2011 年 9 月 4 日 「洗礼の意味と恵み」マタイ28:18~20 Ⅰ 先行する神の恵み。神が私たちを愛し、御子を救い主として私たちのもとに送られました。主は、御 父に従い、私たちを心から愛して、私たちのすべての罪を背負い、十字架で死に、私たちのすべての罪 を償われました。そして死に勝利し、三日目によみがえり、今は、天で私たちの為にとりなしをされて います。また聖霊なる神は、福音を伝える人々と共に働いて下さり、私たちの罪を示し、その罪の為に 主が十字架で死なれたことと主を信じる信仰を与えて下さるのです。洗礼に至る前に、御父と御子と御 聖霊なる三位一体の神の恵みが先にあることを深く感謝しましょう。主を信じ、洗礼を受ける志は、私 たち人間の力では、生み出せないのです。すべては、神の導きと恵みです。 Ⅱ 洗礼の目的、意味 1. なぜ洗礼を受けるのでしょうか?人を喜ばすため?いいえ?主イエスが命じられたからです! 「父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け」 :19。これが一番大切な事です。洗礼を受 けることは、主なる神が命じられ、神が喜ばれることです。 2. バプテスマの動詞形の原語の意味は、 「水に浸す、つける、体を洗う」という意味です。 「父、子、 聖霊の御名によって(バプテスマを授け)」の意味。「よって」は、「の中へ」の意。つまり、父 と子と聖霊なる神との親しい交わりに入って行くというニュアンスがあります。洗礼式は、父、 子、聖霊なる三位一体の神の主権性に服すと同時に、三位一体の神との交わりに入って行く恵み の入門儀式です。※神と交わるディボーションの幸い。教会の共同体とは、そのような交わりを キリストの体なるメンバーとの交わりの中で表していくものなのです。「神は真実であり、その 方のお召しによって、あなたがたは神の御子、私たちの主イエス・キリストとの交わりに入れら れました」 (Ⅰコリ1:9)。「私たちの交わりとは、御父および御子イエス・キリストとの交わ りです」(Ⅰヨハネ1:3)。「主イエスキリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた すべてとともにありますように」 (Ⅱコリ13:13) 。 3. 洗礼は、心の中で主を信じている信仰を神と人々の前で公に告白することです。また、主を信じ て、主の十字架の血で自分の罪が洗われた(赦された)救いの事実、主を信じて聖霊が心に宿ら れ、聖霊によって霊的に主と結ばれ、十字架の主と共に霊的に死に、復活の主と共に霊的によみ がえり、新しくされ、これから新しい人生を送ることを表す聖なる儀式です。「あなたがたは、 バプテスマによってキリストともに葬られ、また、キリストを死者の中からよみがえらせた神の 力を信じる信仰によって、キリストともによみがえらされたのです」コロサイ2:12。 4. 洗礼は、神への聖なる誓いです。「バプテスマは肉体の汚れを取り除くものではなく、正しい良 心の神への誓いであり、イエス・キリストの復活によるものです」Ⅰペテロ3:21。バプテス マ、洗礼と言う儀式(洗礼の水)が、人を救うもの、肉体の汚れを取り除くものではありません。 川、海、水の温度、やり方の違い等で主の恵みは変わりません。主の十字架と復活とその主を信 じる信仰によってのみ私たちは救われます。洗礼式の大切な意義は、神への聖なる誓いです。 「私 は、父、子、聖霊なる三位一体の神を信じています。真の神のみを礼拝します。主の十字架と復 活が私の為であったことを信じています。これからも主について行きます」という誓いです。 5. 洗礼は、ゴールではなく、スタート、入門です。ですから、十分に変えられてから受けようと思 うと、いつまでも無理と思われます。そうではなく、主を信じて、準備をして( 「わたしがあな たがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい」マタイ28:20)、洗 礼を受け、一歩一歩主によって成長させられていくのです。 6. 洗礼は、主の弟子(主について行く人々、キリスト者)の集まりである教会に加わる恵みの式で す。 「彼のことばを受け入れた者は、バプテスマを受けた。…弟子に加えられた」使徒2:41。 一人ぼっちではないのです。主の教会に迎え入れられるのです。 Ⅲ 洗礼を受けてからは、互いに祈り合い、支え合いましょう。 教会は「神の家族なのです」エペソ2:19。信仰歴の長い人も、短い人も、皆、弱さや欠け、試練、 霊的な戦いがあります。牧師も宣教師も。教会は、完全な人の集まりではありません。祈り支える側 の人と祈ってもらう側の人が決まっているのではありません。ですから、互いに励まし合い祈り合い 支え合いましょう。 「互いに励まし合い、互いの徳を高め合いなさい」Ⅰテサロニケ5:11 「互いのために祈りなさい」ヤコブ5:16 励まされる御言葉→「わたしはあなたを選んで、捨てなかった。恐れるな。わたしはあなたとともに いる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の 右の手で、あなたを守る」イザヤ41:9,10 「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます」 マタイ28:20
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