在宅療養支援認定薬剤師研修講座 内規 研修内容 (ア)日本在宅薬学会に関する知識と在宅療養支援認定薬剤師の役割 (イ)医療保険・介護保険制度に関する知識 ① 高齢者ケアを支える医療・介護システム総論 ② 介護保険制度 ③ 国や自治体による高齢者・障害者福祉制度 ④ 医療介護支援にかかる専門職種とその役割について ⑤ 医療政策 (ウ)高齢者に特有な解剖・生理・病理・病態に関する知識 ① 高齢者医療総論 ② 神経系 ③ ④ 1. 神経変性疾患(パーキンソン病,本態性振戦など) 2. 腫瘍性病変(脳腫瘍,転移性脳腫瘍など) 3. 血管性病変(脳出血,脳梗塞) 4. 外傷性疾患(慢性硬膜下血腫,急性硬膜外血腫など) 5. 躁鬱病 6. 認知症 皮膚・筋・骨格系 1. 整形外科系(骨粗鬆症,膝関節症,股関節脱臼など) 2. 皮膚科(老人性乾皮症,各種皮疹など) 3. リハビリ 4. 褥瘡 5. 皮膚の清拭と排泄ケア 消化器系 1. 消化管(便秘,痔,直腸・肛門脱,食欲不振,悪性疾患など) 2. 肝胆膵(胆石,肝硬変,膵炎など) 1 ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ 呼吸器系 1. COPD(肺気腫,喘息) 2. 感染症(誤嚥性肺炎,インフルエンザ,気管支炎など) 3. 悪性疾患(肺がん,縦隔腫瘍,胸腺腫など) 循環器系 1. 冠動脈疾患(狭心症,心筋梗塞など) 2. 大動脈疾患(大動脈瘤など) 3. 末梢血管(ASO,Burger 病など) 泌尿・生殖器系 1. 腎・尿路疾患(CKD,腎・尿管結石,神経因性膀胱など) 2. 婦人科疾患(腫瘍性疾患,子宮脱など) 感覚器系 1. 耳鼻科疾患(難聴,めまいなど) 2. 眼科疾患(白内障,緑内障,加齢性黄斑変性症など) 歯科・口腔系 1. 齲歯・入れ歯の調整とオーラルケア 2. 咀嚼・嚥下機能 栄養ケア 1. 必要な摂取カロリー 2. 摂取方法の工夫 加齢変化と薬物 1. 薬物動態(TDM,肝腎機能から見た至適投与量) 2. 薬剤投与方法(剤型に関する知識,簡易懸濁法) 特論 1. 薬剤師による臨床検査 2. 集中治療室の薬学的管理 内分泌系 1. 糖尿病・末梢血管疾患 2. 高脂血症 3. 甲状腺ホルモン異常 自己免疫疾患 1. 膠原病、リウマチ ⑮ 地域包括ケア ⑯ 臓器不全 2 ※ ①から⑩については, 「看護師と共通の認識をもつこと」を目標とする ※ ⑪については,高齢者に特化した薬学的専門知識について習得する (エ)在宅・居住系施設への服薬支援の実際 ① 薬局 3.0 の概要 ② 処方箋応需から調剤・配達までの基本スキーム ③ 定期処方の差し替え,臨時・緊急処方への対応 ④ 配薬支援の実際 ⑤ 配置薬の活用 ⑥ 回診同行のポイント(情報の収集・記録・提供) ⑦ 施設看護師との連携のポイント ⑧ 保険請求と在宅訪問薬剤管理指導料算定の手順と要件 ⑨ 居宅療養管理指導料算定の手順と要件 ⑩ 多職種連携・協働の役割 ⑪ 在宅6分野・特定医療材料について (オ)終末期医療 ① 外来化学療法注射薬 ② 内服抗がん剤 ③ 多職種連携・協働の役割 ④ 疼痛管理,ターミナル・ケア(緩和ケア) (カ)感染症 (キ)感染制御 (ク)救急医療 (ケ)災害医療 3 (コ)コミュ二ケーションスキル (サ)地域連携・チーム医療の実践実習 (シ)在宅ケアの実践実習 (ス)セルフメディケーション ① OTC・サプリメント・漢方薬などの知識と活用 ② 薬剤師業務と法律問題 ③ 統合医療 (セ)その他 以上 4
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