友だちに手紙を書こう

国E2H130友だちに手紙を書こう.doc
単 元 名 友だちに手紙を書こう
配当時間
13時間
教 材 名 お手紙こうかん会
(1) クラスの友達と手紙を交換することに興味をもって取り組み,分かったことや心
に残ったことを書こうとする。
(2) 聞きたいこと,教えてあげたいことがよく分かるように,組み立てを考えて書く
単元の目標
ことができる。
(3) 手紙のやり取りを通じて,分かったことや心に残ったことを順序を考え,語や文
の続き方に注意して書くことができる。
(4) 文章を読み返して直すことができる。
この単元は,手紙のやりとりを通して「書くこと」を学習する。手紙を書くことは,
児童にとって親しみのある言語活動である。楽しんで活動することによって「書くこ
と」の能力を高めていく。クラスの友達という相手意識,質問と返事という目的意識
単元を構想 をもたせることが大切である。目的がはっきりすれば,分かりやすく書くために,順
する上での 序や組み立てを考えようとする。手紙という形式上,主述の関係や敬体での書き方も
指導する必要がある。
留意点
ここでの学習が,登場人物へ手紙を書く「サンゴの海の生きものたち」,友達に手
紙を書く「お手紙」の学習へとつながっていく。
展開例は,知多の友を利用したものとした。また,自分で文章を読み返す習慣を
つけさせるように,推敲の練習もする。
単元展開例
準
備 知多の友
学
習
活
動
留 意 事 項 な ど
1 お手紙交換会をして,感想を文章に書くことをつ
かみ,学習の計画を立てる。
oクラスの友達に聞いてみたいことや教えてもらい ・教科書の例文を参考に知多の友P.5に書か
たいことを書き,発表し合う。
oお手紙交換や感想文を書いた経験を話し合う。
o学習のめあてをつかむ。
お手紙交換会をして,感想を書こう
2∼3 教材文を読み,学習の見通しをもつ。
o質問と返事の組み合わせを見つけ,どんな聞き方
や答え方をしているか話し合う。
o返事をもらった後,かわださんがしたことを話し
合う。
4∼6 お手紙交換会をする。
oお手紙を交換する相手を決める。
せる。
・的確に書いてあることに着目させる。
・敬体の文章で書かれていることにも気付
かせ,訳も考えさせる。
・分かったことだけでなく,自分が確かめ
たことも書くことに気付かせる。
・教科書は友達を二人と決めているが,学
級の実態や児童各自の能力に合わせて,
だれもが手紙をもらえるように配慮する。
・知多の友P.7∼10の切り取り用紙を利用さ
o質問の手紙を書いて渡す。
せる。
・質問に関連して自分のことも書くとよい
ことを押さえる。
・質問の手紙に書かれたことと話題がつな
o返事の手紙を書いて渡す。
がる内容を考えさせる。
評お手紙交換会を通して,簡単な組み立て
を考えて「書くこと」を評価する。
7∼8 交換会をした感想を書く。
・かわださんの文章をまとめ方の参考にさ
o手紙で尋ねたこと,尋ねて分かったこと,交換会 せる。
をした後のことや感想をまとめる。
・知多の友P.12,13に書かせる。
―1―
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9∼10 推敲の仕方を知り,自分の作文を読み返して ・知多の友P.14∼15(作文びょういん)で,
推敲の練習をさせる。
推敲する。
・書いたら必ず読み返す習慣を付けさせる。
o間違いの直し方を練習する。
o自分の作文を推敲する。
評感想文を書く活動を通して,順序を考え
11∼12 感想文を清書する。
語や文の使い方に注意して「書くこと」
を評価する。
13 作文を交換して読み合い,感想を話し合う。
・よいところを互いに認め合わせ,これか
ら手紙や文章を書こうという意欲を高め
させる。
―2―