(β2-MG)除去率

1)透析液水質管理状況
4)血液透析条件と各種データ
(4)透析条件とβ2マイクログロブリン(β2-MG)除去率(図表40)
グラフ34 透析時間別 β2―MG除去率
β2-MG除去率
(%)
80.0
70.0
60.0
56.7
53.4
53.4
69.2
64.9
64.8
61.5
70.0
50.0
40.0
40.0
30.0
30.0
20.0
20.0
10.0
10.0
3.0未満
3.0∼
3.5∼
56.1
58.0
4.0∼
4.5∼
5.0∼
0.0
5.5∼
160未満
160∼
180∼
透析時間(時間/回)
200∼
69.7
65.4
63.2
60.8
54.1
60.0
50.0
0.0
グラフ35 血流量別 β2―MG除去率
β2-MG除去率
(%)
80.0
220∼
240∼
260∼
血流量(mL/分)
グラフ36 ダイアライザ膜面積別 β2―MG除去率
β2-MG除去率
(%)
80.0
70.0
61.1
60.0
50.0
52.6
54.3
1.0∼
1.2∼
64.3
65.7
1.8∼
2.0∼
57.5
43.2
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
1.0未満
1.4∼
1.6∼
2
ダイアライザ膜面積(m )
グラフ 37 ダイアライザ機能分類別 β2―MG 除去率
Ǫ2-MG除去率
(%)
80.0
68.6
70.0
67.3
70.0
61.3
60.0
50.0
57.7
66.2
45.2
40.0 37.4
21.5
20.0
10.0
ヘモ
RC
M
ex
or
Bi
A
CD
A
CT
AL
EV
ES
PA
A
N
PA PEP
ダイアライザ膜種類
S
PE
PM
A
M
PS
そ
の
他
の
他
そ
層
型
RC
M
(
ダ
イア
定
積
ル
フィ
特
ダイアライザ機能分類
0.0
ター
V
IV
III
II
I
0.0
Vi
E固 PS
定
化
10.0
31.5
28.4
30.0
22.2
64.3 63.9
57.5
50.0
31.1
18.9
63.6
53.1
)
20.0
65.2
60.0
46.1
40.0
30.0
グラフ38 ダイアライザ膜種類別 β2―MG除去率
β2-MG除去率
(%)
80.0
患者調査による集計
グラフ34 集計対象:28,316人
グラフ35 集計対象:28,218人
グラフ36 集計対象:28,277人
グラフ37 集計対象:28,186人
グラフ38 集計対象:28,186人
解説
透析時間が長いほど、β2-MGの除去率は高い傾向がみられた。
血流量が多いほど、β2-MGの除去率は高い傾向がみられた。
ダイアライザ膜面積が大きいほど、β2-MGの除去率が高い傾向がみられた。
ダイアライザ機能分類別では、Ⅳ型・Ⅴ型・ヘモダイアフィルターで、β2-MG除去率が高い傾向がみ
られた。
ダイアライザ膜種類別では、PAES膜、PEPA膜、PES膜、PS膜などでβ2-MG除去率が高い傾向がみ
られた。
β2-MGの除去効率を高めるためには、低分子タンパク除去能に優れたダイアライザを選択するだけで
なく、透析時間や血流量などの基本的な条件も高くする必要性が示唆される。
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