A 第 号 DAS リ ー ダ ァ ス ク ラ ブ ン ョ シ レ ュ ミ シ P F 発行所 株式会社 ― (2003年)平成15年 月 日 火曜日 大阪市中央区平野町3 - 1 - 1 0 Tel :06-6209-7678 編集発行人:税理士 三輪 厚二 Fax :06-6209-8145 社長の娘に対する使用人給与 Q :私は会社経営者です。このたび私の娘 が当社で働くことになり、他の使用人と同様 の職務につかせて給与を支払っていますが、 何か問題になることはありますか。なお、娘 は商法上の役員ではありません。 A :娘さんに対する給与のうち、不相当に 高額な部分の金額は、損金となりませんので 注意してください。 【解説】 法人税では、次の①~④のいずれかにあて はまる使用人を特殊関係使用人といい、これ らの者に支給した給与や退職給与のうち、不 相当に高額な部分の金額については、損金の 額に算入できないものとされています。 ① 役員の親族 ② 役員と事実上婚姻関係と同様の関係にあ る者 ③ ①及び②以外の者で役員から生計の支援 を受けているもの ④ ②及び③の者と生計を一にするこれらの 者の親族 したがって、あなたの娘さんも特殊関係使 用人にあたりますから、支給した給与のうち 不相当に高額な部分の金額は損金となりませ んので注意してください。 なお、不相当に高額な部分の金額とは、そ の使用人の職務の内容、その会社の収益、他 の使用人への給与の支給状況、その会社と同 業同規模の他社での使用人給与の支給状況な どに照らして、相当であると認められる金額 を超える部分の金額をいいます。 リーダァスクラブFAXニュース 5 1 4 RE 2274 1994 年 1 月 6 日 創 刊 ・毎 日 発 行
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