特集 すでに人口減少が進行している北陸地方。 経済活動やコミュニティの維持への対応が課題に。 グラフ1:北陸4県の総人口の推移 1990年代から始まっている 北陸地方の人口減少 国立社会保障・人口問題研究所 の推計によると、北陸地方では すでに人口減少が始まっており、 2000年に4県で560万人の人 口 だ っ た も の が、2030年 に は 480万人へと減少し続けるとさ れている。30年間で減少する80 万人とは、現在の福井県一県分に あたる人口だ。それほど人口減少 の度合いは大きい。 (グラフ1) 日 本 全 体 で は2004年 か ら 人 グラフ2:人口増加率の推移(全国と北陸地方) 口減少局面に入ったとされている が、北陸地方はそれよりも早く人 口減少が始まっており、その減少 率は全国平均を大きく上回ってい る。つまり、人口減少のスピード が早く、減り方が大きいというこ とである。 (グラフ2) 県別で見ると、新潟・富山・石 川の3県では、2000年以前に人 口減少が始まっており、現在では グラフ3:北陸4県の人口増加率の推移 4県ともに減少局面に突入。全国 平均よりも大きな減少率で人口が 減り続けると予測されている。 (グ ラフ3) 9
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