2016年6月15日号(PDF/323KB)

REIT ウィークリー・ニュース
2016 年 6 ⽉ 15 ⽇
パフォーマンス
* 2016 年 6 ⽉ 14 ⽇現在
現地通貨ベース(課税前分配⾦込み)
1 ヶ⽉
年初来
1年
3 年 (年率)
5 年 (年率)
S&P Global REIT
-0.49%
6.19%
11.04%
11.51%
11.90%
S&P United States REIT
-0.08%
6.86%
13.79%
10.74%
11.66%
S&P Europe REIT
-2.97%
-3.77%
-1.45%
11.81%
8.51%
S&P United Kingdom REIT
-2.92%
-6.25%
-6.85%
11.41%
8.95%
S&P Australia REIT
0.76%
12.68%
20.42%
18.56%
17.32%
S&P Hong Kong REIT
5.69%
8.27%
11.20%
12.24%
16.07%
0.08%
6.25%
-1.91%
3.74%
7.58%
-3.02%
7.34%
4.72%
15.67%
16.88%
S&P Singapore REIT
S&P Japan REIT
(出所:S&P Dow Jones Indices のデータに基づき AMP キャピタル・インベスターズ作成)
ファンダメンタルズ
* 2016 年 5 ⽉ 31 ⽇現在
銘柄数
時価総額
(億⽶ドル)
S&P United States REIT
(億円)
分配利回り
国債 10 年物
(課税前)
利回り
155
7,611.20
844,119.99
3.80%
1.85%
S&P United Kingdom REIT
21
658.12
72,989.08
3.12%
1.43%
S&P Australia REIT
29
870.25
96,514.80
4.56%
2.30%
9
187.22
20,764.11
4.54%
1.26%
S&P Hong Kong REIT
S&P Singapore REIT
30
303.04
33,609.18
6.39%
2.23%
S&P Japan REIT
49
1,008.80
111,881.10
2.95%
-0.12%
(出所:S&P Dow Jones Indices、Bloomberg のデータに基づき AMP キャピタル・インベスターズ作成)
>> 分配利回り & 国債 10 年物利回り
⽶国
⾹港
10%
10%
分配利回り
国債10年物利回り
スプレッド
分配利回り
6%
6%
2%
2%
11年01⽉
12年01⽉
13年01⽉
14年01⽉
15年01⽉
16年01⽉
英国
10年01⽉
12年01⽉
13年01⽉
14年01⽉
15年01⽉
16年01⽉
10%
分配利回り
国債10年物利回り
分配利回り
スプレッド
6%
6%
2%
2%
国債10年物利回り
スプレッド
-2%
-2%
11年01⽉
12年01⽉
13年01⽉
14年01⽉
15年01⽉
16年01⽉
豪州
10年01⽉
11年01⽉
12年01⽉
13年01⽉
14年01⽉
15年01⽉
16年01⽉
⽇本
10%
10%
分配利回り
国債10年物利回り
分配利回り
スプレッド
6%
6%
2%
2%
国債10年物利回り
スプレッド
-2%
-2%
10年01⽉
11年01⽉
シンガポール
10%
10年01⽉
スプレッド
-2%
-2%
10年01⽉
国債10年物利回り
11年01⽉
12年01⽉
13年01⽉
14年01⽉
15年01⽉
16年01⽉
10年01⽉
11年01⽉
12年01⽉
13年01⽉
14年01⽉
15年01⽉
16年01⽉
(出所:S&P Dow Jones Indices および Bloomberg のデータに基づき AMP キャピタル・インベスターズ作成)
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REIT ウィークリー・ニュース // 2016 年 06 ⽉ 15 ⽇
先週のトピックス (2016.06.06~ 2016.06.10)
⽶州
⽶国の地⽅経済の回復が堅調
⽶国の地⽅経済は引き続き以前の景気後退の後遺症から脱却している。ニュージャージー州の開発業者は新規の何百平
⽅フィートもある市場に資⾦を投⼊し始めた。国内⼩売企業は新規のモールに出店しており、さらに外国⼈投資家は
ニューヨーク州ハドソン郡に進出し始めている。しかし、オフィス市場に関しては依然として明るい兆しが⾒えないで
いる。
⽶国
欧州
世界⾦融危機が繰り返される可能性は低い
サヴィルズ社はロンドンで 28 回⽬の⾦融不動産報告会を開き、不動産市場が「過去の過ちを繰り返す懸念」をテーマ
に講演を⾏った。国際不動産顧問会社である同社の分析では、⾦融市場はピークを打っていると述べたが、世界⾦融危
機前の 2007 年に⾒られたような要素は現在の市場では⾒当たらないということは特筆すべきとし、過去 20 年の報告
書について⾔及して、想定外の⾦利引き上げがきっかけとなり企業の調達コストが増加するという潜在的なリスクもは
らんでいるものの、過去の過ちはほぼ繰り返されないとサヴィルズ社では⾒ていると述べた。
英国
NAS インベスト社が戦略的事業展開を⾏う
ベルリンを中⼼に事業を展開する NAS インベストは、不動産運⽤資産を 2016 年第 1 四半期に 1 億ユーロ以上増加させ
た。そのうち、8 千万ユーロが株式投資、2 千万ユーロが不動産開発となっており、同社のポートフォリオは、主にベ
ルリンとドイツ北東部での住居⽤不動産となっている。また、同地域を中核市場とする同社の⽅針に従って、NAS イン
ベストは同地域外にある不動産 1 千ユーロ相当を売却した。
欧州
アジア・パシフィック
新規不動産投資信託の上場が予定されている
チャーター・ホールグループは、新たな不動産投資信託をオーストラリア証券取引所(ASX)に上場させる準備をして
いることを明らかにした。チャーター・ホール・ロングウェイル REIT は産業、オフィス、サービス資産を地域分散さ
せたポートフォリオで構築され、時価総額は 10 億豪ドルを上回る。また、加重平均賃貸契約期間も 12 年以上となって
いる。この REIT の創設は同社にとり、チャーター・ホールの共同出資先ファンドからの不動産投資収⼊が⾒込めるだ
けでなく、不動産投資運⽤による収益も⾒込めるという 2 つの収⼊の拡⼤が期待できる。チャーター・ホール社ではこ
の REIT への共同投資が重要な収益源として位置づけており、チャーター・ホール・リテール REIT と同様の条件で運
⽤ができると⾒込んでいる。
豪州
豪州の不動産ブーム終焉の懸念
新規集合住宅建設の急激な増加は、現在の「劇的で不安定」な不動産ブームの終焉のきっかけになるかもしれないと経
済協⼒開発機構(OECD)は警鐘を鳴らしている。また、パリのあるシンクタンクは接戦の模様となっている豪州連邦
選挙が豪州経済に対する懸念を増幅させているとしており、物品サービス税(GST)が増税されると予想している。シド
ニー、メルボルン、ブリスベンにおいて、今後 18 ヵ⽉で完⼯予定の集合住宅は記録的な数字となっており、すでに不
動産業界では懸念が広がっている。
豪州
J-REIT の含み益が最⾼⽔準に
急激な不動産価格の上昇が⽇本の不動産投資信託に⼤きな含み益をもたらしており、より⾼いリターンが⾒込めること
から利回りを求める投資家を刺激している。2015 年 10 ⽉から 2016 年 3 ⽉の下期会計年度において上場不動産投資信
託は、ポートフォリオの不動産含み益が総額 1.48 兆円に達した。これは前年⽐ 2 倍となる⽔準で、2001 年に初めて不
動産投資信託が上場して以来の最⾼⽔準となっている。
⽇本
当資料は、投資の参考となる情報の提供を⽬的として、AMP キャピタル・インベスターズ・リミテッド(オーストラリアにおける登録番号:
AMP キャピタル・インベスターズ株式会社
ABN 59 001 777 591; AFSL 232 497)から提供された情報をもとに AMP キャピタル・インベスターズ株式会社が作成したものであり、特定の
登録番号: 関東財務局⻑(⾦商)第 85 号
有価証券への投資を勧誘する⽬的で作成したものではございません。当資料は、各種の信頼できると考えられる情報に基づいて作成されており
加⼊協会: ⽇本証券業協会、⼀般社団法⼈⽇本投資顧問業協会
ますが、情報の正確性、完全性が保証されているものではありません。当資料中のいかなる内容も将来の投資成果及び将来の市況環境の変動等
を保証するものではありません。当資料の記述内容、数値、グラフ等は作成時点のものであり、予告なく変更される場合があります。
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