第12章 政府 (Government)

第 12 章 政府
1
2. 同じ国でも政府政策が変わったとき経済成長がどのよう
な影響を受けるか見ることで政策の重要性がわかる.
第 12 章 政府
中国
(1) 毛沢東 (Mao Zedong)
1958 年,毛沢東の “大躍進”政策 → 大失敗
⋆ 講義ノートは
http://www2.asia-u.ac.jp/˜ shin/lecture/growth.html にある.
⋆ 第 2 版のスライドは
http://wps.aw.com/aw weil econgrowth 2/ → Classrom ReR Slides にある.
sources → PowerPoint⃝
⋆ 第 3 版のスライドは
(2) 登 B 小平 (Deng Xiaoping)
1978 年,登 B 小平の自由化政策
http://wps.aw.com/aw weil econgrowth 3/ → Classrom ReR Slides にある.
sources → PowerPoint⃝
政府の働きと経済成長の相互関係
これまで検討してきたすべての経済成長の決定要因に政
政府がいかにして経済成長に影響を与えるかを理
解する方法
府活動が関係している.
1. 政府を除いて他のすべてが類似する国を対比することで
ある.
要素蓄積
韓国と北朝鮮
(1) 物的資本
• 政府は公共資本への投資を通じて直接に物的資本の蓄
1953 年朝鮮戦争の終末期に韓国と北朝鮮は多くの点で類
積に影響を与える.
こうはい
似していた.ともに数十年の戦争による 荒廃 ,天然資源の
賦存度,教育水準,1 人当たり所得いずれも似ていた.2 つ
の朝鮮は文化と 1,300 年間を統一国家として共有していた.
• 間接的には政府予算 (予算の赤字がなければ物的資本
に投資されたはずの貯蓄を吸収するから) を通じて物
的資本の蓄積に影響する.
• 韓国は 1960 年以降の数十年で世界の急成長した国の
1 つとなった.
• 一方,北朝鮮の経済成長は悲惨なものであった.
• 2003 年には韓国の 1 人当たり所得は北朝鮮を越える
こと 12 倍となった.
(2) 人的資本
多くの国では政府は教育分野へ大きな支出をしているの
人的資本の蓄積にも影響する.
(3) 人口成長
西ドイツと東ドイツ
2 つのドイツは文化も歴史も共有し,天然資源も似たよう
こうはい
政府は人口成長にも産児制限政策や出産促進政策を通し
て影響を与えている.
な状態であった.第 2 次世界大戦後はともに 荒廃 していた.
ドイツはすでに第 2 次世界大戦以前で最も豊かな国の 1
つであった.
• 西ドイツは急速にその地位を取り戻した.
• 東ドイツは共産主義ブロックでは経済的に最も成功し
た国の 1 つであったが,悪しくもその隣国に引きずら
要素蓄積以外
(1) 技術
技術開発,特許など
れていた.
• 経済的に成功した西ドイツと不振だった東ドイツが行
きついた先は,1990 年の東ドイツの崩壊であった.
(2) 効率性
税制,規制,法律の行政など
第 12 章 政府
政府政策の検討
政府は何をすべきか?
2
協調の失敗 (coordination failure)
(1) 交差点ゲーム
• 進むことはいいこと:10
政府政策に助言を目的
• 規範的アプローチ (normative approach)
• 止まることはいいことではない:0
• 事故が起きた場合:-10
T1: 交差点ゲーム
1\2
進む
止まる
なぜ政府はこうした行動をとるのか?
政府政策の説明を目的
• 実証的アプローチ (positive approach)
本章では,
進む
-10,-10
10,0
止まる
0,10
0,0
• ナッシュ均衡 − {{ 止まる,進む },{ 進む,止まる }}
→ ナッシュ均衡が複数ある.→ ルールを決める.
(信
号,左方優先)
• 政府はいかなることをすべきか.
(2) 公共財の供給
– 政府の経済干渉について賛成論と反対論を検討
する.
– 特定の政策に関するデータ分析し,どのような
政府が成長に影響するかを検討する.
• きれい:10
• 掃除コスト(1 人でする場合)
:-14
• 掃除コスト(2 人でする場合)
:-7
• 政府はなぜ成長に反することをするのか.
• なぜ貧しい国は経済成長に向かない政策になるか.
経済における政府の適切な役割を
12.1
定義すること
12.1.1
掃除する
3,3
-4,10
掃除をサボる
10,-4
0,0
• ナッシュ均衡 − { 掃除をサボる,掃除をサボる }
(3) 利得を変える
経済への政府干渉賛成論
1\2
市場失敗 (market failure)
• 公共財 (public goods)
• 外部効果 (externality)
– 正の外部効果
– 負の外部効果
T2: 公園の掃除
掃除する 掃除をサボる
1\2
T3: 変更前
♡
♠
♡
8,8
0,12
♠
12,0
4,4
• ナッシュ均衡 − {♠,
♠}
これから,

♡を出すと:+ 3
新しいルール追加
♠を出すと:− 3
すると,
独占 (monopoly)
• P > MR = MC
T4: 変更後
1\2
♡
♠
♡
11,11
3,9
♠
9,3
1,1
独占の場合,生産量は社会的に効率的な水準に満たない
ので,結果は非効率的になるであろう.
• ナッシュ均衡 − {♡,
♡}
第 12 章 政府
3
(4) 車内での携帯電話
平等・効率の兼合い
• 電話で話せる:5
• 再分配は経済の効率に大きな影響があるが,平等の改
善にはほとんどなにも貢献していないと批判される.
• 電話で話さない:0
• 相手が静かにしてくれる:10
12.1.3
• 相手が話す:0
T5: 車内での携帯電話 - 変更前
1\2
話さない
話す
話さない
10,10
0,15
話す
15,0
5,5
大変革 (振り子の振幅)
第 1 次世界大戦
第 1 次世界大戦が始まるころ,経済発展を推進するのに
政府は決定的・積極的役割を演ずべきであるという思想が
出てきた.
• ナッシュ均衡 − { 話す,話す }
• 旧ソ連の 5 カ年計画
例えば,電話で話すと-7 の罰を受ける.
• アメリカのニュー・ディール計画
• 電話で話せる:-2
• 相手が静かにしてくれる:10
第 2 次世界大戦
T6: 車内での携帯電話 - 変更後
1\2
話さない 話す
第 2 次世界大戦後,西ヨーロッパの政府は精緻な福祉国
話さない
10,10
0,8
家を作り上げた.国による健康管理,公営住宅,寛大な失
話す
8,0
8,8
業保険および老齢年金を提供した.発展途上国では植民地
• ナッシュ均衡 − { 話さない,話さない }
主義が終わり,新しく独立した政府は国家主導の工業化モ
デルと経済計画を追い求めた.
所得再分配 (income redistribution)
• 高所得者 → 低所得者
• 経済活動人口 → 高齢者
• 一般人 → 優遇された集団メンバー
20 世紀の終わり
20 世紀の終わりの 20 年間は政府の政府統制が後退した.
このシフトは共産主義および以前共産主義国家の中で最も
強く現れ,市場システムへの決定的移行となった.
発展途上国では経済計画問題に対する反応として国家主
12.1.2
経済への政府干渉反対論
導の工業化から離脱し始めた.
経済に政府干渉なしでもよいという経済学者はない.程
度の問題である.
政府の失敗
• 政府の失敗は政府が是正しようとする市場の失敗より
悪いこともありうる.
12.2
政府の経済成長政策
12.2.1
法の支配
旧ソ連の例
法的に不安定な環境でロシア連邦の 1 人当たり所得は,
1991 のソビエト連邦崩壊に続く 10 年間で 12%も低下して
民営化の趨勢
• 世界の多くで,以前は政府が行っていた機能が民営化,
つまり民間部門に移行した.
規制緩和
• 規制緩和は消費者が支払う価格の急落を導いた.
しまった.
法の支配が弱体な環境
• 生産要素は蓄積されない.
• 生産活動は非効率で麻痺する.
第 12 章 政府
4
法の支配と要素蓄積
ワーグナー法則
Figure 1
国が豊かになるにつれて政府規模の増大は避けられない.
法の支配と要素蓄積, 2005 年
• 経済発展 → 政府規模 ↑
なぜなら,発展するほど経済はいっそう込み入った規制
が必要になり,また政府が提供する多くの公共財に要求さ
れる支出が所得の上昇以上の比率で増加するものだからで
• 横軸: 法の支配指数
• 縦軸: アメリカに比べた生産要素蓄積
ある.
Figure 3
政府支出の成長, 1870 年-2005 年
• 強い正の相関がある.
• データ: 契約の強制力,法制度の有効性と一貫性およ
び犯罪発生を指標化
• 平均を 0 として,-1.63 (ジンバブエ) から 1.98 (スイス)
法の支配と生産性
Figure 2
• 横軸: 年度
• 縦軸: 政府支出,対 GDP (%)
法の支配と生産性, 2005 年
• アメリカ: 1890 年には 3.9%,2005 年には 36.6%
• 横軸: 法の支配指数
• スウェーデン: 1996 年に GDP の
した.
2
3
を占める頂点に達
• OECD 加盟国: 2005 年に平均 43%であった.
• 縦軸: アメリカに比べた生産性
• 強い正の相関がある.
法の支配が要素蓄積や生産性を通じて 1 人当たり所得に
貧しい国の政府規模
与える効果はほぼ同じである.
貧しい国は豊かな国より政府規模は小さいが,今の先進
国がかつて現在の貧しい国なみの所得水準であったときに
例外
比べるとその規模ははるかに大きい.
• インド: 法の支配指数に比べて,要素蓄積や生産性水
準が相対的に低い
• イタリア: 法の支配指数に比べて,要素蓄積や生産性
水準が相対的に高い
12.2.2
租税制度,経済効率および政府規模
• 政府規模も政府が経済に影響を与える重要な経路で
ある.
• 租税制度は経済の効率性に影響を与える.
政府部門雇用の例
• 中東と北アフリカ: 1996 年から 2000 年の期間で政府
部門の雇用な総雇用のうち平均 25%,1997 年ではこ
のグループの 1 人当たり平均 GDP は 4,580 ドル
• アメリカ: 1929 年にアメリカの政府部門の雇用は総雇
用の 6.5%,1910 年の 1 人当たり GDP 水準
第 12 章 政府
5
政府支出と課税
したがって,税金がない場合の市場を清算する価格は,
Figure 4
P ∗ = 50 となる.そのとき均衡取引量は Q∗ = 50 で
ある.
租税の効果
(b) 税率を τ とした場合,消費者の支払う価格は同じなの
で需要量は変わらないが,政府から税金を徴収される
供給サイドの量は (1 − τ ) 倍に減少し,Qd = 100 − P ,
Qs = (1 − τ )P となる.均衡状態では Qd = Qs なので,
P を求めると,
100 − P = (1 − τ )P
• 横軸: 数量
100 = (2 − τ )P
100
P =
2−τ
• 縦軸: 価格
• 課税基準 (tax base)
• 死重的損失 (deadweight loss)
(12.2)
ここから,
供給者が受け取る価格と需要者が支払う価格との相違が大
Q = (1 − τ )P =
きいほど,つまりある市場で課税された租税が大きいほど
– 税率を引き上げると課税基準は小さくなる.
高い税金は課税基準を縮小させるから税率を上げたとき
に徴収される収入増加は税率上昇には比例しない.
100(1 − τ )
2−τ
(12.3)
これらが P ,Q の均衡値となる.つまり,税率 τ とした場
合,均衡価格は Pτ∗ =
100
∗
2−τ ,均衡取引量は Qτ
=
100(1−τ )
2−τ
である.
税が変化した場合の死荷重と税収
(c) 政府の収入を最大にする税率を求めるためには,まず収
• ラッファー曲線 (Laffer curve): 税率と税収の関係を
説明するラッファー曲線
入と税率の関数を導き出す必要がある.政府の財 1 つ
あたりの税収は τ Pτ∗ ,その財の販売数が Q∗τ なので,税
収の合計は τ Pτ∗ Q∗τ である.問題 (b) で Pτ∗ と Q∗τ の均
横軸に税率,縦軸に税収をとると山のような形状をする.
つまり,政府が税収を増やすために税率を上げていくと,あ
衡値を税率の関数として求めたので,それらを代入し
た方程式を税率で微分すればよい.
る一定の率までは税収が増加するのであるが,それ以上に
max τ Pτ∗ Q∗τ = max 10000
なると,経済主体は所得の多くを税金として取られてしま
τ
τ
τ (1 − τ )
(2 − τ )2
(12.4)
うため,一生懸命に働こうとするインセンティブを失って
しまうのである.その結果,生産,ひいては所得が低下し,
結果は,τ =
2
3
となる.
逆に税収が減少してしまうのである.最悪の場合,税率が
100% になれば,働く人は一人もいなくなり,税収も 0 にな
る.このように,ラッファー曲線の右側に相当する高い税
率という状況下では,逆に税率を下げることによって税収
租税の歪み
を増やすことは理論的にはあり得るのである.
アメリカの最近推計では,政府収入を追加的に 1 ドル徴
収すると,生産減少も 1 ドル発生する.この政府支出の追
数値例
加的 1 ドルの “費用”は実際には 2 ドルであるという意味に
ある.税金で 1 ドルと失われた生産物 1 ドルで計 2 ドルで
練習問題 12.4
ある.民間は 2 ドルを払うことになる.
d
s
(a) 需要量を Q ,供給量を Q とすれば,このケースの市
場清算価格すなわち均衡価格は,需要量と供給量が等
しくなければならないので,
非効率性と公共財
Qd = Qs
100 − P = P
P = 50
(12.1)
公共財と課税の最適選択は費用と便益の兼合いにかかる
ことになる.
第 12 章 政府
12.2.3
6
腐敗と経済成長
経済計画およびその他の産業政策
• 腐敗は納税者の税金を浪費する.
発展途上国でよく用いられた政策
• 国営企業: 政府が所有するものの,民間企業と同様の
機能果たす.← 非効率性
• 政府が賄賂の機会がより大きい政策のみ打ち出す.
• 流通当局: 多くの国で農民はその作物を国営流通企業
Figure 5
政府の腐敗と 1 人当たり GDP, 2005 年
への販売を強制された.← 政府官僚の収入,闇市場
• 通商規制: 政府は輸入関税を課して数量割当てを行う.
← 生産を阻害
ほとんどこうした政策は失敗した.
• メキシコの民営化
• ガーナのココア流通局
• 横軸: 政府の統制度合い
• ジンバブエの穀物流通機構
• 縦軸: 1 人当たり GDP (対数目盛)
• 幼稚産業の保護 ← 幼稚産業の多くは成長しない.対
外的に競争がないので,非効率のままだった.
• 右上がり関係
• 平均 0,-1.41 (コンゴ民主主義共和国) から 2.50 (ア
イスランド)
レント・シーキング
産業政策の最後の問題は政府統制が際立つ経済環境では,
腐敗認識指数
民間企業は投資と輸入の分配を決める政府官僚の恩顧を得
ることで,利益が最も簡単に得られることがわかっていた.
• レント・シーキングは,生産の効率を低下させる非生
International: TI)1 が,1995 年以来毎年公開しているもの
産的活動である.
■ 別の道
■ 常に失敗するとは限らない
12.3
なぜ政府は成長によくないことを
するのか?
12.3.1
腐敗認識指数 (Corruption Perceptions Index, CPI) は,
トランスペアレンシー・インターナショナル (Transparency
何か他の目的があるのか
• 国防,芸術,海外援助
で,公務員と政治家がどの程度腐敗していると認識される
か,その度合を国際比較し,国別にランキングしたもので
ある.
• http://www.transparency.org/
• http://cpi.transparency.org/cpi2011/results/
12.3.3
自己保全
この戦略がしばしば政権にしがみつく最良の手段である.
経済成長を伴う社会構造の変化は権力の座にあるものを脅
えさせる.
• 汚染の除去
• 教育水準の向上 → 新しい思想をもたらす.
• 所得平度
• 農村から都市への人口移動 → 潜在的革命勢力を作り
出す.
12.3.2
腐敗 (Corruption) と盗賊政治 (Kleptocracy)
政府で働いている役人が,統治している国の利益ではな
く,自分自身の利益のために行動するからである.
• 海外との通商 → 危険な外国思想を持ち込んでくる.
■ 政府の規制:
1 トランスペアレンシー・インターナショナルは,国内外の腐敗に歯止めをかけることに専念する非政府組織
である.
手助けなのか,強奪なのか?
(NGO: Non Governmental Organization)
第 12 章 政府
貧しい国の政府はなぜよくないの
12.4
か?
7
■ 民主主義と経済成長
Figure 6
民主主義と 1 人当たり GDP
国が貧しいのは,政府が悪いからではないのか.または,
悪い政府は貧困の原因というよりも貧困の兆候ではないの
か.→ どちらもいくらかずつである.
12.4.1
• 横軸: 民主主義水準
所得から政府の質に向かう因果関係
• 縦軸: 1 人当たり GDP, 2005 年 (対数目盛)
• 低所得 → 悪い政府
• U 字関係
1. 悪い政府は必ずしも経済成長阻害であるとはいえない
• 民主主義の中には経済成長にはうまく作用するも
こと.
のもあるが,中庸水準を超えるとこれ以上民主化
は成長にとって悪である.
2. 政府の質は所得成長に応じて改善することがよくある
こと.
• 民主主義の最適水準は,ほぼ 7 ポイント基準の中
央にある.
• 世界の最も豊かな国はまた民主主義でもあるとい
12.4.2
う事実は,所得から民主主義へ向う因果関係を反
政府の質から所得に向かう因果関係
映しているに違いない.この中庸水準を超えると
民主主義は,国の所得は下がっても富裕な国が消
• 悪い政府 → 低所得
費を選択するという,贅沢財ということになる.
まともな統治ができていない国のほとんどは旧ヨーロッ
パの植民地である.
12.5
結論
平均すると,貧しい国の政府は富裕な国の政権よりも成
長阻害的な方法で行動しがちである.
⋆ memo
• 多くの旧植民地では植民した統治権力が経済社会の発
展を推進するよりも,住民から徴収する収入を最大化
するように設計された政府組織を樹立した.
• 植民地によい統治が困難になるような民族の混合を持
12.6
12.4.3
植民地主義と悪しき政府
植民地主義は 2 つの点で悪しき政府をもたらす.
つ国家を作ったからである.
– ヨーロッパの植民当局は民族の構成には一顧も
払わずに領土に国境を引いていた.
基本用語
• normative (規範的)
• positive (実証)
• market failure (市場の失敗)
植民地の伝統が政府の質の国別の差異を決める最も重要
• public goods (公共財)
な要因である.もし,この意見が正しいならば,政府と所得
• externality (外部効果)
の相関は政府から所得への因果によるものに違いなく,ほ
かの経路は考えられないであろう.
• monopoly (独占)
第 12 章 政府
8
• coordination failure (協調の失敗)
• Wagner’s law (ワーグナーの法則)
• income redistribution (所得再分配)
• tax base (課税基準)
• government failure (政府の失敗)
• kleptocracy (盗賊政治)
• privatization (民営化)
12.7
• deregulation (規制緩和)
• equity-efficiency trade-off (平等-効率の兼合い)
1, 2, 3, 4, 5
(a)
Q
S
50
D
50
P
(b)
Q
S
Pȫ
ȫP
(1-ȫ)Pȫ
D
ȫ)/(2-ȫ)
100(1(c)
問題
P