この「生徒にインタビュー」と前の「シンチャオ先生」のコーナーでは、日本語を教えるベトナム人教師とその生徒であるベトナ ム人学習者の双方にお話を伺い、同じ学びの場において、立場の異なる視点から感じたことや経験について記事を掲載して います。 今号のインタビューに答えてくれたのは、勇気日本語学校で日本語を勉強している Nguyen Ngoc Thang さんです。 ♦ いつから日本語を勉強していますか。 子供の頃から、漫画やアニメなどの日本の文化を通じて、日本語を知っていましたが、 2015 年 9 月に日本語の勉強を始めました。なぜかというと日本に留学に行くことにした からです。ハノイの日本語学校をネットで調べると、評判が良いと分かり、近所の友達も 行っていた勇気日本語学校で日本語を勉強することを決めました。 ♦ どうして日本語を勉強しようと思いましたか。 日本の映画を見たり、漫画を読んだりしていました。日本語が好きになりました。私が高 校生の時、父は日系企業で働いていました。父から日本の文化や礼儀正しい社内マナ ーなどを聞き、日本に関わる仕事がしたくなりました。それで、日本語を勉強することにし ました。 ♦ Phuong 先生はどんな先生ですか。 先生は日本語の知識だけではなく、日本の文化もちゃんと分かっていますし、教え方も分かりやすいです。フォン先生と勇気セ ンターの先生方は学生のために課外活動をよく行っています。日本で勉強している学生や就職している学生をいつでも手伝 って、応援してあげています。それを聞いて、とても感動しています。熱心で、優しいフォン先生に日本語を教えてもらうのは私 にとって、とても楽しいことです。 ♦ 日本語を勉強していて、難しいことは何ですか。 日本語の勉強を始めてから約 1 年が経ちましたが、フォン先生のおかげで勉強で困っていることはあまりありません。何でもは っきり説明してもらっています。私にとって、一番大事なことは自分の意識です。困っているというより、先生に聞きたいことがた くさんあります。 ♦ 日本語を勉強していて、楽しいことは何ですか。 日本語は面白いことがたくさんあります。特に漢字です。漢字は色々な部首があって、面白いと思います。漢字を通じて、日 本の面白いことわざが分かるようになりました。 ♦ 日本や日本語の好きなところはどんなところですか。 日本の社内マナーや相手を思いやる言葉や態度、社会ルール(並んで待 つ・町をきれいにするなど)などが気に入っています。特に礼儀正しい文化 が好きです。 ♦ これから日本語とどう関わっていきたいですか。 日本語がちゃんと分かって、日本人とうまく話せるようになりたいです。さら に、情報技術に関する仕事もやりたいので、そういう専門に関わることが理 解できるようになりたいです。将来は、できれば、日本で働きたいです。
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