インドネシア:Pelayaran Nelly 社 石炭輸送再開は市場の回復次第 2016 年 5 月 19 日掲載 5 月 3 日付けの地元報道によると、運送会社 Pelayaran Nelly Dwi Putri 社は、石炭市場の停滞のため 約 2 年間石炭輸送サービスを停止しているが、石炭市場が回復すれば、事業再開を望んでいる。 同社取締役社長は、顧客が長期契約に同意する場合のみ、石炭輸送サービスを再開するとしたが、多く の石炭会社は市場の停滞で損害を被っているため、長期契約を確約する顧客を見つけることは現状では難 しいことも認めた。約 2 年間石炭輸送サービスを停止し、現在は、木材や岩石を運搬している。石炭市場 が回復すれば、石炭運搬事業再開の機会が当然出てくる。しかし、顧客との契約では不確実なスポット価 格制はとらず、現時点では難しいが、長期契約が欲しいとした。 同社は、タグボート 33 隻とバージ船 35 隻にて運航。木材や岩石の運搬から得る収益を除けば、船舶メ ンテナンス子会社 Permata Barito Shipyard 社が、2016 年度総収益の 10%に貢献している。しかし、収 益目標は公表しなかった。 2016 年度資本支出として 150~200 億 Rp を計上。 そのほとんどは船舶の刷新、 または顧客の要求に応じて、可能な限り、新船舶のリースに使われる。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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