適正使用(安全性)に関する参考資料

2008年 8 月改訂
前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤
指定医薬品
処方せん医薬品
注意―医師等の処方せん
により使用すること
〈ナフトピジル錠・ナフトピジル口腔内崩壊錠〉
適正使用(安全性)に関する参考資料
【禁
忌 (次の患者には投与しないこと)】
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
はじめに
フリバス錠 25mg・50mg・75mg、フリバス OD 錠 25mg・50mg・75mg は、ナフトピジルを有
効 成 分 と し て 含 有 す るα 1 受 容 体 遮 断 剤 で す 。 本 剤 は 、 「 前 立 腺 肥大 症 に 伴 う 排 尿 障 害 」
に用いられ、前立腺肥 大症に伴う排尿困難・ 残尿感などの自覚症状 を改善するとともに、
尿流率などの他覚所見も改善します。
本剤は、経口投与後 1~2 時間で最高血中濃度に達し、血中濃度半減期は 15.2 時間(健
常成人にナフトピジル 25mg 単回投与時)と長く、1日1回投与が可能です。また、動物実
験から、主に肝臓で代謝され胆汁中に排泄されると考えられています。
本資料では、本剤の 「禁忌」、「使用上の 注意」に記載している 主な副作用およびご使
用に際しての注意事項 を解説いたしました。 本剤の適正使用の一助 となれば幸甚に存じま
す。
本剤の「効能・効果 」、「用法・用量」、 「禁忌」を含む「使用 上の注意」につきまし
ては、製品添付文書を併せてご参照下さい。
2008 年 8 月
目
次
◆特徴的な副作用と相互作用
… … …… … …… … … …… … …… … ……… … … ……
失 神 、意識 喪 失( 重 大な副 作 用 ) … … …… … …… … … …… … …… … … … … … …
起 立 性 低血 圧 、低 血 圧、め ま い 、ふ ら つき 、立ちく ら み …… … …… … … … … …
相互作用(併用注意) … … … … …… … …… … ……… … … …… … …… … … … … …
1
1
2
4
○利尿剤・降圧剤
○ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤
◆重大な副作用
肝機能障害、黄疸
……… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … ……… … … …
…… …… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … … … … …
6
6
(「失神、意識喪失」は 1 ページをご参照下さい。)
◆その他の副作用
過敏症
…… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … ……… … … …
…… … …… … …… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … ……… …
7
7
○発疹、蕁麻疹、そう痒感
精神神経系
… … … ……… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … ……… …
8
○耳鳴、倦怠感
○頭痛・頭重
○眠気
○振戦
○しびれ感
○味覚異常
循環器
…… … …… … …… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … ……… …
11
○ほてり
○動悸、不整脈
消化器
…… … …… … …… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … ……… …
13
○胃部不快感、腹痛、下痢、便秘、口渇、嘔気、嘔吐、膨満感
血
液
…… … …… … …… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … ……… …
14
○血小板数減少
眼
… … … …… … …… … …… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … …
15
○ 術 中 虹 彩 緊 張 低 下 症 候 群 ( IFIS)
○霧視
○色視症
その他
…… … …… … …… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … ……… …
17
○浮腫、眼瞼浮腫
○鼻閉
○尿失禁
○悪寒、肩こり
○女性化乳房
○胸痛
◆慎重投与
20
20
20
21
◆その他
21
21
22
… …… …… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … ……… … … …
高齢者への投与 … ……… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … ……… …
肝機能障害のある患者への投与 …… … …… … ……… … … …… … …… … ……… …
重篤な心疾患のある患者、重篤な脳血管障害のある患者への投与 … …… … …… … …
… …… … …… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … ……… … … …
口腔内崩壊錠服用時の注意 … … … … …… … …… …… … … …… … …… … ……… …
その他の注意 … … … …… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … ……… …
○急性熱性多発性関節炎
○乳腺腫瘍
◆副作用発現状況
…… … … …… … …… … ……… … … …… … …… … ……… … … …
副作用発現状況一覧(再審査申請時) … …… … …… … … …… … …… … … … … … …
使用成績調査における副作用の発現状況(参考) …… … … …… … …… … … … … …
23
23
27
フリバス
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2008 年 8 月 版
◆特徴的な副作用と相互作用
失神、意識喪失(重大な副作用)
[発現時期]
多くは投与 1~3 週目の早期に発現しています。
なお、それ以外の時期にも発現する可能性があり、投与数ヵ月後の発現例
もあります。
[発現機序]
α 1 受容体遮断作用に基づく降圧作用あるいは起立性低血圧に伴い、一過性
の意識喪失などが発現することが考えられます。
[対
策]
投与に際して、失神、意識喪失などの異常がみられた場合には、投与を中止してく
ださい。安静、足高仰臥位をとらせ、回復が十分でない場合には、必要に応じて血
漿増量剤、昇圧剤等の投与を行うなど、適切な処置を行って下さい。
特に、高齢者や併用注意に該当する薬剤を併用している場合には、失神、意識喪失
などの発現に注意し、低用量から開始するなど投与量の決定に際してご配慮下さい。
<症例の概要>
性・
年齢
男
80 代
患者
使用理由
(合併症)
前立腺肥大
症
(C型肝炎、
白内障)
副作用
1 日投与量
投与期間
50mg
99 日間
経過及び処置
失神発作
投与開始日
投与 31 日目
投与 32 日目
投与 33 日目
投与 99 日目
(投与中止日)
中止 1 日後
中止 11 日後
併用薬:なし
本剤(50mg×1 回)の投与開始。
自宅でトイレに行こうと歩き始めたところ、
急に失神し転倒。転倒後直ちに意識は回復。
歩行時に2回立て続けに失神し転倒。転倒後
直ぐに意識は回復し、呼名に応じた。
近医受診。頭部CT検査を受けたが、異常な
し。
19 時 20 分頃入浴。20 時 30 分頃湯船から顔を
出して失神しているところを妻が発見。救急
隊員に湯船から引き上げられ、救急搬送。体
を横にしたところ意識は回復。
起立性低血圧による失神と診断し、内科入院。
入 院 時 に 施 行 し た 頭 部 C T に て 、 midline
shift を伴う左硬膜下血腫が認められた。
本剤投与中止。
朝 3 時 30 分に意識レベルの急な低下が出現し
たため、脳外科にて緊急手術施行。
軽快、退院。
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
起立性低血圧、低血圧、めまい、ふらつき、立ちくらみ
[発現時期]
多くは投与 1~2 週目の早期に発現しています。
なお、それ以外の時期にも発現する可能性があり、投与 1 年以降の発現例
もあります。
[発現機序]
一般的にα 1 受容体遮断剤投与時には、起立時における適切な静脈の収縮が
α 1 受容体遮断作用により阻害されて静脈血灌流量が減少するため、起立性
低血圧があらわれることがあります。
また、α 1 受容体遮断作用に基づく降圧作用あるいは起立性低血圧により、
めまい、ふらつき、立ちくらみなどが発現することが考えられます。
[対
策]
本剤服用中は、体位変換による血圧変化に注意して下さい。
めまい、ふらつき、立ちくらみなどの症状がみられた場合には、本剤を継続
中に回復する例もみられますが、程度に応じて本剤の減量又は中止などを考
慮して下さい。
なお、本剤の投与初期又は用量の急増時等に、起立性低血圧に基づくめまい、
立ちくらみ等があらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険
を伴う作業に従事する人には、特に注意が必要です。
<症例の概要>
性・
年齢
男
80 代
患者
使用理由
(合併症)
前立腺肥大
症に伴う排
尿障害
副作用
1 日投与量
投与期間
50mg
8 日間
経過及び処置
めまい、ふらつき
投与開始日 本剤(50mg×1 回、朝)の投与開始。
投与 4 日目 軽度のめまいを認めるもそのまま服用。夕方よ
りふらつきも併発する。
投与 5 日目 内科受診。異常なしの診断。
投与 8 日目 本剤投与中止。
検査
投与
中止
(投与中止日)
投与前
項目
8 日目 3 日目
中止 2 日後 症状は寛解。
血圧
144/80 110/70 130/70
中止 3 日後 症状は消失。
(mmHg)
併用薬:オオウメガサソウエキス・ハコヤナギエキス配合剤
男
前立腺肥大 25mg
めまい
70 代
症
60 日間
前治療薬(α1受容体遮断剤)使用時に、めまいが
投与前
検査項目
投与4 日目 投与4 日目
(仰臥位) (立位)
血圧(mmHg)
併用薬:なし
146/72
104/54
発現。
投与開始日 本剤(25mg×1 回、夕)の投与開始。
投与 4 日目 めまいが発現。夕食後に本剤を服用すると、翌
日の朝や昼にめまいが発現する。
投与 60 日目 本剤投与中止。
(投与中止日)
中止 7 日後 軽快。
フリバス
[参
考]
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
本剤の使用成績調査(14,381 例)において、浮動性めまい * 1 122 例(0.85%)、
体位性めまい * 2 59 例(0.41%)、低血圧 25 例(0.17%)、起立性低血圧 1
例(0.01%)がみられました。発現時期は投与 1~15 日目が多く、また、重
篤度は「非重篤」、転帰は「回復」または「軽快」の例が多くみられまし
た。
なお、本剤の臨床試験において、血圧の変動について検討した結果、本剤の
投与はプラセボ投与も含めて、高血圧を合併した患者では収縮期並びに拡
張期においてほぼ有意な下降を示しましたが、高血圧を合併していない患
者ではいずれにおいても有意な血圧変動を示しませんでした
1)
。
<起立性低血圧等の発現時期・重篤度・転帰一覧:使用成績調査>
発現時期(投与開始後日数)
副作用の種類
1
日
|
15
日
16
日
|
30
日
31
日
|
60
日
61 91 121
日 日 日
| | |
90 120 150
日 日 日
浮動性めまい * 1
57
13
26
8
9
2
*2
24
9
11
4
6
1
9
4
6
1
3
1
体位性めまい
低血圧
起立性低血圧
重篤度
151 181
日 日
不
| |
明
180
日
2
1
1
*1 浮動性めまい:めまい、ふらつき、ふらふら感等
*2 体位性めまい:立ちくらみ等
*3 副作用の治療のための入院を要した症例(転帰:回復)
1) 山口脩他:基礎と臨床,31(3):1315,1997
1)
>
非
重
篤
不
明
1 * 3 120
5
1
<参考:臨床試験における血圧変動に関する検討結果
重
篤
3
副作用の転帰
死
亡
軽
快
回
復
不
明
1
15
98
8
1
8
45
5
25
4
20
1
1
1
59
1
未
回
復
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
相互作用(併用注意)
○利尿剤・降圧剤
[発現機序]
本剤にはα 1 受容体遮断作用に基づく降圧作用があるため、降圧剤又は利尿
剤との併用により、降圧作用が増強するおそれがあります。
[対
策]
本剤投与開始時に降圧剤投与の有無について問診を行って下さい。降圧剤
が投与されている場合には血圧変化に注意し、血圧低下がみられたときに
は、本剤を減量又は中止するなど適切な処置を行って下さい。
[参
考]
本剤の承認時迄の調査(611 例)において、降圧剤併用例の副作用発現率
(4 例/24 例、16.67%)は、併用しなかった症例の副作用発現率(23 例/587
例、3.92%)に比べ高値を示しました。なお、降圧剤併用にてみられた副
作用は耳鳴2例、めまい1例、便秘1例でした。
一方、本剤の使用成績調査(14,381 例)においては、降圧剤および利尿剤
併用例でのめまい、ふらつき等の起立性低血圧が疑われる副作用の発現率
は、非併用例に比べて差はみられませんでした。
<降圧剤併用・非併用例での副作用発現率:承認時迄の調査>
降圧剤併用
あり
なし
計
副作用
あり
4 (16.67%)
23 ( 3.92%)
27 ( 4.42%)
χ 2 検定
計
なし
20
564
584
24
587
611
P<0.05
<降圧剤併用での副作用発現例(症例紹介):承認時迄の調査>
性・
年齢
男
70 代
使用理由
(合併症)
前立腺肥大症
(高血圧症)
(軽度心疾患)
男
60 代
前立腺肥大症
(高血圧症)
副作用
めまい
耳鳴
血圧
変動
110/70
↓
96/60
140/72
↓
124/68
発現迄
併用薬
の投与
25mg トリクロルメチアジド *
7日
ジルチアゼム塩酸塩 *
ロキサチジンアセタート塩酸塩
ジソピラミド
ジアゼパム
25mg ニフェジピン *
3日
本剤
処置
中止
中止
転帰
回復
回復
*降圧剤
<降圧剤・利尿剤の併用・非併用例での副作用発現率:使用成績調査>
降圧剤併用
利尿剤併用
あり
なし
あり
なし
症例数
副作用発現
症例数(%)
2189
12188
243
14134
66(3.02%)
332(2.72%)
10(4.12%)
388(2.75%)
起立性低血圧が疑わ
れる副作用 *
発現症例数(%)
31(1.42%)
152(1.25%)
6(2.47%)
177(1.25%)
*めまい、ふらつき、立ちくらみ、低血圧、起立性低血圧等
因果
関係
関連
あり
関連
あり
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
○ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤
[発現機序]
シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物等のホスホジエス
テラーゼ5阻害剤は、血管拡張作用による降圧作用を有する薬剤です。本剤
にはα 1 受容体遮断作用に基づく降圧作用があり、併用により降圧作用が増
強し、めまい、ふらつき、低血圧、起立性低血圧などが発現するおそれがあ
ります。
[対
策]
併用に際しては、めまい、低血圧等の発現に注意しながら慎重に投与して
下さい。また、これらの症状が発現した場合には、本剤の減量、中止など
の適切な処置を行って下さい。
[参
考]
本剤とシルデナフィルクエン酸塩との併用時にふらつき、低血圧が認めら
れた症例があります(「症例の概要」をご参照下さい)。
また、本剤での報告はありませんが、バルデナフィル塩酸塩水和物と他の
α遮断剤との併用により、低血圧あるいは起立性低血圧があらわれたとの
報告があります。
なお、本剤の使用成績調査(14,381 例)において、シルデナフィルクエン
酸塩併用例 7 例に副作用はみられませんでした。また、その他のホスホジ
エステラーゼ5阻害剤の併用例はありませんでした。
<症例の概要>
性・
年齢
男
60 代
患者
使用理由
(合併症)
前立腺肥大
症に伴う排
尿障害
副作用
1 日投与量
投与期間
50mg
継続
経過及び処置
ふらつき、低血圧
投与開始日
投与 21 日目
投与 235 日目
投与 247 日目
検査項目
投与
7 日前
投与
182 日目
投与
235 日目
血圧 (mmHg)
122/86
132/74
102/68
本剤(25mg×2 回、朝・就寝前)の投与開始。
シルデナフィルクエン酸塩 75mg/週 1 回の投与
開始。
朝、起床後ふらつきが数日続いたが、血圧低下が
見られたので、アメジニウムメチル硫酸塩を投与。
ふらつきは消退し、血圧も正常に戻る。
その後ふらつきは現れず、数日に 1 回シルデナフ
ィ ル ク エ ン 酸 塩 を用いているが症状の発現はな
い。
併用薬:シルデナフィルクエン酸塩、アリルエストレノール
フリバス
◆重大な副作用
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
★「失神、意識喪失」については、1ページをご覧下さい。
肝機能障害、黄疸
[発現時期]
多くは投与 1 週目~4 ヵ月目、特に投与 1~2 ヵ月目に発現しています。
なお、それ以外の時期にも発現する可能性があり、投与 1 年以降の発現例
もあります。
[症
状]
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP 等の上昇がみられます。また、全身倦怠感、
食欲不振等の随伴症状がみられた症例があります。
[発現機序]
発現機序は不明です。
[対
本剤投与中は観察を十分に行い、肝機能障害や黄疸があらわれた場合には、
策]
症状に応じて、本剤の投与中止、肝庇護剤投与等の適切な処置を行ってくだ
さい。
<症例の概要>
患者
性・
使用理由
年齢
(合併症)
男
前立腺肥
60 代
大症
(残 尿 、 尿
路結石疑
い、糖尿
病、脂肪
肝)
副作用
1 日投与量
投与期間
25mg
75 日間
経過及び処置
肝臓機能障害
投与開始日
投与 5 日目
投与 28 日目
投与 43 日目
投与 75 日目
(投与中止日)
中止 4 日後
中止 21 日後
中止 29 日後
検査項目
AST(GOT)(U/L)
血尿と左背部痛、排尿困難を主訴に初診し、尿路
結石と前立腺肥大症の診断で、本剤、ウラジロガ
シエキス、フロプロピオンの投与開始。
IVP
( 静脈性腎盂造影)で明らかな尿路結石が無く、
重度な前立腺肥大症を認めたので本剤の投与継続。
肝臓機能障害発現。
残尿が多いため、ジスチグミン臭化物の処方を追
加。
全身倦怠感があり、他院を受診し、肝機能障害を
指摘され緊急入院となった。本剤投与中止。
DLST 試験で本剤陰性。
GPT が 60U/L 位となり、改善を認めたので退院。
回復。
投与
75 日目
投与
投与
投与
99 日前 43 日前 28 日目 (投与
中止日)
19
25
中止
中止
1 日後 2 日後
31
425
225
78
中止
中止
中止
中止
中止
7 日後 10 日後 14 日後 21 日後 29 日後
28
22
19
21
24
ALT(GPT)(U/L)
25
32
40
473
377
250
112
68
39
63
36
ALP(U/L)
222
202
200
-
614
-
413
383
278
290
272
LDH(U/L)
366
337
350
854
499
308
264
268
240
263
384
γ -GTP(U/L)
16
55
14
-
303
-
171
148
95
161
86
LAP(U/L)
56
69
54
-
198
-
125
116
86
122
89
T-Bil(mg/dL)
0.9
0.9
0.8
4.7
3.7
1.1
0.8
0.7
0.7
0.6
0.8
D-Bil(mg/dL)
0.3
0.3
0.2
3.3
2.6
0.6
0.4
0.4
0.3
0.3
0.3
CRP(mg/dL)
-
-
-
1.5
1.8
1.1
0.2
-
0.1
0.1
-
WBC(/μ L)
-
-
-
7800
4900
5600
5000
5900
5400
5500
-
好酸球(%)
-
-
-
-
1
-
3
4
2
4
-
併用薬:ジスチグミン臭化物、ウラジロガシエキス、フロプロピオン
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
◆その他の副作用
過敏症
○発疹、蕁麻疹、そう痒感
[発現時期]
多くは投与 1~2 週目の早期に発現しています。
なお、それ以外の時期にも発現する可能性があり、投与半年以降の発現例も
あります。
[症
状]
発疹、蕁麻疹、湿疹、紅斑、そう痒感などがみられます。発現部位は、手、
足、腹部、顔面、全身など様々です。
[対
策]
症状が発現した場合には、投与を中止し、治療薬(抗ヒスタミン剤、抗アレ
ルギー剤等)の投与などの適切な処置を行って下さい。
また、ナフトピジルによる過敏症の既往を有する患者に対しては、過敏症を
起こす可能性が大きいことから投与禁忌となります。
<症例の概要>
性・
年齢
男
50 代
患者
副作用
1 日投与量
使用理由
投与期間
経過及び処置
(合併症)
前 立 腺 肥 大 25mg
薬疹(全身)
症 に 伴 う 排 4 日間
投与開始前
前立腺肥大症と診断。
尿障害
投与開始日
本剤投与開始。
投与 2 日目
ほ ぼ全身 (顔、 腹部、上 腕部、 大腿部 )に薬
疹出現。
投与 4 日目
本剤投与中止。肝庇護剤投与。
(投与中止日)
中止 11 日後
薬疹は消退し、軽快。
併用薬:なし
検査項目
投与 4 日目
中止 11 日後
AST(GOT) (U/L)
25
24
ALT(GPT) (U/L)
LDH (U/L)
γ-GTP(U/L)
WBC ( /μL)
32*
133
88*
6800
26
140
-
5600
*:異常値
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
精神神経系
○ 耳鳴、倦怠感
[発現時期] 多くは投与 1~2 週目の早期に発現しています。
なお、それ以外の時期にも発現する可能性があり、投与 1 年以降の発現例も
あります。
[発現機序]
α1受容体遮断作用に基づく降圧作用あるいは起立性低血圧により発現す
ることが考えられます。
[対
策]
本剤継続中に回復している例もありますが、程度に応じて本剤の減量、中止
などを考慮して下さい。
<症例の概要>
性・
年齢
男
70 代
患者
1 日投与量
使用理由
投与期間
(合併症)
前 立 腺 肥 大 50mg
症 に 伴 う 排 64 日間
尿障害
(アレルギー
性鼻炎)
副作用
経過及び処置
耳鳴、めまい、頭痛
投与開始日
本剤(50mg×1 回、朝)の投与開始。
投与 50 日目
軽微な耳鳴とめまいが発現。
投与 65 日目
軽微な頭痛が発現。本剤投与中止。
(投与中止日)
中止 15 日後
耳鳴、めまいはなし。頭痛は軽い。
中止 28 日後
頭痛もなくなる。回復。
併用薬: オオウメガサソウエキス・ハコヤナギエキス配合剤
男
前 立 腺 肥 大 50mg
倦怠感
70 代
症 に 伴 う 排 14 日間
投与開始日
本剤(50mg×1 回、朝)の投与開始。
尿障害
↓
投与 15 日目
本剤増量(75mg×1 回、朝)。
75mg
不
明
増量後、倦怠感が発現。
41 日間
投与 56 日目
本剤減量(50mg×1 回、朝)。
↓
投与 92 日目
本剤減量後、倦怠感は回復。
50mg
継続
併用薬: なし
フリバス
○ 頭痛・頭重
[発現時期]
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
多くは投与 1~2 週目の早期に発現しています。
なお、それ以外の時期にも発現する可能性があり、投与半年以降の発現例も
あります。
[発現機序]
α 1 受容体遮断作用に基づく血管拡張により発現することが 考えられます 。
[対
本剤継続中に回復している例もありますが、程度に応じて本剤の減量、中止
策]
などを考慮して下さい。
<症例の概要>
性・
年齢
男
60 代
患者
使用理由
(合併症)
前立腺肥大
症に伴う排
尿障害
副作用
1 日投与量
投与期間
25mg
28 日間
↓
50mg
28 日間
↓
25mg
継続
経過及び処置
頭痛
投与開始日
投与 29 日目
投与 57 日目
本剤(25mg×1 回、朝)の投与開始。
本剤増量(50mg×1 回、朝)。
頭痛が発現。
本剤を減量(25mg×1 回、朝)し、症状回復。
併用薬:なし
○ 眠気
[発現時期]
多くは投与 1~2 週目の早期に発現しています。
なお、それ以外の時期にも発現する可能性があり、投与半年以降の発現例も
あります。
[発現機序]
α 1 受容体遮断作用に基づく降圧作用により発現することが 考えられます 。
[対
本剤継続中に回復している例もありますが、程度に応じて本剤の減量、中止
策]
などを考慮して下さい。
<症例の概要>
性・
年齢
男
60 代
患者
使用理由
(合併症)
前立腺肥大
症に伴う排
尿障害
副作用
1 日投与量
投与期間
50mg
2 日間
経過及び処置
眠気、ふらつき
投与開始日
投与 2 日目
投与 3 日目
(投与中止日)
併用薬: なし
本剤(50mg×1 回、朝)の投与開始。服用後
に眠気、ふらつきが発現。
服用後に眠気、ふらつきが発現。
本剤投与中止。回復。
フリバス
○ 振戦
[発現時期]
投与 2 週目~3 ヵ月目に発現しています。
[発現機序]
発現機序は不明です。
[対
本剤の減量、中止などを考慮して下さい。
策]
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
<症例の概要>
性・
年齢
男
60 代
患者
使用理由
(合併症)
前立腺肥大
症に伴う排
尿障害
副作用
1 日投与量
投与期間
50mg
43 日間
経過及び処置
両手のふるえ
投与開始日
投与 1 ヵ月目頃
投与 43 日目
(投与中止日)
中止 7 日後
本剤(50mg×1 回、朝)の投与開始。
両手のふるえを自覚。
本剤投与中止。
回復。
併用薬:なし
○ しびれ感
[発現時期]
多くは投与 1~2 週目の早期に発現しています。
なお、それ以外の時期にも発現する可能性があり、投与 2~3 ヵ月目の発現例
もあります。
[発現機序]
発現機序は不明です。
[対
本剤の減量、中止などを考慮して下さい。
策]
<症例の概要>
性・
年齢
男
60 代
患者
使用理由
(合併症)
前立腺肥大
症に伴う排
尿障害
(前立腺炎)
併用薬:八味地黄丸
副作用
1 日投与量
投与期間
25mg
29 日間
経過及び処置
左手しびれ感、ふらつき感
投与開始日
投与 2 週目頃
投与 29 日目
(投与中止日)
中止 14 日後
本剤(25mg×1 回)の投与開始。
左手しびれ感、ふらつき感出現。
本剤投与中止。
症状改善。回復。
フリバス
○ 味覚異常
[発現時期]
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
投与 1~2 週目に発現した例もあれば、半年以上経過した後に発現した例も
あります。
[発現機序]
発現機序は不明です。
[対
本剤の減量又は中止、治療薬(亜鉛剤等)の投与などを考慮して下さい。
策]
<症例の概要>
性・
年齢
男
70 代
患者
使用理由
(合併症)
前立腺肥大
症
副作用
1 日投与量
投与期間
50mg
496 日間
経過及び処置
味覚異常
投与開始日
投与 2 週後頃
投与 350 日目
投与 496 日目
(投与中止日)
中止 21 日後
本剤(50mg×1 回)の投与開始。
味 覚 が 少し 苦く 感 じるの を 自 覚し てい た が、
排 尿 状 態の 改善 は 良く、 医 師 に報 告し な かっ
た。
少し甘いものが苦く感じることを医師に報
告。軽微であり、患者本人も本剤継続を希望。
味覚異常が続くため、本剤投与中止。
回復。
併用薬:なし
循環器
○ ほてり
[発現時期]
多くは投与 1 週目の早期に発現しています。
なお、それ以外の時期にも発現する可能性があり、投与 1 年以降の発現例
もあります。
[発現機序]
α 1 受容体遮断作用に基づく、血管拡張により発現することが考えられます。
[対
本剤継続中に回復している例もありますが、程度に応じて本剤の減量、中止
策]
などを考慮して下さい。
<症例の概要>
患者
性・
使用理由
年齢
(合併症)
男
前立腺肥大
50 代
症に伴う排
尿障害
(本態性高
血圧症、心
筋梗塞)
副作用
1 日投与量
投与期間
50mg
42 日間
経過及び処置
のぼせ感、ふらつき
投与開始日
本剤(50mg×1 回、朝)の投与開始。
投与 28 日目
のぼせ感、ふらつきが発現。
投与 42 日目
本剤投与中止。
(投与中止日)
中止 14 日後
回復。
併用薬:ジルチアゼム塩酸塩、硝酸イソソルビド、カルベジロール、ロフラゼプ酸エチル
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
○ 動悸、不整脈
[発現時期] 動悸の多くは投与 1~2 週目の早期に発現しています。なお、それ以外の時
期にも発現する可能性があり、投与 1 年以降の発現例もあります。
不整脈は、投与 1 週目に発現した例もあれば、半年以上経過した後に発現
した例もあります。
[発現機序]
動悸や頻脈は、α 1 受容体遮断作用に基づく降圧作用による圧受容体反射の
結果、心拍数や心拍出量が軽度に増加したために発現することが考えられま
す。不整脈の発現機序は不明です。
[対
策]
動悸が発現した場合には、本剤の減量、中止などを考慮して下さい。
また、不整脈が発現した場合には、本剤の中止、治療薬(ジギタリス強心配
糖体、ビルジカイニド塩酸塩等)の投与などを考慮して下さい。
<症例の概要>
患者
性・
使用理由
年齢
(合併症)
男
前立腺肥大
70 代
症
(高血圧症、
高 尿 酸 血
症、C型肝
炎)
副作用
1 日投与量
投与期間
25mg
27 日間
経過及び処置
不整脈(心房細動)
投与開始日
投与 12 日目
本剤(25mg×1 回)の投与開始。
朝、胸部不快感を認めたため受診、心電図施
行。不整脈(心房細動)を確認。
ジゴキシン(0.25mg)投与により、次第に症状
軽減。
夕刻、ジゴキシン(0.25mg)追加投与。
投与 13 日目
症状は消失し、回復。
以後、ジゴキシンを投与。本剤投与継続。
投与 27 日目
本剤投与中止。ジゴキシン投与中止。
(投与中止日) 以後は特に異常を認めず。
併用薬:アムロジピンベシル酸塩、アロプリノール
男
前立腺肥大 25mg
動悸
60 代
症に伴う排 8 日間
投与開始日
本剤(25mg×1 回、朝)の投与開始。
尿障害
↓
投与 9 日目
本剤増量(50mg×1 回、朝)。
(本態性高
50mg
不
明
数 日 後 に動 悸が 発 現し、 患 者 自身 の判 断 で中
血圧、脳梗 数日間
止し、軽快。
塞、糖尿病) ↓
投与 22 日目 受 診 時 、特 に異 常 は認め な か った 。動 悸 は回
25mg
復。
継続
投与 23 日目 本剤減量(25mg×1 回、朝)。
その後、動悸の発現なし。
併用薬:なし
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
消化器
○ 胃部不快感、腹痛、下痢、便秘、口渇、嘔気、嘔吐、膨満感
[発現時期] 消化器症状の多くは投与 1~2 週目の早期に発現しています。また、下痢や
便秘では、多くは投与 1 週目~2 ヵ月目に発現しています。
なお、それ以外の時期にも発現する可能性があり、投与 1 年以降の発現例も
あります。
[発現機序]
発現機序は不明です。
[対
消化器症状は、本剤継続中に回復している例もありますが、程度に応じて本
策]
剤の減量又は中止、治療薬(便秘に対して下剤、胃部不快感、腹痛、嘔気等
に対して胃腸薬等)の投与などを考慮して下さい。
<症例の概要>
性・
年齢
男
60 代
患者
1 日投与量
使用理由
投与期間
(合併症)
前 立 腺 肥 大 50mg
胃部不快感
症 に 伴 う 排 継続
投与開始日
尿障害
不
明
投与 14 日目
副作用
経過及び処置
本剤(50mg×1 回、朝)の投与開始。
胃部不快感が発現。
来 院 時 に胃 部不 快 感の訴 え が あり 、ア ズ レン
スルホン酸ナトリウム・L-グルタミンを処方。
投与 28 日目 回復。
併用薬:オオウメガサソウエキス・ハコヤナギエキス配合剤
男
60 代
前 立 腺 肥 大 50mg
症 に 伴 う 排 2 日間
尿障害
嘔気、嘔吐
投与開始日
投与 2 日目
投与 3 日目
(投与中止日)
本剤(25mg×2 回)の投与開始。服用後に嘔
気、嘔吐が発現。
服用後に嘔気、嘔吐が発現。
本剤投与中止により上記症状発現せず回復。
併用薬:なし
男
60 代
前立腺肥大
症に伴う排
尿障害
併用薬:なし
25mg
4 日間
↓
休薬
5 日間
↓
25mg
15 日間
便秘
投与開始日
投与 3 日目
投与 4 日目
(投与中止日)
中止 6 日後
(再投与開始日)
再投与 15 日目
(再投与中止日)
再投与中止 12 日後
本剤(25mg×1 回、朝)の投与開始。
便秘が発現。
本剤休薬。休薬後、便秘は回復。
本剤(25mg×1 回、朝)の再投与開始。
再度便秘が発現したため、本剤投与中止。
回復。
フリバス
血
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
液
○ 血小板数減少
[発現時期] 多くは投与開始から数ヵ月経過後に発現しています。
[症
状]
多くは血小板数の減少のみが発現していますが、血小板数減少(10 万/μL)
に伴って、出血斑がみられた例もあります。
[発現機序]
発現機序は不明です。
なお、抗血小板抗体(PAIgG)が高値で、DLST(薬剤リンパ球刺激試験)
が陽性を示した症例が 1 例ありました。この症例では、免疫性の機序によ
り発現した可能性も考えられます。
[対
策]
本剤の中止などを考慮して下さい。また、必要に応じて、血小板輸血、副
腎皮質ホルモン剤の投与などの適切な処置を行って下さい。
<症例の概要>
性・
年齢
男
70 代
患者
1 日投与量
使用理由
投与期間
(合併症)
前 立 腺 肥 大 50mg
症
89 日間
50mg
56 日間
50mg
66 日間
副作用
経過及び処置
血小板減少
投与開始日
投与 89 日目
投与 107 日目
投与 270 日目
投与 325 日目
投与 331 日目
投与 393 日目
投与 396 日目
(投与中止日)
中止 28 日後
本剤(50mg×1 回)の投与開始。
本剤を休薬(180 日間)。
血小板数 19.4 万/μL。
本剤(50mg×1 回)の投与再開。
本剤を休薬(6 日間)。
本剤(50mg×1 回)の投与再開。
前 立 腺 癌の ス クリ ー ニン グ 目 的に 採 血し た
ところ、血小板減少(8.5 万/μL)を認めた。
特に自覚症状がないため、本剤は継続。
再検したところ、血小板数はさらに減少
(7.4 万/μL)。
本剤投与中止。
回復。
検査項目
投与 107 日目 投与 331 日目 投与 393 日目
PLT(万/μL)
19.4
8.5
7.4
RBC(万/μL)
-
439
464
WBC(/μL)
-
5900
5700
併用薬:なし
中止 28 日後
17.0
437
5700
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
眼
○ 術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)
[発現時期] 投与 13 日目~約 1 年目に、白内障手術が施行された際に発現しています。
[症
状]
術中虹彩緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome;IFIS)
は、白内障等の眼科手術時に発生する虹彩の異変で、①術中の洗浄液流によ
かんとん
る虹彩のうねり、②虹彩の脱出・嵌頓 、③進行性の縮瞳、を三徴とします
[発現機序]
策]
。
IFIS は、白内障等の眼科手術の難易度を上げる原因となります。
発現機序は明確ではありませんが、虹彩の瞳孔散大筋にα 1 遮断薬が作用す
ることによる可能性が考えられます
[対
1,2)
1)
。
IFIS 発現例での術後の経過は良好であり、本剤の投与はその後も継続され
ています。なお、IFIS は手術時に発現する症状であるため、転帰は不明(判
定不能)です。
本剤服用後に患者様が白内障等の眼科手術を受ける際には、手術前に、眼
科医へ本剤を服用したことを伝えるようご指導下さい。
事前に IFIS が起きることを予測し、手術中に適切な処置を行うことにより、
手術時のリスクを回避することができると考えられます。なお、α 1 受容体
遮断剤の術前の休薬による IFIS 発現への影響については、明らかではあり
ません。
<症例の概要>
性・
年齢
男
70 代
患者
使用理由
(合併症)
前立腺肥大
症に伴う排
尿障害
(白内障)
副作用
1 日投与量
投与期間
75mg
継続
経過及び処置
IFIS(術中虹彩緊張低下症候群)
本剤(25mg×3 回)の投与開始。
白内障手術(片眼)施行。
IFIS 発現。
虹彩のうねり(+)、縮瞳(-)
サイドポートへの虹彩の嵌頓(-)
併用薬:トコフェロール酢酸エステル、ネオスチグミン臭化物、ロキソプロフェンナトリウム
水和物、アルジオキサ
○ 霧視
[発現時期]
投 与 開 始 日:
投与 13 日目:
投与 1~2 週目に発現した例もあれば、1 年以上経過した後に発現した例も
あります。
[発現機序]
発現機序は不明です。
[対
本剤の減量、中止などを考慮して下さい。
策]
1) David F.Chang,et al.: J.Cataract Refract.Surg. ,31:664,2005
2) 大鹿哲郎他:第 45 回日本白内障学会・第 21 回日本眼内レンズ屈折手術学会総会,2006 年 6 月
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
<症例の概要>
性・
年齢
男
60 代
患者
使用理由
(合併症)
前立腺肥大
症に伴う排
尿障害
副作用
1 日投与量
投与期間
50mg
43 日間
経過及び処置
目がかすむ、めまい
投与開始日
投与 1 ヵ月目頃
投与 43 日目
(投与中止日)
本剤(50mg×1 回、朝)の投与開始。
めまい、目がかすむような症状出現。
本剤投与中止。
軽快。
併用薬:なし
○ 色視症
[発現時期]
多くは投与 1~2 日目の早期に発現しています。
また、多くは、本剤を夕方服用し、夜中に目覚めた時に症状が発現して、翌
朝の起床時には消失しています。
[症
状]
色視症とは、視野を特定の色のフィルターを通して見ているように感じる
状態で、後天的色覚障害の 1 つです。赤視症、黄視症、緑視症、青視症が
あります。
本剤投与例では、一過性に視界が「黄色に見える」という症状が多く、「赤
色」または「淡褐色に見える」という症状もみられています。
[発現機序]
発現機序は不明です。
[対
本剤を継続中に回復している症例もありますが、程度に応じて、本剤の投
策]
与中止などを考慮して下さい。
<症例の概要>
性・
年齢
男
60 代
患者
使用理由
(合併症)
前立腺肥大
症に伴う排
尿障害
(高血圧症)
副作用
1 日投与量
投与期間
50mg
2日間
経過及び処置
黄視
投与開始日
投与 2 日目
(投与中止日)
中止 1 日後
中止 3 日後
中止 9 日後
中止 11 日後
不明
併用薬:プロピベリン塩酸塩、六君子湯
本剤(50mg×1 回)の投与開始。
本剤投与中止。
前日までの 2 日間、本剤のみ服用すると視界が
黄色になったと薬局へ訴えあり。併用薬のみ服
用している時はそのような症状はなかった。
軽快。
再受診。その後、本剤 25mg を服用したら、視界
が黄色になったとのこと。
眼科を紹介受診。診断名は遠視(両眼)、視力
は 0.6(1.2× +1.25D)(左右とも)であり、眼
位、眼球運動、対光反応に異常を認めなかった。
眼球自体も前眼部、中間透光体、眼底とも特記
すべき異常は認められず、眼科的な問題はみら
れなかった。
回復。
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
その他
○ 浮腫、眼瞼浮腫
[発現時期] 多くは投与 1 週~2 ヵ月目に発現しています。
なお、それ以外の時期にも発現する可能性があり、投与半年以降の発現例も
あります。
[症
状]
[発現機序]
浮腫の発現部位は顔、下肢などです。
α 1 受容体遮断作用に基づく血管拡張により血管透過性が亢進し、体液が貯
留することによると考えられます。
[対
策]
本剤継続中に回復している例もありますが、程度に応じて本剤の減量又は中
止、治療薬(利尿剤等)の投与などを考慮して下さい。
<症例の概要>
性・
年齢
男
70 代
患者
1 日投与量
使用理由
投与期間
(合併症)
前 立 腺 肥 大 25mg
浮腫
症 に 伴 う 排 継続
投与開始日
尿障害
投与 41 日目
投与 55 日目
併用薬:クロルマジノン酢酸エステル、葛根湯
○ 鼻閉
[発現時期]
[発現機序]
副作用
経過及び処置
本剤(25mg×1 回、朝)の投与開始。
ごく軽度の浮腫を下肢に認める。アゾセミド
投与。
速やかに浮腫は消失。
投与 1 週目~10 ヵ月目に発現しています。
α 1 受容体遮断作用に基づく鼻粘膜血管の拡張により、鼻粘膜が肥厚するこ
とによると考えられます。
[対
策]
程度に応じて、本剤の中止などを考慮して下さい。
<症例の概要>
患者
副作用
1 日投与量
性・
使用理由
投与期間
経過及び処置
年齢
(合併症)
男
前 立 腺 肥 大 25mg
鼻閉
80 代
症 に 伴 う 排 3 日間
投与開始日
本剤(25mg×1 回、夕)の投与開始。
尿障害
投与 3 日目
鼻閉が発現。本剤中止にて改善、治療なし。
(本態性高
(投与中止日)
血圧症、狭
中止 13 日後
再来時、特に問題なし。回復。
心症、一過
性 心 房 細
動)
併用薬:硝酸イソソルビド、ジゴキシン、トリクロルメチアジド、ニフェジピン、
総合消化酵素製剤
フリバス
○ 尿失禁
[発現時期]
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
投与 1 ヵ月以内に発現した例もあれば、1 年以上経過した後に発現した例も
あります。
[発現機序]
α 1 受容体遮断作用に基づく尿道弛緩による尿道抵抗の減少により発現する
ことが考えられます。
[対
策]
本剤の中止などを考慮して下さい。
<症例の概要>
性・
年齢
男
70 代
患者
使用理由
(合併症)
前立腺肥大
症に伴う排
尿障害
副作用
1 日投与量
投与期間
25mg
22 日間
↓
50mg
17 日間
経過及び処置
尿失禁
投与開始日
投与 23 日目
投与 39 日目
(投与中止日)
中止 2 日後
初診。中等度の排尿障害。本剤(25mg×1 回、
朝)の投与開始。
症状はやや改善したので、本剤増量(50mg×
1 回、朝)。
朝、本剤投与。尿失禁発現。本剤投与中止。
来院。投与 39 日目に尿失禁が起こったとの訴
え。
尿失禁は回復。
併用薬:なし
○ 悪寒、肩こり
[発現時期] 投与 2~4 週目に発現しています。
[発現機序]
発現機序は不明です。
[対
本剤継続中に回復している例もありますが、程度に応じて本剤の減量、中止
策]
などを考慮して下さい。
<症例の概要>
性・
年齢
男
60 代
患者
1 日投与量
使用理由
投与期間
(合併症)
前 立 腺 肥 大 50mg
症 に 伴 う 排 22 日間
尿障害
(本態性高血
圧症)
併用薬:ニフェジピン
副作用
経過及び処置
右肩のこり
投与開始日
投与 18 日目
投与 22 日目
(投与中止日)
中止 12 日後
本剤(50mg×1 回、夕)の投与開始。
右肩のこりの自覚あり。
他症状はないが本剤中止。
受診時、右肩のこりは消失していた。
フリバス
○ 女性化乳房
[発現時期]
[発現機序]
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
投与 3 週目~1 年以上経過後に発現しています。
発現機序は不明です。発現例のうち、高プロラクチン血症がみられた例もあ
りましたが、血清プロラクチン値が正常だった例もあり、本剤による女性化
乳房の発現とプロラクチンとの関連性も不明です。
[対
策]
本剤の中止などを考慮して下さい。
<症例の概要>
性・
年齢
男
90 代
患者
使用理由
(合併症)
前立腺肥大
症
(高血圧症、
低カリウム
血症、不眠
症、多発性
脳梗塞、下
腿浮腫、心
房細動)
副作用
1 日投与量
投与期間
50mg
55 日間
↓
75mg
85 日間
経過及び処置
女性化乳房
投与開始日
本剤(50mg×1 回)の投与開始。
投与 56 日目
本剤増量(75mg×1 回)。
投与 109 日目頃 左 乳 房 痛 あ る も自 制 内の た め 様 子 を みて い
たが徐々に痛みが増強。
投与 137 日目
左乳頭下に圧痛を伴うソフトな塊を触知。
女 性 化 乳 房 が 疑わ れ たが 念 の た め 胸 部外 科
専門医紹介。
投与 140 日目
紹介先専門医にて、女性化乳房と診断。
(投与中止日)
本剤投与中止。
中止後徐々に痛みは軽快。
中止 64 日後
痛 み は 消 失 。 塊も ご く小 さ い も の を 触知 す
るのみとなった。
軽快。
併用薬:ペリンドプリルエルブミン、L-アスパラギン酸カリウム、クアゼパム、トラセミド、
イフェンプロジル酒石酸塩、ジギトキシン
○ 胸痛
[発現時期]
投与 1 週目に発現した例もあれば、2 ヵ月位経過した後に発現した例もあり
ます。
[発現機序]
発現機序は不明です。
[対
本剤の減量、中止などを考慮して下さい。
策]
<症例の概要>
性・
年齢
男
70 代
患者
1 日投与量
使用理由
投与期間
(合併症)
前 立 腺 肥 大 25mg
症 に 伴 う 排 2日間
尿障害
(狭心症、胃
腫瘍(癌))
副作用
経過及び処置
胸痛
投与開始日
本剤(25mg×1 回、朝)の投与開始。夕方、
胸痛出現。
本剤を朝服薬。夕方、胸痛出現。
本剤投与中止。軽快。
投与 2 日目
投与 3 日目
(投与中止日)
併用薬:チクロピジン塩酸塩、アスピリン・ダイアルミネート、レバミピド、硝酸イソソルビド、塩酸
テモカプリル
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
◆慎重投与
高齢者への投与
本剤は、主として肝臓で未変化体のグルクロン酸抱合等により代謝され、胆汁中に排泄さ
れます。高齢者では肝機能が低下していることが多いため、代謝および排泄が遅延し、高い
血中濃度が持続するおそれがあります。
また、一般に、高齢者では反射機能も全般的に低下するため、圧反射機能の低下によって
起立性低血圧が発生しやすい可能性があります。
高齢者では低用量(例えば 12.5mg/日等)から投与を開始するなど、患者の状態を観察し
ながら慎重に投与してください。
本剤の承認時迄の調査(611 例)において、75 歳以上の高齢者での副作用発現率は 7.5%
(6 例/80 例)で、75 歳未満での 4.0%(21 例/531 例)に比べて高い傾向を示しましたが、有意
差はみられませんでした。75 歳以上の高齢者にみられた副作用は、めまい2件、浮腫2件、
低血圧1件、悪寒1件、好酸球の増多1件、AST(GOT)、ALP(GPT)の上昇1件、Al-P の上昇
1件、尿酸の上昇1件、血清カリウムの上昇1件でした。
また、本剤の使用成績調査(14,381 例)において、65 歳以上の高齢者での副作用発現率
は 2.83%(294 例/10,382 例)で、65 歳未満での 2.60%(104 例/3,998 例)に比べて差はみられ
ませんでした。
肝機能障害のある患者への投与
本剤は、主として肝臓で未変化体のグルクロン酸抱合等により代謝され、胆汁中に排泄さ
れます。肝機能障害のある患者では、代謝および排泄が遅延し、血中濃度が高まるおそれが
あるため、慎重に投与してください。
外国において、肝機能障害患者と健康成人にナフトピジル 50mg を空腹時経口投与したと
き、血漿中未変化体の最高血漿中濃度到達時間(Tmax)には差が認められませんでしたが、
最高血漿中濃度(Cmax)は肝機能障害患者においては健康成人の約 2.1 倍、血漿中濃度曲線
下面積(AUC)は約 4.2 倍に増大しました。また、代謝物の血漿中濃度曲線下面積(AUC)は、
未変化体と同様に肝機能障害患者において健康成人に比べ増大しました
1,2)
。
本剤の承認時迄の調査において、調査症例 611 例中副作用発現症例が 27 例(4.42%)で
あ っ た の に 対 し 、 肝 機 能 障 害 を 合 併 し て い る 患 者 19 例 に お け る 副 作 用 発 現 症 例 は 1 例
(5.26%)でした。
また、本剤の使用成績調査(14,381 例)において、肝機能障害を合併している患者での
副作用発現率は 2.50%(20 例/799 例)で、肝機能障害を合併していない患者での 2.70%
(357 例/13,203 例)に比べて差はみられませんでした。
1) Turner P. and Hang G.:社内資料
2) Otto H.:社内資料
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適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
重篤な心疾患のある患者、重篤な脳血管障害のある患者への投与
本剤にはα 1 受容体遮断作用に基づく降圧作用があるため、循環器系に影響を及ぼすおそ
れがあると考えられます。特に、重篤な心疾患や重篤な脳血管障害のある患者で降圧作用が
生じた場合には影響が大きいと考えられるため、このような患者には慎重に投与して下さい。
本剤の承認時迄の調査(611 例)において、これらの患者に投与した例はありませんでし
た。
本剤の使用成績調査(14,381 例)において、心疾患を合併している患者での副作用発現
率は 3.49%(49 例/1,403 例)で、心疾患を合併していない患者での 2.60%(328 例/12,599 例)
に比べて差はみられませんでした。また、脳血管障害を合併している患者での副作用発現率
は 2.41%(25 例/1,037 例)で、脳血管障害を合併していない患者での 2.72%(352 例/12,965
例)に比べて差はみられませんでした。
◆その他
口腔内崩壊錠服用時の注意
フリバス OD 錠(口腔内崩壊錠)は、舌の上にのせて唾液を浸潤させ、舌で軽くつぶすこ
とにより崩壊するため、水なしで服用できます。また、水で服用することもできます。但し、
口腔内で崩壊しますが、口腔の粘膜からは吸収されることはない
1)
ため、唾液又は水で飲み
込むことが必要です。
また、誤嚥等の事故や、食道滞留による吸収不良等を避けるため、寝たままの状態では、
水なしで服用しないようご指導下さい。
1)佐々木利幸他:社内資料(生物学的同等性試験)
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適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
その他の注意
○急性熱性多発性関節炎
海外において、類似化合物(プラゾシン塩酸塩)の投与後に、腎及びその他の動脈狭窄、
脚部及びその他の動脈瘤等の血管障害のある高血圧患者で、急性熱性多発性関節炎がみられ
たとの報告
1)
があります。
<参考:プラゾシン塩酸塩での報告(症例概要) 1) >
腎及びその他の動脈狭窄、脚部及びその他の動脈瘤等の血管障害のある高血圧患者(32 歳、
男性)に対してプラゾシン塩酸塩 2mg×3/日投与。
10 週後、風邪様症状を訴え入院。40℃の熱あり。プラゾシン中止後体温は正常になったが、
24 時間後右肘と両膝の急性関節炎を起こし、大量の滲出液が右肘に溜まった。入院中白血球
増多及び血漿粘度の上昇がみられた。関節炎はアスピリンにより回復。プラゾシンを再投与
3日後に症状が再発し、右手首に急性関節炎を発症し、中止したところ急速に回復した。こ
の急性熱性多発性関節炎の発症はアレルギー反応によるものと推測された。
○乳腺腫瘍
マウスを用いた 2 年間の癌原性試験において、雌マウスの 300mg/kg/日群で、乳腺腫瘍の
発生頻度(12 例/52 例)が対照群(4 例/52 例)に比べ有意に増加しました
ットの癌原性試験では癌原性は認められませんでした
3)
2)
。しかし、ラ
。
また、雌マウスを用いた 77 週間経口投与試験では、300 及び 1000mg/kg/日群で血清プロ
ラクチンの有意な上昇が認められました
4)
。
in vitro では、プロラクチンはマウス乳癌細胞に対して増殖作用を示しましたが、ヒト
乳癌細胞に対しては増殖作用を示しませんでした。一方、本剤はマウス及びヒト乳癌細胞に
対して増殖作用を示しませんでした
5)
。
なお、臨床試験においては血清プロラクチンの上昇は認められませんでした
6,7)
。
以上のことから、マウスのみに認められた乳腺腫瘍の有意な増加は、血清プロラクチンの
上昇によるものと推察されます。
1) Cairns S.A.,et al.: Br.Med.J .,2:1424,1976
2) Powell L.,et al.:社内資料
3) Hartig F.:社内資料
4) Bleuel H.:社内資料
5) 成瀬契他:社内資料
6) 安田寿一他:臨床医薬,8:895,1992
7) 武田忠直他:臨床医薬,8:123,1992
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
◆副作用発現状況
副作用発現状況一覧(再審査申請時)
ナフトピジル錠(普通錠)において、総症例 22,013 例中、721 例(3.28%)に副作用が認め
られました。その主な副作用は、めまい・ふらつき(浮動性めまい)209 件(0.95%)、立ち
くらみ(体位性めまい)93 件(0.42%)、低血圧(低血圧、血圧低下、起立性低血圧)44 件
(0.20%)、胃部不快感(胃不快感)43 件(0.20%)でした。
<副作用発現状況一覧:ナフトピジル錠(普通錠)再審査申請時>
(その1)
承認時迄の調査
調査症例数①
副作用発現症例数②
副作用発現件数③
副作用発現症例率(②/①×100)
副作用等の種類
感染症および寄生虫症
胃腸炎
合計
611
21,402
22,013
27
694
721
28
835
863
4.42%
3.24%
3.28%
副作用等の種類別発現症例(件数)率(%)
1(0.005)
1(0.005)
1(0.005)
1 (0.005)
良 性 、 悪 性 お よ び 詳 細 不 明 の 新 生 物 (嚢 胞 お よ び
ポ リー プを含 む )
前立腺癌
血液およびリンパ系障害
貧血
免疫系障害
過敏症
代謝および栄養障害
食欲不振
食欲減退
糖尿病
高尿酸血症
低クロール血症
低ナトリウム血症
精神障害
無感情
神経系障害
浮動性めまい
体位性めまい
頭痛
頭部不快感
傾眠
鎮静
振戦
感覚減退
一過性脳虚血発作
脳梗塞
味覚異常
承認時以降の調査
(平成 16 年 12 月 24 日迄)*
3(0.01)
12(1.96)
7 (1.15)
3 (0.49)
2 (0.33)
3(0.01)
3(0.01)
3(0.01)
1(0.005)
1 (0.005)
8(0.04)
2 (0.01)
1 (0.005)
2 (0.01)
2 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
1(0.005)
1 (0.005)
321(1.50)
202 (0.94)
90 (0.42)
24 (0.11)
3 (0.01)
10 (0.05)
1 (0.005)
4 (0.02)
4 (0.02)
1 (0.005)
1 (0.005)
3 (0.01)
3(0.01)
3 (0.01)
3(0.01)
3 (0.01)
1(0.005)
1(0.005)
8(0.04)
2 (0.01)
1 (0.005)
2 (0.01)
2 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
1(0.005)
1 (0.005)
333(1.51)
209 (0.95)
93 (0.42)
26 (0.12)
3 (0.01)
10 (0.05)
1 (0.005)
4 (0.02)
4 (0.02)
1 (0.005)
1 (0.005)
3 (0.01)
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
(その2)
承認時迄の調査
副作用等の種類
眼障害
眼瞼浮腫
眼そう痒症
霧視
眼充血
耳および迷路障害
耳鳴
心臓障害
動悸
頻脈
心房細動
期外収縮
うっ血性心不全
心血管障害
血管障害
低血圧
起立性低血圧
高血圧
潮紅
ほてり
呼吸器、胸郭および縦隔障害
鼻閉
鼻出血
咽頭不快感
胃腸障害
胃不快感
腹部不快感
上腹部痛
腹痛
下腹部痛
便秘
イレウス
腸管閉塞
腹部膨満
消化不良
下痢
軟便
悪心
口の感覚鈍麻
後腹膜線維症
肝胆道系障害
肝機能異常
承認時以降の調査
(平成 16 年 12 月 24 日迄)*
合計
副作用等の種類別発現症例(件数)率(%)
1(0.16)
3(0.01)
4(0.02)
1 (0.16)
1 (0.005)
2 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
2(0.33)
7(0.03)
9(0.04)
2 (0.33)
7 (0.03)
9 (0.04)
21(0.10)
21(0.10)
16 (0.07)
16 (0.07)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1(0.16)
48(0.22)
49(0.22)
1 (0.16)
36 (0.17)
37 (0.17)
6 (0.03)
6 (0.03)
3 (0.01)
3 (0.01)
2 (0.01)
2 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
6(0.03)
6(0.03)
4 (0.02)
4 (0.02)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
5(0.82)
103(0.48)
108(0.49)
2 (0.33)
41 (0.19)
43 (0.20)
2 (0.01)
2 (0.01)
4 (0.02)
4 (0.02)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
2 (0.33)
19 (0.09)
21 (0.10)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
3 (0.01)
3 (0.01)
2 (0.01)
2 (0.01)
1 (0.16)
22 (0.10)
23 (0.10)
1 (0.005)
1 (0.005)
8 (0.04)
8 (0.04)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
5(0.02)
5(0.02)
5 (0.02)
5 (0.02)
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
(その3)
承認時迄の調査
副作用等の種類
皮膚および皮下組織障害
発疹
薬疹
湿疹
中毒性皮疹
多形紅斑
皮膚炎
手皮膚炎
蕁麻疹
全身性蕁麻疹
皮脂欠乏性湿疹
そう痒症
全身性そう痒症
寝汗
筋骨格系および結合組織障害
筋骨格硬直
四肢痛
背部痛
関節痛
関節リウマチ
腎および尿路障害
尿失禁
切迫性尿失禁
頻尿
夜間頻尿
多尿
排尿困難
尿閉
尿道痛
腎不全
腎機能障害
蛋白尿
生殖系および乳房障害
勃起不全
前立腺炎
会陰痛
全身障害および投与局所様態
倦怠感
異常感(気分不良)
異常感(ぼーっとした)
不快感
胸部不快感
無力症
口渇
浮腫
末梢性浮腫
全身性浮腫
悪寒
熱感
承認時以降の調査
(平成 16 年 12 月 24 日迄)*
合計
副作用等の種類別発現症例(件数)率(%)
53(0.25)
53(0.24)
24 (0.11)
24 (0.11)
5 (0.02)
5 (0.02)
2 (0.01)
2 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
5 (0.02)
5 (0.02)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
9 (0.04)
9 (0.04)
1 (0.005)
1 (0.005)
2 (0.01)
2 (0.01)
1(0.16)
7(0.03)
8(0.04)
1 (0.16)
1 (0.005)
2 (0.01)
3 (0.01)
3 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
31(0.14)
31(0.14)
9 (0.04)
9 (0.04)
1 (0.005)
1 (0.005)
8 (0.04)
8 (0.04)
6 (0.03)
6 (0.03)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
2 (0.01)
2 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
5(0.02)
5(0.02)
2 (0.01)
2 (0.01)
2 (0.01)
2 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
6(0.98)
50(0.23)
56(0.25)
1 (0.16)
19 (0.09)
20 (0.09)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
3 (0.01)
3 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.16)
15 (0.07)
16 (0.07)
2 (0.33)
7 (0.03)
9 (0.04)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
2 (0.33)
1 (0.005)
3 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
(その4)
承認時迄の調査
副作用等の種類
臨床検査
血圧低下
血中アルカリホスファターゼ(ALP)増加
血中アルカリホスファターゼ(ALP)減少
血中乳酸脱水素酵素(LDH)増加
血中乳酸脱水素酵素(LDH)減少
血中クレアチンホスホキナーゼ(CK)増加
白血球数増加
リンパ球数減少
血小板数減少
赤血球数増加
赤血球数減少
平均赤血球ヘモグロビン減少
平均赤血球容積減少
肝機能検査値異常
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)増加
アラ ニン・アミノ トランス フェラー ゼ( ALT)増加
γ-グルタミルトランスフェラーゼ(γ-GTP)増加
血中コリンエステラーゼ減少
C-反応性蛋白増加
前立腺特異性抗原増加
血中トリグリセリド増加
血中トリグリセリド減少
血中コレステロール増加
血中コレステロール減少
血中ブドウ糖増加
血中尿酸増加
総蛋白減少
血中アルブミン減少
チモール混濁反応異常
血中尿素(BUN)増加
血中クレアチニン増加
残尿量
血中ナトリウム増加
血中カリウム増加
傷害、中毒および処置合併症
転倒
用語:MedDRA/J
承認時以降の調査
(平成16 年12 月24 日迄)*
合計
副作用等の種類別発現症例(件数)率(%)
68(0.32)
68(0.31)
1 (0.005)
1 (0.005)
6 (0.03)
6 (0.03)
1 (0.005)
1 (0.005)
7 (0.03)
7 (0.03)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
4 (0.02)
4 (0.02)
1 (0.005)
1 (0.005)
2 (0.01)
2 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
33 (0.15)
33 (0.15)
27 (0.13)
27 (0.12)
6 (0.03)
6 (0.03)
4 (0.02)
4 (0.02)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
3 (0.01)
3 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
2 (0.01)
2 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
3 (0.01)
3 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
2 (0.01)
2 (0.01)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
4 (0.02)
4 (0.02)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
1(0.005)
1(0.005)
1 (0.005)
1 (0.005)
version 7.1。但し、一部の用語は略号等を補足した。
*:フリバス錠(普通錠)および共同開発品目のアビショット錠の使用成績調査および特別調
査の合算である。
[社内集計]
フリバス 適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
使用成績調査における副作用の発現状況(参考)
フリバス錠(普通錠)の使用成績調査 (調査期間:平成 11 年 3 月~平成 14 年 3 月)
の調査症例 14,381 例中、副作用は 398 例(2.77%)、480 件に発現しました。
副作用の発現時期は、投与開始後 1~15 日が多く、全体の 40.2%(193/480 件)で
した。重篤度は、「重篤」が 11 件、「非重篤」が 467 件でした。転帰は、多くが「回
復」または「軽快」でした。
<副作用症状別の発現時期・重篤度・転帰一覧:フリバス錠(普通錠)使用成績調査>
(その1)
感染症および寄生虫症
胃腸炎
良 性 、悪 性 お よ び 詳 細 不 明 の 新 生 物( 嚢 胞
およびポリープを含む)
前立腺癌
発現件数
副作用の種類
発現時期(投与開始後日数)
1
日
|
15
日
16
日
|
30
日
31
日
|
60
日
61 91 121
日 日 日
| | |
90 120 150
日 日 日
重篤度
151 181
日 日
不
| |
明
180
日
重
篤
非
重
篤
副作用の転帰
不
明
死
亡
未
回
復
軽
快
回
復
1
1
1
1
1
1
1
1
3
1
1
1
3
1 *1
1
1
3
1
1
1
3
1 *1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
5
1
糖尿病
2
1
高尿酸血症
2
低クロール血症
1
1
1
1
免疫系障害
過敏症
代謝および栄養障害
低ナトリウム血症
1
1
2
1
1
1
1
6
浮動性めまい
122
57
13
26
8
9
2
2
5
体位性めまい
59
24
9
11
4
6
1
頭痛
10
4
1
4
1
1
7
5
1
振戦
2
1
1
感覚減退
2
2
一過性脳虚血発作
1
味覚異常
1
眼障害
眼瞼浮腫
耳および迷路障害
耳鳴
1
1
1
1
2
1
1
1
1
3
3
1
1
2 27 160 16
1 120
1
1
15
98
8
1
8
45
5
8
2
59
1
1
1
7
1
2
1
1
5
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
6
2
1
1
1
1
1
1
1
1
6
1
6
1
1
3
1
1
3
1
13 10
1
2
13
3 10
動悸
11
9
1
1
11
3
頻脈
1
1
うっ血性心不全
1
心臓障害
1
1
2
1
6
1
1 203
10
1
2
1
1
2
傾眠
5
1
4
頭部不快感
1
2
189 93 23 45 14 15
神経系障害
不
明
8
1
1
1
1
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
(その2)
血管障害
低血圧
発現件数
副作用の種類
6
25
9
4
6
1
胃不快感
重
篤
非
重
篤
2
3
1
1
27
1
3
1
1
1
1
2
6
2 70
28
3
2
2
28
1
1
便秘
16
5
イレウス
1
腸管閉塞
1
1
4
6
1
1
1
1
下痢
14
4
軟便
1
悪心
5
4
口の感覚鈍麻
1
1
1
1
*1
3
8 51
9
1
4
5
1
2
2
1
1
16
1
2
3
2
1
1
1
10
1 *1
1
14
1
1
1
5
1
13
4
1
1
1
1
1
1
1
1
1
8
7
発疹
13
7
2
2
薬疹
4
3
1
湿疹
2
1
中毒性皮疹
1
多形紅斑
1
皮膚炎
1
1
1
1
手皮膚炎
1
1
1
1
蕁麻疹
4
1
1
4
4
そう痒症
8
4
2
2
全身性そう痒症
1
1
寝汗
2
1
4
1
筋骨格系および結合組織障害
筋骨格硬直
1
四肢痛
1
背部痛
1
関節リウマチ
1
2
2
1
37 17
皮膚および皮下組織障害
2
3 34
1
2
12
1
1
1
1
1
7 28
2
2
9
2
3
1
3
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
8
2
1
1
2
1
1
1
1
1
3
1
1
1
4
18
1
1
1
20
1
6
1
不
明
1
68 30 15 13
2
回
復
4
1
腹痛
軽
快
1
1
3
未
回
復
1
1
1
死
亡
25
1
5
不
明
1
1
13
副作用の転帰
5 21
1
上腹部痛
肝機能異常
151 181
日 日
不
| |
明
180
日
1
1
肝胆道系障害
61 91 121
日 日 日
| | |
90 120 150
日 日 日
重篤度
1
腹部不快感
消化不良
31
日
|
60
日
5
ほてり
胃腸障害
16
日
|
30
日
9
1
鼻閉
1
日
|
15
日
27
起立性低血圧
呼吸器、胸郭および縦隔障害
発現時期(投与開始後日数)
6
1
2
1
1
4
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
(その3)
発現件数
副作用の種類
発現時期(投与開始後日数)
1
日
|
15
日
18
7
尿失禁
5
1
切迫性尿失禁
1
頻尿
5
夜間頻尿
4
多尿
1
排尿困難
1
尿閉
1
蛋白尿
1
腎および尿路障害
生殖系および乳房障害
前立腺炎
全身障害および投与局所様態
倦怠感
異常感(ぼーっとした)
胸部不快感
16
日
|
30
日
6
31
日
|
60
日
重
篤
非
重
篤
2
2
19
1
1
2
5
1
5
3
1
1
1
4
4
13
2
1
1
7
1
1
1
1
1
1
1
1
3
1 35
2
13
1
1
1
8
2
1
浮腫
7
1
2
1
1
2
1
*2
2
6 26
1
2
1
9 10
1
2
1
1
8
2
5
1
1
5
4
44
9
4
1
1
2
1
1
1
5 26
1
1
1
1
血 中 乳 酸 脱 水 素 酵 素 ( LDH) 減 少
1
リンパ球数減少
1
1
1
血小板数減少
1
1
1
1
赤血球数増加
1
1
1
1
平均赤血球ヘモグロビン減少
1
1
1
1
平均赤血球容積減少
1
1
1
1
アスパラギン酸アミノトランス
フ ェ ラ ー ゼ ( AST) 増 加
アラニン・アミノトランスフェ
ラ ー ゼ ( ALT) 増 加
γ-グルタミルトランスフェラー
ゼ ( γ -GTP) 増 加
10
1
1
1 *2
1
7
10
1
1
1
1
1
1
7
1
5
2
1
1
3
1
11
2
1
1
1
7
2
1
1
1
不
明
4
4
35 16
22
2 14
5
2
1
回
復
2
2
悪寒
1
軽
快
2
2
1
未
回
復
2
2
1
死
亡
3
2
末梢性浮腫
不
明
1
2
全身性浮腫
副作用の転帰
1
11
血中アルカリホスファターゼ
( ALP) 増 加
血中アルカリホスファターゼ
( ALP) 減 少
151 181
日 日
不
| |
明
180
日
2
口渇
臨床検査
61 91 121
日 日 日
| | |
90 120 150
日 日 日
重篤度
1
3
4
1
1
10
3
1
1
5
7
3
1
1
2
7
3
2
1
1
2
1
1
1
血中コリンエステラーゼ減少
3
血中トリグリセリド増加
2
血中トリグリセリド減少
1
血中コレステロール増加
1
血中コレステロール減少
1
血中ブドウ糖増加
1
1
1
1
1
2
2
1
3
1
2
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
フリバス
適正使用(安全性)に関する参考資料
2008 年 8 月 版
(その4)
発現件数
副作用の種類
発現時期(投与開始後日数)
1
日
|
15
日
16
日
|
30
日
31
日
|
60
日
61 91 121
日 日 日
| | |
90 120 150
日 日 日
重篤度
151 181
日 日
不
| |
明
180
日
重
篤
非
重
篤
副作用の転帰
不
明
死
亡
未
回
復
軽
快
回
復
不
明
臨床検査(つづき)
総蛋白減少
2
1
2
2
血中アルブミン減少
1
1
1
1
1
1
1
チモール混濁反応異常
血中クレアチニン増加
1
残尿量
1
血中ナトリウム増加
1
合計件数
480 193
1
1
1
1
73
86
43
33
14
11
11
16
1
1
1
1
1
1
11 467
2
3
20
66 327
64
用 語 : MedDRA/J Ver.7.1; 但 し 、 一 部 の 用 語 は 略 号 等 を 補 足 し た 。
*1: 副 作 用 名 「 前 立 腺 癌 、 腸 閉 塞 」 で あ り 、 副 作 用 と 本 剤 と の 因 果 関 係 ( 医 師 判 定 ) は 「 不 明 ( 判 定 不
能 )」、 死 亡 と 本 剤 と の 因 果 関 係( 医 師 判 定 ) は「 不 明( 判 定 不 能 )」、死 因 は「 敗 血 症 、多 臓 器
不全」であった。
*2: 副 作 用 名 「 浮 腫 」 で あ り 、 副 作 用 と 本 剤 と の 因 果 関 係 ( 医 師 判 定 ) は 「 多 分 関 係 な し 」 、 死 亡 と 本
剤との因果関係(医師判定)は「不明」、死因は「老衰」であった。
[社内集計]
GAFV-200700001002
2008年 8 月作成 D