Title:00_表紙653.ec6 Page:1 Date: 2006/01/24 Tue 13:56:48 平成18年1月10日発行 昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕 第653号 表 紙 写 真 「雪の華」 米沢市 中 條 明 夫 降雪の合間の「あおぞら」を背景に、雪片付けの苦労を忘れさせてくれるような光景。厳冬 期、ある晴れた日の裏庭風景です。 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 1 目 次 生涯教育のお知らせ がんネットTVカンファレンス 産業医研修会一覧表 お知らせ 総会公告 2 平成18年度 産業医学に関する調査研究助成事業 助成希望者募集のご案内 3 山形県医師会会員専用ホームページのアカウント及び メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについて 4 酸素の購入価格の届出について 5 YBCラジオ番組「朝だ!元気だ!6時半!!」放送中 6 医療機関等における個人情報の適切な取り扱いについて 6 郡市地区医師会コーナー クラブチャンピオンになって 上山市医師会 石井 淳二 7 寄 稿 山形市 武田 和夫 9 山形百山(倉手山) ワーク・シェアリング 山形市 武田 昌孝 音楽指揮者 岩城宏之の快挙 上山市 渡辺 好博 10 11 山形県国民健康保険団体連合会理事 荒井 冨 12 医療保険制度改革について国保組合の立場から 学 術 山形県急性心筋梗塞・突然死発症登録評価研究事業 平成16年のまとめ 山形大学医学部器官病態統御学講座 循環・呼吸・腎臓内科学分野 廣野 摂 ほか 13 山形県医師会長 有海 躬行 18 筆 硯 年頭所感 県医師会だより 第9回常任理事会 第9回全理事会 禁煙推進委員会 県医日誌 会員異動 編集後記 〔ホームページ〕ht 〔Eメール〕ke t p: / / www. yamagat a. med. or . j p/ ni s hi @yamagat a. med. or . j p 20 26 31 32 34 35 2 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 解回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回塊 壊 壊 壊 壊 総 会 公 告 壊 壊 壊 壊 壊 来る平成18年2月26日(日)午前11時(山 壊 1.開会の挨拶 壊 壊 2.会長の挨拶 壊 形 県 医 師 会 第112回 定 例 代 議 員 会 終 了 壊 壊 壊 3.議事録署名人選任 壊 後)より山形県医師会第91回定例総会を 壊 壊 下記のとおり開催致しますので、定款第 壊 4.報 告 壊 壊 敢 山形県医師会第112回定例代議員 壊 壊 18条によりご案内申し上げます。 壊 壊 会議決事項 壊 壊 記 壊 壊 5.協 議 壊 壊 6.閉会の挨拶 壊 山形県医師会第91回定例総会 壊 壊 日 時 平成18年2月26日(日) 壊 壊 壊 平成18年1月10日 壊 午前11時 壊 壊 会 場 山形県医師会館2階大ホール 壊 山形県医師会 壊 壊 会長 有 海 躬 行 壊 壊 壊 壊 会員各位殿 壊 壊 壊 壊 廻回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回快 臆桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶牡 乙 乙 乙 乙 乙 副 議 同 同 監 同 同 同 同 同 理 同 同 同 同 同 常 同 同 副 会 平 乙 議 任 会 乙 乙 成 理 乙 長 長 事 事 事 長 長 乙 十 乙 山 八 乙 乙 職栗舟中小小深山藤佐大松中鈴板武三佐須三竹有 形 乙 年 乙 乙 乙 乙 県 乙 員谷山里林田尾科山藤沼下條木坂田原藤藤須内海 乙 元 乙 医 旦 乙 乙 一 義 正 純 昭 忠 紀 鈆 明 明 勝 憲 一 泰 俊 良 輝 躬 師 乙 乙 乙 三 会 乙 乙 乙 同樹尚純義士彰雄信嗣央郎夫朗良夫郎司亮彦博行 乙 乙 乙 俺桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶桶卸 謹 賀 新 年 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 3 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 平成18年度 産業医学に関する調査研究助成事 平 成1 事業 業医 医学 学に関す 18年 業 する調査研究 究助成事 年度 産業 救 去 助 成 内 助成希望者募集のご案 募 集 希 望 者 の ご 案 成 内 集 望 者 ご 救 去 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 (財)産業医学振興財団では、平成18年度 2 助成金の額及び交付時期 「産業医学に関する調査研究助成事業」助成希 敢 助成金の額は、平成18年度中の調査研 望研究者を下記により募集している旨通知が 究に直接必要と認められる経費(当該調 ありましたので、お知らせいたします。 査研究以外に転用可能な設備及び機器の 記 購入または製造の経費を除く。)の2分の 1 助成の対象 1以内の額で、100万円を限度とします。 助成の対象は、次の各号に掲げる条件を満 継続研究の2年度目以降の助成金の額は、 たす調査研究とします。 前年度助成金の額から減額されます。 敢 調査研究を行う者が、産業医または産 業医を含む共同研究グループであること。 柑 助成金の交付時期は、平成18年9月下 旬とします。 柑 調査研究の成果が、職場で働く人々の 健康の保持増進、健康障害の防止、産業 3 交付申請の手続き 医活動または産業保健活動の推進に役立 助成金の交付申請をする方は、平成18年2 つと認められるものであること。 月1日から同年5月10日までの間に、所定の 桓 調査研究が、平成18年度中に完了する 「産業医学に関する調査研究助成金交付申請 ものであること。ただし、調査研究の内 書」をご提出下さい。 容または性質上2年度または3年度にわ なお、当該申請書の用紙は、当財団にご請 たって継続する調査研究(以下「継続研 求下さい。 究」という。)についても、年度ごとに 助成金の交付申請を行い、助成の可否決 4 書類の送付先及び連絡先 定を受けることを条件として対象とする 〒1070052 こと。 東京都港区赤坂二丁目5番1号 棺 調査研究の結果が、当財団または当財 団が指定する機関において公表できるも のであること。 東邦ビル3階 (財)産業医学振興財団 普及課 TEL0335845421 FAX0335845424 4 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 山 山形県医師会会員専用ホームページのアカウント及 員専用 用ホ 及び 山形 形県医 び ホーム ジのア ント及 医師 師会会員 ムペー ージ アカ カウ ウン 救 去 メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについ る 周 の 自 ・ メ グ リ つ い ル に よ 知 文 書 動 配 信 ー リ ン ス ト に メ ー て 救 メ に る 知 書の 配 ・ ーリング ストにつ て 去 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 山形県医師会では、会員専用ホームページを開設しております。このホームページでは会員お よび医療機関の情報、県医師会および各地区医師会の行事などを公開しております。会員の先生 方の専用ページとなっており、アクセスするためにはアカウントが必要となります。 会員専用ホームページのアカウント 情報を提供しております。未加入の会員は、 これを機会に是非ご参加ください。 ◆ユーザ名: 周知文書の自動配信、メーリングリスト「花 y+日医会員番号(日医刊行物送付番号) 笠ML」への参加を希望される先生は、本会宛 ◆パスワード: メール(ke ni s hi @yamagat a. med. or . j p)にて 生年月日西暦下2桁+月2桁+日2桁 お申し込み下さい。 (例):1950年1月2日の方:500102 周知文書の自動配信 山形県医師会ホームページ: ht t p: / / www. yamagat a. med. or . j p/ 周知文書あるいは県医師会からのお知らせ 会員専用ホームページ: をメールを利用して行っております。希望さ ht t ps : / / member . yamagat a. med. or . j p/ れた会員には、県医師会会員用ホームページ メールアドレス: の「医師会ニュース」をメールにて配信いた ke ni s hi @yamagat a. med. or . j p します。自動配信については、花笠MLではな 花笠MLアドレス: く、専用のツールを利用します。 hanagas aml @yamagat a. med. or . j p 花笠メーリングリスト 会員専用のメーリングリスト「花笠ML」 (hanagas aml @yamagat a. med. or . j p)を立ち 花笠メーリングリストでは、現在、下記の ようなことについて、意見交換をしており ます。 上げております。 焔臨床実習開始前共用試験 メーリングリストとは、あるアドレスに送 焔医療改革大綱を決定 信する(花笠MLの場合は上に書いたアドレス 焔たそがれの厚労族 となります)と、参加会員すべてにメールが 焔日本の医療と社会保障 配信されるというしくみです。花笠MLは、県 焔社会鋪装国日本 医師会会員どうしが情報・意見交換を行う場 焔新型インフルエンザに関するQ&A改訂 を提供します。また、この趣旨を通じて地域 焔病院の客待ちタクシー、禁煙車限定の動き 医療の発展、更には医療全体の向上に寄与す 広がる ることを願うものです。 焔医師会の会議とML 現在、この周知文書の自動配信・花笠メー 焔三重県医師会のf l as h リングリストを使用して県医師会から有用な 焔蘇生へ心臓マッサージ「強く、速く」 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 5 焔六翠会四人展2005のご案内 焔病院医療の改革 焔皆保険制度を守る署名運動 焔インター医師会ネットメーリングリストへ のお誘い 焔勤務医の過重労働 焔インフルエンザ情報 焔小児医療提供の改革 焔勤務医問題 焔診療報酬の引き下げ幅が決定 焔小児気管支喘息GL2005年版 焔百日咳後の2種混合 焔山新への意見広告 焔山形新聞に提言 焔勤務医問題と新聞投稿原稿 焔健診・検診成績 焔嘔吐・下痢症の食事 焔宝を大事にしない国 焔医療評価と医療満足度 焔列車事故への自院の対応と余目病院の対応 の紹介 焔タミフル使用の一つの意見 焔がんネット発表 焔大規模災害時の医療情報ネットワーク 焔インフルエンザワクチン 焔謹賀新年 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 酸素 酸素の購入価格の届出につい 購入 入価格 届出につ いて 素の の購 て 格の届 つい 救 去 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 4月1日以降の1年間の診療に係る酸素の費用を請求する場合は、毎年2月15日までに山形社 会保険事務局長に届出する必要があります。 下記の事項を所定の様式により届出ください。 記 1.平成17年1月~12月までの酸素の購入 実績 3.酸素の購入単価等 4.その他 2.平成17年の1年間において酸素の購入 (購入先、購入したボンベの規格等) 実績がない場合は、直近1か月の酸素の購 入実績 提出先 〒990-8588 山形市幸町18番20号 J A山形市本店ビル6階 山形社会保険事務局 医療係 (緯023-629-7259) 6 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 朝 ! 「朝だ!元気だ!6時 」放送中 Y BC YBCラジオ番 !元 元気だ 送中 6時半 朝だ! 半! ! !」 」放 放送 だ!6 ジオ番組 Cラジ 組「 救 去 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 山形県医師会では、月曜日から金曜日まで 健康に役立つ楽しい番組ですので、患者さ 毎日朝6時30分から15分間、県民向けにYBC んに聴取をお勧め下さい。 ラジオで健康情報番組「朝だ!元気だ!6時 2月の放送予定は下記のとおりです。 半概」放送中です。 【放送時間:月曜日から金曜日の毎朝6時30分~6時45分】 放送日 テーマ 出演者 医療機関名 2月6日~10日 骨粗鬆症について 山口 修 東 2月13日~17日 脳卒中について 佐藤 清 佐 2月20日~24日 うつ病について 古沢 信之 こころのクリニック山形 2月27日~3月3日 AEDについて 金谷 透 東 北 中 藤 北 央 清 中 央 病 医 病 院 院 院 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 医 医療機関等における個人情報の適切な取り扱いについ 関等 等におけ の適切 つい いて 医療 療機関 て 人情報の 切な取 いにつ ける個 個人 取り り扱 扱い 救 去 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 個人情報の保護に関する法律が平成17年 の適切な取り扱いのためのガイドライン』に 4月1日より全面施行され、各医療機関等(病 関 す る Q&A」(厚 生 労 働 省 ホ ー ム ペ ー ジ 院、診療所、助産所、薬局、訪問看護ステー ション)においては、厚生労働省の「医療・ ht t p: / / www. mhl w. go. j p/ t opi cs / bukyoku/ s ei s a)、日本医師会「医療機関 ku/ koj i n/ i ndex. ht ml 介護関係者における個人情報の適切な取り扱 における個人情報保護」などを参照のうえ、 いのためのガイドライン」を遵守することが 個人情報の適切な取り扱いが行われるようお 求められております。 願いいたします。 「『医療・介護関係事業者における個人情報 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 7 クラブチャンピオンになって 上山市医師会 石 井 淳 二 (みゆき会病院 整形外科) 05年の東蔵王ゴルフクラブ選手権に優勝し、ク クラブ選手権の予選には昨年初めて参加しまし ラブチャンピオン(通称クラチャン)になりまし た。当時のHDCは9でした。27ホールでカットラ た。ゴルフ歴は20年になりますが、数年前まで平 インが125でしたが、2打足らず予選敗退しまし (年間のラウンド数は10~15回)で 均スコアが84 た。今年はラフが強くカットラインが128になり、 した。ある人に聞くと“HDC(ハンデキャップ) 41. 41. 44の126で、ぎりぎり予選通過できました。 は平均スコアの8掛け位” とのこと。84-72=12。 予選に参加するということは最終的には優勝する 12×0. 8=9. 6。そうか自分も実力はシングルなん ことを目的にしているのでしょうが、私の場合は だと勘違いしていました。コースレートというも まず、予選を通ることと、やったことのないマッ のがあることを知らなかったのです。いつもレ チプレーを経験することが目的でした。 同業者(医 ギュラーティーでプレイしていました。3年前、 師)でも私よりも実力が上の方が数人いますし、 ある会員の方(シングル)と初めてバックティー ましてやHDC1とか2の仕事は何してるの?と でラウンドしました。シングルさんは78、私は88 聞きたくなるような方もいますから優勝なんて到 でした。パー4の場合、レギュラーティーではフェ 底できないと思っていました。 アウェーバンカーは軽く超え、二打目はPWくら 翌週から予選通過した16人でのマッチプレー いなのがバックティーだとバンカーは超えず、二 形式のトーナメントとなります。念願のマッチプ 打目は40ヤード近く距離が増え7~6番アイア レーで最初はコンシード(いわゆるオーケー)を ンになります。パー4で400~440ヤード、パー3 甘く出したように思います。テレビで観たように で190~200ヤード位です。この距離でコースレー かっこ良く振る舞いたかったのかな?本戦1日目 トが72、レギュラーティーではコースレートが68 は18ホールのマッチを2回戦まで行います。朝一 位になります。レギュラーティーで平均スコアが 番(7時20分)のスタートなので9ホールまでは 84だとすると84-68=16。16×0. 8=12. 8。やは 貸し切り状態、ハーフターンしてからは一般のプ りシングルにはほど遠かったのです。正式なHDC レーヤーがスルーさせてくれます。ホール毎にス をもらうために2年前にJ GAに加盟しました。ス ルーしてくれたパーティーが見つめる中、ティー コアカードを5つ出して最初にもらったHDCは ショットやパッティングを行います。顔見知りの 11でした。ゴルフ雑誌からドライバー、アイアン、 人でも観られるとやはり緊張します。約50分の食 アプローチ、バンカー、パット、スコアリングマ 事時間をはさんで2回戦が11時過ぎから始まり ネージメントと各パートで切り抜きをファイルし ます。1ラウンド3時間ペースです。1日2ラウ ていろいろ研究しました。その甲斐あって少しず ンドなんてやったことがなく、しかも8月ですか つHDCは少なくなり今は6. 5になりました。 ら体力的に不安でしたが、負けた時点で数週間ゴ 8 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 ルフができない事情もあり、勝てたらマッチプ 「クラチャン?何ですかそれ?」 話が盛り上がらず、 レーを2回できるので、そちらのほうが楽しみで 拍子抜けしました。出入りのMRさんも昔のよう した。 に一緒にゴルフすることもなくなったので反応は 2回戦が終わると残りは、4人になります。準 今ひとつでした。そう言えば今の20~40歳の後輩 決勝、決勝は27ホールのマッチプレーです。準決 医師はゴルフをしません。ゴルフショップやゴル 勝の相手がHDC5、決勝の相手はHDC4だったの フ場も年配の人ばかり。ゴルフって限られた環境 で勝ち目はほとんどない、しかし負けるにしても (経済的、時間的)の人がやるスポーツなんだと今 最低14ホールはゴルフができると考えてゴルフ 更ながらに考えさせられました。周りが全然盛り 場に行きました。これも朝1番のスタートで18 上がらない状況を察した後輩のゴルフ好きの整形 ホール後、食事をはさんで残りの9ホールを行い 外科医たちは気遣ってお祝いの会を開いてくれま ます。この食事が実に気まずい。マッチの相手と した。 食事をするのですが、まだ勝負の決着がついてい では、現在の実力はどれくらいかと言いますと、 ないので話題がとぎれとぎれになり、かといって どのショットも実際、打ってみないとわからない 別々の席に座る訳にもいかず2人とも早々に食事 のが本音ですが、ドライバー:飛距離は芯を食え をすませ席を離れました。今回は念願のマッチプ ば250以上、こすると200、平均230ヤード、フェ レーを経験することが出来、しかも全勝で優勝で アウェーキープ率は30~40%で時々 OBも出ます。 きました。しかし、未だに何故勝てたかよくわか アイアン:パーオン率は33%。リカバリー率:い りません。2週連続のゴルフなんて年1回くらい わゆる寄せワン40%。パット:平均パット数は なのに、4週連続でしかも1. 5、2、1. 5、1. 5ラウ パーオン時のパット数なので2以上(バーディー ンドもゴルフができたのも初めてでした。それか より3パットのほうが多い) 。プロの1. 7台はすご ら、予選に付いたキャディーさんが最後まで付き い数字です。バンカーもピン近、ピン遠いの打ち ます。予選は4バッグなのでいつものキャディー 分けはできません。以上より平均スコアが出ます。 フィーですが、本戦からはキャディーフィーは4 80±αです。“HDCは平均スコアの8掛け”はお 倍になります。1組(1カート)いくらで人数割 およそ当たっているかもしれません。 りなんですね。一方、病院の仕事はいつも通りで、 クラチャンになってゴルフが変わったかと聞か ゴルフのあった日曜日も4週のうち2回当直をし れます。体力、年齢、ラウンド数からしてHDCは ました。いつもは当直の翌日はつらいのに気合が 増える確率の方が高いと判断し、自分なりに答え 入っていたのでしょうか、 あまり疲れませんでした。 を出しました。確実にできるのはマナーのよいゴ 私の実力を知っている人は皆、驚きです。クラ ルファーになることだと。挨拶は自分から、バン チャンってもっと上手な人(HDC5以下)がなる カーはきれいにならし、グリーンのディポットは もんだと私も含めて世間はそう思っています。や 見つけ次第直す。そして河北のT先生のようにMy はり何事にも例外があるんですね。ゴルフ場では 砂袋を購入し、フェアウェーのターフ跡も見つけ キャディーさんや職員の方が名前を覚えてくれま 次第砂を入れて平にしておく。腕はそこそこだけ した。病院では自分からは口に出さないようにし どマナーはいいと言われるように心がけたいと ようと思っていましたがついつい口が滑ってしま 思っています。 いました。しかし、ゴルフに興味がない人が多く、 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 9 ワーク・シェアリング 山形市 武 田 和 夫 アンコールワットの急な階段を登っていると、 て分業体制が進む、王宮の巨大な絵画を、巨匠の どこからか裸足の男の子が現れ、尻を押したり手 工房の弟子どもが協力して制作することは当然で を引いたりしてくれる。頂上に出ると1ドル貰っ あった。 黒沢映画は勿論、 宮崎アニメや人気のマン て消える、こいつら逞しく生きているなと思う。 ガも分業で作られる。毎朝のお味噌汁のお碗だっ 重い荷物を車に積むのを手伝って呉れれば、チッ て、轆轤を引く木地師と漆の塗師の合作である。 プ的謝礼は当然と思う。まして大荷物を積んだ荷 外科手術などはセル方式のチームのようだが、あ 車の後押しを頼めば、報酬の何割かをやるから押 るいはただ麻酔医、 器械出し看護師、 外科医とカー してくれと頼む。仕事の無い奴は多少の収入にな スト的専門職の集まりにすぎないかもしれない。 るし、車引きは楽になる、ワーク・シェアリング 駅前の大衆食堂ではラーメンもかつカレーも である。 作ってくれる、牛丼の吉野家には天丼もラーメン これの極端は世襲的職業の縄張りで、インドの もない。都会では噂のラーメン店に行列が出来た カーストのようにコックは料理を作るのみで、皿 りする。村のお医者さんは、風邪引きも転んだ子 洗いは他のカーストの仕事でそれを侵さない、門 供の擦り傷の手当もしてくれた。現在は専門性と 番は草むしりをせず、子守は部屋の掃除をしない。 いうことで、若い母親は開業数十年の内科小児科 それで各々が安い賃金なら雇い主も納得、今夜の 医より病院、それで病院の小児科は夜でも混雑す 飯代を得た方も神に感謝する。 る。ビル診の婦人科はホルモンが専門で、お産な 景気が悪いとリストラで失業者がでる、政府は ら病院に紹介が当然となる。耳の専門医といった 失業保険や生活保護の金を出すより、企業にワー ら、右の耳専門ですか左ですかと尋ねられたとい ク・シェアリングを勧め、勤務時間も減らしリス うジョークもある。耳、眼専門ならAEDなどに トラするなという。政府にいわれなくともスー は不慣れでも仕方がないが、人は駅前食堂にグル パーは、忙しい時間には大勢で、暇な時間は少人 メ店の味は求めないのに、こと医療になると夜間 数でとパートタイマーを上手く使っている。 当直医に専門医のレベルを要求する。病院の診療 工場のベルトコンベア方式は労働を単純化し、 は細分専門化され、内科も心臓、肺、腸、腎専門 必要な技術の習得を容易にしたが、組み立てライ と大勢の医師が必要になる。サッカーでレッド ンは逆に一番遅い人のペースになる。最近流行の カード退場者の穴を残った人でカバーするように セル方式は組み立て作業を、始めから完成まで数 はいかない。医者不足だ都会偏在といわれるが、 名のチームでしてしまう。チーム作りが上手けれ 大衆食堂より噂のラーメン専門店、何でも屋より ば、熟練者は他の人を教育し技術を引き上げる。 一品専門が偉いとする世間の評価が変わらない限 チームにより速度が異なるが、全体のペースダウ り、医者の大都市大病院集中、地方の医師不足は ンとはならない。仕事が大きく緻密になるにつけ 続くだろう。 10 ( 解 説 は 山 形 県 の 山 髙 橋 金 雄 著 山 と 渓 谷 社 発 行 よ り 引 用 し た ) 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 峰 の 素 晴 ら し い 展 望 は 十 分 立 派 な も の だ 。 体 で 、 裏 山 の 域 を 出 る も の で は な い 。 し か し い ざ 登 っ て み る と 、 険 し い 岩 尾 根 と 飯 豊 連 ら の 容 姿 に も 恵 ま れ て い な い 。 長 者 原 辺 り か ら は 、 ボ ッ テ リ し て い る だ け の さ え な い 風 同 部 屋 に 横 綱 、 大 関 ク ラ ス が ズ ラ リ 並 べ ば 、 ど う 欲 目 で 見 て も か す ん で し ま う 。 山 麓 か ま れ て 、 存 在 感 を 誇 示 で き な い 。 山 自 体 は な か な か で 摩 耶 山 辺 り と い い 勝 負 な の だ が 、 倉 倉 手 山 手 は 随 山 分 ( と く 損 ら を て し さ て ん い ) る ( 。 九 ま 五 ず 三 、 メ そ ー の ト 場 ル 所 ) が 悪 い 。 周 り を 飯 豊 の 巨 大 な 峰 々 に 囲 ( 二 冬 韻 仄 起 ) 一 私 眼 風 樹 念 前 含 察 二 二 倉 來 聳 寒 新 春 立 影 冬 手 一 一 期 飯 痩 落 山 二 山 形 百 山 再 豐 山 葉 逢 嶺 容 重 一 ひ 私そ か に 念ね ん ず 来ら い 春し ゅ ん 再さ い 逢お う を 期き さ ん と 眼が ん 前ぜ ん 聳そ び え 立た つ 飯い い 豊で の 嶺み ね 風か ぜ は 寒か ん 影え い を 含ふ く ん で 山さ ん 容よ う 痩や す 樹じ ゅ は 新し ん 冬と う を 察さ っ し 落ら く 葉よ う 重か さ な り 山 形 市 武 田 昌 孝 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 11 音楽指揮者 岩城宏之の快挙 上山市 渡 辺 好 博 昨年の大晦日の音楽イベントで、指揮者の岩城 感極まったという感じだった。 宏之が、ベートーベン全交響曲連続演奏をやり遂 岩城宏之が、頚椎後縦靭帯骨化症で手術(頚椎 げた。そのライブ放映の約2分の1を視聴した。 固定術)を行ったのは約20年前である。ある雑誌 大晦日の3時半から翌元旦の1時まで、第1交響 でそれは知った。指揮者は激しい首の運動をする 曲から「第9」まで、その間休憩や音楽トークを のが原因かなと、その時は簡単に考えていた。手 挟んで、延々と約10時間である。聴衆も大変だっ 術は成功し、その後以前と変わらぬ指揮者活動を たろう。茶の間では適当に過ごせるが、演奏会場 していたので、ほっとしていたが、その何年か後、 での聴衆の忍耐を考えると余程のマニアでなけれ 喉頭がんをはじめ幾つかの大病を乗り越えてきた ば入場できまい。 ことを、今回はじめて知った。全部で25回も手術 1曲終わると休憩。「第6」が終わって大休憩。 (声帯形成術を含め) を受けたそうである。驚嘆す 聴衆は夕食をとる。前回つまりこれが第2回目な べきファイトである。 のである。一昨年に初めてこの連続演奏が行われ 彼は、私とほぼ同年代であり、彼の音楽エッセ た。聴衆からのアンコールで、第2回目が行われ イを読んだこともある。今年の「朝日賞」を受賞 たのである。第1回目は、全席完売だったという。 した。一昨年の第1回目の演奏会では、主治医が、 前回は「第5」終了後に大休憩があったが、 「第 聴衆席で酸素マスクを持参してした。喉頭の手術 6」の調子が乗らなかったというので、今回は を受けており、酸素不足でぶっ倒れる危険性もあ 「第6」終了後に大休憩を取ったということである。 るという。酸素の血中濃度を時々楽屋で自分で検 その結果はどうだったのか、いつかその印象が印 査しながらの演奏である。指揮台で死亡しても本 刷されることであろう。 望であるという。とにかく世界ではじめての全交 「第9」が終わったとき、聴衆は感動して、ほと 響曲連続演奏の快挙をやり遂げたことに、心から んどが起立して拍手を送っていた。4人の独唱者 の賛辞を送りたい。彼は大晦日の連続演奏を死ぬ も合唱者も感激していた。コンサートマスターも まで続けたいといっていた。 12 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 医療保険制度改革について国保組合の立場から 山形県国民健康保険団体連合会 理事 荒 井 冨 (山形県医師国民健康保険組合理事長) 澄んだ空もますます高く気持ちの良い季節とな 政上の理由から厳しく自主規制してきました。 りましたが、会員の皆様には、ご清栄のこととお こうしたこともあり、給付割合を10割給付とし 慶び申し上げます。 て行ってきましたが、社会情勢の変化・財政上の 国民健康保険を取り巻く状況については、ご承 問題から平成10年9月から9割給付、平成14年9 知のとおり平成15年3月に閣議決定された医療 月から8割給付、そして今年9月から給付割合を 保険制度改革に関する基本方針に基づき、社会保 7割給付とすることにいたしました。 障審議会等で種々検討が行われているところです 全国に国保組合は166組合あり、同種同業の連 が、いまだに詳細が分からない状況となっていま 帯のもとに保険給付や特色のある保健事業を行っ す。 ていますが、現在この多くが7割給付実施の方向 しかし、厚生労働省は、今秋に改革試案を作成 に向かっています。 し、年末までに政府案を取りまとめ、来年の通常 今回の医療保険制度改革で、本組合に与える影 国会に関連法案を提出する予定としています。間 響の大きなものとしては、新高齢者医療制度によ もなく具体的な事項も示されるものと思います。 る被保険者の減少があります。 さて、本組合は、昭和33年4月1日に山形県知 第1種組合員の多くが高齢者医療制度の対象と 事の認可を受け設立発足し、第1種組合員(医師) なるため、大幅な被保険者の減少が予想され、組 と第2種組合員(従業員)及びその家族の健康保 合運営に及ぼす影響がどの程度なのか懸念してい 持と医療の確保に努めて参りました。 るところです。 医師国保組合は組合員が被保険者であり、療養 国保組合として、安定した組合運営が出来るよ 担当者であり、同時に保険者でもあるという極め うな制度改革を望んでいます。 て特殊な保険者であります。このため、自己の医 療機関で行う家族等の診療を自家診療として、財 (国保連合会機関誌 「国保やまがた秋号」 より転載) 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 13 山形県急性心筋梗塞・突然死発症登録評価研究事業 平成16年のまとめ 山形大学医学部器官病態統御学講座 循環・呼吸・腎臓内科学分野 廣 野 摂、竹 石 恭 知 久保田 功 山形県医師会 有 海 躬 行 山形県健康福祉部 青 山 永 策 1.はじめに た発症率は42. 5/10万人年であった。急性心筋梗 「山形県急性心筋梗塞・突然死発症登録評価研究 塞と診断された517例についての解析結果を以下 事業」は平成5年4月に山形県より山形県医師会 に述べる。 が登録業務の委託をうけ発足した 1),2)。山形県医師 会加盟の全ての病院・医院が登録業務に参加して 3.患者背景(表-2) )発症状況の正確な把 おり、急性心筋梗塞(AMI 女性135例がAMI として登録された。 男性382例、 握と急性期死亡率の低下に寄与している。平成5 女性の平均発症年齢(76±12歳)は男性(65±13 年4月から平成16年12月までの登録総数は5, 286 歳)に比し有意に高値であった(P<0. 05)。患者 名に達し、各年のまとめは山形県医師会報におい 住 所 に よ る 地 区 別 発 症 数 は、庄 内 地 区107例 て毎年公表されている。数年の蓄積データを解析 、最上地区35例(7%) 、村山地区(山形市 (21%) したところ、診断・治療・予防医学の観点から意 、山 形 市125例(24%) 、 を 除 く)151例(29%) 義深い知見が得られたので、国際学会と英文誌に 、県外5例(1%)であった。 置賜地区94例(18%) おいて報告した。本稿では平成16年1月から12月 地区別発症数の割合は山形県の地区別人口比にほ までの12年目の調査結果を報告するとともに、過 ぼ一致した。 去12年間の登録者数、平均年齢、冠動脈形成術施 行率と急性期死亡率の年次推移を示し考察する。 2.平成16年登録症例(表-1) 表-2:急性心筋梗塞症例の患者背景 県 内28施 設 よ り 合 計536症 例 を 登 録 頂 い た。 男性 総数(例) 382 年齢(歳) 65±13 身長(c m) 163±6 体重(kg) 70±13 地区別発症数 庄内 76 最上 30 村山(山形市を除く) 111 山形市 92 置賜 69 県外 4 と診断し WHOの診断基準 3) に準じ、517例をAMI た。平成17年に行われた山形県の人口動態統計調 査(総務省による国勢調査)の結果を基に算出し 表-1:登録症例 急性心筋梗塞 517例 突然死(原因不明) 14例 その他 5例 合計 536例 急性心筋梗塞発症率42. 5/10万人年 (平成17年山形県人口1, 216, 116人を基に算出) 女性 合計または平均 135 76±12* 150±6* 49±7 517 68±12 160±6 66±11 31 5 40 33 25 1 107( 21%) 35(7%) 151( 29%) 125( 24%) 94( 18%) 5(1%) *P<0. 男性。年齢、身長、体重は平均±標準偏差を表示。 05vs. 14 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 表-4:急性心筋梗塞発症時の臨床症状と状況 表-3:冠動脈危険因子(重複例あり) 男性 女性 高血圧症 252 83 糖尿病 107 36 喫煙歴 233* 10 高脂血症 96 26 総コレステロール(mg/ ) 179±43 179±34 dl 中性脂肪(mg/ ) dl 109±62 86±35 ) 37±7 43±11 HDLコレステロール(mg/ dl 脳卒中の既往 37 24 心筋梗塞の既往 53 5 腎機能障害 29 5 血縁に心疾患 42 10 *P<0. 女性。 05vs . 合計 335( 65%) 143( 28%) 243( 47%) 122( 24%) 169±41 103±59 38±9 61( 12%) 58( 11%) 34(7%) 52( 10%) 4.冠危険因子(表-3) 高血圧症を65%、喫煙者を47%に認めた。特に 男性の喫煙者は、全男性登録症例の61%(233/ 382 例) 、全喫煙者の96% (233/ 243例)を占めていた。糖 尿病と高脂血症の合併頻度は、それぞれ28%、24% であった。脳卒中の既往を有する例を12%に、心 臨床症状(重複例あり) 胸痛・胸部絞扼感 呼吸困難 めまい・失神・血圧低下 上腹部痛・食欲不振・嘔吐 背部痛 動悸 心拍呼吸停止 その他(不明を含む) 発症時の状況 安静時 仕事・労作中 睡眠中 起床時 食事・飲酒中 入浴中・直後 排尿・排便中 運転( 自家用車・自転車) 中 カラオケ・テレビ・電話中 血液透析中 その他(不明を含む) 男性 女性 合計 336 25 25 20 1 2 2 2 108 20 5 6 3 1 1 3 444( 86%) 45(9%) 30(6%) 26 4 3 3 5 152 80 70 33 19 7 8 3 5 3 2 52 13 25 16 18 3 4 3 0 1 0 204( 39%) 93( 18%) 95( 18%) 49(9%) 37(7%) 10 12 6 5 4 2 筋梗塞の再発例を11%に認めた。 平成16年の解析可能症例における性別別血清 起床時(9%) は初発時の状況として最も多かった。 脂質レベルを以下に示す:血清総コレステロール, 例年、枠外に記載がみられるものとして、入浴中・ ,女性179±34mg/ ;中性脂 男性179±43mg/ dl dl 直後、排尿・排便中、運転中、カラオケ・テレビ・ ,86±35mg/ ;HDLコレス 肪,109±62mg/ dl dl 電話中、血液透析中等の項目が挙げられるが、平 ,43±11mg/ 。 テロール,37±7mg/ dl dl 成16年も複数例が同様の状況で発症しており、注 昨年の報告とほぼ同様の結果であり、山形県に 意が必要である。 おいては、60歳以上の好発年齢層における脂質代 発症の直接的因果関係は現時点にお 謝異常とAMI 6.臨床検査所見(表-5) いては明らかではない 4)。今後、脂質代謝異常に 発症から最終的に収容を受けた病院までの到達 曝露されてきた期間が長い若年層が好発年齢に達 時間は8. 4±26. 2時間(中央値2. 5時間)であった。 の症例数はさらに増加する可能性が した際、AMI 確実な心電図所見(異常Q波の出現または1日 示唆され、継続した注意深い観察が必要と考えら 以上続くST上昇の経時的変化)と心筋逸脱酵素値 れた。 の明らかな異常(発症または入院72時間以内に少 なくとも1回以上、上限の2倍以上)が捉えられ 5.発症時の臨床症状と状況(表-4) た症例は、いずれも全体の80%以上を占めた。男 初発時の症状で最も多いものは定型的な(確か 性の血清CPK最高値(2, 540±2, 282I U)は女性 な心外性の原因がなく、20分以上続く入院を要す (1, 773±2, 431I U)に比し高値であった。梗塞の 。次 る程度の)胸痛と胸部絞扼感であった(86%) 型ではQ波形成を76%に認め、心電図変化による いで、呼吸困難、めまい・失神や上腹部痛・食欲 梗塞部位では前壁梗塞が44%、下壁梗塞が41%を 不振・嘔吐等の消化器症状を訴えるものも多かっ 占めていた。一方、女性に限っては、下壁梗塞の た。発症時の状況は比較的多彩であった。安静時 、仕 事・労 作 中(18%) 、睡 眠 中(18%) 、 (39%) 頻度が前壁梗塞に比べ高い傾向をみとめた(46% vs .40%)。 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 表-5:臨床検査所見 男性 女性 合計または平均 病院収容までの時間(hr ) 7. 5±25. 0 11. 0±29. 5 8. 4±26. 2 (中央値) ( 2. 0) ( 2. 5) ( 2. 5) 心電図 確実 313 122 435( 84%) 不確実 30 7 37 該当所見なし 30 4 34 不明 9 2 11 梗塞の型 Q波 287 104 391( 76%) 非Q波 91 26 117 不明 4 5 9 梗塞部位(重複例あり) 前壁 176 54 230( 44%) 下壁 152 62 214( 41%) 側壁 96 39 135 その他 6 6 12 心筋逸脱酵素 異常 313 113 426( 82%) 境界域 38 14 52 正常 20 2 22 非特異的 1 2 3 採血なし 4 1 5 不明 6 3 9 CPK最高値(I U) 2,540±2,282 1,773±2,431* 2,369±2,328 *P<0. 女性。病院収容までの時間と血清CPKの値は平均 05vs. ±標準偏差を表示。登録病院のCPK正常上限値は205±79I U。 7.急性期死亡率と原因(表-6) 発症28日以内の 平成16年の急性期死亡率(AMI 15 表-6:急性期 (発症28日以内) 死亡原因と死亡率 男性 女性 合計 ポンプ失調 22 10 32( 56%) 不整脈 4 4 8( 14%) 心破裂・中隔穿孔 2 8* 10( 18%) 術後死亡 1 0 1(2%) 心臓以外の原因 2 4 6( 10%) 合計 31 26 57 *P<0. 男性。急性期死亡率11. 05vs . 0%(57/ 517例) 表-7:入院時の心不全重症度と急性期死亡率の関係 男性 女性 合計 死亡数(率) Ki l l i p分類 Ⅰ(心不全なし) 285 100 385 3(5%) Ⅱ(軽症心不全) 21 7 28 8( 14%) Ⅲ(重症心不全) 28 11 39 18( 32%) Ⅳ(心原性ショック) 43 15 58 28( 49%) 不明 5 2 7 0 表-8:再灌流療法の手技別施行数と急性期死亡率の関係 総数 死亡者数 死亡率 再灌流療法なし 144 43 30% 血栓溶解剤の静注 5 1 20% 血栓溶解剤の冠注 9 1 11% 経皮的冠動脈形成術 362 12 3% 冠動脈バイパス術 19 2 11% 重複例あり、急性期経皮的冠動脈形成術施行率70% されなかった群に比し有意に死亡率が低かった (3% vs の施行は、 .30%、P<0. 001)。確実なPCI 死亡率)は11. 0%(57/ 517例)であった。ポンプ の急性期死亡率を低下させる上で最も重要な AMI 失調は死亡原因の56%を占めていた。心破裂・中 因子と考えられた。 隔穿孔死は全死亡者の18%にみられ、死亡原因の 中で唯一、女性の発生頻度が男性に比し高かった 10.月別、時間別発症者数(図-1) 冬 期(12-2月156例)及 び 秋 期(9-11月155 例)の発症者数は夏期(6-8月95例)に比べ有意 に多かった(P<0. 05)。また午前中(6-11時153 例)の発症者数は深夜(0-5時93例)に比べ有意 に多かった(P<0. 05)。 2例、P<0. (8例 vs . 05)。 8.心不全重症度と急性期死亡率の関係 (表-7) 心不全重症度分類であるKi l l i p分類では、Ⅰ度 、Ⅳ度(心原性ショッ (心不全なし)を385例(74%) ク)を58例(11%)に認めた。入院時の心不全重 症度が高くなるにつれ、急性期死亡率は有意に上 Ⅲ 32%,Ⅳ 49%、 昇 し た (Ki l l i pⅠ 5%,Ⅱ 14%, P<0. 05)。 11.経皮的冠動脈形成術の施行率と急性期死亡率 の年次推移(図-2) の施行率はこの12年間で飛躍的に増加し PCI (平成6年 26%→ 平成16年 70%) 、急性期死亡率 9.再灌流療法の手技別施行数と急性期死亡率の 関係(表-8) 登録症例のうち362例(70%)に対し、急性期 )が施行された。急 に経皮的冠動脈形成術(PCI が施行された群は、再灌流療法が施行 性期にPCI を初期の20%台から10%台前半へと低下させた (平成5年 20. 8%→ 平成16年 11. 0%)5),6)。 16 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 H5年 H6 H7 H8 H9H10H11H12H13H14H15H16 PCI施行率(%) 25. 934. 846. 253. 952. 767. 561. 856. 065. 668. 970. 0 死 亡 率(%)20. 816. 020. 117. 920. 912. 013. 014. 313. 813. 513. 511. 0 図-2:経皮的冠動脈形成術(PCI )の施行率と 急性期死亡率の年次推移 図-1:月別、時間別発症者数 12.登録症例数と平均年齢の年次推移(図-3) の登録症例数と性別別平均 山形県におけるAMI の発症者数は年々 年齢の年次推移を示す 7)-9)。AMI 増加してきており、さらに女性の平均年齢は12年 間で4歳上昇した (平成5年 72±10歳→ 平成16 年 76±12歳)。今後さらに冠動脈形成術の困難な 高齢者が増加することが予想され、重要かつ注意 すべき状況と考えられた。 H5年 H6 H7 H8 H9H10H11H12H13H14H15H16 288 437 423 424 373 450 462 456 441 489 527 517 年齢(男性) 66 65 67 66 65 67 65 68 66 67 68 65 (女性) 72 73 74 75 74 74 75 74 76 76 78 78 登録者数 図-3:登録症例数と平均年齢の年次推移 13.まとめ 山形県急性心筋梗塞発症登録評価研究事業、平 高齢であった。登録症例の主な臨床所見は最近数 成16年(12年目)の解析結果を報告するとともに、 年の解析結果と大きな変化は無かった。男性の喫 過去12年間の登録者数、平均年齢、冠動脈形成術 煙者が全男性登録症例の61%、全喫煙者の96%を 施行率と急性期死亡率の年次推移を示し考察した。 占めており、引き続き啓蒙が必要である。 平成16年の山形県における急性心筋梗塞発症 施行率は70%であった。PCI が施行さ 急性期PCI 率 は42. 5/10万 人 年、急 性 期 死 亡 率 は11. 0%で れた症例の急性期死亡率は再灌流療法が施行され あった。女性の平均発症年齢は男性に比し有意に なかった症例に比し有意に低値であった(3% 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 の施行は、AMI の急性期死亡 vs .30%)。確実なPCI 17 4)廣野摂、福井昭男、竹石恭知、久保田功、有 率を低下させる上で最も重要な因子と考えられた。 海躬行、佐藤洋樹:山形県急性心筋梗塞・突 施行率は飛 過去12年間で、山形県におけるPCI 然死発症登録評価研究事業-平成15年(第11 躍的に増加し、急性期死亡率は初期の20%台から 年次)のまとめ.山形県医師会会報.平成17 10%台前半へと低下した。一方、心筋梗塞発症者数、 年;641:18-22 女性の高齢者、脳卒中の既往を有する症例が近年 5)I t oH,Kubot aI ,YokoyamaK,Yas umur aS, の困難な症例が 有意に増加しており、今後はPCI t Tomoi ke H:Angi opl as t y butnot hr ombol ys i si mpr oves s hor t t er m mor t al i t y of acut emyocar di ali nf ar ct i on.A mul t i cent er s ur vey i n Yamagat a,Japan.Jpn Hear tJ. ;40 :3831999 9 6)Kubot aI ,I t oH,YokoyamaK,Yas umur aS, Tomoi ke H:Ear l y mor t al i t y af t er acut e myocar di ali nf ar ct i on:obs er vat i onals t udy ; i nYamagat a,19931995.JpnCi r cJ.1998 :41462 8 増加する可能性が示唆され、継続した注意深い観 察が必要と考えられた。また女性の高齢者には、 心破裂・中隔穿孔の合併により急性期死亡に至る 症例が多く、これまで以上に迅速な診断と手術可 能な施設への搬送が求められる。 12年間にわたり本事業に御協力いただきまし た医師会会員の皆様方に深謝いたします。お手数 をおかけいたしますが、先生方には今後も御協力 と御支援をお願い申し上げます。 7)廣野摂、宮下武彦、福井昭男、久保田功、斎 参考文献 藤幹郎、國井一彦、本間正己:山形県急性心 1)山形県環境保健部,山形県医師会,山形大学 筋梗塞・突然死発症登録評価研究事業 -平成 第一内科:山形県急性心筋梗塞発症登録研究 12年(第8年次)のまとめ.山形県医師会会 事業.平成5年の中間報告 (第一報) .山形県 :27報.平成14年;605 30 医師会会報.平成6年;514:58-59 2)久保田功、廣野摂、福井昭男、野崎直樹、奥 8)廣野摂、福井昭男、竹石恭知、久保田功、斎 藤幹郎、國井一彦、本間正己:山形県急性心 山雅基、竹石恭知:山形県における急性心筋 筋梗塞・突然死発症登録評価研究事業-平成 梗塞症の短期ならびに長期予後の実態につい 13年(第9年次)のまとめ.山形県医師会会 :22-26 報.平成15年;617 て.山形医学.2002;20;69-76 3)Tuns t al l PedoeH,Kuul as maaK,Amouyel 9)廣野摂、福井昭男、竹石恭知、久保田功、國 P,Ar vei l erD,Raj akangas AM,Paj ak A: Myocar di ali nf ar ct i on and cor onar y deat hs i nt heWHOMONI CA Pr oj ect :Regi s t r at i on pr ocedur es ,event r at es ,and cas ef at al i t y r at esi n38popul at i onsf r om 21count r i esi n ;90 :583f ourcont i nent s . Ci r cul at i on 1994 61 井一彦、佐藤洋樹:山形県急性心筋梗塞・突 然死発症登録評価研究事業-平成14年(第10 年次)のまとめ.山形県医師会会報.平成16 年;629 :14-18 18 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 年 頭 所 感 山形県医師会長 有 海 躬 行 明けまして御目出度うございます。 小泉内閣は郵政民営化を旗印に大勝し、その余勢をかって強引に政策を押し進めています。 郵政以外の重要課題の憲法、外交、社会福祉、教育等については説明のないまま新内閣は発足 し、あたかも国民の信を全面的に手中にしたかのように行動しています。 イエスマンやチルドレンの数に頼み反対する者は即座に首を切られていきます。信長気取り の首相が踏み絵を強いる残虐さは封建時代の強権政治そのものであります。 政策は専ら子飼いの民間議員や御用学者からなる財政経済諮問会議や規制改革・民間開放会 議で決定され、異なる意見を持つものは抵抗勢力の烙印を押されて放逐されてしまいます。中 医協委員の団体推薦制も首相の鶴の一声で廃止されることとなったのは典型的な例であります。 このように議会制民主主義の機能は衰退し、国民の意向は届きにくくなっています。 郵政民営化よりもはるかに重要な年金・医療の社会保障問題の解決は困難で、国家財政破綻 のところに不況から脱却できず、少子高齢化は間断なく進行しているのですから事態は実に深 刻であります。 私達の医療については去る10月19日に厚労省から医療制度構造改革試案が出されました。そ の内容については御存知の通り、医療費の伸びの抑制を基本的な柱としており、中長期対策と しては生活習慣病予防、平均在院日数の短縮、在宅医療促進であり、短期対策としては公的医 療保険給付の見直しとして高齢者負担増、療養病床の食費居住費負担等があげられています。 もう一本の柱の医療保険制度体系の見直しでは都道府県単位の保険者の再編・統合、新たな高 齢者医療制度の創設などであります。 これらの方針はいずれも患者負担を増やし医療の安全と質の低下を招くもので、世界に誇る べき国民皆保険制度を崩壊させるものであります。 日本医師会の国民的反対運動の一環として本県でも署名運動と山形県大会を展開いたしました。 医療現場の実状を無視した診療報酬の大幅引き下げが喧伝されていますが、本稿が活字とな る頃には具体的数字が公表され、医療を後退させる愚かな選択が現実のものとなっているで 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 19 しょう。医療は正にこれから迎える厳冬に追い込まれようとしています。 たとえ如何なる辛い時代にあっても私達は医療人として団結して乗り切らなければなりません。 高校の英語教科書にスティーブンスの「A NI GHTUNDERA PI NETREE」という文章があっ たのを想い出しています。それは一人の男が「謙遜」という名のロバを連れて渓谷を旅し、松 の木の下で野宿する物語でした。 日が落ち漆黒の闇の中で男は煙草を吸う。煙草の一点の光だけが輝いている。やがて朝がき て日の出の光は渓谷の山頂をまるで馬が跳ねるように次々と照らし広がっていく。当時の私は この物語を情景描写とくに光の表現が素晴らしいと感じる程度でした。 最近になってスティーブンスが文章に込めた意味がようやく分かるような気がするのです。 旅人は人間であり、ロバの「謙遜」は自然に対する慎み深い気持ちであり、旅は人生であり、 暗闇は現実の世界であり、輝く煙草の光は明日への希望であり、やがて訪れる朝の光は新しい 人生を示唆しているのであろうと思えてきたのです。暗ければ暗いほど小さな光でも輝きを増 すのであります。 医療環境が厳しさを増す昨今、私達が忘れてならないのは希望を持ち続けることではないか と思うのです。 いかなる窮境にあっても活路は開けるものであり、衰微の極は隆盛への転機とも考えられる のであります。 本年が皆様にとり佳き年となりますようお祈り申し上げます。 窮すれば則ち変じ、変ずれば則ち通ず(易経) 20 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 県医師会だより 第 9 回 常 任 理 事 会 日 時、平成17年12月7日(水) 午後3時30分~ 会 場、県医師会館、鶴岡地区医師会館(テレビ会議) 3.第49回社会保険指導者講習会の伝達講習会に 出席者 ついて 12月2日(金) 酒田市・十全堂社 会 長 有海 躬行 副 会 長 竹内 輝博、須藤 俊亮 竹内副会長、栗谷副議長出席 常任理事 佐藤 泰司、三原 一郎、武田 憲夫 鈴木 明朗、中條 明夫 竹内副会長より、 県立がん・生活習慣病センター の斎藤博先生と私とで、 「わかりやすい免疫疾患」 に 事 務 局 伊藤事務局長ほか事務局員 〔Ⅰ〕報告事項 ついて伝達を行い、25名の出席者があった旨報告。 4.平成17年度家族計画・母体保護指導者講習会 について 12月3日(土) 日本医師会館 1.社会保険医療担当者の監査、 個別指導について 11月24日(木) 国民年金健康保養センター「もがみ」 金杉 浩先生出席 立会 須藤副会長、山科理事 伊藤事務局長より、金杉浩先生から出席してい 12月6日(火) 国民年金健康保養センター「もがみ」 ただいた旨報告。 立会 須藤副会長 5.皆保険制度を守る国民集会山形県大会につ 11月29日(火) 酒田市中央公民館 立会 竹内副会長 いて 12月4日(日) ホテルメトロポリタン山形 有海会長ほか役員出席 立会い役員より報告。 有海会長より、県歯科医師会、県薬剤師会から 2.第11回山形県医師会学術大会について 11月26日(土) ホテルメトロポリタン山形 有海会長ほか役員出席 の応援演説があり、参加者は128名と盛会であっ た旨報告があり、引き続き署名活動をお願いした いとの要請があった。 武田常任理事より、一般講演10題、特別講演2 6.本会禁煙推進委員会について 題で、医師71名、老健施設関係者22名、合わせて 12月6日(火) 県医師会館 93名の出席者があった旨報告。 有海会長ほか役員出席 中條常任理事より、本年度の事業報告を行い、 18年度事業について協議し、ニコチンパッチが保 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 険適用された場合の対応などについて意見交換し 21 〔Ⅱ〕通知事項 た旨報告。 1.国民皆保険制度を守る署名運動中間集計につ 7.会議・行事等について 敢 三師会役員懇談会について 11月24日(木) ホテルメトロポリタン山形 有海会長ほか役員出席 いて 竹内副会長より、 日本医師会常任理事から、 国民皆 保険制度を守る署名運動中間集計では、 1, 000万名 近くの署名が集まっているとの通知がある旨説明。 (本会会員用ホームページ 「医師会ニュース」 に掲載) 有海会長報告。 2.署名活動の更なるお願いについて 柑 山形県保険者協議会第2回作業部会 11月29日(火) あこや会館 竹内副会長より、日本医師会常任理事から、署 有海会長出席報告。 名活動の更なる協力依頼がある旨説明があり、協 力了承。 (本会会員用ホームページ「医師会ニュー 桓 山形県国民保護協議会 ス」に掲載) 11月30日(水) 山形国際ホテル 有海会長出席報告。 3.山形県医療給付事業に係る負担者番号の変更 に伴う社保併用山形県医療給付事業請求書の様 棺 山形県医師国保組合理事会 式変更について 12月3日(土) オーヌマホテル 有海会長ほか役員出席 竹内副会長より、県国民健康保険団体連合会理 事長から、山形県医療給付事業に係る負担者番号 有海会長より報告。 の変更に伴う社保併用山形県医療給付事業請求書 の様式変更について通知がある旨説明。 款 山形県医師信用組合常務会 12月7日(水) 県医師会館 有海会長、竹内副会長出席 竹内副会長より報告。 4.予防接種に関する普及啓発事業の実施につ いて 佐藤常任理事より、日本医師会感染症危機管理 対策室長から、地域における予防接種推進事業内 8.その他 容について照会がある旨説明があり、回答は須藤 副会長、佐藤常任理事に一任と決定。 敢 本県出身の国会議員との懇談会について 5.平成18年度医療に関する税制改正要望につ 有海会長より、会員から、本県出身の国会議 いて 員との懇談会を持ってはどうかとの意見をも らったが、合同懇親会に招待するなどチャンス 須藤副会長より、日本医師会長から、平成18年 を設け、言うべきことは申し上げたいと考えて 度医療に関する税制改正要望重点項目に沿って、 いる旨報告があった。 自民党税制調査会委員の国会議員を中心に、要望 を重ねているところなので、地元選出国会議員へ の積極的な働きかけ依頼がある旨説明。 22 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 6.消費税に関するアンケート集計結果について 更したため、警備請負契約書の改訂並びに覚書締 結依頼がある旨説明があり、それぞれ了承。 須藤副会長より、日本医師会長から、 消費税に関 するアンケート集計結果が送付されている旨説明。 5.助成金要望書について 7.厚生労働省「医療安全の確保に向けた保健師 伊藤事務局長より、第51回日本聴覚医学会長か 助産師看護師法等のあり方に関する検討会」ま ら、医学会への助成依頼がある旨説明があり、助 とめの送付について 成することと決定。 須藤副会長より、日本医師会常任理事から、厚 生労働省「医療安全の確保に向けた保健師助産師 「生涯教育と地域医療」に関するアン 6.現代GP ケート調査について 看護師法等のあり方に関する検討会」まとめが送 付されている旨説明。 武田常任理事より、山形大学医学部長から、現 「生涯教育と地域医療」に関するアンケート 代GP 〔Ⅲ〕協議事項 調査依頼がある旨説明があり、回答は佐藤常任理 事に一任と決定。 1.平成17年度第2回山形県高齢者保健福祉推進 委員会の開催について 12月21日(水) 自治会館 7.平成17年度版「学校保健の動向」について 佐藤常任理事より、県学校保健連合会長から、 竹内副会長より、県高齢者保健福祉推進委員会 平成17年度版「学校保健の動向」が完成し、その 会長から、第2回委員会への出席案内がある旨説 出版案内がある旨説明があり、各郡市地区医師会 明があり、有海会長出席と決定。 長あて通知することと決定。 (本会会員用ホーム ページ「医師会ニュース」に掲載) 2.山形県薬事審議会委員の推薦について 8.各種検診委員会委員の委嘱について 竹内副会長より、県健康福祉部長から、山形県 薬事審議会委員の推薦依頼がある旨説明があり、 敢 鶴岡地区医師会 有海会長を再推薦することと決定。 3.平成19年春の栄典候補者の調査について 委 嘱 正岡 俊明 呼吸器検診委員 鈴木常任理事より、鶴岡地区医師会長から、 呼吸器検診委員会委員の委嘱依頼がある旨説明 竹内副会長より、県健康福祉部長から、平成19 があり、委嘱了承。 年春の栄典候補者について調査依頼がある旨説明 があり、事務局にて調査のうえ、回答することと 決定。 4.警備請負契約書の利用回線変更に伴う覚書締 結について 9.山形県透析施設災害ネットワーク(案)につ いて 中條常任理事より、日本透析医会山形県支部で は、県透析施設災害ネットワーク (案) を策定した 旨説明があり、山形県防災計画との整合性につい 伊藤事務局長より、東北綜合警備保障㈱山形支 て、県と相談することになり、中條常任理事に一 社長から、利用回線を専用回線からI SDN回線に変 任と決定。 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 10.各都道府県医師会における医療従事者喫煙状 23 追 加 要 項 況調査等の有無について 〔Ⅰ〕報告事項 中條常任理事より、沖縄県医師会から、各都道 府県医師会における医療従事者喫煙状況について 照会がある旨説明があり、回答は中條常任理事に 1.会員訃報について 会員氏名 江場 充夫 先生(92歳) 【北村山地区医師会】 一任と決定。 死亡年月日 12月4日(日) 11.日本医師会認定産業医制度 産業医学研修会 申請書提出について 3月9日(木) 山形ビッグウイング 告 別 式 12月6日(火) 午前11時 (村山市) 場 所 「セレモニーホール村山」 喪 主 江場 秀夫 様(長男) 須藤副会長より、産業保健推進センター所長か 有海会長より、江場先生が亡くなられ、12月6 ら、日本医師会認定産業医制度研修会指定申請が 日に告別式が執り行われた旨報告。 ある旨説明があり、日本医師会へ上申了承。 〔Ⅱ〕通知事項 12.RI Cが行う「医療機関における過重労働・メン タルヘルス対策に係る基礎アンケート」実施に 対する協力について 1.「独立行政法人医薬品医療機器総合機構に対 する治験副作用等報告に関する報告上の留意点 等について」の改正について 須藤副会長より、日本医師会長から、RI Cが労 災指定医療機関を対象に行う「医療機関における 竹内副会長より、日本医師会常任理事から、 「独 過重労働・メンタルヘルス対策に係る基礎アン 立行政法人医薬品医療機器総合機構に対する治験 ケート」実施に対する協力依頼がある旨説明があ 副作用等報告に関する報告上の留意点等につい り、協力了承。 て」の改正について通知がある旨説明があり、各 郡市地区医師会長あて通知することと決定。 13.「医療機関における過重労働・メンタルヘル ス対策に係る基礎アンケート」実施に対する協 力要請について 2.「独立行政法人医薬品医療機器総合機構設立 後の自ら治験を実施した者による治験副作用等 報告について」の改正について 須藤副会長より、労災保険情報センター理事長 から、 「医療機関における過重労働・メンタルヘル 竹内副会長より、日本医師会常任理事から、 「独 ス対策に係る基礎アンケート」実施に対する協力 立行政法人医薬品医療機器総合機構設立後の自ら 要請がある旨説明があり、協力了承。 治験を実施した者による治験副作用等報告につい て」の改正について通知がある旨説明があり、各 14.労災医療にかかる打ち合わせ会議について 平成18年1月11日(水) ホテルキャッスル 郡市地区医師会長あて通知することと決定。 3.「自ら実施する薬物に係る治験の計画の届出等 須藤副会長より、労災保険情報センター山形事 に関する取扱いについて」 の一部改正について 務所長から、労災医療にかかる打ち合わせ会議へ の出席案内がある旨説明があり、正副会長、常任 竹内副会長より、日本医師会常任理事から、 「自 理事出席と決定。 ら実施する薬物に係る治験の計画の届出等に関す 24 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 る取扱いについて」の一部改正について通知があ 〔Ⅲ〕協議事項 る旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知す ることと決定。 1.本会給与規程の一部改正について 4.自ら治験を実施した者による治験副作用等報 竹内副会長より、山形県人事委員会勧告に伴う 告の取扱いについて 本会給与規程の一部改正について説明があり、原 案とおり一部改正することと決定。 竹内副会長より、日本医師会常任理事から、自 伊藤事務局長より、平成18年4月1日改正分に ら治験を実施した者による治験副作用等報告の取 ついては、県議会決定後に改めて提案させていた 扱いについて通知がある旨説明があり、各郡市地 だく旨説明があり、了承。 区医師会長あて通知することと決定。 2.感染性廃棄物等に関するアンケート調査の実 5.医療機関内における感染性(ウイルス性)胃 施について 腸炎の予防について 竹内副会長より、日本医師会常任理事から、感 佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、 医療機 染性廃棄物等に関するアンケート調査依頼がある 関内における感染性(ウイルス性) 胃腸炎の予防策 旨説明があり、A票は事務局、B票は竹内副会長 について通知があるが、各郡市地区医師会長並び が回答することと決定。 に各病院長には直接通知されている旨説明。 (本会 会員用ホームページ「医師会ニュース」 に掲載) 3.新年祝賀会の開催について 1月14日(日) 山形グランドホテル 6.妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事 項について 竹内副会長より、県歯科医師会長から、新年祝 賀会への出席案内がある旨説明があり、有海会長 佐藤常任理事より、日本医師会長から、妊婦へ 出席と決定。 の魚介類の摂食と水銀に関する今回の注意事項は、 妊婦の方々に水銀濃度が高い魚介類を食べないよ うに要請するものではなく、胎児の健康を保護す 4.主催講演会における山形県医師会の後援につ いて 2月9日(木) 山形市立病院済生館 るためのものであるとの通知がある旨説明があり、 各郡市地区医師会長あて通知することと決定。 (本 会会員用ホームページ「医師会ニュース」に掲載) 武田常任理事より、山形市立病院済生館館長か ら、診ます会講演会への後援依頼がある旨説明が 7.抗インフルエンザウイルス薬の安定供給等に あり、後援了承。 ついて 5.社会保険医療担当者の監査について 佐藤常任理事より、日本医師会感染症危機管理 対策室長から、抗インフルエンザウイルス薬の安 竹内副会長より、 山形社会保険事務局長から、 社会 定供給等について、前年使用実績などを配慮し、 保険医療担当者の監査について通知がある旨説明が 備蓄を目的とする注文は原則として行わないよう あり、 立会い役員について協議の結果、 次のとおり決定。 周知方依頼がある旨説明があり、各郡市地区医師 会長あて通知することと決定。 12月13日(火) 病院 板坂常任理事 12月15日(木) 病院 三原常任理事、中里監事 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 6.平成17年度乳幼児保健講習会の開催について 2月18日(日) 日本医師会館 25 8.「第22回全国医師会共同利用施設総会」への 参加人数等予備調査について 9月9日(土)・10日(日) 長崎市 佐藤常任理事より、日本医師会長から、平成17 年度乳幼児保健講習会の開催案内がある旨説明が 鈴木常任理事より、長崎県医師会長から、 「第22 あり、次回全理事会へ再提出することと決定。 回全国医師会共同利用施設総会」への参加人数等 予備調査がある旨説明があり、5名出席予定と回 7.山形県新型インフルエンザ対策行動計画案 答することと決定。 (保健・医療部分) に関する説明会の開催について 12月12日(月) あこや会館 9.日本医師会認定産業医制度研修会指定申請書 の提出について 佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、山形 2月9日(木) 山形市医師会健診センター 県新型インフルエンザ対策行動計画案(保健・医 療部分)に関する説明会への出席案内がある旨説 須藤副会長より、山形市医師会長から、日本医 明があり、佐藤常任理事出席と決定。 師会認定産業医制度研修会指定申請がある旨説明 があり、日本医師会へ上申了承。 解回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回塊 壊 壊 山形県医師会会報への投稿についてお願い 壊 壊 壊 壊 壊 1.投稿者は、本会の会員または会員との共著者であることを原則とします。 壊 壊 2.内容は、学術論文、随想、短歌、趣味に関するものなど、なんでも結構です。 壊 壊 3.原稿は横書きとし(短歌、俳句等は除く)、当用漢字、現代かなづかいを使って 壊 壊 壊 下さい。 壊 壊 壊 明らかな誤字・脱字等は、情報広報部にて訂正いたします。(外国語はパソコン 壊 壊 壊 か活字体でとくに明瞭に。) 壊 壊 壊 4.原稿用紙は、原則として県医師会所定のもの(一行22字×21行)をご使用下さ 壊 壊 壊 い。ご希望の方にはお送り致します。(4枚で1頁) 壊 壊 壊 5.パソコン使用の場合は、Eメール添付、FD・CDを送付していただいても結構です。壊 壊 6.学術関係のものは、臨床医家向きにお書き下さい。 壊 壊 7.原稿の締切は毎月月末です。 壊 壊 壊 壊 8.原稿の採否は情報広報部できめさせていただきます。 壊 壊 9.別刷希望の方はあらかじめお申し出下さい。(30部以上の場合は、実費をいただ 壊 壊 壊 きます。) 壊 壊 壊 10.その他については、事務局(023-631-4350)にご照会下さい。 壊 廻回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回快 26 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 第 9 回 全 理 事 会 日 時、平成17年12月17日(土) 午後3時~ 会 場、天童温泉「滝の湯ホテル」 12月15日(木) 病院 出席者 立会 三原常任理事、中里監事 会 長 有海 躬行 副 会 長 竹内 輝博、須藤 俊亮 立会い役員より報告。 常任理事 佐藤 泰司、三原 一郎、武田 憲夫 板坂 勝良、鈴木 明朗、中條 明夫 理 事 松下鈆三郎、大沼 央、佐藤 紀嗣 藤山 忠信、山科 昭雄 監 事 小田 純士、小林 正義、中里 純 4.第49回社会保険指導者講習会の伝達講習会に ついて 12月14日(水) ホテルメトロポリタン山形 有海会長、板坂常任理事出席 議 長 舟山 尚 副 議 長 栗谷 義樹 板坂常任理事より、竹内先生と県立がん・生活 習慣病センターの斎藤博先生から「わかりやすい 事 務 局 伊藤事務局長ほか事務局員 免疫疾患」について伝達が行われ、20名の出席者 があった旨報告。 〔Ⅰ〕報告事項 5.都道府県医師会医事紛争担当理事連絡協議会 1.第9回常任理事会について 12月7日(水) 県医師会館ほか(テレビ会議) について 12月15日(木) 日本医師会館 竹内副会長出席 竹内副会長より、第9回常任理事会の報告は既 にお送りしているとおりである旨説明があり、そ 竹内副会長より、日医医賠責保険の運営に関す れぞれ了承された。 る経過報告、留意事項、医療事故と行政処分、長 野県医師会並びに岡山県医師会から医療事故紛争 について 2.診療に関する相談申込状況 (11月分) 対策と活動報告があった旨報告。 板坂常任理事より、11月分の診療に関する相談 6.東北各県医師会長会議について は、県医師会での受付4件、診療・病気に対する 苦情・相談であった旨報告。 3.社会保険医療担当者の監査について 12月8日(木) JA山形市会館 立会 須藤副会長、板坂常任理事 12月16日(金) ホテルメトロポリタン仙台 有海会長出席 有海会長より、中央情勢についての報告、日医 代議員会議長候補者、第60回東北医師会連合会総 会・学術大会の開催日程(平成18年9月16日・17 日にホテル仙台プラザ)などについて話し合われ 12月13日(火) 病院 立会 板坂常任理事 た旨報告。 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 7.会議・行事等について 27 目的で採用する場合には、事前に免許証及び卒業 証書の原本の提出を必ず求め、資格を有している 敢 小児救急電話相談事業打合せ 12月8日(木) 県医師会館 須藤副会長、中條常任理事出席 ことの確認を十分行う」ことが求められていると の通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 あて通知することと決定。 (本会会員用ホームペー ジ「医師会ニュース」に掲載) 中條常任理事より報告。 2.精神障害者に対する雇用支援の充実強化につ 柑 酒田地区医師会忘年会 いて 12月9日(金) ホテルリッチ酒田 有海会長出席報告。 竹内副会長より、日本医師会長から、精神障害 者の円滑な職場復帰等、総合的な雇用支援への協 桓 山形県新型インフルエンザ対策行動計画案 に関する説明会 力依頼がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 あて通知することと決定。 12月12日(月) あこや会館 佐藤常任理事出席報告。 3.厚生労働省作成の「 『医療・介護関係事業者に おける個人情報の適切な取扱いのためのガイド 棺 山形県乳幼児予防接種広域化に関する打 合せ ライン』に関するQ&A(事例集)」の追加Q& Aについて 12月16日(金) 県医師会館 須藤副会長、佐藤常任理事出席 竹内副会長より、日本医師会長から、厚生労働 省作成の「『医療・介護関係事業者における個人情 佐藤常任理事より報告。 報の適切な取扱いのためのガイドライン』に関す るQ&A(事例集) 」の追加Q&Aについて通知が 款 山形県医師信用組合理事会 12月17日(土) 天童市・滝の湯ホテル 有海会長ほか役員出席 有海会長より報告。 ある旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知 することと決定。 (本会会員用ホームページ「医師 会ニュース」に掲載) 4.日本医師会生涯教育講座等の各種講習会を日 本内科学会認定内科専門医更新の研修単位とす 歓 山形県医師会協同組合理事会 るための申請について 12月17日(土) 天童市・滝の湯ホテル 有海会長ほか役員出席 武田常任理事より、日本医師会長から、日本医 師会生涯教育講座等の各種講習会を日本内科学会 有海会長より報告。 認定内科専門医更新の研修単位とするための申請 について通知がある旨説明があり、各郡市地区医 〔Ⅱ〕通知事項 1.無資格者による医業の防止について 師会長あて通知することと決定。 5.政府・与党医療改革協議会の「医療制度改革 大綱」に対する日本医師会の意見について 竹内副会長より、日本医師会長から、無資格者 による医業の防止について、 「医師として就業する 板坂常任理事より、日本医師会長から、政府・与 28 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 党医療改革協議会の「医療制度改革大綱」 に対する 2.山形市医師会新年会ご招待について 1月12日(木) 山形グランドホテル 日本医師会の意見が送付されている旨説明。 (本会 会員用ホームページ「医師会ニュース」 に掲載) 竹内副会長より、山形市医師会長から、新年会 に際して使用する電気 6.ラジオ波焼灼法(RFA) 手術器の「使用上の注意」の改訂等について 板坂常任理事より、県健康福祉部長から、ラジ オ波焼灼法に際して使用する電気手術器の「使用 への出席案内がある旨説明があり、有海会長出席 と決定。 3.新春祝賀会のご案内について 1月7日(土) 山形国際ホテル 上の注意」の改訂等について通知がある旨説明が あり、各郡市地区医師会長あて通知することと決 竹内副会長より、県接骨師会長から、新春祝賀 定。 (本会会員用ホームページ 「医師会ニュース」 に 会への出席案内がある旨説明があり、有海会長出 掲載) 席と決定。 7.メドトロニック社植込み型心臓ペースメーカ 4.こころの健康に関する啓発用ポスター等の名 に係る注意喚起等について 義使用について 板坂常任理事より、日本医師会常任理事から、 メ 竹内副会長より、 県障害福祉課長から、 こころの ドトロニック社植込み型心臓ペースメーカについ 健康に関する啓発用ポスター等を作製するに当た て、 十分注意するよう通知がある旨説明があり、 各 り、本会の名義使用について承諾いただきたいと 郡市地区医師会長あて通知することと決定。 (本会 の通知がある旨説明があり、承諾することと決定。 会員用ホームページ「医師会ニュース」 に掲載) 5.貴県における再審査の状況について 8.アスベストに係る今後の対応について 板坂常任理事より、仙台市医師会保険部長から、 須藤副会長より、日本医師会常任理事から、ア 本県における再審査の状況について照会がある旨 スベスト調査及び追加調査の結果、今回の措置状 説明があり、回答は板坂常任理事に一任と決定。 況の把握の対象病院(「措置予定」 、 「未定」 )は約 300施設になり、今後も引き続き同様の状況把握 が行われることなど、今後の対応について通知が 年度乳幼児保健講習会の開催について (再) 6.平成17 2月19日(日) 日本医師会館 ある旨説明。 (本会会員用ホームページ「医師会 ニュース」に掲載) 佐藤常任理事より、日本医師会長から、平成17 年度乳幼児保健講習会への出席案内がある旨説明 〔Ⅲ〕協議事項 1.家事関係機関との連絡協議会(成年後見制度 関係)の開催について があり、須藤副会長、佐藤常任理事出席と決定。 7.平成17年度学校医講習会の開催について 2月18日(土) 日本医師会館 1月27日(金) 山形家庭裁判所 佐藤常任理事より、日本医師会長から、平成17 竹内副会長より、山形家庭裁判所長から、家事 関係機関との連絡協議会への出席案内がある旨説 明があり、竹内副会長出席と決定。 年度学校医講習会への出席案内がある旨説明があ り、須藤副会長、佐藤・中條常任理事出席と決定。 (本会会員用ホームページ 「医師会ニュース」 に掲載) 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 8.「防災フォーラム2006」の開催について 1月18日(水) 遊学館 29 須藤副会長より、東京都医師会長から、平成17 年度東京都医師会産業医前期研修会の開催案内が ある旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知 中條常任理事より、県危機管理監から、「防災 することと決定。 フォーラム2006」への出席案内がある旨説明があ り、事務局職員出席と決定。 14.毎月勤労統計調査(第二種事業所)に対する 調査協力依頼について 9.第32回山形県公衆衛生学会第2回運営委員会 の開催について 1月12日(木) 村山保健所 三原常任理事より、日本医師会長から、毎月勤 労統計調査(第二種事業所)に対する調査協力依 頼がある旨説明があり、協力了承。 中條常任理事より、第32回山形県公衆衛生学会 長から、第2回運営委員会への出席案内がある旨 説明があり、事務局職員出席と決定。 15.平成17年度都道府県医師会医療関係者担当理 事連絡協議会の開催について 2月9日(木) 日本医師会館 10.認定健康スポーツ医申請(新規・更新)について 松下理事より、日本医師会長から、平成17年度 中條常任理事より、2名の会員から日本医師会 都道府県医師会医療関係者担当理事連絡協議会へ 認定健康スポーツ医の新規申請並びに1名の会員 の出席案内がある旨説明があり、本会からの出席 から更新申請がある旨説明があり、それぞれ日本 は松下理事、准看護師養成所長1名の出席者につ 医師会へ上申了承。 いては、酒田地区医師会並びに鶴岡地区医師会に 一任と決定。 11.平成17年度産業保健フォーラムにおけるご共 催とご挨拶のお願いについて 追 加 要 項 3月9日(木) 山形ビッグウイング 〔Ⅰ〕報告事項 須藤副会長より、山形産業保健推進センター所 長から、平成17年度産業保健フォーラムにおける 共催並びに有海会長への挨拶依頼がある旨説明が 1.平成17年度認知症サポート医研修会について 12月10日(土)・11日(日) 愛知県・国立長寿医療センター あり、それぞれ了承。 竹内副会長出席 12.日本医師会認定産業医申請(新規・更新)に ついて 竹内副会長より、介護保険制度改正と認知症対 策、推進医師の役割とかかりつけ医研修などにつ 須藤副会長より、10名の会員並びに1名の非会 いて講義があった旨報告。 員から日本医師会認定産業医新規申請、9名の会 員から更新申請がある旨説明があり、日本医師会 〔Ⅱ〕通知事項 へ上申了承。 1.“国民皆保険制度を守る署名運動” 最終集計結 13.平成17年度東京都医師会産業医前期研修会の 果について 開催について 3月4日(土)・5日(日) 日本医師会館 板坂常任理事より、日本医師会長から、 “国民皆 30 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 保 険 制 度 を 守 る 署 名 運 動”最 終 集 計 結 果、 支払基金から原審どおりとした場合の保険者への 16, 629, 850名の署名を集めていただいたとの通知 再審査報告について、コメントを番号化して記載 がある旨説明。 するため、 「原案どおりの理由 (案)」に対する問題 点を指摘いただきたいとの通知がある旨説明。 2.療養病床及び一般病床の基準病床数の算定式 について 2.第3回福島県医師会マンモグラフィ読影講習 会の開催について 板坂常任理事より、日本医師会長から、療養病 1月14日(土)・15日(日) 福島県立医科大学附属病院 床及び一般病床の基準病床数の算定式について通 知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長あて 通知することと決定。 鈴木常任理事より、福島県医師会長から、第3 回福島県医師会マンモグラフィ読影講習会の開催 3.インフルエンザワクチンの安定供給に係る取 扱いについて 佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、イン フルエンザワクチンの安定供給に係る取扱いにつ 案内がある旨説明があり、各郡市地区医師会長あ て通知することと決定。 3.日本医師会認定産業医制度研修会指定申請書 の提出について いての周知依頼がある旨説明があり、各郡市地区 2月16日(木) 山形市医師会健診センター 医師会長あて通知することと決定。 2月28日(火) 山形市医師会健診センター 4.新型インフルエンザ対策について 須藤副会長より、山形市医師会長から、日本医 師会認定産業医制度研修会指定申請がある旨説明 佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、厚生 があり、日本医師会へ上申了承。 労働省が策定した「新型インフルエンザ対策行動 計画」について通知がある旨説明。 4.日医標準レセプトソフト導入状況調査協力の お願いについて 5. 「医療施設ホームページのあり方 ― 会員医療 施設HPおよび医療情報提供のガイドライン ―」 三原常任理事より、 日本医師会長から、 各県医師 の送付について 会役員に対し、日医標準レセプトソフト導入状況 調査への協力依頼がある旨説明があり、 協力了承。 三原常任理事より、日本医師会長から、 「医療施 設ホームページのあり方-会員医療施設HPおよ 5.医師連盟関係について び医療情報提供のガイドライン-」が送付されて いる旨説明。 (本会会員用ホームページ「医師会 ニュース」に掲載) 〔Ⅲ〕協議事項 敢 えんどう利明を囲む新春祝賀会について 1月3日(火) パレスグランデール 竹内副会長より、 山形市後援会会長から、 えんど う利明を囲む新春祝賀会への出席案内がある旨説 1.支払基金から原審どおりとした場合の保険者 への再審査報告について 板坂常任理事より、日本医師会常任理事から、 明があり、 鈴木執行委員、 事務局職員出席と決定。 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 31 禁 煙 推 進 委 員 会 本会禁煙推進委員会は、去る12月6日(火)午後4時 髙橋委員長より、 禁煙推進に向けて四師会の代 より県医師会館2階大ホールにおいて開催された。 表者から活動発表があり、 盛会であった旨報告。 初めに有海会長より、 「この禁煙推進委員会は推 進という名前が一番ふさわしく、最も活発に活動 2.テレビ番組制作の報告 している委員会である。特に委員会主体でテレビ 平成17年10月15日(土) 番組を作ったことは県医師会の歴史上ないことと 於、YTSテレビ 思う。全国のがん患者が48万人いるそうだが、そ の中でタバコに関係する患者が9万人という数が 中條常任理事より、「ふれあい健康ネットワー 出ている。私ども医師会は病気と関わるとともに、 ク」の打ち合わせ会を9月7日に開催、10月15日 治療から予防まで目を向けそれを社会全体に広め にスタジオ収録が行われ、10月29日に放送された ていくのが責務である。」との挨拶があり、髙橋委 が、とてもすばらしいテレビ番組となった旨報告。 員長の司会で協議が進められた。 (本会ホームページに掲載) 主な協議内容は次の通りである。 ○協 議 1.平成18年度事業について 出席者 敢 ニコチンパッチの保険適応に伴う禁煙指導 会 長 有海 躬行 医療機関名のHP掲載について 担当理事 中條 明夫 委 員 長 髙橋 秀昭 現在、県医師会ホームページに禁煙指導医療 副委員長 佐久間正幸 機関を掲載しているが、ニコチンパッチが保険 委 員 大竹 修一、山田 敬子、山田 修久 適用された場合、例えば、禁煙指導研修会に参 武田 一彦、折居 和夫、後藤 慎一 加した医療機関を公表するなど、今後の状況を 三條 典男、川合 厚子、外田 博貴 みながら対応することとした。 柑 医師への情報提供並びに四師会との連携に ○報 告 1.山形県四師会禁煙推進委員会の報告 ついて 敢 禁煙推進山形県民大会について 平成17年6月12日(日) 於、山形ビッグウイング 禁煙指導への情報提供、研修会を開催するこ ととした。 禁煙推進山形県民大会のあり方、会場の選定、 髙橋委員長より、特別講演、ニコチンパッチ 開催案内の配布先などについては、 四師会禁煙推 の無料配布などが行われ、盛会であった旨報告。 進委員会等で協議しながら対応することとした。 柑 禁煙推進研修会について 平成17年10月6日(木) 於、山形県歯科医師会館 2.その他 ○たばこに関する本の紹介があった。 ○禁煙推進活動に関する用語の統一、講師謝礼、 禁煙活動などについて意見交換をした。 32 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 焔12月 2日 第49回社会保険指導者講習会の 伝達講習会を酒田地区医師会館で開催。 3日 平成17年度家族計画・母体保護指 焔〃 導者講習会が日本医師会館で開催され、金杉 浩先生出席。 山形県医師国保組合理事会がオー 焔〃 ヌマホテルで開催され、有海会長ほか役員出 席。 4日 皆保険制度を守る国民集会山形県 焔〃 大会をホテルメトロポリタン山形で開催。 5日 会報編集会議を県医師会館ほかで 焔〃 開催。 6日 第2回禁煙推進委員会を県医師会 焔〃 館で開催。 7日 第9回常任理事会を県医師会館で 焔〃 開催。 山形県医師信用組合常務会が県医 焔〃 師会館で開催され、有海会長、竹内副会長出 席。 平成16年度日本医師会生涯教育 焔〃 講座実施内容を各郡市地区医師会長宛送付。 皆保険制度を守る国民集会山形県 焔〃 大会の決議文を日本医師会長、各都道府県医 師会長、各郡市地区医師会長宛送付。 8日 小児救急電話相談事業打合せを県 焔〃 医師会館で開催。 冊子「世界トップレベルの医療を 焔〃 提供するために」を各郡市地区医師会並びに 会員宛送付。 9日 酒田地区医師会忘年会がホテル 焔〃 リッチ酒田で開催され、有海会長出席。 抗インフルエンザウイスル薬の安 焔〃 定供給等について、各郡市地区医師会長宛通 知。 妊婦への魚介類の摂食と水銀に関 焔〃 する注意事項について、各郡市地区医師会長 宛通知。 焔12月 9日 「自ら実施する薬物に係る治験の 計画の届出等に関する取扱いについて」の一 部改正について、各郡市地区医師会長宛通知。 自ら治験を実施した者による治験 焔〃 副作用等報告の取扱いについて、各郡市地区 医師会長宛通知。 「独立行政法人医薬品医療機器総 焔〃 合機構に対する治験副作用等報告に関する報 告上の留意点等について」の改正について、 各郡市地区医師会長宛通知。 「独立行政法人医薬品医療機器総 焔〃 合機構設立後の自ら治験を実施した者による 治験副作用等報告について」の改正について、 各郡市地区医師会長宛通知。 平成17年度学校医講習会の開催 焔〃 について、各郡市地区医師会長宛通知。 平成17年度乳幼児保健講習会の 焔〃 開催について、各郡市地区医師会長宛通知。 平成17年度版「学校保健の動向」 焔〃 について、各郡市地区医師会長宛通知。 ・11日 平成17年度認知症サポート医養 焔〃 10 成研修会が愛知県・国立長寿医療センターで 開催され、竹内副会長、篠原守信先生出席。 山形県新型インフルエンザ対策行 焔〃 12日 動計画案に関する説明会があこや会館で開催 され、佐藤常任理事出席。 第49回社会保険指導者講習会伝 焔〃 14日 達講習会をホテルメトロポリタン山形で開催。 都道府県医師会医事紛争担当理事 焔〃 15日 連絡協議会が日本医師会館で開催され、竹内 副会長出席。 東北各県医師会長会議がホテルメ 焔〃 16日 トロポリタン仙台で開催され、有海会長出席。 山形県乳幼児予防接種広域化に関 焔〃 する打合せを県医師会館で開催。 第9回全理事会を天童市・滝の湯 焔〃 17日 ホテルで開催。 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 焔12月 17日 山形県医師信用組合理事会が天童 市・滝の湯ホテルで開催され、有海会長ほか 役員出席。 山形県医師会協同組合理事会が天 焔〃 童市・滝の湯ホテルで開催され、有海会長ほ か役員出席。 各担当部理事会を天童温泉・滝の 焔〃 18日 湯ホテルで開催。 第3回山形県看護職員需給見通し 焔〃 19日 検討会が県庁で開催され、松下理事出席。 産業医前期研修会 (東京都医師会) 焔〃 の開催について、各郡市地区医師会長宛通知。 第3回福島県医師会マンモグラ 焔〃 フィ読影講習会の開催について、各郡市地区 医師会長宛通知。 予防接種に関する普及啓発事業に 焔〃 20日 ついて、各郡市地区医師会長宛通知。 子ども予防接種週間の実施につい 焔〃 て、各郡市地区医師会長宛通知。 メドトロニック社植込み型心臓 焔〃 ペースメーカに係る注意喚起等について、各 郡市地区医師会長宛通知。 33 焔12月 20日 厚生労働省作成「 『医療・介護関係 事業者における個人情報の適切な取扱いのた めのガイドライン』 に関するQ&A (事例集) 」 の追加Q&Aについて、各郡市地区医師会長 宛通知。 無資格者による医業の防止につい 焔〃 て、各郡市地区医師会長宛通知。 精神障害者に対する雇用支援の充 焔〃 実強化について、各郡市地区医師会長宛通知。 インフルエンザワクチンの安定供 焔〃 給に係る取扱いについて、各郡市地区医師会 長宛通知。 ラジオ波焼灼法(RFA)に際して 焔〃 使用する電気手術器の「使用上の注意」の改 訂等について、各郡市地区医師会長宛通知。 日本医師会生涯教育講座等の各種 焔〃 講習会を日本内科学会認定内科専門医更新の 研修単位とするための申請について、各郡市 地区医師会長宛通知。 焔〃 21日 山形県高齢者保健福祉推進委員会 が自治会館で開催され、有海会長出席。 解回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回塊 壊 壊 壊 壊 山形県医師会会報表紙写真募集中! 壊 壊 壊 壊 壊 壊 本会情報広報部では、本誌表紙を飾る写真を募集しております。会員各位 壊 壊 に置かれましては、季節をおりこんだ傑作、或いは先生方がお持ちの「自慢 壊 壊 の一品」などをどしどしお寄せくださいますようお願い申し上げます。 壊 壊 壊 壊 壊 壊 敢 写真は通常のもので結構です。 壊 壊 壊 壊 サービスサイズ又はキャビネサイズで、横位置のトリミングもお 壊 壊 願いします。 壊 壊 柑 コメント、題字、寸感を100字程度にまとめ添付してください。 壊 壊 壊 壊 壊 壊 山形県医師会会報編集係(023-631-4350) 壊 壊 壊 壊 廻回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回快 34 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 会 員 異 動 12月31日現在会員数 1, 716名 A会員 735名 B会員 904名 C会員 3名 準会員 74名 ○ 会 員 訃 報 死亡年月日 平成17年12月4日 平成17年12月4日 平成17年12月18日 郡市地区医師会 山 形 市 北 村 山 地 区 鶴 岡 地 区 氏 名 阿 部 文 昭 江 場 充 夫 奥 山 雄 一 享 年 64歳 92歳 64歳 ○ 入 会 月 日 12.1 〃 〃 〃 12. 15 郡市地区医師会 酒 田 地 区 鶴 岡 地 区 米 沢 市 米 沢 市 山 形 市 会員区分 B A B B B 氏 名 近 藤 礼 阿 部 周 市 山 崎 潔 笹 元 威 宏 鈴 木 仁 旧 勤 務 地 山形市 酒田市 米 国 東京都 山形市 会員区分 A A→B B A→B A A A A A A A B B B B 氏 名 佐 藤 史 井 加 藤 慶 五 二 瓶 惇 二 三 須 良 彦 横 田 雅 司 菊 池 章 小 関 賢 一 小 松 博 小 松 芳 之 本 間 彰 鈴 木 庸 史 山 田 俊 治 宍 戸 善 郎 大 泉 俊 英 池 野 知 康 備 考 法人化 会員区分変更 施設住居表示変更 会員区分変更 法人化 現住所変更 施設・現住所住居表示変更 〃 〃 施設住居表示変更 〃 〃 〃 現住所変更 〃 会員区分 B B B 氏 名 西 村 政 一 貴 嶋 孝 至 鈴 木 真 彦 備 考(移転先) ○ 異 動 月 日 11.1 12.1 〃 〃 12.7 12. 13 12. 19 〃 〃 〃 〃 〃 〃 12. 23 12. 26 郡市地区医師会 南陽市東置賜郡 山 形 市 山 形 市 南陽市東置賜郡 山 形 市 酒 田 地 区 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 大 学 米 沢 市 ○ 退 会 月 日 11. 30 〃 12. 31 郡市地区医師会 北 村 山 地 区 米 沢 市 酒 田 地 区 東京都 酒田市 山形県医師会会報 平成18年1月 第653号 35 編 集 後 記 机上の空論 年頭所感で有海会長が述べているように、小泉 首相のやり方は決して日本の医療制度を良くする 様には働かないと思いますが、之で日本が駄目に なると考えている医師も少ないと思います。小泉 首相と言えども、所詮は一時の政治家であり、必 ず軌道修正されると考えています。只、医師会の 評判は悪くとも、個々の医師には特に問題は無い のだと考えていたのは間違っていたのではないか と感じ始めました。 経済財政諮問会議の民間委員も、日本の医療制 度を悪くしようとか、自分の企業の利益を優先し、 利益を上げるために医療制度の改革を提唱してい るわけではないと思います。夫々の見識、経験に 基づいて、最も良いと思われる方法を提唱してい ると信じておりますが、現場を知らなすぎると思 います。 最近、厚労省の方と話をする機会が何度かあり ましたが、彼らが一生懸命に考えているのは事実 です。只、療養型病床の実態調査で、実際に医者 が患者のところに回ってくるのは、2週間に1回 もなかったと発表し、すぐに療養型病床の廃止を 考えるのは、あまりにも短絡です。しかも、彼が そう考え、そのように制度をいじれば、医者もケ アマネも右往左往し、利用者は放り出されます。 自分達の握っている権限が大きく、自分の考えで 他人を動かす事に快感、生きがいを見出し、その 事が本当に利用者の生活を良くする事になるのか 考えていないように感じました。学者・官僚は、 介護制度を作り上げると言う絶好の機会に恵まれ、 自分達の学説・考えを試しているように見えます。 医療制度を歴史の浅い介護保険と同じように机 上で考え、いじろうとしている官僚・政治家に対 し、現場にいる医師は、日本の医療制度という大 きなものについて声をあげる必要があります。 新型インフルエンザに対する山形県の対策を見 ると、まさに机上の空論です。新型インフルエン ザらしいから、隔離設備のある病院へ搬送せよと 言われても、一体誰がどうやって搬送するのか、 誰の責任で行うのか不明です。県立中央病院にあ る、たった2床の隔離室へ、インフルエンザらし い患者さんを送るのでしょうか。 新型が発生し始めたという情報が出たら、新型 だろうが旧型だろうが、発熱後、12~48時間以内 に迅速診断を行い、タミフルを投与し、自宅で安 静にするしかないと思います。隔離搬送というよ りも、入院が必要なのは、肺炎症状が出てからな のは、旧型でも同じと思います。第一次大戦末期 の劣悪な社会環境下に流行したスペイン風邪を引 き合いに出して、恐怖感をあおられても困ります。 新型インフルエンザの流行は、諸外国に比べフ リーアクセスを誇る日本の医療制度の特徴が遺憾 なく発揮される場面だと考えるのは、楽観的過ぎ るでしょうか。パンデミーとなり、各国の医療状 況の検証になると考えるのは、不謹慎すぎるで しょうか。 机上の空論ではなく、医療制度をどう改革すべ きなのか、医師のエゴと言われないように、医師 会として、利用者である国民とともに考える必要 があります。医療行為を独占し続けた医師には、 その責任があると思います。 (佐藤 泰司) 発 53号 山 形 県 医 師 会 会 報 第6 〃 ¥ 525 本会会誌の誌代525円は、山形県医師 行 者 有 海 躬 行 平成18年1月5日 印刷 平成18年1月10日 発行 編 集 委 員 竹 内 輝 博 〃 〃 〃 佐 藤 泰 司 三 原 一 郎 中 條 明 夫 佐 藤 紀 嗣 発 行 所 社団法人 会会費賦課微収規程第2条別表に定め る会費の中に含まれる。 山形県医師会 2432 山形市荒楯町一丁目8番9号 〒990TEL023-631-4350 FAX023-631-4352 印 刷 所 ㈱ 誠 文 堂 山形市本町一丁目7番50号 印 刷
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