平成22年度 授業改善推進プラン<数学> 大田区立蒲田中学校

大田区立蒲田中学校
平成27年度 授業改善推進プラン <国語科>
平成26年度授業改善推進プランの検証
1 取り組みにおける成果
・日常の授業中に発表活動や生徒参加型の授業形態を積極的に取り入れた結果、第1学年・第2学年と
もに「関心・意欲・態度」が昨年度の数値を上回った。
・授業に言語活動を多く取り入れ、自ら発表したり、他の生徒の発表を聞き取りメモを取ったりする活
動を多く取り入れた結果、「話すこと・聞くこと」で2年生・3年生ともに昨年度の数値を上回った。
・「読む能力」に関して、2年生・3年生ともに昨年度の数値と目標値を大きく上回った。特に3年生
に関しては昨年度課題に対して、文章の構成をつかませる指導、文中の表現技法に着目させる読み方
の指導、比較読みの指導といった対策を取って改善が見られたことが大きな成果である。
・3年生において「言語についての知識・理解・技能」の数値が目標値を上回り、さらに全国平均正答
率を上回った。昨年度改善策にあげた、日々の反復練習と小テスト・漢字コンテストを行ったことが
成果としてあらわれた。
2課題
・昨年度も課題としていた「書く能力」が、今年度も2、3年生ともに目標値を下回っている。基本的
な文章構成から身に付けさせ、授業中に実践的に書かせる活動を取り入れて改善を図る。
・2年生で「言語についての知識・理解・技能」が目標値を下回っている。今年度も授業中に小テスト
を行い、地道に学習に取り組むとともに、漢字検定や漢字コンテストといった目標を定めて意欲的に
学習する習慣を作っていく。
平成27年度調査結果の分析
第1学年
内
・「漢字の読み」「文学作品の読解」は目標値を5ポイント以上上回っている。
容
・「話の聞き取り」「話し合いとメモの読み比べ」は目標値を大きく下回っている。
別
第2学年
結
・「話の聞き取り」「文法・語句に関する知識」「説明文の読解」「文学作品の読解」で目標値を大
果
きく上回っている。
の
・「漢字の読み」「作文」で目標値を下回っている。
分
第3学年
析
・「話の聞き取り」「文法・語句に関する知識」「文学作品の読解」で目標値を大きく上回っている
が、「作文」で目標値を大きく下回っている。
第1学年
観
・「言語についての知識・理解・技能」が目標値を上回っている。
点
・「国語への関心・意欲・態度」が目標値を大きく下回っている。
別
・「話す・聞く能力」が目標値を大きく下回っている。
結
第2学年
果
・「国語への関心・意欲・態度」が昨年度の数値を上回っている。
の
・「話す・聞く能力」「読む能力」が目標値を上回っている。
分
・「書く能力」が目標値を大きく下回っている。
析
第3学年
・「国語への関心・意欲・態度」が昨年度の数値を上回っている。
・「話す聞く能力」「読む能力」「言語についての知識・理解・技能」で目標値を上回っている。
・「書く能力」で目標値を下回っている。
調査結果に基づいた授業改善のポイント
1 1学年において、話し手の意図を考えながら、話の内容を聞く力が十分ではない。話の中心的な部分
と付加的な部分の関係に注意して聞き取り力が十分ではない。
→ 聞き取りメモなどを工夫して取らせるなどの指導を行う。話のポイントを絞って聞く機会を
日常的な学習指導の中で行う。
2 考えを明確に表現するための文章を組み立てる力が十分ではない。
→ 文章の論理的な構成で、書く力、読む力を関連させた指導を行う。
3 文脈の中での語句の意味を正確に捉える力が十分ではない。
→ 日常的に辞書を使用し、語彙力が高まるような指導を行う。
4 1学年において、文章の展開に即して内容を捉える力が十分ではない。
→ 文章の論理的な構成を学習し、重要語句を抜き出す指導を重点的に行う。
5 学習した漢字を書く力が定着していない。
→ 日常的に繰り返し使う場面を設定するとともに、小テストを頻繁に行い定着を図る。
6 文章と図表などとの関連、文章の内容や表現、情報の比較について考える力が十分ではない。
→ 図表から読み取れる内容、文章との関連など教材を工夫して読ませる指導を行う。
授業改善策
第1学年
すべての観点において基礎・基本の徹底した指導を図る。特に「話す・聞く力」については重点的な
指導を行う。
・話し手に寄り添って聞く力を日常的に学習するために
→ 話し手の内容のメモを取らせ、簡単な聞き取りテストを実施する。
・重要語句の意味を捉え、文章全体の構成を捉える指導を行うために
→ 文章全体の構成に関わる重要語句を見つけ出す学習に取り組む。
・文章の論理的な構成で、書く力・読む力を関連させた指導を行うために
→ 文章の構成を論理的に読み取り、自分の作文に応用する学習に取り組む。
・意味と結びつけて繰り返し使う場を設定するために
→ 国語辞典、漢和辞典を引く機会を多く設定し、意味と結びつけた反復学習を行う。
第2学年
漢字の読み書きを重点的に指導して力をつけるとともに、文章構成を段階的に学ばせながら実践的に文
章を書かせる機会を増やす。
・文章の論理的な構成を捉えさせ、人に伝えるために、自らの考えをまとめるために論理的な構成に
よる作文指導を行う。
・論説や報道などの文章を比較して読み、文章形式や表現の違いを理解させるような指導を行う。
・「漢字を書く力・読む力」を高めるために、日々の反復練習と小テスト・定期的な漢字コンテストを
行う。漢字の意味を理解させ、語彙力と応用力がつく指導を重点的に行う。
第3学年
すべての観点において、基礎・基本の定着を図る指導を重点的に行う。特に文章を書く力をつけさせる
ために、文章構成を確認しながらその構成に沿って文章を実践的に書かせる指導をする。
・文章を精読し、文章の内容、構成に関わる重要語句の文脈での意味を正確に読み取る指導を行う。
・「読む力」「書く力」を高めるために日常的に国語辞典や漢和辞典を使用し、語句の意味や漢字の
意味を理解できるよう、語彙力を高め、日常生活で使えるような指導を行う。
・文章の論理的な構成を捉えさせ、自らの考えをまとめ読み手に伝えるための論理的な構成による作
文指導を行う。
・場面や描写について的確に捉え、文学作品を読む力をつけさせ、情景描写などの表現技巧を取り立
てて学習することにより、自らの表現力を高めるような指導を行う。
・論説や報道などの文章を比較して読み、文章形式や表現の違いを理解させるような指導を行う。
・「漢字を読む力・書く力」を高めるために、日常的な漢字テストと反復練習を徹底して行う。