので、そのことについてはですね連携を図りながら
進めて参りたいと、その基本計画から外れないようにですねやっていきたいというふうに考え
ております。現在では公立の幼稚園とはですね学校とはやっておりますけれども、私立のこと
についてはこちらの管轄でございませんので、詳しくは述べられないところでございます。
〇17番議員(清水春男)
ということはやはり市がね公にこうして公立の幼稚園としてあるか
ら公立的な幼稚園での幼児教育を充実させようという規則、言えばその計画まで作ってやろう
としている。これは加世田幼稚園があるからこそこれが生きてくるんですよね。しかし、加世
田幼稚園がなくなれば、それは民間ですから、一時はそれがやれる部分というのは作るでしょ
うけれども、しかし、ずうっとそれが続くという保証がありますか。その点どうでしょう。
〇教育長(出口定昭)
仮定の話でございますけれども、なった以上はですね、もしなれば、新
たな連携のあり方ちゅうのは、これはつくり上げていかなきゃならんことだというふうに考え
ております。
〇17番議員(清水春男)
そ れ か ら 、 3番 目 で す が 、 「 来 年 の 3歳 児 の 募 集 停 止 を し て 、 平 成 25
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年 3月 に 閉 園 を 検 討 を す る 。 」 と 、 こ う い う こ と が 先 ほ ど か ら 言 わ れ て い る わ け で す け れ ど も 、
保護者は納得できていません。「保護者を代表した話し合う会をつくり、十分時間をかけて話
し合うべき。」という声があります。こういう保護者の代表を入れた会をねつくりやはりやっ
ていくと。お隣の日置市では、そういう保護者代表も入り、また園の代表も入り、教育委員会、
市とかですね、そういうのが入った中で会をつくって話を進めているということも聴きます。
そういう点では今のこの質問に対して答弁をお願いします。
〇教育長(出口定昭)
話し合う会をつくり、十分時間をかけて話し合うべきといったことにつ
きましてはですね、加世田幼稚園のあり方について保護者と意見交換をこれまで重ねて参りま
し た 。 こ の 間 に 加 世 田 幼 稚 園 の 存 続 を 願 う 会 か ら 市 議 会 に 対 し て 昨 年 、 今 年 と 2回 陳 情 書 が 出
さ れ た わ け で す が 、 先 の 6月 議 会 に お け る 市 議 会 の 判 断 を 重 く 受 け 止 め て い る と い う こ と を 御
理解いただきたいと思います。今後全保護者を対象に支援等のあり方についての説明会を開く
予定でございます。先ほどお答えしたとおりでございます。日置市のあり方については十分承
知 し て お り ま す 。 あ そ こ の 場 合 は 何 名 以 下 に な っ た ら 、 そ れ が 2年 続 い た ら ど う の と も う き ち っ
と基準を決めておられるみたいでですね、そのあり方とうちのこのやり方とはちょっと違って
いるというふうに思っております。
〇17番議員(清水春男)
「 議 会 が 6月 議 会 に 言 え ば 判 断 を し た 。 そ の こ と を 重 く 受 け 止 め て
やる。」ということですけれども、私はやはり住民、この保護者のね方々の納得をする努力と
いうのが私は重くこう見てもらわないと、一番、保育園にしても、幼稚園にしても、学校にし
ても一緒ですが、保護者の協力がないと成り立たない部分があるんですよね。そうなったとき
に保護者の皆さんがねやはり公立で残してほしいということが十分理解できるようなね中で話
を進めるという点は、先ほども紹介がありましたけれども、新聞に載りましたよね。せめて保
護者の理解は概ね得られたと言える状況が必要ではないのかと。双方の歩み寄りや共通理解が
ないままに園の募集停止に踏み切り、閉園に至ってしまうということはいいとは思わないとい
うような見方もあるわけでしょう。だから、私はこの点でね、市長、こういう意見に対して市
長としてどう理解しますか。
〇市長(本坊輝雄)
加世田幼稚園のことにつきましては、大変保護者の皆さん方にも、御心配
をほんとに皆様方にお掛けをいたしているわけであります。それぞれ、後の保育園の問題等も
兼 ね て く る と 思 い ま す が 、 や は り 総 合 的 に 南 さ つ ま 市 の あ る べ き 姿 を 描 い た 平 成 18年 か ら の 集
中改革プランに基づいて改革を進めていかなけりゃならない。その中には大変市民の皆様方に
痛みの部分で大変申し訳ない部分もあろうかと思いますが、やはりその改革を御理解をいただ
くと、いただいてということで推進していかなければならないと思っているところであります。
それぞれ保護者の皆様方もお考えがあるわけでありますが、やはり支援をするということによっ
ての一つの説明会、そして、また、それぞれの御家庭によっての立場が変わって、いくつもパ
ターンが先ほどお示されましたように、パターンがございますから、そのパターン等をですね
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踏まえてそれぞれ御説明をさしていただきたいと思っているところであります。
〇17番議員(清水春男)
いろいろなパターンを踏まえて説明をしていくと。しかし、方針は
変わらないという点からすると、本当に十分な言えば話し合いをするために、先ほど言いまし
たけれども、保護者を入れた会のやっぱり設置というのが私は大事じゃないか。一応、あと、
これはですね今回陳情が議会に上がってますから、もうこれで一応この部分は留めたいと思い
ますけれども、しかし、やはり幼稚園の問題、保護者の方々が十分に納得をできるような話し
合いを私はするべきだと、またそのための努力をね、市側としても大いに努力をするべきだと
いうことを強く述べて次にいきます。
次 が 4番 目 で す が 、 「 赤 生 木 保 育 園 や 阿 多 保 育 園 は 23年 4月 を 目 標 に 民 営 化 す る 。 」 と 言 わ れ
ていますが、公立保育園存続の声というのは赤生木でも、阿多でもあります。今後の方針はど
ういう方向かというのはもうこれまでこう話をされてますので、分かりますが、また野間池保
育園の跡地利用の問題は話がどう進んでいるのか。その点、また阿多保育園の関係では今後の
方針として言えばもう民営化の相手が決まっているのか。その点もお願いします。
〇市長(本坊輝雄)
赤生木保育園、阿多保育園の民営化等につきましてのことについては、や
はり保護者の御理解をいただいているかと言うと、全員のということには至ってないところが
現 実 で あ り ま す が 、 や は り こ れ ま で の 経 緯 を 踏 ま え て 今 回 9月 議 会 に 関 係 条 例 の 提 案 を い た し
たところであります。
それから、野間池保育園の跡地につきましては、地元からも診療所の建設等を含めた活用の
考え方もあるわけでありますが、当面地区公民館として利用させていただきたいという御意見
等もありますので、地元の皆さん方の、野間池の、笠沙地区の皆様方の野間池保育園の跡地で
ありますので、御意見聴きながらですね、地元の皆さん方の御意見聴きながら対応して参りた
いと思っております。
それから、阿多保育所の民間の移管先についてはどうするのかというお尋ねでありますが、
先ほど古木議員の質問に市民福祉部長がお答えしたとおりであります。
〇17番議員(清水春男)
そ れ で は 、 先 ほ ど 7項 目 と い い ま す か 、 言 え ば 具 体 的 条 件 を 付 け て
契 約 書 を 結 ぶ と い う こ と だ っ た ん で す け れ ど も 、 そ こ で こ の 23年 度 の 組 織 改 編 の 方 針 の 中 で 職
員は言えば事務の方に、事務職に職種替えするということであるわけですけれども、そこでこ
の一つですね、保育園の民営化というのが全国的にもやられておるんですけれども、その中で
もう言えば地域によっては裁判までこう発展した地域もあって、裁判所が出した見解としては、
民営化が違法であるわけじゃないと、民営化は違法じゃないという判断もしてるんですけれど
も、一番はもうやはり幼稚園の場合でも一緒で保護者の同意がね一番肝心だと。そして、また
新 し い 事 業 者 が 言 え ば 10月 ま で に は 決 め た い 。 11月 ま で に 延 び る と い う こ と も 先 ほ ど 出 た ん で
すけれども、この中で、やはり新しい事業者が決まった中で、やはり相手は子どもであり、人
間のほんと感情を持った人たちですよね、子どもさんたちですよ。そういう点でいけば、言え
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ば 保 育 園 は 先 生 が 1年 1年 替 わ る ち ゅ う の は あ る ん で す け れ ど も 、 や は り そ う い う 引 継 ぎ の 期
間 を ね や は り 十 分 と っ た 中 で そ の 引 継 ぎ を や る と い う こ と が 、 こ の 中 で は で す ね 1年 程 度 か け
た引継ぎをする必要があるというように指摘をされてるんですけれども、そういうふうには、
そういうことは何も考えられなかったのか、引継ぎの点ですね。そして、また職員の方にして
も 事 務 に こ う 上 が る と し て も 、 今 度 は 職 員 の 皆 さ ん も い ろ い ろ 若 い 方 か ら 言 え ば 50代 の 方 と か 、
いろいろいらっしゃると思うんですが、やはりこれまで保育事業に専従していた職員が事務の
方に移るとなると、やっぱりそういう人たちにとっても大変苦労する言えば環境になっていく
と思うんですけれども、そういう職員の指導、言えばそういう事務に慣れるまでの訓練という
か、そういう期間というのはどういうふうに考えているのか。その点をお願いします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
確かに保育所の説明会等の中で「運営母体が替わった時に子ども
が心理的に非常に大変ではないか。」という悩ましい御意見等もございました。それに対しま
して市としましては当然その辺を考えておりまして、基本的に年内にはもう当然移管先法人を
決 定 し た い と 考 え て お り ま す ん で 、 1月 か ら 3月 ま で は そ の 移 管 先 法 人 の 保 育 士 さ ん た ち に も
来 て も ら っ た 合 同 保 育 等 も 当 然 行 い た い 、 合 同 保 育 で す ね 、 移 管 。 3月 ま で は 市 で や り ま す の
で 、 そ う い っ た 合 同 保 育 を し た い 。 そ れ か ら 4月 以 降 に つ い て は 引 継 保 育 と い う こ と で 、 こ れ
も 一 応 、 市 の 今 、 保 育 士 に 基 本 的 に 移 管 先 法 人 に あ る 一 定 期 間 、 今 ん と こ ろ は で す ね 3か 月 を
常駐してもらって子どもたちの様子を見てもらう。その後は毎週回数を減らしていくという方
法 で 1年 間 様 子 を 見 た い と い う ふ う に 今 考 え て お り ま す 。 非 常 に 他 の 市 に 比 べ て 、 こ う い う と
ころをしていることはないようですけれども、基本的にお母さんたちの一応心配等も、子ども
たちの心理等も考えましてそういった体制をとりたいなというふうには今んとこ考えていると
ころでございます。
そ の 後 、 そ れ か ら 職 員 の 人 事 で ご ざ い ま す が 、 当 然 2か 所 の 保 育 所 を 廃 園 に す る と な る と そ
れだけ保育士さんも職場を変わらないといけないことになります。ただすべての方が、今、坊
泊保育所もまだ公立として残っておりますんで、すべての人が一般事務とかということにはな
らないかと思います。それは人事のことですので、私もその辺ははっきり言えるところではご
ざいません。ただ保育士の業務から一般事務の職種が変わるというようなことになりますとや
はり戸惑いもあろうかと思います。昨年も当然ながら敬老園の現業の職員の方を一般の方に任
用替え等をしまして今事務に携わってもっております。この件に関しても昨年は当然電算等の
研修期間等も設けましていろいろと慣れてもらうように事前にパソコンの研修等も行ってきた
ところでございますので、十分その辺については職員のですね配慮等はしたいというふうに、
これは総務課の方とも合議を重ねながらお願いしていきたいというふうには思っているところ
でございます。
〇17番議員(清水春男)
「総務課と合議をして十分やる。」ということですので、その点はで
すねやはり職員、言えばこういう引継ぎの問題というのはやっぱり大事なことであります。で
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すから、そういう点では十分引継ぎをやっていくべきだと考えていますので、お願いしたい。
次にですね、やはりこのほんと今の野間池、ごめんなさい。赤生木の場合には言えば笠沙の
民間の幼稚園が引き受けてくれるということでいいというか、そこの保護者の皆さんも赤生木
から保育園がなくならないという点では安堵している部分もあるわけですけれども、しかし、
阿多の場合もですね私は唯一保育園の中で言えば公立として言えばやってきた。坊津の認定こ
ども園はあるわけですけれども、そしてあそこには今ほかの地域からも保育園に来てるんです
ね、加世田地区からも来てるし、そういう点からするとやはりそれが民間になることでほんと
またこう変わっていく可能性ちゅうのがあるなあと思うんですよね。ですから、そういう点で
いけばこの阿多保育園の問題でも子どもたちの、ほんと若い人たちが存続を、言えば加世田幼
稚園と違って今回陳情がこう上げられなかったわけですけれども、十分にですね親の方々と話
し合いをするべきだと考えるんですが、その点では阿多保育園の場合にはもう十分親の方々は
納得して言えばやってくれてると、理解してくれてるというふうに考えているんですか。その
点。
〇市長(本坊輝雄)
それぞれ阿多保育所、そして、また赤生木保育園、それぞれ御父兄の保護
者の皆様方からは御意見等もございました。「このままの状態で継続していただきたい。」とい
うお声もあったことは事実であります。また一方ではそこまで市が考えているならば、将来に
わたってやむを得ないというお考えもあったのも事実であります。双方それぞれ様々な御意見
が出されました。
〇17番議員(清水春男)
幼児教育をこういう形でどんどん市が言えばもう手を離していこう
と、民間任せにしていこうという方向性がね出てくるということは、私は、「今後の市のため
に、市政を運営するためにこれは仕方ないんだ。」ということを言うけれども、本当にそうい
うふうに若い人たちにとってみても、いや、みたらなるかなあと。やはりさっきから私は言い
ましたけれども、選んでよりよい保育、幼児教育ができる環境をねやっぱりつくるというのが
市政の大きな務めだと、仕事だと私は考えるところです。そういう点でいくとこの問題ですね
やはり、政府自体はこの幼稚園の、保育園も幼保一貫の教育をやろうとかちゅうことでまた新
しい保育のシステム、子育て新システムというのをば政府は考えているということが報道され
ています。そういう点でいくとほんと、自治体とすればそれがもう民間任せにどんどんできる
といういい面、言えば軽減の方向をこう国からやってくれるからいいなあちゅうふうになるか
もしれませんけれども、本当に今度は預ける側の親にとってみると大きなこの問題が私はある
ということを述べて、この保育園の問題、ほんと十分に今後も私は勉強して質問をしていくと
いうことを述べて次の質問にいきます。
次 が 学 校 給 食 で す ね 、 平 成 23年 4月 か ら の 組 織 改 編 に つ い て 、 学 校 給 食 セ ン タ ー は 食 育 の 拠
点であり、働く場の少ない地域にとって大切な施設であり、公立で残すべきです。その施設を
南さつま市では統合・業務の民間委託の方針であります。具体的作業はどこまで進んでいるの
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か。お願いします。
〇教育部長(染川勝夫)
学校給食センターの組織再編の具体的な作業の進捗状況でございます
が、学校給食センターの再編につきましては、統合再編の協議を一時中断していましたが、本
年 6月 議 会 以 降 に 平 成 23年 度 南 さ つ ま 市 組 織 再 編 方 針 が 示 さ れ た こ と に 基 づ き 、 そ の 推 進 に 向
け新たに副市長を座長とする学校給食再編プロジェクトチームを立ち上げ協議を再開したとこ
ろ で ご ざ い ま す 。 今 後 に つ い て で ご ざ い ま す が 、 平 成 23年 4月 の 再 編 に つ い て 具 体 的 方 針 を 12
月議会で提示できるように検討しているところでございます。
〇17番議員(清水春男)
「 12月 議 会 で 提 言 で き る よ う に 今 協 議 中 だ 。 」 と い う こ と で す が 、 23
年 度 の 改 革 、 組 織 改 編 の そ の 方 針 の 中 で 、 今 5給 食 セ ン タ ー あ る わ け で す け れ ど も 、 そ れ を 3
保 育 、 じ ゃ な か っ た 。 ご め ん な さ い 。 給 食 セ ン タ ー に 改 編 を し た い と 。 こ の 4月 、 来 年 の そ の
23年 4月 か ら 3園 に す る と い う こ と が 謳 わ れ て い る ん で す け れ ど も 、 そ う な れ ば 坊 津 、 笠 沙 と
いうのが言えば消えることになるわけですけれども、その点は具体的に坊津はどっからこう運
び、またその跡地はどういうふうなことになる。それも今後こう話をするというふうに理解す
るのか。もう既にそういうのは話が進んでいるというふうにこうとったんですが、その点どう
でしょうか。
〇市長(本坊輝雄)
学 校 給 食 セ ン タ ー 、 清 水 議 員 が 御 指 摘 の と お り で す ね 、 市 内 に 5か 所 あ る
わけであります。これにつきましてもそれぞれのセンターで栄養士、調理師の皆様方が児童生
徒においしい給食を提供するために日ごろ一生懸命取り組んでいるわけでありますが、これも
やはり集中改革プラン、いわゆる行政改革に基づいて低コストで高いサービスを提供するには
行 政 の 再 編 を や っ て い か な け り ゃ な ら な い と 、 そ う い う ふ う に こ れ ま で も 平 成 18年 か ら 示 さ れ
てきたわけであります。特に給食センターにつきましては本当に次から次に大きな事業が待っ
て い る わ け で あ り ま す が 、 平 成 27年 の 合 併 特 例 債 を 活 用 で き る こ の 時 期 ま で に 給 食 セ ン タ ー 造
り上げていかなきゃならないと思っております。御案内のとおり、昨日も議論されましたが、
これまで枕崎との一緒になった給食センターの議論があったわけでありますが、協議があった
わけでありますが、休止されそのままの状態でありました。そういうことでございましたので、
私 と い た し ま し て も 、 来 年 の 4月 に 向 け て こ の 5セ ン タ ー か ら 一 足 飛 び に 1セ ン タ ー に と い う
わ け に は い き ま せ ん の で 、 4セ ン タ ー 若 し く は 3セ ン タ ー 、 そ の 点 に つ い て 庁 内 で プ ロ ジ ェ ク
トチームをつくって副市長を中心にですね協議を始めたということでありますので、どこをど
う の と い う こ と に つ い て も う し ば ら く 時 間 を い た だ き た い と 思 い ま す 。 12月 の 時 点 で 、 12月 議
会 に お き ま し て 来 年 の 4月 の 体 制 に つ い て ひ と つ お 示 し で き る の で は と 思 っ て お り ま す の で 、
どうかよろしくお願いいたしたいと思います。
〇17番議員(清水春男)
「 12月 議 会 で 出 す 。 」 と い う こ と で す が 、 そ の 中 で や は り こ の 話 し 合
いというのも、やはり給食センターの場合でもですね地域の方々にとってもやっぱりこう、私
は清原ですけれども、坊津ですが、坊津でもやはり、その地域の地産地消とこれまでも言って
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きました。そういう点ではそれまで言えばいろいろ協力を得てやった給食を、地元の地元産を
使った給食というのも提供してきたこともありますので、そういう点でのこういう廃園、言え
ば施設の廃止に向けた話し合いというのは、そういう声、言えばそこに組織に、会の中に地元
の人が入らないけれども、その地元の皆さんの意見も聴くという機会というのは私はあってい
いんじゃないかなあと考えるんですが、その点はどうでしょう。
〇教育部長(染川勝夫)
再編をするに当たり、議員がおっしゃるとおり、納入業者等の関係も
ございますので、そこらについても十分お話をしたり、協議したりしていきたいというふうに
は考えております。
〇17番議員(清水春男)
それから、やはり、この問題も、先ほど保育園の問題と一緒で職員
がそこにはいます。だから、そういう職員の皆さんの事務に上がる方もいらっしゃると思うん
ですよね。そういう人のやはり研修というのもやっぱり慎重にやってもらわないとですね私は
いけないと考えるんです。
それから、やはりこの問題、ほんと、ここにもありますが、段階的に民営化という、配送、
調理の部分の民営化ということがあるんですけれども、ここで一つ指摘をこう、もうこれは私
も今後、まだあれしたい、調査をする一面がありますから、具体的にはもうただそういう方針
に対して今の教育長の見解というだけでいいですので、答えてほしいと思いますが、その点で
いくと今の体制は、言えば金峰の給食センターが調理の、配送も民間に移譲してますね。しか
し、調理をする献立は栄養士がちゃんとやってると。そうすると栄養士のその指導というのが、
言えば献立だけ作るのか。また献立を作って、普通はそれを調理をする箇所に言えばこういう
ジャガイモならジャガイモ、こういう切り方をするんですよとか、指導という形でいくとです
ね、何かこう偽装請負的な部分にこうなるというような話もですねちょっと聴いたんですけれ
ど も 、 そ う い う 点 は 教 育 長 と し て 耳 に し た こ と が あ る か ど う か 。 そ の 1点 だ け お 願 い し ま す 。
〇教育長(出口定昭)
その点につきましては現在の金峰のことについてでございますけれども、
民間の業者が請けられてですね配送と調理をされていると。栄養士の方がその切り方とか何と
かということがあるかもしれませんけれども、基本的には民間の方にそこのところはお任せし
ているわけでございますので、そこの方がですね責任を持ってやられるのが当然であろうとい
うふうに考えております。
〇17番議員(清水春男)
この点はですね私もちょっとこう勉強さしてもらって、また質問を
します。
次 い き ま す 。 3番 目 で す 。 坊 津 泊 地 区 の 国 道 整 備 に つ い て 、 泊 地 区 は 国 道 の 整 備 が 進 み 車 の
スピードが速くなっているように感じます「。泊自治公民館前の交差点に信号機を付けないと、
いずれ大きな事故が起きる。」という住民の声が寄せられています。市からも県に対して信号
機設置を強く要請すべきと考えますが、その考えはないかお伺いします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
信号機の設置につきましては、通常地元の地域の皆様方の要望若
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しくは交通安全協会支部などの要請に応じまして南さつま警察署や鹿児島県警本部が設置につ
いて検討協議を行います。それで必要性、適合性があると判断すれば、県の公安委員会にその
旨を上申するという一連の流れとなっております。それを受けまして県の公安委員会や県の警
察本部は全県的な立場から、全県的な立場から優先順位を定めまして意思決定を行い、信号機
を設置していくということになりますので、設置要望につきましては地元の方から警察署に要
望書を提出していただくようお願いしたいというふうに考えているところでございます。以上
です。
〇17番議員(清水春男)
市長も泊地区にはよく顔を、いや、行かれる機会があると思うんで
すが、新しい国道の線を引かれて、今もう線が引かれてるんですけれども、それは見たことあ
りますかね。そこでこう危険性というのは感じなかったものか。その点。
〇市長(本坊輝雄)
清 水 議 員 が 要 望 さ れ て お り ま す そ の 泊 の 、 国 道 226号 の 泊 地 区 の 整 備 状 況
については十分に把握をいたしているつもりであります。先ほど市民福祉部長から答弁がござ
いましたように、信号機設置につきましては、各交通安全協会の各支部から南さつま市交通安
全協会、南さつま警察署へお願いを申し上げ、そして県の公安委員会という手続になっており
ます。南さつま市、私の所にもいろんな地域から信号機設置については御要請が参っておりま
す。緊急度等を含めまして南さつま警察署の方で、交通安全協会の方で御対応いただけるもの
と思っておりますので、危険性は、また必要性も感じるわけでありますが、その点については
総合的に警察署の方で判断されるものと思っておりますので、私どもといたしましては南さつ
ま市に関わる諸交通安全施設の総合的な整備についての協力要請という形では、これまでもで
したけれども、これからもお願いして参りたいと思っております。
〇17番議員(清水春男)
ほんと信号機の設置、是非強く市としてもですね要望、声を上げて
いただきたいというのと。今朝も住民の人とお話を聴いた時に、バス停があるんですけれども、
言えば県の方にもお話をした時に、その信号機の場所でも横断歩道というのも設置をされてる
んですが、普通ありますよね、その信号機がある所には横断歩道もあるわけですけれども、現
在、清原小学校前にあった信号機が、地域の皆さんの声で、もう学校がなくなったもんだから、
「それを高太郎運動公園の方に移設しよう。」という声があって、まとまってそれを一応公安委
員会の方にお願いをしたということで、それがやられるのというのも聴いていますが、その点
でやはり、信号機の点、横断歩道の点もやっぱりそういう形で要望を上げるというふうになる
ものか。横断歩道はまた別にやっぱい、どういう、市民が直接要望をしてできるものなのか。
そ の 点 を 、 是 非 で す ね 、 や っ ぱ り バ ス 停 が 泊 の 所 に 、 浜 の 所 に 1か 所 あ る ん で す け れ ど も 、 そ
こは道路がきれいになって広くなったもんですから、「やっぱり横断歩道がないと危ない。」と
いう声がね出てるんですけれども、その点を。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
道路交通法上の標識ですね、横断歩道とか、そういったものにつ
いては当然同じようにこの公安委員会の方に出してもらうということになります。ただ市が行
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えますのは、ロードミラーとか、ガードパイプ・レールとか、ああいった安全施設については
市の方で当然できますので、その方、それは各地域からもやっぱい要望は受けておりますから、
年々それも年次的に改修しているところでございます。以上です。
〇17番議員(清水春男)
ほんと道路が整備されて良くなるということは市民の皆さんに、住
民の皆さんにとってもありがたいことであるし、それはそれでいいことです。しかし、道路が
良くなったがために事故が起きてしまえばですね大きな犠牲を払うことになるということで、
この点は是非地域の皆さんともお話をして、私自身もそのことはまた要望をお願いしようとは
思いますが、市としても努力していただきたいということを強くお願いします。
次 に い き ま す 。 4番 目 、 市 営 住 宅 を 希 望 者 に 払 い 下 げ る こ と に つ い て 、 「 市 内 各 所 に あ る 1戸
建ての市営住宅を払下げしてくれたら良いのに」といった声があります。地域に若者を住まわ
せるためにもこのような施策をとる考えはないか。お願いします。
〇建設部長(山下和隆)
こ の 質 問 に つ き ま し て は 21年 の 8月 に も 同 議 員 の 方 か ら 出 さ れ て お り
まして、答弁するにも同じ答弁内容となりますんで、誠に申し訳なく思います。この市営住宅
につきましては、目的から住宅に困窮し、かつ自費で住宅を購入することができない方に対し
て低額にて住宅をば賃貸をするということが法の目的でございまして、建設に当たりましては
国費又は市費等を充当して建設をしているものです。よりまして基本的には賃貸住宅として管
理していきたい住宅ですけれども、ある一定の期間を経過し、老朽化により維持費が掛かるよ
うになりますと同時に、長期の空き家となった住宅等については、これについては土地、建物
それぞれいろんな条件がございますけれども、こういう条件が整えば払下げにつきましては対
処をして参りたいというふうに考えているところでございます。
〇17番議員(清水春男)
今、部長が言われましたように、去年の議会でもこの質問はしてお
ります。ですから、この質問をして、同じ答弁ということでなくてですね、やはり是非、いろ
いろ研究した成果というのがないのかなあというふうに思うんですよね。というのがやはり、
こういう事態で各町営住宅にお住まいに、いや、ごめんなさい。市営住宅に住まわれていて、
1戸 建 て で あ れ ば で す ね や は り そ う い う 方 向 性 を と っ て も ら う と い う 考 え が あ れ ば 、 先 ほ ど 部
長も言われましたけれども、ある一定期間の経過したものに対してはそういう方向性というの
は考えられるんじゃないかなあというふうに思うということであればね、是非そういう点を前
向きにこう考え、いや、研究というか、調べる必要が私はしてほしいし、また地域に、そうい
う住宅に住んでいる人たちが後を買っていただければ、管理の部分がもうその分言えばしなく
て済むという点では市にとってもメリットになる部分ではないのかなあというふうに考えると
こ ろ で す 。 そ こ で 質 問 で す が 、 1戸 建 て の 市 営 住 宅 と い う の は 今 、 市 内 に 何 か 所 あ り 、 一 番 長
い住宅で何年で、その数は何戸ぐらいかというのを知りたい。
〇建設部長(山下和隆)
現 在 、 公 営 住 宅 と し て あ り ま す の は 市 内 746戸 で ご ざ い ま す が 、 う ち
市 営 住 宅 に つ き ま し て は 1戸 建 て の 部 分 が 60戸 ご ざ い ま す 。 建 設 年 度 に つ き ま し て は 、 こ れ は
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寄 附 を 受 け た も の も ご ざ い ま す け れ ど も 、 大 正 11年 に 寄 附 を 受 け た 笠 沙 町 に ご ざ い ま す 分 が 一
番古い部分でございまして、あと市で建設された部分のうちで一番古いといいますか、のが昭
和 32年 と い う 部 分 が 木 造 で ご ざ い ま す 。
〇17番議員(清水春男)
寄 附 と い う か 、 大 正 11年 と 言 っ た ら も う ほ ん と 相 当 古 い 部 分 が あ る
し 、 ま た 昭 和 32年 と 言 っ て も も う 私 が 2歳 で す か ら 相 当 経 っ て る と い う 点 か ら す れ ば 、 や は り
建替計画というのもおのずとそこにまた出てくるのかなあというふうに思うし、こういう分で
やはり後の管理というのも市がやっぱり市営住宅であればしないとならない。そのためにもやっ
ぱり少なくない財源というのが必要になる。そういう点でいくともう言えば一定期間期限を決
めて、大体の線を決めてやっぱいそういう点で、あと居住者に対してお話をして、もし買うと
いうあれがあったら払下げをするという私は方向性ちゅうのはあっていいんじゃないのかなあ
と考えるんですが、その点、この点では市長としてどういう、この件に関しての見解を是非聴
かしていただきたい。
〇市長(本坊輝雄)
市営住宅の払下げについてのお尋ねでありますが、お聴きしますと昨年の
8月 に も こ う い う 質 問 を さ れ た と い う こ と で あ り ま し て 、 答 弁 が 同 じ よ う で あ っ た と い う こ と
でありますが、やはり制度に基づいた施設でありますので、そういうことでは御理解いただき
たいと思います。お気持ちはしっかりと受け止めているつもりであります。そういう中におい
てですねやはり相当老朽化した、今、私もお聴きしまして大変古いものがあるんだなあと。昭
和 32年 と 言 い ま す と 、 ち ょ う ど 清 水 議 員 も 、 私 も 二 つ ぐ ら い の 時 で あ り ま す が 、 大 変 古 い 建 物
が あ る ん だ な あ と 。 木 造 で 言 う な ら ば も う 大 変 50年 か ら 経 っ て お り ま す 。 そ う い う も の で あ り
ますが、相当老朽化いたしておりますけれども、条件等が合えばですね用途廃止をしながらで
すね、解体をせずに、払い下げるという方法もあるのかなあと思いますが、それもまた購入し
たいという方々の条件等もございますので、いろんなケースがあろうかと思っておりますので、
すぐできること、時間がかかることあろうかと思いますが、そういう意味でこの市営住宅につ
いての払下げについては対応させていただきたいと思っております。
〇17番議員(清水春男)
いろいろケースがあるというのは理解をします。またその居住者の
意見も、声が出ないことには、それはもうできないわけですから、それはもう理解をします。
し か し 、 や は り こ う い う 分 で や は り 、 私 は 一 方 で は や は り そ う い う 、 こ う い う 1戸 建 て 、 言 え
ば い ろ ん な 住 宅 も あ り ま す 。 言 え ば 2戸 地 の 住 宅 も あ れ ば 、 そ の 団 地 化 し た も の と か 、 そ う い
う の は も う 到 底 こ う い う 払 下 げ ち な る と 難 し い 部 分 が あ る わ け で す け れ ど も 、 や は り 1戸 建 て
というその住宅を造ったとした時に、そういう点を考えた中でやはり少しでも言えば若い人が
入って、入ったとした時に、その人がずうっとこうおれるような中で、またそれを払下げして
次にまた新しい住宅を造れるようなことに私はつながっていくと考えるもんですから、是非こ
のことは研究をしていただきたいということで要望して次にいきます。
最後が子宮頸がんワチクンについてであります。女性が健康を守り、安心して子どもを出産
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できるように全国的にも子宮頸がんワチクンへの自治体助成が広がっています。この議会でも
これまでも質問があったわけですけれども、南さつま市も少子化が進む中で子宮頸がんを防止
するために助成をするべきと考えますが、その考えはないか。お願いします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
子 宮 頸 が ん ワ チ ク ン の 助 成 に つ き ま し て は 、 6日 の 室 屋 議 員 の 質
問でも答弁いたしましたとおり、国において厚生労働省の来年度予算要求の特別枠の中に子宮
頸がんを予防するワクチン接種の助成事業を新たに設けるための予算要求等の方針も出されて
いることから、今後国の動向、それから県下の状況等も踏まえながら検討して参りたいと、同
様の答弁になりますが、そういうことで御理解いただきたいと思っております。
〇17番議員(清水春男)
もし、ほんとこの子宮頸がんという病気、ほんと今、乳がんよりも
発 生 率 が 上 が っ て い る と 、 高 い と い う 病 気 で あ り ま す 。 そ し て や は り 10歳 代 の 女 性 が 対 象 に 3
回 や っ ぱ い 接 種 を し な い と な ら な い 。 そ う す る と 四 、 五 万 、 4万 か ら 6万 の 出 資 が 要 る と 。 だ
から、そういう点では、先ほど部長も言われたように、国の方からもそういう形で助成をしよ
うというような動きもありますが、是非前向きにこう検討をしていただきたい。そこでちなみ
に南さつま市でやるとすれば対象はいくらぐらいになるものかですね。その点調べているもの
かどうか。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
対象はということでなるんですが、基本的には出水市、長島町の
制 度 を 見 て み ま す と 大 体 12歳 か ら 14歳 の 女 の 子 に 助 成 を し て い る ち ゅ う こ と で す の で 、 対 象 と
い う 今 、 対 象 の 人 口 と い う よ う な 形 で よ ろ し い で し ょ う か 。 例 え ば 、 12歳 か ら 14歳 と し ま す と 、
大 体 こ こ は 女 の 子 が 160か ら 170お り ま す 。 で す ん で 、 12歳 か ら 14歳 と し た 場 合 に 、 す べ て が
射 つ と は 限 り ま せ ん 。 こ の 期 間 に 単 年 、 例 え ば 、 3年 の う ち に 1回 射 て ば い い で す の で 、 す る
と 150ぐ ら い 年 間 な る の か な あ と い う の は し て ま す け れ ど も 、 そ の 辺 は あ く ま で も こ の 今 の 人
口 の 想 定 で す 。 だ か ら 、 た だ 、 今 、 160か ら 170ぐ ら い で ご ざ い ま す が 、 子 ど も の 数 は あ と 減 っ
て い き ま す の で 、 150、 140と い う ふ う に 、 単 年 度 で で す ね 、 1年 齢 で そ ん ぐ ら い な る の か な と
いうふうには思っております。以上です。
〇17番議員(清水春男)
対 象 が お よ そ 150人 若 干 、 そ れ は 、 だ か ら 、 は っ き り は ま だ し な い
わけですけど、しかし、是非ですね、今先ほど部長の方からもありましたように、こういう国
の施策もあるし、そういう点では是非それに乗っていって、やっぱりこういう病気にかからな
い防止策としてねやっぱりこうできればいいなあということを述べて私の質問を終わります。
〇議長(大原俊博)
〇議長(大原俊博)
それでは、皆さんここでちょっと休憩いたします。
休憩
午前11時41分
再開
午前11時43分
再開いたします。
次に、鳥居亮幸議員の発言を許可します。
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[鳥居亮幸議員
〇4番議員(鳥居亮幸)
一般質問席]
午前11時43分
市民の暮らしがますます大変な状況になっております。そのような中
で政治への閉塞感がますます強まっており、暮らし、福祉を守るため、消費税増税をやめ、
「大企業応援から暮らし最優先」への転換を基本姿勢に据え、国政・地方政治においても住民
が 主 人 公 、 こ の 立 場 を 貫 い て 88年 の 歴 史 を 持 つ 日 本 共 産 党 の 議 員 と し て 、 私 は 住 民 の 皆 さ ん か
ら寄せられました切実な要求を取上げ一般質問をいたしますので、状況説明にとどまらない、
質問にマッチする御答弁をお願いいたします。
ま ず 第 一 、 決 算 の 議 案 の 内 容 も 示 さ れ な い 8月 23日 の 時 点 で の 通 告 で ご ざ い ま す の で 、 ま た
その後いろいろ分かったことについては質問が変わることも御了解いただきたいと思います。
国民健康保険制度は今まさに岐路にあるということが言われております。「住民負担の軽減が
必要である。」という声が大きくなっておりますので、その軽減対策についてお尋ねいたすわ
けです。一つは、決算に表れました国保税の納めようと思っても納めることができない額とい
うものについて原因分析とその中での生活困窮世帯、この負担軽減を市独自で対策をとるお考
えはないのかお尋ねをするわけです。ここでパネルを持ってきたのは、非常にこのように苦し
い 状 況 で 未 納 額 も 21年 度 決 算 で は 1億 4,000万 円 を 超 え る と い う こ と に な っ て 、 世 帯 で 換 算 い
た し ま す と 約 2万 円 を 負 担 し た と い う よ う な こ と も 言 い 換 え る こ と が で き る 状 況 で あ り ま す 。
一 方 に お い て 4割 、 7割 軽 減 、 2割 軽 減 、 5割 軽 減 と い う よ う な 法 定 減 免 も あ り ま す け ど 、 市 独
自で申請を受けて減免したという数がこのパネルに表れているわけです。合併してこういうふ
うに変わったというのをここに書きましたんですけど、非常に単純なことなんですけど、非常
に少ないということを言いたかったんです。そういうパネルになっているかどうかは別として、
平 成 18年 が で す ね 申 請 減 免 は で す ね 11人 で す 。 わ ず か 11人 、 イ メ ー ジ と し て 受 け 取 っ て い た だ
き た い と 思 い ま す 。 そ の 次 が 5人 、 平 成 19年 に は 5人 、 そ し て 20年 度 に つ い て は 9人 、 平 成 21
年 度 の 決 算 で 見 て み ま す と 46人 と い う こ と で ご ざ い ま す 。 こ れ に い わ ゆ る 収 納 率 で す 。 徴 収 率
をここに加えた図表を作ろうというふうにして作って参りましたが、徴収率につきましても折
れ線グラフで入れてみました。それも大変下がっている傾向にあります。大体分かっていただ
けば、こちらを向けたって同じものです。同じものでございます。こっちの方が分かりやすい
と思います。質問を能率的にやるための考え方でございますので、そのつもりで、一々数字を
読み上げなくても、こういうイメージだということを御理解いただけばいいと思います。そう
い う ふ う な 各 年 度 ご と の い わ ゆ る 収 納 率 を 見 て み ま す と で す ね 、 平 成 18年 に お い て は 87パ ー セ
ン ト 徴 収 率 あ っ た わ け で す 。 そ れ が 19年 、 20年 と 、 21年 と 、 21年 に お い て は 83.64に な っ た と
いうことをここで示しているわけです。それ以外の何物でもないわけです。これで考えてみま
す と で す ね 今 年 は 不 納 欠 損 額 が 非 常 に 大 き な 額 が 出 て き て い る 、 昨 年 の 4倍 と い う ふ う に 出 て
き て お り ま す 。 そ れ で 一 方 で す ね 基 金 に お い て は 3億 8,228万 9,000円 、 こ う い う よ う な 基 金
を持っているわけであります。世帯数で見てみますと、後期高齢の医療がこの合併後ありまし
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た の で 、 6,749世 帯 国 保 世 帯 と し て 、 18年 の 時 に は 1万 1,300戸 の 世 帯 が あ っ た わ け で す ね 。
そ れ が 平 成 20年 か ら 6,000台 、 6,800台 、 6,700台 と い う ふ う に 変 わ っ て き て い る と 。 そ う い う
中においてこのような収納率が示されており、一方においては基金として、国保基金として積
み 上 げ た も の が 3億 8,229万 と 、 3億 8,228万 9,000円 と 、 そ う い う よ う な も の す ご い 大 き な
お金になっているわけですね。このお金を使ってですね、こう申請減免の市長が認めた場合と
いうのを活用してですね、一時的に収入が減って退職させられたと、リストラとか、そういう
ような方々以外にですねもう非常に恒常的に収入が少ないという方々もこの申請減免の中に入
れる対策をする必要があるんじゃないかと、そのことを言いたいがためのものであります。非
常 に 数 が 一 桁 と か で す ね 、 多 く て も 46件 で す か ね 、 そ う い う の し か 申 請 減 免 が な い と い う こ と
については非常に不思議に思うところであります。それでもう質問書に書いてありますように、
お答えいただきたいのは、未収額についての、未収、未徴収額ですかね、ついてのその原因は
こういうのがあると見ているということと、私が申し上げました急激に収入が減った以外の人、
いわゆる低所得者ですね、もう廃業をして長いとか、自営業者、それから農業者、漁業者、そ
ういう廃業をして長いという人たちもやっぱい応益あるいは払うわけ、応能・応益割、財産が
ある限りですね払っていかないかない。そういうことで申請減免を大いに使ってもらうという
ふうにしていくお考えはないのかということです。そのじゃあ誰がお金を出すのかというのが
これまでの議論でしたが、もう基金をですね活用していけば負担軽減ができるんじゃないかと。
そして資格証というようなものも出さなくてもいいというふうになるのではないかと私は考え
るわけです。そういうような地方において、国の悪政から住民の暮らしを守るということが地
方政治の第一の義務であるということに考えますので、これは国保税という側面からでありま
すけれども、市独自の御奮闘というものはできないのかどうかということをお願いしたいと思
います。
2番 目 に 出 し て い る の は 年 金 天 引 き の 問 題 に つ い て で す 。 こ れ に つ い て 非 常 に 多 く の 方 々 か
ら苦情が私は聴きました。年金はこれまでも天引きが多くて暮らしが大変な時に、年金そのも
のはやはり自分が見るのが、年金は見るのが楽しみにしているんだと。それをあなたは引去り
にしますというようなことはですね逆じゃないかと。自分が、住民が利便性のため申請をする。
そのようなですね年金天引きにしていくというような方向が正しいんであって、もう現在の状
況も触れていただきたいと思いますけれども、住民から申請を受けたものというふうな筋をと
るべきじゃないかと思いますけど、その辺については考え方をお聴かせいただきたいと思いま
す。
それから、今後の国保税の方向ですけれども、新しい政権になりまして国保の広域化という
ことが先ほどの通常国会でですね方向性が出されております。この広域化というのは県一本で
この国保税の扱いを進めていこうということです。やはりそうなりますとですね、各地方自治
体で進めていた軽減対策とか、優遇対策というものは、すべてこれは統一化という名の下にな
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くなっていくということになります。そういうことがないように、その途中の、いろんなまだ
固まった提案は出てきていないところでありますけれども、国保ですから国が責任を持って社
会保障ということをすべきものであって、その都度いわゆる情報の提示ですね、そして全住民
と一緒になった協議の仕方、そういう方向が必要ではないかというふうに私は考えているとこ
ろでございます。この点についてはまた次に質問いたしますが。
第 二 の 点 に つ い て 、 第 2点 に つ い て 、 介 護 保 険 に つ い て も お 尋 ね し て お き た い と 思 い ま す 。
介護保険は誰でも安心できる介護保険にする。この独自対策についてお考えがありますかとい
う点について三つお尋ねします。一つは、食費、居住費負担ができないため施設入所できない
方々、こういう方々については市独自の対策をすべきではないかということをお尋ねしたいと
思います。食費、居住費全額はもう自分で出さなければならないということで、この負担につ
いて大きな困難がある世帯が増えてきております。保険あって介護なしという深刻な状態がこ
れまでの経験から発生しており、その原因は制度の構造的な問題から起こっていると現在専門
家は指摘されております。乏しい年金、リストラ、失業など地域の高齢者についてはこの家族
の貧困化が進んできている。重い負担を理由にサービスを抑制していると、こういう人がいる
の も 全 国 的 な 調 査 で も 報 告 さ れ て お り ま す 。 一 定 、 定 率 1割 の 重 い 利 用 負 担 に 加 え て 先 ほ ど の
食費、居住費の全額自己負担、これが深刻な影響を与えてきており、特養ホームの待機者解消
としては非常に緊急な課題となってきているところであります。そこで利用料の一部負担につ
きましても、介護を受けられない方が利用料が要るからということで介護を十分受けられない
あるいは節減して計画を組まなきゃならないということをなくすような独自対策はできないの
かお尋ねします。
3番 目 に 施 設 入 所 待 機 者 を な く す る 方 策 で あ り ま す 。 既 に 介 護 施 設 整 備 に つ い て は 一 定 の 方
向が出されているところでありますが、参議院の厚生労働委員会においては施設整備が可能に
なるように事実上の参酌標準というものを廃止するという要望がこれたくさん出されてきてお
り 、 こ れ が 取 り 上 げ ら れ ま し て 、 今 年 3月 31日 の こ と で す け ど も 、 そ の 後 6月 18日 に は こ の 参
酌 基 準 と い う の を ば 2012年 か ら 廃 止 す る 方 針 が 閣 議 決 定 を し て お り ま す 。 い わ ゆ る 介 護 施 設 が
足らない。待機者が入れない。こういうような状況をなくす上で、予算措置は別として、一歩
前進のものではないかと思うわけでありますが、このような背景を受けてですね待機者をなく
する努力というものをするための設備設備の方向、これは今後どういう方向性を持っておられ
るのか。お願いをいたしたいと思います。
〇議長(大原俊博)
〇議長(大原俊博)
こ こ で 休 憩 い た し ま す 。 再 開 を 13時 と い た し ま す 。
休憩
午後12時01分
再開
午後
1時00分
再開します。
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〇4番議員(鳥居亮幸)
引 き 続 い て 通 告 書 の 3番 の 質 問 を い た し ま す 。 郷 土 と 社 会 の 功 労 者 と
し て の 高 齢 者 に 対 す る 敬 意 を 表 す る 対 策 で あ り ま す 。 1、 曽 於 市 な ど の 取 組 み を 参 考 に し て 敬
老祝金、敬老の祝いを幅広い方々に適用する。そのお考えはないのか。これはもう従来も何回
も 取 り 上 げ て き た 問 題 で あ り ま す 。 6月 16日 の お 知 ら せ 版 に お 年 寄 り が 見 に く い よ う な 字 で そ
の こ と を 書 い て あ り ま し た 。 米 寿 の 368人 の 方 々 、 こ の 方 々 は ま さ に 寝 耳 に 水 じ ゃ な い か と 思
います。こういう方々にはやはりしかるべき方法で説明をすべきものであるというふうに考え
ますが、その辺も含めてお願いしたいと思います。曽於市におきましては古希の方もお祝いを
し て お り ま す 。 そ し て 5歳 刻 み で 、 100歳 以 上 と か 、 90歳 と か 差 別 が な い よ う で ご ざ い ま す 。
そして額としても均一の額で出しているということですので、これを参考にして、お祝いです
から、その額が大きいからうれしいとか、小さいからうれしくないということはないと私ども
は 思 い ま す 。 75歳 か ら 敬 老 者 と し て 私 ど も の 集 落 で は お 祝 い を い た し ま す 。 そ う い う 地 域 の 実
情も考えながら適用枠を拡大することが必要じゃないでしょうか。
2、 同 じ く お 知 ら せ 版 に あ り ま し た ね た き り 高 齢 者 介 護 手 当 支 給 対 象 者 を 要 介 護 3に 支 給 す
る の を や め る と い う こ と で あ り ま す が 、 「 要 介 護 3こ そ 支 給 を す る 対 象 で は な い か 。 」 と い う 声
が あ り ま す 。 要 介 護 4・ 5に つ い て は 比 較 的 動 い て 回 ら な い と い う 人 た ち で 、 い わ ゆ る 決 ま っ
た 介 護 で い い わ け で す け ど 、 介 護 3の 場 合 は 盛 ん に 、 認 知 症 の 場 合 も あ り 、 動 き 回 っ て 非 常 に
介 護 に 大 変 苦 労 す る と い う よ う な 側 面 も あ る わ け で 、 ど う い う よ う な 考 え 方 で 介 護 3を 支 給 し
なかったのかも含めてですねやっぱり元に戻す考えはないのか。お願いします。
③ 高 齢 者 の 日 常 生 活 用 具 給 付 対 象 者 の 拡 大 に つ い て お 願 い い た し ま す 。 こ れ も 6月 16日 の お
知らせ版にありましたが、生活用具給付は高齢者にとって非常に大事なことであったと思いま
す。それを統一したというようなことを書いてありましたので、その根拠、そしてもっと必要
な人に拡大していくお考えはないのかお尋ねします。
4、 幼 児 ・ 児 童 ・ 高 齢 者 の 虐 待 防 止 強 化 に つ い て お 尋 ね し ま す 。 養 護 、 育 成 、 障 害 、 非 行 、
様々な相談事があるわけですけれども、そのための相談窓口、実際のその解決に動く体制、そ
ういうような人的な配備を改善していくお考えはないのかお尋ねいたします。家庭児童相談所
に つ い て も 400件 ぐ ら い の 相 談 が あ る と 聴 き ま し た 。 高 齢 者 に つ き ま し て も 類 似 的 な 事 案 が 5
件ぐらい相談窓口に来ているというふうにお聴きいたしました。それぞれケースは違うわけで
すけれども、問題は、市の安全・安心のまちづくりのあのパンフレットの中にあるように、地
域の全体の各関係機関の連携ということの強化に尽きるんじゃないかと思いますけれども、そ
の実際の活動というのは現実にマッチしているかどうかというような立場から質問でございま
す。
5、 平 和 の 尊 さ 、 戦 争 の 悲 惨 さ を 語 り 継 ぐ た め の 対 策 に つ い て お 尋 ね し ま す 。 8月 15日 は 65周
年の終戦の年でありました。今まで過去の経験を語ることのできなかった方もやっと重い口を
開けて経験を語るというようなものもたくさん事例も出ております。平和のツアーというのも
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たくさん組まれて戦跡巡りというようなものも盛んに行われるようになっているようです。
「本市においては、野戦病院跡、震洋艇の基地跡、また掩体壕、防空壕、こういうものがたく
さんある。」というふうに市史などには述べてあります。これについてよそから来た人たちが
「どこにあるのですか。」、そういう質問を受けます。それで全体的な場所、場所の提示あるい
はその標示というようなものが必要ではないかと思いますが、そのようなことは進めていただ
けないかお尋ねします。
6、 松 く い 虫 の 新 た な 被 害 防 除 対 策 に つ い て で す 。 3月 議 会 で も 対 策 が 示 さ れ た と こ ろ で あ り
ま す 。 無 人 ヘ リ の 活 用 、 そ れ か ら 景 勝 松 へ の 対 策 、 そ れ か ら 単 独 事 業 と い う の が 平 成 21年 度 に
も出されているようであります。その松くい虫の防除対策というものが効果があったというふ
うに判断されておられるのか。砂丘地農地の対策、それから防砂林の対策、学校松の対策とい
うものについては現状認識と新たな保存対策の強化策は必要でないか。お願いします。
7、 市 道 で の 車 両 事 故 の 防 止 対 策 で あ り ま す 。 賠 償 事 例 が こ こ 数 年 散 見 さ れ る わ け で す け れ
ども、市が管理責任を問われる市道、この幅員が狭い箇所の側溝の補修整備、また蓋の、蓋版
の設置に力点を置く行政姿勢のお考えはないかお尋ねいたします。住民からの意見では、屋地
天神線、伊勢丸潟線、大崎小湊線、内布大崎線、水没の関係も含めて、こういうものについて
の重要性・緊急性というようなものについてはやはり見回り点検強化対策とマッチしていかな
き ゃ な ら な い と 思 い ま す が 、 「 3か 月 1回 は 見 回 り を し ま す 。 」 と い う 答 弁 は こ れ ま で あ り ま し
たが、やはり新しい対策をして賠償事例が起こらないようにするべきじゃないかと思いますが、
お考えをお尋ねします。
8番 、 児 童 生 徒 の 通 学 路 の 交 通 安 全 対 策 に つ い て で ご ざ い ま す 。 学 校 健 康 会 な ど の 加 入 の 条
件もあり、通学路などは指定がされていると思いますが、交通事情の変化に対する見直しとい
うのは各学校独自にとられておられるものかどうか。それと信号機の設置の検討箇所として吹
上浜公園線、主要地方道鹿児島加世田線の接点については右折車が非常に危険だという状況が
あります。車両も増えておりますので、信号機の検討をする必要はないかお尋ねします。
9番 目 、 学 校 教 育 ・ 社 会 教 育 に お け る 携 帯 電 話 利 用 に つ い て の 対 策 で あ り ま す 。 情 報 選 択 能
力、そしてその正しい利用を進める。そういう教育が今必要ではないかというふうに考えます。
大変便利で生活に溶け込んできているというような状況でありますので、この携帯やメール、
パソコンなどについての児童生徒の被害というのも、事件というのも報道されているようであ
ります。そういう中でやはり積極的に情報選択能力を学習していくというような対策を進める
のが私は正しいあり方ではないかというふうに思います。その推進対策はあるかということを
お尋ねします。パソコンゲームの便利さは市民の日常生活に深く根ざしておるわけでありまし
て、有害サイトから子どもを守りたい。ネットいじめが心配だ。こういうようなことに対する
積極的な解決策が必要だと考えます。現在では交流の場が幻想の世界、いわゆる現実の世界か
ら交流の場が少なくなっていくあるいは奪われている。一方においては仮想的な、バーチャル
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的な世界が大きく広がっていると、そういう環境の中にあると思います。東京の和光中学校の
取組みを見る機会がありました。これは携帯は持込み自由であります。それを可能としている
のは学びとルール作りにあるということが報告されております。三者で議論してルールを、独
特 、 ル ー ル を 決 め て い る そ う で あ り ま す 。 中 学 校 1年 の 総 合 授 業 で は 、 携 帯 、 イ ン タ ー ネ ッ ト
のマナーについて学習して、実際匿名と実名での両方でチャット体験をするということ。そし
て内容を分析して考え合うという取組みであります。生徒、先生、保護者代表が話し合う三者
連絡協議会では携帯ルールについて決めており、相手の承諾なしに写真を撮らないこと。録音
を と ら な い 。 い ろ い ろ 5項 目 ほ ど 決 め て ル ー ル に し て 文 書 化 す る と い う よ う な こ と だ そ う で ご
ざいます。保護者の携帯、プロフなどの意味が分からないそういう親に対しても、希望者があ
れば、学校でそれに対応すると、そういう実践であります。そしてネットは怖いものではなく
て、きちんと使えば便利なものであるということを、頼れる親づくりという立場からこれを取
り組んでいると、こういうことがやはり今必要じゃないかということを質問をいたします。
そ れ か ら 、 11の 義 務 教 育 費 の 、 10の 義 務 教 育 の 父 母 負 担 軽 減 の た め の 具 体 的 な 対 策 は 考 え て
おられますかお尋ねいたします。これは以前にもお尋ねしたところであります。学校営繕の関
係 に つ き ま し て は 、 こ れ ま で 報 告 が あ り ま し た よ う に 、 大 分 、 2分 の 1ぐ ら い こ の 4年 間 で 減
額されてしまったわけです。父母の負担は、学校に持っていくお金、準備のお金というのは非
常 に た く さ ん 増 え て き て い る と い う の が 実 情 に あ り ま す 。 営 繕 関 係 で は 、 平 成 18年 で 大 体 小 学
校 、 中 学 校 5,200万 円 ぐ ら い の 営 繕 関 係 で し た が 、 平 成 21年 で は 半 分 の 2,600万 円 ぐ ら い に 減
らされている。こういう中でですね父母の負担は増大していると。これまで南さつま市での小
中 学 校 の 父 母 負 担 に 関 す る こ と の 調 査 で は 、 小 学 校 が 、 学 年 に よ っ て 違 い ま す が 、 5,000円 か
ら 7,000円 、 ま た 6,000円 か ら 8,000円 と い う よ う な 負 担 が 出 て き て い る と 。 社 会 科 の 作 業 帳
と か 、 小 学 校 の 体 育 、 道 徳 読 本 と い う も の な ど 大 体 21種 類 だ と い う ふ う に 説 明 を 受 け て お り ま
す 。 中 学 校 に お い て は 、 美 術 資 料 、 愛 唱 歌 集 、 中 学 生 の 道 徳 な ど 1年 生 で は 1万 1,700円 程 度 、
2年 、 3年 で は 7,000円 、 8,000円 と い う よ う な お 金 が 負 担 が さ れ て い る と い う よ う な 状 況 、 や
はり義務教育費は無償とするということが教育の基本でありますので、公費にすべきものは予
算化する。全員で使う道具については公費で備品にする。そういうような指導があってもいい
んじゃないかと思いますが、それを進めるお考えはありませんか。
11、 レ ク の 森 公 園 整 備 に つ い て 、 飛 砂 防 災 林 の 保 存 の 対 策 の 考 え を お 尋 ね し ま す 。 こ れ ま で
の論議された点は割愛いたします。これまで飛砂防災林につきましては、昔の人たちが長い間
かかって営々として築いた飛砂防災林であり、初めは宮内さんという個人の方の非常に血の滲
む努力と、また行政も参加したと。そしては畑や家屋に砂が入ってくるのをば防ぐことができ
たという長い歴史があります。それで飛砂防災林の保存の立場に市としては立てるのかどうか。
そこです。そこを、営林管理署といたしましては、国土を守り、森林を守る立場の私は森林管
理署だと思います。その森林管理署は森林を守るための仕事をするわけですから、この問題に
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ついてはその立場からの解決ができるんではないかと。最初から開発ありきでなくて、飛砂防
災林を育てるという観点に立つことはできないのかお尋ねします。
〇市長(本坊輝雄)
私 の 方 か ら 、 3番 目 の 郷 土 と 社 会 の 功 労 者 と し て 敬 老 対 策 を 充 実 す る 考 え
はないかということであります。大変、長年それぞれの地域において大変御苦労なさって今日
の我がふるさと南さつま市を築いてこられた、支えてこられた、守ってこられた先輩の皆様方
には心から敬意を表しているわけであります。お祝いの広報につきましては、今年の当初予算
で説明をさしていただきましたが、市民の皆様方がお祝いする。市民がお祝いを申し上げるこ
と。そして家族がお祝い申し上げること。その点等の視点に立って今回ああいう形で白寿のお
祝いと最高長寿ということでさしていただきました。今、議員から御指摘のように、曽於市の
事例を参考にして敬老祝いを幅広い方々に適用する考えはないかということでございました。
曽 於 市 の 長 寿 祝 金 制 度 の 平 成 22年 度 の 状 況 を 私 も 調 査 い た し ま し た と こ ろ 、 70歳 5,000円 、 75
歳 5,000 円 、 76 歳 5,000 円 、 77 歳 5,000 円 、 80 歳 1 万 円 、 85 歳 1 万 円 、 86 歳 5,000 円 、 87 歳
5,000円 、 88歳 5,000円 、 89歳 5,000円 、 90歳 1万 円 、 90歳 以 上 5,000円 と い う こ と で ご ざ い ま
し て 、 曽 於 市 、 南 さ つ ま 市 大 体 人 口 規 模 は 一 緒 で ご ざ い ま す が 、 曽 於 市 で は 5,639名 の 方 々 に
3,422万 5,000円 の お 祝 金 を 予 定 さ れ て い る そ う で あ り ま す 。 支 給 方 法 に つ き ま し て は 、 99歳
以上は市がお届けをいたしておりますが、これ以外につきましては支給対象者が多いために民
生委員を通じて祝金を交付したいということであります。それぞれの地域においてそれぞれの
お祝金の差し上げ方、対象者あろうかと思いますが、私はやはりこれまで御苦労なさった長寿
者に対しての敬意は十分持っていながらも、やはり今回こんな南さつま市の対応をさしていた
だきましたが、曽於市は曽於市の考え方であろうと思っておりますが、本市におきましては近
年 の 米 寿 な ど 長 寿 を 祝 う 社 会 慣 習 の 変 遷 を 考 慮 し ま し て 白 寿 の 方 に 5万 円 、 最 高 齢 の 男 女 に 各
10万 円 を 交 付 す る こ と と い た し て お り ま す が 、 県 の 方 で も 100歳 の 方 に お 祝 い を と い う こ と に
なっておりまして、あとは県の方でもこれまでの米寿祝等ももう取りやめているところであり
ま す 。 交 付 に つ き ま し て は 、 最 高 齢 者 を こ の 9月 に お 祝 い に お 伺 い を し 、 そ し て 白 寿 の 方 に は
1月 に 市 民 の 皆 様 方 か ら の お 気 持 ち で す と い う こ と で 真 心 を 持 っ て 祝 状 を 添 え て 長 寿 祝 金 を 交
付したいと考えております。
〇教育長(出口定昭)
私 の 方 か ら は 9番 目 と 10番 目 の こ と に つ い て お 答 え い た し ま す 。
9番 目 の 学 校 教 育 ・ 社 会 教 育 に お け る 携 帯 電 話 利 用 の こ と に つ い て で ご ざ い ま し た が 、 お 答
えいたします。携帯電話の使用について、南さつま市においては小中学校長会と市PTA連絡
協 議 会 が 連 名 で 平 成 19年 5月 に 制 定 し た 指 導 方 針 が ご ざ い ま す 。 そ の 方 針 に 基 づ い て 指 導 に 当
たっておりますが、大きく三つの項目にわたっております。周知方御紹介申し上げますと、 1
で は 小 中 学 校 の 児 童 生 徒 に 携 帯 電 話 を 所 持 さ せ な い と い う こ と が 大 き な 原 則 で あ り ま す 。 2で
は 、 所 持 さ せ な い 理 由 と し て 、 携 帯 電 話 へ の 依 存 度 が 高 ま る お そ れ が あ る こ と 。 2、 保 護 者 の
知 ら な い う ち に 外 部 か ら 危 険 な 情 報 が 入 る お そ れ が あ る こ と 。 3番 目 、 い じ め の 手 段 と し て 携
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帯 電 話 が 使 わ れ る 事 例 が 増 え て い る こ と 。 4、 家 出 を 誘 発 す る 事 例 が 多 く な っ て い る こ と 。 5、
犯 罪 被 害 に な る 事 例 が 多 い こ と な ど か ら で ご ざ い ま す 。 3で は 、 や む を 得 ず 所 持 さ せ る 場 合 で
も 徹 底 し た 指 導 を 行 お う と い う こ と で ご ざ い ま し て 、 1番 、 学 校 に は 持 ち 込 ま な い こ と 。 2、 携
帯 電 話 に フ ィ ル タ リ ン グ を 行 う こ と 。 3、 電 話 や メ ー ル で 他 人 の 誹 謗 中 傷 を 絶 対 に さ せ な い こ
と 。 4、 使 用 時 間 等 の ル ー ル を 家 庭 で 決 め て 守 ら せ る こ と な ど を 指 導 に 努 め て お り ま す 。 ま た 、
これからの高度情報化社会にあっては溢れる情報の中から自分の必要性に適合するよりよい情
報を選択する能力を育成することは極めて重要なことであり、各学校では総合的な学習の時間
や中学校の技術家庭の情報の分野で情報モラルも含め学習を進めております。社会教育の場に
おいては、公民館講座や高齢者学級、各校区への出前講座の中で振り込め詐欺防止の学習やパ
ソコンや携帯電話を使った情報入手方法やインターネットの適切な使い方等について取り扱う
ようにしているところでございます。
10の 義 務 教 育 費 の 父 母 負 担 軽 減 の 具 体 的 指 導 と 対 策 と い う こ と に つ い て で ご ざ い ま す が 、 小
中学校において児童生徒が使用する教科書以外の図書や学習帳、問題集、練習帳などの補助教
材につきましては、どの学校でも校内に教材選定委員会を設置し、その委員会における教材の
妥当性、有効性、経費などについての審議がございまして、それに基づいて使用する教材を決
定しております。市といたしましては、補助教材を市が負担したり、セット物の教材を市が備
品として購入したりすることは今のところ考えておりません。補助教材の購入に係る保護者負
担の軽減につきましては、例年年度末に各学校で行われる補助教材選定に当たり、教育の充実
の観点と保護者の負担軽減の観点から常にこれまで使用してきた補助教材の見直しを図るよう
教育委員会から各学校に指導しているところでございます。使用に関しては様式に基づいて教
育委員会への届出を義務付けておるところでございます。そこでチェックもいたします。以上
です。
〇総務企画部長(山口力三)
私 の 方 か ら は 、 大 き な 1の 1番 、 2番 と 大 き な 5番 に つ い て お 答
えいたします。
ま ず 1番 の 国 民 健 康 保 険 税 制 度 の 住 民 負 担 軽 減 と い う こ と で ご ざ い ま す け れ ど も 、 1番 目 の
平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 税 の 収 入 未 済 額 の 内 訳 に つ き ま し て は 、 現 年 課 税 分 が 461人 で 4,291
万 4,500円 、 過 年 度 分 が 421人 で 9,714万 2,510円 と な り 、 合 計 い た し ま す と 実 滞 納 者 は 634
人 で 、 滞 納 繰 越 額 の 総 額 は 1億 4,005万 7,014円 と な っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 現 年 課 税
分 の う ち 収 入 未 済 額 と な っ た 滞 納 者 461人 を 分 析 し て み ま す と 、 事 業 不 振 、 事 業 倒 産 、 自 己 破
産 に よ る 滞 納 額 が 214人 で 1,617万 2,700円 、 借 入 金 の 返 済 等 に よ る 滞 納 額 が 132人 で 603万
3,600円 、 生 活 困 窮 の 申 立 て に よ る 滞 納 額 が 97 人 で 1,521 万 4,400 円 と な っ て お り ま す 。 要 因
といたしましては長引く景気低迷の影響によるものが大きいのではないかと思いますが、失業
などによる生活困窮や借入金の返済等により納付が困難になったと、このように分析している
ところでございます。
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次に、生活困窮者に対する負担軽減でありますが、失業や解雇等により著しく所得が減少し、
国保税の納付が非常に困難となった方につきましては、納税相談の中で減免申請の手続をして
いただくことで必要に応じた減免措置をこれまでも行ってきているところでございます。午前
中 に 議 員 の 方 か ら 具 体 的 な 数 字 が 示 さ れ 、 平 成 18年 度 の 11件 に 対 し て 平 成 21年 度 が 46件 と 約 4
倍に増えているわけですけれども、このことについては市民の立場に立った納税相談、こうい
う も の が 行 わ れ て い る と い う ふ う に 思 っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 ま た 、 平 成 22年 度 か ら 国
の新たな制度としてリストラ等で会社を解雇された方々に対する国保税の軽減策が始まってお
ります。一般的な国保税につきましては前年の給与所得などにより算定されますが、新たな制
度 で は 前 年 の 給 与 所 得 を 100分 の 30と み な し て 算 定 す る も の で 、 税 額 の 大 幅 な 減 額 が 見 込 ま れ
るものでございます。このようなことから本市独自による国保税の負担軽減策につきましては
現在のところ実施する考えは持ってないところでございます。
次に、年金天引きの通知方法等のことでございますけれども、年金からの天引きにつきまし
て は 、 世 帯 内 の 被 保 険 者 す べ て の 年 齢 が 65歳 以 上 75歳 未 満 の 場 合 、 一 定 の 要 件 を 満 た す こ と を
条 件 と し て 世 帯 に 関 わ る 国 民 健 康 保 険 税 を 世 帯 主 の 基 礎 年 金 等 か ら 天 引 き で き る 制 度 が 平 成 20
年度から始まったところでございます。しかしながら、現在におきましては、本人の申請によ
り口座振替の継続を希望する場合におきましては、年金からの天引きではなく、引き続き口座
振替の継続ができることとなっております。このようなことから年齢の到達により新たに年金
天 引 き の 該 当 と な る 世 帯 に つ き ま し て は 、 4月 と 10月 を 基 準 月 と し て 設 定 し 、 3か 月 前 に は 年 金
天引きあるいは口座振替のどちらかを選択していただくために対象世帯に案内文書を送付して
いるところでございます。また現在年金天引きにより納付されている世帯であっても、口座振
替を希望する場合、いつでも本人の申請により口座振替に変更することができる取扱いとなっ
ているところでございます。
次 に 、 5番 目 の 戦 争 の 悲 惨 さ を 語 り 継 ぐ た め の 史 跡 の 整 備 や 標 示 の 対 策 と い う こ と で ご ざ い
ます。世界の恒久平和は市民共通の願いであり、平和で豊かな郷土を次の世代に引き継いでい
くことは私どもの大切な任務であると認識しているところでございます。特に本市におきまし
ては太平洋戦争末期に陸軍最後の特攻基地として万世飛行場から多くの若い特攻隊員が出撃し
て戦死した史実もあります。これらの歴史を踏まえ、広く平和の尊さを後世に伝えるために旧
隊員や地元関係者等によって平和祈念館を建設し、遺品等の保存展示を行うなど平和を願う館
として運営しております。これらに関わる案内板につきましては整備されているものと思って
おりますけれども、議員御指摘の野戦病院として代用した洞窟や三角兵舎等につきましては、
長い年月が経過した現在におきましてはその正確な場所、これらを確認できていないという現
状でございます。また本市には馬来丸沈没慰霊塔などの戦没者の慰霊碑や被弾し多くの犠牲者
の出た史跡も点在しておりますけれども、旧市、町におきまして可能な範囲において案内標示
板などの整備はなされているものと思っているところであります。このことにつきましてもそ
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の内容や場所等についても確認して参りたいと思っております。以上です。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
私 の 方 か ら は 、 大 き な 1番 の 3番 、 大 き な 2番 、 大 き な 3番 の 2
番 、 3番 、 大 き な 4番 、 大 き な 8番 の 信 号 機 の 件 に つ い て 答 弁 申 し 上 げ ま す 。
ま ず 、 大 き な 1番 の 3番 、 基 金 活 用 に よ る 恒 常 的 生 活 困 窮 世 帯 の 負 担 軽 減 と 資 格 者 証 の 件 に
ついてでございますが、基金の処分については基金条例により処分できる範囲を定めていると
ころでありますが、国民健康保険基金については、給付費用や保健事業等に要する費用に不足
が生じた場合に限り、その財源として処分ができるようになっております。いろいろな事情で
収入がない、所得が少ないといった方などには、税負担を軽減したり、減免したりできるよう
に制度的に整備されており、その旨も周知をしているところでございますので、国民健康保険
基金を負担軽減に使うということは基金本来のあり方からも適切ではないというふうに考えて
いるところでございます。
続 き ま し て 大 き な 2番 の 1番 目 で ご ざ い ま す 。 介 護 保 険 の 関 係 の 食 費 、 居 住 費 負 担 が で き な
いため施設入所できない方々への市独自の考えなんですが、介護保険制度では、施設を利用し
ている低所得者の人は、申請をすることにより居住費や食費の負担額が基準により軽減される
制度や、同月に利用したサービス利用者負担の合計額が高額になり、ある一定の額を超えた時
は、超えた分が高額介護サービスとして給付され負担が軽くなる制度や、それとあと介護保険
と医療保険の両方の利用者負担を年間で合算して高額になった場合、ある一定の限度額を超え
た分が支給される高額の医療、高額介護合算制度があります。サービスを利用されている方々
はこのような負担軽減制度を利用しながらケアプランを作成して利用されておりますので、市
として独自の軽減策としては考えていないところでございます。
次 に 、 2番 の 利 用 料 の 1割 負 担 が 払 え ず 必 要 な 介 護 を 受 け ら れ な い 方 々 を な く す 独 自 の 考 え
方なんですが、利用料についてはサービスごとに介護料金が設定されておりまして、サービス
を利用される方々が負担する金額を考慮してケアプランを作成して利用していただいておりま
す 。 給 付 対 象 が 原 則 と し て 65歳 以 上 の 要 介 護 高 齢 者 に 限 ら れ る 介 護 保 険 の 場 合 、 介 護 サ ー ビ ス
を 利 用 し た 場 合 は 原 則 と し て 1割 の 定 率 負 担 と な っ て い る と こ ろ で す 。 先 ほ ど も 申 し 上 げ ま し
たとおり、施設を利用されている低所得者の方については、居住費、食費が軽減される制度、
それから高額介護サービス、それと介護保険と医療保険の両方の利用者負担を年間で合算し高
額になった場合の高額医療、高額介護合算制度、先ほども説明しましたのが、そういうのがご
ざいます。このように介護保険は低所得者の方々にも配慮した給付制度となっています。現行
の で す ね 第 4期 計 画 で は 介 護 基 準 、 介 護 準 備 基 金 を 取 り 崩 す こ と で 保 険 料 を 抑 制 を し て き ま し
たが、今後給付費が増加すると保険料や市の負担も上昇することになりますので、こうした状
況の中で独自の対策というのは考えていないところでございます。
続 き ま し て 3番 目 の 施 設 入 所 者 待 機 者 を な く す 取 組 み と い わ ゆ る 参 酌 標 準 の 関 係 で ご ざ い ま
す が 、 施 設 入 所 待 機 者 を な く す 取 組 み と し て は 、 本 年 度 中 、 22年 度 中 に 小 規 模 特 養 施 設 1か 所
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29床 、 そ れ か ら 特 養 施 設 2か 所 30床 の 増 床 に 取 り 組 み ま し て 、 平 成 23年 度 か ら 開 所 予 定 で ご ざ
います。また介護基盤の整備については、市町村において施設・居住系サービスの量を見込む
場 合 の 参 酌 標 準 が 国 の 基 本 指 針 で 示 さ れ て お り ま す 。 こ の 参 酌 標 準 は 要 介 護 2か ら 5ま で の 認
定 者 に 対 す る 施 設 ・ 居 住 系 サ ー ビ ス 利 用 者 の 割 合 を 37パ ー セ ン ト 以 下 と す る こ と を 目 標 と し て
整備されているところでございますが、本市の場合、これに当てはめて計算をしますと要介護
2か ら 5ま で の 認 定 者 は 22年 の 7月 1,520名 、 そ し て こ れ に 当 て は ま る 施 設 及 び グ ル ー プ ホ ー
ム の 定 員 数 は 693床 で 45.6パ ー セ ン ト と な っ て お り ま し て 、 国 が 示 す 37パ ー セ ン ト を 大 き く 上
回っているところではございます。ただ国としてはこの参酌標準の撤廃の改正指針について、
本 年 9月 16日 を 期 限 と し て で す ね パ ブ リ ッ ク コ メ ン ト の 募 集 を 開 始 し て い ろ い ろ そ う い っ た 意
見を受付け、開所指針を試行しようとする予定となっているところでございます。
続 き ま し て 大 き な 3番 の 2番 で す 。 ね た き り 高 齢 者 介 護 手 当 支 給 対 象 者 要 介 護 3へ の 支 給 す
る考えということですが、ねたきり高齢者等介護手当のねたきり高齢者等の定義を本年度から、
議 員 御 指 摘 の と お り 、 介 護 4以 上 に 認 定 さ れ た 者 で 日 常 生 活 を 営 む に 常 時 他 の 者 の 介 護 を 必 要
と す る 在 宅 の 者 と み な し た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 要 介 護 3の 認 知 症 患 者 、 御 質 問 の 内 容 で す が 、
本年度から対象外となったところでありますけれども、認知症患者については中にはねたきり
の高齢者より介護は厳しい症状の方もいるというような御意見もあります。しかしながら、介
護保険制度における介護度の区分につきましては介護の必要度に応じて設定されまして、要介
護 3は 中 等 度 の 介 護 を 要 す る 状 態 、 要 介 護 4は 重 度 の 介 護 を 要 す る 状 態 、 要 介 護 5は 最 重 要 度
の介護を要する状態と位置付けられ、介護ごとにサービスの支給限度額が設定されております。
こ の よ う な こ と か ら 今 年 度 か ら 要 介 護 4以 上 の 方 を ね た き り 高 齢 者 等 と 位 置 付 け 、 そ の 介 護 者
へ 介 護 手 当 を 支 給 す る と い う ふ う に い た し ま し た の で 、 要 介 護 3に つ い て 戻 す と い う よ う な 考
えはないところでございます。
続 き ま し て 大 き な 3の 3で す 。 高 齢 者 の 日 常 生 活 用 具 給 付 の 件 で ご ざ い ま す が 、 こ れ も 今 年
度見直しをしたところでございます。日常生活用具については、火災警報器、自動消火器、電
磁 調 理 器 の 3種 類 を 給 付 し て お り ま す 。 そ の う ち 「 火 災 警 報 器 と 自 動 消 火 器 の 支 給 対 象 に つ い
て は 、 概 ね 65歳 以 上 の 低 所 得 の ね た き り 高 齢 者 、 一 人 暮 ら し 高 齢 者 等 」 と 、 「 電 磁 調 理 器 の 対
象 者 に つ い て は 概 ね 65歳 以 上 で あ っ て 心 身 機 能 の 低 下 に 伴 い 防 火 等 の 配 慮 が 必 要 な 一 人 暮 ら し
の高齢者等」と規定していたところでございます。しかしながら、給付の実態としては、火災
警報器と自動消火器の支給対象者は電磁調理器と同じく心身機能の低下に伴い防火等の配慮が
必要な高齢者等へとし、給付された経緯があり、また電磁調理器については一人暮らし高齢者
だけが対象となっていたため、心身機能の低下に伴い防火等の配慮が必要な高齢者二人世帯に
ついてもですね対象とすることとしたところであります。このため要綱を改正いたしまして
「心身機能の低下に伴い防火の配慮が必要な高齢者のみの非課税世帯」に統一いたしました。
したがいまして、心身機能の低下に伴い防火等の配慮が必要な高齢者であり非課税世帯であれ
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ば、単身であろうと、二人世帯であろうと給付の対象になるところでございます。
続 き ま し て 大 き な 4番 、 幼 児 ・ 児 童 ・ 高 齢 者 等 の 虐 待 の 関 係 で ご ざ い ま す 。 ま ず 児 童 の 虐 待
の方から申し上げますと、児童虐待の防止体制の現状は、本市ではですね子ども応援室に設置
してございます家庭児童相談室が窓口となりまして二人の相談員が相談業務を行っております。
住民に身近な市町村で虐待の防止、早期発見に積極的な取組みが求められているとともに、児
童虐待における重要な役割を担っております。また市内の各関係機関の代表者を構成員として
ですね市の南さつま市要保護児童対策地域協議会を設置しまして要保護児童生徒に対する支援
の実施状況の把握や関係機関等との連絡調整を行いまして個別のケースに迅速に対応できる体
制づくりを行っております。県の機関を含めた体制につきましては、県の中央児童相談所を中
心としてですね県の子ども福祉課、南薩地域振興局と連携した体制をとっております。中でも
県の中央児童相談所は専門的な知識及び技術を必要とするケースへの対応や市町村の後方支援
に重点化されていて、緊急性のない簡易なケースは市町村が担当することとしております。な
お、家庭相談員の権限の状況でございますが、強制的な立入調査、一時保護等の権限はこの家
庭相談員にはございません。緊急性のある強制的な立入調査が必要なケースにつきましては、
県の中央児童相談所、南さつま警察署に通告しまして連携して対応することになりますが、最
近はそういった事例はないようでございます。市の家庭児童相談室への虐待相談に対する対応
策につきましては、それぞれの相談事例に応じまして最善であると思われる助言指導、情報提
供を行いまして児童の健全育成に努めているところでございます。
それから、高齢者の虐待防止業務でございますけれども、本市では福祉課、それと地域包括
支援センターに相談窓口を置いて対応しているところでございます。福祉課においては措置権
限があり、必要と判断されれば緊急避難として老人ホーム等への入所措置が可能です。地域包
括センターには、社会福祉士、保健師、それからケアマネジャーの専門職員を配置しておりま
して専門的・包括的な相談体制を整えています。現状では福祉課と地域包括支援センターが連
携を密にしながら通報や相談への対応、防止のための広報等を行っているところです。虐待防
止体制の強化策としては、市の関係部署及び市内の各関係機関の代表者を構成員とした南さつ
ま 市 高 齢 者 等 保 護 連 絡 会 を 設 置 し て お り 、 年 1回 情 報 交 換 会 を 行 っ て い る と こ ろ で す 。 ま た 緊
急に対応する必要があるときは必要に応じて関係する機関の代表者を招集して早急に対応をし
ております。県の機関を含めた体制につきましては、先ほどもありました市の高齢者等保護連
絡会の構成員として南薩地域振興局が含まれております。また県の段階においては鹿児島県高
齢者虐待防止推進会議が設置されまして、本市もその構成員となっており、関係機関相互の密
接な連携を確保して総合的かつ効果的な虐待防止推進を図っているところでございます。
8番 目 の 信 号 機 の 設 置 で ご ざ い ま す が 、 主 要 地 方 道 鹿 児 島 加 世 田 線 と 一 般 地 方 道 吹 上 浜 公 園
線の三叉路交差点の信号機の件でございますけれども、先ほどの清水議員との答弁と同じにな
るんですが、信号機の設置につきましては、通常地元住民の方々の要望若しくは交通安全協会
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支部などの要請に応じまして南さつま警察署や鹿児島県警察本部が設置について検討協議を行
いまして、必要性、適合性があると判断すれば、県の公安委員会にその旨を上申する一連の流
れとなっております。それを受けて県の公安委員会や警察本部は全県的な立場から優先順位を
定めて意思決定を行い信号機を設置していくことになりますので、地元からの要望を警察の方
に提出していただくようお願いしたいと思っております。以上です。
〇産業おこし部長(上野哲郎)
6番 の 松 く い 虫 の 薬 剤 散 布 の 効 果 は ど う だ っ た か と い う よ う な
点 に つ い て お 答 え を さ し て い た だ き ま す 。 無 人 ヘ リ に よ る 薬 剤 散 布 を 平 成 21年 度 よ り 小 湊 地 区
で実施しておりますけども、散布地域につきましては被害がほとんど見受けられない状況でご
ざいます。このことからかなりの効果があったものと思います。また伐倒駆除につきましても
小湊地域を中心に実施しましたけれども、山間部に点在します松などを含めすべての被害木の
伐倒は財政の面からも困難と考えております。高度公益松林や地区保全森林として指定を受け
ております松林については国・県の補助を受けながら市が保全管理を行って参りますけれども、
その他の松林については森林所有者自ら管理駆除すべきであることから、今後は松以外の樹種
にも十分検討しながら樹種転換を図っていくことが必要であると思っております。また最近非
常に各所で松枯れが発生しておりますけども、景観上の問題等もありますことから、主要幹線
道路沿いの被害木についてはできる限り県の補助事業等を活用しながら駆除を行い景観の保全
も含めた松林の公益的機能の回復を図って参りたいというふうに思っております。以上でござ
います。
〇教育部長(染川勝夫)
6番 の 学 校 松 の 保 存 策 に つ い て お 答 え い た し ま す 。 学 校 松 の 保 存 策 に
つきましては、加世田小学校及び万世中学校の敷地内において枯れ松が発生しております。残っ
た松の保存策といたしまして今年度予算化しており、対応する計画としております。なお、方
法といたしましてはグリーンガード注入を専門業者とも相談して適切な時期に実施する予定で
あり、今後とも他の学校も含め学校松の保存に努めて参りたいと考えております。
次 に 、 8番 の 児 童 生 徒 の 通 学 路 の 交 通 安 全 対 策 に つ い て お 答 え い た し ま す 。 南 さ つ ま 市 で は 、
児童生徒の登下校における安全を確保するため市内のすべての学校に通学路の交通安全対策に
ついて検討する会合の設置を指導し、どの学校においても校内においてスクールゾーン委員会
等を開催しております。各学校で実施している会の内容といたしましては、通学路における危
険箇所の点検、保護者や教職員による登下校時の立哨指導やパトロール、点検活動で発見され
た危険箇所の改善対策や関係機関への要望活動など各学校の実態に応じて実施しております。
多くの学校が登下校の安全確保のために保護者や地域住民にスクールガードを依頼し、登下校
時の見守りや安全確保に協力していただいているところであります。また南さつま市では平成
22年 度 か ら 地 域 ぐ る み 学 校 安 全 体 制 推 進 事 業 を 導 入 し 、 3人 の ス ク ー ル ガ ー ド リ ー ダ ー を 委 嘱
し、登下校中の児童生徒の安全確保を図っているところであります。各学校を通じてスクール
ガードリーダーや地域住民及びスクールガードから寄せられた情報等を基に教育委員会といた
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しましても通学路の安全につきまして常にその確保及び安全な通学路の実現に努めているとこ
ろであります。
〇建設部長(山下和隆)
7番 の 市 道 等 で の 車 両 事 故 の 賠 償 事 例 が 見 ら れ る が 、 市 道 の 幅 員 が 狭
い箇所の側溝の補修整備や蓋の設置に力点を置く行政姿勢のお考えということで具体的路線を
お挙げになった後、市道点検の強化についてということでございました。詳しい内容の前に、
現在、本年を含めて緊急経済対策で相当の事業費を導入してこの維持管理をば行ってきたとこ
ろ で ご ざ い ま す が 、 そ れ で も な お か つ 約 100か 所 程 度 、 事 業 費 で 約 10億 近 く が 未 だ 整 備 の 必 要
が あ る 維 持 管 理 の 内 容 と な っ て お り ま す 。 単 純 に 申 し 上 げ ま す と 、 現 在 の 予 算 で は 年 間 1億 程
度 の 予 算 で ご ざ い ま す の で 、 残 さ れ ま し た 部 分 を 消 化 す る に し て も 10年 か か っ て し ま う と い う
ようなこともございまして、なるべく摘債事業をば使いながら、この単独でする箇所をば少な
くして整備率を上げたいというふうには考えているところでございます。御指摘のございまし
た こ の 蓋 版 設 置 に つ き ま し て は 、 こ の た だ 今 、 議 員 の 方 か ら 申 し て い た だ き ま し た 4路 線 の ほ
かにつきましても蓋版のない箇所が多数ございまして、市の考え方としましては、交通量の多
い箇所、公共施設の周辺、道路幅員の狭い箇所、スクールゾーン等、こういうことをば総合的
に判断しながら年次的に実施していかざるを得ないというような現状を御理解いただきたいと
思 い ま す 。 ま た 市 道 の 点 検 に つ き ま し て で ご ざ い ま す が 、 最 低 3か 月 に 1回 職 員 に よ る 市 内 全
域の道路路線すべてのパトロールを実施しておりますが、そういう部分で発見される部分が、
見落としもございまして、実情は各自治会又は市民の方々からの情報を得て、その情報のあり
次第早急に処置対応を行っているところでございますので、今後ともこの市民への御理解を是
非ともお願いをしていきたいというふうに考えているところです。
次 に 、 一 番 最 後 の 11の レ ク の 森 公 園 整 備 事 業 と 飛 砂 防 災 林 の 保 存 対 策 の 考 え と い う こ と で ご
ざいまして、事前に取材さしていた中では砂の飛散防止をどう考えるかということでしたけれ
ども、下野議員さんの方からの御質問でちょっと内容が変わっておりますので、少し答弁があ
ちらこちらになるかもしれませんが、御勘弁いただきたいと思います。当然森林管理署としま
しては飛砂防備林、保安林をそれぞれ指定して決めてあるわけですので、森林保全という観点
からは、今、議員がおっしゃいますとおり、そのとおりのことだというふうに感じております。
ただ今回でも、今回提案をさしていただいておりますレクの森型の公園整備の地区につきまし
ては、それを踏まえた上で、かつその旧金峰町の方に売却をしたわけでございまして、これの
い き さ つ に つ い て は 、 平 成 4年 当 時 に 旧 金 峰 町 で レ ク の 森 型 整 備 事 業 基 本 計 画 を ば 定 め て 森 林
管 理 署 の 方 と 協 議 を 進 め て い っ た と い う 現 状 で ご ざ い ま し て 、 結 果 平 成 11年 度 に は 契 約 の 締 結
に至ったわけでございます。こういう長い経緯を経て飛砂防備の役目も踏まえながらレクの森
型整備の内容については認めていきましょうという部分でございました。具体的な内容で申し
上 げ ま す と 、 下 野 議 員 さ ん の 方 に も 申 し 上 げ ま し た が 、 公 園 面 積 66.5の う ち 保 安 林 解 除 を 行 っ
て お り ま す の は 16ヘ ク タ ー ル で ご ざ い ま し て 、 残 り 50ヘ ク タ ー ル に つ い て は 保 安 林 の ま ま 残 す
- 140 -
と し て お り ま す 。 ま た 今 回 整 備 を 計 画 し て い る 区 域 に つ き ま し て は 7.2ヘ ク タ ー ル あ り 、 実 質
的 に 保 安 林 の 状 態 で 残 る 範 囲 に つ き ま し て は 55ヘ ク タ ー ル と い う こ と と な り ま す こ と か ら 、 こ
れらの区域については森林保全ゾーンとして背後地の農地や人家を保護するために現状と同様
な役目を果たすものというふうに考えております。全協でも申し上げましたが、この約束事を
ば 守 る た め に も う 現 在 考 え ら れ る 最 低 の 範 囲 に 約 7ヘ ク タ ー ル の 整 備 で ご ざ い ま す の で 、 ど う
してもこの部分については実施をしていかざるを得ないというような判断に立って市長自ら判
断をされたところでございますので、御理解方どうか賜りますようによろしくお願いします。
〇4番議員(鳥居亮幸)
国保税の軽減の問題で再度質問いたします。お年寄りの敬老祝金など
は非常にカットされてですね福祉の全体の冷込みというのが非常に進んできていると思います。
特にこの国保のことではそれが表れてきていると思います。暮らしの厳しさ、それから事業不
振、廃業というものがもろに表れていると私は思うんです。私は市長にお尋ねしたいんですが、
先ほど私が示した申請減免の数ですね、余りにもこの桁が違って少な過ぎるんじゃないかと。
今 答 弁 い た だ き ま し た の で も 納 め ら れ な い 人 が 634人 お ら れ る わ け で す ね 。 私 が 示 し た あ の グ
ラ フ で は 一 桁 で す よ 、 申 請 さ れ た 減 免 。 一 桁 、 多 く て 47で す ね 、 そ の 希 望 し た 人 は ほ と ん ど 、
こ の 申 請 し た 人 は 申 請 減 免 に な っ て い ま す 。 1人 だ け 適 用 な か っ た よ う で す ね 。 そ れ で 市 長 、
これをもっとですね申請減免を上げてもらうようにこの該当者の方にですよ、未納になってい
る方に知らせてあげるということは考えませんか。そこが私は行政の親切心だというふうに思
う ん で す よ 。 こ こ に 書 き ま し た よ う に で す ね 、 た っ た こ れ だ け あ る 。 平 成 19年 に 至 っ て は 5人
で す よ 。 一 方 に お い て 、 今 答 弁 が あ っ た の が 、 97人 は 生 活 困 窮 で 、 ま た 事 業 不 振 、 倒 産 、 破 産
ち ゅ う の が 214人 も い ら っ し ゃ る ん で す よ 。 こ の 方 々 が な ぜ 申 請 さ れ な か っ た の か と 、 も う こ
ういうような立場でですね、市長少ないと思われませんか。もっと利用するように進めるお考
えはないですか。
〇市長(本坊輝雄)
国保の関係でありますが、大変厳しい状況下の中でのそれぞれお立場の方々
がいらっしゃるわけでありますが、ただ申請減免につきましては、申請のその方法については
お知らせをいたしておりますので、是非申請をしていただきたい。そう思っておりますので、
その申請を私どもの方で窓口は持っているわけでありますので、そういうことでお受け止めを
いただきたいと思います。
〇4番議員(鳥居亮幸)
これはもうこれまでも議論してきたことなんですけども、申請しない
人が悪いというそういうことじゃ良くないと思うんですね。市長が幸い「申請してほしい。」
と お っ し ゃ っ て い る わ け で す か ら 、 そ う い う よ う な こ と を こ の 対 象 者 の こ の 634人 の 方 々 に ち
ゃんと知らせるべきじゃないでしょうか。市長そこはどう思いますか。
〇市長(本坊輝雄)
納付書をお渡しする段階でですねこういう制度があるということはお知ら
せいたしているわけでありますので、是非申請をしていただきたいと、そういう手続でござい
ますので、御理解賜りたいと思います。
- 141 -
〇4番議員(鳥居亮幸)
お 役 所 と し て は で す ね 1,000円 で も 取 り 立 て て い こ う と い う こ と に な
ると思うんですけど、この滞納、滞納の言えば回収のための納税徴収嘱託員がいらっしゃいま
すですね。そういう方々についてはこの制度の、申請減免の制度の理解がちゃんとなされてい
るのか。あるいはその用紙も持って行ってですね相談に応じるというような体制がなされてお
りますか。そうしないと一人ひとりには理解できないんじゃないでしょうか。どうですか。
〇税務課長(今村一男)
徴 収 嘱 託 員 に つ き ま し て は 2名 の 方 が い ら っ し ゃ い ま す 。 そ の 方 々 に
ついては徴収、それとあと納めていただかない方についてはですね、市役所の方においでいた
だいて納税相談をしていただくようにお願いをしたりしながら徴収活動を行っているところで
ありまして、その来庁されて納税相談をされた中でそれぞれ減免に該当する方であれば、その
ような手続を踏んでいっていくという取扱いをしております。
〇4番議員(鳥居亮幸)
そういう行政姿勢であられれば今後必要な人が救済されるということ
は あ る と 思 う ん で す け ど 、 余 り に も 桁 が 少 な い の で 、 申 請 が 100上 が っ た う ち に 50認 め ら れ る
と、そういうようなことであればですね理解はできるんだけど、もっとその親切心のある行政
で 、 こ の 方 法 が あ る ん で す か ら 、 進 め て い っ て い た だ き た い と 思 い ま す 。 7月 20日 の 国 保 新 聞
を見てみますとこの国保に対する一般会計の繰入額の全国平均が出ておりました。一人当たり
で す ね 1万 円 は 実 施 し て い る と 、 繰 入 れ を し て い る と い う よ う な こ と に な っ て い ま す 。 こ れ は
後期高齢の皆さんが外れたからだろうというようなコメントもあるようですけども、本市にお
いては一般会計からの繰入れというのは非常に、なかなかなされないという状況ですね。こう
いう方面からも改定をしていただきたい、改めていっていただきたいと思います。もう一つの
問題は社会保障としての国保の再生が必要だということで、今までの相互扶助の助け合いとい
う の は 、 戦 前 の あ の 健 兵 健 民 政 策 で す ね 、 そ れ で こ れ で あ っ て 、 今 は 国 保 は で す ね 第 1条 で 社
会保障及び国民保健のためというのを制度が規定されておるわけです。それで国保の運営の責
任はすべて国が負っておりますので、国が改悪しないように市長としてですねこの国保の第
1条 の 理 念 で 国 は 進 め て い た だ く よ う に 要 求 す る 御 決 意 を 一 言 お 聴 き し た い 。
〇市長(本坊輝雄)
国 保 の 関 係 に つ き ま し て は で す ね 県 内 19市 そ れ ぞ れ の 地 域 の 抱 え る 同 様 の
課題等でありますし、置かれた現状というのは大変類似した地域も多いわけであります。そう
いうことでございますので、必要な部分については制度上の改善等については市長会等で相協
議しながら要請活動は行っていきたいと思っているところであります。
〇議長(大原俊博)
これで一般質問を終わります。
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
こ こ で 念 の た め 申 し 上 げ ま す 。 10日 の 本 会 議 は 、 議 案 な ど の 質 疑 等 を 行 い ま す 。
本日はこれで散会いたします。御苦労さまでございました。
散
会
午後
2時06分
- 142 -
第 3回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 5日 目 )
1.開
会
日
時
平 成 22年 9月 10日 ( 金 ) 午 前 10時
1.議
事
日
程
( 第 5号 )
〇開
日程第 1
日程第 2
日程第 3
日程第 4
議
報 告 第 13号
資金不足比率について
報 告 第 14号
質
疑
同
上
平 成 22年 度 株 式 会 社 杜 氏 の 里 笠 沙 事 業 計 画
について
報 告 第 15号
平 成 21年 度 株 式 会 社 杜 氏 の 里 笠 沙 の 決 算 に
ついて
議 案 第 69号
専決処分の承認を求めることについて・平
成 22年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
議 案 第 70号
日程第 5
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 健 全 化 判 断 比 率 及 び
質疑、付託省略、討論、
表決
専決処分の承認を求めることについて・南
同
さつま市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する
上
条例
日程第 6
日程第 7
日程第 8
議 案 第 71号
南さつま市手数料条例の一部を改正する条
例
議 案 第 72号
南さつま市立保育所条例の一部を改正する
条例
議 案 第 73号
質疑、総務委員会付託
質疑、文教厚生委員会
南さつま市へき地保育所条例を廃止する条
例
- 143 -
付託
日程第 9
議 案 第 74号
南さつま市簡易水道事業設置条例及び南さ
つま市水道給水条例の一部を改正する条例
質疑、産業建設委員会
付託
日 程 第 10
〇散
議 案 第 75号
あらたに生じた土地の確認について
会
1.本日の会議に付した事件
〇議事日程のとおり
- 144 -
1.会議に出席した議員(22名)
1番議員
林
耕
二
2番議員
古
木
健
一
3番議員
室
正
和
4番議員
鳥
居
亮
幸
5番議員
南
敏
子
6番議員
上
村
研
一
7番議員
山
下
美
岳
8番議員
今
村
建一郎
9番議員
石
井
博
美
10番議員
石
原
哲
郎
11番議員
柳
元
拓
夫
12番議員
諏
訪
昌
一
13番議員
貴
島
修
14番議員
上
園
邦
丸
15番議員
有
村
義
次
16番議員
下
釡
清
和
17番議員
清
水
春
男
18番議員
田
元
和
美
19番議員
相
星
輝
彦
20番議員
下
野
21番議員
若
松
正
伸
22番議員
大
原
俊
博
長
髙
倉
正
継
記
宮
内
雅
史
屋
認
1.会議に欠席した議員(0名)
1.会議に出席した事務局職員(4名)
事
務
局
書
長
田
中
茂
穂
議
記
井
上
喜
詞
書
事
係
1 . 法 第 121条 に よ る 会 議 に 出 席 し た 説 明 員 ( 2 4 名 )
市
長
本
坊
輝
雄
副
長
柴
田
達
朗
長
出
口
定
昭
総務企画部長
山
口
力
三
総務企画部参与
兼 企 画 課 長
本
坊
佳
彦
市民福祉部長
長
濵
一
盛
産業おこし部長
上
野
哲
郎
建
長
山
下
和
隆
教
長
染
川
勝
夫
総務企画部総務
課
長
中
山
秀
次
総務企画部秘書
広 報 課 長
松
原
哲
郎
総務企画部財政
課
長
前
畠
実
総務企画部税務
課
長
今
村
一
男
市民福祉部保健
課
長
末
永
茂
市民福祉部福祉
課
長
尾場瀬
仁
市 民 福 祉 部
子ども応援室長
阿久根
吉
彦
産業おこし部
農林水産課長
永
田
洋一郎
産業おこし部
商工政策課長
園
田
親
久
産業おこし部
農地整備課長
谷
川
茂
建設部建設維持
課
長
橋
口
一
郎
教
育
育
部
洋
市
設
- 145 -
部
建設部建設整備
課
長
鮎
川
敏
彦
水
道
教育部教育総務
課
長
中
村
千
尋
監査事務局長
- 146 -
課
長
田良島
輝
久
有
安
行
馬
△
〇議長(大原俊博)
△
日程第 1
開
議
午前10時00分
おはようございます。ただ今から本日の会議を開きます。
報 告 第 13号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 健 全 化 判 断 比 率 及 び 資 金 不 足 比 率 に つ
いて
〇議長(大原俊博)
日 程 第 1、 報 告 第 13号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 健 全 化 判 断 比 率 及 び 資 金 不
足比率についてを議題といたします。質疑に入ります。御質疑ありませんか。
〇4番議員(鳥居亮幸)
お 尋 ね し ま す 。 資 料 の 2ペ ー ジ に も あ り ま す よ う に 、 結 論 的 に 「 平 成
21年 度 に お け る 市 の 決 算 に お い て は い ず れ も 指 標 に つ い て は ク リ ア し て い る と 、 早 期 健 全 化 基
準以下の比率となりました。」と、これが結論でございます。このことは日ごろ住民に対して
説明する市も、国も借金が膨大になっていると、そういうような説明の仕方と矛盾するのでは
ないかという点が第一点です。いずれも健全だというふうな結論ですので、住民に対する説明
とは矛盾しているんじゃないか。
その二つ目はですね、住民負担の増大、身近には敬老祝金カット、補助金のたくさんのカッ
トなど細かい細部にわたる住民福祉の削減が続いているということについては、この実態とは
そぐわず、更なる開発、大型開発の事業というのは進むことができないという側面も示してい
るんじゃないかと思いますが、その点についてお尋ねいたします。
〇財政課長(前畠
実)
財政健全化判断比率でございますけれども、これにつきましては改善
はしているという状況と、あとそう言いながらも市民に対しましては借金等が増えているとい
う状況と矛盾しているんじゃないかというお話でございますけれども、当然健全化判断比率の
方につきましては、早期健全化基準、あと財政再生基準といういわゆるイエローカード、レッ
ドカードに該当するようなことにはないように当然するのが当たり前の話でございますので、
これにつきましては、これをクリアしていくのが当然な話と、その上で更に昨年度の当市の指
標と比べまして徐々に改善していくべきというのが本来この指標のあるべき姿だろうというふ
うに思っております。実際の市民に対しましての借金等が増えている状況、もうこれにつきま
しては事実ではございますけれども、これにつきましてもただ借金を、起債の総額を増やして
いるだけではなくて、その起債等を借りる時にも可能な限り過疎債とか、合併特例債とかといっ
たような交付税措置のいわゆるあるような高い高率のものについて充てるようにしているその
結果でございますので、そういう意味では引き続き起債の残額等の削減に努めておきますけれ
ども、これと並行してこのこういった指標につきましては改善を目指していくという方向性と
しては同じ方向ではないかというふうに思っているところであります。
〇市長(本坊輝雄)
財政状況につきましては、それぞれ今、財政課長が答弁いたしたとおりで
ありますが、健全な経営を目指す努力の結果ということでお受け止めを賜りたいと思いますが、
ま た 21年 度 は 特 に 国 の い ろ い ろ と 経 済 対 策 等 も あ っ た わ け で あ り ま す が 、 た だ あ く ま で も 国 の
- 147 -
臨時財政特例債とか、いろんなことを総合的に含めましても前貸しの状況であるということを
受け止めなければならないと思っておりますので、そのことを含めての健全化に向けての努力
をいたしてきたわけであります。
それから、「大型開発」という言葉をお聴きしまして、何のことかなあと思っているわけで
ありますが、金額的には膨らむものもありますが、私は、今後し尿処理場の河川改修に伴う建
設であれ、清掃センターであれ、また坊津学園の整備であれ、そういうことが大型開発とは思っ
ておりません。ただしかるべきやらなければならないこと、避けて通れない一つの課題である
若しくは合併によって新しく新たな歴史を刻む一歩である。そういうための施策であろうと思っ
ております。
それから、「敬老祝金をカットした。」という表現がございましたが、確かに総体の事業費は
縮減いたしましたけれども、やはりこれは、今やっておりますイベント・事業のあり方検討委
員会ではありませんが、この財源をどんな形で活用する。そしてそれは市民がお祝いすべきも
のなのか。御家庭がお祝いすべきものなのか。そういうことを整理した上での結果でございま
し て 、 決 し て 、 こ れ ま で 白 寿 祝 い の 対 象 者 の 皆 様 方 は 3万 円 の お 祝 い で あ り ま し た が 、 今 回 か
ら 5万 円 差 し 上 げ る と い う こ と で ご ざ い ま す し 、 最 高 長 寿 の 方 に も 、 こ れ ま で 差 し 上 げ て お り
ま せ で し た け れ ど も 、 10万 円 差 し 上 げ る と い う こ と で あ り ま す 。 そ の 金 額 等 に つ い て は ま た 今
後いろいろと議論はあろうと思いますが、「敬老祝金をカット」という言葉が先に出ることは、
私にとってはいかがなものかと思って受け止めさしていただいております。
〇4番議員(鳥居亮幸)
レッドカードとイエローカードの違いであるというような説明ですけ
ど、早期健全化基準についてはもう比率以下になっているんだというこれが結論ですよね。そ
う す る と 一 方 市 の 具 体 的 な 21年 度 の 決 算 と い た し ま し て は 、 決 算 の 歳 出 が 約 250億 で す ね 、 250
億 、 そ う す る と 年 度 末 の 借 金 が 約 300億 と い う よ う な 状 況 に な っ て い て 、 こ れ は 以 前 は 予 算 規
模よりも少ない地方債残高の時代もあったわけです。その後国の補助制度でいろんな許認可制
度を持ち込んでですねいろいろな開発を行ってきたと、箱物造りが行ってきたと、こういう歴
史があって、その国・県の方向に従って進めてきたのがいわゆる夕張市のあの進め方だったわ
けですね。だから、そういうような歴史があり、市の、地方に対するお金がどんどん削減され
てきているということが今日のこの具体的な本市のこの編成、予算編成について非常に苦労す
るという面が出てくると思うわけです。それで地方においては自主財源が乏しいわけですから、
国からの交付税ですか、交付金、そういうものが確保されなければいけないわけですから、そ
のこれまでのいわゆる国の補助、許認可制度を使っての地方へのいわゆるいろんな財政支出、
借金の勧め、そういうことが一つのイエローカードの原因になってきているんじゃないかとい
うふうに思いますので、今後政権が替わってきましたので、従来型の行き方でなくて、地方の
声で国政のあり方を動かしていくという時代に入ってきているんじゃないかと思います。従来
型でない、国から地方に指導というんじゃなくて、地方の方から国に対して財政の措置を都市
- 148 -
部も、田舎の部分も同じような行政レベルになるような方向で財源を確保するというふうに要
請していくことが必要だということをこの報告は示しているんじゃないかと思います。それで
市長としても国に対する要求というのは、政権が替わっておりますので、大いに強めていくと、
財政改善についての要求を強めていくというような御決意があれば、お答えいただきたい。
〇市長(本坊輝雄)
今いろいろと高所大所から鳥居議員からもこうあるべきではないかという
ような御意見もあったわけでありますが、私もやはり地方が今後自立していく中で地域主権が
叫ばれ、そして、また国と地方の協議の場がしっかりと法的に整備されていくべきであろうと、
そのように考えているわけでありまして、大きく言うならば、地方の職員が、自治体の職員が
国 に 研 修 に 行 く の で は な く て 、 総 務 省 の 職 員 が 地 方 の 自 治 体 の 1,800の 自 治 体 に 勉 強 に 来 る ぐ
らい、そのようなやっぱり地域づくりをすべきではないかと思っております。これまで、職員
の あ り 方 等 に つ き ま し て も 合 併 し た 当 時 よ り も 10年 後 の 平 成 27年 に は 4割 が 職 員 が 縮 減 す る 中
で ど の よ う な 形 で 280平 方 キ ロ に 住 む 、 4万 2,000人 で ス タ ー ト い た し ま し た 南 さ つ ま 市 民 が
年 に 500名 ぐ ら い ず つ 人 口 が 減 少 し て い く 中 で ど う や っ て 市 民 の 命 を 守 り 、 ま た 生 活 を 支 え 、
夢をかなえていくかということについてのですねやはり自治体のあり方というのは、今後やは
り私ども議員の皆さん方のまたお力を、そして、また市民の皆さん方のお力をいただきながら
やはり、九州の中でも鹿児島、鹿児島の中でも南さつまの独自のやり方を模索していきたいと
思っているところであります。いろいろと国の補助、認可すべき制度を使ってきたからこうなっ
てきたんじゃないかということでありますが、現在のところは国の許認可においての自治体の
いろんな事業等が進められているわけでありますので、その現実を向き合っていかなきゃなら
ないと思っております。
それから、いろんな見方もあろうかと思いますが、敬老祝金の制度のお話ではありませんけ
れ ど も 、 こ れ ま で 昭 和 40年 代 に ス タ ー ト し た こ の 制 度 で あ り ま す の で 、 県 内 で も ほ か の 市 に お
きましてはすべて米寿祝にお祝金を配るという制度はまだ残っておりますが、やはり新しい視
点に立って、新たな視点に立っていわゆる公助、共助、自助、公の助け、そして共同の助け、
そして自分自らの自助努力、そういうこと等をきちんと整理しながら共に相携えて共助の精神
を持って地域づくりに取り組んでいる。そういう時代を迎えるであろうと思っております。国
の 方 も い わ ゆ る 景 気 対 策 等 々 で 予 算 を 組 ん だ わ け で あ り ま す が 、 平 成 22年 度 は 確 か 、 細 か い 数
字が間違っとったら、またお詫び申し上げたいと思いますが、四十七、八パーセントのいわゆ
る 借 金 を し て 予 算 を 組 ん だ 国 の 状 況 で あ り ま す 。 そ う で あ り ま す の で 、 国 の 状 況 も 決 し て 、 900
兆からの借金抱えておりますので、いついつまでも地方に対しての支援策ができるのかという
のも不安視されているところもあるわけでありますので、地方は地方で独自のやはり自らの地
域づくりを求めていかなければならないと思っております。しかしながら、現実的に大きな、
日常生活を取り巻く大きな事業等が次から次に、先の一般質問でもお話をさしていただいたと
おりでありまして、それぞれの事業が目白押しであります。給食センター等につきましても釜
- 149 -
の修理とか、このままでは老朽化して給食を、おいしい給食を、安全な給食を提供できない状
況が目前に迫っているセンターもあるわけであります。そういうような、し尿処理もしかり、
生ごみもしかりでありますが、そういうような目前に迫っている問題とは必ず向き合っていか
なけりゃならない。そういうこと等もありまして今後とも財政の健全化に努めながら、それぞ
れ市民の皆さん方の期待に応えるような市政運営を努力していきたいと思っているところであ
ります。
〇4番議員(鳥居亮幸)
市長の御決意は分かりますが、私が申し上げたいのは国に対する要請
強めるべきだと。根拠はですね、今仕分けとかいろいろ進んでいますけども、全く小手先のも
のであってですね、国民、市民が求めているのは無駄を省くことだと思うんです。そして借金
が で す ね 国 ・ 地 方 合 わ せ て 862兆 円 と い う 現 状 、 こ れ が 本 年 度 末 の 見 込 み で す ね 。 862兆 円 も
借金を抱え込んでおる。それをば、更にさっき言われた景気対策をされるというお話です。だ
から、根本的に手を付けていないのが軍事費なんですね。軍事費と政党助成金、こういうのは
もうほんとすぐなくさない、助成金はすぐなくさんないかんと思いますが、軍事費はメスを入
れると。そして協定にもないものを、思いやり予算というものを増大していくと、そういうよ
うな問題、それから大企業、大金持ちには優遇、特別優遇していくという、減税していくとい
う消費税絡みの問題があります。報道によっても大企業への減税を来年度進めていくという具
体的な数字も案が出ているようですね。だから、この三つの点で改善すればこのような借金は
生じることはなかったわけでですね。だから、そういうようなことを含めまして改善できるも
のはあるんでありますから、財源論は十分根拠はあるわけですから、地方も声を出していくべ
きだと、そういう意味でメスを入れるべきものにメスを入れていってほしいと、地方に対する
予算を確保してほしいという要求を市長として強めていただきたい。そういうお考えはありま
すかということをお尋ねします。
〇市長(本坊輝雄)
基本的には、今、国政の中でもよくお聴きをするのは、「地方を理解でき
る議員が少なくなってきた。」とよく言われております。特に選挙制度が比例代表等に衆議院
も導入されまして人口割で議員の定数が決まってくるということでございまして、かつて鹿児
島 県 も 衆 ・ 参 、 16名 か ら 17名 ぐ ら い 衆 ・ 参 国 会 議 員 が い た 時 も あ り ま し た が 、 現 在 は 復 活 当 選
まで含めましても二桁に至ってないのではないかと思っているところでありまして、国の段階
でも是非やはり地方の厳しさ、状況をしっかりと受け止めていただけるような環境が整えばな
あと、そういうことをいつも願っているところであります。
それから、国策に関わるようなことでの鳥居議員からの御意見でありますが、一つ「軍事費」
という言葉が出ましたけれども、我が国家の予算には軍事費という項目はないと思っておりま
す。私は防衛費だと思っておりますが、国策をここで議論するわけではありませんけれども、
自分の国を自分の力で守れない、いわゆる日米安保をはじめ、いろんな国との関わりの中で国
民の国土がこの保全が努められていると、守られていると、そういう地域でありますので、そ
- 150 -
れはそれとしてのまた国策での議論であろうと思っておりますが、何はともあれいろいろと難
しい時代でありますけれども、やはり応分の負担は、国民相互に応分の負担はしながらも、や
はりそれぞれ、先ほど申し上げました公の助け、そして自分の頑張り、そして共に力を合わせ
た共同の力、共生・協働型の社会づくりと、そういうことになっていくのではないかと思って
おりますので、これまで以上に努力が必要であろうと思っております。職員にもこれまで以上
の動きをしなければ市民の期待に応えられないぞということをよく話をさしていただいている
わけでありますが、そういうことで行政のあり方等につきましても何でもかんでも公助、公助
というわけにはいかないところもありますが、どうしても公の力が必要な部分もありますので、
そういうところはしっかりと見極めながら対応していかなければならないと思っているところ
であります。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇17番議員(清水春男)
今回、報告では異常はなくていいということなんですけれども、
「特 に指摘する 事項もない 。」と。是 正の、是正 改善を要す る事項とい うことで言 われておる し、
もうほんとこういう形でいい予算、赤字でなくて、黒字を計上するという点では努力をしてい
る面はあるというふうには見ますけれども、今回の言えばこういう形でいけば、今度の議案に
も出てるんですけれども、この保育園の民営化、また幼稚園のその民間委託、そういった方向
性というのが言えばどうなるか。今後、いろいろこうその方向にこう進むのかどうかちゅうの
は今後のあれですけれども、しかし、そういう方向をすればこの健全、いや、しなければ今度
のこの健全化はなお赤字にどんどん転落していくという方向に、いや、そういう方向になると、
言 え ば 来 年 が 即 赤 字 に こ う な る と い う ふ う な 赴 き な の か 。 そ の 点 1点 で す ね 是 非 聴 か し て い た
だきたい。
〇市長(本坊輝雄)
本 市 が 合 併 い た し ま し て 平 成 18年 に 行 政 改 革 を 方 針 を 立 ち 上 げ 、 そ の 後 集
中改革プラン等においてそれぞれ行政改革が進んでいるわけでありますが、これは中期・長期
的な立場になっての計画であろうと思ってありますので、日めくりをめくって明日はどうなる
んだろうかとか、そういう問題ではございませんので、やはり職員の削減にいたしましてもす
べてがそういう計画に基づいてここまで進んでいるであろうと思っておりますので、私もその
計画に基づいて事を進めていかなければならないと思っているところであります。
〇17番議員(清水春男)
今言われるように、市長が言われましたが、やはり即明日言えば赤
字団体に転落するとかちゅうものではないと。中期、長期に向けた計画の中でこういう判断を
言えばしているというふうに言われるわけですけれども、ほんと、しかし、現実市民の側にとっ
てみればもうそういうことが具体的にどんどんやられていっている部分はあるわけですよね。
そういう点でいけばもう少し私は、先ほども意見がありましたけれども、この行財政改革とい
う点では国の三位一体改革の中で交付税がどんどん減らされていっている。そういう大きな要
因の中で地方はこういう形で方向性をやっぱい行かざるを得ないほんと厳しい状況が私はある
- 151 -
と思うんですよね。そういう点でね先ほども意見がありましたけれども、やっぱり今の我々地
方の場合はほんと市長中心になって無駄を省こうとか言うて一生懸命職員の皆さんも努力をし
ているというのは実感をします。しかし、やはり国の点でのやはり、先ほど軍事費ちゅうのが
ありましたけれども、その防衛費の中でもほんと日本が払わない思いやり予算とか言ったもの
の、ほんとそれを削る必要もある。また政党助成金なんかにしてもほんと政党が各負担、言え
ば努力してやるべきものを、税金で、国民の税金でやろうとしている。いや、やってきている。
そういうものを減らしなさいと地方から大きくこう私は声を上げるべき問題であるというふう
に認識するんですけれども、そういう点、だから、これはただ国政の問題というふうに流すん
じゃなくてですね、やっぱりそういう点は国もやっぱり是正すべきは是正しなさいと。そして
お金を地方にやっぱり、地方も大変なんだから、その交付税を少しでも増やしてくれというこ
と で 、 今 回 の こ の 報 告 4ペ ー ジ 、 す い ま せ ん 。 そ の 健 全 化 の 報 告 書 の 中 に も ね 「 こ う い う 景 気
の中 で緊急経済 対策債の交 付金が来て いるという ことで市の ためにも少 しは役立っ てきている 。」
という報告もされてます。だから、そういう点でね、ただ臨時じゃなくて、やっぱり地方交付
税を増やすという方向性を求めるような声を上げるべきだと認識、私は考えるんですが、市長
どうでしょう。
〇市長(本坊輝雄)
国の制度の中で政党助成金等の導入に対してのいろいろと御意見等もあっ
たわけでありますが、そのこと等につきましてこの地方からですねいろいろと御意見申し上げ
るというのは、それは国の段階でのいろんな協議が国会議員の方でなされていると思っており
ます。ただいわゆる地方の財源の確保ということにつきましてはですね、これは共に地方に住
む者として願いと思いは一緒であろうと思っております。全国の市長会の中でも不交付団体の
交付税を要らない。要らないとは申し上げませんが、不交付団体の地域もあれば、国の財源に
も う 大 変 す が る 思 い 、 3割 自 治 で な く し て 、 私 ど も 2割 自 治 の 自 治 体 も あ る わ け で あ り ま す が 、
国の方にはこれまで以上に財源の確保等についてはですねお願いをして参りたいと、九州市長
会、鹿児島県市長会等を通じてお願いして参りたいと思っております。
それから、それぞれ生活を取り巻くいろんな制度等もあります。教育、そして福祉、介護、
医療、そして、また、もちろんハード面の社会資本の整備等々いろんな制度等もあるわけであ
りますが、この改善に向けてもいろいろ御相談を申し上げながら地方の声をしっかりと届けて
参りたいと思っているところであります。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇6番議員(上村研一)
1点 だ け お 伺 い し ま す 。 資 料 の 4ペ ー ジ 、 下 か ら 6行 目 に 記 載 さ れ て 、
個別意見として記載されている坊津病院の純損失と処理欠損金についてですが、坊津病院の運
営については別な所の議論となると思いますので、いたしませんが、ここに記されている、審
査意見書に個別意見として記されているこのことに対しまして対応・対策を含めてどのように
受け止めておられますか。
- 152 -
〇市民福祉部長(長濵一盛)
坊 津 病 院 の 21年 度 の で す ね 純 損 失 1,626万 569円 と い う 数 字 で ご
ざ い ま す が 、 現 金 ベ ー ス で は 100万 程 度 の 黒 字 に な っ て い る ん で す け れ ど も 、 実 際 償 却 等 を 入
れ た 計 算 で は 1,600万 ほ ど の 純 損 失 を 生 じ て お り ま す 。 現 在 、 坊 津 病 院 の 方 に お き ま し て は 改
革 プ ラ ン 等 も 作 成 し て 鋭 意 努 力 を し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す が 、 今 年 度 も 1名 の 事 務 の 正 規
職員を嘱託化するなどしてある程度人件費等も抑えるような方向でおりますし、今後また加算
金等の取得なんかについてもいろいろと努力をしているようなところでございます。なかなか
損失が減ってはいかないところでありますが、できるだけ患者等の推移、入院患者も昨年度は
ちょっと減っております。できるだけその辺も増やすような努力を、職員の意識高揚ですね、
そういったのも、意識改革も含めてですねいろんな研修指導等にも努力をしていきたいという
ふうに考えているところでございます。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇2番議員(古木健一)
上 村 議 員 の 質 問 と 若 干 関 連 し ま す が 、 報 告 の 4ペ ー ジ に な り ま す け ど 、
数字的には今あったとおりでありますが、この意見書の見方について確認さしていただきます
が 、 個 別 意 見 と し て は 、 今 お 話 が あ り ま し た よ う に 、 当 年 度 の 未 処 理 欠 損 金 が 1 億 2,217 万
1,780円 と い う こ と で 、 大 体 総 事 業 費 が 4億 ぐ ら い の 病 院 で す の で 、 大 変 大 き な 欠 損 金 を 累 計
として生じているわけですが、そこで意見書の見方なんですが、その下に是正改善を要する事
項ということで「特に指摘すべき事項はない。」ということになっておりますが、この辺の意
見書の見方についてですねお伺いしたいと思います。
〇監査事務局長(有馬安行)
意見書のこの改善を要する事項等についての質問でございますが、
まずこの年加算基準におきましては、健全化判断比率等審査は、この健全化判断比率及び資金
不足比率並びにそれの算定の基礎となる事項を記載した書類の係数が正確に計上され、適正に
作成されているかどうかということを主眼にして実施するものというふうにされております。
財政健全化法に基づく監査委員の具体の審査では、法令に照らし、財政指標の算出過程に誤り
がないか。法令等に基づき適切な算定要素が財政指標の計算に用いられているか。財政指標の
算定の基礎となった書類等が適正に作成されているか。客観的事実の妥当性を判断した上で財
政指標の算定を行う場合において公正な判断が行われているか。こういった点を第一義的な主
眼として行われたところです。このような点に関して指摘事項がある場合は意見を付すことが
考えられます。また総務省によりますと、「財政分析や財政運営上の課題指摘といった内容を
含む意見を付すことは監査委員の判断であり、排除されるものではありませんが、決算審査等
の意見における指摘事項と重複を避けるなどの内容面での調整が必要となると思われる。」と
いうふうにされております。この財政指標は決算等に基づき算定されるものですので、その算
定の基礎となります決算は適正に調整されていることが必要となります。決算審査では計算に
間違いがないか。支出命令等に符合しているか。支出は適法であるかといったことなどの点か
ら審査が行われたところです。このようなことにより行われました審査の結果、指標算定に誤
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りがなかったこと及び基準以下であったことから指摘する事項はないとされているところであ
ります。
〇2番議員(古木健一)
決算におけるこの監査委員の意見としてはいわゆる財政運営の健全化
あるいはこういったことに関する検討対策を講じられたいということでですね、いわゆる決算
の時点において決算と、それからこの国が示した数字に合ってるかどうかということを基準に
した違いであるということでありますので、論議についてはまた決算の中で進めて参りたいと
思います。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇3番議員(室屋正和)
平 成 21年 度 の 決 算 を 見 る と 大 分 改 善 若 し く は 改 革 と い う こ と が 進 ん で
おるわけですけれども、数値、指数といいますか、そういう点も、類似団体までにはいきませ
んけれども、届きませんけれども、努力している結果じゃないかなあと、こういうふうに私は
判断するわけですけれども、ここの報告書の審査の結果を見ますといずれも基準以下であると
いうことであります。そこで市長の方にちょっとお聴きしますけれども、この審査の意見書を
見てですね、今後の財政の健全化に向けましていろいろ、課題はいろいろあると思っておりま
すけれども、この比率をですね今後また守っていかねばならないわけですけれども、そのため
にはですねどのようなことをすればですねいいのか。具体的にですね案があればですね、今後
の問題点としてですね市長の方にお願いいたします。
それと財政課長にお伺いしますけれども、先ほど鳥居議員の質問の中で「この問題はクリア
す る の は 当 然 だ 。 」 と 、 こ う い う 意 見 が あ り ま し た け れ ど も 、 そ こ で 、 21年 度 は 今 で す か ら 、
ま だ ま と ま っ て な い 所 も あ り ま し ょ う け れ ど も 、 20年 度 の 決 算 を 基 に し て で す ね 、 20年 度 の 決
算を基にして、千七、八百自治体があると思いますけれども、これをクリアしてない自治体が
何団体あるか。部門ごとにお願いいたします。
〇市長(本坊輝雄)
今回の決算については大きくは一つは自らの努力によって改革が日に日に
進んでいるということでございますので、歳出のいわゆる縮減また節約に取り組んでいる結果
でもありますが、まだまだこれは道半ばも道半ばだと思っておりますし、まだまだ、職員の意
識の改革はもっともっと必要だと思っておりますし、そしてもっともっと市民の理解と協力が
求められていくのではと思っております。改革を進めていく中には必ずや変わるもの、これま
でいただいていたものをいただけなくなったもの、補助金が減額される若しくは廃止されるも
の若しくはこれまでとおりあったものがなくなるもの、そういうこと等が改革に、市民生活の
中に表れてくるのではないかと思いますが、どうかこれを御理解いただけなけれれば、これま
でのものがこれまでどおりすべてあった方がいいわけでありますが、そのことを当然だ、当然
だと。市はすべきだ、市はすべきだと言っとけば非常に難しい状況になっていくのではと思っ
ておりますので、そういう意味での改革プランに基づいた努力が求められていると思っており
ます。
- 154 -
それから、もう一つは国の方からですね交付税等が増額されたということ等もあるわけであ
りますが、ただ私どものこの南さつま市は、鹿児島県内でも大方の地域がそういうわけであり
ますが、国の顔色を伺いながらのいわゆる予算編成であります。でありますので、国がいわゆ
る地方という、地方に対しての交付税のいわゆる財源の確保の支援策のバルブをちょっと閉め
るだけでもう非常に財源不足の状況は応じてくるのは当然だと思っております。よくお互い市
長同士で話をする中でもいつかは、いつかは職員の給与も払えない状況が今のままでは出てく
るかもしれませんと。それがゆえに大きくは国を含めての公務員改革も求められてくるのでは
ないかと、そういうこと等も一般的に話をしているところもあります。もうそういう意味では
ですねいろんな、ちょうど制度や仕組みを見直す時期にきているのではと思っておりますし、
国の政権、国のまたあり方等についても、地方とのあり方等についてもまたいろいろと見直し
が求められる時になっているのではと思っているところであります。そういうこと等にきちん
と真正面から向き合いたいと。避けて通れるもんならば避けて行きたいと思うんでありますが、
そういうわけにはいきませんので、やはりきちんと向き合いながら一つ一つこの財源の健全化
に向けて、そして中長期的な見通しをしっかりと立てて毎年の計画に沿ってやっていきたいと
思っているところでありますので、本当にいろいろと市民の皆様方には大変御理解・御協力を
求めることがあろうかと思いますが、私どもも、私も先頭になって身を徹して職員一同努力し
て参りたいと思っております。
〇財政課長(前畠
実)
議 員 の お っ し ゃ り ま す と お り 、 20年 度 決 算 ベ ー ス の 数 字 で 説 明 い た し
ま す け れ ど も 、 21年 3月 末 現 在 で 都 道 府 県 ま た 市 区 町 村 数 は 全 部 で 1,850団 体 ほ ど ご ざ い ま す 。
その中で早期健全化基準、財政再生基準に該当する自治体の状況でございますけれども、実質
赤 字 比 率 、 こ れ に つ き ま し て は 早 期 健 全 化 基 準 以 上 が 2団 体 、 う ち 1団 体 が 財 政 再 生 基 準 以 上
と い う ふ う に な っ て お り ま す 。 連 結 実 質 赤 字 比 率 に つ き ま し て も 早 期 健 全 化 基 準 以 上 が 2団 体 、
う ち 1団 体 が 財 政 再 生 基 準 以 上 と 。 実 質 公 債 費 比 率 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 早 期 健 全 化 基 準 以
上 が 20団 体 、 う ち 1団 体 が 財 政 再 生 基 準 以 上 と 。 将 来 負 担 比 率 、 こ れ は 財 政 再 生 基 準 が ご ざ い
ま せ ん け れ ど も 、 早 期 健 全 化 基 準 以 上 が 3団 体 と い う ふ う に な っ て お り ま す 。 単 純 累 計 で い き
ま す と 27団 体 が 早 期 健 全 化 基 準 以 上 、 う ち 財 政 再 生 基 準 以 上 が 3団 体 と な り ま す け れ ど も 、 実
際には一つの市区町村でもって複数の指標に該当しているものがございますので、実際の市区
町 村 数 と し ま し て は 22団 体 が 早 期 健 全 化 基 準 以 上 、 う ち 1団 体 が 財 政 再 生 基 準 以 上 と い う ふ う
になっているところでございます。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
質 疑 を 終 わ り ま す 。 報 告 第 13号 に つ い て は 以 上 で 終 わ り ま す 。
- 155 -
〇議長(大原俊博)
△
日程第 2
報 告 第 14号 及 び
△
日程第 3
報 告 第 15号
次 は 、 日 程 第 2、 報 告 第 14号 、 平 成 22年 度 株 式 会 社 杜 氏 の 里 笠 沙 事 業 計 画
に つ い て 及 び 日 程 第 3、 報 告 第 15号 、 平 成 21年 度 株 式 会 社 杜 氏 の 里 笠 沙 の 決 算 に つ い て の 2件
を一括議題といたします。質疑に入ります。御質疑ありませんか。
〇1番議員(林
耕二)
質問の前に、私、議会質問に対して不慣れなところがありまして、一
言 、 通 常 は 21年 度 の 決 算 が 先 で 、 22年 度 の 事 業 計 画 書 が 後 の 方 が 、 後 に な っ て い る も ん だ か ら 、
質問・質疑が非常にやりにくいのですが、いかがなものでしょうか。
平 成 5年 開 業 時 売 上 げ が 2,200万 円 、 平 成 15年 、 焼 酎 ブ ー ム の 追 い 風 に て 総 売 上 げ 1億 円 を
上回り、操業以来の売上げを達成、焼酎ブームに胡座をかくことなく、品質のいい焼酎づくり
を 目 指 し 、 ブ ー ム が 下 火 と 言 わ れ る 中 で も 1億 円 を 保 ち 、 努 力 さ れ て い る と 伺 っ て い る と こ ろ
ですが、計画案でありますが、売上高に対し収益の減少が気になるところです。いなほ館、笠
沙恵比寿、杜氏の里とトリオ金食い虫になるのではと懸念し、健全経営を望むところです。開
館 時 は 1万 人 の 来 館 が 、 現 在 、 近 年 4,000人 に 減 少 が 続 く 中 、 平 成 15年 資 料 展 示 室 や 見 学 コ ー
スを中心に館内改装工事が行われている中、その原点である伝承館としての役割と来館見学コー
スの増加にも努力すべきではないでしょうか。会社内部のことですが、焼酎「一どん」の販売
についてですが、葉書による応募抽選ですが、誠に機能抜群の抽選機のようで、市内在住者は
年 に 1回 当 た る と い う 優 れ も の に て 感 心 す る と と も に 、 葉 書 代 1,200円 、 「 一 ど ん 」 2,450円 、
箱代と高額商品化と化して苦慮してところです。市民より増産の分や市外地との配分を考慮し、
22年 度 計 画 の 中 で 当 選 率 ア ッ プ に 取 り 組 ん で も ら う よ う に 市 民 の 声 と し て 聴 き 届 け て ほ し い で
す。終わります。質問です。質問というか、「一どん」の販売についてどのようなお考えをお
持ちか聴かせてください。
〇商工政策課長(園田親久)
それでは、「一どん」の関係でお答えを申し上げます。今、議員
おっしゃるとおり、「一どん」については非常に当選の確率が下がっております。実際「一ど
ん 」 に つ き ま し て は 応 募 が 、 年 間 13万 通 ぐ ら い の 応 募 が あ る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 月 に 直 し ま
す と 1万 1,000件 程 度 に な り ま す 。 そ う い う こ と で 今 当 選 倍 率 が 21年 度 大 体 9.3ぐ ら い に な る
と こ ろ で ご ざ い ま し て 、 月 で す ね 、 年 間 出 し て 1回 し か 当 た ら ん と い う こ と に な り ま す 。 当 た っ
た 場 合 に つ き ま し て は 一 人 2本 と い う こ と に は な っ て お り ま す 。 そ う い う こ と か ら 今 、 会 社 の
方 に お 願 い を し て あ り ま す の は 、 で き る だ け 、 「 一 ど ん 」 の 25度 物 で す ね 、 そ れ の 増 産 と 、 あ
とこの抽選のやり方、申込みのやり方、そこを見直しをお願いしているということでございま
す 。 ど う し て も こ の 葉 書 抽 選 に な り ま す と 、 こ れ を 入 力 す る 、 1万 、 毎 月 1万 1,000件 の 入 力 、
それとそのシステムに応じて当選が決まるということになっておりまして、そのシステム代も
掛かっているわけでございまして、この辺について今見直しをお願いしているところでござい
ます。
- 156 -
〇1番議員(林
耕二)
分かりました。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇13番議員(貴島
修)
私は以前株主の代理としてですね株主総会に出たことがある。まだ
合 併 前 の 話 な ん で す が 、 そ の 時 、 旧 笠 沙 町 に 対 し て 利 益 の 中 か ら 1,000万 円 の 寄 附 を し た と い
う事実が確かあったように聴いているんですが、このように非常にいい報告をある中でそうい
う こ と は も う こ の と こ ろ な い の か で す ね 。 非 常 に 旧 笠 沙 町 1,000万 円 の 寄 附 が あ っ て 良 か っ た
なと思って、ああ、いいことだなと思ったんですが、このごろ調子がいい割にはそういう利益
があんまり上がってないということなんです。前、以前とすると利益率が下がったんですかね。
〇商工政策課長(園田親久)
市への負担金等の拠出の関係でございます。杜氏の里開館いたし
ま し て 、 そ れ か ら 、 平 成 10年 度 か ら 市 の 方 に 、 旧 笠 沙 町 の 方 に 施 設 使 用 料 、 負 担 金 と い う 形 で
支 出 を い た し 、 会 社 と し て は い た し て い る よ う で ご ざ い ま し て 、 そ れ は 平 成 18年 ま で 負 担 金 と
いう形で市の方に負担をしているようでございます。これまで施設使用料という名目の中で
1,320万 、 そ れ か ら 負 担 金 と い う 名 目 の 中 で 5,858万 円 と い う こ と で 約 7,000万 程 度 が 市 の 方
に入っているところでございます。今後、剰余金等もあるわけでございますし、今後建物等の
若干の補修等も見込まれるところでございます。この辺につきましてはまた会社の方にもお願
いをして参りたいというふうに考えております。
〇13番議員(貴島
修)
そ れ と も う 1点 で す ね 、 私 こ の 損 益 計 算 書 と か 、 そ う い う の を 見 る
のは非常に不得意な人間でありまして、ですから、ちょっとすごく初歩的なことをお聴きしま
す 、 割 と 情 緒 的 な 人 間 な も ん で す か ら 。 報 告 の 7ペ ー ジ と 報 告 の 12・ 13ペ ー ジ と 見 比 べ て い た
だ き た い ん で す が 、 売 上 原 価 の 労 務 費 が 、 7ペ ー ジ は 3,064万 5,000円 、 報 告 の 13ペ ー ジ が 、
こ れ は 22 年 度 の 計 画 で す よ ね 、 今 申 し 上 げ た の が 。 結 果 の 報 告 、 21 年 度 の 報 告 書 が 労 務 費 が
3,241万 2,587円 、 差 が 176万 ち ょ っ と あ る ん で す が 、 こ ん な も ん な ん で す か ね 。 こ れ は 同 じ
勘定、同じ科目だとは思うんですが、まずそうですかね。同じ科目なんですかね。
そ れ と も う 一 つ 、 報 告 の 7ペ ー ジ の 人 件 費 が 1,987万 、 そ れ に 対 し て 報 告 の 12ペ ー ジ の 人 件
費 、 一 番 上 の 方 で す ね 、 2,216万 8,081円 、 差 が 221万 8,000円 ぐ ら い あ る わ け な ん で す が 、
毎 年 こ ん な 変 化 す る も ん な ん で す か ね 。 そ れ と 20年 度 が こ の 科 目 が ど う だ っ た の か 。 分 か れ ば 、
こ ん な 変 わ る も ん な の か 。 売 上 高 も で す よ 来 年 度 は 100.3パ ー セ ン ト を 、 販 売 計 画 と し て 100.3
パーセントを見込んでいるということで、こんな計画、事業計画とがこんなに下がるもんなの
かをちょっと、すごく初歩的なことで申し訳ないんですけども、お願いします。
〇商工政策課長(園田親久)
ま ず 、 売 上 高 の 関 係 で ご ざ い ま す が 、 特 に 21年 度 に つ き ま し て は
「 一 ど ん 」 の 30度 物 を 2,000本 出 し た 関 係 で 1億 2,800万 と 売 上 げ に な っ た と こ ろ で ご ざ い ま
し て 、 22年 度 に つ い て は そ の 分 が 含 ま れ て お り ま せ ん こ と か ら 売 上 高 に つ い て は 通 常 ベ ー ス ぐ
らいの金額で入れてあるところでございます。
そ れ と 人 件 費 の 関 係 で ご ざ い ま す が 、 計 画 と 、 22年 度 計 画 と 21年 度 実 績 と の 差 と い う こ と で
- 157 -
ご ざ い ま す 。 こ れ に つ き ま し て は 21年 度 若 干 の 給 与 の 見 直 し 等 が あ り ま し た こ と か ら 、 こ れ に
つ き ま し て 22年 度 再 度 こ の 人 件 費 の 見 直 し を す る と い う こ と の 中 で 減 額 し た も の で ご ざ い ま す 。
以上でございます。
〇13番議員(貴島
修)
そ う す る と 21年 度 だ け 給 料 な り 、 賞 与 な り が 上 が っ た と い う こ と で
す か 。 そ し て 、 ま た 、 そ れ を ま た 低 く す る ん だ と 、 22年 度 は 。 労 務 と か 、 従 業 員 の 方 に 不 服 は
出 な い で す か ね 。 ど う 思 わ れ ま す か 。 20年 度 の 実 績 が こ こ に な け れ ば な い で い い で す け ど も 、
大 体 、 21年 度 は 売 上 げ が そ ん な に 、 三 十 何 度 と か 売 っ た か ら 上 が っ た ら こ こ も 上 が っ た ん だ と 。
そ し て 22年 度 は そ れ も な く な る か ら 、 そ れ に 伴 っ て 下 が る ん だ と 、 そ の よ う に 解 釈 し て い い ん
ですか。
〇商工政策課長(園田親久)
売上げにつきましては議員おっしゃるとおりでございます。あと
その人件費等の分に係る部分でございますが、これにつきましては会社としていろいろと問題
も ご ざ い ま す が 、 就 業 規 則 の 見 直 し の 中 で 格 付 け を 行 い 、 こ の 分 に つ き ま し て 21年 度 非 常 に 人
件費が上がったということでございます。これにつきましては取締役会の、会社の取締役会の
中 で 22年 度 再 度 就 業 規 則 の 見 直 し を 行 い な が ら 、 従 業 員 の 同 意 を い た だ き な が ら 正 常 化 、 20年
度ベースですね、そのぐらいに持っていきたいということで考えております。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇17番議員(清水春男)
報 告 書 の 9ペ ー ジ に で す ね 「 生 産 者 か ら 直 接 仕 入 れ る 方 法 に 切 り 替
え た 。 」 と 、 芋 を で す ね 。 そ れ に 、 こ こ に こ う 書 か れ て い る ん で す け れ ど も 、 21年 度 の 事 業 報
告 の 中 で そ う 書 か れ て い る ん で す が 、 21年 度 言 え ば 地 元 産 に そ れ は 直 接 生 産 者 か ら 仕 入 れ た と
いうことですが、生産者の人数、また南さつま市内の農家の割合というか、いくらぐらいなの
かですね。
そ れ か ら 、 7ペ ー ジ の 、 こ れ は 22年 度 損 益 計 算 書 の 中 で も で す ね あ る ん で す が 、 そ し て 報 告
の 12ペ ー ジ に も で す ね あ る ん で す が 、 と い う の は 雑 給 と い う の が 、 そ の 労 務 費 に も 雑 給 、 人 件
費 に も あ っ て 、 そ し て 、 ま た 今 度 は 損 益 計 算 書 の 22年 度 の 分 で は 言 え ば 人 件 費 の 中 に 、 人 件 費
の中にちゅうか、一つの項目としてもう出されてるんですが、これのひとつ説明をお願いしま
す。
〇商工政策課長(園田親久)
まず、芋の仕入れの関係でございます。芋の仕入れにつきまして
は、現在、里山の会、知覧ということでございますが、そこの生産者グループと、あと仲買の
所 と 、 約 85ト ン ぐ ら い 芋 に つ い て は 入 れ て お り ま す け れ ど も 、 半 分 半 分 ぐ ら い を 入 れ て い る と
いうことでございます。ただ、今、議員おっしゃるとおり、地産地消、昨年もそういう御意見
もあったわけでございますが、この芋につきましては鮮度というのが非常に大事だということ。
個人の物では即掘り起こして会社の方に納入ができないという部分もございまして、それとま
たその品質が年によって変わるということで、どうしても焼酎をつくるに当たっては鮮度とい
うもの、それから品質というものが大事ということで、こういう形で生産者組合、それから仲
- 158 -
買の所から入れているということになっておりまして、市内の方からは入れてないということ
でございます。
それから、雑給の取扱いについてでございますが、損益計算書の中では雑給という表現になっ
て お り ま し て 、 報 告 12ペ ー ジ 、 13ペ ー ジ 、 こ れ は 販 売 管 理 費 と 一 般 管 理 費 の パ ー ト さ ん の 分 が
雑給ということでございます。それから、これは販売と一般管理に係るパートさんの分でござ
いまして、製造の方につきましては、工場のパート、それから芋等の選別をする季節雇用の方
の分、そういうことで雑給分けてこちらの方は入れてございます。そのトータルが損益計算書
の方の雑給という形でなると思います。以上でございます。
〇17番議員(清水春男)
雑給の点は分かりました。
芋の生産者から直接仕入れるというところで、ここで仲買とか、その団体とかですね、そう
いうので仕入れるということですが、その中で、今、薩摩酒造も各生産者から取ってるという
のを聴いてるんですが、やはりその薩摩酒造の取り方にしても品種の問題とかですね、やはり
農薬の散布の状況、履歴の調査、これはもう芋に限らず、出荷する物に対しては、農産物に対
してはいろいろこうあれ、言えばちゃんとした決まりというか、そういうのがあるんですけれ
ども、この「一どん」というか、杜氏の里のこういう材料にしてもやっぱりそういう基準とか
ちゅうのはやっぱり示して集荷をしてるというふうに理解をしていいのか。その点。
〇商工政策課長(園田親久)
私も、その材料の部分で農薬関係含めてどうしているのかちょっ
と私も把握をしてないところでございます。ただ薩摩酒造さんの職員の方ともお話をする中で
は、「個人から」と今おっしゃいましたけれども、やはり生産組合の方から一応入れていると。
ただし、その芋の出来具合によってはもう返すと。やはりあそこもそういう仲買の方々から入
れてるのも非常に多いということでございました。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇6番議員(上村研一)
報告事項に対しての質疑に当たっては申合せ事項もありますので、お
答えをいただける範囲内での最大限の答弁をお願いします。貴島議員の質疑と重なる部分もあ
り ま し た の で 、 そ の こ と に つ い て ち ょ っ と 切 り 口 を 変 え て 1点 だ け お 伺 い し ま す 。 資 料 の 12ペ ー
ジの賞与手当と給料手当の額について、比率についてです。賞与手当の比率が給料手当に対し
て 約 48パ ー セ ン ト と な っ て い る よ う で す 。 こ れ に つ き ま し て は 隣 の 13ペ ー ジ の 労 務 部 門 の 賞 与
手 当 と 給 料 手 当 は 約 30パ ー セ ン ト に な っ て お り ま す 。 更 に 前 の 議 会 、 6月 議 会 で 出 さ れ ま し た
笠 沙 恵 比 寿 で は こ の 比 率 が 約 6パ ー セ ン ト 、 い な ほ 館 に 至 っ て は 約 4パ ー セ ン ト と な っ て い る
ようでございます。これは部門の違い、収支状況の違い、業態の違いがあり、単純な比較とい
う も の は で き な い か な と 思 い ま す け ど も 、 こ の 48パ ー セ ン ト と い う 比 率 に つ い て は ど の よ う な
報告、説明を受けておられますか。併せてこのことに対しては高いか、低いか。あるいは妥当
であるか、ないか。どのように認識されておられますか。
〇商工政策課長(園田親久)
賞与手当の関係でございます。これにつきましては、賞与につき
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ま し て は 、 前 も 御 説 明 申 し 上 げ ま し た が 、 夏 が 2か 月 、 冬 が 3か 月 と い う こ と で 支 給 を さ れ て
いると、その結果ということで御理解いただきたいと思います。これにつきましては当然他の
第三セクターと収支状況の違い、またこれまでの経緯等を含めてこういう形になっているもの
と考えております。またこの給与の額につきまして、私の方から高い、低いということにつき
ましては、当然比較の話でございまして、どこと比較して高いとかという話にはならないと思
い ま す が 、 適 正 な 額 に つ い て 今 、 会 社 の 方 で も 22年 度 再 度 検 討 を し て い る と い う こ と で ご ざ い
ます。
〇6番議員(上村研一)
続 き ま し て 6ペ ー ジ の 平 成 22年 度 事 業 計 画 の 下 の 方 か ら 6行 目 に 記 載
されております。読み上げますが、「前年度より実施している職員の朝礼を引き続き行い、売
店の接客の向上を図っていく。」とあります。地道な、杜氏の里は、単なる製造販売業でなく、
地域における市が関与する観光サービス産業、そして文化施設でもあるという重要な側面を持っ
ておりますので、接客態度の向上はですね、電話対応なり、フロア対応なり、それぞれの場面
において今後更に充実向上を図っていかなければならないと思います。そこで今、朝礼を引き
続き行うということで、こういった朝礼以外にですね接客態度の向上に向けた職員の研修教育
については今までどのような取組みがあったのか。そしてあるいは今後どのような予定がある
のか。会社の方から説明、報告は受けておられますでしょうか。
〇市長(本坊輝雄)
ただ今、上村議員の御質問、それから、また遡れば貴島議員の御質問等と
関連するかと思いますが、実は今、接客業務の話もございましたが、杜氏の里全体として、私
も 昨 年 の 12月 に 就 任 い た し ま し て か ら い ろ い ろ と チ ェ ッ ク さ し て い た だ く 中 で で す ね 大 変 首 を
かしげることがいくつも目に付いてきました。そういうことでございまして、接客業務のあり
方であれ、研修のあり方であれ、研修に誰が命令してどこでどんな研修を積んできたのか。そ
ういう復命書も何もございませんでしたので、そして、また会社の社用印は誰が預かっている
のか。代表印はどんな形で使用許可書があるのか。そういうのも一切ございませんでした。す
べ て 現 場 任 せ で あ り ま す 。 そ の 結 果 と し て の 21年 度 の 決 算 の 状 況 で あ り ま し た 。 そ う い う こ と
を 含 め ま し て 、 取 締 役 会 も 、 聴 く と こ ろ に よ り ま す と 1年 に 1回 株 主 総 会 前 に 開 か れ た と い う
状 況 の 会 社 経 営 で あ り ま し た 。 そ う い う こ と で ご ざ い ま し た の で 、 こ の 4月 か ら 商 工 政 策 課 の
第三セクター係を設置いたしましてあらゆることをチェックをし、そして会社の健全化に向け
て の 今 ス タ ー ト を 切 っ た と こ ろ で あ り ま す 。 で あ り ま す の で 、 21年 度 の 決 算 に つ い て は そ う い
うこと等を含めてのここに結果が示されておりますが、これを改善するための今取組みを今始
めている部分もあれば、準備中の部分もあります。そういうことでこれまで訪れたお客さんの
皆さん方から杜氏の里のいわゆる窓口接客のこと等につきまして、また館の館内のいろいろと
施設のあり方等についても御提案いただいておりますが、そのことを一つの企業として努力し
ていかなければ、やはりただ「一どん」の名ばかりで株式会社杜氏の里笠沙がこれまでも、こ
れからもというわけにはいかんところが出てくるのではと思っております。それから施設の老
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朽化も進んでおります。そういうこと等も含めましてやはり自立できる株式会社杜氏の里とし
ての経営のあり方をしっかり立て直していかなけりゃならないと思っているところであります。
〇6番議員(上村研一)
先 日 の 新 聞 報 道 で も 、 そ の 発 表 に よ り ま す と 県 産 焼 酎 の 出 荷 量 は 3年
連続で前年度を下回ったということです。このような厳しい業界の状況の中で杜氏の里笠沙に
おいては、販売数、売上高、経常利益ともに前年度を上回り、来年度も更に前向きな事業計画
がなされているようです。これもひとえに各部門の職員をはじめとした関係者の御尽力の賜物
であろうかと思いますが、予断を許さないこのような業界の先行きや社会情勢の中において今
後経営を維持し、社会的役割を果たしていくためには、今、市長もおっしゃったように、指導、
助言、監督する立場にあるとして、監督をする立場にあるとした市としてですね今後も適時適
正な対応を行っていかなければならないということを意見として申し上げまして質疑を終わり
ます。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇8番議員(今村建一郎)
報 告 7の で す ね 科 目 の 売 上 高 の 所 、 入 館 料 と い う こ と で 108万 5,000
円ほど計上されてますけど、これはもう私が考えることですけど、枕崎の明治蔵にしましても、
万世の松鳴館ですかね、あそこにしましても、物を売ってですね利益を上げる所でですねやは
りこう入館料を取るっちゅうのはですねちょっといかがなもんかなと思うような気がします。
大勢の人にですね杜氏の里をですね見てもらいまして、またそこでつくってる商品等をですね
非 常 に こ う 親 し ん で い た だ く と い う こ と で で す ね 、 多 分 250円 か 300円 の 入 館 料 に な ろ う か と
思 い ま す け ど 、 21年 度 は 4,000人 に 、 1万 か ら 4,000人 に 減 っ た よ う な 報 告 も あ り ま し た け ど 、
やはりですね物を売って利益を起こすというようなそこら辺の原点というところをですね、本
坊市長としましても社長としましてそこら辺の考えをですねいかがなもんかとお尋ねいたしま
す。
〇市長(本坊輝雄)
株式会社杜氏の里笠沙につきましては一つのやはり黒瀬杜氏の伝承館とし
て設立された経緯もありまして、そのことも尊重しなければならないと思っておりますが、た
だ 今 、 議 員 が 御 指 摘 の と お り 、 9,000人 台 、 1万 人 近 い 入 場 者 数 か ら 今 4,000人 台 で あ り ま す 。
このことも入館料を取ることがどうなのか。それからこの資料館の管理のあり方がどうなのか。
もちろん市の施設であります。それから入館料を取るそのことと今度は取る、それに掛かる経
費のこと等含めまして今総合的にいろいろと検討もいたしているところであります。取締役会
も 既 に 今 年 4回 目 の 取 締 役 会 を 終 え て お り ま し て 、 そ れ ぞ れ い ろ ん な 角 度 か ら で す ね 、 こ れ ま
での株式会社杜氏の里笠沙のあり方についてそれぞれの角度から今検証をいたしております。
そういうこと等でございまして、すべての項目において新たに、できるだけ一人立ちできるよ
うに、そして、また多くの市民の皆さん方から、「一どん」を愛飲する皆さん方からですね親
しまれる杜氏の里としての役割を担って参りたいと思っておりますので、総合的に検証をいた
しておりますので、どうかよろしくお願いいたしたいと思います。
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〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇4番議員(鳥居亮幸)
二つお尋ねします。「一どん」を主体とした製造を取り組むというこ
と で し た け れ ど も 、 100パ ー セ ン ト を 超 え た 。 こ れ に つ い て 限 定 販 売 と い う こ と で す け ど も 、
こ れ を 数 量 を 増 や す と い う こ と に つ い て の 可 能 性 が あ る の か ど う か 。 い わ ゆ る 前 年 度 比 105.9
パーセントのいわゆる増と、販売数が増となっておりますね。だから、製造の制限があればこ
ちらでの改善というのは望めんわけですけども、その点について交渉の余地があるのかどうか。
制度的な問題ですね。またそれに対する考え方をお尋ねしたいと思います。
そ れ と も う 一 つ は 、 22年 度 の 計 画 の 中 で 平 成 25年 度 を 目 指 し た 経 営 を 見 極 め て い く と 。 い わ
ゆるこの酒税の軽減措置の撤廃ということに対する準備というのはどういうふうなことをされ
るのか。影響、予想される影響と準備体制ですね、それも概略でいいですので、お願いします。
〇商工政策課長(園田親久)
ま ず 1点 目 で ご ざ い ま す が 、 杜 氏 の 里 に つ き ま し て は 今 許 可 を い
た だ い て い る の が 100キ ロ リ ッ ト ル で ご ざ い ま す 。 実 際 仕 込 み に つ き ま し て は 8万 2,000程 度 、
8万 2,000リ ッ ト ル ぐ ら い の 仕 込 み を い た し て お り ま す 。 今 の 施 設 の 中 で は ど う し て も 8万 ち ょ っ
と ぐ ら い が 限 度 と 。 許 可 は 100キ ロ リ ッ ト ル い た だ い て お り ま す が 、 唐 芋 が で き た り 、 ま た 麹
を 仕 入 れ た り 、 そ う い う 時 期 等 か ら 考 え た と き に 100キ ロ に つ い て は 今 の と こ ろ は 難 し い 。 た
だ冷凍芋等を使う中では可能ではあるということですが、私どもの、杜氏の里といたしまして
は、冷凍芋等の使うことなく、品質の高い物をつくるということから、これにつきましては増
石は考えていないということでございます。
次に、酒税の関係でございます。酒税につきましては租税特別措置法の中で定められており
ま し て 、 平 成 20年 4月 に 軽 減 措 置 が 平 成 25年 3月 ま で 延 長 さ れ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 酒
税 の 焼 酎 の 基 本 税 率 は 20度 で 1リ ッ ト ル 当 た り の 税 額 は 200円 、 1度 当 た り の 加 算 額 は 10円 と
い う こ と で ご ざ い ま し て 、 今 現 在 蒸 溜 焼 酎 に つ き ま し て は 22年 度 ま で が 25パ ー セ ン ト の 軽 減 と 、
23・ 24に つ き ま し て は 20パ ー セ ン ト の 軽 減 と い う こ と に な っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 軽 減
前 の 税 率 で い き ま す と 、 今 、 杜 氏 の 里 が つ く っ て お り ま す 8万 386リ ッ ト ル 、 販 売 の リ ッ ト ル
で す が 、 こ れ に 250円 掛 け ま す と 2,009万 6,550円 と 、 約 2,010万 程 度 に な り ま す 。 軽 減 割 合
に つ き ま し て は 25パ ー セ ン ト と い う こ と で ご ざ い ま す の で 、 今 の と こ ろ 21年 度 の 酒 税 に つ き ま
し て は 1,510万 程 度 と い う こ と に な っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 23年 ・ 24年 度 に つ き ま し て
は 軽 減 割 合 が 20パ ー セ ン ト と な り ま す こ と か ら 21年 度 ベ ー ス で 換 算 い た し ま す と 1,610万 程 度
と な り 100万 程 度 の 増 と い う こ と に な り ま す 。 今 後 こ の 特 別 措 置 法 の 軽 減 措 置 が 撤 廃 に な っ た
場 合 に つ き ま し て 約 2,010万 程 度 の 酒 税 と な り ま す こ と か ら 、 21年 度 ベ ー ス で 換 算 い た し ま す
と 約 500万 程 度 の 酒 税 が 増 え る と い う こ と に な る と 思 い ま す 。 こ う い う こ と か ら 、 先 ほ ど か ら
申し上げますとおり、杜氏の里につきましては製造量の上限がもう決まっておりますことから、
どうしてもこの製造原価、こういう経費等の削減を図りながら経営の安定を図っていかなけれ
ばならないと考えているところでございます。
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〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇2番議員(古木健一)
2点お聴きしますが、1点は、前年に比べてですね一般管理費が 118パー
セ ン ト 、 お よ そ 20パ ー セ ン ト 近 く 一 般 管 理 費 が 伸 び て る わ け で す が 、 こ れ の 主 な 要 因 を 伺 い ま
す。
そ れ か ら 、 2点 目 は 、 本 来 決 算 報 告 は 6月 議 会 で 報 告 さ れ る べ き と こ ろ で あ り ま し た が 、 諸
般 の 事 情 で 今 回 、 9月 議 会 に な っ て い る わ け で す が 、 来 年 度 か ら は 規 定 ど お り 6月 議 会 に で す
よ ね 報 告 さ れ る と い う ふ う に 考 え て い い の か ど う か 。 そ の 2点 を 伺 い ま す 。
〇市長(本坊輝雄)
決算の報告について私の方から答弁さしていただきたいと思いますが、本
来 な ら 6月 議 会 に い な ほ 館 、 そ し て 、 ま た 笠 沙 恵 比 寿 同 様 報 告 す べ き で あ ろ う と 思 っ て お り ま
す が 、 お 聴 き し ま す と 、 こ れ ま で 9月 議 会 に 杜 氏 の 里 に つ い て は 報 告 し て き た と い う こ と で あ
り ま す 。 就 任 私 も い た し ま し て 、 そ し て い ろ い ろ の 問 題 等 が 発 覚 い た し ま し た の が 3月 、 4月
でございまして、そして館長の交代等もございまして、株主総会を終える前後に取締役会を開
き、そして株主総会終了後にまた報告ということ等ございまして、いろいろとそういうこと等
がございまして、今回、私としましては今年度からと思って努力いたしたつもりでありますが、
9月 議 会 に 報 告 が な っ た わ け で あ り ま す 。 今 新 し く 体 制 の 方 も 変 わ り ま し て 、 第 二 番 目 の 株 主
であります株式会社薩摩酒造の方から経験豊富な方を館長としてお迎えし、今、会社の経営も、
現場の方も見直す所等を含めて順調に新たな方向で歩み始めております。そういうことを踏ま
え ま す と 来 年 度 は 努 め て 早 く 皆 様 方 の 株 主 総 会 へ の 報 告 を 終 え 、 そ し て 、 ま た こ の 6月 議 会 に
は決算報告できるように努力をいたしていきたいと思っているところであります。
あとのことにつきましては、担当課長に答弁いたさせます。
〇商工政策課長(園田親久)
一 般 管 理 費 の 118パ ー セ ン ト と い う こ と に な っ て お り ま す が 、 そ
の内容についてでございます。これは先ほどから申し上げますとおり、従業員の給与のちょっ
と見直しに関わるもの、それから新酒の販売に関わり、その部分の超勤等、そういうことから
118パ ー セ ン ト と い う こ と に な っ た と い う こ と で ご ざ い ま す 。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇3番議員(室屋正和)
昨年のですね決算はもういろいろと修正等が行われまして非常に私ど
も迷惑を受けたわけですけれども、今回はこのようなことはないだろうと、こういうことで思っ
ておりますけれども、先ほど同僚議員からもいろいろありまして、「一どん」の限定品を販売
し た わ け で す け れ ど も 、 そ の 関 わ り で 106パ ー セ ン ト の 売 上 げ が あ っ た と 、 こ う い う こ と で す 。
売 上 高 も 昨 年 よ り 1,900万 ほ ど ア ッ プ し た と 、 こ う い う こ と で 、 私 も 見 た 限 り は 純 利 益 も 大 幅
なアップをしたんじゃなかろうかなあと、こういうふうに思っとるわけですけれども、報告を
見 ま す と さ ほ ど も う 変 わ ら な い 、 昨 年 と 40万 ほ ど ぐ ら い し か ア ッ プ を し て な い と い う こ と で す
けれども、原因は何かと、こういうふうに申しますと、先ほどから問題になっておりますやっ
ぱし人件費の問題にあると思ってるんですね。昨年とやっぱし比較をしてみますと人件費その
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ものが五百何万上がっておると、こういうことですね。それは何が、さっき給料とか、賞与と
か 、 こ う い う の を ア ッ プ を し た と い う こ と で ご ざ い ま す け れ ど も 、 夏 が 2か 月 と か 、 冬 が 3か
月払う。そら会社ですから、当然儲かればそういうのは支給しても構わんわけでしょうけれど
も、それをですね誰がですねそういう支給の仕方をですね決めたかですよね。それを社長が決
めたのか。そこの支配人が、当時の支配人が決定を下したのか。その付近をですね誰が決めた
か。そこをお願いいたします。
それとですね、昨年の報告の中でですね、ちょうど課長に利益処分のことを聴いたわけです
けれども、その中でですね来年度への繰越利益剰余金はいくらかということを聴いたわけです
け れ ど も 、 そ の 時 は 課 長 は 「 110万 7,113円 」 と 、 こ う い う こ と で 述 べ て い る と 思 う ん で す が 、
今 回 報 告 書 の 10ペ ー ジ を 見 れ ば で す ね 、 注 意 書 き の 下 の 方 に 「 127万 1,281円 」 ち 、 こ う い う
ふうになっているわけですけれども、昨年の述べたこととこれと違うのはどういうことか。そ
の付近をお願いいたします。
そ れ と で す ね 、 今 年 の 当 期 の 処 分 の 利 益 金 は 713万 2,898円 あ る わ け で す け れ ど も 、 こ れ の
で す ね 利 益 金 の 処 分 額 を で す ね 、 6月 の 議 会 で も 笠 沙 恵 比 寿 と か 、 い な ほ 館 と か 、 こ の 時 も 利
益金の処分額の表を付けていただきたいということも言うたような気がしますけれども、この
利益金の処分額をですね、昨年も聴きましたけれども、付けて当然なことだと思うんですけれ
ども、なかなか、私どもに報告しにくいのか分かりませんけれども、利益金の処分額をですね
どのように分けてあるか。お願いいたします。
〇市長(本坊輝雄)
給与やボーナスのことでありますが、もう少し分かりやすく説明さしてい
ただきますと、すべて現場任せでありました。社用印章の管理規定も何もございません。すべ
て社用の印も、代表者印も、通帳からすべて現場に任せてありました。その結果であります。
私 も 12月 7日 に 株 主 総 会 に 初 め て 行 き ま し て 、 そ の 後 年 が 明 け い ろ ん な こ と 等 が 気 づ き 始 め た
わけでありますが、そういうことでございましたので、就業規則等につきましても、取締役会
の承認を得ずに、現場ですべてそのことが進められておったと、そういう会社経営管理状況で
ありました。そういうことでありましたので、このままでは大変なことになるなあということ
を 感 じ て 、 こ の 4月 か ら 新 し い 体 制 で 進 め た わ け で あ り ま す 。 で あ り ま す か ら 、 先 ほ ど 上 村 議
員の質問にもお尋ねいたしましたが、出張に行くのでさえも出張命令も誰が、すべて現場です、
出張に行くのは。そしてどんなことがあったなんかの復命書も何もございませんので、報告義
務 も 何 も ご ざ い ま せ ん で し た 。 そ れ が す べ て で あ り ま し た 。 そ れ が 21年 の 決 算 に 就 業 規 則 の 変
更ということで、こうやって現場でそういうことが進められておりましたので、給与も現場で
改 定 し 、 ま し て は 4月 に 遡 っ て 、 4月 に 遡 っ て 支 払 わ れ て い た と い う こ と 等 も ご ざ い ま し て 、
そういうこと等を踏まえ、ましては賞与、ボーナス等につきましても取締役会に諮ることも何
もございませんでしたので、それも現場で行われておりました。そういうこと等を踏まえて今
回 新 た に 取 締 役 会 を し っ か り し な き ゃ な ら ん と い う こ と 等 で こ の 年 度 末 か ら 、 3月 、 そ し て 3
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月 、 4月 、 5月 、 6月 と ず っ と こ う や っ て 今 詰 め を さ し て い た だ き 、 担 当 課 長 の 方 で 、 セ ク タ ー
係の方でそれを修復すると言いますかね、元の正常な状態に返せるように今、それぞれの今手
続 中 で あ り ま す 。 そ う い う こ と で 、 21年 度 の 決 算 の 状 況 に つ い て は あ り の ま ま が そ う い う こ と
でありました。
〇商工政策課長(園田親久)
ま ず 、 こ の 繰 越 剰 余 金 の 関 係 で ご ざ い ま す が 、 127万 1,281円 と
い う こ と で 21年 度 決 算 で は な っ て る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 昨 年 の 議 会 の 折 に 私 の 方 で こ の 数 字
と違った数字を申し上げたということでございます。この繰越剰余金につきましては、貸借対
照 表 の 純 資 産 の 部 の 繰 越 利 益 剰 余 金 、 こ こ に 出 て く る わ け で ご ざ い ま す け れ ど も 、 19年 度 の 決
算 で 若 干 の 誤 り が あ っ た こ と か ら 、 昨 年 こ の 前 期 繰 越 利 益 金 16万 3,868円 と 20年 度 の 当 期 の 利
益 金 545万 7,413円 、 こ の 前 期 の 繰 越 額 が 私 が 漏 れ た も の と 考 え て お り ま し て 大 変 申 し 訳 な く
思 っ て お り ま す 。 こ の 額 か ら 20年 度 に 剰 余 金 処 分 を す る 210万 円 、 そ れ か ら 利 益 準 備 金 へ の 25
万 円 の 積 立 て 、 そ れ か ら 別 途 積 立 て の 200 万 円 、 合 計 435 万 円 を 引 い た 残 り が 本 年 度 127 万
1,281円 と い う こ と で 、 こ の 貸 借 対 照 表 の 繰 越 利 益 剰 余 金 の 713万 2,898円 と な っ て お り ま す
が 、 今 期 の 繰 越 利 益 金 の 586万 1,617円 と 127万 1,281円 を 合 計 し た も の が こ こ に 上 が っ て お
りまして、昨年この繰越剰余金の額を私の方で間違った数字を申し上げているようでございま
すので、お詫びいたして訂正させていただければと思います。
そ れ か ら 、 剰 余 金 処 分 の 関 係 で ご ざ い ま す 。 こ の 剰 余 金 処 分 に つ き ま し て は 今 年 度 中 、 22年
度 中 に 行 う わ け で ご ざ い ま す が 、 21年 度 決 算 で 出 ま し た 剰 余 金 の 中 か ら 一 株 3パ ー セ ン ト の 配
当 1,500 円 、 こ れ が 210 万 円 に な り ま す 。 ち な み に 市 の 持 ち 株 が 842 株 と い う こ と で 126 万
3,000円 と な っ て お る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 そ れ か ら 利 益 準 備 金 を 21万 円 、 そ れ か ら 別 途 積 立
金 を 400万 円 と い う こ と で す る 計 画 で ご ざ い ま し て 、 先 ほ ど 繰 越 利 益 剰 余 金 713万 2,898円 か
ら こ う い う 配 当 、 そ れ か ら 利 益 準 備 金 、 別 途 積 立 金 を 差 し 引 い た 残 り が 、 82万 2,898円 が 来 年
度への繰越しということになろうかと思っております。
また、この財務諸表の提出の関係でございます。私は、議員のおっしゃるのは監査報告書の
話を答弁の中であったと思いますが、この今、会社の方が作成しておりますのは株主の資本等
変 動 計 算 書 と い う こ と に な ろ う か と 思 い ま す 。 こ れ に つ き ま し て も 、 こ れ は 22年 度 中 に 変 動 す
る額について一応書いてございまして、実際の決算自体の数字につきましては貸借対照表のこ
この中で対応ができるものと考えていたところでございます。今後こういうもの等につきまし
ては再度庁内として検討をさせていただければと思います。
〇3番議員(室屋正和)
権限あれこれはほとんど現場任せの、支配人に任せていたということ
ですけれども、今までそういうのを、もう数年経つわけですけれども、今まで何が気につかな
かったのかなあということを不思議に思いますけれども、今後はそういう体制でいかれるわけ
ですから、今回、今後見守っていきたいと、こういうふうには思っております。
先ほどのですね繰越金の問題はですね、そういうふうに昨年、前のですね、前の繰越利益金
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の 16万 3,868円 を 加 え て な い ち ゅ う こ と な ん で す ね 。 そ れ が も う 原 因 な ん で す ね 。 そ う い う こ
とで今回こういう間違いが出てきている。だから、私が冒頭言うたのは、昨年はこういういろ
んな修正があったけれども、今回はないですねということを申し上げております。
そこでですね、利益金の処分のことですけれども、株主配当金は、古木議員でしたかね、一
般 質 問 の 中 で も 3パ ー セ ン ト の 配 当 す る と い う こ と で 210万 円 と い う こ と で す け れ ど も 、 利 益
準 備 金 は 21万 と 言 い ま し た か ね 。 別 途 積 立 金 は 400万 と 言 い ま し た か ね 。 こ れ は で す ね 25万 と
200万 じ ゃ な い ん で す か 。 去 年 と 同 じ じ ゃ な い ん で す か ね 。 ど う で す か ね 。 間 違 い な い で す か 。
〇商工政策課長(園田親久)
私 の 答 弁 の 仕 方 が 悪 か っ た か も し れ ま せ ん が 、 21年 度 決 算 を 受 け
た中での利益剰余金処分の話を今御答弁申し上げまして、今この決算上に当たるものにつきま
し て は 1年 前 の 分 に な り ま す の で 、 株 主 配 当 に つ き ま し て は 210万 、 利 益 準 備 金 に つ い て は 25
万 、 別 途 積 立 て は 200万 と い う こ と で 、 前 期 の 繰 越 利 益 金 に つ い て は 127万 1,281円 と い う こ
とになるということでございます。そういうことで御理解いただきたいと思います。
〇3番議員(室屋正和)
私 は で す ね 、 今 年 の 利 益 処 分 は で す ね 昨 年 と 同 じ よ う な 25万 、 200万
で で す ね 、 来 年 へ の 繰 越 金 、 こ れ が で す ね 278万 ぐ ら い じ ゃ な い か な あ と 思 っ て お る 。 来 年 度
の 繰 越 金 を 278万 2,898円 じ ゃ な い か な あ ち ゅ う こ う い う ふ う に 試 算 は し と っ た ん で す け れ ど
も、そういうことでいろんな手違いがきますから、やはりですね市長、利益処分のですね、毎
年ですねやっぱし利益処分のですね表を示した方がいいと思うんですよ、決算書に。そらもう
当然ですよ。付けるべきだと思うんですよね。ですから、来年からはですねやっぱし利益処分
までですね付けていただきたいと、こういうふうに注文を付けておきます。終わります。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
質 疑 を 終 わ り ま す 。 報 告 第 14号 及 び 報 告 第 15号 に つ い て は 以 上 で 終 わ り ま
す。
△
日程第 4
議 案 第 69号
専 決 処 分 の 承 認 を 求 め る こ と に つ い て ・ 平 成 22年 度 南 さ つ ま
市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 4、 議 案 第 69号 、 専 決 処 分 の 承 認 を 求 め る こ と に つ い て ・ 平
成 22年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質
疑ありませんか。
〇4番議員(鳥居亮幸)
お 尋 ね い た し ま す 。 農 地 災 害 の 問 題 で 8ペ ー ジ で す か ね 、 8ペ ー ジ 、
林道の側溝排水の工事による農道被害、農地被害、そういうのがこの中に含まれているのか。
いわゆるこの単独農林水産の施設被害となっていますので、単独及び農地復旧、この中に入っ
ているのかどうかをひとつお願いします。工事によってですね災害が予測されている。側溝は
造ったけど、その下の方の農地が明らかに災害を受けるというようなのが分かっているような
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所がですね今回含まれているのか。災害として起こってですよ含まれているのか。あるかどう
かです。それだけ説明していただきたい。
もう一つはですね、これはもう一般的になると思いますが、災害復旧対策については非常に
小まめになっているんですが、原形復旧、あくまでも原形復旧の立場でおられるのか。それと
も二次災害、二度災害が起こらないように改良復旧という形でされているのか。やはりこの改
良復旧という形でするのが当たり前だと思いますが、そういうようなことでやられているのか。
お願いします。
〇農林水産課長(永田洋一郎)
農道の災害の復旧の事業につきましてはその上の単独災害復旧
費 の 業 務 委 託 料 310万 の 中 に 含 ま れ て お り ま し て 、 今 回 災 害 に よ り ま し て 13か 所 の 路 線 、 林 道
で崩土部分等があったところでございます。
〇建設部長(山下和隆)
基本的にこの災害におきます考え方でございますが、これは査定の内
容にもよりますけれども、基本的な内容は原形復旧というのが基本内容でございます。ただ改
良復旧が当然ではないかということですが、土羽等で崩土をしましたりした部分につきまして
は、当然また土羽で返すとそのような災害が予測されますので、御承知のとおり、河川災害等
においては特にブロック護岸とか、L型、そういう当然その土羽復旧ではない、原形復旧が基
本なんですが、そういう改良を加えた部分で処置をしている部分が現状でございます。ほとん
どそういう部分で処置をされてるというふうに考えているところでございまして、この原形復
旧の捉え方が若干議員さんの方でこの少し考えを変えていただけば改良復旧になるんだろうと
いうふうには考えているところでございます。
〇農地整備課長(谷川茂洋)
聴き違いをしたようでございます。農道の整備につきましては、
8ペ ー ジ の 農 業 用 施 設 災 害 復 旧 並 び に 1番 目 の 単 独 災 害 復 旧 費 の 中 に も 両 方 含 ま れ て お り ま す 。
単 独 災 害 に つ き ま し て は 、 事 業 費 約 40万 未 満 が 単 独 災 害 、 40万 を 超 え る に つ き ま し て は 補 助 災
と言いまして農業用の施設用地、農道であれば補助災であれば農業用施設災害復旧事業の中に
入るというふうになります。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇17番議員(清水春男)
専 決 処 分 の 承 認 を 求 め る こ と に つ い て の こ れ 69号 の 参 考 資 料 が 出 さ
れ て お り ま す の で 、 そ の 中 で 、 今 回 、 こ の 中 で 6ペ ー ジ の で す ね 「 国 ・ 県 の 採 択 要 件 を 満 た さ
ない所も多数あった。」ということで、また「その地権者の了解を得られず、事業導入が難し
い 場 所 も あ っ た 。 」 と い う こ と が 書 か れ て い る ん で す け れ ど も 、 や は り 災 害 と い う 点 で 、 1か 所
で は ほ ん と そ の 要 件 に 満 た な い も の も ほ ん と あ る ん だ け れ ど も 、 前 、 以 前 で す ね そ の 3か 所 か
何箇所かあったら、それを一つの災害として見るようなその復旧ちゅうか、その現況、言えば
工事をするというようなことがあったんだけど、今回のこの場合ではそういうのはもうしてな
いと。ただその要件に満たすものだけをしているというふうに理解をしていいのか。その点が
1点 と 。
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「地権者への理解が得られず、その事業導入が難しい場合もあります。」という点でのその点
で は 今 回 そ う い う の が 何 件 ぐ ら い あ っ た と 見 て い い の か 。 そ の 点 2点 お 願 い し ま す 。
〇総務課長(中山秀次)
そ れ で は 、 6ペ ー ジ の 資 料 に つ き ま し て は 総 務 課 の 方 で 出 し て ご ざ い
ますので、答弁をさせていただきます。まずこの資料につきましては、今回梅雨期の前に点検
をした所でございまして、それぞれこれまで災害等の起こる場所につきましては各地域の消防
団等と連携をとって危険箇所の点検をしているところでございますけれども、これにつきまし
ては、危険箇所と思われるような所につきましては随時建設部の方で対応等も行っていただい
ているところでございますけれども、今回はここに危険箇所とお示ししてございますとおり、
それぞれの地域で点検をしてございます。この中で今回の災害につきましては対象としまして
3件 ほ ど の 災 害 復 旧 工 事 の 対 応 を し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 大 浦 地 域 が 2件 、 金 峰 地 域 が
1件 し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す け れ ど も 、 こ れ に つ き ま し て い ろ い ろ と 国 ・ 県 の 所 有 の 物 も
ございますので、これにつきましてはそれぞれの協議会等々におきまして要望をするとともに、
まず今回の災害等で起きた場合の災害査定において対象になった分についてはそれぞれ関係の
事業課の方で対応をしていただいておりますので、これも含めてここに掲げている分につきま
しては、それぞれの地域、消防団等々と協議をしながらですね市民の安全・安心のために共通
の情報を得るためにしているものでございまして、事業については、それぞれその年によって
災害等が起きますので、その災害箇所においては所有者等々に関わる分の事業困難な部分もご
ざいますので、その辺はまた地域との連携をとりながら市民の安全のためにですね対応をして
参りたいというふうに考えているところです。この危険箇所についての関係につきましては、
市の防災計画に掲載している危険箇所はここにお示ししたとおりでございますけれども、今回
そういう用地等の交渉に関わってできなかったというその辺の箇所については把握はまだして
いないところでございます。
〇17番議員(清水春男)
私のじゃあちょっと勘違いのような面があります。言えば今回のこ
の資料としては危険箇所の改善というか、言えば、での防災点検の中で調べた上でその国・県
の要件を満たさない場所も多数あると。そしてその地権者の了解を得られない事業導入が難し
い場所もありそうだというふうな見解をただ、言えば総務課、じゃなくて、その担当課が判断
をしたというふうにとったらいいちゅうことで、今回のこの議案に対してはこういうふうなあ
れは組んでないというふうにとっていいわけですね。ごめんなさい。
〇総務課長(中山秀次)
そ の と お り で ご ざ い ま し て 、 一 応 こ こ の 6ペ ー ジ に 書 い て ご ざ い ま す
のは、いわゆる防災計画に掲載してございます危険箇所等々につきまして書いてございますし、
その中でこれまでずっと国等、県等への要望もして参りましたが、その分についてまだ事業が
進まないという部分もございますという部分でございまして、今回の災害につきましては、先
ほ ど 申 し 上 げ ま し た と お り 、 こ こ の 中 で 3件 ほ ど が 対 象 に な っ た と い う こ と を お 答 え し た と こ
ろでございます。
- 168 -
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
質疑を終わります。ここでお諮りいたします。本件は委員会付託を省略し
たいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御異議ありませんので、本件は委員会付託を省略することに決定しました。
討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
討論を終わります。採決に入ります。本件を承認することに御異議ありま
せんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 69号 は 承 認 す る こ と に 決 定 し
ました。
△
日程第 5
議 案 第 70号
専決処分の承認を求めることについて・南さつま市消防団員
等公務災害補償条例の一部を改正する条例
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 5、 議 案 第 70号 、 専 決 処 分 の 承 認 を 求 め る こ と に つ い て ・ 南
さつま市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例を議題といたします。質疑に入り
ます。御質疑ありませんか。
〇17番議員(清水春男)
今回の公務災害補償条例の一部を改正する条例、今回のこの条例に
適合するその消防団員の人数というか、何人ぐらいいるものか。その点をお願いします。
〇総務課長(中山秀次)
消 防 団 員 数 に つ き ま し て は 条 例 定 数 が 765名 い ら っ し ゃ い ま す が 、 現
在のところこれに該当する方はおりません。しかしながら、これは災害の補償制度でございま
すので、今後どういう形になるかも分かりませんが、現在のところは該当するところはござい
ま せ ん 。 資 料 の 方 に も 7ペ ー ジ の 方 に 、 議 案 資 料 の 中 で 7ペ ー ジ に 書 い て ご ざ い ま す け れ ど も 、
障 害 補 償 年 金 の 実 績 と い う こ と で 昭 和 41年 、 一 番 下 の 方 で す け ど も 、 昭 和 41年 の 8月 に 障 害 年
金 を 受 給 し て い る 方 が い ら っ し ゃ い ま す け れ ど も 、 も う 高 齢 で 80歳 程 度 の 方 で ご ざ い ま す 。 以
上です。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇4番議員(鳥居亮幸)
今度のこの提案については障害補償のいわゆる給付ですね、給付につ
い て 、 そ こ に 第 8条 と か 、 9条 と か 、 13条 と い う ふ う に な っ て お り ま す が 、 要 す る に 児 童 扶 養
手当によるこの父子家庭に支給されている手当額ということを問題にしていると、こういうふ
うに受け取っていいのかどうかですね。そうなれば父子家庭に、父子家庭の人が何人団員になっ
ているんだろうかと思いますが、そのいわゆる今度の改正に関わっていわゆる損害が起こった
- 169 -
場合に対象になり得ると、今回のこの改正に限ってですよ。その言えば予測数というのはあり
ますかとか、その二つをお願いします。
〇総務課長(中山秀次)
今回の専決による条例改正でございますけれども、この度、ひとり親
家庭の自立を支援するため児童扶養手当法の一部改正がなされました。これまで母子家庭を要
件 と し て 支 給 さ れ て お り ま し た が 、 児 童 扶 養 手 当 が 父 子 家 庭 に も 平 成 22年 8月 1日 か ら 支 給 さ
れるということになりましたので、これについての所要の改正を行ったものでございまして、
今、消防団員に父子家庭が何件あるかということにつきましてはちょっと把握してございませ
ん。それとこの改正によって今のところ団員についての対象はないということでお答えさせて
いただきます。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇20番議員(下野
認)
公務災害補償でですねこれをもらった場合、今度の改正で児童扶養
手当の中の父子家庭にもこれが適用されるんですが、この場合、この災害補償がですね限度額
にきた場合、両方ともこれは、何か所得に制限があって両方とももらえるもんか。その点につ
いてお伺いします。
〇総務課長(中山秀次)
所得制限の関係でございますけれども、児童扶養手当についても所得
制限等々がございますけれども、私どものこの消防団員等公務災害補償条例に関する補償につ
きましては制限等がございませんので、その部分で仮に児童手当が支給された場合は、この補
償年金等々で調整がなされるということの改正でございます。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
質疑を終わります。ここでお諮りいたします。本件は委員会付託を省略し
たいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御異議ありませんので、本件は委員会付託を省略することに決定しました。
討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
討論を終わります。採決に入ります。本件を承認することに御異議ありま
せんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 70号 は 承 認 す る こ と に 決 定 し
ました。
△
日程第 6
〇議長(大原俊博)
議 案 第 71号
南さつま市手数料条例の一部を改正する条例
次 は 、 日 程 第 6、 議 案 第 71号 、 南 さ つ ま 市 手 数 料 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条
- 170 -
例を議題といたします。質疑に入ります。御質疑ありませんか。
〇16番議員(下釡清和)
新 旧 対 照 表 で も う ち ょ っ と 内 容 を 聴 き た い ん で す が 、 2ペ ー ジ に 出
ておりますけれども、今までのですねそういう地籍図の交付と今度のシステムによってどのよ
う に 変 わ る の か 。 例 え ば 、 今 ま で で あ れ ば あ る 土 地 を 、 1筆 の 土 地 を で す よ 相 談 す る 場 合 に つ
いては何枚かに分けていたそういう経緯もあるんですが、その場合のですね手数料がどうであっ
た の か 。 今 回 は 地 籍 図 が 1枚 に つ き 300円 と な っ て い る ん で す が 、 1筆 の 土 地 を ま ず 請 求 し た
場 合 は 、 そ の 1枚 で で す ね そ れ が 網 羅 さ れ る の か 。 そ れ に 加 え て 地 積 と か 、 地 目 及 び 登 記 名 義
人に係る情報は、これは手書きになるのかですね。それもそういったものに記入がされて出て
くるのか。
それと現行の中で集成図というのが今まであったんですけれども、これはもう交付がされな
いのかですね。その辺の取扱いはどのようになるのかお尋ねします。
〇税務課長(今村一男)
今回の手数料の改正でございますが、今回の改正は、今まで大浦町で
行っておりました土地情報総合システムというシステムで行っていた交付をですね、今回新し
いシステムを入れまして、以前は大浦支所でしか、大浦地域の分しか交付できなかった分なん
ですが、それを新しいシステムで本庁あるいは支所でも交付ができるということになったわけ
でございます。ただこの各、各というか、全各支所あるいは本庁で交付できるようになったわ
けなんですけども、今の時点でですね交付ができる対象の地域といいますか、場所がそう多く
なくてですね、と言いますのが、大浦地域は、先ほどから言いますとおり、全地域ということ
に な り ま す 。 そ れ と あ と 加 世 田 地 域 も 、 加 世 田 地 区 も で す ね 平 成 7年 か ら 平 成 19年 に 地 籍 調 査
を 実 施 し た 地 域 と 。 そ れ と あ と 笠 沙 地 域 も 平 成 12年 、 14年 、 15年 に 地 籍 調 査 を 実 施 し た 地 域 と
い う こ と に な っ て お り ま し て 、 全 体 の 、 市 全 体 に 占 め る 割 合 と し て は 大 体 3割 ぐ ら い し か 交 付
が今の時点ではできないということになっております。それで、概要としてはそういうことに
な る わ け な ん で す け ど も 、 こ れ ま で と ど う い う ふ う に 変 わ る か と 言 い ま す と 、 地 籍 図 1枚 に つ
い て は 1,000円 と い う こ と で 、 新 旧 対 照 表 の 2ペ ー ジ に な る ん で す が 、 こ れ に つ き ま し て は こ
の現行の場合においてはですね地籍図プラス、プラスというか、面積、地積ですね、それとか
所 有 者 と か 、 地 目 と か 、 そ れ を 入 れ て い る 分 が 1,000円 と い う こ と で 対 処 を し て 現 在 ま で き て
い た と い う こ と で ご ざ い ま す 。 そ れ と あ と 1筆 図 に つ き ま し て も 、 こ れ に つ き ま し て は 図 根 図
と 筆 界 点 座 標 を 入 っ て お り ま し て 1枚 に つ き 1,000円 と い う こ と で ご ざ い ま す 。
それから、集成図、御質問がありました集成図ですが、これにつきましては字を集合したも
の で 、 字 か あ る い は 一 字 、 二 字 に な る か も し れ ま せ ん け ど も 、 そ れ を 1枚 に ま と め た も の と い
う こ と で 、 そ の 分 に つ い て は 1,000円 と い う こ と で 現 行 が な っ て い る と い う こ と で ご ざ い ま す
が 、 こ れ を 新 シ ス テ ム に 変 わ る と い う こ と で 地 籍 図 に つ き ま し て は 300円 、 そ れ と 先 ほ ど 言 い
ましたとおり、地図情報、地積とか、地目、名義人等を入れた、情報を入れた分につきまして
は 1件 に つ い て 300円 と い う こ と に な る わ け で ご ざ い ま す 。 で す か ら 、 1枚 の 地 籍 図 を 取 っ て 、
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2枚 と も 情 報 を 入 れ る と し ま す と 600円 と 、 あ と 残 り 、 1枚 の 分 に つ い て は 300円 と い う こ と で
900円 に な る と 、 2枚 で 900円 と い う こ と に な る と い う こ と で ご ざ い ま す 。 そ う す る と 図 根 点 座
標 に つ き ま し て は 1路 線 に つ い て 300円 と い う こ と で あ り ま す 。 そ れ と あ と 筆 界 点 座 標 に つ い
て も 300円 と い う こ と で ご ざ い ま す 。 で す か ら 、 現 行 の 1筆 図 の 中 に は 図 根 点 と 筆 界 点 も 入 っ
て お り ま す の で 、 そ の 図 自 体 と し ま す と 、 図 と 、 あ と 図 根 点 分 の 300円 、 そ れ と 筆 界 点 300円
と い う こ と で あ り ま す の で 、 三 つ を 合 わ せ ま す と 900円 と い う こ と に な る か と 思 い ま す 。 あ と
集 成 図 に つ き ま し て は 、 一 応 印 刷 機 、 コ ピ ー 機 が で す ね A 3ま で と い う こ と に な っ て お り 、 し
かできませんので、そういうことで集成図を出すということは考えていないということでござ
います。以上です。
〇16番議員(下釡清和)
今の答弁でいきますと、従来出しとった特にこうこういうシステム
に入っていない分については今までと変わらない。そういうことになるちゅうふうに理解して
い い の か と い う の と 。 そ の シ ス テ ム に 、 新 し い シ ス テ ム の 中 で は や は り こ う 1筆 の 土 地 を も し
請 求 し た 場 合 に つ い て は 何 枚 か に な る と 。 そ れ と 、 そ う い う こ と で い い の か 。 そ れ と 1件 に つ
き 、 下 の 方 に 300円 を 加 算 す る ち ゅ う ふ う に な っ て い る ん で す が 、 仮 に こ れ が 何 枚 か の 図 面 に
な っ た 場 合 で す よ 、 周 囲 の 例 え ば そ う い う 情 報 が 欲 し い と し た 場 合 に つ い て は 、 そ の 1件 と い
う の は 1枚 を 指 す る の か 。 あ る い は そ の 周 り を た く さ ん あ っ た ら そ う い う ふ う に 加 算 さ れ る の
か。その点についてお願いします。
〇税務課長(今村一男)
この区域に入らない所の地籍図なり、字図については今までどおりと
いうことで、この区域に入った所についてはこのシステムで出すということで対処するという
ことになります。
そ れ と あ と 1筆 、 1筆 が 数 枚 に な っ た 場 合 に つ い て は 、 1筆 の 請 求 と い う こ と で あ れ ば 、 面 積
が相当広くてですね、あるのか。あるいは分かれるちゅうか、枚数が重なった状態が普通紙ペー
ス で 出 す 場 合 は あ っ た と 思 い ま す け ど も 、 一 応 地 番 を 指 定 し て い た だ け れ ば 、 そ の 分 は 1枚 の
紙に収まるようになるということでございます。
そ れ と あ と 1件 に つ き ま し て な ん で す が 、 数 枚 を 請 求 さ れ て 、 枚 数 を で す ね 請 求 さ れ て と い
うことで全部に入れた場合はいくらかになるかということですが、枚数分はそれぞれというこ
と に な り ま す け ど も 、 地 図 情 報 を 付 け る 分 は 1件 300円 と い う こ と で 、 同 じ 時 に 請 求 さ れ た 分
で あ れ ば 300円 で 済 む と い う こ と で あ り ま す 。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇4番議員(鳥居亮幸)
金 額 の 問 題 で 計 算 根 拠 を お 願 い し ま す 。 1,000円 が で す ね 300円 で 、
い わ ゆ る 情 報 が 入 っ た や つ も 300円 で と い う こ と で 便 利 に な る と 思 い ま す け ど も 、 何 か 決 ま り
が あ る ん で す か 。 他 市 の 例 に 合 わ せ る と か 、 政 令 に あ る と か 、 こ の 300円 に な っ た 理 由 で す ね 。
そ れ か ら 、 も う 一 つ は で す ね 、 全 市 が 、 大 浦 町 を 例 に 挙 げ ら れ ま し た が 、 大 体 含 め て 3割 だ
ということですけども、こういうふうにこのデータベース化する全市が完成するという年度は
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いつごろになるんでしょうか。それだけお願いします。
〇税務課長(今村一男)
300円 に つ き ま し て は 、 ほ か の 字 図 あ る い は 紙 ベ ー ス で 出 す 分 に つ き
ま し て も 300円 と い う こ と で な っ て お り ま す の で 、 そ れ を 基 に し て ご ざ い ま す 。
それと完成する年度ですが、一応、先ほど申しましたとおり、大浦につきましては全域シス
テムに取り入れてあるということであります。それとあと加世田地域も先ほど申したとおりで
ご ざ い ま す が 、 今 後 22年 度 以 降 で す ね 加 世 田 地 域 の 残 り あ る い は そ の 次 に 坊 津 地 域 、 笠 沙 地 域
の残り、それと金峰地区の順で順次数値化を図っていきたいということであります。ただこの
事 業 に つ き ま し て も 国 ・ 県 の 補 助 金 を 使 っ て 整 備 を す る 関 係 で で す ね 4年 あ る い は 五 、 六 年 か
かるのではないかというふうに、予算の規模によってはですね、というふうに考えているとこ
ろでございます。
〇議長(大原俊博)
〇議長(大原俊博)
こ こ で 休 憩 い た し ま す 。 再 開 を 13時 と い た し ま す 。
休憩
午後12時03分
再開
午後
1時00分
再開いたします。
〇17番議員(清水春男)
新しいシステムになって、現在は集成図というのが発行されている
わけですが、それが発行はされないという点でいくと、この集成図というのが必要な方もいらっ
しゃると思うんですけれども、そういう点では今回の新しいシステムの中では何も、その集成
図を直接出さない、今先ほどの答弁の中で「出さない。」と言われましたけれども、利用者に
とっては何も不自由はしないというふうに理解をしていいのか。その点とですね。
「 一 応 こ の シ ス テ ム を 市 内 全 域 に 実 施 す る と す る と 4年 か ら 五 、 六 年 か か る 。 」 と い う こ と を
言 わ れ ま し た け れ ど も 、 そ う す る と 今 回 、 今 回 の 条 例 は 10月 1日 施 行 と い う こ と で あ る わ け で
すけれども、五、六年先に利用しようとすると、そういうのが決まるとした時に市民の、市民
の皆さんはもう役場に行けばそういうふうに変わったという点ではあるんですが、今のこの時
点での市民に周知する方法としては、もうお知らせ版とか、市のそういうのでやるというふう
に な る も の か 。 そ の 2点 お 願 い し ま す 。
〇税務課長(今村一男)
お 答 え い た し ま す 。 集 成 図 に つ き ま し て は 、 数 字 を 1枚 に し た 図 面 と
い う こ と に な る わ け で す け ど も 、 そ れ に つ き ま し て は 今 回 の シ ス テ ム で は 一 応 500、 縮 尺 に つ
き ま し て も 500分 の 1な り 、 あ る い は 1,000分 の 1、 あ る い は 2,000分 の 1な り に 縮 小 と い い
ますか、広めに取れるシステムになっておりますので、ある面では集成図を兼ねたというか、
そういう広い範囲が表示がされるというふうなこともありましたし、あと集成図と言いますと
広 め の 、 広 め の と い う か 、 A 0か ら 以 上 に な る と 思 う ん で す が 、 サ イ ズ が で す ね 広 い 範 囲 で な
い と 集 成 図 の 効 果 も な い よ う な 感 じ が す る と い う こ と も あ り ま す 。 そ う い っ た 意 味 で A 3ま で
の 用 紙 と い う こ と に 考 え て お り ま す の で 、 集 成 図 と 言 い ま す と や っ ぱ い そ の A 0な り と い う こ
- 173 -
とになりますと、プリンターがですねそういう機能がないということで、今回はそういう措置
で い く と い う こ と で ご ざ い ま す 。 機 能 は そ れ な り に 、 そ れ な り と い う か 、 集 成 図 1枚 で 済 ん だ
の が 、 あ る 面 で は 2枚 、 縮 尺 し て も そ の 集 成 図 の 効 果 が 出 な い 分 も あ る と は 思 い ま す け ど も 、
そういうことで御理解を賜りたいというふうに思っております。
そ れ か ら 、 全 体 的 な 発 行 が で き る 区 域 の 関 係 で ご ざ い ま す が 、 先 ほ ど 22年 度 以 降 加 世 田 地 域
の残り、坊津地域あるいは笠沙地域の残り、そして金峰地域での数値化を進める計画であると
い う ふ う に 話 し て 、 早 く て 4年 あ る い は 五 、 六 年 か か る と い う お 話 を 、 先 ほ ど 答 弁 を い た し ま
したが、金峰地域につきましては地籍調査において平板測量ということで座標データがないと
いうこともありますので、この関係で数値化を図るにはですね大分時間がかかるのではないか
ということで、先ほど一応五、六年という目処をお示しをしましたが、そういう金峰地域、あ
るいはほかの地区もあるかもしれませんが、そういう長引く要素を含んでいるということで御
理解をいただきたいというふうに思います。
それから、市民へのお知らせの関係ですけども、一応内容といいますか、対象地域を含めて
ですね内容が、対象地域もある面、何というか、分かりづらいというか、というのもあると思
いますので、全域がということではございませんので、それらを含めてですねお知らせ版等で
お知らせをして周知を図っていきたいというふうに思っております。
〇17番議員(清水春男)
今言われましたような形でほんとできる地域が、市内全域で一括バッ
とやれるのであれば一番お知らせをするのでもしやすいという面があるけれども、そうでない
がためにやはりこう難しさがあるという点を、私もそう思います。そういう点でですね、今回
こういう形で大浦地域はもう早くこうやれるということで、しかし、後がまだ五、六年先にな
りますよという点からすると、逆にこういうほんとシステムを変えようという時に、その全部
の自治体、地域がクリアできるような形になった時に変えるというそういうことは考えられな
かったのかですね。その点、すいませんが、お願いします。
〇税務課長(今村一男)
先ほども申したとおり、期間にしてあと五、六年あるいはそれよりも
と い う こ と で お 話 を 、 言 い ま し た で す け ど も 、 や は り そ の 効 果 が も う 10月 1日 か ら 、 一 部 で は
ありますけども、発行をするということになりますので、それを五、六年後に延ばすというこ
と は よ ろ し く な い と い う ふ う に 思 い ま し て 、 今 回 の 10月 1日 で お 願 い を し た い と い う こ と で ご
ざいます。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
質 疑 を 終 わ り ま す 。 議 案 第 71号 は 総 務 委 員 会 へ 付 託 い た し ま す 。
- 174 -
〇議長(大原俊博)
△
日程第 7
議 案 第 72号 及 び
△
日程第 8
議 案 第 73号
次 は 、 日 程 第 7、 議 案 第 72号 、 南 さ つ ま 市 立 保 育 所 条 例 の 一 部 を 改 正 す る
条 例 及 び 日 程 第 8、 議 案 第 73号 、 南 さ つ ま 市 へ き 地 保 育 所 条 例 を 廃 止 す る 条 例 の 2件 を 一 括 議
題といたします。質疑に入ります。御質疑ありませんか。
〇12番議員(諏訪昌一)
一 般 質 問 で も や り と り が あ っ た と こ ろ で す け れ ど も 、 第 1条 に つ い
て は 条 件 が 違 い ま す が 、 第 2条 に つ き ま し て は 保 護 者 と の 話 し 合 い の 状 況 は ど う で あ っ た の か 。
またその話し合い、話し合いといいますか、市の側としては説明会とおっしゃっているようで
すが、何時から持ったのか。その時刻も示していただきたいと思います。
2番 目 に 保 護 者 の そ の 際 の 反 応 は ど う で あ っ た か 。
そ れ か ら 、 3番 目 に 現 在 い る 保 育 士 の 方 々 の 働 く 場 は ど う 考 え て い る か 。 3点 お 尋 ね い た し ま
す。
〇市長(本坊輝雄)
赤生木保育園、そして阿多保育所の今回の民営化についてでありますが、
これまでに至ってその保護者との協議はどういう状況であったかということでありますが、何
時から話ししたかとか、そういうことでありますが、保護者の皆さん方が出席できる時間帯で
すので、夜を中心にこれまでも数回ずっと行われてきたわけでありますし、そして御意見の中
では、一般質問でも申し上げましたが、「このまま残してほしい。」という御意見もあれば、
「やむなし」という御意見等もございました。
あとにつきまして、保育士のことにつきましては、関係部課長から答弁いたさせます。
〇副市長(柴田達朗)
保育士の働く場はということでございますが、基本的には事務職への補
職替えをしたいというふうに考えております。その中で保育所が坊津の認定こども園が一つ残
るわけでございますが、そこの職員の調整、そういったものも出て参りますので、ただそこに
移すとしましても職員は余ってくるだろうというそういうことがございます。そういう中で、
先ほど申し上げました一般的には一般事務職への補職替えということで調整さしていただきた
いというふうに考えているところでございます。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
時 間 的 に は も う 午 後 7時 と い う の が ほ と ん ど 説 明 会 を し て き ま し
て 、 去 年 の 9月 の 以 降 、 条 例 を 取 下 げ て 以 降 で す ね 阿 多 保 育 所 が 大 体 民 間 移 管 を し た 保 育 所 の
視 察 も 入 れ て 7回 、 赤 生 木 保 育 所 が 5回 ほ ど し て き ま し た 。 あ と 保 育 士 の 関 係 、 今 、 副 市 長 が
申 し 上 げ ま し た け れ ど 、 よ ろ し い で す か 。 話 し 合 い の 状 況 に つ い て は 、 去 年 の 9月 以 降 、 10月
からずっと話をしてきまして、反応といいますか、当然もう反対の意見もございました。あと
もう赤生木保育所につきましてはほとんどの保護者の方が大体出席されておりまして、最後の、
最 後 の と い う か 、 8月 5日 の 条 例 を 、 廃 止 条 例 を 提 案 し ま す と い う よ う な 時 に つ い て は 、 も う
やむを得ないなあというような雰囲気というふうに私としては受け止めたところでございます。
た だ 阿 多 保 育 所 に つ い て は ま だ 一 部 反 対 の 意 見 が ご ざ い ま し た け れ ど も 、 8月 10日 の 日 に 条 例
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の、廃止条例の提案を申し上げまして、その時もありましたが、その中には「民間移管につい
ての同意したい。」という意見もございました。説明についてはこちらもいろいろと保護者の
方の御質問等受けまして誠心誠意いろいろと対応をとったつもりでございまして、十分もう説
明も果たし、対応も尽くしてきたというようなことで今回の提案という運びにしたところでご
ざいます。以上です。
〇12番議員(諏訪昌一)
今 7時 ぐ ら い か ら が 中 心 で あ っ た と い う こ と で あ り ま す け れ ど も 、
今日の社会的な情勢を考えたときに、リストラが何社でも行われたわけですが、この周辺の会
社でですね、そういうリストラが行われたら、じゃあ残った方々は安定した仕事の状況にある
のかと言うと、今度は残った人たちで残った仕事をしなくちゃいけませんから非常にどこの職
場も超勤が増えてますよね。もうそれもちょっとこうびっくりするぐらいの時刻までの超勤が
増 え て る 職 場 が 多 い で す 。 そ う な っ た と き に 19時 と い う の が 果 た し て 妥 当 だ っ た の か と 。 や っ
ぱりこういう社会情勢、更には保育所に子どもをお願いする家庭というのは、当然そういった
6時 、 7時 ち ゅ う 時 間 帯 に は 非 常 に 厳 し い 家 庭 が 多 い わ け で 、 そ う な れ ば 最 低 で も 、 私 ど も 地 域
で 会 合 を 開 く 時 に は 、 女 性 が 参 加 す る 会 合 は も う ど ん な に 早 く て も 7時 半 と い う の を 、 や む を
得 な い 場 合 を 除 い て で す ね ど ん な に 早 く て も 7時 半 と い う の を 原 則 に し て 、 で き れ ば 8時 か ら
というふうにしているところですが、そういう考え方に基づいてやるべきだったんじゃないの
か と 。 そ の 点 に つ い て ど う 考 え る か と い う の が 1点 と で す ね 。
それから、その保護者の反応について、非常に今、何といいますか、アバウトに報告があっ
たわけですが、説明があったわけですが、反対もあるとかですね、こういう意見もあるとかで
す ね 、 も あ る 、 も あ る じ ゃ 。 聴 く と こ ろ に よ り ま す と 、 阿 多 保 育 所 の 最 後 の 説 明 会 に は 、 9名
だったですかね、の参加だったということだったですけども、となりますと大半が来られてい
ないと。そこのところに対する対応は、もう来られなかったんだから、こちらの条件をのむと、
こちらの言い分をのむということで判断したという形になっているのか。それともやっぱり、
若干、説明書等は当然送られたでしょうけれども、送付され、郵送されたでしょうけれども、
その辺りについて何か工夫した取組みが必要だったのではないのかなというふうに思うわけで
す 。 や っ ぱ り 、 100パ ー セ ン ト と い う こ と は 無 理 で も 、 せ め て 七 、 八 割 の 方 が 理 解 す る 。 納 得
はでけんけど、理解はしましたよと。もうじゃあ今後、私が幼稚園の所でよく申し上げますけ
れども、一番問題にすべきは、そこの園の中での、保育所であろうが、幼稚園であろうが、ど
ういう保育を行ってきたのか。それからどういう保育を目指そうとしていたのか。それからど
ういう問題があるのか。それからそこにどういう園児がいて、幼児がいて、その幼児が抱えて
いる何らかの問題について園としてどういう対処をしようとしたのかというやっぱり研修、そ
して対応、そして親も含めての、単なる託児所になってしまわないようなほんとにこの前向き
の取組みというものがなされたのかということが論議されてくるべきであって、それが論議さ
れた上でならば、例えば、親がある程度理解した中で民営化なり、民間委託した中でもそういっ
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た園の保育方針というものが貫かれていくでありましょうが、そういったことがなされないで、
ただこういった形で民営化しますよ。こういった形で廃園にしますよという形でいけば、そう
いった理念、そういった趣旨、それからあるべき姿、できていないものは、あるべき姿という
のが引き継がれないで、こういう単なる字面の条例改正案として出てくるということでは、本
来法律的には第一義的に保育のそういったことを事業、業として行うべき行政がですねそこを
無にしたことにつながっていっているのではないかというふうに考えるわけですが、いかがで
しょうか。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
時間的なことでございますが、我々もそこは配慮いたしました。
そ れ で 毎 回 こ の 時 間 で い い ん で す か と 。 こ ち ら は 7時 半 で も い い で す よ と 。 皆 さ ん 方 の 御 意 向
で 構 い ま せ ん と い う こ と で お 伺 い し ま し た け れ ど も 、 午 後 7時 で い い と い う よ う な こ と で で す
ね こ ち ら は 午 後 7時 に 設 定 を し た も の で ご ざ い ま す 。 当 然 向 こ う か ら 8時 に し て く れ と 言 え ば 、
8時 に す る も う こ と も ち ゃ ん と 持 っ て お り ま し た の で 、 そ こ は 保 護 者 の 御 意 見 を 尊 重 し た と い
うことで御理解をいただきたいと思います。
それから、反応については当然いろいろございましたが、阿多保育所につきましては、大体
保 護 者 の 方 が 三 十 八 、 九 名 い ら っ し ゃ る 、 世 帯 が で す ね 、 毎 回 大 体 10人 か ら 多 く て 15人 ぐ ら い
の出席でございました。そこでいろいろと判断については、こちらはそれなりの御意見・御要
望を求めて、要望を聴いて、それには対応したつもりでございますが、当然園の、今の阿多保
育所の良さ、そういったもの、行事の関係、そういったものも民間に移管する今度の公募の中
で入れ込む予定でございます。当然保護者の方はあと経営母体が変わることに関して子どもが
非常に心理的に大変になるんじゃないかというような心配もされておりましたんで、そこも市
と し て は 、 一 般 的 に は 引 継 保 育 、 来 年 の 4月 か ら 本 市 の 保 育 士 を 1名 配 置 し て 観 察 を さ せ る よ
うな方法もとりたいということで話をしております。できましたらば、今回公募をする審査委
員会の中に当然保護者を入れますので、そういった保護者の方々がいろいろとまた要望を出し
てもらえれば、それなりに公募の中でも保護者に要望に合ったような保育所の選定とか、そう
いったものも配慮していきたいなとは思っております。そういうことで、ただ単に廃止するん
じゃなくて、しっかりと保護者の意見、そういった要望等を踏まえた形でですね、移管する所
にある一定の条件を付けて公募をする予定でございますので、その辺は保護者の気持ちにも配
慮したつもりでありますし、こちらも、「賛否も取りなさい。」という意見もございました。し
かしながら、賛否についてはお断りしております。それについてはやはり、この今の保護者の
方々についてはもうずっと阿多保育所の保護者でもないというのがありますし、やはりそこの
今いる保護者を基準にしてどうかなという思いもありましたので、もう大方もう説明を尽くし、
そして対応についてもいろいろこちらとしても十分果たしたつもりでありますので、そういう
考えの下で今回廃止条例を提案したというふうに御理解いただければと思っております。
〇12番議員(諏訪昌一)
大変小まめにいろいろと対応を考えていただいていることには敬意
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を表します。それでですね今最後の後段の所でちょっと強く、私も熱くなってしまいましたけ
れども、非常に今まで一番力を入れてきている部分なもんですから熱くってしまった分もあっ
たですが、やっぱりどういった所が足りなかったのかな。例えばですね、これは別に公立であ
ろうが、私立であろうがよく言われることですが、近年の傾向として、こういったことが園で
あるんですけれども、こういったことでちょっと保護者の方々と話し合いをしたいんですがと
いうことを言っても、ああ、そうですかぐらいでですねこう反応がこう伝わっていかない。そ
して一緒になって考えようという姿勢がないという傾向も最近結構見られるようになってきた
そうです。そういった問題についてやっぱり真剣に取り組んでいかなければ、もう再三これま
でも私が自分の質疑のテーマにしてきています発達障害の問題などはクリアしていけない。一
番大事な時期ですので、ですから、誰にもでも起こり得ることですので、どの子どもにもでも
起こり得ることですから、ですから、それがひいては大人になってからの、何と言うんですか、
保護責任者遺棄とかですね、ことにもつながっていきますし、それから虐待にもつながっていっ
たりしているんだと私は思いますので、その辺りを含めてこの保護者の意見・要望等を付けて、
そ し て 、 ま た 保 育 士 を 1名 、 保 育 士 1名 等 の そ う い う あ り 方 に つ い て は こ の 前 の 答 弁 の 中 で も
説明聴いてましたので、記憶しておりましたが、そういったあり方についてもきちっと、つま
り今の園のあり方を引き継いでいくだけでなくてということまで含めてですね議論していただ
き た い な と 。 で な い と そ う い っ た こ と を 踏 ま え 、 ど う せ 来 年 の 4月 1日 で す か ら 、 こ れ が 通 っ
てもですね、通らなかったら分かりませんが。ですから、そういったことをやっぱり議論して
からこういう条例案を出してくると。やっぱり中身は深めていただきたいなということを特に
申し上げたいわけですが、その辺りについての考え方はいかがでしょう。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
いろいろと保護者の方は心配する所はたくさんございます。それ
でそういったことも考えまして、民間、移管先の方については、もしいろいろな問題があった
ら、保護者と行政と、市も入れて話し合いをするというような条件も付してございますので、
その辺でですねいろいろと、いろいろな問題が起きたら解決していきたいなというふうに思っ
ております。当然今からも、今、来月公募をする予定ですので、保護者の方に是非入っていた
だいていろいろな御意見を出してもらえればと思っています。
そ れ に ち ょ っ と 私 の 方 が 間 違 い が あ り ま し た 。 赤 生 木 に つ い て は 、 5回 で な く て 、 4回 で ご
ざいました。
そ れ か ら 、 「 阿 多 保 育 所 は 10名 か ら 15名 」 と 言 い ま し た が 、 「 10名 か ら 17名 」 の 間 違 い で ご ざ
いました。申し訳ございません。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇16番議員(下釡清和)
議 案 第 72号 に 関 し ま し て 、 清 原 保 育 所 の 廃 止 の 関 係 が ご ざ い ま す が 、
提案理由にありますですね特定非営利活動法人HASのですね法人の内容、そして、また、そ
こに貸し付ける条件といいますか、どういうふうに考えているか。契約期間とかですね、有償
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か、無償か。あるいはその改造とか、そういうのは考えられないのか。今後また利用について
は何名ぐらいの方がですね利用する状況にあるのか。その点についてお尋ねします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
NPOのHAS療育センターにつきましては、今、発達障害、障
害 児 の 方 を で す ね 療 育 す る N P O で あ り ま し て 、 金 峰 の 田 布 施 の 方 に 施 設 を 設 け て 34名 ほ ど が
今、通所していろいろ療育を受けているようでございます。それで今回清原保育所のその跡地
につきましてはここにお願いをしたいということで、もうこのHASの代表者の方から要望書
がございまして、清原保育所の方でその療育をしたいということにつきましては、まだ、坊津、
枕崎、そっちの方からも通っている子どもたちもいるということでございましたので、できる
だけ通所距離の短くしてしっかりと療育を受けさしてやりたいということでした。そういうこ
とでこちらとしても、公益事業であるので、無償貸付けをして跡地を活用してもらいたいとい
う ふ う に 思 っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 た だ 条 件 と し ま し て は 、 今 の と こ ろ 5年 間 を 建 物 、
土地無償貸付けにしたいというふうに考えているところでございます。それと改修等につきま
してはもうこちらは一切関知をしないと。改修が必要な場合であれば借受人である方でお願い、
ただし、当然市のまだ持ち物でございますので、市と協議をして行ってほしいというようなこ
とで考えておりますが、まだ、これについては明確な契約はまだ、今、準備中でございまして、
明確なものはまだ策定はしてないところでございます。
〇子ども応援室長(阿久根吉彦)
清原につきましてはHASの療育センターといたしましては
清 原 療 育 セ ン タ ー と い う こ と で 、 一 応 1日 10人 か ら 15名 程 度 の 小 規 模 人 数 に よ る 通 所 の 療 育 を
や り た い と い う こ と で 、 一 応 1月 に 開 所 予 定 で す け れ ど も 、 正 式 開 所 は 来 年 の 4月 と い う こ と
を予定しておるようでございます。以上です。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇17番議員(清水春男)
赤生木と阿多の保育所が廃止をされるということですが、この阿多
の 保 育 所 で の 30、 先 ほ ど の 質 問 38世 帯 あ る 中 で 10か ら 17の 世 帯 し か 、 残 念 だ け ど 、 参 加 で き て
ないということがあったわけですけれども、やはりほんとそういう点でいくと、それをどうと
るかちゅうのはまたいろいろ見方があるとは思うんですが、阿多の保育園には加世田地区から
も 、 そ の 地 域 か ら 5名 、 じ ゃ な い 。 ご め ん 、 7名 ぐ ら い だ っ た で す か ね 、 言 え ば の 方 も こ う 出
席を、ごめんなさい。その子どもさんを出していらっしゃるということをお聴きしているんで
すけれども、そういう人たちの意見というのは、言えば公立であったものが民間になるんです
けれども、そういう人たちが引き続きやっぱいその民間の方でこう学ぼう、子どもを出そうと
いうようなお考えが聴けたものかどうかですね、その話し合いの中で。それが、それはどうで
す か ち ゅ う の が ま ず 1点 で す ね 。
それから、赤生木の場合には、あそこの場合は言えば公立が、笠沙の小浦にある民間の保育
所が受けてくれると、赤生木で開所するというようなお話も聴いているんですが、そうなった
ときに、言えば、赤生木のお父さんもですが、いや、その話し合い、先ほどありましたように、
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4回 ぐ ら い は 持 っ た と い う こ と な ん で す け れ ど も 、 そ の 民 間 の 方 の 、 こ れ は も う 一 応 市 の 入 る 、
直接そこに入ってどうこうというのはないとは思うんですけれども、そこが、民間の保育園も
やっぱり小浦にあったのが言えば赤生木に変わるという点ではやはりいろいろ問題はなかった
のかなという思いをするんですけれども、そういう点での把握ですね、これは。そのお話を聴
いているものかどうかですね。その点を是非聴かしていただきたい。
それから、先ほどの答弁でもありましたけれども、やはり民間に移るとしたときに問題が起
きたら、言えば市、民間の保育所とか、保護者を入れた会を開くということを言われたんです
けれども、これはやはり、その問題が起きた時だけではなくて、やはり定期的なそういう会を
ですね私は、民営化するわけですけれども、ほんと子どもたちの保育条件を良くするという点
からすると定期的なやっぱり会というのはやっぱり設置をするべきだと考えるんですが、その
3点 、 ど う で し ょ う 。
〇市長(本坊輝雄)
これまで、へき地保育所もですが、それぞれ赤生木保育園、阿多保育所、
地域の皆様方から親しまれた公立として歴史があるわけであります。この中で保護者の皆さん
方とお話をしますと、まず阿多保育所の保護者の皆さん方が日本一の保育所だと、阿多保育所
が。これ以上のものはないという思いであります。赤生木保育園も一緒であります。日本一の
公立の保育所と。ほかの保育園に子どもさんをやったことはございませんので、そこからスター
トいたします。でありますので、公立の良さは公立の良さとして、これまでのそれぞれの保育
園の良さは良さとしてしっかりとお受け止めをさしていただきながら、今後の将来にわたって
の持続可能な南さつま市をつくるための民間委託でありますということを担当の方も説明をし
てきたつもりであります。そして、また保護者の方々の出席も、三十数名、四十数名いらっしゃ
るわけでありますが、なかなか全員の出席はかなわない状況でありますが、やはり物事を進め
るに当たっては、会を開き、おいでいただいた御意見やりとりしながら、やはりそういう中で
いろいろと賛否両論あるわけでありまして、最後までもやっぱり反対は反対であるわけであり
ますが、ひとつこうやって議会の方に上程さしていただくという御理解を、御理解というより
も、上程さしていただくということを報告をいたし、今日に至っているところであります。
あとのいろいろ民営化されてからのいろいろのことにつきましては、また部長、室長の方か
ら答弁いたさせます。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
阿多保育所の説明会でございますが、当然、阿多地区の保護者の
方ばかりでなくて、ほかの地区の保護者もいらっしゃいますので、すべて説明会については全
保護者の方に通知出してますから、当然その説明会の中で言われると思います。ただあなたは
どちらの方ですかとか、そういうことを聴きませんので、出られた方についてはいろいろと御
意見出してもらっているというふうに理解しますので、そこが加世田の方なのか、阿多地区の
方なのかというのは我々としては把握はしてないところです。
それから、あと、問題が起きた時にそういった三者で対応をしなさいでなくて、定期的にと
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い う よ う な こ と な ん で す が 、 当 然 こ れ に つ い て は 保 育 士 を 置 き ま す 、 市 の 保 育 士 を 来 年 の 4月
から観察のために。そしてその保育士が観察をしていろいろな問題点等ある場合については、
こちらに話持ってきますので、それを含めて話し合いをしていけばいいんじゃないかなという
ふうに思っていますから、特段市と保護者と、それから民間の保育園と一緒に定期的にという
のは今のところは考えてないところでございます。
〇子ども応援室長(阿久根吉彦)
昭光保育園の関係の話もちょっと出て参りました。今回、昭
光保育園さんと赤生木保育園の方を一緒にというようなお話をする中で、笠沙地域における就
学 前 の 子 ど も さ ん 方 の 数 が で す ね 平 成 18年 3月 31日 に は 94名 い ら っ し ゃ い ま し た 。 今 年 の 3月
31日 で は 53名 で す 。 非 常 に 極 端 に 減 っ て い ら っ し ゃ い ま す 。 そ う し た 中 で 笠 沙 地 域 に 保 育 所 が
二つということが本当にいいのかということもございまして、実際に昭光保育園さんの方も
4月 1日 現 在 で 定 数 を 割 り 込 ん で お り ま す 。 当 然 う ち の 赤 生 木 保 育 園 も 定 数 は 極 端 に 割 り 込 ん
で お り ま す け れ ど も 、 そ う し た 中 で は 赤 生 木 地 区 に 、 ご め ん な さ い 。 笠 沙 地 域 に 1か 所 の 保 育
所でないともう今後難しいんじゃないかというようなお互いの共通認識もございまして、そう
した中で赤生木保育園との統合を昭光さんの方とも話を進め、保護者の皆様方にもお話をさせ
ていただきました。最終的にはこの赤生木の方でということになりましたけれども、この点に
つきましても昭光さんの方も赤生木地区の方が今後の運営、いろんなものを考えた場合にいい
ということもございまして赤生木保育園の方でやりたいということもございました。確かに小
浦の方にこれまでございましたので、地区の皆様方からは「非常に寂しくなると、子どもたち
が運動会前のいろんな楽器演奏をしたりとか、そういった子どもの声が聞こえなくなる。」と
いうようなお声は私どもも聴いております。しかし、そこにつきましては昭光の園長さんなり、
理事長さんなりが地元の方々に今後の昭光の運営、そういったもの等を考えた場合には赤生木
の方でやらさしていただきたいということでお話をされて、地域の方々、あるいは主にはもう
その実際に昭光保育園の方に通わせていらっしゃる保護者の皆様、その方々から御理解をいた
だいたというふうに聴いております。以上でございます。
〇17番議員(清水春男)
赤生木の場合の話では、今、応援室長が言われたとおりのやっぱり
民間の方々の考えというのもあると思うんですが、やはりほんとこの少子高齢化の中で民間は
民間で経営をやっぱり維持をするために努力されている。それが赤生木の、笠沙町の場合には
町 内 に 2か 所 あ っ た 保 育 所 は 、 今 回 の こ れ で 1か 所 に し て と い う 点 で は 、 私 も そ の あ れ は 分 か
るような気がします。しかし、要は公立が私立になるという点では、やはりこれまでの言えば、
市長も言われましたが、公立のあたいげえは一番良かとこいやっどという自信もあるわけで、
そ れ が ほ ん と い い 方 向 で こ う 引 き 継 が れ 、 ま た 今 後 1年 、 2年 、 3年 こ う な っ た 時 に も で す ね
やはりそういう少子高齢化の中での子どもに対する保育という点では市としても私は無視できな
い部分というのはあると思うんですよね。ですから、この民間の保育所と保護者と市と入れた
話 し 合 い の 場 と い う の は 私 は や は り 定 期 的 に で す ね 、 年 に 10回 も せ え と か 、 月 に 1回 ず つ と い
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うのじゃなくても、やはりそういういろんな情報交換の場としての組織をつくっていく。この
ことは私は大事なことだと考えるんですが、やっぱりそれがもう一応今考えはないと。そした
ら 、 言 え ば 1年 目 は そ う い う 形 で 一 人 の 職 員 を 派 遣 し ま す け れ ど も 、 そ れ 以 後 の 場 合 に も し 何
か問題があったとしたら、そこではもう言えば民間の園の問題だから、市は関係ありませんよ
と い う ふ う に こ う な る も の な の か で す ね 。 そ の 点 を 1点 聴 か し て い た だ き た い 。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
理 解 は し ま す 。 た だ 今 回 こ の 保 育 士 を 4月 か ら 引 継 保 育 士 と し て
置くということ自体、非常に行政としては他の市も、自治体もしてないことでございまして、
これだけでも私は保護者に対して対応はできてるんじゃないかなと思っております。定期的に
ということでございますけれども、当然保護者の方がそういった御意見があればですね、民間
移管をした保育園とあれば、もうそれはもうこちらとしてもやぶさかではないんですが、何度
も 同 じ 繰 り 返 し に な り ま す け れ ど も 、 保 育 士 を 1名 置 い て 、 そ こ で 観 察 を し て 、 そ し て 問 題 が
あった時には、当然三者で協議をするというような条件を付けておりますので、今んところは
もうそれで進みたいと思っておりますので、ただ保護者、民間移管の保育園が定期的にしてほ
しいと言うのであればですね、それに話は当然乗っていいというふうには思っております。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
質 疑 を 終 わ り ま す 。 議 案 第 72号 及 び 議 案 第 73号 の 議 案 2件 は 文 教 厚 生 委 員
会へ付託いたします。
〇議長(大原俊博)
△
日程第 9
議 案 第 74号 及 び
△
日 程 第 10
議 案 第 75号
次 は 、 日 程 第 9、 議 案 第 74号 、 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 設 置 条 例 及 び 南 さ
つ ま 市 水 道 給 水 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 及 び 日 程 第 10、 議 案 第 75号 、 あ ら た に 生 じ た 土 地 の
確 認 に つ い て の 2件 を 一 括 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
〇4番議員(鳥居亮幸)
一 括 と い う こ と で ご ざ い ま す の で 、 74号 の 方 か ら お 尋 ね し ま す 。 今 回 、
赤生木地区簡水が西部簡水ということになる。大浦もそのとおりになっておるようでございま
すが、私がお聴きしたいのは水源の問題ですね、水源というのは何個あるのか。一つにすると
い う 意 味 な の か で す ね 。 そ こ の と こ ろ が 1点 で す ね 。
それと改正案の所に野間池地区で谷山と小崎が入るようになっているんですね。地区として
は 追 加 で す 。 た だ し 、 給 水 人 口 を 見 て み る と で す ね 10名 減 、 そ れ か ら 最 大 給 水 量 も 15減 と い う
ことになったんですね。この関係はちょっと理解ができないんで、説明していただきたいと。
もう一つはですね給水負担金の問題です。給水負担金は全然扱っていないということでござ
い ま す 。 今 後 5年 間 で 統 一 し て い く と い う よ う な 水 道 行 政 の 方 向 で す け れ ど も 、 13ミ リ の 場 合
で 2万 6,250円 と い う の は 余 り に 高 い ん じ ゃ な い か と 思 い ま す が 、 こ れ は も う 議 案 で は な い わ
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けですね。そこ辺ののは検討されなかったのかということ。
もう一つだけお尋ねしたいと思うんですけど、たくさん使えば使うほど単価が上がる仕組み
に な っ て い る よ う で ご ざ い ま す 。 そ れ で 1戸 に で す ね 、 1戸 当 た り 5立 方 メ ー ト ル で 生 活 し な
さ い と い う よ う な 受 け 取 り を す る ん で す け ど 、 5立 方 メ ー ト ル で 1か 月 で 過 ご せ る も ん で し ょ
うか。その後はもう超過したんですよと、超過料金ですよというもうこの超過という考え方で
す ね 。 普 通 は や は り 20か ら 25使 う ん じ ゃ な い か と 、 そ れ が 基 本 じ ゃ な い か と 思 う ん で す け ど も 、
そこも含めてですね節水型の料金体系となっているんですけど、そこの考え方をお願いしたい
と思うんです。
〇水道課長(田良島輝久)
はい、それでは、お答えいたします。まず初めに赤生木と大浦が水
源の問題でございますが、それぞれの水源につきましては、赤生木が地下水が四つ、第四水源
ですね、それから大浦については九つの水源、それと河川水を赤生木の方は使っておりまして、
荒木川、黒瀬第一水源から一応取水しているところでございます。それで水源については一つ
というわけじゃございませんで、お互いに補完し合うという状況で一応統合するという形になっ
ております。
次 に 、 谷 山 水 源 地 区 の で す ね 人 口 と 水 量 の 件 な ん で す が 、 こ れ に つ き ま し て は 平 成 21年 度 を
基 準 に し ま し て 、 過 去 10年 間 の 減 少 率 を 見 ま し て 、 将 来 の ま た 10年 後 の 人 口 の 減 少 率 を 見 ま す
と 基 準 を 21年 度 に し よ う と い う こ と で 、 そ の 分 が 前 回 の 人 口 よ り も 少 な く な る と い う こ と で 、
これが厚生省による認可の段階での、認可を得た人数と給水量であります。
次に、給水負担金でありますけども、この給水負担金の取扱いについては、それぞれ各市、
各町の取扱いが様々でございまして、特に笠沙においてはそれぞれの簡水ごとに非常にこう差
があるようでございます。今後の水道行政としましては水道料金の改定と同時にですね統一し
た考えの下にやっていこうという考えを持っておるところでございます。
次に、単位的にはこう水量が上がるということになっておるとのことですが、これについて
は そ れ ぞ れ 各 水 道 に つ い て も 口 径 別 水 道 料 金 と か 、 従 量 制 度 と か 、 基 本 水 量 を 設 定 し て 5ト ン
までは何百円とかいう制度になっておりますが、「これも実際基本水量で生活できるか。」と言
い ま す け れ ど も 、 実 際 も う 全 く 0ト ン と い う の が 結 構 多 い わ け で す 。 で す か ら 、 本 当 に こ う 平
等 に 使 わ れ て 、 使 わ な い の に 5ト ン も の 料 金 を 払 っ て い る 状 況 も ご ざ い ま す の で 、 こ れ を 基 に
料金改定の下で平等なシステムを作っていこうという考えでございます。以上です。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
質 疑 を 終 わ り ま す 。 議 案 第 74号 及 び 議 案 第 75号 の 議 案 2件 は 産 業 建 設 委 員
会へ付託いたします。
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。御苦労さまでございました。
本日はこれで散会いたします。
- 183 -
散
会
午後
1時46分
- 184 -
第 3回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 6日 目 )
1.開
会
日
時
平 成 22年 9月 13日 ( 月 ) 午 前 10時
1.議
事
日
程
( 第 6号 )
〇開
日程第 1
日程第 2
日程第 3
日程第 4
日程第 5
日程第 6
日程第 7
日程第 8
議
議 案 第 76号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算
( 第 3号 )
議 案 第 77号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
議 案 第 78号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 79号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 後 期 高 齢 者 医 療 特 別
会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 80号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補
正 予 算 ( 第 2号 )
議 案 第 81号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事
業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
議 案 第 82号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正
予 算 ( 第 2号 )
議 案 第 83号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 歳 入 歳 出 決
算の認定について
- 185 -
質
疑
同
上
同
上
同
上
同
上
同
上
同
上
同
上
日程第 9
日 程 第 10
日 程 第 11
日 程 第 12
日 程 第 13
日 程 第 14
日 程 第 15
日 程 第 16
日 程 第 17
日 程 第 18
日 程 第 19
議 案 第 84号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会
計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 85号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会
計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 86号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 後 期 高 齢 者 医 療 特 別
会計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 87号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 歳
入歳出決算の認定について
議 案 第 88号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 特 別 会
計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 89号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事
業特別会計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 90号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 農 業 集 落 排 水 事 業 特
別会計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 91号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 区 画 整 理 特 別 会
計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 92号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 歳 入
歳出決算の認定について
議 案 第 93号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 交 通 災 害 共 済 特 別 会
計歳入歳出決算の認定について
議 案 第 94号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム
事業特別会計歳入歳出決算の認定について
- 186 -
質
疑
同
上
同
上
同
上
同
上
同
上
同
上
同
上
同
上
同
上
同
上
日 程 第 20
日 程 第 21
日 程 第 22
〇休憩
議 案 第 95号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 水 道 事 業 会 計 決 算 の
認定について
議 案 第 96号
平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津
病院事業会計決算の認定について
予決算特別委員会の設置、付託及び委員の選任について
疑
同
上
議 長 発 議
(B組)
予決算特別委員会正・副委員長の互選
〇互選の結果報告
〇散
質
議
会
1.本日の会議に付した事件
〇議事日程のとおり
- 187 -
長
1.会議に出席した議員(22名)
1番議員
林
耕
二
2番議員
古
木
健
一
3番議員
室
正
和
4番議員
鳥
居
亮
幸
5番議員
南
敏
子
6番議員
上
村
研
一
7番議員
山
下
美
岳
8番議員
今
村
建一郎
9番議員
石
井
博
美
10番議員
石
原
哲
郎
11番議員
柳
元
拓
夫
12番議員
諏
訪
昌
一
13番議員
貴
島
修
14番議員
上
園
邦
丸
15番議員
有
村
義
次
16番議員
下
釡
清
和
17番議員
清
水
春
男
18番議員
田
元
和
美
19番議員
相
星
輝
彦
20番議員
下
野
21番議員
若
松
正
伸
22番議員
大
原
俊
博
長
髙
倉
正
継
記
宮
内
雅
史
屋
認
1.会議に欠席した議員(0名)
1.会議に出席した事務局職員(4名)
事
務
局
書
長
田
中
茂
穂
議
記
井
上
喜
詞
書
事
係
1 . 法 第 121条 に よ る 会 議 に 出 席 し た 説 明 員 ( 2 9 名 )
市
長
本
坊
輝
雄
副
長
柴
田
達
朗
長
出
口
定
昭
総務企画部長
山
口
力
三
総務企画部参与
兼 企 画 課 長
本
坊
佳
彦
市民福祉部長
長
濵
一
盛
産業おこし部長
上
野
哲
郎
建
長
山
下
和
隆
教
長
染
川
勝
夫
代表監査委員
當
房
公
夫
総務企画部総務
課
長
中
山
秀
次
総務企画部財政
課
長
前
畠
総務企画部財産
管 理 室 長
橋
口
幹
男
総務企画部税務
課
長
今
村
市民福祉部保健
課
長
末
永
茂
市民福祉部福祉
課
長
尾場瀬
市 民 福 祉 部
子ども応援室長
阿久根
吉
彦
市 民 福 祉 部
和 楽 苑 長
田
平
和
広
産業おこし部
農林水産課長
永
洋一郎
産業おこし部
商工政策課長
園
田
親
久
教
育
育
部
田
市
設
- 188 -
部
実
一
男
仁
産業おこし部
観光交流課長
成
田
建設部都市整備
課
長
川
野
水
清
産業おこし部
農地整備課長
谷
川
茂
洋
重
美
建設部建築住宅
課
長
舟
越
宏
之
田良島
輝
久
教育部教育総務
課
長
中
村
千
尋
選挙管理委員会
事 務 局 長
相
星
共
幸
農 業 委 員 会
事 務 局 長
宝
門
孝
礼
病院事務局長
木
場
義
人
道
課
長
- 189 -
△
〇議長(大原俊博)
△
日程第 1
〇議長(大原俊博)
開
議
午前10時00分
おはようございます。ただ今から本日の会議を開きます。
議 案 第 76号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 3号 )
日 程 第 1、 議 案 第 76号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 3号 )
を議題といたします。質疑に入ります。御質疑ありませんか。
〇5番議員(南
敏子)
主 な 事 業 の 概 要 の 資 料 に 基 づ い て 1ペ ー ジ で す 。 農 業 総 務 費 、 み ん な
で取組む地域営農支援推進事業で中津野と津貫の集落ののにありますが、仕事の内容はどのよ
うなことをするのに対して補助するのですか。また二つの地域の割合はどのようになっている
のでしょうか。
そ の 次 の 経 営 体 育 成 交 付 金 事 業 1,333万 5,000円 、 こ の 金 額 が 大 き い よ う で す が 、 ど の よ う
な機械や施設でしょうか。振興作物は何でしょうか。またどこの地域でしょうかお伺いします。
〇農林水産課長(永田洋一郎)
ま ず 1点 目 の み ん な で 取 組 む 地 域 営 農 支 援 推 進 事 業 で ご ざ い ま
す。これは、この事業は、県がいわゆる農家の減少あるいは高齢化が進む中でそれぞれ地域営
農のシステム作りが喫緊の課題という認識の下で、これらの合意形成の活動を行う地域に対し
ましてその活動を支援するというものでございます。今回、金峰町の中津野地区の有機ごま生
産 組 合 研 究 会 の 5戸 の 農 家 に 対 し ま し て 有 機 栽 培 の 栽 培 体 系 の 確 立 を 目 指 し た 支 援 を 行 う と い
う も の で す 。 も う 一 つ は 、 加 世 田 の 中 間 上 地 区 の 元 気 会 、 39名 の メ ン バ ー で す け ど も 、 こ の 部
分について集落営農のシステム作りに向けた活動に対する支援を行うというものでございます。
事 業 の 割 合 に つ き ま し て は 、 そ れ ぞ れ 、 10万 円 市 が 出 し ま し て 、 そ れ か ら 県 の 方 も 10万 円 と い
う こ と で 、 5割 市 が 補 助 す る と い う 事 業 の 内 容 に な っ て い ま す 。 失 礼 い た し ま し た 。
それから、次が経営体の育成交付金の御質問でございます。これは国が今回から交付金事業
という形で取り組んでおる部分でございまして、融資主体型の補助事業と、それから共同利用
施設補助事業の二つに分かれておるところでございます。まず融資主体型の補助事業は、補助
残 を す べ て 融 資 で 受 け る と い う 前 提 に 3割 、 30パ ー セ ン ト の 支 援 を す る も の で ご ざ い ま し て 、
今回は四つの農家に対しましての支援でございます。金峰地区の水稲、それから甘しょ、それ
から麦、そばの複合農家に対しましてトラクターとコンバインの新規購入に対する支援でござ
い ま す 。 も う 1件 は 同 じ く 金 峰 町 池 辺 地 区 の 農 家 に 対 し ま し て 、 こ の 農 家 も 水 稲 と 甘 し ょ の 農
家でございますが、トラクターの新規購入に対する支援でございます。それから、笠沙地区で
水 稲 を 9ヘ ク タ ー ル 作 っ て い る 農 家 に 対 し ま し て 田 植 機 の 更 新 に 対 す る 支 援 で ご ざ い ま す 。 同
じ く 笠 沙 町 の 水 稲 農 家 、 14ヘ ク タ ー ル の 農 家 に 対 し ま す 、 こ れ に つ い て も 田 植 機 の 更 新 助 成 で
ご ざ い ま す 。 そ れ か ら 、 共 同 利 用 施 設 補 助 事 業 に つ き ま し て は 取 得 額 の 2分 の 1を 国 が 支 援 す
る と い う も の で ご ざ い ま し て 、 大 浦 町 の 永 田 水 稲 生 産 組 合 、 3戸 の 認 定 農 業 者 の 集 団 で ご ざ い
ますけども、この農家に対しまして水稲乾燥施設の整備に関しまして支援を行うものでござい
- 190 -
ます。以上でございます。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇4番議員(鳥居亮幸)
お尋ねします。総務費の関係ではこの情報管理費ですね、これが補正
が出ております。地上波デジタルの放送開始に伴ういわゆる対策ということで補助を出すわけ
ですが、この数、共聴施設というのは何箇所あるのかですね。新と既成とこう分けて説明もし
てあるわけですけれども、そのほかにはもう既に済んでいるというものもあるのか。またこれ
から補助を受けると、申出をされる所が出てくるのかどうか。そのことが一つですね。
もう一つはですね、高齢者世帯などこの地デジに対応してテレビの買換えとか、設備の問題
とかいうものについて十分知識のない方々がいらっしゃるんじゃないか。そういう人たちを取
り残していくおそれがある。一方的に今まで見ていたテレビがただの箱というようなことにな
るという場合が想定されます。だから、そういうものについての対策というものは考えていな
いのかどうかですね。
そして、もう一つはですね、この地デジ、地上波デジタル放送の実施を延ばしてもらうとい
うことはできないのか。余りにもですね期間が短いのではないかというふうに思いますが、今
まで映るのが映らなくなるわけですから、映るようにするそういう方法もとれるという方法を
考えるべきじゃないか。そういう言えば国策としてなされていくわけですけど、要請していく
なり、また市としてですねきめ細かい福祉対策をとりますというような両面からですね考え方
をお尋ねしたいと思います。
それとですね、子育て支援の民生費の児童措置費でございますけども、子育て支援の環境を
つ く る た め に 地 域 力 の 向 上 を 目 指 し て い る と い う こ と で 560万 出 て き て お り ま す 。 こ れ は 新 規
の事業でありますが、これは保育園や幼稚園のこの対象数というのはどういうふうになるのか。
既に持っておられるのか、AEDをですね持っておられるのか。購入をされることを予想した
講習会なのか。この辺のところがよく分からないんです。講習会をしただけでは駄目と、こう
いうふうに受け止められます。それで市内の保育園、幼稚園についてのいわゆる設置状況とい
うものも含めてお願いしたいと思います。
それからですね、予防費につきましては、衛生予防費につきましては新型インフルエンザの
事 業 対 策 を 今 年 も 5,400万 程 度 で す ね 、 こ れ は 課 税 対 象 者 が い わ ゆ る 全 額 助 成 と 言 っ て お り ま
すが、課税対象者ちゅうのはどれぐらいを予測されておられるんですか。その実施率というよ
うなものが昨年ののもありましたら、なかったらいいですけども、全額助成をすると。この今
度 の 場 合 市 の 単 独 事 業 と し て も 就 学 前 及 び 65歳 以 上 に 対 す る 助 成 と い う こ と に な り ま す で す け
れども、これについては実施時期とか、あるいはワクチンの量の調整とか、そういう複雑なも
のが伴ってきてなかなか手続が面倒と、そういうことにはならないのか。既に説明会も、事前
のですね説明会医療機関ともされるということでしたので、それをお尋ねいたします。
そ れ か ら で す ね 、 44ペ ー ジ に あ り ま す 農 林 水 産 費 の 農 業 用 施 設 維 持 費 で ご ざ い ま す が 、 農 道
- 191 -
の 改 良 に つ き ま し て 歩 道 の 設 置 が 出 て お り ま す が 、 農 道 に 対 し ま し て 323万 で す ね 、 農 道 に 対
して信号機を設置するという事例は本市には何件ぐらいあるのかですね。ここは、該当地域ちゅ
うのは非常に危険な場所でありますが、農道に信号機を設置するということを前提とした歩道
工事という説明ですので、そのような箇所というのは全体的にはどれぐらいあるのかですね。
それについてはここだけなのかというようなことも含めまして、市道以外に農道の設置箇所で
すね。またそれを必要な箇所と、言えば要望箇所と言いますかね、そういう数が分かっておっ
たら、お願いしたいと思います。
そ れ か ら 、 商 工 費 の 問 題 に つ い て も お 尋 ね し ま す 。 観 光 宣 伝 の 事 業 費 に 454万 い く ら 出 て お
りますが、このパンフレットの作成数、どれぐらいされるのか。内容的にはですね九州新幹線
開線を控えたこの時期だけを対象にしたいわゆる一時的な宣伝パンフレットになるのか。それ
とも恒常的な全国PRを目的にしているのか。その内容とともにですね発行部数等をお願いし
たいと思います。そしてシニア向けの定期購読誌というものについては何部ぐらい発行されて
いるのかですね。相当数出ているのかどうか。その辺の特にターゲットを絞った本市のいわゆ
る観光というものについてはですね何をこの売出しにしてシニアを呼び込もうとしているのか。
温泉地とか、あるいは景勝地とかですね、そういうものについて本市において他市をしのぐそ
ういう資源があるのかどうかということを、ここでシニア向けのですねいわゆる魅力のPR点
というのをどういうふうに考えておられるのか。お願いをいたします。
それから、商工の観光施設につきましては観光案内所でありますけれども、リニューアルは
当然といたしまして、この転落防止柵について同時にですね観光施設として設置をされると、
40メ ー ト ル ぐ ら い の い わ ゆ る 転 落 防 止 と い う こ と で す け ど 、 こ れ に つ い て は い わ ゆ る 観 光 的 な
面での車の利用者ということを対象にしているというふうに考えていいのかどうか。現状とし
てはどのような転落防止柵をされるのか。内容を説明していただきたいと思います。
それから、土木費の道路改良費でございますが、これは大崎線に関わる排水の、これは新規
事業ではありませんですが、この緊急性・重要性をここの場所を選択された理由というのがあ
りましたら、ほかにもですね緊急性があるんじゃないかという見解を持っているもんですから、
この排水改良工事の言えば選定理由というものをお尋ねしたいと思います。
土 木 公 園 費 に お い て は レ ク の 森 公 園 整 備 、 こ れ に 3億 4,000万 、 非 常 に び っ く り す る お 金 が
補正されたわけでありますが、これについてはですね将来計画についての財政資料も出してい
た だ き ま し た 。 見 て み ま し て も 総 額 6億 と い う よ う な こ と に な る よ う で 、 最 終 年 度 と し て で す
ね。これは本市の財政状況に大きく影響してくるんじゃないかというその点を市民にですねど
う説明されるのか。市民が納得がいくのかなあということを疑問に持ちますので、この辺は市
長 の 心 構 え で す ね 、 そ の 辺 も 含 め て お 願 い し た い と 思 い ま す が 、 こ の 57ペ ー ジ の こ の 補 正 に 見
て み ま す と 、 地 方 債 の 補 正 に し て み ま し て も 平 成 20年 が 292億 円 、 21年 が 299億 円 、 そ し て 今
回 22年 度 の 年 度 末 の い わ ゆ る 地 方 債 302億 円 、 こ れ を 超 え て き て い る わ け で す ね 。 こ う い う よ
- 192 -
うなことを考えた場合に収入は減る、人口は減るという中でのいわゆる投資効果というような
もの、だから今後の維持経費ということを考えた場合にですね、これは大きな負担になってく
るんじゃないかということを危惧する声が非常に多いです。その点についての財政見通しにつ
いて先ほど言いました点をお尋ねしておきたいと思います。
最 後 に で す ね 49ペ ー ジ の 公 債 費 で す が 、 元 金 に つ い て 5億 3,000万 と い う よ う な 繰 上 償 還 が
なされました。これまでですね政府系資金については繰上償還ができないんだというのが度々
説明をしてこられたと思うんですね。今回は非常に多額の繰上償還ができた。その地方債、ど
のような地方債を繰上償還できたのかですね。その言えば項目数、削減目標額というようなも
のなどがありましたらですね、併せて説明いただきたい。お願いします。
〇市長(本坊輝雄)
金峰レクの森についてお答えをさしていただきますが、大変財政状況が今
後厳しくなる中でどうしてこのような公園を整備するのかということにつきましては、私も市
長 に 昨 年 の 11月 末 に 就 任 い た し ま し た 。 そ れ ま で の ど う い う 議 論 が 議 会 で あ っ た か と い う こ と
につきましては、会議録等々でお聴き、またお受けをするばかりであります。そういうことで
ございまして、聴くところによりますと、鳥居議員もこれまでの経過については、合併以来の
状 況 に つ い て は 十 分 存 じ 上 げ て い る こ と と 思 い ま す が 、 平 成 11年 に 旧 金 峰 町 が 購 入 い た し ま し
て 、 そ し て 平 成 17年 の 3月 ま で に 公 園 を 、 グ ラ ウ ン ド 等 を 造 り ま す と 、 整 備 し ま す と い う こ と
で 森 林 管 理 局 と お 約 束 を し た 経 緯 が あ り ま す が 、 そ の 平 成 17年 の 10月 に 、 再 度 合 併 前 に こ の 契
約 を 19年 3月 ま で 延 ば し て く れ と い う こ と で 森 林 管 理 局 に 延 期 を 、 計 画 の 延 期 を 申 し 入 れ た 経
緯があります。途中、この計画を、当時の金峰町におきましては大変、それぞれ木花館にしろ、
このレクの森にしろ計画を立てておられたということでありますが、財政状況等の厳しいこと
等を踏まえてレクの森を先行する予定で、レクの森もやる予定でありましたけれども、レクの
森は休止したということであります。当時の議会におきましてこれを休止し、その時に違約金
発生等又は契約不履行等についての対応をどうするのかということについてどのような議論が
あったかは承っておりませんが、しかしながら、現実はこうやって「契約不履行である。」と
言われて、何らかの形で公園を整備してくれということ等が再三にわたって今日まで南さつま
市に森林管理局の方から要請があるわけであります。そういうこと等を受け止めまして一つの
タイムリミットだと、私もそういうことを受け止め、とにかくこの国からの縛りを外すために
は何らかの形で公園を整備しなければならないと、何らかの形で公園を整備する以上は少なく
とも何らかの使えるような使い道を考えていかなければならないと、そういうこと等を考えて
いるわけであります。決して公園が欲しいから整備するという、公園が必要とするから整備す
るという計画が先にあっての計画ではないということは鳥居議員もこれまでの経緯で十分御理
解をいただけるものと思っております。返せるもんならば返したいという思いは私は持ってお
りますが、そこができなかった、できてないこれまでの経緯があろうと思っております。そう
いうことで現実を受け止めてこの予算を計上をさしていただきました。どうか御理解賜りたい
- 193 -
と思っております。
〇総務企画部参与(本坊佳彦)
資 料 の 41ペ ー ジ 、 総 務 費 の 情 報 管 理 費 、 地 域 情 報 基 盤 整 備 促 進
事業補助金についての御質問でしたので、私の方でお答えいたします。この補助金につきまし
ては地デジの放送開始に伴う難視聴地域対策としてテレビ共同施設組合が行う整備費用に対し
て補助をするものでございまして、資料の方にもテレビ共同受信組合の名前を書いて提出して
ご ざ い ま す け れ ど も 、 今 回 は こ の 8か 所 を ば 予 定 し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。
それから、まだこのほかにも出てくるのかという御質問でございますけれども、今後ですね
受信機、テレビのですね購入の増に従ってまだいろんな地域で出てくるということが想定はさ
れております。
それから、高齢者世帯への対策はどうしているかということでございましたけれども、高齢
者向け世帯につきましては戸別訪問という制度がございまして、地デジ鹿児島、デジサポ鹿児
島という所がですね、専門の方々が、電話で申込みをされると、訪問して見るという制度がご
ざいますので、市の広報誌等を使いながらですね市としてはこれの広報をいたしているところ
でございます。
そ れ か ら 、 平 成 23年 7月 24日 か ら 全 国 的 に 地 デ ジ 放 送 に 切 り 替 わ り ま す け れ ど も 、 こ れ を 延
ばすことができないかという御質問でもありましたけれども、一応国の総務省の方でですね来
年 7月 24日 か ら 全 国 的 に 切 り 替 わ る と い う こ と で ご ざ い ま す の で 、 こ れ の 変 更 に つ い て は で き
ないというふうに考えております。以上です。
〇子ども応援室長(阿久根吉彦)
私の方からは地域子育て環境整備事業についてお答えをいた
します。市内にあります保育所、幼稚園、それから児童クラブ等が地域に開かれた子育て支援
施設となるための環境整備を行い、地域の子育て力の向上に貢献していくことを目的にAED
を 設 置 す る 事 業 者 に 対 し て 40万 円 を 限 度 に 補 助 を す る も の で ご ざ い ま す 。 今 回 の 補 助 の 対 象 は
14社 会 福 祉 法 人 等 で ご ざ い ま し て 、 私 立 保 育 園 が 11園 、 そ れ か ら 私 立 の 幼 稚 園 が 2園 、 そ れ か
ら 民 間 が や っ て い る 児 童 ク ラ ブ が 1園 と い う こ と で あ り ま す 。 そ れ か ら 、 こ の 中 で 、 こ の 中 と
い い ま す か 、 法 人 の 方 で 既 に A E D を 設 置 し て い る 法 人 は 2私 立 保 育 園 が ご ざ い ま す 。 た だ 今
回 の 事 業 を 行 う に 当 た り ま し て 事 業 の 希 望 を 聴 取 し ま し た と こ ろ 、 そ の 2園 に つ い て も 希 望 が
ございましたので、すべての保育所、幼稚園という形になる予定でございます。それから、各
施設が地域の安心・安全の拠点となるように補助を受ける施設につきましては、入所児童の保
護者、それから施設周辺の住民に対して広く案内をしながら地域への周知を兼ねたAEDの講
習会を行うということを補助の条件としているところでございます。以上です。
〇保健課長(末永
茂)
新型インフルエンザ予防接種事業の関係でございますが、先ほど議員
のお尋ねでは課税対象者はどれくらいを予定しているかというお尋ねでしたが、多分これは非
課 税 の 対 象 者 だ ろ う と 思 っ て お り ま す 。 非 課 税 の 対 象 者 に つ き ま し て は 1万 7,981人 で ご ざ い
ます。それとその実施率はということで、昨年度の実施率でいきますと、非課税者につきまし
- 194 -
て は 32.8パ ー セ ン ト 、 課 税 者 に つ き ま し て は 42.4パ ー セ ン ト で ご ざ い ま す 。
次に、市の単独助成の部分の、すいません。実施時期はということでございましたが、実施
時 期 に つ き ま し て は 本 年 10月 1日 か ら 来 年 の 3月 31日 ま で と い う こ と で 年 度 末 い っ ぱ い で ご ざ
います。
それとワクチンの確保でございますが、今回のワクチンにつきましては一価ワクチン、これ
は新型インフルエンザのみのワクチンでございます。それと三価ワクチン、これにつきまして
は今までの季節性インフルエンザワクチンに合わせまして新型インフルエンザワクチンを混合
したものでございます。この一価ワクチン、三価ワクチンでございますが、一価ワクチンにつ
き ま し て は 7,300万 回 分 と い う こ と で ご ざ い ま す 。 三 価 ワ ク チ ン に つ き ま し て は 5,800万 回 分
ということで全国民に渡るということで伺っております。以上でございます。
〇農地整備課長(谷川茂洋)
補 正 予 算 書 44ペ ー ジ 、 農 業 用 施 設 維 持 費 の 中 の 323万 1,000円 、
農道改良、歩道設置に係ります御質問の中で農道に信号機はいくつあるのかという御質問だと
思います。農道には信号はないのではないかというふうに思っておりますけれども、今後関係
課を通じて確認はしておきたいと思っております。以上です。
〇財政課長(前畠
実)
繰上償還の件でございますけれども、政府系金融資金につきましては
原則これまでは補償金を払わないと繰上償還できないというのが以前でしたけれども、その後
地方の負担等を踏まえまして一定の条件の下、高率なものについては繰上償還が補償金なしで
で き る と い う ふ う に な っ て お り ま す 。 で す の で 、 当 市 に お き ま し て も 平 成 19・ 20・ 21年 度 と 高
率 の も の に つ い て 繰 上 償 還 を 行 っ た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 今 回 の 9月 補 正 に お き ま す 繰 上 償 還
でございますけれども、これにつきましては、この政府系資金ではございませんで、いわゆる
縁故資金、市中銀行の方から借りております地方債につきまして交渉等を行いまして補償金な
し で の 繰 上 償 還 を お 願 い し た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 今 回 の 繰 上 償 還 額 の 金 額 は 5 億 3,375 万
9,000円 、 こ れ で も っ て 削 減 で き る 利 子 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 ト ー タ ル で 5,600万 円 程 度 と
いうふうになっているところでございます。今後も引き続きまして、繰上償還等はもちろんで
すけれども、償還に限らず、今後の起債残高の増加等もございますので、このほかにも、例え
ば、減債基金に積むとか、いろいろな手段でもって今後の後年の負担に備えていきたいという
ふうに思っているところでございます。
〇観光交流課長(成田
清)
観 光 宣 伝 事 業 に つ い て の お 尋 ね で ご ざ い ま す が 、 来 年 3月 に は 九
州新幹線が全線開業いたしますとともに、全国都市緑化かごしまフェアが鹿児島市を中心に開
催されますことから、県外、特に関西地域や九州北部からの観光客を南さつま市に呼び込むま
たとない絶好の機会というふうに考えております。そのためにも早い段階からPRを行う必要
があり、南さつま市を全国にPRするためにも砂の祭典のPRを含めた市のパンフレットを新
た に 作 成 す る と い う も の で ご ざ い ま す 。 内 容 に つ き ま し て は 、 当 然 こ れ ま で 23回 の 実 績 を 持 ち
ます砂の祭典、来年は世界選手権大会等も開催を計画しておりますので、それを全面的にPR
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を行っていくとともに、あと南さつま市の今雄大な景観でございます南さつま海道八景をはじ
めとした観光スポット、それから南さつま市の歴史、文化、新鮮な食というものをですねPR、
紹介していけたらというふうに思っておりますが、具体的な内容は今後検討して参りたいとい
う ふ う に 思 っ て お り ま す 。 パ ン フ レ ッ ト の 冊 子 の 数 で ご ざ い ま す が 、 1万 部 を 作 成 す る と い う
ふうに考えております。
それから、これのパンフレットは新幹線開業時期だけのものか、恒常的なものかという御質
問でございましたが、もちろん来年が絶好の機会ということですので、新幹線開業、それから
都市緑化かごしまフェア、これを、大々的に県外からお客様が来ることが想定されますので、
そこにまずはターゲットを置きますけれども、それ以降の恒常的なものにも使っていきたいと
いうふうに思っております。
それから、シニア向けの購読誌が何部ぐらい発行されているかということでございますが、
約 5万 部 ほ ど 発 行 さ れ て お る と い う こ と で 、 50代 以 上 の シ ニ ア 世 代 の 方 々 に 向 け た 定 期 購 読 誌
ということで、全国にいらっしゃいますので、そこの定期購読誌に本市の記事を紹介するとと
もに、この定期購読誌に合わせて当該パンフレットを同封し、全国の購読者にPRをしたいと
いうふうに思っておるところでございます。
それから、転落防止柵、観光案内所の転落防止柵の設置についての御質問でございましたが、
これは和楽園の駐車場と和楽園の間が急な斜面になっておりまして、現在、駐車場の境の付近
には低木の樹木を植えておるところなんですが、駐車場には車止めがないため転落のおそれが
ある状況でございます。そのため現在はトラロープを張って転落防止を行っておるところでご
ざいますけれども、危険であるため、景観に配慮した転落防止柵を設置するということを考え
て お り ま す 。 具 体 的 に 防 止 柵 は 高 さ 80セ ン チ の 物 を 和 楽 園 に 行 く 、 下 り て 行 く 道 路 を 挟 み ま し
て 32メ ー タ ー の 転 落 防 止 柵 と 、 そ れ か ら 15メ ー ト ル の 転 落 防 止 柵 、 2か 所 を 設 置 す る と い う こ
と に し て お り ま す 。 ま た 併 せ て 車 止 め も 15基 設 置 す る 予 定 と い た し て お り ま す 。
〇建設部長(山下和隆)
土木費の道路新設改良の内容について申し上げます。この路線につき
ま し て は 市 道 大 崎 線 の 改 良 で ご ざ い ま し て 、 全 体 延 長 と い た し ま し て は 、 国 道 270号 線 か ら 国
道 226号 線 ま で の 全 体 延 長 が 約 1,800メ ー ト ル ご ざ い ま す け れ ど も 、 こ の 事 業 に つ き ま し て は
昭和四十七、八年から施工された道路でございまして、非常に舗装面の傷みが激しかったこと。
更には排水に不備が非常に生じていること。歩道との段差があること等によりまして継続的に
整 備 を さ し て い た だ い て い る と こ ろ で す 。 更 に 、 ま た 、 こ の 路 線 に つ い て は 国 道 270号 の 次 に
非常にこの交通量の多い路線でございまして、この沿線の周りには大型商業施設、更には人家
連担地区となっておりまして継続して整備をする必要があるという中で順次整備を進めている
ところでございます。なお、今回新たに交付金事業でこの整備が補助対象事業として認められ
ましたことから、特に個別名で申し上げますと、ダイナムに入る変形五叉路、ここの改良をば
行う必要があるということで、これについては非常に数多くの要望が出ているところでござい
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まして、交通危険防止の観点からも整備をする必要があるということで、これに関わります設
計 委 託 料 並 び に 調 査 、 家 屋 の 調 査 委 託 料 1,420万 、 そ れ と 土 地 の 鑑 定 委 託 料 38万 9,000円 、 そ
し て 工 事 費 に つ き ま し て は 、 継 続 し て や っ て お り ま す の で 、 今 回 に つ い て は 九 電 工 前 の 約 100
メートルの改良舗装をば実施をして参りたいと。今後につきましてでございますが、今後につ
いても継続して舗装、更には側溝改修等を実施する必要があると認識しているところでござい
ます。
〇財政課長(前畠
実)
レクの森整備事業に関します今後の財政的な見通しでございますけれ
ど も 、 ま ず こ の 総 事 業 費 、 今 回 の 所 に 出 て き て お り ま す 金 額 で す け れ ど も 、 事 業 費 が 3億 4,031
万 9,000円 と な っ て お り ま す け れ ど も 、 う ち こ の 公 有 財 産 購 入 費 が 1億 7,591万 9,000円 で ご
ざ い ま す 。 た だ こ の 公 有 財 産 購 入 費 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 こ れ は 既 に 過 去 平 成 11年 当 時 に 購
入した土地分でございますので、改めて今回お金の支出を伴うものではございません。多分に
予算の計上のテクニカルなものでございますけれども、当市で既に土地開発基金で持っている
土 地 を 一 般 会 計 に 移 し 替 え を す る と 。 で す か ら 、 事 業 費 だ け 見 ま す と 1億 7,000万 ま た 出 す よ
うに見えますけれども、同額を土地開発基金から一般会計に繰り入れますので、結果的には土
地 開 発 基 金 の 土 地 1億 7,000万 円 を 一 般 会 計 の 方 に 移 す だ け と い う 形 に な り ま す 。 ち ょ っ と 、
なぜそういうことをするかと言いますと、「その土地開発基金の土地を増減させるためには、
予算に定めるところによる。」というふうになっているからこういう形で、移し替えなんです
けれども、予算計上をしているところがあると。これを踏まえまして、それを差っ引くと総事
業 費 が 、 こ の 間 説 明 い た し ま し た よ う に 、 4億 5,000万 と い う ふ う に な る わ け で ご ざ い ま す け
れ ど も 、 こ の 4億 5,000万 、 実 際 の 支 出 を 伴 う 部 分 で ご ざ い ま す が 、 こ の 部 分 に つ き ま し て は 、
まずそもそもこの事業費そのものも、今後実際の事業の中身が確定していくに従いまして可能
な限り事業費そのものの圧縮は当然図っていくことができれば図っていく必要があるわけです
し、まして、この事業に限らず、これにも、ほかにもいろいろな事業ございますので、いろい
ろな事業費の削減には当然努めていきまして、そして、この事業は過疎債をはめる予定ではご
ざいますけれども、それ以外にも様々な有利な起債を活用等をするなどして可能な限り地方交
付税措置の一般的にあるようなものを、高率のものを活用していくようにしたいと考えている
ところでございます。もちろん起債の残高につきましても当然減らしていく必要がございます
ので、先ほど言いましたような繰上償還とか、あと、今後将来的な負担がございますので、そ
れに備えました減債基金といったものなども積極的に積み上げていきまして今後の後年度の負
担に対応していきたいというふうに考えているところでございます。
〇4番議員(鳥居亮幸)
レクの森のことにつきましてはですね非常にたくさんの意見が、いろ
いろな意見があります。それでもって市の財政は非常に大変な状況になっているというような
ことでですね、福祉の削減あるいは各種補助金とか、敬老祝金とかいうものをきめ細かくです
ね削減される。そういう影響が出てきておりますので、この点については住民の皆さんの意見
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をよく聴いていかんないかんというふうに私は考えます。それで今、市長がおっしゃいました
返せるものなら返したいんだという思いを言われたわけですけれども、返すことができる。い
わゆる白紙、白紙に戻されないかというようなことを話し合った、そういう時点はいつそうい
う時点があったのかですね知りたいと思うんです。返せる、返せるというか、違約金というの
はもちろんありますけれども、その違約金で済むというような形で白紙撤回できるという議論
があったのは何年ごろあったのか。合併前なのかですね。そこのところを明らかにしていただ
きたいと思うんです。私どもがこのことを知ったのは合併後の話でですね、質問があってから
のことなんですよ。報道にも白紙というのもあったのかというのが分かるような報道もあった、
私は目にしたもんですから、特に聴きます。その辺は今もあると考えていいのか。そこをお願
いしたいと思います。
〇建設部長(山下和隆)
経緯についてでございますので、私の方から若干申し上げさしていた
だ き ま す 。 こ れ の 白 紙 撤 回 と い う 部 分 の 言 葉 を 使 わ れ て い る み た い で す が 、 ま ず 平 成 14年 に 契
約 を し て か ら 平 成 17年 の 合 併 時 点 で は 協 議 も さ れ て お り ま せ ん し 、 議 題 に も 上 っ て お り ま せ ん 。
17年 の 3月 31日 が 期 限 で し た け れ ど も 、 鹿 児 島 森 林 管 理 署 の 方 、 そ れ か ら 九 州 森 林 管 理 署 か ら
期限を過ぎているためにその契約が不履行の状態となっているので、その分についてだけは
2年 間 の 延 伸 を 認 め ま し ょ う と い う こ と で 、 実 質 上 は 3月 31日 ま で で し た の で 、 書 類 上 は そ う
なっておりますが、逆に森林管理署の方から市の方に対して「そういう状態であるので、その
延伸に関わる申請手続をしなさい。」ということで言ってこられたのが実際その部分でござい
ます。これを白紙にする、しないの話というのは、これまで一切出ておりません。前から申し
上げますように、公の結んだ契約でございますので、白紙撤回なんというのは口から言える話
で は な い と 。 私 ど も が 約 束 を し て 、 こ れ ら の も の を 造 っ て 、 レ ク の 森 だ け で 23億 、 総 体 事 業 費
と し て は 50億 の 施 設 を 造 っ て い き ま す よ と い う 約 束 の 中 で 払 下 げ が 行 わ れ た わ け で す の で 、 実
際そのことをば破棄をしますという部分は申し上げておりません。ただ近年に、近年といいま
し ょ う か 、 こ の 計 画 を す る に 当 た り ま し て は 、 ど う し て も そ れ を す る た め に は 、 23億 も の 莫 大
な事業費を使ってやることは、今の本市の財政状況と、また合併後の施設が重複するあり方等々
を考えて規模を縮小をさしていただきたいというようなお願いの中から協議を詰めて参りまし
た。結果、前から言わしていただいておりますように、レク森、スポーツと、こういうものを
ば中心にした最低限の施設をば築造するということで大まかに了解を得まして、更に先日でご
ざいましたが、「その施設ならいいだろう。」という公文によります返答もいただいたところで
ございます。契約、この白紙撤回もそうですが、契約破棄という部分、私どもが執行をしなけ
れば、森林管理署の方では、契約不履行ですので、その分に対する契約の解除権に代えて特別
違 約 金 を 徴 収 す る こ と が で き る と い う 2本 立 て で ご ざ い ま す 。 当 然 森 林 管 理 署 と し て は 解 除 権
の行使は行わないという方向で取り組んできております。となりますとどうしても特別違約金
でしか解決の手法がないというようなことで、先日も申し上げましたが、この特別違約金につ
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いては数億から二十数億までのその試算がされるわけですんで、今徐々に詰めて参りました一
番最良のこの整備のあり方をば模索して探った方がいいという判断からこのような手続をとら
していただきまして今回、非常に大きな額ではございますけれども、載せざるを得ないという
ようなことです。特別違約金になりますともう全く市はまな板の鯉になってしまいますので、
い く ら 、 十 何 億 出 し な さ い 。 20億 出 し な さ い と い う 、 も う そ れ に 反 対 で す と か 、 出 せ ま せ ん と
かという部分が全くなくなりますんで、最良で最低の施設整備を行っていきたいというのが最
終的に市で決めた方針内容でございます。以上でございます。
〇市長(本坊輝雄)
これまでの経緯につきましては建設部長から答弁あったとおりであります
が、念のために申し上げますが、戻せるもんなら戻したいという思いをお話をさしていただい
てわけでありまして、その協議をいたしたということではございません。
〇4番議員(鳥居亮幸)
レクの森の公園につきましてはですね管理署といろいろ交渉されると、
そういうことは多とするところでありますが、私が思うにですね、住民の皆さんの理解という
のがまだ今からなされなきゃいけないんじゃないか。住民説明を十分されなけりゃいけないん
じゃないかということで、その点の住民の納得と了解というものを、その白紙という言葉が出
された経緯ですね、そういう自分が発言したことがないのか、あるのか。それから、また合併
の時にですねどの程度状況を把握していたのか。それからこの財源の問題ですね、今後、平成
25年 度 ま で の こ の 支 出 の 問 題 、 そ う い う 経 過 も 含 め ま し て で す ね 十 分 な 住 民 の 全 体 の で す よ 、
高橋地区の方々だけじゃない。その全体の説明を大いに今から進めていかないと納得と了解は
得られないと私は思うんです。市長の考えとしてですよ今後住民全体にこの問題について十分
経緯を含め説明会をしていくと、積極的に説明会をしていくという考えはあるのかどうか。お
願いします。
〇市長(本坊輝雄)
このことにつきましては先の一般質問において下野議員からも質問があっ
たわけでありますが、私は、市民の皆様方の御意見、お考え方というのは、それを代表するの
が議会であろうと思っております。私どもは二元代表制で、議員も住民から選ばれた立場、私
も住民から選ばれた立場であります。そういうことで議会と向き合って参りたいと思いますが、
ただ地域の中で金峰地区、高橋地区を周辺として地域の中で砂が飛ぶんじゃないとか、あと工
事がどうなるんだろうと、そういうような御心配をされている地域があるならば、地元の皆さ
ん方が来て今後公園整備に当たって行き交う車はどうなるんだ。私たちが農場に行く時の動線
はどうなんだとか、そういうこと等を含めてですねお伺いしたいという御意見等要請があれば、
周辺の地域には出向いて参りたいと思っておりますが、市全体としてやる考えは持っておりま
せん。
〇議長(大原俊博)
〇1番議員(林
ほかにありませんか。
耕二)
ペ ー ジ 39ペ ー ジ 、 違 約 金 に つ い て 、 そ の 内 容 を お 知 ら せ く だ さ い 。
そ れ か ら 、 ペ ー ジ 40ペ ー ジ の 橋 り ょ う 費 、 こ の 1,600万 円 の 減 額 理 由 と 、 辺 地 債 の 適 用 範 囲
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といいますか、この地区。
そ れ か ら 、 ペ ー ジ 48ペ ー ジ 、 が け 地 近 接 等 の 危 険 住 宅 移 転 の 補 助 金 で す が 、 こ の 対 象 者 、 基
準といいますか、何メートルのとか、そういう基準、それからこれの限度額、その箇所、場所
をお願いいたします。
〇財産管理室長(橋口幹男)
私 の 方 か ら は 39ペ ー ジ の 違 約 金 の 関 係 に つ い て 御 説 明 申 し 上 げ ま
す 。 こ の 違 約 金 44万 9,000円 は 、 大 浦 み ど り 団 地 分 譲 地 の 土 地 売 買 契 約 の 解 除 に 伴 う 違 約 金 で
あります。みどり団地は、旧大浦町が定住促進を目的に坂下下堀地区を宅地造成しまして平成
10年 度 11区 画 、 平 成 14年 度 6区 画 、 合 わ せ て 17区 画 の 分 譲 を 行 っ た も の で ご ざ い ま し て 、 当 該
土 地 に つ き ま し て は 平 成 17年 10月 6日 付 で 一 区 画 494.81平 方 メ ー ト ル を 449万 5,348円 で 土 地
売 買 契 約 を 締 結 し 売 却 し た も の で ご ざ い ま す 。 こ の 土 地 売 買 契 約 で は 第 4条 に 用 途 指 定 及 び 用
途 に 供 す べ き 期 日 と し て 「 平 成 22年 10月 5日 ま で に 住 宅 建 設 の 用 途 に 供 さ な け れ ば な ら な い 。 」
と 規 定 さ れ 、 ま た 第 10条 に は 契 約 の 解 除 に つ い て 規 定 さ れ て お り 、 契 約 の 解 除 の で き る 条 項 の
一 つ と し て 「 第 4条 の 規 定 期 日 ま で に 指 定 用 途 に 供 し な い と き は 、 市 は 契 約 を 解 除 で き る 。 」
と 規 定 さ れ て お り ま す 。 平 成 22年 6月 7日 、 土 地 購 入 者 か ら 指 定 期 日 で あ り ま す 平 成 22年 10月
5日 ま で に 住 宅 を 建 設 す る 目 処 が 立 た な い と 、 こ う い う こ と を 理 由 に 契 約 解 除 の 申 請 書 が 提 出
されたものでございます。市ではこの契約解除の申出を承諾しまして当該土地の売買価格であ
り ま す 449万 5,348円 で 買 戻 し を す る も の で ご ざ い ま し て 、 こ の 土 地 取 得 と し て は 449万 6,000
円 を 補 正 予 算 に 計 上 し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す が 、 ま た 売 買 契 約 の 10条 に 「 売 買 代 金 納 入 後
においての契約解除する場合は、土地購入者が納入した契約保証金と同額を違約金として納め
る 。 」 と い う こ と に な っ て お り ま し て 、 こ の 契 約 保 証 金 の 額 が 44万 9,534円 で あ っ た こ と か ら 、
補 正 予 算 の 歳 入 の 方 に 違 約 金 と し て 49万 9,000円 を 計 上 い た し た も の で ご ざ い ま す 。
〇建築住宅課長(舟越宏之)
がけ近事業についてお答えいたします。今回補正上げましたのは
1件 で ご ざ い ま す 。 な お 、 個 人 か ら の 申 請 に よ り ま し て 建 物 に つ い て は 自 己 資 金 で 賄 い た い と
い う こ と で 、 今 回 は 解 体 費 用 の 限 度 額 で あ る 78万 円 を 計 上 し た と こ ろ で ご ざ い ま す 。
〇財政課長(前畠
実)
土 木 債 に お き ま す 過 疎 債 と 辺 地 債 、 △ 1万 6,000円 の 、 過 疎 債 が △ 4,000
円 、 そ し て 辺 地 債 が △ 1万 2,000円 、 こ こ の 内 訳 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 △ 4,000円 、 過 疎 債 の
落 ち て い る 部 分 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 道 整 備 交 付 金 の 関 係 で 大 崎 線 が 1億 8,000万 円 、 失 礼
し ま し た 。 1,800万 円 の プ ラ ス 、 そ し て 半 島 元 気 事 業 、 こ の 関 係 で 泊 加 世 田 線 、 こ こ の 所 が 県
の 半 島 元 気 事 業 が 取 れ ま し た の で 、 そ の 関 係 で 起 債 の 方 が △ 1万 7,000円 、 そ し て あ と 小 浦 黒
瀬 港 線 、 こ の 所 が 道 整 備 交 付 金 、 こ れ が 取 れ た 関 係 で 起 債 が △ 5,000円 落 ち ま し て 、 こ れ を 全
部 足 し ま す と △ 4,000円 と い う ふ う に な っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 ま た 、 辺 地 債 の 方 で ご
ざいますけれども、これにつきましては、これも道整備交付金がついたことによります白川縦
貫 線 、 こ れ に つ き ま し て 財 源 組 替 え を 行 っ て △ 1万 2,000円 の 起 債 減 と い う ふ う に し た と こ ろ
でございます。
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〇1番議員(林
耕二)
橋りょう費のことですが、この辺地債の補助率、これは何パーセント
なのか。その辺を聴かせてください。
〇財政課長(前畠
実)
辺 地 債 の こ と で ご ざ い ま す け れ ど も 、 辺 地 債 ま ず 充 当 率 は 100パ ー セ
ント、そして交付税、いわゆる補助率とは言いませんけれども、いわゆる交付税措置、基準財
政 需 要 額 に ど れ だ け 算 入 さ れ る か と い う の に つ き ま し て 元 利 償 還 金 で 80パ ー セ ン ト 相 当 が 交 付
税措置という形で来るというものでございます。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇6番議員(上村研一)
提案理由説明になかったこと及び概要説明になかったことについて 4
点だけお伺いします。
説 明 資 料 の 41ペ ー ジ 、 民 生 費 の 老 人 福 祉 費 の 節 が 19負 担 金 補 助 及 び 交 付 金 の 養 護 老 人 ホ ー ム
施 設 整 備 補 助 金 、 こ の 3,500万 に つ い て の 積 算 根 拠 に つ い て 1点 目 お 伺 い し ま す 。
2点 目 が 44ペ ー ジ 、 農 林 水 産 業 費 の 目 が 農 業 用 施 設 維 持 費 、 先 ほ ど 鳥 居 議 員 の 方 か ら も 質 疑
が あ り ま し た 農 道 宮 崎 改 良 事 業 に 関 す る こ と で す 。 こ の 補 正 額 の 財 源 内 訳 と し て 特 定 財 源 320
万 が 計 上 さ れ て い ま す が 、 こ れ は ど っ か ら 入 っ て く る の か と い う の が 2点 目 で す 。
3点 目 で す 。 46ペ ー ジ 、 3点 目 、 46ペ ー ジ で す 。 商 工 費 の 3目 観 光 費 で す 。 節 が 19負 担 金 補 助
及 び 交 付 金 の 砂 の 祭 典 負 担 金 と し て 105万 5,000円 が 計 上 さ れ て い ま す 。 こ れ は ど う い っ た 、
今 の 時 期 に ど う い っ た こ と で 計 上 さ れ た の か と い う こ と が 3点 目 で す 。
最 後 の 4点 目 で す 。 48ペ ー ジ で す 。 教 育 費 の 第 2目 事 務 局 費 に 節 が 委 託 料 803万 6,700、 ご
め ん な さ い 、 で す ね 、 836万 7,000円 、 業 務 委 託 料 と し て 計 上 さ れ て い ま す 。 こ れ に つ い て は
ど の よ う な も ん で し ょ う か 。 以 上 4点 お 伺 い し ま す 。
〇福祉課長(尾場瀬
仁)
ま ず 、 老 人 福 祉 費 の 節 負 担 金 補 助 及 び 交 付 金 の 3,500万 に つ き ま し
て は 、 大 笠 会 は ま ゆ う の 建 設 事 業 に 関 わ る 備 品 購 入 費 に 伴 い ま し て 今 回 補 正 額 と し て 3,500万
計上したところであるわけですが、このはまゆう建設につきましては昨年度から継続事業とし
て 2か 年 事 業 で 、 本 年 11月 に 完 成 予 定 で あ り ま す 。 備 品 購 入 に つ き ま し て は 、 昨 年 の 当 初 予 算
編 成 時 期 か ら 検 討 を 行 い ま し て 、 建 物 が 11月 に 完 成 す る と い う こ と で 、 今 回 備 品 購 入 の 詰 め を
終 わ り 、 今 回 の 9月 補 正 と し て 3,500万 計 上 さ せ て い た だ い た と こ ろ で あ り ま す 。
〇財政課長(前畠
実)
P 44ペ ー ジ の 中 の 農 業 用 施 設 維 持 費 の 所 の 320万 円 、 こ の 財 源 で ご ざ
いますけれども、これは生活環境基盤整備基金に係る部分でございまして、これにつきまして
は経済対策の一環でなされました地域活性化・公共投資臨時交付金、これはその一部を基金と
して積むことが可能でして、その関係のその基金、これを一部この事業に充てているというも
のでございます。
〇観光交流課長(成田
清)
資 料 46ペ ー ジ の 観 光 費 の 砂 の 祭 典 負 担 金 105万 5,000円 に つ い て
で ご ざ い ま す が 、 今 年 の 砂 の 祭 典 の 開 催 の た め 今 年 の 1月 か ら 3月 ま で 企 業 の 皆 様 か ら 寄 附 を
し て い た だ い た も の を 市 の 寄 附 金 収 入 と し て 21年 度 に 受 け 入 れ た も の で ご ざ い ま す が 、 本 来 で
- 201 -
あ り ま す と 21年 度 の 会 計 処 理 で 砂 の 祭 典 実 行 委 員 会 の 方 に 支 出 す べ き も の で ご ざ い ま し た が 、
事務手続の漏れによりまして未執行となったために、今回補正をお願いするものでございます。
〇教育総務課長(中村千尋)
48ペ ー ジ の 教 育 費 の 事 務 局 費 、 委 託 料 の 836万 7,000円 で ご ざ い
ます。これにつきましては教育委員会に保管してございますPCB廃棄物の処理につきまして、
蛍 光 灯 安 定 器 は 当 初 、 平 成 22年 度 の 処 理 計 画 に 入 っ て い な か っ た わ け で ご ざ い ま す が 、 日 本 環
境 安 全 事 業 株 式 会 社 北 九 州 事 業 所 の 受 入 れ 態 勢 が 整 い ま し て 、 本 市 の 処 理 割 当 が 平 成 23年 2月
か ら 3月 に な り ま し た こ と か ら 高 圧 コ ン デ ン サ ー と 蛍 光 灯 安 定 器 の 処 理 業 務 委 託 を 計 上 し た も
のでございます。PCBを含みます蛍光灯安定器や高圧コンデンサー安定器などの廃棄物は廃
棄物処理法に定めます特別管理産業廃棄物になりまして自らの責任におきまして適正に処理し
なければならないということになっておりますので、補正を今回お願いしようとするものでご
ざいます。
〇6番議員(上村研一)
続 い て レ ク の 森 に つ い て 1点 だ け 、 こ の 件 に つ い て は 市 長 に お か れ て
は、ほんとにこういった大事な、大きな問題について今までほんと何をしてたんだろうかとい
う中で今回決断を下され、そして関係部署におかれてはですね、そういった判断がなされない
中で、まさに翻弄された中で国・県の関係部署と対応されてきた。そういった心中、そして状
況に対しては本当に察するに余りあるということは申し上げておきたいと思います。それで 1
点だけお伺いします。先ほど市長がほんとに戻せるものだったら戻したいんだという思いの中
で、だけど、その話はなかったということだったんですが、全員協議会の中で提出された資料
があります。その関係機関との協議、経緯ですね、記した資料があるんですが、そこには具体
的 に は 、 平 成 19年 の 11月 6日 か ら 何 回 か そ う い っ た 委 員 会 が 開 か れ て い る わ け で す が 、 そ の 中
では具体的にですね、「仮に違約金を支払う場合の対応についていろんな意見がなされた。」と、
協 議 が さ れ た と い う こ と で す ね 。 そ の 後 も ま た 2回 目 、 3回 目 で は で す ね 、 「 公 園 整 備 を 行 う の
か。特別違約金等で解決を図るのかというようなことも話し合われた。」というように書いて
あります。ということであればやはりその時点では十分どっちをとるかということも話があっ
たというふうに私は受け止めるんですけども、これは先ほど来、市長はなかったというような
話ですけど、これは執行部の中での意見のやりとりですけども、その辺はどのようになってい
るんでしょうかお伺いします。
〇建設部長(山下和隆)
議案資料でお示ししました分については、これまで行って参りました
実質の内容について記載をさしていただいております。当然ながらこのまま工事を中止できな
いかという部分も含めてそれぞれ検討して参りました。ところが、このレクの森の整備につい
てはもう既に道路につきましては市道がもう通っておりますし、これをば元の状態に戻して現
状復元の中でそのまま戻すと、そういう話も含めて協議をしたところですが、復元費用にどれ
くらい掛かる。更にはそれを現状森林管理署と協議をする中ではそのようなその、全くこの契
約を破棄する、してまでこの契約解除に至るという話は一切しておりませんので、それらにつ
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いてこちらの方から契約解除をしますというような判断に至っては、先ほど言いましたとおり、
特別違約金の関係がございますので、中途半端な、中途半端といいますか、非常に大きな検討
材料でございました。ですから、そのような中での協議は内部ではいたしましたけれども、対
森林管理署に対しては、先ほどから申し上げますとおり、非常に額の大きな部分が出ますし、
ましてはまな板の鯉というような状態が市に陥ってしますので、更には混乱をするということ
で、先ほどから繰り返して申し上げておりますが、規模を縮小してなるべく小型の施設を造っ
て、それで森林管理署の方に了解をいただけるように協議をずうっと進めてきた経緯でござい
ますので、この内部的な分についてはそれぞれ記録も残っておりますけれども、大きな判断に
至っては森林管理署との内容を踏まえた上で逐次判断をしていたというような状況にございま
した。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇2番議員(古木健一)
46ペ ー ジ の 観 光 施 設 費 で す が 、 坊 津 観 光 案 内 所 の 施 設 改 修 事 業 と い う
ことでありますけど、資料を見ますとトイレの移動というのが大きなもののようでありますが、
あそこは割とゆったりしたトイレがあったんだと思っておりますが、今回どうしてもこのトイ
レを移動しなくちゃいけなくなった理由、それから今後のここの施設の活用計画というのはど
のようなことを考えているのか伺います。
次 に 、 47ペ ー ジ に な り ま す が 、 公 園 費 の 、 今 、 上 村 議 員 か ら も 出 ま し た が 、 公 園 費 と し て 平
成 22年 か ら 平 成 25年 ま で の 計 画 が 資 料 と し て 出 さ れ て お り ま す が 、 今 回 の こ の 計 画 が 済 ん だ ら 、
またケースによっては次の整備計画というのも想定されていくのかどうか。最低限の工事をし
なくちゃいけないということでですよね、もうこれで終わりということなのか。あるいはこの
い わ ゆ る 25年 ま で の 計 画 が 終 わ っ た ら 次 の 計 画 と い う こ と も 想 定 さ れ る の か ど う か 。 そ の 2点
を伺います。
〇市長(本坊輝雄)
47ペ ー ジ の レ ク の 森 の 今 後 の 計 画 で あ り ま す が 、 ひ と ま ず 来 年 砂 の 祭 典 会
場として一部を使いますが、総体的には今後どういう使い方をするかというのは全く白紙であ
りますので、市民の声、また議会の御意見等を賜りながら検討して参りたいと思っております。
ひとまず森林管理局の縛りを外すと、この目標においての今回実施であります。
〇観光交流課長(成田
清)
資 料 46ペ ー ジ の 観 光 施 設 費 の 観 光 案 内 所 に つ い て の 御 質 問 で ご ざ
いますが、今回整備を行いますこの施設は旧坊津町のころに輝津館に隣接した和楽園の一角に
坊 津 町 観 光 案 内 所 と し て 昭 和 58年 度 に 整 備 し た も の で ご ざ い ま し て 、 現 在 観 光 ボ ラ ン テ ィ ア ガ
イドが利用しております。この施設は現在トイレが故障をし、ベランダの手すり等も腐食する
など老朽化が激しく、このままでは施設の利用に支障を来すことから、県の特定地域半島元気
おこし事業を活用し、坊津の観光拠点施設として改修するものでございます。御質問のトイレ
の移動についてでございますが、できるだけ一体感のある広いスペースとして活用できるよう
にということでトイレの位置を移動させておるわけでございますが、今後詳細な設計を行って
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いきますことから、その設計の中で活用法も含めて詰めていくということになる予定でござい
ます。
〇2番議員(古木健一)
坊津観光案内所の施設の件ですが、活用の方法がですよトイレをこう
移動したことによってですよね何か根本的に変わることがあるのか。あるいは従来の今利用し
てる、活用してるですね方法の範囲内なのか。それともトイレをこうやって移動することによっ
て何か活用の仕方、今後の活動の仕方が変わるのかどうか伺います。
〇観光交流課長(成田
清)
トイレを移動いたしますのは、現在L字形というような活用スペー
スになっておりますので、なるべく広い一体感のあるスペースとして活用した方が自由な活用
法ができるのではないかということで施設の移動で案を考えておるわけでございます。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇3番議員(室屋正和)
ちょっと勉強不足でありますけれども、教えていただきたいと思いま
す 。 先 ほ ど 過 疎 債 と 辺 地 債 の 減 額 に つ い て 林 議 員 か ら も あ り ま し た け れ ど も 、 34ペ ー ジ の 地 方
債 の 補 正 で す け れ ど も 、 34ペ ー ジ の 補 正 で す け れ ど も 、 過 疎 債 が 4,000万 で す か ね 、 辺 地 債 が
1,200万 で す か 、 こ れ の 減 額 に な っ て る 、 変 更 に な っ て い る 理 由 と で す ね 、 そ の 路 線 等 が 分 か っ
とったらですね、その付近をお願いいたします。
そ れ と 46ペ ー ジ の 道 路 改 良 費 で す け れ ど も 、 財 源 の で す ね 内 訳 を ち ょ っ と お 願 い い た し ま す 。
国 県 支 出 金 が 4,900万 と い う こ と に な っ て お り ま す け れ ど も 、 歳 入 の 方 を 見 れ ば 三 千 い く ら で
すかね、三千二、三百万ですかね、ちょっとこの付近の説明をお願いいたします。
それから、レクの森の件ですけれども、今回サンドクラフトの場所を造るということは、サ
ンドクラフトの今年の始まった前後にこういう話が持ち上がって今回このような計画をという
ことになったようですけれども、前市長の時は農村的文化公園ということで進めていたわけで
すけれども、その当時のですね計画の概算額とですね今回の額は変わらないものか。同程度ぐ
らいだったのか。その付近をちょっとお願いいたします。
〇財政課長(前畠
実)
34ペ ー ジ の 道 路 整 備 事 業 に 係 る 部 分 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 補 正 前 が
1億 4,860万 円 、 そ れ で 補 正 後 が 1億 4,460万 円 、 引 き ま す と △ の 400万 円 と な っ て お り ま す 。
こ れ に つ き ま し て は 三 つ ご ざ い ま し て 、 道 整 備 交 付 金 で 大 崎 線 の 関 係 が プ ラ ス の 1,800万 円 、
そ し て 泊 春 日 線 、 こ れ に つ き ま し て は 県 の 半 島 元 気 事 業 、 こ れ を 取 っ た 関 係 で 起 債 の 方 を 1,700
万円を落としております。そして小浦黒瀬港線、これにつきましては道整備交付金が取れた関
係 で △ 500万 円 、 こ れ を 全 部 合 わ せ ま す と △ の 400万 円 と い う ふ う に な っ て い る と こ ろ で ご ざ
い ま す 。 一 方 、 そ の 下 の 辺 地 債 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 こ れ に つ き ま し て は 補 正 前 が 9,740万
円 、 補 正 後 が 8,540万 円 、 引 き ま す と △ の 1,200万 円 、 こ れ に つ き ま し て は 財 源 組 替 え で 白 川
縦貫線、この部分が道整備交付金がついたことによります起債を落としたという財源組替えで
ございます。
国 県 支 出 金 の 4,900万 円 、 こ の 内 訳 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 道 整 備 交 付 金 、 こ れ 大 崎 線 が ま
- 204 -
ず 国 費 、 国 庫 が 1,500万 円 、 そ し て 泊 春 日 線 、 こ れ が 県 費 が 1,700万 円 、 こ れ が 半 島 元 気 事 業
の分になります。そして、すいません。もう一度言います。道整備交付金、大崎線がまず国庫
が 1,500万 円 、 そ し て 起 債 が 1,800万 円 、 そ し て 泊 春 日 線 、 こ れ に つ き ま し て は 県 費 の そ の 半
島 元 気 事 業 が 1,700万 円 、 そ し て 起 債 が そ れ に 合 わ せ て そ の 分 を 落 と し て △ の 1,700万 円 、 そ
し て 、 次 、 小 浦 黒 瀬 港 線 、 こ れ で ご ざ い ま す け れ ど も 、 こ れ に つ き ま し て は 国 庫 が 500万 円 取
れ ま し た の で 、 起 債 の 方 を 500万 円 落 と し た と 。 そ し て 白 川 縦 貫 線 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 こ
れ に つ き ま し て は 同 じ く 1,200万 円 国 庫 が つ き ま し た の で 、 そ の 同 額 を 1,200万 円 起 債 の 方 を
落 と し た と い う も の で ご ざ い ま す 。 で す か ら 、 国 ・ 県 足 し ま す と 、 国 が 3,200万 円 、 そ し て 県
費 が 1,700万 円 、 足 し ま す と 4,900万 円 と い う ふ う に な る と こ ろ で ご ざ い ま す 。
〇建設部長(山下和隆)
47ペ ー ジ の こ の 公 園 費 の 工 事 に 関 わ る 分 で ご ざ い ま す が 、 農 村 文 化 的
な公園を検討する部会をつくって計画を一応上げたわけですが、この段階での具体的な施設内
容 に つ い て 決 定 が さ れ な か っ た 関 係 で 事 業 費 と し て は 出 て お り ま せ ん 。 遡 っ て 16業 者 の 方 か ら
出 し て い た だ き ま し た プ ロ ポ ー ザ ル 方 式 に よ り ま す 提 案 事 業 で 市 の 方 で 7社 か ら 8社 ほ ど 一 次
選 考 で 選 定 を さ し て い た だ い た 内 容 の 平 均 的 な 部 分 の 事 業 費 は 約 6億 か ら 7億 で ご ざ い ま し た 。
具体的には今のサンドクラフトをやろうとする所にパークゴルフ場とか、そういう部分の計画
で ご ざ い ま し た の で 、 そ の 分 か ら い た し ま す と 現 状 で は 1億 5,000万 程 度 減 に な っ て い る と い
うふうに認識をしているところでございます。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
△
日程第 2
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 77号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2
号)
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 2、 議 案 第 77号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 2号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
〇4番議員(鳥居亮幸)
61ペ ー ジ 、 61ペ ー ジ の 歳 出 に つ い て 、 一 般 管 理 費 に つ い て 、 今 回 補 正
が 351万 出 て お り ま す が 、 こ の シ ス テ ム 内 容 に つ い て で す ね な ぜ 補 正 で 出 て く る か と い う こ と
ですね。業務委託の委託先、それからシステムの目的、効果、それをお願いします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
こ の 業 務 委 託 料 に つ き ま し て は 、 平 成 23年 度 か ら 紙 レ セ プ ト か ら
電子レセプトの運用に見直されるということで、オンライン化されるためにですねレセプト審
査支払システム等の最適化に伴う被保険者のマスター改修等を行うということでですね今回補
正に上げたところでございます。以上です。
〇4番議員(鳥居亮幸)
従来ののとどういうふうに効果が違うのかですね。それがなければな
らないという理由と効果をお願いします。
- 205 -
〇市民福祉部長(長濵一盛)
全国的にこういった国保の関係の病院、医療機関等もそういった
オンライン化になることからですね、保険者としてもそのシステムの改修をするということで
ございますので、全国共通なことでございますから、従来紙レセプトでしたけれども、電子レ
セプトによってですね事務の効率化も図られるというふうに御理解いただけれはよろしいかと
思います。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
△
日程第 3
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 78号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会 計 補 正 予 算
( 第 1号 )
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 3、 議 案 第 78号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
△
日程第 4
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 79号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 後 期 高 齢 者 医 療 特 別 会 計 補 正 予 算
( 第 1号 )
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 4、 議 案 第 79号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 後 期 高 齢 者 医 療 特 別
会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
〇4番議員(鳥居亮幸)
69ペ ー ジ の 歳 出 に つ い て お 尋 ね し ま す 。 広 域 連 合 納 付 金 に つ い て 補 正
額が当初の補正前の額と比べて非常に少ないものでありますけれども、その都度納付金という
のは議会ごとに補正していくものであるのかどうかですね。連合への納付金のあり方について
ですね、それも含めて今回の補正理由をお願いします。
〇保健課長(末永
茂)
お尋ねの件ですが、過年度精算分及び出納整理期間中の収納分の増額
補 正 と い う こ と で あ り ま し て 、 出 納 整 理 期 間 中 の 収 納 分 が 30万 800円 、 そ れ と 出 納 整 理 期 間 に
収 納 さ れ た 普 通 徴 収 、 す い ま せ ん 。 と い う こ と で 、 す い ま せ ん 。 出 納 整 理 期 間 中 の 収 納 分 が 30
万 800円 と い う こ と で ご ざ い ま す 。 平 成 21年 度 中 に 収 納 さ れ た 後 期 高 齢 者 医 療 保 険 料 及 び 滞 納
金、これにつきましては県広域連合に負担金として納入しなけりゃならないということであり
まして、出納整理期間中に収納された保険料及び延滞金につきましては、連合の事務手続上平
成 22年 度 予 算 か ら 支 出 さ れ る と い う こ と に な っ て お り ま す 。 以 上 で ご ざ い ま す 。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
質疑を終わります。次へ進みます。
- 206 -
△
日程第 5
議 案 第 80号
〇議長(大原俊博)
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
次 は 、 日 程 第 5、 議 案 第 80号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補
正 予 算 ( 第 2号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
〇4番議員(鳥居亮幸)
76ペ ー ジ の 歳 出 の 問 題 で す け ど 、 保 険 給 付 費 の 高 額 医 療 合 算 介 護 サ ー
ビスについて補正理由、根拠、算定根拠をお願いしたいと思います。昨年度の件数としてはわ
ず か 5件 、 金 額 も 164万 程 度 と い う よ う な も の だ っ た ん で す け ど も 、 そ の よ う な 姿 勢 で 当 初 予
算もされたと思います。ただし、今回の補正について非常に大きくなってきているという点を
御説明いただきたい。
そ れ か ら 、 そ の 下 の 高 額 医 療 合 算 介 護 の 予 防 サ ー ビ ス 費 に つ き ま し て は 21年 度 は 0だ っ た わ
け で す 。 0だ っ た け れ ど も 、 今 回 こ う い う ふ う に 補 正 が 出 て く る と い う こ と は 見 通 し と し て は
適切でなかったというふうに受け取っていいのかどうかですね。その補正理由についても、根
拠についてもお願いします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
今回のですねこの高額医療合算介護サービスにつきましては、
3,300万 円 の ま ず 理 由 か ら 申 し 上 げ ま す け れ ど も 、 こ れ に つ い て は 平 成 20年 か ら で す ね 適 用 が
あ り ま す 。 今 回 平 成 20年 の 1年 分 、 12月 分 と で す ね 平 成 21年 の 、 失 礼 し ま し た 。 平 成 20年 分 の
16月 分 と 平 成 21年 の で す ね 12月 分 、 い わ ゆ る こ の 合 算 と い う の は 、 介 護 の 保 険 の 負 担 額 、 そ れ
と医療です。医療の負担額、更にですねそれぞれ単独で高額が受けられるんですが、制度が医
療 と 介 護 の 合 計 額 の 更 に そ の 限 度 額 を 負 担 し て く れ る と い う 制 度 が で す ね 20年 か ら 適 用 さ れ る
ことになりまして、今回その額が計算されましてですね今回支払うということになります。そ
れ で 20年 分 が で す ね 1,800万 円 、 そ れ か ら 21年 分 が 1,500万 円 の 3,300万 円 と い う こ と で 、 既
にもう計算された分がこちらの方に通知をされまして今回補正をするということでございます。
下 の 方 の 35万 円 に つ い て も 同 様 の 内 容 で ご ざ い ま す 。 平 成 20年 が 20万 円 、 平 成 21年 分 が 15万
円という数字になっております。一応質問の趣旨はそういうことだったというふうに理解して
ますが、そういう内容です。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
△
日程第 6
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 81号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事 業 特 別 会 計 補 正 予
算 ( 第 2号 )
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 6、 議 案 第 81号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事
業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
〇4番議員(鳥居亮幸)
81ペ ー ジ の 歳 出 に つ い て お 尋 ね し ま す 。 今 回 の 補 正 は 100万 円 で す が 、
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いわゆる排水路・排水管についてのこの該当建設年度はいつだったのか。補修必要箇所は別に
もまだあるというふうに考えていいのか。工事内容の追加ということでしょうから、その管理、
傷み具合といいますか、その建設年度からのですね今の状況をお示しいただきたいと思います。
〇建設部長(山下和隆)
この部分につきましては、建設年度からこの経年変化によります排水
管の敷設替えではなくて、これ地理的要因と思われますが、汚水管を排水路、コンクリート三
面張りの底に設置をしてございました。このため今年のこの長雨に、梅雨時期の以降の長雨に
よりまして水路底盤からの漏水と湧水によりまして排水管を保護するこの砂が流れ出しまして
排水路の底盤より下の方が空洞になっている現状が確認されました。このために、汚水管の保
護を図るために排水路のこの補修と汚水管の保護のためにこの砂の補充を今回さしていただく
と い う こ と で 緊 急 的 な 、 緊 急 と い い ま す か 、 こ の 保 護 の 観 点 か ら 今 回 100万 円 を 計 上 さ せ て い
ただいたものでございます。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
△
日程第 7
〇議長(大原俊博)
質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 82号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
次 は 、 日 程 第 7、 議 案 第 82号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正
予 算 ( 第 2号 ) を 議 題 と い た し ま す 。 質 疑 に 入 り ま す 。 御 質 疑 あ り ま せ ん か 。
〇4番議員(鳥居亮幸)
83ペ ー ジ の 歳 出 に 関 わ っ て 補 正 の 内 容 に つ い て お 尋 ね し ま す 。 野 間 池
診療所における対象者数というのはいくらになっているのか。血液検査関係の業務委託という
ことでございましたけれども、対象者数というのはいくらぐらいになっているのか。実際それ
に検査を受ける人というのが増えたと、こういうふうに考えるのがいいのかどうか。その辺も
含めましてですね。それと委託先、業務委託先、これについて御説明をお願いします。
〇病院事務局長(木場義人)
野 間 池 診 療 所 の 対 象 者 数 と い う こ と で ご ざ い ま す け れ ど も 、 6自
治 会 の 人 口 か ら 申 し ま す と 22年 の 3月 末 で 497人 と な っ て お り ま す 。 今 回 の 血 液 検 査 の 業 務 の
委 託 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 昨 年 度 実 績 で 589人 と な っ て お り ま す 。 1人 の 方 が 2回 受 け ら れ
たりということもございまして増えてるとこなんですけれども、本年度につきましては医師が
新 し い 医 師 に な り ま し て 4月 か ら 6月 ま で の で す ね 実 績 を 見 た と こ ろ 207人 と な っ て お り ま す 。
こ れ か ら い き ま す と 年 間 の 見 込 み が 828人 と い う 計 算 を 立 て ま し て 今 回 補 正 を お 願 い す る と こ
ろでございます。業者につきましては株式会社クリニカルパソロジーラボラトリーという会社
でございます。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
質疑を終わります。次へ進みます。
- 208 -
△
日程第 8
議 案 第 83号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 歳 入 歳 出 決 算 の 認 定 に つ い
て
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 8、 議 案 第 83号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 歳 入 歳 出 決
算の認定についてを議題といたします。質疑に入ります。質疑の発言通告があります。通告順
に自席からの発言を許可します。まず、山下美岳議員の発言を許可します。
〇7番議員(山下美岳)
21年 度 決 算 と い う こ と で 、 賛 成 、 承 認 し た 者 と し て 、 こ の 決 算 に つ い
て、例えば、効果があったかとか、どのような原因で不用額が生じたか等について質疑をいた
します。簡潔な答弁をよろしくお願いします。
最 初 に 20ペ ー ジ の 、 説 明 書 の 20ペ ー ジ 、 処 理 件 数 に 対 し 未 登 記 件 数 が は る か に 多 く 14倍 あ る
わけですね。このような処理を今後どのように考えているかをお尋ねします。
続 き ま し て ふ る さ と 応 援 基 金 648万 で す か ね 、 こ の よ う な あ っ た わ け で す が 、 日 本 全 国 も ち
ろん自治体が取り組んでおりますが、似たような規模の他の市と比べて本市は多かったのか、
少なかったのか。その要因としてはPR活動であったのではないかと思うんですが、そのよう
なのは万全に行われたのかお聴きします。
21ペ ー ジ 、 コ ミ ュ ニ テ ィ バ ス 運 行 の 委 託 料 が 2,800万 余 り あ り ま す 。 県 内 に は な か な か 利 用
者が少なく空気バスが走っているというような地域もあると言われ、今日日はその利用状況に
鑑みて小型のいわゆる乗り合いタクシーなどを採用するというような所もあるようでございま
す。果たして本市におきましてはどのような利用状況なのかお尋ねいたします。
21ペ ー ジ 、 同 じ く 、 ボ ー ト ピ ア 関 係 の 基 金 積 立 て が あ り ま す が 、 も ち ろ ん 13ペ ー ジ も 雑 入 で
ありますが、年々減っているように思います。私はですね最初、天文館にもこのできて、その
ようなのも合算されて本市にこのような環境整備でもらえるのかと思ったら、そうではなくて、
あれはあっちでということで、また今後別の所にできると聴いております。そのような関係で
トータル的に来る来場者が減った。あるいは不景気によりこのような客も減ったとも言われて
おりますが、このようなのはどう要因を見ているかお尋ねします。
続 き ま し て 23ペ ー ジ で ご ざ い ま す 。 交 通 安 全 施 設 設 置 工 事 700万 で ご ざ い ま す 。 25ペ ー ジ に
も ま た 緊 急 経 済 対 策 で も 1,100万 ほ ど 実 施 さ れ て お り ま す が 、 い ろ ん な 地 域 に お い て こ の よ う
な要望がたくさん出ているかと思われます。果たしてこの時点でその要望に対してどの程度の
カバーがされているかをお尋ねします。
続 き ま し て ふ る さ と 納 税 者 は で す ね 、 先 ほ ど の さ れ た 方 に 対 し て 贈 呈 品 が 11万 3,128円 、 も
ちろんこれを目当てにするわけではないですが、やっぱりこのような志をいただいた方に対し
ては、納得いくというか、このような贈呈品がいい物であれば、また次にもつながるし、普及
にも役立つんじゃないかと思いますが、どのような内容だったのかお尋ねします。
24ペ ー ジ 、 25ペ ー ジ で す が 、 定 額 給 付 金 事 業 で す 。 こ れ に 関 し て は い ろ い ろ あ っ た わ け で す
- 209 -
が、自治体においてはこの給付金事業が大変手間がかかると、通常の仕事にも追われて忙しい
のにまた大変な仕事が増えるということでいろいろマスコミ等にもありました。こう調べてみ
ま す と ず う っ と 時 間 外 手 当 か ら パ ソ コ ン 賃 貸 借 ま で は 約 1,000万 を 超 え て お り ま す 。 更 に 25ペ ー
ジ に あ り ま す シ ス テ ム 開 発 費 も 273万 と 、 こ の よ う な 多 額 の 手 間 賃 と い う か 、 経 費 が 要 る わ け
ですが、この事業がスムーズに実施できたのか。その程度をこの件についてお尋ねします。
25ペ ー ジ で 同 じ く 子 ど も す く す く 商 品 券 交 付 と い う こ と で 少 子 化 対 策 と い う こ と で 実 施 さ れ
たのですが、この効果と言いますかね、今、何ですか、あの子ども手当が政権が替わってして
お り ま す が 、 新 聞 等 に よ り ま す と で す ね 、 も う 半 分 以 上 、 60パ ー セ ン ト の 方 は そ の 子 ど も 手 当
をですねもう貯蓄に回すとかいうようなもうマスコミ報道等もありますが、果たしてこのよう
な、少子化対策の一環ではありますが、どのように効果があったのか。捉えているのかをお尋
ねをいたします。
続 い て 26ペ ー ジ 、 地 域 活 性 化 商 品 券 で す 。 こ れ も 商 工 観 光 課 で い わ ゆ る 20年 度 か ら の 繰 越 事
業等もありまして多額の商品券が発行されました。果たしてこれも、景気対策の一環なんです
が、どのように活性化につながったか。その商品券等の使用した追跡調査等はどのようであっ
たのかお尋ねいたします。
同 じ く 26ペ ー ジ の ア ン テ ナ シ ョ ッ プ 135万 円 で ご ざ い ま す 。 こ の よ う な の を 横 浜 ・ 大 阪 等 で
実施するということですが、現在どのような状況になったのかお尋ねするところであります。
続 き ま し て 68ペ ー ジ 、 リ サ イ ク ル 事 業 の 一 環 と し て 食 用 廃 油 を 収 集 し 、 処 理 し 、 活 か す 。 あ
るいは生ごみの堆肥化処理等実施しております。当然環境問題としては大事な取組みではあろ
う か と 思 い ま す が 、 こ の 食 用 廃 油 433万 、 あ る い は 生 ご み 約 600万 で す か ね 、 596万 、 こ の よ
う な事 業を実 施し た後、 例え ば、食 用廃 油の処 理後 の使用 、い ろいろ 聴く ところ によ ると、 ディ ー
ゼルエンジン等の燃料として使えるとか聴いております。この二つの処理後の利用方法はどの
ようになっているのかお尋ねします。
82ペ ー ジ で ご ざ い ま す 。 商 工 振 興 費 の 中 で 補 助 金 で 南 さ つ ま 商 工 会 議 所 190万 円 、 南 さ つ ま
市 商 工 会 、 も う 現 在 4町 の 商 工 会 は 合 併 し て 一 つ の 団 体 と な り ま す が 、 約 600万 弱 で ご ざ い ま
す。近年ですね景気の悪化とともに地方の商工業者、商工業者と言いましても土木・建築、物
販、銀行さん等の金融、そして飲食業、あらゆる団体、団といいますか、事業所がですねこの
いずれかに入っております。例えば、漁業関係は漁協、あるいは農業は農協とか、例えば、医
師会は医師会等でそれぞれ団体、事務所で日々活動していますが、この一番の大きな団体であ
るわけですね、あらゆる業種が入っております。しかしながら、なかなか、「景気停滞により
もう会費を払うのも大変だ。」とか言ってこの脱退する方もいますし、このような多額の補助
金を出している中、会員数、そしてそこにする従業員ですかね、従事者、あるいはこう全体の
取扱高が分かっておればですねいわゆるその効果も分かるかと思うんですが、どのようになっ
ているかお尋ねします。
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83ペ ー ジ 、 砂 の 祭 典 負 担 金 が 802万 円 で し た 。 そ こ で 収 支 に は 、 考 え て み れ ば 関 係 な い で す
が、本年度の収支がまだ聴いてない中、どのような状況だったかということで、これはちょっ
といけなかったかなあと思っております。もう答えなくてもいいですかね。
83ペ ー ジ の イ ベ ン ト 事 業 、 9の イ ベ ン ト 開 催 事 業 で す 。 合 計 で 549万 5,000円 の 補 助 金 を 出
しております。それぞれですね各地域でやっておるこのイベントでございますが、入場者数と
か、反応あるいは経済効果ですね、いわゆるどのように捉えているのかお尋ねします。
下の方のさんさんブライダルでございます。このごろもう結婚式がなかなか地方で開催され
ず、隣の鹿児島市内等に流れている状況の中、地域のブライダルに関する事業者数、あるいは、
また、結婚式も多額のお金が要るということで、ささやかに挙げる、式を挙げる方々の補助と
いうことで実施されてきました。これもですね二組しかなかったということですが、この要因
はどのようになっているのか。少子化の影響もあるのかなと思ったりもしますが、お尋ねしま
す。
続 い て 109ペ ー ジ 、 笠 沙 ア ー ト フ ェ ス テ ィ バ ル 事 業 と 、 134万 円 で ご ざ い ま す 。 こ の 内 容 と
参加者というか、その事業内容等についてお聴きします。
同 じ く 美 術 館 の 管 理 運 営 事 業 280万 円 等 い ろ い ろ あ り ま す が 、 私 も 1回 し か 行 っ た こ と な い
ん で す が 、 近 年 の 入 館 者 数 、 21年 で す か ね 、 ど の よ う に な っ て い る の か お 尋 ね し ま す 。
同 じ く 歴 史 交 流 館 の 運 営 事 業 で 958万 5,000円 の 事 業 費 が 掛 か っ て お り ま す 。 現 在 、 21年 度
実績においてどの程度の入館料があったのか。開催イベントはどのようなものだった。そして
入館料は合計いくら上がるのかについてお尋ねいたします。
〇総務企画部長(山口力三)
そ れ で は 、 私 の 方 か ら 関 係 す る 4件 に つ い て お 答 え 申 し 上 げ ま す 。
ま ず 、 成 果 説 明 書 の 20ペ ー ジ 、 未 登 記 件 数 3,615件 は ど う 対 処 す る の か と い う こ と で ご ざ い
ます。市道等の新設改良工事などで買収した土地の未登記については、その解消を図るため、
登 記 事 務 嘱 託 員 4名 を 雇 用 し て 嘱 託 登 記 を 行 っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 そ の 登 記 の 状 況 は 、
平 成 19年 度 が 345件 、 平 成 20年 度 が 237件 、 平 成 21年 度 が 264件 の 所 有 権 移 転 登 記 を 行 っ て お
り ま し て 、 平 成 21年 度 末 に お け る 未 登 記 件 数 は 3,615件 と な っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 こ
の 未 登 記 に つ き ま し て は 、 古 い も の で は 昭 和 42年 に 買 収 し た 土 地 ま で 対 象 と し て い る こ と か ら 、
買収から期間が経過し、既に相続が発生している土地も数多く、関係者全員からの登記承諾書
や 印 鑑 証 明 な ど の 登 記 の 関 係 書 類 が 揃 わ な い と 登 記 で き な い こ と か ら 1件 の 登 記 に お き ま し て
も相当な時間を要しているところでございます。また関係者の中には所在の分からない人や権
利意識の高まりにより登記承諾書の取得ができないものなどがあり、登記ができない件数も平
成 21年 度 末 で 388件 存 在 し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 こ の た め 登 記 の 処 理 が 可 能 な 件 数 と い
た し ま し て は 3,277件 を 把 握 し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 こ の 3,277件 の 対 象 に つ き ま し て
は 年 次 ご と に で き る だ け 古 い も の か ら 先 に 処 理 す る よ う に 努 め て い る と こ ろ で 、 平 成 22年 度 に
お き ま し て は 17路 線 を 対 象 と し た 委 託 測 量 を 発 注 し 登 記 に 向 け て の 事 務 を 進 め て い る と こ ろ で
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ございます。現在のペースでいきますと相当な期間を有すると考えますが、今後におきまして
も 1件 1件 地 道 に 取 組 み 、 適 正 か つ 円 滑 な 登 記 事 務 の 処 理 に 向 け て 努 め て 参 り た い と 考 え て い
るところでございます。
次 に 、 同 じ く 20ペ ー ジ の ふ る さ と 応 援 基 金 に つ い て お 答 え 申 し 上 げ ま す 。 ふ る さ と 応 援 基 金
は、かごしま応援寄附金市町村交付金として県を通して県補助金として来る分と南さつま市に
ふるさと納税寄附金として直接納付される寄附金がございます。まず県を通して県補助金とし
て来る分についてですが、当市を指定して納付されるものと、市町村の指定なしに納付されて、
一 定 の ル ー ル に 従 っ て 按 分 さ れ る も の が ご ざ い ま す 。 当 市 を 指 定 し た も の は 39 件 で 額 に し て
243万 1,500 円 と な っ て お り ま す 。 ま た 均 等 割 、 人 口 割 に よ る 一 定 の ル ー ル に 基 づ き 算 定 す る
指 定 な し と 合 わ せ ま す と 267万 4,915円 と な っ て お り ま す 。 こ れ ら を 他 の 自 治 体 と の 比 較 で ご
ざ い ま す け れ ど も 、 当 該 自 治 体 の 指 定 が あ っ た も の が 平 均 で 15.7件 、 金 額 に つ い て は 指 定 な し
と 合 わ せ ま す と 平 均 110万 2,637円 と な っ て お り ま す の で 、 当 市 に つ い て は 他 の 市 町 村 の 自 治
体の平均を上回っているという状況でございます。次に、当市に直接納付される寄附金につき
ま し て は 38件 、 375万 4,000円 と な っ て お り ま す 。 こ れ を ま た 他 の 市 と 比 べ ま す と 、 31.2件 、
349万 5,003円 と な っ て い る こ と か ら 、 県 内 の 他 市 の 平 均 を 上 回 っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。
次に、PRにつきましては、同窓会等において案内を配布する際に御協力をお願いしてふる
さと納税のPRチラシを同封していただいたり、関東や関西など各地域で行われます郷土出身
者会などの機会に制度の周知を行ったり、更に県外に広報誌等を送付するふるさと情報交流協
会の会員にもPRチラシを送付するなどこの制度のPRに努めたところでございます。
次 に 、 成 果 説 明 書 の 23ペ ー ジ 、 ふ る さ と 納 税 者 へ の 贈 答 品 の 問 題 に つ い て お 答 え 申 し 上 げ ま
す。ふるさと納税制度を活用し本市に直接寄附をいただいた方に対しては、お礼の品としてふ
る さ と の 特 産 品 を お 送 り し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 平 成 21年 度 に つ き ま し て は 、 二 人 の 辞
退 者 を 除 き 、 36人 の 方 々 に ポ ン カ ン 、 タ ン カ ン 、 新 米 コ シ ヒ カ リ な ど 3,000円 相 当 の 物 を お 送
りしたところであります。反応につきましては非常に良く、後日電話、メール、葉書などで寄
附された方々からお礼が多数寄せられたところでございます。
次 に 、 成 果 説 明 書 の 24ペ ー ジ 、 25ペ ー ジ の 定 額 給 付 金 の 関 係 に つ い て お 答 え い た し ま す 。 定
額 給 付 金 事 業 に つ き ま し て は 、 平 成 20年 11月 に 総 務 省 か ら 「 定 額 給 付 金 事 業 実 施 の 通 知 」 を 受
けたもので、業務を円滑に推進するために庁内に定額給付金事業プロジェクトチームを設置し、
実 施 方 法 や 実 施 体 制 等 を 定 め て 対 応 し た も の で 、 平 成 21年 3月 24日 か ら 9月 24日 ま で の 6か 月
間を申請期間として実施いたしました。定額給付金の支給につきましては世帯ごとの申請書を
受 け 付 け た 順 番 に よ り 手 続 を 進 め た も の で 、 第 1回 目 の 給 付 日 で あ る 4月 23日 か ら 最 終 回 の 給
付 日 と な る 10月 26日 ま で 概 ね 10日 に 1回 の 割 合 で 口 座 振 込 を 実 施 し た と こ ろ で あ り ま す 。 ま た
指 定 日 に 振 込 み の で き な か っ た 分 に つ い て は 別 途 振 込 み を 行 っ た も の で 、 併 せ て 38回 の 口 座 振
込 と 5日 間 の 現 金 支 給 を 行 い 、 延 べ 1万 8,954世 帯 、 総 額 6億 4,920万 8,000円 を 給 付 し た と
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ころであります。今回の定額給付金は全市民を対象としたものでありましたが、一人世帯で基
準 日 、 平 成 21年 2月 1日 現 在 以 降 に 死 亡 さ れ た 方 や 申 請 を し な か っ た 方 等 が あ り ま し た こ と か
ら 、 最 終 的 な 給 付 率 は 対 受 給 者 数 で 99.18パ ー セ ン ト 、 対 給 付 金 額 で 99.58パ ー セ ン ト と な っ
て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 こ の よ う に 市 民 の 定 額 給 付 金 に 対 す る 意 識 は 高 く 、 申 請 が 3月 と
4月 上 旬 か ら 中 旬 ま で に 集 中 し た こ と か ら 、 3月 末 日 ま で に 申 請 の あ っ た も の を 第 1回 目 と し て
4月 23日 に 振 込 み 、 次 に 4月 17日 ま で に 申 請 の あ っ た も の を 第 2回 目 と し て 5月 15日 に 振 り 込
ん だ と こ ろ で あ り ま す が 、 第 3回 目 の 振 込 日 で あ っ た 5月 25日 の 時 点 で の 給 付 率 が 対 受 給 者 数
で 91.33パ ー セ ン ト 、 対 給 付 金 額 で 93.73パ ー セ ン ト と な る な ど 申 請 が 一 時 期 に 集 中 し た こ と
か ら 申 請 か ら 給 付 ま で に 約 1か 月 と 期 間 を 要 し た 時 期 も あ り ま し た が 、 そ の 後 の 給 付 に つ い て
は順調に行われましたことから全体的には概ね良好な給付業務ではなかったかと思っていると
ころでございます。実務の問題点といたしましては、申請所の受付において書類の不備があっ
たり、代理受領の書類漏れなど時間を要して事務処理に支障を来すケース等もございました。
更に申請書が本人の手に届かず、数回にわたり通知を出したり、行政嘱託員さんに調査をお願
いするなど対象者の漏れがないよう対策に努めたところでございます。また事業の広報につき
ましては、お知らせ版や市報、ホームページに掲載し、制度や申請の期限等の周知を図ったと
ころでございます。以上のようなことから実施方法や実施体制等を定め細やかな取組みを行っ
た結果といたしまして定額給付金事業は業務全般にわたり円滑に執行できたものと考えている
ところでございます。
次 に 、 シ ス テ ム 開 発 273万 円 に つ い て で ご ざ い ま す 。 シ ス テ ム 開 発 273万 円 の 内 訳 に つ き ま
し て は 、 定 額 給 付 金 シ ス テ ム 開 発 が 157万 3,000円 、 子 育 て 応 援 特 別 手 当 シ ス テ ム 開 発 が 115
万 7,000円 と な っ て お り ま す 。 開 発 に つ き ま し て は 、 既 存 の 住 民 記 録 の デ ー タ を 用 い る 方 法 が
確実で効率的であることから、住民記録等のシステム委託をしている業者に業務追加として発
注 し 、 随 意 契 約 を し た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 契 約 期 間 の 終 了 を 3月 31日 と い た し ま し た け れ ど
も 、 第 1回 目 の 振 込 み 等 の 関 係 や ら が あ り ま し た こ と か ら 契 約 期 間 を 6月 30日 ま で 延 期 し 、 ト
ラブル等もなく業務が執行できたところでございます。以上です。
〇議長(大原俊博)
〇議長(大原俊博)
こ こ で 休 憩 い た し ま す 。 再 開 は 13時 と い た し ま す 。
休憩
午前11時59分
再開
午後
1時00分
再開いたします。
〇総務企画部参与(本坊佳彦)
成 果 説 明 書 の 21ペ ー ジ 、 コ ミ ュ ニ テ ィ バ ス の 利 用 状 況 に つ い て
の 御 質 問 で ご ざ い ま す 。 コ ミ ュ ニ テ ィ バ ス に つ き ま し て は 11路 線 に つ い て 運 行 し て い る 状 況 で
ございまして、鹿児島交通につきましてはバスで、それから地元のタクシー会社につきまして
は ジ ャ ン ボ タ ク シ ー で 運 行 し て い る 現 状 で ご ざ い ま す 。 21年 度 の 1年 間 の 利 用 者 総 数 に つ き ま
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し て は 2万 5,126人 と 、 毎 年 約 1,000人 余 り ず つ 少 な く な っ て い る と い う よ う な 現 状 で ご ざ い
ます。
次 に 、 同 じ く 21ペ ー ジ で ご ざ い ま す け れ ど も 、 ボ ー ト ピ ア 基 金 の 推 移 を ど う 見 る か と い う 御
質 問 で ご ざ い ま し た 。 こ れ ま で 環 境 整 備 協 力 費 、 16年 か ら 始 ま っ て お り ま す け れ ど も 、 一 番 多
い の が 平 成 17年 度 の 8,861万 3,193円 と 、 こ れ が 毎 年 減 少 し て お り ま し て 、 21年 度 が 4,153万
122円 と い う 状 況 で ご ざ い ま す 。 22年 度 に つ き ま し て は 交 付 金 の 利 用 率 の 改 定 と 相 ま っ て 21年
度 の 見 込 み を 大 き く 減 額 し て 22年 度 予 算 は 2,500万 円 と 見 込 ん で い る と こ ろ で あ り ま す 。 モ ー
ターボート競走における運営状況につきましては全国的にも厳しい状況にあるようであります。
ボートピア金峰におきましてもナイターレース等を増やすとともに、ファンサービス、無料送
迎バスを運行するなど努力してきておりますけれども、開場後の恒常的な売上額の減少に加え
まして、ミニボートピア天文館の影響による来場者数の減少や、またインターネット等の投票
による舟券購入への移行、それから景気低迷による来場者数や購買金額の減少等により今後も
更に厳しい状況が続くものと推測をしているところでございます。以上です。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
私 の 方 か ら 3点 申 し 上 げ ま す 。
ま ず 、 成 果 説 明 書 の 23ペ ー ジ 、 交 通 安 全 施 設 設 置 工 事 の 設 置 基 数 等 に つ い て お 答 え い た し ま
す 。 道 路 反 射 鏡 の 設 置 要 望 は 市 内 全 域 で 154か 所 で ご ざ い ま し た が 、 こ の う ち 21年 度 に 設 置 し
ま し た の が 31か 所 で あ り ま し た 。 こ の ほ か に 移 設 し た 物 が 2基 、 ミ ラ ー 部 分 だ け を 取 り 替 え た
物 も 2基 ご ざ い ま し た 。 ガ ー ド レ ー ル 等 に つ き ま し て は 設 置 要 望 は 市 内 全 域 で 37か 所 ご ざ い ま
し た が 、 こ の う ち 12か 所 設 置 を し た と こ ろ で す 。 こ の 設 置 整 備 率 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 事 業
費 ベ ー ス で す る と 2割 ぐ ら い の 状 況 と な っ て お り ま す 。 な お 、 緊 急 経 済 対 策 に 係 る 21年 度 の 繰
越 分 が ま だ 1,100万 円 今 年 度 で 整 備 す る こ と に な り ま す が 、 大 体 事 業 費 ベ ー ス で 要 望 の 3割 ぐ
らいは整備できるのではないかというふうには思っております。
次 に 、 成 果 説 明 書 の 25ペ ー ジ の 子 ど も す く す く 商 品 券 交 付 の 件 で ご ざ い ま す 。 子 ど も す く す
く商品券交付事業につきましては、児童の健全な育成を図るとともに、その世帯の経済的負担
を 軽 減 し 、 併 せ て 地 域 経 済 の 発 展 に 寄 与 す る こ と を 目 的 に 実 施 し た 事 業 で あ り ま し て 、 平 成 21
年 2月 1日 現 在 で 対 象 と な る 15歳 以 下 の 子 ど も 4,906人 の う ち 4,869人 に 、 ま た 平 成 21年 2月
2日 か ら 平 成 21年 12月 1日 ま で に 出 生 し た 子 ど も 229人 に 対 し 一 人 当 た り 1万 円 の 商 品 券 を 交
付 し た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 交 付 し ま し た 商 品 券 金 額 の 総 額 は 5,098万 円 で あ り ま し て 、 こ の
う ち 使 用 さ れ た 商 品 券 の 総 額 が 5,065万 2,000円 で ご ざ い ま し た 。 未 使 用 分 が 32万 8,000円 と
な っ て お り ま す 。 ま た 市 内 の 約 320の 店 舗 が 利 用 可 能 な 店 舗 と し て 登 録 し て お り ま し た の で 、
子 ど も た ち の 健 や か な 成 長 、 子 育 て 世 帯 の 経 済 的 負 担 の 軽 減 と と も に 、 市 内 に お い て 5,000万
円を超える購買があったことから緊急経済対策として地域経済の発展に寄与したものと考えて
おります。
続 き ま し て 68ペ ー ジ の 食 用 廃 油 、 生 ご み の 処 理 後 の 利 用 状 況 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 ま ず 食
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用 廃 油 に つ い て お 答 え い た し ま す 。 21年 度 中 の 収 集 量 が 1万 9,294リ ッ ト ル あ り ま し た が 、 こ
の 廃 油 を 基 に 精 製 さ れ 、 売 却 し た 油 が で す ね 1万 5,104リ ッ ト ル と な っ て い る と こ ろ で ご ざ い
ます。
次 に 、 生 ご み 堆 肥 化 処 理 に つ き ま し て は 、 237.56ト ン の 生 ご み が 収 集 さ れ ま し て 、 堆 肥 と し
て 65.8ト ン 製 品 化 さ れ て お り ま す 。 21年 度 販 売 実 績 と し ま し て は 、 15キ ロ 入 袋 で 3,869袋 、 事
業 用 500キ ロ 入 り で 20袋 と な っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 以 上 で す 。
〇商工政策課長(園田親久)
私 の 方 か ら は 所 管 す る 3点 に つ い て 御 答 弁 さ せ て い た だ き ま す 。
ま ず 、 説 明 書 26ペ ー ジ の 地 域 活 性 化 商 品 券 発 行 に 対 し 、 そ の 効 果 を ど う 見 て い る か と の 御 質
問 で ご ざ い ま す 。 緊 急 経 済 対 策 の 一 環 と し て プ レ ミ ア ム 付 き の 地 域 活 性 化 商 品 券 を 昨 年 の 4月
と 9月 の 2回 発 行 し た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 4月 発 行 分 に つ き ま し て は 1週 間 程 度 で 完 売 を し
た と こ ろ で あ り 、 換 金 状 況 に つ き ま し て は 、 大 規 模 店 で 66.5パ ー セ ン ト 、 小 規 模 店 で 33.5パ ー
セ ン ト と な っ て お り 、 ま た 地 域 別 で は 加 世 田 地 域 が 約 90パ ー セ ン ト と な っ た と こ ろ で ご ざ い ま
す 。 ま た 9月 発 行 分 に つ き ま し て も 、 若 干 の 売 れ 残 り が ご ざ い ま し た が 、 換 金 状 況 等 は 4月 発
行 分 と 同 じ よ う な 状 況 と な っ た と こ ろ で あ り ま す 。 そ の 効 果 に つ い て で ご ざ い ま す 。 10パ ー セ
ントのプレミアム付きとしたことから市民の購買意欲を高め、購買行動を促進することにより
約 2億 1,000万 円 が 使 用 さ れ 、 低 迷 し て い る 消 費 に 刺 激 を 与 え た も の と 考 え て お り ま す 。 し か
し な が ら 、 大 規 模 店 に お い て 約 65パ ー セ ン ト が 使 用 さ れ 、 ま た 加 世 田 地 域 に お い て 約 9割 使 用
されるという結果となり、小規模店での使用が少なく、市全域での経済活力の回復までにはつ
ながらなかったのではというふうに考えているところでございます。
次 に 、 説 明 書 の 82ペ ー ジ 、 南 さ つ ま 市 商 工 会 、 南 さ つ ま 商 工 会 議 所 の 会 員 数 等 に つ い て の 御
質 問 で ご ざ い ま す 。 ま ず 会 員 数 で ご ざ い ま す が 、 22年 の 3月 現 在 、 商 工 会 が 374人 、 商 工 会 議
所 が 594人 と な っ て お り 、 21年 3月 と 比 較 い た し ま す と 、 商 工 会 、 商 工 会 議 所 と も 約 20名 程 度
の減となっているところでございます。また従業者数、取扱高につきましては、商工会、商工
会議所とも集計がなされていないということでございます。
そ れ か ら 、 説 明 書 の 83ペ ー ジ 、 さ ん さ ん ブ ラ イ ダ ル は 2組 だ っ た が 、 そ の 要 因 は と い う こ と
でございます。このさんさんブライダル事業は、南さつま市でさんさんと輝く太陽と豊かな自
然の下、結婚式と披露宴を行うことを奨励し、新郎新婦の健康で幸せな門出を祝うとともに、
地 域 の 発 展 と 産 業 の 活 性 化 を 図 る こ と を 目 的 と い た し て お り ま す 。 19年 度 12組 、 20年 度 が 10組
で あ り ま し た が 、 21年 度 に お き ま し て は 2組 と な っ た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 そ の 要 因 と い た し
まして厳しい経済情勢の中で結婚式、披露宴を控えたり、また人数によって会場の広さや披露
宴等の内容の問題、そういうものがあるのではないかと考えているところでございます。また
PR不足もあったものと考えておりまして、現在新しいリーフレットも作成中でございますの
で、更にPRに努めて参りたいと考えております。以上でございます。
〇観光交流課長(成田
清)
私 の 方 で は 所 管 す る 2点 に つ き ま し て お 答 え さ し て い た だ き ま す 。
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成 果 説 明 書 の 83ペ ー ジ の 吹 上 浜 砂 の 祭 典 の 負 担 金 に 係 る 祭 典 収 支 に つ い て で ご ざ い ま す が 、
21年 度 の 収 支 に つ き ま し て は 、 砂 の 祭 典 実 行 委 員 会 の 会 計 年 度 が 1月 か ら 12月 の 暦 年 で ご ざ い
ま し て 、 収 支 に つ い て は 、 市 の 負 担 金 、 寄 附 協 賛 金 を 合 わ せ ま し て 約 970万 円 、 広 告 協 賛 金 約
1,360万 円 、 入 場 パ ス ポ ー ト 収 入 が 約 4,760万 円 で あ り 、 前 年 度 繰 越 金 や 雑 収 入 を 合 わ せ ま し
て 収 入 合 計 7,267万 2,242円 で あ り ま す 。 ま た 歳 出 に つ き ま し て は 、 祭 典 の ア ル バ イ ト 賃 金 や
事 務 局 の 各 種 経 費 を 合 わ せ ま し た 本 部 経 費 が 約 1,240万 円 、 祭 典 会 場 の 設 営 費 や 駐 車 場 整 備 な
ど 施 設 費 が 約 1,960万 円 、 砂 像 制 作 に 係 る 基 礎 工 事 や 招 待 者 関 係 費 な ど 砂 像 費 が 約 2,370万 円 、
関 連 イ ベ ン ト 費 が 約 770万 円 、 広 告 宣 伝 費 が 約 690万 円 で 支 出 合 計 7,038万 1,188円 と な り ま
し て 、 収 入 金 額 か ら 支 出 金 額 を 差 し 引 い た 229万 1,054円 を 22年 度 の 砂 の 祭 典 に 繰 り 越 し た と
ころでございます。なお、本年度におきましても、会計年度はまだ終了をしておりませんが、
黒字となる見込みでございます。
続 き ま し て 成 果 説 明 書 の 83ペ ー ジ 、 イ ベ ン ト 開 催 事 業 に つ い て で ご ざ い ま す が 、 こ の 事 業 は 、
笠沙、大浦、坊津、金峰におきます五つの事業に対しまして補助金を交付しております。笠沙
の マ リ ン ラ ン ド 笠 沙 フ ェ ス タ に つ き ま し て は 昨 年 10月 11日 に 開 催 し 、 市 内 外 か ら 約 3,500人 の
方々が集まり、ドラゴンボート競争やはんや節共演会などに参加していただいております。ま
た 大 浦 祭 り は 夏 と 秋 に 2回 実 施 し 、 夏 は 昨 年 8月 22日 に 約 2,000人 の 方 々 が 集 ま っ て 踊 り や 芸
能 シ ョ ー 、 花 火 を 開 催 し 、 秋 は 11月 1日 に 農 業 祭 、 文 化 祭 、 健 康 祭 り 、 そ し て ス ポ ー ツ 大 会 を
併 せ た 形 で 実 施 し 、 約 1,300人 の 方 々 が 参 加 い た し て お り ま す 。 坊 津 の 岬 ま つ り に つ き ま し て
は 昨 年 8月 16日 に 地 元 の 方 々 の 踊 り や 演 奏 、 双 剣 石 の ラ イ ト ア ッ プ な ど を 実 施 し 、 約 2,000人
の 方 々 が 集 ま っ て お ら れ ま す 。 そ し て 金 峰 の 夏 ま つ り は 昨 年 の 8月 15日 に 開 催 し 、 金 峰 ふ る さ
と 産 業 ま つ り は 11月 22日 に 開 催 し て お り ま す が 、 い ず れ も 約 1,000人 程 度 の 方 々 が お 集 ま り い
ただき、各種芸能やアトラクションなどを行ったほか、夏まつりでは花火を、産業まつりでは
農畜産物や地元特産品の販売などが行われております。いずれのイベントにおきましても地域
に定着したイベントとして地域の方々に楽しんでいただくなど好評を得ておりまして、地域の
各種団体や市民の連帯感を高めるとともに、地域の産業や観光の振興など地域の活性化に大き
く貢献しているものと思っております。以上です。
〇農林水産課長(永田洋一郎)
前 後 し ま す が 、 私 の 方 か ら は 26ペ ー ジ の ア ン テ ナ シ ョ ッ プ が 現
在どのような状況にあるかということについて御報告いたします。南さつま市では、民間連携
型のアンテナショップという形で大阪市JR天王寺の地下コンコースにありますメルカートピッ
コロ天王寺店、それからもう一つは横浜市の市営地下鉄駅のちょうど前にございますが、ロー
ヤルよつや新羽店の二つを民間連携型のアンテナショップというような形で位置付けてやって
お る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 メ ル カ ー ト ピ ッ コ ロ に つ き ま し て は も う 今 年 で 4年 目 を 迎 え る わ け
ですが、現在、坊津の天然塩とか、あるいは加世田常潤高校の豚味噌、それからみかんジュー
ス、梅ジュース、それから黒豚の焼豚、あとキンカン茶、キンカンジュース、それから青果物
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でいきますと完熟キンカン、デコポン、マンゴー、そういった品目を扱っているところでござ
います。またローヤルよつや新羽店につきましては、旬の逸材という形でキンカン春姫とか、
タンカン、そういったのを中心にですねその旬の時期にイベント等を開催しながら品物を扱っ
ております。この民間との連携をという形でのアンテナショップにつきましては非常に企業側
の利益追求というのがどうしても最優先されるわけでして、行政といたしましては絶えずアポ
イントメントをとりながら新たな商品情報の提供なり、あるいは商品開発に向けて生産者側と、
それからアンテナショップ側との間を取り持つということで、言わば行政としての営業努力を
し て い く 必 要 が あ る わ け で す 。 現 在 今 職 員 を 経 済 連 の 配 下 の 青 果 の 直 販 会 社 あ る い は 10月 か ら
は量販店の方にも派遣するようにしています。こういった営業力というのが非常に培われるん
じゃないかと思っています。今後JAとの連携によるインショップの可能性の追求あるいは地
元出身者との連携、そういったのも図りながらアンテナショップの活用を図っていきたいと考
えております。以上でございます。
〇教育部長(染川勝夫)
成 果 説 明 書 109ペ ー ジ の 3点 に つ い て お 答 え い た し ま す 。
ま ず 、 笠 沙 ア ー ト フ ェ ス テ ィ バ ル の 内 容 と 参 加 人 数 で あ り ま す が 、 本 年 度 で 第 13回 を 数 え る
笠沙アートフェスティバルは全国の児童生徒を対象に実施しております。南さつま市児童美術
展及び世界児童画展が中心になるもので、東シナ海に面する本市の一つのシンボルである海を
テーマにした絵画の募集、審査、展示等を通して南さつま市の文化振興を図るとともに、市内
外の人々との絵画を通した交流を積極的に推進し、本市の芸術・文化の活性化に資することを
目 的 と し た も の で あ り ま す 。 募 集 件 数 は 、 平 成 19年 度 か ら 21年 度 ま で の 3年 間 に つ い て 順 次 申
し 上 げ ま す と 、 2,780点 、 3,097点 、 3,476点 と な っ て お り ま す 。 な お 、 平 成 21年 度 の 3,476点 の
内 訳 で は 、 南 さ つ ま 市 か ら 527点 、 本 市 を 除 く 鹿 児 島 県 か ら 1,490点 、 愛 知 県 か ら 1,244点 、
熊 本 県 と 香 川 県 か ら 215点 と な っ て お り ま す 。 笠 沙 美 術 館 を 会 場 に し た 現 代 美 術 展 や 愛 知 県 犬
山市における「尾張と薩摩の文化交流展」とも関連付けたアートフェスティバルであり、毎年
2,000人 を 超 え る 観 覧 を い た だ い て お り ま す 。
次 に 、 笠 沙 美 術 館 の 入 場 者 数 で あ り ま す が 、 平 成 21年 度 は 7,088人 で あ り ま す 。 平 成 19年 度
が 6,889人 、 平 成 20年 度 は 6,829人 で あ り ま す 。
次 に 、 歴 史 交 流 館 金 峰 の 入 場 者 数 と 入 館 料 で あ り ま す が 、 平 成 21年 度 の 入 場 者 数 は 5,926人
で 、 入 館 料 は 28万 7,715円 で あ り ま す 。 21年 度 の 企 画 展 等 の 実 績 で あ り ま す が 、 教 育 普 及 活 動
と し て 体 験 学 習 活 動 を 勾 玉 づ く り 教 室 、 土 器 ・ 土 偶 ・ 埴 輪 つ く り 教 室 な ど 4回 、 企 画 展 の 開 催
と い た し ま し て 押 し 花 展 、 南 薩 鉄 道 回 想 画 展 な ど 7回 を 実 施 し て お り ま す 。 以 上 で す 。
〇議長(大原俊博)
次に、古木健一議員の発言を許可します。
〇2番議員(古木健一)
主 要 な 施 策 の 成 果 説 明 書 に 基 づ い て 質 問 し ま す 。 2ペ ー ジ の 民 生 費 負
担 金 の 収 入 未 済 額 330万 6,000円 の 具 体 的 な 内 容 と そ の 対 策 を 伺 い ま す 。
3ペ ー ジ に な り ま す が 、 使 用 料 及 び 手 数 料 の 12万 2,000円 の 具 体 的 な 内 容 と 対 策 。
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4ペ ー ジ に な り ま す が 、 土 木 使 用 料 の 1,076万 円 の 収 入 未 済 額 の 具 体 的 内 容 と 対 策 を 伺 い ま
す。
同 じ く 21ペ ー ジ 、 ク ジ ラ 骨 格 保 管 業 務 委 託 料 に つ き ま し て は 、 今 後 の こ の こ と に 対 す る 展 開
はどのようになっていくのか伺います。
同 じ く 21ペ ー ジ の 地 域 づ く り 事 業 、 自 治 会 活 動 促 進 助 成 金 の 活 動 実 績 を 伺 い ま す 。
109ペ ー ジ に な り ま す が 、 自 主 文 化 事 業 5事 業 の そ れ ぞ れ の 収 支 状 況 を 伺 い ま す 。 以 上 。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
成 果 説 明 書 の 収 入 の 民 生 費 負 担 金 収 入 未 済 額 330万 6,000円 の 具
体 的 内 容 と 対 策 と い う こ と で 、 ま ず 330万 6,600円 の う ち 保 育 所 運 営 費 保 護 者 負 担 金 に つ き ま
し て は 、 過 年 度 分 が 7 件 の 39 万 5,010 円 、 現 年 度 分 が 19 件 の 125 万 8,090 円 で 合 計 の 165 万
3,100円 と な っ て お り ま す 。 徴 収 対 策 と い た し ま し て は 、 6月 の 子 ど も 手 当 支 給 時 等 に で す ね そ
れ ぞ れ 納 入 相 談 を 行 い ま し て 、 こ の 時 点 で 67万 9,550円 の 納 入 が ご ざ い ま し た 。 残 り 100万 弱
と な っ て お り ま す が 、 14名 の 保 護 者 に つ い て 完 納 さ れ た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 今 後 も 、 子 ど も
手 当 等 の 支 給 も ま た 10月 に ご ざ い ま す ん で 、 保 護 者 と 納 入 相 談 を 行 い な が ら で す ね 徴 収 に 努 め
て参る予定でございます。
そ れ か ら 、 330万 6,000円 の 今 度 は 老 人 ホ ー ム の 措 置 費 負 担 金 の 9,000円 と 過 年 度 分 の 164
万 4,500円 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。 老 人 ホ ー ム の 入 所 者 負 担 金 の 収 入 未 済 額 の 9,000円 に つ き
ま し て は 、 22年 3月 分 が 残 高 不 足 で で す ね 口 座 引 落 し が で き な か っ た た め 未 納 と な っ た 1件 な
ん で す け ど 、 こ れ は 既 に 22年 度 で 納 付 済 み と な っ て お り ま す 。
そ れ か ら 、 養 護 老 人 ホ ー ム 入 所 措 置 負 担 金 過 年 度 分 の 164万 4,500円 で ご ざ い ま す が 、 こ れ
は 措 置 時 代 の 未 収 金 で あ り ま す 。 1件 は 平 成 8年 度 か ら 平 成 9年 度 分 の 入 所 者 本 人 の 負 担 金 未
払 分 が 129万 2,900円 、 も う 1件 は 11年 度 分 の 扶 養 者 義 務 者 負 担 金 未 払 分 が 35万 1,600円 と な っ
て お り ま す 。 こ の 2件 の 未 払 金 に つ き ま し て は 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム の 入 所 負 担 金 で あ り 、 借 金
返済等の理由により収入未済となっておりました。それで納付に応じていただけなかった状況
でございます。今後ですね未納者と可能な限り相談を行いまして適切な取扱いを判断していき
たいというふうに考えているところでございます。
続 き ま し て 同 じ く 成 果 説 明 の 3ペ ー ジ の 使 用 料 ・ 手 数 料 の 12万 2,000円 な ん で す が 、 不 納 欠
損 額 の 12万 2,598円 、 こ の 内 容 と い う ふ う に 理 解 し て 説 明 申 し 上 げ ま す 。 こ の 12万 2,598円 の
不 納 欠 損 の 内 容 に つ き ま し て は 民 生 使 用 料 が 4万 5,948円 で 、 こ れ は 平 成 16年 度 ふ れ あ い か せ
だ い に し へ ホ ー ル を 使 用 し た 際 の 使 用 料 1件 が 未 収 と な り ま し て 、 住 所 地 の 請 求 書 の 送 付 や 本
人 確 認 を 実 施 を い た し て き ま し た が 、 所 在 不 明 で 連 絡 が 付 か ず 、 消 滅 時 効 の 5年 を 経 過 し た こ
とから不納欠損処理を行ったものでございます。
そ れ か ら 、 衛 生 使 用 料 の 7万 6,650円 の 不 納 欠 損 に つ き ま し て は 御 座 屋 敷 団 地 の 浄 化 槽 の 使
用 料 で ご ざ い ま す 。 こ の 内 訳 で す け れ ど も 、 未 納 者 は 二 人 で ご ざ い ま し て 、 一 人 の 分 が 平 成 13
年 度 の 1年 分 4万 3,800円 、 も う 一 人 が 平 成 16年 度 7月 か ら 3月 ま で の 9か 月 分 の 3万 2,850
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円でありました。今までと何度も納付の催促、訪問したり、催告をしたり行ってきましたけれ
ども、どうしても不在で会うことができなかった状況でございます。その後二人とも行方が分
か ら ず 、 消 滅 時 効 の 5年 を 経 過 し た こ と か ら 不 納 欠 損 処 理 を 行 っ た も の で ご ざ い ま す が 、 自 治
法 上 の 収 入 に つ き ま し て は 5年 が 時 効 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 今 後 は や は り 早 め の 滞 納 処 分 、
そういったものを行うなど、また時効中断の、差押え等は時効中断の事由になりますんで、そ
ういったものも早めにできるような方法を具体的に検討、対策をしないではないのではないか
というふうに考えているところでございます。以上です。
〇建設部長(山下和隆)
4ペ ー ジ の 土 木 使 用 料 の 内 容 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。 土 木 使 用 料 の
1,076万 円 の 未 済 の 内 訳 に つ い て は 、 入 居 滞 納 者 が 20人 で 385万 3,000円 、 退 去 滞 納 者 が 14人
で 690万 7,469円 と な っ て い る と こ ろ で す 。 現 在 入 居 し て い る 滞 納 者 に つ き ま し て は す べ て 協
議 が 整 い 分 割 納 付 誓 約 書 が 提 出 さ れ て お り ま し て 、 滞 納 額 に つ き ま し て も 平 成 19年 度 は 1,260
万 6,000円 、 平 成 20年 度 は 1,157万 、 平 成 21年 度 は 1,076万 円 と い う ふ う に 毎 年 減 少 を さ せ る
ことを目標に職員で努力をしているところでございます。また退去滞納者につきましては、も
ともと滞納を理由に協議を進めてきた結果、自主的に住宅明渡しを行ったものでございまして、
ほとんどが支払能力のない方で対応に苦慮しているのが現状でございます。しかしながら、こ
の方々につきましても高齢で病院に入院している方や住所地にいない方もいますので、保証人
も含めた支払能力や居場所を調査し、最終的には不納欠損処分も視野に入れながら今後とも対
応をして参りたいというふうに考えているところです。
〇総務企画部参与(本坊佳彦)
成 果 説 明 書 の 21ペ ー ジ に な り ま す 。 ク ジ ラ 骨 格 の 今 後 の 展 開 と
いう御質問でございますけれども、今、京都の処理加工専門業者にクジラにつきましては管理
保管をお願いしているところでございまして、今後どうするかということにつきましては、現
在庁内にクジラ骨格構想策定委員会を立ち上げて、これまでですねクジラを展示している先進
地の視察等を、調査等を行ってクジラの骨格活用についての協議を現在進めているところでご
ざいます。この展示につきましては、非常に地域としての大変貴重な資源でもありますし、ま
た学術的にも広く活用できるというようなことでもございますので、展示する施設の形態、場
所、規模、展示方法等まだまだ十分な協議が必要と思っております。それから、また展示館の
建設費等の関係もございますので、財源的な面も含めながらですね本市の地域特性を活かした
観光及び産業振興の資源としてその効果的な活用方策を検討しているという状況でございます。
す い ま せ ん 。 も う 一 つ ご ざ い ま し た 。 同 じ く 21ペ ー ジ 、 自 治 会 活 動 促 進 助 成 金 の 実 績 と い う
ことでございます。この助成金は、自治会が行う各種事業、環境整備など自治会運営の一部と
し て 助 成 し て お り ま す 。 助 成 金 の 算 定 基 礎 と い た し ま し て 均 等 割 が 2万 円 、 269自 治 会 へ 、 そ
れ か ら 戸 数 割 と し て 1 戸 に 1,000 円 と い う こ と で 、 21 年 度 が 1 万 7,479 戸 と い う こ と で 総 額
2,285万 9,000円 と い う 実 績 で ご ざ い ま す 。 以 上 で す 。
〇教育部長(染川勝夫)
成 果 説 明 書 109ペ ー ジ の 自 主 文 化 事 業 の 収 支 状 況 で ご ざ い ま す が 、 自
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主 文 化 事 業 の 収 入 は 、 市 補 助 金 が 418万 9,000円 、 チ ケ ッ ト 販 売 額 が 128万 8,500円 、 前 年 度
か ら の 繰 越 金 が 1万 909円 、 雑 入 が 1万 490円 で 合 計 549万 8,899円 と な っ て お り ま す 。 5事
業 の 支 出 は 、 子 ど も 芸 術 鑑 賞 会 が 33万 5,480円 、 竹 添 み ど り 弦 楽 四 重 奏 コ ン サ ー ト が 68万 9,941
円 、 大 衆 演 劇 筑 紫 桃 太 郎 一 座 特 別 公 演 が 130万 2,383円 、 マ ジ ッ ク シ ョ ー と 琴 、 ハ ー モ ニ カ コ
ン サ ー ト が 97万 9,166円 、 黒 川 康 子 シ ャ ン ソ ン コ ン サ ー ト が 160万 5,933円 で 合 計 491万 2,903
円となっております。
〇2番議員(古木健一)
2ペ ー ジ の 民 生 費 の 関 係 で す が 、 保 育 園 の 数 が で す よ ね 、 保 育 園 の 数
が増えてきていると思っているんですが、過去はですねこんなに保育園の数が多くなかったと
思っているんですが、保育園の数が増えている要因というのがお分かりでしたら、伺います。
そ れ か ら 、 い わ ゆ る 使 用 料 と か 、 手 数 料 の こ の 12万 2,000円 に 関 す る こ と で す が 、 も う 不 納
欠損しておりますので、ただ答弁お聴きしていると発生の時にいわゆる催促を徹底しておれば
解決できたんじゃないかなと。今後このようなことが起きないようにですよね対策を検討して
いただきたいと思います。
そ れ か ら 、 21ペ ー ジ の 地 域 づ く り 事 業 の 自 治 会 活 動 促 進 助 成 金 で す が 、 こ れ は こ こ 数 年 の 状
態としては伸びてるのか、それとも少なくなってるのかですよね。その辺はどのような状態で
あるのか伺います。
〇総務企画部参与(本坊佳彦)
この助成金でございますけれども、これはですね合併当時の合
併 調 整 項 目 と な っ て お り ま し て 、 合 併 後 18・ 19・ 20年 の 3年 間 で 調 整 し 、 21年 度 か ら 先 ほ ど 申
し ま し た こ の 均 等 割 2万 円 、 世 帯 割 1,000円 と い う 状 況 で ご ざ い ま し て 、 世 帯 割 が で す ね 少 し
ずつやっぱい減ってるというような状況でございます。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
保育所の数でございますけど、実際以前とするとそんなに変わら
ないのではないかと思うんですが、ちょっと今調査をしてますので、しばらくお待ちいただき
た い と 思 い ま す け ど 、 一 応 議 案 資 料 の 27ペ ー ジ の 方 に 保 育 所 の 方 の 滞 納 の 分 は 示 し て ご ざ い ま
す。それで一応これについては当然、市内の保育所ばかりでなくて、市外に、市内の居住者が
市外に、市外の保育所に行ってる子どもたちの分についても滞納であれば、それもここに明記
してございます。保育所についてはちょっと時間をいただきたいと思います。あと催告等、そ
ういった滞納処分等今後対策を講じるよう検討していきたいというふうに考えております。
〇2番議員(古木健一)
もうこの保育園に関すること、簡単に分からないことであったら結構
ですが、私の記憶ではいわゆる地区で言うと加世田地区の保育園以外ではですよね余り考えら
れなかったことじゃなかったかなあと思ってるもんですからお聴きしたところであります。
同 じ 関 係 で こ の 養 護 老 人 ホ ー ム の 関 係 で で す よ ね 答 弁 い た だ き ま し た け ど 、 平 成 8年 ・ 平 成
9年 度 に 発 生 し て る わ け で す が 、 も う こ れ は 答 弁 も い た だ き ま し た け ど 、 例 え ば 、 保 証 人 と か
ですよね、そういった関係を通じても現実的にはかなり難しいものであるのかどうか。そこだ
け確認さしてください。
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〇市民福祉部長(長濵一盛)
こ の 分 に つ き ま し て は 平 成 8年 度 か ら の 滞 納 の 分 で ご ざ い ま し て 、
もう既にその入所者は死亡していらっしゃいます。死亡して相続人に今これについては請求し
て 、 催 促 し て い た の が 1件 で ご ざ い ま し た 。 そ れ で 非 常 に 難 し い と い う ふ う に も う 思 っ て お り
ます。
〇議長(大原俊博)
次に、室屋正和議員の発言を許可します。
〇3番議員(室屋正和)
2点 ほ ど お 聴 き い た し ま す 。 成 果 の 67ペ ー ジ で す け れ ど も 、 油 流 出 に
関わるですね歳出分があるわけですけれども、款別にですねお願いし、それからその総体額と
用地費まで含めてお願いいたします。
それから、歳入の方の株式配当のですね内訳をお願いいたします。
〇総務企画部長(山口力三)
私 の 方 か ら 決 算 書 の 22ペ ー ジ 、 成 果 説 明 書 の 12ペ ー ジ の 株 式 配 当
についてお答えいたします。現在有価証券として所有しております株券は、いわさきコーポレー
シ ョ ン 株 式 会 社 、 株 式 会 社 南 日 本 放 送 、 株 式 会 社 杜 氏 の 里 、 株 式 会 社 い な ほ 館 な ど 9社 で 、 所
有 株 数 は 13万 5,300株 、 金 額 に し て 1億 9,897万 3,900円 と な っ て お り ま す 。 こ の う ち 平 成 21
年 度 に 株 式 配 当 が あ っ た も の は 、 株 式 会 社 南 日 本 放 送 が 一 株 当 た り 60円 で 3,050株 の 18万 3,000
円 、 株 式 会 社 み ず ほ フ ィ ナ ン シ ャ ル グ ル ー プ が 一 株 当 た り 10円 で 7,400株 で 7万 4,000円 、 株
式 会 社 杜 氏 の 里 笠 沙 が 一 株 当 た り 1,500円 で 842株 の 126万 3,000円 の 配 当 で 、 全 体 で は 152
万円の株主配当となっているところでございます。以上です。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
油流出の費用でございます。まず環境衛生費から支出した事業費、
全 額 で 1,892万 7,557円 で ご ざ い ま す 。 明 細 を 申 し 上 げ ま す 。 事 故 調 査 委 員 会 等 の 報 償 費 が 11
万 9,200円 、 あ と そ れ に 伴 う 旅 費 が 1万 2,810円 、 消 耗 品 等 の 経 費 が 19万 3,880円 、 そ し て 分
析 の 調 査 手 数 料 等 が 55万 6,185円 、 そ れ か ら 油 の 吸 引 除 去 と か 、 搬 送 処 理 、 そ う い っ た 委 託 料
含 め ま し て 1,565万 5,856円 、 あ と 重 機 、 そ れ か ら 分 離 槽 等 の 借 上 げ 、 い わ ゆ る 使 用 料 で ご ざ
い ま す が 、 こ れ が 152万 7,144円 、 そ れ と 田 ん ぼ の 補 償 金 が 86万 2,482円 、 以 上 で ご ざ い ま す 。
〇商工政策課長(園田親久)
油に係る部分につきましては商工費の方で支出をしている分がご
ざ い ま す の で 、 お 答 え い た し ま す 。 い な ほ 館 の 重 油 管 の 地 上 配 管 と い う こ と で 72万 4,500円 を
支出をいたしております。またそのほか土地開発公社の方で油の流出いたしました田んぼの
1,941平 米 、 こ れ を 606万 5,800円 と い う こ と で 土 地 開 発 公 社 の 方 で 買 収 い た し て お り ま し て 、
衛 生 費 含 め 2,612万 2,107円 の 支 出 と な っ て い る と 思 っ て お り ま す 。 た だ ま だ こ れ に は 、 20年
度 に い な ほ 館 の 送 油 管 の 修 繕 が 40万 4,250円 あ り ま し た 。 こ れ に つ き ま し て は 含 め て な い 数 字
で今申し上げたところでございます。以上でございます。
〇3番議員(室屋正和)
油 漏 れ に 関 し て は 総 体 で 2,612万 ほ ど 掛 か っ た わ け で す け れ ど も 、 そ
の 中 で で す ね 決 算 書 の 46ペ ー ジ の で す ね 予 備 費 と か 、 そ れ か ら 補 正 等 も し て る わ け で す け れ ど
も、非常に不用額が多いわけですけれども、その説明をお願いいたします。
そ れ と 用 地 の 方 を 2反 、 約 2,000平 米 ほ ど 買 っ て あ る わ け で す け れ ど も 、 今 後 の で す ね 、 2
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反ほどの今後の利用計画等があったらですね、説明をお願いします。なかったらですね、今後
どのようにしていくか。お願いいたします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
環 境 衛 生 費 の 事 業 費 は 先 ほ ど 申 し ま し た 1,892万 7,557円 で 、 不
用 額 が 相 当 こ の 環 境 衛 生 費 の 分 が 締 め て 3,900万 円 と 大 き い 額 に な っ て お り ま す が 、 そ の 中 で
も 委 託 料 が 1,900万 強 も 出 て お り ま す け れ ど も 、 こ れ に つ き ま し て は こ の 予 算 を 計 上 す る 時 に
ボ ー リ ン グ の 調 査 委 託 料 を 16本 の 分 を 1,200万 円 計 上 い た し て お り ま し た 。 こ れ に つ き ま し て
はこれ以上の被害を拡大しないようにというようなこともございまして地下に浸透している油
の分布や地下水の分布を調べるために提案したものでございましたけれども、その後梅雨、そ
れから台風時期等雨が降りましたけれど、ほとんど流出もなかったことからボーリングをしな
かったと。この不用額が一番、ボーリングの分が大きかったと思いますけれど、実際これも 3
月にしなかったので減額しようかというふうに考えましたけれども、何が起こるか分からない
だろうということでそのまま、減額せずに、予算を残したものでございます。以上です。
〇商工政策課長(園田親久)
油の流出いたしました田んぼの利用計画についてでございます。
今 現 在 田 ん ぼ に つ き ま し て は 、 8月 い っ ぱ い 分 離 槽 を 設 置 を し 、 も し 油 が 出 た 時 の 対 応 を す る
と い う こ と で ご ざ い ま し た が 、 8月 い っ ぱ い で も う そ の 撤 去 を い た し て お り ま す 。 こ れ に つ き
ましては前の議会等でも申し上げておりましたが、今後、梅雨時期を越えた中でもう今後油の
流出が見込まれないと、そういうことで梅雨時期を待って撤去をするということで今撤去をし
てございます。そういうことで今後この利用計画につきましては具体的には詰めていかなけれ
ばならないとは考えておりますが、ただ余りにも金を掛けるというのにつきましては、今んと
ころそういう考え方ではございませんで、取りあえず簡単な整備という形では考えております。
またできれば地元の方々にも使っていただけるような公園ということでもできればというふう
には考えておりますが、具体的には今後検討することと考えております。
〇議長(大原俊博)
〇1番議員(林
次に、林
耕二)
耕二議員の発言を許可します。
ペ ー ジ 81ペ ー ジ 、 漁 業 新 規 就 労 者 育 成 確 保 事 業 に つ い て で す が 、 事 業
内容と、就業者一人ということで、この一人が多いのか、少ないのか。もし少ないのであれば、
その課題と問題点をお願いいたします。
そ れ か ら 、 ペ ー ジ 69ペ ー ジ の 住 み 良 い 環 境 づ く り 事 業 の う ち の 不 法 投 棄 、 ハ チ 駆 除 、 へ い 死
処 理 の 委 託 料 890万 に つ い て で す が 、 こ の 委 託 先 、 件 数 、 ま た 市 報 等 へ の 周 知 広 報 は ど の よ う
になされているのか。不法投棄のその辺の効果はどれほどあったもんか。お願いいたします。
〇農林水産課長(永田洋一郎)
私 の 方 か ら 主 要 な 施 策 の 成 果 説 明 書 の 81ペ ー ジ の 漁 業 新 規 就 業
者育成確保対策事業について御説明申し上げます。この事業は、漁業への就業促進あるいは定
着、担い手を育成するとともに、本市の漁業の活性化を図る目的で実施されておるところでご
ざいます。新規就業者の対象、それから条件につきましては、市内に居住する者、漁業協同組
合 の 正 会 員 の 資 格 を 有 し 、 年 齢 が 50歳 未 満 の 者 、 更 に 専 業 と し て 就 業 す る こ と が 条 件 と な っ て
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おりまして、逐次申請が上がった時点で審査会を開催し、認定の手続をとっているところでご
ざ い ま す 。 ち な み に 奨 励 金 に つ き ま し て は 30万 円 で ご ざ い ま す 。 平 成 21年 度 の 新 規 就 業 者 1名
に つ い て は 加 世 田 漁 業 協 同 組 合 に 属 さ れ て い る 正 組 合 員 の 30歳 代 の 男 性 で ご ざ い ま し て 、 平 成
20年 3月 に 独 立 の た め 中 古 の 漁 船 を 購 入 さ れ て サ ワ ラ の 流 し 漁 と か 、 カ ジ キ の 流 し 、 す い ま せ
ん。サワラの流し網、それからカジキの流し網、キスの回し網、それからアジ、サバ、イサキ
等の一本釣り等に従事されております。少ないか、多いかという部分でございましたけども、
現 在 五 つ の 漁 協 で で す ね 正 組 合 員 、 そ れ か ら 準 組 合 員 入 れ ま し て 915名 い ら っ し ゃ い ま す 。 そ
の 中 で の 1名 と い う こ と で ご ざ い ま す の で 、 農 業 の 従 事 者 の 確 保 と 併 せ て 今 後 や は り 取 組 み を
進めていかなければいけないというふうに思っております。以上でございます。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
住み良い環境づくり事業の件でございます。この事業につきまし
て は 緊 急 経 済 対 策 の 一 環 と し て 21年 度 の 6月 か ら 取 り 組 ん で お り ま す 。 21年 度 か ら 23年 度 ま で
の 3か 年 の 事 業 で ご ざ い ま す 。 ま ず 委 託 先 に つ き ま し て は 有 限 会 社 南 薩 東 京 社 で ご ざ い ま す 。
そ の 南 薩 東 京 社 が ハ ロ ー ワ ー ク 等 を 通 じ ま し て 4人 の 方 を 雇 用 し て 、 そ の 方 が 二 組 に 分 か れ て
市内をパトロールするという事業であります。このパトロールする事業の主な内容は、ハチ駆
除、動物のへい死処理、ごみの不法投棄収集分別処分等でございます。ただハチ駆除について
は 65歳 以 上 の 高 齢 者 の 世 帯 と 身 体 障 害 者 の 世 帯 が 対 象 に な っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 21年
度 の 実 績 に つ き ま し て は 、 ハ チ 駆 除 が 296件 、 へ い 死 処 理 が 90件 、 そ れ か ら 不 法 投 棄 等 の ご み
収 集 が 22ト ン ご ざ い ま し た 。 周 知 方 法 に つ き ま し て は 、 お 知 ら せ 版 で 住 民 の 方 に は 啓 発 を し て
おりまして、また衛自連等の総会等でもこういった内容については申し上げております。よく
住民の方も御存じで、よく問い合わせが来てですね、こういった南薩東京社の方にも連絡をし
ているところでございます。以上です。
〇1番議員(林
耕二)
この駆除の連絡法ですが、通常やはり直接業者にするものか、担当課
を通してするものか。緊急の場合はその業者に直接緊急連絡が入るようなそういう連絡網等の
あれはなされていないのでしょうか。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
直接南薩東京社の方に連絡してもらえれば処理をしてもらえると
いうことになります。ただこちらの行政の方にでも言ってもらっても、こちらから連絡する方
法をとっているところでございます。以上です。
〇議長(大原俊博)
次に、今村建一郎議員の発言を許可します。
〇8番議員(今村建一郎)
私 の 方 か ら 4点 ほ ど 質 問 さ し て い た だ き ま す 。
ま ず 、 決 算 書 の ペ ー ジ の 2ペ ー ジ で す け ど 、 市 税 の 中 の で す ね 項 目 、 市 の た ば こ 税 と い う こ
と で 、 こ れ を 見 て み ま す と 119万 余 り 減 収 に な っ て い る と い う よ う な の が 出 て お り ま す け ど 、
要因、どういう要因でということで、大体分かるかと思いますけど、その辺が分かってたら、
お願いいたします。
それと関連しましてですね、市内にもですね遊戯場、パチンコ店とか、またボートピア、こ
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ういう関係の所でもたばこを販売しているわけですけど、ここら辺がですね市のたばこ税とし
て還元されているか。分かっていたら、教えていただきたいと思います。
そ れ と 2点 目 で す け ど 、 こ れ は 8ペ ー ジ 、 決 算 書 の 8ペ ー ジ の で す 林 業 費 で す け ど 、 項 目 林
業 費 の と こ で す け ど 、 こ れ が 3億 8,000万 ほ ど 繰 り 越 さ れ て ま す け ど 、 林 業 開 設 と 、 そ れ と 舗
装 の 分 の 5路 線 分 の 3億 8,000万 と い う こ と で 、 21年 度 中 に な ぜ 実 行 で き な か っ た の か 。 ま た
22年 度 は 着 手 、 実 行 で き る の か 。 こ の 辺 を お 伺 い い た し ま す 。
そ れ と 、 3点 目 と 4点 目 は ち ょ っ と 私 の 勉 強 不 足 で で す ね 、 内 容 的 に は 、 中 学 校 費 、 武 道 館
の 建 設 費 と い う こ と で で す ね 後 で 分 か っ た よ う な 次 第 で で す ね 、 こ れ は 昨 年 、 21年 の 9月 議 会
でですね補正を組まれということを伺いましたけど、ここら辺のですね現在の進捗といいます
か、そこら辺の状況をお願いいたします。以上です。
〇総務企画部長(山口力三)
私 の 方 か ら は 、 決 算 書 の 2ペ ー ジ 、 減 収 に 至 っ た 要 因 と い う こ と
に つ い て お 答 え 申 し 上 げ ま す 。 平 成 21年 度 決 算 の 市 た ば こ 税 に つ き ま し て は 1億 6,980万 3,778
円 で 、 対 前 年 度 比 で 4.25パ ー セ ン ト 、 753万 8,272円 の 減 収 と な っ て お り ま す 。 市 た ば こ 税 は
平 成 16年 度 を ピ ー ク と し て 減 少 傾 向 に あ り 、 対 前 年 度 比 で 平 成 17年 度 が 3.22パ ー セ ン ト 、 平 成
18年 度 が 0.03パ ー セ ン ト 、 平 成 19年 度 が 3.45パ ー セ ン ト 、 平 成 20年 度 が 5.66パ ー セ ン ト 、 平 成
21年 度 が 4.25パ ー セ ン ト と 各 年 度 で 比 較 し ま す と そ れ ぞ れ 減 収 と な っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま
す。減収となった要因といたしましては、健康志向による喫煙人口の減少、それから公共施設
等 を 中 心 と し て 進 ん で い る 分 煙 化 が 挙 げ ら れ る の で は な い か と 考 え ら れ ま す 。 更 に 本 年 10月 か
らのたばこ税の増税によりたばこ離れの傾向はますます強まるのではないかと懸念していると
ころでございます。
それと遊戯場等のたばこの購入の関係ですけれども、パチンコ屋さんのモリナガとか、T−
MAXについては鹿児島市の方、それから京極については加世田の方じゃないかと思っており
ますけれども、詳しい内容については税務課長の方から答弁をしてもらいますんで、お願いし
たいと思います。
〇農林水産課長(永田洋一郎)
決 算 書 の 8ペ ー ジ の 林 業 費 の 繰 越 金 に つ い て 御 説 明 申 し 上 げ ま
す 。 本 繰 越 金 に つ き ま し て は 、 平 成 21年 度 林 道 開 設 事 業 の 地 域 活 性 化 ・ 公 共 投 資 臨 時 交 付 金 事
業 を 活 用 し た も の で ご ざ い ま す 。 今 、 議 員 の 方 か ら あ り ま し た よ う に 、 開 設 事 業 が 1路 線 、 そ
れ か ら 舗 装 事 業 が 4路 線 の 計 5路 線 で あ り ま し て 、 こ の 事 業 を 昨 年 9月 以 降 事 業 執 行 を し て き
て お り ま す 。 整 備 計 画 路 線 の 林 道 延 長 、 舗 装 延 長 で 10キ ロ メ ー ト ル 、 そ れ か ら 開 設 延 長 で 400
メートルということで非常に長いことから測量・設計業務等に非常に時間を要したということ
で 21年 度 内 の 工 事 の 執 行 が で き な く な っ て 繰 り 越 し た と い う 部 分 で ご ざ い ま す 。 現 在 の 工 事 進
捗 に つ き ま し て は 、 開 設 事 業 が 約 80パ ー セ ン ト 程 度 、 そ れ か ら 舗 装 工 事 は 4路 線 の う ち 1路 線
は 90パ ー セ ン ト 程 度 の 進 捗 状 況 と な っ て お り ま す 。 ほ か の 工 事 予 定 の 3路 線 に つ き ま し て は 10
月 末 日 、 10月 末 を 目 処 に 完 成 を で き る よ う な こ と で 、 発 注 で き る よ う な こ と に 予 定 し て お り ま
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し て 、 完 成 予 定 は 来 年 3月 末 と い う ふ う な こ と で 計 画 を い た し て お り ま す 。 以 上 で ご ざ い ま す 。
〇教育部長(染川勝夫)
決 算 書 の 9ペ ー ジ 、 69ペ ー ジ で ご ざ い ま す が 、 議 員 が 言 わ れ ま し た と
お り 、 昨 年 9月 議 会 で 予 算 化 し た も の で あ り ま し て 、 加 世 田 中 学 校 武 道 館 建 設 事 業 に 係 る も の
で ご ざ い ま す 。 当 初 の 段 階 で は 国 庫 補 助 金 が 基 準 額 の 2分 の 1程 度 で 、 そ の 裏 財 源 で あ る 公 共
投資臨時交付金も基準額に対して交付されることから、一般財源の額が余りにも大きく、建設
できるかどうか懸念しておりましたが、県と協議を重ねた結果、文部科学省の方から「基準単
価ではなく、実勢単価による算定で交付決定を行う予定である。」との連絡があり、少子高齢
化 社 会 対 応 事 業 と し て 平 成 21年 9月 議 会 で 予 算 化 し た も の で あ り ま す 。 本 年 1月 に 国 庫 補 助 が
決 定 な さ れ 、 設 計 委 託 を 経 て 本 年 7月 に 着 工 し 、 12月 に 完 成 を 目 指 し て い る も の で あ り ま す 。
場所はプールの横を計画しております。
〇税務課長(今村一男)
たばこ税の関係でパチンコ店のたばこはどうなのかということだった
ん で す が 、 こ れ に つ き ま し て は 、 パ チ ン コ 店 、 市 内 に 5店 舗 あ る と 思 い ま す が 、 そ の う ち の 2
店舗が市内のたばこ販売店から仕入れておりまして、その分は市のたばこ税として入るという
こ と に な り ま す が 、 ほ か の 3店 舗 に つ い て は 本 店 で 扱 っ て お り ま し て 、 市 に は た ば こ 税 と し て
は入らないという状況になっております。
〇議長(大原俊博)
次に、鳥居亮幸議員の発言を許可します。
〇4番議員(鳥居亮幸)
一般会計について、決算についてお尋ねいたします。構造改革以来住
民の皆さんの福祉削減、負担の増大、これが色濃く表れた決算であると、こういうふうに考え
ます。市民の生活がますます困難になっているということがうかがわれる内容であります。そ
こ で 一 般 会 計 の 市 税 に つ い て お 尋 ね し ま す 。 1ペ ー ジ 、 不 納 欠 損 額 が 昨 年 の 2倍 以 上 と い う 増
額になっています。この内容分析についてお願いいたします。質問点はそこです。収入未済額
に つ い て も 1億 2,650万 円 に も 上 っ て い る と 、 こ う い う こ と も あ り ま す 。
その次に、分担金及び負担金、民生費の負担金につきましては先ほどの答弁で了解した部分
であります。共働きをしても生計が成り立たない。暮らしが大変になっていると、そういうこ
との反映について配慮する。これが市政の責任ではないかということを申し述べておきたいと
思います。
次に、使用料及び手数料の土木使用料につきましてですが、道路占用使用料の電柱の件数と
しては何本になっているのか。交通以外の使用により事故等の発生報告はないのか。お願いい
たします。
県 支 出 金 、 教 育 委 託 金 に つ い て お 願 い い た し ま す 。 11ペ ー ジ 、 中 学 校 武 道 必 修 モ デ ル 事 業 に
ついて委託金の内容説明をお願いいたします。
雑 入 の 農 林 水 産 雑 入 、 14ペ ー ジ 、 特 区 内 の 農 地 の 貸 付 料 の 実 績 に つ い て 、 貸 し 付 け ら れ る こ
とに、これを断った事例とか、拡大しない理由の要因もありましたら、御説明をお願いします。
次に、歳出に移りますが、総務費の財産管理費委託料、市有地普通財産雑草刈業務委託、こ
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れについての箇所の選定はどのようになされているのか。データも見てみましたので、その数
は分かっておりますが、選定はどういうふうになされているのか。
それから、諸費につきましては通学路街灯電気代につきまして何個数分なのか。度々故障も
見られますが、故障の取替え時においてはこの省エネ型の、直管型の街灯に切り替えていくと
いうことが考えておられないのか。お願いいたします。
次 に 、 賦 課 徴 収 費 の 市 税 等 徴 収 嘱 託 員 の 勤 務 時 間 に つ い て 平 成 21年 度 は ど の よ う な 勤 務 体 制
であったのか。また関係する職員の同行例でいろいろ相談に乗るというようなことはなかった
のか。
次 に 、 選 挙 管 理 委 員 会 費 、 登 録 者 数 に つ い て な ど お 尋 ね し ま す 。 41ペ ー ジ 、 農 業 委 員 会 選 挙
人 名 簿 を 見 て み ま す と 昨 年 よ り 更 に 減 少 し て い る 。 こ こ 4年 間 減 少 の 一 途 を た ど っ て お り ま す
が、その理由と対策はどのように考えておられるのかお尋ねします。
市 長 及 び 市 議 会 議 員 選 挙 費 に つ い て 、 43ペ ー ジ 、 市 長 選 挙 、 投 票 率 77.79パ ー セ ン ト 、 こ れ
はどのように評価しておられますか。合併をして投票率が下がっていっているのではないかと
思 い ま す 。 そ こ に 関 連 し て 投 票 所 の 再 編 と い う こ と は 考 え て お ら れ な い の か 。 51投 票 所 あ り ま
すが、自治公民館で身近な所で投票できる人と坂を上って学校まで行かなきゃならない投票区
とありまして、高齢化社会に対応して再編、行きやすい投票、投票所、投票区ということにつ
いての再編のお考えはないのかお尋ねします。
民 生 費 、 老 人 福 祉 費 、 50ペ ー ジ 、 高 齢 者 等 訪 問 給 食 サ ー ビ ス 、 こ れ に つ き ま し て は 実 施 日 の
統一の取組みはどのようであったのか。各旧町村の土曜、日曜、祝日の実施というものについ
ては進めていくべきであると考える立場からであります。
児 童 総 務 費 、 家 庭 児 童 相 談 室 の 利 用 状 況 で ご ざ い ま す 。 399件 と 報 告 さ れ て お り ま す が 、 い
ろいろ養育、不登校、非行相談もあると思いますが、虐待に関する事例は数件あったとお聴き
しますが、その対応はどのようにしたのかお尋ねします。
民 生 費 扶 助 費 、 民 生 費 扶 助 の 62ペ ー ジ 、 行 旅 死 亡 人 に 対 す る 対 応 に つ い て は ど の よ う な 対 応
を し て 、 い わ ゆ る こ の 金 額 が 、 37万 5,000円 以 上 の お 金 の 根 拠 で す ね 、 使 用 さ れ た の か お 尋 ね
をいたします。
続きまして農林水産業、農業振興費、グリーンツーリズムの問題でございますけども、この
支出の成果と反省を活かした今後の展開というのをお聴かせいただきたいと思います。
同じく農業振興費、農業後継者自立支援の実績が出ておりますが、市外の人が何名おられる
のか。また定着として営農指導の支援の強化というものが必要ではないかと思いますが、その
お考えもお聴かせください。
同 じ く 農 業 推 進 の 中 で 新 需 要 調 整 シ ス テ ム 対 策 、 こ れ に つ い て は 補 助 金 が 100万 で す か 、 ど
のような実態で効果として思っておられるのか。今後の方向性も併せて、荒廃地の対策として
方向性をお示しいただきたい。
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そ れ か ら 、 土 木 費 で あ り ま す が 、 都 市 計 画 総 務 費 の 95ペ ー ジ の 説 明 書 に あ り ま す よ う に 、 地
下壕緊急対策の実施の効果と未実施数というのはいくらあるのか。お願いします。
そ れ か ら 、 消 防 費 、 非 常 備 消 防 、 30回 の 火 災 と い う こ と で 、 合 計 そ れ ら も 含 め ま し て 163回
の出動というふうに報告されておりますが、団員の確保、居住地の関係で出動に対して支障は
なかったかどうかお尋ねします。
教 育 費 、 教 育 振 興 費 、 102ペ ー ジ で す 。 学 校 図 書 館 情 報 の 活 性 化 事 業 、 こ の 成 果 は ど の よ う
になっているのか。十分使いこなせるだけの体制が整うにはやはり正規職員の司書が配置が必
要だという観点からであります。
教 育 費 、 文 化 振 興 費 、 109ペ ー ジ 、 文 化 財 の 保 護 ・ 保 存 事 業 に つ き ま し て は 、 保 存 会 の 運 営
費 補 助 が 毎 年 削 減 さ れ て お り ま す 。 こ れ に 限 ら ず 、 補 助 金 33項 目 、 6,300万 円 程 度 、 ま た 負 担
金 に つ き ま し て も 8件 、 7,640万 程 度 の 削 減 が 行 わ れ 、 ま た こ れ ま で も 削 減 の ず っ と さ れ て き
たわけですけども、保存会の運営につきましては、今後廃れてしまった文化財を復活するとい
うような動きも報道などで見られますが、そういうようなことの補助対策、今休止している団
体にも保存対策を大いに進めていくということが必要ではないかと思いますが、その保存対策
について概略をお願いしたいと思います。
教育費、給食センター費につきまして各センターごと非正規職員の数は該当年度どのように
なっているのか。子どもの健康、食育、教育目的を達成するための安全対策について支障はな
かったか。やはり正規の職員でするべきものではないかという観点からであります。
最後に公債費でありますが、該当年度における繰上償還額、この件数、その内容説明をお願
いいたします。以上です。
〇総務企画部長(山口力三)
そ れ で は 、 私 の 方 か ら 関 係 し ま す 6件 に つ い て お 答 え 申 し 上 げ ま
す。
ま ず 初 め に 成 果 説 明 書 の 1ペ ー ジ 、 不 納 欠 損 額 の 増 減 理 由 、 内 容 分 析 で ご ざ い ま す 。 市 税 全
体 の 地 方 税 法 に 基 づ く 不 納 欠 損 処 理 に つ き ま し て は 、 個 人 市 民 税 の 滞 納 繰 越 額 が 30人 、 98件 、
114万 8,494 円 で あ り ま す 。 こ れ は 20年 度 と 比 較 し ま す と 54 万 4,863円 の 増 と な っ て お り ま す 。
次 に 、 法 人 市 民 税 の 滞 納 繰 越 額 は 5社 、 9件 、 45万 1,100円 で 、 8万 7,200円 の 減 と な っ て お り
ま す 。 次 に 、 固 定 資 産 税 の 滞 納 繰 越 分 は 79人 、 532件 、 1,451万 9,481円 で 、 853万 9,913円 の 増
と な っ て お り ま す 。 次 に 、 軽 自 動 車 税 の 滞 納 繰 越 分 は 40人 、 81件 で 34万 4,600円 と な り 、 9万
4,300円 の 増 と な っ て お り ま す 。 こ の よ う に 一 般 会 計 の 合 計 に つ き ま し て は 、 133 人 、 720件 で
1,646万 3,675円 で 、 20年 度 に 比 較 い た し ま し て 14人 、 285件 、 909万 1,876円 の 増 と な っ て お り
ま す 。 増 と な り ま し た 主 な 理 由 に つ き ま し て は 地 方 税 法 第 15条 の 7第 4項 の 規 定 に 基 づ く も の
で 、 合 併 後 初 め て 行 っ た 滞 納 処 分 の 執 行 停 止 が 3年 間 継 続 し た こ と に よ り 徴 収 金 の 納 付 義 務 が
消 滅 し た も の で 、 こ れ ら が 大 き く 増 え た 主 な 理 由 で ご ざ い ま す 。 こ れ ら に つ い て 31人 、 330件 、
1,336万 2,897円 と な っ て お り ま す 。 ま た 、 同 じ く 第 15条 の 7第 5項 の 規 定 に よ り 直 ち に 徴 収
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権 を 消 滅 さ せ た も の が 1人 、 3件 の 4万 1,057円 と な っ て お り ま す 。 ま た 、 地 方 税 法 第 18条 第
1項 の 規 定 に よ り 徴 収 権 を 法 定 期 限 内 の 翌 日 か ら 起 算 し て 5年 間 行 使 し な い こ と に よ っ て 時 効
に よ り 消 滅 し た も の が 116人 、 387件 、 305万 9,721円 と な っ て お り ま す 。 こ れ ら 不 納 欠 損 処 理
に関わる滞納者の状況につきましては、事業倒産、事業不振、借金の返済、生活困窮の申立て
など、それと所在不明などの理由によるものが主なものでございます。
次 に 、 成 果 説 明 書 の 20ペ ー ジ 、 市 有 財 産 の 関 係 で ご ざ い ま す 。 市 有 地 普 通 財 産 雑 草 刈 業 務 委
託 料 に つ き ま し て は 250万 2,251円 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 内 容 に つ き ま し て は 、 普 通 財 産 の
土地は市内全域に多く点在しておりまして、すべてにわたり雑草刈業務を実施することは難し
いところでございます。このようなことから実施箇所の選定につきましては、住宅地内やその
周辺において環境や衛生上市民の生活に影響のある所や景観などを考慮した中で夏と冬、また
は雑草が生い茂っている状況などを勘案しながら可能な限り実施しているところでございます。
平 成 21年 度 に つ き ま し て は 延 べ 72か 所 に お い て 実 施 し 、 害 虫 の 発 生 や 雑 草 の 花 粉 の 飛 散 防 止 、
ごみの不法投棄、火災や犯罪の防止など生活環境、衛生の保全、また美化、景観の保全など市
有 地 普 通 財 産 の 適 切 な 維 持 管 理 に 努 め て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 平 成 21年 度 の 主 な 実 施 箇 所
につきましては、市営住宅や教職員住宅跡地、宅地分譲地、公売地、寄附地、学校跡地、工業
団 地 、 加 世 田 川 河 川 敷 な ど 延 べ 72か 所 、 10万 1,419平 方 メ ー ト ル を 業 務 委 託 に よ り 実 施 し た と
ころでございます。
次 に 、 成 果 説 明 書 の 23ペ ー ジ 、 通 学 路 街 路 灯 な ど の 関 係 に つ い て お 答 え い た し ま す 。 現 在 市
が 管 理 し て い ま す 街 路 灯 に つ き ま し て は 、 加 世 田 地 区 186基 、 笠 沙 地 区 36基 、 大 浦 地 区 59基 、
坊 津 地 区 102基 、 金 峰 地 区 42基 の 総 数 432基 で 、 平 成 21年 度 の 電 気 代 は 120万 4,085円 と な っ
ております。街路灯のLED化につきましては現在検討を進めているところでございますけれ
ど も 、 市 内 の す べ て の 街 路 灯 432基 を L E D 化 す る 場 合 、 現 在 の 単 価 で い き ま す と 、 そ の 器 具
の 取 替 え 等 の 経 費 と し て 約 860万 円 程 度 が 必 要 と な り ま す 。 ま た 現 在 の 電 球 は 白 熱 球 の 40ワ ッ
ト 、 60ワ ッ ト を 使 用 し て お り ま す け れ ど も 、 こ れ ら の す べ て を L E D 電 球 に 取 り 替 え た 場 合 、
定 額 料 金 に よ る 単 純 比 較 で 年 間 約 69万 円 程 度 の 電 気 代 を 節 約 で き る と い う こ と で ご ざ い ま す 。
一 方 に お き ま し て L E D 電 球 の 寿 命 を 約 4万 時 間 、 10年 間 と し た 場 合 、 10年 後 に 電 球 の 交 換 が
必要となって参ります。これらのすべてに関わる経費について、費用対効果の観点もあります
けれども、消費電力の削減効果から環境保護につながるものであること。また高性能で価格の
安い商品の開発が進められているようでありますので、既存の街路灯のほか、新規に整備する
通学路用の防犯街路灯について今後導入についても検討をしていきたいと考えているところで
ございます。
次 に 、 成 果 説 明 書 38ペ ー ジ の 市 税 等 徴 収 嘱 託 員 の 関 係 で ご ざ い ま す 。 徴 収 嘱 託 員 に つ き ま し
て は 平 成 19年 度 か ら 2名 雇 用 し 、 市 税 等 の 徴 収 に 関 す る 業 務 を お 願 い し 、 本 年 度 で 4年 目 を 迎
え て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 徴 収 嘱 託 員 の 委 託 期 間 は 、 委 嘱 期 間 は 4月 1日 か ら 翌 年 の 3月
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31日 ま で の 1年 間 で 、 勤 務 時 間 に つ い て は 午 前 8時 30分 か ら 午 後 5時 15分 ま で の 月 14日 以 内 の
勤 務 と し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 報 酬 に つ き ま し て は 、 月 額 7万 7,280円 に 徴 収 し た 税 額 、
督 促 料 、 延 滞 金 の 合 計 金 額 に 100分 の 3を 乗 じ た 金 額 、 更 に 徴 収 し た 件 数 1件 に つ き 50円 を 加
算 し 、 行 動 経 費 と し て 月 60リ ッ タ ー の ガ ソ リ ン 代 を 支 給 し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 平 成 21
年 度 の 徴 収 嘱 託 員 の 報 酬 額 297万 7,523円 の 内 訳 に つ き ま し て は 、 こ れ ら の 月 額 の 報 酬 分 が 1
年 分 で 185万 4,720円 、 徴 収 の 実 績 分 が 2,818万 3,443円 に 対 す る 額 と し て 84万 5,503円 、 徴
収 件 数 1,829円 に 対 し て 9万 1,450円 、 ガ ソ リ ン 代 と し て 18万 5,850円 を 支 給 し た も の で ご
ざいます。
また、職員が徴収嘱託員と一緒に同行した例があるかとのことでございますけれども、徴収
嘱託員が訪問した際、何らかの事情等が原因で納付が困難であると判断した場合、また交通手
段等がなく納税相談に行かれない場合など必要に応じて同行し、いろいろと相談を受け、また
一定の額での分納約束など徴収嘱託員と一緒になって業務を執行しているところでございます。
次 に 、 成 果 説 明 書 の 100ペ ー ジ で ご ざ い ま す 。 出 動 に 支 障 は な か っ た か と い う こ と で 、 消 防
団 員 の 関 係 で ご ざ い ま す 。 平 成 21年 度 の 消 防 団 出 動 状 況 は 、 成 果 説 明 書 に 記 載 の と お り 、 163
回 で 延 べ 5,749人 と な っ て お り ま す 。 各 実 績 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 定 数 に 欠 員 が 生 じ て い る
ことや居住地の関係で支障がなかったかとのことでございますが、火災につきましては、原野
火災などその他火災はもちろん、建物火災におきましても被害が大きくなるようなものはなく
延焼を防げたところでございます。このことは常備消防と消防団の連携を深め、迅速、正確な
行動により市民の財産、生命を守れたものと考えております。また行方不明者捜索につきまし
ても団員の懸命な捜索により無事保護、発見されたところでございます。このように消防団員
は昼夜を問わず緊急出動して被害を最小限に抑えてきておりますけれども、現在のところ出動
者が足りず消火活動などが遅れると、このような支障はなかったと考えているところでござい
ます。しかしながら、団員の確保につきましては、地域差もありますが、難しい時期にきてい
ることは否めません。また団員も所属している分団管轄以外に居住する者、管轄以外や市外に
勤務する者が現実におりますことから、団員確保から言えば致し方ないところと考えておりま
す。団員の確保につきましては、家庭、地域はもとより、勤務事業所等の御理解・御協力を得
られるよう今後もまた努めていきたいと考えております。
次 に 、 成 果 説 明 書 の 115ペ ー ジ 、 繰 上 償 還 で ご ざ い ま す 。 平 成 21年 度 に 実 施 い た し ま し た 繰
上 償 還 に つ き ま し て は 、 借 入 利 率 の 5.2パ ー セ ン ト か ら 6.6パ ー セ ン ト の 20件 を 繰 上 償 還 し た
ものでございます。内容につきましては、旧資金運用部、これは財政融資資金になりますが、
こ れ が 10件 で 5,048万 1,869円 、 そ れ と 旧 簡 易 生 命 保 険 資 金 が 10件 で 6,688万 8,028円 と な っ
て お り ま す 。 こ れ ら の 20件 の 繰 上 償 還 を す る こ と に よ り 利 子 の 影 響 額 は 1,445万 1,619円 と な っ
ているところでございます。以上です。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
鳥居議員の質問、答弁する前に、先ほど古木議員の保育所の関係
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が あ り ま し た の で 、 そ の 件 に つ き ま し て 、 確 か に 20年 度 の 現 年 度 滞 納 、 21年 度 の 現 年 度 滞 納 を
比 較 し ま す と 、 21年 度 が 40万 ぐ ら い 増 え て お り ま す 。 滞 納 者 も 現 年 度 は 20年 度 に 比 べ て 増 え て
いるようでございます。園についても数園増えているようでございます。やはり現年度の滞納
をしっかりともう食い止めるということは、新規滞納を食い止めるように努力をしてその対策
に入りたいというふうに考えているところでございます。
そ れ で は 、 鳥 居 議 員 の 質 問 は 4件 ほ ど な ん で す が 、 今 申 し 上 げ ま し た 保 育 所 の 負 担 金 に つ い
てはもう先ほどの説明でいいということで割愛をさしていただきたいと思っております。
そ れ か ら 、 成 果 説 明 書 の 50ペ ー ジ 、 訪 問 給 食 サ ー ビ ス で ご ざ い ま す 。 高 齢 者 等 の 訪 問 給 食 サ ー
ビ ス 実 施 日 の 統 一 に つ き ま し て は 、 現 在 加 世 田 と 金 峰 地 区 が 週 6日 、 笠 沙 と 大 浦 地 区 が 週 7日 、
坊 津 地 区 が 週 5日 で 実 施 し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 ま た 年 末 年 始 の 休 業 日 に つ い て も 異 な っ
ておりまして、合併前の実施状況を踏襲しているのが現状です。これらの地域ごとの実施状況
の違いは、地域における業者の配食能力、それから職員体制の問題、また地域によっては休日
の時ぐらいは家族や近隣からの支援をいただき、地域の支え合いを培っていくべきというよう
な 考 え も あ る よ う で ご ざ い ま す 。 し か し 、 合 併 5年 目 と な り 、 同 じ 市 内 で あ り な が ら 、 居 住 す
る地域において拡充できる福祉サービスに差があるのは非常に望ましくないと認識をしており
ます。したがいまして、地域の実情等も総合的に判断してですね統一していく方向で関係業者
と も 調 整 を 図 っ て お り 、 金 峰 地 区 に お き ま し て は 本 年 10月 か ら 週 6日 の 配 食 を 週 7日 へ 変 更 す
る 予 定 と な っ て お り ま す 。 坊 津 地 区 に お い て は 来 年 度 か ら 週 6日 の 実 施 に 向 け て 検 討 を 行 っ て
いるところでございます。
続 き ま し て 家 庭 児 童 相 談 の 処 理 、 成 果 説 明 書 の 55ペ ー ジ で ご ざ い ま す け れ ど も 、 家 庭 児 童 相
談 室 で の 児 童 虐 待 に 関 す る 相 談 件 数 は 、 受 付 件 数 399件 の う ち 児 童 虐 待 に 関 す る 相 談 件 数 が 延
べ 56件 で ご ざ い ま す 。 そ の 中 で 県 の 児 童 相 談 所 と 連 絡 を と り 、 助 言 、 指 導 を 受 け た 件 数 は 延 べ
の 19件 で で す ね 、 実 数 が 8件 で ご ざ い ま す 。 主 な 事 例 の 対 応 を で す ね 2件 ほ ど 申 し 上 げ ま す 。
一つは児童相談所が心理的・身体的虐待の疑いがあるとして認定したケースで継続的な家庭訪
問及び助言、指導を市に依頼されたものであり、現在も継続しているところであります。もう
一つは未婚の母の養育の放棄、いわゆるネグレクトとしてですね数年前から児童相談所と共に
支援、見守りを継続したケースで、最終的には児童については乳児院への入所措置を行ったと
ころであります。対応につきましては関係機関と連絡をとり合ってですね速やかに行っている
というのが現状でございます。
続 き ま し て 行 旅 死 亡 人 の 件 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。 平 成 21年 度 に お け る 行 旅 死 亡 人 に つ い て
は 2件 ご ざ い ま し た 。 1件 は 、 市 に 住 民 登 録 は し な い で 7年 ほ ど 前 か ら 居 住 し て い る 60歳 の 女
性が死亡しまして、身元引受人がいないということから、本市が対応することとなりまして、
関係人及び親族等を調査、連絡しましたが、遺体の引取り、葬祭費等の弁償者等がありません
で 、 行 旅 死 亡 人 と し て 埋 火 葬 を 行 っ た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 も う 1件 は 、 2月 9日 、 坊 津 の 海
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岸に打ち上げられました身元不明の遺体であります。発見された際は串木野の海上保安部で身
元調査が実施されましたけれども、もう身元不明ということで市の方へ処理依頼があり、行旅
死 亡 人 と し て 埋 火 葬 を 行 い ま し た 。 二 つ の 遺 体 の 埋 火 葬 の 経 費 が 37万 5,792円 で ご ざ い ま す け
れども、これについては県が全額支弁をするということとなっております。以上です。
〇建設部長(山下和隆)
4ペ ー ジ の 道 路 占 用 使 用 料 の 件 数 と そ の 占 用 に 伴 う 事 故 報 告 数 と い う
ことで申し上げます。道路の占用使用料の大部分を占めます占用物件といたしましては九州電
力 や 西 日 本 電 信 電 話 の 電 柱 が ご ざ い ま す が 、 平 成 21年 度 決 算 に お き ま す 占 用 料 の 対 象 と な っ た
そ れ ぞ れ の 本 数 に つ き ま し て は 、 九 州 電 力 分 が 3,271本 、 西 日 本 電 信 電 話 分 が 3,569本 と な っ
ております。なお、この本柱以外にも支柱又は支線柱、看板等の占用物件につきましてもござ
いますけれども、同時に道路占用使用料を徴収しているところでございます。またこれら占用
物件に関わる事故等の報告についてでございますが、そのような事故報告は現在は受けており
ません。
続 い て 95ペ ー ジ の 都 市 計 画 総 務 の 地 下 壕 緊 急 対 策 に つ い て の 効 果 と 未 実 施 と い う こ と に つ い
て申し上げます。県内には現在でも多くの地下壕が残っておりまして、これまでも上部陥没や
内部崩壊及び壕内での酸素欠乏などにより痛ましい事故が発生をしております。そのため、県
で は 県 民 の 安 全 ・ 安 心 を 確 保 す る た め 、 平 成 19年 度 に 鹿 児 島 県 地 下 壕 緊 急 対 策 促 進 事 業 を 創 設
し 、 本 市 で も 本 事 業 に よ り 地 下 壕 の 入 口 封 鎖 工 事 を 行 っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 平 成 21年
度 に つ き ま し て は 176万 5,000円 の 事 業 費 で 22壕 36坑 口 の 入 口 閉 鎖 を 実 施 し た と こ ろ で ご ざ い
ます。事業実施により地下壕へ侵入ができなくなり、市民の方々の生命、財産を守ることがで
きたというふうに考えております。
次 に 、 未 実 施 箇 所 数 で ご ざ い ま す が 、 現 在 確 認 さ れ て お り ま す 地 下 壕 の 総 数 は 168か 所 で あ
り 、 う ち 21年 度 末 で 129か 所 が 対 策 済 み で ご ざ い ま し て 、 未 対 策 箇 所 に つ き ま し て は 39か 所 と
な っ て お り ま す 。 こ れ ら の 未 対 策 箇 所 に つ き ま し て は 、 地 下 壕 緊 急 対 策 促 進 事 業 が 平 成 23年 度
まで延長されましたことから、今後事業実施に向けまして市報にて周知をしているところでご
ざいます。今後地権者や管理者等の同意を得ながら事業実施に向けて取り組んで参りたいとい
うふうに考えております。
〇教育部長(染川勝夫)
教 育 費 に 係 る 4点 に つ い て お 答 え い た し ま す 。
ま ず 、 成 果 説 明 書 の 11ペ ー ジ 、 中 学 校 武 道 必 修 化 モ デ ル 事 業 で す が 、 県 の 委 託 事 業 で 歳 入 は
561万 5,413円 で し た 。 こ の 歳 入 で 金 峰 中 、 笠 沙 中 、 坊 泊 中 の 3校 の 畳 、 1校 分 98枚 の 294 枚 、
畳の枠及び滑り止めネットや隙間埋剤等の消耗品を購入し、外部指導員と各中学校体育教員に
よ る チ ー ム テ ィ ー チ ン グ を 実 施 し ま し た 。 実 施 の 成 果 と い た し ま し て は 、 金 峰 中 の 1年 生 で 6
時 間 、 笠 沙 中 の 1年 生 で 10時 間 、 坊 泊 中 の 1・ 2年 生 で 15時 間 の 柔 道 の 授 業 を 行 い ま し た 。 本
事 業 の 成 果 と い た し ま し て 、 1点 目 と し て 地 域 指 導 者 と 連 携 し た 柔 道 の 授 業 の 実 践 を 通 し て 学
習指導要領に基づいた柔道の基本動作のポイントをはじめ、柔道の作法や所作、特性や成り立
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ち、自分を律する心などより専門的な知識や技能を体育指導員が生徒に指導しやすくなりまし
た 。 2点 目 と い た し ま し て 体 育 指 導 員 と 地 域 の 指 導 者 に よ る チ ー ム テ ィ ー チ ン グ に よ っ て 生 徒
個々の習熟の程度に応じた指導や助言ができ、生徒が意欲を持って自主的にアドバイスを求め
るなど柔道への興味や関心を高めてくれました。特に受け身の練習を積極的に行い試合に活か
そ う と す る 姿 勢 が 、 姿 が 多 く 見 ら れ ま し た 。 3点 目 と し て 地 域 連 携 指 導 実 践 指 定 校 に よ り 畳 な
どの施設面が充実し、より安全に充実した柔道学習ができるようになりました。以上が本事業
の成果であります。
次 に 、 成 果 説 明 書 102ペ ー ジ 、 学 校 図 書 館 情 報 化 活 性 化 事 業 に つ き ま し て は 、 加 世 田 地 区 の
小中学校において旧加世田市時代に導入した図書システムによる図書の蔵書管理や貸出業務の
シ ス テ ム に 関 す る 維 持 管 理 の 経 費 が 主 な も の で す が 、 平 成 21年 度 は 加 世 田 小 学 校 及 び 津 貫 小 学
校 と 津 貫 中 学 校 で 使 用 し て い た 図 書 シ ス テ ム の 周 辺 機 器 M O ド ラ イ ブ が 2台 故 障 し た た め 、 新
し い M O ド ラ イ ブ を 2台 購 入 し た 経 費 で あ り ま す 。
次 に 、 109ペ ー ジ 、 文 化 財 保 存 事 業 、 文 化 財 運 営 補 助 金 の 削 減 と 保 存 対 策 で あ り ま す が 、 平
成 21年 度 の 南 さ つ ま 市 郷 土 芸 能 保 存 連 絡 会 へ の 補 助 金 は 、 連 絡 会 を 通 し て 公 開 や 話 し 合 い 活 動
を行っている保存団体へ助成金として交付しています。その中で国、県、市指定の文化財保存
団 体 へ は 年 額 2万 円 、 そ の 他 の 団 体 へ は 年 額 1万 5,000円 と な っ て お り ま す 。 市 か ら 郷 土 芸 能
保 存 連 絡 会 へ の 補 助 金 は 、 平 成 20年 度 は 95万 5,000円 、 平 成 21年 度 は 92万 7,000円 で あ り 、 前
年 度 比 2万 8,000円 の 減 と な っ て お り ま す 。 こ れ は 加 盟 64団 体 の 中 で 活 動 を 休 止 し て い る 団 体
10団 体 が あ る こ と か ら 減 額 と な っ て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 な お 、 補 助 金 の 交 付 は じ め 、 保
存団体への要請に応じた学校関係への協力要請、各種財団等が実施している助成事業への案内
や推薦、更には優良団体の活動紹介などに努め郷土芸能の保存伝承に関わる支援を進めている
ところであります。郷土芸能保存連絡会への補助金交付など文化財保存事業につきましては、
平 成 20年 度 は 事 業 費 226万 1,000円 で あ っ た の に 対 し 、 21年 度 は 242万 1,000円 で あ り 、 前 年
度 比 16万 円 の 増 と な っ て お り ま す 。 長 い 歴 史 と 豊 か な 自 然 に 育 ま れ た 南 さ つ ま 市 に は 多 く の 貴
重な文化財が残されております。先人の方々の御努力により私たちの手に受け継がれてきた郷
土の宝をしっかりと保存活用するためにこれからも保存事業を有効に活用し、次世代にしっか
りと伝承して参ります。
次 に 、 成 果 説 明 書 の 112ペ ー ジ 、 各 セ ン タ ー ご と の 非 正 規 職 員 数 と 学 校 給 食 の 安 全 対 策 で あ
りますが、各センターの非正規職員につきましては、加世田給食センターは、調理兼運転補助
嘱 託 員 2名 、 代 替 臨 時 調 理 補 助 員 11名 の 計 13名 、 笠 沙 給 食 セ ン タ ー は 、 調 理 補 助 嘱 託 員 4名 、
代 替 臨 時 調 理 補 助 員 2名 の 計 6名 、 大 浦 給 食 セ ン タ ー は 、 調 理 補 助 嘱 託 員 2名 、 代 替 臨 時 調 理
補 助 員 3名 の 計 5名 、 坊 津 給 食 セ ン タ ー は 、 調 理 補 助 嘱 託 員 6名 、 代 替 臨 時 調 理 補 助 員 1名 の
計 7名 、 金 峰 給 食 セ ン タ ー は 事 務 補 助 員 1名 で あ り ま す 。 学 校 給 食 セ ン タ ー の 安 全 対 策 に つ き
ましては、各センターにおいて学校給食衛生管理基準に基づいた調理や調理用器具の洗浄等の
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作業マニュアル、衛生管理作業マニュアルを作成し、マニュアルに基づいた作業を実施し、職
員が一体となって安心・安全な給食の提供に取り組んでいるところであります。具体的には出
勤時に職員が体の健康状況や服装等について点検簿でチェックしております。調理作業前には、
センター内の器具機械の消毒、故障や損傷等がないかの点検を行い、使用水道水については遊
離残留塩素等の確認をし使用しています。給食用物資につきましては搬入と同時に入念な検収
を 実 施 し て お り ま す 。 調 理 時 に お い て は 、 食 材 や 調 理 済 食 品 の 温 度 管 理 を 行 い 、 調 理 後 2時 間
以内で児童生徒が給食できるように努めております。また調理作業後についても調理器具や食
器、食缶の清掃消毒、調理場内の清掃消毒を日常的に行っておりますが、これらに関わる主な
も の に つ き ま し て は 、 衛 生 管 理 用 品 購 入 、 使 用 水 排 水 の 水 質 検 査 、 給 食 従 事 者 の 月 2回 の 検 便 、
定期的な食材の細菌検査、調理場内の拭き取り細菌検査や衛生害虫駆除を実施していところで
あります。
〇農林水産課長(永田洋一郎)
私の方から三つの御質問にお答えしたいと思います。
ま ず 、 主 要 な 施 策 の 成 果 説 明 書 の 14ペ ー ジ で あ り ま す 。 特 区 内 農 地 の 貸 付 料 に つ い て の 御 質
問 で す が 、 特 区 内 の 農 地 、 今 現 在 9社 が 参 入 し て お り ま し て 、 52万 3,682円 は 、 そ の う ち の 民
有地に対する貸付料でございます。御質問の貸付けを断った事例はないかという質問でござい
ましたけど、私の方ではそれは把握しておりません。
次 に 、 成 果 説 明 書 の 73ペ ー ジ の 農 業 後 継 者 自 立 支 援 事 業 に 関 し ま し て 21年 度 市 外 出 身 者 に 対
す る 事 業 の 実 績 は な い か と い う こ と で ご ざ い ま す が 、 こ れ は も う 0で ご ざ い ま す 。 た だ し 、 過
去 3年 間 に 18名 の 実 績 が あ り ま し た け ど 、 こ の う ち 2名 は 市 外 か ら の 就 農 者 で ご ざ い ま す 。
そ れ か ら 、 3番 目 に 新 需 給 調 整 シ ス テ ム 対 策 事 業 の 効 果 と 方 向 性 に つ い て で ご ざ い ま す 。 当
該事業は、本市の南さつま市水田農業推進協議会と金峰町水田農業推進協議会の二つの水田協
議会に対しまして水田農業ビジョンの達成による米作りの本来あるべき姿の実現を目指すため
の需給調整の円滑な推進、また生産調整方針の作成並びに運用に対する助言、指導、それから
水稲実施計画の取りまとめ、更には電算処理といった新システムへの円滑な移行を図ることを
目的として実施しておるところでございます。主な内容は、水田、南さつま市水田農業推進協
議 会 へ の 補 助 金 が 60万 5,000円 、 そ れ か ら 金 峰 町 水 田 農 業 推 進 協 議 会 へ の 補 助 金 が 25万 9,000
円 と な っ て お り ま す 。 こ の 事 業 の 実 施 に 当 た り ま し て は 、 2協 議 会 と も 本 市 よ り 配 分 を 行 っ た
水稲作付数量並びに作付面積に対しまして、数量、面積ともに配分内の作付けを達成しており
ます。また生産調整方針参加者につきましても全対象農家が参加しておりますことから事業の
目的に合致した効果が得られているというふうに思っております。また今後の方向性でござい
ますけども、米の生産者価格は確実に下落されると言われております。国・県の状況あるいは
制度の改正状況を見極めながら、市といたしましては稲作農家の経営安定と生産調整が円滑に
行われるように引き続き支援していく考えでございます。以上でございます。
〇観光交流課長(成田
清)
主 要 な 成 果 説 明 書 72ペ ー ジ の グ リ ー ン ツ ー リ ズ ム で ご ざ い ま す が 、
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グリーンツーリズムにつきましては今年度から観光交流課の方で所管しておりますので、私の
方からお答えさしていただきます。南さつまグリーンツーリズム推進事業については南さつま
市グリーン&ブルーツーリズムを実施しております。事業目的は、地域資源、地域産業を活用
しながら、地域ぐるみで都市の消費者を受入れ、各種イベントや料理教室、体験学習などを通
じて安心・安全な地元農畜産物のPRや地域の活性化を図ることといたしておりまして、平成
21年 度 は 2回 の ツ ア ー を 行 い 57名 の 参 加 を い た だ い て お り ま す が 、 そ の う ち の 1回 は 新 た な 取
組みとして南薩地域振興局が事務局でありますかごしまの
食
交流展開協議会と合同で南薩
地産地消ツアーを開催し、一般消費者だけでなく、県の推進している地産地消推進店にも案内
を出し、飲食店からも参加をしていただいているところでございます。その結果、都市の消費
者との交流が図られ、地元農畜産物の認知度が高まるなど好評でございました。それから、学
校教育の一環として農山漁村での暮らしを丸ごと体験する教育旅行のニーズが高まっており、
平 成 21年 度 は 関 東 、 関 西 の 体 験 型 修 学 旅 行 生 約 1,700名 を 南 薩 摩 地 域 の 4市 で 組 織 す る 南 薩 地
域グリーンツーリズム推進協議会が窓口となって南さつま市への受入れを行っております。今
後もこれらの成果を活かしながら、農林水産業を営む方々と連携し、特色の活かした体験型ツ
アーの実施や教育旅行の増加に対応した受入農家の研修会や講習会などの取組みを支援して参
りたいと考えておるところでございます。
〇選挙管理委員会事務局長(相星共幸)
2点 に つ い て 御 答 弁 申 し 上 げ ま す 。
ま ず 、 成 果 説 明 書 41ペ ー ジ の 農 業 委 員 会 委 員 選 挙 人 名 簿 登 録 者 数 の 減 少 理 由 と 対 策 に つ い て 、
登 録 者 数 は 前 年 度 と 比 較 し ま す と 146戸 、 326人 の 減 少 と な っ て い ま す 。 減 少 理 由 と し ま し て
は高齢化による離農及び後継者の減少が一因と思われます。対策ということでございますが、
選挙人名簿につきましては、農業委員会が有権者の申請に基づき資格を審査し、意見を付して
選挙管理委員会に提出、なお、選挙権を有する方で申請書を提出しない方があるときは、農業
委員会はその方について申請書に代わるべき文書を作成し、選挙管理委員会に提出することが
できます。選挙管理委員会は送致を受けた申請書あるいは申請書に代わるべき文書に基づき選
挙人名簿の調製を行いますことから、申請書の提出方について引き続き農業委員会と連携し周
知して参りたいと考えています。
次 に 、 成 果 説 明 書 43ペ ー ジ の 市 長 選 挙 投 票 率 の 評 価 と 投 票 所 の 再 編 に つ い て 、 投 票 率 に つ き
ま し て は 前 回 と 比 較 し ま す と 2.23ポ イ ン ト 低 く な っ て い ま す 。 投 票 率 は 社 会 情 勢 や 候 補 者 数 に
左右されることもありますことから評価は困難でありますが、投票率低下の原因としましては、
県議会議員補欠選挙及び市議会議員選挙との同時選挙で、市議会議員選挙においては選挙区が
撤廃されたことにより立候補者数が地区により激減し有権者の選択肢が狭まったこと。ほかに
は高齢化により投票ができない方が増えたこと等が考えられます。なお、これは本市に限られ
た こ と で は な く 、 県 内 で も 合 併 後 二 度 目 の 市 長 選 挙 が 行 わ れ た 9市 中 8市 に お い て 前 回 の 投 票
率を下回る状況となっております。今後も投票率向上のため、南さつま市明るい選挙推進協議
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会等と連携し啓発に努めて参ります。
投票所の再編につきましては、合併時は選挙区が設置されたことから、直後の選挙への混乱
を 避 け る た め 、 旧 市 町 の 52投 票 所 を そ の ま ま 引 継 ぎ 、 平 成 19年 4月 の 県 議 会 議 員 選 挙 か ら は 一
部 投 票 区 の 統 合 再 編 を 行 い 現 在 51投 票 区 で ご ざ い ま す 。 投 票 区 に つ き ま し て は 、 旧 市 町 に お い
て有権者数、地理的条件及び交通の利便性など実情を勘案して設けられておりますけれども、
合 併 後 5年 近 く 経 過 し 、 少 子 高 齢 化 と 若 者 等 の 流 出 に よ る 有 権 者 数 の 減 少 な ど 地 域 の 状 況 も 変
化し、また期日前投票制度の浸透などにより投票環境の改善も図られてきています。このよう
な状況を踏まえ、市全体の均衡や有権者数、地域性を考慮するとともに、選挙人の利便性に配
慮し、今後投票区の再編を検討して参りたいと考えます。
〇教育部長(染川勝夫)
先ほど答弁いたしました中学校武道必修化モデル事業で授業時間のこ
と で 「 金 峰 中 を 6時 間 」 と 申 し ま し た が 、 「 8時 間 」 に 、 「 笠 沙 中 の 10時 間 」 を 「 11時 間 」 に 、
「 坊 泊 中 の 15時 間 」 を 「 16時 間 」 に 訂 正 方 を よ ろ し く お 願 い い た し ま す 。
〇議長(大原俊博)
次に、上村研一議員の発言を許可します。
〇6番議員(上村研一)
発言通告書に基づいて記載しております二つの項目についてそれぞれ
質問いたします。
1番 目 で す 。 決 算 書 の 61ペ ー ジ の 第 8款 土 木 費 、 4項 港 湾 費 、 1目 港 湾 管 理 費 の 11節 需 用 費 に
記 載 さ れ て い る 金 額 10 万 5,000円 が 計 上 さ れ て 、 4,538円 が 支 出 済 み 、 そ し て 不 用 額 と し て 10
万 462円 の こ と に つ い て お 伺 い し ま す 。 こ の 港 湾 の 需 用 費 に つ き ま し て は 、 所 管 は 違 い ま す が 、
漁港においても需用費として、金額が違うわけですが、それも計上されておりまして、それと
は金額の違いがあるんですが、それと比較してこの港湾の需用費の執行率というのは大変少な
いようでございます。この港湾の需用費についてのことですが、もうこれはもともとどういう
ものに予定されてどういうものに使われたか。そして使われなかったかということについてま
ず 1点 お 伺 い し ま す 。
2点 目 が 、 関 連 し ま し て 、 こ の 市 内 に 、 南 さ つ ま 市 内 に お け る 港 湾 の 数 と い う の は い く つ あ
る の か と い う こ と が 2点 目 で す 。
3点 目 が 、 先 ほ ど 漁 港 と 言 い ま し た が 、 一 般 に 馴 染 み の 薄 い で す ね こ の 港 湾 と 漁 港 の 違 い 、
区 別 に つ い て は ど の よ う に な っ て お り ま す で し ょ う か 。 以 上 3点 お 伺 い し ま す 。
そ し て 2番 目 で す 。 2番 目 は 説 明 書 の 方 で す 。 説 明 書 の 7ペ ー ジ で す 。 幼 稚 園 費 補 助 金 の 就
園 補 助 金 ( 公 立 ) の 7,000円 に つ い て で ご ざ い ま す 。 こ れ は 公 立 の 幼 稚 園 の 何 に 対 し て ど の よ
う に 交 付 さ れ て い る の か 。 そ し て こ れ は ど の よ う に 支 出 さ れ た の か 。 こ の 1点 に つ い て お 伺 い
します。以上お伺いします。
〇建設部長(山下和隆)
港湾と漁港ということですが、私が把握している限りで御答弁申し上
げさしていただきます。まず決算額のこの不用額が多いということの御意見でした。市は現在
二つの港湾を管理をしております。その港湾につきましては、小浦港と、笠沙町にあります小
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浦港と坊津町の平崎港でございますが、この管理に要する費用として上げました主なものにつ
い て は 、 平 成 10年 か ら 平 成 22年 度 ま で に 特 に 小 型 標 識 等 の 修 繕 又 は 取 替 え 、 バ ッ テ リ ー 修 繕 等
に 要 し た 実 績 を ば 拾 い 上 げ ま し て 需 用 費 の 修 繕 費 と し て 10万 円 を 特 に 予 算 に 計 上 さ し て い た だ
いております。その他一般的な旅費、需用費、消耗品費等ございますが、主にはその部分でご
ざ い ま し て 、 本 年 度 に つ き ま し て は 、 昨 年 度 に つ き ま し て は 標 識 等 の 修 繕 を 5万 9,000円 程 度
や っ て お り ま し た が 、 本 年 度 に つ い て は そ の 分 が な か っ た 関 係 上 10万 円 が 残 っ て し ま っ た と い
うことでございまして、大きくはそのような部分で不用額が生じたというふうになっておりま
す。
また、この港湾、漁港について若干申し上げさしていただきますと、今申し上げましたよう
に、市内には港湾が三つございまして、新川港、加世田、それから小浦港、笠沙、それから平
崎港、坊津という部分でございまして、この港湾につきましては、法令をはじめ、機能、用途、
運営主体、規模によって分類されますが、港湾の管理、建設を目的にした港湾法においては、
いずれも地方港湾、地方と地方を結び、地域に住む人々の生活に貢献する港というふうに区分
をされております。また運営主体では、新川港は県、小浦・平崎港については市が港湾管理者
と な っ て い る と こ ろ で す 。 漁 港 に つ い て で ご ざ い ま す が 、 第 一 種 漁 港 が 1港 、 黒 瀬 漁 港 、 こ れ
市 管 理 、 第 二 種 漁 港 、 こ れ は 5港 ご ざ い ま し て 、 小 湊 漁 港 、 片 浦 漁 港 、 野 間 池 漁 港 、 秋 目 漁 港 、
久 志 漁 港 、 こ れ い ず れ も 県 管 理 で ご ざ い ま す 。 第 四 種 漁 港 が 2港 ご ざ い ま し て 坊 津 と 宇 治 漁 港 、
い ず れ も 県 管 理 で ご ざ い ま す 。 な お 、 そ の 他 の 船 溜 と し て 赤 生 木 港 と 高 崎 山 港 、 越 路 港 の 3港
がございます。
また、この港湾と漁港の違いについてでございますけれども、港湾における機能、用途別分
類上、これにつきましては出入港する船舶に応じた分類では、漁港も港湾の区分、この区分と
言いますと、商港、工業港、漁港、観光港、マリーナ、軍港、避難港等の一部に分類されてお
りますので、ここで言う一般的な漁港というのは、整備目的により漁業拠点として機能を重視
して整備され、現在水産庁が所管し、漁業従事者の船舶に専用的に利用されているものという
ふうに解釈をします。また港湾については国土交通省が所管をしておりまして、不特定多数に
よる平等の利用が原則で、ほとんどの種類の船舶に利用されるものという認識をしているとこ
ろでございます。
〇教育部長(染川勝夫)
公立幼稚園の就園補助金について御説明申し上げます。公立幼稚園の
保育料につきましては南さつま市立幼稚園保育料等徴収条例施行規則に基づき算定されており、
減免額についても規定されております。具体的には、生活保護世帯、市町村民税非課税世帯、
市町村民税の所得割が非課税世帯が対象となり、それぞれの世帯の子どもの構成に応じて、幼
稚 園 だ け に 子 ど も を 1人 、 2人 あ る い は 3人 以 上 通 わ せ て い る 世 帯 、 ま た 小 学 校 1年 生 か ら 3
年 生 に 兄 、 姉 を 通 わ せ 、 幼 稚 園 に も 1人 、 2人 あ る い は 3人 以 上 通 わ せ て い る 世 帯 な ど の パ タ ー
ン が あ り 、 減 免 額 は 年 間 2万 円 か ら 7万 7,000円 の 範 囲 で あ り ま す 。 平 成 21年 度 は こ の 減 免 の
- 236 -
対 象 に 該 当 す る 1世 帯 か ら 申 請 が 出 さ れ ま し た の で 、 該 当 す る 年 額 2万 6,000円 を 減 免 し ま し
た 。 こ の 減 免 額 に 対 し 国 は 3分 の 1以 内 の 補 助 と す る こ と に な っ て お り 、 平 成 21年 度 は 国 か ら
7,000円 の 補 助 金 が 市 に 交 付 さ れ た と こ ろ で あ り ま す 。
〇6番議員(上村研一)
少し順番は入れ替わりますが、幼稚園費補助金の内訳についてはそう
いうことで、公立と私立ではそういう状況で違いがあるんだというふうに理解しました。
それで港湾についてですけども、港湾については、今説明がありましたように、いずれも大
変港湾として大事だということで、以前聴いたところでは、離島を除けば、本土ではもうほん
と数えるぐらいしか港湾はないんだと。そういう少ないものがですね南さつま市に二つあると、
直接市が管理するのはですねということでございます。平崎においてはやはりダイビングのポ
イントとして、県内はおろか、九州管内でも屈指のビーチポイント、ビーチエントリー、陸か
ら潜れるポイントだというふうにお聴きしておりますし、小浦におきましても現在附帯設置さ
れている漁業施設を利用した漁業者の利用を基本として、最近はですね特にレジャー客、市内
外問わず、レジャー客が憩いの場、そういったことで利用しているというふうに見受けられま
す。そういうことで国もですねこういったものについては、港湾については賑わいの拠点、あ
るいは地域としても憩いの場を含めて賑わいの拠点として地域振興に何とか利用できないかと
いうことが言われているようですので、こういった少ない予算ですけども、やはり今後しっか
りして使っていくことによってですね、それは地元の要望もあってのことだと思うんですけど
も、今後やはりこういったものに対してしっかりと執行していくというのは、例えばですね、
海の記念日なんかに一斉に浜掃除という中でされておりますので、そういったものに対する予
算の執行ですね、そういったものを少しずつでもいいからしていくことによってこういった重
要な港なんだよと、市が管理するんだよということで使っていくべきではないかなというふう
に思っております。ですから、今年度を含めて今後もこういった少ない予算に対してもしっか
りと執行をしていくべきではないかなということを思いますが、どのようにお考えでしょうか。
〇建設部長(山下和隆)
先ほども申し上げました。今、議員おっしゃいますようなそういう取
組みの上での予算措置という部分ではございませんでしたので、主には漁船若しくは遊漁船等
のその航行に支障のない、支障があってはならないという部分の修繕費が主な計上でございま
したので、今おっしゃられます海の記念日など等への対応については今後検討して予算計上す
るなりしていきたいというふうに考えます。
〇議長(大原俊博)
以上で質疑を終わります。次へ進みます。
こ こ で 休 憩 し ま す 。 再 開 を 15時 15分 と し ま す 。
〇議長(大原俊博)
休憩
午後
3時00分
再開
午後
3時15分
再開いたします。
- 237 -
△
日程第 9
議 案 第 84号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会 計 歳 入 歳 出 決 算 の
認定について
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 9、 議 案 第 84号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会
計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。質疑に入ります。質疑の発言通告があり
ます。自席から発言を許可します。鳥居亮幸議員の発言を許可します。
〇4番議員(鳥居亮幸)
国 保 に 関 し て 1点 だ け 質 問 を い た し ま す 。 124ペ ー ジ で す 。 不 納 欠 損
が大幅に増額しております。この額は翌年の国保税で賄うことになるというふうに理解します。
この大幅増の内容というのは特に該当年度において特徴があったものかどうか。内容説明をお
願いします。一般質問でも申し上げましたように、これは軽減対策をとるべきものだという観
点からの質問でございます。
〇総務企画部長(山口力三)
国民健康保険税の不納欠損処理につきましてお答え申し上げます。
国 民 健 康 保 険 税 の 不 納 欠 損 処 理 に つ き ま し て は 、 地 方 税 法 第 15条 の 7の 規 定 に 基 づ き 執 行 停 止
後 3年 を 経 過 し た も の が 37人 、 423件 、 1,139万 4,453円 で 、 20年 度 と 比 較 い た し ま し て 35人 、
412件 、 1,128万 4,653円 と 大 幅 に 増 え て お り ま す 。 ま た 執 行 停 止 で 直 ち に 消 滅 し た も の が 2人 、
19件 、 61万 7,800円 で あ り ま し た 。 同 じ く 地 方 税 法 第 18条 第 1項 の 規 定 に よ る 5年 経 過 し た こ
と に よ る 時 効 処 理 し た も の が 76人 、 315件 、 595万 2,850円 で 、 20年 度 に 比 較 い た し ま す と 17人
の 減 で あ り ま す が 、 件 数 で は 71件 、 税 額 で は 123万 9,670円 の 増 と な っ て お り ま す 。 こ れ ら を
合 計 い た し ま す と 99人 、 757件 で 1,796万 5,103円 と な っ て お り ま す 。 20年 度 に 比 較 い た し ま
す と 17人 、 502件 、 1,314万 2,123円 の 増 と な っ て お り ま す 。 こ れ ら の 理 由 で ご ざ い ま す け れ ど
も、差し押さえる財産がないこと。また滞納処分をすることで生活を著しく逼迫させることが
おそれがあること。あるいは納税者や財産等の所在が不明であることの理由で滞納処分の執行
停 止 を し た も の で あ り 、 こ れ ら の 理 由 で 20年 度 に 比 べ て 大 幅 に 増 え た も の で ご ざ い ま す 。 ま た
これら不納欠損処理に関わる滞納者の状況は、事業倒産、事業不振、借金の返済、生活困窮の
申立て、所在不明などの理由によるものでございます。以上です。
〇4番議員(鳥居亮幸)
市長にお尋ねしますが、今の御説明でですね、もうやっぱり市として
減免しやすいような申請書にするとか、どうせこの不納欠損を出すということになればですね、
その解決はお互いせんないかんということになりますので、減免を市長が認める範囲というも
のを整備していくというそういう観点はこの決算に当たって出なかったのかどうかということ
を一般質問でも申し上げましたですけれども、市長のお考えとしてですね、これは救済してい
けば結局は財政上はですね住民からは喜ばれるということになっていくんじゃないかと思いま
すが、その点をお聴かせください。
〇市長(本坊輝雄)
国保の減免につきましてはこれまでも規定に基づいてやっておりますので、
そのように、これまでどおりということで考え方は変わっておりません。
- 238 -
〇議長(大原俊博)
△
日 程 第 10
以上で質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 85号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会 計 歳 入 歳 出 決 算 の
認定について
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 10、 議 案 第 85号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会
計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。質疑に入ります。本件に対する質疑の発
言通告はありませんので、質疑を終わります。次へ進みます。
△
日 程 第 11
議 案 第 86号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 後 期 高 齢 者 医 療 特 別 会 計 歳 入 歳 出 決 算
の認定について
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 11、 議 案 第 86号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 後 期 高 齢 者 医 療 特 別
会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。質疑に入ります。質疑の発言通告があ
ります。自席からの発言を許可します。鳥居亮幸議員の発言を許可します。
〇4番議員(鳥居亮幸)
1点 だ け お 尋 ね し ま す 。 136ペ ー ジ で す 。 保 険 料 の 軽 減 に 関 わ る 負 担 分 、
所得割軽減の分の御説明をお願いしたいと思います。
〇総務企画部長(山口力三)
後期高齢者医療保険料の軽減制度についてお答え申し上げます。
後期高齢者医療保険料の算定に当たりましては、被保険者の前年中の所得に応じて算出されま
す所得割と被保険者一人当たりの均等割の合計額で保険料が決定されております。所得の低い
世帯の方についてはそれぞれ軽減措置がございます。まず均等割ですが、同一世帯の被保険者
及 び 世 帯 主 の 総 所 得 金 額 を 基 に 均 等 割 額 を 9割 、 8.5割 、 5割 、 2割 と そ れ ぞ れ 減 額 す る 制 度 が
ご ざ い ま す 。 夫 婦 二 人 世 帯 で 妻 の 年 金 収 入 が 135万 円 以 下 の と き 、 年 金 以 外 で 他 に 所 得 が な く 、
被 保 険 者 全 員 が 年 金 の 年 収 80万 円 以 下 の 場 合 は 9割 、 年 金 の 年 収 が 168万 円 以 下 の 場 合 は 8.5
割 、 168万 円 か ら 192万 5,000円 以 下 の 場 合 は 5割 、 収 入 が 192万 5,000円 か ら 238万 円 以 下 の
場 合 は 2割 と そ れ ぞ れ 均 等 割 額 が 軽 減 さ れ る こ と に な り ま す 。 次 に 、 所 得 割 額 に つ い て で す が 、
年 金 の み で 他 に 所 得 が な い 場 合 、 年 金 収 入 が 153万 円 か ら 211万 円 ま で の 方 に つ い て は 算 出 所
得 割 額 を 5割 減 額 す る こ と に な り ま す 。 ま た 社 会 保 険 な ど の 被 用 者 保 険 の 被 扶 養 者 で あ っ た 方
に つ い て は 、 急 激 な 負 担 増 と な ら な い よ う 、 所 得 割 額 の 負 担 は な く 、 均 等 割 額 を 9割 減 額 す る
措置がとられております。以上でございます。
〇議長(大原俊博)
△
日 程 第 12
以上で質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 87号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 歳 入 歳 出 決 算 の 認 定
について
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 12、 議 案 第 87号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 歳
入歳出決算の認定についてを議題といたします。質疑に入ります。質疑の発言通告があります。
- 239 -
自席からの発言を許可します。鳥居亮幸議員の発言を許可します。
〇4番議員(鳥居亮幸)
介 護 保 険 の 点 で 136ペ ー ジ の 表 に つ い て お 尋 ね し ま す 。 居 宅 訪 問 介 護
というのはこれから非常に重要視されるものであるというふうに考えますが、件数、割合の減、
これが表れてきている。この利用の状況と影響についてどのように捉えているのかお尋ねしま
す。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
居 宅 介 護 サ ー ビ ス 給 付 費 の 訪 問 介 護 は 、 平 成 21年 度 は 件 数 が 2,050
件 、 給 付 費 が 7,504万 838円 と な っ て お り ま す 。 平 成 20年 度 と 比 較 を し ま す と 件 数 で 53件 、 給
付 費 で 284万 5,061円 増 加 し て い る 状 況 で ご ざ い ま す 。 ま た 右 側 の 方 の 介 護 表 の 予 防 サ ー ビ ス
給 付 費 の 訪 問 看 護 は 、 平 成 21年 度 は 件 数 が 1,721件 、 給 付 費 が 2,619万 5,778円 と な っ て お り
ま し て 、 20年 度 と 比 較 を し ま す と 件 数 で 123件 、 給 付 費 で 240万 2,334円 減 少 を し て お り ま す 。
これについては認定更新に伴いまして介護度が要支援から要介護へ変更になったことなどによ
り ま し て 要 支 援 者 の 数 が 20年 度 と 比 較 し て 8人 減 少 し た と い う ふ う な 影 響 と い う ふ う に 予 想 を
しているところでございます。以上です。
〇議長(大原俊博)
△
日 程 第 13
以上で質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 88号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 特 別 会 計 歳 入 歳 出 決 算 の
認定について
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 13、 議 案 第 88号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 特 別 会
計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。質疑に入ります。質疑の発言通告があり
ます。自席からの発言を許可します。鳥居亮幸議員の発言を許可します。
〇4番議員(鳥居亮幸)
1点 お 尋 ね い た し ま す 。 資 料 の 145ペ ー ジ に あ り ま す 収 入 未 済 額 の 増
の理由と、それに対する対策についてお考えをお聴かせください。
〇建設部長(山下和隆)
お答え申し上げます。現年度分の未納者が増加した原因につきまして
は、例年年度末に一括して納入する業者と、更に納入意識の希薄により納入していただけなかっ
た の が 主 な 原 因 で あ り ま す が 、 8月 31日 現 在 で は 148万 7,939円 に 減 少 を し て お り ま す 。 今 後
とも更にこの未納対策の強化に努めて参りたいと、いかなければならないと考えているところ
でございます。また過年度分未収金につきましては、給水停止や転出等で市外に居住する者も
多くあり、催告状、催告状以外に未納確認のためのお知らせを送付し、また、更に電話番号の
分かる方については直接電話で未納確認及び支払いの督促を行っている現状にございます。ま
た一括入金が無理な場合につきましては、定期的に入金するための納付誓約書の締結を行い未
収金の回収に努めています。現年度分の新たな未納者を出さないように入金状況を小まめに現
在確認し、未納が少ないうちに利用者へ声掛けを行って新たな滞納者を出さないということに
今取り組んでいるところでございまして、今後ともこのような状況を継続していきたいという
ふうに考えているところでございます。
- 240 -
〇議長(大原俊博)
△
日 程 第 14
以上で質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 89号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事 業 特 別 会 計 歳 入 歳
出決算の認定について
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 14、 議 案 第 89号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事
業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。質疑に入ります。質疑の発言通
告があります。自席からの発言を許可します。鳥居亮幸議員の発言を許可します。
〇4番議員(鳥居亮幸)
148ペ ー ジ の 記 載 に あ り ま す よ う に 、 収 入 未 済 の 額 、 そ の 増 額 理 由 、
今説明のありました簡易水道と同じような理由となるのかどうか。その対策としてどのような
対策をとられたのかお尋ねします。
〇建設部長(山下和隆)
漁業集落環境整備につきましては、現在笠沙の方、野間池と坊にござ
い ま す が 、 こ れ の 使 用 料 の 収 入 未 済 額 に つ い て お 答 え を 申 し 上 げ ま す 。 収 入 未 済 額 18万 4,340
円 の 内 訳 に つ き ま し て は 、 過 年 度 分 、 平 成 14年 度 が 1人 で 4か 月 分 9,000円 、 現 年 度 分 が 11人
で 延 べ 52か 月 分 17万 5,340円 で ご ざ い ま す 。 滞 納 者 に 対 し ま し て は 、 督 促 状 を 送 付 い た し ま す
とともに、電話や臨戸訪問等にて納入依頼を行ってきたところでございます。滞納を生じた理
由といたしましては、定期的な収入を得てない方、更には年金のみの収入の方などが多いとい
う ふ う に 分 析 を し て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 収 入 未 済 が 前 年 度 と 比 較 し ま し て 5万 3,290円
増 額 に な っ た 理 由 と い た し ま し て は 、 新 た に 4名 の 方 が 滞 納 者 と な っ て お り ま し て 、 こ れ に つ
いては不漁による収入減も聴くところであります。なお、納入意識の希薄も感じられますこと
から、やはりこの分については公正・公平な使用料負担の原則や処理施設の良好な維持管理を
行うために必要な収入でございますので、適切に対処しなければならないというふうに考えて
お り ま す 。 な お 、 出 納 閉 鎖 後 に お き ま す 収 入 と い た し ま し て 現 在 8月 31日 ま で に 現 年 度 分 11万
3,630円 を 納 入 い た だ い て い る と こ ろ で ご ざ い ま し て 実 質 の 滞 納 額 は 7万 710円 と な っ て い る
ところでございます。今後につきましては、先ほど申し上げましたことと同じになりますが、
できるだけ早い時期にこの対応に心がけて参りたいというふうに考えております。
〇議長(大原俊博)
△
日 程 第 15
以上で質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 90号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 農 業 集 落 排 水 事 業 特 別 会 計 歳 入 歳 出
決算の認定について
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 15、 議 案 第 90号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 農 業 集 落 排 水 事 業 特
別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。質疑に入ります。質疑の発言通告が
あります。自席からの発言を許可します。鳥居亮幸議員の発言を許可します。
〇4番議員(鳥居亮幸)
151ペ ー ジ の 資 料 で お 尋 ね し ま す 。 収 入 未 済 の 額 が 6万 500円 で す か 、
出てきておりますが、その理由、その解決策としてはどういうものがあるのか。どういうもの
- 241 -
をとられたのか。お願いします。
〇建設部長(山下和隆)
未 済 額 6万 500円 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。 内 訳 に つ き ま し て は 、 過 年
度 分 が 、 平 成 20年 度 で す け れ ど も 、 1人 で 4か 月 分 8,000円 、 現 年 度 分 が 3人 で 延 べ 14か 月 分
5万 2,500円 で ご ざ い ま す 。 滞 納 者 に 対 し ま し て は 、 督 促 状 を 送 付 い た し ま す と と も に 、 電 話
や臨戸訪問等にて納入依頼を行ってきたところでございますけれども、滞納を生じた理由とい
た し ま し て は 、 事 業 不 振 に よ る 事 業 所 の 閉 鎖 が 1件 大 き く ご ざ い ま し た 。 残 る 他 の 2人 に つ き
ましては納入意識の希薄も感じられるというふうに感じているところでございまして、これに
つきましても公正・公平な使用料負担の原則、こういう部分に適切に対処をして参りいという
ふ う に 考 え ま す 。 な お 、 答 え は 同 じ に な り ま す が 、 現 在 ま で に こ の う ち 2,500円 を 納 入 し て い
ただきました。この滞納額が大きくならないうちに適切な処置をとることが一番ということで
考えておりますので、前申し上げましたものと同じように対応に努めて参りたいと思います。
〇議長(大原俊博)
△
日 程 第 16
以上で質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 91号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 区 画 整 理 特 別 会 計 歳 入 歳 出 決 算 の
認定について
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 16、 議 案 第 91号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 土 地 区 画 整 理 特 別 会
計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。質疑に入ります。本件に対する質疑の発
言通告はありませんので、質疑を終わります。次へ進みます。
△
日 程 第 17
議 案 第 92号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 歳 入 歳 出 決 算 の 認 定
について
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 17、 議 案 第 92号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 歳 入
歳出決算の認定についてを議題といたします。質疑に入ります。質疑の発言通告があります。
自席からの発言を許可します。鳥居亮幸議員の発言を許可します。
〇4番議員(鳥居亮幸)
1点 だ け お 尋 ね し ま す 。 笠 沙 野 間 池 診 療 所 、 秋 目 診 療 所 の 医 師 、 看 護
婦の皆さんの勤務日数及び勤務時間というのはどのようになっているのかお尋ねします。報道
によりますと過重な勤務で健康を害するという医者の方が増えていると聴きます。また地方の
医師の確保ということも課題であると考えておりますが、その決算においての実態はどういう
ことであったのかお尋ねします。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
野間池診療所、秋目、野間池診療所の医師、看護師及び秋目診療
所の看護師の勤務日数、勤務時間なんですが、それについては他の職員と同様でございます。
ただ野間池診療所につきましては、第一、第三水曜日の午後から休診となりますので、ここは
職員は休みというふうになりますが、第一、第三土曜日の午前中が診察でございますが、職員
はここは出勤するということになっております。秋目診療所の医師は坊津病院に委託しており
- 242 -
ま し て 、 火 曜 日 と 金 曜 日 の 午 後 2時 か ら 4時 半 ま で 診 察 、 勤 務 し て い る 状 況 で ご ざ い ま す 。 以
上です。
〇議長(大原俊博)
△
日 程 第 18
以上で質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 93号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 交 通 災 害 共 済 特 別 会 計 歳 入 歳 出 決 算 の
認定について
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 18、 議 案 第 93号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 交 通 災 害 共 済 特 別 会
計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。質疑に入ります。本件に対する質疑の発
言通告はありませんので、質疑を終わります。次へ進みます。
△
日 程 第 19
議 案 第 94号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム 事 業 特 別 会 計 歳
入歳出決算の認定について
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 19、 議 案 第 94号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム
事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。質疑に入ります。質疑の発言
通告があります。自席からの発言を許可します。鳥居亮幸議員の発言を許可します。
〇4番議員(鳥居亮幸)
資 料 の 157ペ ー ジ で す 。 短 期 入 所 生 活 介 護 サ ー ビ ス 、 こ れ に つ い て は
非常に重要になっていると思いますが、その減少の理由とどういう対策をとられたのかお尋ね
します。
〇市民福祉部長(長濵一盛)
答弁申し上げます。和楽苑の短期入所者生活介護サービス収入に
つ き ま し て は 、 介 護 保 険 に よ る サ ー ビ ス 収 入 が 1,819万 9,569円 、 そ れ か ら 利 用 者 の 自 己 負 担
分 が 442万 3,469円 で 合 計 の 2,262万 3,038円 と な り ま し た 。 20年 度 と 比 較 を し ま す と 289万
2,230円 の 減 と な っ て お り ま す 。 延 べ 利 用 者 数 は 175名 で 、 20年 度 と 比 べ て 2名 の 減 、 延 べ 利
用 日 数 は 2,220日 で 298日 の 減 、 実 利 用 者 数 は 36名 で 8名 の 減 と な っ て お り ま す 。 収 入 減 の 理
由 と し ま し て は 、 こ れ は 随 時 の 入 所 で あ る こ と か ら 利 用 度 の 変 動 が 大 き い こ と 。 そ れ か ら 21年
度 に つ き ま し て は 利 用 者 の 中 か ら 8名 が 入 所 さ れ ま し て 施 設 介 護 に な っ た こ と 。 利 用 者 の 平 均
介護度が低くなったことなどが考えられます。対策といたしましては、今後各居宅介護支援事
業所とか、包括支援センターとの連携をこれまで以上に密にしていきたいというふうに考えて
いるところでございます。以上です。
〇議長(大原俊博)
△
日 程 第 20
〇議長(大原俊博)
以上で質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 95号
平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 水 道 事 業 会 計 決 算 の 認 定 に つ い て
次 は 、 日 程 第 20、 議 案 第 95号 、 平 成 21年 度 南 さ つ ま 市 水 道 事 業 会 計 決 算 の
認定についてを議題といたします。質疑に入ります。質疑の発言通告があります。自席からの
発言を許可します。まず、室屋正和議員の発言を許可します。
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〇3番議員(室屋正和)
毎 度 決 算 時 期 は 有 収 率 の こ と を 問 う て お る わ け で す け れ ど も 、 21年 度
も 87パ ー セ ン ト と い う こ と で 、 前 年 度 よ り も 2パ ー セ ン ト ダ ウ ン し て い る わ け で す け れ ど も 、
有収率はですね給水原価とか、供給単価に直結しているわけでありまして、前年度も比較する
と 1ト ン 当 た り 給 水 原 価 が 3円 19銭 、 供 給 単 価 が 78銭 高 く な っ て お る わ け で ご ざ い ま し て 、 市
民に負担がそれだけ掛かるわけです。有収率をアップするということはもう漏水対策が一番で
しょうけれども、そういう漏水防止対策なんですけれども、どのようにですね漏水防止に対し
て取り組んでいるか。
それと昨年ですね「漏水の調査における取組みを考えたい。」ということでございましたけ
れども、どのように考えたものか。お願いをいたします。
そ れ と 未 収 金 の こ と で す け れ ど も 、 13ペ ー ジ の 未 収 金 に 入 り ま す け れ ど も 、 概 況 を 見 ま す と
で す ね 前 年 度 よ り 21年 度 は 1,000万 ほ ど 安 く な っ て い る わ け で す け れ ど も 、 こ れ は 今 年 の 21年
度 は 工 事 負 担 金 と い う こ と が 0に な っ て お り ま す か ら 、 別 段 こ の 1,000万 が 関 係 が あ る と 思 っ
て お り ま す 。 確 か に 過 年 度 分 も で す ね 合 併 し た 当 時 の 2,000万 ほ ど か ら す る と も う 大 分 、 870
万ほどになっておりましていろいろ徴収の効果が働いていると、こういうふうに思っておりま
す。そうした場合にですね今年もですね収納の実績は非常に上がっているわけですけれども、
未収の方にですね給水停止の予告通知又は給水停止等のですね通知を何件ほどやっておられる
か。その中で給水停止をしている方で一番ですね最大額がいくら未納になっているか。お願い
をいたします。
〇水道課長(田良島輝久)
それでは、有収率のアップ対策について御説明申し上げます。有収
率 が 87パ ー セ ン ト と 減 、 87.2か ら 2パ ー セ ン ト 減 に な っ た わ け な ん で す が 、 こ れ に つ い て 原 因
を説明さしていただきます。有収率の向上を図るということにつきましては水道事業を経営す
る者にとって必須の課題でありまして、収益の改善にもつながりまして、またその有収率のアッ
プは重点的に取り組むべきものとしていまして漏水防止対策が考えられます。漏水防止対策に
ついては耐用年数の経過しました主要幹線の耐震化を含めた配水管の布設替えと漏水の多発し
て い る 路 線 を 優 先 し ラ イ フ ラ イ ン の 機 能 強 化 に 努 め て お り ま す 。 平 成 21年 度 に お い て は 漏 水 に
よ る 修 理 件 数 が 年 間 255件 発 生 し 、 前 年 度 に 比 べ ま し て 79件 の 増 加 と な っ て お り ま す 。 内 訳 と
し ま し て は 、 水 道 本 管 の 劣 化 に よ る 漏 水 が 97件 、 各 戸 の 給 水 装 置 の 水 道 メ ー タ ー ま で の 漏 水 が
158件 と 頻 発 し て お り ま し て 給 水 装 置 の 改 良 も 必 要 と な っ て き て お り ま す 。 そ こ で 市 民 に 対 し
て早期の漏水の速報をお願いすることと、水道本管においても漏水の発見が困難な場所もあり
ますことから、職員はもちろん、漏水調査の専門業者による漏水調査に取り組んで参りたいと
考えております。漏水量を減らすことはコストの低減等経営の改善につながることから安心・
安全な水の安定供給を図る上でも重要課題として取り組んで参りたいと思っております。
次 に 、 未 収 金 の 件 で ご ざ い ま す が 、 平 成 22年 度 3月 31日 現 在 の 未 収 金 は 1,546万 4,798円 で 、
う ち 過 年 度 分 に つ い て は 350人 、 2,756件 、 870万 6,127円 と な っ て お り ま す 。 過 年 度 分 の 未 収
- 244 -
金については給水停止や転出等で市外に居住する者も多く、催告状以外に未納確認のためのお
知らせを送付し、また電話番号の分かります方については直接電話で未納確認及び支払催促を
行っているところでございます。また一括入金が無理な場合には、定期的に入金するための納
付誓約の締結を行い未収金の回収に努めております。そこで未収金の停止、給水停止の件数で
ご ざ い ま す が 、 昨 年 度 は 給 水 停 止 予 告 通 知 に つ い て は 413人 、 こ の う ち 給 水 停 止 通 知 を 364人 、
給 水 停 止 処 分 を 185人 、 現 在 処 分 継 続 中 に つ い て は 5人 と い う こ と に な っ て お り ま す 。 給 水 停
止をした方のちょっと金額についてはちょっとしばらく。
〇3番議員(室屋正和)
漏水防止の対策が一番でしょうけれども、それでですね昨年もですね
「漏水調査における取組みを考えたい。」ということでございましたけど、今年も似たようなこ
とを申しましたが、そういうことで今年は、その漏水防止対策を去年から考えたいということ
だったですけれども、考えてないわけですね、まだ。どうでしょうか。
〇水道課長(田良島輝久)
漏水防止対策について全く考えてないということではないんですけ
れども、もうとにかくどうして、漏水を発見するということがまず最初でありまして、それに
ついて、先ほど言いましたように、今後新たなですね専門業者の方に発見のお願いしたいとい
うことにしております。また先ほど言いましたように、できるだけ市民の方々にも通報をお願
いしてもらいまして早めの発見ということに努めて参りたいと思います。
〇議長(大原俊博)
次に、鳥居亮幸議員の発言を許可します。
〇4番議員(鳥居亮幸)
決 算 の 10ペ ー ジ で ご ざ い ま す が 、 給 水 人 口 に つ い て 228人 、 戸 数 に つ
い て 30戸 減 少 し て い る 。 こ れ に つ い て の 原 因 と か 、 影 響 、 内 容 分 析 が あ り ま し た ら 、 お 聴 か せ
いただきたい。非常に料金が高いということでの市外への転出というようなことはないのかと。
そのことをお尋ねします。
〇水道課長(田良島輝久)
お答えいたします。給水人口、戸数については昨年度より減少して
お り ま し て 、 給 水 収 益 に つ い て は 今 年 度 に つ い て は 33万 2,751円 と い う こ と で 減 少 し て お り ま
す が 、 実 際 平 成 18年 度 か ら の 減 少 を 見 ま す と 、 現 在 今 ま で に 704人 が 減 少 し て い る と い う こ と
で 、 収 益 は 2,098万 円 ほ ど の 減 に な っ て お る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 近 年 節 水 型 の 社 会 の 実 現 、
節水型機器の普及によりまして水道料金は年々人口と同じく減少しているということで、また
事業不振による企業等の大口利用者の減も影響しているんではないかということで分析してい
るところでございます。水道料金が高いからということで転出しているというのは考えられな
いところであります。
〇議長(大原俊博)
△
日 程 第 21
以上で質疑を終わります。次へ進みます。
議 案 第 96号
平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津 病 院 事 業 会 計 決
算の認定について
〇議長(大原俊博)
次 は 、 日 程 第 21、 議 案 第 96号 、 平 成 21年 度 国 民 健 康 保 険 南 さ つ ま 市 立 坊 津
- 245 -
病院事業会計決算の認定についてを議題といたします。質疑に入ります。質疑の発言通告があ
ります。自席からの発言を許可します。まず、室屋正和議員の発言を許可します。
〇3番議員(室屋正和)
ち ょ う ど 合 併 し ま し て 今 年 の 3月 で ち ょ う ど 4年 5か 月 ぐ ら い と い う
な っ て い る わ け で す け れ ど も 、 ち ょ う ど 現 在 今 の 決 算 の 繰 越 し の 決 算 金 が 1億 2,200万 と い う
ことでなっているわけですけれども、ちょっと市長に確認したいと思いますけれども、合併前
の で す ね 旧 坊 津 町 の 時 代 、 ち ょ う ど 平 成 17年 の 11月 の 7日 の 決 算 で す け れ ど も 、 ち ょ う ど 南 さ
つま市に引き継いだ時ですね坊津町のその時の繰越額がいくらぐらいあったと御存じあるか、
ちょっと確認いたしたいと思います。
〇市長(本坊輝雄)
ただ今の御質問でありますが、私の方では数字を確認いたしておりません
ので、調べろと言えば、休憩をいただいて調べますが。以上です。
〇3番議員(室屋正和)
私がですね何を言いたいかと言いますとですね、そのちょうど、今は
1億 2,200万 赤 字 に な っ て い る わ け で す ね 。 そ の 合 併 当 時 は で す ね 4,900万 の 黒 字 に な っ て い
る ん で す ね 、 当 時 。 で す か ら 、 そ の 当 時 か ら も う 言 い ま す と 大 体 1 億 7,000 万 ぐ ら い 、 1 億
7,200万 ぐ ら い 黒 字 か ら 赤 字 に 、 そ ん だ け の 差 が あ る と い う こ と な ん で す ね 。 そ う い う こ と で
いなほ館と似たような調子で毎年毎年金をつぎ込んでは赤字を出していると、こういう状況に
陥っているということを頭の方にですね入れてもらいたいと、こういうことで申したわけです。
そ こ で で す ね 今 年 も 1億 2,200万 と い う こ と に な っ て お り ま す 。 単 年 度 的 に は 一 千 何 百 万 し か
な い わ け で す け れ ど も 、 毎 年 の 比 較 を し て み ま す と で す ね 大 体 今 年 は 、 21年 度 は 他 会 計 の 補 助
金 、 他 会 計 の 補 助 金 て お か し い で す け ど 、 他 会 計 の 補 助 金 て な っ て ま す か ら 、 こ れ を 4,200万
ほ ど 入 れ て 1,600 万 ぐ ら い の 赤 字 と 。 そ れ で 平 成 20 年 度 の 決 算 を 見 ま し て も 2,800 万 入 れ て
2,700万 ぐ ら い の 赤 字 と 。 で す か ら 、 プ ラ ス マ イ ナ ス や っ ぱ し 補 助 金 を 入 れ な け れ ば 毎 年 5,500
万ぐらいの赤字が出てると、こういう状況になっているわけですね。ですから、今まで新市に
な っ て か ら で す ね 他 会 計 の 補 助 金 ち ゅ う の が 1億 4,900万 ぐ ら い も う 入 れ て あ る わ け で す ね 。
も う こ う い う 計 算 に 成 り 立 つ わ け で す ね 。 そ れ で 1億 4,900万 入 れ て 1億 2,200万 の 赤 字 に 現
在なっていると。やっぱし似たような、いなほ館と似たような状況に陥ってるちゅうことなん
で す 。 そ う い う こ と を 踏 ま え ま し て で す ね 平 成 21年 度 か ら 始 ま っ た 5年 間 の 坊 津 病 院 経 営 改 革
プランということが活かされてないんじゃないかなあと。毎年監査を受ける度に似たような言
葉の表現があるわけですけれども、それで監査委員が毎年毎年示している意見もですね活かさ
れてないんじゃないかなあち、こういうふうに思うわけですね。そして報告書にはですね「改
革プランに基づく経常収支の黒字を目指し、経営の健全化を進める必要がある。」と、こうい
うふうに報告してるわけですね。やはりやっぱいその付近は、報告上はそういうふうに、毎年
毎年こういうふうに黒字化を目指して頑張ってるわけですけれども、逆に赤字が毎年毎年膨ら
んで、経営の健全化は進まないで、赤字が進んでいると、こういうふうな状況になっているん
で す 。 そ こ で で す ね 21年 度 の 結 果 を 、 こ の よ う な 、 今 申 し 上 げ ま し た よ う な こ と を 踏 ま え ま し
- 246 -
てですね、今後増大していくだろうと思うんですけれども、今後もですね。そういう場合にど
のようなですね経営を行っていくか。改善・改革を行っていくか。その付近のですね考えをお
願いいたします。
それと同じく代表監査委員にも、考えがあれば、お二人方からお願いをいたします。
〇市長(本坊輝雄)
坊津病院につきましては開設の時からの経緯があり、そして、また合併前
でございましたけれども、あのように改築して坊津病院としてきれいに近代的な病院としてス
タートいたしたわけでありますが、経営については議員が御指摘のとおりであろうと思ってお
り ま す 。 病 院 内 に お き ま し て も 内 外 含 め ま し て 改 善 計 画 を 立 て ら れ て 、 21年 度 が ス タ ー ト で あ っ
たということは承っておりますが、調理の方を委託したり、それから職員を一人削減したりと
か、そういう努力はいたしておりますが、数字が表すそれが現実でございます。あわせて、確
か 来 年 か ら だ と 思 い ま す が 、 5,000万 余 り の 償 還 が 始 ま り ま す 。 10年 ほ ど で は な い か と 思 っ て
ますが、その償還も始まります。そういう意味では極めてやはり厳しい経営改善が求められて
いくであろうと思っておりますので、今後将来にわたってのあり方等も含めてですねしっかり
と見据えていかなければならないと思っております。どのようにして坊津地区の、特に坊津地
域の皆さん方の命を守ると。そして安心して皆さん方がお過ごしいただけるほんとに信頼と期
待に応える病院としてはどうあるべきなのか。ただそういう中において努めて医師の確保やい
ろいろと諸々のことを含めて大変厳しいこと等も予測されております。そういうこと等を踏ま
えてより一層の経営改善が必要ではないかということは本当にしっかり受け止めなけりゃなら
ないと思っておりますが、あと細かいことにつきましては、病院担当の方からお答えをさせた
いと思います。
〇病院事務局長(木場義人)
平 成 21年 度 は 現 金 ベ ー ス で 黒 字 に な り ま し た け れ ど も 、 確 か に 繰
入金によりまして改善された形になっております。病院改革プランに基づき看護職員の嘱託化
な ど 人 件 費 削 減 や 経 費 節 減 等 を 行 っ て 参 り ま し た が 、 薬 剤 師 が い な い こ と か ら 、 平 成 21年 度 は
調 剤 業 務 の た め 看 護 職 員 が 結 果 1名 の 増 と な り ま し た 。 ま た 医 師 率 100パ ー セ ン ト を 確 保 す る
た め 嘱 託 医 師 の 雇 用 を 週 1日 か ら 週 3日 と し ま し た 。 こ れ に よ り 療 養 病 棟 環 境 加 算 及 び 療 養 病
棟療養環境加算を取得することができました。入院患者数は減少しましたが、加算取得により
入 院 収 益 は 20年 度 よ り 107万 2,000円 の 増 と な っ た と こ ろ で ご ざ い ま す 。 平 成 21年 度 は 医 師 率
100パ ー セ ン ト の 維 持 と 一 般 病 床 の 13対 1、 入 院 基 本 料 を 維 持 す る た め 、 平 均 存 院 日 数 の 管 理
などを行い収益増を目指して取り組んできたところであります。今後の改善策ですが、看護職
員につきましては法律等により配置人員が決まっていることから減らすことが困難な状況でご
ざ い ま す 。 医 師 率 100パ ー セ ン ト と 現 在 の 入 院 基 本 料 の 維 持 に 努 め 、 病 床 稼 動 率 の ア ッ プ を 図
る と と も に 、 収 益 増 に つ な げ て い き た い と 思 い ま す 。 ま た 平 成 22 年 度 か ら 特 別 室 4,000 円 を
1,500円 に 下 げ て お り ま す 。 こ の こ と も ご ざ い ま し て 10パ ー セ ン ト の 稼 動 率 が 現 在 は 50パ ー セ
ントまで上がっている状況でございます。更に職員の意識改革等の研修等を通じて改革への取
- 247 -
組みを行って参りたいと考えております。現在患者や職員間の接遇につきまして院内において
接遇委員会を設け、各月の目標を掲げ、毎朝カンファレンスの時に全員で復唱し、接遇の改善
に取り組んでいるところでございます。少しでも患者さんが安心して利用でき、更に喜ばれる
病院を目指して取り組んで参りたいと思っております。
〇代表監査委員(當房公夫)
突然のお尋ねでございまして、どうお答えすればいいか分かりま
せ ん け れ ど も 、 私 も 12月 か ら こ の 任 に 就 き ま し て 毎 月 坊 津 病 院 の 例 月 の 検 査 を さ し て い た だ い
ておりますが、そういった中で、ただ今病院の事務局長から話がありましたとおり、内部的に
は非常に努力をなさっているという経緯はあるわけでございますが、先ほど来御指摘のとおり、
こういった数字が出ております以上、やはり何らかの形での具体的なあるいは抜本的な考え方
というものも求められるのではないかなあというような監査委員としての気持ちもあるわけで
ございまして、こういった気持ちを込めまして皆様の方にも、お手元にもあると思いますが、
決算審査の意見書の結びの欄の所で、通常でありましたらいわゆる運営の適正化という所で終
わるところでございますけれども、「特に財政運営の健全化に向けた検討・対策を講じられた
い。」というような意見を付して報告をさしていただいておりますので、私どもの意図すると
ころをお酌み置きいただきたいと思います。以上でございます。
〇3番議員(室屋正和)
今、事務長、監査委員を含めましてですね言われましたけれども、私
もですねやっぱしこういう結果が出る以上はですね職員の意識じゃないかなあと思うんですね、
職員の意識ですよ。もうこれを直さんことにはですねなかなか厳しいと思うんですね。ですか
ら、いっくら毎年毎年そういう、こうしたい、ああしたいちゅうのはもう分かるわけですけれ
ども、これが直っていかないちゅうのはですねなかなか、やっぱいその付近の意識の、職員の
意識の改革じゃないかなあと、こういうふうに思っておりますので、是非ですね今後ですね、
増大していくちゅうわけじゃないですけれども、これを、さっき言うたようにですね、黒字化
を目指しているわけですから、単年度単年度をですね黒字化を目指してですねこういう改革を
していきながら頑張っていただければいい結果が出ていくんじゃないかなあと、こういうこと
で終わります。はい。
〇議長(大原俊博)
次に、鳥居亮幸議員の発言を許可します。
〇4番議員(鳥居亮幸)
決 算 の 10ペ ー ジ に あ り ま す 医 業 未 収 金 に つ い て お 尋 ね い た し ま す 。 医
業 未 収 金 に つ き ま し て は 、 入 院 に つ き ま し て お よ そ 3,200万 、 外 来 に お い て 1,400万 程 度 と 。
これは納入はいつになるのかということですね。制度的なものについてお答えいただけばいい
と 思 う ん で す 。 こ の 決 算 は 3月 31日 と 現 在 と い う こ と で あ る の で こ う い う 結 果 に な る の か 。 出
納閉鎖を若干ずらせばこの医業未収というのはここには出てこないというようなふうに理解を
していいのかなあということも考えましたので、その納入はいつになっているのか。制度的な
ものかということをお尋ねしたい。
〇病院事務局長(木場義人)
はい、お答えいたします。未収金の入院請求分及び外来請求分に
- 248 -
つ き ま し て は 、 国 保 連 合 会 と 、 そ れ か ら 支 払 基 金 に 2月 分 、 3月 分 の 診 療 請 求 し た 金 額 で ご ざ
い ま す 。 請 求 の 流 れ は 、 当 月 分 を 翌 月 の 10日 ま で に 診 療 請 求 を し な け れ ば な り ま せ ん 。 診 療 請
求を受けた国保連合会と支払基金は内容審査を行いまして翌々月に支払う流れとなっておりま
す。このように請求してから支払いが行われるまで二月遅れが生じることから未収金として上
が っ て き て い る と こ ろ で ご ざ い ま す 。 こ の 未 収 金 に つ き ま し て は 5月 末 に す べ て 収 入 済 み と な っ
ております。
〇議長(大原俊博)
△
以上で質疑を終わります。次へ進みます。
日 程 第 22
〇議長(大原俊博)
予決算特別委員会の設置、付託及び委員の選任について
次 は 、 日 程 第 22、 予 決 算 特 別 委 員 会 の 設 置 、 付 託 及 び 委 員 の 選 任 に つ い て
を 議 題 と い た し ま す 。 お 諮 り い た し ま す 。 議 案 第 76号 か ら 議 案 第 96号 ま で の 議 案 21件 に つ い て
は 、 11人 の 委 員 を も っ て 構 成 す る 予 決 算 特 別 委 員 会 を 設 置 し 、 こ れ に 付 託 し て 審 査 し た い と 思
いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 76号 か ら 議 案 第 96号 ま で の 議
案 21件 に つ い て は 、 11人 の 委 員 を も っ て 構 成 す る 予 決 算 特 別 委 員 会 を 設 置 し 、 こ れ に 付 託 し て
審査することに決定しました。次に、委員の選任についてお諮りします。ただ今設置されまし
た 予 決 算 特 別 委 員 会 の 委 員 に 、 南 さ つ ま 市 議 会 委 員 会 条 例 第 7条 第 1項 の 規 定 に よ り 、 柳 元 拓
夫議員、諏訪昌一議員、貴島
修議員、上園邦丸議員、有村義次議員、下釡清和議員、清水春
男議員、田元和美議員、相星輝彦議員、下野
認 議 員 、 若 松 正 伸 議 員 、 以 上 11人 の 議 員 を 指 名
したいと思います。ただし、監査委員である有村議員については申合せにより決算審査に限り
除くものとすることといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 た だ 今 指 名 し ま し た 11人 の 議 員 を 予
決算特別委員会の委員に選任することを決定しました。
こ こ で 予 決 算 特 別 委 員 会 の 正 ・ 副 委 員 長 互 選 の た め 暫 時 休 憩 し 、 第 1委 員 会 室 で 特 別 委 員 会
を開いていただきたいと思います。
休憩いたします。
〇議長(大原俊博)
休憩
午後
4時06分
再開
午後
4時27分
再開いたします。
予決算特別委員会の正・副委員長互選の結果を報告いたします。委員長に諏訪昌一議員、副
委員長に貴島
修議員がそれぞれ互選されました。以上で報告を終わります。
- 249 -
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
こ こ で 念 の た め 申 し 上 げ ま す 。 明 日 か ら 26日 ま で は 各 委 員 会 の 審 査 及 び 事 務 整 理 の た め 休 会
し 、 27日 に 最 終 本 会 議 を 開 き ま す 。
本日はこれで散会いたします。御苦労さまでございました。
散
会
午後
4時28分
- 250 -
第 3回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 7日 目 )
1.開
会
日
時
平 成 22年 9月 27日 ( 月 ) 午 前 10時
1.議
事
日
程
( 第 7号 )
〇開
日程第 1
日程第 2
日程第 3
日程第 4
日程第 5
議
総務委員会の行政調査の報告について
議 案 第 71号
南さつま市手数料条例の一部を改正する条
例
陳 情 第 12号
総務委員長報告
総務委員長報告、質疑、
地方財政の充実・強化を求める意見書に関
討論、表決
する陳情
議 案 第 72号
南さつま市立保育所条例の一部を改正する
条例
議 案 第 73号
南さつま市へき地保育所条例を廃止する条
例
文教厚生委員長報告、
陳 情 第 11号
日程第 6
南さつま市の市職員を対象とした「人権に
質疑、討論、表決
関する意識調査・実態調査」に取り組むことを要請する
陳情
日程第 7
日程第 8
陳 情 第 13号
南さつま市立幼稚園運営委員会を発足して
ください。
議 案 第 74号
南さつま市簡易水道事業設置条例及び南さ
つま市水道給水条例の一部を改正する条例
産業建設委員長報告、
質疑、討論、表決
日程第 9
議 案 第 75号
あらたに生じた土地の確認について
- 251 -
日 程 第 10
日 程 第 11
日 程 第 12
日 程 第 13
日 程 第 14
日 程 第 15
日 程 第 16
日 程 第 17
日 程 第 18
議 案 第 76号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算
( 第 3号 )
議 案 第 77号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
議 案 第 78号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会
計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 79号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 後 期 高 齢 者 医 療 特 別
質疑、討論、表決
会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 )
議 案 第 80号
予決算特別委員長報告、
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補
正 予 算 ( 第 2号 )
議 案 第 81号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事
業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
議 案 第 82号
平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正
予 算 ( 第 2号 )
意 見 書 案 第 5号
地方財政の充実・強化を求める意見書
趣旨説明、質疑、付託
省略、討論、表決
意 見 書 案 第 6号
臨時会の招集権を議長に付与すること
を求める意見書
同
上
閉会中の継続審査について
日 程 第 19
〇 産 業 建 設 委 員 会 所 管 分 ( 請 願 第 3号 )
〇 予 決 算 特 別 委 員 会 所 管 分 ( 議 案 第 83号 ∼ 議 案 第 96号 )
- 252 -
申
出
書
閉会中の継続調査について
日 程 第 20
申
〇産業建設委員会所管分
出
書
〇議会運営委員会所管分
日 程 第 21
〇閉
請願等の付託及び閉会中の継続審査について
会
1.本日の会議に付した事件
〇議事日程のとおり
- 253 -
議 長 発 議
1.会議に出席した議員(22名)
1番議員
林
耕
二
2番議員
古
木
健
一
3番議員
室
正
和
4番議員
鳥
居
亮
幸
5番議員
南
敏
子
6番議員
上
村
研
一
7番議員
山
下
美
岳
8番議員
今
村
建一郎
9番議員
石
井
博
美
10番議員
石
原
哲
郎
11番議員
柳
元
拓
夫
12番議員
諏
訪
昌
一
13番議員
貴
島
修
14番議員
上
園
邦
丸
15番議員
有
村
義
次
16番議員
下
釡
清
和
17番議員
清
水
春
男
18番議員
田
元
和
美
19番議員
相
星
輝
彦
20番議員
下
野
21番議員
若
松
正
伸
22番議員
大
原
俊
博
長
髙
倉
正
継
記
宮
内
雅
史
屋
認
1.会議に欠席した議員(0名)
1.会議に出席した事務局職員(4名)
事
務
局
書
長
田
中
茂
穂
議
記
井
上
喜
詞
書
事
係
1 . 法 第 121条 に よ る 会 議 に 出 席 し た 説 明 員 ( 2 0 名 )
市
長
本
坊
輝
雄
副
長
柴
田
達
朗
長
出
口
定
昭
総務企画部長
山
口
力
三
総務企画部参与
兼 企 画 課 長
本
坊
佳
彦
市民福祉部長
長
濵
一
盛
産業おこし部長
上
野
哲
郎
建
長
山
下
和
隆
教
長
染
川
勝
夫
総務企画部総務
課
長
中
山
秀
次
総務企画部財政
課
長
前
畠
実
総務企画部財産
管 理 室 長
橋
口
幹
男
総務企画部税務
課
長
今
村
男
市民福祉部保健
課
長
末
永
茂
市民福祉部福祉
課
長
尾場瀬
仁
産業おこし部
農林水産課長
永
田
洋一郎
産業おこし部
商工政策課長
園
田
親
久
建設部建設維持
課
長
橋
口
一
郎
建設部都市整備
課
長
川
野
重
美
教育部教育総務
課
長
中
村
千
尋
教
育
育
部
一
市
設
- 254 -
部
△
〇議長(大原俊博)
議
午前10時00分
おはようございます。ただ今から本日の会議を開きます。
△
〇議長(大原俊博)
開
日程第 1
総務委員会の行政調査の報告について
日 程 第 1、 総 務 委 員 会 の 行 政 調 査 の 報 告 に つ い て を 議 題 と い た し ま す 。 総
務委員長から行政調査の報告を行いたいとの申出があります。お諮りいたします。委員長から
の申出を承認したいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御異議なしと認めます。したがって、委員長からの申出は承認することに
決定しました。総務委員長の報告を許可します。
[柳元拓夫総務委員長登壇]
〇総務委員長(柳元拓夫)
平 成 22年 度 総 務 委 員 会 行 政 調 査 の 報 告 を 申 し 上 げ ま す 。
私 ど も 総 務 委 員 8名 は 、 去 る 8月 9日 か ら 11日 ま で の 2泊 3日 で 兵 庫 県 丹 波 市 、 京 都 府 綾 部
市、京都府福知山市を調査して参りました。
兵 庫 県 丹 波 市 は 、 人 口 6万 9,929人 、 面 積 493.28平 方 キ ロ メ ー ト ル で す 。 丹 波 市 の 行 政 改 革 、
行政評価、定住促進を調査しました。
平 成 16年 度 に 6町 が 合 併 し ま し た が 、 平 成 17年 度 予 算 で 多 額 の 財 源 不 足 が 生 じ 、 5年 間 を 目
処とする行政改革大綱及び実施計画を作成し、事務事業の見直しや新公会計制度の導入、予算
ガイドの作成、事務事業評価等を積極的に取り組んでいました。中でも予算ガイドについては
職員のプロジェクトチームにより市の財政状況や事業の進め方等を分かりやすく解説しており、
本市も参考にすべきものと感じました。
また、業務改善運動については、全庁的業務改善事例発表大会を行うことで気づき、意欲、
連携が生まれ経費節減に寄与していると感じました。
ま た 、 合 併 後 5年 が 経 過 し 、 市 政 、 市 の 財 政 状 況 、 市 民 サ ー ビ ス 等 の 現 状 を 振 り 返 り 今 後 の
市政運営に活かしていくことは重要であります。
京 都 府 綾 部 市 は 、 人 口 3万 7,755人 、 面 積 347.11平 方 キ ロ メ ー ト ル で す 。 定 住 促 進 に つ い て
調査しました。
綾 部 市 は 、 21世 紀 は 農 業 ・ 農 村 の 時 代 と 位 置 付 け 、 農 村 交 流 活 動 を 積 極 的 に 展 開 し て い ま し
た。定住サポート事業としては、UJIターン人材登録、相談、ふるさと情報提供、空き家希
望者登録等の施策を通じて定住支援を行っていました。本市も空き家が多く、早い時期なら住
める家も、時間が経つと居住できなくなる。多額の支援を行うことは難しいが、空き家を登録、
斡旋して改造費用の一部でも補助できれば、希望者に生活の場を提供し、人口の面、経済的な
面からも市の活性化につながる方策ではあります。
京 都 府 福 知 山 市 は 、 人 口 8万 1,991人 、 面 積 212平 方 キ ロ メ ー ト ル で す 。 地 区 担 当 職 員 指 定
- 255 -
制度を調査しました。
地域と行政とのパイプを活用した風通しの良い市役所の実現を目指すことを目的として平成
21年 度 か ら 取 り 組 ん で い ま し た 。 自 治 会 長 と 定 期 的 に 連 絡 を と る こ と に よ り 身 近 な 相 談 窓 口 と
しての機能は果たしているが、地域の課題への施策の実施にいかにつなげるか。また担当職員
が苦情処理の窓口となってしまうような心配もされました。本市では独自色のある取組みが望
まれます。
以上で総務委員会の行政調査報告を終わります。
〇議長(大原俊博)
〇議長(大原俊博)
総務委員会の行政調査の報告については以上で終わります。
△
日程第 2
議 案 第 71号
△
日程第 3
陳 情 第 12号
日 程 第 2、 議 案 第 71号 、 南 さ つ ま 市 手 数 料 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 と 日
程 第 3、 陳 情 第 12号 、 地 方 財 政 の 充 実 ・ 強 化 を 求 め る 意 見 書 に 関 す る 陳 情 の 2件 を 一 括 議 題 と
いたします。総務委員長の報告を求めます。
[柳元拓夫総務委員長登壇]
〇総務委員長(柳元拓夫)
総務委員会の報告をいたします。
本 委 員 会 で は 、 去 る 9月 14日 に 委 員 会 を 開 き 、 付 託 さ れ た 議 案 等 の 審 査 を い た し ま し た 。
それでは、審査の概要と結果について御報告いたします。
ま ず 、 議 案 第 71号 、 南 さ つ ま 市 手 数 料 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。
執行部より図面の交付手数料について具体の例を基に説明がなされました。
質 疑 で は 、 平 成 21年 度 の 発 行 実 績 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 地 籍 図 2,110件 、 一 筆 図 22件 、
閲 覧 559件 、 座 標 値 の 情 報 約 600件 と の こ と で し た 。
また、地籍維持管理システムに変わることによる問題点について質しましたところ、事務的
には、加世田地区においては、登記名義人の表記方法が名前のみがカタカナ表示されるため、
土地台帳を閲覧しなければならないとのことでした。なお、市町合併以降の異動処理分につい
ては氏名が漢字表示されるとのことでした。
以 上 が 質 疑 の あ っ た 主 な も の で し た が 、 討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 71号 は 全 員 異 議 な
く原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次 に 、 陳 情 第 12号 、 地 方 財 政 の 充 実 ・ 強 化 を 求 め る 意 見 書 に 関 す る 陳 情 に つ い て 申 し 上 げ ま
す。
国 ・ 地 方 の 税 収 配 分 に つ い て は 、 当 面 5:5の 実 現 に 関 し て 執 行 部 と の 意 見 交 換 が あ り 、 方 向
性としては望ましいとのことでした。
討論では、「苦しい地方の状態を理解していただくため、陳情内容については強く要望して
いくべきである。」との賛成討論があり、採決の結果、全員異議なく採択して関係機関に意見
- 256 -
書を送付すべきと決定しました。
以上で総務委員会の報告を終わります。
〇議長(大原俊博)
質疑に入ります。ただ今の委員長報告に対し御質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
質疑を終わります。討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
討 論 を 終 わ り ま す 。 採 決 に 入 り ま す 。 1件 ず つ 採 決 い た し ま す 。
ま ず 、 議 案 第 71号 、 南 さ つ ま 市 手 数 料 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 に つ い て お 諮 り し ま す 。 本
件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに御異議あり
ませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 71号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 陳 情 第 12号 、 地 方 財 政 の 充 実 ・ 強 化 を 求 め る 意 見 書 に 関 す る 陳 情 に つ い て お 諮 り し ま
す。本件に対する委員長報告は採択であります。委員長報告のとおり決定することに御異議あ
りませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 陳 情 第 12号 は 採 択 さ れ ま し た 。
△
日程第 4
議 案 第 72号 か ら
△
日程第 7
陳 情 第 13号 ま で
次 は 、 日 程 第 4、 議 案 第 72号 、 南 さ つ ま 市 立 保 育 所 条 例 の 一 部 を 改 正 す る
条 例 及 び 日 程 第 5、 議 案 第 73号 、 南 さ つ ま 市 へ き 地 保 育 所 条 例 を 廃 止 す る 条 例 の 議 案 2件 と 日
程 第 6、 陳 情 第 11号 、 南 さ つ ま 市 の 市 職 員 を 対 象 と し た 「 人 権 に 関 す る 意 識 調 査 ・ 実 態 調 査 」
に 取 り 組 む こ と を 要 請 す る 陳 情 及 び 日 程 第 7、 陳 情 第 13号 、 南 さ つ ま 市 立 幼 稚 園 運 営 委 員 会 を
発 足 し て く だ さ い 。 の 陳 情 2件 に 合 わ せ て 4件 を 一 括 議 題 と い た し ま す 。 文 教 厚 生 委 員 長 の 報
告を求めます。
[古木健一文教厚生委員長登壇]
〇文教厚生委員長(古木健一)
文教厚生委員会の報告をいたします。
本 委 員 会 で は 、 9月 15日 に 委 員 会 を 開 き 、 付 託 さ れ た 議 案 等 の 審 査 を い た し ま し た 。
それでは、審査の概要と結果について報告します。
ま ず 、 議 案 第 72号 、 南 さ つ ま 市 立 保 育 所 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。
質 疑 に お い て 、 阿 多 保 育 所 に つ い て は 、 昨 年 9月 以 降 今 年 の 8月 ま で 民 間 の 委 譲 を し た 自 治
体 視 察 ま で 入 れ て 7回 の 説 明 会 を 行 っ た 。 参 加 者 は 、 10月 21日 の 開 催 が 17名 、 1月 29日 が 11名 、
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4月 20日 16名 、 6月 8日 10名 、 6月 29日 14名 、 最 後 の 8月 10日 が 13名 と い う 状 況 で あ っ た 。 全 保
護 者 に 文 書 で 民 間 移 管 に 対 す る 不 安 な 事 項 等 調 査 を し 、 17名 の 方 か ら 回 答 が あ り 、 す べ て 保 護
者 が 書 い た と お り の 文 面 で 皆 様 に 文 章 で お 渡 し し 、 こ の こ と に 対 す る 回 答 を 6月 29日 の 説 明 会
で 行 い 、 そ の 後 全 保 護 者 に 回 答 を 文 書 で 渡 し 、 今 回 の 9月 議 会 に 条 例 の 提 案 に つ い て 8月 10日
の説明会でさせていただき、今後よりよい保育所になるよう鋭意努力するので、保護者の皆様
に も 御 理 解 ・ 御 協 力 を お 願 い す る 旨 文 書 で 全 保 護 者 に 出 し て あ る の で 、 9月 議 会 に 提 案 さ れ る
こ と は 承 知 し て お ら れ る と 思 う 。 保 護 者 の 要 望 も あ り 、 引 継 保 育 と し て 1名 を 入 れ る こ と と し
ている。説明を尽くし、十分な対応を尽くしたという結果を基に今回条例を提案したとのこと
でした。
市 の 保 育 所 責 任 に つ い て は 、 児 童 福 祉 法 第 24条 に 「 市 町 村 は 、 保 護 者 の 労 働 又 は 疾 病 、 そ の
他の政令で定める基準に従い、条例で定める事由により、その監護すべき児童、幼児、又は第
39条 第 2項 に 規 定 す る 児 童 の 保 育 に 欠 け る と こ ろ が あ る 場 合 に お い て 、 保 護 者 か ら 申 し 込 み が
あったときは、それらの児童を保育所において保育しなければならない。」と規定されている。
公立は基準がきちっとしたものがあって、民間はないというものではない。すべて国の定めた
基準に基づいて保育をしている。保育については、厚生労働省が出している「児童福祉施設最
低基準」あるいは「保育所保育指針」に基づき、公立であれ、私立であれ運営している。保育
については市の義務であり、公立から私立の民間法人の方にお願いをすることと考えている。
保 育 所 を 運 営 し て い る 法 人 は 、 市 内 に 11の 私 立 保 育 所 が あ り 、 保 育 所 の 保 育 が お か し い と か 、
保育所最低基準に違反しているとか、そういったことは一切聴いていない。南さつま市内の民
間 の 保 育 所 に 通 園 し て い る 児 童 は 85パ ー セ ン ト で 、 民 間 の 保 育 所 も し っ か り と し た 運 営 を し て
いると理解している。非常に実績もある特色のある保育をしている所に移管をすると考えてい
る。要綱において、市・保護者・法人の三者による話し合いの場を設置することを条件にして
いるとのことでした。
児童クラブについては、隣接ということもあり、市の施設である阿多地区公民館を優先的に
利用させていただいているが、このことについては公民館長の方にもお話をし、児童クラブの
保 護 者 の 皆 様 に も 4月 と 8月 の 2回 説 明 会 を し 、 御 理 解 を お 願 い し た と こ ろ で あ る 。 募 集 要 綱
に お い て 、 金 峰 町 児 童 ク ラ ブ を 継 続 実 施 す る こ と 。 平 成 23年 度 児 童 ク ラ ブ 利 用 料 金 は 、 平 成 22
年 度 利 用 者 で 引 き 続 き 児 童 ク ラ ブ を 利 用 す る 小 学 校 3年 生 以 下 の 児 童 に つ い て は 現 行 の 料 金 と
し 、 平 成 24年 度 か ら 移 管 先 法 人 の 利 用 料 金 と す る こ と 。 3年 以 内 に 児 童 ク ラ ブ の 専 用 施 設 を 建
設することを条件に保育所経営の公募をする予定であるとのことでした。
赤 生 木 保 育 所 に つ い て は 昨 年 の 9月 以 降 4回 の 説 明 を 行 っ た 。 た だ し 、 赤 生 木 保 育 園 に は 保
護者会の会長がおられるので、保護者会の会長さんと十分何回となく話をさせていただき、そ
れ を も っ て 会 長 さ ん が 保 護 者 の 方 々 と 協 議 を し て い た だ い た 上 で の 4回 で あ る 。 笠 沙 地 区 に お
け る 就 学 前 の 子 ど も の 数 は 極 端 に 少 な く な っ て き て お り 、 今 年 3月 31日 現 在 53名 で あ る 。 昭 光
- 258 -
保 育 園 、 赤 生 木 保 育 園 と も に 定 数 を 割 り 込 ん で 、 2園 が そ の ま ま 存 続 す る と い う こ と に な る と
両 園 と も 廃 園 と な る こ と も 危 惧 さ れ る 。 こ う い う 中 で 笠 沙 地 区 に 1園 は 保 育 所 が あ る べ き で あ
る 。 笠 沙 で 保 育 を 求 め る 保 護 者 が い る の で あ れ ば 、 是 非 笠 沙 地 区 に 1園 は 残 さ ね ば な ら な い と
いうことで昭光保育園の方とも話をさせていただき、ある程度大筋の方向がまとまったので、
赤生木保育所の保護者の方々に話をさせていただいた。「民間移管に反対」という声もあり、
もろ手を挙げて賛成ということではなく、公立がいい、安心だという部分はあったかと思うが、
笠沙地区に保育所がなければならないこと、昭光保育園の園長先生の保育にかける情熱等熟慮
していただき、保護者の方々には御理解いただいたところである。昭光保育園においても、小
浦 地 区 の 方 々 に は 「 子 ど も の 声 が 聞 こ え な く な る 。」、「 な ぜ 赤 生 木 に 行 く の か 。」 と い う 声 も 聴
いたが、昭光保育園の方で昭光保育園の保護者会等の方々と十分話し合いをしていただき、ベ
ストな選択であろうということで御理解いただいたと思っている。議案が可決されたら、昭光
保育園の保護者、赤生木保育園の保護者を含め十分な協議を行い、よりよい保育所の運営に向
けてやっていきたいとのことでした。
討論では、「保護者及び施設利用者の話の中ではまだ理解が得られた感じではない。地区公
民館は、地域活動の拠点、元気づくり事業の推進の場であるということを踏まえると、移管さ
れる民間の方が子ども館の建設、開設をしてから全面的な民間委譲をするのがいいんじゃない
か 。」 と い う 反 対 討 論 、「 本 議 案 は 、 昨 年 の 9月 議 会 の 撤 回 を 受 け て か ら い ろ ん な 立 場 に 立 ち な
がら話し合いが進めてこられ、その結果提案された大変重い合意形成の上につくり上げられた
議 案 だ と 思 っ て お り 、 尊 重 し な け れ ば い け な い 。 児 童 福 祉 法 24条 の 理 念 に 基 づ い て 今 後 も 南 さ
つ ま 市 が 支 援 し て い か な け れ ば な ら な い こ と を 申 し 添 え る 。」 と い う 賛 成 討 論 、「 市 民 目 線 、 現
場主義という市長の考えに反する。学童保育の問題、施設面にしても十分に説明が尽くされた
とは言えない。もっと時間をかけて保護者、地域の皆さんのいろんな疑問も含め説明責任を果
たすべきである。一般財源化された財源として自治体の財政を圧迫するという背景が強く滲み
出ている。官から民への構造改革、規制緩和路線は現在失敗しているというのが国民全体の判
断だと思う。公務員を減らせとの背景が強く背中を押し、保育園に限らず、ほかの福祉の面、
公共サービスの切り捨てをもたらしてくる。住民の皆さんの福祉の削減につながっていくとい
う こ と が 一 つ の こ の 例 で は な い か と い う ふ う に 考 え る 。 児 童 福 祉 法 24条 の 立 場 に 立 ち 返 っ て 再
度相談をして、みんながそれで仕方がないとなった時に出すべきである。時期尚早。」という
反 対 討 論 が あ り 、 挙 手 採 決 の 結 果 、 議 案 第 72号 は 賛 成 多 数 で 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決
定しました。
次 に 、 議 案 第 73号 、 南 さ つ ま 市 へ き 地 保 育 所 条 例 を 廃 止 す る 条 例 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。
質 疑 に お い て 、 へ き 地 保 育 所 の 存 在 意 義 に つ い て は 、 児 童 福 祉 法 第 39条 に 規 定 す る 保 育 所 で 、
保護者から日々、保護者の委託を受けて保育に欠けるその乳児又は幼児を保育することを目的
とする施設である。保育所を設置することが著しく困難であると認められる地域に設置される
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児 童 保 育 を す る た め の 施 設 で 、 へ き 地 教 育 振 興 法 第 5条 の 2の 規 定 に よ る へ き 地 手 当 の 支 給 を
受けているへき地学校の通学区域内であることなどのほか、へき地の条件に準ずるものとして、
市町村長が認める地域内であることを条件に設置することができるということで、市としては
これまで野間池地域にへき地保育所を設置していた。合併前は十数人の子どもがいたが、近年
非 常 に 少 な く な り 、 こ の 4月 に 休 園 す る 時 に は 予 定 の 子 ど も が 3名 と い う こ と も あ り 、 集 団 生
活 等 い か が な も の か と い う こ と も あ り 、 保 護 者 の 理 解 を い た だ い て 、 昭 光 保 育 園 に 1名 、 赤 生
木 保 育 園 に 2名 の 子 ど も が 現 在 通 っ て い る 。 赤 生 木 保 育 園 に い る 2名 の 子 ど も は 今 度 卒 業 に な
る の で 、 今 の 予 定 で は 1名 の 子 ど も と い う 形 に な る 。 今 後 子 ど も た ち の 数 が 増 え る と い う 見 込
みもないことから、市としては今行っているような方法等子どもたちの送迎は市が責任を持っ
て行い、地域の方からも野間池保育所の跡地について活用が検討されているようであり、地域
の方々が求める活用に要した方がいいだろうということもあり、廃園の条例を提案していると
ころであるとのことでした。
討論では、「今、地方において人口減は自然のことである。これは明らかに政治の地方切り
捨ての表れであり、これが変われば地方に住みたい人は非常にたくさんいる。そういう若い人
たちが帰りやすい、帰ってきやすい状況、住みやすい状況というふうに国政も、地方政治も変
わっていくということも必要だと思う。それは長い将来でなく、近い未来に、近い将来に実現
しなければいけないということである。現在としてはゼロになるということであるので、休園
として残しておく必要があり、地域の皆さんの地域公民館建設については別途考慮すべきであ
る と い う 立 場 で こ の 条 例 に は 反 対 。 」 と い う 反 対 討 論 が あ り 、 挙 手 採 決 の 結 果 、 議 案 第 73号 は
賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次 に 、 陳 情 第 11号 、 南 さ つ ま 市 の 市 職 員 を 対 象 と し た 「 人 権 に 関 す る 意 識 調 査 ・ 実 態 調 査 」
に取り組むことを要請する陳情について申し上げます。
意 見 に お い て 、 本 陳 情 文 中 の 「 市 報 の 『 記 載 ミ ス 』 ( 本 年 1月 号 ) は い く ら 探 し て も な い 。 」
との意見がありました。
討 論 は な く 、 挙 手 採 決 の 結 果 、 賛 成 少 数 で 陳 情 第 11号 は 不 採 択 と す べ き も の と 決 定 し ま し た 。
次 に 、 陳 情 第 13号 、 南 さ つ ま 市 立 幼 稚 園 運 営 委 員 会 を 発 足 し て く だ さ い 。 に つ い て 申 し 上 げ
ます。
質 疑 に お い て 、 6月 議 会 以 降 の 状 況 に つ い て は 、 保 護 者 と の 話 し 合 い 状 況 は 、 6月 28日 に 保 護
者 会 会 長 と の 話 し 合 い を 持 ち 、 6月 30日 に 保 護 者 会 を 実 施 し 、 民 営 化 検 討 の 背 景 、 こ れ ま で の
経緯、組織改編方針の説明後意見交換をし、市長とも話をしたいとの保護者の意見を受け、 8
月 9日 に 同 様 の 内 容 で 市 長 と 語 る 会 を 行 い 、 そ こ で 母 親 が 多 か っ た と い う こ と で 、 父 親 の 入 っ
た 中 で 市 長 と 語 る 会 を 開 催 し て ほ し い と の 要 望 を 受 け て 、 8月 19日 夜 開 催 し 、 市 の 財 政 状 況 、
これまでの経緯、民営化検討や組織改編方針等を説明し意見交換を行ったところである。保護
者の皆様の意見としては、「私立幼稚園、公立幼稚園、保育園ということで保護者の側に選択
- 260 -
の良さがある。」という意見があったとのことでした。
公立と私立の負担については、保護者の所得、住民税の支払い等によっていろいろな段階に
分かれており、どちらが安いとは一概に言えないと説明している。生活保護世帯及び市町村民
税非課税世帯では世帯に応じた幼稚園就園奨励費補助金があるので、加世田幼稚園よりも私立
幼稚園が高いという現状にはないとのことでした。
私立幼稚園と公立幼稚園の教育の中身については、私立幼稚園の場合、それぞれの幼稚園の
特色を出すということでいろんなことをされているが、基本的にどちらも幼稚園の教育要領に
基づいて行われるので、共通しているとのことでした。
今後の方向については、議会の議決を得て、県の教育委員会の承認を得てから幼稚園は廃園
と な る 。 そ の よ う な 手 続 を し な い で 公 募 と い う こ と は で き な い の で 、 市 内 の 2学 校 法 人 を 含 め
て 鹿 児 島 市 内 の 5法 人 に 打 診 を し て い る と こ ろ で あ る 。 教 育 委 員 会 と し て は 現 在 の 幼 稚 園 の 民
営化ということで取り組んでおり、跡地活用の保育所への転換、認定こども園等については、
学校再編のあった小中学校対策等について副市長をトップとした検討委員会の例もあるので、
教育委員会サイドだけでというわけにはいかないと考えているとのことでした。
討論では、「子育てしやすいまちということを標榜して、公立幼稚園あるいは私立幼稚園の
良さを活かして、親としては子育ての選択権が保障されているという意味で公立は残す方向が
必要だと考える。ここで出されている陳情はもっと広く市民の意見を聴くという話し合いの場
をつくるということですので、それを大いに今後つくってもらいたい。将来子どもを持つ人、
孫を持つ人も含めて意見が反映できるよう検討委員会のようなものをつくるべきだというのが
趣旨だと思うので、そういうことを十分経て住民の納得と了解を得て進めるべきだという意味
ですので、これは採択していくべきだと、このように思う。公立、私立の負担の問題もあり、
市に一つも公立がないという状況になるとやはり問題だと思いますので、話し合いの場が是非
必 要 だ と い う ふ う に 思 う 。」 と い う 賛 成 討 論 、「 採 択 し た 後 の 委 員 会 と し て 、 議 会 と し て の こ れ
に基づく動きがとれるかということを考えた場合、無責任に採択できない。民営化という判断
がなされた場合、それについての条件は別な形で議論していかなければならない。」という反
対 討 論 が あ り 、 挙 手 採 決 の 結 果 、 陳 情 第 13号 は 賛 成 少 数 で 不 採 択 と す べ き も の と 決 定 し ま し た 。
以上で文教厚生委員会の報告を終わります。
議 案 第 72号 の 中 で 「 市 の 保 育 責 任 に つ い て は 」 と 申 し 上 げ る べ き と こ ろ を 「 市 の 保 育 所 責 任 」
というふうに読みましたので、読み違いでありますので、訂正して、「市の保育所責任」を
「市の保育責任」と訂正さしていただきます。お詫びして訂正いたします。
〇議長(大原俊博)
質疑に入ります。ただ今の委員長報告に対し御質疑ありませんか。
〇12番議員(諏訪昌一)
ま ず 、 議 案 第 72号 で す が 、 報 告 の 中 で 「 9月 議 会 に 提 案 さ れ る こ と
は承知されているはず」というくだりがあったわけですけれども、その保護者の方々がですね
はずというふうに執行部の方は答弁したということであったわけですが、そこの先までやっぱ
- 261 -
り、私どもが過去それは保護者とのこのやりとりが不足しているのではないのかということで、
一旦持ち帰って再検討すべきだということを申し上げてきたいきさつからしますと、そのはず
の先をですね議論すべきだったのではないかなと、あるいは調査すべきだったのではないのか
なというふうに思うわけですが、その辺りについて検討はされなかったのか。
そ れ か ら で す ね 、 陳 情 第 11号 で す が 、 市 報 の 本 年 1月 号 が い く ら 探 し て も 見 つ か ら な い と い
う何か、ないというような報告があったわけですが、それは市報がなかったのか、何がなかっ
たのか。もし、市報の記述が見つからなかったのか。見つからないとすれば、二つ考えられる
と思うんですね。市報が見つからなければ、もうすべてあちこち配布し終わってしまって残部
がなかったという意味であれば、PDFファイルからでも出せるわけだし、それからもしその
記述が見つからないというのであれば、それはちょっとおかしいのではないかなと。あったは
ずでありますのでですね、その辺りについて検討されなかったのか。
それから、今の報告を聴きますと、ほかのものの報告に比べて余りにも、一言での報告です
から、一体どれぐらい時間をかけて、内容的には非常に重要なものであるということは分かる
と思うんですが、どれぐらい時間をかけて議論されたのか。
更に、また、こういう内容のもので陳情者を呼んで議論しようというような話は一言も出な
か っ た の か ど う か お 尋 ね し ま す 。 そ れ か ら 、 今 ん の は 陳 情 11号 で す ね 。
そ れ か ら 、 陳 情 13号 に つ い て は 、 確 か に 、 委 員 会 の 方 で も 迷 わ れ た よ う に 、 表 現 が 私 ど も 議
会の方でどうしたらいいのかということで、つまり執行権もなければ何もないということで、
その自分たちは議論をして方向性を示すということがまず大事であるわけですが、そういう文
章的なちょっとこう引っ掛かる部分等があるというのも理解できますけれども、そういう陳情
者の意図というもの、陳情の中に含まれている意思というものをどう酌み取って議論をするの
かという点ではどうだったのかなと思うようなところをちょっと報告の中で感じたんですけれ
ども、そういったような方向での、これはこういう意図なんだから、どういうふうに働き掛け
ようかというような議論はなされなかったのかどうか。その点についてお尋ねをいたします。
以上です。
〇文教厚生委員長(古木健一)
ま ず 、 議 案 第 72号 に 関 す る 御 質 問 で あ り ま す が 、 ち ょ う ど 、 各
委員の方は今報告いたしました範囲で理解したということで、これ以上の今御質問がありまし
た調査とか、そういうことについては話は出ておりません。
それか ら、陳情第11号に関して ですが、陳 情第11号の文章中「市報の記載ミス(本年 1月号)」
ということで、その中に市の職員向けの、このことを受けて市の職員の研修がうんぬんという
ふうに陳情書はなっているわけですが、今御質問がありましたように、市報がないということ
で は な く て 、 い わ ゆ る 本 年 1月 号 に こ の 人 権 に 関 す る こ の よ う な 記 載 ミ ス は な い と い う こ と で
で す よ ね あ り ま し た 。 本 年 の 1月 号 に 記 載 さ れ て い る ミ ス に つ い て は 、 本 坊 市 長 の 年 齢 の 間 違
いが記載ミスであるというこのことだけでありまして、陳情書にこのことが問題であるという
- 262 -
ことで陳情されておりましたので、もうその段階で先ほど報告したような経緯で採決されたと
ころであります。
そ れ か ら 、 陳 情 第 13号 、 南 さ つ ま 市 立 幼 稚 園 運 営 委 員 会 を 発 足 し て く だ さ い 。 と い う こ と に
関しましては、討論の中でありましたように、いわゆるこれを採択すべきであるという方の願
意は、今報告申し上げたとおりのことで、願意を酌んで採択すべきであるという御意見の賛成
討論と、それと反対討論でありましたように、いわゆる現在の状況下では民営化ということで
市の方が進んでいるので、今現段階でこれを採択して運営委員会を設置、市の方に要望できる
とか、そういう状況ではないというふうに判断したという反対の討論があって、表決の結果、
このようになった次第であります。以上です。
〇議長(大原俊博)
〇議長(大原俊博)
休憩します。
休憩
午前10時39分
再開
午前10時39分
再開します。
〇文教厚生委員長(古木健一)
時間についてははっきり記載はしておりませんけど、一番最初
の段階で、陳情書をですよね委員の方々がそれぞれあらかじめ調査研究するために、もう初歩
的な段階というか、調査段階で調べてきた結果、この陳情書に載っているようなことが全く市
報に出てこないということが冒頭ありまして、それでもうそこで休憩をとりまして審議がストッ
プして、それで、もしこれがまたどっかの所にこのようなことがあったということであれば、
また改めて陳情を出していただくという機会もあろうからというようなお話もあってこのよう
なことで、時間自体はそんなにかかっておりません。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
質疑を終わります。討論に入ります。討論はありませんか。
〇17番議員(清水春男)
私 は 、 議 案 第 72号 、 南 さ つ ま 市 立 保 育 所 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例
と 議 案 第 73号 、 南 さ つ ま 市 へ き 地 保 育 所 条 例 を 廃 止 す る 条 例 に 反 対 の 立 場 で 討 論 を し 、 議 案 第 、
ご め ん な さ い 。 陳 情 第 13号 、 南 さ つ ま 市 立 幼 稚 園 運 営 委 員 会 を 発 足 し て く だ さ い 。 の 陳 情 書 に 、
その陳情議案に賛成の立場で討論をいたします。
ま ず 、 議 案 第 72号 の 南 さ つ ま 市 立 保 育 所 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 で あ り ま す が 、 行 財 政 改
革や集中改革プランの中で「幼稚園や保育所など民営化を検討し、推進する。」とあることを
盾に、保護者の理解を十分得ないで民営化を強行に進めようとする姿勢がうかがえます。少子
化の中で民間の保育園も経営が大変だと言われています。若者世帯が安心して子どもを預ける
保育所を民営化するだけで今の厳しい市の財政が改善をどれだけするでしょうか。公立保育所
が少なくなっている中で公立で残すことの意味は、民間の保育所も公立の保育所に優る保育を
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しようと努力するなど大きな効果があると考えます。せめて阿多保育所は公立で残すべきです。
町内に民間の保育所がある中でこれまで運営をしてきた阿多保育所、子どもの数も極端に減ら
ない中で現在まできています。保護者の理解を十分得る努力をされるべきです。
次 に 、 議 案 第 73号 、 南 さ つ ま 市 へ き 地 保 育 所 条 例 を 廃 止 す る 条 例 に つ い て で ご ざ い ま す 。 へ
き地保育所であった野間池保育所は園児の数が減る中で休園となっています。私は休園と廃園
では大きな違いがあると考えます。保育所をなくすることは、そこには若者世帯が住みにくく
なるし、行く行くは笠沙小学校もなくなるおそれがあります。野間池地区が衰退をしていく方
向に進むのではないでしょうか。地域を守るためにも、廃園ではなく、休園のまま残し、野間
池地区に若者世帯が住みつくために行政と地域が力を合わせ話し合う努力をするべきと考えま
す。
次 に 、 私 は 、 陳 情 第 13号 、 南 さ つ ま 市 立 幼 稚 園 運 営 委 員 会 を 発 足 し て く だ さ い 。 の 陳 情 書 に
賛成の立場で討論をいたします。集中改革プランや新しい学校づくり検討委員会の方針に従い
民 営 化 を 検 討 す る と し て 、 平 成 23年 度 組 織 改 編 方 針 で 「 加 世 田 幼 稚 園 の 民 間 移 譲 を 進 め る と と
も に 、 満 3歳 児 童 を 対 象 と し た 平 成 23年 度 募 集 を 停 止 す る 。 」 と し て い ま す 。 こ の よ う な こ と
は 保 護 者 の 方 は 十 分 納 得 し て い る と は 思 え ま せ ん 。 幼 稚 園 の 存 続 を 願 う 署 名 も 4,507名 以 上 の
署名が市長に提出をされています。これからも保護者との十分な議論をやるべきです。今回の
陳情書は、保護者の代表者を入れた運営委員会を発足させて、そこで十分議論して継続か、廃
園かを決めるべきというものであると考えます。南さつま市の将来を担う子どもたちを育てる。
若者世帯が安心して預けられる幼稚園をつくるためにもこの陳情書は採択するべきと述べて賛
成討論といたします。以上終わります。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇12番議員(諏訪昌一)
私 は 、 陳 情 第 11号 と 13号 に つ い て 採 択 す べ き だ と い う 賛 成 の 立 場 で
の討論をいたします。
陳 情 第 11号 に つ き ま し て は 、 今 伺 い ま す と 、 非 常 に 短 時 間 で 入 口 論 議 的 な 所 で 不 採 択 と な っ
た と い う こ と で あ り ま す が 、 私 の 記 憶 で も 1月 号 だ っ た か と 思 う ん で す が 、 2月 号 だ っ た の か
もしれないというその辺りの部分については、少なくとも陳情者の意図というものを酌みなが
ら議論をしていくという立場に立つならば、まず陳情者の方においでいただいてその辺りをき
ちっと質すなり、問い合わせるなり、せめて問い合わせるなりした上で議論すべきではなかっ
たのか。その中身というものをいかに重要視していくのかという考え方に立っての議論がなさ
れなかったという意味では、せめて継続審査にすべきだったという思いもありますが、少なく
ともそういう立場での議論をすべきではなかったのかという思いを込めてですね、そこの先ま
で委員会での議論がなかったようですので、討論でそこまで触れるということを今いたしまし
せんが、採択すべきであったというふうに意見を申し上げます。
更 に 、 陳 情 第 13号 に つ き ま し て も 陳 情 者 の 方 々 と 直 接 議 論 を す る 場 と い う も の を 設 け る な ど
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してですね、やはりこれは重大な問題ですので、きちっともう少し詰めていくべき問題があっ
たのではないかというふうに思います。ですから、これも採択すべきであるという御意見を申
し上げます。
た だ こ の 問 題 と 、 そ れ か ら 議 案 第 72号 の 問 題 も 含 め て 申 し 上 げ た い こ と は 、 児 童 福 祉 法 ま で
持ち出されて議論をされたことは大変素晴らしい議論まで入っていったんだなということは理
解しますけれども、ただ、今のこの保育、幼稚園、保育園における保育というものの中身とい
うところまで、その質といいますか、そのあり方といいますか、いうことをきちっともっと中
身として議論する姿勢というのがあれば、今日の単純に物理的にどう動かすのか。民営化する
のか。廃園とするのか。公立のまま残すのかというその入口論議的な手法のみの議論、確かに
議会において予算を伴うものはその部分であるかもしれませんけれども、ありますけれども、
しかし、そこまで論議するのであればそういう深めた議論というのは避けて通れないものであ
るし、そういった議論がなければ、子どもたちの保育、発達支援というものはきちっと保障さ
れていかない。そういうことを少なくとも私どもは意識として持っているべきではないかなと
いうことを申し上げ、若干討論の幅を広げたことをお詫びしつつ討論を終わります。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇6番議員(上村研一)
私 は 、 議 案 第 72号 、 南 さ つ ま 市 保 育 所 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 に つ
いて賛成の立場で討論いたします。本議案につきましては、私は文教委員でもありますので、
委員長報告の中にもありましたように、審議内容、討論についてほぼすべて網羅されていると
いうことで詳しくは申し上げませんが、あえて付け加えて申し上げさしていただきますと、赤
生木保育園のことについては、昭光保育園の園長が、地域への思いがありながら、今回の判断、
決断をしなければならなくなった状況を涙ながらに説明された。そういった背景を保護者が見
て今、自分たちの置かれている状況についての判断責任、そして地域の保育に対する将来責任
は自分たちにもあるんだということを赤生木、そして玉林地域の二つの地域の保護者が共有し、
そして南さつま市という経営者、昭光保育園という経営者、そして保護者の立場、それぞれが
立場を尊重した結果に得られた合意形成に基づいた大変重たい議案だったというふうに私は認
識しております。そういうことで、通り一遍のことではなくて、本当に涙ながらに事情を訴え
て、納得いくように仕向けたんじゃなくて、本当に説明して、こういう状況ですが、どう考え
るかということを持ち出した結果だったというふうに私は認識しておりますし、そういう事実
を私は押さえておるもので申し上げたいと思います。ただし、この件については、阿多保育園
に関しては、懸案となっている事項については、また今後十分に協議をしなければならないで
し ょ う し 、 児 童 福 祉 法 第 24条 に 記 載 さ れ て い る 理 念 、 記 載 事 項 は 十 分 遵 守 し 、 そ し て 今 後 民 が
するにしよ、官がするにしよ、その地域保育についての責任というのは自治体がしっかりと果
たしていかなければならないということは申し添えておきたいと思います。そして今後この議
案の後はやはり統合をする実際的な作業も大変発生して参ります。そこについてしっかりと取
- 265 -
り組んでいくべきだということを申し添えて私の賛成の討論といたします。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇4番議員(鳥居亮幸)
私 は 、 議 案 第 72号 、 議 案 第 73号 に は 反 対 の 立 場 で 、 陳 情 13号 に つ き ま
しては賛成の立場で討論をいたします。
72号 に つ き ま し て は 南 さ つ ま 市 保 育 所 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 に つ い て で ご ざ い ま す が 、
こ の 阿 多 保 育 所 に つ き ま し て は 園 児 数 も 満 杯 状 態 で あ り 、「 公 立 保 育 所 は 残 す べ き だ 。」 と い う
住民の声が強いということを指摘したいと思います。単に現在の保護者だけの問題ではないと
いうことです。これは既に大きな署名も行われているように、多くの方々が「公立は一つぐら
いないといけない。」と、これが市民の声であります。市長もその市民の目線を尊重すべきで
あるというふうに思います。保護者と関係住民、広く市政の納得と了解が得られないままの民
営化の提案であるということを指摘しておきたいと思います。今、法律の問題も論議が出まし
た が 、 児 童 福 祉 法 の 第 2条 に お い て は 「 国 と 自 治 体 は 保 育 所 の 責 任 が あ る 。 」 と い う こ と を 謳 っ
ております。この精神に立つならば公立は一つは残して、公立、私立、特徴を競い合いつつ保
育の充実を進めることということが正しい道であると確信をするものであります。児童クラブ
につきましては独特の地区公民館を使用した行き方をとっております。これが市の公立である
か ら こ そ 今 実 現 可 能 で あ る と い う こ と を 私 は 思 い ま す 。 3年 間 は こ の ま ま 進 み 、 施 設 の 建 設 も
という報告もありましたですけれども、子どもがそこに通うことは家庭に代わる毎日の生活の
場であります。そこで子どもたちが安全に、心身ともに健やかに育つ。そういう生活が保障さ
れなければならないと思います。そのために事業目的、対象児童、適正規模、職員配置基準、
こういうものが確立される必要があります。これが民間になりますと、職員配置基準にしても、
体制にしても、労働条件にしても、保育士が次々替わるとか、責任は正規職員と何ら変わらな
いが、時給が安いという状況などが生じかねないということはあると思います。障害のある子
どもたちの入所はどうなるのか。そして条件整備はどうなるのか。そういうようなことについ
ても公立の幼稚園というのは非常に必要であると。
へき地の保育所についても休園という行き方が正しいのではないか。そして多くの若者が住
むようなまちをつくっていくという方向が正しいのであると私は確信をいたします。
陳 情 13号 に つ き ま し て は 南 さ つ ま 市 立 幼 稚 園 の 運 営 委 員 会 の 発 足 の 問 題 で す が 、 こ れ に 賛 成
をして採択する立場から討論を行います。地方政治は民主主義の学校と言われています。身近
な問題が直接行政に反映する。またいろいろな運動が起こっていく。そのことが必要です。唯
一の公立幼稚園を残してほしいと願う市民は多く、根強い幅広い声が広がっております。幼稚
園教育の選択性、私立を選ぶか、その選択性を保障して市としての責任を果たすために必要で
あ り ま す 。 子 育 て し や す い 環 境 を つ く る と い う 立 場 か ら 高 い 保 育 料 、 3倍 と 言 わ れ る 保 育 料 の
負担、これが困難で幼児教育の機会を断念する。そういうせざるを得ないという保護者も生じ
ることは明白であります。就園補助の御説明がありましたが、「毎月もらえるのではなく、月々
- 266 -
の支払いが大変困難」という声も起きております。この陳情は、公立のまま存続すべきなのか。
民営化を図るのか。また廃園すべきなのか。このことを協議をすることを願う内容であります。
住民が主人公の立場から是非実施するものであり、計画を進める段階における多様な角度から
の検討を行う、協議する場を設けることが重要であると思いますので、これは採択すべきだと
いうことを申し上げたいと。以上で討論といたします。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇21番議員(若松正伸)
私 は 、 議 案 第 72号 、 南 さ つ ま 市 立 保 育 園 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例
に 反 対 の 立 場 で 討 論 を い た し ま す 。 昨 年 の 9月 議 会 に お き ま し て こ の 条 例 が 出 さ れ 、 そ の 議 会
中に撤回議案、撤回理由が述べられたわけでありまして、その理由としまして市長は十分な保
護者の理解が得られるよう時間をかけて意見を十分聴いて対処するということで撤回理由が出
されたわけですけれども、現時点において保護者及びこの学童保育の施設に通う児童の保護者
に理解を得られたとは考えておりません。
次 に 、 2番 目 で ご ざ い ま す け れ ど も 、 現 在 阿 多 地 区 公 民 館 の 大 会 議 室 を 中 心 に 学 童 保 育 が 実
施 さ れ て お り ま す け れ ど も 、 一 般 質 問 あ る い は 委 員 会 に お き ま し て も 概 ね 3年 間 の う ち に こ の
児童館、ふれあい館を建設するというような文言がなされておりますけれども、やはり私は地
区公民館が本来の地区公民館としての地域の活動拠点として、そして、また、元気づくり事業
の推進の場として利用するためにも、やはり民間移譲した場合につきましては民間が建設し、
運営をするべきだと、このように思っております。こういう関係から反対意見といたします。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
討 論 を 終 わ り ま す 。 採 決 に 入 り ま す 。 1件 ず つ 採 決 い た し ま す 。
ま ず 、 議 案 第 72号 、 南 さ つ ま 市 立 保 育 所 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 に つ い て お 諮 り し ま す 。
本件は起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報
告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
[賛成者起立]
〇議長(大原俊博)
起 立 多 数 で あ り ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 72号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ ま
した。
次 に 、 議 案 第 73号 、 南 さ つ ま 市 へ き 地 保 育 所 条 例 を 廃 止 す る 条 例 に つ い て お 諮 り し ま す 。 本
件は起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告
のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
[賛成者起立]
〇議長(大原俊博)
起 立 多 数 で あ り ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 73号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ ま
した。
次 は 、 陳 情 第 11号 、 南 さ つ ま 市 の 市 職 員 を 対 象 と し た 「 人 権 に 関 す る 意 識 調 査 ・ 実 態 調 査 」
- 267 -
に取り組むことを要請する陳情についてお諮りします。本件は起立により採決いたします。本
件に対する委員長報告は不採択であります。本件は採択することに賛成の議員の起立を求めま
す。
[賛成者起立]
〇議長(大原俊博)
起 立 少 数 で あ り ま す 。 し た が っ て 、 陳 情 第 11号 は 不 採 択 と す る こ と に 決 定
いたしました。
次 は 、 陳 情 第 13号 、 南 さ つ ま 市 立 幼 稚 園 運 営 委 員 会 を 発 足 し て く だ さ い 。 に つ い て お 諮 り し
ます。本件は起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は不採択であります。本件
は採択することに賛成の議員の起立を求めます。
[賛成者起立]
〇議長(大原俊博)
起 立 少 数 で あ り ま す 。 し た が っ て 、 陳 情 第 13号 は 不 採 択 と す る こ と に 決 定
しました。
〇議長(大原俊博)
△
日程第 8
議 案 第 74号 及 び
△
日程第 9
議 案 第 75号
次 は 、 日 程 第 8、 議 案 第 74号 、 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 設 置 条 例 及 び 南 さ
つ ま 市 水 道 給 水 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 及 び 日 程 第 9、 議 案 第 75号 、 あ ら た に 生 じ た 土 地 の
確 認 に つ い て の 議 案 2件 を 一 括 議 題 と し ま す 。 産 業 建 設 委 員 長 の 報 告 を 求 め ま す 。
[貴島
〇産業建設委員長(貴島
修)
修産業建設委員長登壇]
産業建設委員会の報告をいたします。
本 委 員 会 で は 、 去 る 9月 16日 に 委 員 会 を 開 き 、 現 地 調 査 を 行 っ た 後 、 付 託 さ れ た 議 案 等 の 審
査をいたしました。
それでは、審査の概要と結果について御報告いたします。
ま ず 、 議 案 第 74号 、 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 設 置 条 例 及 び 南 さ つ ま 市 水 道 給 水 条 例 の 一 部 を
改正する条例について申し上げます。
質 疑 で は 、 簡 易 水 道 の 統 一 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 給 水 人 口 の 関 係 で 5,000人 を 上 回 る
と上水道経営しなくてはならないので、人口の動態を見ながら統合を進めていくと考えており
ますとのことでした。以上が質疑の主なものでした。
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 74号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 し
ました。
次 は 、 議 案 第 75号 、 あ ら た に 生 じ た 土 地 の 確 認 に つ い て 申 し 上 げ ま す 。
質 疑 で は 、 土 地 に つ い て の 整 備 計 画 及 び 事 業 費 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 平 成 5年 の 漁 港
整 備 計 画 に 基 づ い て 平 成 14年 度 か ら 平 成 21年 度 に か け て 整 備 が 行 わ れ 、 事 業 費 に つ き ま し て は
全 体 で 約 14億 円 で あ る と の こ と で し た 。 以 上 が 質 疑 の 主 な も の で し た 。
- 268 -
討 論 は な く 、 採 決 の 結 果 、 議 案 第 75号 は 全 員 異 議 な く 原 案 の と お り 可 決 す べ き も の と 決 定 し
ました。
以上で産業建設委員会の報告を終わります。
〇議長(大原俊博)
質疑に入ります。ただ今の委員長報告に対し御質疑ありませんか。
〇4番議員(鳥居亮幸)
お尋ねします。審議の内容についてお尋ねします。簡易水道におきま
しては統一をしていくということは報告があったわけですけれども、合併当時の合意の条件の
中 に 「 5年 以 内 に 水 道 事 業 、 料 金 を 統 一 す る 。 」 と い う こ と が あ っ た わ け で す が 、 そ の こ と に つ
いては、統一することについては何年度ごろになるのかを明らかになっているのかお尋ねしま
す。
〇産業建設委員長(貴島
修)
委員会の中におきましてそのような質疑も、質問もありません
でした。以上です。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
質疑を終わります。討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
討 論 を 終 わ り ま す 。 採 決 に 入 り ま す 。 1件 ず つ 採 決 い た し ま す 。
ま ず 、 議 案 第 74号 、 南 さ つ ま 市 簡 易 水 道 事 業 設 置 条 例 及 び 南 さ つ ま 市 水 道 給 水 条 例 の 一 部 を
改正する条例についてお諮りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長
報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 74号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 に 、 議 案 第 75号 、 あ ら た に 生 じ た 土 地 の 確 認 に つ い て お 諮 り し ま す 。 本 件 に 対 す る 委 員 長
報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 75号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
〇議長(大原俊博)
△
日 程 第 10
議 案 第 76号 か ら
△
日 程 第 16
議 案 第 82号 ま で
次 は 、 日 程 第 10 、 議 案 第 76 号 、 平 成 22 年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算
( 第 3号 ) か ら 日 程 第 16、 議 案 第 82号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
ま で の 7件 を 一 括 議 題 と い た し ま す 。 予 決 算 特 別 委 員 長 の 報 告 を 求 め ま す 。
[諏訪昌一予決算特別委員長登壇]
- 269 -
〇予決算特別委員長(諏訪昌一)
予決算特別委員会の報告を申し上げます。
本 委 員 会 で は 、 9月 13日 に 付 託 さ れ ま し た 議 案 第 76号 か ら 議 案 第 82号 ま で の 補 正 予 算 7件 と
平 成 21年 度 の 各 会 計 決 算 認 定 関 係 の 議 案 第 83号 か ら 議 案 第 96号 ま で の 決 算 案 件 14件 の 計 21件 の
う ち 、 各 会 計 決 算 は 閉 会 中 継 続 審 査 と す る こ と と し 、 9月 17日 の 委 員 会 で は 補 正 予 算 7件 を 審
査いたしました。
それでは、審査で明らかになりましたことから主なものを報告いたします。
議 案 第 76号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 3号 ) は 、 歳 出 か ら 款 を 追 っ て 審
査し、次に歳入について審査しました。
まず、歳出について報告いたします。
2款 総 務 費 、 1項 総 務 管 理 費 、 1目 一 般 管 理 費 で は 、 印 刷 製 本 費 と 業 務 委 託 料 並 び に 平 和 都 市
宣言銘板等作成委託料について質しましたところ、印刷製本費は、組織改編等に伴い条例、規
則 等 の 改 正 が 多 か っ た た め に 昨 年 10月 か ら 本 年 3月 分 ま で に 関 わ る 改 正 追 録 分 と し て 既 に 284
万 7,600円 を 執 行 し て お り 、 今 年 度 必 要 な 追 録 ペ ー ジ 数 に つ い て 過 去 の 実 績 等 を 踏 ま え 今 後 63
万円を 見込んでいる。業務委託料は、旧笠沙町に保管してあった蛍光灯用安定器がPCB廃棄
物であるが、日本環境安全事業株式会社北九州事業所の受入れ態勢が整ったことで処分を委託
するものであるとのことでした。
平 和 都 市 宣 言 銘 板 等 作 成 委 託 料 は 、 新 市 発 足 5周 年 に 当 た り 、 記 念 事 業 の 一 環 と し て 平 和 都
市宣言を行うため、市民の代表で検討委員会を設置して進めている。その宣言文の銘板を庁舎
玄関前に設置する費用と庁舎入口の既存の三角塔にステンレス銘板を張る委託料であるとのこ
とでした。
同 じ く 総 務 管 理 費 、 5目 財 政 管 理 費 で は 、 業 務 委 託 料 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 キ オ ビ エ
ダ シ ャ ク の 薬 剤 散 布 駆 除 業 務 委 託 を 当 初 年 2回 予 定 し て い た が 、 本 年 度 は 早 い 時 期 か ら 大 発 生
し た た め 、 5月 か ら 薬 剤 散 布 を 開 始 、 施 設 に よ っ て は 2回 目 ・ 3回 目 の 散 布 を 行 っ て い る 。 今 後
2回 の 散 布 を 予 定 し て 170万 円 を 増 額 補 正 し よ う と す る も の で あ る と の こ と で し た 。
同 じ く 総 務 管 理 費 、 9目 情 報 管 理 費 で は 、 地 域 情 報 基 盤 整 備 促 進 事 業 補 助 金 に つ い て 質 し ま
し た と こ ろ 、 整 備 す る の に 1年 ぐ ら い 期 間 が か か る 。 来 年 の 7月 ま で に 間 に 合 わ な い 所 が 今 後
出てくるだろうが、その場合は衛星放送の利用ということになる。新たな難視聴地域となって
期間までにテレビ受信できないとなった場合は、チューナー等は国の方で負担するとのことで
した。
3款 民 生 費 、 1項 社 会 福 祉 費 、 1目 社 会 福 祉 総 務 費 と 4目 国 民 年 金 事 務 費 に つ い て は 、 代 替 賃
金は産休代替賃金であるとのことでした。
2項 児 童 福 祉 費 、 3目 母 子 福 祉 費 で は 、 高 等 技 能 訓 練 促 進 費 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 母 子
家 庭 の 経 済 的 自 立 に 寄 与 す る こ と を 目 的 と し 、 9月 か ら 理 容 学 校 の 方 で 資 格 を 取 り た い と い う
方 の 分 が 98 万 7,000 円 、 7 月 に 専 門 学 校 の 方 を 終 了 し た 方 に 対 す る 入 学 支 援 終 了 一 時 金 2 万
- 270 -
5,000円 の 合 計 額 で あ る と の こ と で し た 。
同 じ く 児 童 福 祉 費 、 4目 児 童 福 祉 施 設 費 で は 、 非 常 勤 職 員 報 酬 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、
阿 多 保 育 所 に お い て 注 意 欠 陥 多 動 性 障 害 の あ る 園 児 の 4月 か ら の 入 園 に 関 わ る 保 育 嘱 託 の 雇 用
に関わる報酬であるとのことでした。
同 じ く 民 生 費 、 3項 生 活 保 護 費 、 1目 生 活 保 護 総 務 費 で は 、 業 務 委 託 料 964万 2,000円 の 補 正
について質しましたところ、レセプトがオンライン化されることに伴い生活保護業務のデータ
システム導入に伴うシステム改修と生活保護レセプト管理システムの導入に係るものであると
のことでした。
4款 衛 生 費 、 1項 保 健 衛 生 費 、 2目 予 防 費 で は 、 イ ン フ ル エ ン ザ 予 防 接 種 関 係 に つ い て 質 し ま
したところ、当初予算において乳幼児及び高齢者の季節性インフルエンザ接種の助成事業とし
て 組 ん で あ っ た が 、 国 に お い て こ の 10月 1日 か ら 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ の 予 防 接 種 事 業 が 補 助 事
業として開始されることになり、財源を組み替えた。新型インフルエンザの対象人数は、非課
税 対 象 者 は 1万 7,981人 、 市 単 独 助 成 の 課 税 対 象 者 は 4,692人 で あ る 。 今 年 か ら 南 九 州 市 、 南
さつま市、枕崎市のすべての受託医療機関で接種できるとのことでした。
6款 農 林 水 産 業 費 、 1項 農 業 費 、 1目 農 業 委 員 会 費 で は 、 業 務 委 託 料 に つ い て 質 し ま し た と こ
ろ、農地法の改正により農地の利用状況調査と監督、許可、取消し、遊休農地の所有者等への
指導等が義務付けられ、許認可のみならず、事後監視にも重点を置く必要が出てきた。これま
で農家単位に管理する属人台帳から地域内のすべての農地の利用状況等を管理する属地台帳へ
と変更することになり、従来の農地基本台帳はそのままにしておいて、経営農地等の一筆ごと
の 表 示 部 分 に 10ア ー ル 当 た り の 賃 借 料 あ る い は 解 除 条 件 き の 賃 借 農 地 の 利 用 状 況 、 相 続 等 の 届
出、農地の利用状況、遊休農地の指導措置、納税の猶予の適用状況なり、また仮登記の設定状
況等が新たな管理項目として追加され、このシステム改修を委託するものであるとのことでし
た。
6款 農 林 水 産 業 費 、 1項 農 業 費 、 2目 農 業 総 務 費 で は 、 み ん な で 取 り 組 む 地 域 営 農 支 援 推 進 事
業補助金の要件について質しましたところ、地域の実態調査とか、農家の意向調査を実施した
い地域、集落あるいは先進地の視察研修等の情報収集を行いたい地域、地域営農の合意形成に
向 け た 準 備 あ る い は ビ ジ ョ ン づ く り の 活 動 を し た い 地 域 が 該 当 と な り 、 平 成 22年 度 か ら 23年 度
までの事業であるとのことでした。
同 じ く 農 業 費 、 3目 農 業 振 興 費 で は 、 鳥 獣 被 害 総 合 対 策 実 践 活 動 促 進 事 業 に つ い て 質 し ま し
たところ、南さつま市鳥獣害被害防止協議会を立ち上げて運営していく。事業の内容としては、
カ ラ ス 用 の 捕 獲 檻 を 2基 、 イ ノ シ シ 用 の 捕 獲 箱 を 10基 、 タ ヌ キ ・ ア ナ グ マ 用 の 捕 獲 箱 を 10基 、
それぞれ旧市町単位をベースに協議会の中で議論しながら配置する計画であるとのことでした。
同 じ く 農 業 費 、 5目 農 地 費 、 設 計 委 託 料 200万 円 の 内 容 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 昭 和 62
年 、 農 地 開 発 で で き た 高 橋 地 区 の 農 地 85ヘ ク タ ー ル の 畑 は 砂 地 で あ り 、 非 常 に 粒 子 が 小 さ い た
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め大雨や台風など農地の砂が排水溝の方へ流出してしまうことから排水溝を改修したい。延長
約 3,700メ ー ト ル で 、 三 面 張 り 側 溝 で 底 盤 に 穴 を 空 け て や る 工 法 で 、 そ の 基 本 設 計 並 び に 測 量
設計委託業務であるとのことでした。
7款 商 工 費 、 1項 商 工 費 、 2目 商 工 振 興 費 で は 、 地 域 資 源 ∞ 全 国 展 開 プ ロ ジ ェ ク ト 事 業 補 助 金
について質しましたところ、日本商工会議所の事業で、地域の小規模事業者が地域の資源を活
用して全国規模のマーケットを視野に入れた新事業展開を支援するため、商工会議所が小規模
事業者等と協力して行う特産品開発や観光開発などの取組みに対し支援を行うものである。昨
年 度 か ら 実 施 し て お り 、 40団 体 、 個 人 事 業 者 に よ り 南 さ つ ま 地 域 資 源 活 用 促 進 協 議 会 を 設 置 し 、
地域の恵まれた資源である農林水産物の加工製造、販売、新商品開発など、農商工連携を図り、
具体的な取組みを促進している。ギフトパッケージや「さつま・すんくじらの恵み∼食と酒の
祭 典 2009∼ 」 を 東 京 の 品 川 に お い て 開 催 し 、 南 さ つ ま の 魅 力 を 発 信 し た が 、 本 年 度 も 新 た に き
んかん、タンカン、甘藷等を使った新商品を開発を行うこととして専門家の招聘費、原材料費、
加工費などに係る事業費を補助しようとするものであるとのことでした。
8款 土 木 費 、 5項 都 市 計 画 費 、 5目 公 園 費 で は 、 金 峰 レ ク の 森 関 係 で は 、 レ ク の 森 関 係 だ け 箇
条 書 き で 報 告 い た し ま す が 、 土 地 開 発 基 金 を 1億 7,591万 9,000円 を 繰 入 れ 土 地 購 入 費 と し て
出 す と い う こ と に な る が 、 こ の 21年 度 決 算 書 の 財 産 の 状 況 と の 関 係 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、
63万 3,440平 方 メ ー ト ル 、 金 額 に し て 1億 7,591万 8,100円 を 譲 渡 す る が 、 決 算 書 の 財 産 に 関
する調書からいくと面積がその分だけ減少し、この譲渡分の土地の価格も減少することになる。
ま た 、 譲 渡 し た 1億 7,591万 8,100円 は 現 金 と し て 入 っ て く る が 、 こ れ を 繰 り 入 れ し て い る の
で、差し引きゼロであるとのことでした。
今 回 の 対 象 面 積 が 63万 3,440平 方 メ ー ト ル と い う こ と で 1億 7,591万 8,000円 だ が 、 全 66ヘ
クタールとの差は道路用地だけなのかと質しましたところ、旧金峰町がレクの森型総合運動公
園 用 地 と し て 土 地 開 発 基 金 を 運 用 し て 平 成 11年 7月 、 九 州 森 林 管 理 局 か ら 面 積 は 約 66.5ヘ ク タ ー
ル 、 こ れ を 1 億 9,000 万 円 で 、 ま た 、 立 木 補 償 費 と し て 157 万 5,000 円 、 合 計 1 億 9,157 万
5,000円 で 購 入 し た が 、 そ の 後 、 平 成 11年 9月 に 高 橋 塩 屋 堀 線 の 新 設 の た め 、 こ の 用 地 の 一 部
約 3.1ヘ ク タ ー ル を 1,565万 6,900円 で 譲 渡 を し て お り 、 現 在 土 地 開 発 基 金 で 保 有 し て い る 当
該 用 地 は 、 面 積 63 万 3,440.54 平 方 メ ー ト ル 、 価 格 1 億 7,434 万 3,100 円 、 立 木 補 償 費 157 万
5,000円 、 合 計 1億 7,591万 8,100円 で あ る と の こ と で し た 。
土 地 の 単 価 と 維 持 管 理 費 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 平 成 11年 の 売 買 契 約 締 結 時 に 九 州 森 林
管 理 局 か ら 公 園 の 部 分 は 平 米 当 た り 1,200円 、 道 路 敷 は 平 米 当 た り 500円 、 保 安 林 は 平 米 当 た
り 70円 と い う 単 価 金 額 が 示 さ れ て お り 、 そ れ ぞ れ の 面 積 に 掛 け た ト ー タ ル で 1億 9,000万 円 で
ある。維持管理費については、指定管理方式とか、民間団体への委託あるいは直営方式など様々
な形態が考えられるが、現段階では詳細な検討は行っていない。できるだけ市の負担が少なく
なるような形で検討したいとのことでした。
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現在の実勢価格について質しましたところ、現段階での評価はとっていないとのことでした。
10款 教 育 費 、 2項 小 学 校 費 、 3目 学 校 建 設 費 で は 、 坊 津 学 園 の 配 置 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、
資料の図をもって説明がなされ、校舎建築の基本理念として、「坊津の歴史と伝統を継承し、
地域のシンボルとなる施設ということで、高太郎の自然と一体となって地域の文化や体育の拠
点として機能する学校」「子どもの記憶に残る豊かな生涯学習空間を提供できる施設として、
特 に 4・ 3・ 2制 の 生 活 集 団 の ま と ま り や 9学 年 の 発 達 段 階 に 応 じ た 多 目 的 な 学 習 ゾ ー ン を 持 つ
学校」「坊津の気候風土を考慮し、環境とともに学べる施設として、高太郎の自然や新しくで
きる学園の校内の環境を大切にする学校」「地域へ開放し、生涯学習の拠点となる施設という
こ と で 地 域 と と も に あ る 学 校 」 と い う 4点 が 挙 げ ら れ ま し た 。
次に、歳入について報告いたします。
19款 諸 収 入 、 5項 雑 入 、 4目 雑 入 、 き ん ぽ う 木 花 館 火 災 共 済 金 に つ い て 、 全 焼 だ っ た 場 合 な ど
算 定 の 根 拠 な ど を 質 し ま し た と こ ろ 、 6,025万 6,000円 を 限 度 と し て 加 入 し て お り 、 全 焼 だ と
こ の 金 額 に な る 。 今 回 は 部 分 焼 で あ り 、 自 治 協 会 か ら 1,668万 9,756円 が 支 払 わ れ た 。 建 物 に
ついては、罹災時の再調達価格を基に損害額を計算し、この損害額に基づいて共済金を算出す
る こ と に な っ て い る 。 再 調 達 価 格 は 7,441万 5,000円 と 算 定 を さ れ て お り 、 損 害 額 は 原 状 復 旧
費 を 算 定 す る こ と に な っ て お り 、 2,061万 1,528円 で あ っ た 。 共 済 金 は 再 調 達 価 格 と 市 が 罹 災
時に加入していた共済委託契約額の割合に損害額を乗じて得た額となる。第三者行為であるが、
これ以外の火災であっても損害額、共済額については変わりがないとのことでした。
次に、債務負担行為について報告いたします。
南薩木材加工センターの大幅改造事業の背景や損失補償、本市の出資状況、配当の有無、集
荷の状況等について質しましたところ、南薩地域の木材資源の有効活用と林業振興を図る目的
で 川 辺 地 区 の 旧 2市 5町 及 び 森 林 所 有 者 あ る い は 木 材 業 界 等 が 出 資 し た 第 三 セ ク タ ー と し て 平
成 4年 の 11月 に 設 立 さ れ 、 施 設 の 更 新 等 は 行 っ て き た が 、 創 業 か ら 17年 目 を 迎 え 設 備 の 老 朽 化
が激しい。そのため製造ラインのコストも高く付いている。また、住宅産業や市場ニーズに今
の施設で対応し切れない。施設を整備することによって今の需要に見合った木材の加工・販売
をしていくシステムをとろうということである。今、木材加工センター、工場自体も全国的に
非常に大型化しており、このままでは淘汰される状況もあり得るため、事業費と運転資金の自
己 分 に つ い て 損 失 補 填 を 謳 っ て い る と こ ろ で あ る 。 株 式 総 数 が 690株 で 、 南 さ つ ま が 177株 を
保 有 し て お り 、 平 成 18 年 度 と 19 年 度 は 配 当 が あ っ た 。 原 木 の 集 荷 は 平 成 21 年 度 県 内 か ら 1 万
3,718立 米 来 て お り 、 そ の う ち 森 林 組 合 か ら 4,150立 米 の 原 木 が 集 荷 さ れ て い る と の こ と で し
た。
この他、資料に基づいて収支計画等についても質疑がなされました。以上が質疑の出ました
主なものでした。
討論では、「財政が厳しい中で幼稚園・保育園の民営化を進めるなど教育・福祉を削る一方
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で 、 レ ク の 森 公 園 事 業 に は 、 全 体 計 画 6億 3,991万 9,000円 、 今 回 補 正 3億 4,000万 円 を つ ぎ
込もうとしている。国の政権が替わった中でレクの森は計画変更又は白紙とせずにやろうとし
て い る 。 こ う い う 点 か ら 反 対 を 表 明 す る 。」、「 レ ク の 森 関 係 に つ い て は 、 い ろ ん な 経 緯 を 経 て 、
今まで課題となっていた部分をどうにか整理しようというこういうことである。今回の補正は
緊急を要するものを含んでいるので、賛成とする。」との討論がなされ、挙手採決の結果、賛
成多数により原案のとおり可決すべきものと決定しました。
採決の後、本議案に対する附帯決議が提出され、議題といたしました。
提 案 理 由 及 び 内 容 に つ い て は 、 議 案 第 76号 、 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 3号 ) に 関 す
る 附 帯 決 議 、 本 補 正 予 算 の 8款 土 木 費 、 5項 都 市 計 画 費 、 5目 公 園 費 、 レ ク の 森 型 公 園 整 備 事 業
については、後年度において本市財政に大きな負担になるような建築物や構築物など恒常的多
額の維持管理費を要する追加の整備は行わないことということでありました。
質疑では、市長としては重く受け止めようというふうになるのかとの質疑に対し、恒常的多
額の維持管理費を要する追加の整備を行わないということ、もうこれ以上の追加の整備は認め
ないことと思っている。執行部もそのように受け止めて、この決議案が通ったら考えてほしい
との答弁。
ま た 、 平 成 25年 度 ま で の 計 画 に つ い て は ど う か と の 質 疑 に 対 し 、 計 画 書 案 は 25年 度 ま で は で
きているので、それまでは何とか認めよう。この計画以外の多額の維持費が掛かるような箱物
とか、そういうものは造るなというところであるとの答弁がなされました。
こ の 附 帯 決 議 に 対 す る 討 論 で は 、 「 第 3号 の 一 般 会 計 補 正 予 算 に 反 対 を し た 立 場 か ら 反 対 す
る 。」、「 箱 物 を 造 っ て 、 後 か ら 維 持 が で き な く て 、 そ の ま ま 補 修 し な け れ ば い け な い の に 、 そ
のままになっているという物件もあったりするので、賛成する。」との討論がなされ、挙手採
決 の 結 果 、 議 案 第 76号 に 附 帯 決 議 を 付 す こ と は 原 案 の と お り 可 決 さ れ ま し た 。
次 に 、 議 案 第 77号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 ) に つ い
て報告いたします。本件以降の補正予算はすべて歳入歳出一括して審査いたしました。
質疑では、システム改修で職員の変動とかあるのかと質しましたところ、現時点では考えて
いないとのことでした。
本件に対する討論はなく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次 に 、 議 案 第 78号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
て報告いたします。
質 疑 で は 、 返 納 金 1万 9,000円 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 平 成 21年 度 支 払 基 金 医 療 費 交 付
金及び国庫負担金、県負担金が過大に交付されていたことによる実績による返納であるとのこ
とでした。
本件に対する討論はなく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次 に 、 議 案 第 79号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 後 期 高 齢 者 医 療 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ
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いて報告いたします。
質 疑 で は 、 一 般 会 計 繰 出 金 18万 4,000円 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 平 成 21年 度 に 納 付 の あ っ
た後期高齢者医療保険料、督促手数料を一般会計に繰出しをするものであるとのことでした。
本件に対する討論はなく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次 に 、 議 案 第 80号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 ) に つ い て 報
告いたします。
質疑では、特定高齢者訪問型介護予防事業費と通所介護型介護予防事業費の組替えについて
質しましたところ、訪問の事業の中に一部通所の可能な者についても訪問で実施していたこと
から、当該費用を訪問事業の方から通所事業の方へ組み替えるものであるとのことでした。
国 県 及 び 社 会 保 険 診 療 報 酬 支 払 基 金 へ の 償 還 金 3,427万 3,000円 の 内 訳 に つ い て 質 し ま し た
ところ、保険給付費と地域支援事業費に分かれており、保険給付費についてはすべて国庫負担
金 で 2,096万 2,627円 、 地 域 支 援 事 業 費 分 は 、 国 庫 補 助 金 が 661万 8,829円 、 県 補 助 金 が 330
万 9,415円 、 支 払 基 金 交 付 金 へ の 返 納 が 338万 2,160円 で あ る と の こ と で し た 。
本件に対する討論はなく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次 に 、 議 案 第 81号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
について報告いたします。
質疑では、補充している砂が流失した経緯を質しましたところ、毎年実施をしている防災点
検の中で住民から御指摘があり、その後、市の方で確認をしたとのことでした。
本件に対する討論はなく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次 に 、 議 案 第 82号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 ) に つ い て 報 告
いたします。
質 疑 で は 、 血 液 検 査 の 業 務 委 託 に つ い て 質 し ま し た と こ ろ 、 86品 目 を 委 託 内 容 を 定 め て 見 積
りを取って行っているとのことでした。
本件に対する討論はなく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以 上 で 予 決 算 特 別 委 員 会 の 9月 17日 審 査 分 の 報 告 を 終 わ り ま す 。
〇議長(大原俊博)
〇1番議員(林
質疑に入ります。ただ今の委員長報告に対し御質疑ありませんか。
耕二)
都市計画公園費のレクの森に関することですが、違約金についての議
論があったものか、なかったものかお聴かせください。
〇予決算特別委員長(諏訪昌一)
報告だけなされまして、その後そこに触れそうな部分の金額
的なものの質疑はありましたけれども、例えば、先ほど言いました立木補償がいくらとか、そ
の算定をする基礎となっている部分の質疑はなされましたが、ただ今ありました違約金に関す
る質疑はなかったところであります。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
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〇議長(大原俊博)
〇1番議員(林
質疑を終わります。討論に入ります。討論はありませんか。
耕二)
議 案 76号 に 対 し 反 対 の 立 場 で 反 対 の 討 論 を い た し ま す 。 南 さ つ ま 市 総
合振興計画による南さつま市基本構想各種計画の策定変更に関する事項にもかかわらず、地域
審議会への協議も、答申も受けず、検討委員会及び検討作業部会のみの協議がなされ、計画さ
れています。南さつま市の基本構想、南さつま市総合振興計画によると、「合併協議会で策定
した南さつま市まちづくりは、計画を尊重し、長期的展望に立って計画実行」とありながら、
しかしながら、総合振興計画の大綱の下、総合的かつ計画的な行政の推進を図るという南さつ
ま 市 市 政 の 基 本 理 念 に 反 す る も の で あ る と 思 い ま す 。 平 成 19年 12月 14日 の 検 討 委 員 会 に お い て
「施設の内容については、費用の対効果、経済性や維持管理面を精査し、市民の理解を得るこ
とが必要」との結論を得ながら、何ら市民への周知も、検討もなされることなく、果たしてそ
の理解が得られるものでしょうか。また、合併協議会において、旧金峰町がレクの森公園に関
す る 計 画 変 更 と 事 業 延 伸 の 契 約 が な さ れ て い る 1億 9,000万 円 の 国 有 林 取 得 財 産 が 合 併 協 議 会
の 協 議 に 呈 さ れ る こ と な く 、 南 さ つ ま 市 は 平 成 19年 3月 時 点 に お い て そ の 事 実 を 知 っ た と の 由 、
この事実は合併協議会そのものが問われるとともに、合併協議会の協議を故意に隠蔽されたも
のであれば、その背任の責任を問われるべきことであり、また旧金峰町の計画された運動公園
は、市内に類似する公園多々あり、時節は変わりその必要性と財源が問われるとともに、この
計画は後世に悔いを残すこと必定と思われます。また、吹上砂丘の豊かな環境資産を今後とも
維持し、自然海岸については可能な限り保全に努め、海岸整備の必要な場合にも自然環境への
十分の配慮を行い、生態系や海岸景観についてはその活用も視野に入れ、台風や冬季風浪に伴
う海岸災害から背後地を守ることなど海岸環境の保全に努めるが砂の祭典の持つもう一つの趣
旨にあるにもかかわらず、環境に関するヒアリングや市民の周知もなく、何らなされることな
く、また明確な違約金の提示もなく、契約履行のみに先走っている。この計画は原点に返り議
論し、市民の合意の下、事業計画を遂行すべきものである。よって、本議案の反対の討論とい
たします。終わります。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇6番議員(上村研一)
私 も 同 じ く 議 案 第 76号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第
3号 ) に 対 し て 反 対 の 立 場 で 討 論 い た し ま す 。 今 回 の 補 正 予 算 の 総 額 11億 7,497万 8,000円 の
う ち 、 支 出 に お い て 繰 上 償 還 分 を 除 い た 額 の 約 50パ ー セ ン ト に 当 た る 3億 4,031万 9,000円 を 、
そ し て 新 た な 市 債 発 行 に お い て は そ の 約 70パ ー セ ン ト に 当 た る 1億 6,400万 円 を 計 上 し て い る
レクの森型公園整備事業の事業計画について現時点では承認し難いいくつかの要素があります。
本件につきましては、市長におかれてはこのような大事な大きな問題に対して今まで何をして
たんだろうかという思いの中で今回一つの方針を決定された。そして関係部署におかれては、
今まで方針が定まらず、面目が立たない大変つらい状況の中で国・県との交渉を続けてこられ
た後の急きょ今回の方針決定を受けて新しい中での計画策定であったことだと思います。それ
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ぞれの立場については心中察するに余りあるものがあるということだけはまずもって申し上げ
たいと思います。申し上げた上で反対理由についての説明をいたします。まず事業としての必
要性の面から考えてみました。この公園整備事業が今必要であるかどうかを考えなければなら
ないのではないでしょうか。南さつま市では聖域なき行政改革が必要とされる中で、今回の議
会においても保育園の問題が上げられ、今後は幼稚園の問題も控えております。そして公共下
水道問題においては、加世田市街地の市民の生命と財産を守るという大義名分の下、下水道事
業が凍結され、雨水事業を優先させられております。そのほか今後対処しなければならない多
くの問題、土木事業だけ見ましても市民の生活、安全を守るために整備改修が必要な道路は数
多くあるのではないでしょうか。このような各事業のあり方が問われ、そして仕分けが行われ
ている状況の中で、この公園整備事業がほかの事業に優先して取り組まれた場合に果たして多
くの市民の理解が得られるのか。そしてその事業の必要性について説明できるかどうかが大変
疑問であります。
次に、財政負担についても考慮しなければなりません。財政負担としてこの公園整備事業費
に つ い て は 総 事 業 費 か ら 土 地 購 入 費 と 交 付 税 措 置 が さ れ る 分 を 差 し 引 い て も 実 質 1億 円 を 超 え
る自主財源の持出しが必要であるとのことであります。また、維持管理費についても、具体的
な試算はされていないようですが、相当の経費が毎年掛かるのではないでしょうか。このよう
な多額の財政負担が予測、危惧される状況で果たしてどうなんでしょうか。市長もよく言われ
ている持続可能な行政運営を進めるための財政運営の基本は、人口の減少が顕著な本市におい
てはまずこれ以上の地方債残高を増やさないことにあるのではないでしょうか。
ここまで市としての事業の必要性、財政面について申し上げましたが、ここで、本件につい
ては、単なる公共事業の是非についてだけではなくて、契約の相手方である国との大事な問題
があることは認識しております。合併前の案件であったとしても、その事業及び責任について
は合併後の新市において承継されなければならないことは明らかであります。契約書に記載さ
れている契約書の信義誠実の義務についてであります。信義とは、真心を持って約束を守り、
相手に対する務めを果たすこと。これは官民問わず大変重いことであり、軽々しく言葉の解釈
について言及すべきものではないと考えます。契約書を読み込んでいきますと、契約が履行さ
れなかった場合に契約に関する解除権を行使するのか。あるいは特別違約金を請求するのか。
いずれについてもその判断は国が示すものであると読み取れます。用途指定義務を履行し難い
特別の事由がある。つまり先ほども申し上げた事情により南さつま市においては契約を履行し
難い特別の事由があるのではないでしょうか。これは市長もおっしゃっておられる地域主権に
関わることであると私は考えます。地域の身勝手、わがまま事情ではなくて、地域の将来を考
えた上で地域が自ら判断することであり、地域主権は、地域だけが一方的に言っていることで
はなく、国も推進していることでもあります。地域主権の一つのあり方、形が問われるのでは
ないでしょうか。この件について、国に容認を求めるのではなく、具体的に、国に具体的な判
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断、条件までを提示していただくことはできないんでしょうか。それを見届けてからでも市の
判断は遅くはないのではないでしょうか。信義誠実の義務を果たしたい。縛りを外したい。し
かし、それと同じ重さで市の厳しい現実、事情がある。市の将来に対する責任があるとは考え
ら れ な い で し ょ う か 。 た だ し 、 本 件 に お い て は 10年 を 超 え る 時 間 が 経 過 し て お り 、 そ の 間 指 定
期 日 も 延 長 さ れ 、 そ の 期 日 及 び 指 定 期 間 も 既 に 過 ぎ て い る こ と を 考 え た 場 合 に 1日 で も 早 い 解
決が図られなければならないことは十分に承知しております。
最後に計画策定のあり方と予算計上の時期について申し上げます。本件については合併後か
ら幾度となく作業部会や検討委員会が開かれていたようですが、本坊市長就任後は砂の祭典実
行委員会役員との協議のみが数回行われただけであり、ある種偏った協議により導き出された
結果である感は否めないのじゃないでしょうか。ただし、過去に多くの時間と経費を費やして
検討されながら不採用になった計画案に比べ、今回の砂の祭典利用を主とした公園整備の計画
案が経費的にも、時間的にも現時点においては無難な計画であることは認めます。そして最少
経費で最低の用途指定の条件を満たす公園を整備するという落とし所により本案件についての
幕引きが図られるであろうことは十分に承知しております。時間的にも世界大会の開催、新幹
線開業を見据えたものであることは理解しますが、そして全員協議会を開催された配慮、意義
についても認めつつも、基本となる公園整備事業に関する事件の重さを考慮した場合、緊急に
補正として上げるべきものではなく、当初でしっかりと上げるべきものではないでしょうか。
本件を砂の祭典のあり方についての議論と混同すべきではないと思いつつも、あえて意見と
して申し上げますならば、砂の祭典の今後に関わる重要なことであればあるこそ、そして関係
者の熱意と技術により長年にわたり実績を積んできた祭典と新たな産業振興との連携を強める
目的とするのであればあるこそ、今回の駆込み的な計画策定ではなく、砂の質の問題、会場の
許容量の問題、アクセスの問題等提起した実行委員会主導による会場の移設案として議論、計
画されるべきではないかと考えます。
以上申し上げた理由により現時点では本件については承認できないため、関係する多くの心
情、事情を酌み取りつつも、議決に斟酌を加えることは妥当ではないと判断したため、不本意
ではありますが、反対の立場をとらせていただきました。
なお、本議案が可決された場合においては、議会の議決事項に対する一議員としての責務を
果たすべく、砂の祭典の開催及び公園利用に向けた協力は、微力ながら惜しむべきではないと
いうことを申し添え私の討論といたします。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇17番議員(清水春男)
私 は 、 議 案 第 76号 、 平 成 22年 度 一 般 会 計 補 正 ( 第 3号 ) に 反 対 の 立
場で討論をいたします。反対の一番の理由は、財政が厳しい中で幼稚園・保育所の民営化方針
を 進 め る な ど 教 育 と 福 祉 を 削 減 し な が ら 、 今 回 の 補 正 で レ ク の 森 型 公 園 事 業 費 に 3億 4,031万
9,000円 つ ぎ 込 も う と し て い る こ と で あ り ま す 。 今 回 の 事 業 は 、 失 礼 し ま し た 。 今 回 の や ろ う
- 278 -
としている事業は特別違約金を払わないための措置と言われています。今、市政も川野市政か
ら本坊市政に替わり、国政も自民党から民主党に替わりました。財政が厳しい中で新たな政権
に対して計画を白紙に戻すための努力を十分するべきであると考えます。また、このレクの森
型 公 園 事 業 整 備 は 総 事 業 費 6億 3,991万 9,000円 掛 け る と い う 大 き な 事 業 で す 。 「 整 備 し た 広
場は砂の祭典会場として活用する。」と言っていますが、これまでのこの質問に対して「これ
から職員との話し合いはする。」ということです。しかし、これまでの会場を変え、期間も延
ばすというのであれば、職員や市民との話し合いを十分した上で期間、このことを決定をする
ということが必要ではなかったでしょうか。私は、附帯決議もこの議案に対しては出されまし
たが、後年度において恒常的多額の維持管理費を要する追加の整備は行わないとするものです
が 、 今 回 出 さ れ た こ の 一 般 会 計 補 正 の こ と で 今 後 4年 間 の 整 備 が 始 ま る 。 こ の こ と が 後 年 度 に
大きな負担になると考え附帯決議にも反対をしたところです。このことを述べて反対討論とい
たします。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇4番議員(鳥居亮幸)
私 は 、 議 案 第 76号 、 平 成 22年 度 一 般 補 正 の 第 3号 予 算 に 反 対 の 討 論 を
行います。合併以前の国との契約事項であり、社会経済情勢の変化、需要の予測の状況のなど
の観点から、また本市の財政事情の観点から再度交渉する余地はあるというふうに考えるもの
で あ り ま す 。 平 成 11年 7月 、 旧 金 峰 町 長 と の 契 約 が 締 結 さ れ て お り ま す が 、 約 66.5ヘ ク タ ー ル
の 面 積 で も っ て 旧 金 峰 町 に お い て 土 地 を 購 入 し て 、 平 成 16年 に 完 成 の 予 定 と 、 こ う い う ふ う に
契約が謳われております。しかし、町においては、金峰ダムの建設、温泉施設、歴史館の建設
など時期が重なったということもあり、一方において何よりも重要なのは国の三位一体改革に
よって地方交付税の減額が続いてきたと、こういうような財政悪化が拍車をかけたということ
が言えると思います。既に指定用途に供することができなくなった。そのことが報告をされて
おります。その時点において交渉するのが正しいあり方だと思いますが、現在においてこの経
済情勢の厳しさというものを新しい政権と真正面から向き合って交渉するというのが市民の願
い で は な い で し ょ う か 。 契 約 の 25条 に お き ま し て は 「 特 別 違 約 金 を 国 は 請 求 で き る 。」、 26条 に
お い て は 「 損 害 の 賠 償 を 請 求 で き る 。」、 こ う い う よ う な も の が あ り ま す 。 既 に 意 見 も 出 て お り
ましたように、このようなことは交渉して解決できることではないでしょうか。政府において
は、事業仕分け、補助金の仕分けなどが進み、新しい事業に対する補助制度、非常に厳しいも
のがあります。国と地方に対する負担、大幅に見直されている時期であり、交渉の状況は整っ
ているということが言えるのではないかと思います。
その次に、異常気象と地球環境の悪化問題が進んでいるいわゆる防災という面から見直す必
要があるというふうに考えます。既に歴史的にもこの飛砂の防災につきましては血の滲むよう
な努力が先人がなされてきたところであります。田畑や人家さえ砂から、飛砂によって災害が
出るというところから、官民一体となって植林を続けたその青松というものが広がっていると
- 279 -
ころです。今後この自然環境を整備をしていくということは多くの市民が要求することである
というふうに考えます。
本市においては、ねたきり高齢者の介護手当支給、身体障害者を対象外とするというような
ことや敬老祝金のカット、各種補助金のカットなどを続けておりますが、こういう教育、福祉
の重視こそ市政の本当の責任であり、仕事でなければならないというふうに思います。
一 般 会 計 に お い て は 本 予 算 で 231億 円 の 予 算 の 中 で 年 度 末 の 借 金 の 見 込 み は 何 と 302億 円 を
超えるという状況であります。後年度負担を考えた場合にさっき述べましたような方策をとる
というのが必要であるということを述べまして反対の意見といたします。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
〇16番議員(下釡清和)
私は予決算の特別委員でありましたし、委員会の中では賛成討論も
いたしましたので、本議会においても賛成の討論ということでさしていただきます。委員会で
も申し上げましたが、今までいろんな経過を踏まえまして、場合によっては、過去の負の遺産
といいますか、そういった面もあったわけでございますが、それぞれ国との審議の中でですね
これはやっぱい南さつま市として決着しなけりゃならないというこういう時期にきております
し、今後これをまた引きずっていろんな問題をすることは行政にとっても、私どもにとっても
ですね大変なことだと、こういうふうに思いますし、附帯決議でもありましたように、今後計
画をですね一体程度見て、その後はですね市としてのまた活用策、そういったものも考えられ
ますし、そういう意味でですね特にこの項について反対の討論がありましたので、私はこの部
分についてはですね賛成を述べて討論といたします。
〇議長(大原俊博)
ほかにありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
討 論 を 終 わ り ま す 。 採 決 に 入 り ま す 。 1件 ず つ 採 決 い た し ま す 。
ま ず 、 議 案 第 76号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 一 般 会 計 補 正 予 算 ( 第 3号 ) に つ い て を お 諮 り し
ます。本件は起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委
員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
[賛成者起立]
〇議長(大原俊博)
起 立 多 数 で あ り ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 76号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ ま
した。
次 は 、 議 案 第 77号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 国 民 健 康 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 ) に つ い
てお諮りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定す
ることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 77号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
- 280 -
次 は 、 議 案 第 78号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 老 人 保 健 医 療 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ い
てお諮りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定す
ることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 78号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 79号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 後 期 高 齢 者 医 療 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 1号 ) に つ
いてお諮りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定
することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 79号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 80号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 介 護 保 険 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 ) に つ い て お
諮りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定するこ
とに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 80号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 81号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 漁 業 集 落 環 境 整 備 事 業 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 )
についてお諮りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり
決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 81号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
次 は 、 議 案 第 82号 、 平 成 22年 度 南 さ つ ま 市 診 療 所 特 別 会 計 補 正 予 算 ( 第 2号 ) に つ い て お 諮
りします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定すること
に御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 議 案 第 82号 は 原 案 の と お り 可 決 さ れ
ました。
△
日 程 第 17
〇議長(大原俊博)
意 見 書 案 第 5号
地方財政の充実・強化を求める意見書
次 は 、 日 程 第 17、 意 見 書 案 第 5号 、 地 方 財 政 の 充 実 ・ 強 化 を 求 め る 意 見 書
を議題といたします。提出者の趣旨説明を求めます。
- 281 -
[柳元拓夫総務委員長登壇]
〇総務委員長(柳元拓夫)
意 見 書 案 第 5号 に つ い て は 、 意 見 書 を 朗 読 し て 趣 旨 説 明 と 代 え さ せ
ていただきます。
地方財政の充実・強化を求める意見書
世界同時不況に端を発した経済状況は深刻の度を増しており、地域の雇用確保、社会保障の
充実など、地域のセーフティネットとしての地方自治体が果たす役割はますます重要となって
います。
とくに、地域経済と雇用対策の活性化が求められるなかで、介護・福祉の充実、農林水産業
の振興、クリーンエネルギーの開発など、雇用確保と結びつけこれらの政策分野の充実・強化
が 求 め ら れ て い ま す 。 2010年 度 予 算 に お い て 地 方 交 付 税 が 前 年 度 比 1.1兆 円 増 加 さ れ た こ と は 、
三位一体改革で深刻な影響を受けた地方財政に対し、新政権が地方交付税の充実という地方の
要望に応えたものとして評価できるものであり、来年度予算においても本年度の予算規模を地
方財政計画・地方交付税措置に継続的に取り入れるなどの大胆な予算措置が必要です。
こ の た め 、 2011年 度 の 地 方 財 政 予 算 全 体 の 安 定 確 保 に む け て 、 政 府 に 次 の と お り 対 策 を 求 め
ます。
記
1
医療、福祉分野の人材確保をはじめとするセーフティネット対策の充実、農林水産業の再
興 、 環 境 対 策 な ど 、 今 後 増 大 す る 財 政 需 要 を 的 確 に 取 り 入 れ 、 2011年 度 地 方 財 政 計 画 ・ 地 方
交付税総額を確保すること。
2
地 方 財 源 の 充 実 ・ 強 化 を は か る た め 、 国 ・ 地 方 の 税 収 配 分 5:5を 実 現 す る 税 源 移 譲 と 格 差
是正のための地方交付税確保、地方消費税の充実、国の直轄事業負担金の見直しなど、抜本
的な対策を進めること。
3
2010年 度 予 算 に お い て 創 設 さ れ た 「 雇 用 対 策 ・ 地 域 資 源 活 用 臨 時 特 例 費 」 な ど に 相 当 す る
額を恒久的に地方財政計画・地方交付税措置に取り入れ、自治体が安心して雇用対策に取り
組める環境整備を行うこと。
4
景気対策を通じて拡大する公共事業に対して、地方負担を増加させることのないよう十分
な財政措置を講じること。
以 上 、 地 方 自 治 法 第 99条 の 規 定 に よ り 意 見 書 を 提 出 し ま す 。
平 成 22年 9月 27日
鹿児島県南さつま市議会
な お 、 意 見 書 案 第 5号 の 提 出 先 は 、 内 閣 総 理 大 臣 、 内 閣 官 房 長 官 、 総 務 大 臣 、 財 務 大 臣 及 び
経済産業大臣であります。
こ の 意 見 書 に つ き ま し て は 、 南 さ つ ま 市 議 会 会 議 規 則 第 13条 第 2項 の 規 定 に よ り 、 南 さ つ ま
市議会総務委員会より発議するものです。
- 282 -
よろしく御審議の上、御賛同していただきますようお願い申し上げます。
〇議長(大原俊博)
質疑に入ります。御質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
質 疑 を 終 わ り ま す 。 こ こ で お 諮 り い た し ま す 。 意 見 書 案 第 5号 は 委 員 会 付
託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 あ り ま せ ん の で 、 意 見 書 案 第 5号 は 委 員 会 付 託 を 省 略 す る こ と に 決
定しました。討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
討論を終わります。採決に入ります。本件は原案のとおり決定することに
御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 意 見 書 案 第 5号 は 原 案 の と お り 可 決
されました。
△
日 程 第 18
〇議長(大原俊博)
意 見 書 案 第 6号
臨時会の招集権を議長に付与することを求める意見書
次 は 、 日 程 第 18、 意 見 書 案 第 6号 、 臨 時 会 の 招 集 権 を 議 長 に 付 与 す る こ と
を求める意見書を議題といたします。提出者の趣旨説明を求めます。
[下釡清和議会運営委員長登壇]
〇議会運営委員長(下釡清和)
意 見 書 案 第 6号 に つ い て は 、 意 見 書 を 朗 読 し て 趣 旨 説 明 と 代 え
させていただきます。
臨時会の招集権を議長に付与することを求める意見書
地 方 自 治 の 制 度 は 、 憲 法 第 93条 に よ り 、 議 事 機 関 と し て の 議 会 を 設 置 す る こ と 、 首 長 及 び 議
会の議員は、住民が直接これを選挙すると規定し、いわゆる二元代表制が明確に位置づけられ
ています。
しかしながら、現行の地方自治法においては、議会の招集権は、首長にあり、一定の要件の
もとにおける臨時会の招集請求権が議長及び議員にあるのみで、地方自治の本旨からして、議
会がその主要な役割である執行機関の監視、政策提案等を行うためには、本来議会は、議会の
意 思 に よ り 開 催 さ れ る べ き で あ り 、 議 会 3団 体 が 主 張 し て い る よ う に 、 議 会 の 招 集 権 を 議 長 に
付与することで、いつでも住民代表として議員が自律的に議論する場を設定できることが重要
であり、二元代表制の一翼としての議会の権能を果たすためには、現行の制度では、十分とは
言えない状況です。
また、議長等が臨時会の招集請求を行っても、首長が議会を招集しない事例も出てきており、
このことは、憲法及び地方自治法の趣旨を著しく損なうものとなっており、是正のための速や
- 283 -
かな地方自治法の改正が必要となってきています。
このようなことから、議会の招集権が議長に付与されるまでの当分の間については、下記の
いずれかの事項の実現のため、速やかな地方自治法の改正を強く求めます。
記
1
議会の構成及び議員等が提出した会議に付議すべき事件により、議長が臨時会を招集する
必要があると認めたときは、その招集権を議長に付与すること。
2
地 方 自 治 法 第 101条 第 4項 に 規 定 す る 「 20日 」 を 超 え て も 首 長 が 議 会 を 招 集 し な い 場 合 に
おいては、議長にその招集権を付与すること。
以 上 、 地 方 自 治 法 第 99条 の 規 定 に よ り 意 見 書 を 提 出 し ま す 。
平 成 22年 9月 27日
鹿児島県南さつま市議会
な お 、 意 見 書 案 第 6号 の 提 出 先 は 、 衆 議 院 議 長 、 参 議 院 議 長 、 内 閣 総 理 大 臣 及 び 総 務 大 臣 で
あります。
こ の 意 見 書 に つ き ま し て は 、 南 さ つ ま 市 議 会 会 議 規 則 第 13条 第 2項 の 規 定 に よ り 、 南 さ つ ま
市議会議会運営委員会より発議するものです。
よろしく御審議の上、御賛同していただきますようお願い申し上げます。
〇議長(大原俊博)
質疑に入ります。御質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
質疑を終わります。ここでお諮りいたします。本件は委員会付託を省略し
たいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御異議ありませんので、本件は委員会付託を省略することに決定しました。
討論に入ります。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
討論を終わります。採決に入ります。本件は原案のとおり決定することに
御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 意 見 書 案 第 6号 は 原 案 の と お り 可 決
されました。
△
〇議長(大原俊博)
日 程 第 19
閉会中の継続審査について
次 は 、 日 程 第 19、 閉 会 中 の 継 続 審 査 に つ い て を 議 題 と い た し ま す 。 お 手 元
に配付の申出書のとおり、産業建設委員長及び予決算特別委員長から閉会中の継続審査の申出
が あ り ま す 。 お 諮 り い た し ま す 。 2委 員 長 か ら の 申 出 の と お り 閉 会 中 の 継 続 審 査 と す る こ と に
- 284 -
御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御異議なしと認めます。したがって、委員長からの申出のとおり閉会中の
継続審査とすることに決定しました。
△
〇議長(大原俊博)
日 程 第 20
閉会中の継続調査について
次 は 、 日 程 第 20、 閉 会 中 の 継 続 調 査 に つ い て を 議 題 と い た し ま す 。 お 手 元
に配付の申出書のとおり、産業建設委員長及び議会運営委員長から閉会中の継続調査の申出が
あ り ま す 。 お 諮 り い た し ま す 。 2委 員 長 か ら の 申 出 の と お り 閉 会 中 の 継 続 調 査 と す る こ と に 御
異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御異議なしと認めます。したがって、委員長からの申出のとおり閉会中の
継続調査とすることに決定しました。
△
〇議長(大原俊博)
日 程 第 21
請願等の付託及び閉会中の継続審査について
次 は 、 日 程 第 21、 請 願 等 の 付 託 及 び 閉 会 中 の 継 続 審 査 に つ い て を 議 題 と い
た し ま す 。 8月 27日 に 開 催 の 議 会 運 営 委 員 会 か ら 9月 22日 ま で に 陳 情 第 14号 、 南 さ つ ま 市 立 加
世田幼稚園の速やかなる廃止を求める陳情書を受理しています。お諮りいたします。この陳情
書については、お手元に配付の文書表のとおり、文教厚生委員会へ付託して閉会中の継続審査
にしたいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
〇議長(大原俊博)
御 異 議 な し と 認 め ま す 。 し た が っ て 、 陳 情 第 14号 は 文 教 厚 生 委 員 会 へ 付 託
して閉会中の継続審査とすることに決定しました。
以上で本定例会に付議されました案件はすべて議了いたしました。
こ れ を も ち ま し て 平 成 22年 第 3回 南 さ つ ま 市 議 会 定 例 会 を 閉 会 い た し ま す 。 御 苦 労 さ ま で ご
ざいました。
閉
会
午後12時08分
- 285 -
地 方 自 治 法 第 123条 第 2項 の 規 定 に よ り 、 こ こ に 署 名 す る 。
南さつま市議会議長
大
原
俊
博
南さつま市議会議員
石
井
博
美
南さつま市議会議員
石
原
哲
郎
- 286 -