今月は痔についての特集です

今月は痔についての特集です
今から600~700万年前、人類はチンパンジーの祖先と枝分かれし、独自の進化をし
てきました。その人類最大の特徴は、二足歩行です。二足歩行する事により、手を知
的な活動に利用する事となり、大脳の急速な進化を促したと言われています。
しかしその反面、二足歩行は思わぬ副産物ももたらしました。それは肛門部のうっ血
です。今まで4本足で歩いていたものが立って歩くのですから、やむをえないことで
はあります。
痔と言うのは、直立二足歩行でうっ血しやすくなった肛門を持った人類が、文明生活
において、長時間着席すると言う、やはり動物にはない行動パターンを生み出した事
が発祥と思われます。これにより、さらに肛門部はうっ血しやすくなったのです。
そのうえ、動物と違って常にあちこちで糞をするわけにもいかなくなりました。長時
間我慢した挙句、すっかり硬くなった糞を、多く、排出しなくてはならないのですか
ら、600万年前から取り立てて進化していない肛門には、大変な負担になったのです
痔の中で最も多いのがこのタイプで、内痔核と外痔核の2種類に分類で
きます。特に内痔核の患者さんが最も多く、これだけで全体の約60%を占めます。
いぼ痔は正式に「痔核」と言い、図の歯状線より上部にできる「内痔核」と、歯状線
より下部にできる「外痔核」の2種類に分類できます。
通常人間がウンチをするとき、相当いきむのではないでしょうか。この時、人間の腹
圧は、立っている時の3倍から6倍程度にも跳ね上がります。
この腹圧の急上昇が直腸肛門部のうっ血を引き起こします。
そしてうっ血を起こして膨らんだのが静脈瘤であり、この静脈
瘤がまるでいぼ状に膨らんでいる事から、いぼ痔という名称が
つきました。なお、このいぼ状のものを「痔核」といいます。
右の図の歯状線下部にできる静脈瘤を、外痔核といいます。
肛門が切れて出血するタイプです。
便秘などによって硬くなったウンチを無理やり排出する事によって肛門部が裂け、切
れ痔となります。動物はウンチをしたくなったらためらわず
に直ぐにするのが基本ですが、人間の場合、急ぐ仕事や会議
があったり、外を歩いている時でたまたまトイレが無く、我
慢していたら出なくなってしまったりと、なかなか思うよう
に排便できません。そうすると直腸はウンチの水分をどんどん吸収してしまい、ウン
チは硬くなる一方です。そうしてますます排便しにくい悪循環に陥ってしまいます。
肛門周辺が化膿し、これが自然治癒することで化膿した部分の組織に穴
が開いた状態になる痔のことを言います。いぼ痔や切れ痔より
も、発症する人はかなり少なくなります。あな痔と言うより、
痔ろうのほうが通じやすいかもしれません。
あな痔は、歯状線が細菌などによって感染し化膿(これを肛門
周囲潰瘍と言います)、膿が自然に無くなった後も膿んだ部位に小さな穴が開いた状
態になり、この部位が頻繁に化膿を繰り返す状態のことを言います。
①便秘
便秘をすると、腸内に便がたまり、肛門部を圧迫するようになります。これは血行が
悪くなる元です。さらに、排便時に必要以上にいきむ事になり、いぼ痔や切れ痔の原
因になります。便秘は、痔の大きな原因の一つです。
② 排便時のいきみ
排便時にはいきまず、自然に便が出るようにしましょう。排便時のいきみは肛門を傷
つけ、いぼ痔や切れ痔の大きな原因となります。
③ 同じ姿勢
同じ姿勢で座り続けると、肛門部がうっ血して、いぼ痔の原因となります。少なくと
も30分に一度はリラックスして、全身の血行がよくなるようにしたいものです。
④下痢
便秘も駄目ですが、下痢も駄目です。下痢は直腸粘膜や肛門部を化学的に刺激しま
す。排便に勢いもあるので、キズが出来る原因にもなります。下痢の時に、なぜか肛
門が痛くなることがあると思いますが、このような事が原因です。下痢によって肛門
部のくぼみに付着した便は、あな痔(痔ろう)の大きな原因になります。
⑤冷え
冷えも、肛門部のうっ血を招きます。冷え性の方は、特に下半身を冷やさないように
したいですね。また、入浴は冷えに最も効果があります。
⑥ 刺激物を控える
特にタバコはよくありません。血管を収縮させる作用がありますので、痔にもよくあ
りません。また、過度のアルコールや辛い物も、肛門部を刺激するため、避けるべき
です。
《 痔の外用薬の使い方・軟膏(塗る場合) 》
1.適当な大きさのガーゼに軟膏を押し出す
2.患部にガーゼをあてて軟膏を塗る
《 痔の外用薬の使い方・軟膏(挿入する場合) 》
1.軟膏に挿入管をつける
2.軟膏を挿入管から少し押し出し、挿入管に塗る
3.肛門の中へ挿入管のつけ根までしっかり入れて軟膏を十分に押し出す
坐薬は特にいぼ痔のうち内痔核の治療に有効です。
1.坐薬をとり出す
2.きき手の親指、人さし指と中指の先端で坐薬をつまむ
3.坐薬を肛門に静かに挿入する
4.坐薬が肛門に完全に入るまで、人さし指で坐薬を押しこむ
大半が中に入っていくと、あとは指を軽く当てているだけで、坐薬は自然と奥に入っ
ていってしまいます。
押し込もうと力を入れる
(わずかな力ですが)のは最初だけです。
なお、坐薬の挿入前には石鹸で手をよく洗い清潔を心がけましょう。
坐薬はあな痔の場合は効果がありません。
(あな痔の場合は個人での「治療」は困難ですので、専門医を受診しましょう)
痔のような慢性疾患の場合、塗り薬や坐薬のように、外部から直接作用するお薬のほ
かに、内服薬もあります。
それぞれのお薬の服用方法をよく読んでください。一日2回のお薬もあれば3回のも
のもあります。また、食後に服用するもの、食間に服用するものなどがありますの
でご注意下さい。
基本的に、便秘を解消し排便しやすくする、そして肛門部のうっ血を改善するお薬に
なりますので、痔のひどいときに飲んで治るというものではありません。
しょうが湯は、先人が生みだした健康飲料です。
体に良いのはもちろん、体の中から温まる「ホット」
な商品です。体が芯まで冷えるような日のお仕事や、
お子様の勉強のひとときに、また外出先へのお供に
どうぞ!
ジャガイモ・・・・・・中2個
(1)玉ねぎは薄切りにし、塩こしょう少々とバターを加えて
玉ねぎ・・・・・・・・・1/4個
電子レンジで約3分(玉ねぎがしっとりするまで)かける。
おもち・・・・・・・・・2個
バター・・・・・・・・・小さじ1
(2)ジャガイモは細切りスライサーで切り、(1)と6~7ミリの
塩こしょう・・・・・・・少々
厚さに切ったおもちとパルメザンチーズ、塩こしょうを少々を
パルメザンチーズ・・・・大さじ3
入れて混ぜる。
サラダ油・・・・・・・大さじ4
(3) フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、(2)の1/2をお好み焼き
のように入れ、片面がこんがりしたら、サラダ油大さじ1を入れ、
もう片面をこんがり焼く。
ジャガイモは水にさらさないこと。
でんぷんが繋ぎになってまとまります。
おもちはフライパンにひっつきやすいので
油は心持ち多めに入れましょう。
お正月のおもちがあまってる方、試してみては??