関西学院大学の傾向と対策

関西学院大学の傾向と対策
1)大問5問空所補充 20~30%、その他は文章正誤(短文)
2)知識重視・・・人物の業績、国家・王朝の特色、重要事件の内容、歴史用語の説明、文化史は人物と
作品の一問一答
3)正誤対策としては、用語集の赤字 level を熟読することが重要、過去問を演習することで関学の正誤
問題に慣れる必要がある
4)一問一答を反対に、解答から問題文を当てる勉強が効果的になる
5)過去に出題された同じ単元が出題されることは稀なので、昨年・一昨年の他学部の問題を演習すると
狙い撃ちできる(完全なるスライド出題
*下記の出題された単元・用語一覧を参考にしてみよう)
6)Level が下がった(新課程のせいであろうか?)
7)貿易・交流関連などの外交の問題(奴隷貿易・三角貿易・モンゴル)
8)長期の出来事の流れを問う問題(イギリス革命・植民地戦争・アメリカ独立戦争・フランス革命)
9)60 分で 50 問は意外に時間が足りない。最後にマークする時間を 10 分残し、50 分で回答するプラン
で本番に臨む。
10)時代が満遍なく出題されるので、Ⅰは古代ギリシア~ローマか古代オリエント・インド・中国世界、
ⅤはWWⅡ前後~戦後史になることが多い
☆下記にある出題単元や歴史用語が狙われる。弱点があれば潰そう!
~出題単元と歴史用語一覧~
2015年
❶古代ギリシア~ローマ文化とローマ法、古代インド王朝史、イタリア戦争~三大宗教戦争、戦後のアジ
ア・アフリカ(中華人民共和国史中心・非同盟主義・インド・韓国大統領)、アフリカ史(スワヒリ・
アフリカ分割・コンゴ動乱・ベニン王国)
❷ユダヤ・キリスト教史、先史と中国史(商鞅・南海9郡・元・アヘン戦争・香港)、パリの歴史(カエ
サル・メロヴィング朝・百年戦争・フランス革命・パリ条約・ド=ゴール)、ウィーン体制の成立~崩
壊(神聖ローマ帝国史・スペイン史・ポーランド史含む)、戦後の核問題と米ソ対立とヨーロッパ統合
(核開発と原発事故・キューバ危機・欧州統合の流れ)
❸モンゴル帝国・インド史・マムルーク朝・オスマン帝国・ティムール朝、ローマ~ビザンツ帝国史とサ
サン朝とキリスト教史、明の皇帝の業績・社会経済・文化・外交(周口店・典礼問題・チャンパ―)、
アメリカ大陸の植民活動とアメリカ史(大航海時代と黒人奴隷と独立戦争~19 世紀の領土拡大)
、WWⅠ
前後と WWⅡと戦後の世界の成立(アルザスとロレーヌ・ロカルノ条約・大西洋憲章・国際連合・ブレン
トン=ウッズ体制)
❹古代ギリシア~ローマ史とオリエント文化(エーゲ文明・アテネとスパルタ・ペルシア戦争・ローマ文
化・ローマ法)
、ロシア建国~ロシア革命とソ連邦(ポーランド分割・東方問題も含む)
、マリン=ロー
ド史(アンコール朝・タイの王朝・鄭和・マラッカ・欧米の東南アジア植民地化)
、17~18 世紀の文化
とフランス革命(科学革命・政治思想・啓蒙思想・経済史・革命の流れと人物史)、世界分割と WWⅠ前
後の同盟と会議と条約・国際連盟・アジアの民族運動と平和思想
2014年
❶エーゲ文明とポリス社会・アッシリアとアケメネス朝・パルティアとササン朝、ルターとイギリスの宗
教改革・印刷の歴史・カール5世・ユグノー戦争、広州の歴史・アヘン戦争~太平天国~日清戦争~義
和団事件~科挙廃止~辛亥革命~二十一カ条要求、中南米の独立とアメリカの外交政策(黒人奴隷・ブ
ラジル・モンロー宣言・カニング外交・ジャクソン・ナポレオン3世・メキシコ革命)、冷戦の成立~
終結(マーシャル=プラン・マッカーシズム・雪どけ・キューバ危機・ベトナム戦争・ニクソン・核軍
縮の流れ・マルタ会談)
❷コンスタンティヌス~クローヴィス~カール大帝~ユスティニアヌス~インノケンティウス3世・フラ
ンク王国の流れ・ビザンツ文化、17~18 世紀のヨーロッパ文化(科学革命・哲学史・音楽家・ホッブズ・
啓蒙思想・啓蒙専制君主・ルソー・ヴェルサイユ宮殿・スウィフト)
、19 世紀のアメリカと中南米の独
立・奴隷解放・日米関係・パン=アメリカ会議、夏王朝~始皇帝までの政治・文化・社会(封建制度・
五覇と七雄・諸子百家・始皇帝の業績)
、帝国主義時代の欧米諸国と植民地化するアジア・アフリカ(ベ
ルリン会議・中国分割・辛亥革命と中華民国・ベンガル分割令・インドネシアとフィリピンの民族運動)
❸ギリシア・ローマ文化の学芸と遺跡・フィレンツェ史・レオナルド=ダ=ヴィンチ・ネーデルラント史・
西欧ルネサンスと天文学、フランス革命~ナポレオン台頭(アンシャン=レジーム・国民議会と立法議
会と国民公会と総裁政府・山岳派・ナポレオンの業績)
、古代インド・諸子百家と道教と仏教・オアシ
ス都市・スリランカ・マラッカ海峡・南北朝時代の文化、イスラーム教の成立と発展と王朝史(ウマイ
ヤ朝・アッバース朝・セルジューク朝・ファーティマ朝・アイユーブ朝・イベリア半島のイスラーム王
朝)、バルカン地域の歴史(コソヴォ関連・オスマン帝国の戦争と領土縮小と条約・ブルガリア史・イ
タリア=ファシズム)
❹古代ギリシアとヘレニズムとローマの文化、17~18 世紀のヨーロッパ(イギリス革命・ルイ 14 世・重
商主義・スペイン継承戦争・フリードリヒ 2 世・啓蒙思想)
、唐の政治と周辺民族(太宗・土地と税制
度・東突厥・新羅・安史の乱・渤海・遼・高麗)、アフリカ史(イスラーム成立・アフリカ進出・エチ
オピア・スワヒリ語圏とダウ船交易・モノモタパ王国・サハラ交易とマリ王国)、世界恐慌(ニューデ
ィール政策)と WWⅡ(イタリアのファシズムとドイツのナチズム)と戦後の世界(ブレトン=ウッズ体
制・ヨーロッパ統合・オイルショック・米ソの軍備拡大)
❺帝政ローマ史とキリスト教の成立・発展(パックス=ロマーナ・ローマ都市・キリスト教迫害・イエス・
ユダヤ教・新約聖書・初期公会議・教父哲学とスコラ哲学)、レコンキスタの終了と大航海時代の始ま
り(イベリア半島史・コロンブス・トルデシリャス条約・アメリカ古代文明・スペインの中南米の植民
地支配)
、第 2 次産業革命と帝国主義時代の欧米諸国の動向(ディズレーリ・第三共和政・アフリカ分
割・3B 政策・カリブ海政策の具体例)
、唐・北宋・南宋と渤海と高麗・雲南省史・北方民族史・杭州史、
社会主義思想と WWⅡと朝鮮戦争・ベトナム戦争・文化大革命と社会主義市場経済・開発独裁・フルシチ
ョフ史・ゴルバチョフ史・マルタ会談
❻十字軍・アナーニ事件・イタリアの中世都市・荘園制度と農民反乱・身分制議会・百年戦争・12 世紀の
騎士道物語・ゴシック様式、産業革命の機械革命・イギリスの植民活動と市民革命と 19 世紀の社会主
義思想と労働問題、マルクスとエンゲルス、1848 年の革命、3つのインターナショナル、戦国の七雄・
秦の歴史・前漢武帝・新・後漢末期~五胡十六国・五経と漢の文化、カージャール朝・オスマン帝国の
領土縮小と条約と内政改革・パン=イスラーム主義・東南アジアの民族運動・ケマル=パシャ、WWⅠと
その直前のバルカン半島・ロシア革命・ドイツ革命・十四カ条の平和原則・ヴェルサイユ条約と 1920
年代の欧米諸国の動向
2013年
❶ローマ史とキリスト教の成立と発展(ポエニ戦争・アレクサンドロス大王・内乱の1世紀・ユダヤ史・
キリスト教の迫害と公認)
、西欧・東欧絶対王政(ルイ 14 世・グスタフ=アドルフ・王権神授説・重商
主義・フリードリヒ2世・ヨーゼフ 2 世・啓蒙思想・ポーランド分割)、東西交流史(東南アジアの王
朝と宗教・モンゴル侵略・タイ王朝史・マラッカ王国・カージャール朝・日中関係史・欧米の東南アジ
ア植民地化)
、ユダヤ迫害史・張作霖・朝鮮総督府・満州国・南京条約・大韓民国臨時政府と李承晩・
沿海州とアイグン条約・ロシア革命とソ連邦、核軍縮の流れ・ソ連邦解体・ベルリンの壁崩壊・89 年の
東欧革命・EU 加盟の流れ・世界の内戦(スリランカ・カンボジア・東ティモール・ルワンダ)・NIES と
アジア通貨危機
❷ビザンツ帝国と文化・イェルサレム王国とアッコン・宗教騎士団・サラディン・イスラーム文化人、フ
ランス革命とナポレオン・19 世紀のイギリス労働問題・化石人類・19 世紀の科学(人物と発見・発明)、
殷~戦国の七雄と秦~武帝~後漢末期~南北朝の文化~隋・唐と新羅、中南米とアフリカの歴史(ブラ
ジル独立・アステカ王国とメキシコ史・キューバ独立・ペルー史・フォークランド紛争・ベルギー独立・
コンゴ動乱)
、ナチスと WWⅡ(ナチス政権奪取の流れ・WWⅠの戦後処理条約・チェコ史・ミュンヘン会
談・スターリン・枢軸国)
❸オリエント世界(アッシリア~アケメネス朝とササン朝・ゾロアスター教・古代エジプト)
、北欧史(ノ
ルマン人・東方植民・ハンザ同盟・タタールのくびき・イヴァン 4 世~ロシア史)
、19 世紀のアメリカ
(南北戦争・金融資本家・フロンティア消滅・移民・中南米・フィリピン・パナマ発見)、唐~清の文
化・変法運動・文学革命・蓄音機と映画とラジオとテレビの発明、WWⅠ~ファシズム台頭(秘密外交・
十四カ条の平和原則・20 年代の国際協調主義とドイツとアメリカと日本・世界恐慌・イタリアのファシ
ズム)
❹古代ギリシア~ヘレニズム世界(ポリスと植民市・アテネ・ペルシア戦争・ペロポネソス戦争・マケド
ニア・ヘレニズム文化人)
、中世文化(アリストテレス・ゴシック様式・修道院・中世の大学・12 世紀
のルネサンス・騎士道物語)
、欧米の植民活動(英蘭の新大陸進出・ルイ 14 世・ユトレヒト条約・七年
戦争・13 植民地・アメリカ独立戦争・19 世紀のアメリカの領土拡大など)、イギリスのアジア進出(侵
略戦争の流れ・カースト制度・インドの民族運動・スエズ運河・カージャール朝とパフレヴィ―朝・パ
レスティナ史)、戦後史(サンフランシスコ会議・ブレトン=ウッズ体制・WWⅡ後の敗戦国・冷戦の成
立・アジアの独立・アジアの代理戦争・ベトナム戦争・中東戦争)
❺フランク王国とローマ=カトリック(ゲルマンとノルマン人の大移動・フランク分裂・封建社会と荘園
と教会・グレゴリウス 7 世)
、絶対王政(ハプスブルク家・カール 5 世・アメリカ植民活動・ポルトガ
ルとオランダの活動・イギリス革命の流れ・オーストリア継承戦争)
、大航海とオセアニアとアフリカ
(マゼラン・オーストラリア・トンガ・ニューギニア・タヒチ・ベーリング・ハワイ・アフリカ探検と
開発)
、中央アジア史(イラン系民族・匈奴・ワールシュタットの戦い・東スラヴとギリシア正教・マ
ムルーク朝・ティムール朝・康熙帝~乾隆帝・19 世紀のロシア・ソ連邦の成立)
、戦後のアジアの独立
(朝鮮戦争・キューバ革命・ベトナム戦争・ネルー・コロンボ会議・周恩来)
❻古代インド世界(インダス文明・アーリヤ人・マウリヤ朝・クシャーナ朝・南インドの王朝・グプタ朝・
インド古典文化・ヴァルダナ朝)
、ルネサンスと宗教改革(ルネサンス・ルターとカルヴァンとイギリ
スの宗教改革・ユグノー戦争・対抗宗教改革)、19 世紀のイタリア・ドイツ・ロシア(サルデーニャ王
国・ナポレオン 3 世・フランクフルト国民議会・普仏戦争・東方問題・ベルリン条約)、清朝末期(日
清戦争・中国分割・大韓帝国・日露戦争・光緒新政・辛亥革命・中華民国初期)、ヨーロッパ統合と経
済地域同盟(EEC・GATT・ドル=ショック・サミット・APEC とメルコスルの加盟国・ASEAN・カナダ史)