ミス・パリ エステティック専門学校 学校関係者評価報告書

2016 年 6 月 28 日
ミス・パリ・ビューティ専門学校
千葉校
学校関係者評価委員会報告書
学校関係者評価委員会
ミス・パリ・ビューティ専門学校千葉校
校長 下村 朱美
学校法人ミスパリ学園 ミス・パリ・ビューティ専門学校千葉校 学校関係者評価委員会は2015
年度(平成27年度)自己評価報告書に基づいて学校関係者評価委員会を実施致しましたので、以下の
とおり報告致します。
1.開催日時:2016年6月28日 16時~17時
2.場 所 :ミス・パリ・ビューティ専門学校東京校
3.参加者
学校関係者評価委員
田邊 秀子
(NPO法人スパ・ウェルネス協会
教育委員長)
(学校法人ミスパリ学園評議員)
齋藤 勝
(株式会社シェイプアップハウス 教育部 マネージャー)
(学校法人ミスパリ学園評議員)
杉原 昭二
(株式会社ミス・パリ 総務部部長)
(学校法人ミスパリ学園評議員)
事務局
須賀谷 映子 (ミス・パリ・ビューティ専門学校千葉校 副校長)
小嶋 加代子 (ミス・パリ・ビューティ専門学校千葉校)
陪 席
中澤 健太郎 (株式会社シェイプアップハウス 人事課課長)
4.基準項目ごとの学校関係者評価・意見
評価項目(1)
教育理念・目標
(現状)
・以前より実施している教職員への教育品質目標の明確化継続のため、引き続きISO9001により、
運営を行った。月1回の内部監査にて管理能力や施設環境の向上に努めている。
・保護者・新入生・在校生へのアンケート調査実施により、学校、講師に何を求められているか
が明確になり授業や学校運営の改善に繋げることができた。
・当校で掲げる教育理念を基に、企業の意見を取り入れることによって、より実践的な授業を目
指した。
・結果として、就職率100%を達成する事が出来たことにより教職員並びに学生、共に就職への意
識が高まった。
(意見)
・アンケート調査をし、的確な改善を取り入れていることは評価できる。また、保護者などを
通じて直接意見を頂くことにより、入学者をどのように教育してもらいたいかが明確に鳴る
事から、今後の教育内容改善に役立てていただきたい。
評価項目(2)
学校運営
(現状)
・基幹システムを一本化することにより、業務の効率化をはかる取組をおこなっている。それに
伴い、業務効率は一部向上しているが、ペーパーレスによる業務効率や教務システム整備にお
ける改善も行っていく。
(意見)
・システムについては、学生募集に大きな影響を与える事から、早急な修復に努めると共に業務
の効率化の観点から教職員全員が活用できるように、早期に研修会をおこなう必要がある。
評価項目(3)
教育活動に関するもの
(現状)
・昨年度、検定合格率が低かった科目については、授業日程を変更し検定まで余裕をもたせるな
ど内容を充実させたことにより合格率が20%以上アップするなど改善がみられた。
・姉妹校との定期的な交換研修の実施などの取り組みが出来ていない。
(意見)
・講師の技術や接客レベルのアップにより学生のレベルも上がることから、姉妹校間での効果的
な研修の実施を早期に実施してもらいたい。
評価項目(4)
学修成果
(現状)
・在校生アンケートを参考にレクリエーションや行事を企画し、学生生活の楽しさを感じられる
工夫をおこなっている。また、中途退学者減少のため、学生の出身高校との連携を密に行い、
対応方法について意見交換しながら指導している。
・担任と、就職指導担当者のきめ細やかな就職指導により就職率100%を達成している。又、キ
ャリア教育の授業と、在学中に実践的な教育を行う事により就職への意識が高まり、早い段階
から就職活動に意欲的に取り組むことができた。今後は卒業生が企業からどのような評価をさ
れているのかを知ることにより、企業とのアンマッチを防ぎ、在校生の就職活動に役立てたい。
(意見)
・中途退学者の対策として、他校で実施しているシスター制の導入を検討してはどうか。
・就職先企業へアンケート調査を実施し、得た情報から就職活動及び授業内容に反映させてもら
いたい。
評価項目(5)
学生支援
(現状)
・入学時にクラス担任の面談の他、募集担当者の面談もおこない、入学直後である学生の不安解
消に努めた。又、学生同士のコミュニケーションを図るためレクリエーションや球技大会を取
り入れている。
・学費の負担を軽減するため、成績優秀者は進級時特待生として学費の一部免除をおこなった。
日本学生支援機構奨学金については、在学届を提出する際に説明会をおこなって過度な借入に
注意を促し卒業後に負担が大きくならないよう指導している。
(意見)
・奨学金については、学生支援機構に限らず千葉県独自のものや金融機関で利率の低いものなど、
多様な選択肢を提案できるようにしてもらいたい。
・レクリエーションなどは、学生からのアンケートを基に、学生の求める内容や時代の背景にあ
うように策定してもらいたい。
評価項目(6)
教育環境
(現状)
・実際のサロンで使用されている機器や化粧品を用いていることで、エステティックの具体的な
イメージが掴めることは本校の一番の強みとなっており、高校生、保護者などから高い評価を
受けている。そのため、機器、備品については定期的なチェックをおこない不備のないよう心
掛けているが、経年劣化による機器の不具合も発生し始めている。現在安全性に問題はないが
計画的な機器の交換やメンテナンスなど早めの対策を講じていきたい。
(意見)
・特になし
評価項目(7)
学生の受入募集
(現状)
・ISO9001の年間計画に則り募集活動をおこなっているが定員未達である。講師全体で危機感を
持ち、販促活動へも力を入れる必要性があることから、対策として目標数字を共有し、目標達
成意識を高め更に強化していく。
・スパセラピスト学科の開講ができていないため、社会人のニーズに対応する必要がある。
(意見)
・定員に達していない原因については、少子化が影響していることは一定理解するもののしっか
り分析し、他校の成功例を参考に、早急に改善してもらいたい。
評価項目(8)
財務
(現状)
・出納状況については適正な管理がなされている。
(意見)
・特になし
評価項目(9)
法令等の遵守
(現状)
・学校における個人情報については、マニュアルに従い適切に管理されている。
・急速に発達するSNSの管理においては、適宜その影響などを学生に伝え、正しい利用に向けて
の指導を行っている。
(意見)
・SNSは、個人だけでなく学校に与える影響も甚大なものがある事から、指導については引き続
き行ってもらいたい。
評価項目(10)
社会貢献・地域貢献
(現状)
・現在、地域の高校生のインターンシップや千葉県専修学校各種学校協会主催の「仕事の学び場」
実習校として高校生の受入れを予定しており、地元に根差した専門学校としての活動を意識し
ている。
(意見)
・まずは、高校生の入学者を増やすことが重要であり、県内の高校からの信頼を得るためにはイ
ンターンシップは大きな意味があると思われる。また、学生数の増加の観点から、今後は留学
生の受入れも積極的に検討してもらいたい。
5.全体総括
今回の会議において、評価委員の方々より、多くの意見やご指導をいただいた。特に定員充足が図
られていない現状において、更なる改善と早急なる対策についてご意見をいただけたことは大きい。
今後は、PDCAを確実におこなうことで現状の把握と継続的な改善を行うことにより、よりよい
学校運営に繋げ、学生にとって魅力ある学校であるために教職員全員で取り組んでいきたい。
以上