創世記6:9 「これはノアの歴史である。ノアは、 正しい人であって、その時代にあって も、全き人であった。ノアは神とともに 歩んだ。」 「全き」=「正しい」、「義」 今日学ぶこと • 「義」ってなに? • 「義とされる」ためには? • なぜ「義とされる」ことがす べての人に大切なの? 「義」ってなに? • 道徳的に完全なことではない • 人間社会でふみ行うべき正しい道 のことでもない • 法律用語よりも当時の商業用語 申命記25:13-15 「あなたは袋に大小異なる重り石を 持っていてはならない。あなたは家に大 小異なる枡を持っていてはならない。あ なたは完全に正しい重り石を持ち、完全 に正しい枡を持っていなければならない。 あなたの神、主があなたに与えようとして おられる地で、あなたが長く生きるためで ある。」 レビ記19:36 「正しいてんびん、正しい重り石、 正しいエパ、正しいヒンを使わなけれ ばならない。わたしは、あなたがたを エジプトの地から連れ出した、あなた がたの神、主である。」 その他の箇所 • 「欺きのはかりは主に忌みきらわれる。正 しいおもりは主に喜ばれる。」 箴言11:1 • 「正しいてんびんとはかりとは、主のもの。 袋の中の重り石もみな、主が造られたも の。」 箴言16:11 • 「正しいはかり、正しいエパ、正しいバテを 使え。」 エゼキエル書45:10 ミカ書6:11 「不正なはかりと、欺きの重り 石の袋を使っている者を罪なしと することがわたしにできようか。」 義とされるには? • 義の基準を満たすこと 神の期待 自分たちの 状態 神の期待 • 道徳的な行ないで神と同じ基準に 達することではない –「私たちはみな、汚れた者のようになり、 私たちの義はみな、不潔な着物のよう です。私たちはみな、木の葉のように 枯れ、私たちの咎は風のように私たち を吹き上げます。」 イザヤ書64:6 神の期待 • 道徳的な行ないで神と同じ基準に 達することではない • 神がノアに救いの手段を約束した ように、自分たちに約束された救 いの手段を信仰によって受け入れ ること ローマ3:21-22 「しかし、今は、律法とは別に、し かも律法と預言者によってあかしされ て、神の義が示されました。すなわち、 イエス・キリストを信じる信仰による神 の義であって、それはすべての信じる 人に与えられ、何の差別もありませ ん。」 ローマ4:2-5 「もしアブラハムが行ないによって義と 認められたのなら、彼は誇ることができます。 しかし、神の御前では、そうではありません。 聖書は何と言っていますか。『それでアブラ ハムは神を信じた。それが彼の義と見なされ た。』とあります。働く者のばあいに、その報 酬は恵みでなくて、当然支払うべきものとみ なされます。何の働きもない者が、不敬虔な 者を義と認めてくださる方を信じるなら、その 信仰が義とみなされるのです。」 義とされることとは? • 神と霊的に和解できる • 「和解」= 争っていたもの、反発し あっていたものが仲直りすること。 • クリスチャンの救いの一面は、神と 和解することによって神の敵でなく なること ローマ5:1、6-11 「ですから、信仰によって義と認 められた私たちは、私たちの主イエ ス・キリストによって、神との平和を 持っています…私たちがまだ弱かった とき、キリストは定められた時に、不 敬虔な者のために死んでくださいまし た…」 ローマ5:1、6-11 「…正しい人のためにでも死ぬ人はほと んどありません。情け深い人のためには、進 んで死ぬ人があるいはいるでしょう。しかし 私たちがまだ罪人であったとき、キリストが 私たちのために死んでくださったことにより、 神は私たちに対するご自身の愛を明らかに しておられます。ですから、今すでにキリスト の血によって義と認められた私たちが、彼に よって神の怒りから救われるのは、なおさら のことです。…」 ローマ5:1、6-11 「…もし敵であった私たちが、御子の 死によって神と和解させられたのなら、 和解させられた私たちが、彼のいのちに よって救いにあずかるのは、なおさらの ことです。そればかりでなく、私たちのた めに今や和解を成り立たせてくださった 私たちの主イエス・キリストによって、私 たちは神を大いに喜んでいるのです。」 ノアの義 「信仰によって、ノアは、まだ見て いない事がらについて神から警告を 受けたとき、恐れかしこんで、その家 族の救いのために箱舟を造り、その 箱舟によって、世の罪を定め、信仰に よる義を相続する者となりました。」 ヘブル11:7 ノア時代と現代の共通点 • 罪は神を悲しませる • 神は悪を正しく罰する計画をされ ている • ノアの時代のように罪を赦され、 救われることができる救いの手段 (救い主に対する信仰)を用意さ れているが、その救いは期間限定 まだクリスチャンではないひとへ • キリストに対する信仰によって人 が神と和解できる状況が与えられ ている クリスチャンの人へ 「私は福音を恥とは思いません。福 音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、 信じるすべての人にとって、救いを得さ せる神の力です。なぜなら、福音のうち には神の義が啓示されていて、その義は、 信仰に始まり信仰に進ませるからです。 「義人は信仰によって生きる。」と書いて あるとおりです。」 ローマ1:16-17 •
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