「アレルギー性疾患」(アトピー性皮膚炎・アレルギー性気管支炎・花粉症等) 栗が丘クリニックの「アトピー性皮膚炎」の治療方針としては「脱ステロイド」を基本としています。 ステロイド剤による対応は、結局のところ「根本治療」ではないからです。 やはり、細胞レベルから元気にして行くことこそが本当の治療であると考えています。 アトピー性皮膚炎や花粉症、気管支喘息などに代表されるアレルギー疾患で苦しんでいらっ しゃる方は多いです。アトピー性皮膚炎や花粉症などは、昔はあまり見られなかった病気です。 では、なぜこういったアレルギー疾患が増えてきているのでしょうか? 花粉症でそのメカニズムを見て見ましょう。 花粉症の原因として、「花粉(アレルゲン)がいけない!」と誰もが考えます。 しかし、同じように暮らしていて、なぜ、花粉症になる人とならない人がいるのでしょうか? 実は、そこに大きなヒントがあると考えています。 「花粉症の原因は、花粉ではない!」というのが、私たちの考え方の基本です。 確かに、アレルゲンはアレルギーを起こすきっかけを作ってはいますが、花粉症を発症する本当 の原因は別のところにあると考えています。 それを「お城の門番」に例えて見ましょう。 お城の門番の役目は、お城にやってくる様々な人を見わけて敵が城内に侵入しないようにする ことです。 ただこの時、お城の門番が睡眠不足や栄養不足、度重なる体調不良等々で意識も朦朧(もうろ う)、ヘロヘロだったらどうでしょうか? まともに役職が果たせませんよね!? この時、外敵がやってきたらどうなるでしょうか? たった一人の外敵でも、大勢に見間違うかもしれません。 「大変だー!」と門番は大騒ぎして、城内からも助けを呼ぶことでしょう。 しかし、城内からやってきたほかの侍たちも実は、ヘロヘロに疲れているために意識も朦朧として まともな働きができない状態なのです。 「なぜ?」 「じゃあ、ほかの者たちを呼んだらいいじゃないか?」 あなたは多分、そう考えますよね!? でも、あなた自身の代わりは一体、どこにいますか? あなたの細胞の代わりは一体、どこにいますか? いませんよね!? つまり、疲れきってヘロヘロで、アレルゲンに過剰反応してしまっている門番こそ、「あなた自身」 なのです! これでは、花粉に対してまともに闘えるはずがありませんよね!? つまり、これが「花粉症」のメカニズムなのです! また、これをアトピー性皮膚炎に当てはめると、「過剰反応」と「排毒機能の低下」にあると見てと れるのです。 ですから一番の対策は、「あなた自身の自己治癒力や免疫力を上げること」になるのです! 対処方法1: 「漢方薬」 漢方薬は、「気」「血」「水」の流れを整えます。 アトピー性皮膚炎はこれらの循環が滞っている事が多いため、まずはこれらを改善することが先 決です。特に、「排毒機能」を上げてあげることが大切です。 また、体温が低い方も多いので、体温を上げるということも必要になることが多いです。 漢方薬は西洋薬のそれとは違い、「眠くなること」はありません。 車の運転も心配ありません。 対処方法2: 「腸をきれいにする」 「アレルギーの原因は、腸にある」ということがわかってきました。 「免疫力の要も腸にある」ということがわかってきました。 ですから、まずは「腸をきれいにすること」が大切だと考えています。 そのために食物繊維をたくさん摂ったり、発酵食品を食べたり、食べる順番に気をつけたりと、食 事の内容や方法を工夫することにより対処することがまず考えられます。 これだけで間に合わない方は漢方薬を使ったり、サプリメント等を使ってより積極的に腸内環境 を整えることも大切だと考えています。 対処方法3: 「おなかを温める」 腸が不調に陥る原因のひとつとして「おなかが冷えている」ことが考えれられます。 冷蔵庫が普及し、冷たいものがいつでも手に入るというのは、ある意味で腸にとってはたいへん 不幸なことです。 特に夏場は冷たいものを食べる機会が多いため、知らず知らずのうちにおなかを冷やしてしまう ことにつながり、これが腸の機能を著しく低下させる原因となります。 岩盤浴や温泉に入る、できるだけ温かいものを摂るというような工夫が必要です。 また、「天然塩」をしっかりと摂る」こともおススメです。 天然塩は漢方の考え方では「腎の栄養」であり、からだを温める作用があるからです。 逆に言うと、「低体温」の原因は、間違った「減塩運動」にあると考えられるのです。 対処方法4: 「サプリメント」 免疫力を上げるために、「サプリメント」を上手に使うこともお勧めしています。 花粉症の原因は「免疫力の低下」にあるのですから、より積極的にこうした機能性を持つサプリメ ントを摂っていただくことも必要かと思います。 対処方法5: 「官足法」 官足法は、どんな諸症状を持つ方にもおススメです。 足裏を適切に刺激してあげることで、からだの各機能が向上するからです。 また、官足法の良いところは、「いつでも」「どこでも」「自分で出来る」ことにあります。 対処方法6: 「リンパ整体・回復整体」 アトピー性皮膚炎の方は、とかくリンパの流れが悪いケースが目立ちます。 体温も低いです(「気」「血」「水」の滞り)。 ですから、これら整体により物理的な観点から流れを改善することが大切です。 リンパは「首」「脇の下」「そけい部」「ひざ裏」などで滞っている事が多いため、ここを重点的に流 してあげることが、症状の低減にはたいへん有効です。 実際に、首や脇のリンパを流してあげると患者さんのお顔が「す~っ」と赤みが減ってくることが 多いです。 対処方法7: 「ストレスを減らす」 人が病気になる原因として「ストレス」がありました。 ストレスは、さまざまなところに潜んでいます。 ただ、これも「アレルゲン」と一緒で、自分ではどうにもならないことが多いです。 しかし、まったく方法がないわけではありません。 栗が丘クリニックでは、「電気刺激によって正常な脳波を作り、脳をリラックスさせる装置」を使っ てブレインセラピーをしています。 これをすると、心身ともにリラックスしてとても眠くなる方が多いです。 腸の機能低下の大きな原因として、「ストレス」(=交感神経優位)が挙げられますが、ブレインセ ラピーをすることにより、副交感神経優位となり、腸が機能を取り戻すお手伝いをします。 また、クリスタルボウルの音やソルフェジオ周波数音楽というものを聴いていただくことにより、「副 交感神経優位な状態」になっていただく方法もあります。 対処方法8: 「音響セラピー ニュースキャンSW-2」 この器械はロシア製で、音響(音)によってからだの中をスキャンし、音の力でからだの機能を助 けるエネルギーをからだに届けることができる装置です。 腸やリンパ線、皮膚、副びくうなど、エネルギーを与えたい部位を選択し、その部分だけにエネ ルギーを届けます。 ハーブやパワーストーンのエネルギー、その他を注入することができ、それだけで細胞が元気に なったりする、とても面白い器械です。 対処方法9: 「アロマスプレー」 免疫力の向上やすっきり感を与えるような意味合いのアロマオイルを調合したアロマスプレーを 使用していただくことで、花粉症の際の諸症状の緩和にお役立ていただいています。 使用方法は、マスクの表面に「シュッ」とひと吹きするという簡単な方法です。
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