韓国での労働組合弾圧に対し 大使館へ抗議文を提出!

〒151-0053 東京都渋谷区代々木 4-29-4 西新宿ミノシマビル2階
発行 2013 年 12 月 28 日
℡03-5371-5202
Fax03-5371-5172
発行人: 渡辺秀雄
http://www.zenkoku-u.jp/
e-Mail:[email protected]
JCUF全国ユニオン通信
NO.227
韓国での労働組合弾圧に対し
大使館へ抗議文を提出!
全国ユニオン島崎副事務局長以下 5 人は、全日本建設運輸連帯労働組合(全日建)とともに 12 月 25 日(水)
、
韓国で行われた労働組合に対する弾圧に抗議するため韓国大使館を訪れ、抗議文を提出した。
きっかけは、韓国政府が民営化に反対する韓国鉄道公社の「全国鉄道労組」がストライキを長期化させている
のは違法とし、同労組が加盟する民主労総の本部に対して、機動隊を動員して 100 人以上を連行したこと。正当
なストライキに対する前代未聞の弾圧に抗議するため、世界各国の韓国大使館に対し同様の取り組みが呼びかけ
られた。全日建を通じ全国ユニオンも、
前日 24 日に行動への参加が呼びかけ
られた。20 歳代の若年層も参加した
全日建に対し、全国ユニオンは 5 人中
4 人が 60 歳超の高齢者層だったが、
ともに抗議の声を上げた。
大韓民国
朴槿惠 大統領貴下
抗
議
文
韓国警察は 22 日、2 週間に渡りストライキを行っている鉄道労組の幹部を拘束するために民主労総本
部を強制捜査した。警察は裁判所から家宅捜索令状を棄却されたにもかかわらず、5000 名もの警察官を
動員して強引に建物に侵入し、その過程で 100 名以上の民主労総組合員が拘束されたという。かつての軍
事独裁政権を彷彿とさせるような、法を無視した恥ずべき蛮行である。
そもそも鉄道労組のストライキも法的手続きにのっとった正当なものである。にもかかわらず幹部に逮
捕令状がだされたこと自体、労働組合の団体行動権を侵害する行為であり、到底看過することは出来ない。
わたしたちは 10 年以上に渡り民主労総と交流を深めて来た。その仲間が権力による不当不法な弾圧を
受けているということに対し強く抗議する。
韓国政府はただちに民主労総そして鉄道労組に対する弾圧を中断し、謝罪せよ。応じない場合、わたし
たちはさらに連帯を強化し国際的な運動を展開せざるを得ない。
韓国政府はかつての軍事独裁政権が民衆の手によって打倒されたことを思い出さなければならない。わ
たしたちは権力による弾圧に屈することなく、勝利するまで闘いつづける。
2013 年 12 月 25 日
全日本建設運輸連帯労働組合 中央執行委員長 菊池進
全国コミュニティ・ユニオン連合会 会長 鈴木剛