僕のアゲハチョウ - 新潟市立味方小学校

家庭数配布
睡眠時間・家庭学習時間調査の集計結果
6 月 18 日(月)~24 日(日) に全校児童を対象に実施した睡
眠時間・家庭学習時間調査の集計結果を紹介します。
「生活づくり部」
新潟市立味方小学校
平成24年7月1日
味方小学校 教育目標
かんがえ
つくり あげよう
味方小学校ホームページ URL
http://www.ajisho.city-niigata.ed.jp/
僕のアゲハチョウ
校 長
※睡眠時間の全校目標は、
「8時間以上」です。
※家庭学習時間の全校目標は、
「学年×10分+10分」です。
今回のげんきアップ週間では、家庭学習時間を中心に生活リズムを整え、8時間以上の睡眠時間
を確保し、規則正しい生活習慣を見直すために行いました。しかし、家庭学習の開始目標時間を設
定したにも関わらず、その時間帯に家庭学習をしている児童は多くはいませんでした。睡眠時間に
関しては3年目ということもあり、子どもたちの意識が高いようで感想にも「意識して早寝早起き
をしていた。
」とありました。ですが、例年高学年の睡眠時間8時間未満の児童の割合が高いのは変
化がありません。高学年になると家庭学習の時間が増えたり、習い事が増えたりとありますが、そ
の他の要因もあるのでしょうか。子どもの健康のために睡眠についてしっかりと指導してほしいと
思います。
学校でも今回の調査結果をもとに全学級で「睡眠の大切さ」
「生活リズムを整えることの大切さ」
について学習します。8時間以上の睡眠時間を確保し、生活リズムを整えるために、個々の生活時
間のよりよいあり方を考えさせ、見直しをしていきます。ご家庭の協力をぜひお願いします。
大 井
隆
3年生Aさんの観察カードです。対象はもちろんア
ゲハの幼虫,「とげ」「にせものの眼」「吸盤」「カ
サカサのうんこ」…というように細かな所までよく見
て,絵と文でまとめています。(記述欄は紙幅の関係
で掲載できませんが,気付いたことがびっしり書かれ
ています。)ここまで書けると3年生と言うより,高
学年や中学生なみの観察眼と表現力と言えるでしょ
うか。これも幼虫の魅力とAさんのアゲハの幼虫への
思いがエネルギーとなって,力を発揮させているので
しょう。 もちろん,他の子どもたちの観察カードも
観察眼の鋭い,魅力的なカードばかりです。
さて,味方小学校では,子どもが「書くこと」をと
ても大切にしています。書くことは子どもに確実に力を付けるからです。どんな力かと言えば
「考える力」「表現する力」「見る力」「聞く力」…全てと言っても良いかもしれません。で
は,なぜ力が付くのでしょう。「書かなくたって,話せばいいじゃない。」…もちろんです。
話しても力は付きます。しかしより効果的で確実に力が付くのは「書くこと」です。書くこと
のよさをいくつか紹介しましょう。一つは,「書き表そうとすると自動的に深く考える」こと
です。たとえば,会話やメールではなく,改まって便せんで手紙を書こうとしてください。ぴ
たっと筆が止まるような気がしませんか。そうです,何から書こうか,どんなふうに書こうか
思い切り考えているからです。先のAさんも,書きながらアゲハの幼虫について「不思議だ」
「面白い」「何の役目」等々,考えていたはずです。見ているだけなら「ふーん…そう…分か
った。」で終わってしまうことも十分に考えられます。二つ目は,「記録に残ること」です。
Aさんが幼虫に出会った瞬間の感動は,時間が経つと忘れてしまうかもしれません。しかしカ
ードに残っていると何回も自分が観察した時に戻ることができます。つまり,何回も見たとき
のことを再現できるのです。再現できるということは,そのたびに考え,短期記憶が長期記憶
へと変わることが期待できます。
まだまだ効用はありますが,ここまでにします。味方小学校では,書くこと=ノート指導に
力を入れています。お子さんのノートに目を通していただき,頑張っているところ,以前とは
変わってよくなったところがあったら是非褒めてください。なんと言っても,書くことは力に
はなりますが,子どもにとっても書くことは結構大変なことですから…。
先日,文部科学省から教科調査官と学力調査官が来校し,3年生と4年生の観察カードを見
ました。お二人とも「中学年としては,素晴らしい観察眼と表現力です。」と口を揃えて,子
どもたちを褒めてくださいました。ありがたいことです。これからも,子どもに力を付けるた
めに学校と家庭とで頑張りましょう。