【学ぶ】力を付けること

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【学ぶ】力を付けること
①普通に考える力
②真実を見抜く力
③騙されない力
④正確に伝える力
勉強するということはこれらの力を養成すること
・考える力を養成し,種種のケースを想定できることが重要
・学び方を学ぶ力を養成し,他者の力や情報を利用し自分で学ぶことが肝心
・学びや考える際に,思い込みが邪魔となるから先入観を排除することが必要
「雨が降れば公園に行かない」という文について考える。
これは「公園に行ったならば雨ではない」と同じ内容を表現している。
しかし,「雨が降らない場合に,公園に行った」とは限らない。なぜなら,最初に述べている文は雨が
降った場合であり,降らない場合に公園に行ったか否かについては述べていない。
「雨が降れば公園に行かない」という表現から,「雨が降らなければ公園に行く」という思い込みがあ
るから,違和感もなく受け入れてしまうこととなる。
【論理学】「犬ならば動物である」①という命題について考える。
この対偶は「動物でないならば犬でない」で命題と同じ内容を表現している。
命題の前後を入れ替え逆に表現すると②「動物ならば犬」となり,これが正しくないことは,動物で
ある猫を犬と表現することを考えれば理解できる。
また,命題の前後共に否定すると③「犬でないならば動物でない」となり,明らかに正しくないこと
を表現している。違和感を十分に感じとることができる。猫も動物だからである。「雨が降らなければ
公園に行く」との違いは,文章が命題とは別に単独で正しい内容を表現しているか否かである。
「〇〇にあらずんば人にあらず」という言葉は,違和感を感ずるとしても,それは特殊な背景を元とし
ているからだと言えるだろう。
【問題は】考えていくに当たり,最初の命題が正しいことが前提である。
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すなわち,「犬ならば動物である」の犬とは何かである。犬の置物ではない。絵に描かれた犬ではない。
動く犬でも正しくない。動物でないロボット犬もいればアニメでは動く犬も喋る犬もいる。
「家庭でペットとして飼われている四足の動物の犬である。」これでも説明が不足である。家庭のパソ
コンの中で育てているペットとしての犬もいるからである。「タマゴッチ」を考えるとあり得ることは
想像に難くないだろう。
そうするともう少し定義に限定を加える必要がある。「実在の動物である」を加えるとパソコン上の
バーチャル動物は除かれるから限定されるでしょう。しかしながら,犬を「動物である」として定義す
ると,「犬ならば動物である」の意味がなくなってしまい,同語反復のトートロジーに陥ってしまう。
では,犬をどう表現すれば意図した犬が相手に伝わるかは,非常な困難が伴う。最も有効な方法は,眼
前に現物を示すことである。
【問題】【天使と悪魔】
ある島には天使と悪魔と人間が住んでおり,恰好だけでは区別がつかない。天使は常に本当のことを
言い,悪魔は常に嘘をつく。人間は本当のことを言ったり,嘘をついたり,冗談を言ったりする。
一人の旅人がこの島にやってきました。島に住んでいる人間が,旅人に自分が人間であることを知
らせるにはどう言ったらよいだろうか。旅人はもちろん,この島の事情を知っている。なるべく簡単な
言い方を考えてください。
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