Page 1 - 1 - キリスト者学生会北陸地区協力会 NEWS LETTER 2012.7

キリスト者学生会北陸地区協力会
NEWS LETTER 2012.7
No.45
発行日/2012 年7月 発行責任/北陸地区協力会 編集/北陸地区卒業生会
KGK 北陸地区公式 HP アドレス:http://church.ne.jp/kgk-hokuriku/
◆ 一人の力 ◆
大内正(富山福音キリスト教会 牧師)
日頃から学生たちが KGK の交わりに入れてもら
って、感謝しています。その中での交流を通して育
まれているのだと思います。彼らは学業やバイトに
はげみつつも教会の奉仕を積極的に行ってくれて
います。この者は牧師になる前は、KGK 活動とは
ほとんど関わりがありませんでしたが、間接的にそ
の活動を 1 教会員として見せていただきました。
私は新潟県高田市(現在の上越市)にあります高
田聖書教会で宣教師の先生が行っていた英語聖書
クラスから導かれ、クリスチャンになりました。そ
の当時宣教師の先生と日本人の先生が協力して牧
会伝道がなされていて、両方の先生たちから良い影響を受け、育ててもらいました。当時
は新潟大学高田分校が高田市にはありましたが、クリスチャン学生は、高田聖書教会には
誰もいませんでした。学生が与えられるようにといった祈りを、宣教師の先生や牧師先生
が捧げ続けておられたのだと思います。
そしてある年、主が一人のクリスチャン学生を長野県から送ってくださいました。おと
なしそうな学生でしたが、毎週の礼拝に忠実に出席されていました。彼女は大学の女子寮
で生活していましたが、彼女の姿に影響を受けて、単なる好奇心?いや真剣に求めて?本
当のところはわかりませんが、歩いて10分ほどと比較的教会が女子寮から近かったせい
もあってか、同じ女子寮の仲間たちが次々と教会に来るようになりました。教会の中にも
青年たちがいて、何かしら活動を行っていましたので、うまく交わりに入れたようです。
とにかく学生たちが与えられ、次々と信仰決心に導かれていきました。当時聖公会の信者
だった教授が学内におられ、宣教師の先生が英語教師として、教えていましたので、学内
活動も行われました。毎日屋上で DPM(祈りの交流会)は大きな励ましの時だったようです。
とにかくクリスチャンとなった学生たちはパワフルで、状況が今と違うとは思いますが、
様々な活動を積極的にしてくださいました。毎週 2 回公園で開かれた早天祈祷会、不思議
と雨で中止という日はありませんでした。木曜日の祈り会の前には、聖書を読んで感じた
ところに記号をつけていくといった面白いやり方の聖書研究会。またドライブやバーベキ
ューなどの楽しい活動・・・。
KGK 活動は高田分校では行われていませんでしたが、新潟市にある新潟大学の中では
活発に行われており、自然と交流するようになりました。そしてなんと高田分校の大きな
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教室で、当時奈良女子大学教授の故清水氾先生をお招きし「太宰治と聖書」と題して講演
会を行うことが決定されました。当日は誰が来てくれるのか不安もありましたが、蓋を開
けてみると、会場は 200 人を超える超満員。一般公開もされていたので、学生ではない
私も参加させてもらい、めぐみを受けました。
長野県から高田に来てくれた一人のクリスチャン学生を通して、主は多くの魂を救いに
導き、教会を祝してくださいました。若いクリスチャンがいるだけで、教会の雰囲気は良
くなります。
このことから教えられることは、一人の存在は小さく見えても、主がお働きになると、
大きな力となる可能性があることです。導かれた学生の中の一人が私の妻となりました。
健康が支えられ、よく奉仕し、主に仕えてくれています。学生の皆さん。あなたの存在が
大きいのです。無理せず証していってください。祈りのうちに。
「あなたがたは、これらのことの証人です」ルカの福音書24章48節
KGKタイムズ
◆ 新入生歓迎会 ◆
越仲共子(K大学2年)
5 月 26 日、金沢東聖書教会にて北陸地区
KGK の新入生歓迎会が開かれました。その
ご報告をさせていただきたいと思います。
この日のプログラムは、ゲーム、賛美、高
木実主事によるメッセージ、持ち寄りの食事
会、KGK アワー。その後公園で“童心に帰
新入生歓迎会(ゲームの様子)
って”遊んだりもしました。自己紹介をし忘
れたり、持ち寄りの食事のバランスがおかしかったり(主食が少なくお菓子類が異常に多
かったんです)
、時間がかなりずれこんだりと、ちょっとしたハプニングはありましたが、
そういったことも気にならないくらい、にぎやかで楽しい会となりました。新入生同士の
仲も深まっていたようで何よりです。個人的には、新入生はもちろん、めったにお会いす
ることのない高木主事ともお話することができ、とてもうれしかったです。
高木主事のメッセージは、新入生向けかと思いきや、かなり自分にあてはまるところ、
迫ってくるところがあり心に残りました。自分の普段のスケジュールを思い浮かべ、その
中で「神様と関わっている時間」
「そうでない時間」を考える。意外と「そうでない時間」
が多いな…などとうっかり考えていたのですが、それは大きな間違いで、いつでも、どこ
でも神様を認めるべきでした(箴言 3:6)
。自分の中に無意識のうちにつくりあげてしま
った、クリスチャンモード ON/OFF の“切り替えスイッチ”のようなものを取り払い、
人の前にも神様の前にも いつも同じ、偽りのない自分でいたいと感じました。
さて、この日の参加者は 24 名、そのうち新入生(新1年生と、その他の学年で新しく
KGK 活動に参加してくれるようになった学生)は、なんと 10 名でした。見たことのな
い顔が多いのをうれしく感じたのはわたしだけではなかったはずです。会員数がただでさ
え少ないのに、今年で卒業予定の最上級生がその大半を占めている北陸地区 KGK。この
ような中でも、多くの方々の祈りと支えがあって、神様はいつも目をとめて下さっていて、
今たくさんの新入生が与えられたことを思います。本当に感謝します。先のことを考えて
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は、しなくてもよい心配をしてびくびくしていたわたしには、大きな励ましとなりました。
新入生のみなさんが引き続き、KGK につながってきてくれますように。
と、こんな偉そうなことを書いているわたしですが、ついこの間までは自身も新入生だ
ったのです。北陸地区 KGK の運営委員となり、今回もこの歓迎会の準備と運営をさせて
いただいたのですが、運営委員の仲間とともにわいわい準備をしながら思い出していたの
は去年の自分でした。たった 1 年前、新入生としてここにいた。たしか新入生は 2,3 人
で、若干緊張しつつ初めて会う同級生とはじめましてのあいさつをしたっけ。そして、歓
迎されていることはわかっていたし素直にうれしかったけれど、なぜか抱えていた漠然と
した不安。その後の KGK 活動も、なんだか常に受け身で、ぎこちなくて……。けれども
本当に不思議なことに、今私は KGK が、この北陸地区が好きで、楽しくてたまらないの
です。今思うと、ここに至るまでの、この 1 年の仲間との出会い、交わり、学び、すべて
が神様のご計画の中にあって、いつも最善のタイミングでわたしに与えられ、成長の糧と
なっていました。少しずつ成長し、前進する中で自然と増えていった KGK での奉仕も、
決して楽ではないはずなのに、今は
喜びの中本当に楽しく進められてい
ることがまた不思議です。このよう
な居場所を与えて下さった神様に感
謝しています。この日、わたしの心
の中にあった、
『KGK のみんなが大
好き!新入生が来てくれてほんとう
れしい!』という気持ちも、神様が
与えてくださった最高のプレゼント
だと思っています。
新入生歓迎会(集合写真)
卒業生のページ
◆ 「祈り」のセミナーから「祈り」の合宿へ ◆
高田光雄(K大学 07 年卒)
北陸地区KGK卒業生会役員の高田光雄です。6 月 2 日にもたれた「祈り」をテーマと
したセミナー(卒業生会主催)を開催した経緯と感想を証する役割を与えられましたので、
自分の醜さをあらわすことになるのですが、証をさせていただきます。
今年の卒業生会役員会のテーマは「祈り」である。テーマなど今まで決めていなかった
し改めて決めたわけではないのだが、明らかに役員会の思いは一致している。それは役員
会のメンバーに東北出身の栗田夫妻がいる事が大きいだろう。以下、私の視点から経緯を
報告させていただく。私の視点から語るには、少し時を遡らねばならない・・・。
もう 9 年前になるだろうか、私が大学一年の春休みの時、全国リーダー訓練会という合
宿に集った。当時私は不自由なクリスチャンであった。というのは、実家から大学に通い
同じ教会に通い続けていた私は、キリスト者として生きる喜びを味わい始めたものの、私
は周りから評価されることを嫌っていた。すなわち「変わった」「変えられた」とか言わ
れるのが私には非常に苦痛であると感じ、ふっきれないでいた。簡単にいうと反抗期のよ
うなものだ。そんな折、現在役員のメンバーの一人である栗田兄と合宿にて同室になった。
詳細は避けるが、結論から言うと彼は素直なキリスト者であった。全く熱くもない、むし
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ろひょうひょうとしているように見える。何も気負わない只のキリスト者であった。私は
不思議なことに彼のその態度によって上記の不自由さから解放された。すなわち人の評価
などどうでも良いと感じたのだ。彼にとっては現在結婚しているかおり姉との出会いの時
であったらしいので、そちらのほうが大きな思い出であることだろう。
そして時間軸は現在から約 1 年前、3・11 が起きた。北陸はたいして被害を受けなか
った。私は 7 月に向け結婚の準備をしていた。震災に浮足立ったものの、それなりに自分
に出来ることを考えたものの、放射線技師という立場上職場でも原発の話題は繰り広げら
れたものの、震災に見舞われた人々を同情の目で見たものの、人の痛みであった。そして
一月位が過ぎた時に、ともに役員を担ってくれている栗田夫妻が東北出身であることを思
い出し、そんなことすら忘れていたことを強く恥じた。もしすぐに思いだし連絡をとれば、
私にも彼の手伝いなど出来たのかもしれない。
改めて出来ることを考えた。そして結論は「祈り」であった。
今年の卒業生合宿は別紙にチラシをはさむが、
祈祷合宿である。福井県と福島県のために祈る時
を持つ。福井県はKGK活動において困難を、福
島県は震災において苦しみを持っている。その県
のためにとりあえず集まって祈りたいと思う。
顔を想像できない人のために祈ることは私には
困難だ。隣の県である福井県のためには祈れるし、
東北を地元に持つ栗田夫妻のためには祈れる。だ
が福島県のために隣人として祈ることは難しい。
しかしセミナーにおいて学んだことがある。
『迫害
者のために祈りなさい』
。全く対象は違うのだけれ
ど、私にはこの言葉から一つの共通点を示された。
すなわち祈れない人のために祈りなさいと。この
御言葉をあてはめるのはふさわしくはないと思わ
れるだろうが、私は自分本位の者であり冷たいものであるため、「祈れない人のために祈
りなさい」との言葉を頂いて、祈りの場へ強い祈り心を持って臨みたいと思っている。
◆ 幼児をもつ親の学び ◆
田島真理(T大学 08 年卒)
大学を卒業してはや4年。いま私は、主人と 5 月に 1 歳になった息子(喜人 よしと)
の 3 人で岐阜県多治見市に住んでいます。仕事は育児休暇中で、来年復帰する予定です。
子供が生まれてから幸せいっぱいと思いきや、子育ても自分の生活も思うように行かな
いことが多く、プチ悩み中・・・。特に教会生活です。子どもがいると誰しも思うことだ
と思いますが、教会に行ってもメッセージが聞けない。子どもが泣き出すのではないかヒ
ヤヒヤする。泣いている声が他の教会員の方に迷惑になっているのではないかという不安。
最終的には、私と息子は教会に何しに行っているのか?行く意味があるのか?とさえ思い
ました。息子が10か月頃までは主人の仕事が忙しく、2人きりで教会に行くことがしば
しばでした。出産後に体力がまだ戻っていない中で、首が座っていない息子・聖書・赤ち
ゃんグッズを持って教会に行くだけでも大変でした。
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私は岐阜市の芥見キリスト教会という教会に通っていま
すが、うちの息子が生まれた年から“赤ちゃんも大人と同
じように礼拝堂で礼拝に出席する”というのが教会の方針
になりました。その理由は“皆が礼拝に招かれた民”だか
らです。その方針を聞いた時は、素晴らしい!喜人にも神
様の言葉を聴かせてあげられる!(赤ちゃんには説教の言
葉は理解できないかもしれませんが、雰囲気で何かを感じ
とる力はあると思います)と思いましたが、現実はそう上
手くはいきません。母子室は授乳室という名に変わり、息
子が泣いても、私の逃げ場所(?)はありませんでした。
教会員の方は礼拝中に息子の声が聞こえたら、礼拝後に
「皆と一緒に賛美してたね」
「神様のお話に反応してたね」
など優しい言葉をかけてくれました。しかし、説教が聞け
ないことと気を遣う環境への苦痛は変わることなく、教会
生活のことを祈ることにしました。祈って半年を過ぎた頃、
「
“幼児を持つ親の学び”をしましょう。
」と牧師夫人に声
をかけて頂きました。その学びを箇条書きにして少しお分かちしたいと思います。
・環境が整っていなくても、
“捧げる”という意識をもつことが必要(前と違っても)
・周りに何か言われても“礼拝は神様が中心”
→自分が心地良いことを優先すると、子どもがうるさい等の文句が出てくる
・親が何に集中しているか子どもは気になる
→自分(子ども)ではなく、親が礼拝に気持ちが向いている姿を見るのが大事
・
“親-神様の時間”があることを子どもが知ることが出来る
この学びは、まさに神様からの回答でした。
いま息子は歩き出し、自己主張もし始めたので、更に礼拝に一緒に出席するのは大変に
なりました。しかし、この学びを毎回思い出し礼拝を捧げていきたいです。
『しかし、イエスは言われた。
「子どもたちを許してやりなさい。邪魔をしないでわたし
のところに来させなさい。天の御国はこのような者たちの国なのです。』
マタイ 19 章 14 節
会計報告 (2012,3-5)
)
つき)
≪会計担当者 渡辺敏江≫
主のお名前を賛美いたします。
6 月に入り、気候の変化が激しいこの頃ですが、北陸の皆さまいかが
お過ごしでしょうか?
さて、ご報告です。前回の祈りの課題にも書かせていただきましたが、
はじめてのこどもが与えられ、現在妊娠 6 カ月です。お腹が大きく目
立ってきました。予定日は 10 月頭。KGK 主事規定に従い、9 月から
産休・育休をとらせていただく予定です。現在事務局内では、様々な業務の引き継ぎ・調
整を行っています。北陸地区の会計は、私の産休中は、全国事務局主事の油木桃子主事が
担ってくださいます。どうぞ引継ぎのためにお祈りください。よろしくお願いします!!
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渡辺敏江 主事ブログ:
「KGK としえもん事務局通信」
http://kgktoshiemon.blog54.fc2.com/ 検索キーKGK としえもん
油木桃子 主事ブログ:
「KGK 油木桃子主事の事務局日誌」
http://kgkaburaki.blog55.fc2.com/
検索キーKGK 事務局日誌
≪祈りの課題(会計担当から)≫
・北陸地区の経済的必要がすべて満たされるように。そのための支援者が多く与えられる
ように。
・8 月までの働き、引継ぎを誠実にスムーズに行えるように。
・主の前に夫婦で成長していけるように。健康が守られるように。
お知らせ
◆ 協力会 ◆
北陸地区協力会主催 KGK セミナー
テーマ:信仰継承 ~教会の中で、教会と共に~
講師:中谷美津雄 先生(生駒めぐみ教会 牧師)
日時:9 月 22 日(土・祝) PM1:00 ~ PM4:00
場所:高岡バプテスト教会 〒933-0013 富山県高岡市三女子 26
◆ 卒業生会 ◆
卒業生会合宿
内容:祈祷合宿…開催地の福井と被災地の福島のために祈ります
日時:10 月 7 日(日)19:00 ~ 8 日(月)11:00
場所:越前町役場 公民館 越前町生涯学習センター 糸生分館
〒916-0111 福井県丹生郡越前町小倉 89-53
参加費:社会人 4,500 円、卒業予定者 2,500 円
富山県社会人聖研
日時:毎月第3週の金曜日 PM8:30~
※ 開催場所は事前に事務所までお問い合せ下さい。
石川県卒業生会
日時:毎月第 4 週の金曜日 PM7:00 ~ ※7月から開催日が変わります!
場所:金沢東聖書教会(金沢市疋田 2-103)
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◆ 学生会 ◆
北陸地区 KGK 夏期学校
テーマ: もしこの世界に神が存在しなかったら
聖 句:神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造された
時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、
彼らに弁解の余地はないのです。(ローマ人への手紙1章20節)
講 師:岡田仰 先生(金沢独立キリスト教会 牧師)
日 程:8 月 14 日(火)~ 8 月 17 日(金)
場 所:富山県砺波青少年自然の家 〒939-1432 砺波市徳万字赤坂 17-5
参加費:13,500 円
交通費:プール制(全参加者の交通平均学から調整し、どこからでも同じ金額で参加
できるようにするシステム。石川・富山・福井の全日参加者のみに適用)
※ご都合のつく方は、諸集会に是非ご参加ください。また、諸集会の祝福のために
お祈り頂ければ幸いです。
※お問合せは北陸地区事務所まで。
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