高円宮殿下メモリアル 第12回日本マスターズオーケストラキャンプ ~交響する瞬間を求めて~パートⅢ 「音色を極める」~ 募集要項 日本マスターズオーケストラキャンプ(MOC)は、㈳日本アマチュアオーケストラ連盟の主たる活動であ る「全国アマチュアオーケストラフェスティバル」 、 「トヨタ青少年オーケストラキャンプ」に次ぐ第三の柱と して 2000 年に発足しました。弦楽器奏者の方を対象として音楽を掘り下げた企画として進めてきました。特 に指揮者は起用しません。最終日にはキャンプの成果をコンサート形式で公開いたします。参加者の方々には 音楽を幅広く探求し、学び得た事を各々の地元のオーケストラへ持ち帰って発展させていただきたいと願って おります。 今回の第 12 回は 13 回へと連続性を持たせた企画となります。すなわち第 12 回は元シュツットガルト室内 管弦楽団の林徹也氏のドイツ音楽、第 13 回は会場を京都に移動して、芸術文化勲章シュヴァリエ章受章・長 岡京室内アンサンブル音楽監督森悠子氏のフランス音楽の対比を堪能できるように予定しております。 今回の講師は、元シュツットガルト室内管弦楽団首席ヴィオラ奏者林徹也氏、大阪交響楽団特別首席チェロ奏 者野村朋亨氏を、音楽監督に国民文化祭京都の副音楽監督西脇義訓氏をお迎えします。 サブ・タイトルは第4回、第6回の<交響する瞬間を求めて>(いずれも講師は森悠子氏)のパートⅢとし、 オーケストラの究極の課題とも言える「音色」の追求を中心的なテーマとして、様々な試みに挑戦します。 MOC11 2011 年 1 月 「高円宮殿下メモリアル」について JAOの総裁であられた殿下は、第三回のキャンプにも参加され、MOCを参加者と共に楽しまれました。 ご自身チェロ奏者でもあった殿下が「私も年齢ではマスターズの資格がありますね。」とおっしゃった言葉が 忘れられません。 MOCに格別の愛情と関心を示され、その未来に大きな期待をされた高円宮殿下のご遺志を尊重し、「高円 宮殿下メモリアル」を冠しました。 主催:社団法人日本アマチュアオーケストラ連盟(JAO) 協賛:ガステックサービス株式会社 協力:財団法人日本音楽財団(日本音楽財団助成事業) 1/3 ♪ 講師紹介 ≪林 徹也(ヴィオラ)Tetsuya HAYASHI≫ 1951 年より大村多喜子氏にヴァイオリンを、ソルフェージスクールで室内楽を青木十良氏に師事。 愛知県立芸術大学で中村桃子教授にヴァイオリンを師事した後、1969 年米国留学。A.トース教授 にヴァイオリンを師事、ブダペスト弦楽四重奏団、ジュリアード弦楽四重奏団、クリーブランド弦 楽四重奏団等に室内楽奏法を学ぶ。バファロー・フィル、サン・アントニオ交響楽団等でヴァイオ リニストとして活動した後、渡独。コッホ教授にヴィオラを師事。フライブルク国立音大卒業後、 1977 年にカール・ミュンヒンガーの率いるシュツットガルト室内管弦楽団の首席ヴィオラ奏者に就 任。以降 32 年間、楽団と共に世界各地で演奏会や録音、録画を行なう。現在、マエストローラ音 楽院楽院長、愛知県立名古屋芸術大学客員教授。ソルフェージスクール講師。春秋社よりヴァイオ リン教本・全5巻を刊行。MOC9 から MOC11 講師、親身な指導に定評がある。 ≪野村朋亨(チェロ)Tomoyuki NOMURA≫ 5 歳より才能教育研究会でチェロを学び、7 歳から 15 歳までの間、計 8 回海外派遣演奏団のソリス トとして、ニューヨークカーネギーホール等各地で演奏する。77 年フランス国立パリ高等音楽院に 留学、アンドレ・ナバラ教授に師事。チェロ科、室内学科を共にプルミエール・プリを得て 81 年 卒業。チェロをフィリップ・ミュレール、マダム=ニコル・デノー、ルドルフ・マンダルカ、佐藤 良雄、野村武二の各氏に、室内楽をジャック・パレナン、ジェラール・ジャリ、イヴォンヌ・ロリ オに、他にウィリアム・プリムローズ、鈴木鎮一に演奏法を師事。卒業後はブーレーズ率いるアン サンブル・アンテル・コンタンポランへの参加を強く勧められたが、父の急病で断念し 81 年帰国。 帰国後 93 年まで才能教育研究会チェロ教室で指導に務める。 93 年以降、本格的に演奏活動を開始。 恩師譲りの優雅で力強く情熱的な演奏には定評があり、ハイドン、サン=サーンス、ドヴォルザー ク等の協奏曲を演奏の他、国内各地でのリサイタルも数多く、室内楽でも活躍。現在、大阪交響楽団特別首席。 ♪ 参考文献 今回(MOC12)と次回(MOC13)は連続性を持たせた企画ですが、次の文献は一連のテーマ「音色を極める」 の流れを感じ取っていただけるものとしてご紹介いたします。キャンプを一層楽しめることと存じます。 文献1:「チェリスト、青木十良」大原哲夫 飛鳥新社 (2200 円+税) 文献2:「ヴァイオリニスト 空に飛びたくて」森 悠子 春秋社 (1900 円+税) 青木十良氏はMOC9で「鳥の歌」を安永徹氏とキャンプの選抜メンバーで演奏いたしました。また、森悠子氏はMOC 4、MOC6とバロックダンス付随音楽からチャイコフスキーまで音色について探求いたしました。 ♪ 参加資格と定員 1.JAO加入団体の個人でこの事業の趣旨に賛同する者。 所属団体の中心メンバー或いは今後中心メンバーとして活躍を期待されている者。 2.プロ・アマを問わず、この事業の趣旨に賛同する者。 3.定員は 100 名とし、編成の都合などでお断りする場合もある。 選抜は実行委員会で決定するが、この決定に関しての問い合わせにはお答えいたしません。 ♪ 研修曲目(予定) (1)ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第15番イ短調 作品 132 第 3 楽章より (2)ハイドン 交響曲第 44 番ホ短調 Hob.I-44 より (3)バッハ フーガの技法 Ⅴ(コントラプンクトゥス Ⅸ)反行フーガ Ⅵ(コントラプンクトゥス Ⅹ)反行フーガ (4)ヒンデミット 「ヴィオラと弦楽のための葬送音楽」より 2/3 ♪ 開催日程(予定)平成 24 年 1 月 7 日(土)~9 日(月・祝) 1 月 7 日(土) 1 月 8 日(日) 1 月 9 日(月) 10:00 12:00 13:00 13:30 18:30 9:00 9:30 12:00 13:30 18:30 9:00 9:30 12:00 13:30 事前練習(事前練習はウォーミングアップで自由参加です。) 受付開始 開会式、オリエンテーション 練習 終了 楽屋口開場 練習 昼食 練習 終了 18:40 レセプション 楽屋口開場 練習 昼食 「初春コンサート」開演(13:00 開場) 演奏会後、終了式 (解散 16:30) ♪ 事前練習 12 月 4 日(日)13:30~16:30 東京で自由参加の事前練習を予定しています。 ♪ 会 場 第一生命ホール 〒104-0053 東京都中央区晴海1-8-9(晴海トリトンスクエア内) 電話:03-3532-3535 ♪ 参加費 JAO会員 22,000 円、一般公募 32,000 円 2 日目と 3 日目の昼食代(弁当)2 日目のレセプション代及び集合写真代を含む。 DVD 3,000 円(送料別)は別途。 平成 23 年 12 月 9 日以降のキャンセルについては返金に応じかねます。 ※ 宿泊は各自で手配してください。また、期間中の楽器への事故については各自で楽器保険の加入をお勧 めします。(主催者の過失と認められない事故について主催者は責任を負いません。) ♪ 参加申し込み 別紙の参加申込書を使用して、個人単位でお申し込み願います。ヴァイオリン奏者には楽譜は第1と第2の 両パートを送付しますので、両パートを体験することによりより一層、お楽しみいただけます。 送付先・お問合せ 〒441-8028 愛知県豊橋市立花町 46 光陽ビル 3F JAO内 「第 12 回日本マスターズオーケストラキャンプ」係 電話 (0532)33-6885 FAX (0532)33-6875 E メール [email protected] (必ず「参加申込書」にご記入の上、メール、FAX、郵送でお願いします) 締め切り 平成 23 年 9 月 30 日(当日消印有効) 参加の可否については、10 月中旬までにお知らせし、パート譜を送付いたします。 ♪ 大型楽器 ・コントラバスは原則持参です。 ♪ お願い JAO 行事はテレビ放送収録等により記録映像が一部放送されることがありますので、あらかじめご了承く ださい。 ♪ 運営組織 JAO理事長:足木準治 音 楽 監 督:西脇義訓 運 営 委 員 長:小倉千秋 運 営 委 員:小磯智功 服部 驍 若尾裕久 3/3
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