江田島市 平成23年度 江田島市財務状況把握の結果概要 ※この結果概要は,中国財務局が作成した資料を江田島市において,注釈を入れるなど,一部を加工したものである。 ◆ヒアリング等の結果概要 【資金繰り状況】 【債務償還能力】 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 19年度 40% 債 務 償 還 可 能 年 数 30% 行 政 経 常 収 支 率 -6月 20% 15 0月 6月 12月 10% 18月 年 24月 30月 21年度 22年度 23年度 30% 行 政 経 常 収 支 率 20% 0月 1月 10% 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 0% 0% -10% 20年度 40% 実質債務月収倍率 -10% 積立金等月収倍率 資金繰り状況のグラフの見方 債務償還能力のグラフの見方 グラフは,過去5年間の債務償還能力の状況を示しています。 左上に向かうほど債務償還能力が高いことを意味します。指標の値 が「赤」の部分にある場合は,全国平均から著しくかけ離れ,財務上 の問題があることを,「黄」の部分にある場合は,他の指標と併せて 見たときに,財務状況に注意があることを,「緑」の部分にある場合 は,財務上特に問題はないことを意味します。 グラフは,過去5年間の資金繰りの状況を示しています。 右上に向かうほど資金繰り状況が良好であることを意味します。指 標の値と背景色との関係は,左の債務償還能力のグラフの説明と同 様です。 江田島市の場合,「緑」の部分にあり,過去5年間で右上に向かって います。 江田島市の場合,「緑」の部分にあり,過去5年間で左上に向かって います。 中国財務局による評価 ◎債務償還能力について ◎資金繰り状況について 【評価の結論】 現状,留意すべき状況にない。 【評価の結論】 現状,留意すべき状況にない。 【理由】 地方交付税や,国・県支出金等の増加を主な要因として,行政経 常収入が増加していることに加え,職員数の削減のほか,施設の 統廃合による維持管理経費の削減などにより,十分な償還原資が 確保されている。 また,地方債の発行額を元金償還額の範囲内に抑制するなど, 地方債の現在高を圧縮していることに加えて,決算剰余金を財政 調整基金に積み増ししており,実質的な債務は減少し,債務償還 に対する負担軽減が図られている。 【理由】 地方交付税や,国・県支出金等の増加を主な要因として,行 政経常 収入が増加していることに加え,職員数の削減のほ か,施設の統廃合による維持管理経費の削減などにより,十 分な償還原資が確保されている。 また,近年の国の交付金事業等の活用により,普通建設事 業費(単独事業)に係る財政負担を抑制できたことなどから, 財政調整基金への積立余力が生じ,積立金残高が増加して おり,資金繰りバッファーとして問題ない水準を確保している。 ※資金繰りバッファー:将来的なリスクイベント(例えば,地方税や地方交付税の急減 など)が発生したときの資金繰りの耐久余力,備えの厚みを指す。 ※次ページに,4つの財務指標(債務償還可能年数,実質債務月収倍率,積立金等月収倍率,行政経常収支率)を記載しています。 江田島市 ◆財務指標の経年推移 <財務指標> (23年度) 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 類似団体 平均値 全国 平均値 債務償還可能年数 8.4年 6.1年 4.9年 4.7年 4.0年 6.7年 6.1年 実質債務月収倍率 15.6月 14.4月 12.9月 11.7月 9.8月 11.9月 9.6月 積立金等月収倍率 5.0月 5.4月 5.7月 6.4月 7.2月 4.7月 6.0月 行政経常収支率 15.4% 19.8% 22.1% 20.6% 20.5% 16.8% 17.1% (単位:年) 債務償還可能年数5ヵ年推移 当該団体指標 30 全国平均 (単位:月) 類似団体平均 実質債務月収倍率5ヵ年推移 当該団体指標 全国平均 類似団体平均 30 25 24 20 15 18 10 12 5 0 6 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 19年度 20年度 家庭に置き換えると,借金(自身の借金+親族・知人等借入の保証-自 身の預貯金等)を月収すべて(生活費ゼロで飲まず食わず)返済した場 合,返済に何か月かかるかを示しています。 家庭に置き換えると,借金(自身の借金+親族・知人等借入の保証- 自身の預貯金等)を年収から生活費を除いた残額で返済する場合,何 年かかるかを示しています。 【計算方法】 自身の借金(ローン等) + 親族,他の借入の保証 - 預貯金等 年収(ただし臨時的な収入は除きます) / 12か月 【計算方法】 自身の借金(ローン等) + 親族,他の借入の保証 - 預貯金等 年収(ただし臨時的な収入は除きます) - 生活費 積立金等月収倍率5ヵ年推移 8 全国平均 23年度 1月当たりの収入の何か月分の債務があるかを見るものです。 1年間で生み出される償還原資の何倍の債務を抱えているかを見るも のです。 当該団体指標 22年度 実質債務月収倍率とは 債務償還可能年数とは (単位:月) 21年度 (単位:%) 類似団体平均 行政経常収支率5ヵ年推移 当該団体指標 35% 7 全国平均 類似団体平均 30% 30 25% 6 5 4 20% 20 15% 3 10% 2 5% 10 1 0% 0 -5% 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 19年度 積立金等月収倍率とは 20年度 21年度 22年度 23年度 行政経常収支率とは 1月当たりの収入の何か月分の積立金があるかを見るものです。 収入からどの程度の償還原資を生み出しているかを見るものです。 家庭に置き換えると,月収の額で何か月分の蓄え(預貯金等)があ るかを示しています。すなわち,突然収入が入らなかったときに,何か 月生活できるかを示していることになります。 家庭に置き換えると,年収に対する余裕資金の割合を示していま す。すなわち,自身の借金などの返済や預貯金に回せるお金はどの くらいかを示していることになります。 【計算方法】 預 貯 金 等 年収(ただし臨時的な収入は除きます) / 12か月 【計算方法】 年収(ただし臨時的な収入は除きます) - 生活費 年収(ただし臨時的な収入は除きます) ※1.右上部表中の「類似団体平均値」及び「全国平均値」については、各団体の23年度計数を単純平均したものである。 2.上記グラフ中の「類似団体平均」の類型区分については、23年度の類型区分による。
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