キャリア教育発達段階表・内容表

キャリア教育発達段階表・内容表
兵庫県立姫路特別支援学校 小 学 部
低学年
キャリア発達の段階
キャリア発達段階
の解説と発達課題
能力領域
人間関係形 身体的な活
動を通して、
成能力
自分や他者
他者の個性 の良い点を知
を尊重し、 り、学校教育
自己の個性 における諸活
を発揮しな 動をより良く
がら様々な 展開していく
ために必要な
人々とコ
ミュニケー 人とのかかわ
ションを図 りを形成する
り、協力・ とともに、協
共同しても 力・共同して
のごとに取 集団活動に
おける役割を
り組む
果たすための
能力の育成
に関する領域
である。また、
社会生活を
送る上で必要
となる適切な
意思表現の
力を高め、社
会生活にお
ける様々な活
動に参加する
ために、場や
状況に応じて
適切に行動
するための能
力の育成に
関する領域で
ある。
情報活用能 それぞれの
職業が人々
力
学ぶこと・
働くことの
意義や役割
及びその多
様性を理解
し、幅広く
情報を活用
して、自己
の進路や生
き方の選択
に生かす
中 学 部
高 等 部
職業及び生活にかかわる基礎的スキルの獲得の時期
小学部段階で積み上げてきた基礎的なスキルを、職場(働
くこと)や生活の場において、変化に対応する力として般化
できるようにしていく時期である。キャリア発達の視点からは、
職業生活に必要な自己及び他者理解(自らの良さや仲間の
良さ)を深め、自らの適性に気付き、やりがいや充実感の体
感を通して、職業の意義、価値を知ることを学ぶ。自己の判
断による進路選択を経験する時期である。
職業及び卒業後の家庭生活に必要なスキルの獲得の時期
中学部段階で培ってきた能力を土台に、実際に企業等で
働くことを前提にした継続的な職業体験を通して、職業関連
の知識・技術を得るとともに、職業選択、及び移行準備の時
期である。キャリア発達の視点からは、自らの適性ややりが
いなどに基づいた意思決定、働くことの知識・技術の獲得と
必要な態度の形成、必要な支援を適切に求め、指示・助言
を理解し実行する力、職業生活に必要な習慣形成、経済生
活に必要な知識と余暇の活用等を図る時期である。
高学年
職業及び生活にかかわる基礎的スキル獲得の時期
未分化であるが、職業及び家庭・地域生活に関する基礎
的能力の習得と意欲を育て、後の柔軟性に必要な統合する
能力習得の始まりの時期である。キャリア発達の視点から
は、学校及び生活に関連する諸活動のすべてにおいて、遊
びから目的が明確な活動へ、扱われる素材が身近なものか
ら地域にある素材へ、援助を受けながらの活動から自主的・
自立的活動へと発展しながら、全人的発達をとげる時期であ
り、働くことに対する夢や意欲を育てる。
職業的(進路)発達を促すために育成することが期待される具体的な能力・態度
人とのかかわり
自己理解・他者理解
□「分かった」「できた」という体験の中で肯定的な自己理解をする。
□自分の長所や短所に気づく。
□自分の身体の成長を受け入れ、望ましい対応の仕方を身につけ
る。
□自分と相手の違いに気づく。
□自分の言動が他者に及ぼす影響について知る。
□他者の個性を受け入れ良い関係を作ろうとする。
□大人や友達と仲良く遊ぶ。
□自分の好きなもの、好きなこと
をもつ。
□友達に関心をもつ。
□自分の良さや得意なことを生
かしながら、意欲的に活動する。
□友達の良いところを認める。
友達に関心を持ち、自分から関
わることができる。
集団参加
協力・共同
□友達を意識し、働きかけたり合 □集団生活に慣れ、自分の意見を述べたり、相手の立場を考えたり □集団における自分の役割や関係性を理解し、他者と協力して活
わせたりしながら活動する。
して、互いに協力し合う。
動に取り組む。
□進んで集団に参加し、教師や □集団の中で自分の役割を理解し、他者と協力して作業を行う。
□実習等の体験学習を通して、リーダーとフォロアーの立場を理解
友達の行動を自分のモデルにし
し、チームとして協力・共同して活動に取り組む。
たり、合わせて行動したりする。
□身近な大人からの働きかけを
受け入れる。
□遊びの中で、教師と友達とか
かわりながら活動する。
□待つこと順番を守ることができ
る。
意思・表現
□見聞きしたことや自分の気持ち □集団の中で、自分の思いや意見を適切に表現する。
などを、大人や友達に伝える。
□目的を持って明確に意思を伝える。
□活動の許可を求めたり、終了 □助け(支援)を求め、受け入れることができる。
を報告したりする。
□見聞きしたことなどを相手に分かるように話す。
□経験したことを感想を交えなが
ら説明する、話す。
□困った時に援助を求める。
○会話など他者とのかかわりを楽しむ
○社会生活で適用するコミュニケーション手段を獲得する。(身振り、指サイン、手話、カードなど)
場に応じた言動
あいさつ、清潔、身だしなみ
□身近な人にあいさつをする。 □身近な人と簡単な対応をする。 □場の状況や立場を理解して、その場に応じた挨拶や振る舞い
□「ありがとう」「ごめんなさい」を □「ありがとう」「ごめんなさい」を ができる。
場に応じて適切に言う。
□学習内容や学習環境に応じた服装や身だしなみを心がけるこ
伝える。
とができる。
□質問や報告ができる。
□自分の思いを伝えようとする。
□「はい」「いいえ」を言葉や身振
り、サインで相手に伝える。
□困ったときに発声やサインなど
で援助を求める。
□必要な情報を伝えたり、自分の悩みを話せたりする関係を築き、
自分の思いや意見を適切に伝える。
□自分の意思や気持ちを相手に適切な方法で伝 える。
□異年齢の人や異性等、多様な他者と場に応じた適切なコミュニ
ケーションを行うことができる。
□他者に配慮しながら積極的に人間関係を築こうとする。
□場や状況に応じた適切な言葉遣い、服装、身だしなみを心がけ
る。
□電話のマナーや訪問時のマナー等を身につける。
□身体を清潔にしたり、身なりを整えたりする。
忍耐力
□大人と一緒に、遊びや、やる □遊びや、やるべき活動に最後 □仕事(役割)の好き嫌いをしないで、決められた時間の最後ま
で作業をする。
べき活動に最後まで取り組む。 まで根気強く取り組む。
□大人の指示や支援を受け入れ
る。
□作業学習や産業現場等で、決められた長い時間正確に仕事を持
続する。(姿勢の保持など)
□指示や指導を受け入れ、それに従って適切に行動する。
様々な情報への関心:仕事や働くことなどに関心する様々な情報に接し、興味を持つ
□家族や家の近くの様子に興味
の生活にとっ や関心をもつ。
て欠かせない □学校の周りの様子に興味や関
ものであること 心を持つ。
□家族がそれぞれ役割をもって
いることに気付いたり、身近な地
域で働く人に対して関心をもった
りする。
□家族の職業や身近に見られる
を実際的な活
職業が分かる。
動を通して理
□家族がそれぞれ役割をもって
解するととも
いることに気付く。
に、自らに
とって興味の □大人の話を聞いたり、写真など □身近で働く人に関心を持つ。
□身近な地域社会における仕事
ある活動や職 を手がかりにしたりして、活動に や働く人について関心をもち、知
業等に関して 見通しをもって行動する。
ろうとする。
□産業現場の見学などを通して、いろいろな職業や職業生活、進
路に興味を持つ。
□職業に就くためには,基礎的な知識と技能が必要であることを理
解する
□道具や機械・材料の扱い方などが分かり、安全や衛生に気をつ
けながら使用できる。
情報収集と活用
□情報を得るためには,様々な方法があることを体験を通して理解
する。
様々な情報を
□職業生活や家庭生活で使われる情報機器などの初歩的な扱い
収集し活用す □大人の話を聞いたり、絵本を □身近な人の話を聞いて、内容 に慣れる。
□簡単な標記を読み、生活範囲を広げたり生活に役立てたりする。
るための能力 読んでもらったりする。
のあらましが分かる。
の育成に関 □大人や友達などの簡単な指示 □身近な人の指示を聞き、理解 簡単な指示書や工程表を見て、活動を理解し、作業に取り組むこと
ができる。
することができる。
する領域であ や話しかけが分かる。
□話の内容をおおまかに聞き取ることができる。
る。また、労
□指示を受ける相手が分かり,指示に従って行動できる。
働の対価とし
ての報酬の
価値に気づ
き、社会生活
を営む上で
必要なルー
ルの理解とそ
れに沿って行
動することや
社会の様々
な制度の理
解とそれらを
活用するため
に必要な能
力の育成に
関する領域で
ある。
□産業現場等における実習等、実際的な体験を通して、自己の能
力や適性を知る。
□自分の言動が相手に及ぼす影響について知る。
□他者の考えや個性を尊重し、自分との差異を認めながらも受容す
る。
社会資源の活用とマナー □日常生活に必要な簡単なきま
□大人と一緒に日常生活の簡単
な決まりに従って行動する。
□一人で好きな遊びをしたり、大
人や友達とかかわって遊んだり
する。
□大人や友達と簡単な決まりの
ある遊びをする。
□身近な公共施設や公共物など
を大人と一緒に利用する。
りやマナーが分かり、それらを
守って行動する。
□友達とかかわりながら、きまりを
守って仲良く遊ぶ。
□大人の援助を受けながら身近
な公共施設や公共物などを利用
し、その働きを知る。
□身近な公共施設や公共物など
を大人と一緒に利用する。
金銭の扱い
□お金の大切さに気付き、お金の使い道を考えて使う。(お店、自
動販売機、交通機関など)
□大人と一緒に簡単な買い物を
する。
□いろいろな金種があることを知
る。
□お金を払えばものが買えること
がわかる。
□自分の好きな物が買える。
□簡単なお金の計算ができる。
□お金を渡しておつりが受け取
れる。自動販売機でジュースが
買える。
はたらくことのよろこび
□集団での生活や活動で、一人でできる喜びを増やす。
□友達を意識しながら、日常生活での簡単な手伝いや仕事
などの役割を進んで果たし、認められることで役に立つ喜び
を感じる。
□産業現場等における実習を通して、職業生活に必要な事柄を理
解する。
□適切な進路選択のために、色々な職業や職業生活について知
る。
□職業生活に必要な実際的な知識を深める。
□色々な道具や機械の仕組み、操作などを理解し、材料や製品の
管理などを適切に行い、安全や衛生に気をつけながら正確に効率
よく作業や実習をする。
□必要な情報を得るための様々な方法を活用する。
□政治、経済、文化などの情報に興味を持ち、職業生活に必要な
事柄を調べる。
□新聞や辞書、インターネットの活用、図書館の利用などについて
学び、それらを活用して情報を得て、さらに思考を深めることができ
る。
□携帯電話やスマートフォンの正しい利用法を学び、適切に活用
する。
法や制度の理解
□社会生活に必要ないろいろな決まりがあることを知り、それらを守 □社会のルールや制度、職業に必要な資格、各種サービス、相談
る。
機関等に関する情報や知識、社会生活上の規範、法の遵守、権利
□日常生活に関係の深い公共施設や公共物などの働きが分かり、 侵害等への対処方法などを理解する。
それらを利用する。
金銭の使い方と管理
消費生活の理解
□日常生活で経験する社会の出来事や情報メディアなどに興味や □計画的な消費生活を送る上で必要な事柄や、労働の対価として
関心を持ったり、原材料の購入や管理、製品の販売などを通して生 の給与の意味を知る。
産、消費などの経済活動に関する初歩的な事柄を理解する(納税
の義務、消費税、小遣い帳など)
□(生産的活動などを通して)日常生活における初歩的な数量の処
理や計算をする。
□販売活動や買い物、預貯金などを通じて金銭のやりとりや管理を
する。
役割の理解と働くことの意義
□社会には様々な職業があることを知り、興味・関心や課題意識を
もって職場見学に取り組む。
□働くことに興味や関心を持ち、働く楽しみや喜びを経験する。
□学校生活や家庭生活において、自分が果たすべき役割があるこ
とを理解し、継続的に実行する。
□身の回りのことを自分でしようと □人数や年齢の異なる集団活
□自分の役割を理解し、慣れないことや新しい活動にも取り組む。
する。
動において、様々な活動があるこ □集団を意識し、周囲と協力してやり遂げようとする。
□学級等の基礎的な集団活動に とを理解する。
おいて、手伝いをする。
□友達を意識したり、簡単な役割
を主体的に果たしたりする。
□様々な職業が社会や生活に果たしている役割及びその意義を理
解する。
□社会生活の中で自分が果たすべき役割があることを理解し、実行
する。
将来設計能 職業に対する 習慣形成
憧れをもち、 □家庭や学校生活に必要な基礎的な習慣を形成する。(「健康・安 □安全や衛生に関する基本的な事柄(手洗い、整理整頓、道具の □職業生活を遂行するのに必要な実践的な習慣を形成する。
力
夢や希望を
もって将来
の生き方や
生活を考
え、社会の
現実を踏ま
えながら、
前向きに自
己の将来を
設計する
様々な活動
において達
成感や充実
感をもつ経験
を積み重ねる
ことを通して、
新しい生活や
働くことに期
待をもつ。ま
た、職業や社
会の中で自
立した生活を
送るための必
要な役割遂
行の能力、及
び職業生活
に必要な習
慣形成のた
めの能力の
育成に関する
領域である。
全」の観点を含む)
□排泄・食事・睡眠などの生活のリズムをつくる。(清掃、準備・片付
けも含む。:身近な大人と一緒に→身近な大人の援助を受けて→自
分で意識して)
□時間に区切りをつけて、活動の切り替えを行う。(身近な大人と一
緒に→身近な大人の援助を受けて→自分で次の活動の見通しを
もって)
□時計や暦を活用する基礎的な経験を積む。
夢や希望
扱いや管理など)を理解する。
□将来の自分の職業を想定した体力を身につける。
□将来の職業生活に向けた習慣(時間の管理、暦の活用、準備や □スケジュールに合わせて、仕事と自分の生活を組み立てる。
片付けなど)を身につける。
□作業環境下で常に安全を意識する。
□作業等をとおして四肢を使う大きな動き、手指の細かな動き、活
動に適した姿勢等を身につける。
□作業などをとおして集中力や持続力を高める。
□日常生活に応じた身辺処理能力を高め、生活のリズムを整える。
□家庭生活に必要な衣食住に関する基礎的な知識と技能を身に
つける。
□体の成長に関心を持ったり、健康・安全に関する初歩的な事柄を
理解したりする。(病気の予防など)
□身近な職業や働く人を知る。
□自分の好きなことを見つける。
□将来への夢や憧れの職業を持つ。
□自分で目標を立て、目標に向けて取り組む。
□将来の夢を話す機会や相手を持つ。
生きがい、やりがい
生きがい・やりがい
□好きな活動への意欲を様々な学習活動へつなげる。
□働くことにやりがいを感じること及び将来設計に基づいた余暇活
□学校生活の中で休憩時間を有効に使って楽しむ。
動の活用を考える。
□仕事をする(役割を果たす)時間を中心にして、余った時間を有
効に使って楽しむ。
□家庭生活における余暇の過ごし方が分かる。
□自分の力でやり遂げる経験を重ね、充実感や達成感を味わうこと
により、将来のやりがいへとつなげる。
□「ありがとう」と感謝される経験をする。
□興味を持って活動に取り組
□やり遂げたという気持ちをも
み、最後まで物事をやり遂げよう ち、自分なりの充実感や満足感
とする気持ちをもつ。
を得る。
進路計画
□将来設計に基づき、主体的に進路計画をする。(進学等の進路
指導など)
□職業生活を思い描き、新しい生活へ期待をもつ。
□将来設計に結びつく進路計画を行い、卒業後の生活に期待をも
つ。
意思決定能 選択肢の意 目標設定
□自分のやるべきことがわかる。 □自分の決めた目標や課された課題を理解して主体的に取り組む □将来の進路希望に基づいて当面の目標を立てて、その解決に向
力
味を理解して □自分のやりたいことが分かる。
自らの意志
と責任でよ
りよい選
択、決定を
行うととも
に、その過
程での課題
や葛藤に積
極的に取り
組み克服す
る
選択・決定す
るとともに、選
択に伴って実
行することを
通して責任を
果たすことの
意味を理解
する。また、
課題解決する
力を育てるた
めに、自らの
判断で目標
を決めること、
及び結果に
対して自ら評
価するための
能力や、葛藤
場面に対して
様々な選択
肢があること
を理解し、より
良い選択を
目指す態度
の育成に関
する領域であ
る。
けて取り組む。
□自分のことは自分でしようとす □集団の中で、決められたことを □自分の仕事に対して責任を感じ、最後までやり通そうとする。
最後までやり遂げようとする。
□積極的に役割を果たす。
る。
□大人の助言や自分自身の経験から、改善点を知る。
□正確に作業などができる方法を知り、失敗した場合はその原因を
知る。
自己選択
自己選択(決定・責任)
□好きな遊びや活動が選択でき □好きな遊びや活動をもち、進ん □自己の個性や興味、関心等に基づいてよりよい選択をしようとす
で取り組む。
る。
る。
□自分のやりたいことが選べる。 □自分がやりたい仕事、やれそう □主体的に進路を選択しようとする。
な仕事を選んで取り組む。
□選択結果を受容し、決定に伴う責任を果たす。
振り返り
□写真などを手がかりにしなが
ら、頑張ったことや楽しかった活
動を振り返る。
□活動を振り返り、頑張ったこと
や楽しかったことを考え発表す
る。
自己調整
□気持ちの折り合いをつけて、自分の気持ちをコントロールする。
肯定的な自己評価
□「振り返り」をもとに考えたことを次の活動に生かそうとする。
自己調整
□戸惑いや葛藤などに対して、様々な選択肢の中からよりよい選択
をする。
□時間や数量、回数などを目安にしながら、好き嫌いをしないで最
後まで活動に取り組む。
□指示や指導を受け入れたり、活動内容の変更に対応できたりす
る。
□産業現場等における実習などの経験を基に、自分の意志と責任
で主体的に進路を選択する。
□実習を通してやりたい仕事を選ぶことができる。
□卒業後の進路先を選ぶことができる。
□選択の意味や判断、決定の過程、結果には責任が伴うことを理
解する。
□産業現場等における実習を通して、より客観的、肯定的に自己を
評価する。
□体験実習等を通して、働くために必要な力に気づくことができる。
□戸惑いや葛藤などに対して、様々な選択の中からより良い選択を
する。
□様々なトラブルに対しての対処方法を身につける。
□円滑な人間関係の保ち方を学ぶ。
□卒業後想定されるトラブルや対処方法を知る。