税・経営・生活・関連情報誌 富士山頂に輝く朝日(富士川町高下) めざします。企業の繁栄と社会への貢献 平成 27 年 1 月 第 125 号 題字 芦澤会長 平成26年分の所得税の確定申告書の提出は、 平成27年2月16日(月)から、 平成27年3月16日(月)までです。 主な内容 新年のご挨拶 法律相談 Q & A 税務相談 Q & A 会員企業訪問 小学生の税に関する習字展 税に関する高校生の作文 URL.http://www.kofu-hojinkai.jp [email protected] ご 挨 拶 正 明 本県の将来を見据えた数々の取り組みも 横内 山梨県知事 新年明けましておめでとうございます。 え の こ と と お 慶 び 申 し 上 げ ま す。 ま た、 くりができたと考えております。 こ の 結 果「 や ま な し 発 展 の 芽 」 は 着 実 に 育 ち、 将 来 の 山 梨 発 展 に 向 け た 土 台 づ 進めて参りました。 昨年中は芦澤会長様をはじめ会員の皆様 公益社団法人甲府法人会会員の皆様に お か れ ま し て は、 ご 壮 健 に て 新春 をお 迎 方 に は、 適 正 な 申 告 納 税 を 通 じて 県政 進 本 年 は 新 た な 体 制 の 下、 山 梨 の 明 る い 未来づくりが一段と前進することを心よ も に、 納 税 思 想 の 普 及 啓 発 に も多 大な 貢 り期待しております。 一般社団法人山梨県法人会連合会会長 公益社団法人甲府法人会会長 芦 澤 敏 久 新公益法人制度下の法人会活動の基本 は「税」に関する活動と「地域社会貢献」 えるところの一端をお話いたします。 び 申 し 上 げ ま す。 年 頭 に 当 た り、 私 の 考 お揃いでお健やかにお迎えのこととお喜 新年明けましておめでとうございます。 皆様方には平成二十七年の新春を御家族 ま す。 こ の 事 業 は 未 婚 化・ 晩 婚 化 に よ る 出 会 い サ ポ ー ト セ ン タ ー」 の 運 営 事 業 を 委 託 事 業 で あ る 婚 活 支 援 事 業「 や ま な し 業 ニ ー ズ を 把 握 し、 内 容 の 見 直 し を 図 り 昨 年 新 設 し た セ ミ ナ ー で あ り ま す が、 企 進」が不可欠です。このような背景の中、 人 口 の 減 少 対 策 と し て、 「女性の活躍促 であります。 人 口 減 少 対 策 の 一 つ と し て、 県 と 協 働 し 社 会 の 実 現 」 を 図 る た め に、 ま た 労 働 力 まず、 「税」に関する活動ですが、ここ に、 法 人 会 の 存 在 意 義 が あ る こ と を 認 識 当 連 合 会 が 受 託 し、 今 年 か ら 本 格 実 施 し な が ら、 継 続 開 催 し ま す。 次 に 山 梨 県 の し、 事 業 の 内 容 の 見 直 し・ 改 善 を 図 ら ね て 行 う 事 業 で す の で、 会 員 の 皆 様 に は、 本 事 業 の 目 的 を ご 理 解 の 上、 社 内 に お い ─2─ 展 の た め、 多 大 な 御 協 力 を 賜 りま すと と 献をいただき、心より感謝申し上げます。 そのためにも自主財源である税の確保 は 益 々 重 要 で あ り ま す の で、 引 き 続 き 市 ばならないと考えています。例えば、 「税 制 の 提 言 活 動 」 で す が、 地 元 の 中 小 企 業 町村と連携した個人県民税の徴収強化な て周知くださいますようお願いします。 私 は 山 梨 県 知 事 に 就 任 以 来、 県民 す べ て が 豊 か さ を 実 感 で き る「 暮 らし やす さ の要望を適確に把握した上で今まで以上 ど税収確保のための取り組みが推進され 今 年 は、 法 人 会 に 対 す る 地 域 社 会 の 期 待・ 要 望 な ど に 対 し、 常 に ア ン テ ナ を 高 日 本 一 」 の 山 梨 づ く り に 向 けて、 全力 で に 中 小 企 業 サ イ ド に 立 っ た 建 設 的・ 具 体 く し、 今 後 の 活 動 に 取 り 入 れ て い か ね ば る も の と 考 え て お り ま す。 ま た、 個 人 住 的な提言を行なっていかなければなりま な ら な い と 考 え て い ま す。 そ し て、 山 梨 県 政 運 営 に 当 た っ て 参 り ま した。 リー マ せん。また、 「租税教育活動」についてで 民 税 の 特 別 徴 収 の 促 進 に つ き ま し て は、 す が、 こ の 活 動 は 正 し い 税 知 識 の 普 及 や 県 の 繁 栄 と 経 済 発 展 に お い て、 法 人 会 の ン シ ョ ッ ク 後 の 大 変 厳 し い 経済 情勢 で、 村において完全実施が行われる予定と 存 在 価 値 を 強 固 に す る た め に、 会 の 組 織 おかげをもちまして本年より県内全市町 大 な 懸 案 事 項 を 片 付 け、 山 梨 が進 むべ き なっております。 納税意識の高揚を図るための事業であり 思 う に 任 せ ぬ 事 も 多 々 あ り まし たが、 重 方向を定めることができたと考えており ま す。 関 係 団 体 な ど と の 協 力 を 強 化 す る ます。 力強化と社会貢献活動に全力で取り組み 皆様方の絶大なる御協力をお願い申し 上 げ る と と も に、 皆 様 方 の ご 健 勝 と、 事 たいと考えています。 業 の 益 々 の ご 繁 栄 を 祈 念 い た し ま し て、 中、 よ り 一 層 実 効 が 伴 う 事 業 に 転 換 し て 次 に「 地 域 社 会 貢 献 」 で あ り ま す が、 今 年 は、 昨 年 か ら 始 め た 二 つ の 社 会 貢 献 新年の挨拶といたします。 (株式会社山梨中央銀行代表取締役会長) 活 動 に 力 を 入 れ、 定 着 さ せ た い と 考 え て いかなければなりません。 の御協力をお願い申し上げます。 御 多 幸 を 心 か ら 御 祈 念 申 し 上 げ ま し て、 で す。 政 府 が 推 進 し て い る「 女 性 が 輝 く ミ ナ ー「 女 子 力 パ ワ ー ア ッ プ セ ミ ナ ー」 い ま す。 一 つ は 女 子 社 員 向 け の 階 層 別 セ 会 員 の 皆 様 に お か れ ま し て は、 県 の 取 り 組 み に 対 し ま し て、 引 き 続 き な お 一 層 年度中の開通が 昨 年 は、 リ ニ ア 中 央 新 幹 線が いよ い よ 着 工 の 運 び と な っ た ほ か、 中 部横 断自 動 車道の南部区間が平成 定がなされました。 新年の御挨拶といたします。 結 び に、 公 益 社 団 法 人 甲 府 法 人 会 の 益々の御発展と会員の皆様のこの一年の ま た、 や ま な し ブ ラ ン ド の 確 立、 新 産 業 の 創 出、 甲 府 市 中 心 部 の 再 整 備 な ど、 確 実 と な り、 北 部 区 間 も 正 式 なル ート 決 29 新 年 の 甲府税務署長 藤野 美 東京地方税理士会 甲府支部長 彦 に 番 号 を 記 載 す る こ と と な り ま す。 そ れ 治 あけましておめでとうございます。 日 ご ろ か ら、芦澤 会 長 を は じ め 甲 府 法 人 会 の 皆 様 と は 講 師 派 遣、 租 税 教 育 活 と 同 時 に、 提 供 さ れ た 個 人 番 号 の 漏 え い 三神 り組んでいきたいと考えております。 動、 電 子 申 告 の 推 進 等 を 通 じ 良 好 な 協 力 等がないよう管理義務を負うこととなり 平成二十七年の年頭にあたり謹んで新 年の御挨拶を申し上げます。 国 税 庁 で は、 現 在、 平 成 二 十 五 年 五 月 に 成 立 し た、 社 会 保 障・ 税 番 号 制 度( マ 関 係 を 作 っ て ま い り ま し た。 ま た、 税 理 秀 昨 年 中 は、芦澤 会 長 を は じ め 公 益 社 団 法 人 甲 府 法 人 会 会 員 の 皆 様 には、 税務 行 イ ナ ン バ ー 制 度 ) の 導 入 に 向 け、 平 成 政 の 円 滑 な 運 営 に つ き ま し て、格 別の 御 二 十 七 年 十 月 以 降 に 予 定 さ れ て い る、 納 高揚を図るための啓発活動に熱心に取り し て、 正 し い 税 知 識 の 普 及と 納税 意識 の 用 が 開 始 さ れ ま す。 税 務 当 局 と し て は 納 法 人 番 号 共 に、 平 成 二 十 八 年 一 月 以 降 利 個 人 番 号 は 市 区 町 村 か ら、 法 人 番 号 は 国 税 庁 か ら 通 知 さ れ ま す が、 個 人 番 号、 費の沈滞が懸念されます。 上昇に実質賃金がおいつかない状況で消 安 に よ る 輸 入 価 格 の 値 上 げ に よ り、 物 価 ミ ク ス の 効 果 も ま だ い き わ た ら な く、 円 さて昨年十二月の総選挙は与党の圧勝 と な り ま し た が、 山 梨 に お い て は ア ベ ノ 謝しております。 士会の活動にも大変ご理解をいただき感 最 後 に、 甲 府 法 人 会 の ご 発 展 と 会 員 の 皆様のご健勝を祈念して新年のご挨拶と 申し上げます。 の皆様にもご出席をいただきたくお願い を 予 定 し て お り ま す。 そ の 折 に は 法 人 会 念 事 業 が は じ ま り、 十 月 に は 記 念 講 演 会 次 に、 本 年 は 私 ど も 税 理 士 会 甲 府 支 部 の 創 立 五 十 周 年 に な り ま す。 四 月 以 降 記 みてください。 ま す。 機 会 が あ り ま し た ら 是 非 勉 強 し て 供 を う け 源 泉 徴 収 票、 社 会 保 険 の 届 け 等 け ら れ、 ま た 従 業 員 等 か ら 個 人 番 号 の 提 理 解 と 御 協 力 を 賜 り、 厚 く御 礼申 し上 げ 税者の皆様への番号の通知の準備を進め 滑に実現する」という国税庁の使命に取 ます。 組 む と と も に、 社 会 貢 献 活動 にも 積極 的 税 者 の 利 便 性 の 向 上 と と も に、 適 正 公 平 ております。 に 取 り 組 ま れ、 地 域 の 社 会・ 経 済 の 発 展 な 課 税 の 実 現 が 図 ら れ る よ う、 適 切 に 対 貴 会 に お か れ ま し て は、 永 年 に わ た り、 「よき経営者を目指すものの団体」と に も 大 き な 役 割 を 果 た し て おら れま す。 と こ ろ で、 法 人 会 の 皆 様 は マ イ ナ ン バー制度をご存じでしょうか? お力添えを賜りますようお願い申し上げ 応してまいります。 特 に 昨 年 は、 甲 府 法 人 会 の皆 様の e ‐ T a x 利 用 促 進 へ の 取 り 組 みに 対 し、 東 ます。 皆 様 の た ゆ ま ぬ 御 活 躍 に 対 しま し て、 心 京国税局長から甲府法人会へ感謝状が させていただきます。 贈 ら れ ま し た。 皆 様 の 御 支援 に改 めて 御 結 び に あ た り ま し て、 公 益 社 団 法 人 甲 府法人会の益々の御発展と会員の皆様の から敬意を表する次第であります。 礼を申し上げさせていただきますととも 御健勝並びに事業の御繁栄の年となりま 平 成 二 十 七 年 十 月 か ら 個 人 番 号・ 法 人 番 号 が 通 知 さ れ、 平 成 二 十 八 年 一 月 か ら 正 式 に は、 社 会 保 障・ 税 番 号 制 度 と い い、 よ り 公 平 な 社 会 保 障 制 度 や 税 制 の 基 に、 引 き 続 き の 御 協 力 を お願 い申 し上 げ す よ う 祈 念 い た し ま し て、 新 年 の 挨 拶 と 順 次 利 用 が 開 始 さ れ る 予 定 で す。 民 間 事 法 人 会 の 皆 様 に お か れ ま し て も、 今 後 と も 税 務 行 政 に 対 し ま し て、 よ り 一 層 の ます。 させていただきます。 業者は申告等において番号記載が義務付 率化に資することを目的としています。 ラとして国民の利便性の向上や行政の効 盤 で あ る と と も に、 情 報 化 社 会 の イ ン フ 私 ど も と し ま し て は、 本 年 も「 納 税 者 の自発的な納税義務の履行を適正かつ円 ─3─ 事業実施状況 【11月】 1日(土) 山梨県連主催 少年サッカー教室 甲府法人会たより 平成27年1月 第125号 2 横内正明 山梨県知事 澤敏久 甲府法人会会長 藤野秀美 甲府税務署長 三神治彦 東京地方税理士会甲府支部長 5日(水) 第5回源泉部会講習会・韮崎会場 6日(木) 年末調整等説明会(甲府市) 7日(金) 年末調整等説明会(甲府市) 11日 (火) 甲府税務署納税表彰式 12日(水) 年末調整等説明会(甲斐市) 4 事業実施状況 5 納税表彰式、税金教室 13日(木) 年末調整等説明会(韮崎市) 6「税を考える週間」 の行事 14日(金) 新設法人説明会 15日(土)16日(日) 街頭PR活動(こども税金クイズ) 7 平成27年度税制改正要望活動 8 小学生の税に関する習字展 17日(月) 年末調整等説明会(中央市・昭和町) 女性部会正副部会長会議 優秀作品紹介 18日(火) 年末調整等説明会(北杜市) 19日(水) 年末調整等説明会(南アルプス市) 10 法律相談 「遺言書の隠匿」 20日(木) 決算法人説明会 古屋 俊仁 弁護士 21日(金) 全国青年の集い(秋田大会) 25日(火) 平成27年度税制改正要望活動(山梨県、甲府市、韮崎市、北杜市) 12 税務相談 「印紙税の取扱いについて」 「税金教室」 (中央市立玉穂南小学校) 26日(水) 新年のご挨拶 松土 知代 税理士 青年部会社会貢献委員会 13 「女子力パワーアップセミナー」 (第3回目) 27日(木) 「小学生の税に関する習字展」表彰式(甲府市立大国小学校) 社会貢献活動 第7回法人会少年野球教室 14 高校生の税に関する作文 16 会員企業訪問 「小学生の税に関する習字展」表彰式(甲府市立玉諸小学校) 28日(金) 【12月】 1日(月) 平成26年度税制改正要望活動(甲斐市、南アルプス市、中央市、昭和町) 神崎製缶株式会社 山梨工場 女性部会料理教室 2日(火) 「小学生の税に関する習字展」表彰式(甲府市立里垣小学校) 18 山梨中銀経営コンサルティング株式会社 経済調査部 部長 岡本新一 青年部会「税金教室・少年野球教室全体会議」 3日(水) 「小学生の税に関する習字展」表彰式(甲府市立甲運小学校) 6日(土) 第7回「法人会少年野球教室」 9日(火) 正副会長会議 14日(水) 新春講演会・新年賀詞交歓会 15日(木) 新設法人説明会 16日(金) 決算法人説明会 19 税務コーナー等 国税関係・県税関係 25 (甲斐市立敷島北小学校) 10日(水) 「税金教室」 【1月】 平成27年の県内経済の展望 富山県高岡市自治体学会と 氷見市市役所視察 四菱まちづくり総合研究室 代表 中楯 歩 27 ─4─ 新入会員紹介・研修会予定・ お知らせ等 平成二十六年度 税表彰式 甲府税務署納 甲府法人会から五名が受彰 ― 表彰の受彰と当甲府法人会がe︲Ta x推進団体として東京国税局長感謝状 を受彰したことが披露されました。 当会からの受彰者は次の通りです。 ●署長表彰受彰者 副 会 長 佐々木 宏 明 氏 山梨トヨタ自動車株式会社 理 事 佐々木 弘 勇 氏 株式会社ササキ ●署長感謝状受彰者 税金 教室 小学校において開催 法人会役員が講師を務める 当会では、次代を担う児童に対し租 税の意義や役割を正しく理解してもら うため、十一月二十五日に中央市立玉 穂南小学校、十二月十日に甲斐市立敷 島北小学校において、それぞれ六年生 を対象に「税金教室」を開催した。 玉穂南小学校においては女性部会副 部会長の深澤由美子氏、敷島北小学校 においては青年部会役員の長谷川正一 郎氏が講師を担当し、甲府税務署の本 川税務広報広聴官の指導のもとに実施 した。教室の内容は税金についてのク イズを出題しながら、小学生にとって 一番身近な税金である消費税について わ か り や す く 説 明 し、「 税 金 が 社 会 に おいて何のために必要なのか、税金が 無いとしたら自分たちの生活はどのよ うになるのか」などについてビデオを 使用しながらわかりやすく解説した。 「 税 金 教 室 」 終 了 後 に は、 税 の 啓 発 用テキスト「クイズだゼイ!」と税の 啓発シールを貼ったノートを配布し、 子供たちに大変喜ばれた。 甲府法人会では平成二十七年におい ても積極的に租税教育活動に取り組 み、 特 に 小 学 校 に お い て の「 税 金 教 室」開催に力を入れていく方針です。 ─5─ ― 平成二十六年度の甲府税務署納税表 彰式が十一月十一日、ホテル談露館に おいて開催され、多数の来賓・受彰者 の皆様が出席されました。 この表彰は納税協力団体などの活動 を通じ、納税意識の高揚、税知識の普 及に貢献された方々を表彰する式典 で、当会からは税務署長表彰二名、税 務署長感謝状三名の計五名の方々が受 彰されました。 あわせて中村副会長の東京国税局長 副 会 長 高 野 三 雄 氏 山梨交通株式会社 理 事 斎 藤 忠 文 氏 龍王産業株式会社 女性部会 岸 本 敏 江 氏 監 事 敷島金属工業株式会社 受彰ご披露 ●東京国税局長表彰受彰者 副会長 中 村 己喜雄 氏 ●東京国税局長感謝状受彰者 公益社団法人甲府法人会 (e︲Tax推進団体) 中央市立玉穂南小学校 (講師:深澤由美子氏) 甲斐市立敷島北小学校 (講師:長谷川正一郎氏) ぜ い おさ き 税金 くに ●問1 き ん つか クイズ ぜいきん ちゅう 国に納めた税金の使いみちは、 さいばんしょ ねんかん どこで決めるでしょうか? しょうがくこう 判所 A.裁こ っ か い 会 B.国ざ い む しょう 務省 C.財 やまなしけん ●問2 がく こう ねんかん ごうけい ねんかん 山梨県では、小学校6年間、中 ひ と り あ つか ぜいきん 全国青年の集い 秋田大会 第二十八回法人会全国青年の集い ( 秋 田 大 会 ) が 十 一 月 二 十 一 日、 秋 田県の秋田県民会館において開催さ れ、全国より約二千名が集い甲府法 人会青年部会から九名が参加した。 第一部の大会式典では、会員増強 など各部門の優秀県連の表彰のほ か、前日開催された租税教育活動プ レゼンテーションの結果発表及び表 彰が行われ、最優秀に選ばれた青年 部会の事例発表も行われた。続く第 二 部 の 記 念 講 演 で は、 読 売 新 聞 特 別 編 集 委 員 の 橋 本 五 郎 氏 が、 「リー ダーはいかにあるべきか」~ユタカ な国・美しき心をつなぐために~と 題し講演を行った。平成二十七年度 は茨城県において開催される予定。 ─6─ 学 校 3 年 間 の 合 計 9 年 間 で、 つか 一人当たり どれくらいの税金 やく が使われているでしょうか? かいさい 万円 A.約や く 100万円 B.約や く C.約 ,000万円 ●問3 ぜいきん オリンピックの開催のために 税金は使われている? A.○ ○か×か? B.× 税金クイズの答え (問1)B (問2)C (問3)A 記念式典 「税を考える週間」街頭PR 人会のテントはひときわ賑わいをみ せ、クイズに挑戦する子どもや家族 連れが大勢集まり大盛況となった。 特に税金クイズの賞品として配っ た法人会オリジナルグッズの蛍光ペ ンや税の啓発シール付きのノートは 参加者に大変喜ばれた。 「義務教育の九 ク イ ズ の 内 容 は、 年間に子供一人に対してどれくらい の税金が使われているか?」や身近 な消費税に関する問題を出題するな どイベントの参加者に対して税の社 会における役割や税知識の普及啓発 を図るとともに、法人会の知名度向 上にも一役買うことができた活動で あった。 税金クイズの答え合わせをする女性部会員 10 1 『 県 民 の 日 』に 税 の 啓 発 活 動 十 一 月 十 五 日 と 十 六 日 の 両 日、 小瀬スポーツ公園において開催さ れた「県民の日記念行事」のイベン ト に 当 会 も 参 加 し、 税 の 社 会 に お ける役割などについてクイズ形式 に て 学 ぶ「 税 金 ク イ ズ 」 を 実 施 し た。 例 年、「 税 を 考 え る 週 間 」 に あ わ せ、 広 報 委 員 会 の メ ン バ ー を 中 心 に 参 加 し て お り、 本 年 度 も 二 日 間合計約二千名を対象に啓発活動 を行 な っ た 。 長坂広報副委員長をはじめ、当日 は芦澤会長、本会の役員、女性部会 のメンバーも多数活動に参加して いただいた。イベント会場には各団 体のたくさんのテントが並ぶ中、法 大勢の方々が「税金クイズ」に 参加してくださいました ■地方自治体に対する要望活動 実施日▶平成26年11月25日・28日 要 望 活 動 先 衆議院議員 宮川 典子 事務所 池田 和隆 秘書 衆議院議員 長崎幸太郎 事務所 大島 美重 秘書 衆議院議員 後藤 斎 事務所 牧内 通浩 秘書 衆議院議員 中谷 真一 事務所 中谷 真一 衆議院議員 衆議院議員 堀内 詔子 事務所 和田 正行 秘書 衆議院議員 小沢 鋭仁 事務所 及川 晃成 秘書 衆議院議員 中島 克仁 事務所 山本 健 秘書 参議院議員 輿石 東 事務所 福地 有子 秘書 参議院議員 森屋 宏 事務所 森屋 宏 参議院議員 ─7─ 萩原 馨 町議会議長 渡邊 英子 市議会議長 深澤 米男 市議会議長 清水 一 市議会議長 ⻆野 幹男 町長 昭和町 伊藤 勝美 総務部長 北杜市 広瀬 みゆき 税務課長 南アルプス市 水川 勉 副市長 韮崎市 伊藤 公夫 市議会議長 早川 守 議会事務総室長 有泉 庸一郎 市議会議長 棚本 邦由 県議会議長 今井 賢 税務課長 中央市 乙黒 功 税務部長 甲府市 土屋 哲夫 副市長 甲斐市 鷹野 正則 税務課長 山梨県 面接者氏名 議員事務所名 面接者の氏名及び役職名 税 制 改 正 要 望 活 動 要 望 活 動 先 財政改革の推進と、厳しい経済状況 を踏まえ、中小企業の活性化に配慮 した税制の提言を取りまとめまし た。つきましては、提言の趣旨を十 分にお汲み取りいただき、その実現 に格別のご配慮を頂けますようお願 い し ま す。」 と 挨 拶 し 協 力 要 請 を 行 なった。 実施日▶平成26年10月30日 対象自治体名 面接者の氏名及び役職名 対象自治体名 山梨県選出国会議員と 山梨県・管内全自治体に対し、 平成二十七年度税制改正要望書を提出 全 法 連 理 事 会 に お い て 決 議 さ れ た 「平成二十七年度税制改正に関する 提言 」 の 実 現 に 向 け 、 行 財 政 改 革 の 推進 や 地 方 税 制 に 対 す る 提 言 な ど に つい て 地 方 自 治 体 に 理 解 と 協 力 を 頂 くた め 、 十 月 三 十 日 、 山 梨 県 法 人 会 連合 会 の 髙 野 税 制 委 員 長 ( 甲 府 法 人 会・ 税 制 委 員 長 ) と 山 梨 県 連 税 制 委 員が 、 山 梨 県 関 係 の 九 名 の 国 会 議 員 の各 事 務 所 ( 東 京 の 議 員 会 館 ) を 訪 問、 提 言 書 を 提 出 し た 。 ま た 十 一 月 二 十 五 日 と 二 十 八 日 に は、 髙 野 税 制 委 員 長 ほ か 税 制 委 員 と 市町 の 支 部 長 に 同 行 い た だ き 、 山 梨 県・ 甲 府 市 ・ 韮 崎 市 ・ 北 杜 市 ・ 甲 斐 市・ 中 央 市 ・ 南 ア ル プ ス 市 ・ 昭 和 町 の各 首 長 及 び 各 市 ・ 町 議 会 の 議 長 に 対し て 提 言 書 を 提 出 し た 。 提 言 書 を 手 渡 す に 際 し、「 法 人 会 は 毎 年 税 制 改 正 に 関 し、 政 府・ 政 党・ 関 係 省 庁 ・ 地 方 自 治 体 ・ 議 会 な どに 対 し て 建 設 的 な 意 見 を 提 言 し 、 その 実 現 を お 願 い し て お り ま す が 、 本年 も 国 ・ 地 方 を 通 じ て 徹 底 し た 行 ■山梨県選出国会議員に対する要望活動 「小学生の税に関する習字展」 平成 26年度 主催:甲府市租税教育推進協議会・公益社団法人甲府法人会 平成25年度に続き租税教育の一環として、次代を担う児童に、税に対する関心を高め、将来の理解ある納 税者を育成することを目的に実施し、甲府市内の28の小学校より1,628点の応募がありました。選考の結果、 優秀作品に選ばれた作品をご紹介いたします。 小学一・二年生の部 小学三・四年生の部 優秀賞 甲府市教育長賞 小学一・二年生の部 小学五・六年生の部 駿台甲府小1年 角田 繭璃 駿台甲府小4年 森 安里紗 甲運小5年 窪田 真衣 大木 彩和 玉諸小4年 小林 未幸 小学三・四年生の部 里垣小5年 西村 涼葉 小学五・六年生の部 優秀賞 甲府法人会会長賞 小学一・二年生の部 山梨大学教育人間科学部附属小2年 小学三・四年生の部 甲運小6年 内藤 萌々香 小学五・六年生の部 小学一・二年生の部 玉諸小4年 大沼 凛 優秀賞 甲府税務署長賞 大国小2年 萩原 千乃和 ─8─ 山梨学院大学附属小2年 丹沢 凜 山梨大学教育人間科学部附属小4年 小澤 愛生 玉諸小6年 荻野 結那 小学三・四年生の部 小学五・六年生の部 最優秀賞 甲府市長賞 優秀作品の展示 (甲府駅北口ペデストリアンデッキ) 小学三・四年生の部 大国小4年 樋口 七鳳 小学三・四年生の部 玉諸小4年 菱山 那柚 小学五・六年生の部 山梨大学教育人間科学部附属小6年 家登 美櫻子 優秀作品の展示 (オギノリバーシティショッピングセンター) 小学一・二年生の部 山城小4年 堀井 香菜子 小学三・四年生の部 優秀賞 山梨日日新聞社賞 大里小2年 阿部 さくら 小学五・六年生の部 美南実 米山 山梨大学教育人間科学部附属小5年 小学五・六年生の部 小学三・四年生の部 甲運小5年 功刀 のどか 優秀賞 山梨放送賞 小学一・二年生の部 山城小3年 片岡 奈音 小学一・二年生の部 小学三・四年生の部 山梨大学教育人間科学部附属小3年 俵 陽香 玉諸小5年 中山 美怜 小学五・六年生の部 甲運小2年 窪田 智木 小学五・六年生の部 伊勢小1年 渡辺 香華 優秀賞 テレビ山梨賞 玉諸小6年 市川 聖奈子 優秀賞 甲府税務署管内納税貯蓄組合連合会会長賞 中道北小2年 樋泉 七海 小学一・二年生の部 優秀賞 東京地方税理士会甲府支部長賞 受賞者を囲んでの記念写真 駿台甲府小2年 根津 凜太郎 小学一・二年生の部 ─9─ 芦澤会長(左) 里垣小学校 佐野校長先生(右) がある行為をしたときは、その相 す。欠格事由とは相続人 欠格事由を定めていま するということになればYは相続 当するように見えます。もし該当 上記の事例でYの行為は隠匿に該 遺言書を隠したときのことです。 ,これに関し、次のような事案があ ,この遺言書の「隠匿」について遺 言書の「隠匿」に該当するという ためには、遺言書を隠匿しさえす れば該当するという考え方と遺言 書を隠匿することに加え不当な利 益を得る動機・目的を要するとい では上記 の事案はどのように 考えたらよいのでしょうか。 審 う考え方が対立していました。 産全部を独りで承継取得する方法 の判断は、Yの行為は法律の無知 関して税務署から呼び出しを受け の事実は告げなかった。相続税に たこともあったが、その際も遺言 分割の請求を受けたがこれを却け 続放棄に反対した相続人から遺産 に遭い徒労に帰した。その後、相 ようとしたが、一部相続人の反対 を告げることなく相続放棄をさせ 同相続人全員に対し、遺言の事実 のがよいとの結論に対し、他の共 相続人全員に相続の放棄をさせる について相談した結果、他の共同 後、司法書士に、遺言書どおり遺 相続人の死亡による共同相続開始 管していた被相続人の長男が、被 る旨の自筆証書による遺言書を保 「被相続人作成にかかる不動産を 含む相続財産全部を長男に遺贈す ります。 2 によるもので隠匿によって利益を 図ろうとする故意があったとは認 審は、Yの行為は遺言書を められないと認定しました。とこ ろが 公表し、遺言の趣旨にしたがって 全遺産を取得しようとすれば、他 の相続人から遺留分減殺請求権を 行使されることを恐れたからであ るとし、その点で不当な利益を得 ようとする目的があったと認定し と こ ろ で、 上 記 の 民 法891条 は欠格事由に該当するものは相続 ました。 し、その示唆によって弁護士に相 人となることができないと規定し 談し、相続開始後約 く家裁に遺言書検認の請求をし、 その検認を経た上で、遺言執行者 によって不動産について全部所有 権移転登記手続がなされた。 」 、と いうものです。 ないかとの疑問が生じますが、民 続人の全財産を取得できるのでは 言は遺贈ですので遺贈により被相 当し相続人になれなくてもこの遺 ていますので、Yは欠格事由に該 年を経て漸 始めて遺言の存在を同署員に説明 1 遺 言 書の 隠 匿 がAの遺言書をXらに見せなかったのは、XらのAに対する気持ちを思って 続において相続人となることがで 人とはなれず遺言の効力を主張す があります。ここでいう隠匿とは きないことをいいます。その欠格 ることができないだけでなく、法 , 民 法891条 は 相 続 人 の のことであった。Yの行為は遺言書の「隠匿」に当たるか。 A 事由の中に「相続に関する被相続 定相続分もなくなってしまい、た 2 古屋法律会計事務所 弁護士 古屋 俊仁 被相続人Aは生前、長男であるYにすべての財産を相続させる 旨の遺言をし、その遺言書をYに託した。Aは、平成 年 月 日死亡した。Aには妻X1と子供YとX2、X3がいた。Yはこ 額の 割程度の金額を支払うこと、の内容の遺産分割協議を成立させた。Y てYが取得すること、その代償としてYはXらにそれぞれの法定相続分相当 の遺言書をXらの相続人に見せることなく、遺産分割協議をし、遺産をすべ Q 10 人の遺言書を偽造し、変造し、破 2 1 3 法965条 は 遺 贈 で 遺 産 を 取 得 す ─ 10 ─ 26 いへんなことになります。 1 棄し、又は隠匿した者」との定め 2 法 律 相 談 6 た」 。この事案で 審は、 「 ( )遺 続人の遺産について相続すること と 規 定 し て い ま す の で、Yは 被 相 法891条 の 欠 格 事 由 を 準 用 す る よる隠匿に当たるものと解すべき を明らかにしないことは不作為に ら、他の相続人に対してその存在 言書が自己の支配下にありなが る者すなわち受遺者についても民 もまた遺贈により取得することも である、しかし( )相続欠格者 できないことになります。すごく 1 恐ろしいことであることが理解さ 相続において自己が有利になろう とされるためには、当該相続人に とする意思又は不利になることを 遺言の事案ですが、次のような事 遺言書の内容よりも相続分が減少 を要するものと解すべきところ、 回避しようとする意思があること 案 が あ り ま し た。 「 甲 は、 所 有 不 する内容の遺産分割協議を成立さ し、甲は遺言公正証書の正本の交 との趣旨の遺言公正証書を作成 し、丁を遺言執行者に指定する、 その余の遺産をすべて乙に各遺贈 となどから「隠匿」に当たらない び最高裁は遺言公正証書であるこ ないとした」 。この事案の 意思があったと認めることはでき せていることからして、乙に右の 審及 付を受け、乙に保管を託した。甲 との認定をし、上記 名 で あ っ た。 審の判断の 2 ( )について判断をしませんでし 1 を取得させようと考え、相続人間 「相続人が相続に関する被相続人の し か し、 そ の 後、 別 の 事 案 で、 平成 年 月 日最高裁判決で、 た。 の意見を調整したところ、A、B、 遺言書を破棄または隠匿した場合に 協議を成立させた。この間、乙は て取得するという内容の遺産分割 得する。乙はその余の遺産をすべ は該当しないと解するのが相当であ 法891条 号所定の相続欠格者に な か っ た と き は、 右 相 続 人 は、 民 して不当な利益を目的とするもので る。AとBは、 各 Cは、 各100坪 の 土 地 を 取 得 す 乙 はB、Cに もAと 同 程 度 の 遺 産 次 女B、 三 女Cの 続 人 は、 妻 丙、 次 男 乙、 長 女A、 はその後死亡したが、その法定相 動産のうち土地 坪 を 長 女Aに、 ,本事例に似た事案として公正証書 れると思います。 2 遺言の事実を告げることはなかっ 5 る」との判示をしました。 ,では本事例はどのように考えた ,遺言がある場合の遺産分割協議等 には当たらないと考えられます。 し て 遺 言 書 を 公 表 し な い「 隠 匿 」 Yの行為は、不当な利益を目的と てなされたものであることから、 被相続人に対する気持ちを考慮し しなかったのが上記の通りXらの たのであること及び遺言書を公表 う内容の遺産分割協議を成立させ 遺留分を超える金額をXらに支払 し た も の で あ り、 結 果 と し てYは なる可能性のある遺産分割協議を も、Yは そ の 金 額 以 上 の 支 払 い に Xらに支払うことになったとして 行使され遺留分に相当する金額を 遺留分減殺請求権をXらによって にYが 遺 言 書 を 公 表 し、 そ の 結 果 協議に応じています。そして、仮 を公表こそしなかったが遺産分割 ら よ い の で し ょ う か。Yは 遺 言 書 5 1 28 おいて、相続人の右行為が相続に関 1 棟の建物を取 9 2 について参考となるので紹介しま したが、極めて微妙なことが含ま れていますので、この問題につい ては専門家と相談することをおす すめします。 ─ 11 ─ 80 5 1 6 4 Q A 印紙税の取扱いについて 松土 知代 東京地方税理士会甲府支部 税理士 ◆当事者の間において課税事項を証明す る目的で作成された文書であること。 ◆印紙税法第五条(非課税文書)の規定 により印紙税を課税しないこととされ ている非課税文書でないこと。 契 約 書 の よ う な 文 書 は、 作 成 者 に よって自由に作成されることから、そ の内容については様々です。課税文書 に該当するかどうかについては、その 文書に記載されている個々の内容すべ てを検討して判断することとし、文書 の名称、形式的な記載文言だけで判断 することなく、実質的な意義に基づい て判断してください。実質的な意義の 判断とは、その文書に記載表示されて いる文言、符号などを基礎として当事 者間の了解、基本契約又は慣習などを 当 社 は、 太 陽 光 装 置の販 売、 及 び その設 置 工 事 を 行ってお り ま す。契約書を交わす際に作成する文書が、課税文書に該当するかど うかどのように判断したらいいのか、印紙税の取扱いと、作成時の 注意点がありましたら教えてください。 印紙税とは、日常の経済取 引に伴って作成される契約書 や領収書などの文書作成時 に、印紙税法に規定されている課税文 書に課せられる税金です。文書の作成 者である納税義務者自らが課税文書に 該当するかどうか判断するとともに、 税額を算出し、納付する自主納税方式 の国税です。 課税文書に該当するかどうかの判断 は、印紙税法で定められた課税文書の みです。この課税文書とは、次の三つ のすべてに当てはまる文書をいいます。 ◆印紙税法別表第一(課税物件表)に掲 げられている二十種類の文書により証 明されるべき事項(課税事項)が記載 されていること。 加味して、総合的に行うことをいいま す。 (参考法令 基本通達二、 三条) さて、具体的に例を挙げてみます。 二百万円 以 下、 太 陽 光 の 装 置 代 金 (消費税等十六万円) 、設置工事代金 百万円(消費税等八万円)とします。 ①太陽光の装置と設置工事の金額を区分 しない場合 設置工事が特別な技術を要するよう な場合には、第二号文書の請負契約に 該当します。物品の売買金額と設置請 負金額が区分されておりませんので契 約金額三百万円(消費税等二十四万円) の第二号文書となります。ただし、設 置費用等を含む契約書でも、設置費用 無償とされている場合には課税文書に は該当しません。 ②太陽光の装置と設置工事の金額を区分 する場合 装置金額二百万円(消費税等十六万 円 ) は、 物 品 の 売 買 で あ る た め 不 課 税、 設 置 工 事 金 額 百 万 円( 消 費 税 等 八万円)は、第二号文書となり、この ように区分記載することにより当該契 約 書 は、 契 約 金 額 百 万 円( 消 費 税 等 八万円)の第二号文書となります。 ③太陽光の装置の販売契約書(その一) と、設置工事に関する契約書(その二) を分けて作成する場合 契約書その一については、物品の売 買契約に該当しますので不課税文書と なります。契約書その二については、 契約金額百万円(消費税等八万円)の 第二号文書となります。 なお、金額を記載する際の注意点で すが、消費税額等が区分記載されてい る場合、又は、税込価格、及び税抜価 格が記載されていることにより、その 取引に当たって課されるべき消費税額 等が明らかである場合には、消費税額 等は記載金額に含めないこととされて います。 ただし、この取扱いの適用がある課 税文書は、第一号文書(不動産の譲渡 等に関する契約書) 、第二号文書(請負 に関する契約書) 、第十七号文書(金銭 又は有価証券の受取書)の三つに限ら れています。 課税文書は作成しなければ印紙税は 課税されることはありませんが、一つ の取引に際して契約書を数通又は数回 作成すると、何通、何回でも課税され ることになります。契約書の正本をコ ピー機で複写しただけのものは、単な る写しであり、課税文書の作成には該 当しないため収入印紙は必要ありませ ん。 印紙税は一枚当りの税額が二百円か ら六十万円までと幅広く、事業者が作 成する契約書や領収書の枚数は膨大な 数になります。印紙税は、その法人の 所得の計算上損金の額に算入すること が認められています(不納付による過 怠税は損金不算入) 。収入印紙は購入し て、書類に貼付しただけでは納付した ことにはならず、これを印章または署 名で消印する必要があることにご注意 ください。 ─ 12 ─ 税 務 相 談 ていただいた。特に渡邉選手の豪快な ホームランや、笠原投手の力強い速球 や鋭い変化球に子供達は終始歓声をあ げていた。 後半の技術指導では、四人のプロ選 手 が 基 本 の 技 術 な ど を 指 導 し な が ら、 子供たちとプロ野球選手の触れ合う場 面が多く見られた。 野球教室の後、プロ野球選手のサイ ン入りグッズが当たる抽選会も行っ た。なかには現役プロ野球選手本人が 使用しているグローブなどを景品とし て提供するサプライズもあり、当選番 号が発表されるたびに、会場は大きな 歓声に包まれた。 参加チームからは「来年も開催して く だ さ い。」 と 多 く の 意 見 を い た だ い た。今回七回目を迎えた甲府法人会主 催の「税金教室・少年野球教室」は大 変な盛り上がりのなか無事終了した。 渡邉選手の指導 (問1)山梨県では小学校6年間、中学校3年間の合計9年 (問4) 「宝くじ」が当った場合、税金がかかるでしょうか? A.「宝くじ」には税金はかからない B.1億円以上当たった場合、税金がかかる C.金額(きんがく)に関係なく、税金がかかる (問2)救急車(きゅうきゅうしゃ)を呼んだ場合、 呼んだ人 (問5)山梨県では県民の健康を守るためにも税金が使わ れています。1年間に県民一人当たり、いくら税金 が使われているでしょうか? A.約8,000円 B.約15,000円 C.約20,000円 間で、子ども一人当たり、どれくらいの税金が使わ れているでしょうか? A.約650万円 B.約850万円 C.約1,000万円 はいくら払うでしょうか? A.約10,000円 B.タクシーと同じくらい む りょう C.税金でまかなっているから無料 ▶税金クイズの答え (問1)― C (問2)― C (問3)― B (問4)― A (問5)― C ンガリーという国ですが、このハンガリーの消費 税は何%でしょうか? A.22% B.27% C.33% (問3)今、世界で消費税が一番高い国はヨーロッパのハ ─ 13 ─ 社 会 貢 献 活 動 たちを対象とした税の啓発活動として 「 税 金 ク イ ズ 」 を 行 い、 子 供 た ち に も 身近な消費税など税の社会における役 割や大切さを楽しく学んでもらった。 野球教室においては、例年講師を務 めていただいている元日本航空高校野 球部監督の伊藤雄波氏をはじめ、東京 読売ジャイアンツから寺内崇幸選手、 隠善智也選手、笠原将生選手、北海道 日本ハムファイターズから渡邉諒選手 の四選手と山梨学院大学野球部の四年 生の協力によりバッティング・ピッチ ング・守備・走塁などプロ野球選手の 寺内選手と渡邉選手の守備の連携プレー 現役プロ野球選手を講師に招いて 「税金教室・少年野球教室」 を開催 十二月六日、南アルプス市櫛形総合 公園野球場において、管内のスポーツ 少年団に所属する三十一の少年野球 チームの選手約四百五十名、指導者・ 保護者約三百名参加のもと、甲府法人 会主催「税金教室・少年野球教室」を 開催した。 この活動は甲府法人会の社会貢献活 動の一環として、子供たちに夢を与え るとともに青少年の健全な育成と税の 啓発を目的として始まり、関係各位の 皆様のご支援のもと本年七回目をむか えることができた。 一流プレーを子供たちの間近で披露し 剛速球を投げる笠原投手 例年の通り野球教室に入る前に子供 税金クイズに挑戦する少年球児 当日出題した 『税金クイズ』 たから 税によって救われる 林 由 樂 の痛みを訴え救急車で運ばれた。そ して、手術を受け左足の親指を通る 神経を失った。最初は、車椅子生活 を余儀無くされたが、今では自分自 身で歩くことができる。もし、あの とき救急車が来なくて処置が遅く なってしまったら、歩くことができ なかったかもしれないことを考える と、救急搬送に携わってくださった 方々、治療をしてくださった先生方 には感謝をしなくてはならない。そ して、それと同時に、税や税を納め ている人々にも感謝をしなくてはな らない。 この出来事があってから、祖父は 身体障害者手帳というものを、持つ ようになった。この手帳を持ってい ると、健康な人より少ない負担で医 療を受けることができるほか、買い 物の時にはなるべく近い駐車場を利 用することができる。歩けるように なったとはいえ、まだ足腰が痛むこ とはあり、湿布剤を多く必要とする 祖父には、医療を少ない負担で受け られるということは、とてもありが たいことだ。これも、全て税のおか げである。 このように、私には、税によって 支えられていると実感できる経験が あ っ た。 だ か ら、 税 を 納 め る こ と で、救われる人がいること、さらに 自分も支えられていることに気がつ けた。しかし、特別な経験がなくて は、やはり税への感謝の気持ちを持 つことは難しい。そして、気がつく ことができないうちに、増税と言わ れ る が た め に、 反 対 意 見 を 生 み 出 してしまうのだと思う。私は、反対 意見を持っている人々に、自分の生 活を振り返ってもらいたい。自分に は、税は納めるだけのもののように 思えるかもしれないが、日々の生活 で使う水も、通勤通学に利用する道 路も、税によって成り立っているの だ。そして、私の祖父のように、税 を納める人々がいることで、救われ る人がいることも覚えておいてもら いたい。 近い将来、私も納税の義務を果た す べ き 存 在 と な る。 今、 税 に よ っ て、 私 は 支 え ら れ て い る の だ と 思 う。だから、今の恩返しの気持ちも 含め、しっかりと税を納めるように したい。そして、その税によって、 一人でも多くの人が救われることを 願いたい。また、全ての人々が、税 について理解し、税を納める国、日 本と言われるよう、貢献したい。 ─ 14 ─ 山梨県立甲府南高等学校 1年 小 私たちの暮らしは、税によって支 えられている。この事実をより多く の人々が理解することで、消費税増 税に対する反対意見は少なくなると 思う。そのためには、自分自身の生 活の中で、どこに税がつかわれてい るのか、一人ひとり考える必要があ る。例えば、医療費の一部には税が つかわれている。全額、自分で支払 わないことが当たり前となり、税に よって保障されていることを忘れて しまってはいないだろうか。 私の祖父は、私が二歳のとき、腰 作文を朗読する小林由樂さん 平成26年度 税に関する高校生の作文 国 税 庁 主 催 甲府税務署長賞 入選作品紹介 税に関する高校生の作文募集は、次代を担う高校生に税に対する関心を深めて頂くた めに昭和37年から実施しており、今年は全国1,547校より193,393編の応募がありま した。その内、甲府税務署管内13校より2,050編の応募があり、15編が甲府税務署長 賞に入選しました。ここでは平成26年11月11日に開催された納税表彰式において、 15編の中から代表して発表された作品をご紹介いたします。 私たちの暮らしと税 山 美 咲 ことは言うまでもありません。この ことは若者だけでなくもちろん高齢 者にも大きな影響を与えます。これ からの社会を見据えて、より良い制 度改革をする必要があるのではない でしょうか。 また、警察や消防、環境保全など の公共サービスに使われています。 もし税金が無かったら…、警察が助 けてくれるときも、万が一のとき救 急車で運んでもらうときも有料にな ります。今私たちがタダで助けても らったり、地域が清潔に保たれてい るのは税金を払っているからです。 税金を払うことがこの街の住人とし て安全に暮らすことに繋がっている のです。 さらに、学校など教育の為にも使 われています。ここで驚いたのは、 私たち高校生は一人当たり年間約 百万円ものお金が税金によって賄わ れているということです。何気なく 過ごす学校生活のほとんどがたくさ んの人たちが地道に払ってくれた税 金のおかげで成り立っているので す。このことを忘れず、感謝して過 ごしていきたいと思います。 今年二月、山梨県は歴史的大雪に 見舞われました。その際は自衛隊の 方々などに凄く助けられました。税 金はこのような災害現場でも役立っ て い ま す。 約 三 年 前 の 東 日 本 大 震 災、今でも様々な課題が残っていま すが、あのときすぐに食料や毛布な どが届けられたのも、がれきを撤去 したり仮設住宅が建てられたのも、 私たちが払ってきた税金が自衛隊 の活動費などとして役に立ったので す。復興の為に間接的でも少しの力 だとしても一人一人が貢献できたの ではないでしょうか。 この作文を通して私は初めて私た ち国民に課せられている「納税の義 務」について深く納得することがで きました。この義務を通して互いに 支え合い、社会の一員として安全に 幸せに暮らすことができており、税 金は本当に必要不可欠なものだと感 じました。 近 年、 税 金 の 未 納、 無 駄 遣 い と いった問題が取りざたされていま す。そういった問題を解決するため にもまず、小中高の学校の中で税金 の大切さや必要性、納める者として の責任を教える必要があると思いま す。子供の頃から継続して理解を深 めることで大人になってから生かさ れるのです。私は将来教育の仕事に 就きたいと考えています。そこでも しっかり伝えられる人間になるた め、これからも税についての学習を 深めていきたいです。 ─ 15 ─ 法人会 法人会の活動に、ぜひご参加ください! 会員同士の絆を深め、組織の活力を生み出す源になります。 山梨県立甲府東高等学校 2年 中 な ぜ 税 金 を 払 う の か 。 税 金 は 本 当 に必 要 な も の な の か 。 私 は 明 確 な 理 由も 答 え も 分 か ら な い ま ま 何 気 な く 過ご し 、 関 心 も 持 っ て い ま せ ん で し た。 そ こ で 私 は 税 金 の 使 い 道 に つ い て調 べ 、 考 え て み ま し た 。 一 番 多 く 使 わ れ て い る の は 「 社 会 保障 」 に か か る も の で す 。 風 邪 を 引 いた り け が を し た と き に か か る 医 療 費や年金の一部にも使われていま す。 ま た 、 日 本 は 世 界 と 比 べ て も 急 速に 少 子 高 齢 化 が 進 ん で い ま す 。 こ のま ま の 社 会 保 障 制 度 を 維 持 し た 場 合、 若 者 の 負 担 が か な り 大 き く な る 作文を朗読する中山美咲さん 法人会とは? ①創設60年を超える歴史を有し、約85万社が加入する団体です。 ②さまざまな業種の人と出会い、新しい仕事へのつながりを生み出します。 ③経営に差がつく、税の知識や経営情報をご提供します。 法人会は幅広く活動しています。 ○会員企業に役立つ「税に関する提言」を国や地方自治体へ実施。 ○税務署や税理士と協力しながら、税に関する研修会・講習会を実施。 ○ビジネスにも役立つ出会いのチャンスをご提供。 ○地域に密着した活動で、社会に貢献。 ○経営や健康に役立つ各種セミナーや、署名な講師による講演会を開催。 ○企業の人材教育や経営支援に活用できる、各種研修会を開催。 神崎製缶 株式会社(善友金属 株式会社) 代表取締役社長 馬 場 康 之 馬場康之 社長 設 立 昭和45年2月2日 本社所在地 大阪府大阪市淀川区加島4-10-44 山 梨 工 場 中巨摩郡昭和町築地新居1641-9 TEL 055-268-5055 FAX 055-268-5056 事 業 内 容 薬品缶、食油缶ギフト用、各種美 術印刷缶等の製造販売。山梨工場 は主に建築用シーリング材の容器 を製造。 今回の『会員さん訪問』は神崎製 缶株式会社さんの山梨工場をご訪問 し 柳 瀬 顧 問にお話し を うかがいまし た。 昭和二十七年八月の会社設立当初 は商 社であり、 自 社で缶は製 造して おり ませんでした。お取 引 き 先 から の依 頼を 外 注 先へ設 計や試 作を 指 示 し、完成品を販売代理店として納品 していました。 年を追うごとに業績も右肩上がり になる なか、 販 売のみの商 社から 脱 却しメーカーとして製造する方針へと 転換していきます。新しいお取引き先 を開拓するなど、様々な環境変化に 対応することが方針転換の理由と考 えられます。 昭 和三十四年 頃から 製 薬メーカー さんを 主 なお取 引き 先とするように なり、集中的に営業活動を行うこと でシェアが拡大していきました。 や がて 主 要 な お 取 引 き 先 の 製 薬 メーカーさんが山 口 県に工 場 を 建 設 することになり、その製薬メーカーさ んに納める缶の製 造を 目 的に同じ山 口県内に自社製造工場を設立するこ とになりました。大阪からの輸送コス トや納 品 までの時 間 短 縮、 そしてお 取 引き先の要 望にすぐ応えられる体 制を整えたいとの考えからです。昭和 四十一年五月、ここに初めて自社によ る缶の製造が始動しました。 そして昭 和四十五年二月、 山 口 県 内の工 場に次ぐ第二の製 造 工 場とし て神 崎 製 缶 株 式 会 社 を 善 友 金 属 大 阪本社の敷地内に設立しました。以 来、 医 薬 品 関 連で数々のヒット商 品 を 提 供 することができ ました。 そし シール缶 Q.神崎製缶さんの事業内容な どについてお聞かせください。 柳瀬顧問― 当社は親会社である善 友 金 属 株 式 会 社( 本 社 : 大 阪 府 大 阪市)の金属缶製造部門として設立 されました。 善 友 金 属の歴 史をもとにお話しし ますと、創業者である馬場勇氏が戦 後、 復 興の兆しを 見せつつある 中、 缶 容 器 の 販 売 を 手 掛 け よ う と 思い 立ったとのことです。 当 時、 戦 後 復 興の時 代と は 言っても、 まだ まだ 物 は満ち 足 りてはおらず、 もちろん物 資 を 運 搬する 容 器 も 不 足していまし た。 そこで目 をつけ たのが 缶の 容 器 ですが、 缶は輸 送 時 などの衝 撃から 内 容 物を 守ることができ、 空 気や水 分を 通さないため、 湿 気から中 身を 守ることが出 来 ます。 密 封させるこ とで、 出 荷から手 元に届くまで安 全 に中身を保管でき、更に光を通さな いため、 色や風 味の劣 化 も 防ぐこと が出来ます。そして大きいメリットと して再 利 用 がしやすいこと があげら れ、缶の用途の幅広さに起業を決意 したことが原点です。 ─ 16 ─ 山梨工場の外観 新たな転機を呼び込みました。 「かつ お削り節」などの海産食品を手掛け るメーカーでした。食品の中でも特に 「 かつお 削 り 節 」や「 海 苔 」 は、 湿 気が命 取りになります。 依 頼から試 作・ 提 案、そして完 成から生 産まで のスピーディーな対応が実を結び、ま たたく間に多い年で二百 万 缶を 生 産 するまでに至 り ました。 昭 和六十 年 頃からは自 社でギフト商 品の箱 詰め も 行うようになり、お中 元やお歳 暮 の 贈 答 用 としてピークの 季 節になる と 毎 日のように缶の納 品とともに箱 詰め作業をする忙しさで休日を返上 するほどだったそうです。 このようなお取 り 引きが成 功した こ と を 境 に、 食 品メーカーさ んから の依 頼が増えていき ました。 大 手 百 貨店さんのプライベートブランド商品 の缶の製 造やお煎 餅の缶の製 造も手 掛けることとなりました。 海 苔 缶や かつお節缶の製造において実績のある 湿 気 対 策を 反 映させた密 封 性の高い 缶は好評を博し、その技術と知識は 他の菓子メーカーさんにも活用されて いくこととなりました。 そして平 成 十三年 十二月、 山 梨 県 昭和町に第三番目の工場となる山梨 工場を開設しました。 山梨工場は主として、建物の防水 性や気 密 性を 保つため継ぎ目に充 填 する「 建 築 用シーリング材 」の缶 製 造 工 場です。 新 鋭の機 械を 導 入する など、現在、年間約二百五十万缶の 生 産 力 を 誇 り、シーリングの 缶では 国内でナンバーワンのシェアです。また 工 場 内においては 各 種 検 査による 厳 重な管理体制のもと、高品質の缶の 提 供に 努 めています。やは り 山 梨 県 内に工 場を 構えたのも主 要のお取 引 出荷されるシール缶 て製薬メーカーさんとの関係がより順 調なものとなり、さらなる発 展を 遂 げていく ものと 思 われ ましたが、 時 代の流れとともに薬 剤に求められる 防湿性能に優れたパッケージはプラス チックをはじめとする石油加工製品へ と 変 化していき ました。 また 紙 製 品 の 著しい進 化 と と もに、 軽 量 かつ小 型 化の方 向へと 向かっていきました。 容 器そのものに缶 製 品である必 要 性 が薄れ、次第に取扱量にも陰りが見 え始めてくるようになりました。 しかし品 質 基 準が特に厳しいとさ れている 製 薬 業 界から 信 頼 を 得てい るという 会 社のイメージが 営 業 活 動 の面において有 利に働き、 食 品 関 連 のメーカーさんとお取 り 引 き を する 経営理念 金属容器を主体とした包装資材 を通じて社会に貢献し、社員に 幸福をもたらすこと シール缶の生産ライン き 先のメーカーさんが 山 梨 県 内に 工 場を 開 設したことが理 由です。 物 流 コストの 削 減、 徹 底し た 管 理 による 在 庫 削 減、 頻 繁 な 情 報 交 換によって 問題解決の迅速化につながっていると 思います。 長 年にわたる 信 頼 関 係 も あり、工場開設直後から順調に推移 し、 常に安 定した 運 営 をキープして おります。 これからも 神 崎 製 缶に任せておけ ば安 心といわれる 様に、 社 員 全 員が 参加し、創意工夫を重ねた品質向上 を目指します。 取材を終えて(事務局) 柳 瀬 顧 問 か ら「 善 友 金 属 」 さ ん 及び「神崎製缶」さんの成り立ち、 事業展開をお話しいただきまし た。 イ ン タ ビ ュ ー 終 了 後 に 工 場 内 を ご 案 内 し て い た だ き ま し た。 生 産ラインを一通り見せていただき な が ら、 説 明 も し て い た だ き ま し た。 一 日 で 約 一 万 缶 を 製 造 し て い る と の こ と で す。 ま た 山 梨 工 場 開 設 以 来、 こ の 十 三 年 間、 一 度 も 欠 品や納期遅れといったことがない と の お 話 し に は 驚 き ま し た。 従 業 員の方々の品質向上への取り組み 姿勢の表れだと感じました。 柳 瀬 顧 問 様、 大 変 お 忙 し い と こ ろを長時間の取材にご協力いただ き、誠にありがとうございました。 ─ 17 ─ 続き ま し た 。 を招 く な ど 、 予 断 を 許 さ な い 状 況 が 激に 進 ん だ 円 安 も 各 種 コ ス ト の 上 昇 続で マ イ ナ ス 成 長 と な っ た ほ か 、 急 した 。 し か し 、 G D P が 四 半 期 連 景気 回 復 に 対 す る 期 待 感 も 窺 わ れ ま け、 日 経 平 均 株 価 が 急 上 昇 す る な ど 行による金融緩和拡大の発表を受 しま し た 。 ま た 、 秋 口 以 降 は 日 本 銀 など 天 候 不 順 が 県 内 経 済 に 影 を 落 と がや や 和 ら い だ も の の 、 大 型 の 台 風 が続 き ま し た 。 夏 場 以 降 は 、 反 動 減 以降 は そ の 反 動 減 に よ り 、 弱 い 動 き 個人 消 費 が 活 発 化 し た も の の 、 月 ては 消 費 税 増 税 の 駆 け 込 み 需 要 か ら かれ、国内の設備投資は維持・更新 投資を行うことは少ないとの声も聞 らといって国内での新規投資や増産 有する企業からは、円安が進んだか みられます。ただし、海外に拠点を 資は、全般的に回復基調をたどると ち直していくと思われます。設備投 環境の改善が続くなかで、徐々に持 支給の改善も予想されており、所得 を背景に残業手当の増加やボーナス されます。ただし、好調な生産状況 在化するなか、年初は足踏みが予想 需要面をみますと、個人消費は、 進出企業の工場閉鎖などの影響が顕 くとみられます。 体として持ち直し傾向で推移してい 移することが見込まれるなかで、全 くほか、生産面も引き続き底堅く推 年後半は、個人消費が持ち直してい じ) 」にあたります。「乙」は、新し さ て、 陰 陽 五 行 に よ る と、 平 成 二 十 七 年 は、 「 乙 未( き の と・ ひ つ る動きが強まっていくと思われます。 提供など、需要の取り込みに注力す た新商品やオリジナル商品の開発・ や、多様化する消費者ニーズに合っ 活用など新たな販売チャネルの拡大 別化を図るため、インターネットの が続くと見込まれます。他社との差 材料価格の上昇などから厳しい状況 なか、輸入品の攻勢や円安による原 き不透明感が強いとの声が聞かれる トなどの地場産業においては、先行 ます。一方、ワイン、宝飾品、ニッ 伴い底堅く推移することが期待され みられるものの、海外経済の回復に 年後半は為替動向によりばらつきが に増勢を強めていくと思われます。 て、半導体製造装置関連などを中心 生産面をみますと、機械工業は、 年前半は輸出が持ち直していくに連れ 待されます。 入込みが高水準で推移することが期 光産業においても、外国人観光客の 行が続くと見込まれます。また、観 工事が本格化するなかで高水準の執 いものです。 く乗り切っていけるような年にした をより強固なものにしながら、力強 いう故事のごとく、一人ひとりの知 は、 「群羊を駆って猛虎を攻む」と た よ う に 思 い ま す。 平 成 二 十 七 年 ツ面で多くの人々が沸いた1年だっ た錦織圭選手の活躍により、スポー や、全米オープンテニスで準優勝し で金メダルに輝いた羽生結弦選手 した。また、ソチ冬季オリンピック 未来につながっていく話題もありま 一方、リニア中央新幹線の着工など インパクトのある出来事が多かった 平成二十六年は、消費税増税、追 加金融緩和、円安進行など経済的に うことになるでしょうか。 ろまで伸びていこうとする」年とい た枝葉を払って、見通しの良いとこ め、 「乙未」は、 「新しい芽が繁茂し とさせる姿を示しています。このた 枝葉がたくさん生い茂っているとい は、光が届かず暗くなるほどに木の 姿 を 表 し て い ま す。 ま た、 「未」に のの、これから伸びていこうという いて、寒さなど外からの力が強いも 平成二十七年の 今年の県内経済を展望しますと、 年前 半 は 生 産 面 で 機 械 工 業 が 増 勢 を 投資が中心になると思われます。公 い芽が殻の中で縮んだままになって 昨 年 平 成 二 十 六 年 の 県 内 景 気 を 振 り返 り ま す と 、 年 初 か ら 月 に か け 山梨中銀経営コンサルティング 株式会社 経済調査部 部長 岡本 新一 県 内 経 済の展 望 強め て い く 一 方 、 需 要 面 は 個 人 消 費 共投資は、中部横断自動車道の建設 恵と力を結集させて、チームワーク う意味があり、力強い生命力を彷彿 がや や 足 踏 み す る と 予 想 さ れ ま す 。 ─ 18 ─ 4 3 2 所得税及び復興特別所得税の確定申告書は 自分で作成してお早めに 平成26年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告の提出期限は、 平成27年2月16日(月) から同年3月16日 (月) までです。 還付申告は、 平成27年2月15日 (日) 以前でも行えます 税務署の閉庁日(土・日曜・祝日等)は、税務署では相談及び申告書の受付は行っておりません。 ただし、甲府税務署では、 2月22日(日) と3月1日(日)に限り、所得税確定申告の相談及び申告書の受 (国税の領収、納税証明書の発行、電話による相談等は行いません。)。 付を行います 期限間近になりますと、税務署は大変混雑し、長時間お待ちいただくことが予想されます。申告書はご自分で作 成して、 できるだけお早めに提出してください。 申告書を作成するときは 申告書の作成に当たっては、 「復興特別所得税額」欄の記載漏れのないようご注意ください。 ※ 還付申告の方も含め、申告される全ての方について 「復興特別所得税額」 欄の記載が必要となります。 また、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」 では、 画面の案内に従って金額等を入力することに より、税額などが正しく計算され、計算誤りのない所得税及び復興特別所得税、消費税及び地方消費税の確定申 告書や青色申告決算書などを作成することができますので、是非ご利用ください。作成したデータは、e-Taxを利 用して提出することができるほか、印刷した「書面」により提出することもできます。 納付期限と振替納税の利用について 確定申告による所得税及び復興特別所得税の納期限は平成27年3月16日(月) です。申告書の提出後に、納付 書の送付や納税通知等による納税のお知らせはありません。納付には便利な振替納税を是非ご利用ください。 振替納税を利用した場合は 振替日(平成27年4月20日(月))に指定の金融機関の預貯金口座から自動的に引き落とされます。事前に 口座の残高をご確認ください。 *振替納税をお申込みの場合は、 「預貯金口座振替依頼書兼納付書送付依頼書」を平成27年3月16日(月) までに提出してください。 *振替納税は申告期限までに申告書を提出された場合に限り利用できます。 *転居等により所轄税務署が変わった場合や、既に振替納税で指定している金融機関や口座を変更する場 合には、新たに振替納税(変更)の手続が必要となります。 *インターネット専用銀行等の一部金融機関及びインターネット支店等の一部店舗では、振替納税が利用で きませんので、 ご利用の可否については取引先の金融機関にご確認ください。 国外財産調書の提出について 平成26年12月31日において、価額の合計額が5,000万円を超える国外財産を有する方は、 平成27年3月16日(月)までに「国外財産調書」を提出しなければなりません。 なお、提出がなかった場合や正しく記載されていない場合には、加算税の加重措置が適用され るほか、罰則が適用される場合がありますのでご注意ください。 ─ 19 ─ 地方法人税(国税)が創設されました 平成 26 年3月 31 日に公布された「地方法人税法(平成 26 年法律第 11 号)」により地方法人税が創設され ました。 これに伴い、 平成26年10月1日以後に開始する事業年度から 、法人税の納税義務のある法人は、地 方法人税の納税義務者となり、地方法人税確定申告書の提出が必要となります。 なお、地方法人税確定申告書と法人税確定申告書を一つの様式としています(次頁参照)ので、この様式を 使用することにより、法人税確定申告書と地方法人税確定申告書の提出を同時に行うことができます。 地方法人税の概要 (1)課税事業年度 地方法人税の課税の対象となる事業年度(以下「課税事業年度」といいます。)は、法人の各事業年度とさ れています。 (2)課税標準 地方法人税の課税標準は、各課税事業年度の課税標準法人税額とされており、法人税申告書別表一(一) を使用する法人の場合、次の算式により計算した金額となります。 (算式) 別表一(一)「4」欄 + 別表一(一)「5」欄 + 別表一(一)「7」欄 課税標準法人税額= + 別表一(一)「9」欄 + 別表一(一)「10 の外書」欄 (3)税額の計算 地方法人税の額は、課税標準法人税額に 4.4%の税率を乗じた金額となります。 なお、法人税について外国税額控除の適用を受ける場合で、控除対象外国法人税の額が法人税の控除限 度額を超えるときは、地方法人税についても外国税額控除の適用を受けることができます。 (4)確定申告 地方法人税確定申告書は、各課税事業年度終了の日の翌日から2月以内に納税地を所轄する税務署長に 提出しなければなりません。 なお、課税標準法人税額がない場合であっても地方法人税確定申告書を提出する必要がありますので、こ の場合には、「基準法人税額」、「地方法人税額」及び「所得地方法人税額」の各欄に「0」と記載して提出してく ださい。 (注1)法人税の納税義務のない法人(例えば、公益法人等及び人格のない社団等で収益事業を行っていないものや国内源 泉所得を有しない外国法人)や清算所得に対する法人税を課される平成 22 年9月 30 日以前に解散した内国法人 である普通法人又は協同組合等については、地方法人税確定申告書を提出する必要はありません。 (注2)法人税確定申告書の提出期限が延長されている場合には、地方法人税確定申告書の提出期限は、その延長された提 出期限となります。 (5)中間申告 平成 27 年 10 月1日以後に開始する課税事業年度において、法人税の中間申告書を提出すべき法人は、 地方法人税についても中間申告書を提出することになります。 地方法人税申告書の様式 ●法人税申告書別表一(一)から別表一の二(三)までの各様式(以下「別表一(一)等」といいます。)の下部が 地方法人税申告書となっています。 なお、別表一(一)等には、それぞれ次葉が設けられていますので、 「法人税額」、 「地方法人税額」及び「課税 留保金額に係る地方法人税額」に記載する金額の計算や所定の項目の記載に当たっては、次葉を使用して ください(別表一(一)等及び次葉の様式は国税庁ホームページ(www.nta.go.jp)に掲載しています。)。 ●次頁は、書面で提出していただく場合の別表一(一)青色申告用です。 ─ 20 ─ ─ 21 ─ 地方法人税 Q&A Q A 新たに地方法人税が創設されたそうですが、 なぜ地方法人税が創設されたのでしょうか? 平成24年8月に成立した税制抜本改革法は、 「 税制の抜本的な改革による地方消費税の充 実と併せて、地方法人課税の在り方を見直すことにより税源の偏在性を是正する方策を講ず ることとし、その際には、国と地方の税制全体を通じて幅広く検討する。」 ( 第7条第5号ロ)と 規定しています。今回の改正においては、この規定を踏まえ、消費税率8%への引上げによる地方消費 税の充実にあわせて、地域間の税源の偏在性を是正し財政力格差の縮小を図ることを目的として、法 人住民税法人税割の一部を地方交付税原資化することとされました。 具体的には、不交付団体における地方消費税の実質増収額(地方消費税の増収額から社会保障充実 化等分を控除した額)を偏在是正額の目途として、道府県民税法人税割の税率を1.8%(標準税率 5.0%→3.2%)、市町村民税法人税割の税率を2.6%(標準税率12.3%→9.7%)、合計4.4%引き下げ る一方で、基準法人税額を課税標準とする税率4.4%の地方法人税(国税)を創設し、その税収全額を交 付税及び譲与税配付金特別会計の歳入とし(特別会計に関する法律23一イ)、地方交付税原資とする (地方交付税法6)こととされました。 なお、この地方法人税について定める地方法人税法は、去る3月20日に参議院本会議において可決・ 成立し、3月31日に平成26年法律第11号として公布されています。また、次の関係政省令もそれぞれ 次のとおり公布されています。 ●地方法人税法施行令(平26.3.31政令第139号) ●地方法人税法施行規則(平26.3.31財務省令第22号) ●地方法人税法施行規則及び法人税法施行規則の一部を改正する省令(平26.4.14財務省令第 43号) 地方法人税(国税)の創設(法人住民税法人税割の一部の地方交付税原資化) 地方法人税法制定 法人住民税 (地方税) 都道府県分: 5.0% → 3.2%(△1.8%) ● 市町村分: 12.3% → 9.7%(△2.6%) ● (改正後) ─ 22 ─ 地方 法人税 法人住民税法人税割の 税率引下げ 国税化 法 人 住 民 税 (地方税) (現在) 地方税法改正 地方交付税法等改正 税収全額を交付税特別 会計に直接繰り入れ地 方交付税原資化 交 付 税 特 別 会 計 課税標準:法人税額 ● 税率:4.4%税収 ● 賦課徴収:国 (税務署) ● 法人県民税・法人事業税・地方法人特別税の 税率改正について (お知らせ) 山 梨 県 平成26年度税制改正により、法人住民税法人税割の税率を引き下げ、その税率引下げ分相当について、地方法人税を 国税として創設し、地方交付税の原資とすることとされました。 また、地方法人特別税の規模を1/3縮小し、法人事業税に復元することとされました。 なお、改正後の税率は、平成26年10月1日以後に開始する事業年度から適用となります。 1 法人県民税(法人税割)の税率改正 税率 区 分 改正前 改正後 下記以外の法人 5.8% 4.0% ・資本金の額又は出資金の額が1億円以下の法人(資本金の額又は出資金の額が1億円で、かつ、事業年度 又は計算期間末日現在の従業者の総数(山梨県以外の従業者を含む)が300人を超える法人を除く) ・資本又は出資を有しない法人(保険業法に規定する相互会社を除く) ・法人でない社団や財団で代表者や管理人の定めがあり、収益事業を行うもの ・法人課税信託の引受けを行うことにより法人税を課される個人 5.0% 3.2% 2 法人事業税(所得割・収入割)の税率改正 区 分 ① 法人の種類 ③ 収入金額課税法人 外形標準課税法人 改正後 普通法人、公益法人、 所得のうち年400万円以下の金額 2.7% 3.4% 所得のうち年400万円を超え年800万円以下の金額 4.0% 5.1% 所得のうち年800万円を超える金額 5.3% 6.7% ※軽減税率不適用法人 5.3% 6.7% 2.7% 3.4% 特別法人(農業協同組合、 所得のうち年400万円以下の金額 信用金庫、医療法人等) ② 税 率 改正前 人格のない社団等 所得金額課税法人 (②及び③以外の法人) 所得等の区分 所得のうち年400万円を超える金額 3.6% 4.6% ※軽減税率不適用法人 3.6% 4.6% 電気・ガス供給業、保険業 収入金額 0.7% 0.9% 各事業年度末の資本金の 所得のうち年400万円以下の金額 1.5% 2.2% 額又は出資金の額が1億 所得のうち年400万円を超え年800万円以下の金額 2.2% 3.2% 円を超える法人(一般社 所得のうち年800万円を超える金額 2.9% 4.3% 団・財団法人等を除く) ※軽減税率不適用法人 2.9% 4.3% ※軽減税率不適用法人とは、3以上の都道府県に事務所又は事業所を設けて事業を行う法人で、資本金の額又は出資金の額が 1千万円以上の法人をいいます。 ※外形標準課税に係る付加価値割、資本割の税率は変更ありません。 3 地方法人特別税の税率改正 税 率 区 分 改正前 改正後 所得金額課税法人 所得割額 81% 43.2% 収入金額課税法人 収入割額 81% 43.2% 外形標準課税法人 所得割額 148% 67.4% 4「予定申告」の経過措置について 平成26年10月1日以後に開始する最初の事業年度については、税率改正に伴う経過措置が設けられています。 ●平成26年10月1日以後に開始する最初の事業年度 法人県民税法人税割 =(前事業年度の法人税割額 ×3.8 ÷前事業年度の月数) 法人事業税 =(前事業年度の法人事業税額(割ごとの額)÷前事業年度の月数)×7.5 地方法人特別税 =(前事業年度の地方法人特別税額 ÷前事業年度の月数)×4.0 ●次年度以降 法人県民税法人税割 =(前事業年度の法人税割額 ×6 ÷前事業年度の月数) 法人事業税 =(前事業年度の法人事業税額(割ごとの額)÷前事業年度の月数)×6 地方法人特別税 =(前事業年度の地方法人特別税額 ÷前事業年度の月数)×6 お問い合わせ先 山梨県総務部税務課 課税担当 TEL055-223-1387 山梨県総合県税事務所 事業税課 法人担当 TEL055-261-9116 ─ 23 ─ 自動車税のグリーン化について(お知らせ) 山 梨 県 平成26年度に新車新規登録した燃費性能に優れ、かつ、排出ガスがわずかな環境 負荷の小さい自動車は、自動車税が1年間軽減されます。また、新車新規登録から一定 年数を経過した自動車は、税率を重くする特例措置が行われています。 環 境 負荷の 小さい自動 車 平成27年度(登録の翌年度)に軽減の対象となる自動車は次のとおりです。 要 件 新車新規登録年度 排出ガス基準 燃費基準 軽減率 電気自動車 プラグインハイブリッド自動車 天然ガス自動車 (ポスト新長期規制からNOx10%低減) 平成26年度 クリーンディーゼル乗用車 (平成26年4月1日~ 概ね75% (ポスト新長期規制適合の乗用車) 平成27年3月31日) 平成27年度燃費基準+20%達成車 平成17年 (平成32年度燃費基準達成) 排ガス規制 平成27年度燃費基準+20%達成車 75%低減 (平成32年度燃費基準未達成) 概ね50% 平成27年度燃費基準+10%達成車 新 車 新 規 登 録から一定 年 数を 経 過した自動 車 ●これまで「概ね10%」であった上乗せ率が、平成27年度から「概ね15%」に引き上げられます。 (ただ し、バス・トラックについては、引き続き「概ね10%」) 平成27年度に上乗せの対象となる自動車は次のとおりです。 対 象 車 種 平成14年3月31日以前に新車新規登録したガソリン車・LPG車 平成16年3月31日以前に新車新規登録したディーゼル車 上記のうち、バス(一般乗合用を除く)及びトラック(被けん引車を除く) ※電気・天然ガス・メタノール・ガソリンハイブリット自動車、一般乗合用バス、被けん引車は対象外 お 問い合わ せ 先 ●山梨県総務部税務課 課税担当 TEL055-223-1387 ●山梨県自動車税センター TEL055-262-4662 ─ 24 ─ 上乗せ率 概ね15% 概ね10% なし 館 」 へ も 伺 い 、 甲 府 市 の 観 光 プ アン テ ナ シ ョ ッ プ で 「 富 士 の 国 や ま さら に 、 東 京 日 本 橋 に あ る 山 梨 県 の 参加 さ せ て い た だ い た り し ま し た 。 山県 高 岡 市 で 行 わ れ た 自 治 体 学 会 に くり を 視 察 し た り 、 夏 季 休 暇 中 に 富 昨年 は 月 に 長 野 県 妻 籠 宿 の ま ち づ なる べ く 設 け る よ う に し て い ま す 。 め、 国 内 や 海 外 へ 視 察 に 行 く 機 会 を り、 甲 府 中 心 街 活 性 化 に 生 か す た 答 し て 頂 く こ と が で き ま し た。 ま 東京のアンテナショップでも同様 の調査をし、合計約二百名の方に回 ただくという項目を作りました。 つ考え、気に入ったものを選んでい メンバーが甲府市観光ツアー案を九 を聞く他に、私たち「よつびし総研」 うかや、甲府に来た際に行った場所 査では甲府を訪れたことがあるかど 査」を実施することでした。この調 要 な 目 的 は、 「 甲 府・ 観 光 客 動 向 調 八月二十一日、二十二日に高岡市 で行われた自治体学会に参加した主 先生と私の五名でした。 義樹、前代表の関谷一樹そして熊谷 ジャーがお声掛けするなど「ワンス らないという市民にフロアマネー 入 や、 ど こ に 相 談 し て い い か わ か 担当職員が来るオーダーシートの導 口で市民が記入したシートをもとに 約したフロアがあります。最初の窓 援、税務、市民課といった4課を集 ペース以外にも福祉介護、子育て支 が あ り ま す。 1 階 に は 地 域 協 働 ス 共に市政やまちづくりを話し合う場 市役所正面入り口のすぐそばに地 域協働スペースという市民と行政が います。 修し、市役所新庁舎として活用して 市民の意見を積極的に取り入れて改 市役所は、廃校になった県立高校を 内を案内してくださいました。氷見 たのですが、快く職員の方が市役所 ントなしで突然訪問させていただい 所視察に伺いました。アポイントメ もあり、八月二十三日には氷見市役 動をおはなしさせていただいたこと て い た だ き、 「よつびし総研」の活 その際、関谷代表(当時)が氷見 市の本川祐治郎市長と名刺交換させ と思います。 さい。 発表しますので、どうぞご期待くだ 果については今年度の活動報告書で 調査」を実施しましたので、分析結 す。なお前述の「甲府・観光客動向 まだまだ紹介したいことがありま す が、 別 の 機 会 に 譲 る こ と に し ま な経験をさせていただきました。 いので緊張しましたが、とても貴重 さんとお話しする機会はなかなかな ろな話をしてくださいました。市長 だけでなく、氷見市についていろい 役所を案内してくださいました。と ショップ終了後には市長さん自ら市 長 も 参 加 さ れ て い ま し た。 ワ ー ク シ ョ ッ プ が 行 わ れ て お り、 氷 見 市 私たちが視察に訪れた日には、地 域協働スペースで市民とのワーク した。 かがわかるような作りになっていま をしているのか、何を話しているの 両サイドに壁がなく、外からでも何 はガラス張りで、幹部用の会議室も やすくなっています。また、市長室 課ごとに壁できっちりと区分けされ 課や市長室、会議室がありました。 ロモ ー シ ョ ン や ア ン ケ ー ト 調 査 を 実 た、 自 治 体 学 会 で は、 「よつびし総 トップサービス」を提供していまし 「よつびし総研」をアピールできた 施し ま し た 。 研」の今年度の活動についてプレゼ た。 (山梨県立大学 国際政策学部 総合政策学科2年) 中楯 歩 表 代 私 た ち 「 よ つ び し 総 研 」 ス タ ッ フ は、 普 段 は 甲 府 中 心 街 で 活 動 し て い ま す。 ま た、 他 の 地 域 の こ と を 知 ても気さくな方で、市役所について ていないので、他の課との連携がし 今回は八月二十一日から二十三日 の富 山 県 で の 視 察 の 様 子 を ご 紹 介 い ンさせていただき、全国からいらっ 2階も大きなフロアにさまざまな 富山県高岡市自治体学会と 氷見市市役所視察 たし ま す 。 参 加 者 は 、 一 年 生 女 子 の しゃったたくさんの学会員の方々に ─ 25 ─ 四菱まちづくり総合研究室 富樫 茜 と 澤 田 悠 、 三 年 生 男 子 の 舛 田 7 顧 問 吉 信一 ㈱山梨中央銀行 櫻井 洋 山梨トヨタ自動車㈱ 三神 治彦 東京地方税理士会甲府支部 長坂 正己 石川 眞一 ㈱角石商会 山寺仁太郎 井筒屋醤油㈱ 小林 茂 渡邉 富平 琢美繊維㈱ 清水 七六 ㈱清水屋油店 塚原 敏夫 ㈱澤田屋 飯島正二郎 ㈱甲陽木工製作所 中澤 恵 中沢建設㈱ 横山 益造 横山商事㈱ 渡邉 光二 ㈱エラン 峰岸 悦郎 ㈱峰岸商会 竹井 清八 山梨北開発興業㈱ 小澤 照彦 ㈱合同タクシー 髙野 貞春 ㈱精 発 眞也 ㈲山梨薬局 長田 伊藤 重忠 ㈱伊藤物産 厚見 貞夫 山梨化学工業㈱ 山寺 一雄 韮崎本町運送㈱ 水上源太郎 ㈱大統 石原 行彦 ㈱甲斐興運 細窪 克己 タイヨー産業㈲ 金丸 康信 ㈱テレビ山梨 会 長 澤 敏久 ㈱山梨中央銀行 副 会 長 丸茂 紀彦 ㈱マルモ 髙野孫左ヱ門 ㈱吉字屋本店 ㈱中村建設 中村己喜雄 佐々木宏明 山梨トヨタ自動車㈱ 高野 三雄 山梨交通㈱ 専務理事 大石 俊夫 公益社団法人甲府法人会 常任理事 小林 幸夫 小林ニットウエア㈱ 長坂 茂 ㈲長坂百貨店 篠原貿易㈱ 新津 正彦 新津建設㈱ 岸本 良三 敷島金属工業㈱ 義明 篠原 内藤 久夫 ㈱内藤 望月 英雄 ㈱サンキョー 理 事 山寺英一郎 井筒屋醤油㈱ 飯島 忠 ㈱湊與 齊藤 基樹 浅川熱処理㈱ 飯田 八朗 ㈲飯田建材 小林 成光 ㈱コバヤシ 秋山 勉 ㈱ホテル舟山 河西 秀吏 ㈱河西金属商事 松葉 惇 ㈱石友 依田 訓彦 ㈱少國民社 菊島 輝雄 ㈱工房グリーム 齋藤 忠文 龍王産業㈱ 健夫 田中 好輔 甲斐日産自動車㈱ 荻野 寛二 ㈱オギノ 清水 修一 協和産業㈱ ㈱峡南堂印刷所 監 事 実 丸十山梨製パン㈱ 丸山 正和 ㈱コーシン 丹沢 始 ㈱丹沢電機 梅本 赤野 玉明 ㈱アズマ工機 清水 新司 清水工業㈱ 小澤 山中 広雄 ㈱旅工房 櫻本 進 ㈱櫻本鉄工 一正 アジア燃料㈱ 岩下 宮川 武 ㈱甲斐延 達也 北杜タクシー㈱ 長谷川正一郎 長谷川醸造㈱ 小澤 博音 ㈲川音運輸 中込 功 ナカゴミ㈱ 湯沢 基 湯澤工業㈱ 井上 重良 ㈿国母工業団地工業会 笠井 小田切 寛 山興㈱ 坂本 政彦 ㈱坂本建運 三枝 正彦 ㈱ダイアート三枝 藤本 覓 ㈲藤本運送 田中 雅承 ㈱カルク 金精軒製菓㈱ 光一 小野 上原 重樹 ㈱印傳屋上原勇七 氏原 勲 ㈱八光 彰彦 宏和建設㈱ 金井 太田工業㈱ 丈三 太田 ㈲大泉タクシー 五味 和男 ㈲新世自動車整備工場 今村 保夫 ㈲今村精工 正樹 三井 中澤 厚男 ㈱談露館 上原 勇七 ㈱印傳屋上原勇七 小林 修 ㈱フジヤ 窪田 広宣 ㈱窪田商会 古守 康直 古守工業㈱ 小沢木工㈱ 西川 一也 穴水㈱ 小林 重夫 ㈱小林商会 笹本 森雄 ㈱常磐ホテル 昭二 望月 仁一 ㈱昭和宝飾 高野 嶺二 ㈱高野貴金属 望月健二郎 大栄設備㈱ 坂本 力 甲府信用金庫 戸栗 敏 ㈲戸栗製材所 井上 善展 ㈱イノウエ 佐々木弘勇 ㈱ササキ 小澤 豊前多津美 豊前医化㈱ 武田 與信 ㈱テンヨ武田 輿水 順彦 ㈱清里給油所 内田 博 ㈱内田印刷所 早野 潔 ㈱早野組 大木 勝志 ㈱オオキ 奥野 俊之 ㈱山梨文化会館 齊藤 康弘 ㈲イゲト斉藤商事 飯島 覚 ㈱イイジマガラスサッシセンター ─ 26 ─ 相 談 役 正 賀 『税の無料相談会』開催のお知らせ 法人会では、東京地方税理士会甲府支部 所属の税理士にご協力いただき「税の無料 相談会」を開催いたします。 まもなく開始される確定申告や法人税・所 得税・相続税・贈与税・消費税のご相談など、 税について何でもお気軽にご相談ください。 個別相談となりますので、事前にお申し 込みが必要となります。お申し込みの方は 下記連絡先までご連絡ください。 日 時…平成27年2月12日(木) 午後1時30分から順次 場 所…甲府法人会館(甲府市中央4-12-21) 連絡先…法人会事務局 電 話…055-237-7774 FAX…055-237-7790 メールアドレス…[email protected] 担当職員…長坂までお問合せください。 ●ご連絡をお待ちしております。 新 入 会 員 紹 介 ご入会ありがとうございます (平成26年11月~平成27年1月) (順不同・敬称略) 正会員 法人名 支部名 所在地 株式会社保坂環境 北杜市小淵沢町 森本鉄工株式会社 南アルプス市六科 株式会社オギノインシュランスサービス 甲府市徳行 賛助会員 事業所名 小淵沢支部 八田・芦安支部 貢川支部 支部名 所在地 天野塗装工場 甲府市下飯田 池田・新田支部 オリックス株式会社 東京西支店甲府駐在 甲府市丸の内 春日西支部 山梨芙蓉法律会計事務所 甲府市酒折 里垣・甲運支部 研 修 会 予 定 ●新設法人説明会 三月 十二日 甲府法人会館 【研修内容】 ○設立にともなう手続きと税金 の申告・納税について ○日常の取引に係る法人税法上 の取扱いについて ○源泉徴収事務について ●決算法人説明会 二月 十八日 東京エレクトロン 韮崎文化ホール 二月 二十日 山梨県自治会館 山梨県流通センター 二月二十四日 甲府市総合市民会館 三月 六日 【研修内容】 ○決算の留意点について ○消費税について ○源泉徴収事務について ●法人税申告書の作成セミナー 甲府市総合市民会館 三月 十三日 【研修内容】 ○決算と申告事務の流れ ○会計上の利益と所得金額 ○所得金額と法人税額の計算の 概要 ○税務調整 ○法人税確定申告書の構成 ○法人税確定申告書の仕組み ○別表四と別表五(一)の関係 ○租税公課の経理処理と別表四 と別表五の調理 発行所 公益社団法人甲府法人会 広報委員会 甲府市中央四丁目十二番二十一号 TEL 〇五五‐二三七‐七七七四 印刷所 株式会社 少 國 民 社 発行日 平成二十七年一月二十日 お 知 ら せ 表紙の写真の募集について 甲府法人会では、 『 甲府法人会たよ り』の表表紙に使用する写真のご提供 を募集いたしております。 ご提供いただける募集対象の方は甲 府市、韮崎市、南アルプス市、甲斐市、北 杜市、中央市、昭和町に所在する事業所 にご勤務の方、または在住されている ─ 27 ─ 方とさせていただきます。 詳細につきましては甲府法人会事務局 (電 話 055−237−7774) (FAX 055−237−7790) (メールアドレス info@kofu-hojinkai.jp) 担当職員名執までお問合せください。 ご連絡をお待ちしております。
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