IDFホームページ/http://www.fil-idf.org/ファクトシートより IDF文書を仮訳 表示とプロモーション情報の酪農乳業用語 IDFファクトシート2012年9月 酪農乳業用語は、乳・乳製品を直接または間接的に引用または示唆する名前、 名称、記号あるいは絵その他で表した特殊表現のことを意味します。乳・乳製 品の名前や名称、牛のような動物、チャーン、ミルク缶などの絵を含みます。 食品表示の一般原則 コーデックス食品規格委員会によれば、食品は、いかなる点においてもその性質に関 して偽ったり、誤認させたり又は騙すようなやり方、もしくは間違った印象を与える ようなやり方で表示してはいけないとされています。ほかの食品を直接または間接に 引用することで、消費者が当該食品と混同するか、もしくは本来の性質を誤認してし まうような行為も含まれます。 乳および乳製品の規制 乳および乳製品の起源、栄養価、機能性および官能的な特性は、世界中の乳および乳 製品を市場に強く位置付け、また消費者が好ましく受け止める素地を作り出していま す。陳腐な模倣品を生産し市場に投入することは儲かる商いになります。コーデック ス食品規格委員会は1999年、酪農乳業用語のコーデックス一般スタンダード (GSUDT)を採択し、乳および乳製品でない食品に酪農乳業用語を使うことで消費者に 混乱と誤認を与える行為から消費者を守ること、乳および乳製品に対応する用語を正 しく使うこと、および食品貿易の公正な取引を確保することを目指しました。コーデ IDF Factsheet – September 2012 IDFホームページ/http://www.fil-idf.org/ファクトシートより ックス GSUDT は世界的に認知され、世界の多くの国の法規制や政策で実施されていま す。 酪農乳業用語のコーデックス一般スタンダード(GSUDT)の範囲、定義および 適用 酪農乳業用語のコーデックス一般スタンダード(GSUDT)は、加工用および直 接消費用食品に関する表示とプロモーション情報が対象です。同スタンダードは、 「乳」、「乳製品」、「複合乳製品」、「再調整乳製品」、「還元乳製品」および 「酪農乳業用語」を定義し、用語の適用について明確な規則を定めています。また乳 および乳製品(例えば、脱脂乳、カルシウム強化乳など)の成分修飾に関する規則を 説明するとともに、製品の基本的な固有性を変えずに、そのような修飾をすべきとい う点でいくつかの限界があります。例えば、脂肪を含まないバターやたんぱく質を含 まないチーズといった製品にそれぞれバターやチーズの名前をつけて販売する行為は 許されません。 酪農乳業用語のコーデックス一般スタンダード(GSUDT)は、その本質が伝統 的な用法から掛け離れている場合や、その用語が当該の非-乳製品(例えば、 ピーナッツバター、ココナッツミルク、ササゲ豆、ココアバター)がもつ特徴 的な品質を説明することが明らかな場合には、その非-乳製品に酪農乳業用語 を使用することが例外的に認められています。その例外用法は、その非-乳製 品が乳、乳製品または複合乳製品であるというような誤った印象を避けられて いるかどうかにかかっています。 グローバルなデイリーセクターにとって重要な酪農乳業用語のコーデックス一 般スタンダード(GSUDT) 酪農乳業用語のコーデックス一般スタンダード(GSUDT)に規定された明確なルールは 国際的に認められた枠組みを提供します。乳および乳製品の自然で健康的なイメージ を逆手に取り陳腐で栄養的に劣後な模造品を利する行為から乳および乳製品の完全性 IDF Factsheet – September 2012 IDFホームページ/http://www.fil-idf.org/ファクトシートより を守るということです。非-乳製品に対して乳および乳製品を世界の消費者が購入する 際の判断を助けることになります。食品の公正な取引を確保することにも繋がります。 編者注:仮訳の全体は会員頁をご参照ください。仮訳の正確性、完全性、有用性等については いかなる保証をするものではありません。参考資料として扱い、内容に疑義が生じた場合は英 文の原文をご確認ください。 IDF Factsheet – September 2012
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