JA古川ディスクロージャー誌 2016 古川農業協同組合 ごあいさつ 組合員、地域の皆さまには、日頃から格別のご愛顧をいただき厚く御礼申し上げ ます。 JA古川は、情報開示を通じて経営の透明性を高めるとともに、当JAに対する ご理解を一層深めていただくために、主な事業内容や業務状況などについて、利用 者の方々にわかりやすくまとめた「JA古川ディスクロージャー誌2016」を作 成いたしました。皆さまが当JAの事業を更にご利用いただくための一助として、 是非ご高覧いただければ幸いです。 今後も組合員、地域の皆さまと共にあるJAを目指しながら、組合運営、事業展 開に鋭意努力する所存でございますので、より一層のご支援を賜りますようお願い 申し上げます。 平成28年7月 古川農業協同組合 代表理事組合長 佐々木 稔 (注)本冊子は、農業協同組合法第 54 条の 3 に基づいて作成したディスクロージャー誌です。 JAのプロフィール ◇設 立 ◇本 店 所 在 地 ◇出 資 金 ◇総 資 産 ◇単体自己資本比率 平成10年4月 大崎市古川北町 14.9億円 686億円 12.24% ◇組 合 員 数 ◇役 員 数 ◇職 員 数 ◇支 店 数 ◇営農センター数 11,094人 35人 254人 12支店 2カ所 目 次 ごあいさつ 1.経営理念 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2.事業方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 3.経営管理体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 4.事業の概況(平成 27 年度) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・ 3 5.事業経過の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 6.農業振興活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 7.地域貢献情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 8.リスク管理の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 9.自己資本の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 10.主な事業の内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 【経営資料】 Ⅰ 決算の状況 1.貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 2.損益計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 3.注記表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 4.剰余金処分計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43 5.部門別損益計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44 6.財務諸表の正確性等にかかる確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46 Ⅱ 損益の状況 1.最近の5事業年度の主要な経営指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 2.利益総括表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 3.資金運用収支の内訳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48 4.受取・支払利息の増減額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48 Ⅲ 事業の概況 1.信用事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 ⑴ 貯金に関する指標 ① 科目別貯金平均残高 ② 定期貯金残高 ⑵ 貸出金等に関する指標 ① 科目別貸出金平均残高 ② 貸出金の金利条件別内訳残高 ③ 貸出金の担保別内訳残高 ④ 債務保証見返額の担保別内訳残高 ⑤ 貸出金の使途別内訳残高 ⑥ 貸出金の業種別残高 ⑦ 主要な農業関係の貸出金残高 ⑧ リスク管理債権の状況 ⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況 ⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況 ⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 ⑫ 貸出金償却の額 ⑶ 内国為替取扱実績 ⑷ 有価証券に関する指標 ① 種類別有価証券平均残高 ② 商品有価証券種類別平均残高 ③ 有価証券残存期間別残高 ⑸ 有価証券等の時価情報等 ① 有価証券の時価情報等 ② 金銭の信託の時価情報等 ③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引 2.共済取扱実績 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55 ⑴ 長期共済新契約高・長期共済保有高 ⑵ 医療系共済の入院共済金額保有高 ⑶ 介護共済の介護共済金額保有高 ⑷ 年金共済の年金保有高 ⑸ 短期共済新契約高 3.農業関連事業取扱実績 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56 ⑴ 買取購買品取扱実績 ⑵ 受託販売品取扱実績 ⑶ 農業倉庫事業取扱実績 ⑷ 利用事業取扱実績 ⑸ その他事業取扱実績 4.指導事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59 Ⅳ 経営諸指標 1.利益率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60 2.貯貸率・貯証率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60 Ⅴ 自己資本の充実の状況 1.自己資本の構成に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61 2.自己資本の充実度に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63 3.信用リスクに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65 ① 標準的手法に関する事項 ② 信用リスクに関するエクスポージャー(業種別、残存期間別)及び 三月以上延滞エクスポージャーの期末残高 ③ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 ④ 業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額 ⑤ 信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウエイト 1250%を適用する残高 4.信用リスク削減手法に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68 ① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要 ② 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額 5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 ・・・・・・・・70 6.証券化エクスポージャーに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70 7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・70 ① 出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要 ② 出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価 ③ 出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益 ④ 貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額 (保有目的区分をその他有価証券としている株式・出資の評価損益等) ⑤ 貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額 (子会社・関連会社株式の評価損益等) 8.金利リスクに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71 ① 金利リスクの算定方法の概要 ② 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額 【JAの概要】 1.機構図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72 2.役員構成(役員一覧) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・73 3.組合員数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・73 4.組合員組織の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74 5.特定信用事業代理業者の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74 6.地区一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74 7.店舗等のご案内 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・75 本ディスクロージャー誌に表示の数値は、表示している単位まで表示し、それ未満の端 数は切り捨てておりますので、合計や差引等が一致しない場合があります。 また、端数処理により正数を記載しない欄は「0」で、該当しない欄は「―」で表示を しています。 1.経営理念 〔基本理念〕 JA古川はJAが果たすべき社会的役割・使命と役職員の心構えなどを盛り込んだ「JA綱領」を 組織の基本理念としつつ、組合員と地域から信頼される「持続可能な地域農業の実現」「地域づくり に貢献するJA」を目指し、3つの基本理念に基づき事業を展開します。 1 未来につなぐ持続可能な地域農業の振興 ◇ 新たな地域営農システムの確立と担い手育成 ◇ 安全・安心な農産物の生産・販売と所得の向上・確保 2 豊かで安心な地域づくりに貢献するJA活動 ◇ 新たなJAファンづくりと安心な地域づくりへの貢献 ◇ 質の高いサービスの提供と環境に配慮した事業展開 3 総合力の発揮と信頼されるJA経営の実現 ◇ 利用者の視点に立った事業の確立と組織の活性化 ◇ 総合力の発揮による財務基盤の強化と健全経営の実現 2.事業方針 ○ 営農指導事業 地域農業を核とした多様な農業の展開を図るため、第4次地域農業振興計画の基本理念である「未来 につなぐ持続可能な地域農業の振興」の実現に向け取り組みます。 ○ 生活文化事業 地域に密着した活動による新たなJAファンづくりを展開し、心豊かに安心して暮らせる地域社会づ くりへの貢献に努めます。 ○ 教育情報事業 組織運営基盤の強化を図るため、組織の活性化と情報発信の充実に努めると共に、農業への啓発運動 を展開します。 ○ 信用事業 マイナス金利政策等による金融市場の環境変化に対応し、将来にわたり安定的な利用者基盤の拡充を 図ると共に、地域・利用者から選ばれる金融機関としてサービスの向上を図ります。 ○ 共済事業 相互扶助を事業の原点として「ひと・いえ・くるまの総合保障」を提供し、組合員・利用者のくらし を守り、健康で安心して暮らせる地域社会づくりへの貢献に努めます。 ○ 購買事業 組合員・利用者の立場に立った質の高いサービスの提供を図ります。 ○ 販売事業 安全・安心な農産物づくりを基本とした生産体制のもと、品質向上を図りながら有利販売に努めま す。 - 1 - ○ 保管事業 全量集荷を図るため関係機関と連携し、庭先集荷を含めた早期集荷・広域集荷に努めると共に、フレ コン集荷・検査体制を整備して、入出庫の安全対策に取り組みます。 ○ 利用事業 利用者の経営安定に寄与しながら利用率向上を図ります。 ○ その他事業 関係法令に基づきながらJAらしい事業展開を図ります。 ○ 経営管理 信頼されるJA経営を確立するため、財務基盤の強化と自己責任経営の確立を図ります。 3.経営管理体制 〔経営執行体制〕 当JAは農業者により組織された協同組合であり、正組合員の代表者で構成される「総代会」の決定 事項を踏まえ、総代会において選出された理事により構成される「理事会」が業務執行を行っていま す。 また、総代会で選任された監事が理事会の決定や理事の業務執行全般の監査を行っています。 なお、信用・共済事業については専任担当の常務理事を置くとともに、業務の高度化・複雑化に対応 した専門的業務執行を確保するため、複数常務理事を置く体制としています。更には農業協同組合法第 30 条に規定する常勤監事(員外監事)を設置し、ガバナンスの強化を図っています。 - 2 - 4.事業の概況(平成 27 年度) ⑴ 主要な事業活動の内容と成果、対処すべき重要な課題 平成27年度の農政は、TPP交渉の大筋合意及び協定署名や農協改革を目的とした農協法改正など、 自民党政権主導の経済界寄りの政策を受け激動にさらされました。 特に、TPP交渉は政府が政策大綱を決定し、平成27年度補正予算に盛り込んだものの、現場は大き な不安と混乱の状況にあります。農協改革では、農業所得の増大を目的に中央会の組織転換や公認会計 士監査の導入などを進めるため、改正農協法を施行しました。国内経済は景気の足踏み状態が続き、今 年に入って日銀はマイナス金利政策を導入するに至り、金融業界を中心に対応策に追われています。さ らには、個人消費の伸び悩み等により、来年4月の消費税増税も不透明となるなど、混迷を極めていま す。一方、平成27年産米概算金は、昨年度の大幅下落から多少持ち直したものの低水準が続いており、 農業経営は依然として先の見えない状況にあります。また、当JA管内では昨年9月の関東・東北豪雨 により冠水・浸水被害を受け、転作の柱である大豆が大幅な減収となりました。これらの環境により、 JA経営は以前にも増して厳しいものとなりました。 こうした中、事業活動については、貯金及び貸出金残高は計画目標・前年度実績を上回りました。特 に貸出金は住宅ローンの新規貸出により、大きな伸びとなりました。一方、長期共済新契約保障目標は 計画を下回り、購買品取扱実績も生産購買事業をはじめ、ほとんどの事業で計画目標・前年度実績を下 回りました。販売品取扱実績も平成27年産米の出荷が進捗せず、計画目標を下回りました。 また、9月に「JA古川米集荷・販売推進大会」を開催し、JA古川米の生産基準を遵守して一元集 荷・販売に取り組みましたが、計画目標・前年度実績を大きく下回りました。しかし、今年度から集荷 した「ささ結(東北194号)」を大崎市と一体となってPRし、他銘柄の精米も含め販売促進に努めまし た。さらに、昨年に引き続き、水稲種子の購入者助成と肥料価格等の据え置きを実施しました。1月に は「水田農業推進説明会」を開催し、TPP交渉大筋合意にかかる対応策や米をめぐる情勢等について 認識を深めると共に、意思の結集を図りました。 大豆栽培の面積拡大に対応するため、国の補助事業を活用した大豆乾燥施設乾燥能力増強工事は今年 6月完成予定で、平成28年産から効率化に向けて稼働します。 また、第4次地域農業振興計画・JA経営計画の2年目を迎え、着実な実践を図りました。今年度の 事業計画に示した本支店機能の再編と役員定数の削減については、委員会等を設置しながら検討を重ね、 基本方針を集落座談会を通じて組合員皆様に提案しました。 昨年開催された第38回JA宮城県大会決議に基づく「新たなJAビジョン実現に向けた組織再編構想 づくり」については、県内3JA構想を基本とした合併を研究する県中西部地区合併研究会(仮称)に 参画することとしました。 ⑵ ① 財務・事業成績の推移 財務の推移 平成25年度は、平成26年4月からの消費税率引上げを見据えた生産資材や農業機械等のかけ込み需 要等の影響の結果、事業利益153,592千円と計画を大きく上回り、経常利益211,340千円となり、当期 剰余金は122,591千円となりました。 平成26年度は、平成26年産米概算金の大幅下落や昨年4月の消費税増税による駆け込み需要等の影 響の結果、事業利益32,456千円、経常利益85,325千円となり、当期剰余金は44,801千円となりました。 平成27年度は、米価については低水準が続き、さらに昨年9月の関東・東北豪雨による大豆の大幅 な減収等の影響の結果、1年間の事業活動の成果は、事業利益42,206千円、経常利益108,424千円と なり、当期剰余金は46,071千円となりました。 (単位:千円、%) 事 経 当 総 項 目 業 利 常 利 期 剰 余 資 益 益 金 産 24 年 度 75,832 118,342 113,470 64,595,480 25 年 度 153,592 211,340 122,591 63,293,471 26 年 度 32,456 85,325 44,801 65,210,584 27 年 度 42,206 108,424 46,071 68,687,038 純 資 産 4,252,940 4,352,261 4,372,573 4,396,584 14.84 15.04 単体自己資本比率 13.42 12.24 (注)1 総資産は、貸倒引当金控除後の金額です。 2 「単体自己資本比率」は、「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」 (平成18年金融庁・農水省告示第2号)に基づき算出しております。なお、平成24年度 以前は旧告示(バーゼルⅡ)に基づく単体自己資本比率を記載しています。 - 3 - ② 信用事業 地域・利用者から選ばれる金融機関として窓口応対の資質とサービスの向上に努め、安定的な利用 者基盤の拡充を図りました。 また、年金・農業資金・住宅ローン相談会の開催と各種キャンペーンの展開、ネットマイカーロー ンの取り扱い等により、利用者ニーズに応じた金融商品を提案し、貯金の増強と農業関連資金やロー ン等の融資に努めました。 貯 金 に つ い て は 期 末 残 高 60,847,592 千 円 ( 計 画 対 比 102.9 % ) 、 貸 出 金 に つ い て は 期 末 残 高 18,468,969千円(計画対比114.2%)となりました。 ③ 共済事業 組合員・利用者の視点に立ち、地域に密着した事業活動を展開すると共に、3Q訪問活動により 「ひと・いえ・くるま」の総合保障の確立と、次世代層・ニューパートナーの獲得に取り組みました。 昨年9月に発生した関東・東北豪雨により被害を受けた建物更生共済・自動車共済契約者に対し迅速 な対応に努め、共済金支払実績は182件、282,938千円となりました。 その結果、以下のとおりの実績となりました。 <新契約高等> 満期(終身)共済金額合計 2,702,022千円 保障共済金額合計 14,117,691千円 新規共済契約者数(長期共済及び自動車共済合計) 418人 新規被共済者数 生命総合共済(年金共済を除く) 244人 年金共済 32人 共済の保有高等については、以下のとおりとなります。 <保有高等> 満期(終身)共済金額合計 38,915,723千円(対前年比100.49%) 保障共済金額合計 248,621,605千円(対前年比 96.57%) 医療系共済 入院共済金額合計 47,358千円(対前年比111.47%) 介護系共済 介護共済金額合計 485,800千円(対前年比150.94%) 年金共済 年金年額合計 741,895千円(対前年比100.07%) 自動車共済 共済掛金合計 465,538千円(対前年比 96.93%) 共済契約者数(長期共済及び自動車共済合計) 14,544人 被共済者数 生命総合共済(年金共済を除く) 11,182人 年金共済 1,237人 ④ 購買事業 (ア) 生産購買事業 営農指導と一体となった事業を展開し、農業用資材申込書による予約率の向上を図るため、集落 毎の説明会を開催しながら、TACによる営農相談と恒常的訪問活動の充実に努めました。 また、稲作経営支援対策として水稲種子購入代の一部助成を行うと共に、物流改革によるコスト 削減に努めました。 供給高は1,216,458千円(計画対比88.9%)となりました。 (イ) 生活購買事業 安全・安心なJAブランドを取り入れた食材宅配を勧めると共に、地産地消商品を主体とした食 品の共同購入や、電話予約セールを通じた生活資材等の予約購買を実施しました。また、「ささ 結」をはじめ精米販売に新たに取り組みました。 近隣2JAと連携し「大崎地区JAのつどい(小柳ルミ子コンサート)」を開催しました。 (ウ) 供給高は156,990千円(計画対比92.9%)となりました。 葬祭事業 「年中無休・24時間迅速対応」により、喪家の立場に立ったきめ細やかな対応に努めました。 また、定期的に葬祭会館見学会・事前相談会を開催すると共に、葬祭会館でのイベントを通し事 業のPRに努めました。 葬儀貰い受けから法要に至るまでの一貫した施行体制で対応した結果、葬儀165件(うち葬祭会 - 4 - 館利用81件)、法要298件、供給高は313,133千円(計画対比76.1%)となりました。 (エ) 農業機械事業 農繁期における故障緩和と迅速な農作業に対応するため、農閑期における大型農機の予約保守管 理、点検整備を実施し質の高いサービスに努めると共に、農繁期、大豆播種・収穫時の休日対応に も万全を期しました。 また、推進担当者による訪問活動や展示会等の開催を通じて、生産コスト低減のための農業機械 の適正導入や効率利用の提案に努めました。大型農機の販売台数は130台 (うち中古農機36台)、 供給高は364,792千円(計画対比95.9%)となりました。農機修理台数は2,478台、斡旋中古農機は 1台の取り扱いとなりました。 (オ) 自動車燃料事業 LPガスは利用者への安定供給を基本に、保安業務の充実と緊急時の24時間対応に努めました。 自動車は施設を有効活用し多様化する顧客ニーズに対応した質の高いサービスの提供に努めると 共に、訪問活動や展示会等の開催による情報提供を行い推進した結果、販売台数51台の取り扱いと なりました。自動車整備については、車検整備696台、一般整備1,019台、鈑金整備121台の取り扱 いとなりました。 石油配送センターについては、予約購買による安価供給と迅速な配送に努めると共に、大豆等の 播種・収穫時の休日対応を実施しました。 供給高は397,843千円(計画対比65.3%)となりました。 給油所事業 地域に密着したフルサービスSSならではの組合員・利用者ニーズに対応した質の高いサービスに (カ) 努めました。 供給高は、宮沢給油所100,072千円(計画対比71.3%)、敷玉給油所71,621千円(計画対比73.1 ⑤ %)となりました。 販売事業 米の作況指数は103(県北部)となり、1等米比率(もち米、加工米を除く。)は92.2%となりま した。 米の集荷数量は276,650.5俵(計画対比90.2%)となり、販売数量は281,749.5俵(計画対比90.3 %) となりました。 大豆の集荷数量(規格外・くず大豆を除く。)は73,867袋(計画対比84.4%)、販売数量は89,604 袋(計画対比99.6%)となりました。 青果物については、残留農薬等の安全性を確認しながら集荷販売に努めました。 畜産物については、子牛、肉牛とも高値で推移するとともに、肉牛は飼料用米給与試験等に取り組 み良質牛生産に努めました。 当期取扱高は、穀類3,779,379千円(計画対比100.3%)、青果物501,359千円(計画対比76.8%)、 畜産物1,511,216千円(計画対比114.1%)となりました。 ⑥ 農業倉庫事業 適正な保管管理を徹底すると共に、フレコン集荷・検査体制を強化し、広域集荷に努めました。ま た、低温倉庫や全農古川連合倉庫へ集約し、土曜日・祝日検査を実施しながら早期集荷に努めました。 ⑦ 利用事業 (ア) カントリー事業は、大崎市古川カントリーエレベーターを含めた3施設を活用し、品種分散によ る効率的な運用に努め、荷受けの平準化を図りました。米の取扱量は飼料用米を含め87,276.5俵 (計画対比88.7%)となりました。 (イ) 種子センター事業は、優良種子の確保に努め、取扱量20,208袋(計画対比100.2%)となりまし た。 (ウ) 大豆センター事業は、均一な乾燥・調製と作業の効率化に努め、取扱量(荷受重量)は2,492ト - 5 - ン(計画対比72.5%)となりました。また、28年産に向けて乾燥施設の増設に取り組みました。 (エ) 機械施設利用事業は、県・市補助事業を活用し転作関連機械や園芸関連施設等を計画的に導入す ると共に、効率的な利用に努めました。 (オ) 農地利用集積円滑化事業は、農地中間管理事業も含め農地の流動化・集積を推進し、取扱実績は 前年度より84ha増加し941ha(計画対比100.3%)となりました。 また、農地中間管理事業は、受け手の公募と契約手続き等の支援に努めました。 ⑧ その他事業 (ア) 宅地等供給事業 税務・経営等に関する相談業務を展開し、組合員の資産管理に努めました。 また、利用者ニーズに対応した土地の売買や賃貸の仲介業務、建物の新築・リフォームに取り組 むと共に、賃貸物件の管理業務の充実により入居率の向上を図りました。 (イ) 簡易郵便局事業 利用者ニーズに対応しながら、利便性の向上に努めました。 ⑨ 指導事業 (ア) 営農指導事業 第4次地域農業振興計画の基本理念である「未来につなぐ持続可能な地域農業の振興」の実現に 向けて取り組みました。 放射性物質検査は通年にわたり26品目260検体を測定した結果、全て暫定基準値を下回り、安全 性が確認されました。 稲作については、消費者から信頼される産地づくりを目指し、環境保全米・提携米の生産拡大に 努め、特にササニシキについては種子助成を講じながら生産拡大に取り組みました。また、「JA 古川食の安全・安心委員会」を中心に、栽培履歴の記帳運動とGAPの周知を図ると共に、展示圃 を設置して品質向上対策と栽培技術の確立に取り組みました。 経営所得安定対策に係る交付申請支援については、地域水田農業ビジョンに基づき集団化に積極 的に取り組み、大豆は64集団1,146haと37農業者261ha、麦は1集団16haと5農業者47ha、飼料作物 は9集団133haと23農業者101haとなりました。 園芸については、県・市補助事業を活用して園芸施設などを導入し、生産量の拡大と品質向上に 努めました。また、地産地消に向けた産直組織「あじ菜くらぶ」「ふれあい市」「ほのぼのくら ぶ」の拡充を図ると共に、ねぎ・なす・春菊・トマトの契約栽培の推進と作付拡大に取り組みまし た。 畜産については、大崎和牛の郷づくり支援強化事業を活用して、良質素牛を積極的に導入し、飼 養頭数の維持・拡大に努めました。また、飼料用米の給与試験を継続すると共に、付加価値をアピ ールするため上場名簿に飼料用米給与表示に取り組みました。 (イ) 生活文化事業 地域とのふれあい活動として、小学生を対象としたキッズサッカーフェスティバル(106人)や 軟式少年野球大会(13チーム198人)を開催したほか、一般社会人や高校生など若者を対象とした バスケットボール教室(52名)を新たに開催しました。 また、親と子のJA料理教室は2回開催し、18組43人が参加したほか、伝統料理や乳和食料理教 室など多彩な活動を展開しました。更には、管内小中学校(3校)からの要請に応え、地場産大豆 を活用した豆腐づくりの指導を通じて食と農に親しむ機会を提供しました。 また、地域貢献活動として「1支店1協同活動」を全支店で実施し、地域に密着したイベントの 開催や環境美化活動など、広範なテーマで地域づくりに努めました。 健康管理活動としては、JA総合検診(一日人間ドック97人、脳ドック検診94人、腹部超音波検 診427人)を実施すると共に、行政と連携し各種検診(健康診査53人、乳がん275人、子宮がん600 人、胃がん682人、大腸がん652人)の一部助成を継続実施し、健康管理への意識高揚に努めました。 - 6 - 福祉活動としては、女性部や助け合い活動組織「にじの会」の協力を得て、ミニデイサービス (23会場944人)、福祉施設や在宅介護宅への訪問活動を行うなど、地域における福祉活動に貢献 したほか、JAカルチャー教室(健康体操)や家の光記事活用講座を開催するなど、活発な生活文 化活動を展開しました。 (ウ) 教育情報事業 a. 組合員組織活動 集落委員会(年4回)や土曜日、夜間を含めた集落座談会(年3回 総数4,935人)を通じて協同活 動の強化を図ると共に、青年部、女性部・フレッシュミズ・エルダーミセス組織の組織活性化に 向けた活動を支援するなど、JA運動の実践的活動の助長に努めました。また、青年部について は本部一本化を実現し、組織の活性化を支援しました。 b. 教育広報活動 広報誌「夢ふる」・支店だより・コミュニティ紙を発行したほか、ホームページを活用して新 しい情報の提供に努めました。 また、組合員・地域住民とのふれあいの場として経済センターを会場に、JAフェスティバル (1日開催 5,488人)を開催しました。また、青年部・女性部が主催する「古川美味夢楽まつ り」はJAフェスティバルと併催し、地場産農産物を通じて消費者との交流を一層深めました。 c. 農政活動 TPPについては、国会決議の遵守を求めた県民集会や全国大会に積極的に参加するなど、J Aグループ一体となった運動を展開しましたが、関連12カ国により昨年10月に交渉が大筋合意し、 2月には協定署名で正式合意に至りました。政府がTPPに関する国内対策として、昨年11月に TPP関連政策大綱を発表したことを受け、1月に「JA古川水田農業推進説明会」を開催し理 解を深めました。 食農教育の一環として地域住民を対象とした「アグリキッズスクール(農業体験塾)」を継続 開催(年4回)すると共に、「学童農園(小学校15校、中学校1校、幼稚園10園)」と「バケツ 稲づくり」などへの支援活動に取り組みました。 さらには、青色申告会を中心に農業経営の改善と適正な税務申告(青色811件、白色500件、消 費税77件)を支援するため、研修会・相談会を開催しました。 ⑩ 経営管理 (ア) 第4次JA経営計画の中間年度として、実践・進捗状況を検証すると共に、目標達成に努めまし た。 (イ) 新たな事業展開による農業生産の拡大、組合員・利用者サービスの向上を目指した本支店機能の再 編と役員定数の削減について基本方針を決定しました。 (ウ) 内部統制システムの実践と資質向上による内部監査の充実に努め、組合員・利用者の安心と信頼 に応える自己責任経営の確立を図りました。 (エ) 遊休不稼働資産について、処分を含めた利活用方針に基づいた手続きを行ないました。 (オ) リスク管理やコンプライアンスを重視する姿勢をより明確にすると共に、研修会、会議等を通じ て全職員への周知徹底を図りました。 (カ) 年金受給開始年齢の段階的引き上げ等に対処するため、関連する職員給与規程の一部改正及び役 付職定年制実施規程を廃止しました。 (キ) JA人事労務基本方針に基づいた職員教育を徹底し、資格取得など自己啓発による能力向上と研 修体系の充実を図りながら人材育成に努めました。 - 7 - 5.事業経過の概要 年 月 H27. 4. 日 1 8 8 15~5/12 24 24 28 5. 1 15 19 20~22 25 27 6. 3 3 11 15 16 17~19 23 23 26 26 26 7. 7 14~31 15 17・18 18 26・8/1 27 8. 9. 28 31 31 7 18 21 28 28 30 1 3 4 7~9 11 18 29 処 理 事 項 決算棚卸監事実査 第1回理事会 平成27年度事業計画(案)の設定について外 第1回監事会 決算監事監査 支店15~22の内5日間 本店21~5/12の内4日間 TPPから「食とくらし・いのち」を守る宮城県緊急学習会 第2回監事会 資産査定監事監査 第2回理事会 平成26年度事業報告、貸借対照表、損益計算書、注記表、附属明細書及 び剰余金処分案について外 第3回監事会 「TPP交渉における国会決議の実現に向けた全国代表者集会」及び「TPP交渉に関 する宮城県JA代表者要請集会」 JA全国監査機構期末財務諸表等監査 20~22 外部確認 4/17~20の内2日間 本支店機能再編委員会第1回常任委員会 農政対策常任委員会 第3回理事会 平成27年組合員口座貸越極度額設定監事監査指摘事項に対する改善措置 について外 第4回監事会 集落運営委員会 TPPから「食とくらし・いのち」を守る6.15宮城県民集会 一斉集落委員会 第1回集落座談会 第4回理事会 信用事業規程の一部変更について外 第5回監事会 第17回通常総代会 第5回理事会 平成27年度実行計画の設定について外 第6回監事会 第1回本支店機能再編委員会 第1四半期内部監査 支店14~21の内5日間 本店22~31の内8日間 本支店機能再編委員会第2回常任委員会 2015JA古川夏の農業機械・自動車合同展示会 2015JA古川キッズサッカーフェスティバル 第10回JA古川組合長旗争奪軟式少年野球大会 「TPP閣僚会合を前に国会決議の遵守を求める全国代表者集会」及び「TPP交渉に 関する宮城県JA代表者要請集会」 JA古川フェスティバル実行委員会 第6回理事会 平成27年度第1四半期実績の検討について外 第7回監事会 本支店機能再編委員会第3回常任委員会 本支店機能再編委員会第4回常任委員会 第2回本支店機能再編委員会 第7回理事会 農産物検査業務規程の一部改正について外 第8回監事会 2015JA古川アグリFun-Spo 棚卸監事実査(農業機械課) 一斉集落委員会 JA古川米 集荷・販売推進大会 第2回集落座談会 第8回理事会 平成27年産米の概算金について外 本支店機能再編委員会第5回常任委員会 第9回理事会 理事と組合との契約について外 - 8 - 年 月 日 9. 29 30・10/1 10. 2 9 13 14・15 14~28 19 25 27 30 11. 5 5 6 16 19 26~12/7 27 30 12. 7~17 21 24 28 H28. 1. 13 14~29 18 21 21 27 27 29 2. 3~5 9~12 22 26 26 3. 5 15 18 18・19 22~25 23 23 23 25 28 29・30 31 31 31 処 理 事 項 第9回監事会 第2四半期棚卸監事実査 本支店機能再編委員会第6回常任委員会 JA古川フェスティバル実行委員会 第3回本支店機能再編委員会 第27回JA全国大会 第2四半期監事監査 支店14~20の内4日間 本店21~28の内4日間 TPP大筋合意にかかる宮城県JA代表者緊急抗議集会 JA古川フェスティバル2015 「第4次地域農業振興計画・JA経営計画」第1回検証委員会 第10回理事会 平成27年度第2四半期実績の検討について外 預託家畜棚卸監事実査 第10回監事会 本支店機能再編委員会第7回常任委員会 第11回理事会 本支店機能再編計画の骨子にかかる支店説明会等の開催について外 第38回JA宮城県大会 JA全国監査機構期中監査Ⅰ 26~12/7の内8日間 予備調査 8/25 第12回理事会 平成27年度第2四半期監事監査指摘事項に対する改善措置について外 集落運営委員会 一斉集落委員会 本支店機能再編委員会第8回常任委員会 JA古川フェスティバル実行委員会 第13回理事会 利用事業の諸規程の一部改正について外 本支店機能再編委員会第9回常任委員会 第3四半期内部監査 支店14~29の内7日間 本店22~29の内6日間 第4回本支店機能再編委員会 本支店機能再編委員会第10回常任委員会 第5回本支店機能再編委員会 JA古川 水田農業推進説明会 TPPから「食とくらし・いのち」を守るネットワーク宮城学習会 第14回理事会 平成27年度第3四半期実績の検討について外 一斉集落委員会 第3回集落座談会 本支店機能再編委員会第11回常任委員会 第15回理事会 理事と組合との契約について外 第11回監事会 役職員研修会 JA古川食の安全・安心委員会 本支店機能再編委員会第12回常任委員会 2016JA古川春の農業機械・自動車合同展示会 JA全国監査機構期中監査Ⅱ 「第4次地域農業振興計画・JA経営計画」第2回検証委員会 倉庫等現品監事実査 第12回監事会 預託家畜棚卸監事実査 第16回理事会 JA全国監査機構期中監査指摘事項に対する改善措置と回答について外 組合員口座貸越極度額設定監事監査 JA全国監査機構期末現金実査(本店) 決算棚卸監事実査 第6回本支店機能再編委員会 - 9 - 6.農業振興活動 消費者から信頼される産地づくりを目指し、環境保全米・提携米の生産拡大に取り組みながら「JA古川 食の安全・安心委員会」を中心に、栽培履歴の記帳運動と残留農薬基準のポジティブリスト制に対応して、 農薬の飛散防止等の対策に取り組みました。 また、コスト低減と倒伏軽減、早期収穫・出荷のため品種特性の確認と栽培技術を確立することを目的に、 実証圃を設置し取り組みました。 地産地消の取り組みとしては食料・農業の大切さを消費者に訴えるため、各種イベントを通じて相互理解 を深めながら、JA古川管内産農産物の安全・安心をアピールしたほか、組合員・地域住民とのふれあいの 場としてJA古川フェスティバルを開催しました。 7.地域貢献情報 JA古川は、大崎市古川を中心に事業区域として農業者及び地域住民の方々が組合員となって、相互扶助 (お互いに助け合い、お互いに発展していくこと)を共通の理念として運営される協同組織であり、地域農 業の活性化に資する金融機関です。 当JAの資金は、その大半が組合員の皆さま等からお預かりした大切な財産である「貯金」を源泉として おり、資金を必要とする組合員の皆さま方や、地方公共団体等にもご利用いただいております。 当JAは、地域の一員として農業の発展と健康で豊かな地域社会の実現に向けて、事業活動を展開してい ます。また、JAの総合事業を通じて各種金融機能・サービス等を提供するだけでなく、地域の協同組合と して、農業や助け合いを通じた社会貢献に努めています。 地域とのふれあい活動として、キッズサッカーフェスティバル、軟式少年野球大会、一般社会人や高校生 など若者を対象としたバスケットボール教室を新たに開催したほか、親と子のJA料理教室や伝統料理教室、 米粉製粉機を活用した米粉クッキングスクールは好評を得ました。また、小中学校からの要請に応え、豆腐 づくりの指導を行いました。 健康管理活動としては、行政と連携しながら各種検診の一部助成を実施すると共に、JA総合健診、脳ド ック検診、腹部超音波検診も継続実施し、健康管理への意識高揚に努めました。 女性部や助け合い活動組織「にじの会」の協力を得て、開催数を増やしたミニデイサービスや福祉施設等 の訪問活動を行うなど、地域における福祉活動に貢献しました。 あぐりセンターを拠点とし、県域ローンセンターと連携しながら農業資金の融資に努め、集落営農組織や 担い手の農業経営のサポートに取り組みました。 - 10 - 8.リスク管理の状況 〔リスク管理体制〕 組合員・利用者の皆さまに安心してJAをご利用いただくためには、より健全性の高い経営を確 保し、信頼性を高めていくことが重要です。 このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に対応すべく平成18年度 から「リスク統合管理担当」を設置し、認識すべきリスクの種類や管理体制と仕組みなど、リスク 管理の基本的な体系を整備しています。 また、収益とリスクの適切な管理や資産自己査定の実施などを通じて、リスク管理体制の充実・ 強化に努めています。 ① 信用リスク管理 信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランスを含む。)の 価値が減少ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことです。 当JAは、個別の重要案件については理事会において対応方針を決定し、大口案件の貸出につ いても理事会において決定しています。また、通常の貸出取引については、本店に融資審査課を 設置し各支店と連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャ ッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を 設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資 産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産 の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却 ・引当規程」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。 ② 市場リスク管理 市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、資産 ・負債(オフ・バランスを含む。)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生み出さ れる収益が変動し損失を被るリスクのことです。主に金利リスク、価格変動リスクなどをいいま す。金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマ ッチが存在している中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいい ます。また、価格変動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスク のことです。 当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすること により、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化と のバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の 変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当JAの 保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めると ともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を 行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針など に基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリ スク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営 層に報告しています。 ③ 流動性リスク管理 流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が 困難になる、又は通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被 るリスク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等により市場において取引ができないため、通常よ りも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リス ク)のことです。 当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定 的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での 重要な要素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの 策定の際に検討を行っています。 ④ オペレーショナル・リスク管理 オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動若しくは、システムが不適切であ ること又は外生的な事象による損失を被るリスクのことです。 当JAでは、収益発生を意図し能動的な要因により発生する信用リスクや市場リスク及び流動 性リスク以外のリスクで、受動的に発生する事務、システム、法務などについて事務処理や業務 運営の過程において、損失を被るリスクと定義しています。事務リスク、システムリスクなどに - 11 - ついて、定期検査等を実施するとともに、事故・事務ミスが発生した場合は速やかに状況を把握 する体制を整備して、リスク発生後の対応及び改善が迅速・正確に反映ができるよう努めていま す。 ⑤ 事務リスク管理 事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより金融機 関が損失を被るリスクのことです。 当JAでは、業務の多様化や事務量の増加に対応して、正確な事務処理を行うため自主点検を実 施し事務リスクの削減に努めています。また、事故・事務ミスが発生した場合には、発生状況を把 握し改善を図るとともに、内部監査により重点的なチェックを行い、再発防止策を実施しています。 ⑥ システムリスク管理 システムリスクとは、コンピュータシステムのダウン又は誤作動等、システムの不備に伴い金融 機関が損失を被るリスク、さらにコンピュータが不正に使用されることにより金融機関が損失を被 るリスクのことです。 当JAでは、コンピュータシステムの安定稼働のため、安全かつ円滑な運用に努めるとともに、 システムの万一の災害・障害等に備え「不測事態対応計画」を策定しています。 〔法令遵守体制〕 ① コンプライアンス基本方針 利用者保護への社会的要請が高まっており、また、最近の企業不祥事に対する社会の厳しい批判 に鑑みれば、組合員・利用者からの信頼を得るためには、法令等を遵守し、透明性の高い経営を行 うことがますます重要になっています。 このため、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の重要課題のひとつとして位置づけ、この徹 底こそが不祥事を未然に防止し、ひいては組織の信頼性向上に繋がるとの観点に立ち、コンプライ アンスを重視した経営に取り組んでいます。 ② コンプライアンス運営態勢 コンプライアンス態勢全般にかかる検討・審議を行うため、代表理事専務を委員長とするコンプ ライアンス委員会を設置するとともに、コンプライアンスの推進を行うため、本店各部門・各支店 にコンプライアンス責任者及び担当者を設置しています。 また、基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニュアル」を策定 し、研修会を行い全役職員に徹底しています。 毎年度、コンプライアンス・プログラムを策定し、実効ある推進に努めるとともに、統括部署を 設置し、その進捗管理を行っています。 なお、組合員・利用者の皆さまの声を真摯に捉え、前向きに事業に反映するため、苦情・相談等 の対応窓口を設置しています。 〔金融ADR制度への対応〕 ① 苦情処理措置の内容 当JAでは、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容をホーム ページ・チラシ等で公表するとともに、JAバンク相談所やJA共済連とも連携し、迅速かつ適切 な対応に努め、苦情等の解決を図ります。 当JAの苦情等受付窓口 JAバンク相談・苦情等受付窓口(金融共済部 金融業務課) 電話番号:0229-23-6515 受付時間:月~金 9 時~17 時(但し、金融機関の休業日を除く) ② 紛争解決措置の内容 当JAでは、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。 ・信用事業 ①の窓口または宮城県JAバンク相談所(電話番号:022-264-8708)にお申し出ください。 外部の紛争解決機関を利用して解決を図りたい場合は、次の機関を利用できます。 利用者からの直接申し立てを可能としている弁護士会 弁護士会名称 電話番号 ・東京弁護士会紛争解決センター 03-3581-0031 ・第一東京弁護士会仲裁センター 03-3595-8588 ・第二東京弁護士会仲裁センター 03-3581-2249 - 12 - JAバンク相談所を通じての利用となる弁護士会 ・仙台弁護士会紛争解決支援センター (JAバンク相談所を通じてのご利用となります。詳しくは上記宮城県JAバンク相談所に お申出下さい。) (注)「東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会(以下「東京三弁護士会」という)」 では、東京以外の地域のお客様からのお申し出について、お客様の意向に基づき、お客様のア クセスに便利な地域で手続を進める方法もあります。 ・現地調停:東京の弁護士会と東京以外の弁護士会が、テレビ会議システム等により、共同 して解決に当たります。 ・移管調停:東京以外の弁護士会の仲裁センター等に手続を移管します。 なお、現地調停、移管調停は、全国の弁護士会で実施しているものではありません。具体 的内容は上記宮城県JAバンク相談所または東京三弁護士会にお問合せ下さい。 ・共済事業 (一社)日本共済協会 共済相談所 (電話番号:仙台支部 03 -5368-5757) (一財)自賠責保険・共済紛争処理機構(電話番号: 本部 03 -5296-5031) (公財)日弁連交通事故相談センター (電話番号:仙台支部 022-223 -2383) (公財)交通事故紛争処理センター (電話番号:仙台支部 022-263 -7231) 上記以外の連絡先については、JA共済相談・苦情等受付窓口にお問い合わせ下さい。 JA共済相談・苦情等受付窓口(金融共済部 共済課) 電話番号:0229-23-6517 受付時間:月~金 9 時~17 時(但し、金融機関の休業日を除く) 〔内部監査体制〕 当JAでは、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理及び各部門の 業務の遂行状況を、内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、改善事項の勧告などを 通じて業務運営の適切性の維持・改善に努めています。 また、内部監査はJAの本店・支店のすべてを対象とし、年度の内部監査計画に基づき実施してい ます。監査結果は代表理事組合長及び監事に報告したのち被監査部門に通知され、定期的に被監査部 門の改善取り組み状況をフォローアップしています。 なお、監査結果の概要を定期的に理事会に報告することとしていますが、特に重要な事項について は、直ちに理事会、代表理事組合長、監事に報告し、速やかに適切な措置を講じています。 9.自己資本の状況 〔自己資本比率の状況〕 当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応えるため、財務 基盤の強化を経営の重要課題として取り組んでいます。内部留保に努めるとともに、不良債権処理及 び業務の効率化等に取り組んだ結果、平成 28 年 3 月末における自己資本比率は、12.24%となりまし た。 〔経営の健全性の確保と自己資本の充実〕 当JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。 ○ 普通出資による資本調達額 項 目 内 容 発行主体 古川農業協同組合 資本調達の手段 普通出資 コア資本に係る基礎項目に算入した額 1,494 百万円(前年度 1,495 百万円) 当JAは、「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比率を算出 して、当JAが抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応した 十分な自己資本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。 - 13 - 10.主な事業の内容 〔信用事業〕 信用事業は、貯金、貸出、為替などいわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行っています。この信 用事業は、JA・信連・農林中金という3段階の組織が有機的に結びつき、「JAバンク」として大き な力を発揮しています。 ◇ 貯金業務 組合員の方はもちろん、地域住民の皆さまや事業主の皆さまからの貯金をお預かりしています。 普通貯金、当座貯金、定期貯金、定期積金、総合口座などの各種貯金を目的・期間・金額に合わせ てご利用いただいています。 また、公共料金、都道府県税、市町村税、各種料金のお支払い、年金のお受け取り、給与振込等も ご利用いただけます。 【貯金商品】 貯金の種類 特 徴 期 間 お預け入れ金額 普 通 貯 金 いつでも出し入れが自由な貯金です。公共料金な どの自動支払、給料、年金などの受取にもご利用 お出し入れ自由 下さい。 通 知 貯 金 短期間の運用に便利な貯金です。お引き出しの時 は 2 日前にご通知いただく貯金です。 貯 蓄 貯 金 利便性と有利性を併せもった貯金です。基準残高 10 万円を超えると定期貯金に近い有利な金利とな ります。 自 由 1 円以上 当 座 貯 金 小切手・手形がご利用いただける口座です。 自 由 1 円以上 制限なし (7 日間の据置 期間が必要) 1 円以上 50,000 円 以上 スーパー定期貯金 1 カ月から 5 年間までのお預け入れ期間で、幅広 いニーズに対応できる定期貯金です。 1 カ月~5 年 1 円以上 大 口 定 期貯 金 お預け入れ金額が 1 千万円以上の高利回りの定期 貯金です。 1 カ月~5 年 1 千万円以上 期日指定定期貯金 個人の方を対象にした複利型の定期貯金です。 最長 3 年 1 円以上 3 百万円未満 変動金利定期貯金 お預け入れ期間中、半年ごとに金利が変動しま す。 1・2・3 年 1 円以上 積立式定期貯金 結婚や入学など計画に合わせた着実な資金づくり に最適な貯金です。 「エンドレス型」・「満期型」・「年金型」の 3 コ ースがあります。 定 期 積 金 総 合 口 座 「エンドレス型」 制限なし 「満期型」 6 カ月~10 年 「年金型」 12 カ月以上 毎月一定額を掛け込む定期積金で、定額式、目標 6 カ月以上 式、満期分散型の方式があります。 5 年以下 普通貯金に定期貯金や定期積金をセットすること ができ、セットした定期貯金や定期積金を担保と して貸越をご利用できます - 14 - 自 由 1 円以上 1 回あたり 1,000 円以上 1 円以上 ◇ 貸出業務 農業専門金融機関として、農業の振興を図るための農業関連資金はもとより、組合員の皆さまの生 活を豊かにするための生活改善資金等を融資しています。 また、地域金融機関の役割として、地域住民の皆さまの暮らしに必要な資金や、地方公共団体、農 業関連産業等、農業以外の事業へも必要な資金を貸し出し、農業の振興はもとより、地域社会の発展 のために貢献しています。 さらに、株式会社日本政策金融公庫をはじめとする政府系金融機関等の代理貸付、個人向けローン も取り扱っています。 【融資商品】 貸出金の種類 お使いみち ご融資金額 ご融資期間 担保及び保証 定期貯金 定期積金 担保・保証人が 必要です。 貯金担保貸付金 ご自由 担保貯金の範囲内 担保貯金の満期 日以内 普通証書貸付金 用途により決定 年収等により決定 25 年以内 共済担保貸付金 ご自由 貸付可能額範囲内で 1,000 万円以内 1 年以内 定積見返貸付金 ご自由 満期給付契約金の範 囲内で 200 万円以内 担保貯金の満期 日以内 賃貸住宅資金 アパート等の建築資金等 原則 2 億円以内 30 年以内 住 宅 ロ ー ン 住宅の新築資金等 5,000 万円以内 35 年以内 賃貸住宅ローン アパート等の建築資金等 4 億円以内 30 年以内 リフォームローン 既存住宅の増改築資金等 1,500 万円以内 15 年以内 教 育 ロ ー ン お子様の教育資金 1,000 万円以内 15 年以内 マイカーローン お車の購入 1,000 万円以内 10 年以内 フリーローン ご自由 300 万円以内 7 年以内 500 万円以内 1 年以内 (自動更新あり) カードローン ご自由 農機ハウスローン 農機具の購入等 1,000 万円以内 (法人・団体は 1,800 万円以内) 10 年以内 アグリマイティー資金 農業生産資金等 事業費の範囲内 原則 10 年以内 アグリスーパー資金 農業経営に必要な運転資金 口座へ入金される販売 代金相当額の範囲内 1 年以内 アグリドリームローン 営農等に必要な資金 1,500 万円以内 1 年以内 (自動更新あり) 制度資金融資 国、宮城県、関係市・町の各種制度資金を取り扱っております。 受託貸付業務等 株式会社日本政策金融公庫などの申込みを受け付けております。 共済証書 定期積金・保 証人が必要で す。 担保・保証人が 必要です。 保証機関の定 めによる。 この他にも、各種の融資商品をご用意しております。詳しくは当JA本・支店にお問い合わせください。 - 15 - ◇ 為替業務 全国のJA・信連・農林中金の店舗をはじめ、全国の銀行や信用金庫等の各店舗と為替網で結び、 当JAの窓口を通して全国のどこの金融機関へでも振込・送金や手形・小切手等の取立が安全・確実 ・迅速にできます。 ◇ その他の業務及びサービス 当JAでは、コンピュータ・オンラインシステムを利用して、各種自動受取、各種自動支払や事業 主の皆さまのための給与振込サービス、自動集金サービスなども取り扱っています。 また、国債(新窓販国債、個人向け国債)の窓口販売の取り扱い、国債の保護預かり、全国のJA での貯金の出し入れや銀行、信用金庫、コンビニエンス・ストアーなどでも現金引き出しのできるキ ャッシュサービスなど、いろいろなサービスに努めています。 業 務 の 種 類 内 容 等 年金・給与等の自動受取 当 JA の貯金口座を指定することにより、各種年金、給与、ボーナスなどの 自動受取ができます。 公共料金等自動振替 電話・電気・ガス・水道・NHK 放送受信料の 5 大公共料金をはじめ、各種料 金の支払いが、お申込みにより当 JA の指定貯金口座から自動振替されます。 J A カ ー ド の 取 扱 三菱 UFJ ニコス㈱が発行する JA カードの申込みを受け付けております。 公 納 固定資産税など市町に支払うお金を、当 JA 窓口で収納しております。 日 銀 歳 入 金 の 収 納 相続税などの日銀歳入金を、当 JA で収納しております。(代理業務) 国 債 等 の 窓 口 販 売 短期国債を除く国債を、当 JA 窓口でお求めになれます。 JA ネ ッ ト バ ン ク パソコン・携帯電話からインターネットを通じてアクセスするだけで、残高 照会や振込・振替などの各種サービスがご利用いただけます。 金 の 収 〔共済事業〕 JA共済は、JAが行う地域密着型の総合事業の一環として、組合員・利用者の皆さまの生命・家屋・ 財産を相互扶助によりトータルに保障しています。事業実施当初から生命保障と損害保障の両方を実施し しており、個人の日常生活のうえで必要とされるさまざまな保障・ニーズにお応えできます。 JA共済では、生命・建物・自動車などの各種共済による生活総合保障を展開しています。 ◇ JA共済の仕組み JA共済は、平成 17 年 4 月 1 日から、JAとJA共済連が共同で共済契約をお引き受けしています。 JAとJA共済連がそれぞれの役割を担い、組合員・利用者の皆さまに密着した生活総合保障活動 を行っています。 JA + JA共済連 組合員・利用者の皆さま 共済契約 J A:JA共済の窓口です。 JA共済連:JA共済事業の企画・開発・資産運用業務や支払共済金にかかる準備金の積み立てな どを行っています。 - 16 - 〔経済・指導事業等〕 経済事業は、組合員や地域の皆さまに肥料、農薬などの農業生産に必要な資材や、食品、灯油、LPガ スなど生活関連資材を供給する事業のほか、土地・建物の賃貸、売買の仲介、賃貸住宅の管理業務を行う 宅地等供給事業や葬祭センターなどの業務を行なっています。 また、組合員の営農を支援するため米穀、園芸、畜産などの農業技術はもとより、農家経営の安定、農 業所得の向上を目的とした指導や、組合員が生産した農畜産物を販売する販売事業を行っています。 さらに、組織広報や生活文化活動を通じ、組合員や地域の皆さまへの暮らしのお手伝いをさせていただ いております。 ○ 系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み) 当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度である「貯金 保険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重のセーフティネットで守られています。 ◇ 「JAバンクシステム」の仕組み JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成するグループの名 称です。組合員・利用者の皆さまに、便利で安心な金融機関としてご利用いただけるよう、JA バンク会員の総力を結集し、実質的にひとつの金融機関として活動する「JAバンクシステム」 を運営しています。 「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業運営」を2つの柱としてい ます。 ◇ 「破綻未然防止システム」の機能 「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するための仕組みです。再 編強化法(農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法 律)に基づき、「JAバンク基本方針」を定め、JAの経営上の問題点の早期発見・早期改善のた め、国の基準よりもさらに厳しいJAバンク独自の自主ルール基準(達成すべき自己資本比率の水 準、体制整備など)を設定しています。 また、JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより適切な経営改善指導 を行います。 ◇ 「一体的な事業運営」の実施 良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の強化、共 同運営システムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事業運営の取り組み をしています。 ◇ 貯金保険制度 貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった場合などに、貯金 者を保護し、また、資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを目的とす る制度で、銀行、信金、信組、労金などが加入する「預金保険制度」と同様な制度です。 - 17 - 【経営資料】 Ⅰ 決算の状況 1.貸借対照表 科 (単位:千円) 目 26年度 (平成27年3月31日) ( 資 産 の 部 ) 信用事業資産 (1) 現金 (2) 預金 系統預金 系統外預金 (3) 有価証券 国債 地方債 金融債 (4) 貸出金 (5) その他の信用事業資産 未収収益 その他の資産 (6) 貸倒引当金 2 共済事業資産 (1) 共済貸付金 (2) 共済未収利息 (3) その他の共済事業資産 (4) 貸倒引当金 3 経済事業資産 (1) 経済事業未収金 (2) 経済受託債権 (3) 棚卸資産 購買品 その他の棚卸資産 (4) その他の経済事業資産 預託家畜 その他の資産 (5) 貸倒引当金 4 雑資産 5 固定資産 (1) 有形固定資産 建物 機械装置 土地 リース資産 建設仮勘定 その他の有形固定資産 減価償却累計額 (2) 無形固定資産 6 外部出資 (1) 外部出資 系統出資 系統外出資 (2) 外部出資等損失引当金 7 繰延税金資産 資産の部合計 1 56,783,209 520,085 38,570,947 38,408,606 162,341 1,998,299 1,434,376 263,923 300,000 15,730,914 107,484 89,984 17,500 △144,523 28,004 26,203 315 1,518 △33 1,453,826 817,757 1,045 135,803 132,194 3,608 514,543 480,181 34,362 △15,323 95,818 3,683,237 3,683,237 3,265,180 993,838 2,387,943 10,466 1,000 682,510 △3,657,702 ― 3,096,892 3,097,876 2,995,106 102,770 △984 69,595 65,210,584 - 18 - 27年度 (平成28年3月31日) 60,260,103 520,893 39,633,352 39,458,917 174,434 1,671,764 1,410,291 261,473 ― 18,468,969 115,239 98,356 16,883 △150,115 24,977 22,585 231 2,191 △30 1,483,054 828,588 1,255 116,935 113,399 3,535 551,655 520,565 31,090 △15,380 169,813 3,582,478 3,582,478 3,265,227 997,516 2,368,767 10,466 610 667,141 △3,727,251 ― 3,097,068 3,097,956 2,995,106 102,850 △888 69,542 68,687,038 科 目 26年度 (平成27年3月31日) ( 負 債 の 部 ) 信用事業負債 (1) 貯金 (2) 借入金 (3) その他の信用事業負債 未払費用 その他の負債 2 共済事業負債 (1) 共済借入金 (2) 共済資金 (3) 共済未払利息 (4) 未経過共済付加収入 (5) 共済未払費用 (6) その他の共済事業負債 3 経済事業負債 (1) 経済事業未払金 (2) 経済受託債務 (3) その他の経済事業負債 4 雑負債 (1) 未払法人税等 (2) リース債務 (3) 資産除去債務 (4) その他の負債 5 諸引当金 (1) 賞与引当金 (2) 退職給付引当金 6 再評価に係る繰延税金負債 負 債 の 部 合 計 ( 純 資 産 の 部 ) 1 組合員資本 (1) 出資金 (2) 資本準備金 (3) 利益剰余金 利益準備金 その他利益剰余金 固定資産処分積立金 農林年金対策積立金 特別積立金 当期未処分剰余金 (うち当期剰余金) (4) 処分未済持分 2 評価・換算差額等 (1) その他有価証券評価差額金 (2) 土地再評価差額金 純 資 産 の 部 合 計 1 負債及び純資産の部合計 - 19 - (単位:千円) 27年度 (平成28年3月31日) 58,901,732 57,889,419 658,962 353,350 30,717 322,632 281,096 26,203 83,551 315 170,582 439 3 367,272 364,213 1,152 1,905 137,933 22,067 8,634 2,439 104,792 680,844 39,914 640,930 469,131 60,838,011 62,150,838 60,847,592 651,240 652,004 30,447 621,557 412,378 22,585 221,064 231 168,093 399 3 402,366 371,698 28,946 1,720 146,538 38,330 7,064 2,501 98,642 714,337 40,095 674,241 463,994 64,290,453 3,236,705 1,495,607 3,463 1,745,206 781,376 963,830 87,176 ― 773,789 102,864 (44,801) △7,572 1,135,867 9,674 1,126,193 4,372,573 3,276,445 1,494,149 3,463 1,790,320 791,376 998,944 66,433 52,000 773,789 106,722 (46,071) △11,488 1,120,138 7,985 1,112,153 4,396,584 65,210,584 68,687,038 2.損益計算書 (単位:千円) 科 1 目 (自 至 事業総利益 (1) 信用事業収益 資金運用収益 (うち預金利息) (うち有価証券利息) (うち貸出金利息) (うちその他受入利息) 役務取引等収益 その他事業直接収益 その他経常収益 (2) 信用事業費用 資金調達費用 (うち貯金利息) (うち給付補てん備金繰入) (うち借入金利息) 役務取引等費用 その他事業直接費用 その他経常費用 (うち貸倒引当金繰入額) (うち貸倒引当金戻入益) 信用事業総利益 (3) 共済事業収益 共済付加収入 共済貸付金利息 その他の収益 (4) 共済事業費用 共済借入金利息 共済推進費 その他の費用 (うち貸倒引当金繰入額) (うち貸倒引当金戻入益) 共済事業総利益 (5) 購買事業収益 購買品供給高 修理サービス料 その他の収益 (6) 購買事業費用 購買品供給原価 購買品供給費 修理サービス費 その他の費用 (うち貸倒引当金繰入額) (うち貸倒引当金戻入益) 購買事業総利益 26年度 平成26年4月 1日 平成27年3月31日) 1,785,267 690,330 654,730 (245,356) (26,293) (355,231) (27,848) 28,072 1 7,526 198,906 49,088 (47,207) (476) (1,405) 11,297 71,588 66,932 ― (△18,811) 491,424 487,218 472,317 709 14,191 35,481 709 11,198 23,572 (4) ― 451,737 2,774,232 2,600,028 75,783 98,420 2,382,686 2,232,672 95,084 215 54,713 (834) ― 391,546 - 20 - (自 至 27年度 平成27年4月 1日 平成28年3月31日) 1,771,104 699,619 661,962 (251,525) (22,162) (355,593) (32,681) 27,615 1 10,039 235,387 54,292 (52,644) (395) (1,252) 11,649 72,560 96,884 (5,592) ― 464,231 479,193 456,675 654 21,864 30,901 654 9,923 20,323 ― (△2) 448,292 2,794,882 2,620,913 69,898 104,070 2,394,859 2,248,570 96,696 429 49,161 ― (△139) 400,023 (単位:千円) 科 目 (自 至 (7) 販売事業収益 販売手数料 その他の収益 (8) 販売事業費用 販売費 その他の費用 (うち貸倒引当金繰入額) (うち貸倒引当金戻入益) 販売事業総利益 (9) 農業倉庫事業収益 (10) 農業倉庫事業費用 農業倉庫事業総利益 (11)利用事業収益 (12)利用事業費用 利用事業総利益 (13)宅地等供給事業収益 (14)宅地等供給事業費用 宅地等供給事業総利益 (15) 簡易郵便局事業収益 (16)簡易郵便局事業費用 簡易郵便局事業総利益 (17)指導事業収入 (18)指導事業支出 指導事業収支差額 2 事業管理費 (1) 人件費 (2) 業務費 (3) 諸税負担金 (4) 施設費 (5) その他事業管理費 事 業 利 益 3 事業外収益 (1) 受取出資配当金 (2) 賃貸料 (3) 宮城県東日本大震災農業生産対策交付金事業塩化加里導入助成金 (4) 雑収入 (5) 外部出資等損失引当金戻入益 4 事業外費用 (1) 寄付金 (2) 宮城県東日本大震災農業生産対策交付金事業に係る塩化加里購入代 (3) 雑損失 (4) 外部出資等損失引当金繰入 経 常 利 益 26年度 平成26年4月 1日 平成27年3月31日) 251,108 155,366 95,741 41,831 6,669 35,161 ― (△15) 209,277 112,608 31,654 80,953 318,425 205,834 112,591 61,145 7,143 54,002 8,511 162 8,349 28,058 42,672 △14,613 1,752,811 1,348,176 45,162 47,204 231,763 80,504 32,456 83,238 39,619 19,671 16,208 7,739 ― 30,368 12,983 16,208 1,140 36 85,325 - 21 - (自 至 27年度 平成27年4月 1日 平成28年3月31日) 223,201 144,198 79,003 34,167 6,440 27,726 (38) ― 189,034 121,235 32,281 88,954 315,860 195,684 120,175 69,491 7,701 61,789 8,623 145 8,478 28,545 38,419 △9,874 1,728,897 1,347,011 42,084 47,170 213,831 78,799 42,206 98,527 39,270 19,432 16,848 22,880 96 32,309 5,035 16,848 10,425 ― 108,424 (単位:千円) 科 目 (自 至 5 特別利益 (1) 固定資産処分益 (2) 一般補助金 6 特別損失 (1) 固定資産処分損 (2) 固定資産圧縮損 (3) 減損損失 税引前当期利益 法人税・住民税及び事業税 法人税等調整額 法人税等合計 当期剰余金 当期首繰越剰余金 土地再評価差額金取崩額 固定資産処分積立金取崩額 当期未処分剰余金 26年度 平成26年4月 1日 平成27年3月31日) 10,755 466 10,289 23,112 11,727 10,289 1,095 72,969 30,157 △1,989 28,167 44,801 32,818 12,420 12,823 102,864 - 22 - (自 至 27年度 平成27年4月 1日 平成28年3月31日) 6,992 129 6,863 27,606 975 6,863 19,767 87,811 46,349 △4,609 41,740 46,071 26,037 13,870 20,743 106,722 3.注記表 (平成26年度) 1 継続組合の前提に関する注記 該当する事項なし 2 重要な会計方針に係る事項に関する注記 ⑴ 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券:償却原価法(定額法) その他有価証券 時価のあるもの:期末日の市場価額等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、 売却原価は移動平均法により算定) 時価のないもの:移動平均法による原価法 ⑵ 棚卸資産の評価基準及び評価方法 購 買 品 ( 単 品 数 量 管 理 品 ):最終仕入原価法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に 基づく簿価切り下げの方法により算定) 購 買 品 ( 数 量 売 価 併 用 管 理 品 ):売価還元法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づ く簿価切り下げの方法により算定) そ の 他 の 棚 卸 資 産:最終仕入原価法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に 基づく簿価切り下げの方法により算定) ⑶ 固定資産の減価償却の方法 ① 有形固定資産(リース資産を除く) (ア) 建 物(建物付属設備を除く):定額法(ただし、平成10年3月31日以前に取得した建物について は旧定率法、平成10年4月1日から平成19年3月31日までに取得 した建物については旧定額法)を採用しています。 (イ) 建物(建物付属設備を除く)以外:定率法(ただし、平成19年3月31日以前に取得したものについて は旧定率法)を採用しています。 なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。 ② リース資産:所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産は、リース期間 を耐用年数 とし残存価額を零とする定額法 ⑷ 引当金の計上基準 ① 貸倒引当金 貸倒引当金は、予め定めている資産査定規程、経理規程及び資産の償却・引当規程に則り、次のとお り計上しています。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者に係る債権及びそれと同等の状況にあ る債務者に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を 控除し、その残額を計上しています。 また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係 る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額を控除 し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上しています。 上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上 しています。 この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づき計上してい ます。 すべての債権は、資産査定規程に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した 査定監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の計上を行っています。 ② 賞与引当金 職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担分を計上していま - 23 - す。 ③ 退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込み額に基づき、 当事業年度末に発生していると認められる額を計上しています。 なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付 債務とする方法を用いた簡便法を適用しています。 ④ 外部出資等損失引当金 当組合の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式のものについて、有価証券の 評価と同様の方法により必要と認められる額を計上しています。 ⑸ 収益及び費用の計上基準 ファイナンス・リース取引(貸手)に係る収益の計上基準については、リース料受取時に収益と費用を 計上する方法によっています。 ⑹ リース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、会計 基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理に よっています。 ⑺ ⑻ 消費税等の会計処理 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。 記載金額の端数処理 記載金額は、円未満を切り捨てて表示しており、金額円未満の科目又は項目については「0」で表示してい ます。 3 会計方針の変更に関する注記 該当する事項なし 4 表示方法の変更に関する注記 該当する事項なし 5 会計上の見積りの変更に関する注記 該当する事項なし 6 誤謬の訂正に関する注記 該当する事項なし 7 貸借対照表に関する注記 ⑴ 固定資産に関する圧縮記帳額 国庫補助金等の受入れに伴い建物の取得に際し72,512,188円、機械装置の取得に際し230,189,509円、 その他の有形固定資産の取得に際し27,915,087円(構築物1,286,118円、車輌運搬具6,896,970円・工具器 具備品19,731,999円)、共済金の受入れに伴い建物の取得に際し10,892,841円、その他の有形固定資産の 取得に際し511,199円(工具器具備品511,199円)、収用補償の受入れに伴い建物の取得に際し26,762円、 合計342,047,586円の圧縮を行っています。 なお、当該圧縮金額は平成10年度以降に取得した資産にかかる金額です。 ⑵ リース契約により使用する重要な固定資産 貸借対照表に計上した固定資産のほか、電子計算機、信用・共済・経済管理端末機及び車輌等(平成20 - 24 - 年3月31日以前契約締結のもの)については、リース契約により使用しています。 ⑶ オペレーティング・リース取引の内容 ファイナンス・リース取引以外の、所有権が当組合に移転しないオペレーティング・リース取引につ いては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっています。 なお、解約可能なオペレーティング・リース取引(一契約300万円を超えるもの)の解約金は37,495,8 13円です。 ⑷ 担保に供されている資産 担保に供している資産等は次のとおりです。 日銀の被災地金融機関支援オペを活用した借入金620,000,000円に対する質権設定として 定期預金620,000,000円 上記のほか、為替決済用の代用として、定期預金2,000,000,000円を差し入れています。 ⑸ 役員との間の取引による役員に対する金銭債権 理事及び監事に対する金銭債権の総額 金銭債権 78,521,322円 ⑹ 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳 ① 貸出金のうち、破綻先債権額は2,380,168円、延滞債権額は274,415,523円です。 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により 元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却 を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政 令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じてい る貸出金です。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を 図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。 ② 貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は3,138,007円です。 なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3月以上遅延している 貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。 ③ 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は14,416,000円です。 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利 息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先 債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものです。 ④ 破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は294,349,698 円です。 なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。 ⑺ 土地の再評価に関する法律に基づく再評価の方法等 「土地の再評価に関する法律」(平成10年3月31日公布法律第34号)及び「土地の再評価に関する法律 の一部を改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、再評価差額については、当該再評価差 額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を 「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しています。 ① 再評価を行った年月日 平成11年3月31日 ② 再評価を行った土地の事業年度末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の合計額を下回る金額 1,147,048,153円 ③ 同法律第3条第3項に定める再評価の方法 土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31日公布政令第 119号)第2条第3号に定める、当 該事業用土地について地方税法第341条第10号の土地課税台帳又は同条第11号の土地補充課税台帳に登 - 25 - 録されている価格(固定資産税評価額)に合理的な調整を行って算出しました。 8 損益計算書に関する注記 ⑴ 固定資産減損会計に基づく減損損失の認識 ① 資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産又は資産グループの概要 当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗については支 店及び生活関連共同利用施設ごとに、また、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については各 固定資産をグルーピングの最小単位としています。 本店については、独立したキャッシュ・フローを生み出さないものの、他の資産グループのキャッシ ュ・フローの生成に寄与していることから、共用資産と認識しています。 当期に減損を計上した固定資産は、以下のとおりです。 場 所 用 途 種 類 そ の 他 大崎市古川穂波三丁目 遊休 土地 業務外固定資産 ② 減損損失の認識に至った経緯 大崎市古川穂波三丁目の土地は、遊休資産とされ早期処分対象であることから、処分可能価額で評価 し、その差額を減損損失として認識しました。 ③ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類ごとの減損損失の内訳 大崎市古川穂波三丁目 1,095,825円(土地 1,095,825円) 合計 1,095,825円(土地 1,095,825円) ④ 回収可能価額の算出方法 大崎市古川穂波三丁目の土地の回収可能価額は正味売却可能価額を採用しており、その時価は固定資 産税評価額に基づき算定されています。 ⑵ 棚卸資産の評価に関する会計基準の適用に伴う簿価切下げ額 期末棚卸高は、収益性の低下に伴う簿価切り下げ後の金額であり、次の棚卸評価損が購買品供給原価に 含まれています。 購買品供給原価 30,786円 9 金融商品に関する注記 ⑴ 金融商品の状況に関する事項 ① 金融商品に対する取組方針 当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付 け、残った余裕金を農林中央金庫等へ預けているほか、国債や地方債などの債券による運用を行ってい ます。 ② 金融商品の内容及びそのリスク 当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、 貸出金は、貸出先の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。 また、有価証券は債券のみであり、満期保有目的及びその他有価証券で保有しています。これらは発 行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されています。 借入金は、農家組合員に制度資金を転貸するための借入金です。また、日銀の被災地金融機関支援オ ペを活用した借入620,000,000円を行っています。 ③ 金融商品に係るリスク管理体制 (ア) 信用リスクの管理 当組合は、個別の重要案件又は大口案件については、理事会において対応方針を決定しています。 また、通常の貸出取引については、本店に融資審査課を設置し各支店との連携を図りながら、与信審 査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行う とともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において 資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については - 26 - 管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸 倒引当金については「資産の償却・引当規程」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努 めています。 (イ) 市場リスクの管理 当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることによ り、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバラン スを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に 対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有 有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、 経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。 運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券 の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引については、リスク管理部門が適切な 執行を行っているかどうかチェックし、定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。 (市場リスクに係る定量的情報) 当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、 主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他 有価証券に分類している債券、貸出金、貯金及び借入金です。 当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動 幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が0.21 %上昇したものと想定した場合には、経済価値が24,526,687円減少するものと把握しています。 当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数 の相関を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可 能性があります (ウ) 資金調達に係る流動性リスクの管理 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な 流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要 素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検 討を行っています。 ④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む。)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない 場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む。)が含まれています。当該価額の算定に おいては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なるこ ともあります。 ⑵ 金融商品の時価等に関する事項 ① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等 当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。 なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず③に記載して います。 - 27 - (単位:円) 貸借対照表計上額 預金 有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券 貸出金 貸倒引当金 貸倒引当金控除後 経済事業未収金 貸倒引当金 △ 貸倒引当金控除後 資産計 貯金 借入金 負債計 差額 38,570,947,956 38,542,395,406 1,734,376,751 263,923,000 1,812,191,600 263,923,000 77,814,849 - △ 28,552,550 16,092,716,730 506,325,066 802,434,326 802,434,326 - 56,958,311,595 57,513,661,062 555,587,365 57,889,419,996 57,872,109,828 658,962,617 660,232,913 58,548,382,613 58,532,342,741 15,730,914,926 144,523,262 15,586,391,664 △ 時価 817,757,979 15,323,653 △ 17,310,168 1,270,296 △ 16,039,872 (注)1 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。 2 経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。 ② 金融商品の時価の算定方法 (ア) 資産 預金 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっ ています。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである 円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定してい ます。 有価証券 債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。 貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用 状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿 価額によっています。 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額 をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金 を控除して時価に代わる金額として算定しています。また、延滞の生じている債権・期限の 利益を喪失した債権等について帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額と しています。 経済事業未収金 経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等し いことから、当該帳簿価額によっています。 また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について帳簿価額か ら貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。 (イ) 負債 貯金 要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしていま す。また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリス クフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金 額として算定しています。 借入金 借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当組合の信用状 - 28 - 態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられるため、 当該帳簿価額によっています。固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借入金 の元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた 現在価値を時価に代わる金額として算定しています。 ③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次の通りであり、これらは①の金融商品の 時価情報には含めていません。 (単位:円) 貸借対照表計上額 外部出資 3,097,876,750 外部出資等損失引当金 △ 984,000 合 計 3,096,892,750 (注) ④ 外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて 困難であると認められるため、時価開示の対象とはしていません。 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:円) 1年以内 1年超 2年超 3年超 4年超 5年超 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 預金 38,570,947,956 有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券のう ち満期があるもの 貸出金 経済事業未収金 合計 324,000,000 - 10,000,000 - - - - - 100,000,000 600,000,000 - 150,000,000 100,000,000 788,482,527 768,912,540 2,836,978,028 1,087,718,392 1,667,240,535 786,889,651 - - 42,518,815,635 1,097,718,392 1,667,240,535 - - - 700,000,000 - 8,442,448,158 - - 1,038,482,527 1,468,912,540 9,142,448,158 (注)1 ⑤ 貸出金のうち、貸借対照表上の当座貸越934,660,962円については「1年以内」に含めてい ます。また、劣後特約付貸付金871,000,000円については「5年超」に含めています。 なお、3カ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等139,134,746円は償還の予定が 見込まれないため、含めていません。 2 経済事業未収金のうち、 破綻先、 実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権 30,868,328 円は償還の予定が見込まれないため、含めていません。 借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額 (単位:円) 1年以内 1年超 2年超 3年超 4年超 5年超 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 貯金 借入金 合計 55,565,783,306 1,202,847,700 814,172,286 171,023,336 135,593,368 - 627,721,797 7,846,406 7,973,067 4,391,762 3,827,940 7,201,645 56,193,505,103 1,210,694,106 822,145,353 175,415,098 139,421,308 7,201,645 (注)1 貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。 2 借入金のうち、手形借入金620,000,000円については「1年以内」に含めています。 - 29 - 10 有価証券に関する注記 ⑴ 有価証券の時価及び評価差額に関する事項 ① 満期保有目的の債券で時価のあるもの 満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次 のとおりです。 (単位:円) 種 時価が貸借対照 表計上額を超え るもの 合 類 貸借対照表計上額 時 価 差 額 債 1,434,376,751 1,511,811,600 77,434,849 金 融 債 300,000,000 300,380,000 380,000 1,734,376,751 1,812,191,600 77,814,849 1,734,376,751 1,812,191,600 77,814,849 国 小 計 計 ② その他有価証券で時価のあるもの その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額に ついては、次のとおりです。 (単位:円) 種 貸借対照表計上額が 取得原価または償却 原価を超えるもの 類 地 方 債 取得原価又は償却原価 貸借対照表計上額 250,549,680 263,923,000 評価差額 13,373,320 なお、上記の評価差額から繰延税金負債3,699,060円を差し引いた額9,674,260円が、「その他有価証 券評価差額金」に含まれています。 11 退職給付に関する注記 ⑴ 採用している退職給付制度 職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。また、 この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため一般財団法人全国農林漁業団体共済会との 契約に基づく退職給付制度を採用しています。 なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付 債務とする方法を用いた簡便法を適用しています。 ⑵ 退職給付引当金の期首残高と期末残高の調整表 期首における退職給付引当金 618,113,773円 退職給付費用 147,874,526円 退職給付の支払額 △ 61,032,610円 特定退職共済制度への拠出金 △ 64,025,600円 期末における退職給付引当金 640,930,089円 ⑶ 退職給付債務及び年金資産と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表 退職給付債務 1,587,916,700円 特定退職共済制度 △ 913,686,611円 未積立退職給付債務 674,230,089円 会計基準変更時差異の未処理額 △ 33,300,000円 退職給付引当金 640,930,089円 ⑷ 退職給付に関連する損益 勤務費用 会計基準変更時差異の費用処理額 臨時に支払った割増退職金 退職給付費用 114,574,526円 33,300,000円 3,806,000円 151,680,526円 - 30 - ⑸ 退職給付債務の計算基礎 会計基準変更時差異の処理年数 ⑹ 15年 特例業務負担金の将来見込額 人件費には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職 員共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条に基づき、旧農林漁業団体職員共済組合(存続組合)が行 う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金18,365,942円を含めて計上してい ます。 なお、同組合より示された平成27年3月現在における平成44年3月までの特例業務負担金の将来見込額 は266,155,000円となっています。 12 税効果会計に関する注記 ⑴ 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳 繰延税金資産 貸倒引当金超過額 28,875,754円 賞与引当金 11,128,152円 退職給付引当金 177,417,945円 未収収益否認額 36,329,035円 前払費用否認額 10,573,196円 固定資産償却超過額 926,097円 固定資産償却超過額(減損) 3,887,442円 土地減損損失 10,449,145円 その他 6,866,934円 繰延税金資産小計 285,053,700円 評価性引当額(控除) △212,592,700円 繰延税金資産合計(A) 73,461,000円 繰延税金負債 その他有価証券評価差額金 △ 3,699,060円 資産除去費用有形資産計上額 △ 166,448円 繰延税金負債合計(B) △ 3,865,508円 繰延税金資産の純額(A)+(B) 69,595,492円 ⑵ 法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因 法定実効税率 27.84% (調整) 交際費等永久に損金に算入されない項目 11.12% 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △ 7.16% 住民税均等割等 3.21% 評価性引当額の増減 4.81% 税率変更による影響額 △ 0.65% その他 △ 0.57% 税効果会計適用後の法人税等の負担率 38.60% 13 賃貸等不動産に関する注記 該当する事項なし 14 合併に関する注記 該当する事項なし 15 重要な後発事象に関する注記 該当する事項なし 16 資産除去債務に関する注記 ⑴ 当該資産除去債務の概要 本店書類庫に使用されている有害物質を除去する義務に関して、資産除去債務を計上しています。 - 31 - ⑵ 当該資産除去債務の金額の算定方法 資産除去債務の見積りにあたり、支出までの見込期間は23年、割引率は2.505%を採用しています。 ⑶ 当事業年度末における当該資産除去債務の総額の増減 ① 期首残高 2.380,364円 ② 時の経過による調整額 59,628円 ③ 期末残高 2,439,992円 17 その他の注記 ⑴ 持分法の適用に関する事項 ① 持分法適用の関連法人等 -社 ② 持分法非適用の関連法人等 1社 株式会社古川青果地方卸売市場 持分法非適用の関連法人等は、当期純損益(持分に見合う額)、剰余金(持分に見合う額)及び自己 資本(持分に見合う額)からみて持分法の対象から除いても連結財務諸表に重要な影響を与えないため、 持分法の対象から除いています。 18 持分法損益等に関する注記 該当する事項なし - 32 - (平成27年度) 1 継続組合の前提に関する注記 該当する事項なし 2 重要な会計方針に係る事項に関する注記 ⑴ 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券:償却原価法(定額法) その他有価証券 時価のあるもの:期末日の市場価額等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、 売却原価は移動平均法により算定) 時価のないもの:移動平均法による原価法 ⑵ 棚卸資産の評価基準及び評価方法 購 買 品 ( 単 品 数 量 管 理 品 ):最終仕入原価法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に 基づく簿価切り下げの方法により算定) 購 買 品 ( 数 量 売 価 併 用 管 理 品 ):売価還元法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づ く簿価切り下げの方法により算定) そ の 他 の 棚 卸 資 産:最終仕入原価法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に 基づく簿価切り下げの方法により算定) ⑶ 固定資産の減価償却の方法 ① 有形固定資産(リース資産を除く) (ア) 建 物(建物付属設備を除く):定額法(ただし、平成10年3月31日以前に取得した建物について は旧定率法、平成10年4月1日から平成19年3月31日までに取得 した建物については旧定額法)を採用しています。 (イ) 建物(建物付属設備を除く)以外:定率法(ただし、平成19年3月31日以前に取得したものについて は旧定率法)を採用しています。 なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。 ② リース資産:所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産は、リース期間 を耐用年数 とし残存価額を零とする定額法 ⑷ 引当金の計上基準 ① 貸倒引当金 貸倒引当金は、予め定めている資産査定規程、経理規程及び資産の償却・引当規程に則り、次のとお り計上しています。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者に係る債権及びそれと同等の状況にあ る債務者に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を 控除し、その残額を計上しています。 また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係 る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額を控除 し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上しています。 上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上 しています。 この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づき計上してい ます。 すべての債権は、資産査定規程に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した 査定監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の計上を行っています。 ② 賞与引当金 職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担分を計上していま - 33 - す。 ③ 退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込み額に基づき、 当事業年度末に発生していると認められる額を計上しています。 なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付 債務とする方法を用いた簡便法を適用しています。 ④ 外部出資等損失引当金 当組合の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式のものについて、有価証券の 評価と同様の方法により必要と認められる額を計上しています。 ⑸ 収益及び費用の計上基準 ファイナンス・リース取引(貸手)に係る収益の計上基準については、リース料受取時に収益と費用を 計上する方法によっています。 ⑹ リース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、会計 基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理に よっています。 ⑺ ⑻ 消費税等の会計処理 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。 記載金額の端数処理 記載金額は、円未満を切り捨てて表示しており、金額円未満の科目又は項目については「0」で表示してい ます。 3 会計方針の変更に関する注記 該当する事項なし 4 表示方法の変更に関する注記 該当する事項なし 5 会計上の見積りの変更に関する注記 該当する事項なし 6 誤謬の訂正に関する注記 該当する事項なし 7 貸借対照表に関する注記 ⑴ 固定資産に関する圧縮記帳額 国庫補助金等の受入れに伴い建物の取得に際し72,512,188円、機械装置の取得に際し232,378,509円、 その他の有形固定資産の取得に際し17,889,400円(構築物1,286,118円、車輌運搬具6,896,970円・工具器 具備品9,706,312円)、共済金の受入れに伴い建物の取得に際し10,892,841円、その他の有形固定資産の 取得に際し511,199円(工具器具備品511,199円)、収用補償の受入れに伴い建物の取得に際し26,762円、 合計334,210,899円の圧縮を行っています。 なお、当該圧縮金額は平成10年度以降に取得した資産にかかる金額です。 ⑵ リース契約により使用する重要な固定資産 貸借対照表に計上した固定資産のほか、電子計算機、信用・共済・経済管理端末機及び車輌等(平成20 - 34 - 年3月31日以前契約締結のもの)については、リース契約により使用しています。 ⑶ オペレーティング・リース取引の内容 ファイナンス・リース取引以外の、所有権が当組合に移転しないオペレーティング・リース取引につ いては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっています。 なお、解約可能なオペレーティング・リース取引(一契約300万円を超えるもの)の解約金は37,319,8 83円です。 ⑷ 担保に供されている資産 担保に供している資産等は次のとおりです。 日銀の被災地金融機関支援オペを活用した借入金620,000,000円に対する質権設定として 定期預金620,000,000円 上記のほか、為替決済用の代用として、定期預金2,000,000,000円を差し入れています。 ⑸ 役員との間の取引による役員に対する金銭債権 理事及び監事に対する金銭債権の総額 金銭債権 87,076,293円 ⑹ 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳 ① 貸出金のうち、破綻先債権額は18,920,004円、延滞債権額は248,986,666円です。 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により 元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却 を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政 令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じてい る貸出金です。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を 図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。 ② 貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は750,000円です。 なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3月以上遅延している 貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。 ③ 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は3,420,000円です。 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利 息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先 債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものです。 ④ 破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は272,076,670 円です。 なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。 ⑺ 土地の再評価に関する法律に基づく再評価の方法等 「土地の再評価に関する法律」(平成10年3月31日公布法律第34号)及び「土地の再評価に関する法律 の一部を改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、再評価差額については、当該再評価差 額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を 「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しています。 ① 再評価を行った年月日 平成11年3月31日 ② 再評価を行った土地の事業年度末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の合計額を下回る金額 1,141,108,629円 ③ 同法律第3条第3項に定める再評価の方法 土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31日公布政令第 119号)第2条第3号に定める、当 該事業用土地について地方税法第341条第10号の土地課税台帳又は同条第11号の土地補充課税台帳に登 - 35 - 録されている価格(固定資産税評価額)に合理的な調整を行って算出しました。 8 損益計算書に関する注記 ⑴ 固定資産減損会計に基づく減損損失の認識 ① 資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産又は資産グループの概要 当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗については支 店及び生活関連共同利用施設ごとに、また、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については各 固定資産をグルーピングの最小単位としています。 本店については、独立したキャッシュ・フローを生み出さないものの、他の資産グループのキャッシ ュ・フローの生成に寄与していることから、共用資産と認識しています。 当期に減損を計上した固定資産は、以下のとおりです。 場 所 用 途 種 類 そ の 他 生活葬祭課(生活購買) 事業用店舗 建物 大崎市古川穂波三丁目 遊休 土地 業務外固定資産 ② 減損損失の認識に至った経緯 生活葬祭課(生活購買)については、営業収支が2期連続赤字であると同時に、短期的に業績の回復 が見込まれないことから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当事業年度減少額を減損損失として認 識しました。 大崎市古川穂波三丁目の土地は、遊休資産とされ早期処分対象であることから、処分可能価額で評価 し、その差額を減損損失として認識しました。 ③ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類ごとの減損損失の内訳 生活葬祭課(生活購買) 590,565円(建物 590,565円) 大崎市古川穂波三丁目 19,176,940円(土地 19,176,940円) 合計 19,767,505円(建物 590,565円、土地 19,176,940円) ④ 回収可能価額の算出方法 生活葬祭課(生活購買)の固定資産の回収可能価額は使用価値を使用しており、適用した割引率は 2.3%です 大崎市古川穂波三丁目の土地の回収可能価額は正味売却可能価額を採用しており、その時価は固定資 産税評価額に基づき算定されています。 ⑵ 棚卸資産の評価に関する会計基準の適用に伴う簿価切下げ額 期末棚卸高は、収益性の低下に伴う簿価切り下げ後の金額であり、次の棚卸評価損が購買品供給原価に 含まれています。 購買品供給原価 36,278円 9 金融商品に関する注記 ⑴ 金融商品の状況に関する事項 ① 金融商品に対する取組方針 当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付 け、残った余裕金を農林中央金庫等へ預けているほか、国債や地方債などの債券による運用を行ってい ます。 ② 金融商品の内容及びそのリスク 当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、 貸出金は、貸出先の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。 また、有価証券は債券のみであり、満期保有目的及びその他有価証券で保有しています。これらは発 行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されています。 借入金は、農家組合員に制度資金を転貸するための借入金です。また、日銀の被災地金融機関支援オ ペを活用した借入620,000,000円を行っています。 - 36 - ③ 金融商品に係るリスク管理体制 (ア) 信用リスクの管理 当組合は、個別の重要案件又は大口案件については、理事会において対応方針を決定しています。 また、通常の貸出取引については、本店に融資審査課を設置し各支店との連携を図りながら、与信審 査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行う とともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において 資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については 管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸 倒引当金については「資産の償却・引当規程」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努 めています。 (イ) 市場リスクの管理 当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることによ り、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバラン スを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に 対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有 有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、 経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。 運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券 の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引については、リスク管理部門が適切な 執行を行っているかどうかチェックし、定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。 (市場リスクに係る定量的情報) 当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、 主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他 有価証券に分類している債券、貸出金、貯金及び借入金です。 当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動 幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が0.08 %上昇したものと想定した場合には、経済価値が13,270,269円減少するものと把握しています。 当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数 の相関を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可 能性があります。 (ウ) 資金調達に係る流動性リスクの管理 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な 流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要 素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検 討を行っています。 ④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む。)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない 場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む。)が含まれています。当該価額の算定に おいては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なるこ ともあります。 ⑵ 金融商品の時価等に関する事項 ① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等 当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。 なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず③に記載して います。 - 37 - (単位:円) 貸借対照表計上額 預金 有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券 貸出金 貸倒引当金 貸倒引当金控除後 経済事業未収金 貸倒引当金 貸倒引当金控除後 資産計 貯金 借入金 負債計 △ 差額 39,633,352,508 39,627,257,627 1,410,291,207 261,473,000 1,491,032,100 261,473,000 80,740,893 - △ 6,094,881 18,955,988,696 637,135,052 813,208,258 813,208,258 - 60,437,178,617 61,148,959,681 711,781,064 60,847,592,681 60,865,192,181 17,599,500 651,240,820 652,310,163 1,069,343 61,498,833,501 61,517,502,344 18,668,843 18,468,969,017 150,115,373 18,318,853,644 △ 時価 828,588,648 15,380,390 (注)1 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。 2 経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。 ② 金融商品の時価の算定方法 (ア) 資産 預金 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっ ています。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである 円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定していま す。 有価証券 債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。 貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用 状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿 価額によっています。 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額 をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金 を控除して時価に代わる金額として算定しています。また、延滞の生じている債権・期限の 利益を喪失した債権等について帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額と しています。 経済事業未収金 経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等し いことから、当該帳簿価額によっています。 また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について帳簿価額か ら貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。 (イ) 負債 貯金 要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしていま す。また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリス クフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金 額として算定しています。 - 38 - 借入金 借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当組合の信用状 態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられるため、 当該帳簿価額によっています。固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借入金 の元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた 現在価値を時価に代わる金額として算定しています。 ③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次の通りであり、これらは①の金融商品の 時価情報には含めていません。 (単位:円) 貸借対照表計上額 外部出資 3,097,956,750 外部出資等損失引当金 △ 888,000 合 計 3,097,068,750 (注) ④ 外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて 困難であると認められるため、時価開示の対象とはしていません。 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:円) 1年以内 1年超 2年超 3年超 4年超 5年超 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 預金 39,633,352,508 有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券のう ち満期があるもの 貸出金 経済事業未収金 合計 - - - - - 10,000,000 - 100,000,000 600,000,000 700,000,000 - - - 150,000,000 100,000,000 - - 765,150,448 10,862,485,859 2,836,100,465 1,898,353,363 1,013,503,499 971,242,531 796,432,044 - - - 43,275,885,017 1,898,353,363 1,263,503,499 1,671,242,531 - - 1,465,150,448 10,862,485,859 (注)1 ⑤ 貸出金のうち、当座貸越及び組合員口座貸越837,164,256円については「1年以内」に含め ています。また、劣後特約付貸付金871,000,000円については「5年超」に含めています。 なお、3カ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等122,132,852円は償還の予定が 見込まれないため、含めていません。 2 経済事業未収金のうち、 破綻先、 実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権 32,156,604 円は償還の予定が見込まれないため、含めていません。 借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額 (単位:円) 1年以内 1年超 2年超 3年超 4年超 5年超 2年以内 3年以内 4年以内 5年以内 貯金 借入金 合計 58,883,179,131 999,643,513 797,424,877 122,848,367 44,496,793 - 627,846,406 7,973,067 4,391,762 3,827,940 2,417,926 4,783,719 59,511,025,537 1,007,616,580 801,816,639 126,676,307 46,914,719 4,783,719 (注)1 貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。 2 借入金のうち、手形借入金620,000,000円については「1年以内」に含めています。 - 39 - 10 有価証券に関する注記 ⑴ 有価証券の時価及び評価差額に関する事項 ① 満期保有目的の債券で時価のあるもの 満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次 のとおりです。 (単位:円) 種 時 価 が 貸借 対照 表 計 上 額を 超え るもの 類 国 貸借対照表計上額 債 時 1,410,291,207 価 1,491,032,100 差 額 80,740,893 ② その他有価証券で時価のあるもの その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額に ついては、次のとおりです。 (単位:円) 種 貸借対照表計上額が 取得原価または償却 原価を超えるもの 類 地 方 債 取得原価又は償却原価 貸借対照表計上額 250,432,352 261,473,000 評価差額 11,040,648 なお、上記の評価差額から繰延税金負債3,054,947円を差し引いた額7,985,701円が、「その他有価証 券評価差額金」に含まれています。 11 退職給付に関する注記 ⑴ 採用している退職給付制度 職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。また、 この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため一般財団法人全国農林漁業団体共済会との 契約に基づく退職給付制度を採用しています。 なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付 債務とする方法を用いた簡便法を適用しています。 ⑵ 退職給付引当金の期首残高と期末残高の調整表 期首における退職給付引当金 640,930,089円 退職給付費用 143,628,268円 退職給付の支払額 △ 44,651,627円 特定退職共済制度への拠出金 △ 65,664,800円 期末における退職給付引当金 674,241,930円 ⑶ 退職給付債務及び年金資産と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表 退職給付債務 1,599,960,500円 特定退職共済制度 △ 925,718,570円 未積立退職給付債務 674,241,930円 退職給付引当金 674,241,930円 ⑷ 退職給付に関連する損益 勤務費用 会計基準変更時差異の費用処理額 臨時に支払った割増退職金 退職給付費用 ⑸ 退職給付債務の計算基礎 会計基準変更時差異の処理年数 110,328,268円 33,300,000円 8,681,040円 152,309,308円 15年 - 40 - ⑹ 特例業務負担金の将来見込額 人件費には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職 員共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条に基づき、旧農林漁業団体職員共済組合(存続組合)が行 う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金17,813,992円を含めて計上してい ます。 なお、同組合より示された平成28年3月現在における平成44年3月までの特例業務負担金の将来見込額 は251,409,000円となっています。 12 税効果会計に関する注記 ⑴ 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳 繰延税金資産 貸倒引当金超過額 27,947,981円 賞与引当金 11,178,734円 退職給付引当金 186,609,818円 未収収益否認額 36,968,111円 前払費用否認額 9,811,912円 固定資産償却超過額(減損) 4,045,027円 土地減損損失 10,052,778円 その他 8,616,419円 繰延税金資産小計 295,230,780円 評価性引当額(控除) △222,484,780円 繰延税金資産合計(A) 72,746,000円 繰延税金負債 その他有価証券評価差額金 △ 3,054,947円 資産除去費用有形資産計上額 △ 148,239円 繰延税金負債合計(B) △ 3,203,186円 繰延税金資産の純額(A)+(B) 69,542,814円 ⑵ 法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因 法定実効税率 27.88% (調整) 交際費等永久に損金に算入されない項目 6.76% 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △ 2.49% 住民税均等割等 2.67% 評価性引当額の増減 11.27% その他 1.45% 税効果会計適用後の法人税等の負担率 47.53% 13 賃貸等不動産に関する注記 該当する事項なし 14 合併に関する注記 該当する事項なし 15 重要な後発事象に関する注記 該当する事項なし 16 資産除去債務に関する注記 ⑴ 当該資産除去債務の概要 本店書類庫に使用されている有害物質を除去する義務に関して、資産除去債務を計上しています。 ⑵ 当該資産除去債務の金額の算定方法 資産除去債務の見積りにあたり、支出までの見込期間は23年、割引率は2.505%を採用しています。 - 41 - ⑶ 当事業年度末における当該資産除去債務の総額の増減 ① 期首残高 2,439,992円 ② 時の経過による調整額 61,122円 ③ 期末残高 2,501,114円 17 その他の注記 ⑴ 持分法の適用に関する事項 ① 持分法適用の関連法人等 -社 ② 持分法非適用の関連法人等 1社 株式会社古川青果地方卸売市場 持分法非適用の関連法人等は、当期純損益(持分に見合う額)、剰余金(持分に見合う額)及び自己 資本(持分に見合う額)からみて持分法の対象から除いても連結財務諸表に重要な影響を与えないため、 持分法の対象から除いています。 18 持分法損益等に関する注記 該当する事項なし - 42 - 4.剰余金処分計算書 (単位:円) 科 1 当期未処分剰余金 2 目 26年度 102,864,954 106,722,186 剰余金処分額 76,827,880 76,789,031 (1) 利益準備金 10,000,000 10,000,000 (2) 任意積立金 52,000,000 52,000,000 52,000,000 52,000,000 14,827,880 14,789,031 14,827,880 14,789,031 26,037,074 29,933,155 農林年金対策積立金 (3) 出資配当金 普通出資に対する配当金 3 27年度 次期繰越剰余金 (注記)1 普通出資に対する配当割合は、次のとおりです。 ⑴ 普通出資に対する配当の割合 平成 26 年度 1.0% 平成 27 年度 1.0% 2 任意積立金のうち、農林年金対策積立金の積立目的、積立目標額、積立基準、取崩基準は次の とおりです。 ⑴ 積 立 目 的 想定される農林年金制度完了に伴う一括費用処理に対応することを目的とする。 ⑵ 積立目標額 260,000,000 円 ⑶ 積立基準 積立目標額の5分の1に相当する金額を基準に積み立てる。ただし、当該事業 年度の剰余金によりその積立額を変更することができるものとする。 ⑷ 取 崩 基 準 農林年金の制度完了に伴う一括費用処理の必要性が生じた際に、計上すべき費 用相当額を取り崩す。 3 次期繰越剰余金には、農業協同組合法第 51 条第 7 項に規定する営農指導・生活文化改善事業の 費用に充てるための繰越額が含まれています。 平成 26 年度 3,000,000 円 平成 27 年度 3,000,000 円 - 43 - 5.部門別損益計算書 (平成 26 年度) 事業収益 ① 4,731,639 信 用 事 業 690,330 事業費用 ② 2,946,372 198,906 35,481 1,614,462 1,067,191 30,331 事業総利益 ③(①-②) 1,785,267 491,424 451,737 558,498 289,266 △5,659 事業管理費 ④ 1,752,811 394,588 329,064 502,544 314,925 211,688 (うち減価償却費 ⑤) (132,918) (6,808) (4,106) (85,511) (33,892) (2,600) (1,348,176) (321,012) (269,644) (335,787) (232,199) (189,532) ※うち共通管理費 ⑦ 95,442 78,776 149,907 84,300 28,023 △436,449 (うち減価償却費 ⑧) (1,165) (961) (1,830) (1,029) (342) (△5,329) (50,366) (41,572) (79,109) (44,487) 区 分 (うち人件費 ⑥) 合 計 (うち人件費 ⑨) 共 済 事 業 487,218 農業関連 事 業 2,172,960 生活その 他 事 業 1,356,458 (単位:千円) 営 農 共通管 指導事業 理費等 24,672 (14,788) (△230,323) 事業利益 ⑩(③-④) 32,456 96,835 122,673 55,953 △25,658 △217,347 事業外収益 ⑪ 83,238 24,816 17,317 17,392 6,003 17,708 4,453 3,676 6,995 3,934 1,307 3,107 2,544 4,880 2,722 17,113 3,082 2,544 4,841 2,722 905 ※うち共通分 ⑫ 事業外費用 ⑬ 30,368 ※うち共通分 ⑭ 経常利益 ⑮(⑩+⑪-⑬) 85,325 118,543 137,446 68,466 △22,378 △216,753 特別利益 ⑯ 10,755 ― ― 10,755 ― ― ― ― ― ― ― 2,802 2,313 14,691 2,475 828 2,802 2,313 4,402 2,475 822 115,740 135,133 64,531 △24,854 △217,581 56,901 54,502 60,955 45,223 △217,581 58,839 80,630 3,575 △70,077 ※うち共通分 ⑰ 特別損失 ⑱ 23,112 ※うち共通分 ⑲ 税引前当期利益 ⑳ (⑮+⑯-⑱) 72,969 営農指導事業分配賦額 ○ 21 △20,367 △14,096 ― △12,817 営農指導事業分配賦後 税引前当期利益 ○ 22 72,969 (⑳-○ 21) (注) ⑦、⑫、⑭、⑰、⑲は、各事業に直課できない部分です。 (注記)1 共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等は、次のとおりです。 ⑴ 共通管理費等 (人頭割+人件費を除いた事業管理費割+事業総利益割)の平均値により配賦しています。 ⑵ 営農指導事業 (均等割+事業総利益割)の平均値により配賦しています。 2 配賦割合(1 の配賦基準で算出した配賦の割合)は、次のとおりです。 (単位:%) 信 用 共 済 農業関連 生活その 営 農 区 分 計 事 業 事 業 事 業 他 事 業 指導事業 共通管理費等 21.87 18.05 34.35 19.31 6.42 100 営農指導事業 26.15 25.05 - 44 - 28.02 20.78 100 (平成 27 年度) 事業収益 ① 4,740,652 信 用 事 業 699,619 事業費用 ② 2,969,547 235,387 30,901 1,777,525 899,080 26,652 事業総利益 ③(①-②) 1,771,104 464,231 448,292 564,303 295,784 △ 1,507 事業管理費 ④ 1,728,897 401,454 325,454 485,856 311,168 204,962 (うち減価償却費 ⑤) (122,193) (7,714) (4,945) (75,300) (31,908) (2,324) (1,347,011) (327,764) (270,713) (331,385) (232,947) (184,200) ※うち共通管理費 ⑦ 95,398 77,250 147,227 84,432 27,873 △432,181 (うち減価償却費 ⑧) (1,117) (904) (1,724) (988) (326) (△5,061) (51,713) (41,876) (79,809) (45,769) 区 分 (うち人件費 ⑥) 合 計 (うち人件費 ⑨) 共 済 事 業 479,193 農業関連 事 業 2,341,828 生活その 他 事 業 1,194,865 (単位:千円) 営 農 共通管 指導事業 理費等 25,145 (15,109) (△234,278) 事業利益 ⑩(③-④) 42,206 62,776 122,837 78,446 △15,384 △206,470 事業外収益 ⑪ 98,527 29,685 20,136 21,255 8,404 19,044 7,421 6,009 11,453 6,568 2,168 1,938 1,481 10,096 1,463 17,328 1,641 1,329 2,533 1,452 479 108,424 90,523 141,492 89,605 △8,443 △204,754 6,992 ― ― 6,992 ― ― ― ― ― ― ― 4,463 3,614 13,713 4,518 1,296 4,438 3,594 6,850 3,928 1,296 86,060 137,878 82,885 △12,962 △206,051 52,611 51,689 58,400 43,350 △206,051 33,449 86,189 24,485 △56,312 ※うち共通分 ⑫ 事業外費用 ⑬ 32,309 ※うち共通分 ⑭ 経常利益 ⑮(⑩+⑪-⑬) 特別利益 ⑯ ※うち共通分 ⑰ 特別損失 ⑱ 27,606 ※うち共通分 ⑲ 税引前当期利益 ⑳ (⑮+⑯-⑱) 87,811 営農指導事業分配賦額 ○ 21 △33,621 △7,436 ― △20,107 営農指導事業分配賦後 税引前当期利益 ○ 22 87,811 (⑳-○ 21) (注) ⑦、⑫、⑭、⑰、⑲は、各事業に直課できない部分です。 (注記)1 共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等は、次のとおりです。 ⑴ 共通管理費等 (人頭割+人件費を除いた事業管理費割+事業総利益割)の平均値により配賦しています。 ⑵ 営農指導事業 (均等割+事業総利益割)の平均値により配賦しています。 2 配賦割合(1 の配賦基準で算出した配賦の割合)は、次のとおりです。 (単位:%) 信 用 共 済 農業関連 生活その 営 農 区 分 計 事 業 事 業 事 業 他 事 業 指導事業 共通管理費等 22.07 17.87 34.07 19.54 6.45 100 営農指導事業 25.53 25.09 - 45 - 28.34 21.04 100 6.財務諸表の正確性等にかかる確認 確 1 認 書 私は、当JAの平成27年4月1日から平成28年3月31日までの事業年度にかか るディスクロージャー誌に記載した内容のうち、財務諸表作成に関するすべての重要な 点において、農業協同組合法施行規則に基づき適正に表示されていることを確認いたし ました。 2 この確認を行うにあたり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が整備され、有効 に機能していることを確認しております。 ⑴ 業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する体制が整備され ております。 ⑵ 業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・有効性を検証 しており、重要な事項については理事会等に適切に報告されております。 ⑶ 重要な経営情報については、理事会等へ適切に付議・報告されております。 平成28年6月29日 古川農業協同組合 代表理事組合長 - 46 - 佐々木 稔 Ⅱ 損益の状況 1. 最近の5事業年度の主要な経営指標 (単位:千円、口、人、%) 項 目 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 5,313,299 5,371,713 5,610,938 4,731,639 4,740,652 信用事業収益 737,317 708,749 716,760 690,330 699,619 共済事業収益 532,062 505,456 492,206 487,218 479,193 農業関連事業収益 2,498,530 2,667,614 2,978,802 2,172,960 2,341,828 生活その他事業収益 1,504,368 1,453,013 1,397,842 1,356,458 1,194,865 41,021 36,879 25,325 24,672 25,145 経常利益 193,624 118,342 211,340 85,325 108,424 当期剰余金 149,637 113,470 122,591 44,801 46,071 1,507,940 1,502,800 1,496,375 1,495,607 1,494,149 経常収益(事業収益) 営農指導事業収益 出資金 (出資口数) (1,507,940) (1,502,800) (1,496,375) (1,495,607) (1,494,149) 純資産額 4,150,777 4,252,940 4,352,261 4,372,573 4,396,584 総資産額 60,929,681 64,595,480 63,293,471 65,210,584 68,687,038 貯金等残高 53,771,127 57,467,385 55,690,537 57,889,419 60,847,592 貸出金残高 14,243,587 14,358,892 14,893,072 15,730,914 18,468,969 2,693,979 2,663,289 2,624,741 1,998,299 1,671,764 14,857 22,246 22,243 14,827 14,789 14,857 22,246 22,243 14,827 14,789 ― ― ― ― ― 275 253 259 256 254 有価証券残高 剰余金配当金額 出資配当額 事業利用分量配当額 職員数 単体自己資本比率 15.25 14.84 15.04 13.42 12.24 (注)1 経常収益は各事業収益の合計額を表しています。 2 当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。 3 信託業務の取り扱いは行っていません。 4 「単体自己資本比率」は、「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」(平 成 18 年金融庁・農水省告示第2号)に基づき算出しております。なお、平成 24 年度以前は旧告 示(バーゼルⅡ)に基づく単体自己資本比率を記載しています。 2.利益総括表 (単位:千円、%) 項 目 26年度 27年度 増 減 資 金 運 用 収 支 605,641 607,670 2,028 役務取引等収支 16,775 15,965 △809 その他信用事業収支 △130,992 △159,403 △28,411 信用事業粗利益 491,424 464,231 △27,192 0.86 0.77 △0.09 1,785,267 1,771,104 △14,163 2.73 2.57 △0.16 信用事業粗利益率 事 業 粗 利 益 事 業 粗 利益 率 - 47 - 3.資金運用収支の内訳 (単位:千円、%) 項 目 26年度 平均残高 27年度 利息 利回 平均残高 利息 利回 資金運用勘定 54,759,204 654,730 1.19 57,092,207 661,962 1.15 うち預金 37,141,475 273,205 0.73 38,239,126 284,206 0.74 2,301,191 26,293 1.14 1,768,942 22,162 1.25 うち貸出金 15,316,538 355,231 2.31 17,084,138 355,593 2.08 資金調達勘定 57,448,467 49,088 0.08 59,626,859 54,292 0.09 56,782,077 47,683 0.08 58,970,272 53,039 0.08 ― ― ― ― ― ― 666,390 1,405 0.21 656,586 1,252 0.19 うち有価証券 うち貯金・定期積金 うち譲渡性貯金 うち借入金 総資金利ざや 0.60 0.55 (注)1 総資金利ざや=資金運用利回り-資金調達原価率(資金調達利回+経費率) 2 資 金 運用 勘定 の 利 息 欄 の 預 金 には 、農 林 中 金 か ら の 事 業利 用分 量 配 当 金 、 貯 蓄 増強 奨励 金、特別対策奨励金等奨励金が含まれています。 4.受取・支払利息の増減額 (単位:千円) 項 受 取 利 目 26年度増減額 息 うち預金 うち有価証券 うち貸出金 支 払 利 息 うち貯金・定期積金 うち譲渡性貯金 うち借入金 差 引 27年度増減額 △28,744 7,232 1,556 11,001 △3,371 △4,130 △26,929 361 680 5,203 847 5,356 ― ― △166 △152 △29,424 2,028 (注)1 増減額は前年度対比です。 2 受取 利息 の 預金 に は、 農 林中 金か ら の事 業 利用 分 量配 当金 、 貯蓄 増 強奨 励 金、 特別 対 策 奨励金等奨励金が含まれています。 - 48 - Ⅲ 事業の概況 1.信用事業 ⑴ 貯金に関する指標 ① 科目別貯金平均残高 (単位:千円、%) 種 類 流動性貯金 定期性貯金 その他の貯金 計 譲渡性貯金 合 計 26年度 19,795,643 (34.9) 36,868,440 (64.9) 117,992 (0.2) 56,782,077(100.0) ―( ―) 27年度 19,504,737 (33.1) 39,353,312 (66.7) 112,222 (0.2) 58,970,272(100.0) ―( ―) 56,782,077(100.0) 58,970,272(100.0) 増 減 △290,906 2,484,872 △5,770 2,188,195 ― 2,188,195 (注)1 流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金 2 定期性貯金=定期貯金+定期積金 3 ( )内は構成比です。 ② 定期貯金残高 (単位:千円、%) 種 類 定 期 貯 金 うち固定金利定期 うち変動金利定期 26年度 36,466,203(100.0) 36,466,203(100.0) ―( ― ) 27年度 39,264,060(100.0) 39,264,060(100.0) ―( ― ) 増 減 2,797,857 2,797,857 ― (注)1 固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金 2 変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金 3 ( )内は構成比です。 ⑵ 貸出金等に関する指標 ① 科目別貸出金平均残高 (単位:千円) 種 類 手 形 貸 付 証 書 貸 付 当 座 貸 越 組合員口座貸越 金融機関貸付 割 引 手 形 合 ② 計 26年度 27年度 増 減 ― 13,411,368 564,543 469,626 871,000 ― ― 15,251,033 587,864 374,240 871,000 ― ― 1,839,665 23,321 △95,386 0 ― 15,316,538 17,084,138 1,767,600 貸出金の金利条件別内訳残高 (単位:百万円、%) 種 類 固定金利貸出 変動金利貸出 合 (注)( 計 26年度 9,814( 64.2) 5,465( 35.8) 27年度 10,395( 61.1) 6,611( 38.9) 15,280(100.0) 17,007(100.0) )内は構成比です。 - 49 - 増 減 581 1,146 1,727 ③ 貸出金の担保別内訳残高 (単位:百万円) 種 類 貯金・定期積金等 有 価 証 券 動 産 不 動 産 そ の 他 担 保 物 小 計 農業信用基金協会保証 そ の 他 保 証 小 計 信 用 合 ④ 26年度 計 27年度 増 減 272 ― ― 2,244 734 3,250 4,981 5,389 10,370 2,110 244 ― ― 2,167 712 3,124 4,875 8,513 13,388 1,955 △27 ― ― △77 △21 △126 △106 3,123 3,017 △155 15,730 18,468 2,738 債務保証見返額の担保別内訳残高 該当する取引はありません。 ⑤ 貸出金の使途別内訳残高 (単位:百万円、%) (注)( ⑥ 種 類 設 備 資 金 運 転 資 金 26年度 13,383( 85.1) 2,347( 14.9) 27年度 16,310( 88.3) 2,158( 11.7) 合 計 )内は構成比です。 15,730(100.0) 18,468(100.0) 増 減 2,927 △189 2,738 貸出金の業種別残高 (単位:百万円、%) 種 類 農 業 林 業 水産業 製造業 鉱 業 建設・不動産業 電気・ガス・熱供給水道業 運輸・通信業 金融・保険業 卸売・小売・サービス業・飲食業 地方公共団体 非営利法人 その他 (注)( 26年度 1,315( 8.4) 1( 0.0) 0( 0.0) 903( 5.7) 56( 0.4) 366( 2.3) 22( 0.1) 150( 1.0) 875( 5.5) 1,157( 7.4) 1,239( 7.9) 23( 0.1) 9,616(61.1) 合 計 15,730(100.0) )内は構成比(貸出金全体に対する割合)です。 - 50 - 27年度 1,320( 7.1) 1( 0.0) 0( 0.0) 1,448( 7.8) 92( 0.5) 933( 5.1) 89( 0.5) 331( 1.8) 875( 4.7) 1,606( 8.7) 1.084( 5.9) 21( 0.1) 10,663(57.7) 18,468(100.0) 増 減 4 0 0 545 35 568 67 180 0 447 △155 △1 1,046 2,738 ⑦ 主要な農業関係の貸出金残高 1)営農類型別 (単位:百万円) 種 類 26年度 農業 27年度 2,253 372 37 ― ― 78 ― ― 1,764 ― 穀作 野菜・園芸 果樹・樹園農業 工芸作物 養豚・肉牛・酪農 養鶏・養卵 養蚕 その他農業 農業関連団体等 増 減 2,260 377 44 ― ― 76 ― ― 1,761 ― 6 4 7 ― ― △2 ― ― △3 ― 合 計 2,253 2,260 6 (注)1 農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人及び農業関連団体等に対する農業生産・農業経 営に必要な資金や、農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。 なお、上記⑥の貸出金の業種別残高の「農業」は,農業者や農業法人等に対する貸出金の 残高です。 2 「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービス業、 農業所得が従となる農業者等が含まれています。 3 「農業関連団体等」には、JAや全農とその子会社等が含まれています。 2)資金種類別 〔貸出金〕 (単位:百万円) 種 類 プロパー資金 農業制度資金 農業近代化資金 その他制度資金 26年度 27年度 1,911 342 227 114 増 減 1,784 475 399 75 △126 133 172 △39 合 計 2,253 2,260 6 (注)1 プロパー資金とは、当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをい います。 2 農業制度資金には、①地方公共団体が直接的又は間接的に融資するもの、②地方公共団体が 利子補給等を行うことでJAが低利で融資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資するもの があり、ここでは①の転貸資金と②を対象としています。 3 その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援資 金などが該当します。 〔受託貸付金〕 (単位:百万円) 種 類 日本政策金融公庫資金 その他 合 26年度 計 27年度 増 74 ― 60 ― △13 ― 74 60 △13 (注)日本政策金融公庫資金は、農業(旧農林漁業金融公庫)にかかる資金をいいます。 - 51 - 減 ⑧ リスク管理債権の状況 (単位:千円) 区 分 26年度 破 綻 先 債 権 額 増 27年度 減 2,380 18,920 16,539 額 274,415 248,986 △25,428 3カ月以上延滞債権額 3,138 750 △2,388 貸出条件緩和債権額 14,416 3,420 △10,996 294,349 272,076 △22,273 延 滞 債 合 権 計 (注)1 破綻先債権 元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していること、その他の事由により元本又は利息 の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行 った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令第96条第 1項第3号のイからホまでに掲げる事由、又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金を いいます。 2 延滞債権 未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目 的として利息の支払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。 3 3カ月以上延滞債権 元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している貸出金で、破綻先債権 及び延滞債権に該当しないものをいいます。 4 貸出条件緩和債権 債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済 猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞債 権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものをいいます。 ⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況 (単位:千円) 債権区分 破産更生債権及び これらに準ずる債権 債権額 保 担 保 保 証 全 額 引 当 合 計 202,974 70,037 42,935 90,001 202,974 危険債権 64,932 36,211 27,047 148 63,406 要管理債権 4,170 347 3,078 ― 3,425 272,076 106,595 73,061 90,149 269,806 小 計 正常債権 合 計 18,295,248 18,567,324 (注) 上記の債権区分は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平 成 10年法 律 第 132 号)第6条に基づき、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区分したもので す。なお、当JAは同法の対象とはなっていませんが、参考として同法の定める基準に従い債権 額を掲載しております。 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権 2 危険債権 経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本及び利息の回収ができない可能性 の高い債権 3 要管理債権 3カ月以上延滞貸出債権及び貸出条件緩和貸出債権 4 正常債権 上記以外の債権 - 52 - ⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況 該当する取引はありません。 ⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 (単位:千円) 区 分 一般貸倒引当金 個別貸倒引当金 合 ⑫ 計 26年度 期中減少額 期首 期 中 目的 その 残高 増加額 使用 他 53,449 55,491 ― 53,449 124,364 104,395 ― 124,364 177,813 159,886 27年度 期中減少額 期末 期首 期 中 目的 その 残高 残高 増加額 使用 他 55,491 55,491 64,531 ― 55,491 104,395 104,395 101,004 ― 104,395 ― 177,813 159,886 159,886 165,536 期末 残高 64,531 101,004 ― 159,886 165,536 貸出金償却の額 (単位:千円) 項 目 貸出金償却額 ⑶ 26年度 27年度 ― ― 内国為替取扱実績 (単位:件、千円) 種 類 送金・振込為替 代金取立為替 雑 為 合 26年度 替 計 仕 件 金 件 金 件 金 数 額 数 額 数 額 向 10,406 10,878,566 51 9,086 1,150 243,635 件 金 数 額 11,607 11,131,287 27年度 被 仕 向 96,266 16,287,518 88 334,117 737 134,068 97,091 16,755,704 仕 向 10,081 12,342,833 33 6,171 1,147 330,517 被 仕 向 103,639 18,542,298 88 229,716 680 153,393 11,261 12,679,522 104,407 18,925,408 ⑷ 有価証券に関する指標 ① 種類別有価証券平均残高 (単位:千円) 種 類 国 債 地 方 債 政府保証債 金 融 債 短 期 社 債 社 債 株 式 その他の証券 合 ② 計 26年度 1,448,303 252,887 ― 600,000 ― ― ― ― 27年度 1,424,215 252,418 ― 92,307 ― ― ― ― 2,301,191 1,768,942 商品有価証券種類別平均残高 該当する取引はありません。 - 53 - 増 減 △24,088 △469 ― △507,693 ― ― ― ― △532,249 ③ 有価証券残存期間別残高 種 類 3年超 5年以下 5年超 7年以下 700,354 250,550 ― ― ― ― ― ― 10,000 99,992 1,300,301 ― 149,995 100,437 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 1年以下 1年超 3年以下 (単位:千円) 期間の定 めのない 合 計 もの 7年超 10年以下 10年超 700,023 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 1,434,378 ― 250,550 ― ― ― 300,000 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 1,410,293 ― 250,432 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 26年度 国 債 地 方 債 政府保証債 金 融 債 短 期 社 債 社 債 株 式 その他の証券 24,003 ― ― 300,000 ― ― ― ― 9,998 ― ― ― ― ― ― ― 27年度 国 債 地 方 債 政府保証債 金 融 債 短 期 社 債 社 債 株 式 その他の証券 ⑸ ① 有価証券等の時価情報等 有価証券の時価情報等 (単位:千円) 保有区分 売 買 目 的 満 期 保 有 目 的 国 債 地方債 金融債 そ の 他 国 債 地方債 金融債 取得価額 26年度 時 価 ― 1,734,376 1,434,376 ― 300,000 250,549 ― 250,549 ― ― 1,812,191 1,511,811 ― 300,380 263,923 ― 263,923 ― 評価損益 取得価額 ― ― 77,814 1,410,291 77,434 1,410,291 ― ― 380 ― 13,373 250,432 ― ― 13,373 250,432 ― ― 27年度 時 価 ― 1,491,032 1,491,032 ― ― 261,473 ― 261,473 ― 評価損益 ― 80,740 80,740 ― ― 11,040 ― 11,040 ― 合 計 1,984,926 2,076,114 91,188 1,660,723 1,725,505 91,781 (注)1 時価は期末日における市場価格等によっております。 2 取得価額は取得原価又は償却原価によっています。 3 売買目的有価証券については、時価を貸借対照表価額とし、評価損益については当期の損益に 含めています。 4 満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表価額として計上しております。 5 その他有価証券については、時価を貸借対照表価額としております。 ② 金銭の信託の時価情報等 該当する取引はありません。 - 54 - ③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引 該当する取引はありません。 2.共済取扱実績 ⑴ 長期共済新契約高・長期共済保有高 種 終 生 命 総 合 共 済 26年度 類 身 (単位:千円) 27年度 新契約高 共 保有高 新契約高 保有高 済 7,599,092 78,433,247 4,919,952 77,400,259 定 期 生 命共 済 ― 109,500 ― 97,500 養 老 生 命共 済 1,624,001 66,849,235 1,550,619 59,082,499 289,900 8,079,500 207,100 7,999,500 うちこども共済 医 療 共 済 515,000 2,905,600 372,500 3,038,950 が ん 共 済 ― 196,000 ― 187,000 定 期 医 療共 済 ― 1,794,600 ― 1,663,700 介 護 共 済 27,328 82,787 24,949 107,737 年 金 共 済 ― 20,000 ― 20,000 5,816,180 107,056,930 7,249,670 107,023,959 15,581,602 257,447,902 14,117,691 248,621,605 建 物 更 生共 済 合 計 (注) 金額は、保障金額(がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死亡給付金額 (付加された定期特約金額等を含む)、年金共済は付加された定期特約金額)を表示しています。 ⑵ 医療系共済の入院共済金額保有高 種 ⑶ 新契約高 保有高 新契約高 保有高 療 共 済 7,007 35,254 4,417 38,798 が ん 共 済 469 4,015 1,687 5,540 定 期 医 療共 済 ― 3,214 ― 3,020 7,476 42,483 6,104 47,358 計 金額は、入院共済金額を表示しています。 介護共済の介護共済金額保有高 種 (注) ⑷ 類 医 合 (注) (単位:千円) 27年度 26年度 類 (単位:千円) 27年度 26年度 新契約高 保有高 合 計 190,728 金額は、介護共済金額を表示しています。 321,849 新契約高 保有高 183,351 485,800 年金共済の年金保有高 種 新契約高 保有高 新契約高 保有高 年 金 開 始 前 50,030 485,105 49,483 496,787 年 金 開 始 後 - 256,200 - 245,107 50,030 741,305 49,483 741,895 合 (注) 類 (単位:千円) 27年度 26年度 計 金額は、年金年額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)を表示しています。 - 55 - ⑸ 短期共済新契約高 (単位:千円) 種 火 災 26年度 類 共 金 済 額 掛 害 共 金 8,092,110 自 動 車 共 済 傷 27年度 金 9,575 額 掛 8,278,070 480,255 金 11,316 465,538 済 88,770,400 39,845 83,254,700 38,565 団体定期生命共済 ― ― ― ― 定額定期生命共済 ― ― ― ― 賠 償 責 任共 済 1,499 1,643 自 賠 責 共 済 74,537 80,839 605,714 597,903 合 計 (注)1 金額は、保障金額を表示しています。 2 自動車共済、賠償責任共済、自賠責共済は掛金総額です。 3.農業関連事業取扱実績 ⑴ 買取購買品取扱実績 種 生 産 購 買 事 業 生 活 購 買 事 業 自 動 車 燃 料 事 業 類 肥 料 飼 料 農 薬 その他生産資材 計 食 品 衣 料 品 耐 久 消 費 財 その他生活資材 計 葬 祭 事 業 農 業 機 械 事 業 石 油 類 L P ガ ス 一 般 燃 料 軽 油 灯 油 重 油 類 自 動 車 計 宮沢給油所事業 敷玉給油所事業 合 計 供 26年度 給 高 手 271,851 232,698 340,022 258,838 1,103,411 110,686 1,868 4,088 44,872 161,514 329,954 281,187 6,641 117,945 1,300 102,114 156,640 12,062 104,072 500,777 132,719 90,463 2,600,028 - 56 - 数 料 36,422 12,549 26,190 35,431 110,594 18,628 278 489 9,050 28,447 62,700 34,759 532 59,933 271 10,915 29,947 1,721 9,164 112,487 10,444 7,921 367,355 (単位:千円) 27年度 供 給 高 手 数 料 353,662 46,660 219,863 11,917 383,245 31,236 259,686 34,670 1,216,458 124,484 111,527 17,963 1,774 314 2,570 312 41,118 8,319 156,990 26,909 313,133 59,173 364,792 39,648 5,232 507 104,796 56,813 765 183 90,529 13,038 100,046 25,439 8,434 1,396 88,039 9,158 397,843 106,537 100,072 9,490 71,621 6,097 2,620,913 372,342 ⑵ 受託販売品取扱実績 種 26年度 類 販 米 加工用米 政府備蓄米 く ず 米 種 籾 小 麦 大 麦 大 豆 野 菜 菌 茸 花 卉 肉 牛 仔 牛 肉 豚 仔 豚 生 乳 そ の 他 合 計 ⑶ 益 費 用 売 高 3,104,598 50,337 412,601 102,623 141,193 8,883 1,102 300,763 484,294 1,286 9,011 1,004,636 268,018 5,128 70 85,731 3,645 5,983,926 手 数 料 93,137 1,647 12,378 2,462 3,379 410 75 11,669 16,177 38 270 10,045 2,679 51 0 855 87 155,366 販 売 高 2,709,694 ― 331,369 95,187 139,677 6,515 252 496,682 494,452 981 5,925 1,116,813 309,147 3,519 510 81,226 6,190 5,798,146 手 数 料 81,290 ― 9,941 2,284 3,354 255 9 15,090 16,505 29 177 11,167 3,091 35 5 812 148 144,198 農業倉庫事業取扱実績 項 収 (単位:千円) 27年度 目 保 管 荷 役 そ の 他 の 計 倉 庫 材 倉 庫 労 そ の 他 の 計 差 (単位:千円) 27年度 26年度 料 料 収 益 料 費 務 費 費 用 引 - 57 - 66,298 10,432 35,876 112,608 2,353 8,077 21,224 31,654 75,605 11,598 34,032 121,235 2,493 9,451 20,335 32,281 80,953 88,954 ⑷ 利用事業取扱実績 (単位:千円) 項 目 西部カントリー事業 南部カントリー事業 大崎市古川カントリー事業 種子センター事業 大豆センター事業 機械施設利用事業 農地利用集積円滑化事業 合 ⑸ 26年度 取扱量(俵) 収 益 費 用 差 引 取扱量(俵) 収 益 費 用 差 引 取扱量(袋) 収 益 費 用 差 引 取扱量(袋) 収 益 費 用 差 引 取扱量(荷受トン) 収 益 費 用 差 引 収 益 費 用 差 引 取扱量(ha) 収 益 費 用 差 引 計 27年度 35,405 58,991 40,603 18,388 27,327 45,076 31,752 13,324 20,732 31,276 21,142 10,134 20,333 23,970 12,890 11,079 2,956 94,016 47,333 46,683 60,553 51,955 8,598 827 4,539 157 4,382 37,255 58,350 34,734 23,615 27,399 44,570 27,995 16,574 22,621 36,081 20,318 15,762 20,208 23,411 11,169 12,241 2,492 78,995 47,217 31,777 66,441 54,082 12,359 941 8,009 166 7,842 収 益 318,425 315,860 費 差 用 引 205,834 112,591 195,684 120,175 その他事業取扱実績 (単位:千円) 項 宅地等供給事業 簡易郵便局事業 合 計 目 26年度 27年度 収 費 差 収 費 差 益 用 引 益 用 引 61,145 7,143 54,002 8,511 162 8,349 収 費 差 益 用 引 69,657 7,305 62,352 - 58 - 69,491 7,701 61,789 8,623 145 8,478 78,114 7,846 70,267 4.指導事業 (単位:千円) 項 収 入 支 出 賦 指 実 指 営 生 教 目 課 導 補 助 費 収 導 雑 収 計 農 改 善 活 文 化 育 情 報 計 差 26年度 金 金 入 入 費 費 費 引 - 59 - 27年度 13,405 11,023 3,616 12 28,058 30,331 4,253 8,087 42,672 13,400 10,515 4,599 29 28,545 26,652 3,702 8,063 38,419 △14,613 △9,874 Ⅳ 経営諸指標 1.利益率 (単位:%) 項 目 26年度 27年度 増 減 総資産経常利益率 0.13 0.15 0.02 資本経常利益率 1.95 2.46 0.51 総資産当期純利益率 0.06 0.06 0 資本当期純利益率 1.02 1.04 0.02 (注)1 総資産経常利益率=経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100 2 資本経常利益率=経常利益/純資産勘定平均残高×100 3 総資産当期純利益率=当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100 4 資本当期純利益率=当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高×100 2.貯貸率・貯証率 (単位:%) 区 分 26年度 期 貯 貸 証 増 減 末 27.17 30.35 3.18 期中平均 26.97 28.97 2.00 末 3.45 2.74 △0.71 期中平均 4.05 2.99 △1.06 率 期 貯 27年度 率 (注)1 貯貸率(期 末)=貸出金残高/貯金残高×100 2 貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100 3 貯証率(期 末)=有価証券残高/貯金残高×100 4 貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100 - 60 - Ⅴ 自己資本の充実の状況 1.自己資本の構成に関する事項 (単位:千円) 26年度 項 目 コア資本に係る基礎項目 (1) 普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額 27年度 経過措置 経過措置 による不 による不 算入額 算入額 3,221,877 3,261,646 1,499,070 1,497,612 ― ― 1,745,206 1,790,310 14,827 14,789 △7,572 △ 11,488 55,491 64,531 55,491 64,531 ― ― ― ― うち、回転出資金の額 ― ― うち、上記以外に該当するものの額 ― ― ― ― 646,106 567,413 3,923,475 3,893,591 うち、出資金及び資本準備金の額 うち、再評価積立金の額 うち、利益剰余金の額 うち、外部流出予定額 (△) うち、上記以外に該当するものの額 コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額 うち、一般貸倒引当金コア資本算入額 うち、適格引当金コア資本算入額 適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目 の額に含まれる額 公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行され た資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額 に含まれる額 土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の四十五パー セントに相当する額のうち、コア資本に係る基礎項目の額 に含まれる額 コア資本にかかる基礎項目の額 (イ) コア資本に係る調整項目 (2) 無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係る ものを除く。)の額の合計額 うち、のれんに係るものの額 うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライ ツに係るもの以外の額 繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額 適格引当金不足額 証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資 本に算入される額 前払年金費用の額 自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く 。)の額 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段 の額 少数出資金融機関等の対象普通出資等の額 特定項目に係る十パーセント基準超過額 - 61 - ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 26年度 項 目 うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当す るものに関連するものの額 経過措置 経過措置 による不 による不 算入額 算入額 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― (ロ) ― ― ― ― (ハ) 3,923,475 ― 3,893,591 ― うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無 形固定資産に関連するものの額 うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。 )に関連するものの額 特定項目に係る十五パーセント基準超過額 うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当す るものに関連するものの額 うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無 形固定資産に関連するものの額 うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。 )に関連するものの額 コア資本に係る調整項目の額 27年度 自己資本 自己資本の額((イ)―(ロ)) リスク・アセット等 (3) 信用リスク・アセットの額の合計額 うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入 される額の合計額 うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・ サービシング・ライツに係るものを除く) うち、繰延税金資産 うち、前払年金費用 うち、他の金融機関等向けエクスポージャー うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の 差額に係るものの額 うち、上記以外に該当するものの額 オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセント で除して得た額 25,612,776 28,273,543 △2,061,606 △ 2,080,780 ― ― ― ― ― ― △3,656,931 △3,656,928 1,595,324 1,576,147 ― ― 3,610,919 3,534,625 信用リスク・アセット調整額 ― ― オペレーショナル・リスク相当額調整額 ― ― 29,223,696 31,808,168 13.42% 12.24% リスク・アセット等の額の合計額 (ニ) 自己資本比率 自己資本比率((ハ)/(ニ)) (注) 1 農協法第 11 条の 2 第 1 項第 1 号の規定に基づく組合の経営の健全化を判断するための基準 に係る算式に基づき算出しています。 2 当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担保の適用 については信用リスク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあた っては基礎的手法を採用しています。 3 当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。 - 62 - 2.自己資本の充実度に関する事項 信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳 (単位:千円) 26 年度 27 年度 エクスポー ジャーの期 末残高 リスク・アセ ット額 a リスク・アセ ット額 a 所要自己 資本額 b=a×4% 我が国の中央政府及び中央銀 行向け 1,437,492 ― ― 1,413,383 ― ― 我が国の地方公共団体向け 1,491,900 ― ― 1,336,564 ― ― 地方公共団体金融機構向け ― ― ― ― ― ― 我が国の政府関係機関向け ― ― ― ― ― ― 地方三公社向け ― ― ― ― ― ― 38,883,167 7,776,633 311,065 39,646,145 7,929,229 317,169 51,341 10,549 421 55,116 7,904 316 中小企業等向け及び個人向け 2,511,882 1,668,912 66,756 3,463,935 2,375,924 95,036 抵当権付住宅ローン 1,979,906 687,044 27,481 2,350,187 814,846 32,593 ― ― ― ― ― ― 260,121 207,650 8,306 219,700 175,860 7,034 5,480,842 537,551 21,502 5,370,386 525,911 21,036 26,913 ― ― 23,239 ― ― 312,070 312,070 12,482 312,150 312,150 12,486 3,656,931 9,142,327 365,693 3,656,928 9,142,320 365,692 特定項目のうち調整項目に算 入されないもの 73,294 183,236 7,329 72,597 181,494 7,259 複数の資産を裏付とする資産 (所謂ファンド)のうち、個 々の資産の把握が困難な資産 ― ― ― ― ― ― 証券化 ― ― ― ― ― ― 経過措置によりリスク・アセ ットの額に算入、不算入とな るもの ― △2,061,606 △82,464 ― △2,080,780 △83,231 信用リスク・アセット 金融機関及び第一種金融商品 取引業者向け 法人等向け 不動産取得等事業向け 三月以上延滞等 信用保証協会等保証付 共済約款貸付 出資等 他の金融機関等の対象資本調 達手段 上記以外 所要自己 資本額 b=a×4% エクスポー ジャーの期 末残高 7,599,607 7,148,407 285,936 9,348,106 8,888,682 355,547 63,765,472 25,612,776 1,024,511 67,268,441 28,273,543 1,130,941 CVAリスク相当額÷8% ― ― ― ― ― ― 中央清算機関関連エクスポージ ャー ― ― ― ― ― ― 信用リスク・アセット額の合計額 63,765,472 25,612,776 1,024,511 67,268,441 28,273,543 1,130,941 標準的手法を適用するエクスポ ージャー別計 - 63 - オペレーショナル・リスク 相当額を8%で除して得た額 所要自己 資本額 オペレーショナル・リスク 相当額を 8%で除して得た 額 所要自己 資本額 a b=a×4 a b=a×4 オペレーショナル・リスク に対する所要自己資本の額 <基礎的手法> % 3,610,919 所要自己資本額計 144,436 3,534,625 141,385 リスク・アセット等 (分母)計 所要自己 資本額 リスク・アセット等 (分母)計 所要自己 資本額 a b=a×4% a b=a×4% 29,223,696 (注)1 % 1,168,947 31,808,168 1,272,326 「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エク スポージャーの種類ごとに記載しています。 2 「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことを いい、具体的には貸出金や有価証券等が該当します。 3 「三月以上延滞等」とは,元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞してい る債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法 人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。 4 「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。 5 「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のあ る二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部又は全部を第三者に移転する性質を有する取 引にかかるエクスポージャーのことです。 6 「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関等の 対象資本調達手段、コア資本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等) および土地再評価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入した ものが該当します。 7 「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中 央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産 (固定資産等)・間接清算参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジット デリバティブの免責額が含まれます。 8 当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。 <オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)> (粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近 3 年間の合計額 直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数 - 64 - ÷8% 3.信用リスクに関する事項 ① 標準的手法に関する事項 当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は、告示に定める標準的手法により算出していま す。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判定にあたり使用する格付等は次のとお りです。 (ア)リスク・ウエイトの判定にあたり使用する格付けは、以下の適格格付機関による依頼格付け のみ使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。 適格格付機関 株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ) 株式会社日本格付研究所(JCR) ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's) スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシス゛(S&P) フィッチレーティングスリミテッド(Fitch) (注)「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するた めの掛目のことです。 (イ)リスク・ウエイトの判定にあたり使用する適格格付機関の格付又はカントリー・リスク・ス コアは、主に以下のとおりです。 エクスポージャー 適格格付機関 金融機関向けエクスポージャー カントリー・リスク・スコア 日本貿易保険 法人等向けエクスポージャー R&I、Moody's、JCR、 (長期) S&P、Fitch 法人等向けエクスポージャー R&I、Moody's、JCR、 (短期) S&P、Fitch - 65 - ② 信用リスクに関するエクスポージャー(業種別、残存期間別)及び三月以上延滞エクスポージャーの 期末残高 (単位:千円) 26 年度 27 年度 信用リスク に関するエ うち貸出金 クスポージ うち債券 等 ャーの残高 三月以上 延滞エク スポージ ャー 信用リスク に関するエ うち貸出金 クスポージ うち債券 等 ャーの残高 三月以上 延滞エク スポージ ャー 農 業 96,579 94,987 ― 2,124 107,633 105,371 ― 2,795 林 業 ― ― ― ― ― ― ― ― 水産業 ― ― ― ― ― ― ― ― 製造業 ― ― ― ― ― ― ― ― 鉱 業 ― ― ― ― ― ― ― ― 法 建設・不動産 7,313 7,313 ― ― 4,459 4,459 ― ― 業 電気・ガス・熱 ― ― ― ― ― ― ― ― 供給・水道業 運輸・通信業 ― ― ― ― ― ― ― ― 金融・保険業 42,556,772 871,124 300,321 ― 43,319,024 871,121 ― ― 卸売・小売・飲 ― ― ― ― ― ― ― ― 食・サービス業 人 日本国政府・ 2,929,392 1,240,988 1,688,404 ― 2,749,947 1,085,759 1,664,188 ― 地方公共団体 上記以外 330,971 18,901 ― 13,601 325,584 13,434 ― 12,552 個 人 13,578,818 13,533,995 ― 244,395 16,459,521 16,421,832 ― 204,352 その他 4,265,624 ― ― ― 4,302,269 ― ― ― 業種別残高計 63,765,472 15,767,311 1,988,725 260,121 67,268,441 18,501,978 1,664,188 219,700 1 年以下 40,325,908 1,418,687 324,374 41,032,782 1,376,603 10,033 1 年超 3 年以下 1,587,950 1,577,918 10,032 1,766,333 1,516,079 250,254 3 年超 5 年以下 1,776,534 823,953 952,580 2,291,594 887,694 1,403,900 5 年超 7 年以下 1,350,243 648,505 701,737 635,721 635,721 ― 7 年超 10 年以下 1,644,480 1,644,480 ― 1,629,588 1,629,588 ― 10 年超 9,045,664 9,045,664 ― 11,960,572 11,960,572 ― 期間の定めのな 8,034,689 608,101 ― 7,951,847 495,718 ― いもの 残存期間別残高計 63,765,472 15,767,311 1,988,725 67,268,441 18,501,978 1,664,188 (注)1 信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エ クスポージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当 額を含みます。 2 「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バ ランスシート・エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間及び 融資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融機関が融資を実行する契約のことをいいます。 「貸出金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。 3 「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月 以上延滞しているエクスポージャーをいいます。 4 「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。 5 当JAでは、国内の限定されたエリアで事業活動を行なっているため、地域別の区分は省略し ております。 - 66 - ③ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 (単位:千円) 26年度 区 分 期 残高 増加額 期中減少額 中 目的 その 使用 他 期末 期首 期 中 残高 残高 増加額 期中減少額 目的 その 使用 他 期末 残高 一般貸倒引当金 53,449 55,491 ― 53,449 55,491 55,491 64,531 ― 55,491 64,531 個別貸倒引当金 124,364 104,395 ― 124,364 104,395 104,395 101,004 ― 104,395 101,004 177,813 159,886 ― 177,813 159,886 159,886 165,536 ― 159,886 165,536 合 ④ 期首 27年度 計 業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額 (単位:千円) 26年度 区 法 分 期 首 期 中 残 高 増加額 27年度 期中減少額 目的 使用 期 末 貸出金 期 首 期 中 その他 残 高 償 却 残 高 増加額 期中減少額 目的 使用 期 末 貸出金 その他 残 高 償 却 農 業 810 2 ― 810 2 ― 2 247 ― 2 247 ― 林 業 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 水産業 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 製造業 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 鉱 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 2,830 2,886 ― 2,830 2,886 ― 2,886 4,981 ― 2,886 4,981 ― 業 建設・ 不動産業 電気・ガス・ 熱供給・水道 業 運輸・ 通信業 人 金融・ 保険業 卸売・小売 ・飲食・サ ービス業 上記以外 個 人 120,724 101,506 ― 120,724 101,506 ― 101,506 95,776 ― 101,506 95,776 ― 業種別計 124,364 104,395 ― 124,364 104,395 ― 104,395 101,004 ― 104,395 101,004 ― (注)当JAでは、国内の限定されたエリアで事業活動を行なっているため、地域別の区分は省略してお ります。 - 67 - ⑤ 信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウエイト 1250%を適用する残高 (単位:千円) 26年度 格付あり 信 用 リ ス ク 削 減 効 果 勘 案 後 残 高 格付なし 27年度 計 格付あり 格付なし 計 リスク・ウエイト 0% ― 3,836,245 3,836,245 ― 3,621,282 3,621,282 リスク・ウエイト 2% ― ― ― ― ― ― リスク・ウエイト 4% ― ― ― ― ― ― リスク・ウエイト 10% ― 5,376,011 5,376,011 ― 5,260,757 5,260,757 リスク・ウエイト 20% ― 38,901,693 38,901,693 ― 39,745,259 39,745,259 リスク・ウエイト 35% ― 1,962,983 1,962,983 ― 2,328,131 2,328,131 リスク・ウエイト 50% ― 87,419 87,419 ― 70,147 70,147 リスク・ウエイト 75% ― 2,233,278 2,233,278 ― 3,161,154 3,161,154 9,117,549 9,117,549 10,831,757 10,831,757 リスク・ウエイト 100% リスク・ウエイト 150% ― 3,772,321 3,772,321 ― 3,753,500 3,753,500 リスク・ウエイト 200% ― ― ― ― ― ― リスク・ウエイト 250% ― 73,294 73,294 ― 72,597 72,597 その他 ― ― ― ― ― ― リスク・ウエイト 1250% ― ― ― ― ― ― 計 ― 65,360,796 65,360,796 ― 68,844,589 68,844,589 (注)1 信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エ クスポージャーに該当するものは除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当 額を含みます。 2 「格付あり」には、エクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているも の、「格付なし」には、エクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していない ものを表示しています。なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。 3 経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後 のリスク・ウエイトによって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセットを算入 したものについても集計の対象としています。 4 1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジッ ト・デリバティブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウエイ ト 1250%を適用したエクスポージャーがあります。 4.信用リスク削減手法に関する事項 ① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要 「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出におい て、エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合に、エクスポ ージャーのリスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウエイトを適用するなど信用 リスク・アセット額を軽減する方法です。 当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。 信用リスク削減手法として、「適格金融資産担保」、「保証」、「貸出金と自組合貯金の相殺」を 適用しています。 適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部又は一部が、取引相手又は取 引相手のために、第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引をいいます。当J Aでは、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用いています。 保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政府等、我が 国の地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中央政府以外の公共部 門、国際開発銀行、及び金融機関又は第一種金融商品取引業者、これら以外の主体で長期格付を付与 しているものを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分につい - 68 - て、被保証債権のリスク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。 ただし、証券化エクスポージャーについては、これら以外の主体で保証提供時に長期格付が A-又 は A3 以上で、算定基準日に長期格付が BBB-又は Baa3 以上の格付を付与しているものを適格保証人 とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権のリスク・ ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。 貸出金と自組合貯金の相殺については、①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他これら に類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを示す十分な根拠を 有していること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自組合貯金をいずれの時点に おいても特定することができること、③自組合貯金が継続されないリスクが監視及び管理されている こと、④貸出金と自組合貯金の相殺後の額が、監視及び管理されていること、の条件をすべて満たす 場合に、相殺契約下にある貸出金と自組合貯金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエクスポ ージャー額としています。 担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直しを行っ ています。 なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。 ② 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額 (単位:千円) 26年度 区 分 適格金融 資産担保 27年度 保 証 適格金融 資産担保 保 証 地方公共団体金融機構向け ― ― ― ― 我が国の政府関係機関向け ― ― ― ― ― ― 40,791 138,409 ― ― 2,104 ― ― ― ― ― ― 1,852 ― ― 349 ― ― ― ― ― 47,211 119,144 ― ― 2,278 ― ― ― ― ― ― 80,394 ― ― 184 ― ― 2,767 181,305 2,201 168,634 83,347 地方三公社向け 金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け 法人等向け 中小企業等向け及び個人向け 抵当権住宅ローン 不動産取得等事業向け 三月以上延滞等 証券化 中央清算機関関連 上記以外 合 計 (注)1 「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことを いい、主なものとしては貸出金や有価証券等が該当します。 2 「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以上延滞してい る債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、 「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。 3 「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のあ る二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部又は全部を第三者に移転する性質を有する 取引にかかるエクスポージャーのことです。 4 「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中 央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産 (固定資産等)等が含まれます。 - 69 - 5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 該当する取引はありません。 6.証券化エクスポージャーに関する事項 該当する取引はありません。 7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項 ① 出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要 「出資その他これに類するエクスポージャー」とは、主に貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出 資勘定の株式又は出資として計上されているものであり、当JAにおいては、これらを系統及び系統 外出資に区分して管理しています。 系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常的な協議 を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても同様の対応を行っています。 なお、これらの出資その他これに類するエクスポージャーの評価等については、取得原価を記載 し、毀損の状況に応じて外部出資等損失引当金を設定しています。また、評価等重要な会計方針の変 更等があれば、注記表にその旨記載することとしています。 ② 出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価 (単位:千円) 26年度 貸借対照表計上額 上 時価評価額 貸借対照表計上額 時価評価額 場 ― ― ― ― 非上場 3,097,876 3,097,876 3,097,956 3,097,956 3,097,876 3,097,876 3,097,956 3,097,956 合 ③ 27年度 計 出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益 (単位:千円) 26年度 売却益 売却損 ― ④ 27年度 償却額 ― 売却益 ― 売却損 ― 償却額 ― ― 貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区分をその他有価証券と している株式・出資の評価損益等) (単位:千円) 26年度 評価益 27年度 評価損 ― ⑤ 評価益 ― 評価損 ― ― 貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評価損益等) (単位:千円) 26年度 評価益 27年度 評価損 ― 評価益 ― - 70 - 評価損 ― ― 8.金利リスクに関する事項 ① 金利リスクの算定方法の概要 金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチ が存在する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。 当JAでは、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」に、また、 リスク情報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用にかかるリスク管理手続」に定め、適切なリ スクコントロールに努めています。具体的な金利リスクの算定方法、管理方法は以下のとおりで す。 ◇ 市場金利が上下に 200bp(2%)変動した時(ただし 0%を下限)に発生する経済価値の変化額 (低下額)を金利リスク量として算出しています。 ◇ 要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく貯金者の要求によって随時払い出 される要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する貯金をコア貯金と 定義し、①過去 5 年の最低残高、②過去 5 年の最大年間流出量を現残高から差し引いた残高、 ③現残高の 50%相当額のうち最小の額を上限とし、0~5 年の期間に均等に振り分けて(平均残 存 2.5 年)リスク量を算定しています。 ◇ 金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。 金利リスク=運用勘定の金利リスク量+調達勘定の金利リスク量(△) ② 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額 (単位:百万円) 26年度 金利ショックに対する損益・経済価値 の増減額 27年度 △343 - 71 - △410 【JAの概要】 1.機構図 - 72 - 2.役員構成(役員一覧) (平成 28 年 3 月現在) 役 職 名 氏 名 役 職 名 氏 名 代表理事組合長 佐 々 木 稔 理 事 関 代表理事専務 佐 々 木 琢 磨 理 事 福 田 常 務 理 事 大 森 志 理 事 笠 原 常 務 理 事 猪 股 博 理 事 本 田 理 事 紺 野 教 悦 理 事 佐 々 木 英 史 理 事 鎌 田 陽 一 理 事 藤 理 事 信 夫 勇 一 理 事 石 崎 富 二 男 理 事 佐 々 木 康 理 事 高 橋 理 事 青 沼 洋 一 理 事 石 﨑 理 事 相 澤 雅 弘 理 事 佐 々 木 理 事 佐 藤 英 樹 代 事 佐 藤 廣 善 理 事 千 葉 彦 監 事 今 野 千 秋 理 事 佐 々 木 征 志 監 事 綱 田 信 夫 理 事 千 秀 監 事 小 髙 栄 悦 理 事 佐 々 木 浩 治 監 事 三 浦 茂 理 事 佐 藤 監 事 大 沼 悦 子 理 事 大 友 駒 口 昭 浩 理 事 早 坂 葉 孝 嘉 愼 悅 學 昇 表 監 常勤監事・員外監事 文 一 政 功 幸 岡 順 俊 一 禎 清 喜 誠 輝 3.組合員数 (単位:人、団体) 区 分 26年度 正組合員 増 減 9,279 9,096 △183 個 人 9,265 9,082 △183 法 人 14 14 ― 1,866 1,998 132 准組合員 合 27年度 個 人 1,718 1,846 128 法 人 148 152 4 11,145 11,094 △51 計 - 73 - 4.組合員組織の状況 (平成 28 年 3 月現在) 組 集 落 受 織 実 名 行 検 構 組 組 成 員 数 合 (12地区集落委員会・270組合)6,738戸+165団体 合 (12地区連合会・258組合)2,094戸 稲 作 振 興 会 (12地区部会・270実践班・1研究会・1専門部会)4,518戸 園 芸 振 興 会 (12地区部会・15作目別部会・2産直組織)872人 畜 産 振 興 会 (2畜種別部会)57人 東 大 崎 水 稲 採 種 組 合 37人 古 川 和 牛 改 良 組 合 99人 大豆・麦生産組織連絡協議会 (大豆102組織・麦6組織) 資 オ 産 管 ー 理 ナ 部 ー 会 121人 会 54人 青 年 部 (3専門部会)97人 女 性 部 (12支部)498人 うちフレッシュミズ (4支部)32人 うちエルダーミセス (3支部)33人 に じ 稲 の 穂 会 31人 会 (199組織) 年 金 友 の 会 (12支部)1,096人 青 色 申 告 会 (12支部)828人 5.特定信用事業代理業者の状況 区 分 特定信用事業代理業者 氏名又は名称(商号) 主たる事務所の所在地 農林中央金 庫 東京都千代田区有楽町1-13-2 (平成 28 年 3 月現在) 代理業を営む営業所 又は事業所の所在地 仙台市青葉区上杉 1-2-16 6.地区一覧 (平成 28 年 3 月現在) 大崎市の一部(旧古川市、旧三本木町、旧松山町下伊場野)、美里町の一部(旧小牛田町青生)、 栗原市の一部(旧高清水町小山田) - 74 - 7.店舗等のご案内 【本・支店】 (平成 28 年 3 月現在) ATM(現金自動化 店舗及び事務所名 本 所 在 地 電話番号 機器)設置稼働状況 店 大崎市古川北町三丁目10-36 0229-23-6515 1台 富 永 支 店 大崎市古川富長字山王10 0229-28-2011 1台 中 央 支 店 大崎市古川駅前大通一丁目5-18 0229-23-6521 1台 敷 玉 支 店 大崎市古川石森字宮崎45 0229-22-2207 1台 高 倉 支 店 大崎市古川中沢字中沢屋敷276 0229-52-3311 1台 志 田 支 店 大崎市古川米倉字上屋敷1 0229-22-0532 1台 東 大 崎 支 店 大崎市古川新田字鹿島西112 0229-26-2511 1台 宮 沢 支 店 大崎市古川桜ノ目字下り松6-10 0229-28-1121 1台 清 滝 支 店 大崎市古川清水沢字田中1 0229-29-2211 1台 長 岡 支 店 大崎市古川荒谷字小道 28 0229-28-1111 1台 西 古 川 支 店 大崎市古川新堀字城野 12 0229-26-2266 1台 三 本 木 支 店 大崎市三本木字善並田 145 0229-52-2211 1台 伊 場 野 支 店 大崎市松山下伊場野字大柳 31 0229-55-2211 1台 【営農センター】 (平成 28 年 3 月現在) 店舗及び事務所名 所 在 地 電話番号 南部営農センター 大崎市古川飯川字大隅151 0229-26-2345 北部営農センター 大崎市古川荒谷字小道 28 0229-28-5501 - 75 - ATM(現金自動化 機器)設置稼働状況 1台
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