木を知る、使う。近くの山の木で家をつくる。 昔のあたり前を、今もあたり前に。 木の家づくりを実践的に学ぶ講座 木の家に暮らすことは、心身ともに健やかで快 適な生活につながります。また、木の家をつくる ことで日本の山は健全に循環し、CO2 の吸収・定 着や治水、生態系の維持といった環境面にも大き な貢献をします。 一方で、木造住宅は地震や火災に弱く、シロア リの被害も受けやすいのでは、といった疑問を感 じている人も少なくないでしょう。今の時代、住 宅のつくり手も住まい手も、木の家づくりは特殊 で難しいことと考えているのかも知れません。 ほんの4,50年前まで、近くの山の木を使った家 づくりはあたり前のことでした。山から町へと木 が運ばれ加工される各段階で、木を扱う人たちは 昔から伝えられてきた知恵を発揮してきました。 この知恵は、現代でも失われた訳ではありません。 さらに、今の時代の科学技術は、木の長所も短所 も科学的に分析し、経験的な知恵に科学的な裏づ けを与えています。木には生物的、力学的な性質 があります。この性質を理解し理に適った使い方 をすれば、木の家づくりは今でも普通に行うこと ができるのです。 この講座は、木造の仕事に携わる人、これから 携わろうとしている人、そして木の家を建てよう としている人を対象にしています。林業や製材、 木の家の設計、施工の第一線で活躍する専門家が 講師を務め、実務にもとづいて、木の家づくりの ポイントを分かりやすく講義します。 森林国・日本に受け継がれてきた木と付き合う 知恵と、現代の科学技術が融合した今の時代の木 造を、本講座で一緒に学びませんか。 2006近山スクール東京 概要 ◆日時 9月2日~2月24日(全8回/土曜日) *フィールドツアー以外は各回とも13:00~16:30 ◆内容 全8回…6回の講座と2回のフィールドツァー ◆会場 アビリティーガーデン 東京都墨田区江東橋2-19-14tel 03-5624-8010(代 表) 募集要項 受講対象:木造住宅の設計または施工に携わる(あるいは志す)初心者、建築科の 学生、および木造住宅に関心のある一般の方のための講座 定 員:60人(受講登録先着順) 受 講 費:一般の参加は30,000円、学生の参加は15,000円(費用は講座分) フィールドツァーは別料金で1回5,000円(参加者のみ当日払い) 払込方法:受講費は郵便振替で。口座番号 0014-1-425132 近山スクール東京事務局・北島翠(振り込み料はいりません) 申込方法:別紙申込用紙に必要事項を記入の上、FAXかメールでお申込みください。 問合せ先:近山スクール東京実行委員会事務局 〒177-0034 東京都練馬区富士見台3-24-10 tel 03-5971-2309 fax 03-5971-2329 e- mai l mi dor in et@ md.p oi n t.n e. jp 講義日程・内容 【 時間割】 ■(第1講)PM1:00~2:20■(第2講)PM2:30~3:50■( ディスカッション)PM4:00~4:30 ただし■11/4~2/10の(第2講)及び(木構造の要所)はPM2:30~4:30通しで行います。■ フィールドツァーは別途お知らせします。 9/2 (土) (第1講) 循環型社会と木材─都市にもう一つの森林を─ 有馬 孝禮 (第2講) いま、日本の家はどうつくられているか─プレカットV.S.手刻み─ 松村 秀一 ディスカッション 10/7 (土) (第1講) 木造住宅は火災に弱いのか (第2講) 伝統構法ってなに?─現場での取り組み─ ディスカッション 10/21 (土) フィールドツァーin飯能 ─製材・プレカット・防腐防蟻現場見学─ 安井 昇 渡辺 隆 司会 司会 植久 哲男 長谷川 敬 荒川 民雄 大河原 章吉 11/4 (土) (第1講) 泣くな、シロアリ─シロアリの生態と対策─ (第2講) アーキテクトビルダーがめざす家づくり 神谷 忠弘 對馬 英治 木構造の要所(1) 12/2 (土) (第1講) 人にやさしい温熱環境のつくり方ー自然のポテンシャルを生かす建築の造り方ー (第2講) ローテクで快適な家をつくる 宿谷 昌則 安田 滋 木構造の要所(2) 山辺 豊彦 山辺 豊彦 1/20 (第1講) 木を見る、使う─職人の目と技─ (土) (第2講) 里山にくらし木の家をつくる 清水 慶吉 木島 浩 山辺 豊彦 2/10 (第1講) 地域の森林を育てる (土) (第2講) 地域の山と町をつなぐ家づくり 藤生 順朗 大内 栄 山辺 豊彦 2/24 (土) 松野 浩一 丹呉 明恭 フィールドツァーin東洋大学 ─木構造の構造実験見学(大工塾)─ 木構造の要所(3) 木構造の要所(4)
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