第1章 御殿場市環境基本計画 1 御殿場市環境基本計画の概要 (1) 計画の内容等 この計画は、御殿場市環境基本条例に基づいて策定し、環境分野のマスタープラン として位置付けています。また、この計画では、市が実施する施策だけでなく、市民・ 事業者・滞在者の方々が環境問題に取り組む姿勢や具体的な取り組み内容を示してい ます。 計画の目標年次は平成27年度(2015年度)までとしています。 (2) 目指す環境像 エ コ ト ピア 「富士・人・未来 はぐくむ自然郷 御殿場」 「富士」 市の最大の象徴で、全ての環境に通じるものとしてとらえます。 「人」 歴史文化をはぐくみ、豊かな自然を守ってきました。 「未来」 これまでの豊かな歴史文化、自然を子どもたちに託します。 豊かな自然と歴史・文化を持つ御殿場市を悠久に伝え、はぐくんでいく固い決意を エ コ ト ピア “自然郷”という言葉に込めました。 (3) 施策の体系と推進体制 計画の目指す環境像を実現するため6つの環境目標(A~F)に具体的な個別目標 を掲げ、さらに個別目標を実現するために率先して取り組むべき基本施策に取り組ん でいます。計画全体や基本施策の進行状況は、事務局である生活環境部環境課と所管 課で点検・評価を実施し、報告書を作成した後、市民、事業者、関連団体等が参加す る「御殿場市環境市民懇話会」に報告しています。懇話会での意見を事業の見直し・ 改善に生かし、環境施策の充実と推進を図ります。 (4) 点検・評価の方法 平成24年度に実施した環境の保全と創造に関する施策及び事業の内容並びに実施 状況、課題等について、所管課に報告してもらい、17の個別目標ごとに、点検・評 価指標を設け、事務局である生活環境部環境課と所管課で点検・評価を行いました。 - 1 - ○ 計画の目指す環境像と施策の体系図 エ コ ト ピ ア 富士・人・未来 はぐくむ自然郷 御殿場 A ずっと住みたいまち「御殿場」をつくる A-1 安心・安全なまちにしよう A-2 快適で心豊かに暮らせるまちにしよう A-3 富士山を生かしたまちにしよう B 「御殿場」を語れる人をつくる B-1 知って、考えて、ともに行動しよう B-2 行動に移す仕組みをつくろう C きれいな星空のまちをつくる C-1 自動車の排気ガスを減らそう C-2 C-2 エネルギーを有効に利用しよう エネルギーを有効に利用しよう C-3 身近な大気をきれいにしよう D 緑と生きものの調和をつくる D-1 森を守ろう D-2 うるおいある緑をつくろう D-3 生きものが暮らしやすくしよう E 人と水の調和をつくる E-1 水の循環をよくしよう E-2 水をきれいにしよう E-3 心やすらぐ水辺をつくろう F ごみを活かすまちをつくる F-1 ごみの発生量を減らそう F-2 リサイクルを進めよう F-3 ごみの適正処理を進めよう - 2 - 2 御殿場市環境基本計画の点検・評価結果 御殿場市環境基本計画の点検・評価結果(平成24年度)について報告します。 環境目標A 個別目標 ずっと住みたいまち「御殿場」をつくる A-1 安心・安全なまちにしよう ◆点検・評価指標 平成 24 年度 平成 23 年度 前 年 度 評価 と の比較 平成24年度は県と連携し、43 立入検査による 事業所に対し、延べ60回の立入 違反指導事業所 3.3% 7.1% 3.8%減 検査を実施し、違反のあった2事 の割合 業所に対し、指導を行った。年度 により、立入事業所の数及び業種 違反指導件数 /立入調査件数 2/60 5/70 43 46 等が変わるため、年度ごとの増減 はあるが、継続して行うことによ 立入事業所数 り抑止効果が望める。 ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 立入検査による違反指導事業所の割合 基準値(年度) 目標値(年度) 1.6%(H21) 0.0%(H27) ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 課題 対応 公害のないまちづく 環境に影響を与える排 環境問題の多様化に 関係機関と連携を図 り 出物の抑制されること 対応するため、事業 りながら、関係法令に により、公害が未然に 者・地域住民・行政の 基 づ い た 事 業 所 へ の 防がれ、良好な生活環 三者による新しい公 助言・指導、法改正等 境の保全や、環境への 害防止体制の構築。典 の情報提供を実施す 負荷の低減が図られて 型7公害以外の日常 る。迅速な現地調査を いる。 生活上において不快 基本とし、法令に基づ 感を伴うものや法律 く規制・指導だけでな では対応しきれない く、啓発活動の実施や 個人間の感情的トラ 地域・関係機関等との ブルから発生する苦 連携を図った対応に 情対応。 努める。 - 3 - 交通事故・犯罪被害の 交通事故や犯罪被害が 交通事故発生件数は 三世代交流型事故ス ないまちづくり なく、誰もが安心して 減少傾向にあるもの トップ作戦や交通安 暮らせるまちとなって の、死傷者数は 全施設の要望を積極 いる。 1,000人を超えて 的に進め、事故そのも いるため、更なる交通 のの減少に努める。 事故防止対策と、手口 防 犯 教 室 の 開 催 や 啓 が悪質、巧妙化してい 発 活 動 を 積 極 的 に 行 る犯罪に対する防犯 い、自主防犯意識の高 意識の向上。 揚を図る。 ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 公害苦情処理事業 水質汚濁5件、大気汚染33件、悪臭3件、 市民の 良好 な生 活環 境の 保全や 苦情 発 騒音3件の計44件の公害苦情があり、迅速 生源の 除去 によ る環 境へ の負荷 の低 減 な現地調査を原則とし、発生源の調査及び発 を図ります。 生源者への指導及び注意喚起を行った。 公害関係法に係る届出・指導事業 公害法規関係の届出216件。審査のうえ、 事業活 動に 伴う 環境 負荷 の低減 を図 り 権限移譲事務分については県に進達。県と共 ます。 同又は市単独で、規制対象工場・事業場43 担当課 環境課 環境課 社延べ60回の立入調査を実施。うち2社で 違反項目があり、改善指導を行った。 公衆衛生対策事業 1日1回清掃を委託により実施。 東名御 殿場 イン ター 前の 公衆便 所の 維 環境課 持管理をし、環境美化を図ります。 民間建 築物 吹付 アス ベス ト含有 調査 事 民間建築物のアスベスト含有調査事業を実 業 施する建築物の所有者等に対し、補助金を交 アスベ スト によ る健 康被 害に対 する 市 付した。補助金交付実績1件(2棟)。 建築住宅課 民の不安の解消を図ります。 アスベ スト 空気 中飛 散濃 度環境 測定 事 7月11日(水)と1月16日(水)に測定 業 を実施。結果はいずれも基準値を下回り、施 文化 市体育館の安全・安心な環境確保に努め 設の通常使用において問題なしとなってい スポーツ課 ます。 る。 - 4 - 個別目標 A-2 快適で心豊かに暮らせるまちにしよう ◆点検・評価指標 平成 24 年度 平成 23 年度 前 年 度 評価 と の比較 宅地分譲に伴い整備された公園の 市民一人当たり 3.57 ㎡ の都市公園面積 3.55 ㎡ 0.02 ㎡増 寄贈を受けたため、市民一人当た りの都市公園面積は微増した。 ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 市民一人当たりの都市公園面積 基準値(年度) 目標値(年度) 3.22 ㎡(H21) 4.30 ㎡(H27) 課題 対応 ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 公園などの憩いの空 地域住民のコミュニケ 経年劣化による、遊具 公 園 施 設 長 寿 命 化 計 間づくり ーションの場である公 や施設の適切な維持 画を策定し、指定管理 園などの公共施設につ 管理。 協定により、安全な施 設運営を図る。 いて、ユニバーサルデ ザイン化により、誰に とっても使いやすい施 設が整備されている。 文化財・文化遺産の保 暮らしの中の文化、伝 文化財・文化遺産の保 市 の 地 域 の 歴 史 が 分 護・管理 統行事などが保存・継 護・管理に向けた支援 かる資料の展示、文化 承され、富士山の歴史、 体制の確立。 財に関する講座の開 豊かな自然やその重要 催、市民団体との協働 性が周知されている。 による活動を拡大し ていく。 ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 公園管理運営事業 指定管理協定において、安全な施設であるよう管 市民に日常生活の中での憩い、安らぎ、 理し、経年劣化等による遊具外施設の維持管理を 遊びの場を提供するとともに園内で発生 定期的に実施した。 する事故の未然防止を図ります。 - 5 - 担当課 都市整備課 都市緑化整備事業 茱萸沢測候所跡地の公園整備設計を行った。 日常生活の中での憩い、やすらぎの場を 提供するため、公園内の緑を保ちつつ、 都市整備課 災害時は避難・防災拠点の場としての整 備を図ります。 景観行政団体移行事業 2か年で策定予定の景観計画について、策定の初 良好な景観形成を推進します。 年度である平成24年度は計画の原案作成を行っ 都市計画課 た。 屋外広告物の規制・指導事業 周辺環境と調和した良好な生活空間をつ くり、景観の保全・美観の維持を図りま す。 平成24年度、新規許可件数52件、更新許可件 数213件。違反広告物のパトロールを行い、老 都市計画課 朽化している立て看板等の除却活動を行った。 生垣づくり推進事業 新たに生垣を作るとき又はコンクリートブロック 緑豊かなまちづくりを推進するととも 塀などを取り壊して生垣を作るときに補助金を交 に、地震による被災の軽減を図ります。 付し、24年度は7件100mを実施した。 あじさいの道管理事業 往復約10Km区間のあじさいの管理(草刈、消 道路沿線の緑地化推進と共に、来訪者に 毒等)を実施した。 都市整備課 都市整備課 本市のイメージアップを図ります。 街路樹管理整備事業 市道0115号線外11路線の街路樹剪定作業を 幹線道路・都市計画道路に植栽してある、 実施した。 土木課 街路樹の環境向上と景観美化を図りま す。 個別目標 A-3 富士山を生かしたまちにしよう ◆点検・評価指標 富士登山者数 (富士山御殿場 口利用者) 前 年 度 平成 24 年度 平成 23 年度 30,467 人 25,134 人 5,333 人増 登山者 登山者 登山者 9,789 人 8,078 人 1,711 人増 下山者 下山者 下山者 20,678 人 17,056 人 3,622 人増 評価 と の比較 マイカー規制期間以外も水ヶ塚公 園からシャトルバスを運行したこ とにより、登山及び下山の利用者 が増加した。今後、富士山の世界 文化遺産登録を期に更なる増加が 見込まれる。 ※集計期間は、山開きから閉山式まで ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 富士登山者数(富士山御殿場口利用者) - 6 - 基準値(年度) 目標値(年度) 22,244 人(H21) ― ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 課題 対応 富士山と調和した景 市街地のどこからでも 景観条例や景観計画 景観計画の策定など 観づくりの推進 富士山を美しく見るこ の策定や推進には、市 に当たっては、各種懇 とができ、富士山の景 民や事業者の理解と 話会の委員によるワ 観に合った自然風景が 協力が必要不可欠と ークショップなどを 保全されている。 なる。 通じ、地域住民の意見 を反映させるよう努 め、市民と行政の間の 意思疎通を図る。 環境にやさしいトイ 富士山の保全・活用策 富士山美化イベントが 世界文化遺産登録が の実施 定期的に開催され、富 された場合、国内外か レの適正な管理、オフ 士山の環境に配慮した ら登山・入山者数の増 ロ ー ド 車 乗 入 れ 防 止 トイレが整備されてい 加が見込まれ、環境負 パ ト ロ ー ル を 継 続 実 る。 荷の増加や、保全上の 施するとともに、県や 問題が生じる可能性 関係団体と連携し、富 がある。 士山ナビゲータなど の配置を行う。 ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 富士山世界文化遺産登録事業 富士山世界文化遺産御殿場市民推進協会と連携 富士山の豊かな文化や美しい景観を守 し、歌詞募集、構成資産めぐり、ポスター・パン り、人類共通の財産として後世に引き継 フ作成、市民交流のつどい等の活動の外、富士山 ぐため、世界文化遺産登録に向けた取組 の日協賛事業として富士山の絵展示等を実施し みを進めます。 た。 世界遺産推進事業 文化庁と静岡山梨両県が対応して9月に実施され 富士山本体の自然環境の保全及び、富士 たイコモスの現地調査について、後方支援を行う 山を取り巻く人間の生活環境の保全を図 と共に、調査に随行し情報収集を行った。また、 ります。 富士山世界文化遺産御殿場市民推進協会の活動支 担当課 企画課 社会教育課 援等を通じて市民の理解促進と気運の醸成に努め た。 交流センター(富士山ゾーン)活用事業 豊かな自然や富士山を活用し、異世代が ふれあい交流できる場を提供します。 御胎内周辺の自然、富士山を活用し、観光交流を 目的としたパークゴルフ場を新設した。樹空の森 来場者数は、パークゴルフ場も合わせて、24年 度は約375,800人となった。 - 7 - 商工観光課 富士山御殿場口環境浄化事業 富士山御殿場口駐車場トイレの維持管理及びトイ 富士山の環境保全を図ります。 レを設置した山小屋への維持管理費の補助を行う 商工観光課 など、土壌汚染の防止に努めた。 環境目標B 個別目標 「御殿場」を語れる人をつくる B-1 知って、考えて、ともに行動しよう ◆点検・評価指標 平成 24 年度 平成 23 年度 前 年 度 評価 と の比較 参加者数は前年度より27人の減 環境教育イベン ト回数及び参加 者数 5回 5回 増減なし となっており、新たな参加者増の 319 人 346 人 27 人減 ために、周知の方法や開催日につ いて検討が必要である。 ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 環境教育イベント参加者数 基準値(年度) 目標値(年度) 317 人(H21) 340 人(H27) ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 課題 対応 子どもに対する環境 自然の豊かさに感謝し 環境教育と他の教育 関係機関との連携を 教育の充実 て自然を大切にしよう 分野の分離による環 強め、環境と教育を とする意識が浸透して 境教育の集約的な教 様々な教育分野の一 いる。 育が、子どもたちの環 教 育 に 位 置 づ け る こ 境に対する一面的な とで、他の教育との関 視野の形成につなが 係から生み出される っている。 環境に関する発見に 興味や関心をもって もらえるよう努める。 市民の環境意識の向 環境に関する各種イベ イベント内容や開催 複数のイベントを同 上 ントや講座、市の計画 日時が分散すること 日開催したり、他の規 策定や施策の実施に関 で、市民の参加が難し 模 の 大 き い イ ベ ン ト し、積極的に市民が参 く参加率が低くなる。 の コ ー ナ ー の 1 つ と 加している。 して開催することで 参加しやすくする。 - 8 - ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 担当課 環境教育事業 こども環境会議(市内小中高生255人が体験コ 体験を通し、地球環境への問題意識を持 ーナーに参加し、日頃の環境活動等を発表し、市 ち自ら実行できることを身につけ、また、 長・議長へ提言) ・アースキッズ事業(神山小 身近な自然について学び、直接触れる機 117人、印野小20人が家庭の環境リーダーと 環境課 会を提供し、環境保全の意識を高めます。 して省エネ活動を実践)を実施。富士山自然誌リ レーセミナー及び富士山自然観察会をそれぞれ年 2回実施した。 富士山基金活用事業 ごてんばの富士山豆博士事業を4校(御殿場小 身近な存在である雄大な富士山の環境保 131人、御殿場南小141人、朝日小75人、 全意識を高めます。 高根中35人)で実施。382人の富士山豆博士 環境課 が誕生。取組結果を、市役所、市民交流センター、 樹空の森に展示した。 個別目標 B-2 行動に移す仕組みをつくろう ◆点検・評価指標 平成 24 年度 平成 23 年度 前 年 度 評価 と の比較 エコアクション21認証取得事業 所数は10社増となった。平成 エコアクション 21認証取得事 21 社 11 社 10 社増 業所数(累計) 24年度は3社が取得支援セミナ ーに参加し、認証登録に向けた活 動を行っている。引き続き制度の 周知、取得支援を行っていく。 ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 基準値(年度) 目標値(年度) エコアクション21認証取得事業所数(累計) 2 社(H21) 30 社(H27) ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 課題 対応 市民や事業所、地域活 各種主体が実施する環 市民や事業者の自主 環境美化活動や資源 動団体の環境活動の 境活動に対し、積極的 的な環境活動を広げ 回収団体への奨励金 支援 な支援が行われ、環境 ていくための、情報提 交付、事業者の環境マ を守るための行動が促 供や経済的支援など ネジメントへの取り 進されている。 の体制づくり。 組みについて、セミナ - 9 - ーの開催などを通し、 支援を行う。 各主体が協働で行う 市民や事業者、各団体 市民・事業者・市がそ 御 殿 場 市 民 活 動 支 援 仕組みづくり がそれぞれ環境に対す れぞれに知識・技術や センターと連携し、各 る理想像を持ち、環境 人材を提供しあい、環 種 団 体 へ の 支 援 を 実 への取組に対し、連携 境に関する取り組み 施するとともに、市民 が図られている。 を協働で進めること 協働事業モデル地区 ができるしくみづく 事業や市民協働型ま り。 ちづくり事業を活用 し、各主体の協働によ る環境活動を推進す る。 ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 環境衛生対策事業 平成24年6月27日に環境衛生大会を実施し、 市民が日頃から環境衛生に心掛け、明る 功労者への感謝状の授与、生ごみの水切りコンテ く住み良い環境を保持するため、組織等 スト入賞者への表彰等を行ったほか、ごみ処理先 の活動を推進します。 進地への視察、環境に関するイベントへの参加等 担当課 環境課 を行った。 地球温暖化対策実行計画の推進事業 地球温暖化対策実行計画に基づき、職員各自がエ 市の事務事業全体の温室効果ガス排出の ネルギー使用の抑制、温室効果ガスの排出削減に 抑制、削減を図ります。 取り組むとともに、所属ごと年次報告を作成し、 環境課 点検見直しを行った。 担い手育成支援協議会事業 経営改善計画認定審査会において、1 人を新たに 地域農業振興のため、農業担い手の育成、 認定農業者に認定し、6経営体を再認定した。ま 農業後継者の育成を図ります。 た、水かけ菜オーナー制度については、参加が 119人で331区画の利用があり、農業活性化 農林課 の事業としてのレクリェーション農園は5箇所の 478区画の利用であった。親子農業体験は2回 開催した。 緑化重点地域活動事業 河川等の緑化を推進し、快適な生活環境 高根竜良川沿い桜の会、もみじの里が植栽および を創出し郷土愛の持てる地域を築きま 剪定、草刈りを実施した。 す。 - 10 - 都市整備課 環境目標C 個別目標 きれいな星空のまちをつくる C-1 自動車の排気ガスを減らそう ◆点検・評価指標 公用車燃料使用 量(ガソリン) 公用車燃料使用 量(軽油) 公用車燃料使用 量(LPG) 公用車燃料使用 量(合計) 平成 24 年度 平成 23 年度 72,784 L 75,634 L 前 年 度 評価 と の比較 3.8%減 公用車燃料使用量は、軽油につい 30,542 L 28,023 L 9.0%増 5,453 5,984 L 8.9%減 109,641 L 0.8%減 ては前年度より増加したが、ガソ リン、LPGは減少した。 軽油の増加は、観光PRや支援活 L 動のため、遠方への車両使用が主 な要因となっている。 108,779 L ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 公用車燃料使用量 基準値(年度) 目標値(年度) 104,813 L(H21) 100,665 L(H27) 課題 対応 ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 自動車の走行による エコドライブ、アイド 第二東名高速道路や、 交 通 安 全 教 室 に 合 わ 排気ガス排出量の削 リングストップを実践 その幹線道の整備に 減 し、環境に配慮した運 より、自動車交通量の 進 を し て い く と と も 転が心掛けられてい 増加が見込まれる。 せエコドライブの推 に、公共施設や宿泊施 設等への充電施設の る。 設置促進を図る。 自動車以外の交通手 市民や事業者が公共交 公共交通の利用者は 段の利用促進 通機関や自転車等を積 年々減少傾向にあり、 通協議会において、生 極的に活用し、自動車 利用者の減少は、路線 活 交 通 ネ ッ ト ワ ー ク をできるだけ使わない の休廃止や減便など ようにしている。 につながり、それがま 者 ニ ー ズ に 応 じ た 地 御殿場市地域公共交 計画の策定など、利用 た利用者の減少を招 域公共交通体系の構 いてしまう。 築を図るとともに、道 路の整備に当たって は自転車歩行者道の 設置を推進していく。 - 11 - ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 担当課 バス交通活性化対策事業 地域公共交通協議会を3回開催し各路線の改善策 公共交通を促進し、利用者の利便性を図 について検討した。事業者が単独で継続すること ります。 が困難なバス路線への補助、定期券やバス路線図 企画課 を紹介したチラシの全戸配布を行った。 個別目標 C-2 エネルギーを有効に利用しよう ◆点検・評価指標 平成 24 年度 平成 23 年度 前 年 度 高効率給湯器への付け替えが減少 太陽光発電等 新・省エネルギー 機器設置費補助 評価 と の比較 していく一方、太陽光発電システ 2,639 件 2,259 件 380 件増 ムの設置は年々増加している。今 後も市民の環境意識向上により普 件数(累計) 及拡大が見込まれる。 ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 基準値(年度) 目標値(年度) 太陽光発電等新・省エネルギー機器設置費補助件数 1,228 件(H21) 4,643 件(H27) ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 課題 対応 省資源・省エネルギー エネルギーの有効利用 年々設置費の低コス 国や県の動向を引き の推進 や省エネルギー活動が ト化がされているも 続き注視し、市民等へ 積極的に行われ、省エ のの、なお財政的負担 の 情 報 提 供 を 行 う と ネ住宅・省エネ事業所 を懸念する市民が少 がたくさんある。 なくない。更なる補助 の 拡 大 等 に つ い て 検 制度の検討が必要。 ともに、補助対象機器 討を進めていく。 エネルギー転換の推 各家庭や事業所におい 当市の気候・地理的条 市 民 満 足 度 調 査 等 を 進 て、太陽光などの自然 件等に適した再生可 通し市民の声を広く エネルギーが積極的に 能エネルギーの検討 聴くとともに、先進都 利用されている。 が必要。 市の視察等を行い、当 市に適した再生可能 エネルギーの導入に ついて調査・研究を行 う。 - 12 - ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 担当課 省エネルギー機器等設置補助事業 新エネ・省エネ機器の設置者へ補助金を交付。平 環境への負荷が少ない新エネルギー・省 成24年度は380基(うち太陽光発電208基, エネルギーの地域における導入を積極的 太陽熱18基,エコキュート53基,エコジョー に奨励します。 ズ94基,エコフィール7基)の設置があった。 個別目標 C-3 環境課 身近な大気をきれいにしよう ◆点検・評価指標 二酸化硫黄 年平均濃度値 浮遊粒子状物質 年平均濃度値 二酸化窒素 年平均濃度値 平成 24 年度 平成 23 年度 0.003ppm 0.002ppm 前 年 度 0.001 増 二酸化硫黄・浮遊粒子状物質・二 酸化窒素の3物質については、環 0.019ppm 0.018ppm 0.001 増 境基準を達成したが、光化学オキ シダントについては、昨年に続き 0.014ppm 0.015ppm 0.001 減 未達成となっている。全国の測定 箇所でも、ほぼ基準値を上回る結 光化学オキシダ ント(昼間) 評価 と の比較 0.025ppm 0.027ppm 0.002 減 年平均濃度値 果となっており、引続き監視が必 要となる。 ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 大気汚染に係る環境基準達成率 基準値(年度) 目標値(年度) 75%(H21) 100%(H27) ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 課題 対応 有害物質や化学物質 化学物質や有害物質の 過年新たに環境基準 県外および県内の測 の管理・削減 使用量を把握され、環 が設定された、微小粒 定結果を注視し、変化 境にやさしい物質への 子状物質(PM2.5)に が 見 ら れ れ ば 県 と 連 代替や使用量の削減が ついて、国内の各地で 携を取り、広報等を使 継続的に行われてい 基準値を上回ったこ る。 とから、今後の測定体 起を行う。また、更な 用し市民への注意喚 制と緊急時の連絡体 る監視体制の構築を 制の構築。 目指し、測定器の設 置、更新について県と 協議を行う。 - 13 - ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 担当課 大気汚染監視事業 市役所敷地内の測定室で常時監視を実施し、測定 環境汚染の実態把握により、大気環境の データの解析、県へのデータ報告を行った。二酸 保全を図ります。 化硫黄、浮遊粒子状物質、二酸化窒素については、 環境課 環境基準を達成したが、光化学オキシダントにつ いては、未達成となった。 環境目標D 個別目標 緑と生きものの調和をつくる D-1 森を守ろう ◆点検・評価指標 平成 24 年度 平成 23 年度 前 年 度 評価 と の比較 樹種転換については、該当区域が 樹種転換面積 550 ㎡ 1,200 ㎡ 650 ㎡減 やや狭小だったため、減少。 間伐事業については、 「 間伐促進強 化事業」「森の力再生事業」「森林 環境保全直接支援事業」等各種事 間伐実施面積 164.79ha 38.92ha 125.87ha 増 業の増加により大幅な増となっ た。 ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 基準値(年度) 目標値(年度) 1,284ha(H21) 1,474ha(H27) 目標像 課題 対応 森林浴を楽しめるよう 生活様式の変化によ 乙女森林公園や市民 に遊歩道が整備され、 り、市民が森林と接す の 森 と し て 整 備 さ れ 市民が森林の大切さを る機会が減少してい たフォレスト乙女等 認識し、次世代にその る。 を適正に維持管理す 間伐実施面積(累計) ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 森林の保全・活用 存在や大切さを伝えて るとともに、自然環境 いる。 の中での体験イベン ト等を通し、森林の大 切さを伝えていく。 - 14 - 御殿場市公共建築物 森林の適正な管理の 樹種転換や間伐など、 戦後一斉に植林され 推進 適正に保護・手入れが た多くの森林は、利用 等 の 木 材 利 用 推 進 プ され、森林が持つ機能 時期を迎えているが、 ランに基づき、各部局 が充分発揮されてい 木材価格の低迷や作 る。 業コストから、林業者 を推進するとともに、 の協力が得にくい。 で積極的な木材利用 事業所への木材利用 の支援、森林資源の地 産地消に努める。 ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 担当課 林業振興事業 樹種転換事業により、御殿場市永塚地内において 自然林の再生を進め、森林の持つ水源の スギ林を伐採し、コナラを植栽した。 涵養及び生活環境の保全、保健休養等の 御殿場市間伐強化促進事業により、スギ・ヒノキ 多目的機能の充実に努めます。 林の間伐を9.43ha行い、森林整備の推進を 農林課 図った。 林道整備事業 林道通行の安全を確保するため、視距の支障とな 森林作業の効率化を図り、森林の保全、 る草木を刈払った。また、平成25年度から林道 森林の多目的機能を増進します。 沢入線の舗装工事を開始するため、路床の強度試 農林課 験を実施した。 森の力再生事業 森林組合及び林業事業体により、3箇所 整備困難で荒廃した森林の間伐を実施 (3件)で23.03haの森林整備(間伐)が実 し、 「森の力」を再生させます。 施された。 個別目標 D-2 農林課 うるおいある緑をつくろう ◆点検・評価指標 平成 24 年度 平成 23 年度 前 年 度 評価 と の比較 登録団体数は微増となったが、公 緑化推進団体数 163 団体 159 団体 4 団体増 共緑化用花苗配布事業による花苗 要求数は前年より少し減少した。 ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 緑化推進団体数 - 15 - 基準値(年度) 目標値(年度) 130 団体(H21) 170 団体(H27) ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 緑化の推進 目標像 課題 対応 市街地においても、住 公共緑化用花苗配布 グリーンバンクの種 宅地の近くに緑地やフ 事業において、緑化団 子・球根配布事業で不 ラワーロードなどがあ 体の要望数の7割程 足分を補うとともに、 り、四季を感じること 度の配布に限られて 子供の誕生記念樹の ができる街路樹が整備 いる。 配布、地域と連携した 植栽を進める。 されている。 環境と調和した農業 環境と調和のとれた農 農業者の高齢化が進 北駿若手担い手交流 の展開 業生産への取り組みが む中で、若い世代の担 会 事 業 の 支 援 を 行 う 持続的に行われてい い手育成。 とともに、地域資源を 活用した農業体験事 る。 業や親子農業体験教 室を実施し、地域農業 の活性化を図る。 ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 農業経営基盤強化促進事業 国が推進する「人・農地プラン」プラン策定に先 担い手農家へ農地を集積することによ 立ち、御殿場の農業の将来(人と農地の問題)に り、農地の遊休化を防止し、農地の有効 関するアンケート調査を行い、部農会員等の約 利用及び保全を図ります。 2800人に対しアンケートを行った結果、7割 担当課 農林課 の方から回答があり、プラン策定に役立てた。農 業委員会においては1ヶ月にわたり利用状況調査 (農地パトロール)を行った。 農業振興地域整備計画事業 農業振興地域の整備に関する法律に基づ き、市の計画を策定し、農業振興の基盤 となる農用地の確保を図ります。 農業振興地域整備計画に基づき農業振興地域整備 促進協議会を2回開催し、随時変更を2回開催し、 農林課 6件の変更について協議を行った。 グリーンツーリズム推進事業 農業体験を通して農業への理解、活性化 トウモロコシの種まきを始めとする15事業を実 を推進し、自然環境保全の意識を高めま 施し、1,184人の参加があった。 農林課 す。 水田農業構造改革事業 国の推進する農業者戸別所得補償の円滑な実施を 農業経営者の生産活動意欲を醸成し、持 目指すため、関係事務の的確な遂行を行った。ま 続的な農業の振興を図ります。 た、米の需給調整等に取組む部農会等へ助成を行 った。 - 16 - 農林課 御殿場小山中核農業者会事業 水稲部会等の13部会が地産地消に向けた各種イ 農業経営の安定と地域農業の振興に努 ベントに出店し、消費拡大のPRに努めた。また、 め、行政との連携による地域農業の活性 農産物のブランド化推進の一環で茶生産部会の 化を目指します。 「富士山頂熟成茶」の商標登録の申請を行った。 中山間地域直接支払制度事業 国の交付金を有効活用し、印野落合沢向団地 中山間地域における農業の多面的機能の 17.8ha、玉穂中畑上合地区、中畑鍋東 確保、農地の保全を図ります。 8.4haの農地保全活動に努めた。 県営ほ場整備事業 御殿場かがやき地区:89.0ha完成 農作業の効率化、農業生産コスト削減を 高根西部山之尻地区:補完工事・敷砂利工事 目指して、大型機械での農作業を可能に 高根西部塚原地区:20.1ha するため、農業基盤整備を進めます。 (計26.3ha) 農林課 農林課 農林課 御殿場深沢地区:8.7ha 市単独農業施設等整備事業 年度計画及び応急対応により用水路等の修繕箇所 農業用施設の機能維持、災害被害の軽減 42箇所、改修工事2箇所、施設管理等委託14 農林課 のため、改修工事及び修繕を実施します。 件を実施した。 緑のネットワーク事業 印野地先市道0237号線沿線6,000㎡区間 緑の並木を作ることにより、潤いと安ら の草刈り作業と桜などの枝剪定を行った。 都市整備課 ぎのある街をつくります。 富士山桜いっぱいまちづくり推進事業 誕生記念樹として計78本の桜の苗木配布を行っ 市民の憩いの場の形成とともに、魅力あ た。 都市整備課 る景観形成を推進します。 緑きらきら推進協議会運営事業 緑化フェア開催、花壇コンクール、緑の募金運動、 市民及び関係団体が相互協力し、花と緑 緑の情報コーナー更新(PC)を実施、花苗を春秋 に包まれた潤いと親しみのある緑豊かな の2回に分けて135団体に約60,000株配 住み良い御殿場市の実現を目指します。 布した。 グリーンバンク関連事業 春は種子・球根・緑化木を72団体に、秋は種子・ 緑のあふれる安らぎとうるおいの街づく 球根を110団体に配布した。 都市整備課 都市整備課 りを進めます。 バラのまちづくり推進事業 市内へのバラの普及のため、市民を対象にバラの 富士山を背景とした美しい景観形成及び 育て方講習会等を4回開催し、計96人の参加が 農地の有効利用を図ります。 あった。 - 17 - 商工観光課 個別目標 D-3 生きものが暮らしやすくしよう ◆点検・評価指標 平成 24 年度 平成 23 年度 前 年 度 評価 と の比較 毎年実施している観察会でみられ る個体数は、気候等によって変動 トンボ池で観察 されたトンボの 48 種類 48 種類 増減なし 種類数(累計) はある。また、種によって生息し やすい環境が違うため、時間をか けた継続的な維持・整備が必要で ある。 ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 基準値(年度) 目標値(年度) トンボ池で現在までに観察されたトンボの種類数 48 種(H21) 48 種(H27) ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 課題 対応 多様な生きものが生 人が自然とふれあえる 都市化が進むなか、傷 鳥獣保護員や猟友会、 息できる環境の確保 里山の保全・復元が図 病鳥獣や有害鳥獣の と動植物とのふれあ られ、動植物の生息地 増加、外来種による問 保護や適正化を図り、 いの創出 が守られている。 題など生態系にも少 多様な生態系の確保 なからず影響が出て に努めるとともに、地 いる。 域と連携した里山の 関係機関等と連携し 保全等を推進してい く。 ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 野生生物保護事業 傷病鳥獣等を34頭保護。保護後に山林へ放獣。 傷病鳥獣の保護等、野生生物の良好な環 鳥類については鳥獣保護員に保護を依頼し、回復 境を維持します。 後放鳥。 農地・水・農村環境保全向上活動支援事 生き物環境の保全として、広報・啓発活動、地域 業 住民等との交流活動を実施。農用地等を活用した 地域ぐるみで生態系や景観など農村環境 農村景観保全活動として、花苗植栽作業、竹狩り、 の保全を図ります。 草刈り作業等、また農道や水路の整備、改良を実 施。 - 18 - 担当課 環境課 農林課 環境目標E 個別目標 人と水の調和をつくる E-1 水の循環をよくしよう ◆点検・評価指標 平成 24 年度 平成 23 年度 前 年 度 評価 と の比較 有収率は、有収水量の年間配水量 有収率(配水量に に対する割合を示しており、前年 対し実際に使用 83.4% された水量の割 83.0% 0.4%増 度より0.4%改善されたが、県 内平均は、86.1%であり県内 合) 的には、低い水準にある。 年平均地下水位 静岡県観測井 (大坂深井戸) 1.31mの増となっているが、 307.20m 305.89m ※23 年度 ※22 年度 1.31m増 降水量の増加により、一時的に水 位が上昇している可能性もあるた め、今後も継続監視の必要がある。 ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 基準値(年度) 目標値(年度) 有収率(配水量に対し実際に使用された水量の割合) 82.7%(H21) 87.5%(H27) 304.31m(H21) 305m(H27) 年平均地下水位 ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 課題 対応 水の循環利用の促進 水資源の保全について 有収率(配水量に対し 水 道 管 に つ い て 配 水 および地下水利用量 の意識が高く、家庭や 実際に使用された水 の削減 事業所において、節水 量の割合)が、県内平 計画的に年間約 や再生水の利用が積極 均より低い水準にあ 100㎞の漏水調査 的に行われている。 る。 を実施し、随時漏水箇 ブロック化等を行い、 所の修繕を行い有収 率の向上に努める。 地下水保全の促進 地下水の有効活用が図 地下水の採取に関し られ、良質で安定した ては、要綱に基づく自 効 活 用 の 両 立 を 図 る 地下水源が確保されて 主規制のため、法的な ため、県及び周辺市町 いる。 規制はかけられず、水 と 地 下 水 分 布 と 利 用 地下水障害防止と有 源買収等の問題に対 可能量の把握及び地 し、対応が困難とな 下水の管理体制とそ る。 の手法の検討を行う。 - 19 - ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 担当課 水道整備事業 老朽管の更新2路線及び耐震管の布設1路線実施 安定した水道水の給配水により水資源の したほか、配水管の布設替及び滅菌器1箇所更新 有効利用を図ります。 した。また、上水貯水槽について、8件の申請に 水道工務課 基づき現地検査を実施した。 土地利用指導事業 平成24年度土地利用事業審査件数22件。防災 周囲の自然環境に調和した建築物、自然 調整池の底盤に浸透用穴の設置を、舗装について 環境の保全を図ります。 は、浸透用舗装を積極的に使うよう指導した。ま 都市計画課 た、地域に適した樹木での緑化推進を指導した。 地下水保全事業 月1回市内5箇所の観測井戸の地下水位の測定を 地下水の水質汚濁に係る環境基準の達成 実施。また、9箇所の地点において有機溶剤調査 及び安全水位の確保を図ります。 を実施し、現状を把握。揚水設備の設置や変更に ついて、御殿場市地下水の採取に関する要領に基 環境課 づき、5件の届け出を受理。揚水施設新設に関す る問い合わせ等に随時、指導・助言を行った。 個別目標 E-2 水をきれいにしよう ◆点検・評価指標 平成 24 年度 平成 23 年度 前 年 度 評価 と の比較 汚水処理人口普及率は、増加して 汚水処理人口 普及率 57.90% 53.01% 4.89%増 いるものの、生活排水処理基本計 画の目標値をわずかながら達成し ていない。河川の環境基準達成度 については、全測定箇所で環境基 河川の環境基準 達成度 100% 92.8% 7.2%増 準を満たしたが、基準値を超過す る測定月もあるため、引き続き監 視・対応が必要である。 ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 基準値(年度) 目標値(年度) 汚水処理人口普及率 48.67%(H21) 65%(H27) 河川の環境基準達成度 85.7%(H21) 100%(H27) - 20 - ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 課題 対応 生活排水および事業 生活排水や事業所排水 下水道供用エリアで 臨戸による啓発活動 所排水の適正処理の が適正に処理され、河 の未接続及び浄化槽 を行うとともに、県や 推進と意識の向上 川がきれいな状態を保 の法定検査の受検率 関係機関と連携し、浄 っている。 が低い。 化槽設置者に対し、法 定検査の受検など適 切な維持管理の指導 に努める。 ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 下水道整備事業 御殿場、西田中、北久原地区において 市街地の生活環境の改善や生活排水による河 延長L=2.5km 面積A=11.9ha 川汚濁の未然防止を図ります。 の管渠整備を実施した。 担当課 下水道課 浄化槽設置事業 市内に設置した浄化槽(5人槽:77基 6~7人槽: 下水道課 生活排水による公共用水域の水質汚濁の防止 68基 8~10人槽:19基)に補助金を交付した。 を図ります。 公設浄化槽整備推進事業 条例制定、規則制定、特定地域の指定、内規等の整備調 下水道課 河川水質の改善及び流水量の確保、水環境の 整を行った。また、関係団体との連絡会議を実施した。 保全を図ります。 河川環境調査事業 月1回、黄瀬川水系7箇所、鮎沢川水系7箇所で環境調 事業排水及び家庭排水による公共用水域の水 査を実施。測定地点14箇所全てで環境基準を達成し 環境課 質汚濁状況を把握し、河川環境の保全に努め た。 ます。 個別目標 E-3 心やすらぐ水辺をつくろう ◆点検・評価指標 平成 24 年度 平成 23 年度 前 年 度 整備可能な適正箇所がなく、整備 多自然型川づく り整備箇所数(累 評価 と の比較 12 箇所 12 箇所 増減なし 計) は未実施となっているが、既整備 箇所について清掃等の維持管理に 努めた。 - 21 - ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 多自然型川づくり整備箇所数(累計) 基準値(年度) 目標値(年度) 10 箇所(H21) 10 箇所(H27) 課題 対応 ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 水とふれあえ、生きも 川や水辺に、魚や水草 市内の河川の特徴上、 地 域 住 民 や 環 境 保 全 のがすみやすい水辺 などが見られ、場所に 多自然型川づくりに の整備 よってはホタルを見る は、不向きなところが により、水辺の美化等 ことができ、人が集ま 多く、整備後の安全確 に努め、心やすらぐ水 り憩いの時を持てる場 保には特別な維持管 所がある。 理が必要になる。 団体との連携や支援 辺の創出を図ります。 ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 御殿場市水質保全協議会事業 水質汚濁の防止及び環境保全の促進を図 ります。 取組状況 担当課 河川美化啓発事業として清掃活動、立て看板の修 理・設置、魚の放流、蛍の鑑賞会、水生生物観察 会、蛍の幼虫放流等を実施。また研修としてホタ ルの里の視察を実施したほか、イベントに参加し 環境課 簡易水質検査の実験を通し、水質保全に対する意 識の高揚を図った。 河川清掃支援事業 環境美化活動を実施した区に対して、奨励金を交 環境美化活動の一環として、各区が行う 付。市内各区にて137回実施。35,230人 河川清掃活動を支援します。 が参加した。 河川改修事業 水上川・南原排水路で改修を実施した。 浸水被害、沿岸浸食等災害防止のため未 環境課 土木課 改修河川の整備を進めます。 道路・河川等の清掃事業 岩の沢親水公園外1河川で河川清掃及び環境整備 道路排水の機能確保と、河川環境の改善 を委託により実施した。 土木課 を図ります。 河川整備事業 対象河川事業なし。 多様な動植物の生態系を維持しながら、 土木課 市民が楽しむことのできる水辺空間を創 造します。 - 22 - 環境目標F ごみを活かすまちをつくる 個別目標 F-1 ごみの発生量を減らそう ◆点検・評価指標 平成 23 年度 平成 24 年度 前 年 度 評価 と の比較 ごみの総排出量、市民一人当たり ごみ総排出量 30,977t 30,826t 0.5%増 のごみ排出量は、前年度と比較し て増えている。また、一般廃棄物 市民一人一日当 りのごみ排出量 942.3g 936.5g 0.6%増 処理基本計画の平成24年度目標 値を達成していない。 ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 ごみ総排出量 市民一人一日当たりのごみ排出量 基準値(年度) 目標値(年度) 30,375t(H21) 28,900t(H27) 924g(H21) 890g(H27) ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 課題 対応 市民生活および事業 ものを大切にするとい 一般廃棄物処理基本 水切りコンテストや 活動におけるごみ減 う意識を持って行動 計画の見直しをした 出前講座の実施など、 量活動の促進 し、再利用や水切りな が、旧計画より厳しい 啓 発 を 積 極 的 に 行 う ど、ごみの減量化に努 目標値を設定してお めている。 り、更なる減量化事業 して、減量・資源化計 とともに、事業所に対 の推進が必要となる。 画の提出を求め、排出 ごみの定期的な検査 を行う。 ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 生ごみ減量事業 平成24年度生ごみ処理容器等購入事業補助金実 生ごみの減量化・資源化を図ります。 績 25件 483,000 円 ・生ごみ回収量(有機資源循環事業) 家庭系 171,175kg 事業系 413,520kg - 23 - 担当課 環境課 個別目標 F-2 リサイクルを進めよう ◆点検・評価指標 平成 24 年度 平成 23 年度 前 年 度 評価 と の比較 前年度と比べて資源ごみの排出割 合は減少したが、近年増えている 家庭系ごみ 18.0% リサイクル率 19.9% ホームセンター等の古紙回収や資 1.9%減 源回収団体等の回収量が含まれて いないため、必ずしもリサイクル 率が減少しているとは限らない。 ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 基準値(年度) 目標値(年度) 家庭系ごみリサイクル率 21.7%(H21) 22.2%(H27) ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 課題 対応 資源循環型社会の構 市民・事業者がごみの 資源となる物の分別 随時、新規の店舗等に 築 分別排出を心掛け、資 周知や新たな資源と 回収ボックス設置等 源として回収されるよ なる物の回収方法や をお願いし、回収拠点 う努めている。 回収場所等の検討な 数を増やしていくと どが必要となる。 ともに、回収品目自体 も関係機関と調整し、 更なる資源化を図る。 ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 担当課 放置自転車対策事業 良好な都市環境を保持するため、指導啓発や関係 駅前周辺の駐車秩序と美化等及び、資源 機関との共同パトロール等を実施した。また、撤 くらしの の有効利用を図ります。 去した放置自転車についてもリサイクルに向け関 安全課 係課と調整をしている。 資源回収奨励事業 御殿場市資源回収奨励金交付要綱により、回収し ごみの減量化に伴う処理経費の節減並び た資源ごみ1㎏当たり10円の奨励金を交付。平 に環境美化及び資源有効利用に対する市 成24年度は、資源回収実施団体数 84団体、 民の高揚を図ります。 回収した資源ごみ 1,283,929kg。 - 24 - 環境課 再資源化処理事業 平成24年10月から新たに使用済小型家電の回 ごみの資源化を図ります。 収を開始。 蛍光管回収量 3,350kg トレイ回収量 環境課 8,058kg ペットボトル回収量 183,060kg 小型家電回収量 61,670kg 建設リサイクル法に関する事業 (建築物)平成24年度は215件の届け出があ 再生資源の十分な利用及び廃棄物の減量 った。適宜パトロールを行い、標識未設置等の指 等を通じて、資源の有効利用の確保及び 導を行った。 廃棄物の適正な処理を図ります。 (建築物以外)平成24年度は、69件の届出を 建築住宅課 都市計画 受付し、内容を確認後県へ報告を行った。 個別目標 F-3 ごみの適正処理を進めよう ◆点検・評価指標 平成 24 年度 平成 23 年度 前 年 度 評価 と の比較 不法投棄発見数は、前年度と比べ 不法投棄対応率 100% 100% (161 件) (186 件) 増減なし 25 件の減となっているが、着実な 減少化を図るため、更なる監視体 制の強化が必要となる。 ◆御殿場市環境基本計画環境指標 指標 不法投棄対応率 基準値(年度) 目標値(年度) 100%(H21) 100%(H27) ◆基本施策と今後の課題・対応 基本施策 目標像 課題 対応 適正なごみ処理体制 ごみ処理総合施設の運 現在ごみの分別が市 市民懇話会や審議会 の確立 用に向けて、市町同じ 町異なるため、変更後 を開催し、新しい焼却 ごみの分別区分や有害 の住民周知や新たな 施設の完成に合わせ ごみの適正処理、資源 分別パンフレットの て小山町と指定ごみ になる物の分別回収を 作製等や市町間の調 袋の統一、分別方法等 強化する。 整が必要。 について、また資源ご みの取扱品目等につ いて、検討を行う。 - 25 - 不法投棄の防止 不法投棄パトロールの 不法投棄は、一度行わ 地 権 者 に 対 し て 投 棄 強化や環境美化を図り れると周辺の生活環 を未然に防止するた 不法投棄されにくい環 境に重大な悪影響を めの啓発活動や、静岡 境を維持する。 与え、更なる不法投棄 県不法投棄監視員、ご を招くことにもなる み減量等推進員、NP ため、早期の発見と、 O 法 人 等 と の 連 携 に 適切な土地管理が必 よるパトロール活動 要。 を推進していく。 ◆御殿場市環境基本計画に基づく実施事業の取組状況(平成24年度実績) 施策項目 取組状況 指定ごみ袋作成等事業 ごみの分別・減量化を図るため、指定ごみ袋を配 ごみの減量化及び分別の徹底を図りま 布(1人世帯70枚、2人以上世帯140枚まで す。 は無料配付) 。平成24年度の取扱実績 担当課 環境課 384,775組(1組10枚)うち有償分 7,046組。 廃棄物処理施設検討事業 平成24年度 1 件実施。 市内に設置する廃棄物処理施設につい 環境課 て、必要な施設か審査・検討を行います。 不法投棄監視及び指導パトロール事業 毎日パトロールを実施(休日等を除く) 。年2回程 不法投棄を防止し、環境美化を図ります。 度県と合同パトロールを実施した。 - 26 - 環境課
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