* 2012 年 9 月改訂(第 2 版) 日本標準商品分類番号 877440 2010 年 3 月作成(第 1 版) この添付文書をよく読んでからご使用下さい。 認証番号 222AFAMX00021000 体外診断用医薬品 抗 SS-A/Ro 抗体キット Premmune 抗 SS-A 抗体 ELISA「コスミック」 全般的な注意 使用目的 1. 本製品は体外診断用医薬品であり、それ以外の目的に使用し 血清中の抗 SS-A/Ro 抗体の検出 ないで下さい。 2. 疾病の診断は、他の関連する検査結果や臨床症状等に基づい 測定原理 て総合的に判断して下さい。 3. 添付文書に記載された使用方法以外の使用については、測定 本品は、ELISA 法による血清中の抗 SS-A/Ro 抗体の検出用キット 値の信頼性を保証致しません。 である。SS-A/Ro 抗原が予め固相化されたウエルに検体血清を入 4. 陰性コントロール、陽性コントロール、標準溶液にはヒト由来成 れ、検体血清中の抗 SS-A/Ro 抗体と反応させる。洗浄後、酵素標 分が含まれており、感染の危険があるので、感染性のあるもの 識抗体液(ペルオキシダーゼ標識抗ヒト IgG ポリクローナル抗体(ウ として取り扱って下さい。 サギ))を加えて抗体と結合させる。洗浄後、基質液により発色させ、 5. 操作上で機器を使用する際は、機器の添付文書または取扱説 吸光度を測定することにより検体血清中の抗 SS-A/Ro 抗体を検出 明書をよく読んでから使用して下さい。 キットの構成 No. 1 2 3 4 する。 * 操作上の注意 構成試薬 1. 検体 96 テスト用 ① 検体は、血清を用いること。 96 ウエル×1 包 固相化ウエル : STRIPS (8 ウエル×12 ストリップ) [SS-A/Ro 抗原固相] 標準溶液 : CAL2 ② 検体は、分離後直ちに冷蔵保存(2~8℃)すること。分離後すぐ に測定しない場合は凍結保存(-20℃以下)すること。 2mL×1 本 (20RU/mL) ③ 冷蔵または冷凍保存されていた検体は、室内温度(17~28℃) 陽性コントロール : POS CONTROL に戻してから使用すること。 2mL×1 本 陰性コントロール : NEG CONTROL ④ 検体の凍結融解の繰り返しは避けること。 2mL×1 本 ⑤ 高脂血清、溶血血清および血漿の使用は避けることが望まし ※ 酵素標識抗体液 : CONJUGATE 5 い。 12mL×1 本 [ペルオキシダーゼ標識抗ヒト IgG ポリクローナル抗体(ウサギ)含有] 2. 妨害物質の影響 1) ※ 6 検体希釈液 : SAMPLE BUFFER 7 濃縮洗浄液 : WASH BUFFER 10x※ 8 9 基質液 : SUBSTRATE※ [テトラメチルベンチジン含有] 停止液 : STOP SOLUTION※ 100mL×1 本 ヘモグロビンは 1006mg/dL まで、ビリルビン C(抱合型)は 40.0mg/dL まで、ビリルビン F(遊離型)は 37.4mg/dL まで、乳ビ 100mL×1 本 (脂質)はホルマジン濁度 2350 度まで測定値に影響を与えな い。 12mL×1 本 12mL×1 本 ※の構成試薬については、他製品と共通使用できます。 該当製品につきましてはお問い合わせ下さい。 1 用法・用量(操作方法) * 固相化ウエル、試薬を取り出し室内温度(17~28℃)に戻す。 1. 必要な機器類 メスシリンダー、攪拌機、精製水、ピペット(100μL)、チップ、 標準溶液、陰性・陽性コントロール、検体 連続分注器(100μL、300μL)、インキュベーター、 20~25℃ ELISA 用プレートリーダー(450nm) 100μL 30 分間 インキュベ-ション (第 1 インキュベーション) 2. 試薬の調製 洗浄液 ×3 回 ① 固相化ウエル 300μL 除去 少なくとも 30 分間室内温度(17~28℃)に放置し、必要な数だけ 酵素標識抗体液 固相化ウエルを取り出す。 100μL 20~25℃ ② 濃縮洗浄液 30 分間 インキュベ-ション (第 2 インキュベーション) 濃縮洗浄液 10mL につき精製水 90mL を加えて希釈し、洗浄液 とする。結晶が沈殿している場合は、攪拌機等でよく攪拌してか 洗浄液 ×3 回 ら使用すること。希釈後は栓をして 2~8℃で 4 週間保存できる。 300μL 除去 ③ その他の試薬 基質液 調製済みであるので、そのまま穏やかに混和して均一な溶液と し、室内温度に戻して使用する。 3. 検体の準備 100μL 20~25℃ 20 分間 インキュベ-ション 遮光 (第 3 インキュベーション) 停止液 100μL 検体希釈液で血清を 201 倍希釈して使用する。 各ウエルの 450nm の吸光度(O.D.450nm)を測定する。 4. 測定法 ① 検体、陰性コントロール、陽性コントロール及び標準溶液を 100 μL ずつ、各ウエルに分注し、20~25℃で 30 分間インキュベー 測定結果の判定法 ションする。(第 1 インキュベーション) * 1. 判定基準 1) ② 内容液を除去後、洗浄液を 300μL ずつ各ウエルに入れる。洗 陰性:Index 値 30 未満 浄液を除去した後は清潔で乾燥した吸収紙上で軽く叩き、水滴 陽性:Index 値 30 以上 が残らないようにする。 ③ ②の操作を 2 回繰り返す。(合計 3 回) 2. 判定上の注意 ④ 酵素標識抗体液を連続分注器で 100μL ずつ各ウエルに分注 ① 上記の判定基準は参考値であるため、各施設にて基準となる し、20~25℃で 30 分間インキュベーションする。(第 2 インキュベ 数値を設定することが望まれる。 ーション) ② 測定結果に基づく臨床診断は、臨床症状や他の検査結果と合 ⑤ ②、③の操作を繰り返す。 わせて担当医師が総合的に判断すること。 ⑥ 基質液を 100μL ずつ、各ウエルに分注し、遮光し 20~25℃で 20 分間発色させる。(第 3 インキュベーション) ⑦ 基質液を捨てずに、停止液を 100μL ずつ各ウエルに分注する。 この際、基質液を入れた順番と速度にならって分注する。 ⑧ プレート側面を軽く叩くかプレートシェーカーで混合する。 ⑨ ELISA 用プレートリーダーで各ウエルの 450nm の吸光度を測定 する。※反応停止後 120 分以内に測定すること。 ⑩ 各ウエルの吸光度を記録する。 ⑪ 次式から Index 値を求める。 Index 値 =(検体の吸光度)/(標準溶液の吸光度)×30 2 性能 1) * 使用上または取扱い上の注意 1. 感度試験 1. キット内の試薬は正確な反応が得られるように組み合せてある ① 陰性コントロールを測定するとき、その吸光度は 0.100 以下で ので、固相化ウエル、標準溶液、陽性コントロール及び陰性コン ある。 トロールについてはロット番号の異なる試薬を組み合わせて使 Index 値 200 付近の管理血清を測定するとき、その吸光度は 用しないこと。また、同一ロット番号の試薬であっても試薬の注 1.500 以上である。 ぎ足しは行わないこと。 ② 2. 検体は感染の恐れがあるので、取扱いには十分に注意すること。 2. 正確性試験 検体に接触した器具、試薬及び試薬容器等は感染の危険があ ① 陽性管理血清を測定するとき、その既知濃度の±15%以内で るものとし、オートクレーブで 121℃、15 分間、高圧蒸気滅菌処 ある。 理するか、又は 1%の次亜塩素酸ナトリウム溶液を調製して、1 陽性管理血清 3 例を測定するときいずれも陽性となり、陰性コ 時間浸した後、多量の水で洗い流すこと。次亜塩素酸ナトリウ ントロールを測定するとき陰性となる。 ム溶液を多量に廃棄する際、酸性下で有毒の塩素ガスを発生 ② するので、廃液は中和した後に、多量の水で流す等の配慮をす 3. 同時再現性試験 ること。 陽性管理血清を 5 回同時に測定するとき、その C.V.値は 15% 3. 検体、標準溶液等を分注する際、同じチップは使用しないこと。 以下である。 4. 本試薬には、HBs 抗原、HIV 抗体および HCV 抗体が存在しない ことを確認しているが、感染の恐れがあるものとして検体と同様 4. 最小検出感度 に取扱うこと。 本キットの最小検出感度は、Index 値 1.5 である。 5. 試薬が誤って目や口に入った場合には、水で十分に洗い流す 等の応急処置を行い、必要があれば医師の手当て等を受ける 5. 較正用基準物質 こと。 EUROIMMUN 社内標準品 6. 検体、試薬、廃液等が飛散した場合、飛散箇所に 1%の次亜塩 素酸ナトリウム溶液を塗布し、1 時間経過後ふき取りを行うこと。 7. 本試薬は微量(0.1%以下)のアジ化ナトリウムを含んでいる。排水 相関データ 1) 管等に用いられている銅や鉛と反応して爆発性の金属アジドを 本品と比較対照品との相関性試験を 72 検体について行ったところ、 形成する恐れがあるため、多量の水で流す等の配慮をするこ 下記の通りの結果が得られた。 と。 8. キット内の試薬、容器を他の目的に使用しないこと。使用後の 本品 陽性 陰性 比較対照品 ① 陽性 陰性 26 0 0 46 容器は、廃棄物に関する規定に従って、医療廃棄物または産業 廃棄物等、区別して処理すること。余った試薬を廃棄する場合 には、水質汚濁防止法等の規定に従って処理すること。 9. 試薬の開封後は使用期限内でなるべく早く使用し、保存する場 比較対照品①との一致率= 100% 本品 陽性 陰性 合は、蓋を閉めて 2~8℃で保存すること。 比較対照品 ② 陽性 陰性 26 0 1 45 10. 有効期間を過ぎた試薬は使用しないこと。 11. 身体の汚染および感染防止のため、作業室内ではゴム手袋、 専用の実験衣を着用すること。また、口によるピペッティングを 比較対照品②との一致率= 98.6% 行わないこと。 12. 試薬、血清等が誤って体内に入るのを防ぐため、作業室内では 飲食、喫煙等はしないこと。 3 貯蔵方法 2~8℃で保存すること 有効期間 6 ヶ月間 (使用期限については製品包装上面に記載している。) 包装単位 商品コード 包装単位 F671H0G1 96 テスト用 主要文献 1) 社内資料 問い合わせ先 株式会社コスミック コーポレーション 営業部 〒112-0002 東京都文京区小石川 2 丁目 7 番 3 号 電話 03(5802)5971 FAX 03(5802)5974 製造元 EUROIMMUN Medizinische Labordiagnostika AG Seekamp 31, 23560 Lübeck, Germany 製造販売元 株式会社コスミック コーポレーション 〒112-0002 東京都文京区小石川 2 丁目 7 番 3 号 電話 03(5802)5880(代) SSA-96T-S02 4
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