BG:Disability Management(障害マネジメント)

国際機械安全関連情報
No.10-08/2010.02/Ni-Ka
BG:Disability Management(障害マネジメント)
医師・療法士が高齢化した従業員を教育し、企業支援を行う障害マネジメントに関し、DGUV(ドイツ法的
損害保険組合-BG-)が以下の通り報告している。
人口統計学上の変化により、医師・療法士・医療専門家・病院・企業に新たな活動分野が創られたが、
その 1 つとして、病気・事故後の従業員の職場への再復帰を目指す障害マネジメントが挙げられる。
人口統計学上の変化に基づき、労働人口はこれから 40 年間で約 1,000 万人、就業者数は 2050 年には
現在の約 5 分の 1 に減少する見通しである。その背景として、経済状況による従業員の早期退職が挙げら
れるが、企業は、既にいくつかの部署で見られるように、後任者が職業上十分に引き継ぎ出来ない場合、
長年勤続してきた高齢の従業員を確保しておく努力を行わなければならない。これらの必要性は、立法
機関でも既に 2004 年から認識されており、社会法 SGBⅨ§84 により、雇用者は、早期退職・引退を回避さ
せるために、専門的な方策を行うことが義務付けられている。そのため、企業は、医療・労働・社会保障法
上の諸問題に精通する専門家を必要とする様になってくる。
障害マネージャー有資格教育
特に方向性が合う医師・療法士に対し DGUV が提供している障害マネージャー有資格教育は、適切で
ある。DGUV の Oliver Froehlke 氏によると、企業・工場専属医は、労働上接点があるので障害マネージャー
に最適であるが、一般医学・内科・整形外科・心臓科・物理療法・リハビリテーション・衛生医学・環境医
学・精神医学・精神療法・心身療法・スポーツ医学など他の専門分野の医師にも活動範囲が広がる関心
の高いものとなる。また、治療師など職業・物理・人間工学・精神療法医も対象となる。つまり、医師と療法
士は、教育上、特に法的・経営学上の観点および健康損害・社会保険の管理知識などの医療知識が補
われる。
相談市場の創設
ドイツ企業・工場専属医組合によると、人口統計学上の変化により、市場が新たに拡大している。労働
医療専門医で障害マネージャー有資格者である Urlich Stoecker博士によると、障害マネジメントは、独自の
労働医療上の課題となり、特に、教育上、社会医療範囲に及び、最良の実践例を学びことが出来る。博
士自身の日常業務における障害マネジメントの割合は、特に SGBⅨ§84 の課題が実行されているため、
常に大きくなりつつある。
障害マネジメント提供者としての病院
障害マネジメントは、入院・外来医療のオプションでもある。緊急・リハビリテーション部門・専門クリニッ
クなどがある病院は、独自の障害マネージャーにより、可能な限り早期に職場復帰をさせる完全なリハビリ
テーションを提供できる。そのため、自らが社会保険者として、企業を顧客にすることが可能である。また、
Froehlke 氏によると、医師は企業、とりわけ作業場を可能な限り良く知らなければならない。
DRTWC(Certified Return-to-Work Coordinator:仕事復帰コーディネーター)
正式名称は CDMP(Certified Disability Management Professional)である障害マネージャーの下の医療アシス
タントであっても、障害マネジメント教育が可能である。DRTWC は、DGUV が BAD 健康保障・安全技術社と
協働開発した新しい教育分野である。CDMP が企業からの委任者として経営上の適合管理を構築し、具
体的なケースマネジメントには部分的に関与するのみである一方、CRTWC は、ケース・マネージャーとし
ての意味合いが強い。BAD 社の Eckhard Mueller-Sacks 博士によると、CDTWC 教育は CDMP より短期間に行
われ、必ずしも医療専門的な内容を深く掘り下げる必要がないが、実践上、CDMP と CRTWC 間の移行は
スムーズであり、CDMP は再順応の初期段階を自己管理し、その後 CRTWC に委ねる場合が多いとされる。
カナダ国立障害マネジメント研究機関(National Institute of Disability Management and Research:NIDMAR)の高
基準に従い、DGUV がドイツでは両方の教育を行うライセンスを有する。更なる情報・詳細については、
www.disability-manager.de を参照。
出所:DGUV Newsletter 01.09.2009
本件、お問合せは SCHMERSAL 日本支社迄。
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