決勝11位走行中に転倒。レース人生初の骨折を経験。

Media Information●2011年9月6日発行
2011 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦
SUPERBIKE RACE in SUGO
宮城県・スポーツランドSUGO
岡崎静夏 GP-MONO 予選 15番手(タイム:1分41秒238) 決勝 リタイヤ
天候:8月27日(土)曇り 路面:ドライ
観客動員数(土・日合計):8,150人
決勝11位走行中に転倒。レース人生初の骨折を経験。
GP-M ONOクラスの開幕 戦となった 第3 戦ツイ ンリンク
もてぎ大会から約1ヵ月半。このインターバル、岡崎静夏は
慌ただしかった。
8月7日に行われたアジア国別対抗ロードレース選手権
大会参戦のため、インドに遠征したのだ。初めての海外
渡航であり、初の海外レース。その準備に7月中旬から追わ
れることとなった。レースは大会ごとに異なる車両によるワン
メイク。インドラウンドではホンダCBR250Rが使われ、第1
レースが14台中12位、第2レースは10位となった。
帰国し、第5戦のための事前テスト、さらには第5戦SUGO
ラウンドでは、アジア選手権国別対抗ロードレース選手権の
日本ラウンドも併催され、これに今度はヤマハYZF-R15で
参戦と、レースウイーク中も慌ただしくスケジュールに追わ
れることとなった。
懸念されたのは短時間でのマシンの乗り換えで、やはり
事前テストでは自分のバイクへの順応に時間がかかって
しま い、思うようなライディングができなかった。それでも
レースまでの1週間でイメージトレーニングを重ね、本来の
リズムを徐々に取り戻す努力を重ねた。
レースウイーク入り、少しでも多く走りたい静夏だったが
金曜日のART合同テストは霧のため走行できず。結局、
土曜日朝に20分間のフリー走行を行い、35分間の予選が
行われることとなった。
このセッションでは1分41秒238をマークし、予選15位と
なった。
決勝はドライ。まずまずのスタートを見せた静夏は1周目
に12位まで順位を上げ、メインストレートに戻ってくる。3周
目 11 位に上が り、タイ ムも 40秒 台へ入 れ、さ らに上 位を
狙っていた6周目のSPインで転倒。レースはリタイヤとなって
し ま っ た 。予 選 タ イ ムを コンマ 8 秒 短 縮し 、 順 位を さらに
上げる可能性を見せていただけに、残念なレースとなって
しまった。
月 曜 日 に 横 浜の病 院で検査した 結果、 右手首 、右手
小 指、左 足首の骨 折が判 明。一 部粉砕していた部分が
あったために緊急手術を行い無事に成功。現在は復帰に
向け、リハビリを行っている。
岡崎 静夏 コメント
「やっと自分のマシンでの走りのリズム
が取り戻せつつあり、ポジションももっと
上 げて いこ う と し て いたの で、転 倒は
とて も残念 で したし 悔しか ったです。
ま ずは し っ か り と 怪 我 を 直 し 、 一日 も
早くサーキットに復帰したいです。今回
も た く さ ん の 応 援を いた だ きま し たが
期待に応 えられず申し訳ありません。
早く復帰し、元気な走りを見せられるよ
う今はとにかくリハビリを頑張ります。」
小原 斉 監督 コメント
「育ち盛りのライダーなので、他のバイクに乗ると走りのリズムが狂う可能性が
高 いこ と か ら 、 で きれ ば シ ー ズン 中 は 自分 の バイ ク 以 外 の 車両 に は乗せたく
なかったのですが、各方面からの依頼もあって仕方ありませんでした。やはり乗り
換えに手間取り、前回のレースの延長線上でレースの準備ができなかったのは
少し厳し かった です ね。特 に前回 のレース はエンジンが 予選で壊れてしまい、
不完全燃焼の戦いになってしまったので、今回は力を出し切った走りをしてもらい
たかったのですが、残念な結果になってしまいました。関節部の骨折なので、リハ
ビリに少し 苦労する かも しれません が、これもレーシングライダーとしては通る
道ですから、ぜひそれを克服し、より強いライダーに成長してもらえればと期待して
います。」
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